JP2001248455A - 内燃機関 - Google Patents
内燃機関Info
- Publication number
- JP2001248455A JP2001248455A JP2000056768A JP2000056768A JP2001248455A JP 2001248455 A JP2001248455 A JP 2001248455A JP 2000056768 A JP2000056768 A JP 2000056768A JP 2000056768 A JP2000056768 A JP 2000056768A JP 2001248455 A JP2001248455 A JP 2001248455A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fixed shaft
- hollow fixed
- cylinder
- piston
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Reciprocating Pumps (AREA)
- Characterised By The Charging Evacuation (AREA)
Abstract
式の内燃機関を提供する。 【解決手段】 中空の固定軸10の周りにシリンダブロ
ック11を回転自在に支持する。シリンダブロック11
は、中空固定軸10を挟んで対向する一対のシリンダ1
3を備えており、各シリンダにはピストン15を摺動自
在に嵌装する。各ピストンにはピン16を介してピスト
ンロッド17の上端を枢支する。中空固定軸10の内部
に偏心した状態で支持軸20を固定し、この軸にピスト
ンロッドの下端を回転自在に支持する。各シリンダ13
の両側にあけた給排気ポート25、26から給気管27
と排気管28がそれぞれ延びており、それらの先は、中
空固定軸10の周りに摺動自在に支持されたリング3
0、31に結合されている。一方、リング30、31が
摺接する個所の中空固定軸10には、円周方向に細長い
給気ポート35および排気ポート36が穿設されてい
る。給気ポート35は羽根車21の出口に繋がる給気路
38に繋がっており、排気ポート36は支持板18左側
の排気路39に繋がっている。
Description
動車、小型船舶等に用いる内燃機関に関する。
プロピストン式であるが、このタイプはもともと振動が
大きく、シリンダの数を多くするなどの振動対策に多く
の費用がかかる。これに対して、ロータリピストン式の
エンジンがあるが、これは振動が少ないが、ピストンと
シリンダの間のシールが破損しやすい欠点がある。
なく、しかも、シール構造が簡単なピストン式の内燃機
関を提供することを課題とする。
中空固定軸の周りに、少なくとも一対の対向するシリン
ダを回転自在に支持し、各シリンダの内部にピストンを
往復動自在に嵌装する。中空固定軸に対し偏心した位置
に支持軸を支持し、この軸に、ピストンロッドの一端を
回動自在に支持し、ピストンロッドの先をピストンピン
を介してピストンに結合する。したがって、シリンダが
中空固定軸周りに回転すると、シリンダの中のピストン
もシリンダと一緒に回転するが、ピストンロッドの一端
は、中空固定軸から偏心した支持軸に支持されているの
で、ピストンはシリンダの中を往復動する。そこで、シ
リンダ容積が増加する行程でシリンダに空気と燃料の混
合ガスを導入し、これを充分圧縮してから点火燃焼さ
せ、生じた排ガスを排出するようにすれば、連続的に回
転し、これから回転エネルギーを取り出すことができ
る。
に、それぞれ固有の軸の周りに回転するので、従来のレ
シプロエンジンに比べて振動が少ないと特徴がある。シ
リンダは、中空回転軸を挟んで対向するように配置する
と、ピストンが正反対の動きをするので、振動が特に少
なくなる。したがって、シリンダの数は2またはその倍
数とすることが好ましい。このエンジンは、2ストロー
クサイクルでも、4ストロークサイクルでも運転可能で
ある。
の側部から、先端が中空固定軸に摺接するように給気管
27と排気管28とを導く。この給気管27を中空固定
軸内に形成された給気路38と連通するために、中空固
定軸10に給気ポート35を穿設する。同様に、排気管
28を中空固定軸内に形成された排気路39と連通する
ために、中空固定軸10に排気ポート36を穿設する。
このようにすれば、中空固定軸の中から、シリンダへの
給排気が可能になり、シリンダに可動弁を設ける必要が
ない。したがって、構造がシンプルになり、維持管理も
容易である。
いっしょに回る送風羽根車を設け、羽根車で給気をシリ
ンダの中に押し込むようにすれば、シリンダから排気が
逆流するのを防止することができる。
定軸10の周りにシリンダブロック11を回転自在に支
持する。符号12はシリンダブロックを支えるローラベ
アリングである。シリンダブロック11は、中空固定軸
10を挟んで対向する一対のシリンダ13を備えてお
り、各シリンダにピストン15を摺動自在に嵌装する。
各ピストンにはピン16を介してピストンロッド17の
上端を枢支する。
の支持板18、19を固定し、それら支持板の間に、中
空固定軸に対し偏心して支持軸20を固定する。この支
持軸に送風機としての羽根車21を回転自在に支持し、
