JP2001266224A - 紙幣計数機 - Google Patents
紙幣計数機Info
- Publication number
- JP2001266224A JP2001266224A JP2000081576A JP2000081576A JP2001266224A JP 2001266224 A JP2001266224 A JP 2001266224A JP 2000081576 A JP2000081576 A JP 2000081576A JP 2000081576 A JP2000081576 A JP 2000081576A JP 2001266224 A JP2001266224 A JP 2001266224A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bill
- bills
- counting
- count value
- banknote
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 計数すべき紙幣以外の紙幣の検出や多重送り
においても、効率良く紙幣を計数することのできる紙幣
計数機の提供。 【解決手段】 紙幣ホッパー1と、繰り出しローラ4
と、搬送ベルトと、紙幣の検出データを生成するセンサ
デバイス9と、紙幣の搬送状態や金種を判別し受け入れ
可能な紙幣を計数するCPUと、紙幣の計数値を記憶可
能なRAMと、計数済紙幣の紙幣集積部10とを備えた
紙幣計数機であって、紙幣ホッパーが、紙幣集積部に集
積可能な紙幣の枚数よりも多い紙幣をセット可能に構成
され、CPUが、紙幣集積部の最大枚数を1つの計数サ
イクルとして紙幣計数値をRAMの紙幣計数値記憶領域
に記憶させ、計数サイクルが完了するたびに繰り出しロ
ーラと搬送ベルトの駆動を停止させるとともに、その計
数サイクルの計数値を仮計数値としてRAMの仮計数値
記憶領域に記憶させ、その後に紙幣ホッパーにセットさ
れた紙幣の次の計数サイクルを再開する。
においても、効率良く紙幣を計数することのできる紙幣
計数機の提供。 【解決手段】 紙幣ホッパー1と、繰り出しローラ4
と、搬送ベルトと、紙幣の検出データを生成するセンサ
デバイス9と、紙幣の搬送状態や金種を判別し受け入れ
可能な紙幣を計数するCPUと、紙幣の計数値を記憶可
能なRAMと、計数済紙幣の紙幣集積部10とを備えた
紙幣計数機であって、紙幣ホッパーが、紙幣集積部に集
積可能な紙幣の枚数よりも多い紙幣をセット可能に構成
され、CPUが、紙幣集積部の最大枚数を1つの計数サ
イクルとして紙幣計数値をRAMの紙幣計数値記憶領域
に記憶させ、計数サイクルが完了するたびに繰り出しロ
ーラと搬送ベルトの駆動を停止させるとともに、その計
数サイクルの計数値を仮計数値としてRAMの仮計数値
記憶領域に記憶させ、その後に紙幣ホッパーにセットさ
れた紙幣の次の計数サイクルを再開する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙幣計数機に関す
るものであり、さらに詳細には、計数すべき紙幣以外の
紙幣が検出された場合においても、また、紙幣の多重送
りが発生した場合においても、効率良く、紙幣を計数す
ることのできる小型の紙幣計数機に関するものである。
るものであり、さらに詳細には、計数すべき紙幣以外の
紙幣が検出された場合においても、また、紙幣の多重送
りが発生した場合においても、効率良く、紙幣を計数す
ることのできる小型の紙幣計数機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の紙幣計数機にあっては、紙幣の計
数中に、計数すべき紙幣以外の紙幣が検出された場合に
は、その紙幣を受け入れ不能な紙幣として、回収し、ま
た、紙幣の多重送りが発生した場合には、それらの紙幣
を受け入れ不能な紙幣として、回収する受け入れ不能紙
幣回収手段と、受け入れ不能紙幣回収手段によって回収
された受け入れ不能紙幣回収部を備えているのが一般で
あった。
数中に、計数すべき紙幣以外の紙幣が検出された場合に
は、その紙幣を受け入れ不能な紙幣として、回収し、ま
た、紙幣の多重送りが発生した場合には、それらの紙幣
を受け入れ不能な紙幣として、回収する受け入れ不能紙
幣回収手段と、受け入れ不能紙幣回収手段によって回収
された受け入れ不能紙幣回収部を備えているのが一般で
あった。
【0003】一方、近年、紙幣計数機の小型化が要請さ
れ、紙幣計数機を小型化するためには、このような受け
入れ不能紙幣回収手段および受け入れ不能紙幣回収部を
省略できることが望ましい。
れ、紙幣計数機を小型化するためには、このような受け
入れ不能紙幣回収手段および受け入れ不能紙幣回収部を
省略できることが望ましい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな受け入れ不能紙幣回収手段と受け入れ不能紙幣回収
部を設けない紙幣計数機にあっては、受け入れ不能な紙
幣が検出された場合や、紙幣の多重送りが発生した場合
に、紙幣の計数を停止させて、紙幣計数機を開け、受け
入れ不能な紙幣や多重送りを発生させた紙幣を取り除く
必要があり、効率的ではなく、さらには、受け入れ不能
な紙幣が検出された場合や、紙幣の多重送りが発生した
場合には、それまでに計数した紙幣を含めて、改めて、
すべての紙幣を計数し直すことが必要で、著しく計数効
率を損なうという問題があった。
うな受け入れ不能紙幣回収手段と受け入れ不能紙幣回収
部を設けない紙幣計数機にあっては、受け入れ不能な紙
幣が検出された場合や、紙幣の多重送りが発生した場合
に、紙幣の計数を停止させて、紙幣計数機を開け、受け
入れ不能な紙幣や多重送りを発生させた紙幣を取り除く
必要があり、効率的ではなく、さらには、受け入れ不能
な紙幣が検出された場合や、紙幣の多重送りが発生した
場合には、それまでに計数した紙幣を含めて、改めて、
すべての紙幣を計数し直すことが必要で、著しく計数効
率を損なうという問題があった。
【0005】したがって、本発明は、計数すべき紙幣以
外の紙幣が検出された場合においても、また、紙幣の多
重送りが発生した場合においても、効率良く、紙幣を計
数することのできる小型の紙幣計数機を提供することを
目的とするものである。
外の紙幣が検出された場合においても、また、紙幣の多
重送りが発生した場合においても、効率良く、紙幣を計
数することのできる小型の紙幣計数機を提供することを
目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のかかる目的は、
計数すべき紙幣をセットする紙幣セット手段と、前記紙
幣セット手段にセットされた紙幣を、1枚づつ、紙幣計
数機内に繰り出す紙幣繰り出し手段と、前記紙幣繰り出
し手段によって、紙幣計数機内に繰り出された紙幣を搬
送する紙幣搬送手段と、紙幣の光学的性質および/また
は磁気的性質を検出して、紙幣の検出データを生成する
検出データ生成手段と、紙幣の基準データを記憶する基
準データ記憶手段と、前記検出データ生成手段によって
生成された紙幣の検出データと、前記基準データ記憶手
段に記憶された紙幣の基準データを比較して、紙幣の種
類および金種、前記紙幣搬送手段によって、紙幣が1枚
づつ搬送されているか否か、紙幣が紙幣計数機内で、ジ
ャミングを起こしたか否か、紙幣が受け入れ可能か否か
および紙幣の金種を判別するとともに、受け入れ可能な
紙幣を計数する判別計数手段と、前記判別計数手段によ
って計数された紙幣の計数値を記憶可能なメモリ手段
と、計数された紙幣を集積する紙幣集積手段を備えた紙
幣計数機において、前記紙幣セット手段が、前記紙幣集
積手段に集積可能な紙幣の枚数よりも枚数の多い紙幣を
セット可能に構成され、前記判別計数手段が、前記紙幣
集積手段に集積可能な最大枚数に等しい数の紙幣が前記
紙幣集積手段に集積されるまでを、1つの計数サイクル
として、計数すべき紙幣を検出するたびに、紙幣計数値
を増大させて、前記メモリ手段の紙幣計数値記憶領域に
記憶させて、紙幣を計数し、紙幣の1つの計数サイクル
が完了するたびに、前記紙幣繰り出し手段および前記紙
幣搬送手段の駆動を停止させるとともに、当該計数サイ
クルで計数した紙幣の計数値を仮計数値として、前記メ
モリ手段の仮計数値記憶領域に記憶させ、その後に、前
記紙幣繰り出し手段および前記紙幣搬送手段を駆動させ
て、前記紙幣セット手段にセットされた紙幣の次の計数
サイクルの計数を再開するように構成されたことを特徴
とする紙幣計数機によって達成される。
計数すべき紙幣をセットする紙幣セット手段と、前記紙
幣セット手段にセットされた紙幣を、1枚づつ、紙幣計
数機内に繰り出す紙幣繰り出し手段と、前記紙幣繰り出
し手段によって、紙幣計数機内に繰り出された紙幣を搬
送する紙幣搬送手段と、紙幣の光学的性質および/また
は磁気的性質を検出して、紙幣の検出データを生成する
検出データ生成手段と、紙幣の基準データを記憶する基
準データ記憶手段と、前記検出データ生成手段によって
生成された紙幣の検出データと、前記基準データ記憶手
段に記憶された紙幣の基準データを比較して、紙幣の種
類および金種、前記紙幣搬送手段によって、紙幣が1枚
づつ搬送されているか否か、紙幣が紙幣計数機内で、ジ
ャミングを起こしたか否か、紙幣が受け入れ可能か否か
および紙幣の金種を判別するとともに、受け入れ可能な
紙幣を計数する判別計数手段と、前記判別計数手段によ
って計数された紙幣の計数値を記憶可能なメモリ手段
と、計数された紙幣を集積する紙幣集積手段を備えた紙
幣計数機において、前記紙幣セット手段が、前記紙幣集
積手段に集積可能な紙幣の枚数よりも枚数の多い紙幣を
セット可能に構成され、前記判別計数手段が、前記紙幣
集積手段に集積可能な最大枚数に等しい数の紙幣が前記
紙幣集積手段に集積されるまでを、1つの計数サイクル
として、計数すべき紙幣を検出するたびに、紙幣計数値
を増大させて、前記メモリ手段の紙幣計数値記憶領域に
記憶させて、紙幣を計数し、紙幣の1つの計数サイクル
が完了するたびに、前記紙幣繰り出し手段および前記紙
幣搬送手段の駆動を停止させるとともに、当該計数サイ
クルで計数した紙幣の計数値を仮計数値として、前記メ
モリ手段の仮計数値記憶領域に記憶させ、その後に、前
記紙幣繰り出し手段および前記紙幣搬送手段を駆動させ
て、前記紙幣セット手段にセットされた紙幣の次の計数
サイクルの計数を再開するように構成されたことを特徴
とする紙幣計数機によって達成される。
【0007】本発明によれば、計数すべき紙幣をセット
する紙幣セット手段が、計数された紙幣を集積する紙幣
集積手段に集積可能な紙幣の枚数よりも枚数の多い紙幣
をセット可能に構成され、判別計数手段が、前記紙幣集
積手段に集積可能な最大枚数に等しい数の紙幣が前記紙
幣集積手段に集積されるまでを、1つの計数サイクルと
して、計数すべき紙幣を検出するたびに、紙幣計数値を
増大させて、メモリ手段の紙幣計数値記憶領域に記憶さ
せて、紙幣を計数し、紙幣の1つの計数サイクルが完了
するたびに、紙幣繰り出し手段および紙幣搬送手段の駆
動を停止させるとともに、その計数サイクルで計数した
紙幣の計数値を仮計数値として、メモリ手段の仮計数値
記憶領域に記憶させ、その後に、紙幣繰り出し手段およ
び前記紙幣搬送手段を駆動させて、紙幣セット手段にセ
ットされた紙幣の次の計数サイクルの計数を再開するよ
うに構成されているから、受け入れ不能な紙幣が検出さ
れた場合や、紙幣の多重送りや紙幣のジャミングが発生
した場合において、紙幣の計数を停止しても、それ以前
の計数サイクルで計数した紙幣の仮計数値を初期値とし
て、紙幣の計数を再開することができ、改めて、紙幣の
計数をし直す必要がなく、受け入れ不能紙幣回収手段お
よび受け入れ不能紙幣回収部を設けないで、紙幣計数機
を小型化しても、紙幣の計数効率を損なうことなく、効
率良く、紙幣を計数することが可能となる。
する紙幣セット手段が、計数された紙幣を集積する紙幣
集積手段に集積可能な紙幣の枚数よりも枚数の多い紙幣
をセット可能に構成され、判別計数手段が、前記紙幣集
積手段に集積可能な最大枚数に等しい数の紙幣が前記紙
幣集積手段に集積されるまでを、1つの計数サイクルと
して、計数すべき紙幣を検出するたびに、紙幣計数値を
増大させて、メモリ手段の紙幣計数値記憶領域に記憶さ
せて、紙幣を計数し、紙幣の1つの計数サイクルが完了
するたびに、紙幣繰り出し手段および紙幣搬送手段の駆
動を停止させるとともに、その計数サイクルで計数した
紙幣の計数値を仮計数値として、メモリ手段の仮計数値
記憶領域に記憶させ、その後に、紙幣繰り出し手段およ
