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JP2001225286A - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置

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Publication number
JP2001225286A
JP2001225286A JP2000034842A JP2000034842A JP2001225286A JP 2001225286 A JP2001225286 A JP 2001225286A JP 2000034842 A JP2000034842 A JP 2000034842A JP 2000034842 A JP2000034842 A JP 2000034842A JP 2001225286 A JP2001225286 A JP 2001225286A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
handling arm
handling
axis robot
axis
arm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000034842A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Kunisaki
晃 国崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nachi Fujikoshi Corp
Original Assignee
Nachi Fujikoshi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nachi Fujikoshi Corp filed Critical Nachi Fujikoshi Corp
Priority to JP2000034842A priority Critical patent/JP2001225286A/ja
Publication of JP2001225286A publication Critical patent/JP2001225286A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 前工程のプレス機械から次工程のプレス機械
へワークを直線的に搬送することができるとともに、ワ
ーク把持部分における振動を小さく抑えることができ、
しかもワークを移送するために十分な移動範囲を確保す
ることができるような搬送装置を提供する。 【解決手段】 一端を多軸ロボット1の先端に支持され
た第1ハンドリングアーム21と、この第1ハンドリング
アーム21の他端に一端を回転自在に結合された第2ハン
ドリングアーム24と、この第2ハンドリングアーム24を
回転駆動させるための駆動装置25と、第2ハンドリング
アーム24の他端に固定された把持装置29と、を有し、把
持装置29を直線移動させる際の移動方向の直線を搬送方
向線としたとき、この搬送方向線に対する第1ハンドリ
ングアーム21の成す角度(θ3 )と搬送方向線に対する
第2ハンドリングアーム24の成す角度(θ4 )とが等し
くなるように多軸ロボット1と駆動装置25とを制御する
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばプレス機械
に隣接して併設され、プレス機械に対しワークの供給、
取り出しを行うことなどのために用いられる搬送装置に
関し、特に、数工程で行われるプレス加工の工程間で、
前工程のプレス機械からワークを取り出し、次工程のプ
レス機械にワークを移送する搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車の外板のような薄鋼板製
の3次元自由曲面をもったプレス成形品は、通常、平板
素材の絞り、外形抜き、曲げ、孔抜き等の数工程の加工
工程を経て形状が作られる。この時、ワークを前工程の
プレス機械の上型と下型の狭い隙間から取り出し、次工
程のプレス機械の上型と下型の狭い隙間へ移送して投入
するための動作(以下、これらの動作をプレス間搬送と
称する)が必要となる。近年、このプレス間搬送は、生
産性向上や3K職場対策のために、多軸ロボット(多関
