JP2001258314A - 播種方法および播種装置 - Google Patents
播種方法および播種装置Info
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- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 15
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- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 播種精度の向上。
【構成】 横軸繰出ロール9の外周面の繰出凹部10に
嵌合した種子を、移送中の育苗箱2に上方から播種する
方法において、前記横軸繰出ロール9は移送中の育苗箱
2の前後壁を乗り越えるように上下させて前後壁の上面
と略同じかまたは上面より低位置にて播種する播種方
法。
嵌合した種子を、移送中の育苗箱2に上方から播種する
方法において、前記横軸繰出ロール9は移送中の育苗箱
2の前後壁を乗り越えるように上下させて前後壁の上面
と略同じかまたは上面より低位置にて播種する播種方
法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、播種方法および装置に
係るものである。
係るものである。
【0002】
【従来技術】従来公知の、特開平3−72811号公報
には、育苗箱の移送台上に、上部に設けた種子供給ホッ
パーと、該種子供給ホッパーの斜め下方位置に設けられ
外周面に繰出凹部を形成した横軸繰出ロールと、該横軸
繰出ロールの略上方位置に設けた回転均平ブラシとから
なる種子供給装置を設けた構成について記載されてい
る。
には、育苗箱の移送台上に、上部に設けた種子供給ホッ
パーと、該種子供給ホッパーの斜め下方位置に設けられ
外周面に繰出凹部を形成した横軸繰出ロールと、該横軸
繰出ロールの略上方位置に設けた回転均平ブラシとから
なる種子供給装置を設けた構成について記載されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知のものは、繰
出ロールが位置固定のため、育苗箱内の床土上面との間
の間隔が大となって、落下した穀粒が弾むという課題が
ある。なお、繰出ロールを含めた播種部を移送台に対し
て上下させて高さ調節する構成のものは公知であるが、
育苗箱の前後壁よりも繰出ロールは必ず上方に位置する
ことになって、育苗箱内の床土上面との間の間隔が大と
なる。また、条播体呼ばれるガイドを繰出ロールの下方
に設け、このガイドを移送中の育苗箱の前後壁に対して
上下させるのもあるが、ガイドを必要とする分、構造が
複雑で、高価になる。本発明は、繰出ロールを上下させ
て播種するようにしたものである。
出ロールが位置固定のため、育苗箱内の床土上面との間
の間隔が大となって、落下した穀粒が弾むという課題が
ある。なお、繰出ロールを含めた播種部を移送台に対し
て上下させて高さ調節する構成のものは公知であるが、
育苗箱の前後壁よりも繰出ロールは必ず上方に位置する
ことになって、育苗箱内の床土上面との間の間隔が大と
なる。また、条播体呼ばれるガイドを繰出ロールの下方
に設け、このガイドを移送中の育苗箱の前後壁に対して
上下させるのもあるが、ガイドを必要とする分、構造が
複雑で、高価になる。本発明は、繰出ロールを上下させ
て播種するようにしたものである。
【0004】
【発明の目的】播種精度の向上。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、横軸繰出ロー
ル9の外周面の繰出凹部10に嵌合した種子を、移送中
の育苗箱2に上方から播種する方法において、前記横軸
繰出ロール9は移送中の育苗箱2の前後壁を乗り越える
ように上下させて前後壁の上面と略同じかまたは上面よ
り低位置にて播種する播種方法としたものである。本発
明は、育苗箱2を始端部より終端部に移送する移送台1
上に、上部に設けた種子供給ホッパー7と、該種子供給
ホッパー7の下方位置に設けられ外周面に繰出凹部10
を形成した横軸繰出ロール9とを有する種子供給装置4
を設けたものにおいて、前記横軸繰出ロール9は移送中
の前記育苗箱2の前後壁に対して上下自在に構成した播
種装置としたものである。本発明は、育苗箱2を始端部
より終端部に移送する移送台1上に、上部に設けた種子
供給ホッパー7と、該種子供給ホッパー7の下方位置に
設けられ外周面に繰出凹部10を形成した横軸繰出ロー
ル9とを有する種子供給装置4を設けたものにおいて、
前記横軸繰出ロール9は前記移送台1に対して上下自在
に構成すると共に、育苗箱2の周壁の上面と略同じかま
たは低位置にて播種するように構成した播種装置とした
ものである。本発明は、前記横軸繰出ロール9は前記移
送台1に固定の固定側フレーム5に対して回動自在に設
けた揺動フレーム20に軸装した播種装置としたもので
ある。本発明は、前記揺動フレーム20には、移送中の
育苗箱2が当接すると横軸繰出ロール9を上動させるガ
イド部31を設けた播種装置としたものである。本発明
は、前記揺動フレーム20には、移送中の育苗箱2が横
軸繰出ロール9の下方に至ると、横軸繰出ロール9を所
定高さに保持する高さ規制体33を設けた播種装置とし
たものである。本発明は、前記種子供給ホッパー7は、
移送台1に設けた固定側フレーム5に取付け、前記横軸
繰出ロール9はロール回転軸25により固定側フレーム
5に軸装し、揺動フレーム20の前側部分をフレーム取
付軸26により固定側フレーム5に回動自在に取付けた
播種装置としたものである。本発明は、前記横軸繰出ロ
ール9の略上方位置に駆動回転の回転均平ブラシ13を
設け、回転均平ブラシ13は揺動フレーム20に軸装し
た播種装置としたものである。本発明は、前記横軸繰出
