JP2001263022A - ハンドヘルド型四サイクルエンジン - Google Patents
ハンドヘルド型四サイクルエンジンInfo
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Abstract
ンジンの如何なる運転姿勢でもその内部を潤滑し得るハ
ンドヘルド型四サイクルエンジンを提供する。 【解決手段】 動弁機構53をOHC型に構成すると共
に,タイミング伝動装置35をエンジン本体1の外側に
配設して乾式とし,潤滑装置を,オイルタンク40と,
このオイルタンク40内で貯留オイルOからオイルミス
トを生成するオイルスリンガ56と,オイルタンク40
及びクランク室6a間を連通する通孔55と,クランク
室6a及び動弁カム室21間を連通するオイル送り導管
60と,オイル送り導管60に設けられ,クランク室6
aの脈動の正圧成分のみの通過を許容する一方向弁61
と,動弁カム室21及びオイルタンク40間を連通する
オイル戻し導管78とで構成した。
Description
の他の携帯型作業機の動力源となるハンドヘルド型四サ
イクルエンジンに関し,特に,クランク室を有するクラ
ンクケース,シリンダボアを有するシリンダブロック,
並びに吸気ポート及び排気ポートを有するシリンダヘッ
ドからなるエンジン本体と,クランクケースに支承され
てクランク室に収容されるクランク軸と,シリンダボア
に嵌装されると共にクランク軸に連接されるピストン
と,シリンダヘッドに取付けられて吸気ポート及び排気
ポートを開閉する吸気弁及び排気弁と,クランク軸の回
転に連動して吸気弁及び排気弁を開閉駆動する動弁機構
と,クランク軸の,エンジン本体の一端部に設けられる
動力取出し機構とを含む四サイクルエンジンの改良に関
する。
ンは,例えば特開平10−28801号公報に開示され
るように,既に知られている。
クルエンジンは,その排ガスが比較的クリーンであるこ
とから,環境の汚染防止は勿論のこと,エンジンを携え
る使用者の健康確保の上に有効である。しかしながら,
その構造が二サイクルエンジンよりは複雑であるため,
軽量化が難しいという難点がある。軽量化は,特にハン
ドヘルド型四サイクルエンジンにとって作業性を良好に
する上で重要な課題の一つである。
ドヘルド型四サイクルエンジンでは,シリンダヘッド頭
部に設けられる吸,排気弁を開閉駆動する動弁機構をプ
ッシュロッド及びロアアームを使用するタイプに構成
し,そのプッシュロッド及びそれを駆動するカム軸等を
収容する動弁カム室をエンジン本体の側壁に形成してい
るため,エンジン本体が必然的に大型化してしまい,エ
ンジンの軽量化を困難にしている。
で,エンジン本体のコンパクト化を可能して,軽量で作
業性の良好な前記ハンドヘルド型四サイクルエンジンを
提供することを目的とする。
に,本発明は,クランク室を有するクランクケース,シ
リンダボアを有するシリンダブロック,並びに吸気ポー
ト及び排気ポートを有するシリンダヘッドからなるエン
ジン本体と,クランクケースに支承されてクランク室に
収容されるクランク軸と,シリンダボアに嵌装されると
共にクランク軸に連接されるピストンと,シリンダヘッ
ドに取付けられて吸気ポート及び排気ポートを開閉する
吸気弁及び排気弁と,クランク軸の回転に連動して吸気
弁及び排気弁を開閉駆動する動弁機構と,クランク軸の
一端部に設けられる動力取出し機構とを含む,ハンドヘ
ルド型四サイクルエンジンにおいて,動弁機構を,吸気
弁及び排気弁を開閉駆動すべくシリンダヘッドに回転自
在に支承されるカム軸と,エンジン本体の外側に配置さ
れてクランク軸及びカム軸間を連動させる乾式のタイミ
ング伝動装置とで構成し,また潤滑装置を,潤滑用オイ
ルを貯留するオイルタンクと,このオイルタンク内で貯
留オイルからオイルミストを生成するオイルミスト生成
手段と,前記貯留オイルの上方でオイルタンク及びクラ
ンク室間を連通する通孔と,クランク室及び,カム軸を
収容すべくシリンダヘッドに形成された動弁カム室間を
