JP2001250456A - 多方向入力装置 - Google Patents
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- Position Input By Displaying (AREA)
- Stereophonic System (AREA)
- Switches With Compound Operations (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の多方向入力装置は、操作レバー13の
傾動によって、第1、第2可変抵抗器17、20の各抵
抗値が変化するのだが、該第1、第2可変抵抗器は、カ
ーボン抵抗体と電極ターミナルと摺動子と端子と筐体と
を有していることから部品点数が多く、コスト高で問題
があり、安価な多方向入力装置を提供。 【解決手段】 第1長溝2dを有する第1連動部材2
と、第2長溝5dを有する第2連動部材5と、第1、第
2連動部材を架設する枠体1と、枠体を蓋閉するプリン
ト配線基板8と、第1、第2連動部材に支持され、傾斜
操作する操作軸4とを備え、第1、第2連動部材に可変
電極部3aを固着し、プリント配線基板に可動電極部に
対向して固定電極部3b、3dを固着し、操作軸の操作
にて、可動電極部を回動し、可動と固定電極部との対向
面積が可変され、可動、固定電極部の間の静電容量の変
化を検出して操作軸の操作の方向を得るようにしたこ
と。
傾動によって、第1、第2可変抵抗器17、20の各抵
抗値が変化するのだが、該第1、第2可変抵抗器は、カ
ーボン抵抗体と電極ターミナルと摺動子と端子と筐体と
を有していることから部品点数が多く、コスト高で問題
があり、安価な多方向入力装置を提供。 【解決手段】 第1長溝2dを有する第1連動部材2
と、第2長溝5dを有する第2連動部材5と、第1、第
2連動部材を架設する枠体1と、枠体を蓋閉するプリン
ト配線基板8と、第1、第2連動部材に支持され、傾斜
操作する操作軸4とを備え、第1、第2連動部材に可変
電極部3aを固着し、プリント配線基板に可動電極部に
対向して固定電極部3b、3dを固着し、操作軸の操作
にて、可動電極部を回動し、可動と固定電極部との対向
面積が可変され、可動、固定電極部の間の静電容量の変
化を検出して操作軸の操作の方向を得るようにしたこ
と。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多方向入力装置に
係わり、操作軸を操作することによって、複数個の可変
蓄電器を同時に操作することのできる多方向入力装置に
関する。
係わり、操作軸を操作することによって、複数個の可変
蓄電器を同時に操作することのできる多方向入力装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば、コンピュータゲーム
機のコントローラや四チャンネルのホームシアター装置
やカーオーディオ装置などの前後左右に配置された四つ
のスピーカのバランスコントローラとして多方向入力装
置が用いられている。ここで、従来の多方向入力装置に
ついて、図面を用いて説明する。図2は、従来の多方向
入力装置を示す縦断面図、図3は、従来の多方向入力装
置を示す横断面図である。
機のコントローラや四チャンネルのホームシアター装置
やカーオーディオ装置などの前後左右に配置された四つ
のスピーカのバランスコントローラとして多方向入力装
置が用いられている。ここで、従来の多方向入力装置に
ついて、図面を用いて説明する。図2は、従来の多方向
入力装置を示す縦断面図、図3は、従来の多方向入力装
置を示す横断面図である。
【0003】図2、図3に示すように、ケーシング11
の上壁11aには、自在軸受け12を介して操作レバー
13の支持部13aが支持されており、操作レバー13
は任意の方向に所定角度傾倒可能である。
の上壁11aには、自在軸受け12を介して操作レバー
13の支持部13aが支持されており、操作レバー13
は任意の方向に所定角度傾倒可能である。
【0004】ケーシング11の内部には、ほぼU字状の
第1アーム14と、第2アーム15とが略十字状に配設
されており、第1アーム14は、Y軸方向(図3の上下
方向)に沿うY軸の軸芯回りに回動自在で、第2アーム
15は、X軸方向(図3の左右方向)に沿うX軸の軸芯
回りに回動自在である。即ち、第1アーム14は、ケー
シング11の側壁11bを貫通するピン16によって一
端部を回動自在に支持され、他端部をケーシング11の
側壁11bの外面側に取り付けられた第1可変抵抗器1
7から外方に突出してケーシング11の側壁11bを貫
通する所定角度回動自在な入力軸18に固定している。
第1アーム14と、第2アーム15とが略十字状に配設
されており、第1アーム14は、Y軸方向(図3の上下
方向)に沿うY軸の軸芯回りに回動自在で、第2アーム
15は、X軸方向(図3の左右方向)に沿うX軸の軸芯
回りに回動自在である。即ち、第1アーム14は、ケー
シング11の側壁11bを貫通するピン16によって一
端部を回動自在に支持され、他端部をケーシング11の
側壁11bの外面側に取り付けられた第1可変抵抗器1
7から外方に突出してケーシング11の側壁11bを貫
通する所定角度回動自在な入力軸18に固定している。
【0005】また、第2アーム15は、ケーシング11
の側壁11bを貫通するピン19によって一端部を回動
自在に支持され、他端部をケーシング11の側壁11b
の外面側に取り付けられた第2可変抵抗器20から外方
に突出してケーシング11の側壁11bを貫通する所定
角度回動自在な入力軸21に固定している。
の側壁11bを貫通するピン19によって一端部を回動
自在に支持され、他端部をケーシング11の側壁11b
の外面側に取り付けられた第2可変抵抗器20から外方
に突出してケーシング11の側壁11bを貫通する所定
角度回動自在な入力軸21に固定している。
【0006】また、第1アーム14と第2アーム15と
には、長手方向に沿う長孔22、23がそれぞれ穿設さ
れており、操作レバー13の下端部は、長孔22と、長
孔23との双方を貫通している。従って、操作レバー1
3を任意方向に傾動(傾斜)させれば、操作レバー13
のX軸方向の傾動角度に応じて第1可変抵抗器17の入
力軸18が回動し、且つ、操作レバー13のY軸方向の
傾動角度に応じて第2可変抵抗器20の入力軸21が回
動する。
には、長手方向に沿う長孔22、23がそれぞれ穿設さ
れており、操作レバー13の下端部は、長孔22と、長
孔23との双方を貫通している。従って、操作レバー1
3を任意方向に傾動(傾斜)させれば、操作レバー13
のX軸方向の傾動角度に応じて第1可変抵抗器17の入
力軸18が回動し、且つ、操作レバー13のY軸方向の
傾動角度に応じて第2可変抵抗器20の入力軸21が回
動する。
【0007】また、前記第1可変抵抗器17と前記第2
可変抵抗器20とは、図示していないが印刷形成された
カーボン抵抗体や電極ターミナルを有する絶縁基板と、
前記カーボン抵抗体上を摺動する摺動子と、前記電極タ
ーミナルに接続された端子と、これらを収納する筐体と
を有している。
可変抵抗器20とは、図示していないが印刷形成された
カーボン抵抗体や電極ターミナルを有する絶縁基板と、
前記カーボン抵抗体上を摺動する摺動子と、前記電極タ
ーミナルに接続された端子と、これらを収納する筐体と
を有している。
【0008】また、ケーシング11の側壁11bの外面
側には、絶縁体から成る複数個のブラケット24を介し
てアンプ基板25が取り付けられており、アンプ基板2
5には、集積回路等からなる増幅回路(図示せず)等が
実装されている。
側には、絶縁体から成る複数個のブラケット24を介し
てアンプ基板25が取り付けられており、アンプ基板2
5には、集積回路等からなる増幅回路(図示せず)等が
実装されている。
【0009】次に、この多方向入力装置の動作について
説明する。先ず、操作レバー13を任意の方向に傾動
(傾斜)させると、第1アーム14がピン16を中心と
して回動すると同時に、第2アーム15がピン19を中
心として回動する。ここで第1アーム14の回動角度
は、操作レバー13のX軸方向の傾動角度に対応してお
り、第1可変抵抗器17の入力軸18は、第1アーム1
4と一体に回動する。従って、操作レバー13のX軸方
向の傾動角度に応じて第1可変抵抗器17の抵抗値が変
化する。
説明する。先ず、操作レバー13を任意の方向に傾動
(傾斜)させると、第1アーム14がピン16を中心と
して回動すると同時に、第2アーム15がピン19を中
心として回動する。ここで第1アーム14の回動角度
は、操作レバー13のX軸方向の傾動角度に対応してお
り、第1可変抵抗器17の入力軸18は、第1アーム1
4と一体に回動する。従って、操作レバー13のX軸方
向の傾動角度に応じて第1可変抵抗器17の抵抗値が変
化する。
【0010】同様に、第2アーム15の回動角度は、Y
軸方向の傾動角度に対応しており、第2可変抵抗器20
の入力軸21は、第2アーム15と一体に回動する。従
って、操作レバー13のY軸方向の傾動角度に応じて第
2可変抵抗器20の抵抗値が変化する。即ち、操作レバ
ー13の傾斜のX、及びY成分を、この第1可変抵抗器
17と第2可変抵抗器20との各抵抗値の変化によって
検出し、例えば、コンピュータゲーム機のキャラクター
の動きをコントロールしたり、四チャンネルのホームシ
アター装置やカーオーディオ装置などの前後左右に配置
された四つのスピーカのバランスをコントロールするこ
とが出来る。
軸方向の傾動角度に対応しており、第2可変抵抗器20
の入力軸21は、第2アーム15と一体に回動する。従
って、操作レバー13のY軸方向の傾動角度に応じて第
2可変抵抗器20の抵抗値が変化する。即ち、操作レバ
ー13の傾斜のX、及びY成分を、この第1可変抵抗器
17と第2可変抵抗器20との各抵抗値の変化によって
検出し、例えば、コンピュータゲーム機のキャラクター
の動きをコントロールしたり、四チャンネルのホームシ
アター装置やカーオーディオ装置などの前後左右に配置
された四つのスピーカのバランスをコントロールするこ
とが出来る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
多方向入力装置では、上述の如く操作レバー13の任意
の方向への傾動によって、第1、第2可変抵抗器17、
20の各抵抗値が変化するのだが、該第1、第2可変抵
抗器17、20は、カーボン抵抗体や電極ターミナルを
有する絶縁基板と、摺動子と、端子と、筐体とを有して
いることから部品点数が多く、よって組立工数が多くな
り、コスト高な可変抵抗器であって、よって多方向入力
装置が高価になるという問題がある。
多方向入力装置では、上述の如く操作レバー13の任意
の方向への傾動によって、第1、第2可変抵抗器17、
20の各抵抗値が変化するのだが、該第1、第2可変抵
抗器17、20は、カーボン抵抗体や電極ターミナルを
有する絶縁基板と、摺動子と、端子と、筐体とを有して
いることから部品点数が多く、よって組立工数が多くな
り、コスト高な可変抵抗器であって、よって多方向入力
装置が高価になるという問題がある。
【0012】本発明の多方向入力装置は、上述の問題点
を解決するもので、その目的は、部品点数が少なく、組
立性が良好で、安価な多方向入力装置を提供する。
を解決するもので、その目的は、部品点数が少なく、組
立性が良好で、安価な多方向入力装置を提供する。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の多方向入力装置
は、長手方向に第1長溝を有する第1連動部材と、該第
1連動部材の長手方向と直交する方向に配設され、長手
方向に第2長溝を有する第2連動部材と、第1連動部材
と第2連動部材とを回動可能に内部に架設する枠体と、
枠体の下部を蓋閉するプリント配線基板と、第1長溝と
第2長溝とに挿通され、第1、第2連動部材に支持さ
れ、第1長溝と第2長溝との各長手方向に傾斜操作する
操作軸とを備え、第1連動部材と第2連動部材とにそれ
ぞれ可変電極部を固着し、プリント配線基板に可動電極
部に対向して固定電極部を固着し、操作軸の操作によっ
て第1連動部材と第2連動部材とが第1長溝と第2長溝
との各長手方向を中心として回動することにより、可動
電極部を回動し、可動電極部と固定電極部との対向面積
が可変され、可動電極部と固定電極部との間の静電容量
の変化を検出して操作軸の操作の方向を得るようにした
ことである。
は、長手方向に第1長溝を有する第1連動部材と、該第
1連動部材の長手方向と直交する方向に配設され、長手
方向に第2長溝を有する第2連動部材と、第1連動部材
と第2連動部材とを回動可能に内部に架設する枠体と、
枠体の下部を蓋閉するプリント配線基板と、第1長溝と
第2長溝とに挿通され、第1、第2連動部材に支持さ
れ、第1長溝と第2長溝との各長手方向に傾斜操作する
操作軸とを備え、第1連動部材と第2連動部材とにそれ
ぞれ可変電極部を固着し、プリント配線基板に可動電極
部に対向して固定電極部を固着し、操作軸の操作によっ
て第1連動部材と第2連動部材とが第1長溝と第2長溝
との各長手方向を中心として回動することにより、可動
電極部を回動し、可動電極部と固定電極部との対向面積
が可変され、可動電極部と固定電極部との間の静電容量
の変化を検出して操作軸の操作の方向を得るようにした
ことである。
【0014】また、本発明の多方向入力装置は、第1連
動部材の一方の端部と第2連動部材の一方の端部とが枠
体から外方に突出し、各端部に可動電極部が固着され、
且つ、固定電極部が枠体の外に配設されていることであ
る。
動部材の一方の端部と第2連動部材の一方の端部とが枠
体から外方に突出し、各端部に可動電極部が固着され、
且つ、固定電極部が枠体の外に配設されていることであ
る。
【0015】また、本発明の多方向入力装置は、固定電
極部が、接地電極部と、該接地電極部に併設された第1
固定電極部とを有し、接地電極部と第1固定電極部とは
共に可動電極部に対向し、可動電極部の回動による1固
定電極部と可動電極部との間の静電容量変化を、可動電
極部と対向した接地電極部を介して検出するようにした
ことである。
極部が、接地電極部と、該接地電極部に併設された第1
固定電極部とを有し、接地電極部と第1固定電極部とは
共に可動電極部に対向し、可動電極部の回動による1固
定電極部と可動電極部との間の静電容量変化を、可動電
極部と対向した接地電極部を介して検出するようにした
ことである。
【0016】また、本発明の多方向入力装置は、固定電
極部が、接地電極部と、該接地電極部の両側に併設され
た一対の第1固定電極部と第2固定電極部とを有し、接
地電極部と第1、第2固定電極部とは共に可動電極部に
対向し、操作軸がプリント配線基板に対して垂直の位置
