JP2001267822A - アンテナ装置 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 移動体通信用の無線機に使用されるアンテナ
装置に関し、無線機への取付けが容易で、質量の小さい
アンテナ装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 下方に無線機の取付箇所と嵌合する所定
長さの接続部13を有する絶縁樹脂製の芯棒11と、そ
の外周に設けたアンテナ素子12と、アンテナ素子12
の下端に無線機の回路と接続される接触端子15を設
け、芯棒11とアンテナ素子12の外周を絶縁樹脂製の
カバー16で覆い、芯棒11の下方の接続部13の下端
に係止部14を備えたものであり、無線機側に設けられ
た筒状で内周にばね性を有する取付部に芯棒11の下方
に設けた接続部13を挿入することで無線機に係止固定
でき、無線機への取付け作業性を向上させると共に、接
続部13が樹脂製であることにより軽量化が図れるアン
テナ装置17を提供できる。
装置に関し、無線機への取付けが容易で、質量の小さい
アンテナ装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 下方に無線機の取付箇所と嵌合する所定
長さの接続部13を有する絶縁樹脂製の芯棒11と、そ
の外周に設けたアンテナ素子12と、アンテナ素子12
の下端に無線機の回路と接続される接触端子15を設
け、芯棒11とアンテナ素子12の外周を絶縁樹脂製の
カバー16で覆い、芯棒11の下方の接続部13の下端
に係止部14を備えたものであり、無線機側に設けられ
た筒状で内周にばね性を有する取付部に芯棒11の下方
に設けた接続部13を挿入することで無線機に係止固定
でき、無線機への取付け作業性を向上させると共に、接
続部13が樹脂製であることにより軽量化が図れるアン
テナ装置17を提供できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として携帯電話
等の移動体通信用の無線機に使用されるアンテナ装置に
関するものである。
等の移動体通信用の無線機に使用されるアンテナ装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のアンテナ装置について、図を用い
て説明する。
て説明する。
【0003】図8は従来のアンテナ装置の断面図であ
り、同図において、1はネジ部1Aを有した金属製の取
付金具で、その上部にはABS等からなる絶縁樹脂製の
芯棒2が固着されている。
り、同図において、1はネジ部1Aを有した金属製の取
付金具で、その上部にはABS等からなる絶縁樹脂製の
芯棒2が固着されている。
【0004】この芯棒2の外周には、銅線や銅合金線か
らなるアンテナ素子3が螺旋状に巻き付けられ、その下
端が、取付金具1に固定されて、アンテナ素子3と取付
金具1とは電気的に接続されている。
らなるアンテナ素子3が螺旋状に巻き付けられ、その下
端が、取付金具1に固定されて、アンテナ素子3と取付
金具1とは電気的に接続されている。
【0005】そして、このアンテナ素子3の外周部分に
は、芯棒2とアンテナ素子3を外部から被覆するために
絶縁樹脂からなるカバー4が形成され、これらの部材で
アンテナ装置5を構成している。
は、芯棒2とアンテナ素子3を外部から被覆するために
絶縁樹脂からなるカバー4が形成され、これらの部材で
アンテナ装置5を構成している。
【0006】アンテナ装置5の無線機への取付けは、ア
ンテナ装置5の取付金具1のネジ部1Aを無線機のナッ
ト部(図示せず)に締め付けて取り付けていた。
ンテナ装置5の取付金具1のネジ部1Aを無線機のナッ
ト部(図示せず)に締め付けて取り付けていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、アンテナ装置を上述のように締め付ける
必要があるため、無線機に取り付ける際の作業性が悪
く、また取付部が金属製であるため重量が重くなるとい
う問題点を有していた。
来の構成では、アンテナ装置を上述のように締め付ける
必要があるため、無線機に取り付ける際の作業性が悪