連通するオイル送り導管と,クランク室に生ずる圧力脈
動の正圧をオイル送り導管から動弁カム室に導く弁手段
と,動弁カム室及びオイルタンク間を連通するオイル戻
し導管とで構成したことを第1の特徴とする。尚,前記
オイルミスト生成手段は後述する実施例中のオイルスリ
ンガ56に対応し,前記弁手段は一方向弁61に対応す
る。
C型に構成すると共に,タイミング伝動装置をエンジン
本体外側に配設して乾式とすることにより,エンジン本
体の側壁にタイミング伝動装置を収容する伝動室を特別
に設ける必要がなくなり,したがってエンジン本体の薄
肉化及びコンパクト化を図り,エンジン全体の大幅な軽
量化を達成することができる。また一方向弁がクランク
室の圧力脈動の正圧成分を動弁カム室側へ送ることによ
り,エンジン本体外側のオイルタンク内で生成されたオ
イルミストをオイル送り導管及びオイル戻し導管を通し
てクランク室,動弁カム室,オイルタンクへと循環させ
て,エンジンの如何なる運転姿勢でもその内部を潤滑す
ることができる。しかも,そのオイルの循環にためにオ
イルポンプを特別の設ける必要もなく,構成の簡素化,
延いはコストの低減に寄与し得る。
ンダヘッドに,動弁カム室の上部に隣接してオイル戻し
導管が接続される吸い上げ室を設け,この吸い上げ室
を,高低位置を異にする複数のオリフィスを介して動弁
カム室に連通したことを第2の特徴とする。
イルミストは液化して溜まっても,この液化オイルを,
エンジンの正立,倒立の状態に拘らず,何れかのオリフ
ィスを通して吸い上げ室に吸い上げてオイルタンクに戻
し,動弁カム室にオイルが滞留することを防ぐことがで
きる。
に示す本発明の実施例に基づいて説明する。
エンジンの一使用例を示す斜視図,図2は上記四サイク
ルエンジンの縦断側面図,図3は図2の要部拡大図,図
4は図3のカム軸周りの拡大縦断面図,図5は図3の5
−5線断面図,図6は上記エンジンの潤滑装置系統図,
図7は図3の7−7線断面図,図8は図7の8−8線断
面図,図9はヘッドカバーの底面図,図10はエンジン
の種々の運転姿勢におけるシリンダヘッドでの溜まりオ
イルの吸い上げ作用説明図,図11はオイル送り導管及
びオイル戻し導管の変形例を示す,図7に対応した断面
図である。
クルエンジンEは,例えば動力トリマTの動力源とし
て,その駆動部に取付けられる。動力トリマTは,その
作業状態によりカッタCを色々の方向に向けて使用され
るので,その都度エンジンEも大きく傾けられ,あるい
は逆さにされ,その運転姿勢は一定しない。
ジンEの全体的構成について,図2〜図5により説明す
る。
ンドヘルド型四サイクルエンジンEのエンジン本体1に
は,その前後に気化器2及び排気マフラ3がそれぞれ取
付けられ,気化器2の吸気道入口にはエアクリーナ4が
装着される。またエンジン本体1の下面には合成樹脂製
の燃料タンク5が取付けられる。
るクランクケース6,一つのシリンダボア7aを有する
シリンダブロック7,並びに燃焼室8a及び該室に開口
する吸,排気ポート9,10を有するシリンダヘッド8
からなっており,シリンダブロック7とシリンダヘッド
8とは一体に鋳造され,そのシリンダブロック7の下端
に,それと別個に鋳造されたクランクケース6がボルト
により接合される。このクランクケース6は,その中央
で左右に分割された第1及び第2ケース半体6L,6R
で構成され,両ケース半体6L,6Rはボルト12で相
互に接合される。シリンダブロック7及びシリンダヘッ
ド8に外周には多数の冷却フィン38が形成される。
3は,第1及び第2ケース半体6L,6Rにボールベア
リング14,14′を介して回転自在に支承されと共
に,シリンダボア7aに嵌装されたピストン15にコン
ロッド16を介して連接される。また第1及び第2ケー
ス半体6L,6Rには,上記ベアリング14,14′外
側に隣接してクランク軸13の外周面に密接するオイル
シール17,17′が装着される。
排気ポート10をそれぞれ開閉する吸気弁18及び排気
弁19がシリンダボア7aの軸線と平行に設けられ,ま