この羽根車の外筒21aに前記ピストンロッド17の下
端を固定する。符号22は羽根車21を支えるニードル
ベアリングである。
根車21の吸込口21bと吐出口21cを穿設し、これ
らの2つの口を分離する仕切壁23を中空固定軸10の
内部に設ける。各シリンダ13の両側にあけた給排気ポ
ート25、26から給気管27と排気管28がそれぞれ
延びており、それらの先は、中空固定軸10の周りに摺
動自在に支持されたリング30、31に結合する。一
方、リング30、31が摺接する個所の中空固定軸10
には、円周方向に細長い給気ポート35および排気ポー
ト36をそれぞれ穿設する。給気ポート35は羽根車2
1の出口に繋がる給気路38に繋がっており、排気ポー
ト36は支持板18左側の排気路39に繋がっている。
ける。燃料には潤滑油を混合したものを用いる。中空固
定軸の左側にあるのはマフラー41である。各シリンダ
13には点火プラグ42を設ける。点火コイル43はシ
リンダ側に固定し、対するマグネット44は中空固定軸
側に固定し、点火プラグにタイミングよく電流を流すよ
うにする。
これに噛合するピニオン47を出力軸48に取り付け
る。符号は始動モータ50であり、その軸に取り付けら
れたピニオン51も平歯車46に噛合する。
ブロック11は中空固定軸10の周りを回転する。各シ
リンダ13のピストン15から延びるピストンロッド1
7は支持軸20に支持されており、支持軸は中空固定軸
から偏心しているので、シリンダブロック11が回転す
ると、各シリンダの中でピストンが往復動する。そし
て、2つのシリンダでは、ピストンが常に正反対の動き
をする。図において、上のシリンダはピストンが中にい
っぱいに入った上死点にあり(A状態)、下のシリンダ
はピストンが最も抜けて下死点にある(C状態)。図2
において、AからCへ至る行程の中間をB状態、Cから
Aに至る行程の中間をD状態として示す。
において圧縮されたシリンダ13内の混合気に点火プラ
グ42で着火される。混合気体は爆発的に燃焼、膨張
し、ピストン15を押し下げながら当該シリンダはB、
さらにはCに向って回転する。当該シリンダがC状態に
近づくと、ピストンが抜けてシリンダの給排気ポート2
5、26が開く。さらに、給気管27の管端が中空固定
軸10の給気ポート35の上に乗り、給気管27を介し
てシリンダ内部と中空固定軸内の給気路38が連通す
る。こうなると、キャブレター40で作られた気化燃料
と空気の混合気は吸込口21bから羽根車21の中に吸
い込まれる。羽根車21はシリンダブロック11と共に
回転しており、羽根車に吸い込まれた混合気は勢いを増
して反対側から送り出される。送り出された混合気は羽
根車の外側に回り込んで給気路38に達し、ここから、
中空固定軸10に穿たれた給気ポート35を通って給気
管27の中に達し、当該シリンダの中に吸込まれる。
中空固定軸の排気ポート36の上に乗り、排気管28を
介してシリンダ内部と中空固定軸内の排気路39が連通
する。そして、シリンダ容積が徐々に小さくなるので、
シリンダ内の排気ガスが押し出され、排気管28を通っ
て中空固定軸内の排気路39に入り、マフラー41を通
って外部に排出される。
置き換わり、D状態を過ぎるころから、エンジンは圧縮
行程に入り、A状態で点火される。こうして、エンジン
は連続的に回転し、その出力は出力軸48から取り出さ
れる。
Claims (3)
- 【請求項1】 中空の固定軸と、該中空固定軸の周りに
回転自在に支持され、該中空固定軸を挟んで対向する少
なくとも一対のシリンダと、各シリンダの内部に往復動
自在に嵌装されたピストンと、該中空固定軸に支持さ
れ、該中空固定軸に対して偏心している支持軸と、該支
持軸の周りに一端が回動自在に支持されたピストンロッ
ドと、該ピストンロッドと該ピストンを繋ぐピストンピ
ンからなる内燃機関。 - 【請求項2】 さらに、該シリンダの側部から導かれ、
先端が該中空固定軸に摺接する給気管と、同じく、該シ
リンダの側部から導かれ、先端が該中空固定軸に摺接す
る排気管と、該中空固定軸内に形成された給気路と該給
気管を連通する、該中空固定軸に穿設された給気ポート
と、該中空固定軸内に形成された排気路と該排気管を連
通する、該中空固定軸に穿設された排気ポートを有する
請求項1に記載の内燃機関。 - 【請求項3】 該支持軸の周りに、該ピストンロッドと
いっしょに回る送風羽根車を設けた請求項1または2に
記載の内燃機関。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000056768A JP4431245B2 (ja) | 2000-03-02 | 2000-03-02 | 内燃機関 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000056768A JP4431245B2 (ja) | 2000-03-02 | 2000-03-02 | 内燃機関 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001248455A true JP2001248455A (ja) | 2001-09-14 |
JP4431245B2 JP4431245B2 (ja) | 2010-03-10 |
Family
ID=18577658
