JP2001263260A - ポンプ - Google Patents
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- JP2001263260A JP2001263260A JP2000072944A JP2000072944A JP2001263260A JP 2001263260 A JP2001263260 A JP 2001263260A JP 2000072944 A JP2000072944 A JP 2000072944A JP 2000072944 A JP2000072944 A JP 2000072944A JP 2001263260 A JP2001263260 A JP 2001263260A
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Landscapes
- Reciprocating Pumps (AREA)
- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高速動作が可能となり、小型化も容易でかつ
駆動制御も簡単なポンプを提供すること。 【解決手段】 ポンプ1は、入口弁、出口弁を開閉する
入口弁ロッド35、出口弁ロッド25と、液を吐出する
吐出部材ロッド45と、各ロッドを作動するコイル1
3,14とを備える。コイル13に電流を流すと各アー
マチュア21,31が近接し、ロッド35は閉弁方向に
移動し、ロッド25は開弁方向に移動する。コイル14
に電流を流すと吐出部材は液吸引方向に移動する。コイ
ル13をオフすると、第1バネ23で出口弁ロッド25
は閉弁方向に移動し、第2バネ36で入口弁ロッド35
は開弁方向に移動する。コイル14をオフすると、第3
バネ43で吐出部材ロッド45は液吐出方向に移動す
る。3つのロッドを2つのコイル13,14で駆動で
き、3つのコイルを用いた場合に比べて小型化が容易に
なり、かつ駆動制御も簡単にできる。
駆動制御も簡単なポンプを提供すること。 【解決手段】 ポンプ1は、入口弁、出口弁を開閉する
入口弁ロッド35、出口弁ロッド25と、液を吐出する
吐出部材ロッド45と、各ロッドを作動するコイル1
3,14とを備える。コイル13に電流を流すと各アー
マチュア21,31が近接し、ロッド35は閉弁方向に
移動し、ロッド25は開弁方向に移動する。コイル14
に電流を流すと吐出部材は液吸引方向に移動する。コイ
ル13をオフすると、第1バネ23で出口弁ロッド25
は閉弁方向に移動し、第2バネ36で入口弁ロッド35
は開弁方向に移動する。コイル14をオフすると、第3
バネ43で吐出部材ロッド45は液吐出方向に移動す
る。3つのロッドを2つのコイル13,14で駆動で
き、3つのコイルを用いた場合に比べて小型化が容易に
なり、かつ駆動制御も簡単にできる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体を吐出するポ
ンプに係り、特に液体をサンプリングする場合のよう
に、微量の液を計量移送する場合等に用いられるポンプ
に利用できる。
ンプに係り、特に液体をサンプリングする場合のよう
に、微量の液を計量移送する場合等に用いられるポンプ
に利用できる。
【0002】
【背景技術】液体を計量して吐出するポンプとしては、
チェック弁を用いたものが知られているが、このチェッ
ク弁方式では、ウォーターハンマー等によって液が移動
してしまうため、液の吐出量の精度をあまり高くできな
かった。このため、近年では、入口弁および出口弁の強
制弁を備えることで、ウォーターハンマー等が生じても
液が移動することがなく、吐出量の精度を向上できるポ
ンプが用いられるようになった。このようなポンプは、
薬液、電解液、添加剤、接着剤等の液体を、微量であっ
ても所定量図って吐出、移送できるため、製造工場等の
様々な場所で利用が拡大している。
チェック弁を用いたものが知られているが、このチェッ
ク弁方式では、ウォーターハンマー等によって液が移動
してしまうため、液の吐出量の精度をあまり高くできな
かった。このため、近年では、入口弁および出口弁の強
制弁を備えることで、ウォーターハンマー等が生じても
液が移動することがなく、吐出量の精度を向上できるポ
ンプが用いられるようになった。このようなポンプは、
薬液、電解液、添加剤、接着剤等の液体を、微量であっ
ても所定量図って吐出、移送できるため、製造工場等の
様々な場所で利用が拡大している。
【0003】ところで、入口弁および出口弁を備えたポ
ンプでは、これらの各弁を開閉する入口弁開閉部材およ
び出口弁開閉部材と、これらの各弁で区画される計量室
の容積を変化させて液体を吸引したり吐出する吐出部材
とを備えている。そして、これらの3つの部材の駆動
は、通常、圧縮空気を利用したエア駆動や、モータおよ
びカムによる駆動が一般的である。
ンプでは、これらの各弁を開閉する入口弁開閉部材およ
び出口弁開閉部材と、これらの各弁で区画される計量室
の容積を変化させて液体を吸引したり吐出する吐出部材
とを備えている。そして、これらの3つの部材の駆動
は、通常、圧縮空気を利用したエア駆動や、モータおよ
びカムによる駆動が一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エア駆
動では、エアの供給排出などに時間が掛かるため、各部
材を一往復させるのに比較的時間が掛かり、高速動作が
行えなえず、例えば、各製品毎に微量の接着剤などを吐
出して製造する際に、そのタクトタイムを短縮すること
が難しいという問題があった。また、モータ及びカム駆
動は、駆動部の大きさが比較的大型化し、例えばポンプ
をアームロボットの先端に取り付けて移動させながら液
体を吐出するような用途の場合には、大きさの制限があ
り、利用しにくいという問題があった。さらに、各部材
に対応して3つのソレノイド(コイル)を配置し、各ソ
レノイドを個別に制御して各部材をそれぞれ駆動する電
磁駆動式も採用できるが、この場合には、3つのコイル
を配置しなければならず、その分、小型化が難しいとと
もに、3つのコイルをそれぞれ個別に制御しなければな
らず、制御が煩雑になるという問題があった。
動では、エアの供給排出などに時間が掛かるため、各部
材を一往復させるのに比較的時間が掛かり、高速動作が
行えなえず、例えば、各製品毎に微量の接着剤などを吐
出して製造する際に、そのタクトタイムを短縮すること
が難しいという問題があった。また、モータ及びカム駆
動は、駆動部の大きさが比較的大型化し、例えばポンプ
をアームロボットの先端に取り付けて移動させながら液
体を吐出するような用途の場合には、大きさの制限があ
り、利用しにくいという問題があった。さらに、各部材
に対応して3つのソレノイド(コイル)を配置し、各ソ
レノイドを個別に制御して各部材をそれぞれ駆動する電
磁駆動式も採用できるが、この場合には、3つのコイル
を配置しなければならず、その分、小型化が難しいとと
もに、3つのコイルをそれぞれ個別に制御しなければな
らず、制御が煩雑になるという問題があった。
【0005】本発明の目的は、高速動作が可能となり、
小型化も容易でかつ駆動制御も簡単なポンプを提供する
ことにある。
小型化も容易でかつ駆動制御も簡単なポンプを提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のポンプは、入口
弁、出口弁および計量室を備えるポンプ部と、前記入口
弁を開閉する入口弁開閉部材と、出口弁を開閉する出口
弁開閉部材と、前記計量室の容積を変化させて液を吐出
する吐出部材とを備えるとともに、電流が流された際
に、前記入口弁開閉部材および出口弁開閉部材の一方を
弁を閉じる閉弁方向に移動し、かつ他方を弁を開く開弁
方向に移動する弁開閉用コイルと、電流が流された際
に、前記吐出部材を前記計量室の容積を小さくする液吐
出方向または大きくする液吸引方向のいずれか一方に移
動する吐出吸引用コイルと、前記入口弁開閉部材および
出口弁開閉部材のうちの前記弁開閉用コイルで開弁方向
に移動される開閉部材を、前記弁開閉用コイルに電流が
流されていない際に、弁を閉じる閉弁方向に移動する第
1付勢部材と、前記入口弁開閉部材および出口弁開閉部
材のうちの前記弁開閉用コイルで閉弁方向に移動される
開閉部材を、前記弁開閉用コイルに電流が流されていな
い際に、弁を開く開弁方向に移動する第2付勢部材と、
前記吐出吸引用コイルに電流が流されていない際に、前
記吐出部材を前記液吐出方向または前記液吸引方向のい
ずれか他方に移動する第3付勢部材とを備えて構成され
ていることを特徴とするものである。なお、閉弁方向、
開弁方向、液吸引方向、液吐出方向は、それぞれ適宜設
定できるが、例えば、開弁方向と液吸引方向を一致さ
せ、閉弁方向と液吐出方向を一致させればよい。
弁、出口弁および計量室を備えるポンプ部と、前記入口
弁を開閉する入口弁開閉部材と、出口弁を開閉する出口
弁開閉部材と、前記計量室の容積を変化させて液を吐出
する吐出部材とを備えるとともに、電流が流された際
に、前記入口弁開閉部材および出口弁開閉部材の一方を
弁を閉じる閉弁方向に移動し、かつ他方を弁を開く開弁
方向に移動する弁開閉用コイルと、電流が流された際
に、前記吐出部材を前記計量室の容積を小さくする液吐
出方向または大きくする液吸引方向のいずれか一方に移
動する吐出吸引用コイルと、前記入口弁開閉部材および
出口弁開閉部材のうちの前記弁開閉用コイルで開弁方向
に移動される開閉部材を、前記弁開閉用コイルに電流が
流されていない際に、弁を閉じる閉弁方向に移動する第
1付勢部材と、前記入口弁開閉部材および出口弁開閉部
材のうちの前記弁開閉用コイルで閉弁方向に移動される
開閉部材を、前記弁開閉用コイルに電流が流されていな
い際に、弁を開く開弁方向に移動する第2付勢部材と、
前記吐出吸引用コイルに電流が流されていない際に、前
記吐出部材を前記液吐出方向または前記液吸引方向のい
ずれか他方に移動する第3付勢部材とを備えて構成され
ていることを特徴とするものである。なお、閉弁方向、
開弁方向、液吸引方向、液吐出方向は、それぞれ適宜設
定できるが、例えば、開弁方向と液吸引方向を一致さ
せ、閉弁方向と液吐出方向を一致させればよい。
【0007】本発明では、入口弁および出口弁は、その
動作上、基本的には、一方が閉じていれば、他方が開く
ように、互いに連動して動作するため、これらを1つの
コイルおよびコイルバネ等の付勢部材で駆動し、残りの
吐出部材を第2コイルおよび付勢部材で駆動するように
構成したものである。このため、各開閉部材および吐出
部材の3つの駆動部材が設けられていても、コイルは2
つ設ければよいため、3つのソレノイドを用いた従来例
に比べて小型化が容易になり、かつ駆動制御も簡単にで
きる。
動作上、基本的には、一方が閉じていれば、他方が開く
ように、互いに連動して動作するため、これらを1つの
コイルおよびコイルバネ等の付勢部材で駆動し、残りの
吐出部材を第2コイルおよび付勢部材で駆動するように
構成したものである。このため、各開閉部材および吐出
部材の3つの駆動部材が設けられていても、コイルは2
つ設ければよいため、3つのソレノイドを用いた従来例
に比べて小型化が容易になり、かつ駆動制御も簡単にで
きる。
【0008】さらに、コイルを用いて各開閉部材や吐出
部材を駆動しているため、エア駆動に比べて高速駆動が
可能となり、タクトタイム等も短縮可能となる。その
上、ソレノイド駆動であれば、モータ及びカム駆動の場
合に比べて駆動部を小型化でき、例えばポンプをアーム
ロボットの先端に取り付けて移動させながら液体を吐出
するような用途にも適用できて、様々な部分に利用が可
能となり、利用可能性を向上できる。
部材を駆動しているため、エア駆動に比べて高速駆動が
可能となり、タクトタイム等も短縮可能となる。その
上、ソレノイド駆動であれば、モータ及びカム駆動の場
合に比べて駆動部を小型化でき、例えばポンプをアーム
ロボットの先端に取り付けて移動させながら液体を吐出
するような用途にも適用できて、様々な部分に利用が可
能となり、利用可能性を向上できる。
【0009】この際、前記弁開閉用コイルに電流が流さ
れた際に、入口弁開閉部材は閉弁方向に移動し、出口弁
開閉部材は開弁方向に移動するように構成され、前記吐
出吸引用コイルに電流が流された際に、前記吐出部材は
液吸引方向に移動するように構成され、各コイルに電流
が流されていない場合に、前記第1付勢部材は前記出口
弁開閉部材を閉弁方向に移動し、第2付勢部材は前記入
口弁開閉部材を開弁方向に移動し、第3付勢部材は前記
吐出部材を液吐出方向に移動するように構成されている
ことが好ましい。
れた際に、入口弁開閉部材は閉弁方向に移動し、出口弁
開閉部材は開弁方向に移動するように構成され、前記吐
出吸引用コイルに電流が流された際に、前記吐出部材は
液吸引方向に移動するように構成され、各コイルに電流
が流されていない場合に、前記第1付勢部材は前記出口
弁開閉部材を閉弁方向に移動し、第2付勢部材は前記入
口弁開閉部材を開弁方向に移動し、第3付勢部材は前記
吐出部材を液吐出方向に移動するように構成されている
ことが好ましい。
【0010】このように構成すれば、各コイルに電流を
流していない状態では、各付勢部材によって、入口弁は
開かれ、出口弁は閉じられ、吐出部材は液吐出方向に移
動された状態となる。このため、電流が流れていない状
態を初期状態とすれば、初期状態において、密閉しやす
い出口弁を閉じておくことができるので、ポンプの未使
用時に吐出口から液漏れが発生することを簡単にかつ確
実に防止できる。さらに、吐出動作の終了も出口弁を閉
じるタイミングで行われるので、最後に吐出される液体
の液切れも良好にできる。また、初期状態で、入口弁は
開かれているが、吐出部材は吐出完了状態にあるため、
スイッチを入れて動作状態にした際に、必ず吐出部材が
液吸引方向に移動するタイミングから開始することがで
きる。このため、液の吸入動作はポンプが作動されてい
る時つまり吐出部材の動作が制御されている時に発生す
るために、その吸入時間を常時一定にでき、吸入量も一
定にできるため、吐出量の精度も向上できる。
流していない状態では、各付勢部材によって、入口弁は
開かれ、出口弁は閉じられ、吐出部材は液吐出方向に移
動された状態となる。このため、電流が流れていない状
態を初期状態とすれば、初期状態において、密閉しやす
い出口弁を閉じておくことができるので、ポンプの未使
用時に吐出口から液漏れが発生することを簡単にかつ確
実に防止できる。さらに、吐出動作の終了も出口弁を閉
じるタイミングで行われるので、最後に吐出される液体
の液切れも良好にできる。また、初期状態で、入口弁は
開かれているが、吐出部材は吐出完了状態にあるため、
スイッチを入れて動作状態にした際に、必ず吐出部材が
液吸引方向に移動するタイミングから開始することがで
きる。このため、液の吸入動作はポンプが作動されてい
る時つまり吐出部材の動作が制御されている時に発生す
るために、その吸入時間を常時一定にでき、吸入量も一
定にできるため、吐出量の精度も向上できる。
【0011】この際、前記入口弁開閉部材および出口弁
開閉部材には、それぞれ入口弁用アーマチュアおよび出
口弁用アーマチュアが各開閉部材と共に移動可能に設け
られ、これらの各アーマチュアは、弁開閉用コイルに電
流を流した際に形成される磁路に沿って直列に配置され
ているとともに、前記吐出部材には、吐出部材用アーマ
チュアが吐出部材と共に移動可能に設けられ、この吐出
部材用アーマチュアは、吐出吸引用コイルに電流を流し
た際に形成される磁路に沿って配置されていることが好
ましい。
開閉部材には、それぞれ入口弁用アーマチュアおよび出
口弁用アーマチュアが各開閉部材と共に移動可能に設け
られ、これらの各アーマチュアは、弁開閉用コイルに電
流を流した際に形成される磁路に沿って直列に配置され