節ロボット)を用いて行われるようになってきている。
このような作業を行うロボットに関する技術としては、
例えば、特開平9−290391号公報や特開平8−1
41969号公報に開示されているものがある。
【0003】特開平9−290391号公報に開示され
ているロボットは、そのアーム先端にスライド装置を具
備し、そのスライド装置の移動部に把持装置を備えてい
る。かかるロボットは、プレス機械の上型と下型の隙間
からワークを取り出すとき、あるいは次の工程の上型と
下型の隙間にワークを投入するときに、スライド装置を
動作させることにより、把持装置の動作範囲を大きく確
保するというものである。また、特開平8−14196
9号公報に開示されているロボットは、そのアーム先端
に倍尺機構から構成される2つのスライド部を具備し、
この2つのスライド部の動作により、ワークを高速に搬
送させることができるというものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これら従来技
術には以下に述べる問題点がある。すなわち、特開平9
−290391号公報に開示されている装置では、ロボ
ットが前工程のプレス機械からワークを取り出し次工程
のプレス機械へワークを投入する過程において、この公
報の図4に開示されているように、ワークの搬送経路が
曲線状となり、その結果、ロボットの干渉領域が広くな
ったり、搬送距離が長くなるという問題が生じる。一
方、特開平8−141969号公報に開示されている装
置では、2つのスライド部材を用いることによりプレス
機械間でワークを直線的に搬送することができるが、ス
ライド部が2重に構成されているため重量が大きくなる
うえに、剛性が小さいことに起因してツール先端での振
動が大きくなるという問題がある。
【0005】本発明は、上記従来技術の問題点を解決す
るためになされたものであり、前工程のプレス機械から
次工程のプレス機械へワークを直線的に搬送することが
できるとともに、ワーク把持部分における振動を小さく
抑えることができ、しかもワークを移送するために十分
な移動範囲を確保することができるような搬送装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1にかかる発明では、各軸が予め教示され
た量とタイミングで直線あるいは回転方向に駆動、停
止、及び位置決めされるように構成された多軸ロボット
と、一端を多軸ロボットの先端に支持された第1ハンド
リングアームと、この第1ハンドリングアームの他端に
一端を回転自在に結合された第2ハンドリングアーム
と、この第2ハンドリングアームを回転駆動させるため
の駆動装置と、第2ハンドリングアームの他端に固定さ
れた把持装置と、を有し、前記把持装置を直線移動させ
る際の移動方向の直線を搬送方向線としたとき、この搬
送方向線に対する第1ハンドリングアームの成す角度
(θ3 )と搬送方向線に対する第2ハンドリングアーム
の成す角度(θ4 )とが等しくなるように多軸ロボット
と駆動装置とを制御するようにしたことを特徴とする搬
送装置を提供した。
【0007】請求項1にかかる構成としたことにより、
把持装置は多軸ロボットの先端からさらにシーケンシャ
ルに連結された2つのハンドリングアームを介して接続
されることになるので、搬送装置全体の動作範囲を広く
確保できることになり、その結果、多軸ロボットを大型
化することなく、ワークを移送するために十分な移動範
囲を確保することができるものとなる。さらに、ワーク
を直線的に搬送させる際は、この移動方向の直線を搬送
方向線と呼ぶことにすると、搬送方向線に対する第1ハ
ンドリングアームの成す角度(θ3 )と搬送方向線に対
する第2ハンドリングアームの成す角度(θ4 )とが等
しくなるように多軸ロボットと駆動装置とを制御すれば
よいので、例えば前工程のプレス機械から次工程のプレ
ス機械へワークを直線的に搬送することも容易に可能と
なる。また、2つのハンドリングアームをシーケンシャ
ルに連結した構造とすることにより、特開平8−141
969号公報に開示されているようなスライド部が2重
に構成されているものと比して、この部分の重量を軽く
することができる。
【0008】請求項2にかかる発明では、請求項1にか
かる発明において、駆動装置は第1ハンドリングアーム
の多軸ロボット先端側の端部に設けられるとともに、こ
の駆動装置の駆動力は動力伝達部材を介して第2ハンド
リングアームに伝達されるようにした。かかる構成とし
たことにより、第2ハンドリングアームは第1ハンドリ
ングアームの多軸ロボット先端側の端部に設けられた駆
動装置により動作することになるので、例えば、駆動装
置を両ハンドリングアームの連結部分に設けた場合など
に比して、両ハンドリングアームの剛性を低く設定する
ことができたり、剛性が小さいことに起因するツール先
端での振動を低く抑えることができる。
【0009】請求項3にかかる発明では、請求項1また
は2にかかる発明において、駆動装置は多軸ロボットが
有する各駆動軸と同期制御されるようにした。かかる構
成としたことにより、第2ハンドリングアームを回転駆
動させるための駆動装置は、多軸ロボットの各駆動軸の
付加軸(例えば多軸ロボットが6軸構成の場合は第7
軸)として、多軸ロボットの制御装置にて制御されるこ
とになるので、多軸ロボットの各駆動軸が動作中でもイ
ンターロックをとることなしに第2ハンドリングアーム
を回転駆動させることができるものとなり、その結果、
サイクルタイムの短縮を図ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態
における搬送装置及びこの搬送装置の動作を説明するた
めの平面図であり、図2はその側面図である。図3は本
発明の一実施形態におけるハンドリングアーム21、2
4の断面図であり、図4は本発明の一実施形態における
ハンドリングアーム21、24の動作を説明するための
平面図である。図5は前工程のプレス機械4から次工程
のプレス機械5へワーク3を搬送させる過程において、
ワーク3を180°水平反転させる場合における搬送装
置の動作形態を示す平面図である。
【0011】図2に示すように、本実施形態における搬
送装置は、複数の駆動軸を有する多軸ロボット1の先端
が具備する手首16に、シーケンシャルに連結された第
1ハンドリングアーム21及び第2ハンドリングアーム
24が装着され、さらに第2ハンドリングアーム24の
先端に把持装置29を有する構成となっている。
【0012】多軸ロボット1はいわゆる6軸構成の垂直
多関節ロボットである。すなわち、多軸ロボット1は、
床面2に固定設置されたロボットベース11と、ロボッ
トベース11に載置されるとともに垂直軸(I軸)の回
りを回転可能に軸支された旋回胴12と、旋回胴12の
上部に設けられた第1水平軸(II軸)の回りを回転可能
に軸支された前後方向に揺動可能な下アーム13と、こ
の下アーム13と共働する補助リンク14と、下アーム
13の上部に設けられた第2水平軸(III 軸)の回りを
回転可能に軸支された上下方向に揺動可能な水平軸15
と、この水平軸15の先端に設けられた手首16とから
構成されている。さらに、手首16は、相互に直交する
3軸、すなわち水平軸15の長手方向のIV軸と、これに
直交するV軸及びVI軸を有し、かかる3軸回りを回動で
きるようにされている。なお、これら各軸の駆動系に関
する詳細な構造等については、本発明の要旨ではないの
で説明を省略する。
【0013】図3に示すように、第1ハンドリングアー
ム21は、その基端側が手首16に一体に固定して取り
付けられており、基端側近傍に設けられた駆動装置とし
ての減速機付モータ25の出力軸にはプーリ26が一体
に固定されている。一方、第1ハンドリングアーム21
の他端側(基端側とは反対側)には軸22が一体に固定
されており、この軸22に回転自在に取り付けられたプ
ーリ23には第2ハンドリングアーム24の基端側が回
転自在に取り付けられている。そして、プーリ23とプ
ーリ26との間には動力伝達部材としてのタイミングベ
ルト27が掛けられているので、減速機付モータ25の
動力が軸22に伝動されることになる。なお、プーリ2
3とプーリ26との間の変速比は1対1となるように設
定されている。さらに、第2ハンドリングアーム24の
他端側には把持装置29が一体に固定されている。把持
装置29は所定のワークを把持することができるように
された所謂ロボットハンドであり、図3に示したような
吸着盤を有する構造のものに限定されず、例えば把持爪
を有する構造のものであってもよい。
【0014】かかる構成においては、第2ハンドリング
アーム24の駆動装置としての減速機付モータ25は、
第1ハンドリングアーム21の手首近傍に設けられてい
るので、例えば、減速機付モータ25を両ハンドリング