く、また取付部が金属製であるため重量が重くなるとい
う問題点を有していた。
【0008】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、無線機への取付けが容易で、かつ軽量化が図れる
アンテナ装置を提供することを目的とするものである。
ので、無線機への取付けが容易で、かつ軽量化が図れる
アンテナ装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のアンテナ装置は、下方に無線機の取付箇所と
嵌合する所定長さの接続部を有する絶縁樹脂からなる芯
棒と、その外周に設けたアンテナ素子と、そのアンテナ
素子の下端に無線機の回路と接続される接触端子を設
け、前記芯棒と前記アンテナ素子の外周を絶縁樹脂製の
カバーで覆い、前記芯棒の下方に設けた接続部の下端に
係止部を備えたものである。
に本発明のアンテナ装置は、下方に無線機の取付箇所と
嵌合する所定長さの接続部を有する絶縁樹脂からなる芯
棒と、その外周に設けたアンテナ素子と、そのアンテナ
素子の下端に無線機の回路と接続される接触端子を設
け、前記芯棒と前記アンテナ素子の外周を絶縁樹脂製の
カバーで覆い、前記芯棒の下方に設けた接続部の下端に
係止部を備えたものである。
【0010】これにより、無線機側に設けられた筒状で
内周にばね性を有する取付部にアンテナ装置の芯棒の下
方に設けた接続部を挿入することで、接続部の下端の係
止部が、無線機側の取付部内周の下端面に係止固定でき
ることとなり、アンテナ装置の無線機への取付け作業性
を向上させることができ、同時に従来の取付金具に代わ
る接続部が樹脂製であることにより軽量化が図れるアン
テナ装置を提供することができる。
内周にばね性を有する取付部にアンテナ装置の芯棒の下
方に設けた接続部を挿入することで、接続部の下端の係
止部が、無線機側の取付部内周の下端面に係止固定でき
ることとなり、アンテナ装置の無線機への取付け作業性
を向上させることができ、同時に従来の取付金具に代わ
る接続部が樹脂製であることにより軽量化が図れるアン
テナ装置を提供することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、絶縁樹脂からなる芯棒と、この芯棒の外周に設けら
れたアンテナ素子と、そのアンテナ素子の下端と電気的
に接続され、前記芯棒の下方に備えられて無線機の電気
回路へ電気的に接続される接触端子と、前記芯棒の下端
に一体に設けられ、無線機の取付箇所と嵌合すると共
に、先端近傍に係止部を備えた所定長さの接続部と、前
記アンテナ素子が設けられた部分の芯棒および前記アン
テナ素子の外周を覆う絶縁樹脂製のカバーからなるアン
テナ装置としたものであり、無線機側に設けられた筒状
で内周にばね性を有する取付部に接続部を根元まで挿入
することにより、接続部先端の係止部を無線機内部の所
定箇所に係止固定させることができるので、無線機への
取付けが容易で作業工数を抑えることができ、同時に抜
け防止も容易にできるという作用を有する。
は、絶縁樹脂からなる芯棒と、この芯棒の外周に設けら
れたアンテナ素子と、そのアンテナ素子の下端と電気的
に接続され、前記芯棒の下方に備えられて無線機の電気
回路へ電気的に接続される接触端子と、前記芯棒の下端
に一体に設けられ、無線機の取付箇所と嵌合すると共
に、先端近傍に係止部を備えた所定長さの接続部と、前
記アンテナ素子が設けられた部分の芯棒および前記アン
テナ素子の外周を覆う絶縁樹脂製のカバーからなるアン
テナ装置としたものであり、無線機側に設けられた筒状
で内周にばね性を有する取付部に接続部を根元まで挿入
することにより、接続部先端の係止部を無線機内部の所
定箇所に係止固定させることができるので、無線機への
取付けが容易で作業工数を抑えることができ、同時に抜
け防止も容易にできるという作用を有する。
【0012】また、接続部が無線機の取付部内周と所定
長さ範囲で嵌合状態になり、無線機に取り付けた際のア
ンテナ装置のガタツキを抑え、取付けの安定した品位の
高いものとすることができ、さらに無線機との取付部材
を樹脂製とすることでアンテナ装置の軽量化が図れると