ているとともに、前記吐出部材には、吐出部材用アーマ
チュアが吐出部材と共に移動可能に設けられ、この吐出
部材用アーマチュアは、吐出吸引用コイルに電流を流し
た際に形成される磁路に沿って配置されていることが好
ましい。
【0012】このように構成すれば、第1および第2の
付勢部材によって互いに反対側に付勢されて離れて配置
されていた各アーマチュアは、弁開閉用コイルに電流を
流した際にその磁路中に配置されいるため、磁化されて
互いに近づく方向に移動され、離れて配置されていた各
アーマチュアの中間地点の互いに当接する位置まで移動
する。そして、各アーマチュアの移動に連動して各開閉
部材が移動するようにしておけば、弁開閉用コイルに電
流を流すことで、入口弁開閉部材および出口弁開閉部材
の一方は、弁を開く開弁方向に移動し、他方は弁を閉じ
る閉弁方向に移動する。従って、簡単な構成で各開閉部
材を駆動できるため、部品点数が少なくなって生産効率
が向上し、製造コストも低減できる。また、吐出部材用
アーマチュアも磁路に配置されているので、簡単な構成
で駆動することができる。
付勢部材によって互いに反対側に付勢されて離れて配置
されていた各アーマチュアは、弁開閉用コイルに電流を
流した際にその磁路中に配置されいるため、磁化されて
互いに近づく方向に移動され、離れて配置されていた各
アーマチュアの中間地点の互いに当接する位置まで移動
する。そして、各アーマチュアの移動に連動して各開閉
部材が移動するようにしておけば、弁開閉用コイルに電
流を流すことで、入口弁開閉部材および出口弁開閉部材
の一方は、弁を開く開弁方向に移動し、他方は弁を閉じ
る閉弁方向に移動する。従って、簡単な構成で各開閉部
材を駆動できるため、部品点数が少なくなって生産効率
が向上し、製造コストも低減できる。また、吐出部材用
アーマチュアも磁路に配置されているので、簡単な構成
で駆動することができる。
【0013】さらに、前記吐出部材用アーマチュアのポ
ンプ部側とは反対側には吐出量設定部材が位置調整可能
に配置され、これらの吐出部材用アーマチュアおよび吐
出量設定部材は、吐出吸引用コイルに電流を流した際に
形成される磁路に沿って直列に配置されているととも
に、前記第3付勢部材は、吐出部材用アーマチュアを液
吐出方向に付勢可能に、前記吐出量設定部材および吐出
部材用アーマチュア間に配置され、さらに、前記吐出部
材を、前記液吸引方向に付勢し、かつ前記第3付勢部材
よりも付勢力が小さい第4付勢部材が設けられているこ
とが好ましい。
ンプ部側とは反対側には吐出量設定部材が位置調整可能
に配置され、これらの吐出部材用アーマチュアおよび吐
出量設定部材は、吐出吸引用コイルに電流を流した際に
形成される磁路に沿って直列に配置されているととも
に、前記第3付勢部材は、吐出部材用アーマチュアを液
吐出方向に付勢可能に、前記吐出量設定部材および吐出
部材用アーマチュア間に配置され、さらに、前記吐出部
材を、前記液吸引方向に付勢し、かつ前記第3付勢部材
よりも付勢力が小さい第4付勢部材が設けられているこ
とが好ましい。
【0014】このように構成すれば、吐出吸引用コイル
に電流を流すと、吐出部材用アーマチュアおよび吐出量
設定部材が前記第3付勢部材の付勢力に抗して互いに近
接して密着する。この吐出部材用アーマチュアおよび吐
出量設定部材が密着することで第3付勢部材の付勢力の
働きは無くなり、吐出量設定部材および吐出部材用アー
マチュアつまり吐出部材は、第4付勢部材の働きで前記
液吸引方向に付勢されて移動する。従って、吐出量設定
部材の液吸引方向の移動ストロークエンドの位置を吐出
量設定部材に当接可能なマイクロメータなどで設定して
おくことで、吐出部材の移動ストロークつまりは計量室
に区画された液体の量(吐出量)を調整することができ
る。このため、簡単な構成で吐出量の調整も高精度に行
うことができる。
に電流を流すと、吐出部材用アーマチュアおよび吐出量
設定部材が前記第3付勢部材の付勢力に抗して互いに近
接して密着する。この吐出部材用アーマチュアおよび吐
出量設定部材が密着することで第3付勢部材の付勢力の
働きは無くなり、吐出量設定部材および吐出部材用アー
マチュアつまり吐出部材は、第4付勢部材の働きで前記
液吸引方向に付勢されて移動する。従って、吐出量設定
部材の液吸引方向の移動ストロークエンドの位置を吐出
量設定部材に当接可能なマイクロメータなどで設定して
おくことで、吐出部材の移動ストロークつまりは計量室
に区画された液体の量(吐出量)を調整することができ
る。このため、簡単な構成で吐出量の調整も高精度に行
うことができる。
【0015】また、前記入口弁用アーマチュアは入口弁
開閉部材に固定され、この入口弁用アーマチュアのポン
プ部側には前記出口弁用アーマチュアが各開閉部材に対
して相対移動可能に配置され、各開閉部材には前記出口
弁用アーマチュアのポンプ部側端面が当接可能な係止部
が設けられているとともに、前記第1付勢部材は、出口
弁開閉部材を前記閉弁方向に付勢可能に設けられ、前記
第2付勢部材は、入口弁開閉部材を前記開弁方向に付勢
可能にかつ前記第1付勢部材よりも付勢力が小さく構成
され、さらに、前記出口弁開閉部材を開弁方向に付勢
し、かつ前記第1付勢部材よりも付勢力の小さな第5付
勢部材が設けられ、前記弁開閉用コイルに電流が流され
た際には、前記入口弁用アーマチュアは前記閉弁方向に
移動し、かつ前記出口弁用アーマチュアは第1付勢部材
の付勢力に抗して開弁方向に移動して各アーマチュア同
士が当接されるように構成されていることが好ましい。
開閉部材に固定され、この入口弁用アーマチュアのポン
プ部側には前記出口弁用アーマチュアが各開閉部材に対
して相対移動可能に配置され、各開閉部材には前記出口
弁用アーマチュアのポンプ部側端面が当接可能な係止部
が設けられているとともに、前記第1付勢部材は、出口
弁開閉部材を前記閉弁方向に付勢可能に設けられ、前記
第2付勢部材は、入口弁開閉部材を前記開弁方向に付勢
可能にかつ前記第1付勢部材よりも付勢力が小さく構成
され、さらに、前記出口弁開閉部材を開弁方向に付勢
し、かつ前記第1付勢部材よりも付勢力の小さな第5付
勢部材が設けられ、前記弁開閉用コイルに電流が流され
た際には、前記入口弁用アーマチュアは前記閉弁方向に
移動し、かつ前記出口弁用アーマチュアは第1付勢部材
の付勢力に抗して開弁方向に移動して各アーマチュア同
士が当接されるように構成されていることが好ましい。
【0016】このように構成すれば、前記第1付勢部材
および第5付勢部材によって、出口弁用アーマチュアお
よび出口弁開閉部材は通常は互いに当接されるために連
動して動作するが、弁開閉用コイルに電流が流れて入口
弁用アーマチュアおよび出口弁用アーマチュアが当接し
て第1付勢部材の付勢力が無効とされている状態で、出
口弁開閉部材に第5付勢部材に抗する大きな力が加われ
ば、出口弁用アーマチュアが移動していなくても、出口
弁開閉部材のみを移動させることができる。このため、
より複雑な動作が可能となり、例えば、出口弁開閉部材
を吐出部材によって移動するように構成して、入口弁が
開く前に出口弁を塞ぐように設定することもできる。こ
れにより、両方の弁が開いて液が流れてしまう状態を確
実に無くすことができ、高精度の吐出が可能となる。
および第5付勢部材によって、出口弁用アーマチュアお
よび出口弁開閉部材は通常は互いに当接されるために連
動して動作するが、弁開閉用コイルに電流が流れて入口
弁用アーマチュアおよび出口弁用アーマチュアが当接し
て第1付勢部材の付勢力が無効とされている状態で、出
口弁開閉部材に第5付勢部材に抗する大きな力が加われ
ば、出口弁用アーマチュアが移動していなくても、出口
弁開閉部材のみを移動させることができる。このため、
より複雑な動作が可能となり、例えば、出口弁開閉部材
を吐出部材によって移動するように構成して、入口弁が
開く前に出口弁を塞ぐように設定することもできる。こ
れにより、両方の弁が開いて液が流れてしまう状態を確
実に無くすことができ、高精度の吐出が可能となる。
【0017】この際、前記吐出部材用アーマチュアは、
前記吐出部材を前記計量室の容積を小さくする吐出方向
に移動する際に、そのストロークエンド手前からストロ
ークエンドの位置まで移動する際に、前記出口弁開閉部
材と共に移動させて出口弁開閉部材が吐出口に当接して
出口弁を閉じる位置に達すると、吐出部材も停止してス
トロークエンドの位置に達するように構成されているこ
とが好ましい。このように構成すれば、吐出口が閉めら
れるのと同時に吐出も完了するため、液体の2段吐出を
防止でき、液体を1段で吐出できる。
前記吐出部材を前記計量室の容積を小さくする吐出方向
に移動する際に、そのストロークエンド手前からストロ
ークエンドの位置まで移動する際に、前記出口弁開閉部
材と共に移動させて出口弁開閉部材が吐出口に当接して
出口弁を閉じる位置に達すると、吐出部材も停止してス
トロークエンドの位置に達するように構成されているこ
とが好ましい。このように構成すれば、吐出口が閉めら
れるのと同時に吐出も完了するため、液体の2段吐出を
防止でき、液体を1段で吐出できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1には、本発明の第1実施形態の
プランジャポンプ1が示されている。ポンプ1は、図
2,3にも示すように、駆動機構を内蔵する駆動部2お
よびポンプ部3を備えて構成されている。ポンプ1の駆
動部2には、駆動部2の制御および電力を供給するため
のコネクタ4が設けられており、このコネクタ4には図
示しないコントローラが接続されてポンプ1を制御して
いる。
基づいて説明する。図1には、本発明の第1実施形態の
プランジャポンプ1が示されている。ポンプ1は、図
2,3にも示すように、駆動機構を内蔵する駆動部2お
よびポンプ部3を備えて構成されている。ポンプ1の駆
動部2には、駆動部2の制御および電力を供給するため
のコネクタ4が設けられており、このコネクタ4には図
示しないコントローラが接続されてポンプ1を制御して
いる。
【0019】駆動部2は、図2にも示すように、略角筒
状に形成された2つのボディ5,6と連結ブロック7と
を備えている。各ボディ5,6および連結ブロック7
は、内部に円筒状の中空部が形成されている。この中空
部には、2つのヨーク10A,10Bがスペーサ12を
介して所定距離離れて配置されている。そして、これら
の各ヨーク10A,10B内には、弁開閉用コイル13
および吐出吸引用コイル14がそれぞれ巻回された樹脂
製のボビン11A,11Bが配置されている。各コイル
13,14の端部は、前記コネクタ4に接続され、コン
トローラによって、各コイル13,14への電力供給の
切替が制御されるように構成されている。
状に形成された2つのボディ5,6と連結ブロック7と
を備えている。各ボディ5,6および連結ブロック7
は、内部に円筒状の中空部が形成されている。この中空
部には、2つのヨーク10A,10Bがスペーサ12を
介して所定距離離れて配置されている。そして、これら
の各ヨーク10A,10B内には、弁開閉用コイル13
および吐出吸引用コイル14がそれぞれ巻回された樹脂
製のボビン11A,11Bが配置されている。各コイル
13,14の端部は、前記コネクタ4に接続され、コン
トローラによって、各コイル13,14への電力供給の
切替が制御されるように構成されている。
【0020】各ボビン11A,11Bの中心には貫通穴
が形成されており、この貫通穴には、図2,4にも示す
ように、円柱状に形成された4つのアーマチュア21,
31,41,51が樹脂製のボビン11A,11Bにガ
イドされて上下動可能に配置されている。各アーマチュ
アは、ポンプ部3に近い側から、出口弁用アーマチュア
21、入口弁用アーマチュア31、吐出部材用アーマチ
ュア41および吐出量設定部材として用いられる吐出量
設定用アーマチュア51である。
が形成されており、この貫通穴には、図2,4にも示す
ように、円柱状に形成された4つのアーマチュア21,
31,41,51が樹脂製のボビン11A,11Bにガ
イドされて上下動可能に配置されている。各アーマチュ
アは、ポンプ部3に近い側から、出口弁用アーマチュア
21、入口弁用アーマチュア31、吐出部材用アーマチ
ュア41および吐出量設定部材として用いられる吐出量
設定用アーマチュア51である。
【0021】ボディ6の上端部には、ダブルナットを介
してマイクロメータ100が固定されている。このマイ
クロメータ100のスピンドル101はマイクロメータ
100の摘みを回すことで出没され、その先端は、前記
吐出量設定用アーマチュア51の上端面に当接可能に構
成されている。そして、このスピンドル101の突出量
をマイクロメータ100を操作して調整することで、前
記吐出量設定用アーマチュア51の上方ストロークエン
ドの位置を調整できるように構成されている。
してマイクロメータ100が固定されている。このマイ
クロメータ100のスピンドル101はマイクロメータ
100の摘みを回すことで出没され、その先端は、前記
吐出量設定用アーマチュア51の上端面に当接可能に構
成されている。そして、このスピンドル101の突出量
をマイクロメータ100を操作して調整することで、前
記吐出量設定用アーマチュア51の上方ストロークエン
ドの位置を調整できるように構成されている。
【0022】これらの4つのアーマチュア21,31,
41,51には、3本の駆動ロッド、すなわち、出口弁
駆動用ロッド22、入口弁駆動用ロッド32、吐出部材
駆動用ロッド42がそれぞれ適宜挿入されている。図
4、図6〜11にも示すように、出口弁駆動用ロッド2
2は、各アーマチュア21,31に形成された貫通穴2
1A,31Aに挿通されて各アーマチュア21,31に
対して相対移動可能に配置され、その上端部は吐出部材
用アーマチュア41の下端面に当接可能に設けられてい
る。また、入口弁用アーマチュア31の貫通穴31Aに
は、スペーサ12に支持されたバネ受け15が配置さ
れ、このバネ受け15および出口弁用アーマチュア21
間には、第1付勢部材である第1コイルバネ23が介在
されている。従って、前記ロッド22は、このコイルバ
ネ23の中心を挿通して配置されている。
41,51には、3本の駆動ロッド、すなわち、出口弁
駆動用ロッド22、入口弁駆動用ロッド32、吐出部材
駆動用ロッド42がそれぞれ適宜挿入されている。図
4、図6〜11にも示すように、出口弁駆動用ロッド2
2は、各アーマチュア21,31に形成された貫通穴2
1A,31Aに挿通されて各アーマチュア21,31に
対して相対移動可能に配置され、その上端部は吐出部材
用アーマチュア41の下端面に当接可能に設けられてい
る。また、入口弁用アーマチュア31の貫通穴31Aに
は、スペーサ12に支持されたバネ受け15が配置さ
れ、このバネ受け15および出口弁用アーマチュア21
間には、第1付勢部材である第1コイルバネ23が介在
されている。従って、前記ロッド22は、このコイルバ
ネ23の中心を挿通して配置されている。
【0023】出口弁駆動用ロッド22は、アーマチュア
21には固定されておらず、ロッド22に嵌合された係
止部であるストップリング22Aに前記コイルバネ23
によってアーマチュア21を当接させることで、基本的
にはアーマチュア21の移動とともに移動されるように
構成されている。つまり、第1コイルバネ23は、出口
弁用アーマチュア21を下方つまりポンプ部3側に付勢
しており、ストップリング22Aを介して出口弁駆動用
ロッド22も下方(閉弁方向)に付勢している。
21には固定されておらず、ロッド22に嵌合された係
止部であるストップリング22Aに前記コイルバネ23
によってアーマチュア21を当接させることで、基本的
にはアーマチュア21の移動とともに移動されるように
構成されている。つまり、第1コイルバネ23は、出口
弁用アーマチュア21を下方つまりポンプ部3側に付勢