ロール9の外周面には、母線方向に平行な横条溝形状の
繰出凹部10を所望の間隔をおいて全周に形成し、母線
方向に対して交差方向のスリット11を所定間隔を全周
に設け、該スリット11には掻出用ナイフ12を嵌合さ
せ、前記横軸繰出ロール9の後面には繰出凹部10に嵌
合した種子を上方位置から下方位置まで誘導する種子誘
導カバー15を設け、前記掻出用ナイフ12と種子誘導
カバー15は前記揺動フレーム20に取付けた播種装置
としたものである。本発明は、前記横軸繰出ロール9の
側部の固定側フレーム5には切欠部36を形成し、該切
欠部36に横軸繰出ロール9のロール回転軸25に固定
の受動歯車37を位置させた播種装置としたものであ
る。
ル9の外周面の繰出凹部10に嵌合した種子を、移送中
の育苗箱2に上方から播種する方法において、前記横軸
繰出ロール9は移送中の育苗箱2の前後壁を乗り越える
ように上下させて前後壁の上面と略同じかまたは上面よ
り低位置にて播種する播種方法としたものである。本発
明は、育苗箱2を始端部より終端部に移送する移送台1
上に、上部に設けた種子供給ホッパー7と、該種子供給
ホッパー7の下方位置に設けられ外周面に繰出凹部10
を形成した横軸繰出ロール9とを有する種子供給装置4
を設けたものにおいて、前記横軸繰出ロール9は移送中
の前記育苗箱2の前後壁に対して上下自在に構成した播
種装置としたものである。本発明は、育苗箱2を始端部
より終端部に移送する移送台1上に、上部に設けた種子
供給ホッパー7と、該種子供給ホッパー7の下方位置に
設けられ外周面に繰出凹部10を形成した横軸繰出ロー
ル9とを有する種子供給装置4を設けたものにおいて、
前記横軸繰出ロール9は前記移送台1に対して上下自在
に構成すると共に、育苗箱2の周壁の上面と略同じかま
たは低位置にて播種するように構成した播種装置とした
ものである。本発明は、前記横軸繰出ロール9は前記移
送台1に固定の固定側フレーム5に対して回動自在に設
けた揺動フレーム20に軸装した播種装置としたもので
ある。本発明は、前記揺動フレーム20には、移送中の
育苗箱2が当接すると横軸繰出ロール9を上動させるガ
イド部31を設けた播種装置としたものである。本発明
は、前記揺動フレーム20には、移送中の育苗箱2が横
軸繰出ロール9の下方に至ると、横軸繰出ロール9を所
定高さに保持する高さ規制体33を設けた播種装置とし
たものである。本発明は、前記種子供給ホッパー7は、
移送台1に設けた固定側フレーム5に取付け、前記横軸
繰出ロール9はロール回転軸25により固定側フレーム
5に軸装し、揺動フレーム20の前側部分をフレーム取
付軸26により固定側フレーム5に回動自在に取付けた
播種装置としたものである。本発明は、前記横軸繰出ロ
ール9の略上方位置に駆動回転の回転均平ブラシ13を
設け、回転均平ブラシ13は揺動フレーム20に軸装し
た播種装置としたものである。本発明は、前記横軸繰出
ロール9の外周面には、母線方向に平行な横条溝形状の
繰出凹部10を所望の間隔をおいて全周に形成し、母線
方向に対して交差方向のスリット11を所定間隔を全周
に設け、該スリット11には掻出用ナイフ12を嵌合さ
せ、前記横軸繰出ロール9の後面には繰出凹部10に嵌
合した種子を上方位置から下方位置まで誘導する種子誘
導カバー15を設け、前記掻出用ナイフ12と種子誘導
カバー15は前記揺動フレーム20に取付けた播種装置
としたものである。本発明は、前記横軸繰出ロール9の
側部の固定側フレーム5には切欠部36を形成し、該切
欠部36に横軸繰出ロール9のロール回転軸25に固定
の受動歯車37を位置させた播種装置としたものであ
る。
【0006】
【実施例】本発明の方法を実施しうる装置の一実施例を
図面により説明すると、1は育苗箱2を横送する移送台
であり、公知の育苗箱2を横送する移送手段を有し、実
施例では移送方向に所定間隔を置いて移送ローラ3を設
け、所望位置に設けた支脚(図示省略)により床上に載
置する。前記移送台1の上方には種子供給装置4の固定
側フレーム5を設ける。固定側フレーム5は左右一対の
固定側側板6を有して構成し、固定側フレーム5の前側
上部(後述する育苗箱移送方向を基準に前側)には種子
供給ホッパー7を着脱自在に取付ける。図示は省略する
が、種子供給ホッパー7の上方に補助ホッパーを設ける
こともある。種子供給ホッパー7の下部には供給口8を
開口させ、供給口8より穀粒が流出する方向に種子を繰
出す左右方向の横軸繰出ロール9を設ける。
図面により説明すると、1は育苗箱2を横送する移送台
であり、公知の育苗箱2を横送する移送手段を有し、実
施例では移送方向に所定間隔を置いて移送ローラ3を設
け、所望位置に設けた支脚(図示省略)により床上に載
置する。前記移送台1の上方には種子供給装置4の固定
側フレーム5を設ける。固定側フレーム5は左右一対の
固定側側板6を有して構成し、固定側フレーム5の前側
上部(後述する育苗箱移送方向を基準に前側)には種子
供給ホッパー7を着脱自在に取付ける。図示は省略する
が、種子供給ホッパー7の上方に補助ホッパーを設ける
こともある。種子供給ホッパー7の下部には供給口8を
開口させ、供給口8より穀粒が流出する方向に種子を繰
出す左右方向の横軸繰出ロール9を設ける。
【0007】横軸繰出ロール9の外周面には、母線方向
に平行な横条溝形状の繰出凹部10を所望の間隔をおい
て全周に形成する。繰出凹部10は種子が横向き1列ま
たは2列程度に嵌合する幅に形成される。横軸繰出ロー
ル9の外周面には左右方向に一粒の種子の横向きの幅よ
り短かい間隔をおいてスリット11を全周に設ける。ス
リット11の深さは繰出凹部10と同じか若干深く形成
し、各スリット11には掻出用ナイフ12を嵌合させ
る。前記横軸繰出ロール9の上方位置(正確には横軸繰
出ロール9の真上よりも稍後側)には回転均平ブラシ1
3を設け、回転均平ブラシ13は任意の手段により駆動