いう作用を有する。
長さ範囲で嵌合状態になり、無線機に取り付けた際のア
ンテナ装置のガタツキを抑え、取付けの安定した品位の
高いものとすることができ、さらに無線機との取付部材
を樹脂製とすることでアンテナ装置の軽量化が図れると
いう作用を有する。
【0013】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
アンテナ装置において、取付け後に樹脂自身の復元力で
無線機に弾接する突部を絶縁樹脂製のカバーの下面に配
したものであり、無線機の取付部に接続部を根元まで挿
入したときにカバー下面の突部を押圧変形させて無線機
の取付部上面に当接させることにより、突部はその復元
力で無線機の取付部上面に対して弾接状態となり、アン
テナ装置のカバー下面と無線機の取付部の間に隙間を生
じさせることがないので、アンテナ装置の上下方向のガ
タツキを抑え、取付けの一層安定した品位の高いものと
することができるという作用を有する。
アンテナ装置において、取付け後に樹脂自身の復元力で
無線機に弾接する突部を絶縁樹脂製のカバーの下面に配
したものであり、無線機の取付部に接続部を根元まで挿
入したときにカバー下面の突部を押圧変形させて無線機
の取付部上面に当接させることにより、突部はその復元
力で無線機の取付部上面に対して弾接状態となり、アン
テナ装置のカバー下面と無線機の取付部の間に隙間を生
じさせることがないので、アンテナ装置の上下方向のガ
タツキを抑え、取付けの一層安定した品位の高いものと
することができるという作用を有する。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載のアンテナ装置において、接続部に、中間部か
ら下方部分を長さ方向に分割する隙間を設け、分割した
少なくとも一方を樹脂自身のばね性を持たせて形成した
弾性脚とし、その弾性脚の先端に係止部を備えたもので
あり、接続部の中間部から下方の隙間により、アンテナ
装置に過度の衝撃などが加わった際などの接続部の損傷
に対する強度を高めることができ、さらに無線機に取り
付ける際に弾性脚が撓みながら挿入されて所定箇所に係
止されるので、無線機側の取付部の構造を単純な筒状の
簡素なものとすることができるという作用を有する。
2に記載のアンテナ装置において、接続部に、中間部か
ら下方部分を長さ方向に分割する隙間を設け、分割した
少なくとも一方を樹脂自身のばね性を持たせて形成した
弾性脚とし、その弾性脚の先端に係止部を備えたもので
あり、接続部の中間部から下方の隙間により、アンテナ
装置に過度の衝撃などが加わった際などの接続部の損傷
に対する強度を高めることができ、さらに無線機に取り
付ける際に弾性脚が撓みながら挿入されて所定箇所に係
止されるので、無線機側の取付部の構造を単純な筒状の
簡素なものとすることができるという作用を有する。
【0015】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれか一つに記載のアンテナ装置において、芯棒およ
びアンテナ素子を上面視で方形に形成して絶縁樹脂製の
カバーで覆い、外形を平板状に形成したものであり、ア
ンテナ装置の外形を無線機の形状に即した平板状に形成
でき、無線機全体としてのデザイン性あるいは薄型化で
きるという作用を有する。
いずれか一つに記載のアンテナ装置において、芯棒およ
びアンテナ素子を上面視で方形に形成して絶縁樹脂製の
カバーで覆い、外形を平板状に形成したものであり、ア
ンテナ装置の外形を無線機の形状に即した平板状に形成
でき、無線機全体としてのデザイン性あるいは薄型化で
きるという作用を有する。
【0016】以下、本発明の実施の形態について、図1
〜図7を用いて説明する。
〜図7を用いて説明する。
【0017】(実施の形態1)図1は本発明の第1の実
施の形態によるアンテナ装置の断面図である。
施の形態によるアンテナ装置の断面図である。
【0018】図1に示すように、本実施の形態によるア
ンテナ装置は、銅線や銅合金線からなるアンテナ素子1
2の巻線部12Aが、ABS、ナイロン、PBT等の絶
縁樹脂からなる芯棒11の外周に螺旋状に巻き付けられ
ており、芯棒11の下方には、後述する無線機の取付用