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000056768A Expired - Lifetime JP4431245B2 (ja) | 2000-03-02 | 2000-03-02 | 内燃機関 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4431245B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111120090A (zh) * | 2020-02-10 | 2020-05-08 | 梁秋萍 | 一种储能式动力装置 |
-
2000
- 2000-03-02 JP JP2000056768A patent/JP4431245B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111120090A (zh) * | 2020-02-10 | 2020-05-08 | 梁秋萍 | 一种储能式动力装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4431245B2 (ja) | 2010-03-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5884590A (en) | Two-stroke engine | |
KR20080011162A (ko) | 이중 피스톤 싸이클 엔진 | |
US20020007815A1 (en) | O-ring type rotary engine | |
WO2006059100A3 (en) | Improvements to reciprocating machines | |
JPH09144554A (ja) | 高効率エンジン | |
JP2015529296A (ja) | 内燃機関のための可変行程機構 | |
WO2000070211B1 (en) | Low emissions two-cycle internal combustion engine | |
JP2001082157A (ja) | 2サイクル内燃エンジン及びこれに用いる掃気ポンプ | |
JPH09209725A (ja) | 内燃機関 | |
JP3089577B2 (ja) | エンジンの過給装置 | |
JP4431245B2 (ja) | 内燃機関 | |
JP2009197737A (ja) | 内燃機関 | |
JPH0216324A (ja) | 2サイクルエンジン | |
CN202926462U (zh) | 一种内燃机 | |
JP2000097038A (ja) | 内燃ロ―タリ・エンジン | |
JP2008038885A (ja) | 圧縮室を持つスコッチヨーク式ガソリンエンジン | |
RU62989U1 (ru) | Свободно-поршневой двигатель-компрессор | |
JP7354482B1 (ja) | レシプロ式内燃機関の吸気または排気の弁機構 | |
JP2001329844A (ja) | 2サイクルエンジン | |
JP3932267B2 (ja) | 2サイクルエンジン | |
JPH09242501A (ja) | 同一シリンダー内に対称的に配置したピストンをもつ 燃焼装置(エンジン) | |
JPS6121553Y2 (ja) | ||
RU2008461C1 (ru) | Двухтактный двигатель внутреннего сгорания | |
CN2502019Y (zh) | 轴管式配气门双燃烧室内燃机 | |
JP3817092B2 (ja) | 2サイクルエンジン |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070221 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090521 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090609 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090701 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090701 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20091208 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20091221 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121225 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4431245 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151225 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |