JP2001219083A - 籾摺装置 - Google Patents
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Landscapes
- Adjustment And Processing Of Grains (AREA)
- Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 未熟粒の選別の要・不要に応じて未熟粒搬送
部の仕様の変更が可能な市場適性の高い籾摺装置を得
る。 【解決手段】 籾摺装置10の風選部16には整粒搬送
部52及び未熟粒搬送部64等が配設されており、この
うち未熟粒搬送樋66の開口部94には開閉弁70が配
設されている。従って、未熟粒の選別が必要な市場にお
いては、開閉弁70が開放状態とされ、未熟粒の選別が
不要な市場においては開閉弁70が閉止状態とされる。
これにより、未熟粒の選別の要・不要に応じて未熟粒搬
送部64の仕様の変更が可能になり、市場適性を高める
ことができる。
部の仕様の変更が可能な市場適性の高い籾摺装置を得
る。 【解決手段】 籾摺装置10の風選部16には整粒搬送
部52及び未熟粒搬送部64等が配設されており、この
うち未熟粒搬送樋66の開口部94には開閉弁70が配
設されている。従って、未熟粒の選別が必要な市場にお
いては、開閉弁70が開放状態とされ、未熟粒の選別が
不要な市場においては開閉弁70が閉止状態とされる。
これにより、未熟粒の選別の要・不要に応じて未熟粒搬
送部64の仕様の変更が可能になり、市場適性を高める
ことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、供給された籾を籾
摺部において脱ぷ処理して摺出米として排出し、風選部
において当該摺出米に選別風を吹き付けることにより当
該摺出米の中から特定の粒を選別する籾摺装置に関す
る。
摺部において脱ぷ処理して摺出米として排出し、風選部
において当該摺出米に選別風を吹き付けることにより当
該摺出米の中から特定の粒を選別する籾摺装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、籾貯蔵タンクから供給された
籾を脱ぷ処理して玄米を取り出す籾摺装置が知られてい
る。この種の籾摺装置では、籾貯蔵タンクから供給され
た籾を脱ぷ処理する籾摺部と、この籾摺部を経由した摺
出米から玄米及び脱ぷ処理しきれなかった籾、未熟粒、
籾殻をそれぞれ選別して取り出すための風選部とを備え
ている。
籾を脱ぷ処理して玄米を取り出す籾摺装置が知られてい
る。この種の籾摺装置では、籾貯蔵タンクから供給され
た籾を脱ぷ処理する籾摺部と、この籾摺部を経由した摺
出米から玄米及び脱ぷ処理しきれなかった籾、未熟粒、
籾殻をそれぞれ選別して取り出すための風選部とを備え
ている。
【0003】籾摺部には、一対の籾摺ロールが僅かな間
隙をあけて対向して配置されている。各籾摺ロールの回
転速度は若干異なるように設定されており、これらの籾
摺ロール間の間隙を籾が通過することで、籾が擦られて
脱ぷ処理(所謂籾摺り)がなされるようになっている。
隙をあけて対向して配置されている。各籾摺ロールの回
転速度は若干異なるように設定されており、これらの籾
摺ロール間の間隙を籾が通過することで、籾が擦られて
脱ぷ処理(所謂籾摺り)がなされるようになっている。
【0004】一方、風選部には、籾及び玄米取り出し用
の整粒搬送部、小粒及び粃取り出し用の未熟粒搬送部、
籾殻取り出し用の籾殻搬送部が順次整列されている。こ
れらの搬送部は風選路によって相互に連通されており、
送風機を作動させることにより、風選路を含む所定の循
環経路に沿ってエアが循環されるようになっている。こ
の過程において、各粒の比重の差を利用して、順次玄米
等の選別が行われる構成である。
の整粒搬送部、小粒及び粃取り出し用の未熟粒搬送部、
籾殻取り出し用の籾殻搬送部が順次整列されている。こ
れらの搬送部は風選路によって相互に連通されており、
送風機を作動させることにより、風選路を含む所定の循
環経路に沿ってエアが循環されるようになっている。こ
の過程において、各粒の比重の差を利用して、順次玄米
等の選別が行われる構成である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の籾摺装置による場合、整粒搬送部における玄米
及び籾の選別、未熟粒搬送部における未熟粒(小粒、
粃)の選別、籾殻搬送部における籾殻の回収のすべてが
必ず行われることになる。ところが、地域によっては、
未熟粒搬送部における未熟粒の選別が不要な所もある。
例えば、アメリカ等では未熟粒の選別は元々不要とされ
ており、未熟粒は整粒と一緒に扱えばよいことになって
いる。このような地域に上記従来の籾摺装置を輸出して
そのまま使うとすれば、籾摺部における脱ぷ処理後の摺
出米の中から玄米及び籾を選別した後、更に未熟粒の選
別を行い、その後に当該未熟粒と玄米及び籾とを再び一
緒にしてから次工程に送るという甚だ不合理な手順を踏