の孔(図示せず)と嵌合する接続部13が延び、その接
続部13の下端に爪状に形成された係止部14が設けら
れている。
ンテナ装置は、銅線や銅合金線からなるアンテナ素子1
2の巻線部12Aが、ABS、ナイロン、PBT等の絶
縁樹脂からなる芯棒11の外周に螺旋状に巻き付けられ
ており、芯棒11の下方には、後述する無線機の取付用
の孔(図示せず)と嵌合する接続部13が延び、その接
続部13の下端に爪状に形成された係止部14が設けら
れている。
【0019】そして、アンテナ素子12の下端には、無
線機の電気回路(図示せず)と接続される接触端子15
が備えられ、その先端が接続部13の下面に露出してい
る。
線機の電気回路(図示せず)と接続される接触端子15
が備えられ、その先端が接続部13の下面に露出してい
る。
【0020】また、アンテナ素子12と芯棒11は、絶
縁樹脂からなるカバー16で被覆されており、このカバ
ー16の下面周囲には、取り付けられた際に無線機の表
面と弾接する複数の半球形をした突部16Aが均等に配
設され、このようにしてアンテナ装置17が構成されて
いる。
縁樹脂からなるカバー16で被覆されており、このカバ
ー16の下面周囲には、取り付けられた際に無線機の表
面と弾接する複数の半球形をした突部16Aが均等に配
設され、このようにしてアンテナ装置17が構成されて
いる。
【0021】そして、このアンテナ装置17が取り付け
られる無線機の取付箇所の構成について、図2の無線機
の要部断面図により説明する。
られる無線機の取付箇所の構成について、図2の無線機
の要部断面図により説明する。
【0022】同図において、19は、アンテナ装置17
の取付用の孔19Aが設けられている無線機18の筐体
であり、その取付用の孔19Aの下には、上面視C形で
内周を拡幅可能にばね性を備えた筒状の取付用筒ばね2
0が取り付けられている。
の取付用の孔19Aが設けられている無線機18の筐体
であり、その取付用の孔19Aの下には、上面視C形で
内周を拡幅可能にばね性を備えた筒状の取付用筒ばね2
0が取り付けられている。
【0023】この取付用筒ばね20の下方には、アンテ
ナ装置17の接触端子15と弾接する接触片21が無線
機18の電気回路(図示せず)から延設されている。
ナ装置17の接触端子15と弾接する接触片21が無線
機18の電気回路(図示せず)から延設されている。
【0024】上記のごとく構成されたアンテナ装置17
を無線機18に取り付けるには、まずアンテナ装置17
を係止部14の方から無線機18の取付用の孔19Aを
通して、取付用筒ばね20の内周を拡幅しながら押し込
む。
を無線機18に取り付けるには、まずアンテナ装置17
を係止部14の方から無線機18の取付用の孔19Aを
通して、取付用筒ばね20の内周を拡幅しながら押し込
む。
【0025】そして、アンテナ装置17のカバー16の
下面に設けられた半球状の突部16Aを無線機18の筐
体19に押し付ける位置まで押し込むと、取付用筒ばね
20の下端20Aから係止部14全体がのぞき、同時に
拡幅していた取付用筒ばね20がアンテナ装置17の接
続部13に密着状態で嵌合し、係止部14は取付用筒ば
ね20の下端20Aに引っ掛かりアンテナ装置17が無
線機18に固定できるものである。
下面に設けられた半球状の突部16Aを無線機18の筐
体19に押し付ける位置まで押し込むと、取付用筒ばね
20の下端20Aから係止部14全体がのぞき、同時に
拡幅していた取付用筒ばね20がアンテナ装置17の接
続部13に密着状態で嵌合し、係止部14は取付用筒ば
ね20の下端20Aに引っ掛かりアンテナ装置17が無
線機18に固定できるものである。
【0026】また、アンテナ装置17のカバー16下面
の半球状の突部16Aは、その材料自身の復元力で無線
機18の筐体19上面へ弾接状態となり、アンテナ装置
17のカバー16下面と無線機18の取付部の間に生じ
る僅かな隙間を埋めることができる。
の半球状の突部16Aは、その材料自身の復元力で無線
機18の筐体19上面へ弾接状態となり、アンテナ装置
17のカバー16下面と無線機18の取付部の間に生じ
る僅かな隙間を埋めることができる。