アームの連結部分に設けた場合などに比して、両ハンド
リングアームの剛性を低いもの設定できるという効果が
ある。
【0015】なお、第2ハンドリングアーム24を回転
駆動させるための駆動装置としての減速機付モータ25
は、多軸ロボット1が有する各駆動軸と同期制御される
ようにしている。ここで、減速機付モータ25が多軸ロ
ボット1が有する各駆動軸と同期制御されているとは、
減速機付モータ25が多軸ロボット1が有するアーム駆
動機構の付加軸のように制御されることをいう。本実施
形態においては、多軸ロボット1のアーム駆動機構は6
軸構成となっているので、減速機付モータ25は多軸ロ
ボット1が有するアーム駆動機構の第7軸として、多軸
ロボット1が有するアーム駆動機構を制御している図示
しないロボット制御装置にて制御されている。かかる構
成とすることの利点は、多軸ロボット1が有する各駆動
軸と第2ハンドリングアームを動作させる減速機付モー
タ25との間で互いにインターロックをとる必要はない
ので、多軸ロボット1の各アームが動作中の場合でも第
2ハンドリングアームを動作させることができるという
点である。そして、かかる利点により、インターロック
をとる場合に比してワークの搬送時間が短かくなるとい
う効果がある。
【0016】以上のように構成された搬送装置の動作を
説明するために、図1に示すように、この搬送装置を用
いて2台のプレス機械4、5の間でワーク3を搬送する
所謂プレス間搬送を例に挙げる。なお、図1に示した搬
送方向線は、把持装置29を直線移動させる際の移動方
向の直線をいうが、本例においては前工程のプレス機械
4から次工程のプレス機械5へワーク3を最短距離で移
動させることを想定しているので、両プレス機械4、5
のそれぞれのワーク搬入出位置P1、P4を結ぶ直線が
搬送方向線ということになる。
【0017】まず、上記の搬送装置における動作形態に
ついて、図1及び図4を参照しながら説明する。第1ハ
ンドリングアーム21と第2ハンドリングアーム24と
の成す角度θ5 を180°もしくは180°に近くし、
且つ、2つのハンドリングアーム21、24を搬送方向
線に平行となるようにする。すなわち、搬送方向に2つ
のハンドリングアーム21、24を伸ばすことにより、
多軸ロボット1の据付位置から離れた位置に設置されて
いる前工程のプレス機械4からワーク3を取り出し、次
工程のプレス機械5へワーク3を供給することが可能と
なる。
【0018】具体的には、前工程のプレス機械4からワ
ーク3を取り出す際に、第1ハンドリングアーム21と
第2ハンドリングアーム24との成す角度θ5 を小さく
しつつ、すなわち2つのハンドリングアーム21、24
を折り畳みつつ、多軸ロボット1の各駆動軸を作動さ
せ、手首16を搬送方向線上に次工程のプレス機械5の
方向へ動作させることにより、把持装置29及びワーク
3を前工程のプレス機械4のワーク搬出位置P1からそ
の動作領域外の位置P2へ短時間で退避させることがで
きる。一方、これとは逆に、次工程のプレス機械5へ把
持装置29を進入させる際には、第1ハンドリングアー
ム21と第2ハンドリングアーム24との成す角度θ5
を大きくしつつ、すなわち2つのハンドリングアーム2
1、24を一直線に成るように伸ばしつつ、多軸ロボッ
ト1の各駆動軸を作動させ、手首16を搬送方向線上に
次工程のプレス機械5の方向へ動作させることにより、
把持装置29及びワーク3を次工程のプレス機械5の動
作領域外の位置P3からそのワーク搬入位置P4へ短時
間で移動させることができる。
【0019】本実施形態の構成では、第1ハンドリング
アーム21と搬送方向線とのなす角度θ3 と、第2ハン
ドリングアーム24と搬送方向線とのなす角度θ4 とを
同じに保ちながら、第1ハンドリングアーム21と第2
ハンドリングアーム24とのなす角度θ5 が変化するよ
うに動作させると、把持装置29及びこれに把持された
ワーク3は、床面2に対する姿勢を保ったまま移動する
ことになる。特に、第1ハンドリングアーム21の長さ
1 と第2ハンドリングアーム24の長さL2とが同じ
場合は、把持装置29及びこれに把持されたワーク3
は、図1に示すように床面2に対する姿勢を保ったまま
平行移動することになる。
【0020】図1を参照して詳細に説明すると、まず、
前工程のプレス機械4の上型と下型の間に進入した把持
装置29を退避させる工程においては、多軸ロボット1
及び減速機付モータ25を作動させ、手首16の位置を