た点火栓20が,その電極を燃焼室8aの中心部に近接
させて螺着される。
ッド8に形成された動弁カム室21において弁ばね2
2,23により閉弁方向に付勢される。また動弁カム室
21において,吸気弁18及び排気弁19の頭部には,
シリンダヘッド8に上下揺動自在に軸支されたカムフォ
ロワ24,25が重ねられ,これらカムフォロワ24,
25を介して吸気弁18及び排気弁19を開閉するカム
軸26が,クランク軸13と平行にして,動弁カム室2
1の左右両側壁ボールベアリング27,27′を介して
回動自在に支承される。一方のベアリング27を装着さ
れる動弁カム室21の一側壁は,シリンダヘッド8と一
体に成形されており,この一側壁には,カム軸26の外
周面に密接するオイルシール28が装着される。動弁カ
ム室21の他側壁には,該室21へのカム軸26の挿入
を可能にする挿入口29が設けられ,カム軸26の挿入
後,この挿入口29を閉鎖する側壁キャップ30に他方
のベアリング27′が装着される。この側壁キャップ3
0は,シール部材31を介して挿入口29に嵌合された
上,シリンダヘッド8にボルトで結合される。
6は,前記オイルシール28が在る側でシリンダヘッド
8の外側方へ一端部を突出させている。これと同じ側で
クランク軸13も一端部をクランクケース6の外側方に
突出させており,その一端部に歯付きの駆動プーリ32
が固着され,これより歯数が2倍の歯付きの被動プーリ
33が前記カム軸26の一端部に固着される。そして,
両プーリ32,33に歯付きのタイミングベルト34が
巻掛けられ,クランク軸13がカム軸26を2分の1の
減速比をもって駆動し得るようになっている。上記カム
軸26及びタイミング伝動装置35によって動弁機構5
3が構成される。
れ,またタイミング伝動装置35は,エンジン本体1外
側に配置される乾式とされる。
との間には,エンジン本体1にボルト37で固定される
合成樹脂製のベルトカバー36が配置され,エンジン本
体1の放射熱のタイミング伝動装置35への影響を避け
るようになっている。
装置35に一部の外側面を覆うように配置される合成樹
脂製のオイルタンク40がボルト41により固着され,
さらにこのオイルタンク40の外側面にリコイル式スタ
ータ42(図2参照)が取付けられる。
イミング伝動装置35と反対側の他端部もクランクケー
ス6の外側方に突出しており,その一端部にはフライホ
イール43がナット44で固着される。このフライホイ
ール43は,冷却羽根を兼ねるべく内側面に多数の冷却
羽根45,45…を一体に備えている。またフライホイ
ール43の外側面には,複数の取付けボス46(図2に
は,そのうちの1個を示す)が形成されており,この各
取付けボス46に遠心シュー47が揺動自在に軸支され
る。この遠心シュー47は,後述する駆動軸50に固着
されるクラッチドラム48と共に遠心クラッチ48を構
成するもので,クランク軸13の回転数が所定値を超え
ると,遠心シュー47が,それ自体の遠心力によりクラ
ッチドラム48の内周壁に圧接して,クランク軸13の
出力トルクを駆動軸50に伝達するようになる。この遠
心クラッチ48よりも,フライホイール43は大径にな
っている。
ンカバー51は,タイミング伝動装置35の部分で,フ
ライホイール43側の第1カバー半体51aと,スター
タ42側の第2カバー半体51bとの分割され,それぞ
れエンジン本体1に固着される。第1カバー半体51a
には,クランク軸6と同軸に並ぶ円錐台状の軸受ホルダ
75が固着され,この軸受ホルダ75は,前記カッタC
を回転駆動するベアリング59を介して支持するもので
あり,この軸受ホルダ75に空気取り入れ口52が設け
られ,冷却羽根45,45…の回転に伴い外気をエンジ
ンカバー51内に取り入れるようになっている。またエ
ンジンカバー51及び軸受ホルダ75には,燃料タンク
5の下面を覆う台座54が固着される。
を連動させるタイミング伝動装置35が乾式に構成され
て,エンジン本体1の外側に配設されるので,エンジン
本体1の側壁には,該装置35を収容する室を特別に設
ける必要がなくなり,したがってエンジン本体1の薄肉
化及びコンパクト化を図り,エンジンE全体の大幅な軽
量化を達成することができる。
て,クランク軸13の両端部にタイミング伝動装置35
と遠心クラッチ48の遠心シュー47とが連結されるの
で,クランク軸13の両端部での重量バランスが良好
で,エンジンEの重心をクランク軸13の中央部に極力
近づけることができ,軽量化と相俟って,エンジンEの
作業性を向上させることができる。のみならず,エンジ
ンEの作動中,タイミング伝動装置35及び駆動軸50
による負荷は,クランク軸13の両端部に分散して作用
することになるため,クランク軸13及びそれを支持す
るベアリング14,14′への荷重の集中を回避して,
それらの耐久性をも向上させることができる。
間において,遠心シュー47より大径で冷却羽根45を
有するフライホイール43がクランク軸13に固着され
るので,フライホイール43によるエンジンEの大型化
を極力回避しながら,冷却羽根45の回転により,遠心
クラッチ48に邪魔されることなく,空気取り入れ口5
2から外気を吸入してシリンダブロック7及びシリンダ
ヘッド8周りに的確に供給でき,それらの冷却性を高め
ることができる。
0がタイミング伝動装置35の外側に隣接して取付けら
れるので,オイルタンク40がタイミング伝動装置35
の少なくとも一部を覆うことになり,該伝動装置35の
他の部分を覆う第2カバー半体51bと協働して,該伝
動装置35を保護することができる。しかもこのオイル
タンク40とフライホイール43との,エンジン本体1
を間に置いた対向配置により,エンジンEの重心をクラ
ンク軸13の中心部により近づけることができる。
の潤滑系について説明する。
部は,オイルタンク40の内外両側壁に装着されたオイ
ルシール39,39′に密接しながらオイルタンク40
を貫通するように配置されており,オイルタンク40の
内部とクランク室6aとの間を連通する通孔55がクラ
ンク軸13に設けられる。オイルタンク40には潤滑用
オイルOが貯留されれており,その貯留量は,上記通孔
55のオイルタンク40内への開口端をエンジンEの如
何なる運転姿勢でも常にオイルOの液面上に露出させる
ように設定される。
13にオイルスリンガ56がクランク軸13にナット5
7で固着される。オイルスリンガ56は,クランク軸1
3に嵌着される中心部から互いに半径方向反対側へ延出
すると共に軸方向反対側に屈曲した2枚のブレード56
a,56bを備えており,クランク軸13によりオイル
イルスリンガ56が回転されると,エンジンEの如何な
る運転姿勢でも,2枚のブレード56a,56bの少な
くとも何れか一方が,オイルタンク40内にオイルOを
飛散させ,オイルミストを生成するようになっている。
6aはオイル送り導管60を介して動弁カム室21に接
続され,そのオイル送り導管60には,クランク室6a
から動弁カム室21側への一方向のみの流れを許容する
一方向弁61が介裝される。オイル送り導管60は前記
ベルトカバー36に,その一側縁に沿って一体に形成さ
れ,このオイル送り導管60の下端部は弁室62に形成
される。ベルトカバー36には,弁室62からベルトカ
バー36の裏側に突出する入口管63が一体に形成さ
れ,この入口管63は,クランク室6aに連通するよう
に,クランクケース6下部の接続孔64にシール部材6
5を介して嵌合される。弁室62には,入口管63から
弁室62への一方向への流れを許容させるべく,前記一
方向弁61が配設される。この一方向弁61は,図示例
の場合,リード弁からなっている。
管60の上端からベルトカバー36の裏側に突出する出
口管66が一体に形成され,この出口管66は,動弁カ
ム室21に連通するように,シリンダヘッド8側部の接
続孔67に嵌合される。
弁カム室21は,カム軸26に設けられた,横孔68a
と縦孔68bからなる気液分離通路68を介して側壁キ
ャップ30内のブリーザ室69に連通され,このブリー
ザ室69は,ブリーザパイプ70を前記エアクリーナ4
内に連通される。
ヘッド8には,動弁カム室21の開放上面を閉鎖するヘ
ッドカバー71がシール部材72を介して接合される。
このヘッドカバー71に,複数オリフィス73,73…
を介して動弁カム室21に連通する吸い上げ室74が形
成される。この吸い上げ室74は,動弁カム室21の上
面に沿った偏平な形状を成しており,その底壁の四隅に
4つのオリフィス73,73…が穿設される。またその
底壁には,その中央部でカム軸26の軸線と直交する方
向に間隔を置いて並んで動弁カム室21内に突出する長
短2本の吸い上げ管74,75が一体に形成されてお
り,これらにオリフィス73,73が設けられる。
は,他方において,オイル戻し導管78を介してオイル
タンク40内と連通される。オイル戻し導管78はベル
トカバー36に,オイル送り導管60と反対側の他側縁
に沿って一体に形成される。ベルトカバー36には,オ
イル戻し導管78の上端からベルトカバー36の裏側に
突出する入口管78が一体に形成されており,この入口
管78は,吸い上げ室74と連通するように,ヘッドカ
バー71に形成された出口管80にコネクタ81を介し
て接続される。
管78の下端からベルトカバー36の裏側に突出する出
口管82が一体に形成されており,この出口管82は,
オイルタンク40内に連通するように,オイルタンク4
0に設けられた戻し孔84に嵌合される。戻し孔84の
開口端は,エンジンEの如何なる運転姿勢でもオイルタ
ンク40内のオイルの液面上に露出するように,オイル
タンク40内の中心部近傍に配置される。
ランク軸13の先端には,前記リコイルスタータ42に
よって駆動される被動部材84が固着される。
13の回転によりオイルタンク40においてオイルスリ
ンガ56が潤滑油Oを飛散させてオイルミストを生成す
ると,ピストン15の上昇運動によりクランク室23が
減圧したとき,そのオイルミストは通孔55を通してク
ランク室6aに吸入され,クランク軸13ピストン15
周りを潤滑する。次いでピストン15の下降運動により
クランク室6aが昇圧すると,一方向弁61の開弁によ
り上記オイルミストはクランク室6aで発生したブロー
バイガスと共にオイル送り導管60を昇って動弁カム室
21に供給され,カム軸26やカムフォロワ24,25
等を潤滑する。
ーバイガスが回転中のカム軸26の気液分離通路68に
入ると,該通路68内で気液が遠心分離され,液化した
オイルは気液分離通路68の横孔68aを通して動弁カ
ム室21に戻されが,ブローバイガスは,エンジンEの
吸気行程時,ブリーザ室69,ブリーザパイプ70及び
エアクリーナ4を順次経由してエンジンEに吸入され
る。
に気液分離通路68,ブリーザ室69及びブリーザパイ
プ70を介してエアクリーナ4内に連通しているので,
動弁カム室21の圧力は,大気圧もしくはそれより若干
低圧に保たれる。
正圧成分のみを一方向弁61から吐出することから平均
的に負圧状態となり,その負圧は,通孔55を介してオ
イルタンク40に伝達し,更にオイル戻し導管78を介
して吸い上げ室74に伝達するので,吸い上げ室74
は,動弁カム室21よりも低圧,オイルタンク40内は
吸い上げ室74よりも低圧となる。その結果,圧力の移
動が動弁カム室21から吸い上げ管75,76及びオリ
フィス73,73…を通して吸い上げ室74へ,更にオ
イル戻し導管78を通してオイルタンク40へと生ずる
ので,それに伴い動弁カム室21内のオイルミストや,
動弁カム室21内で液化して溜まったオイルは吸い上げ
管75,76及びオリフィス73,73…を通して吸い
上げ室74に吸い上げられ,そしてオイル戻し導管78
を下ってオイルタンク40に還流する。
底壁の四隅に4つのオリフィス73,73…が穿設さ
れ,またその底壁の中央部から動弁カム室21に突出し
て,カム軸26の軸線と直交する方向に間隔を置いて並
ぶ長短2本の吸い上げ管74,75にオリフィス73,
73が設けられているので,図10に示すように,エン
ジンEの正立状態(A)は勿論,左方傾け状態(B),
右方傾け状態(C),左方横転状態(D),右方横転状
態(E),倒立状態(F)など,如何なる運転姿勢で
も,動弁カム室21に溜まったオイルには,6つのオリ
フィス73,73…の何れかが浸かることになり,その
オイルを吸い上げ室74に吸い上げることができる。
されたオイルを,クランク室6aの圧力脈動と,一方向
弁61の機能を利用して,OHC型四サイクルエンジン
Eのクランク室6a及び動弁カム室21に供給し,それ
をオイルタンク40に還流させるので,エンジンEの如
何なる運転姿勢においても,そのエンジン内部をオイル
ミストにより確実に潤滑することができ,しかもそのオ
イルミストの循環のための専用のオイルポンプは不要で
あり,構造の簡素化を図ることができる。
らず,クランク室6a及び動弁カム室21間を結ぶオイ
ル送り導管60,並びに吸い上げ室74及びオイルタン
ク40間を結ぶオイル戻し導管78は,エンジン本体1
外に配設されるので,エンジン本体1の薄肉化及びコン
パクト化を何ら妨げず,エンジンEの軽量化に大いに寄
与することができる。特に,外部配置のオイル送り導管
60及びオイル戻し導管78は,エンジン本体1からの
熱の影響を受け難くなるので,潤滑用オイルOの過熱を
回避することができる。またオイル送り導管60及びオ
イル戻し導管78とベルトカバー36との一体化によ
り,部品点数の削減と組立性の向上に寄与し得る。
戻し導管78の変形例を示すもので,この場合,オイル
送り導管60及びオイル戻し導管78は,ベルトカバー
36とは分離したゴム等の可撓性材料からなるチューブ
で構成される。その他の構成は,前実施例と同様である
ので,図中,前実施例との対応部分には,それと同一の
参照符号を付して,その説明を省略する。
及びオイル戻し導管78を接続する部位が何処にあって
も,これら導管60,78を適当に撓ませることにより
自由に配管することができ,レイアウトの自由度を広げ
ることができる。
はなく,その要旨の範囲を逸脱することなく種々の設計
変更が可能である。例えば,一方向弁61に代えて,ク
ランク軸13に連動して,オイル送り導管60をピスト
ン15の下降時に導通し,その上昇時に遮断するように
作動するロータリバルブを設けることもできる。
ば,クランク室を有するクランクケース,シリンダボア
を有するシリンダブロック,並びに吸気ポート及び排気
ポートを有するシリンダヘッドからなるエンジン本体
と,クランクケースに支承されてクランク室に収容され
るクランク軸と,シリンダボアに嵌装されると共にクラ
ンク軸に連接されるピストンと,シリンダヘッドに取付
けられて吸気ポート及び排気ポートを開閉する吸気弁及
び排気弁と,クランク軸の回転に連動して吸気弁及び排
気弁を開閉駆動する動弁機構と,クランク軸の一端部に
設けられる動力取出し機構とを含む,ハンドヘルド型四
サイクルエンジンにおいて,動弁機構を,吸気弁及び排
気弁を開閉駆動すべくシリンダヘッドに回転自在に支承
されるカム軸と,エンジン本体の外側に配置されてクラ
ンク軸及びカム軸間を連動させる乾式のタイミング伝動
装置とで構成し,また潤滑装置を,潤滑用オイルを貯留
するオイルタンクと,このオイルタンク内で貯留オイル
からオイルミストを生成するオイルミスト生成手段と,
前記貯留オイルの上方でオイルタンク及びクランク室間
を連通する通孔と,クランク室及び,カム軸を収容すべ
くシリンダヘッドに形成された動弁カム室間を連通する
オイル送り導管と,クランク室に生ずる圧力脈動の正圧
をオイル送り導管から動弁カム室に導く弁手段と,動弁
カム室及びオイルタンク間を連通するオイル戻し導管と
で構成したので,エンジン本体の側壁にタイミング伝動
装置を収容する伝動室を特別に設ける必要がなくなり,
エンジン本体の薄肉化及びコンパクト化を図り,エンジ
ン全体の大幅な軽量化を達成することができる。またエ
ンジン本体外側のオイルタンク内で生成されたオイルミ
ストをオイル送り導管及びオイル戻し導管を通してクラ