【0027】このように本実施の形態によるアンテナ装
置17は、無線機18の取付用の孔19Aに差し込むだ
けで無線機への取付けが容易に行えると共に、アンテナ
装置17の抜け防止も容易に兼ねることができる。
置17は、無線機18の取付用の孔19Aに差し込むだ
けで無線機への取付けが容易に行えると共に、アンテナ
装置17の抜け防止も容易に兼ねることができる。
【0028】そして、アンテナ装置17の接続部13と
無線機18の取付用筒ばね20の嵌合による固定、およ
びアンテナ装置17のカバー16下面の突部16Aを無
線機18に弾接させていることにより、アンテナ装置1
7のガタツキを抑え、取付けの安定した品位の高いもの
とすることができることになる。
無線機18の取付用筒ばね20の嵌合による固定、およ
びアンテナ装置17のカバー16下面の突部16Aを無
線機18に弾接させていることにより、アンテナ装置1
7のガタツキを抑え、取付けの安定した品位の高いもの
とすることができることになる。
【0029】さらに、接続部13は絶縁樹脂製であるた
めアンテナ装置全体の軽量化も図ることができることに
なる。
めアンテナ装置全体の軽量化も図ることができることに
なる。
【0030】なお、アンテナ装置17のカバー16下面
に配設した突部16Aについては、図1のX−X線にお
ける断面斜視図である図3(a)〜(c)に示すよう
に、複数の半球形の形状のもの、接続部13の根元から
放射状に配された尾根形状のもの、または接続部13の
根元周囲に配されたドーナツ形状のものでも良く、圧縮
されて緩衝機能として働く形状、数量であればその他の
ものでも同様の効果が得られるものである。
に配設した突部16Aについては、図1のX−X線にお
ける断面斜視図である図3(a)〜(c)に示すよう
に、複数の半球形の形状のもの、接続部13の根元から
放射状に配された尾根形状のもの、または接続部13の
根元周囲に配されたドーナツ形状のものでも良く、圧縮
されて緩衝機能として働く形状、数量であればその他の
ものでも同様の効果が得られるものである。
【0031】(実施の形態2)本実施の形態について、
上記実施の形態1において説明したアンテナ装置と異な
る点を、図を用いて説明する。
上記実施の形態1において説明したアンテナ装置と異な
る点を、図を用いて説明する。
【0032】図4は本発明の第2の実施の形態によるア
ンテナ装置の断面図である。
ンテナ装置の断面図である。
【0033】同図において、芯棒11の下方の、後述す
る無線機の取付部(図示せず)と嵌合する接続部22が
途中から二股になって間に隙間24が設けられており、
一方が樹脂自身の弾性力を利用して無線機の取付部と外
側面が弾接する細長い形状とした弾性脚23となり、他
方が、アンテナ素子12の下端に接続され無線機の電気
回路(図示せず)との接続用となる接触端子25を下面
に導出し、無線機の取付部と外側面で嵌合する部分とな
っている。
る無線機の取付部(図示せず)と嵌合する接続部22が
途中から二股になって間に隙間24が設けられており、
一方が樹脂自身の弾性力を利用して無線機の取付部と外
側面が弾接する細長い形状とした弾性脚23となり、他
方が、アンテナ素子12の下端に接続され無線機の電気
回路(図示せず)との接続用となる接触端子25を下面
に導出し、無線機の取付部と外側面で嵌合する部分とな
っている。
【0034】そして、弾性脚23の下端には無線機の取
付部の下端面に引っ掛かる係止部26が設けられてお
り、これらの点が上記第1の実施の形態のものとは異な
っている。
付部の下端面に引っ掛かる係止部26が設けられてお
り、これらの点が上記第1の実施の形態のものとは異な
っている。
【0035】そして、銅線や銅合金線からなるアンテナ
素子12の巻線部12Aが、ABS、ナイロン、PBT
等からなる絶縁樹脂製の芯棒11の外周に螺旋状に巻き
付けられていること、また、それらを外部から被覆する
絶縁樹脂のカバー16と、このカバー16の下面には、
取り付けられた際に無線機の上面と弾接する複数の半球
形をした突部16Aが均等に配設されていることは、上
記第1の実施の形態と同じである。
素子12の巻線部12Aが、ABS、ナイロン、PBT