P1位置からP2位置まで搬送方向線上に移動させつ
つ、第1ハンドリングアーム21と搬送方向線とのなす
角度θ3 と、第2ハンドリングアーム24と搬送方向線
とのなす角度θ4 とを同じに保ちながら、第1ハンドリ
ングアーム21と第2ハンドリングアーム24とのなす
角度θ5 が小さくなるように動作制御させることによ
り、把持装置29に把持されたワーク3は、床面に対し
て平行に、かつ、搬送方向線に沿って動作することにな
るので、短時間で把持装置29を前工程のプレス機械4
の動作領域以外へ移動させることができる。
【0021】次いで、前工程のプレス機械4の動作領域
から退避した後、次工程のプレス機械5の近傍まで移動
させる。この工程においては、多軸ロボット1及び減速
機付モータ25を作動させ、手首16の位置をP2位置
からP3位置まで移動させつつ、第1ハンドリングアー
ム21と搬送方向線とのなす角度θ3 と、第2ハンドリ
ングアーム24と搬送方向線とのなす角度θ4 とを同じ
に保ちながら、第1ハンドリングアーム21と第2ハン
ドリングアーム24とのなす角度θ5 が変化するように
動作制御させることにより、把持装置29に把持された
ワーク3は、床面に対して平行に、かつ、搬送方向線に
沿って動作することになる。
【0022】最後に、次工程のプレス機械5の上型と下
型の間に把持装置29を進入させる工程においては、多
軸ロボット1及び減速機付モータ25を作動させ、手首
16の位置をP3位置からP4位置に移動させつつ、第
1ハンドリングアーム21と搬送方向線とのなす角度θ
3 と、第2ハンドリングアーム24と搬送方向線とのな
す角度θ4 とを同じに保ちながら、第1ハンドリングア
ーム21と第2ハンドリングアーム24とのなす角度θ
5 が大きくなるように動作制御させることにより、把持
装置29に把持されたワーク3は、床面に対して平行
に、かつ、搬送方向線に沿って動作することになるの
で、短時間で把持装置29を前工程のプレス機械4の動
作領域以外からプレス機械4の上型と下型の間に進入さ
せることができる。
【0023】ところで、上記の実施形態はワーク3を搬
送方向線に沿って移動させる場合を示したものであった
が、減速機付モータ25を作動させないようにすること
により、図5に示すように、前工程のプレス機械4から
次工程のプレス機械5へワーク3を搬送させる過程にお
いて、ワーク3を180°水平反転させることも可能で
ある。
【0024】以上、本発明の実施形態について説明し
た。本発明の要旨は手首16に装備されるハンドリング
アーム21、24及びこれに付随する部材の構成に関す
るものであるから、多軸ロボット1の構成については本
実施形態にあるような垂直多関節型に限定されることは
なく、直角座標型や円筒座標型等といった多関節構造以
外のものであってもよい。また、手首16の構成は本実
施形態にあるような3軸のものに限定されることはな
く、1軸や2軸のものであってもよい。
【0025】さらに、プーリ26、タイミングベルト2
7、及びプーリ23からなる動力伝達機構は、これに代
えて、歯車列、歯車とラックの組み合わせ、スプロケッ
トとチェインの組み合わせによるものであってもよい。
或いは、減速機付モータ25、プーリ26、タイミング
ベルト27、プーリ23に代わって、モータの出力軸に
ボールねじのスクリューを固定し、ナットをラックと固
定するとともにラックを歯車に噛み合わせ、この歯車を
第2ハンドリングアームと固定する方法のものであって
もよい。
【0026】
【発明の効果】請求項1にかかる発明によれば、把持装
置は多軸ロボットの先端からさらにシーケンシャルに連
結された2つのハンドリングアームを介して接続される
ことになったので、搬送装置全体の動作範囲を広く確保
できるものとなり、その結果、多軸ロボットを大型化す
ることなく、ワークを移送するために十分な移動範囲を
確保することができるものとなった。さらに、ワークを
直線的に搬送させる際は、この移動方向の直線を搬送方
向線と呼ぶことにすると、搬送方向線に対する第1ハン
ドリングアームの成す角度と搬送方向線に対する第2ハ
ンドリングアームの成す角度とが等しくなるように多軸
ロボットと駆動装置とを制御すればよいので、例えば前
工程のプレス機械から次工程のプレス機械へワークを直
線的に搬送することも容易に可能となった。また、2つ
のハンドリングアームをシーケンシャルに連結した構造