回転させて繰出凹部10に嵌合しないで横軸繰出ロール
9と共回りする過剰種子を、前記供給口8側の種子溜り
部14へ掃き戻す。
に平行な横条溝形状の繰出凹部10を所望の間隔をおい
て全周に形成する。繰出凹部10は種子が横向き1列ま
たは2列程度に嵌合する幅に形成される。横軸繰出ロー
ル9の外周面には左右方向に一粒の種子の横向きの幅よ
り短かい間隔をおいてスリット11を全周に設ける。ス
リット11の深さは繰出凹部10と同じか若干深く形成
し、各スリット11には掻出用ナイフ12を嵌合させ
る。前記横軸繰出ロール9の上方位置(正確には横軸繰
出ロール9の真上よりも稍後側)には回転均平ブラシ1
3を設け、回転均平ブラシ13は任意の手段により駆動
回転させて繰出凹部10に嵌合しないで横軸繰出ロール
9と共回りする過剰種子を、前記供給口8側の種子溜り
部14へ掃き戻す。
【0008】前記横軸繰出ロール9の後面には、繰出凹
部10に嵌合した種子を上方位置から下方位置まで傷め
ないように誘導する種子誘導カバー15を設ける。種子
誘導カバー15は横軸繰出ロール9の外周に合わせて円
弧状に形成し、その内面側にスポンジ等の弾性部材16
を設けて構成している。しかして、前記横軸繰出ロール
9は揺動フレーム20に軸装し、揺動フレーム20によ
り移送台1に対して揺動自在に取付ける。即ち、横軸繰
出ロール9は育苗箱2の前壁21(後壁23)を乗り越
えて床土22上面に近づくように下降して種子を繰出
し、後続の育苗箱2の後壁23および前壁21を乗り越
えてまた種子を繰出し、この前後壁21、23の高さ分
上下して播種するように構成する。
部10に嵌合した種子を上方位置から下方位置まで傷め
ないように誘導する種子誘導カバー15を設ける。種子
誘導カバー15は横軸繰出ロール9の外周に合わせて円
弧状に形成し、その内面側にスポンジ等の弾性部材16
を設けて構成している。しかして、前記横軸繰出ロール
9は揺動フレーム20に軸装し、揺動フレーム20によ
り移送台1に対して揺動自在に取付ける。即ち、横軸繰
出ロール9は育苗箱2の前壁21(後壁23)を乗り越
えて床土22上面に近づくように下降して種子を繰出
し、後続の育苗箱2の後壁23および前壁21を乗り越
えてまた種子を繰出し、この前後壁21、23の高さ分
上下して播種するように構成する。
【0009】そのため、前記揺動フレーム20は左右一
対の揺動側側板24により構成し、揺動側側板24に前
記横軸繰出ロール9のロール回転軸25の両端を回転自
在に軸装し、前記揺動側側板24の前側はフレーム取付
軸26により前記固定側フレーム5の固定側側板6に回
動自在に取付ける。また、横軸繰出ロール9の各スリッ
ト11に嵌合させた掻出用ナイフ12も揺動側側板24
に軸27により取付け、また、回転均平ブラシ13はそ
のブラシ回転軸28を前記揺動側側板24に軸装し、種
子誘導カバー15も左右側縁に設けた後側に突き出る取
付板部25aを前記揺動側側板24に当接させて取付
け、横軸繰出ロール9と共に、掻出用ナイフ12、回転
均平ブラシ13、種子誘導カバー15が上下するように
構成する。なお、実施例では揺動側側板24に可変速モ
ータ29を取付けて回転均平ブラシ13を横軸繰出ロー
ル9の回転に応じて回転させている。しかして、前記固
定側フレーム5の左右の固定側側板6には、内側に突き
出るストッパー30を夫々設ける。ストッパー30には
揺動フレーム20の揺動側側板24の下縁または種子誘
導カバー15の下縁を当接させて、揺動フレーム20の
下方回動を規制する。
対の揺動側側板24により構成し、揺動側側板24に前
記横軸繰出ロール9のロール回転軸25の両端を回転自
在に軸装し、前記揺動側側板24の前側はフレーム取付
軸26により前記固定側フレーム5の固定側側板6に回
動自在に取付ける。また、横軸繰出ロール9の各スリッ
ト11に嵌合させた掻出用ナイフ12も揺動側側板24
に軸27により取付け、また、回転均平ブラシ13はそ
のブラシ回転軸28を前記揺動側側板24に軸装し、種
子誘導カバー15も左右側縁に設けた後側に突き出る取
付板部25aを前記揺動側側板24に当接させて取付
け、横軸繰出ロール9と共に、掻出用ナイフ12、回転
均平ブラシ13、種子誘導カバー15が上下するように
構成する。なお、実施例では揺動側側板24に可変速モ
ータ29を取付けて回転均平ブラシ13を横軸繰出ロー
ル9の回転に応じて回転させている。しかして、前記固
定側フレーム5の左右の固定側側板6には、内側に突き
出るストッパー30を夫々設ける。ストッパー30には
揺動フレーム20の揺動側側板24の下縁または種子誘
導カバー15の下縁を当接させて、揺動フレーム20の
下方回動を規制する。
【0010】前記種子誘導カバー15は横軸繰出ロール
9の外周に合わせて円弧状に形成しているので、少なく
とも取付板部25aより下方の種子誘導カバー15の左
右側縁には円弧形状のフランジ状のガイド部31を設
け、ガイド部31は前側に至るに従い低くなるように傾
斜して形成し、横軸繰出ロール9の後面および下面より
下方に位置し、育苗箱2に当接して揺動フレーム20を
上動させ、前壁21を乗り越えさせる。また、横軸繰出
ロール9の最下部の種子落下部32の側部に位置する揺
動フレーム20には、高さ規制体33を設ける。高さ規
制体33は、前記育苗箱2の側縁に摺接して、揺動フレ
ーム20を所定高さに保持して、種子落下部32を育苗
箱2内の床土22上面より所定間隔を置いて上方に位置
させ、床土22上に種子が繰出されるスペースを確保
し、種子が詰まらないようにする。実施例では、高さ規
制体33はローラにより構成し、育苗箱2の側縁上を転
動させる。したがって、高さ規制体33の高さを揺動フ
レーム20に対して位置調節自在に構成すると、育苗箱
2に供給した床土の供給量(掻取り量)に応じて、高さ
規制体33を上下させると、横軸繰出ロール9の種子落