にあるとき、第1固定電極部、及び第2固定電極部のそ
れぞれの可動電極部との対向面積が等しい対向面積であ
って、可動電極部の回動による第1固定電極部と可動電
極部との間、及び第2固定電極部と可動電極部との間の
それぞれの静電容量変化を、可動電極部と対向した接地
電極部を介してそれぞれ検出するようにしたことであ
る。
極部が、接地電極部と、該接地電極部の両側に併設され
た一対の第1固定電極部と第2固定電極部とを有し、接
地電極部と第1、第2固定電極部とは共に可動電極部に
対向し、操作軸がプリント配線基板に対して垂直の位置
にあるとき、第1固定電極部、及び第2固定電極部のそ
れぞれの可動電極部との対向面積が等しい対向面積であ
って、可動電極部の回動による第1固定電極部と可動電
極部との間、及び第2固定電極部と可動電極部との間の
それぞれの静電容量変化を、可動電極部と対向した接地
電極部を介してそれぞれ検出するようにしたことであ
る。
【0017】また、本発明の多方向入力装置は、可動電
極部と固定電極部とが、金属板によって形成され、可動
電極部となる金属板の一端部が、第1連動部材と第2連
動部材に設けたスリット部にそれぞれ圧入され、且つ、
固定電極部となる金属板が、プリント配線基板に直接半
田付けされることである。
極部と固定電極部とが、金属板によって形成され、可動
電極部となる金属板の一端部が、第1連動部材と第2連
動部材に設けたスリット部にそれぞれ圧入され、且つ、
固定電極部となる金属板が、プリント配線基板に直接半
田付けされることである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の多方向入力装置の
実施の形態について、図面を用いて説明する。図1は、
本発明の多方向入力装置の実施の形態を示す分解斜視図
である。
実施の形態について、図面を用いて説明する。図1は、
本発明の多方向入力装置の実施の形態を示す分解斜視図
である。
【0019】図1に示すように、本発明の多方向入力装
置は、合成樹脂材料等から成り、成型加工によって形成
された枠体1が配設され、この枠体1は、図示下方に延
設された側壁1a、1b、1c、1dを有し、内部が空
洞で、下部が開放され、外形が略直方体に形成されてい
る。また、枠体1の上部が上壁1eで蓋閉され、この上
壁1eの中央部には、操作孔1fが形成されている。ま
た、側壁1a、1b、1c、1dの開放端に鍔部1hが
形成され、枠体1の対向する一対の角部に略蒲鉾状の保
持部1iが形成されている。この保持部1iの図示下方
には、ネジ孔(図示せず)が形成されている。
置は、合成樹脂材料等から成り、成型加工によって形成
された枠体1が配設され、この枠体1は、図示下方に延
設された側壁1a、1b、1c、1dを有し、内部が空
洞で、下部が開放され、外形が略直方体に形成されてい
る。また、枠体1の上部が上壁1eで蓋閉され、この上
壁1eの中央部には、操作孔1fが形成されている。ま
た、側壁1a、1b、1c、1dの開放端に鍔部1hが
形成され、枠体1の対向する一対の角部に略蒲鉾状の保
持部1iが形成されている。この保持部1iの図示下方
には、ネジ孔(図示せず)が形成されている。
【0020】隣接する2つの側壁1a、1bには、それ
ぞれ丸孔1g、1gが形成され、更に、隣接する2つの
側壁1c、1dには、前記各丸孔1gが対向する位置に
略半円状の支持部1j、1jがそれぞれ形成されてい
る。また、側壁1cに設けられた支持部1jの図示左右
に側壁1cから外方に延設されたコ字状の貫通された取
付部1kが形成されている。このとき、側壁1aの丸孔
1gの中心と、側壁1cの略半円状の支持部1jの半円
の中心とを結ぶ線と、側壁1bの丸孔1gの中心と、側
壁1dの略半円状の支持部1jの中心とを結ぶ線とは、
交点を有するように直交している。
ぞれ丸孔1g、1gが形成され、更に、隣接する2つの
側壁1c、1dには、前記各丸孔1gが対向する位置に
略半円状の支持部1j、1jがそれぞれ形成されてい
る。また、側壁1cに設けられた支持部1jの図示左右
に側壁1cから外方に延設されたコ字状の貫通された取
付部1kが形成されている。このとき、側壁1aの丸孔
1gの中心と、側壁1cの略半円状の支持部1jの半円
の中心とを結ぶ線と、側壁1bの丸孔1gの中心と、側
壁1dの略半円状の支持部1jの中心とを結ぶ線とは、
交点を有するように直交している。
【0021】電気部品としての可変蓄電器3は、例え
ば、金属板材料から成り、プレス加工などで形成され、
略扇形状の可動電極部3aと、該可動電極部3aと所定
の距離だけ離間されて対向・配設され、略矩形の一対の
第1、第2固定電極部3b、3dと、該第1、第2固定
電極部3b、3dに挟まれ、且つ、該可動電極部3aと
対向して配設される略矩形の接地電極部3cとを有して
いる。換言すれば、接地電極部3cの両側に併設され
て、一対の第1、第2固定電極部3b、3dが配設され
ている。そして、この第1、第2固定電極部3b、3d
と、接地電極部3cとによって、いわゆる固定電極部が
構成されている。
ば、金属板材料から成り、プレス加工などで形成され、
略扇形状の可動電極部3aと、該可動電極部3aと所定
の距離だけ離間されて対向・配設され、略矩形の一対の
第1、第2固定電極部3b、3dと、該第1、第2固定
電極部3b、3dに挟まれ、且つ、該可動電極部3aと
対向して配設される略矩形の接地電極部3cとを有して
いる。換言すれば、接地電極部3cの両側に併設され
て、一対の第1、第2固定電極部3b、3dが配設され
ている。そして、この第1、第2固定電極部3b、3d
と、接地電極部3cとによって、いわゆる固定電極部が
構成されている。
【0022】また、可動電極部3aは、扇状の根元とな
る取付部3eを有し、第1、第2固定電極部3b、3d
は、各端子部3f、3gを有し、更に、接地電極部3c
は、端子部3hを有している。
る取付部3eを有し、第1、第2固定電極部3b、3d
は、各端子部3f、3gを有し、更に、接地電極部3c
は、端子部3hを有している。
【0023】この可動電極部3aが駆動されて、可動す
ることで、可動電極部3aと一対の第1、第2固定電極
部3b、3dとのそれぞれの対向面積が可変されるよう
に構成されている。
ることで、可動電極部3aと一対の第1、第2固定電極
部3b、3dとのそれぞれの対向面積が可変されるよう
に構成されている。
【0024】また、第1連動部材2は、例えば、合成樹
脂材料等から成り、成形加工されて形成され、略中央部
に外形が略矩形の支持部2aが形成され、この支持部2
aは、周囲が縦長と横長の側壁2b、2cで囲まれ、こ
の側壁2b、2cに囲まれた内側に略矩形の第1長溝2
dが貫通形成されている。
脂材料等から成り、成形加工されて形成され、略中央部
に外形が略矩形の支持部2aが形成され、この支持部2
aは、周囲が縦長と横長の側壁2b、2cで囲まれ、こ
の側壁2b、2cに囲まれた内側に略矩形の第1長溝2
dが貫通形成されている。
【0025】また、縦長の側壁2b、2bの図示下方側
の中央部には、半円状の凹部2e、2eが形成され、ま
た、横長の側壁2c、2cからは、左右の水平方向に第
1、第2アーム部2f、2gが、それぞれ延出形成され
ている。そして、一方に延出する第1アーム部2fの先
端には、スリット部2hが形成されている。また、他方
に延出する第2アーム部2gには、所定の径寸法の支持
部2kが形成され、この支持部2kから略円柱状に形成
された凸部2mが突出形成されている。
の中央部には、半円状の凹部2e、2eが形成され、ま
た、横長の側壁2c、2cからは、左右の水平方向に第
1、第2アーム部2f、2gが、それぞれ延出形成され
ている。そして、一方に延出する第1アーム部2fの先
端には、スリット部2hが形成されている。また、他方
に延出する第2アーム部2gには、所定の径寸法の支持
部2kが形成され、この支持部2kから略円柱状に形成
された凸部2mが突出形成されている。
【0026】第1アーム部2fは、側壁1bの丸孔1g
に挿入され、この丸孔1gから外方に突出し、前記可動
電極部3aの取付部3eが、スリット部2hに圧入さ
れ、固着されている。
に挿入され、この丸孔1gから外方に突出し、前記可動
電極部3aの取付部3eが、スリット部2hに圧入さ
れ、固着されている。
【0027】操作軸4は、合成樹脂材料から成り、成形
加工されて形成され、小判形状に形成された摘み部4a
と、摘み部4aの図示下方に延設された外形が角柱状の
筒部4bとを有している。この角柱状の筒部4bには、
内部が円形の空洞の収納部(図示せず)が一体に形成さ
れている。この筒部4bは、下方が開放され、周囲が平
坦な外壁で覆われて、内部に収納部(図示せず)が空洞
状に形成されている。
加工されて形成され、小判形状に形成された摘み部4a
と、摘み部4aの図示下方に延設された外形が角柱状の
筒部4bとを有している。この角柱状の筒部4bには、
内部が円形の空洞の収納部(図示せず)が一体に形成さ
れている。この筒部4bは、下方が開放され、周囲が平
坦な外壁で覆われて、内部に収納部(図示せず)が空洞
状に形成されている。
【0028】前記収納部(図示せず)の内部には、摘み
部4aと同一軸心上に軸部4cが図示下方に延長して一
体に形成され、この軸部4cの先端部が収納部(図示せ
ず)より所定量だけ下方側に突出した状態になってい
る。
部4aと同一軸心上に軸部4cが図示下方に延長して一
体に形成され、この軸部4cの先端部が収納部(図示せ
ず)より所定量だけ下方側に突出した状態になってい
る。
【0029】また、筒部4bの平坦な外壁の第1対向面
には、それぞれ摘み部4a側に向って略半円状の第1軸
支部4d、4dが凸状に突出形成され、そして、平坦な
外壁の第2対向面には、それぞれ摘み部4a側と反対方
向に向って略半円状の第2軸支部4e、4eが凸状に突
出形成されている。
には、それぞれ摘み部4a側に向って略半円状の第1軸
支部4d、4dが凸状に突出形成され、そして、平坦な
外壁の第2対向面には、それぞれ摘み部4a側と反対方
向に向って略半円状の第2軸支部4e、4eが凸状に突
出形成されている。
【0030】この操作軸4の摘み部4aは、前記第1連
動部材2の第1長溝2dに挿通され、摘み部4a、及び
筒部4bが第1長溝2dに沿って移動可能になってい
る。この操作軸4は、矢印AーA方向、即ち、第1連動
部材2を回動させる方向、及び矢印B−B方向、即ち、
第1連動部材2の第1長溝2dに平行する方向に傾動可
能になっている。また、この操作軸4は、矢印AーA方
向、及び矢印B−B方向のみならず任意の方向に傾動可
能になっている。そして、この操作軸4の傾動中心は、
前記第1軸支部4d、4dの回転中心と、前記第2軸支
部4e、4eの回転中心との交わる交点となる。
動部材2の第1長溝2dに挿通され、摘み部4a、及び
筒部4bが第1長溝2dに沿って移動可能になってい
る。この操作軸4は、矢印AーA方向、即ち、第1連動
部材2を回動させる方向、及び矢印B−B方向、即ち、
第1連動部材2の第1長溝2dに平行する方向に傾動可
能になっている。また、この操作軸4は、矢印AーA方
向、及び矢印B−B方向のみならず任意の方向に傾動可
能になっている。そして、この操作軸4の傾動中心は、
前記第1軸支部4d、4dの回転中心と、前記第2軸支
部4e、4eの回転中心との交わる交点となる。
【0031】復帰バネ7は、上下の巻端部を有する所定
の弾性力のコイルバネから成り、この復帰バネ7は、操
作軸4の軸部4cに挿入され、収納部(図示せず)内に
配設される。
の弾性力のコイルバネから成り、この復帰バネ7は、操
作軸4の軸部4cに挿入され、収納部(図示せず)内に
配設される。
【0032】また、第2連動部材5は、例えば、合成樹
脂材料等から成り、成形加工されて形成され、前記第1
連動部材2の下方側に第1連動部材2と直交する方向に
配設されている。この第2連動部材5は、略中央部に外
形が略矩形の支持部5aが形成され、この支持部5a
は、周囲が横長と縦長の側壁5b、5cで囲まれ、この
側壁5b、5cに囲まれた内側に略矩形の第2長溝5d
が貫通形成されている。
脂材料等から成り、成形加工されて形成され、前記第1
連動部材2の下方側に第1連動部材2と直交する方向に
配設されている。この第2連動部材5は、略中央部に外
形が略矩形の支持部5aが形成され、この支持部5a
は、周囲が横長と縦長の側壁5b、5cで囲まれ、この
側壁5b、5cに囲まれた内側に略矩形の第2長溝5d
が貫通形成されている。
【0033】前記支持部5aの横長の側壁5b、5bの
図示上方側の中央部には、操作軸4の第2軸支部4e、
4eが載置可能な凹部5j、5jが所定の半径の半円状
に形成されている。また、横長の側壁5c、5cから
は、左右の水平方向に第1、第2アーム部5e、5f
が、それぞれ延出形成されている。そして、一方に延出
する第1アーム部5eの先端には、スリット部5gが形
成されている。また、他方に延出する第2アーム部5f
には、所定の径寸法の突出部5hが形成され、この突出
部5hの先端に形成された凸部5iが突出形成されてい
る。
図示上方側の中央部には、操作軸4の第2軸支部4e、
4eが載置可能な凹部5j、5jが所定の半径の半円状
に形成されている。また、横長の側壁5c、5cから
は、左右の水平方向に第1、第2アーム部5e、5f
が、それぞれ延出形成されている。そして、一方に延出
する第1アーム部5eの先端には、スリット部5gが形
成されている。また、他方に延出する第2アーム部5f
には、所定の径寸法の突出部5hが形成され、この突出
部5hの先端に形成された凸部5iが突出形成されてい
る。
【0034】前記第2連動部材5は、第1アーム部5e
が、枠体1の側板1aの丸孔1gに挿入されて回転可能
に支持され、第2アーム部5fが、側板1cの半円状の
支持部1j内に位置されて、第2連動部材5は、回動可
能で、且つ、一端部である凸部5iが上下動可能に枠体
1内部に配設されるようになっている。このとき、第1
アーム部5eのスリット部5gは、側板1aから外方に
突出されている
が、枠体1の側板1aの丸孔1gに挿入されて回転可能
に支持され、第2アーム部5fが、側板1cの半円状の
支持部1j内に位置されて、第2連動部材5は、回動可
能で、且つ、一端部である凸部5iが上下動可能に枠体
1内部に配設されるようになっている。このとき、第1
アーム部5eのスリット部5gは、側板1aから外方に
突出されている
【0035】また、このスリット部5gには、可動電極
部3aの取付部3eが圧入されて、固着されている。
部3aの取付部3eが圧入されて、固着されている。
【0036】この状態のとき、前記第1連動部材2の回
動軸心と、前記第2連動部材5の回動軸心とが交点を有
するように、直交して枠体1の内部に架設されている。
そして、前記第1、第2連動部材2、5がそれぞれ回動