び前記紙幣搬送手段を駆動させて、紙幣セット手段にセ
ットされた紙幣の次の計数サイクルの計数を再開するよ
うに構成されているから、受け入れ不能な紙幣が検出さ
れた場合や、紙幣の多重送りや紙幣のジャミングが発生
した場合において、紙幣の計数を停止しても、それ以前
の計数サイクルで計数した紙幣の仮計数値を初期値とし
て、紙幣の計数を再開することができ、改めて、紙幣の
計数をし直す必要がなく、受け入れ不能紙幣回収手段お
よび受け入れ不能紙幣回収部を設けないで、紙幣計数機
を小型化しても、紙幣の計数効率を損なうことなく、効
率良く、紙幣を計数することが可能となる。
【0008】本発明の好ましい実施態様においては、さ
らに、前記紙幣セット手段内に、紙幣が存在することを
検出したときに、前記判別計数手段に、紙幣検出信号を
出力する紙幣センサと、前記紙幣集積手段内に、紙幣が
存在することを検出したときに、前記判別計数手段に、
集積紙幣検出信号を出力する集積紙幣センサとを備え、
前記判別計数手段が、前記紙幣センサから、紙幣検出信
号が入力され、かつ、前記集積紙幣センサから、集積紙
幣検出信号が入力されなくなった時点で、前記紙幣繰り
出し手段および前記紙幣搬送手段を駆動させ、前記紙幣
セット手段にセットされた紙幣の計数を再開するように
構成されている。
らに、前記紙幣セット手段内に、紙幣が存在することを
検出したときに、前記判別計数手段に、紙幣検出信号を
出力する紙幣センサと、前記紙幣集積手段内に、紙幣が
存在することを検出したときに、前記判別計数手段に、
集積紙幣検出信号を出力する集積紙幣センサとを備え、
前記判別計数手段が、前記紙幣センサから、紙幣検出信
号が入力され、かつ、前記集積紙幣センサから、集積紙
幣検出信号が入力されなくなった時点で、前記紙幣繰り
出し手段および前記紙幣搬送手段を駆動させ、前記紙幣
セット手段にセットされた紙幣の計数を再開するように
構成されている。
【0009】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、さらに、操作されたときに、前記判別計数手段にス
タート信号を出力するスタート手段を備え、前記判別計
数手段が、前記スタート手段からスタート信号が入力さ
れたときに、前記紙幣繰り出し手段および前記紙幣搬送
手段を駆動して、前記紙幣セット手段にセットされた紙
幣の計数を再開するように構成されている。
は、さらに、操作されたときに、前記判別計数手段にス
タート信号を出力するスタート手段を備え、前記判別計
数手段が、前記スタート手段からスタート信号が入力さ
れたときに、前記紙幣繰り出し手段および前記紙幣搬送
手段を駆動して、前記紙幣セット手段にセットされた紙
幣の計数を再開するように構成されている。
【0010】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記判別計数手段が、紙幣の1つの計数サイクルが
完了するたびに、当該計数サイクルで計数した紙幣の計
数値を、前の計数サイクルにおいて、計数され、前記メ
モリ手段の前記仮計数値記憶領域に記憶された仮計数値
に加算して、更新し、更新された仮計数値を、前記メモ
リ手段の前記仮計数値記憶領域に記憶させるように構成
されている。
は、前記判別計数手段が、紙幣の1つの計数サイクルが
完了するたびに、当該計数サイクルで計数した紙幣の計
数値を、前の計数サイクルにおいて、計数され、前記メ
モリ手段の前記仮計数値記憶領域に記憶された仮計数値
に加算して、更新し、更新された仮計数値を、前記メモ
リ手段の前記仮計数値記憶領域に記憶させるように構成
されている。
【0011】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、紙幣の1つの計数サイクルが完了するたびに、その
計数サイクルで計数した紙幣の計数値で、前の計数サイ
クルにおいて、計数され、メモリ手段の仮計数値記憶領
域に記憶された仮計数値を上書きして、更新し、更新さ
れた仮計数値を、メモリ手段の仮計数値記憶領域に記憶
させるように構成されているから、受け入れ不能な紙幣
が検出された場合や、紙幣の多重送りや紙幣のジャミン
グが発生した場合において、紙幣の計数を停止しても、
それ以前に実行されたすべての計数サイクルで計数した
紙幣の仮計数値を初期値として、紙幣の計数を再開する
ことができ、改めて、紙幣の計数をし直す必要がなく、
受け入れ不能紙幣回収手段および受け入れ不能紙幣回収
部を設けないで、紙幣計数機を小型化しても、紙幣の計
数効率を損なうことなく、効率良く、紙幣を計数するこ
とが可能となる。
ば、紙幣の1つの計数サイクルが完了するたびに、その
計数サイクルで計数した紙幣の計数値で、前の計数サイ
クルにおいて、計数され、メモリ手段の仮計数値記憶領
域に記憶された仮計数値を上書きして、更新し、更新さ
れた仮計数値を、メモリ手段の仮計数値記憶領域に記憶
させるように構成されているから、受け入れ不能な紙幣
が検出された場合や、紙幣の多重送りや紙幣のジャミン
グが発生した場合において、紙幣の計数を停止しても、
それ以前に実行されたすべての計数サイクルで計数した
紙幣の仮計数値を初期値として、紙幣の計数を再開する
ことができ、改めて、紙幣の計数をし直す必要がなく、
受け入れ不能紙幣回収手段および受け入れ不能紙幣回収
部を設けないで、紙幣計数機を小型化しても、紙幣の計
数効率を損なうことなく、効率良く、紙幣を計数するこ
とが可能となる。
【0012】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記判別計数手段が、前記紙幣搬送手段によって、
2枚以上の紙幣が同時に搬送されていると判別したとき
に、前記2枚以上の紙幣が前記紙幣集積手段に集積され
るタイミングで、前記紙幣繰り出し手段および前記紙幣
搬送手段の駆動を停止させ、前記集積紙幣センサから、
集積紙幣検出信号が入力されなくなった後に、前記メモ
リ手段の前記計数値記憶領域に記憶された紙幣の計数値
をクリアし、前記仮計数値記憶領域に記憶された仮計数
値を、紙幣の計数値の初期値として記憶させ、前記紙幣
繰り出し手段および前記紙幣搬送手段を駆動させて、前
記紙幣セット手段にセットされた紙幣の計数を再開する
ように構成されている。
は、前記判別計数手段が、前記紙幣搬送手段によって、
2枚以上の紙幣が同時に搬送されていると判別したとき
に、前記2枚以上の紙幣が前記紙幣集積手段に集積され
るタイミングで、前記紙幣繰り出し手段および前記紙幣
搬送手段の駆動を停止させ、前記集積紙幣センサから、
集積紙幣検出信号が入力されなくなった後に、前記メモ
リ手段の前記計数値記憶領域に記憶された紙幣の計数値
をクリアし、前記仮計数値記憶領域に記憶された仮計数
値を、紙幣の計数値の初期値として記憶させ、前記紙幣
繰り出し手段および前記紙幣搬送手段を駆動させて、前
記紙幣セット手段にセットされた紙幣の計数を再開する
ように構成されている。
【0013】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、判別計数手段が、紙幣搬送手段によって、2枚以上
の紙幣が同時に搬送されており、多重送りが発生してい
ると判別したときに、多重送りを発生させた紙幣が紙幣
集積手段に集積されるタイミングで、紙幣繰り出し手段
および紙幣搬送手段の駆動を停止させているから、受け
入れ不能紙幣回収手段および受け入れ不能紙幣回収部を
設けなくても、多重送りを発生させた紙幣を紙幣集積手
段に回収することができ、多重送りを発生させた紙幣を
紙幣集積手段から取り除き、集積紙幣センサから、集積
紙幣検出信号が入力されなくなった後に、メモリ手段の
計数値記憶領域に記憶された紙幣の計数値をクリアし、
仮計数値記憶領域に記憶された仮計数値を、紙幣の計数
値の初期値として記憶させ、紙幣繰り出し手段および紙
幣搬送手段を駆動させて、紙幣セット手段にセットされ
た紙幣の計数を再開するように構成されているから、何
枚の紙幣が同時に送られたかを判定することができず、
通常は、改めて、紙幣の計数をし直す必要がある多重送
りの場合にも、それ以前に実行されたすべての計数サイ
クルで計数した紙幣の仮計数値を初期値として、紙幣の
計数を再開することができ、きわめて効率良く、紙幣を
計数することが可能になる。
ば、判別計数手段が、紙幣搬送手段によって、2枚以上
の紙幣が同時に搬送されており、多重送りが発生してい
ると判別したときに、多重送りを発生させた紙幣が紙幣
集積手段に集積されるタイミングで、紙幣繰り出し手段
および紙幣搬送手段の駆動を停止させているから、受け
入れ不能紙幣回収手段および受け入れ不能紙幣回収部を
設けなくても、多重送りを発生させた紙幣を紙幣集積手
段に回収することができ、多重送りを発生させた紙幣を
紙幣集積手段から取り除き、集積紙幣センサから、集積
紙幣検出信号が入力されなくなった後に、メモリ手段の
計数値記憶領域に記憶された紙幣の計数値をクリアし、
仮計数値記憶領域に記憶された仮計数値を、紙幣の計数
値の初期値として記憶させ、紙幣繰り出し手段および紙
幣搬送手段を駆動させて、紙幣セット手段にセットされ
た紙幣の計数を再開するように構成されているから、何
枚の紙幣が同時に送られたかを判定することができず、
通常は、改めて、紙幣の計数をし直す必要がある多重送
りの場合にも、それ以前に実行されたすべての計数サイ
クルで計数した紙幣の仮計数値を初期値として、紙幣の
計数を再開することができ、きわめて効率良く、紙幣を
計数することが可能になる。
【0014】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記判別計数手段が、紙幣が受け入れ不能な紙幣で
あると判別したときは、前記計数すべき紙幣以外の紙幣
を計数せず、前記受け入れ不能な紙幣が前記紙幣集積手
段に集積されるタイミングで、前記紙幣繰り出し手段お
よび前記紙幣搬送手段の駆動を停止させ、前記スタート
手段からスタート信号が入力された時点で、前記紙幣繰
り出し手段および前記紙幣搬送手段を駆動させて、前記
紙幣セット手段にセットされた紙幣の計数を再開するよ
うに構成されている。
は、前記判別計数手段が、紙幣が受け入れ不能な紙幣で
あると判別したときは、前記計数すべき紙幣以外の紙幣
を計数せず、前記受け入れ不能な紙幣が前記紙幣集積手
段に集積されるタイミングで、前記紙幣繰り出し手段お
よび前記紙幣搬送手段の駆動を停止させ、前記スタート
手段からスタート信号が入力された時点で、前記紙幣繰
り出し手段および前記紙幣搬送手段を駆動させて、前記
紙幣セット手段にセットされた紙幣の計数を再開するよ
うに構成されている。
【0015】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、紙幣が受け入れ不能な紙幣であると判別したとき
は、判別計数手段は、その紙幣を計数せず、その受け入
れ不能な紙幣が紙幣集積手段に集積されるタイミング
で、紙幣繰り出し手段および紙幣搬送手段の駆動を停止
させ、前記スタート手段からスタート信号が入力された
時点で、紙幣繰り出し手段および紙幣搬送手段を駆動さ
せて、紙幣セット手段にセットされた紙幣の計数を再開
しているので、受け入れ不能な紙幣を紙幣集積手段から
回収した後に、スタート手段を操作すること入力よっ
て、受け入れ不能な紙幣を確実に回収し、受け入れ可能
な計数すべき紙幣のみを計数して、紙幣集積手段内に集
積させることが可能になる。
ば、紙幣が受け入れ不能な紙幣であると判別したとき
は、判別計数手段は、その紙幣を計数せず、その受け入
れ不能な紙幣が紙幣集積手段に集積されるタイミング
で、紙幣繰り出し手段および紙幣搬送手段の駆動を停止
させ、前記スタート手段からスタート信号が入力された
時点で、紙幣繰り出し手段および紙幣搬送手段を駆動さ
せて、紙幣セット手段にセットされた紙幣の計数を再開
しているので、受け入れ不能な紙幣を紙幣集積手段から
回収した後に、スタート手段を操作すること入力よっ
て、受け入れ不能な紙幣を確実に回収し、受け入れ可能
な計数すべき紙幣のみを計数して、紙幣集積手段内に集
積させることが可能になる。
【0016】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記判別計数手段が、紙幣が紙幣計数機内で、ジャ
ミングを起こしたと判別したときに、前記紙幣繰り出し
手段および前記紙幣搬送手段の駆動を停止させ、前記集
積紙幣センサから、集積紙幣検出信号が入力されなくな
った後に、前記メモリ手段の前記計数値記憶領域に記憶
された紙幣の計数値をクリアし、前記仮計数値記憶領域
に記憶された仮計数値を、紙幣の計数値の初期値として
記憶させ、前記紙幣繰り出し手段および前記紙幣搬送手
段を駆動させて、前記紙幣セット手段にセットされた紙
幣の計数を再開するように構成されている。
は、前記判別計数手段が、紙幣が紙幣計数機内で、ジャ
ミングを起こしたと判別したときに、前記紙幣繰り出し
手段および前記紙幣搬送手段の駆動を停止させ、前記集
積紙幣センサから、集積紙幣検出信号が入力されなくな
った後に、前記メモリ手段の前記計数値記憶領域に記憶
された紙幣の計数値をクリアし、前記仮計数値記憶領域
に記憶された仮計数値を、紙幣の計数値の初期値として
記憶させ、前記紙幣繰り出し手段および前記紙幣搬送手
段を駆動させて、前記紙幣セット手段にセットされた紙
幣の計数を再開するように構成されている。
【0017】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、判別計数手段が、紙幣が紙幣計数機内で、ジャミン
グを起こしたと判別したときに、紙幣繰り出し手段およ
び前記紙幣搬送手段の駆動を停止させ、ジャミングを起
こした紙幣が紙幣集積手段から取り除かれて、集積紙幣
センサから、集積紙幣検出信号が入力されなくなった後
に、メモリ手段の計数値記憶領域に記憶された紙幣の計
数値をクリアし、仮計数値記憶領域に記憶された仮計数
値を、紙幣の計数値の初期値として記憶させ、紙幣繰り
出し手段および紙幣搬送手段を駆動させて、紙幣セット
手段にセットされた紙幣の計数を再開するように構成さ
れているから、何枚の紙幣がジャミングを起こしたかを
判定することができず、通常は、改めて、紙幣の計数を
し直す必要がある紙幣のジャミングの場合にも、それ以
前に実行されたすべての計数サイクルで計数した紙幣の
仮計数値を初期値として、紙幣の計数を再開することが
でき、きわめて効率良く、紙幣を計数することが可能に
なる。
ば、判別計数手段が、紙幣が紙幣計数機内で、ジャミン
グを起こしたと判別したときに、紙幣繰り出し手段およ
び前記紙幣搬送手段の駆動を停止させ、ジャミングを起
こした紙幣が紙幣集積手段から取り除かれて、集積紙幣
センサから、集積紙幣検出信号が入力されなくなった後
に、メモリ手段の計数値記憶領域に記憶された紙幣の計
数値をクリアし、仮計数値記憶領域に記憶された仮計数
値を、紙幣の計数値の初期値として記憶させ、紙幣繰り
出し手段および紙幣搬送手段を駆動させて、紙幣セット
手段にセットされた紙幣の計数を再開するように構成さ
れているから、何枚の紙幣がジャミングを起こしたかを
判定することができず、通常は、改めて、紙幣の計数を
し直す必要がある紙幣のジャミングの場合にも、それ以
前に実行されたすべての計数サイクルで計数した紙幣の
仮計数値を初期値として、紙幣の計数を再開することが
でき、きわめて効率良く、紙幣を計数することが可能に
なる。
【0018】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記判別計数手段が、前記メモリ手段の前記計数値
記憶領域に、紙幣の金種毎の計数枚数を記憶させるとと
もに、前記メモリ手段の前記仮計数値記憶領域に、紙幣
の仮計数値として、それまでの計数サイクルにおいて、
計数した計数すべき紙幣の金種毎の計数枚数を記憶させ
るように構成されている。
は、前記判別計数手段が、前記メモリ手段の前記計数値
記憶領域に、紙幣の金種毎の計数枚数を記憶させるとと
もに、前記メモリ手段の前記仮計数値記憶領域に、紙幣
の仮計数値として、それまでの計数サイクルにおいて、
計数した計数すべき紙幣の金種毎の計数枚数を記憶させ
るように構成されている。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて、本発
明の好ましい実施態様につき、詳細に説明を加える。
明の好ましい実施態様につき、詳細に説明を加える。
【0020】図1は、本発明の好ましい実施態様にかか
る紙幣計数機の略縦断面図である。
る紙幣計数機の略縦断面図である。
【0021】図1に示されるように、紙幣計数機は、計
数すべき紙幣を装填する紙幣ホッパー1と、紙幣ホッパ
ー1に紙幣が装填されているか否かを検出する紙幣セン
サ2と、紙幣ホッパー1に装填された最下の紙幣に当接
して、その回転にともない、最下の紙幣を紙幣計数機内
に蹴り出す蹴り出しローラ3と、その回転にともなっ
て、蹴り出しローラ3によって蹴り出された紙幣を、紙
幣計数機内に送り込む繰り出しローラ4と、繰り出しロ
ーラ4と反対方向に回転され、繰り出しローラ4と協働
して、紙幣を1枚づつに分離する分離ローラ5と、繰り
出しローラ4および分離ローラ5の下流側に設けられ、
紙幣を紙幣搬送通路6に送る送りローラ7と、紙幣搬送
通路6に設けられ、紙幣を搬送する搬送ベルト8と、紙
幣搬送通路6に設けられ、紙幣を判別するための検出信
号を生成するセンサデバイス9と、複数の羽根を備え、
紙幣を紙幣集積部10内に集積させる羽根車11と、紙
幣集積部10に紙幣が集積されているか否かを検出する
集積紙幣センサ12と、紙幣を羽根車11の隣接する羽
根の間に送り込むローラ13と、操作パネル14とを備
えている。
数すべき紙幣を装填する紙幣ホッパー1と、紙幣ホッパ
ー1に紙幣が装填されているか否かを検出する紙幣セン
サ2と、紙幣ホッパー1に装填された最下の紙幣に当接
して、その回転にともない、最下の紙幣を紙幣計数機内
に蹴り出す蹴り出しローラ3と、その回転にともなっ
て、蹴り出しローラ3によって蹴り出された紙幣を、紙
幣計数機内に送り込む繰り出しローラ4と、繰り出しロ
ーラ4と反対方向に回転され、繰り出しローラ4と協働
して、紙幣を1枚づつに分離する分離ローラ5と、繰り
出しローラ4および分離ローラ5の下流側に設けられ、
紙幣を紙幣搬送通路6に送る送りローラ7と、紙幣搬送
通路6に設けられ、紙幣を搬送する搬送ベルト8と、紙
幣搬送通路6に設けられ、紙幣を判別するための検出信
号を生成するセンサデバイス9と、複数の羽根を備え、
紙幣を紙幣集積部10内に集積させる羽根車11と、紙
幣集積部10に紙幣が集積されているか否かを検出する
集積紙幣センサ12と、紙幣を羽根車11の隣接する羽
根の間に送り込むローラ13と、操作パネル14とを備
えている。
【0022】ここに、紙幣ホッパー1には、M枚の紙幣
が装填可能であり、紙幣集積部10には、N枚の紙幣
(NはMより小さい正の整数である。)が集積可能に構
成されており、本実施態様においては、M、Nは、たと
えば、500枚、200枚に設定されている。
が装填可能であり、紙幣集積部10には、N枚の紙幣
(NはMより小さい正の整数である。)が集積可能に構
成されており、本実施態様においては、M、Nは、たと
えば、500枚、200枚に設定されている。
【0023】また、センサデバイス9は、発光手段(図
示せず)から発せられ、紙幣を透過した光を受光手段
(図示せず)によって検出して、透過光量を検出し、紙
幣の透過光量データを生成するとともに、紙幣のサイズ
を光学的に検出して、紙幣のサイズ検出データを生成
し、また、紙幣の磁気的性質を検出して、紙幣の磁気検
出データを生成し、それぞれ、後述するCPUに出力す
るように構成されている。本実施態様においては、セン
サデバイス9は、さらに、発光手段から発せられ、紙幣
によって反射された光を検出し、紙幣の表面パターンを
検出して、紙幣の表面パターン検出データを生成し、紫
外線光源(図示せず)から発せられた紫外線によって、
紙幣に含まれた蛍光物質が励起されて、放出する蛍光を
検出して、蛍光検出データを生成し、また、紙幣に形成
されている金属片を検出して、金属片検出データを生成
し、それぞれ、後述するCPUに出力可能に構成されて
いる。
示せず)から発せられ、紙幣を透過した光を受光手段
(図示せず)によって検出して、透過光量を検出し、紙
幣の透過光量データを生成するとともに、紙幣のサイズ
を光学的に検出して、紙幣のサイズ検出データを生成
し、また、紙幣の磁気的性質を検出して、紙幣の磁気検
出データを生成し、それぞれ、後述するCPUに出力す
るように構成されている。本実施態様においては、セン
サデバイス9は、さらに、発光手段から発せられ、紙幣
によって反射された光を検出し、紙幣の表面パターンを
検出して、紙幣の表面パターン検出データを生成し、紫
外線光源(図示せず)から発せられた紫外線によって、
紙幣に含まれた蛍光物質が励起されて、放出する蛍光を
検出して、蛍光検出データを生成し、また、紙幣に形成
されている金属片を検出して、金属片検出データを生成
し、それぞれ、後述するCPUに出力可能に構成されて
いる。
【0024】図2に示されるように、計数すべき紙幣の
枚数を指定する「PRESET」キー20と、すでに計
数された紙幣の枚数に、計数すべき紙幣の枚数と加算さ
せる加算モードで、紙幣を計数する場合に操作される
「ADD」キー21と、計数した紙幣の金額を表示させ
る金額表示モードで、紙幣を計数する場合に操作される
「VALUE」キー22と、N枚の紙幣の計数完了後
に、N枚の紙幣を紙幣集積部10から取り出し、紙幣ホ
ッパー1に残っている(M−N)枚の紙幣を継続して、
計数する継続計数モードで、紙幣を計数する場合に操作
される「CVC」キー23と、「VALUE」キー22
が操作された金額表示モードにおいて、金種別に金額を
表示させるか、あるいは、計数した紙幣の合計金額を表
示させるかを選択する「DE」キー24と、センサデバ
イス9が検出した紙幣の磁気的性質ならびに紙幣のサイ
ズおよび表面パターンと、基準磁気データならびに紙幣
の基準サイズデータおよび紙幣の基準表面パターンデー
タとの不一致の程度が、どの程度であれば、一致した判
別すべきかの許容値であるしきい値などの各種検出レベ
ルを設定する「FUNCTION」キー25と、テンキ
ー26と、紙幣の計数を開始させる「START」キー
27と、紙幣の計数を確定的に終了させる「END」キ
ー28と、表示部29を備えている。
枚数を指定する「PRESET」キー20と、すでに計
数された紙幣の枚数に、計数すべき紙幣の枚数と加算さ
せる加算モードで、紙幣を計数する場合に操作される
「ADD」キー21と、計数した紙幣の金額を表示させ
る金額表示モードで、紙幣を計数する場合に操作される
「VALUE」キー22と、N枚の紙幣の計数完了後
に、N枚の紙幣を紙幣集積部10から取り出し、紙幣ホ
ッパー1に残っている(M−N)枚の紙幣を継続して、
計数する継続計数モードで、紙幣を計数する場合に操作
される「CVC」キー23と、「VALUE」キー22
が操作された金額表示モードにおいて、金種別に金額を
表示させるか、あるいは、計数した紙幣の合計金額を表
示させるかを選択する「DE」キー24と、センサデバ
イス9が検出した紙幣の磁気的性質ならびに紙幣のサイ
ズおよび表面パターンと、基準磁気データならびに紙幣
の基準サイズデータおよび紙幣の基準表面パターンデー
タとの不一致の程度が、どの程度であれば、一致した判
別すべきかの許容値であるしきい値などの各種検出レベ
ルを設定する「FUNCTION」キー25と、テンキ
ー26と、紙幣の計数を開始させる「START」キー
27と、紙幣の計数を確定的に終了させる「END」キ
ー28と、表示部29を備えている。
【0025】図3は、本発明の好ましい実施態様にかか
る紙幣計数機の駆動系、検出系、制御系、入力系および
表示系のブロックダイアグラムである。
る紙幣計数機の駆動系、検出系、制御系、入力系および
表示系のブロックダイアグラムである。
【0026】図3に示されるように、紙幣計数機の駆動
系は、蹴り出しローラ3、繰り出しローラ4、分離ロー
ラ5、送りローラ7、搬送ベルト8、羽根車11および
ローラ13を駆動するモータ30を備え、モータ30の
駆動力は、電磁クラッチ31および電磁ブレーキ32を
介して、蹴り出しローラ3および繰り出しローラ4に断
続的に伝達されるように構成されている。
系は、蹴り出しローラ3、繰り出しローラ4、分離ロー
ラ5、送りローラ7、搬送ベルト8、羽根車11および
ローラ13を駆動するモータ30を備え、モータ30の
駆動力は、電磁クラッチ31および電磁ブレーキ32を
介して、蹴り出しローラ3および繰り出しローラ4に断
続的に伝達されるように構成されている。
【0027】図3に示されるように、紙幣計数機の検出
系は、紙幣ホッパー1に紙幣が装填されているか否かを
検出する紙幣センサ2と、紙幣を判別するセンサデバイ
ス9と、紙幣集積部10に紙幣が集積されているか否か
を検出する集積紙幣センサ12とを備えている。
系は、紙幣ホッパー1に紙幣が装填されているか否かを
検出する紙幣センサ2と、紙幣を判別するセンサデバイ
ス9と、紙幣集積部10に紙幣が集積されているか否か
を検出する集積紙幣センサ12とを備えている。
【0028】図3に示されるように、紙幣計数機の制御
系は、紙幣計数機全体を制御するCPU35と、各金種
の紙幣の基準データを記憶するROM36と、RAM3
7とを備えている。ここに、基準データとしては、各金
種毎の紙幣の基準透過光量データ、各金種毎の紙幣の基
準サイズデータ、各金種毎の紙幣の基準磁気データ、各
金種毎の紙幣の基準表面パターンデータ、各金種毎の紙
幣の基準蛍光データおよび各金種毎の紙幣の基準金属片
データが、それぞれ、ROM36に記憶されている。
系は、紙幣計数機全体を制御するCPU35と、各金種
の紙幣の基準データを記憶するROM36と、RAM3
7とを備えている。ここに、基準データとしては、各金
種毎の紙幣の基準透過光量データ、各金種毎の紙幣の基
準サイズデータ、各金種毎の紙幣の基準磁気データ、各
金種毎の紙幣の基準表面パターンデータ、各金種毎の紙
幣の基準蛍光データおよび各金種毎の紙幣の基準金属片
データが、それぞれ、ROM36に記憶されている。
【0029】図3に示されるように、紙幣計数機の入力
系は、「PRESET」キー20と、「ADD」キー2
1と、「VALUE」キー22と、「CVC」キー23
と、「DE」キー24と、「FUNCTION」キー2
5と、テンキー26と、「START」キー27と、
「END」キー28とを備えており、紙幣計数機の表示
系は、表示部29を備えている。
系は、「PRESET」キー20と、「ADD」キー2
1と、「VALUE」キー22と、「CVC」キー23
と、「DE」キー24と、「FUNCTION」キー2
5と、テンキー26と、「START」キー27と、
「END」キー28とを備えており、紙幣計数機の表示
系は、表示部29を備えている。
【0030】以上のように構成された本発明の好ましい
実施態様にかかる紙幣計数機は、以下のようにして、紙
幣を計数する。
実施態様にかかる紙幣計数機は、以下のようにして、紙
幣を計数する。
【0031】まず、紙幣ホッパー1に、装填可能な最大
枚数MであるM枚の紙幣が、紙幣ホッパー1に装填され
る。
枚数MであるM枚の紙幣が、紙幣ホッパー1に装填され
る。
【0032】本実施態様においては、紙幣ホッパー1
に、装填可能な最大枚数MであるM枚の紙幣がセットさ
れ、紙幣集積部10内に、集積可能な紙幣枚数Nに等し
いN枚の紙幣が、紙幣ホッパー1から、紙幣計数機内に
繰り出され、センサデバイス9がN枚の紙幣を検出し
て、紙幣の計数が完了した後に、紙幣集積部10に集積
された紙幣を、紙幣集積部10から取り出し、紙幣ホッ
パー1に残っている(M−N)枚の紙幣を継続して、計
数する継続計数モードで、紙幣計数機が動作されるよう
に構成されており、そのため、次いて、オペレータによ
って、「CVC」キー23が操作される。
に、装填可能な最大枚数MであるM枚の紙幣がセットさ
れ、紙幣集積部10内に、集積可能な紙幣枚数Nに等し
いN枚の紙幣が、紙幣ホッパー1から、紙幣計数機内に
繰り出され、センサデバイス9がN枚の紙幣を検出し
て、紙幣の計数が完了した後に、紙幣集積部10に集積
された紙幣を、紙幣集積部10から取り出し、紙幣ホッ
パー1に残っている(M−N)枚の紙幣を継続して、計
数する継続計数モードで、紙幣計数機が動作されるよう
に構成されており、そのため、次いて、オペレータによ
って、「CVC」キー23が操作される。
【0033】紙幣ホッパー1に、M枚、たとえば、50
0枚の紙幣がセットされ、操作パネル14の「STAR
T」キーが操作されると、CPU35にスタート信号が
入力される。紙幣が紙幣ホッパー1内に存在している
間、CPU35には、紙幣センサ2から、紙幣検出信号
が入力される。
0枚の紙幣がセットされ、操作パネル14の「STAR
T」キーが操作されると、CPU35にスタート信号が
入力される。紙幣が紙幣ホッパー1内に存在している
間、CPU35には、紙幣センサ2から、紙幣検出信号
が入力される。
【0034】スタート信号を受けると、CPU35は、
モータ30に駆動信号を出力し、モータ30が駆動され
る。その結果、蹴り出しローラ3、繰り出しローラ4、
分離ローラ5、送りローラ7、搬送ベルト8、羽根車1
1およびローラ13が、モータ30によって駆動され
る。ここに、モータ30の駆動力は、電磁クラッチ31
および電磁ブレーキ32を介して、蹴り出しローラ3お
よび繰り出しローラ4に断続的に供給される。
モータ30に駆動信号を出力し、モータ30が駆動され
る。その結果、蹴り出しローラ3、繰り出しローラ4、
分離ローラ5、送りローラ7、搬送ベルト8、羽根車1
1およびローラ13が、モータ30によって駆動され
る。ここに、モータ30の駆動力は、電磁クラッチ31
および電磁ブレーキ32を介して、蹴り出しローラ3お
よび繰り出しローラ4に断続的に供給される。
【0035】蹴り出しローラ3が回転されると、紙幣ホ
ッパー1に装填された紙幣のうち、蹴り出しローラ3が
当接している最下の紙幣が、蹴り出しローラ3と下面と
の摩擦力によって、繰り出しローラ4に向けて、蹴り出
される。
ッパー1に装填された紙幣のうち、蹴り出しローラ3が
当接している最下の紙幣が、蹴り出しローラ3と下面と
の摩擦力によって、繰り出しローラ4に向けて、蹴り出
される。
【0036】紙幣はさらに、繰り出しローラ4によっ
て、紙幣計数機内に送られ、その際、繰り出しローラ4
と逆方向に回転されている分離ローラ5によって、同時
に、2枚以上の紙幣が紙幣搬送通路6に送られることが
防止される。
て、紙幣計数機内に送られ、その際、繰り出しローラ4
と逆方向に回転されている分離ローラ5によって、同時
に、2枚以上の紙幣が紙幣搬送通路6に送られることが
防止される。
【0037】こうして、紙幣は、1枚づつ、送りローラ
7に送られ、送りローラ7によって、紙幣搬送通路6内
に送られる。
7に送られ、送りローラ7によって、紙幣搬送通路6内
に送られる。
【0038】次いで、センサデバイス9によって、紙幣
が検出され、紙幣の透過光量検出データ、紙幣のサイズ
検出データ、紙幣の磁気検出データ、紙幣の表面パター
ン検出データ、紙幣の蛍光検出データおよび紙幣の金属
片検出データが生成されて、CPU35に送られる。
が検出され、紙幣の透過光量検出データ、紙幣のサイズ
検出データ、紙幣の磁気検出データ、紙幣の表面パター
ン検出データ、紙幣の蛍光検出データおよび紙幣の金属
片検出データが生成されて、CPU35に送られる。
【0039】CPU35は、センサデバイス9からこれ
らの検出データを受けると、ROM36にアクセスし
て、紙幣の各金種各金種毎の基準透過光量検出データ、
基準サイズ検出データ、基準磁気検出データ、基準表面
パターン検出データ、基準蛍光検出データおよび基準金
属片検出データを、ROM36から読み出す。
らの検出データを受けると、ROM36にアクセスし
て、紙幣の各金種各金種毎の基準透過光量検出データ、
基準サイズ検出データ、基準磁気検出データ、基準表面
パターン検出データ、基準蛍光検出データおよび基準金
属片検出データを、ROM36から読み出す。
【0040】CPU35は、まず、ROM36から読み
出した基準透過光量検出データを、センサデバイス9か
ら入力された紙幣の各金種の透過光量検出データと比較
し、検出された紙幣が1枚づつ送られているか、あるい
は、2枚以上の紙幣が同時に送られているかを判別す
る。
出した基準透過光量検出データを、センサデバイス9か
ら入力された紙幣の各金種の透過光量検出データと比較
し、検出された紙幣が1枚づつ送られているか、あるい
は、2枚以上の紙幣が同時に送られているかを判別す
る。
【0041】その結果、紙幣の各金種の基準透過光量検
出データと、センサデバイス9から入力された紙幣の透
過光量検出データとを比較した結果、2枚以上の紙幣が
同時に送られ、多重送りが発生したと判別したときは、
CPU35は、それらの紙幣を計数せず、それらの紙幣
が紙幣集積部10に送られるタイミングで、駆動停止信
号をモータ30に出力する。
出データと、センサデバイス9から入力された紙幣の透
過光量検出データとを比較した結果、2枚以上の紙幣が
同時に送られ、多重送りが発生したと判別したときは、
CPU35は、それらの紙幣を計数せず、それらの紙幣
が紙幣集積部10に送られるタイミングで、駆動停止信
号をモータ30に出力する。
【0042】したがって、多重送りを発生させた紙幣
は、センサデバイス9から、さらに、ローラ13に送ら
れて、ローラ13によって、羽根車11の隣接する羽根
の間に送り込まれ、紙幣集積部10内に集積された時点
で、蹴り出しローラ3、繰り出しローラ4、分離ローラ
5、送りローラ7、搬送ベルト8、羽根車11およびロ
ーラ13が停止される。紙幣集積部10に送られた多重
送りを発生させた紙幣は、オペレータによって、回収さ
れる。
は、センサデバイス9から、さらに、ローラ13に送ら
れて、ローラ13によって、羽根車11の隣接する羽根
の間に送り込まれ、紙幣集積部10内に集積された時点
で、蹴り出しローラ3、繰り出しローラ4、分離ローラ
5、送りローラ7、搬送ベルト8、羽根車11およびロ
ーラ13が停止される。紙幣集積部10に送られた多重
送りを発生させた紙幣は、オペレータによって、回収さ
れる。
【0043】これに対して、検出された紙幣が1枚づ
つ、送られていると判別したときは、CPU35は、さ
らに、センサデバイス9から入力された紙幣のサイズ検
出データ、紙幣の磁気検出データ、紙幣の表面パターン
検出データ、紙幣の蛍光検出データおよび紙幣の金属片
検出データを、ROM36から読み出した紙幣の金種毎
の基準サイズ検出データ、基準磁気検出データ、基準表
面パターン検出データ、基準蛍光検出データおよび基準
金属片検出データと比較する。
つ、送られていると判別したときは、CPU35は、さ
らに、センサデバイス9から入力された紙幣のサイズ検
出データ、紙幣の磁気検出データ、紙幣の表面パターン
検出データ、紙幣の蛍光検出データおよび紙幣の金属片
検出データを、ROM36から読み出した紙幣の金種毎
の基準サイズ検出データ、基準磁気検出データ、基準表
面パターン検出データ、基準蛍光検出データおよび基準
金属片検出データと比較する。
【0044】紙幣のサイズ検出データと紙幣の金種毎の
基準サイズ検出データとを比較した結果、紙幣の長辺の
長さが各金種の紙幣の基準長辺長よりも、所定の割合を
越えて、長いと判別したときは、2枚以上の紙幣が一部
重なり合って、搬送され、紙幣がジャミングを起こす虞
が高く、それらの紙幣を紙幣集積部10に送ることがで
きない虞があり、すでに、それらの紙幣がジャミングを
起していた場合には、紙幣集積部10に送ることができ
ないため、CPU35は、それらの紙幣を計数すること
なく、ただちに、モータ30に駆動停止信号を出力し、
蹴り出しローラ3、繰り出しローラ4、分離ローラ5、
送りローラ7、搬送ベルト8、羽根車11およびローラ
13が停止される。
基準サイズ検出データとを比較した結果、紙幣の長辺の
長さが各金種の紙幣の基準長辺長よりも、所定の割合を
越えて、長いと判別したときは、2枚以上の紙幣が一部
重なり合って、搬送され、紙幣がジャミングを起こす虞
が高く、それらの紙幣を紙幣集積部10に送ることがで
きない虞があり、すでに、それらの紙幣がジャミングを
起していた場合には、紙幣集積部10に送ることができ
ないため、CPU35は、それらの紙幣を計数すること
なく、ただちに、モータ30に駆動停止信号を出力し、
蹴り出しローラ3、繰り出しローラ4、分離ローラ5、
送りローラ7、搬送ベルト8、羽根車11およびローラ
13が停止される。
【0045】蹴り出しローラ3、繰り出しローラ4、分
離ローラ5、送りローラ7、搬送ベルト8、羽根車11
およびローラ13の停止後、紙幣計数機が開かれ、一部
重なり合って、搬送された紙幣あるいはジャミングを起
した紙幣は、オペレータによって、取り除かれる。
離ローラ5、送りローラ7、搬送ベルト8、羽根車11
およびローラ13の停止後、紙幣計数機が開かれ、一部
重なり合って、搬送された紙幣あるいはジャミングを起
した紙幣は、オペレータによって、取り除かれる。
【0046】紙幣のサイズ検出データと紙幣の金種毎の
基準サイズ検出データとを比較した結果、紙幣の長辺の
長さが各金種の紙幣の基準長辺長よりも、所定の割合を
越えて、長いことはないと判別したときは、CPU35
は、センサデバイス9から入力された紙幣のサイズ検出
データ、紙幣の磁気検出データ、紙幣の表面パターン検
出データ、紙幣の蛍光検出データおよび紙幣の金属片検
出データと、ROM36から読み出した紙幣の金種毎の
基準サイズ検出データ、基準磁気検出データ、基準表面
パターン検出データ、基準蛍光検出データおよび基準金
属片検出データとを比較して、センサデバイス9が検出
した紙幣が受け入れ可能か否かおよびその金種が判別さ
れる。
基準サイズ検出データとを比較した結果、紙幣の長辺の
長さが各金種の紙幣の基準長辺長よりも、所定の割合を
越えて、長いことはないと判別したときは、CPU35
は、センサデバイス9から入力された紙幣のサイズ検出
データ、紙幣の磁気検出データ、紙幣の表面パターン検
出データ、紙幣の蛍光検出データおよび紙幣の金属片検
出データと、ROM36から読み出した紙幣の金種毎の
基準サイズ検出データ、基準磁気検出データ、基準表面
パターン検出データ、基準蛍光検出データおよび基準金
属片検出データとを比較して、センサデバイス9が検出
した紙幣が受け入れ可能か否かおよびその金種が判別さ
れる。
【0047】その結果、紙幣が受け入れ可能であると判
別したときは、CPU35は、RAM37の計数値記憶
領域に記憶されている紙幣のその金種の計数枚数を1枚
だけ増大させるとともに、RAM37の所定のメモリ領
域に記憶されている紙幣の合計検出枚数を1枚だけ増大
させる。このときには、1枚目の紙幣が検出されている
ので、CPU35は、その金種の紙幣の計数枚数および
紙幣の合計検出枚数として、それぞれ、1枚をRAM3
7の計数値記憶領域および所定のメモリ領域に書き込
む。
別したときは、CPU35は、RAM37の計数値記憶
領域に記憶されている紙幣のその金種の計数枚数を1枚
だけ増大させるとともに、RAM37の所定のメモリ領
域に記憶されている紙幣の合計検出枚数を1枚だけ増大
させる。このときには、1枚目の紙幣が検出されている
ので、CPU35は、その金種の紙幣の計数枚数および
紙幣の合計検出枚数として、それぞれ、1枚をRAM3
7の計数値記憶領域および所定のメモリ領域に書き込
む。
【0048】紙幣は、センサデバイス9から、さらに、
ローラ13に送られて、ローラ13によって、羽根車1
1の隣接する羽根の間に送り込まれ、紙幣集積部10内
に集積される。
ローラ13に送られて、ローラ13によって、羽根車1
1の隣接する羽根の間に送り込まれ、紙幣集積部10内
に集積される。
【0049】紙幣が、紙幣集積部10内に送られると、
蹴り出しローラ3によって、紙幣ホッパー1内に装填さ
れている次の最下の紙幣が、繰り出しローラ4に向けて
蹴り出される。
蹴り出しローラ3によって、紙幣ホッパー1内に装填さ
れている次の最下の紙幣が、繰り出しローラ4に向けて
蹴り出される。
【0050】これに対して、センサデバイス9が検出し
た紙幣が、偽造紙幣や外国紙幣などの受け入れ不能な紙
幣であると判別したときは、CPU35は、その受け入
れ不能な紙幣を計数することも、また、RAM37の所
定のメモリ領域に記憶されている紙幣の合計検出枚数を
増大させることもなく、受け入れ不能な紙幣が紙幣集積
部10に送られるタイミングで、駆動停止信号をモータ
30に出力する。
た紙幣が、偽造紙幣や外国紙幣などの受け入れ不能な紙
幣であると判別したときは、CPU35は、その受け入
れ不能な紙幣を計数することも、また、RAM37の所
定のメモリ領域に記憶されている紙幣の合計検出枚数を
増大させることもなく、受け入れ不能な紙幣が紙幣集積
部10に送られるタイミングで、駆動停止信号をモータ
30に出力する。
【0051】その結果、センサデバイス9によって、受
け入れ不能な紙幣と判別された紙幣が、紙幣集積部10
内に集積された時点で、蹴り出しローラ3、繰り出しロ
ーラ4、分離ローラ5、送りローラ7、搬送ベルト8、
羽根車11およびローラ13が停止される。紙幣集積部
10に集積された受け入れ不能な紙幣は、オペレータに
よって、回収される。
け入れ不能な紙幣と判別された紙幣が、紙幣集積部10
内に集積された時点で、蹴り出しローラ3、繰り出しロ
ーラ4、分離ローラ5、送りローラ7、搬送ベルト8、
羽根車11およびローラ13が停止される。紙幣集積部
10に集積された受け入れ不能な紙幣は、オペレータに
よって、回収される。
【0052】紙幣の多重送りが発生した場合および受け
入れ不能な紙幣が検出された場合には、紙幣が、紙幣集
積部10内に送られても、紙幣ホッパー1に装填されて
いる次の紙幣が、自動的に、蹴り出しローラ3によっ
て、繰り出しローラ4に向けて、蹴り出されることはな
く、オペレータによって、「START」キー27が操
作されて初めて、紙幣ホッパー1に装填されている次の
紙幣が、1枚目の紙幣と同様にして、蹴り出しローラ3
および繰り出しローラ4によって、紙幣計数機内に送り
込まれる。
入れ不能な紙幣が検出された場合には、紙幣が、紙幣集
積部10内に送られても、紙幣ホッパー1に装填されて
いる次の紙幣が、自動的に、蹴り出しローラ3によっ
て、繰り出しローラ4に向けて、蹴り出されることはな
く、オペレータによって、「START」キー27が操
作されて初めて、紙幣ホッパー1に装填されている次の
紙幣が、1枚目の紙幣と同様にして、蹴り出しローラ3
および繰り出しローラ4によって、紙幣計数機内に送り
込まれる。
【0053】以上のようにして、紙幣ホッパー1に装填
された紙幣が、次々に、判別されつつ、計数されて、紙
幣集積部10に送られ、CPU35によって、2枚以上
の紙幣が同時に送られ、多重送りが発生したことも、ま
た、紙幣が、紙幣計数機内でジャミングを起こしたこと
も検出されることなく、センサデバイス9によって、紙
幣が検出された結果、RAM37の所定のメモリ領域に
記憶されている紙幣の合計検出枚数が、紙幣集積部10
の紙幣の集積容量に等しいN枚、たとえば、200枚に
等しくなり、紙幣集積部10内に、紙幣集積部10の紙
幣の集積容量に等しいN枚、たとえば、200枚の紙幣
が集積されたと判定したときは、CPU35は、その紙
幣が、紙幣集積部10に送られるタイミングで、モータ
30に駆動停止信号を出力して、蹴り出しローラ3、繰
り出しローラ4、分離ローラ5、送りローラ7、搬送ベ
ルト8、羽根車11およびローラ13を停止させて、第
1の紙幣計数サイクルを終了させる。
された紙幣が、次々に、判別されつつ、計数されて、紙
幣集積部10に送られ、CPU35によって、2枚以上
の紙幣が同時に送られ、多重送りが発生したことも、ま
た、紙幣が、紙幣計数機内でジャミングを起こしたこと
も検出されることなく、センサデバイス9によって、紙
幣が検出された結果、RAM37の所定のメモリ領域に
記憶されている紙幣の合計検出枚数が、紙幣集積部10
の紙幣の集積容量に等しいN枚、たとえば、200枚に
等しくなり、紙幣集積部10内に、紙幣集積部10の紙
幣の集積容量に等しいN枚、たとえば、200枚の紙幣
が集積されたと判定したときは、CPU35は、その紙
幣が、紙幣集積部10に送られるタイミングで、モータ
30に駆動停止信号を出力して、蹴り出しローラ3、繰
り出しローラ4、分離ローラ5、送りローラ7、搬送ベ
ルト8、羽根車11およびローラ13を停止させて、第
1の紙幣計数サイクルを終了させる。
【0054】同時に、CPU35は、RAM37の計数
値記憶領域に記憶された金種別の紙幣の枚数を読み出
し、オペレータによって、「VALUE」キー22が操
作されていないときは、金種毎の紙幣の枚数および紙幣
の合計枚数を、操作パネル14の表示部29に表示さ
せ、他方、オペレータによって、「VALUE」キー2
2および「DE」キー23が操作されて、金額表示モー
ドに設定され、かつ、金種別に金額を表示させるモード
に設定されているときは、金種別の金額を算出して、操
作パネル14の表示部29に表示させ、金額表示モード
に設定され、かつ、計数した紙幣の合計金額を表示させ
るモードに設定されているときは、計数した紙幣の合計
金額を算出して、表示部29に表示させる。
値記憶領域に記憶された金種別の紙幣の枚数を読み出
し、オペレータによって、「VALUE」キー22が操
作されていないときは、金種毎の紙幣の枚数および紙幣
の合計枚数を、操作パネル14の表示部29に表示さ
せ、他方、オペレータによって、「VALUE」キー2
2および「DE」キー23が操作されて、金額表示モー
ドに設定され、かつ、金種別に金額を表示させるモード
に設定されているときは、金種別の金額を算出して、操
作パネル14の表示部29に表示させ、金額表示モード
に設定され、かつ、計数した紙幣の合計金額を表示させ
るモードに設定されているときは、計数した紙幣の合計
金額を算出して、表示部29に表示させる。
【0055】オペレータが、計数された紙幣の金種別の
枚数および紙幣の合計枚数、金種別の金額あるいは合計
金額を確認した後、紙幣集積部10から、N枚の紙幣を
回収すると、集積紙幣センサ12によって、紙幣集積部
10からN枚の紙幣が回収されたことが検出され、回収
完了信号がCPU35に出力される。
枚数および紙幣の合計枚数、金種別の金額あるいは合計
金額を確認した後、紙幣集積部10から、N枚の紙幣を
回収すると、集積紙幣センサ12によって、紙幣集積部
10からN枚の紙幣が回収されたことが検出され、回収
完了信号がCPU35に出力される。
【0056】本実施態様においては、オペレータによっ
て「CVC」キー23が操作され、継続計数モードに設
定されており、紙幣ホッパー1に装填可能な紙幣の最大
枚数M、すなわち、紙幣ホッパー1の紙幣の収容容量M
は、紙幣集積部10に集積可能な紙幣の枚数N、すなわ
ち、紙幣集積部10の紙幣の集積容量Nよりも大きいの
で、紙幣ホッパー1から、紙幣が次々に繰り出され、セ
ンサデバイス9によって検出された結果、RAM37の
所定のメモリ領域に記憶されている紙幣の合計検出枚数
が、紙幣集積部10に集積可能な紙幣の枚数Nに等しく
なり、紙幣集積部10内に、紙幣集積部10の紙幣の集
積容量に等しいN枚の紙幣が集積されて、第1のサイク
ルの紙幣計数動作が完了した後にも、紙幣ホッパー1内
に、計数が完了していない紙幣が存在している可能性が
ある。ここに、紙幣センサ2からは、紙幣ホッパー1内
に紙幣が存在している間、紙幣検出信号がCPU35に
出力されているので、計数が完了していない紙幣が紙幣
ホッパー1内に存在しているか否かは、紙幣センサ2か
ら紙幣検出信号に基づいて判定することができる。
て「CVC」キー23が操作され、継続計数モードに設
定されており、紙幣ホッパー1に装填可能な紙幣の最大
枚数M、すなわち、紙幣ホッパー1の紙幣の収容容量M
は、紙幣集積部10に集積可能な紙幣の枚数N、すなわ
ち、紙幣集積部10の紙幣の集積容量Nよりも大きいの
で、紙幣ホッパー1から、紙幣が次々に繰り出され、セ
ンサデバイス9によって検出された結果、RAM37の
所定のメモリ領域に記憶されている紙幣の合計検出枚数
が、紙幣集積部10に集積可能な紙幣の枚数Nに等しく
なり、紙幣集積部10内に、紙幣集積部10の紙幣の集
積容量に等しいN枚の紙幣が集積されて、第1のサイク
ルの紙幣計数動作が完了した後にも、紙幣ホッパー1内
に、計数が完了していない紙幣が存在している可能性が
ある。ここに、紙幣センサ2からは、紙幣ホッパー1内
に紙幣が存在している間、紙幣検出信号がCPU35に
出力されているので、計数が完了していない紙幣が紙幣
ホッパー1内に存在しているか否かは、紙幣センサ2か
ら紙幣検出信号に基づいて判定することができる。
【0057】そこで、CPU35は、集積紙幣センサ1
2から回収完了信号が入力された時点で、紙幣センサ2
から紙幣検出信号が入力されているときは、紙幣ホッパ
ー1内に、計数が完了していない紙幣が存在していると
判定して、第2の紙幣計数サイクルを実行する。
2から回収完了信号が入力された時点で、紙幣センサ2
から紙幣検出信号が入力されているときは、紙幣ホッパ
ー1内に、計数が完了していない紙幣が存在していると
判定して、第2の紙幣計数サイクルを実行する。
【0058】すなわち、CPU35は、RAM37の計
数値記憶領域に記憶されている紙幣の金種毎の枚数を仮
の計数値として、RAM37の別のメモリ領域である仮
計数値記憶領域に保存した後、モータ30に駆動信号を
出力し、RAM37の計数値記憶領域に記憶されている
紙幣の金種毎の計数値を初期値として、自動的に、第2
の紙幣計数サイクルを開始し、紙幣ホッパー1内に残っ
ている紙幣の計数を再開する。第2の判別計数サイクル
を開始するに先立って、CPU35は、RAM37の所
定のメモリ領域に記憶されている紙幣の合計検出枚数を
ゼロにリセットする。
数値記憶領域に記憶されている紙幣の金種毎の枚数を仮
の計数値として、RAM37の別のメモリ領域である仮
計数値記憶領域に保存した後、モータ30に駆動信号を
出力し、RAM37の計数値記憶領域に記憶されている
紙幣の金種毎の計数値を初期値として、自動的に、第2
の紙幣計数サイクルを開始し、紙幣ホッパー1内に残っ
ている紙幣の計数を再開する。第2の判別計数サイクル
を開始するに先立って、CPU35は、RAM37の所
定のメモリ領域に記憶されている紙幣の合計検出枚数を
ゼロにリセットする。
【0059】第1の紙幣計数サイクルと同様にして、紙
幣ホッパー1内に装填された紙幣の計数を再開した後、
CPU35によって、2枚以上の紙幣が同時に送られた
ことも、また、紙幣が、紙幣計数機内でジャミングを起
こしたことも検出されることなく、センサデバイス9に
よって、紙幣が検出された結果、RAM37の所定のメ
モリ領域に記憶されている紙幣の合計検出枚数が、紙幣
集積部10の紙幣の集積容量に等しいN枚、たとえば、
200枚に等しくなり、紙幣集積部10内に、紙幣集積
部10の紙幣の集積容量に等しいN枚、たとえば、20
0枚の紙幣が集積されたと判定したときは、CPU35
は、その紙幣が、紙幣集積部10に送られるタイミング
で、モータ30に駆動停止信号を出力して、蹴り出しロ
ーラ3、繰り出しローラ4、分離ローラ5、送りローラ
7、搬送ベルト8、羽根車11およびローラ13を停止
させる。
幣ホッパー1内に装填された紙幣の計数を再開した後、
CPU35によって、2枚以上の紙幣が同時に送られた
ことも、また、紙幣が、紙幣計数機内でジャミングを起
こしたことも検出されることなく、センサデバイス9に
よって、紙幣が検出された結果、RAM37の所定のメ
モリ領域に記憶されている紙幣の合計検出枚数が、紙幣
集積部10の紙幣の集積容量に等しいN枚、たとえば、
200枚に等しくなり、紙幣集積部10内に、紙幣集積
部10の紙幣の集積容量に等しいN枚、たとえば、20
0枚の紙幣が集積されたと判定したときは、CPU35
は、その紙幣が、紙幣集積部10に送られるタイミング
で、モータ30に駆動停止信号を出力して、蹴り出しロ
ーラ3、繰り出しローラ4、分離ローラ5、送りローラ
7、搬送ベルト8、羽根車11およびローラ13を停止
させる。
【0060】こうして、第2の紙幣計数サイクルが完了
すると、第1の紙幣計数サイクルと同様にして、CPU
35は、表示部29に、紙幣の計数結果を表示させる。
すると、第1の紙幣計数サイクルと同様にして、CPU
35は、表示部29に、紙幣の計数結果を表示させる。
【0061】オペレータが、計数が完了して、紙幣集積
部10内に集積されたN枚の紙幣を取り出し、集積紙幣
センサ12から、回収完了信号が入力された時点で、紙
幣センサ2から紙幣検出信号が入力されているときは、
紙幣ホッパー1内に、計数が完了していない紙幣がまだ
残っていると判定されるから、CPU35は、第2の紙
幣計数サイクルによって、RAM37の所定のメモリ領
域に記憶されている紙幣の合計検出枚数がN枚に等しく
なるまで、紙幣を紙幣ホッパー1から繰り出して、判別
計数し、RAM37の計数値記憶領域に記憶させた紙幣
の金種別の枚数を、RAM37の仮計数値記憶領域に記
憶されている第1の紙幣計数サイクルで得たN枚の紙幣
の金種別の仮の計数値に、上書きして、仮の金種別の計
数値を更新し、RAM37の仮計数値記憶領域に記憶さ
せて、モータ30に駆動信号を出力し、RAM37の計
数値記憶領域に記憶されている紙幣の計数値を初期値と
して、自動的に、第3の紙幣計数サイクルを開始し、紙
幣ホッパー1内に装填された紙幣の計数を再開する。
部10内に集積されたN枚の紙幣を取り出し、集積紙幣
センサ12から、回収完了信号が入力された時点で、紙
幣センサ2から紙幣検出信号が入力されているときは、
紙幣ホッパー1内に、計数が完了していない紙幣がまだ
残っていると判定されるから、CPU35は、第2の紙
幣計数サイクルによって、RAM37の所定のメモリ領
域に記憶されている紙幣の合計検出枚数がN枚に等しく
なるまで、紙幣を紙幣ホッパー1から繰り出して、判別
計数し、RAM37の計数値記憶領域に記憶させた紙幣
の金種別の枚数を、RAM37の仮計数値記憶領域に記
憶されている第1の紙幣計数サイクルで得たN枚の紙幣
の金種別の仮の計数値に、上書きして、仮の金種別の計
数値を更新し、RAM37の仮計数値記憶領域に記憶さ
せて、モータ30に駆動信号を出力し、RAM37の計
数値記憶領域に記憶されている紙幣の計数値を初期値と
して、自動的に、第3の紙幣計数サイクルを開始し、紙
幣ホッパー1内に装填された紙幣の計数を再開する。
【0062】このようにして、紙幣ホッパー1に装填さ
れた紙幣を、紙幣センサ2が検出しなくなるまで、紙幣
の計数が実行され、紙幣ホッパー1に装填された紙幣
を、紙幣センサ2が検出しなくなり、紙幣センサ2から
紙幣検出信号が入力されなくなると、CPU35は、紙
幣の計数を終了させる。
れた紙幣を、紙幣センサ2が検出しなくなるまで、紙幣
の計数が実行され、紙幣ホッパー1に装填された紙幣
を、紙幣センサ2が検出しなくなり、紙幣センサ2から
紙幣検出信号が入力されなくなると、CPU35は、紙
幣の計数を終了させる。
【0063】オペレータは、紙幣ホッパー1内に紙幣が
存在しなくなったことを確認し、さらに、計数すべき紙
幣がないときは、操作パネル14の「END」キーを操
作する。その結果、計数完了信号がCPU35に出力さ
れる。
存在しなくなったことを確認し、さらに、計数すべき紙
幣がないときは、操作パネル14の「END」キーを操
作する。その結果、計数完了信号がCPU35に出力さ
れる。
【0064】計数完了信号を受けると、CPU35は、
RAM37の計数値記憶領域に記憶された紙幣の金種別
の枚数を、紙幣の計数値として、確定させる。同時に、
CPU35は、RAM37の仮計数値記憶領域に保存さ
れている仮の計数値をクリアする。
RAM37の計数値記憶領域に記憶された紙幣の金種別
の枚数を、紙幣の計数値として、確定させる。同時に、
CPU35は、RAM37の仮計数値記憶領域に保存さ
れている仮の計数値をクリアする。
【0065】紙幣の計数値が確定すると、CPU35
は、RAM37に記憶された紙幣の確定的な計数値であ
る金種別の紙幣の枚数を読み出し、オペレータによっ
て、「VALUE」キー22が操作されていないとき
は、金種毎の紙幣の枚数および紙幣の合計枚数を、操作
パネル14の表示部29に表示させ、他方、オペレータ
によって、「VALUE」キー22および「DE」キー
23が操作されて、金額表示モードに設定されるととも
に、金種別に金額を表示させるモードに設定されている
ときは、金種別の金額を算出して、操作パネル14の表
示部29に表示させ、金額表示モードに設定されるとと
もに、計数した紙幣の合計金額を表示させるモードに設
定されているときは、計数した紙幣の合計金額を算出し
て、表示部29に表示させる。
は、RAM37に記憶された紙幣の確定的な計数値であ
る金種別の紙幣の枚数を読み出し、オペレータによっ
て、「VALUE」キー22が操作されていないとき
は、金種毎の紙幣の枚数および紙幣の合計枚数を、操作
パネル14の表示部29に表示させ、他方、オペレータ
によって、「VALUE」キー22および「DE」キー
23が操作されて、金額表示モードに設定されるととも
に、金種別に金額を表示させるモードに設定されている
ときは、金種別の金額を算出して、操作パネル14の表
示部29に表示させ、金額表示モードに設定されるとと
もに、計数した紙幣の合計金額を表示させるモードに設
定されているときは、計数した紙幣の合計金額を算出し
て、表示部29に表示させる。
【0066】これに対して、紙幣の計数動作中に、CP
U35によって、受け入れ不能な紙幣が検出されたとき
は、CPU35は、その受け入れ不能な紙幣を計数する
ことも、RAM37の所定のメモリ領域に記憶されてい
る紙幣の合計検出枚数を増大させることもなく、その受
け入れ不能な紙幣が紙幣集積部10内に送られるタイミ
ングで、モータ30に駆動停止信号を出力して、蹴り出
しローラ3、繰り出しローラ4、分離ローラ5、送りロ
ーラ7、搬送ベルト8、羽根車11およびローラ13を
停止させる。
U35によって、受け入れ不能な紙幣が検出されたとき
は、CPU35は、その受け入れ不能な紙幣を計数する
ことも、RAM37の所定のメモリ領域に記憶されてい
る紙幣の合計検出枚数を増大させることもなく、その受
け入れ不能な紙幣が紙幣集積部10内に送られるタイミ
ングで、モータ30に駆動停止信号を出力して、蹴り出
しローラ3、繰り出しローラ4、分離ローラ5、送りロ
ーラ7、搬送ベルト8、羽根車11およびローラ13を
停止させる。
【0067】紙幣集積部10に送られた受け入れ不能な
紙幣と判別された紙幣は、オペレータによって、回収さ
れるが、それまでに、紙幣集積部10内に集積されてい
た受け入れ可能な紙幣は回収されない。
紙幣と判別された紙幣は、オペレータによって、回収さ
れるが、それまでに、紙幣集積部10内に集積されてい
た受け入れ可能な紙幣は回収されない。
【0068】この場合には、その受け入れ不能な紙幣が
検出される前までの紙幣の計数は正常に実行されている
から、オペレータは「START」キー27を操作し
て、紙幣の計数を再開させる。ここに、受け入れ不能な
紙幣と判別された紙幣が誤って判別されたものと考えら
れるときは、改めて、紙幣ホッパー1内に、その紙幣を
装填して、「START」キー27を操作し、紙幣の計
数を再開させることもできる。
検出される前までの紙幣の計数は正常に実行されている
から、オペレータは「START」キー27を操作し
て、紙幣の計数を再開させる。ここに、受け入れ不能な
紙幣と判別された紙幣が誤って判別されたものと考えら
れるときは、改めて、紙幣ホッパー1内に、その紙幣を
装填して、「START」キー27を操作し、紙幣の計
数を再開させることもできる。
【0069】一方、紙幣の計数動作中に、CPU35に
よって、2枚以上の紙幣が同時に送られたことが検出さ
れたときは、CPU35は、それらの紙幣を計数するこ
とも、また、RAM37の所定のメモリ領域に記憶され
ている紙幣の合計検出枚数を増大させることもなく、そ
の紙幣が紙幣集積部10内に送られるタイミングで、モ
ータ30に駆動停止信号を出力して、蹴り出しローラ
3、繰り出しローラ4、分離ローラ5、送りローラ7、
搬送ベルト8、羽根車11およびローラ13を停止させ
る。
よって、2枚以上の紙幣が同時に送られたことが検出さ
れたときは、CPU35は、それらの紙幣を計数するこ
とも、また、RAM37の所定のメモリ領域に記憶され
ている紙幣の合計検出枚数を増大させることもなく、そ
の紙幣が紙幣集積部10内に送られるタイミングで、モ
ータ30に駆動停止信号を出力して、蹴り出しローラ
3、繰り出しローラ4、分離ローラ5、送りローラ7、
搬送ベルト8、羽根車11およびローラ13を停止させ
る。
【0070】この場合には、何枚の紙幣が同時に送られ
ていたかを判定することができないから、紙幣集積部1
0に集積された紙幣のそれまでの計数結果は信頼性がな
く、したがって、紙幣集積部10内に集積されたすべて
の紙幣が、オペレータによって回収され、改めて、紙幣
ホッパー1内に再装填された後、「START」キー2
7が操作されて、紙幣の計数が再開される。
ていたかを判定することができないから、紙幣集積部1
0に集積された紙幣のそれまでの計数結果は信頼性がな
く、したがって、紙幣集積部10内に集積されたすべて
の紙幣が、オペレータによって回収され、改めて、紙幣
ホッパー1内に再装填された後、「START」キー2
7が操作されて、紙幣の計数が再開される。
【0071】紙幣集積部10内に集積されたすべての紙
幣が回収され、集積紙幣センサ12かた集積紙幣検出信
号が入力されなくなると、CPU35は、RAM37に
記憶された紙幣の合計検出枚数をゼロにリセットする。
幣が回収され、集積紙幣センサ12かた集積紙幣検出信
号が入力されなくなると、CPU35は、RAM37に
記憶された紙幣の合計検出枚数をゼロにリセットする。
【0072】この際、その紙幣計数サイクルが、第2の
紙幣計数サイクル以降のサイクルであって、RAM37
の仮計数値記憶領域に保存されている紙幣の仮計数値が
あるときは、CPU35は仮計数数値を読み出し、紙幣
の計数値の初期値として、計数値記憶領域に記憶させ
て、紙幣の計数を再開する。
紙幣計数サイクル以降のサイクルであって、RAM37
の仮計数値記憶領域に保存されている紙幣の仮計数値が
あるときは、CPU35は仮計数数値を読み出し、紙幣