等からなる絶縁樹脂製の芯棒11の外周に螺旋状に巻き
付けられていること、また、それらを外部から被覆する
絶縁樹脂のカバー16と、このカバー16の下面には、
取り付けられた際に無線機の上面と弾接する複数の半球
形をした突部16Aが均等に配設されていることは、上
記第1の実施の形態と同じである。
【0036】このように構成されたアンテナ装置27が
取り付けられる無線機の取付箇所の構成について、図5
の無線機の要部断面図により説明する。
取り付けられる無線機の取付箇所の構成について、図5
の無線機の要部断面図により説明する。
【0037】この無線機28の取付箇所は、上記図2で
説明した取付用筒ばね20の代わりに、下端29Aまで
全体が筒状となった取付筒29である点が異なってい
る。
説明した取付用筒ばね20の代わりに、下端29Aまで
全体が筒状となった取付筒29である点が異なってい
る。
【0038】そして、無線機28の筐体19にアンテナ
装置27の取付用の孔19Aが設けられていることと、
取付筒29の下方には、アンテナ装置27の接触端子2
5と弾接する接触片21が無線機28の電気回路(図示
せず)から延設されていることは、上記第1の実施の形
態と同じである。
装置27の取付用の孔19Aが設けられていることと、
取付筒29の下方には、アンテナ装置27の接触端子2
5と弾接する接触片21が無線機28の電気回路(図示
せず)から延設されていることは、上記第1の実施の形
態と同じである。
【0039】次に、このような構成におけるアンテナ装
置27の無線機28への取付けについて説明する。
置27の無線機28への取付けについて説明する。
【0040】まず、アンテナ装置27の弾性脚23先端
を撓ませながら、接続部22全体を無線機28の取付用
の孔19Aに挿入し、カバー16の下面が無線機28の
筐体19の上面に当接するまで押し込む。
を撓ませながら、接続部22全体を無線機28の取付用
の孔19Aに挿入し、カバー16の下面が無線機28の
筐体19の上面に当接するまで押し込む。
【0041】この際に、アンテナ装置27の撓められて
いた弾性脚23先端の係止部26は、取付筒29の円筒
内面から脱却し樹脂自身の弾性により元の状態まで復元
し、取付筒29の下端29Aに係止状態となって固定で
き、かつ抜け止めとなる。
いた弾性脚23先端の係止部26は、取付筒29の円筒
内面から脱却し樹脂自身の弾性により元の状態まで復元
し、取付筒29の下端29Aに係止状態となって固定で
き、かつ抜け止めとなる。
【0042】また、この様に取り付けられたアンテナ装
置27では、側方から衝撃が加わるなどの場合において
も弾性脚23が撓み、衝撃を吸収することができて接続
部22の破損に対する強度を高めることができる。
置27では、側方から衝撃が加わるなどの場合において
も弾性脚23が撓み、衝撃を吸収することができて接続
部22の破損に対する強度を高めることができる。
【0043】このように本実施の形態によるアンテナ装
置27は、弾性脚23を含む接続部22が無線機28の
取付筒29の内面と嵌合状態となり、またアンテナ装置
27のカバー16の下面の突部16Aが無線機28に弾
接するものであり、無線機に取り付けられた状態でガタ
ツキの少ない品位の高いものである。
置27は、弾性脚23を含む接続部22が無線機28の
取付筒29の内面と嵌合状態となり、またアンテナ装置
27のカバー16の下面の突部16Aが無線機28に弾
接するものであり、無線機に取り付けられた状態でガタ
ツキの少ない品位の高いものである。
【0044】さらに、無線機28に取り付ける際に弾性
脚23が撓みながら挿入されて所定箇所に係止されるの
で、無線機28側の取付部の構造を単純な筒状の簡素な
ものとすることができる。
脚23が撓みながら挿入されて所定箇所に係止されるの
で、無線機28側の取付部の構造を単純な筒状の簡素な
ものとすることができる。
【0045】なお、この実施の形態では、アンテナ装置
27の弾性脚を一つ設けたもので説明したが、複数の弾
性脚を設けても良いものであり、例えば2個所の弾性脚
を設ける場合であれば、配接する弾性脚同士のなす角度
を90度にしておけば、あらゆる方向の側方からの衝撃
に対する接続部の強度の差を少なくすることができると
いう効果がある。
27の弾性脚を一つ設けたもので説明したが、複数の弾
性脚を設けても良いものであり、例えば2個所の弾性脚
を設ける場合であれば、配接する弾性脚同士のなす角度
を90度にしておけば、あらゆる方向の側方からの衝撃
に対する接続部の強度の差を少なくすることができると
いう効果がある。
【0046】(実施の形態3)図6(a),(b)は、
本発明の第3の実施の形態によるアンテナ装置の正面お
よび側面断面図である。
本発明の第3の実施の形態によるアンテナ装置の正面お
よび側面断面図である。
【0047】同図において、銅線や銅合金線からなるア
ンテナ素子30は、上面視長方形の絶縁樹脂製の芯棒3
1に巻き付けられている。
ンテナ素子30は、上面視長方形の絶縁樹脂製の芯棒3
1に巻き付けられている。
【0048】そして、絶縁樹脂製のカバー32が前記ア
ンテナ素子30と共に芯棒31を覆い、カバー32下面
には無線機の上面と圧接する複数の半球形をした突部3
2Aが設けられている。
ンテナ素子30と共に芯棒31を覆い、カバー32下面
には無線機の上面と圧接する複数の半球形をした突部3
2Aが設けられている。
【0049】そして芯棒31の下方は二股になってお
り、樹脂材料自身の弾性力が利用できるように細長く形
作られた二つの弾性脚33が先端に係止部34を備えて
平行に延出され、その二つの弾性脚33の間に前記アン
テナ素子30と無線機の電気回路(図示せず)とを接続
する接触端子35が導出されている。
り、樹脂材料自身の弾性力が利用できるように細長く形
作られた二つの弾性脚33が先端に係止部34を備えて
平行に延出され、その二つの弾性脚33の間に前記アン
テナ素子30と無線機の電気回路(図示せず)とを接続
する接触端子35が導出されている。
【0050】このように構成されたアンテナ装置36
は、実施の形態1および2によるものの効果に加えて、
全体形状を薄型化することができるものであり、無線機
のデザインにマッチさせるなどのデザイン上の自由度を
向上させることができる。
は、実施の形態1および2によるものの効果に加えて、
全体形状を薄型化することができるものであり、無線機
のデザインにマッチさせるなどのデザイン上の自由度を
向上させることができる。
【0051】なお、弾性脚の他の形状を示す図である図
7(a),(b)および(c)にあるように、弾性脚3
3の先端の係止部34の突出方向は、外向き、内向きお
よび前後方向など任意に設定すれば良いものであり、同
様の効果が得られる。
7(a),(b)および(c)にあるように、弾性脚3
3の先端の係止部34の突出方向は、外向き、内向きお
よび前後方向など任意に設定すれば良いものであり、同
様の効果が得られる。
【0052】また、アンテナ素子30から導出された接
触端子35の下端は、弾性脚33下端より下方に設定す
る方が、無線機の電気回路から延設される接触片の位置
が弾性脚33の位置に影響されることがなく、無線機の
アンテナ装置取付部の設計自由度を広げる上で好ましい
ものとなる。
触端子35の下端は、弾性脚33下端より下方に設定す
る方が、無線機の電気回路から延設される接触片の位置
が弾性脚33の位置に影響されることがなく、無線機の
アンテナ装置取付部の設計自由度を広げる上で好ましい
ものとなる。
【0053】更に、ここで接触端子は、二つの弾性脚の
間に配置したもので説明したが、それぞれの弾性脚の形
状に合わせた二股にしてインサート成形で弾性脚内に一
体化し、弾性脚の下端から先端を露出させる構成とする
ことにより、弾性脚のばね性をより向上させることがで
きるという効果も得ることができる。
間に配置したもので説明したが、それぞれの弾性脚の形
状に合わせた二股にしてインサート成形で弾性脚内に一
体化し、弾性脚の下端から先端を露出させる構成とする
ことにより、弾性脚のばね性をより向上させることがで
きるという効果も得ることができる。
【0054】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、無線機へ
の取付け作業性に優れ、軽量化されたアンテナ装置を容
易に実現できるという有利な効果が得られる。