ンク室,動弁カム室,オイルタンクへと循環させて,エ
ンジンの如何なる運転姿勢でもその内部を潤滑すること
ができる。しかも,そのオイルの循環にためにオイルポ
ンプを特別の設ける必要もなく,構成の簡素化,延いは
コストの低減に寄与し得る。
ダヘッドに,動弁カム室の上部に隣接してオイル戻し導
管が接続される吸い上げ室を設け,この吸い上げ室を,
高低位置を異にする複数のオリフィスを介して動弁カム
室に連通したので,動弁カム室でオイルミストは液化し
て溜まっても,この液化オイルを,エンジンの正立,倒
立の状態に拘らず,何れかのオリフィスを通して吸い上
げ室に吸い上げてオイルタンクに戻し,動弁カム室にオ
イルが滞留することを防ぐことができる。
一使用例を示す斜視図。
ヘッドでの溜まりオイルの吸い上げ作用説明図。
を示す,図7に対応した断面図。
Claims (2)
- 【請求項1】 クランク室(6a)を有するクランクケ
ース(6),シリンダボア(7a)を有するシリンダブ
ロック(7),並びに吸気ポート(9)及び排気ポート
(10)を有するシリンダヘッド(8)からなるエンジ
ン本体(1)と,クランクケース(6)に支承されてク
ランク室(6a)に収容されるクランク軸(13)と,
シリンダボア(7a)に嵌装されると共にクランク軸
(13)に連接されるピストン(15)と,シリンダヘ
ッド(8)に取付けられて吸気ポート(9)及び排気ポ
ート(10)を開閉する吸気弁(18)及び排気弁(1
9)と,クランク軸(13)の回転に連動して吸気弁
(18)及び排気弁(19)を開閉駆動する動弁機構
(53)と,クランク軸(13)の一端部に設けられる
動力取出し機構(49)とを含む,ハンドヘルド型四サ
イクルエンジンにおいて, 動弁機構(53)を,吸気弁(18)及び排気弁(1
9)を開閉駆動すべくシリンダヘッド(8)に回転自在
に支承されるカム軸(26)と,エンジン本体(1)の
外側に配置されてクランク軸(13)及びカム軸(2
6)間を連動させる乾式のタイミング伝動装置(35)
とで構成し,また潤滑装置を,潤滑用オイル(O)を貯
留するオイルタンク(40)と,このオイルタンク(4
0)内で貯留オイル(O)からオイルミストを生成する
オイルミスト生成手段(56)と,前記貯留オイル
(O)の上方でオイルタンク(40)及びクランク室
(6a)間を連通する通孔(55)と,クランク室(6
a)及び,カム軸(26)を収容すべくシリンダヘッド
(8)に形成された動弁カム室(21)間を連通するオ
イル送り導管(60)と,クランク室(6a)に生ずる
圧力脈動の正圧をオイル送り導管(60)から動弁カム
室(21)に導く弁手段(61)と,動弁カム室(2
1)及びオイルタンク(40)間を連通するオイル戻し
導管(78)とで構成したことを特徴とする,ハンドヘ
ルド型四サイクルエンジンの潤滑装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のハンドヘルド型四サイク
ルエンジンの潤滑装置において, シリンダヘッド(8)に,動弁カム室(21)の上部に
隣接してオイル戻し導管(78)が接続される吸い上げ
室(74)を設け,この吸い上げ室(74)を,高低位
置を異にする複数のオリフィス(73)を介して動弁カ
ム室(21)に連通したことを特徴とする,ハンドヘル
ド型四サイクルエンジンの潤滑装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN111305948A (zh) * | 2019-12-13 | 2020-06-19 | 浙江派尼尔科技股份有限公司 | 一种手持式混合油四冲程微型发动机 |
-
2000
- 2000-03-14 JP JP2000076408A patent/JP3845243B2/ja not_active Expired - Fee Related
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