の計数値の初期値として、計数値記憶領域に記憶させ
て、紙幣の計数を再開する。
【0073】他方、紙幣が、紙幣計数機内でジャミング
を起こした場合には、CPU35から、ただちに、駆動
停止信号がモータ30に出力され、蹴り出しローラ3、
繰り出しローラ4、分離ローラ5、送りローラ7、搬送
ベルト8、羽根車11およびローラ13が停止されて、
紙幣計数機が開かれ、ジャミングを起こした紙幣を取り
除かれるが、何枚の紙幣が一部重なり合って、搬送され
て、ジャミングが発生したかが明らかでないので、この
場合にも、紙幣集積部10内に集積されたすべての紙幣
が、オペレータによって回収され、改めて、紙幣ホッパ
ー1内に再装填された後、「START」キー27が操
作されて、紙幣の計数が再開される。
を起こした場合には、CPU35から、ただちに、駆動
停止信号がモータ30に出力され、蹴り出しローラ3、
繰り出しローラ4、分離ローラ5、送りローラ7、搬送
ベルト8、羽根車11およびローラ13が停止されて、
紙幣計数機が開かれ、ジャミングを起こした紙幣を取り
除かれるが、何枚の紙幣が一部重なり合って、搬送され
て、ジャミングが発生したかが明らかでないので、この
場合にも、紙幣集積部10内に集積されたすべての紙幣
が、オペレータによって回収され、改めて、紙幣ホッパ
ー1内に再装填された後、「START」キー27が操
作されて、紙幣の計数が再開される。
【0074】紙幣集積部10内に集積されたすべての紙
幣が回収され、集積紙幣センサ12かた集積紙幣検出信
号が入力されなくなると、CPU35は、RAM37に
記憶された紙幣の合計検出枚数をゼロにリセットする。
幣が回収され、集積紙幣センサ12かた集積紙幣検出信
号が入力されなくなると、CPU35は、RAM37に
記憶された紙幣の合計検出枚数をゼロにリセットする。
【0075】この際、その紙幣計数サイクルが、第2の
紙幣計数サイクル以降のサイクルであって、RAM37
の仮計数値記憶領域に保存されている紙幣の仮計数値が
あるときは、CPU35は仮計数数値を読み出し、紙幣
の計数値の初期値として、計数値記憶領域に記憶させ
て、紙幣の計数を再開する。
紙幣計数サイクル以降のサイクルであって、RAM37
の仮計数値記憶領域に保存されている紙幣の仮計数値が
あるときは、CPU35は仮計数数値を読み出し、紙幣
の計数値の初期値として、計数値記憶領域に記憶させ
て、紙幣の計数を再開する。
【0076】本実施態様によれば、CPU35は、セン
サデバイス9から入力された紙幣の検出データと、RO
M36から読み出した計数すべき紙幣の各金種の基準デ
ータを比較した結果、2枚以上の紙幣が同時に送られ
て、多重送りが発生していると判別したときに、多重送
りを発生させた紙幣が紙幣集積部10に送られるタイミ
ングで、モータ30に駆動停止信号を出力して、蹴り出
しローラ3、繰り出しローラ4、分離ローラ5、送りロ
ーラ7、搬送ベルト8、羽根車11およびローラ13を
停止させ、また、紙幣が受け入れ不能な紙幣であると判
別したときに、その受け入れ不能な紙幣が紙幣集積部1
0に送られるタイミングで、モータ30に駆動停止信号
を出力して、蹴り出しローラ3、繰り出しローラ4、分
離ローラ5、送りローラ7、搬送ベルト8、羽根車11
およびローラ13を停止させているので、受け入れ不能
な紙幣を回収するための手段を設けることなく、多重送
りを発生させた紙幣や受け入れ不能な紙幣を回収するこ
とができ、紙幣計数機を小型化することが可能になる。
サデバイス9から入力された紙幣の検出データと、RO
M36から読み出した計数すべき紙幣の各金種の基準デ
ータを比較した結果、2枚以上の紙幣が同時に送られ
て、多重送りが発生していると判別したときに、多重送
りを発生させた紙幣が紙幣集積部10に送られるタイミ
ングで、モータ30に駆動停止信号を出力して、蹴り出
しローラ3、繰り出しローラ4、分離ローラ5、送りロ
ーラ7、搬送ベルト8、羽根車11およびローラ13を
停止させ、また、紙幣が受け入れ不能な紙幣であると判
別したときに、その受け入れ不能な紙幣が紙幣集積部1
0に送られるタイミングで、モータ30に駆動停止信号
を出力して、蹴り出しローラ3、繰り出しローラ4、分
離ローラ5、送りローラ7、搬送ベルト8、羽根車11
およびローラ13を停止させているので、受け入れ不能
な紙幣を回収するための手段を設けることなく、多重送
りを発生させた紙幣や受け入れ不能な紙幣を回収するこ
とができ、紙幣計数機を小型化することが可能になる。
【0077】また、本実施態様によれば、紙幣計数機
は、紙幣集積部10に集積可能な紙幣の枚数Nが、紙幣
ホッパー1に装填可能な紙幣の枚数Mよりも少なくなる
ように構成され、CPU35は、紙幣ホッパー1から、
紙幣が次々に繰り出され、センサデバイス9によって検
出された結果、RAM37の所定のメモリ領域に記憶さ
れている紙幣の合計検出枚数が、紙幣集積部10に集積
可能な紙幣の枚数Nに等しくなるまでを、1つの計数サ
イクルとして、換言すれば、紙幣集積部10に集積可能
な紙幣の枚数Nに等しい数の紙幣が、紙幣集積部10に
集積されるまでを、1つの計数サイクルとして、紙幣を
判別計数し、第1の計数サイクルが完了すると、第1の
計数サイクルにおいて計数した紙幣の金種別の枚数を、
仮計数値として、RAM37の仮計数値記憶領域に記憶
させ、その後、1つの計数サイクルが完了するたびに、
RAM37の計数値記憶領域に記憶された紙幣の計数値
によって、RAM37の仮計数値記憶領域に記憶された
仮計数値を上書きして、更新している。したがって、R
AM37の仮計数値記憶領域には、それ以前の計数サイ
クルにおいて、計数された紙幣の金種別の枚数が記憶さ
れており、何枚の紙幣が同時に送られたかを判定するこ
とのできない多重送りが発生した場合や、何枚の紙幣が
ジャミングを起こしたかを判定することのできない紙幣
のジャミングが発生した場合に、そのサイクルで計数さ
れ、紙幣集積部10に集積された紙幣を、再度、紙幣ホ
ッパー1にセットし、紙幣の多重送りや紙幣のジャミン
グを起こした計数サイクルに先立つ計数サイクルにおい
て計数され、RAM37の仮計数値記憶領域に記憶され
ている紙幣の仮計数値を初期値として、紙幣ホッパー1
にセットし直した紙幣を再計数するだけで、すべての紙
幣の計数をやり直さなくても、紙幣の計数が可能にな
り、きわめて効率的である。
は、紙幣集積部10に集積可能な紙幣の枚数Nが、紙幣
ホッパー1に装填可能な紙幣の枚数Mよりも少なくなる
ように構成され、CPU35は、紙幣ホッパー1から、
紙幣が次々に繰り出され、センサデバイス9によって検
出された結果、RAM37の所定のメモリ領域に記憶さ
れている紙幣の合計検出枚数が、紙幣集積部10に集積
可能な紙幣の枚数Nに等しくなるまでを、1つの計数サ
イクルとして、換言すれば、紙幣集積部10に集積可能
な紙幣の枚数Nに等しい数の紙幣が、紙幣集積部10に
集積されるまでを、1つの計数サイクルとして、紙幣を
判別計数し、第1の計数サイクルが完了すると、第1の
計数サイクルにおいて計数した紙幣の金種別の枚数を、
仮計数値として、RAM37の仮計数値記憶領域に記憶
させ、その後、1つの計数サイクルが完了するたびに、
RAM37の計数値記憶領域に記憶された紙幣の計数値
によって、RAM37の仮計数値記憶領域に記憶された
仮計数値を上書きして、更新している。したがって、R
AM37の仮計数値記憶領域には、それ以前の計数サイ
クルにおいて、計数された紙幣の金種別の枚数が記憶さ
れており、何枚の紙幣が同時に送られたかを判定するこ
とのできない多重送りが発生した場合や、何枚の紙幣が
ジャミングを起こしたかを判定することのできない紙幣
のジャミングが発生した場合に、そのサイクルで計数さ
れ、紙幣集積部10に集積された紙幣を、再度、紙幣ホ
ッパー1にセットし、紙幣の多重送りや紙幣のジャミン
グを起こした計数サイクルに先立つ計数サイクルにおい
て計数され、RAM37の仮計数値記憶領域に記憶され
ている紙幣の仮計数値を初期値として、紙幣ホッパー1
にセットし直した紙幣を再計数するだけで、すべての紙
幣の計数をやり直さなくても、紙幣の計数が可能にな
り、きわめて効率的である。
【0078】本発明は、以上の実施態様に限定されるこ
となく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種
々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含
されるものであることはいうまでもない。
となく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種
々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含
されるものであることはいうまでもない。
【0079】たとえば、前記実施態様においては、CP
U35によって、2枚以上の紙幣が同時に送られ、多重
送りが発生したことも、紙幣が、紙幣計数機内でジャミ
ングを起こしたことも検出されることなく、センサデバ
イス9によって、紙幣が検出された結果、RAM37の
所定のメモリ領域に記憶されている紙幣の合計検出枚数
が、紙幣集積部10の紙幣の集積容量に等しいN枚、た
とえば、200枚に等しくなったと判定したときに、紙
幣センサ2が、紙幣ホッパー1内に紙幣が存在している
ことを検出している場合には、オペレータが、紙幣集積
部10内に集積された紙幣を回収することによって、集
積紙幣センサ12から、集積紙幣検出信号が入力されな
くなった時点で、CPU35が、自動的に、紙幣の計数
を再開するように構成されているが、「START」キ
ー27を操作することによって、紙幣の計数が再開され
るように構成することもできる。
U35によって、2枚以上の紙幣が同時に送られ、多重
送りが発生したことも、紙幣が、紙幣計数機内でジャミ
ングを起こしたことも検出されることなく、センサデバ
イス9によって、紙幣が検出された結果、RAM37の
所定のメモリ領域に記憶されている紙幣の合計検出枚数
が、紙幣集積部10の紙幣の集積容量に等しいN枚、た
とえば、200枚に等しくなったと判定したときに、紙
幣センサ2が、紙幣ホッパー1内に紙幣が存在している
ことを検出している場合には、オペレータが、紙幣集積
部10内に集積された紙幣を回収することによって、集
積紙幣センサ12から、集積紙幣検出信号が入力されな
くなった時点で、CPU35が、自動的に、紙幣の計数
を再開するように構成されているが、「START」キ
ー27を操作することによって、紙幣の計数が再開され
るように構成することもできる。
【0080】また、前記実施態様においては、紙幣ホッ
パー1に装填された紙幣を、紙幣センサ2が検出しなく
なるまで、紙幣の計数が実行され、その後、紙幣の計数
を終了させるために、オペレータが、操作パネル14の
「END」キー28を操作して、計数完了信号をCPU
35に出力させているが、「END」キーを設けること
なく、紙幣センサ2およびセンサデバイス9が紙幣を検
出しなくなってから、所定の時間が経過したときに、自
動的に、CPU35が紙幣の計数を終了させるように構
成することもできる。
パー1に装填された紙幣を、紙幣センサ2が検出しなく
なるまで、紙幣の計数が実行され、その後、紙幣の計数
を終了させるために、オペレータが、操作パネル14の
「END」キー28を操作して、計数完了信号をCPU
35に出力させているが、「END」キーを設けること
なく、紙幣センサ2およびセンサデバイス9が紙幣を検
出しなくなってから、所定の時間が経過したときに、自
動的に、CPU35が紙幣の計数を終了させるように構
成することもできる。
【0081】また、前記実施態様においては、センサデ
バイス9によって、紙幣に含まれた金属片を検出して、
紙幣を判別しているが、紙幣に含まれた金属片に代え
て、あるいは、金属片とともに、紙幣に含まれたプラス
チック片を検出して、紙幣を判別するようにしてもよ
い。
バイス9によって、紙幣に含まれた金属片を検出して、
紙幣を判別しているが、紙幣に含まれた金属片に代え
て、あるいは、金属片とともに、紙幣に含まれたプラス
チック片を検出して、紙幣を判別するようにしてもよ
い。
【0082】さらに、前記実施態様においては、紙幣
が、紙幣集積部10内に送られた時点で、蹴り出しロー
ラ3によって、紙幣ホッパー1内に装填されている次の
最下の紙幣が、繰り出しローラ4に向けて、蹴り出され
るように構成されているが、センサデバイス9が紙幣を
検出した時点で、次の紙幣が、繰り出しローラ4に向け