むことになる。さらに、当該地域に上記従来の籾摺装置
を輸出する場合には、未熟粒搬送部に設置された未熟粒
搬送スクリュウやそれに関するプーリやベアリング等の
付属部品が無駄になるという問題もある。
た従来の籾摺装置による場合、整粒搬送部における玄米
及び籾の選別、未熟粒搬送部における未熟粒(小粒、
粃)の選別、籾殻搬送部における籾殻の回収のすべてが
必ず行われることになる。ところが、地域によっては、
未熟粒搬送部における未熟粒の選別が不要な所もある。
例えば、アメリカ等では未熟粒の選別は元々不要とされ
ており、未熟粒は整粒と一緒に扱えばよいことになって
いる。このような地域に上記従来の籾摺装置を輸出して
そのまま使うとすれば、籾摺部における脱ぷ処理後の摺
出米の中から玄米及び籾を選別した後、更に未熟粒の選
別を行い、その後に当該未熟粒と玄米及び籾とを再び一
緒にしてから次工程に送るという甚だ不合理な手順を踏
むことになる。さらに、当該地域に上記従来の籾摺装置
を輸出する場合には、未熟粒搬送部に設置された未熟粒
搬送スクリュウやそれに関するプーリやベアリング等の
付属部品が無駄になるという問題もある。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、未熟粒の選別
の要・不要に応じて未熟粒搬送部の仕様の変更が可能な
市場適性の高い籾摺装置を得ることが目的である。
の要・不要に応じて未熟粒搬送部の仕様の変更が可能な
市場適性の高い籾摺装置を得ることが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明に
係る籾摺装置は、供給された籾を脱ぷ処理し摺出米とし
て排出する籾摺部と、この籾摺部の下方に配置されると
共に、当該籾摺部から排出された摺出米に選別風を吹き
付けることにより当該摺出米の中から整粒を選別する整
粒搬送部と、当該摺出米の中から未熟粒を選別する未熟
粒搬送部とを含んで構成された風選部と、を備えた籾摺
装置であって、前記整粒搬送部における整粒搬送樋の開
口部と前記未熟粒搬送部における未熟粒搬送樋の開口部
とは、後者の方が前者よりも位置が高くなるような上り
勾配の風選路によって相互に接続されており、さらに、
前記未熟粒搬送樋の開口部には、当該開口部を開閉する
ための開閉手段が設けられている、ことを特徴としてい
る。
係る籾摺装置は、供給された籾を脱ぷ処理し摺出米とし
て排出する籾摺部と、この籾摺部の下方に配置されると
共に、当該籾摺部から排出された摺出米に選別風を吹き
付けることにより当該摺出米の中から整粒を選別する整
粒搬送部と、当該摺出米の中から未熟粒を選別する未熟
粒搬送部とを含んで構成された風選部と、を備えた籾摺
装置であって、前記整粒搬送部における整粒搬送樋の開
口部と前記未熟粒搬送部における未熟粒搬送樋の開口部
とは、後者の方が前者よりも位置が高くなるような上り
勾配の風選路によって相互に接続されており、さらに、
前記未熟粒搬送樋の開口部には、当該開口部を開閉する
ための開閉手段が設けられている、ことを特徴としてい
る。
【0008】請求項1記載の本発明によれば、籾摺部に
供給された籾は、当該籾摺部において脱ぷ処理されて摺
出米として排出される。この籾摺部の下方には風選部が
配置されており、当該風選部において籾摺部から排出さ
れた摺出米に選別風が吹き付けられる。これにより、摺
出米の中から特定の粒が比重の違いを利用して選別され
る。すなわち、整粒搬送部においては、多量の玄米及び
少量の籾といった整粒が選別される。また、未熟粒搬送
部においては、小粒及び粃といった未熟粒が選別され
る。
供給された籾は、当該籾摺部において脱ぷ処理されて摺
出米として排出される。この籾摺部の下方には風選部が
配置されており、当該風選部において籾摺部から排出さ
れた摺出米に選別風が吹き付けられる。これにより、摺
出米の中から特定の粒が比重の違いを利用して選別され
る。すなわち、整粒搬送部においては、多量の玄米及び
少量の籾といった整粒が選別される。また、未熟粒搬送
部においては、小粒及び粃といった未熟粒が選別され
る。
【0009】ここで、本発明では、整粒搬送部における
整粒搬送樋の開口部と未熟粒搬送部における未熟粒搬送
樋の開口部とを後者の方が前者よりも位置が高くなるよ
うな上り勾配の風選路によって相互に接続し、さらに未
熟粒搬送樋の開口部に当該開口部を開閉するための開閉
手段を設けたので、市場における未熟粒の選別の要・不
要に応じて未熟粒搬送部の仕様の変更が可能になる。
整粒搬送樋の開口部と未熟粒搬送部における未熟粒搬送
樋の開口部とを後者の方が前者よりも位置が高くなるよ
うな上り勾配の風選路によって相互に接続し、さらに未
熟粒搬送樋の開口部に当該開口部を開閉するための開閉
手段を設けたので、市場における未熟粒の選別の要・不
要に応じて未熟粒搬送部の仕様の変更が可能になる。
【0010】すなわち、未熟粒の選別が必要な市場にお
いては、未熟粒搬送部における未熟粒搬送樋の開口部を
開閉手段によって開放しておく。この場合、脱ぷ処理後