下部32と床土22との隙間を可及的に小さくする。
9の外周に合わせて円弧状に形成しているので、少なく
とも取付板部25aより下方の種子誘導カバー15の左
右側縁には円弧形状のフランジ状のガイド部31を設
け、ガイド部31は前側に至るに従い低くなるように傾
斜して形成し、横軸繰出ロール9の後面および下面より
下方に位置し、育苗箱2に当接して揺動フレーム20を
上動させ、前壁21を乗り越えさせる。また、横軸繰出
ロール9の最下部の種子落下部32の側部に位置する揺
動フレーム20には、高さ規制体33を設ける。高さ規
制体33は、前記育苗箱2の側縁に摺接して、揺動フレ
ーム20を所定高さに保持して、種子落下部32を育苗
箱2内の床土22上面より所定間隔を置いて上方に位置
させ、床土22上に種子が繰出されるスペースを確保
し、種子が詰まらないようにする。実施例では、高さ規
制体33はローラにより構成し、育苗箱2の側縁上を転
動させる。したがって、高さ規制体33の高さを揺動フ
レーム20に対して位置調節自在に構成すると、育苗箱
2に供給した床土の供給量(掻取り量)に応じて、高さ
規制体33を上下させると、横軸繰出ロール9の種子落
下部32と床土22との隙間を可及的に小さくする。
【0011】この場合、前記ガイド部31は、横軸繰出
ロール9の種子落下部32が前壁21を乗り越えるよう
に種子落下部32より下方に位置するが、また、前壁2
1を乗り越えて高さ規制体33により種子落下部32を
所定高さに保持したとき、床土22に接触しないように
設定する。即ち、高さ規制体33により形成する種子落
下部32と床土22の間の隙間内に側面視ガイド部31
の下端が位置するように設定する。前記揺動側側板24
のフレーム取付軸26より前側にはアーム部34を形成
し、アーム部34と固定側フレーム5の間には揺動フレ
ーム20の上方回動を補助するように付勢するバネ35
を設ける。しかして、前記横軸繰出ロール9の側部の固
定側フレーム5の固定側側板6には切欠部36を形成
し、横軸繰出ロール9のロール回転軸25は切欠部36
内に位置させ、該ロール回転軸25には受動歯車37を
設け、前記固定側側板6に設けた駆動歯車38との間に
チエン39を掛け回し、駆動歯車38には任意の伝達経
路によって回転を伝達して駆動させる。
ロール9の種子落下部32が前壁21を乗り越えるよう
に種子落下部32より下方に位置するが、また、前壁2
1を乗り越えて高さ規制体33により種子落下部32を
所定高さに保持したとき、床土22に接触しないように
設定する。即ち、高さ規制体33により形成する種子落
下部32と床土22の間の隙間内に側面視ガイド部31
の下端が位置するように設定する。前記揺動側側板24
のフレーム取付軸26より前側にはアーム部34を形成
し、アーム部34と固定側フレーム5の間には揺動フレ
ーム20の上方回動を補助するように付勢するバネ35
を設ける。しかして、前記横軸繰出ロール9の側部の固
定側フレーム5の固定側側板6には切欠部36を形成
し、横軸繰出ロール9のロール回転軸25は切欠部36
内に位置させ、該ロール回転軸25には受動歯車37を
設け、前記固定側側板6に設けた駆動歯車38との間に
チエン39を掛け回し、駆動歯車38には任意の伝達経
路によって回転を伝達して駆動させる。
【0012】しかして、横軸繰出ロール9は、育苗箱2
の左右側壁内に嵌合させて播種するため、前記繰出凹部
10の端部は切り放したままで開口させて、両側の繰出
凹部10にまで充分に種子が嵌合するように構成し、該
繰出凹部10の側部には洩れ防止体40を設ける。洩れ
防止体40は平板により細い円弧形状に形成し、揺動側
側板24と繰出凹部10の間に位置させて、揺動側側板
24に固定して取付ける。41は籾受け容器である。
の左右側壁内に嵌合させて播種するため、前記繰出凹部
10の端部は切り放したままで開口させて、両側の繰出
凹部10にまで充分に種子が嵌合するように構成し、該
繰出凹部10の側部には洩れ防止体40を設ける。洩れ
防止体40は平板により細い円弧形状に形成し、揺動側
側板24と繰出凹部10の間に位置させて、揺動側側板
24に固定して取付ける。41は籾受け容器である。
【0013】
【作用】次に作用を述べる。種子供給ホッパー7に種子
を投入すると、横軸繰出ロール9の繰出凹部10に種子
が嵌合し、回転均平ブラシ13の下方にあった余剰の種
子は種子溜り部14に戻され、また、繰出凹部10に嵌
合したまま横軸繰出ロール9の回転により上昇して回転
均平ブラシ13の下方を通過し、種子誘導カバー15に
より下方の種子落下部32迄誘導され、種子落下部32
で下方に落下する。
を投入すると、横軸繰出ロール9の繰出凹部10に種子
が嵌合し、回転均平ブラシ13の下方にあった余剰の種
子は種子溜り部14に戻され、また、繰出凹部10に嵌
合したまま横軸繰出ロール9の回転により上昇して回転
均平ブラシ13の下方を通過し、種子誘導カバー15に
より下方の種子落下部32迄誘導され、種子落下部32
で下方に落下する。
【0014】しかして、前記横軸繰出ロール9と、横軸
繰出ロール9の各スリット11に嵌合させた掻出用ナイ
フ12と、回転均平ブラシ13と、種子誘導カバー15
は揺動フレーム20の揺動側側板24に取付け、揺動側
側板24はフレーム取付軸26により移送台1に対して
上下回動自在に取付けているから、横軸繰出ロール9は
育苗箱2の前壁前壁21を乗り越えて下降して床土22
上面に近づいて種子を繰出し、それゆえ、種子落下部3
2と床土22の間の距離(間隔)を短く(小さく)し、
種子が床土22上で弾むのを減少させ、分布密度を均一
にする。この場合、揺動フレーム20は左右一対の揺動
側側板24により構成し、揺動側側板24の前側をフレ
ーム取付軸26により固定側フレーム5に回動自在に取
付けているから、簡単な構成で横軸繰出ロール9を上下
させる。
繰出ロール9の各スリット11に嵌合させた掻出用ナイ