て、蹴り出しローラ3によって、蹴り出されるように構
成することもできる。、
が、紙幣集積部10内に送られた時点で、蹴り出しロー
ラ3によって、紙幣ホッパー1内に装填されている次の
最下の紙幣が、繰り出しローラ4に向けて、蹴り出され
るように構成されているが、センサデバイス9が紙幣を
検出した時点で、次の紙幣が、繰り出しローラ4に向け
て、蹴り出しローラ3によって、蹴り出されるように構
成することもできる。、
【0083】
【発明の効果】本発明によれば、計数すべき紙幣以外の
紙幣が検出された場合においても、また、紙幣の多重送
りが発生した場合においても、効率良く、紙幣を計数す
ることのできる小型の紙幣計数機を提供することが可能
になる。
紙幣が検出された場合においても、また、紙幣の多重送
りが発生した場合においても、効率良く、紙幣を計数す
ることのできる小型の紙幣計数機を提供することが可能
になる。
【図1】図1は、本発明の好ましい実施態様にかかる紙
幣計数機の略縦断面図である。
幣計数機の略縦断面図である。
【図2】図2は、操作パネル部の略正面図である。
【図3】図3は、本発明の好ましい実施態様にかかる紙
幣計数機の駆動系、検出系、制御系、入力系および表示
系のブロックダイアグラムである。
幣計数機の駆動系、検出系、制御系、入力系および表示
系のブロックダイアグラムである。
1 紙幣ホッパー 2 紙幣センサ 3 蹴り出しローラ 4 繰り出しローラ 5 分離ローラ 6 紙幣搬送通路 7 送りローラ 8 搬送ベルト 9 センサデバイス 10 紙幣集積部 11 羽根車 12 集積紙幣センサ 13 ローラ 14 操作パネル 20 「PRESET」キー 21 「ADD」キー 22 「VALUE」キー 23 「CVC」キー 24 「DE」キー 25 「FUNCTION」キー 26 テンキー 27 「START」キー 28 「END」キー 29 表示部 30 モータ 31 電磁クラッチ 32 電磁ブレーキ 35 CPU 36 ROM 39 RAM
Claims (8)
- 【請求項1】 計数すべき紙幣をセットする紙幣セット
手段と、前記紙幣セット手段にセットされた紙幣を、1
枚づつ、紙幣計数機内に繰り出す紙幣繰り出し手段と、
前記紙幣繰り出し手段によって、紙幣計数機内に繰り出
された紙幣を搬送する紙幣搬送手段と、紙幣の光学的性
質および/または磁気的性質を検出して、紙幣の検出デ
ータを生成する検出データ生成手段と、紙幣の基準デー
タを記憶する基準データ記憶手段と、前記検出データ生
成手段によって生成された紙幣の検出データと、前記基
準データ記憶手段に記憶された紙幣の基準データを比較
して、紙幣の種類および金種、前記紙幣搬送手段によっ
て、紙幣が1枚づつ搬送されているか否か、紙幣が紙幣
計数機内で、ジャミングを起こしたか否か、紙幣が受け
入れ可能か否かおよび紙幣の金種を判別するとともに、
受け入れ可能な紙幣を計数する判別計数手段と、前記判
別計数手段によって計数された紙幣の計数値を記憶可能
なメモリ手段と、計数された紙幣を集積する紙幣集積手
段を備えた紙幣計数機において、前記紙幣セット手段
が、前記紙幣集積手段に集積可能な紙幣の枚数よりも枚
数の多い紙幣をセット可能に構成され、前記判別計数手
段が、前記紙幣集積手段に集積可能な最大枚数に等しい
数の紙幣が前記紙幣集積手段に集積されるまでを、1つ
の計数サイクルとして、計数すべき紙幣を検出するたび
に、紙幣計数値を増大させて、前記メモリ手段の紙幣計
数値記憶領域に記憶させて、紙幣を計数し、紙幣の1つ
の計数サイクルが完了するたびに、前記紙幣繰り出し手
段および前記紙幣搬送手段の駆動を停止させるととも
に、当該計数サイクルで計数した紙幣の計数値を仮計数
値として、前記メモリ手段の仮計数値記憶領域に記憶さ
せ、その後に、前記紙幣繰り出し手段および前記紙幣搬
送手段を駆動させて、前記紙幣セット手段にセットされ
た紙幣の次の計数サイクルの計数を再開するように構成
されたことを特徴とする紙幣計数機。 - 【請求項2】 さらに、前記紙幣セット手段内に、紙幣
が存在することを検出したときに、前記判別計数手段
に、紙幣検出信号を出力する紙幣センサと、前記紙幣集
積手段内に、紙幣が存在することを検出したときに、前
記判別計数手段に、集積紙幣検出信号を出力する集積紙
幣センサとを備え、前記判別計数手段が、前記紙幣セン
サから、紙幣検出信号が入力され、かつ、前記集積紙幣
センサから、集積紙幣検出信号が入力されなくなった時
点で、前記紙幣繰り出し手段および前記紙幣搬送手段を
駆動させ、前記紙幣セット手段にセットされた紙幣の計
数を再開するように構成されたことを特徴とする請求項
1に記載の紙幣計数機。 - 【請求項3】 さらに、操作されたときに、前記判別計
数手段にスタート信号を出力するスタート手段を備え、
前記判別計数手段が、前記スタート手段からスタート信
号が入力されたときに、前記紙幣繰り出し手段および前
記紙幣搬送手段を駆動して、前記紙幣セット手段にセッ
トされた紙幣の計数を再開するように構成されたことを
特徴とする請求項1または2に記載の紙幣計数機。 - 【請求項4】 前記判別計数手段が、紙幣の1つの計数
サイクルが完了するたびに、当該計数サイクルで計数し
た紙幣の計数値で、前の計数サイクルにおいて、計数さ
れ、前記メモリ手段の前記仮計数値記憶領域に記憶され
た仮計数値を上書きして、更新し、更新された仮計数値
を、前記メモリ手段の前記仮計数値記憶領域に記憶させ
るように構成されたことを特徴とする請求項1ないし3
のいずれか1項に記載の紙幣計数機。 - 【請求項5】 前記判別計数手段が、前記紙幣搬送手段
によって、2枚以上の紙幣が同時に搬送されていると判
別したときに、前記2枚以上の紙幣が前記紙幣集積手段
に集積されるタイミングで、前記紙幣繰り出し手段およ
び前記紙幣搬送手段の駆動を停止させ、前記集積紙幣セ
ンサから、集積紙幣検出信号が入力されなくなった後
に、前記メモリ手段の前記計数値記憶領域に記憶された
紙幣の計数値をクリアし、前記仮計数値記憶領域に記憶
された仮計数値を、紙幣の計数値の初期値として記憶さ
せ、前記紙幣繰り出し手段および前記紙幣搬送手段を駆
動させて、前記紙幣セット手段にセットされた紙幣の計
数を再開するように構成されたことを特徴とする請求項
2ないし4のいずれか1項に記載の紙幣計数機。 - 【請求項6】 前記判別計数手段が、紙幣が受け入れ不
能な紙幣であると判別したときは、前記計数すべき紙幣
以外の紙幣を計数せず、前記受け入れ不能な紙幣が前記
紙幣集積手段に集積されるタイミングで、前記紙幣繰り
出し手段および前記紙幣搬送手段の駆動を停止させ、前
記スタート手段からスタート信号が入力された時点で、
前記紙幣繰り出し手段および前記紙幣搬送手段を駆動さ
せて、前記紙幣セット手段にセットされた紙幣の計数を
再開するように構成されたことを特徴とする請求項3な
いし5のいずれか1項に記載の紙幣計数機。 - 【請求項7】 前記判別計数手段が、紙幣が紙幣計数機
内で、ジャミングを起こしたと判別したときに、前記紙
幣繰り出し手段および前記紙幣搬送手段の駆動を停止さ
せ、前記集積紙幣センサから、集積紙幣検出信号が入力
されなくなった後に、前記メモリ手段の前記計数値記憶
領域に記憶された紙幣の計数値をクリアし、前記仮計数
値記憶領域に記憶された仮計数値を、紙幣の計数値の初
期値として記憶させ、前記紙幣繰り出し手段および前記
紙幣搬送手段を駆動させて、前記紙幣セット手段にセッ
トされた紙幣の計数を再開するように構成されたことを
特徴とする請求項2ないし6のいずれか1項に記載の紙
幣計数機。 - 【請求項8】 前記判別計数手段が、前記メモリ手段の
前記計数値記憶領域に、紙幣の金種毎の計数枚数を記憶
させるとともに、前記メモリ手段の前記仮計数値記憶領
域に、紙幣の仮計数値として、それまでの計数サイクル
において、計数した紙幣の金種毎の計数枚数を記憶させ
るように構成されたことを特徴とする請求項1ないし7
のいずれか1項に記載の紙幣計数機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000081576A JP2001266224A (ja) | 2000-03-23 | 2000-03-23 | 紙幣計数機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000081576A JP2001266224A (ja) | 2000-03-23 | 2000-03-23 | 紙幣計数機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001266224A true JP2001266224A (ja) | 2001-09-28 |
Family
ID=18598493
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000081576A Pending JP2001266224A (ja) | 2000-03-23 | 2000-03-23 | 紙幣計数機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001266224A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010074418A3 (ko) * | 2008-12-22 | 2010-08-26 | 주식회사 카스모아이티 | 지폐계수기 및 지폐정사기의 테이프권 검지장치 |
CN104240379A (zh) * | 2014-09-04 | 2014-12-24 | 上海古鳌电子科技股份有限公司 | 一种清分机出钞收纳装置速度控制机构和控制方法 |
-
2000
- 2000-03-23 JP JP2000081576A patent/JP2001266224A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010074418A3 (ko) * | 2008-12-22 | 2010-08-26 | 주식회사 카스모아이티 | 지폐계수기 및 지폐정사기의 테이프권 검지장치 |
CN104240379A (zh) * | 2014-09-04 | 2014-12-24 | 上海古鳌电子科技股份有限公司 | 一种清分机出钞收纳装置速度控制机构和控制方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3701543B2 (ja) | 紙幣計数機 | |
CN100334601C (zh) | 纸币处理装置 | |
JP3544166B2 (ja) | 紙幣計数機 | |
JP3545306B2 (ja) | 紙幣計数機 | |
JP2019152905A (ja) | 媒体処理装置 | |
JP2001266224A (ja) | 紙幣計数機 | |
JPH11288478A (ja) | 紙幣処理方法および装置 | |
JP7493988B2 (ja) | 紙葉類処理システム、紙葉類処理方法、および決定装置 | |
EP3944206A1 (en) | Sheet processing apparatus and sheet processing method | |
JPS60242166A (ja) | 異常紙幣処理装置 | |
JP2005200118A (ja) | 搬送装置 | |
JP2996499B2 (ja) | 紙葉類の搬送監視方法 | |
JP2680486B2 (ja) | 紙幣計数機 | |
JPS63112350A (ja) | 紙葉類取扱い装置の障害復旧方法 | |
JP2003026322A (ja) | 硬貨入出金機 | |
JPH0213352B2 (ja) | ||
JP2001266225A (ja) | 紙幣計数機 | |
JP6500647B2 (ja) | 紙幣処理装置 | |
JPS60197551A (ja) | 紙葉類繰り出し制御装置 | |
JP7209982B2 (ja) | 貨幣入金処理装置 | |
JPH06278907A (ja) | 紙葉類搬送装置 | |
JP5436068B2 (ja) | 硬貨処理装置 | |
JP5139872B2 (ja) | 紙葉類取扱装置及び紙葉類取扱方法 | |
KR100980437B1 (ko) | 종방향 지폐 방출기 및 그 방법 | |
JPH09185694A (ja) | 紙幣計数機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040330 |