の摺出米に選別風を吹き付けると、まず最初に相対的に
比重が重い玄米及び籾といった整粒が整粒搬送部におけ
る整粒搬送樋の開口部へ落下して内部に流入される。こ
のとき、小粒及び粃といった未熟粒は整粒よりは比重が
軽いため、整粒搬送樋の開口部を通過するものの、その
自重のために、次の未熟粒搬送部における未熟粒搬送樋
の開口部へ落下して内部に流入される。これにより、未
熟粒の選別がなされたことになる。
いては、未熟粒搬送部における未熟粒搬送樋の開口部を
開閉手段によって開放しておく。この場合、脱ぷ処理後
の摺出米に選別風を吹き付けると、まず最初に相対的に
比重が重い玄米及び籾といった整粒が整粒搬送部におけ
る整粒搬送樋の開口部へ落下して内部に流入される。こ
のとき、小粒及び粃といった未熟粒は整粒よりは比重が
軽いため、整粒搬送樋の開口部を通過するものの、その
自重のために、次の未熟粒搬送部における未熟粒搬送樋
の開口部へ落下して内部に流入される。これにより、未
熟粒の選別がなされたことになる。
【0011】一方、未熟粒の選別が不要な市場において
は、未熟粒搬送部における未熟粒搬送樋の開口部が開閉
手段によって閉止される。この場合、脱ぷ処理後の摺出
米に選別風を吹き付けると、まず最初に相対的に比重が
重い玄米及び籾といった整粒が整粒搬送部における整粒
搬送樋の開口部へ落下して内部に流入される。このと
き、小粒及び粃といった未熟粒は整粒よりは比重が軽い
ため、整粒搬送樋の開口部を通過するのであるが、その
自重のために、次の未熟粒搬送部における未熟粒搬送樋
の開口部へ落下してくる。ところが、この未熟粒搬送樋
の開口部は開閉手段によって閉止されているため、当該
未熟粒は開閉手段上に落下してくる。ここで、本発明で
は整粒搬送樋の開口部と未熟粒搬送樋の開口部とは上り
勾配の風選路によって相互に接続されているため、開閉
手段上に落下した未熟粒は風選路上を流下して、結果的
には整粒搬送樋の開口部へ落下し、整粒と一緒にされ
る。これにより、未熟粒の選別が割愛されたことにな
る。
は、未熟粒搬送部における未熟粒搬送樋の開口部が開閉
手段によって閉止される。この場合、脱ぷ処理後の摺出
米に選別風を吹き付けると、まず最初に相対的に比重が
重い玄米及び籾といった整粒が整粒搬送部における整粒
搬送樋の開口部へ落下して内部に流入される。このと
き、小粒及び粃といった未熟粒は整粒よりは比重が軽い
ため、整粒搬送樋の開口部を通過するのであるが、その
自重のために、次の未熟粒搬送部における未熟粒搬送樋
の開口部へ落下してくる。ところが、この未熟粒搬送樋
の開口部は開閉手段によって閉止されているため、当該
未熟粒は開閉手段上に落下してくる。ここで、本発明で
は整粒搬送樋の開口部と未熟粒搬送樋の開口部とは上り
勾配の風選路によって相互に接続されているため、開閉
手段上に落下した未熟粒は風選路上を流下して、結果的
には整粒搬送樋の開口部へ落下し、整粒と一緒にされ
る。これにより、未熟粒の選別が割愛されたことにな
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図1及び図2を用いて、本
発明の一実施形態に係る籾摺装置10について説明す
る。なお、説明に際しては、最初に本実施形態に係る籾
摺装置10の全体構成について概説し、その後に本実施
形態の要部について詳述する。
発明の一実施形態に係る籾摺装置10について説明す
る。なお、説明に際しては、最初に本実施形態に係る籾
摺装置10の全体構成について概説し、その後に本実施
形態の要部について詳述する。
【0013】〔全体構成〕図1には、本実施形態に係る
籾摺装置10の全体構成の概略が縦断面視にて示されて
いる。この図に示されるように、籾摺装置10は、装置
外郭を構成するケーシング12を備えている。ケーシン
グ12の上部側には籾摺部14が配設されており、又ケ
ーシング12の下部側には風選部16が配設されてい
る。これらの籾摺部14及び風選部16によって、本実
施形態に係る籾摺装置10の主要部が構成されている。
籾摺装置10の全体構成の概略が縦断面視にて示されて
いる。この図に示されるように、籾摺装置10は、装置
外郭を構成するケーシング12を備えている。ケーシン
グ12の上部側には籾摺部14が配設されており、又ケ
ーシング12の下部側には風選部16が配設されてい
る。これらの籾摺部14及び風選部16によって、本実
施形態に係る籾摺装置10の主要部が構成されている。
【0014】ケーシング12の上端部には、図示しない
籾貯蔵タンクと繋がった籾供給ホース18から籾Mを供
給するための籾供給ホッパ20が配設されており、籾M
はこの籾供給ホッパ20から投入されるようになってい
る。籾供給ホッパ20は、形状的には上端部がすり鉢状
に形成されており、下端部が漏斗状に形成されている。
この籾供給ホッパ20の直下には、後述する一対の籾摺
ロール28、30間へ籾Mを繰り出す際の繰出量を調節
するための繰出バルブ22が配設されている。この繰出
バルブ22は図1の実線矢印方向へ回転可能に構成され
ており、非回転状態とされたときには籾供給ホッパ20
へ投入された籾Mを繰り出さず(即ち、籾供給ホッパ2
0の下端部の開口を閉止状態とし)、回転状態とされた
ときには回転速度に応じた量の籾Mを後述する一対の籾
摺ロール28、30間へ繰り出すようになっている。ま
た、繰出バルブ22の下方には、所定の傾斜角度で傾斜
されたガイド板24が近接した状態で配設されている。
籾貯蔵タンクと繋がった籾供給ホース18から籾Mを供
給するための籾供給ホッパ20が配設されており、籾M
はこの籾供給ホッパ20から投入されるようになってい
る。籾供給ホッパ20は、形状的には上端部がすり鉢状
に形成されており、下端部が漏斗状に形成されている。
この籾供給ホッパ20の直下には、後述する一対の籾摺
ロール28、30間へ籾Mを繰り出す際の繰出量を調節
するための繰出バルブ22が配設されている。この繰出
バルブ22は図1の実線矢印方向へ回転可能に構成され
ており、非回転状態とされたときには籾供給ホッパ20
へ投入された籾Mを繰り出さず(即ち、籾供給ホッパ2
0の下端部の開口を閉止状態とし)、回転状態とされた
ときには回転速度に応じた量の籾Mを後述する一対の籾
摺ロール28、30間へ繰り出すようになっている。ま
た、繰出バルブ22の下方には、所定の傾斜角度で傾斜
されたガイド板24が近接した状態で配設されている。
【0015】上述した繰出バルブ22の下方には、籾摺
室26が設けられている。籾摺室26におけるガイド板
24のガイド方向(傾斜方向)上には、外周部が所定硬
度のゴム層によって構成された一対の籾摺ロール28、
30が対向した状態で配設されている。これらの籾摺ロ
ール28、30は、両者の最接近位置が前記ガイド方向
上に位置するように配置されている。これにより、繰出
バルブ22から繰り出された籾Mはガイド板24上を流
下してそのまま一対の籾摺ロール28、30間へ案内さ
れるようになっている。また、一対の籾摺ロール28、
30の最接近位置間の間隙寸法は、標準が0.8mmに
設定されており、0.1mm単位で調整可能とされてい
る。なお、この調整は図示しないロール間隔調整用モー
タによって行われるようになっている。
室26が設けられている。籾摺室26におけるガイド板
24のガイド方向(傾斜方向)上には、外周部が所定硬
度のゴム層によって構成された一対の籾摺ロール28、
30が対向した状態で配設されている。これらの籾摺ロ
ール28、30は、両者の最接近位置が前記ガイド方向
上に位置するように配置されている。これにより、繰出
バルブ22から繰り出された籾Mはガイド板24上を流
下してそのまま一対の籾摺ロール28、30間へ案内さ
れるようになっている。また、一対の籾摺ロール28、
30の最接近位置間の間隙寸法は、標準が0.8mmに
設定されており、0.1mm単位で調整可能とされてい
る。なお、この調整は図示しないロール間隔調整用モー
タによって行われるようになっている。
【0016】上記一対の籾摺ロール28、30は、図示
しないメインモータの駆動力が伝達されることによって
各々の軸線回りに回転するようになっている。この場
合、一対の籾摺ロール28、30の回転速度は、若干異
なって設定されている。例えば、図1において左側に位
置する籾摺ロール28の回転速度が1200rpmに設
定されたとすると、図1において右側に位置する籾摺ロ
ール30の回転速度は1000rpmに設定される。こ
のように両者の回転速度を若干異ならせることにより、
両者の最接近位置の外周部は互いに相対回転することと
なる。そして、当該最接近位置間の間隙に入り込む籾M
の厚みが上記間隙寸法よりも大きいため、籾Mが擦られ
て、所謂籾摺り(脱ぷ処理)がなされる仕組みである。
しないメインモータの駆動力が伝達されることによって
各々の軸線回りに回転するようになっている。この場
合、一対の籾摺ロール28、30の回転速度は、若干異
なって設定されている。例えば、図1において左側に位
置する籾摺ロール28の回転速度が1200rpmに設
定されたとすると、図1において右側に位置する籾摺ロ
ール30の回転速度は1000rpmに設定される。こ
のように両者の回転速度を若干異ならせることにより、
両者の最接近位置の外周部は互いに相対回転することと
なる。そして、当該最接近位置間の間隙に入り込む籾M
の厚みが上記間隙寸法よりも大きいため、籾Mが擦られ
て、所謂籾摺り(脱ぷ処理)がなされる仕組みである。
【0017】また、図1において左側に位置する籾摺ロ
ール28の近傍(図1においてケーシング12の上端左
角)には、籾摺ロール28の軸線に沿って長尺状に形成
された第1エアノズル32が配設されている。同様に、
図1において右側に位置する籾摺ロール30の近傍(ガ
イド板24の近く)には、籾摺ロール30の軸線に沿っ
て長尺状に形成された第2エアノズル34が配設されて
いる。これらの第1エアノズル32及び第2エアノズル
34は、籾摺ロール28、30の表面へエアを吹き付け
ることで、当該籾摺ロール28、30の表面温度を下げ
る(即ち、籾摺ロール28、30を冷却する)機能を有
している。
ール28の近傍(図1においてケーシング12の上端左
角)には、籾摺ロール28の軸線に沿って長尺状に形成
された第1エアノズル32が配設されている。同様に、
図1において右側に位置する籾摺ロール30の近傍(ガ
イド板24の近く)には、籾摺ロール30の軸線に沿っ
て長尺状に形成された第2エアノズル34が配設されて
いる。これらの第1エアノズル32及び第2エアノズル
34は、籾摺ロール28、30の表面へエアを吹き付け
ることで、当該籾摺ロール28、30の表面温度を下げ
る(即ち、籾摺ロール28、30を冷却する)機能を有
している。
【0018】なお、以下、本明細書では、籾Mが一対の
籾摺ロール28、30を通過し脱ぷ処理されたものを
「摺出米S」と称す。この摺出米Sは、脱ぷされた多量
の玄米Gと、脱ぷしきれなかった少量の籾Mと、いずれ
も未熟粒である小粒Kや粃H(殻ばかりで実の殆どない
籾のこと)と、籾殻Nとが混在したものである。
籾摺ロール28、30を通過し脱ぷ処理されたものを
「摺出米S」と称す。この摺出米Sは、脱ぷされた多量
の玄米Gと、脱ぷしきれなかった少量の籾Mと、いずれ
も未熟粒である小粒Kや粃H(殻ばかりで実の殆どない
籾のこと)と、籾殻Nとが混在したものである。
【0019】上述した一対の籾摺ロール28、30の摺
出米排出側には、ガイド板36が配設されている。この
ガイド板36も所定角度傾斜した状態で配置されてお
り、具体的には前述した繰出バルブ22の下方に配設さ
れたガイド板24に対して略直交する角度で配置されて
いる。
出米排出側には、ガイド板36が配設されている。この
ガイド板36も所定角度傾斜した状態で配置されてお
り、具体的には前述した繰出バルブ22の下方に配設さ
れたガイド板24に対して略直交する角度で配置されて
いる。
【0020】このガイド板36の下方には、一対の籾摺
ロール28、30から排出された摺出米Sを後述する風
選部16の幅一杯(図1の紙面手前から紙面奥側にかけ
て)に均等に分散させて落下させる役目を果たす均分機
38が配設されている。換言すれば、本実施形態に係る
籾摺装置10においては、風選部16の幅方向寸法(即
ち、摺出米排出幅)が籾摺部の幅方向寸法(即ち、風選
幅)よりもかなり大きく設定されているため、摺出米S
が風選部16へ局所的に流入されるのを防止するべく、
均分機38が配設されている。
ロール28、30から排出された摺出米Sを後述する風
選部16の幅一杯(図1の紙面手前から紙面奥側にかけ
て)に均等に分散させて落下させる役目を果たす均分機
38が配設されている。換言すれば、本実施形態に係る
籾摺装置10においては、風選部16の幅方向寸法(即
ち、摺出米排出幅)が籾摺部の幅方向寸法(即ち、風選
幅)よりもかなり大きく設定されているため、摺出米S
が風選部16へ局所的に流入されるのを防止するべく、
均分機38が配設されている。
【0021】簡単に説明すると、図2(A)、(B)に
示されるように、均分機38は、籾摺ロール28、30
の軸線に沿って装置前後方向(風選部16の幅方向)に
長尺状に形成された均分樋84と、この均分樋84の内
方底部に回転可能に軸支されかつ図示しないメインモー
タの駆動力によって軸線回りに駆動回転する均分スクリ
ュウ86と、この均分スクリュウ86に一体化された一
対の掻出部材88、90とによって構成されており、図
示しないメインモータの駆動力を受けて均分スクリュウ
86がその軸線回りに回転すると、摺出米Sを図2
(A)の破線矢印イ方向へ搬送しつつ、摺出米Sを図2
(B)の破線矢印ロ方向へ均等に分散させて落下させる
ようになっている。また、この際に、一対の掻出部材8
8、90によって、均分樋84内に流入された摺出米S
が均分樋84外に効率良く掻き出されると共に、均分樋
84の内周底部側に溜まる摺出米Sも掻き出されて、均
分樋84内に摺出米Sが溜まるのが極力防止されるよう
になっている。
示されるように、均分機38は、籾摺ロール28、30
の軸線に沿って装置前後方向(風選部16の幅方向)に
長尺状に形成された均分樋84と、この均分樋84の内
方底部に回転可能に軸支されかつ図示しないメインモー
タの駆動力によって軸線回りに駆動回転する均分スクリ
ュウ86と、この均分スクリュウ86に一体化された一
対の掻出部材88、90とによって構成されており、図
示しないメインモータの駆動力を受けて均分スクリュウ
86がその軸線回りに回転すると、摺出米Sを図2
(A)の破線矢印イ方向へ搬送しつつ、摺出米Sを図2
(B)の破線矢印ロ方向へ均等に分散させて落下させる
ようになっている。また、この際に、一対の掻出部材8
8、90によって、均分樋84内に流入された摺出米S
が均分樋84外に効率良く掻き出されると共に、均分樋
84の内周底部側に溜まる摺出米Sも掻き出されて、均
分樋84内に摺出米Sが溜まるのが極力防止されるよう
になっている。
【0022】上述した籾摺部14の下方には、脱ぷ処理
された摺出米Sから特定の粒を選別するための風選部1
6が設けられている。風選部16は風選室40を備えて
おり、当該風選室40には均分機38から落下された摺
出米Sの落下経路に沿って垂直に配置された垂直風選路
42と、この垂直風選路42の下端部付近に一端部が接
続されかつ概略形状が「つ」の字を倒した如き形状とさ
れた主風選路44とを備えている。
された摺出米Sから特定の粒を選別するための風選部1
6が設けられている。風選部16は風選室40を備えて
おり、当該風選室40には均分機38から落下された摺
出米Sの落下経路に沿って垂直に配置された垂直風選路
42と、この垂直風選路42の下端部付近に一端部が接
続されかつ概略形状が「つ」の字を倒した如き形状とさ
れた主風選路44とを備えている。
【0023】垂直風選路42の縦壁46の下部側には、
金網又は多孔板によって構成された通気口48が形成さ
れており、主風選路44の他端部近傍に配設された送風
機50によって送風された循環エアが流入されるように
なっている。
金網又は多孔板によって構成された通気口48が形成さ
れており、主風選路44の他端部近傍に配設された送風
機50によって送風された循環エアが流入されるように
なっている。
【0024】また、垂直風選路42の下端部には、摺出
米Sから籾M及び玄米Gを選別するための整粒搬送部5
2が設けられている。整粒搬送部52は、上方側に開口
部92を有しかつ装置前後方向(図1の紙面手前側から
紙面奥側へ向けて)に沿って配置された断面U字形状の
整粒搬送樋54と、この整粒搬送樋54の内方底部に回
転可能に軸支されかつ図示しないメインモータの駆動力
によって軸線回りに駆動回転する整粒搬送スクリュウ5
6とを含んで構成されている。この整粒搬送部52で
は、均分機38から落下してきた摺出米Sに通気口48
を通った選別風を吹き付けて、当該摺出米Sの中から相
対的に比重が軽い小粒Kや粃H並びに籾殻Nについては
主風選路44へ吹き飛ばし、相対的に比重が重い脱ぷし
きれなかった少量の籾Mと正常に脱ぷ処理できた多量の
玄米Gについては整粒搬送部52内へ落下させることに
より、摺出米Sから籾M及び玄米Gを選別する構成であ
る。
米Sから籾M及び玄米Gを選別するための整粒搬送部5
2が設けられている。整粒搬送部52は、上方側に開口
部92を有しかつ装置前後方向(図1の紙面手前側から
紙面奥側へ向けて)に沿って配置された断面U字形状の
整粒搬送樋54と、この整粒搬送樋54の内方底部に回
転可能に軸支されかつ図示しないメインモータの駆動力
によって軸線回りに駆動回転する整粒搬送スクリュウ5
6とを含んで構成されている。この整粒搬送部52で
は、均分機38から落下してきた摺出米Sに通気口48
を通った選別風を吹き付けて、当該摺出米Sの中から相
対的に比重が軽い小粒Kや粃H並びに籾殻Nについては
主風選路44へ吹き飛ばし、相対的に比重が重い脱ぷし
きれなかった少量の籾Mと正常に脱ぷ処理できた多量の
玄米Gについては整粒搬送部52内へ落下させることに
より、摺出米Sから籾M及び玄米Gを選別する構成であ
る。
【0025】なお、整粒搬送部52内へ落下された籾M
及び玄米Gは、図1の紙面奥側に設置された図示しない
1番口へ搬送され、別途設けられた図示しない籾・玄米
選別装置に送られるようになっている。
及び玄米Gは、図1の紙面奥側に設置された図示しない
1番口へ搬送され、別途設けられた図示しない籾・玄米
選別装置に送られるようになっている。
【0026】また、上述した主風選路44における一端
部側(即ち、垂直風選路42に接続された側であり、又
送風に対して上流側でもある)には、図1において右上
がりに傾斜された隔壁58が配設されている。この隔壁
58が配設されたことにより、主風選路44の一端部側
は小粒K及び粃Hといった未熟粒が搬送される下側風選
路60と、これらの未熟粒よりも軽い籾殻Nや塵埃Tが
搬送される上側風選路62とに隔成されている。
部側(即ち、垂直風選路42に接続された側であり、又
送風に対して上流側でもある)には、図1において右上
がりに傾斜された隔壁58が配設されている。この隔壁
58が配設されたことにより、主風選路44の一端部側
は小粒K及び粃Hといった未熟粒が搬送される下側風選
路60と、これらの未熟粒よりも軽い籾殻Nや塵埃Tが
搬送される上側風選路62とに隔成されている。
【0027】下側風選路60の下方側には、籾M及び玄
米Gを選別後の摺出米Sから小粒K及び粃Hといった未
熟粒を選別するための未熟粒搬送部64が設けられてい
る。未熟粒搬送部64は、上方側に開口部94を有しか
つ装置前後方向に沿って配置された断面U字形状の未熟
粒搬送樋66と、この未熟粒搬送樋66の内方底部に回
転可能に軸支されかつ図示しないメインモータの駆動力
によって軸線回りに駆動回転する未熟粒搬送スクリュウ
68とを含んで構成されている。この未熟粒搬送部64
では、隔壁58によって摺出米Sから選別されかつ下側
風選路60を通る小粒K、粃H、籾殻Nの中から小粒K
及び粃Hといった未熟粒のみを落下させて選別する構成
である。
米Gを選別後の摺出米Sから小粒K及び粃Hといった未
熟粒を選別するための未熟粒搬送部64が設けられてい
る。未熟粒搬送部64は、上方側に開口部94を有しか
つ装置前後方向に沿って配置された断面U字形状の未熟
粒搬送樋66と、この未熟粒搬送樋66の内方底部に回
転可能に軸支されかつ図示しないメインモータの駆動力
によって軸線回りに駆動回転する未熟粒搬送スクリュウ
68とを含んで構成されている。この未熟粒搬送部64
では、隔壁58によって摺出米Sから選別されかつ下側
風選路60を通る小粒K、粃H、籾殻Nの中から小粒K
及び粃Hといった未熟粒のみを落下させて選別する構成
である。
【0028】なお、未熟粒搬送部64内へ落下された小
粒K及び粃Hといった未熟粒は、図1の紙面奥側に設置
された図示しない2番口へ搬送されるようになってい
る。
粒K及び粃Hといった未熟粒は、図1の紙面奥側に設置
された図示しない2番口へ搬送されるようになってい
る。
【0029】一方、上側風選路62は相対的に比重が極
めて軽い籾殻Nと塵埃Tが通り、下側風選路60を通っ
た籾殻Nと合流して、主風選路44における他端部側に
設けられた籾殻搬送部72へ送られるようになってい
る。籾殻搬送部72は、上方側が開放されかつ装置前後
方向に沿って配置された断面U字形状の籾殻搬送樋74
と、この籾殻搬送樋74の内方底部に回転可能に軸支さ
れかつ図示しないメインモータの駆動力によって軸線回
りに駆動回転する籾殻搬送スクリュウ76とを含んで構
成されている。この籾殻搬送部72では、籾殻N及び塵
埃Tを気流(選別風)に乗せて主風選路44の終端まで
搬送し、籾殻搬送樋74内へ収容させて除去する構成で
ある。
めて軽い籾殻Nと塵埃Tが通り、下側風選路60を通っ
た籾殻Nと合流して、主風選路44における他端部側に
設けられた籾殻搬送部72へ送られるようになってい
る。籾殻搬送部72は、上方側が開放されかつ装置前後
方向に沿って配置された断面U字形状の籾殻搬送樋74
と、この籾殻搬送樋74の内方底部に回転可能に軸支さ
れかつ図示しないメインモータの駆動力によって軸線回
りに駆動回転する籾殻搬送スクリュウ76とを含んで構
成されている。この籾殻搬送部72では、籾殻N及び塵
埃Tを気流(選別風)に乗せて主風選路44の終端まで
搬送し、籾殻搬送樋74内へ収容させて除去する構成で
ある。
【0030】なお、籾殻搬送部72内へ落下された籾殻
N及び塵埃Tは、図1の紙面奥側に設置された図示しな
い3番口へ搬送された後、装置外へ排出されるようにな
っている。
N及び塵埃Tは、図1の紙面奥側に設置された図示しな
い3番口へ搬送された後、装置外へ排出されるようにな
っている。
【0031】さらに、主風選路44における内側湾曲部
分(籾殻搬送部72の上方側)には、エア取り出し口7
8が形成されている。このエア取り出し口78の内側に
は当該エア取り出し口78を介して主風選路44の湾曲
部分と連通された縦長のダクト80が配設されている。
このダクト80の下端部には送風機50が配設されてお
り、更に送風機50の回転方向下流側にはエア吹き出し
口82が形成されている。これにより、風選部16に
は、「送風機50→エア吹き出し口82→未熟粒搬送部
64の下方→整粒搬送部52の下方及び側方→通気口4
8→主風選路44→エア取り出し口78→ダクト80→
送風機50」というエア循環経路が形成されている。
分(籾殻搬送部72の上方側)には、エア取り出し口7
8が形成されている。このエア取り出し口78の内側に
は当該エア取り出し口78を介して主風選路44の湾曲
部分と連通された縦長のダクト80が配設されている。
このダクト80の下端部には送風機50が配設されてお
り、更に送風機50の回転方向下流側にはエア吹き出し
口82が形成されている。これにより、風選部16に
は、「送風機50→エア吹き出し口82→未熟粒搬送部
64の下方→整粒搬送部52の下方及び側方→通気口4
8→主風選路44→エア取り出し口78→ダクト80→
送風機50」というエア循環経路が形成されている。
【0032】〔要部構成〕ここで、上述した未熟粒搬送
部64における未熟粒搬送樋66の開口部94には、当
該開口部94を開閉する「開閉手段」としての開閉弁7
0が配設されている。開閉弁70は支軸96回りに回転
可能とされており、図1の実線図示状態が開閉弁70の
開放状態であり、図1の二点鎖線図示状態が開閉弁70
の閉止状態である。
部64における未熟粒搬送樋66の開口部94には、当
該開口部94を開閉する「開閉手段」としての開閉弁7
0が配設されている。開閉弁70は支軸96回りに回転
可能とされており、図1の実線図示状態が開閉弁70の
開放状態であり、図1の二点鎖線図示状態が開閉弁70
の閉止状態である。
【0033】また、本実施形態では、上述した整粒搬送
部52における整粒搬送樋54の開口部92と未熟粒搬
送部64における未熟粒搬送樋66の開口部94とは、
後者の方が前者よりも位置が高くなるような上り勾配の
風選路98によって相互に接続されている。
部52における整粒搬送樋54の開口部92と未熟粒搬
送部64における未熟粒搬送樋66の開口部94とは、