フ12と、回転均平ブラシ13と、種子誘導カバー15
は揺動フレーム20の揺動側側板24に取付け、揺動側
側板24はフレーム取付軸26により移送台1に対して
上下回動自在に取付けているから、横軸繰出ロール9は
育苗箱2の前壁前壁21を乗り越えて下降して床土22
上面に近づいて種子を繰出し、それゆえ、種子落下部3
2と床土22の間の距離(間隔)を短く(小さく)し、
種子が床土22上で弾むのを減少させ、分布密度を均一
にする。この場合、揺動フレーム20は左右一対の揺動
側側板24により構成し、揺動側側板24の前側をフレ
ーム取付軸26により固定側フレーム5に回動自在に取
付けているから、簡単な構成で横軸繰出ロール9を上下
させる。
【0015】横軸繰出ロール9の後面に種子誘導カバー
15を設け、種子誘導カバー15の下部に前側に至るに
従い低くなる傾斜のガイド部31を設けているから、横
軸繰出ロール9は移送台1により移送された育苗箱2の
前壁21がガイド部31に当接すると、ガイド部31に
より上動する。この場合、前記固定側フレーム5に内側
に突き出るストッパー30を高さ調節自在に設けている
から、ストッパー30により揺動フレーム20の下方回
動が停止され、ガイド部31を作用させる。
15を設け、種子誘導カバー15の下部に前側に至るに
従い低くなる傾斜のガイド部31を設けているから、横
軸繰出ロール9は移送台1により移送された育苗箱2の
前壁21がガイド部31に当接すると、ガイド部31に
より上動する。この場合、前記固定側フレーム5に内側
に突き出るストッパー30を高さ調節自在に設けている
から、ストッパー30により揺動フレーム20の下方回
動が停止され、ガイド部31を作用させる。
【0016】しかして、横軸繰出ロール9が上動して、
育苗箱2の上方に位置すると、横軸繰出ロール9の種子
落下部32の側部の揺動側側板24に高さ規制体33が
設けられているから、高さ規制体33が育苗箱2の側壁
上に乗り、育苗箱2に対して横軸繰出ロール9を所定高
さに保持する。この場合、高さ規制体33は、床土22
上に繰出された種子が横軸繰出ロール9の下面に接触し
ないように育苗箱2内の床土22上面より所定間隔を置
いて上方に位置させるから、横軸繰出ロール9の下面
(種子落下部32)は可及的に床土22上面に近づける
ことができ、播種精度を向上させる。横軸繰出ロール9
が育苗箱2内に播種すると、育苗箱2の後壁23がガイ
ド部31に当接して前記と同様に横軸繰出ロール9を上
動させて乗り越えさせる。なお、育苗箱2は隙間なく連
続して移送されているから、後壁23を乗り越えるため
に上動すると、そのまま次ぎの育苗箱2の前壁21を乗
り越えて下降して播種する。
育苗箱2の上方に位置すると、横軸繰出ロール9の種子
落下部32の側部の揺動側側板24に高さ規制体33が
設けられているから、高さ規制体33が育苗箱2の側壁
上に乗り、育苗箱2に対して横軸繰出ロール9を所定高
さに保持する。この場合、高さ規制体33は、床土22
上に繰出された種子が横軸繰出ロール9の下面に接触し
ないように育苗箱2内の床土22上面より所定間隔を置
いて上方に位置させるから、横軸繰出ロール9の下面
(種子落下部32)は可及的に床土22上面に近づける
ことができ、播種精度を向上させる。横軸繰出ロール9
が育苗箱2内に播種すると、育苗箱2の後壁23がガイ
ド部31に当接して前記と同様に横軸繰出ロール9を上
動させて乗り越えさせる。なお、育苗箱2は隙間なく連
続して移送されているから、後壁23を乗り越えるため
に上動すると、そのまま次ぎの育苗箱2の前壁21を乗
り越えて下降して播種する。
【0017】しかして、揺動フレーム20は左右一対の
揺動側側板24により構成し、揺動側側板24に、横軸
繰出ロール9と掻出用ナイフ12と回転均平ブラシ13
の夫々を軸により取付けているので、横軸繰出ロール9
と共に、掻出用ナイフ12、回転均平ブラシ13、種子
誘導カバー15の全ては、横軸繰出ロール9との位置関
係を変えずに上下する。したがって、横軸繰出ロール9
が上下することによる不具合はない。しかして、横軸繰
出ロール9のロール回転軸25により、掻出用ナイフ1
2は軸27により、回転均平ブラシ13はブラシ回転軸
28により夫々前記揺動側側板24に軸装し、種子誘導
カバー15も左右側縁に設けた後側に突き出る取付板部
25aを前記揺動側側板24に当接させて取付けている
から、各軸および種子誘導カバー15も強度メンバーと
なって、揺動フレーム20を構成する。したがって、揺
動フレーム20の上下回動は円滑に行われる。この場
合、図示は省略するが、ロール回転軸25およびブラシ
回転軸28は軸受部材により回転のみ自在に軸装して、
軸方向には移動不能にすると、強度メンバーとしての作
用を向上させて、好適である。
揺動側側板24により構成し、揺動側側板24に、横軸
繰出ロール9と掻出用ナイフ12と回転均平ブラシ13
の夫々を軸により取付けているので、横軸繰出ロール9
と共に、掻出用ナイフ12、回転均平ブラシ13、種子
誘導カバー15の全ては、横軸繰出ロール9との位置関
係を変えずに上下する。したがって、横軸繰出ロール9
が上下することによる不具合はない。しかして、横軸繰
出ロール9のロール回転軸25により、掻出用ナイフ1
2は軸27により、回転均平ブラシ13はブラシ回転軸
28により夫々前記揺動側側板24に軸装し、種子誘導
カバー15も左右側縁に設けた後側に突き出る取付板部
25aを前記揺動側側板24に当接させて取付けている
から、各軸および種子誘導カバー15も強度メンバーと
なって、揺動フレーム20を構成する。したがって、揺
動フレーム20の上下回動は円滑に行われる。この場
合、図示は省略するが、ロール回転軸25およびブラシ
回転軸28は軸受部材により回転のみ自在に軸装して、
軸方向には移動不能にすると、強度メンバーとしての作
用を向上させて、好適である。