しており、ストップリング22Aを介して出口弁駆動用
ロッド22も下方(閉弁方向)に付勢している。
【0024】入口弁駆動用ロッド32は、各アーマチュ
ア21,31の貫通穴21B,31Bを貫通して配置さ
れ、入口弁用アーマチュア31にかしめにより固定され
ている。一方、出口弁用アーマチュア21に対しては相
対移動可能に貫通されている。この入口弁駆動用ロッド
32にも出口弁用アーマチュア21が当接可能なストッ
プリング32Aが嵌合されており、出口弁用アーマチュ
ア21が第1コイルバネ23によって下方に付勢されて
いる場合には、入口弁駆動用ロッド32および入口弁用
アーマチュア31も下方(閉弁方向)に付勢される。
ア21,31の貫通穴21B,31Bを貫通して配置さ
れ、入口弁用アーマチュア31にかしめにより固定され
ている。一方、出口弁用アーマチュア21に対しては相
対移動可能に貫通されている。この入口弁駆動用ロッド
32にも出口弁用アーマチュア21が当接可能なストッ
プリング32Aが嵌合されており、出口弁用アーマチュ
ア21が第1コイルバネ23によって下方に付勢されて
いる場合には、入口弁駆動用ロッド32および入口弁用
アーマチュア31も下方(閉弁方向)に付勢される。
【0025】吐出部材駆動用ロッド42は、各4つのア
ーマチュア21,31,41,51に形成された貫通穴
21C,31C,41C,51Cを貫通して配置されて
いる。そして、この吐出部材駆動用ロッド42は、吐出
部材用アーマチュア41に対してはかしめられて固定さ
れているが、他のアーマチュア21,31,51に対し
ては相対移動可能に挿通されている。
ーマチュア21,31,41,51に形成された貫通穴
21C,31C,41C,51Cを貫通して配置されて
いる。そして、この吐出部材駆動用ロッド42は、吐出
部材用アーマチュア41に対してはかしめられて固定さ
れているが、他のアーマチュア21,31,51に対し
ては相対移動可能に挿通されている。
【0026】また、吐出部材用アーマチュア41および
吐出量設定用アーマチュア51間には、第3付勢部材で
ある第3コイルバネ43が介在されている。ここで、吐
出量設定用アーマチュア51は通常マイクロメータ10
0のスピンドル101に当接しているため、前記吐出部
材用アーマチュア41および吐出部材駆動用ロッド42
は、第3コイルバネ43によって下方(液吐出方向)に
付勢されている。
吐出量設定用アーマチュア51間には、第3付勢部材で
ある第3コイルバネ43が介在されている。ここで、吐
出量設定用アーマチュア51は通常マイクロメータ10
0のスピンドル101に当接しているため、前記吐出部
材用アーマチュア41および吐出部材駆動用ロッド42
は、第3コイルバネ43によって下方(液吐出方向)に
付勢されている。
【0027】なお、これらの各ロッド22,32,42
は、出口弁用アーマチュア21の下側に配置されたガイ
ドプレート16および前記スペーサ12によって上下方
向にのみ移動可能にガイドされている。
は、出口弁用アーマチュア21の下側に配置されたガイ
ドプレート16および前記スペーサ12によって上下方
向にのみ移動可能にガイドされている。
【0028】一方、ポンプ部3は、図3に示すように、
容器60と、容器60の上部に嵌挿されて連結ブロック
7に取り付けられる接続部材70と、連結ブロック7の
四隅に突設された4本の連結棒81を介して接続された
四角板状の支持プレート80と、この支持プレート80
に螺合された蓋部90とを備えて構成されている。
容器60と、容器60の上部に嵌挿されて連結ブロック
7に取り付けられる接続部材70と、連結ブロック7の
四隅に突設された4本の連結棒81を介して接続された
四角板状の支持プレート80と、この支持プレート80
に螺合された蓋部90とを備えて構成されている。
【0029】容器60は略円筒状に形成され、下端部が
下方に向かって径が小さくなる略円錐状に形成されたス
テンレス、フッ素樹脂、チタン、プラスチック、ガラス
等で構成されている。本実施形態では、容器60内部を
視認できるように、プラスチックなどの透明な材質で容
器60を形成している。
下方に向かって径が小さくなる略円錐状に形成されたス
テンレス、フッ素樹脂、チタン、プラスチック、ガラス
等で構成されている。本実施形態では、容器60内部を
視認できるように、プラスチックなどの透明な材質で容
器60を形成している。
【0030】接続部材70は、ほぼ円筒状に形成され、
その外周面の対向する2カ所などに、バネ71で外側に
付勢された爪部72を備えている。そして、この爪部7
2を押し込んだ状態で接続部材70を連結ブロック7の
内部に挿入し、爪部72の押し込みを解除すると、図3
に示すように、爪部72が連結ブロック7の凹溝に係合
するように構成されている。従って、接続部材70は連
結ブロック7に対して着脱可能に取り付けられている。
その外周面の対向する2カ所などに、バネ71で外側に
付勢された爪部72を備えている。そして、この爪部7
2を押し込んだ状態で接続部材70を連結ブロック7の
内部に挿入し、爪部72の押し込みを解除すると、図3
に示すように、爪部72が連結ブロック7の凹溝に係合
するように構成されている。従って、接続部材70は連
結ブロック7に対して着脱可能に取り付けられている。
【0031】接続部材70の中心軸部分には上下に貫通
する貫通穴70Aが形成され、この貫通穴70Aの上端
および下端部分には、それぞれガイドプレート73,7
4が着脱可能に配置されている。これらのガイドプレー
ト73,74は、ピン75によって位置合わせおよび回
り止めされている。
する貫通穴70Aが形成され、この貫通穴70Aの上端
および下端部分には、それぞれガイドプレート73,7
4が着脱可能に配置されている。これらのガイドプレー
ト73,74は、ピン75によって位置合わせおよび回
り止めされている。
【0032】これらのガイドプレート73,74には、
出口弁ロッド25、入口弁ロッド35、吐出部材ロッド
45の3本のロッドが上下方向のみに移動可能にガイド
されている。これらのロッド25,35,45は、前記
ガイドプレート73,74間に配置された3個のコイル
バネ26,36,46によって上方向に付勢されてい
る。すなわち、各ロッド25,35,45には、規制リ
ング76が嵌合されており、上側のリング76で係止さ
れるバネ受座77と、ガイドプレート74に当接される
バネ受座78との間に各コイルバネ26,36,46が
介装されている。なお、図6〜11においては、図面簡
略のため、バネ受座78やガイドプレート73を省略し
ている。
出口弁ロッド25、入口弁ロッド35、吐出部材ロッド
45の3本のロッドが上下方向のみに移動可能にガイド
されている。これらのロッド25,35,45は、前記
ガイドプレート73,74間に配置された3個のコイル
バネ26,36,46によって上方向に付勢されてい
る。すなわち、各ロッド25,35,45には、規制リ
ング76が嵌合されており、上側のリング76で係止さ
れるバネ受座77と、ガイドプレート74に当接される
バネ受座78との間に各コイルバネ26,36,46が
介装されている。なお、図6〜11においては、図面簡
略のため、バネ受座78やガイドプレート73を省略し
ている。
【0033】また、接続部材70の外周面には円錐状の
凹部70Bが形成され、この凹部70Bから接続部材7
0の内周面まで空気穴79が形成されている。この空気
穴79により、容器60に接続部材70を取り付けて
も、容器60内部の圧力が外気圧と同一となるようにさ
れている。
凹部70Bが形成され、この凹部70Bから接続部材7
0の内周面まで空気穴79が形成されている。この空気
穴79により、容器60に接続部材70を取り付けて
も、容器60内部の圧力が外気圧と同一となるようにさ
れている。
【0034】容器60の下端部60Aの外周には、円盤
状の係合プレート61が取り付けられ、内周部にはバル
ブブロック65が挿入されている。この係合プレート6
1を支持プレート80に係止させた状態で、略円盤状の
蓋部90をねじ込むことで、係合プレート61つまり容
器60の下端部60Aは支持プレート80および蓋部9
0に挟持されて固定されている。
状の係合プレート61が取り付けられ、内周部にはバル
ブブロック65が挿入されている。この係合プレート6
1を支持プレート80に係止させた状態で、略円盤状の
蓋部90をねじ込むことで、係合プレート61つまり容
器60の下端部60Aは支持プレート80および蓋部9
0に挟持されて固定されている。
【0035】バルブブロック65は、ほぼ円柱状に係止
され、容器60内に露出する面には円錐状のシール面6
6が形成されている。このシール面66の底部からバル
ブブロック65の下部に向けて吐出口67が貫通してお
り、この吐出口67には吐出針68が配置されて取付ね
じ69によって固定されている。
され、容器60内に露出する面には円錐状のシール面6
6が形成されている。このシール面66の底部からバル
ブブロック65の下部に向けて吐出口67が貫通してお
り、この吐出口67には吐出針68が配置されて取付ね
じ69によって固定されている。
【0036】出口弁駆動用ロッド22の下部に当接する
ように設けられた出口弁ロッド25は、図5にも示すよ
うに、途中で折曲されてその下端部25Aがバルブブロ
ック65の吐出口67に当接してこの吐出口67を閉塞
できるように形成されている。従って、出口弁ロッド2
5の下端部25Aおよびバルブブロック65によって、
吐出口67を開閉する出口弁が構成されている。
ように設けられた出口弁ロッド25は、図5にも示すよ
うに、途中で折曲されてその下端部25Aがバルブブロ
ック65の吐出口67に当接してこの吐出口67を閉塞
できるように形成されている。従って、出口弁ロッド2
5の下端部25Aおよびバルブブロック65によって、
吐出口67を開閉する出口弁が構成されている。
【0037】また、吐出部材駆動用ロッド42の下部に
当接するように設けられた吐出部材ロッド45も、途中
で折曲されている。そして、この吐出部材ロッド45の
下端部45Aには、前記出口弁ロッド25の下端部25
Aが摺動自在に挿通されており、下端部45Aと同心円
状に配置されている。
当接するように設けられた吐出部材ロッド45も、途中
で折曲されている。そして、この吐出部材ロッド45の
下端部45Aには、前記出口弁ロッド25の下端部25
Aが摺動自在に挿通されており、下端部45Aと同心円
状に配置されている。
【0038】さらに、入口弁駆動用ロッド32の下部に
当接するように設けられた入口弁ロッド35も、途中で
折曲されている。そして、この入口弁ロッド35の下端
部35Aには、前記吐出部材ロッド45の下端部45A
が摺動自在に挿通されており、下端部35Aと同心円状
に配置されている。また、入口弁ロッド35の下端部3
5Aは、バルブブロック65のシール面66に当接して
入口弁ロッド35の内部を外部から区画できるように構
成されている。従って、入口弁ロッド35の下端部35
Aおよびバルブブロック65によって、入口を開閉する
入口弁が構成されている。
当接するように設けられた入口弁ロッド35も、途中で
折曲されている。そして、この入口弁ロッド35の下端
部35Aには、前記吐出部材ロッド45の下端部45A
が摺動自在に挿通されており、下端部35Aと同心円状
に配置されている。また、入口弁ロッド35の下端部3
5Aは、バルブブロック65のシール面66に当接して
入口弁ロッド35の内部を外部から区画できるように構
成されている。従って、入口弁ロッド35の下端部35
Aおよびバルブブロック65によって、入口を開閉する
入口弁が構成されている。
【0039】なお、各ロッド25,35,45は、前記
各コイルバネ26,36,46で上方に付勢されて各ロ
ッド22,32,42に当接しているため、各ロッド2
2,32,42の進退に連動して進退(上下動)する。
このため、前記出口弁駆動用ロッド22および出口弁ロ
ッド25により出口弁開閉部材が構成され、入口弁駆動
用ロッド32および入口弁ロッド35により入口弁開閉
部材が構成されている。また、吐出部材駆動用ロッド4
2および吐出部材ロッド45により吐出部材が構成され
ている。また、入口弁ロッド35で区画される吐出口6
7側の空間が計量室とされている。
各コイルバネ26,36,46で上方に付勢されて各ロ
ッド22,32,42に当接しているため、各ロッド2
2,32,42の進退に連動して進退(上下動)する。
このため、前記出口弁駆動用ロッド22および出口弁ロ
ッド25により出口弁開閉部材が構成され、入口弁駆動
用ロッド32および入口弁ロッド35により入口弁開閉
部材が構成されている。また、吐出部材駆動用ロッド4
2および吐出部材ロッド45により吐出部材が構成され
ている。また、入口弁ロッド35で区画される吐出口6
7側の空間が計量室とされている。
【0040】そして、入口弁開閉部材(ロッド32,3
5)を開弁方向(上方)に移動する第2コイルバネ36
により第2付勢部材が構成され、吐出部材(ロッド4
2,45)を液吸引方向(上方)に付勢する第4コイル
バネ46により第4付勢部材が構成され、出口弁開閉部
材(ロッド22,25)を開弁方向(上方)に付勢する
第5コイルバネ26による第5付勢部材が構成されてい
る。これらの各コイルバネ26,36,46は、第1コ
イルバネ23、第3コイルバネ43に比べてばね力(付
勢力)が弱くなるように設定されている。
5)を開弁方向(上方)に移動する第2コイルバネ36
により第2付勢部材が構成され、吐出部材(ロッド4
2,45)を液吸引方向(上方)に付勢する第4コイル
バネ46により第4付勢部材が構成され、出口弁開閉部
材(ロッド22,25)を開弁方向(上方)に付勢する
第5コイルバネ26による第5付勢部材が構成されてい
る。これらの各コイルバネ26,36,46は、第1コ
イルバネ23、第3コイルバネ43に比べてばね力(付
勢力)が弱くなるように設定されている。
【0041】次に、本実施形態の作用について図6〜1
1をも参照して説明する。なお、この図6〜11は、理
解しやすいように、各アーマチュア21,31,41,
51部分を展開して示されている。まず、容器60内に
液体8を供給しておく。この液体8の供給は、通常は、
容器60を取り外して液体8を入れて再度取り付ければ
よいが、容器60や接続部材70に液注入ポートを形成
したり、前記空気穴79を注入ポートとして利用し、こ
のポートや空気穴79に注射器やチューブなどを介して
供給してもよい。
1をも参照して説明する。なお、この図6〜11は、理
解しやすいように、各アーマチュア21,31,41,
51部分を展開して示されている。まず、容器60内に
液体8を供給しておく。この液体8の供給は、通常は、
容器60を取り外して液体8を入れて再度取り付ければ
よいが、容器60や接続部材70に液注入ポートを形成
したり、前記空気穴79を注入ポートとして利用し、こ
のポートや空気穴79に注射器やチューブなどを介して
供給してもよい。
【0042】本実施形態では、図6の状態を原点として
いる。原点状態とは、各コイル13,14に電流が流れ
ておらずOFFとされている状態である。この際、吐出
部材用アーマチュア41、吐出部材駆動用ロッド42、
吐出部材ロッド45は、第3コイルバネ43によって下
方に付勢され、第4コイルバネ46によって上方に付勢
されるが、第3コイルバネ43のばね力のほうが大きい
ため、下方に付勢されている。このため、吐出部材用ア
ーマチュア41は、出口弁駆動用ロッド22の上面に当
接され、出口弁ロッド25が吐出口67に当接される位
置で停止する。吐出部材駆動用ロッド42は吐出部材用
アーマチュア41に固定されており、かつ吐出部材ロッ
ド45は第4コイルバネ46でロッド42に当接して一
体的に移動するため、出口弁ロッド25が吐出口67に
当接している状態が吐出部材ロッド45の下方ストロー
クエンドの位置とされている。なお、吐出量設定用アー
マチュア51は第3コイルバネ43によって上方に付勢
され、スピンドル101に当接する位置に配置される。
この吐出量設定用アーマチュア51の位置によって、後
述するように、吐出部材ロッド45の上方ストロークエ
ンドの位置が設定され、吐出量が調整される。また、第
3コイルバネ43によって各アーマチュア41,51は
互いに反対方向に付勢されているため、その間には所定
の隙間が形成される。
いる。原点状態とは、各コイル13,14に電流が流れ
ておらずOFFとされている状態である。この際、吐出
部材用アーマチュア41、吐出部材駆動用ロッド42、
吐出部材ロッド45は、第3コイルバネ43によって下
方に付勢され、第4コイルバネ46によって上方に付勢
されるが、第3コイルバネ43のばね力のほうが大きい
ため、下方に付勢されている。このため、吐出部材用ア
ーマチュア41は、出口弁駆動用ロッド22の上面に当
接され、出口弁ロッド25が吐出口67に当接される位
置で停止する。吐出部材駆動用ロッド42は吐出部材用
アーマチュア41に固定されており、かつ吐出部材ロッ
ド45は第4コイルバネ46でロッド42に当接して一
体的に移動するため、出口弁ロッド25が吐出口67に
当接している状態が吐出部材ロッド45の下方ストロー
クエンドの位置とされている。なお、吐出量設定用アー
マチュア51は第3コイルバネ43によって上方に付勢
され、スピンドル101に当接する位置に配置される。
この吐出量設定用アーマチュア51の位置によって、後
述するように、吐出部材ロッド45の上方ストロークエ
ンドの位置が設定され、吐出量が調整される。また、第
3コイルバネ43によって各アーマチュア41,51は
互いに反対方向に付勢されているため、その間には所定
の隙間が形成される。
【0043】一方、出口弁駆動用ロッド22、出口弁用
アーマチュア21、出口弁ロッド25は、これらを上方
に付勢する第5コイルバネ26よりもばね力の大きな第
1コイルバネ23によって下方に付勢されている。これ
により、出口弁ロッド25は吐出口67に当接して出口
弁が閉塞されている。
アーマチュア21、出口弁ロッド25は、これらを上方
に付勢する第5コイルバネ26よりもばね力の大きな第
1コイルバネ23によって下方に付勢されている。これ
により、出口弁ロッド25は吐出口67に当接して出口
弁が閉塞されている。
【0044】さらに、入口弁用アーマチュア31、入口
弁駆動用ロッド32、入口弁ロッド35は、コイル13
がオフされている場合には、第2コイルバネ36のばね
力しか働かないため、上方に付勢されている。このた
め、入口弁ロッド35の下端部35Aはシール面66か
ら離れ、入口弁は開かれた状態となる。また、出口弁用
アーマチュア21が下方に付勢され、入口弁用アーマチ
ュア31が上方に付勢されるため、各アーマチュア2
1,31間には所定の隙間が生じている。
弁駆動用ロッド32、入口弁ロッド35は、コイル13
がオフされている場合には、第2コイルバネ36のばね
力しか働かないため、上方に付勢されている。このた
め、入口弁ロッド35の下端部35Aはシール面66か
ら離れ、入口弁は開かれた状態となる。また、出口弁用
アーマチュア21が下方に付勢され、入口弁用アーマチ
ュア31が上方に付勢されるため、各アーマチュア2
1,31間には所定の隙間が生じている。
【0045】この原点状態において、コントローラのス
イッチを入れると、コントローラは、まずステップ1と
して吐出吸引用コイル14に電流を流してこれをON状
態とする。すると、図7に示すように、吐出吸引用コイ
ル14の磁路中に配置された各アーマチュア41,51
は、磁化されることで第3コイルバネ43のばね力より
も大きな力で互いに引き合い当接する。さらに、各アー
マチュア41,51が互いに当接されることで、第3コ
イルバネ43の作用が消されるため、第4コイルバネ4
6のばね力で吐出部材ロッド45は、アーマチュア51
がスピンドル101に当接する位置(上方ストロークエ
ンドの位置)まで上方に移動する。これにより、吐出部
材ロッド45の下部がシール面66から離れる。
イッチを入れると、コントローラは、まずステップ1と
して吐出吸引用コイル14に電流を流してこれをON状
態とする。すると、図7に示すように、吐出吸引用コイ
ル14の磁路中に配置された各アーマチュア41,51
は、磁化されることで第3コイルバネ43のばね力より
も大きな力で互いに引き合い当接する。さらに、各アー
マチュア41,51が互いに当接されることで、第3コ
イルバネ43の作用が消されるため、第4コイルバネ4
6のばね力で吐出部材ロッド45は、アーマチュア51
がスピンドル101に当接する位置(上方ストロークエ
ンドの位置)まで上方に移動する。これにより、吐出部
材ロッド45の下部がシール面66から離れる。
【0046】続いて、コントローラは、ステップ2とし
て、弁開閉用コイル13にも電流を流してON状態とす
る。すると、図8に示すように、弁開閉用コイル13の
磁路中に配置された各アーマチュア21,31は、第1
コイルバネ23のばね力よりも大きな力で互いに引き合
い当接する。このため、入口弁用アーマチュア31、入
口弁駆動用ロッド32、入口弁ロッド35は下降し、下
端部35Aがシール面66に当接して入口弁が閉じられ
る。同時に、出口弁用アーマチュア21、出口弁駆動用
ロッド22、出口弁ロッド25は上昇し、出口弁が開か
れる。
て、弁開閉用コイル13にも電流を流してON状態とす
る。すると、図8に示すように、弁開閉用コイル13の
磁路中に配置された各アーマチュア21,31は、第1
コイルバネ23のばね力よりも大きな力で互いに引き合
い当接する。このため、入口弁用アーマチュア31、入
口弁駆動用ロッド32、入口弁ロッド35は下降し、下
端部35Aがシール面66に当接して入口弁が閉じられ
る。同時に、出口弁用アーマチュア21、出口弁駆動用
ロッド22、出口弁ロッド25は上昇し、出口弁が開か
れる。
【0047】これにより、入口弁ロッド35の内部の計
量室に液体8が区画されて容積計量される。この容積
は、吐出部材ロッド45の位置つまり吐出部材ロッド4
5の上方ストロークエンドの位置で設定されるため、こ
の位置を前述の通りマイクロメータ100を操作して設
定することで、容積計量される吐出量が設定される。
量室に液体8が区画されて容積計量される。この容積
は、吐出部材ロッド45の位置つまり吐出部材ロッド4
5の上方ストロークエンドの位置で設定されるため、こ
の位置を前述の通りマイクロメータ100を操作して設
定することで、容積計量される吐出量が設定される。
【0048】次に、コントローラは、ステップ3とし
て、吐出吸引用コイル14の電流を遮断してOFF状態
とする。すると、吐出吸引用コイル14によって各アー
マチュア41,51を当接させる磁力が働かなくなるた
め、吐出部材用アーマチュア41は第3コイルバネ43
で付勢されて下方に移動する。この際、図9に示すよう
に、吐出部材用アーマチュア41が出口弁駆動用ロッド
22に当接するまでは、吐出部材用アーマチュア41、
吐出部材駆動用ロッド42、吐出部材ロッド45のみが
下方に移動し、その移動量に応じて吐出口67から液体
8が吐出される。
て、吐出吸引用コイル14の電流を遮断してOFF状態
とする。すると、吐出吸引用コイル14によって各アー
マチュア41,51を当接させる磁力が働かなくなるた
め、吐出部材用アーマチュア41は第3コイルバネ43
で付勢されて下方に移動する。この際、図9に示すよう
に、吐出部材用アーマチュア41が出口弁駆動用ロッド
22に当接するまでは、吐出部材用アーマチュア41、
吐出部材駆動用ロッド42、吐出部材ロッド45のみが
下方に移動し、その移動量に応じて吐出口67から液体
8が吐出される。
【0049】さらに、第3コイルバネ43のばね力は、
コイルバネ26、46を合わせたばね力よりも大きいた
め、吐出部材用アーマチュア41は出口弁駆動用ロッド
22に当接した後は、図10に示すように、出口弁駆動
用ロッド22、出口弁ロッド25も合わせて下降させ
る。そして、出口弁ロッド25が吐出口67に当接して
吐出口を閉じると、吐出部材ロッド45もそれ以上下方
に移動できないために停止して液吐出が完了する。
コイルバネ26、46を合わせたばね力よりも大きいた
め、吐出部材用アーマチュア41は出口弁駆動用ロッド
22に当接した後は、図10に示すように、出口弁駆動
用ロッド22、出口弁ロッド25も合わせて下降させ
る。そして、出口弁ロッド25が吐出口67に当接して
吐出口を閉じると、吐出部材ロッド45もそれ以上下方
に移動できないために停止して液吐出が完了する。
【0050】次に、コントローラは、ステップ4とし
て、弁開閉用コイル13の電流も遮断してOFF状態と
する。すると、図11に示すように、弁開閉用コイル1
3によって各アーマチュア21,31を当接させる磁力
が働かなくなるため、入口弁用アーマチュア31、入口
弁駆動用ロッド32、入口弁ロッド35がコイルバネ3
6によって上方に移動し、入口弁が開いて初期状態に戻
る。
て、弁開閉用コイル13の電流も遮断してOFF状態と
する。すると、図11に示すように、弁開閉用コイル1
3によって各アーマチュア21,31を当接させる磁力
が働かなくなるため、入口弁用アーマチュア31、入口
弁駆動用ロッド32、入口弁ロッド35がコイルバネ3
6によって上方に移動し、入口弁が開いて初期状態に戻
る。
【0051】コントローラは、以上の4ステップを繰り
返すことで、設定量毎に液体8を吐出する。なお、この
1回毎の吐出量は、前記マイクロメータ100で設定す
る必要があるが、実際の利用時は、単位時間当たりの吐
出量が可変できれば十分であることが多い。この際、上
記作動サイクルは、各コイル13,14による駆動であ
るために高速化できるため、単位時間当たりの繰り返し
回数も容易に変更でき、単位時間当たりの吐出量を可変
することができる。例えば、1回の動作サイクルにおけ
る吐出量を5μリットルに設定していた場合、1秒間に
1回動作するようにすれば、単位時間である1秒毎に5
μリットルの吐出量に設定でき、また1秒間に10回動
作するようにすれば、単位時間当たり50μリットルの
吐出量に設定できる。
返すことで、設定量毎に液体8を吐出する。なお、この
1回毎の吐出量は、前記マイクロメータ100で設定す
る必要があるが、実際の利用時は、単位時間当たりの吐
出量が可変できれば十分であることが多い。この際、上
記作動サイクルは、各コイル13,14による駆動であ
るために高速化できるため、単位時間当たりの繰り返し
回数も容易に変更でき、単位時間当たりの吐出量を可変
することができる。例えば、1回の動作サイクルにおけ
る吐出量を5μリットルに設定していた場合、1秒間に
1回動作するようにすれば、単位時間である1秒毎に5
μリットルの吐出量に設定でき、また1秒間に10回動
作するようにすれば、単位時間当たり50μリットルの
吐出量に設定できる。
【0052】前述のような本実施例によれば、次のよう
な効果がある。 (1) 弁開閉用コイル13および吐出吸引用コイル14
と、少なくとも第1コイルバネ23および第2コイルバ
ネ36とを組み合わせることで、2つのコイル13,1
4で、出口弁開閉部材(ロッド22,25)、入口弁開
閉部材(ロッド32,35)、吐出部材(ロッド42,
45)を駆動することができる。このため、3つのコイ
ル(ソレノイド)を用いた従来例に比べて駆動部2の小
型化が容易になり、かつ駆動制御も簡単にできる。この
ため、ポンプ1を小型、軽量化でき、各種製品の製造ラ
インにも容易に組み込むことができる。
な効果がある。 (1) 弁開閉用コイル13および吐出吸引用コイル14
と、少なくとも第1コイルバネ23および第2コイルバ
ネ36とを組み合わせることで、2つのコイル13,1
4で、出口弁開閉部材(ロッド22,25)、入口弁開
閉部材(ロッド32,35)、吐出部材(ロッド42,
45)を駆動することができる。このため、3つのコイ
ル(ソレノイド)を用いた従来例に比べて駆動部2の小
型化が容易になり、かつ駆動制御も簡単にできる。この
ため、ポンプ1を小型、軽量化でき、各種製品の製造ラ
インにも容易に組み込むことができる。
【0053】(2) コイル(ソレノイド)13,14を用
いて各部材を駆動しているため、エア駆動に比べて高速
駆動が可能となり、タクトタイム等も短縮可能となる。
その上、ソレノイド駆動であれば、モータ及びカム駆動
の場合に比べて駆動部2を小型化でき、例えばポンプ1
をアームロボットの先端に取り付けて移動させながら液
体8を吐出するような用途にも適用できて、様々な部分
に利用が可能となり、利用可能性を向上できる。
いて各部材を駆動しているため、エア駆動に比べて高速
駆動が可能となり、タクトタイム等も短縮可能となる。
その上、ソレノイド駆動であれば、モータ及びカム駆動
の場合に比べて駆動部2を小型化でき、例えばポンプ1
をアームロボットの先端に取り付けて移動させながら液
体8を吐出するような用途にも適用できて、様々な部分
に利用が可能となり、利用可能性を向上できる。
【0054】(3) さらに、高速駆動、例えば1秒間に1
0回以上の吐出動作を行うことができるため、単位時間
当たりの吐出量は、動作回数を制御することでも容易に
調整できる。このため、接着剤などの液体8を吐出する
際に、その吐出対象が異なるために吐出量も調整する際
に、単位時間当たりの駆動回数を変えるだけで吐出量を
容易に変化させることができる。このため、前記マイク
ロメータ100を操作して吐出量を変更するのに比べ
て、コントローラの設定を変更するだけで良いため、非
常に簡単にかつ正確に吐出量を設定できる。その上、前
記マイクロメータ100の調整は、通常、ポンプ1を停
止させて行う必要があるが、単位時間当たりの駆動回数
の変更は、ポンプ1の動作中であっても可能であるた
め、製造ライン上に多品種の製品を混在させて流してい
るために、その対象製品によって吐出量を変える必要が
ある場合でも、その対象製品に応じて駆動回数を変更す
るだけでよい。すなわち、ポンプ1は、吐出量をデジタ
ル制御することもできるため、ファクトリーオートメー
ション(FA)化された工場などにおいても、容易に自
動制御することができる。
0回以上の吐出動作を行うことができるため、単位時間
当たりの吐出量は、動作回数を制御することでも容易に
調整できる。このため、接着剤などの液体8を吐出する
際に、その吐出対象が異なるために吐出量も調整する際
に、単位時間当たりの駆動回数を変えるだけで吐出量を
容易に変化させることができる。このため、前記マイク
ロメータ100を操作して吐出量を変更するのに比べ
て、コントローラの設定を変更するだけで良いため、非
常に簡単にかつ正確に吐出量を設定できる。その上、前
記マイクロメータ100の調整は、通常、ポンプ1を停
止させて行う必要があるが、単位時間当たりの駆動回数
の変更は、ポンプ1の動作中であっても可能であるた
め、製造ライン上に多品種の製品を混在させて流してい
るために、その対象製品によって吐出量を変える必要が
ある場合でも、その対象製品に応じて駆動回数を変更す
るだけでよい。すなわち、ポンプ1は、吐出量をデジタ
ル制御することもできるため、ファクトリーオートメー
ション(FA)化された工場などにおいても、容易に自
動制御することができる。
【0055】(4) 各アーマチュア21,31を弁開閉用
コイル13の磁気回路中に直列に配置しているので、弁
開閉用コイル13に電流を流した際にその磁力で各アー
マチュア21,31を互いに近づく方向に移動すること
ができる。従って、簡単な構成で各開閉部材を駆動でき
るため、部品点数が少なくなって生産効率が向上し、製
造コストも低減できる。同様に、各アーマチュア41,
51も吐出吸引用コイル14の磁気回路中に直列に配置
しているので、簡単な構成で吐出部材も駆動できるた