されるときの回動の中心点の交点は、前述の操作軸4の
傾動中心と一致するようにしている。また、このとき、
操作軸4の第2軸支部4e、4eは、第2連動部材5の
凹部5j、5jに回動可能に当接され、また、第1軸支
部4d、4dは、第1連動部材2の凹部2e、2eに回
動可能に当接されて配設されている。
動軸心と、前記第2連動部材5の回動軸心とが交点を有
するように、直交して枠体1の内部に架設されている。
そして、前記第1、第2連動部材2、5がそれぞれ回動
されるときの回動の中心点の交点は、前述の操作軸4の
傾動中心と一致するようにしている。また、このとき、
操作軸4の第2軸支部4e、4eは、第2連動部材5の
凹部5j、5jに回動可能に当接され、また、第1軸支
部4d、4dは、第1連動部材2の凹部2e、2eに回
動可能に当接されて配設されている。
【0037】この操作体6は、合成樹脂材料から成り、
成形加工によって形成され、一方の端部側(下方側)に
は、外形が円板状で、底面が平坦で、底面の周縁に所定
の半径Rであるように面取り形成された基部6aを有
し、この基部6aの中央部に外方に向けて突出する筒状
のボス部6bが突出形成され、このボス部6bの中央に
軸孔6cが形成されている。
成形加工によって形成され、一方の端部側(下方側)に
は、外形が円板状で、底面が平坦で、底面の周縁に所定
の半径Rであるように面取り形成された基部6aを有
し、この基部6aの中央部に外方に向けて突出する筒状
のボス部6bが突出形成され、このボス部6bの中央に
軸孔6cが形成されている。
【0038】そして、前記操作体6は、操作軸4の軸部
4cを軸孔6cに挿入すると共に、ボス部6bを筒部4
bの収納部(図示せず)に移動可能に挿入させている。
この状態のとき、操作軸4の軸心と、操作体6の軸孔6
cの軸心とは、一致している。
4cを軸孔6cに挿入すると共に、ボス部6bを筒部4
bの収納部(図示せず)に移動可能に挿入させている。
この状態のとき、操作軸4の軸心と、操作体6の軸孔6
cの軸心とは、一致している。
【0039】そして、前記復帰バネ7は、軸部4cに挿
入されると共に、上下の巻端部が、筒部4b内の収納部
(図示せず)の天井面と、操作体6のボス部6b上面と
にそれぞれ弾接して配設される。そして、摘み部4a側
の一端部(上巻端側)は、筒部4bの内壁にガイドさ
れ、復帰バネ7の前後左右の動きが規制されるようにな
っている。
入されると共に、上下の巻端部が、筒部4b内の収納部
(図示せず)の天井面と、操作体6のボス部6b上面と
にそれぞれ弾接して配設される。そして、摘み部4a側
の一端部(上巻端側)は、筒部4bの内壁にガイドさ
れ、復帰バネ7の前後左右の動きが規制されるようにな
っている。
【0040】底板8は、絶縁材料から成り、外形が略矩
形に形成され、所定の箇所に設けられた3個で一組であ
る角孔8aと、4個の端子孔8bと、複数個のネジ孔8
cとが形成されている。この底板8は、枠体1の下部を
蓋閉するように配設され、このとき底板8の一方の表面
に復帰バネ7の弾性力で操作体6の基部6aが弾接され
ている。
形に形成され、所定の箇所に設けられた3個で一組であ
る角孔8aと、4個の端子孔8bと、複数個のネジ孔8
cとが形成されている。この底板8は、枠体1の下部を
蓋閉するように配設され、このとき底板8の一方の表面
に復帰バネ7の弾性力で操作体6の基部6aが弾接され
ている。
【0041】この底板8の各角孔8aに第1、第2固定
電極部3b、3dの各端子部3f、3gと接地電極部3
cの端子部3hとがそれぞれ挿通され、半田付けによっ
て各電極部3b、3d、3cが底板8に固着されてい
る。また、この底板8は、いわゆるプリント配線基板に
よって形成されている。このプリント配線基板による底
板8と、枠体1とはネジ10によって一体化されてい
る。
電極部3b、3dの各端子部3f、3gと接地電極部3
cの端子部3hとがそれぞれ挿通され、半田付けによっ
て各電極部3b、3d、3cが底板8に固着されてい
る。また、この底板8は、いわゆるプリント配線基板に
よって形成されている。このプリント配線基板による底
板8と、枠体1とはネジ10によって一体化されてい
る。
【0042】前記枠体1の取付部1kに取り付けられる
電気部品としての押釦スイッチ9は、内部のスイッチ回
路(図示せず)をON(オン)/OFF(オフ)するこ
とが出来るステム部9aと、内部のスイッチ回路を密閉
するケース9bと、このケース9bの側面から下方に延
びる複数本(例えば、4本)の取付端子9cとが形成さ
れている。この押釦スイッチ9は、底板8上に載置さ
れ、このときと取付端子9cは、プリント配線基板から
成る底板8の端子孔8bに挿通され、外方に突出されて
いる。
電気部品としての押釦スイッチ9は、内部のスイッチ回
路(図示せず)をON(オン)/OFF(オフ)するこ
とが出来るステム部9aと、内部のスイッチ回路を密閉
するケース9bと、このケース9bの側面から下方に延
びる複数本(例えば、4本)の取付端子9cとが形成さ
れている。この押釦スイッチ9は、底板8上に載置さ
れ、このときと取付端子9cは、プリント配線基板から
成る底板8の端子孔8bに挿通され、外方に突出されて
いる。
【0043】また、この押釦スイッチ9のステム部9a
上には、前記第2アーム部5fの凸部5iが位置するよ
うになっている。
上には、前記第2アーム部5fの凸部5iが位置するよ
うになっている。
【0044】次に、本発明の多方向入力装置の動作につ
いて説明する。先ず、操作軸4の摘み部4aに操作力が
加わっていない無負荷のときは、図1に示すように復帰
バネ7の弾性力によって、操作体6の基部6aがプリン
ト配線基板からなる底板8の表面に弾接されて、基部6
aが水平状態になると共に、操作軸4が底板8に対して
直立(垂直)の中立状態になっている。
いて説明する。先ず、操作軸4の摘み部4aに操作力が
加わっていない無負荷のときは、図1に示すように復帰
バネ7の弾性力によって、操作体6の基部6aがプリン
ト配線基板からなる底板8の表面に弾接されて、基部6
aが水平状態になると共に、操作軸4が底板8に対して
直立(垂直)の中立状態になっている。
【0045】この垂直の位置にあるとき第1固定電極部
3b、及び第2固定電極部3dのそれぞれの可動電極部
3aとの対向面積は等しい対向面積であるように配置さ
れている。この状態のとき、第1固定電極部3bと可動
電極部3aとの間、及び第2固定電極部3dと可動電極
部3aとの間のそれぞれの静電容量は、可動電極部3a
と対向した接地電極部3cを介してそれぞれ検出するよ
うに構成されている。また、この状態のとき、第1固定
電極部3bと可動電極部3aとの間の静電容量値と、第
2固定電極部3dと可動電極部3aとの間の静電容量値
とは、等しい静電容量値に維持されている。
3b、及び第2固定電極部3dのそれぞれの可動電極部
3aとの対向面積は等しい対向面積であるように配置さ
れている。この状態のとき、第1固定電極部3bと可動
電極部3aとの間、及び第2固定電極部3dと可動電極
部3aとの間のそれぞれの静電容量は、可動電極部3a
と対向した接地電極部3cを介してそれぞれ検出するよ
うに構成されている。また、この状態のとき、第1固定
電極部3bと可動電極部3aとの間の静電容量値と、第
2固定電極部3dと可動電極部3aとの間の静電容量値
とは、等しい静電容量値に維持されている。
【0046】この中立状態の操作軸4の摘み部4aに、
第1連動部材2の第1長溝2dと平行な矢印B方向の操
作力を加えて、操作軸4を傾動(傾斜操作)させると、
第2連動部材5が第1と第2アーム部5e、5fを中心
として回動すると共に、操作軸4は、回動し、操作体6
の基部6aの底面が底板8上を摺接移動し、基部6aの
外周部側の一部が底板8の上に位置して、操作体6が傾
斜する。この状態のとき、操作体6は、復帰バネ7の弾
性力によって、基部6aの外周縁部側の一部が底板8の
上に弾圧される。
第1連動部材2の第1長溝2dと平行な矢印B方向の操
作力を加えて、操作軸4を傾動(傾斜操作)させると、
第2連動部材5が第1と第2アーム部5e、5fを中心
として回動すると共に、操作軸4は、回動し、操作体6
の基部6aの底面が底板8上を摺接移動し、基部6aの
外周部側の一部が底板8の上に位置して、操作体6が傾
斜する。この状態のとき、操作体6は、復帰バネ7の弾
性力によって、基部6aの外周縁部側の一部が底板8の
上に弾圧される。
【0047】前記操作軸4を傾動させて第2連動部材5
が回動すると、第1アーム部5eのスリット部5gに圧
入・係合されている可動電極部3aが回転して、可変蓄
電器3の静電容量値が変化する。即ち、第1固定電極部
3bと可動電極部3aとの間、及び第2固定電極部3d
と可動電極部3aとの間のそれぞれの静電容量値が変化
する。この状態のとき、例えば、第1固定電極部3bと
可動電極部3aとの間の静電容量値は増加し、一方第2
固定電極部3dと可動電極部3aとの間の静電容量値は
減少するように動作し、この各静電容量値を演算し、こ
れによって操作軸4の傾動の方向や速度を検出する。
が回動すると、第1アーム部5eのスリット部5gに圧
入・係合されている可動電極部3aが回転して、可変蓄
電器3の静電容量値が変化する。即ち、第1固定電極部
3bと可動電極部3aとの間、及び第2固定電極部3d
と可動電極部3aとの間のそれぞれの静電容量値が変化
する。この状態のとき、例えば、第1固定電極部3bと
可動電極部3aとの間の静電容量値は増加し、一方第2
固定電極部3dと可動電極部3aとの間の静電容量値は
減少するように動作し、この各静電容量値を演算し、こ
れによって操作軸4の傾動の方向や速度を検出する。
【0048】そして、枠体1の側壁1aの外側の近傍に
配置・取り付けられている可変蓄電器3の操作が終了し
て、操作軸4に加えていた操作力を解除すると、この状
態の復帰バネ7の収縮率は、操作軸4が直立の中立状態
のときの復帰バネ7の収縮率より高まっていることか
ら、復帰バネ7のこの弾性力で、元の中立状態に復帰す
る。このとき、例えば第1固定電極部3bと可動電極部
3aとの間の静電容量値は減少し、一方第2固定電極部
3dと可動電極部3aとの間の静電容量値は増加するよ
うに動作する。
配置・取り付けられている可変蓄電器3の操作が終了し
て、操作軸4に加えていた操作力を解除すると、この状
態の復帰バネ7の収縮率は、操作軸4が直立の中立状態
のときの復帰バネ7の収縮率より高まっていることか
ら、復帰バネ7のこの弾性力で、元の中立状態に復帰す
る。このとき、例えば第1固定電極部3bと可動電極部
3aとの間の静電容量値は減少し、一方第2固定電極部
3dと可動電極部3aとの間の静電容量値は増加するよ
うに動作する。
【0049】また、中立状態の操作軸4に、第1連動部
材2の第1長溝2dに直交する矢印A方向の操作力を加
えて、操作軸4を傾動(傾斜操作)させると、第1連動
部材2が回動する。この第1連動部材2が回動すると、
前述と同様に可動電極部3aが回転して、可変蓄電器3
の静電容量値が変化する。
材2の第1長溝2dに直交する矢印A方向の操作力を加
えて、操作軸4を傾動(傾斜操作)させると、第1連動
部材2が回動する。この第1連動部材2が回動すると、
前述と同様に可動電極部3aが回転して、可変蓄電器3
の静電容量値が変化する。
【0050】そして、側壁1cの外側に配置・取り付け
られている可変蓄電器3の操作が終了して、操作軸4に
加えていた操作力を解除すると、前述と同様に、この状
態の復帰バネ7の収縮率は、操作軸4が直立(垂直)の
中立状態のときの復帰バネ7の収縮率より高まっている
ことから、復帰バネ7のこの弾性力で、元の中立状態に
復帰する。
られている可変蓄電器3の操作が終了して、操作軸4に
加えていた操作力を解除すると、前述と同様に、この状
態の復帰バネ7の収縮率は、操作軸4が直立(垂直)の
中立状態のときの復帰バネ7の収縮率より高まっている
ことから、復帰バネ7のこの弾性力で、元の中立状態に
復帰する。
【0051】上述の如く、操作軸4のそれぞれ矢印A、
B方向への傾動によって、各可変蓄電器3、3が操作さ
れ、各静電容量値が得られるが、この操作軸4の傾動方
向は、これに限定されず、任意の方向への傾動であって
も、各可変蓄電器3、3が操作され、各静電容量値が得
られるように動作するものである。即ち、第1固定電極
部3bと可動電極部3aとの間、及び第2固定電極部3
dと可動電極部3aとの間のそれぞれの静電容量値の変
化を検出し、それぞれの静電容量値を演算(例えば、引
き算)して、この演算結果から操作軸4の傾動方向と傾
動速度などとを導き出し、これによって、例えば、カー
ソルなどを駆動するようにしている。
B方向への傾動によって、各可変蓄電器3、3が操作さ
れ、各静電容量値が得られるが、この操作軸4の傾動方
向は、これに限定されず、任意の方向への傾動であって
も、各可変蓄電器3、3が操作され、各静電容量値が得
られるように動作するものである。即ち、第1固定電極
部3bと可動電極部3aとの間、及び第2固定電極部3
dと可動電極部3aとの間のそれぞれの静電容量値の変
化を検出し、それぞれの静電容量値を演算(例えば、引
き算)して、この演算結果から操作軸4の傾動方向と傾
動速度などとを導き出し、これによって、例えば、カー
ソルなどを駆動するようにしている。
【0052】次に、押釦スイッチ9の操作は、図1に示
す中立状態の操作軸4を矢印C方向の下方に加重を加え
て押圧する。すると、操作軸4が下方に押圧・移動さ
れ、この操作軸4の移動によって、前記枠体1の側壁1
aの丸孔1gに挿入されている第2連動部材5の第1ア
ーム部5eを支点として、側壁1cの略半円状の支持部
1j内に配設された第2アーム部5fが下方側に移動す
る。すると、枠体1の支持部1jから外方に突出してい
る一端部の凸部5iが押釦スイッチ9のステム部9aを
押圧して押釦スイッチ9のON/OFF操作をすること
が出来る。
す中立状態の操作軸4を矢印C方向の下方に加重を加え
て押圧する。すると、操作軸4が下方に押圧・移動さ
れ、この操作軸4の移動によって、前記枠体1の側壁1
aの丸孔1gに挿入されている第2連動部材5の第1ア
ーム部5eを支点として、側壁1cの略半円状の支持部
1j内に配設された第2アーム部5fが下方側に移動す
る。すると、枠体1の支持部1jから外方に突出してい
る一端部の凸部5iが押釦スイッチ9のステム部9aを
押圧して押釦スイッチ9のON/OFF操作をすること
が出来る。
【0053】前記操作軸4の矢印C方向への押圧は、操
作軸4が中立状態だけではなく、操作軸4を傾動させ
て、可変蓄電器3の静電容量値が任意の所定の値になっ
た時点で押圧することが出来るようになっている。
作軸4が中立状態だけではなく、操作軸4を傾動させ
て、可変蓄電器3の静電容量値が任意の所定の値になっ
た時点で押圧することが出来るようになっている。
【0054】また、本発明の多方向入力装置の実施の形
態では、固定電極部を第1、第2固定電極部3b、3d
と、接地電極部3cとによって形成したが、これに限定
されず、例えば、一対の第1、第2固定電極部のみによ
る形成と成し、一方の固定電極部と可変電極部との間の
静電容量を検出するときは、他方の固定電極部を接地電
極部として見なすように各固定電極部を切り換えて行う
ものであっても良い。また、第1固定電極部のみによる
形成や、第1固定電極部と接地電極部とによって形成し
ても良いことは勿論である。
態では、固定電極部を第1、第2固定電極部3b、3d
と、接地電極部3cとによって形成したが、これに限定
されず、例えば、一対の第1、第2固定電極部のみによ
る形成と成し、一方の固定電極部と可変電極部との間の
静電容量を検出するときは、他方の固定電極部を接地電
極部として見なすように各固定電極部を切り換えて行う
ものであっても良い。また、第1固定電極部のみによる
形成や、第1固定電極部と接地電極部とによって形成し
ても良いことは勿論である。
【0055】また、本発明の多方向入力装置の実施の形
態では、操作軸4、底板8を合成樹脂材料で形成した
が、強度や、寿命による削れ防止等の問題から、ダイカ
スト等の金属材料で形成しても良い。
態では、操作軸4、底板8を合成樹脂材料で形成した
が、強度や、寿命による削れ防止等の問題から、ダイカ
スト等の金属材料で形成しても良い。
【0056】
【発明の効果】以上のように、本発明の多方向入力装置
は、第1連動部材と第2連動部材とにそれぞれ可変電極
部を固着し、プリント配線基板に可動電極部に対向して
固定電極部を固着し、操作軸の操作によって第1連動部
材と第2連動部材とが第1長溝と第2長溝との各長手方
向を中心として回動することにより、可動電極部を回動
し、可動電極部と固定電極部との対向面積が可変され、
可動電極部と固定電極部との間の静電容量の変化を検出
して操作軸の操作の方向を得るようにしたことによっ
て、可変電極部と固定電極部との固着が容易に出来、且
つ、部品点数が少ないことから安価な多方向入力装置を
提供することが出来るという効果を奏する。
は、第1連動部材と第2連動部材とにそれぞれ可変電極
部を固着し、プリント配線基板に可動電極部に対向して
固定電極部を固着し、操作軸の操作によって第1連動部
材と第2連動部材とが第1長溝と第2長溝との各長手方
向を中心として回動することにより、可動電極部を回動
し、可動電極部と固定電極部との対向面積が可変され、
可動電極部と固定電極部との間の静電容量の変化を検出
して操作軸の操作の方向を得るようにしたことによっ
て、可変電極部と固定電極部との固着が容易に出来、且
つ、部品点数が少ないことから安価な多方向入力装置を
提供することが出来るという効果を奏する。
【0057】また、本発明の多方向入力装置は、第1連
動部材の一方の端部と第2連動部材の一方の端部とが枠
体から外方に突出し、各端部に可動電極部が固着され、
且つ、固定電極部が枠体の外に配設されていることによ
って、可動電極部の第1連動部材と第2連動部材との各
端部への固着が、各端部が枠体から外方に突出している
ことから一層容易であり、更に、枠体の外に固定電極部
が配設されていることもあって、固定電極部の固着も一
層容易であり、このことから安価な多方向入力装置を提
供することが出来る。
動部材の一方の端部と第2連動部材の一方の端部とが枠
体から外方に突出し、各端部に可動電極部が固着され、
且つ、固定電極部が枠体の外に配設されていることによ
って、可動電極部の第1連動部材と第2連動部材との各
端部への固着が、各端部が枠体から外方に突出している
ことから一層容易であり、更に、枠体の外に固定電極部
が配設されていることもあって、固定電極部の固着も一
層容易であり、このことから安価な多方向入力装置を提
供することが出来る。
【0058】また、本発明の多方向入力装置は、接地電
極部と第1固定電極部とは共に可動電極部に対向し、可
動電極部の回動による第1固定電極部と可動電極部との
間の静電容量変化を、可動電極部と対向した接地電極部
を介して検出するようにしたことによって、第1固定電
極部と可動電極部と接地電極部とによる電気回路が構成
されるため、可動電極部の配線が不要になり、よって各
電極部の引き回しが簡単になり、製造コストが安価な多
方向入力装置を提供することができる。
極部と第1固定電極部とは共に可動電極部に対向し、可
動電極部の回動による第1固定電極部と可動電極部との
間の静電容量変化を、可動電極部と対向した接地電極部
を介して検出するようにしたことによって、第1固定電
極部と可動電極部と接地電極部とによる電気回路が構成
されるため、可動電極部の配線が不要になり、よって各
電極部の引き回しが簡単になり、製造コストが安価な多
方向入力装置を提供することができる。
【0059】また、本発明の多方向入力装置は、操作軸
がプリント配線基板に対して垂直の位置にあるとき、第
1固定電極部、及び第2固定電極部のそれぞれの可動電
極部との対向面積が等しい対向面積であって、可動電極
部の回動による第1固定電極部と可動電極部との間、及
び第2固定電極部と可動電極部との間のそれぞれの静電
容量変化を、可動電極部と対向した接地電極部を介して
それぞれ検出するようにしたことによって、操作軸がプ
リント配線基板に対して垂直の位置にあるときが、この
多方向入力装置での中立点であるということが容易に検
出することが出来る。この検出にて、この多方向入力装
置の傾動による操作性を良好に維持することが出来る。
がプリント配線基板に対して垂直の位置にあるとき、第
1固定電極部、及び第2固定電極部のそれぞれの可動電
極部との対向面積が等しい対向面積であって、可動電極
部の回動による第1固定電極部と可動電極部との間、及
び第2固定電極部と可動電極部との間のそれぞれの静電
容量変化を、可動電極部と対向した接地電極部を介して
それぞれ検出するようにしたことによって、操作軸がプ
リント配線基板に対して垂直の位置にあるときが、この
多方向入力装置での中立点であるということが容易に検
出することが出来る。この検出にて、この多方向入力装
置の傾動による操作性を良好に維持することが出来る。
【0060】また、本発明の多方向入力装置は、可動電
極部となる金属板が、第1連動部材と第2連動部材に設
けたスリット部にそれぞれ圧入され、且つ、固定電極部
となる金属板が、プリント配線基板に直接半田付けされ
ることによって、可動電極部と固定電極部との配設が極
めて容易であり、安価な多方向入力装置を提供出来る。
極部となる金属板が、第1連動部材と第2連動部材に設
けたスリット部にそれぞれ圧入され、且つ、固定電極部
となる金属板が、プリント配線基板に直接半田付けされ
ることによって、可動電極部と固定電極部との配設が極
めて容易であり、安価な多方向入力装置を提供出来る。
【図1】本発明の多方向入力装置の実施の形態を示す分
解斜視図である。
解斜視図である。
【図2】従来の多方向入力装置を示す縦断面図である。
【図3】従来の多方向入力装置を示す横断面図である。