の取付け作業性に優れ、軽量化されたアンテナ装置を容
易に実現できるという有利な効果が得られる。
【図1】本発明の第1の実施の形態によるアンテナ装置
の断面図
の断面図
【図2】無線機の要部断面図
【図3】(a)図1のX−X線における断面斜視図 (b)図1のX−X線における他の形状を示す断面斜視
図 (c)図1のX−X線における他の形状を示す断面斜視
図
図 (c)図1のX−X線における他の形状を示す断面斜視
図
【図4】本発明の第2の実施の形態によるアンテナ装置
の断面図
の断面図
【図5】無線機の要部断面図
【図6】(a)本発明の第3の実施の形態によるアンテ
ナ装置の正面断面図 (b)同側面断面図
ナ装置の正面断面図 (b)同側面断面図
【図7】同要部である弾性脚の他の形状を示す図
【図8】従来のアンテナ装置の断面図
11,31 芯棒 12,30 アンテナ素子 12A 巻線部 13,22 接続部 14,26,34 係止部 15,25,35 接触端子 16,32 カバー 16A,32A 突部 17,27,36 アンテナ装置 18,28 無線機 19 筐体 19A 孔 20 取付用筒ばね 20A,29A 下端 21 接触片 23,33 弾性脚 24 隙間 29 取付筒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福村 豊史 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5J047 AA09 AB06 AB12
Claims (4)
- 【請求項1】 絶縁樹脂からなる芯棒と、この芯棒の外
周に設けられたアンテナ素子と、そのアンテナ素子の下
端と電気的に接続され、前記芯棒の下方に備えられて無
線機の電気回路へ電気的に接続される接触端子と、前記
芯棒の下端に一体に設けられ、無線機の取付箇所と嵌合
すると共に、先端近傍に係止部を備えた所定長さの接続
部と、前記アンテナ素子が設けられた部分の芯棒および
前記アンテナ素子の外周を覆う絶縁樹脂製のカバーから
なるアンテナ装置。 - 【請求項2】 取付け後に樹脂自身の復元力で無線機に
弾接する突部を絶縁樹脂製のカバーの下面に配した請求
項1記載のアンテナ装置。 - 【請求項3】 接続部に、中間部から下方部分を長さ方
向に分割する隙間を設け、分割した少なくとも一方を樹
脂自身のばね性を持たせて形成した弾性脚とし、その弾
性脚の先端に係止部を備えた請求項1または2記載のア
ンテナ装置。 - 【請求項4】 芯棒およびアンテナ素子を上面視で方形
に形成して絶縁樹脂製のカバーで覆い、外形を平板状に
形成した請求項1〜3のいずれか一つに記載のアンテナ
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000071811A JP2001267822A (ja) | 2000-03-15 | 2000-03-15 | アンテナ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000071811A JP2001267822A (ja) | 2000-03-15 | 2000-03-15 | アンテナ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001267822A true JP2001267822A (ja) | 2001-09-28 |
Family
ID=18590325
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000071811A Pending JP2001267822A (ja) | 2000-03-15 | 2000-03-15 | アンテナ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001267822A (ja) |
-
2000
- 2000-03-15 JP JP2000071811A patent/JP2001267822A/ja active Pending
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