とすることにより、特開平8−141969号公報に開
示されているようなスライド部が2重に構成されている
ものと比して、この部分の重量を軽くすることができる
ものとなった。
【0027】また、請求項2にかかる発明によれば、駆
動装置は第1ハンドリングアームの多軸ロボット先端側
の端部に設けられるとともに、この駆動装置の駆動力は
動力伝達部材を介して第2ハンドリングアームに伝達さ
れるようにした。そのため、第2ハンドリングアームは
第1ハンドリングアームの多軸ロボット先端側の端部に
設けられた駆動装置により動作することになるので、例
えば、駆動装置を両ハンドリングアームの連結部分に設
けた場合などに比して、両ハンドリングアームの剛性を
低く設定することができたり、剛性が小さいことに起因
するツール先端での振動を低く抑えることができるもの
となった。
【0028】さらに、請求項3にかかる発明によれば、
駆動装置は多軸ロボットの各駆動軸と同期制御されるよ
うにした。そのため、第2ハンドリングアームを回転駆
動させるための駆動装置は、多軸ロボットの各駆動軸の
付加軸(例えば多軸ロボットが6軸構成の場合は第7
軸)として、多軸ロボットの制御装置にて制御されるこ
とになるので、多軸ロボットの各駆動軸が動作中でもイ
ンターロックをとることなしに第2ハンドリングアーム
を回転駆動させることができるものとなり、その結果、
サイクルタイムの短縮を図ることができるものとなっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における搬送装置及びこの
搬送装置の動作を説明するための平面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】本発明の一実施形態におけるハンドリングアー
ム21、24の断面図である。
【図4】本発明の一実施形態におけるハンドリングアー
ム21、24の動作を説明するための平面図である。
【図5】前工程のプレス機械4から次工程のプレス機械
5へワーク3を搬送させる過程において、ワーク3を1
80°水平反転させる場合における搬送装置の動作形態
を示す平面図である。
【符号の説明】
1 多軸ロボット 2 床面 3 ワーク 4 プレス機械(前工程) 5 プレス機械(次工程) 11 ロボットベース 12 旋回胴 13 下アーム 14 補助リンク 15 水平軸 16 手首 21 第1ハンドリングアーム 22 軸 23 プーリ 24 第2ハンドリングアーム 25 減速機付モータ(駆動装置) 26 プーリ 27 タイミングベルト(動力伝達部材) 29 把持装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各軸が予め教示された量とタイミングで直
    線あるいは回転方向に駆動、停止、及び位置決めされる
    ように構成された多軸ロボットと、 一端を前記多軸ロボットの先端に支持された第1ハンド
    リングアームと、 該第1ハンドリングアームの他端に一端を回転自在に結
    合された第2ハンドリングアームと、 該第2ハンドリングアームを回転駆動させるための駆動
    装置と、 前記第2ハンドリングアームの他端に固定された把持装
    置と、を有し、 前記把持装置を直線移動させる際の移動方向の直線を搬
    送方向線としたとき、該搬送方向線に対する前記第1ハ
    ンドリングアームの成す角度と搬送方向線に対する前記
    第2ハンドリングアームの成す角度とが等しくなるよう
    に前記多軸ロボットと前記駆動装置とを制御するように
    したことを特徴とする搬送装置。
  2. 【請求項2】前記駆動装置は前記第1ハンドリングアー
    ムの多軸ロボット先端側の端部に設けられるとともに、
    該駆動装置の駆動力は動力伝達部材を介して前記第2ハ
    ンドリングアームに伝達されるようにしたことを特徴と
    する請求項1に記載の搬送装置。
  3. 【請求項3】前記駆動装置は前記多軸ロボットが有する
    各駆動軸と同期制御されることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の搬送装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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