め、部品点数が少なくなって生産効率が向上し、製造コ
ストも低減できる。
コイル13の磁気回路中に直列に配置しているので、弁
開閉用コイル13に電流を流した際にその磁力で各アー
マチュア21,31を互いに近づく方向に移動すること
ができる。従って、簡単な構成で各開閉部材を駆動でき
るため、部品点数が少なくなって生産効率が向上し、製
造コストも低減できる。同様に、各アーマチュア41,
51も吐出吸引用コイル14の磁気回路中に直列に配置
しているので、簡単な構成で吐出部材も駆動できるた
め、部品点数が少なくなって生産効率が向上し、製造コ
ストも低減できる。
【0056】(5) 吐出吸引用コイル14に電流を流す
と、各アーマチュア41,51を密着させて前記第3コ
イルバネ43の付勢力の働きを無くすことができ、これ
らを第4コイルバネ46の働きで液吸引方向に付勢して
移動できる。従って、吐出量設定用アーマチュア51の
上方ストロークエンドの位置をアーマチュア51に当接
可能なマイクロメータ100で設定するだけで、吐出部
材の移動ストロークつまりは計量室に区画された液体の
量(吐出量)を調整することができる。このため、簡単
な構成で吐出量の調整も高精度に行うことができる。
と、各アーマチュア41,51を密着させて前記第3コ
イルバネ43の付勢力の働きを無くすことができ、これ
らを第4コイルバネ46の働きで液吸引方向に付勢して
移動できる。従って、吐出量設定用アーマチュア51の
上方ストロークエンドの位置をアーマチュア51に当接
可能なマイクロメータ100で設定するだけで、吐出部
材の移動ストロークつまりは計量室に区画された液体の
量(吐出量)を調整することができる。このため、簡単
な構成で吐出量の調整も高精度に行うことができる。
【0057】(6) 各コイル13,14をOFFとした初
期状態で、入口弁は開かれ、出口弁は閉じられ、吐出部
材は液吐出方向に移動された状態となるように各付勢部
材(コイルバネ23,43,36)を設けているので、
初期状態において、密閉しやすい出口弁を閉じておくこ
とができるので、ポンプ1の未使用時に吐出口67から
液漏れが発生することを簡単にかつ確実に防止できる。
すなわち、他の入口弁ロッド35や吐出部材ロッド45
は、他のロッドとの摺動面もシールしなければ密閉する
ことができないのに対し、出口弁ロッド25は、吐出口
67に密着させるだけでシールできるため、密閉構造が
簡易になりかつ確実に密閉できて液漏れを防止できる。
さらに、吐出動作の終了も出口弁を閉じるタイミングで
行われるので、最後に吐出される液体の液切れも良好に
できる。また、スイッチを入れて動作状態にした際に、
必ず吐出部材ロッド45が液吸引方向に移動するタイミ
ングから開始できるため、液の吸入時間を常時一定にで
き、吸入量も一定にできるため、吐出量の精度も向上で
きる。
期状態で、入口弁は開かれ、出口弁は閉じられ、吐出部
材は液吐出方向に移動された状態となるように各付勢部
材(コイルバネ23,43,36)を設けているので、
初期状態において、密閉しやすい出口弁を閉じておくこ
とができるので、ポンプ1の未使用時に吐出口67から
液漏れが発生することを簡単にかつ確実に防止できる。
すなわち、他の入口弁ロッド35や吐出部材ロッド45
は、他のロッドとの摺動面もシールしなければ密閉する
ことができないのに対し、出口弁ロッド25は、吐出口
67に密着させるだけでシールできるため、密閉構造が
簡易になりかつ確実に密閉できて液漏れを防止できる。
さらに、吐出動作の終了も出口弁を閉じるタイミングで
行われるので、最後に吐出される液体の液切れも良好に
できる。また、スイッチを入れて動作状態にした際に、
必ず吐出部材ロッド45が液吸引方向に移動するタイミ
ングから開始できるため、液の吸入時間を常時一定にで
き、吸入量も一定にできるため、吐出量の精度も向上で
きる。
【0058】(7) 出口弁駆動用ロッド22を出口弁用ア
ーマチュア21にかしめ等で固定していないので、弁開
閉用コイル13で各アーマチュア21,31を当接させ
ている際に、出口弁駆動用ロッド22を吐出部材用アー
マチュア41で押すことで出口弁駆動用ロッド22のみ
を移動できる。このため、入口弁が開く前に出口弁を塞
ぐことができ、両方の弁が開いて液体8が流れてしまう
状態を確実に無くすことができ、高精度の吐出が可能と
なる。
ーマチュア21にかしめ等で固定していないので、弁開
閉用コイル13で各アーマチュア21,31を当接させ
ている際に、出口弁駆動用ロッド22を吐出部材用アー
マチュア41で押すことで出口弁駆動用ロッド22のみ
を移動できる。このため、入口弁が開く前に出口弁を塞
ぐことができ、両方の弁が開いて液体8が流れてしまう
状態を確実に無くすことができ、高精度の吐出が可能と
なる。
【0059】(8) さらに、吐出部材を吐出方向に移動す
る際に、そのストロークエンドの最後の部分では、前記
出口弁駆動用ロッド22を同時に移動させて出口弁ロッ
ド25が吐出口67に当接して出口弁を閉じた際に、吐
出部材もストロークエンドの位置に達するようにしてい
るので、吐出口が閉められるのと同時に吐出も完了し、
液体の2段吐出を防止でき、液体を1段で吐出できる。
このため、吐出量が多い場合や即乾性の液体を吐出する
場合でも、吐出液が2重に重なって2段目の吐出部分が
1段目の吐出部分から剥がれやすくなったり、美観を損
ねるということを防止できる。
る際に、そのストロークエンドの最後の部分では、前記
出口弁駆動用ロッド22を同時に移動させて出口弁ロッ
ド25が吐出口67に当接して出口弁を閉じた際に、吐
出部材もストロークエンドの位置に達するようにしてい
るので、吐出口が閉められるのと同時に吐出も完了し、
液体の2段吐出を防止でき、液体を1段で吐出できる。
このため、吐出量が多い場合や即乾性の液体を吐出する
場合でも、吐出液が2重に重なって2段目の吐出部分が
1段目の吐出部分から剥がれやすくなったり、美観を損
ねるということを防止できる。
【0060】(9) 吐出する液体8を入口弁を閉めること
で入口弁ロッド35内に閉じ込めて容積計量をしている
ので、たとえ吐出量が微量であっても吐出量を高精度に
制御することができる。また、1回毎の吐出量の調整
は、マイクロメータ100により吐出量設定用アーマチ
ュア51の位置を調整するだけでよいため、簡単にかつ
高精度に行うことができる。
で入口弁ロッド35内に閉じ込めて容積計量をしている
ので、たとえ吐出量が微量であっても吐出量を高精度に
制御することができる。また、1回毎の吐出量の調整
は、マイクロメータ100により吐出量設定用アーマチ
ュア51の位置を調整するだけでよいため、簡単にかつ
高精度に行うことができる。
【0061】(10)ポンプ部3に容器60を設け、この容
器60に液体8を入れてあるため、液体8の移送距離を
短くでき、高粘度の液体8であっても加圧手段を設ける
ことなく、確実に供給することができる。特に、極微量
の液体8を吐出する場合等のように容器60の容積に対
して吐出量が少ない場合には、容器60に液体8を満た
せば、半日あるいは1日分の吐出量を確保できるため、
容器60を着脱して液体8を補充する場合であっても、
作業性や生産性が低下することもない。なお、液体8の
補充時期は、液面計を設けたり、一定時間当たりの吐出
量から補充サイクルを設定することなどで容易に管理す
ることができる。また、容器60を着脱して液体8を補
充する場合には、圧送ポンプのような移送手段が不要な
ため、構造が簡易となり、ポンプ1を安価に提供でき
る。
器60に液体8を入れてあるため、液体8の移送距離を
短くでき、高粘度の液体8であっても加圧手段を設ける
ことなく、確実に供給することができる。特に、極微量
の液体8を吐出する場合等のように容器60の容積に対
して吐出量が少ない場合には、容器60に液体8を満た
せば、半日あるいは1日分の吐出量を確保できるため、
容器60を着脱して液体8を補充する場合であっても、
作業性や生産性が低下することもない。なお、液体8の
補充時期は、液面計を設けたり、一定時間当たりの吐出
量から補充サイクルを設定することなどで容易に管理す
ることができる。また、容器60を着脱して液体8を補
充する場合には、圧送ポンプのような移送手段が不要な
ため、構造が簡易となり、ポンプ1を安価に提供でき
る。
【0062】(11)その上、本実施形態では、接続部材7
0の爪部72を押し込むだけでポンプ部3を容易に着脱
できるため、液体8の交換作業なども簡単に行うことが
でき、かつ液体8の種類に応じて各ポンプ部3を複数容
易しておいて交換することも容易に行うことができる。
さらに、液に接する各ロッド25,35,45もポンプ
部3を取り外した際に、駆動部2側から分離して取り外
すことができるため、液体8の種類を交換する場合で
も、ポンプ部3を容易に洗浄などすることができてメン
テナンスも容易に行うことができる。
0の爪部72を押し込むだけでポンプ部3を容易に着脱
できるため、液体8の交換作業なども簡単に行うことが
でき、かつ液体8の種類に応じて各ポンプ部3を複数容
易しておいて交換することも容易に行うことができる。
さらに、液に接する各ロッド25,35,45もポンプ
部3を取り外した際に、駆動部2側から分離して取り外
すことができるため、液体8の種類を交換する場合で
も、ポンプ部3を容易に洗浄などすることができてメン
テナンスも容易に行うことができる。
【0063】(12)ペーストのように高粘度の液体8は、
ポンプ部3と吐出口67とが離れていると液体8の吐出
に遅れが生じるが、本実施形態によれば、液体8を吐出
する吐出部材ロッド45等を有するポンプ部3と吐出口
67とが極めて近いので、液体8の吐出の遅れがない。
ポンプ部3と吐出口67とが離れていると液体8の吐出
に遅れが生じるが、本実施形態によれば、液体8を吐出
する吐出部材ロッド45等を有するポンプ部3と吐出口
67とが極めて近いので、液体8の吐出の遅れがない。
【0064】(13)沸点が低く気化しやすいアルコール等
の溶剤は、ポンプ1内への吸入時あるいはチェック弁通
過時等、流れが複雑になる時に泡が発生しやすく、この
泡が溜まってしまい液体8が吐出されない場合がある
が、本実施例によればポンプ部3と吐出口67とが極め
て近く、入口弁が吐出部材ロッド45の外側に同心円状
に設けられており、液体8の吸入面積も広くできるた
め、液体8を円滑に流入することができて流れも複雑と
ならないので、泡が発生することもなく、液体8を正常
に吐出することができる。また、仮に泡が発生しても、
泡は液体8に比べて比重が軽いから容器60内の上方に
移動する。特に本実施形態では、出口弁ロッド25と吐
出部材ロッド45の摺接面や、吐出部材ロッド45と入
口弁ロッド35の摺接面にシールを配置していないた
め、各ロッド間の僅かな隙間(例えば、1/100mm〜
5/100mm程度)から泡が抜け出して上方に移動し、
容器60の最下端部に設けられた吐出口67や入口弁ロ
ッド35の内側部分には泡が残らず、常に泡の含まれな
い液体8を吐出することができる。
の溶剤は、ポンプ1内への吸入時あるいはチェック弁通
過時等、流れが複雑になる時に泡が発生しやすく、この
泡が溜まってしまい液体8が吐出されない場合がある
が、本実施例によればポンプ部3と吐出口67とが極め
て近く、入口弁が吐出部材ロッド45の外側に同心円状
に設けられており、液体8の吸入面積も広くできるた
め、液体8を円滑に流入することができて流れも複雑と
ならないので、泡が発生することもなく、液体8を正常
に吐出することができる。また、仮に泡が発生しても、
泡は液体8に比べて比重が軽いから容器60内の上方に
移動する。特に本実施形態では、出口弁ロッド25と吐
出部材ロッド45の摺接面や、吐出部材ロッド45と入
口弁ロッド35の摺接面にシールを配置していないた
め、各ロッド間の僅かな隙間(例えば、1/100mm〜
5/100mm程度)から泡が抜け出して上方に移動し、
容器60の最下端部に設けられた吐出口67や入口弁ロ
ッド35の内側部分には泡が残らず、常に泡の含まれな
い液体8を吐出することができる。
【0065】(14)ポンプ部3と駆動部2とが分かれてい
るため、ポンプ部3のみに単価の高いチタン等を用いる
こともでき、耐薬品性のポンプ1であっても低価格で提
供することができる。
るため、ポンプ部3のみに単価の高いチタン等を用いる
こともでき、耐薬品性のポンプ1であっても低価格で提
供することができる。
【0066】(15)高粘度の液体8を高速で吐出するに
は、液体8を高圧で押し出す必要があるが、各ロッド2
5,35,45の下端部25A,35A,45Aを同心
円状に配置したので、耐圧性が高くなり、液体8を高速
で吐出できる。駆動部2は、いわゆるソレノイド式とし
たので、ポンプ1を小型化でき、特に微量の液体8を吐
出するのに好適である。また、この駆動機構は、コント
ローラで各コイル13,14への電力供給の有無のみを
制御すればよいので、制御が容易であり、確実に動作さ
せることができる。
は、液体8を高圧で押し出す必要があるが、各ロッド2
5,35,45の下端部25A,35A,45Aを同心
円状に配置したので、耐圧性が高くなり、液体8を高速
で吐出できる。駆動部2は、いわゆるソレノイド式とし
たので、ポンプ1を小型化でき、特に微量の液体8を吐
出するのに好適である。また、この駆動機構は、コント
ローラで各コイル13,14への電力供給の有無のみを
制御すればよいので、制御が容易であり、確実に動作さ
せることができる。
【0067】次に、図12〜20に基づいて、本発明の
第2実施形態であるチューブポンプ200について説明
する。なお、本実施形態において、前記第1実施形態と
同様または同一の構成部材には同一符号を付し、説明を
省略あるいは簡略する。チューブポンプ200は、駆動
部202およびポンプ部203を備えて構成されてい
る。駆動部202は、前記ポンプ1の駆動部2とほぼ同
じ構成であり、各ボディ5,6と、コネクタ4に接続さ
れた図示しないコントローラでON、OFF制御される
各コイル13、14と、4つの各アーマチュア21〜5
1と、ロッド22,32,42と、これらのロッド2
2,32,42をガイド可能なスペーサ12、ガイドプ
レート16とを備えている。
第2実施形態であるチューブポンプ200について説明
する。なお、本実施形態において、前記第1実施形態と
同様または同一の構成部材には同一符号を付し、説明を
省略あるいは簡略する。チューブポンプ200は、駆動
部202およびポンプ部203を備えて構成されてい
る。駆動部202は、前記ポンプ1の駆動部2とほぼ同
じ構成であり、各ボディ5,6と、コネクタ4に接続さ
れた図示しないコントローラでON、OFF制御される
各コイル13、14と、4つの各アーマチュア21〜5
1と、ロッド22,32,42と、これらのロッド2
2,32,42をガイド可能なスペーサ12、ガイドプ
レート16とを備えている。
【0068】また、吐出量設定用アーマチュア51の上
方ストロークエンドの位置を設定するマイクロメータ1
00の代わりに、ナット103によって突出量を調整可
能な調整ボルト102が設けられている。
方ストロークエンドの位置を設定するマイクロメータ1
00の代わりに、ナット103によって突出量を調整可
能な調整ボルト102が設けられている。
【0069】さらに、前記第1実施形態では、コイルバ
ネ26,36,46は、ロッド25,35,45部分に
配置されていたが、本実施形態のチューブポンプ200
では、液体8にロッド22,32,42が接触せず、こ
れを洗浄するために駆動部2から分離される別体のロッ
ド25,35,45を設ける必要がないため、これらの
コイルバネ26,36,46はガイドプレート16とス
トップリング22A,32Aやロッド42間に介在され
ている。
ネ26,36,46は、ロッド25,35,45部分に
配置されていたが、本実施形態のチューブポンプ200
では、液体8にロッド22,32,42が接触せず、こ
れを洗浄するために駆動部2から分離される別体のロッ
ド25,35,45を設ける必要がないため、これらの
コイルバネ26,36,46はガイドプレート16とス
トップリング22A,32Aやロッド42間に介在され
ている。
【0070】ポンプ部203は、図13,14にも示す
ように、液体8の流路を構成するチューブ210と、こ
のチューブ210を保持しかつリング状に形成されたチ
ューブ保持リング220と、前記チューブ210を受け
る受け部材230と、前記各ロッド22,32,42の
下端に取り付けられた出口用鍵盤27、入口用鍵盤3
7、吐出用鍵盤47とを備えて構成されている。
ように、液体8の流路を構成するチューブ210と、こ
のチューブ210を保持しかつリング状に形成されたチ
ューブ保持リング220と、前記チューブ210を受け
る受け部材230と、前記各ロッド22,32,42の
下端に取り付けられた出口用鍵盤27、入口用鍵盤3
7、吐出用鍵盤47とを備えて構成されている。
【0071】受け部材230およびチューブ保持リング
220は、蝶ねじ240によってボディ5に着脱可能に
取り付けられている。また、本実施形態では、2本のチ
ューブ210が配置されている。このチューブ210の
本数は、1本でもよいし、3本以上でもよく、チューブ
ポンプ200の大きさや、チューブ210の径(突出量
に応じて設定される)等に応じて適宜設定すればよい。
220は、蝶ねじ240によってボディ5に着脱可能に
取り付けられている。また、本実施形態では、2本のチ
ューブ210が配置されている。このチューブ210の
本数は、1本でもよいし、3本以上でもよく、チューブ
ポンプ200の大きさや、チューブ210の径(突出量
に応じて設定される)等に応じて適宜設定すればよい。
【0072】チューブ保持リング220には、各チュー
ブ210が挿通される貫通穴221がそれぞれ形成され
ている。この貫通穴221は、図12に示すように、リ
ング内周側に対して外周側の直径が大きくなるように、
貫通穴221の途中で直径が変更されている。この直径
の変更部分は、テーパ状に斜めに形成されている。そし
て、各チューブ210は、その両端側をチューブ保持リ
ング220の貫通穴221内に配置した後、この各チュ
ーブ210端部からスリーブ211を嵌入することで、
各チューブ210の端部をチューブ保持リング220に
固定している。なお、各スリーブ211には、液体8が
貯められたタンクなどに接続された供給側チューブ(図
示せず)と、液体8を吐出する側の吐出側チューブ(図
示せず)とが接続される。
ブ210が挿通される貫通穴221がそれぞれ形成され
ている。この貫通穴221は、図12に示すように、リ
ング内周側に対して外周側の直径が大きくなるように、
貫通穴221の途中で直径が変更されている。この直径
の変更部分は、テーパ状に斜めに形成されている。そし
て、各チューブ210は、その両端側をチューブ保持リ
ング220の貫通穴221内に配置した後、この各チュ
ーブ210端部からスリーブ211を嵌入することで、
各チューブ210の端部をチューブ保持リング220に
固定している。なお、各スリーブ211には、液体8が
貯められたタンクなどに接続された供給側チューブ(図
示せず)と、液体8を吐出する側の吐出側チューブ(図
示せず)とが接続される。
【0073】受け部材230の中心部分には、駆動部2
02側に突出する段部231が形成され、この段部23
1には、各チューブ210が配置されて載置される受け
面232が設けられている。また、受け面232から駆
動部202側に突出されている段部231の頂部には、
前記各鍵盤27,37,47が当接される当接面233
が形成されている。そして、受け面232から当接面2
33までの高さ寸法は、図12に示すように、チューブ
210の肉厚の略2倍より若干小さい寸法(例えば肉厚
の1.6〜1.9倍程度)に設定されている。このた
め、受け面232上にチューブ210を配置した状態
で、各鍵盤27,37を当接面233に当接させると、
各鍵盤27,37によってチューブ210が適切に潰さ
れて、チューブ210内の流路が閉塞されるようになっ
ている。また、前記実施形態と同様に、吐出部材駆動用
ロッド42つまり吐出用鍵盤47は、出口用鍵盤27が
当接面233に当接した状態の位置よりも下方に移動で
きず、この状態の位置が下方ストロークエンドの位置と
されている。本実施形態では、この吐出用鍵盤47の下
方ストロークエンドの位置は、当接面233に当接しな
いで、その僅かに上方の位置で鍵盤47が停止するよう
に設定されている。つまり、鍵盤47でチューブ210
を完全に潰さないようにされている。
02側に突出する段部231が形成され、この段部23
1には、各チューブ210が配置されて載置される受け
面232が設けられている。また、受け面232から駆
動部202側に突出されている段部231の頂部には、
前記各鍵盤27,37,47が当接される当接面233
が形成されている。そして、受け面232から当接面2
33までの高さ寸法は、図12に示すように、チューブ
210の肉厚の略2倍より若干小さい寸法(例えば肉厚
の1.6〜1.9倍程度)に設定されている。このた
め、受け面232上にチューブ210を配置した状態
で、各鍵盤27,37を当接面233に当接させると、
各鍵盤27,37によってチューブ210が適切に潰さ
れて、チューブ210内の流路が閉塞されるようになっ
ている。また、前記実施形態と同様に、吐出部材駆動用
ロッド42つまり吐出用鍵盤47は、出口用鍵盤27が
当接面233に当接した状態の位置よりも下方に移動で
きず、この状態の位置が下方ストロークエンドの位置と
されている。本実施形態では、この吐出用鍵盤47の下
方ストロークエンドの位置は、当接面233に当接しな
いで、その僅かに上方の位置で鍵盤47が停止するよう
に設定されている。つまり、鍵盤47でチューブ210
を完全に潰さないようにされている。
【0074】各鍵盤27,37は、鍵盤47を挟んで両
側に配置されており、前記各ロッド22,32の上下動
に伴って上下する。各鍵盤27,37の下部は、略くさ
び形に形成され、その最下端部の比較的幅の狭い部分で
チューブ210を効果的に押しつぶすことができるよう
に構成されている。また、鍵盤47の下端部は、他の鍵
盤27,37よりは幅広に形成されており、比較的広い
面積でチューブ210に当接できるように構成されてい
る。
側に配置されており、前記各ロッド22,32の上下動
に伴って上下する。各鍵盤27,37の下部は、略くさ
び形に形成され、その最下端部の比較的幅の狭い部分で
チューブ210を効果的に押しつぶすことができるよう
に構成されている。また、鍵盤47の下端部は、他の鍵
盤27,37よりは幅広に形成されており、比較的広い
面積でチューブ210に当接できるように構成されてい
る。
【0075】ここで、チューブポンプ200では、前記
出口弁駆動用ロッド22および出口用鍵盤27により出
口弁開閉部材が構成され、入口弁駆動用ロッド32およ
び入口用鍵盤37により入口弁開閉部材が構成されてい
る。また、吐出部材駆動用ロッド42および吐出用鍵盤
47により吐出部材が構成されている。また、入口弁お
よび出口弁で区画されるチューブ210内の空間が計量
室とされている。なお、第1〜5付勢部材は、前記ポン
プ1と同一である。
出口弁駆動用ロッド22および出口用鍵盤27により出
口弁開閉部材が構成され、入口弁駆動用ロッド32およ
び入口用鍵盤37により入口弁開閉部材が構成されてい
る。また、吐出部材駆動用ロッド42および吐出用鍵盤
47により吐出部材が構成されている。また、入口弁お
よび出口弁で区画されるチューブ210内の空間が計量
室とされている。なお、第1〜5付勢部材は、前記ポン
プ1と同一である。
【0076】次に、本実施形態の作用について、図15
〜20をも参照して説明する。なお、チューブポンプ2
00の駆動部202は、基本的に前記ポンプ1の駆動部
2と同じ構成であり、動作も同じであるため、吐出動作
も簡略して説明する。
〜20をも参照して説明する。なお、チューブポンプ2
00の駆動部202は、基本的に前記ポンプ1の駆動部
2と同じ構成であり、動作も同じであるため、吐出動作
も簡略して説明する。
【0077】まず、チューブ210を取り付けたチュー
ブ保持リング220と、受け部材230とをボディ5に
ねじ止めするとともに、図示しない液供給チューブや吐
出チューブを各スリーブ211に接続しておく。そし
て、図15に示す各コイル13,14がOFF状態とさ
れた原点状態では、前記第1実施形態と同様に、出口用
鍵盤27が当接面233に当接する下方ストロークエン
ドに位置にある。このため、チューブ210の出口弁が
閉じられている。また、吐出用鍵盤47は当接面233
には当接していなが、その僅かに上方の位置にあるた
め、チューブ210をある程度、押しつぶしている。一
方、入口用鍵盤37は、上方ストロークエンドの位置に
あり、入口弁は開かれている。
ブ保持リング220と、受け部材230とをボディ5に
ねじ止めするとともに、図示しない液供給チューブや吐
出チューブを各スリーブ211に接続しておく。そし
て、図15に示す各コイル13,14がOFF状態とさ
れた原点状態では、前記第1実施形態と同様に、出口用
鍵盤27が当接面233に当接する下方ストロークエン
ドに位置にある。このため、チューブ210の出口弁が
閉じられている。また、吐出用鍵盤47は当接面233
には当接していなが、その僅かに上方の位置にあるた
め、チューブ210をある程度、押しつぶしている。一
方、入口用鍵盤37は、上方ストロークエンドの位置に
あり、入口弁は開かれている。
【0078】この原点状態において、コントローラのス
イッチを入れると、コントローラは、まずステップ1と
して吐出吸引用コイル14に電流を流してこれをON状
態とする。すると、図16に示すように、各アーマチュ
ア41,51が互いに当接され、コイルバネ46のばね
力で吐出部材駆動用ロッド42は、アーマチュア51が
調整ボルト102に当接する位置(上方ストロークエン
ドの位置)まで上方(液吸引方向)に移動する。これに
より、吐出用鍵盤47がチューブ210から離れる。
イッチを入れると、コントローラは、まずステップ1と
して吐出吸引用コイル14に電流を流してこれをON状
態とする。すると、図16に示すように、各アーマチュ
ア41,51が互いに当接され、コイルバネ46のばね
力で吐出部材駆動用ロッド42は、アーマチュア51が
調整ボルト102に当接する位置(上方ストロークエン
ドの位置)まで上方(液吸引方向)に移動する。これに
より、吐出用鍵盤47がチューブ210から離れる。
【0079】続いて、コントローラは、ステップ2とし
て、弁開閉用コイル13にも電流を流してON状態とす
る。すると、図17に示すように、各アーマチュア2
1,31は互いに引き合い当接する。このため、入口弁
用アーマチュア31、入口弁駆動用ロッド32、入口弁
用鍵盤37が下降してチューブ210を押しつぶし、入
口弁が閉じられる。同時に、出口弁用アーマチュア2
1、出口弁駆動用ロッド22、出口用鍵盤27は上昇
し、出口弁が開かれる。
て、弁開閉用コイル13にも電流を流してON状態とす
る。すると、図17に示すように、各アーマチュア2
1,31は互いに引き合い当接する。このため、入口弁
用アーマチュア31、入口弁駆動用ロッド32、入口弁
用鍵盤37が下降してチューブ210を押しつぶし、入
口弁が閉じられる。同時に、出口弁用アーマチュア2
1、出口弁駆動用ロッド22、出口用鍵盤27は上昇
し、出口弁が開かれる。
【0080】この入口弁が閉じられることで、液供給側
から区画されるため、容積計量される。この容積は、吐
出用鍵盤47の上昇位置つまり上方ストロークエンドの
位置で設定されるため、この位置を前述の通り調整ボル
ト102を操作して設定することで、容積計量される吐
出量が設定される。この際、吐出用鍵盤47によってチ
ューブ210内の容積を調整するには、吐出用鍵盤47
でチューブ210を潰す割合を変えなければならないの
で、吐出用鍵盤47の上方ストロークエンドは、図17
のように、チューブ210を押しつぶさずに接する位置
まで確保すれば十分であり、それよりも上方つまりチュ
ーブ210から吐出用鍵盤47が離れる位置まで移動さ
せる必要はない。従って、本実施形態では、吐出用鍵盤
47の上方ストロークエンドは、チューブ210を押し
潰さずに接する位置とされ、下方ストロークエンドは、
前述の通り、出口用鍵盤27が当接面233に当接した
ときの位置とされている。
から区画されるため、容積計量される。この容積は、吐
出用鍵盤47の上昇位置つまり上方ストロークエンドの
位置で設定されるため、この位置を前述の通り調整ボル
ト102を操作して設定することで、容積計量される吐
出量が設定される。この際、吐出用鍵盤47によってチ
ューブ210内の容積を調整するには、吐出用鍵盤47
でチューブ210を潰す割合を変えなければならないの
で、吐出用鍵盤47の上方ストロークエンドは、図17
のように、チューブ210を押しつぶさずに接する位置
まで確保すれば十分であり、それよりも上方つまりチュ
ーブ210から吐出用鍵盤47が離れる位置まで移動さ
せる必要はない。従って、本実施形態では、吐出用鍵盤
47の上方ストロークエンドは、チューブ210を押し
潰さずに接する位置とされ、下方ストロークエンドは、
前述の通り、出口用鍵盤27が当接面233に当接した
ときの位置とされている。
【0081】次に、コントローラは、ステップ3とし
て、吐出吸引用コイル14の電流を遮断してOFF状態
とする。すると、最初は、図18に示すように、吐出部
材用アーマチュア41は第3コイルバネ43で付勢され
て下方に移動し、吐出部材駆動用ロッド42、吐出用鍵
盤47のみが下方(液吐出方向)に移動し、その移動量
に応じて吐出側に液体8が吐出される。
て、吐出吸引用コイル14の電流を遮断してOFF状態
とする。すると、最初は、図18に示すように、吐出部
材用アーマチュア41は第3コイルバネ43で付勢され
て下方に移動し、吐出部材駆動用ロッド42、吐出用鍵
盤47のみが下方(液吐出方向)に移動し、その移動量
に応じて吐出側に液体8が吐出される。
【0082】さらに、吐出部材用アーマチュア41が出
口弁駆動用ロッド22に当接した後は、図19に示すよ
うに、出口弁駆動用ロッド22、出口弁ロッド25も合
わせて下降させる。このため、吐出用鍵盤47とともに
出口用鍵盤27も下降し、出口用鍵盤27が当接面23
3に当接して吐出口を閉じると、吐出用鍵盤47も下方
ストロークエンドに達して停止する。
口弁駆動用ロッド22に当接した後は、図19に示すよ
うに、出口弁駆動用ロッド22、出口弁ロッド25も合
わせて下降させる。このため、吐出用鍵盤47とともに
出口用鍵盤27も下降し、出口用鍵盤27が当接面23
3に当接して吐出口を閉じると、吐出用鍵盤47も下方
ストロークエンドに達して停止する。
【0083】次に、コントローラは、ステップ4とし
て、弁開閉用コイル13の電流も遮断してOFF状態と
する。すると、図20に示すように、入口弁用アーマチ
ュア31、入口弁駆動用ロッド32、入口弁ロッド35
がコイルバネ36によって上方に移動し、入口弁が開い
て初期状態に戻る。
て、弁開閉用コイル13の電流も遮断してOFF状態と
する。すると、図20に示すように、入口弁用アーマチ
ュア31、入口弁駆動用ロッド32、入口弁ロッド35
がコイルバネ36によって上方に移動し、入口弁が開い
て初期状態に戻る。
【0084】コントローラは、以上の4ステップを繰り
返すことで、設定量毎に液体8を吐出する。なお、この
1回毎の吐出量は、前記調整ボルト102で設定すれば
よいが、本実施形態においても、実際の利用時は、単位
時間当たりの駆動回数(吐出回数)で吐出量を可変して
いる。
返すことで、設定量毎に液体8を吐出する。なお、この
1回毎の吐出量は、前記調整ボルト102で設定すれば
よいが、本実施形態においても、実際の利用時は、単位
時間当たりの駆動回数(吐出回数)で吐出量を可変して
いる。
【0085】また、吐出する液体8の種類を交換した
り、メンテナンス作業を行う場合には、蝶ねじ240を
緩めて受け部材230、チューブ保持リング220を取
り外し、チューブ210を交換したり、洗浄すればよ
い。
り、メンテナンス作業を行う場合には、蝶ねじ240を
緩めて受け部材230、チューブ保持リング220を取
り外し、チューブ210を交換したり、洗浄すればよ
い。
【0086】このような本実施形態によれば、前記第1
実施形態の(1)〜(9),(14)と同じ作用効果を奏すること
ができるとともに、次のような効果も得られる。 (2-1)チューブ210によって液体8の流路を形成して
いるので、出口用鍵盤27等の駆動部が液体8に直接接
触することがなく、移送する液体の種類の制限が少なく
なり、様々な用途に利用することができる。このため、
特にチューブ210として、耐薬品性の高いフッ素樹脂
チューブを用いれば、接着剤や各種薬品などを微量であ
っても計量して移送することができ、ポンプ200を様
々な用途に広く利用することができる。
実施形態の(1)〜(9),(14)と同じ作用効果を奏すること
ができるとともに、次のような効果も得られる。 (2-1)チューブ210によって液体8の流路を形成して
いるので、出口用鍵盤27等の駆動部が液体8に直接接
触することがなく、移送する液体の種類の制限が少なく
なり、様々な用途に利用することができる。このため、
特にチューブ210として、耐薬品性の高いフッ素樹脂
チューブを用いれば、接着剤や各種薬品などを微量であ
っても計量して移送することができ、ポンプ200を様
々な用途に広く利用することができる。
【0087】(2-2)駆動部202としてソレノイド(コ
イル13,14)を用いた駆動機構を採用しているの
で、各ロッド22,32,42の移動ストロークが小さ
い場合には非常に大きな力を加えることができる。この
ため、ポンプ200のようにチューブ210を開閉する
程度のストロークであれば、十分に大きな力で各鍵盤2
7,37,47を与えることができ、フッ素樹脂チュー
ブのように押し潰すのに比較的大きな力が必要な場合で
も確実に押し潰すことができる。従って、エア駆動やモ
ータ駆動の場合には利用が難しかったフッ素樹脂製のチ
ューブ210をも利用でき、耐薬品性能が高いチューブ
ポンプ200とすることもできる。特に、ゴム製等の弾
性を有するチューブ210の場合、その弾性によって出
口用鍵盤27や入口用鍵盤37の移動ストロークが吸収
される分があるため、ある程度のストロークが必要であ
るが、フッ素樹脂チューブであれば、このような吸収分
が殆ど無いために、出口用鍵盤27や入口用鍵盤37を
僅かに移動するだけでも、チューブ210を開閉できる
ため、ロッド22,32の移動ストロークもより小さく
できる。このため、より大きな力を鍵盤27,37に与
えることができ、フッ素樹脂チューブであっても確実に
潰して開閉することができる。
イル13,14)を用いた駆動機構を採用しているの
で、各ロッド22,32,42の移動ストロークが小さ
い場合には非常に大きな力を加えることができる。この
ため、ポンプ200のようにチューブ210を開閉する
程度のストロークであれば、十分に大きな力で各鍵盤2
7,37,47を与えることができ、フッ素樹脂チュー
ブのように押し潰すのに比較的大きな力が必要な場合で
も確実に押し潰すことができる。従って、エア駆動やモ
ータ駆動の場合には利用が難しかったフッ素樹脂製のチ
ューブ210をも利用でき、耐薬品性能が高いチューブ
ポンプ200とすることもできる。特に、ゴム製等の弾
性を有するチューブ210の場合、その弾性によって出
口用鍵盤27や入口用鍵盤37の移動ストロークが吸収
される分があるため、ある程度のストロークが必要であ
るが、フッ素樹脂チューブであれば、このような吸収分
が殆ど無いために、出口用鍵盤27や入口用鍵盤37を
僅かに移動するだけでも、チューブ210を開閉できる
ため、ロッド22,32の移動ストロークもより小さく
できる。このため、より大きな力を鍵盤27,37に与
えることができ、フッ素樹脂チューブであっても確実に
潰して開閉することができる。
【0088】(2-3)吐出する液体を入口弁、出口弁で閉
じることでチューブ210内の計量室に閉じ込めて容積
計量をしているので、たとえ吐出量が微量であっても吐
出量を高精度に制御することができる。
じることでチューブ210内の計量室に閉じ込めて容積
計量をしているので、たとえ吐出量が微量であっても吐
出量を高精度に制御することができる。
【0089】(2-4)ポンプ部203は、蝶ねじ240を
外すことだけで駆動部202から取り外すことができる
ので、液体8の種類を変えたりする場合も、ポンプ部2
03を取り外してさらにチューブ210を洗浄したり、
交換するメンテナンス作業を容易に行うことができる。
外すことだけで駆動部202から取り外すことができる
ので、液体8の種類を変えたりする場合も、ポンプ部2
03を取り外してさらにチューブ210を洗浄したり、
交換するメンテナンス作業を容易に行うことができる。
【0090】(2-5)受け部材230に各鍵盤27,3
7,47が当接される当接面233を設けたので、各鍵
盤27,37,47で各チューブ210を潰しすぎるこ
とがなく、各チューブ210の劣化度合いを低減できて
長寿命化することができる。
7,47が当接される当接面233を設けたので、各鍵
盤27,37,47で各チューブ210を潰しすぎるこ
とがなく、各チューブ210の劣化度合いを低減できて
長寿命化することができる。
【0091】なお、本発明は前記実施形態の構成に限定
されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲の
変形は本発明に含まれるものである。例えば、前記第2
実施形態におけるチューブ保持リング220として、図
21,22に示すようなチューブ保持リング320を用
いてもよい。このチューブ保持リング320は、チュー
ブ210が配置される貫通穴321に雌ねじが形成され
ているとともに、この貫通穴321とチューブ保持リン
グ320上面との間が切断されてチューブ210が挿通
可能な溝322が形成されている。そして、前記貫通穴
321には略円筒状のねじ部材330が螺合可能とさ
れ、このねじ部材330の中心に形成された貫通穴33
1に前記チューブ210の各端部が挿入されている。
されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲の
変形は本発明に含まれるものである。例えば、前記第2
実施形態におけるチューブ保持リング220として、図
21,22に示すようなチューブ保持リング320を用
いてもよい。このチューブ保持リング320は、チュー
ブ210が配置される貫通穴321に雌ねじが形成され
ているとともに、この貫通穴321とチューブ保持リン
グ320上面との間が切断されてチューブ210が挿通
可能な溝322が形成されている。そして、前記貫通穴
321には略円筒状のねじ部材330が螺合可能とさ
れ、このねじ部材330の中心に形成された貫通穴33
1に前記チューブ210の各端部が挿入されている。
【0092】この貫通穴331は、前記貫通穴221と
同様に、リング内周側に対して外周側の直径が大きくな
るように、貫通穴331の途中で直径が変更され、この
直径の変更部分は、テーパ状に斜めに形成されている。
そして、各チューブ210は、その両端側をねじ部材3
30の貫通穴331内に配置した後、この各チューブ2
10端部からスリーブ211を嵌入することで、各チュ
ーブ210の端部をねじ部材330に固定している。
同様に、リング内周側に対して外周側の直径が大きくな
るように、貫通穴331の途中で直径が変更され、この
直径の変更部分は、テーパ状に斜めに形成されている。
そして、各チューブ210は、その両端側をねじ部材3
30の貫通穴331内に配置した後、この各チューブ2
10端部からスリーブ211を嵌入することで、各チュ
ーブ210の端部をねじ部材330に固定している。
【0093】このようなチューブ保持リング320を用
いれば、チューブ保持リング320に対するねじ部材3
30の螺合位置を変更することで、各チューブ210の
張り具合を調整することができる。チューブ210は弾
性を有する樹脂などで構成されているため、ねじ部材3
30の螺合位置を変えてチューブ210に加わる張力を
変えることで、各チューブ210を伸縮することができ
る。そして、この伸縮に伴い各チューブ210の直径が
細かく変化するため、各鍵盤27,37,47を駆動し
たときの各チューブ210内の容積を微調整することが
でき、吐出量も微調整することができる。この調整は、
非常に細かく設定できるために、1回毎の吐出量が前記
調整ボルト102で調整しきれず、微量な誤差がある場
合でも、各チューブ210の張力を変えることで、高精
度でかつ簡単に調整することができる。
いれば、チューブ保持リング320に対するねじ部材3
30の螺合位置を変更することで、各チューブ210の
張り具合を調整することができる。チューブ210は弾
性を有する樹脂などで構成されているため、ねじ部材3
30の螺合位置を変えてチューブ210に加わる張力を
変えることで、各チューブ210を伸縮することができ
る。そして、この伸縮に伴い各チューブ210の直径が
細かく変化するため、各鍵盤27,37,47を駆動し
たときの各チューブ210内の容積を微調整することが
でき、吐出量も微調整することができる。この調整は、
非常に細かく設定できるために、1回毎の吐出量が前記
調整ボルト102で調整しきれず、微量な誤差がある場
合でも、各チューブ210の張力を変えることで、高精
度でかつ簡単に調整することができる。
【0094】また、チューブポンプ200においては、
チューブ210の本数は2本に限らず、1本でもよい
し、3本以上でもよく、これらは実施にあたって適宜設
定すればよい。
チューブ210の本数は2本に限らず、1本でもよい
し、3本以上でもよく、これらは実施にあたって適宜設
定すればよい。
【0095】また、前記各実施形態では、吐出量設定用
アーマチュア51を第3コイルバネ43によってマイク
ロメータ100や調整ボルト102に当接させていた
が、図23に示すように、マイクロメータ100や調整
ボルト102等にねじ等を用いて固定してもよい。この
場合、吐出部材駆動用ロッド42は吐出部材用アーマチ
ュア41よりも上方に突出しない長さに設定してアーマ
チュア41にかしめ等で固定するとともに、アーマチュ
ア41が出口弁駆動用ロッド22に当接するように下方
に付勢する第3コイルバネ43をロッド22とスペーサ
12との間等に組み込めばよい。前記各実施形態の場合
には、コイル14に電流を流した場合、アーマチュア4
1,51が互いに近接して当接し、さらにロッド22を
上方に付勢する第4コイルバネ46の作用によってアー
マチュア51がマイクロメータ100等に当接する上方
ストロークエンドに移動するが、アーマチュア51を固
定しておけば、コイル14に電流を流した際に、アーマ
チュア41がアーマチュア51に当接する位置まで直接
移動し、つまり上方ストロークエンドまで直接移動する
ため、移動時間が短縮できる。このため、図23のよう
に構成すれば、より一層の高速駆動を実現できる。この
場合、図23の場合には、ロッド42,45を当接させ
るために、コイルバネ46を残す必要があるが、第2実
施形態のようにロッドが分かれていない場合には、コイ
ルバネ46を無くすこともできる。
アーマチュア51を第3コイルバネ43によってマイク
ロメータ100や調整ボルト102に当接させていた
が、図23に示すように、マイクロメータ100や調整
ボルト102等にねじ等を用いて固定してもよい。この
場合、吐出部材駆動用ロッド42は吐出部材用アーマチ
ュア41よりも上方に突出しない長さに設定してアーマ
チュア41にかしめ等で固定するとともに、アーマチュ
ア41が出口弁駆動用ロッド22に当接するように下方
に付勢する第3コイルバネ43をロッド22とスペーサ
12との間等に組み込めばよい。前記各実施形態の場合
には、コイル14に電流を流した場合、アーマチュア4
1,51が互いに近接して当接し、さらにロッド22を
上方に付勢する第4コイルバネ46の作用によってアー
マチュア51がマイクロメータ100等に当接する上方
ストロークエンドに移動するが、アーマチュア51を固
定しておけば、コイル14に電流を流した際に、アーマ
チュア41がアーマチュア51に当接する位置まで直接
移動し、つまり上方ストロークエンドまで直接移動する
ため、移動時間が短縮できる。このため、図23のよう
に構成すれば、より一層の高速駆動を実現できる。この
場合、図23の場合には、ロッド42,45を当接させ
るために、コイルバネ46を残す必要があるが、第2実
施形態のようにロッドが分かれていない場合には、コイ
ルバネ46を無くすこともできる。
【0096】さらに、前述の通り、各ポンプ1,200
では、単位時間当たりの作動回数を可変することで、単
位時間当たりの吐出量を簡単に調整することができるた
め、マイクロメータ100や調整ボルト102を設けず
に吐出量設定用アーマチュア51の上方ストロークエン
ドの位置を固定し、1回毎の吐出量の調整は行えないよ
うにしてもよい。さらに、この場合、吐出量設定用アー
マチュア51の代わりに、ボディ6に吐出部材用アーマ
チュア41が当接可能な部分を設けてもよく、要するに
吐出部材用アーマチュア41の上方ストロークエンドの
位置を決められかつコイル14に電流を流した際に、ア
ーマチュア41が上方に移動するように構成されていれ
ばよい。
では、単位時間当たりの作動回数を可変することで、単
位時間当たりの吐出量を簡単に調整することができるた
め、マイクロメータ100や調整ボルト102を設けず
に吐出量設定用アーマチュア51の上方ストロークエン
ドの位置を固定し、1回毎の吐出量の調整は行えないよ
うにしてもよい。さらに、この場合、吐出量設定用アー
マチュア51の代わりに、ボディ6に吐出部材用アーマ
チュア41が当接可能な部分を設けてもよく、要するに
吐出部材用アーマチュア41の上方ストロークエンドの
位置を決められかつコイル14に電流を流した際に、ア
ーマチュア41が上方に移動するように構成されていれ
ばよい。
【0097】また、各ポンプ1,200において、各コ
イル13,14をOFFした状態を初期状態としていた
が、例えば、図7〜10や図16〜19に示す各状態を
初期状態としてもよく、これらは吐出する液体8の種類
などに応じてコントローラで適宜設定すればよい。
イル13,14をOFFした状態を初期状態としていた
が、例えば、図7〜10や図16〜19に示す各状態を
初期状態としてもよく、これらは吐出する液体8の種類
などに応じてコントローラで適宜設定すればよい。
【0098】さらに、前記各実施形態では、弁開閉用コ
イル13に電流が流された際に、入口弁開閉部材を閉弁
方向に移動し、出口弁開閉部材を開弁方向に移動してい
たが、例えば、下側のアーマチュア21に入口弁開閉部
材を取付け、上側のアーマチュア31に出口弁開閉部材
を取り付けて、弁開閉用コイル13に電流が流された際
に、入口弁開閉部材を開弁方向に移動し、出口弁開閉部
材を閉弁方向に移動するよに構成してもよい。同様に、
吐出吸引用コイル14に電流を流した際に、吐出部材が
液吐出方向に移動するように構成してもよい。この際、
各付勢部材は、電流を流していない際に、各部材が電流
を流した場合と反対側に移動するように配置すればよ
い。
イル13に電流が流された際に、入口弁開閉部材を閉弁
方向に移動し、出口弁開閉部材を開弁方向に移動してい
たが、例えば、下側のアーマチュア21に入口弁開閉部
材を取付け、上側のアーマチュア31に出口弁開閉部材
を取り付けて、弁開閉用コイル13に電流が流された際
に、入口弁開閉部材を開弁方向に移動し、出口弁開閉部
材を閉弁方向に移動するよに構成してもよい。同様に、
吐出吸引用コイル14に電流を流した際に、吐出部材が
液吐出方向に移動するように構成してもよい。この際、
各付勢部材は、電流を流していない際に、各部材が電流
を流した場合と反対側に移動するように配置すればよ
い。
【0099】また、本発明において、付勢部材として
は、コイルバネに限らず、他のばね部材やバネ以外の付
勢力を加えることができるものであればよい。さらに、
前記実施形態では、出口弁を閉じるのと同時に吐出部材
が停止して吐出終了となるようにするために、第4付勢
部材(第4コイルバネ46)や第5付勢部材(第5コイ
ルバネ26)を設けていたが、これらは必ずしも必要で
はない。この場合には、出口弁および入口弁は弁開閉用
コイル13で駆動し、吐出部材は吐出吸引用コイル14
で独立して駆動するようにすればよい。
は、コイルバネに限らず、他のばね部材やバネ以外の付
勢力を加えることができるものであればよい。さらに、
前記実施形態では、出口弁を閉じるのと同時に吐出部材
が停止して吐出終了となるようにするために、第4付勢
部材(第4コイルバネ46)や第5付勢部材(第5コイ
ルバネ26)を設けていたが、これらは必ずしも必要で
はない。この場合には、出口弁および入口弁は弁開閉用
コイル13で駆動し、吐出部材は吐出吸引用コイル14
で独立して駆動するようにすればよい。
【0100】さらに、前記実施形態において、出口弁が
閉じられた際に、吐出部材(吐出部材ロッド45や吐出
用鍵盤47)も、バルブブロック65のシール面66に
当接して密閉したり、当接面233に当接してチューブ
210を潰して密閉するようにしてもよい。但し、出口
弁と吐出部材とを同時にシール面66や当接面233に
当接させるように設定するには寸法精度等を非常に高く
しなければならず、ポンプ1,200の製造が複雑にな
るが、前記実施形態のように出口弁のみを閉じるように
構成すれば、ポンプ1,200の製造も容易にできる。
その上、チューブポンプ200においては、吐出用鍵盤
47はチューブ200との接触面が他の鍵盤27,37
に比べて大きくされており、他の鍵盤27,37と同様
に鍵盤47でチューブ210を完全に潰す場合にはより
大きな力が必要となるが、前記第2実施形態のように、
吐出用鍵盤47がチューブ210を完全に潰す位置まで
は移動しないようにすれば、吐出用鍵盤47に加える力
もそれほど大きくする必要がなくなり、潰しにくいフッ
素樹脂製のチューブ210であっても利用できる利点が
ある。
閉じられた際に、吐出部材(吐出部材ロッド45や吐出
用鍵盤47)も、バルブブロック65のシール面66に
当接して密閉したり、当接面233に当接してチューブ
210を潰して密閉するようにしてもよい。但し、出口
弁と吐出部材とを同時にシール面66や当接面233に
当接させるように設定するには寸法精度等を非常に高く
しなければならず、ポンプ1,200の製造が複雑にな
るが、前記実施形態のように出口弁のみを閉じるように
構成すれば、ポンプ1,200の製造も容易にできる。
その上、チューブポンプ200においては、吐出用鍵盤
47はチューブ200との接触面が他の鍵盤27,37
に比べて大きくされており、他の鍵盤27,37と同様
に鍵盤47でチューブ210を完全に潰す場合にはより
大きな力が必要となるが、前記第2実施形態のように、
吐出用鍵盤47がチューブ210を完全に潰す位置まで
は移動しないようにすれば、吐出用鍵盤47に加える力
もそれほど大きくする必要がなくなり、潰しにくいフッ
素樹脂製のチューブ210であっても利用できる利点が
ある。
【0101】前記実施形態では、ポンプ1を吐出口67
が下向きになるように配置していたが、例えば、容器6
0内を加圧して常に液体8が入口弁部分に流入するよう
にしておけば、横向きあるいは上向きに配置することも
できる。ポンプ200の場合も、チューブ210内に液
体8を圧送などすれば、その向きは前記実施形態に限ら
ない。
が下向きになるように配置していたが、例えば、容器6
0内を加圧して常に液体8が入口弁部分に流入するよう
にしておけば、横向きあるいは上向きに配置することも
できる。ポンプ200の場合も、チューブ210内に液
体8を圧送などすれば、その向きは前記実施形態に限ら
ない。
【0102】また、本発明のポンプは、プランジャポン
プ1やチューブポンプ200に限らず、入口弁、出口
弁、計量室を備え、かつこれらを開閉する入口弁開閉部
材、出口弁開閉部材、吐出部材等を備えるポンプであれ
ばよい。
プ1やチューブポンプ200に限らず、入口弁、出口
弁、計量室を備え、かつこれらを開閉する入口弁開閉部
材、出口弁開閉部材、吐出部材等を備えるポンプであれ
ばよい。
【0103】
【発明の効果】このような本発明のポンプによれば、高
速動作が可能となり、かつ小型化も容易でかつ駆動制御
も容易にできるという効果がある。
速動作が可能となり、かつ小型化も容易でかつ駆動制御
も容易にできるという効果がある。
【図1】本発明の第1実施形態のポンプを示す正面図で
ある。
ある。
【図2】第1実施形態のポンプの駆動部を示す断面図で
ある。
ある。
【図3】第1実施形態のポンプのポンプ部を示す断面図
である。
である。
【図4】第1実施形態のポンプの各アーマチュアを示す
概略斜視図である。
概略斜視図である。
【図5】第1実施形態のポンプの各ロッド下端部を示す
平面図である。
平面図である。
【図6】第1実施形態のポンプの動作説明図である。
【図7】図6の続きの動作を示す動作説明図である。
【図8】図7の続きの動作を示す動作説明図である。
【図9】図8の続きの動作を示す動作説明図である。
【図10】図9の続きの動作を示す動作説明図である。
【図11】図10の続きの動作を示す動作説明図であ
る。
る。
【図12】本発明の第2実施形態のポンプを示す断面図
である。
である。
【図13】第2実施形態のポンプのポンプ部を示す概略
斜視図である。
斜視図である。
【図14】第2実施形態のポンプのポンプ部を示す概略
平面図である。
平面図である。
【図15】第2実施形態のポンプの動作説明図である。
【図16】図15の続きの動作を示す動作説明図であ
る。
る。
【図17】図16の続きの動作を示す動作説明図であ
る。
る。
【図18】図17の続きの動作を示す動作説明図であ
る。
る。
【図19】図18の続きの動作を示す動作説明図であ
る。
る。
【図20】図19の続きの動作を示す動作説明図であ
る。
る。
【図21】第2実施形態のポンプ部の変形例を示す概略
斜視図である。
斜視図である。
【図22】図21の変形例の要部を示す拡大断面図であ
る。
る。
【図23】本発明の他の変形例を示す概略図である。
1 プランジャポンプ 2 駆動部 3 ポンプ部 5,6 ボディ 8 液体 13 弁開閉用コイル 14 吐出吸引用コイル 21 出口弁用アーマチュア 22 出口弁駆動用ロッド 23 第1コイルバネ 25 出口弁ロッド 26 第5コイルバネ 27 出口用鍵盤 31 入口弁用アーマチュア 32 入口弁駆動用ロッド 35 入口弁ロッド 36 第2コイルバネ 37 入口用鍵盤 41 吐出部材用アーマチュア 42 吐出部材駆動用ロッド 43 第3コイルバネ 45 吐出部材ロッド 46 第4コイルバネ 47 吐出用鍵盤 51 吐出量設定用アーマチュア 60 容器 65 バルブブロック 66 シール面 67 吐出口 70 接続部材 80 支持プレート 90 蓋部 100 マイクロメータ 101 スピンドル 102 調整ボルト 200 チューブポンプ 202 駆動部 203 ポンプ部 210 チューブ 211 スリーブ 220 チューブ保持リング 230 受け部材 232 受け面 233 当接面 320 チューブ保持リング 330 ねじ部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H071 AA01 BB01 CC17 CC28 CC33 CC34 DD12 DD13 DD26 DD72 DD84 3H075 AA01 AA09 AA17 BB03 BB04 CC09 CC11 CC16 CC34 CC35 CC36 DA09 DB08 EE12 3H077 AA01 BB03 CC04 CC13 CC17 DD05 EE05 FF04 FF07 FF08 FF12 FF14 FF32 FF33 FF34 FF43 FF44 FF54
Claims (6)
- 【請求項1】 入口弁、出口弁および計量室を備えるポ
ンプ部と、前記入口弁を開閉する入口弁開閉部材と、出
口弁を開閉する出口弁開閉部材と、前記計量室の容積を
変化させて液を吐出する吐出部材とを備えるとともに、 電流が流された際に、前記入口弁開閉部材および出口弁
開閉部材の一方を弁を閉じる閉弁方向に移動し、かつ他
方を弁を開く開弁方向に移動する弁開閉用コイルと、 電流が流された際に、前記吐出部材を前記計量室の容積
を小さくする液吐出方向または大きくする液吸引方向の
いずれか一方に移動する吐出吸引用コイルと、 前記入口弁開閉部材および出口弁開閉部材のうちの前記
弁開閉用コイルで開弁方向に移動される開閉部材を、前
記弁開閉用コイルに電流が流されていない際に、弁を閉
じる閉弁方向に移動する第1付勢部材と、 前記入口弁開閉部材および出口弁開閉部材のうちの前記
弁開閉用コイルで閉弁方向に移動される開閉部材を、前
記弁開閉用コイルに電流が流されていない際に、弁を開
く開弁方向に移動する第2付勢部材と、 前記吐出吸引用コイルに電流が流されていない際に、前
記吐出部材を前記液吐出方向または前記液吸引方向のい
ずれか他方に移動する第3付勢部材とを備えて構成され
ていることを特徴とするポンプ。 - 【請求項2】 請求項1に記載のポンプにおいて、 前記弁開閉用コイルに電流が流された際に、入口弁開閉
部材は閉弁方向に移動し、出口弁開閉部材は開弁方向に
移動するように構成され、 前記吐出吸引用コイルに電流が流された際に、前記吐出
部材は液吸引方向に移動するように構成され、 各コイルに電流が流されていない場合に、前記第1付勢
部材は前記出口弁開閉部材を閉弁方向に移動し、第2付
勢部材は前記入口弁開閉部材を開弁方向に移動し、第3
付勢部材は前記吐出部材を液吐出方向に移動するように
構成されていることを特徴とするポンプ。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のポンプ
において、 前記入口弁開閉部材および出口弁開閉部材には、それぞ
れ入口弁用アーマチュアおよび出口弁用アーマチュアが
各開閉部材と共に移動可能に設けられ、これらの各アー
マチュアは、弁開閉用コイルに電流を流した際に形成さ
れる磁路に沿って直列に配置されているとともに、 前記吐出部材には、吐出部材用アーマチュアが吐出部材
と共に移動可能に設けられ、この吐出部材用アーマチュ
アは、吐出吸引用コイルに電流を流した際に形成される
磁路に沿って配置されていることを特徴とするポンプ。 - 【請求項4】 請求項3に記載のポンプにおいて、 前記吐出部材用アーマチュアのポンプ部側とは反対側に
は吐出量設定部材が位置調整可能に配置され、これらの
吐出部材用アーマチュアおよび吐出量設定部材は、吐出
吸引用コイルに電流を流した際に形成される磁路に沿っ
て直列に配置されているとともに、 前記第3付勢部材は、吐出部材用アーマチュアを液吐出
方向に付勢可能に、前記吐出量設定部材および吐出部材
用アーマチュア間に配置され、 さらに、前記吐出部材を、前記液吸引方向に付勢し、か
つ前記第3付勢部材よりも付勢力が小さい第4付勢部材
が設けられていることを特徴とするポンプ。 - 【請求項5】 請求項4に記載のポンプにおいて、 前記入口弁用アーマチュアは入口弁開閉部材に固定さ
れ、この入口弁用アーマチュアのポンプ部側には前記出
口弁用アーマチュアが各開閉部材に対して相対移動可能
に配置され、各開閉部材には前記出口弁用アーマチュア
のポンプ部側端面が当接可能な係止部が設けられている
とともに、 前記第1付勢部材は、出口弁開閉部材を前記閉弁方向に
付勢可能に設けられ、 前記第2付勢部材は、入口弁開閉部材を前記開弁方向に
付勢可能にかつ前記第1付勢部材よりも付勢力が小さく
構成され、 さらに、前記出口弁開閉部材を開弁方向に付勢し、かつ
前記第1付勢部材よりも付勢力の小さな第5付勢部材が
設けられ、 前記弁開閉用コイルに電流が流された際には、前記入口
弁用アーマチュアは前記閉弁方向に移動し、かつ前記出
口弁用アーマチュアは第1付勢部材の付勢力に抗して開
弁方向に移動して各アーマチュア同士が当接されるよう
に構成されていることを特徴とするポンプ。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載のポンプ
において、 前記吐出部材用アーマチュアは、前記吐出部材を前記計
量室の容積を小さくする吐出方向に移動する際に、その
ストロークエンド手前からストロークエンドの位置まで
移動する際に、前記出口弁開閉部材を同時に移動させ、
出口弁が閉じられることで吐出部材もストロークエンド
の位置に達するように構成されていることを特徴とする
ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000072944A JP2001263260A (ja) | 2000-03-15 | 2000-03-15 | ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000072944A JP2001263260A (ja) | 2000-03-15 | 2000-03-15 | ポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001263260A true JP2001263260A (ja) | 2001-09-26 |
Family
ID=18591274
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000072944A Withdrawn JP2001263260A (ja) | 2000-03-15 | 2000-03-15 | ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001263260A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006078018A1 (ja) * | 2005-01-24 | 2006-07-27 | Neuberg Company Limited | 液体吐出装置 |
JP2009508775A (ja) * | 2005-09-23 | 2009-03-05 | ネステク ソシエテ アノニム | 複数の供給源から分配するポンプを備える食料ディスペンサ |
JP2010510430A (ja) * | 2006-11-16 | 2010-04-02 | バイタリテイ フード サービス インコーポレイテッド | 液体の計量ポンプ |
JP2018128021A (ja) * | 2011-12-21 | 2018-08-16 | デカ・プロダクツ・リミテッド・パートナーシップ | 流体を注入するためのシステム、方法および装置 |
-
2000
- 2000-03-15 JP JP2000072944A patent/JP2001263260A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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