【符号の説明】 1 枠体 1a〜1d 側壁 1e 上壁 1f 操作孔 1g 丸孔 1j 支持部 2 第1連動部材 2a 支持部 2d 第1長溝 2c 側壁 2f 第1アーム部 2g 第2アーム部 3 可変蓄電器 3a 可動電極部 3b 第1固定電極部 3c 接地電極部 3d 第2固定電極部 4 操作軸 4a 摘み部 4b 筒部 4c 軸部 5 第2連動部材 5a 支持部 5b、5c 側壁 5d 第2長溝 5e 第1アーム部 5f 第2アーム部 5g スリット部 6 操作体 6a 基部 6b ボス部 6c 軸孔 7 復帰バネ 8 底板(プリント配線基板) 9 押釦スイッチ 9a ステム部
Claims (5)
- 【請求項1】長手方向に第1長溝を有する第1連動部材
と、該第1連動部材の長手方向と直交する方向に配設さ
れ、長手方向に第2長溝を有する第2連動部材と、前記
第1連動部材と前記第2連動部材とを回動可能に内部に
架設する枠体と、前記枠体の下部を蓋閉するプリント配
線基板と、前記第1長溝と前記第2長溝とに挿通され、
前記第1、第2連動部材に支持され、前記第1長溝と前
記第2長溝との各長手方向に傾斜操作する操作軸とを備
え、前記第1連動部材と前記第2連動部材とにそれぞれ
可変電極部を固着し、前記プリント配線基板に前記可動
電極部に対向して固定電極部を固着し、前記操作軸の操
作によって前記第1連動部材と前記第2連動部材とが前
記第1長溝と前記第2長溝との各長手方向を中心として
回動することにより、前記可動電極部を回動し、前記可
動電極部と前記固定電極部との対向面積が可変され、前
記可動電極部と前記固定電極部との間の静電容量の変化
を検出して前記操作軸の操作の方向を得るようにしたこ
とを特徴とする多方向入力装置。 - 【請求項2】前記第1連動部材の一方の端部と前記第2
連動部材の一方の端部とが前記枠体から外方に突出し、
各端部に前記可動電極部が固着され、且つ、前記固定電
極部が前記枠体の外に配設されていることを特徴とする
請求項1記載の多方向入力装置。 - 【請求項3】前記固定電極部が、接地電極部と、該接地
電極部に併設された第1固定電極部とを有し、前記接地
電極部と前記第1固定電極部とは共に前記可動電極部に
対向し、前記可動電極部の回動による前記第1固定電極
部と前記可動電極部との間の静電容量変化を、前記可動
電極部と対向した前記接地電極部を介して検出するよう
にしたことを特徴とする請求項1、又は2記載の多方向
入力装置。 - 【請求項4】前記固定電極部が、接地電極部と、該接地
電極部の両側に併設された一対の第1固定電極部と第2
固定電極部とを有し、前記接地電極部と前記第1、第2
固定電極部とは共に前記可動電極部に対向し、前記操作
軸が前記プリント配線基板に対して垂直の位置にあると
き、前記第1固定電極部、及び前記第2固定電極部のそ
れぞれの前記可動電極部との対向面積が等しい対向面積
であって、前記可動電極部の回動による前記第1固定電
極部と前記可動電極部との間、及び前記第2固定電極部
と前記可動電極部との間のそれぞれの静電容量変化を、
前記可動電極部と対向した前記接地電極部を介してそれ
ぞれ検出するようにしたことを特徴とする請求項1、又
は2記載の多方向入力装置。 - 【請求項5】前記可動電極部と前記固定電極部とが、金
属板によって形成され、前記可動電極部となる金属板の
一端部が、前記第1連動部材と前記第2連動部材に設け
たスリット部にそれぞれ圧入され、且つ、前記固定電極
部となる金属板が、前記プリント配線基板に直接半田付
けされることを特徴とする請求項1、2、3、又は4記
載の多方向入力装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000067165A JP2001250456A (ja) | 2000-03-07 | 2000-03-07 | 多方向入力装置 |
US09/800,837 US6504115B2 (en) | 2000-03-07 | 2001-03-07 | Multidirectional input device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000067165A JP2001250456A (ja) | 2000-03-07 | 2000-03-07 | 多方向入力装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001250456A true JP2001250456A (ja) | 2001-09-14 |
Family
ID=18586404
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000067165A Withdrawn JP2001250456A (ja) | 2000-03-07 | 2000-03-07 | 多方向入力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001250456A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103000434A (zh) * | 2011-09-15 | 2013-03-27 | 阿尔卑斯电气株式会社 | 多方向输入装置 |
JP2016062652A (ja) * | 2014-09-12 | 2016-04-25 | アルプス電気株式会社 | 位置検出装置 |
JP2020053123A (ja) * | 2018-09-25 | 2020-04-02 | ホシデン株式会社 | 多方向入力装置 |
WO2022000712A1 (zh) * | 2020-06-29 | 2022-01-06 | 深圳市致尚科技股份有限公司 | 多方向输入装置、手柄及游戏机 |
CN118477302A (zh) * | 2024-06-12 | 2024-08-13 | 深圳市达实智控科技股份有限公司 | 用于摇杆装置的信号触发机构、信号触发方法及游戏手柄 |
-
2000
- 2000-03-07 JP JP2000067165A patent/JP2001250456A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103000434A (zh) * | 2011-09-15 | 2013-03-27 | 阿尔卑斯电气株式会社 | 多方向输入装置 |
JP2016062652A (ja) * | 2014-09-12 | 2016-04-25 | アルプス電気株式会社 | 位置検出装置 |
JP2020053123A (ja) * | 2018-09-25 | 2020-04-02 | ホシデン株式会社 | 多方向入力装置 |
JP7021040B2 (ja) | 2018-09-25 | 2022-02-16 | ホシデン株式会社 | 多方向入力装置 |
WO2022000712A1 (zh) * | 2020-06-29 | 2022-01-06 | 深圳市致尚科技股份有限公司 | 多方向输入装置、手柄及游戏机 |
CN118477302A (zh) * | 2024-06-12 | 2024-08-13 | 深圳市达实智控科技股份有限公司 | 用于摇杆装置的信号触发机构、信号触发方法及游戏手柄 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060327 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060711 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20060824 |