【0018】しかして、前記固定側フレーム5の左右の
固定側側板6には、内側に突き出るストッパー30を夫
々設けているから、ストッパー30に揺動フレーム20
の揺動側側板24の下縁または種子誘導カバー15の下
縁が当接し、揺動フレーム20の下方回動を規制して初
期位置に待機させる。ストッパー30は固定側側板6に
上下自在に設けているから、高さの相違する育苗箱2で
あっても、対応できる。前記ガイド部31は、少なくと
も取付板部25aより下方の種子誘導カバー15の左右
側縁に円弧形状に設け、種子誘導カバー15は横軸繰出
ロール9の外周に合わせてそもそも円弧状に形成してい
るので、合理的な形状となって、製造取付とも容易とな
る。
固定側側板6には、内側に突き出るストッパー30を夫
々設けているから、ストッパー30に揺動フレーム20
の揺動側側板24の下縁または種子誘導カバー15の下
縁が当接し、揺動フレーム20の下方回動を規制して初
期位置に待機させる。ストッパー30は固定側側板6に
上下自在に設けているから、高さの相違する育苗箱2で
あっても、対応できる。前記ガイド部31は、少なくと
も取付板部25aより下方の種子誘導カバー15の左右
側縁に円弧形状に設け、種子誘導カバー15は横軸繰出
ロール9の外周に合わせてそもそも円弧状に形成してい
るので、合理的な形状となって、製造取付とも容易とな
る。
【0019】この場合、ガイド部31は、横軸繰出ロー
ル9の種子落下部32が前壁21を乗り越えるように種
子落下部32より下方に位置しているから、横軸繰出ロ
ール9を前壁21に接触させることなく、上方退避させ
る。また、育苗箱2が通過して前壁21を乗り越えた後
は床土22に接触しないように、高さ規制体33の下面
との間の間隔を相対的に設定しているから、ガイド部3
1が床土22に接触するのを防止する。また、高さ規制
体33はローラにより構成し、育苗箱2の側縁上を転動
させるから、育苗箱2の移送の抵抗にならない。前記揺
動側側板24のフレーム取付軸26より前側にはアーム
部34を形成し、アーム部34と固定側フレーム5の間
には揺動フレーム20の上方回動を補助するように付勢
するバネ35を設けているから、横軸繰出ロール9の上
動は迅速に行われる。
ル9の種子落下部32が前壁21を乗り越えるように種
子落下部32より下方に位置しているから、横軸繰出ロ
ール9を前壁21に接触させることなく、上方退避させ
る。また、育苗箱2が通過して前壁21を乗り越えた後
は床土22に接触しないように、高さ規制体33の下面
との間の間隔を相対的に設定しているから、ガイド部3
1が床土22に接触するのを防止する。また、高さ規制
体33はローラにより構成し、育苗箱2の側縁上を転動
させるから、育苗箱2の移送の抵抗にならない。前記揺
動側側板24のフレーム取付軸26より前側にはアーム
部34を形成し、アーム部34と固定側フレーム5の間
には揺動フレーム20の上方回動を補助するように付勢
するバネ35を設けているから、横軸繰出ロール9の上
動は迅速に行われる。
【0020】しかして、前記横軸繰出ロール9の側部の
固定側フレーム5の固定側側板6には切欠部36を形成
し、横軸繰出ロール9のロール回転軸25は切欠部36
に位置させ、該ロール回転軸25には受動歯車37を設
け、前記固定側側板6に設けた駆動歯車38との間にチ
エンチエン39を掛け回し、駆動歯車38には任意の伝
達経路によって回転を伝達して駆動させているから、切
欠部36を設けたことで、横軸繰出ロール9への回転伝
達機構に影響を与えずに、横軸繰出ロール9を上下させ
られる。
固定側フレーム5の固定側側板6には切欠部36を形成
し、横軸繰出ロール9のロール回転軸25は切欠部36
に位置させ、該ロール回転軸25には受動歯車37を設
け、前記固定側側板6に設けた駆動歯車38との間にチ
エンチエン39を掛け回し、駆動歯車38には任意の伝
達経路によって回転を伝達して駆動させているから、切
欠部36を設けたことで、横軸繰出ロール9への回転伝
達機構に影響を与えずに、横軸繰出ロール9を上下させ
られる。
【0021】
【効果】本発明は、横軸繰出ロール9の外周面の繰出凹
部10に嵌合した種子を、移送中の育苗箱2に上方から
播種する方法において、前記横軸繰出ロール9は移送中
の育苗箱2の前後壁を乗り越えるように上下させて前後
壁の上面と略同じかまたは上面より低位置にて播種する
播種方法としたものであるから、横軸繰出ロール9の下
面が床土上面に可及的に近づいて、播種精度を向上させ
る。本発明は、育苗箱2を始端部より終端部に移送する
移送台1上に、上部に設けた種子供給ホッパー7と、該
種子供給ホッパー7の下方位置に設けられ外周面に繰出
凹部10を形成した横軸繰出ロール9とを有する種子供
給装置4を設けたものにおいて、前記横軸繰出ロール9
は移送中の前記育苗箱2の前後壁に対して上下自在に構
成した播種装置としたものであるから、横軸繰出ロール
9の下面が床土上面に可及的に近づいて、播種精度を向
上させる。本発明は、育苗箱2を始端部より終端部に移
送する移送台1上に、上部に設けた種子供給ホッパー7
と、該種子供給ホッパー7の下方位置に設けられ外周面
に繰出凹部10を形成した横軸繰出ロール9とを有する
種子供給装置4を設けたものにおいて、前記横軸繰出ロ
ール9は前記移送台1に対して上下自在に構成すると共
に、育苗箱2の周壁の上面と略同じかまたは低位置にて
播種するように構成した播種装置としたものであるか
ら、横軸繰出ロール9の下面が床土上面に可及的に近づ
いて、播種精度を向上させる。本発明は、前記横軸繰出
ロール9は前記移送台1に固定の固定側フレーム5に対
して回動自在に設けた揺動フレーム20に軸装した播種
装置としたものであるから、簡単な構成で横軸繰出ロー
ル9を上下させて、その下面を床土上面に可及的に近づ
けて播種精度を向上させる。本発明は、前記揺動フレー
ム20には、移送中の育苗箱2が当接すると横軸繰出ロ
ール9を上動させるガイド部31を設けた播種装置とし
たものであるから、ガイド部31により横軸繰出ロール
9は自動的に上動し、操作性を向上させる。本発明は、
前記揺動フレーム20には、移送中の育苗箱2が横軸繰
出ロール9の下方に至ると、横軸繰出ロール9を所定高
さに保持する高さ規制体33を設けた播種装置としたも
のであるから、上下する横軸繰出ロール9を所定高さに
保持して、横軸繰出ロール9の下面を床土上面に可及的
に近づけて播種精度を向上させる。本発明は、前記種子
供給ホッパー7は、移送台1に設けた固定側フレーム5
に取付け、前記横軸繰出ロール9はロール回転軸25に
より固定側フレーム5に軸装し、揺動フレーム20の前
側部分をフレーム取付軸26により固定側フレーム5に
回動自在に取付けた播種装置としたものであるから、回
動中心に対して移送方向始端側にある横軸繰出ロール9
を上下させるので、合理的な上下動構成となる。本発明
は、前記横軸繰出ロール9の略上方位置に駆動回転の回
転均平ブラシ13を設け、回転均平ブラシ13は揺動フ
レーム20に軸装した播種装置としたものであるから、
回転均平ブラシ13も横軸繰出ロール9と共に上下す
る。本発明は、前記横軸繰出ロール9の外周面には、母
線方向に平行な横条溝形状の繰出凹部10を所望の間隔
をおいて全周に形成し、母線方向に対して交差方向のス
リット11を所定間隔を全周に設け、該スリット11に
は掻出用ナイフ12を嵌合させ、前記横軸繰出ロール9
の後面には繰出凹部10に嵌合した種子を上方位置から
下方位置まで誘導する種子誘導カバー15を設け、前記
掻出用ナイフ12と種子誘導カバー15は前記揺動フレ
ーム20に取付けた播種装置としたものであるから、掻
出用ナイフ12と種子誘導カバー15は横軸繰出ロール
9と共に上下する。本発明は、前記横軸繰出ロール9の
側部の固定側フレーム5には切欠部36を形成し、該切
欠部36に横軸繰出ロール9のロール回転軸25に固定
の受動歯車37を位置させた播種装置としたものである
から、横軸繰出ロール9の上下に回転伝達機構を干渉さ
せないで設けられる。
部10に嵌合した種子を、移送中の育苗箱2に上方から
播種する方法において、前記横軸繰出ロール9は移送中
の育苗箱2の前後壁を乗り越えるように上下させて前後
壁の上面と略同じかまたは上面より低位置にて播種する
播種方法としたものであるから、横軸繰出ロール9の下
面が床土上面に可及的に近づいて、播種精度を向上させ
る。本発明は、育苗箱2を始端部より終端部に移送する
移送台1上に、上部に設けた種子供給ホッパー7と、該
種子供給ホッパー7の下方位置に設けられ外周面に繰出
凹部10を形成した横軸繰出ロール9とを有する種子供
給装置4を設けたものにおいて、前記横軸繰出ロール9
は移送中の前記育苗箱2の前後壁に対して上下自在に構
成した播種装置としたものであるから、横軸繰出ロール
9の下面が床土上面に可及的に近づいて、播種精度を向
上させる。本発明は、育苗箱2を始端部より終端部に移
送する移送台1上に、上部に設けた種子供給ホッパー7
と、該種子供給ホッパー7の下方位置に設けられ外周面
に繰出凹部10を形成した横軸繰出ロール9とを有する
種子供給装置4を設けたものにおいて、前記横軸繰出ロ
ール9は前記移送台1に対して上下自在に構成すると共
に、育苗箱2の周壁の上面と略同じかまたは低位置にて
播種するように構成した播種装置としたものであるか
ら、横軸繰出ロール9の下面が床土上面に可及的に近づ
いて、播種精度を向上させる。本発明は、前記横軸繰出
ロール9は前記移送台1に固定の固定側フレーム5に対
して回動自在に設けた揺動フレーム20に軸装した播種
装置としたものであるから、簡単な構成で横軸繰出ロー
ル9を上下させて、その下面を床土上面に可及的に近づ
けて播種精度を向上させる。本発明は、前記揺動フレー
ム20には、移送中の育苗箱2が当接すると横軸繰出ロ
ール9を上動させるガイド部31を設けた播種装置とし
たものであるから、ガイド部31により横軸繰出ロール
9は自動的に上動し、操作性を向上させる。本発明は、
前記揺動フレーム20には、移送中の育苗箱2が横軸繰
出ロール9の下方に至ると、横軸繰出ロール9を所定高
さに保持する高さ規制体33を設けた播種装置としたも
のであるから、上下する横軸繰出ロール9を所定高さに
保持して、横軸繰出ロール9の下面を床土上面に可及的
に近づけて播種精度を向上させる。本発明は、前記種子
供給ホッパー7は、移送台1に設けた固定側フレーム5
に取付け、前記横軸繰出ロール9はロール回転軸25に
より固定側フレーム5に軸装し、揺動フレーム20の前
側部分をフレーム取付軸26により固定側フレーム5に
回動自在に取付けた播種装置としたものであるから、回
動中心に対して移送方向始端側にある横軸繰出ロール9
を上下させるので、合理的な上下動構成となる。本発明
は、前記横軸繰出ロール9の略上方位置に駆動回転の回
転均平ブラシ13を設け、回転均平ブラシ13は揺動フ
レーム20に軸装した播種装置としたものであるから、
回転均平ブラシ13も横軸繰出ロール9と共に上下す
る。本発明は、前記横軸繰出ロール9の外周面には、母
線方向に平行な横条溝形状の繰出凹部10を所望の間隔
をおいて全周に形成し、母線方向に対して交差方向のス
リット11を所定間隔を全周に設け、該スリット11に
は掻出用ナイフ12を嵌合させ、前記横軸繰出ロール9
の後面には繰出凹部10に嵌合した種子を上方位置から
下方位置まで誘導する種子誘導カバー15を設け、前記
掻出用ナイフ12と種子誘導カバー15は前記揺動フレ
ーム20に取付けた播種装置としたものであるから、掻
出用ナイフ12と種子誘導カバー15は横軸繰出ロール
9と共に上下する。本発明は、前記横軸繰出ロール9の
側部の固定側フレーム5には切欠部36を形成し、該切
欠部36に横軸繰出ロール9のロール回転軸25に固定
の受動歯車37を位置させた播種装置としたものである
から、横軸繰出ロール9の上下に回転伝達機構を干渉さ
せないで設けられる。
【図1】 種子供給装置の全体断面図。
【図2】 同概略分解状態斜視図。
【図3】 ガイド部が育苗箱に当接した状態図。
【図4】 ガイド部が育苗箱に乗りあげた状態図。
【図5】 播種状態図(種子は省略)。
【図6】 播種状態図。
【図7】 揺動フレームと洩れ防止体の関係図。
1…移送台、2…育苗箱、3…移送ローラ、4…種子供
給装置、5…固定側フレーム、6…固定側側板、8…供
給口、9…横軸繰出ロール、13…回転均平ブラシ、1
5…種子誘導カバー、16…弾性部材、20…揺動フレ
ーム、21…前壁、22…床土、23…後壁、24…揺
動側側板、25…ロール回転軸、25a…取付板部、2
6…フレーム取付軸、27…軸、28…ブラシ回転軸、
29…可変速モータ、30…ストッパー、31…ガイド
部、32…種子落下部、33…高さ規制体、34…アー
ム部、35…バネ、36…切欠部、37…受動歯車、3
8…駆動歯車、39…チエン。
給装置、5…固定側フレーム、6…固定側側板、8…供
給口、9…横軸繰出ロール、13…回転均平ブラシ、1
5…種子誘導カバー、16…弾性部材、20…揺動フレ
ーム、21…前壁、22…床土、23…後壁、24…揺
動側側板、25…ロール回転軸、25a…取付板部、2
6…フレーム取付軸、27…軸、28…ブラシ回転軸、
29…可変速モータ、30…ストッパー、31…ガイド
部、32…種子落下部、33…高さ規制体、34…アー
ム部、35…バネ、36…切欠部、37…受動歯車、3
8…駆動歯車、39…チエン。
Claims (10)
- 【請求項1】 横軸繰出ロール9の外周面の繰出凹部1
0に嵌合した種子を、移送中の育苗箱2に上方から播種
する方法において、前記横軸繰出ロール9は移送中の育
苗箱2の前後壁を乗り越えるように上下させて前後壁の
上面と略同じかまたは上面より低位置にて播種する播種
方法。 - 【請求項2】 育苗箱2を始端部より終端部に移送する
移送台1上に、上部に設けた種子供給ホッパー7と、該
種子供給ホッパー7の下方位置に設けられ外周面に繰出
凹部10を形成した横軸繰出ロール9とを有する種子供
給装置4を設けたものにおいて、前記横軸繰出ロール9
は移送中の前記育苗箱2の前後壁に対して上下自在に構
成した播種装置。 - 【請求項3】 育苗箱2を始端部より終端部に移送する
移送台1上に、上部に設けた種子供給ホッパー7と、該
種子供給ホッパー7の下方位置に設けられ外周面に繰出
凹部10を形成した横軸繰出ロール9とを有する種子供
給装置4を設けたものにおいて、前記横軸繰出ロール9
は前記移送台1に対して上下自在に構成すると共に、育
苗箱2の周壁の上面と略同じかまたは低位置にて播種す
るように構成した播種装置。 - 【請求項4】 請求項2または請求項3において、前記
横軸繰出ロール9は前記移送台1に固定の固定側フレー
ム5に対して回動自在に設けた揺動フレーム20に軸装
した播種装置。 - 【請求項5】 請求項2または請求項3または請求項4
において、前記揺動フレーム20には、移送中の育苗箱
2が当接すると横軸繰出ロール9を上動させるガイド部
31を設けた播種装置。 - 【請求項6】 請求項2または請求項3または請求項4
または請求項5において、前記揺動フレーム20には、
移送中の育苗箱2が横軸繰出ロール9の下方に至ると、
横軸繰出ロール9を所定高さに保持する高さ規制体33
を設けた播種装置。 - 【請求項7】 請求項2または請求項3または請求項4
または請求項5または請求項6において、前記種子供給
ホッパー7は、移送台1に設けた固定側フレーム5に取
付け、前記横軸繰出ロール9はロール回転軸25により
固定側フレーム5に軸装し、揺動フレーム20の前側部
分をフレーム取付軸26により固定側フレーム5に回動
自在に取付けた播種装置。 - 【請求項8】 請求項2または請求項3または請求項4
または請求項5または請求項6または請求項7におい
て、前記横軸繰出ロール9の略上方位置に駆動回転の回
転均平ブラシ13を設け、回転均平ブラシ13は揺動フ
レーム20に軸装した播種装置。 - 【請求項9】 請求項2または請求項3または請求項4
または請求項5または請求項6または請求項7または請
求項8において、前記横軸繰出ロール9の外周面には、
母線方向に平行な横条溝形状の繰出凹部10を所望の間
隔をおいて全周に形成し、母線方向に対して交差方向の
スリット11を所定間隔を全周に設け、該スリット11
には掻出用ナイフ12を嵌合させ、前記横軸繰出ロール
9の後面には繰出凹部10に嵌合した種子を上方位置か
ら下方位置まで誘導する種子誘導カバー15を設け、前
記掻出用ナイフ12と種子誘導カバー15は前記揺動フ
レーム20に取付けた播種装置。 - 【請求項10】 請求項2または請求項3または請求項
4または請求項5または請求項6または請求項7または
請求項8または請求項9において、前記横軸繰出ロール
9の側部の固定側フレーム5には切欠部36を形成し、
該切欠部36に横軸繰出ロール9のロール回転軸25に
固定の受動歯車37を位置させた播種装置。
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JP2000074682A JP2001258314A (ja) | 2000-03-16 | 2000-03-16 | 播種方法および播種装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007110950A (ja) * | 2005-10-19 | 2007-05-10 | Suzutec Co Ltd | 播種装置 |
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