後者の方が前者よりも位置が高くなるような上り勾配の
風選路98によって相互に接続されている。
【0034】〔作用・効果〕次に、本実施形態の作用並
びに効果について説明する。
びに効果について説明する。
【0035】未熟粒の選別が必要な市場においては、開
閉弁70が開放状態とされる。これにより、未熟粒搬送
部64における未熟粒搬送樋66の開口部94は開放さ
れた状態となる。
閉弁70が開放状態とされる。これにより、未熟粒搬送
部64における未熟粒搬送樋66の開口部94は開放さ
れた状態となる。
【0036】そして、まず最初に図示しない籾貯蔵タン
クから籾供給ホース18を介して籾供給ホッパ20内へ
籾Mが投入される。このとき、籾供給ホッパ20の下方
に配設された繰出バルブ22は、籾Mの投入量が所定量
に達するまでは非回転状態(閉止状態)とされる。籾供
給ホッパ20内に所定量の籾Mが投入されると、籾摺装
置10の運転スイッチがONされて、所定の回転速度で
繰出バルブ22が回転される。
クから籾供給ホース18を介して籾供給ホッパ20内へ
籾Mが投入される。このとき、籾供給ホッパ20の下方
に配設された繰出バルブ22は、籾Mの投入量が所定量
に達するまでは非回転状態(閉止状態)とされる。籾供
給ホッパ20内に所定量の籾Mが投入されると、籾摺装
置10の運転スイッチがONされて、所定の回転速度で
繰出バルブ22が回転される。
【0037】繰出バルブ22が回転されると、その回転
速度に応じて籾Sが繰り出されてガイド板24上に落下
し、当該ガイド板24上を流下して籾摺室26内の一対
の籾摺ロール28、30間へ供給される。一対の籾摺ロ
ール28、30間に供給された籾Mは両者の回転速度に
若干の差が設けられていることから、両者の間隙を通過
する際に擦らされて脱ぷ処理(籾摺り)がなされる。
速度に応じて籾Sが繰り出されてガイド板24上に落下
し、当該ガイド板24上を流下して籾摺室26内の一対
の籾摺ロール28、30間へ供給される。一対の籾摺ロ
ール28、30間に供給された籾Mは両者の回転速度に
若干の差が設けられていることから、両者の間隙を通過
する際に擦らされて脱ぷ処理(籾摺り)がなされる。
【0038】上記の如くして脱ぷ処理された摺出米Sは
そのままガイド板36に当接し、更に当該ガイド板36
上を流下して均分機38の均分樋84に落下して流入さ
れる。このとき、籾摺部14は風選部16の幅方向に対
して片側にオフセットして配置されているため、摺出米
Sは均分樋84の搬送方向上流側に局所的に送り込まれ
る。搬送方向上流側に送り込まれた摺出米Sは、均分ス
クリュウ86によって風選部16の幅方向へ搬送されな
がら均等に分散されて均分樋84から零れ落ちるように
して落下される。
そのままガイド板36に当接し、更に当該ガイド板36
上を流下して均分機38の均分樋84に落下して流入さ
れる。このとき、籾摺部14は風選部16の幅方向に対
して片側にオフセットして配置されているため、摺出米
Sは均分樋84の搬送方向上流側に局所的に送り込まれ
る。搬送方向上流側に送り込まれた摺出米Sは、均分ス
クリュウ86によって風選部16の幅方向へ搬送されな
がら均等に分散されて均分樋84から零れ落ちるように
して落下される。
【0039】均分機38によって均等に分散されて落下
してきた摺出米Sは、垂直風選路42に沿ってそのまま
落下してくる。その一方で、送風機50が作動されるこ
とにより、風選部16には「送風機50→エア吹き出し
口82→未熟粒搬送部64の下方→整粒搬送部52の下
方及び側方→通気口48→主風選路44→エア取り出し
口78→ダクト80→送風機50」というエア循環経路
に沿ってエアが循環されている。このため、通気口48
から吹き込まれたエアによって、摺出米Sの中から相対
的に比重が軽い小粒K及び粃Hといった未熟粒や籾殻N
や塵埃T等が主風選路44側へ吹き飛ばされて、相対的
に比重が重い少量の籾Mと多量の玄米Gが整粒搬送部5
2内へ落下して選別される。
してきた摺出米Sは、垂直風選路42に沿ってそのまま
落下してくる。その一方で、送風機50が作動されるこ
とにより、風選部16には「送風機50→エア吹き出し
口82→未熟粒搬送部64の下方→整粒搬送部52の下
方及び側方→通気口48→主風選路44→エア取り出し
口78→ダクト80→送風機50」というエア循環経路
に沿ってエアが循環されている。このため、通気口48
から吹き込まれたエアによって、摺出米Sの中から相対
的に比重が軽い小粒K及び粃Hといった未熟粒や籾殻N
や塵埃T等が主風選路44側へ吹き飛ばされて、相対的
に比重が重い少量の籾Mと多量の玄米Gが整粒搬送部5
2内へ落下して選別される。
【0040】整粒搬送部52内へ流入された籾M及び玄
米Gは、整粒搬送スクリュウ56によって図1の紙面奥
側に設置された図示しない1番口へ搬送され、別途設け
られた図示しない籾・玄米選別装置に送られる。
米Gは、整粒搬送スクリュウ56によって図1の紙面奥
側に設置された図示しない1番口へ搬送され、別途設け
られた図示しない籾・玄米選別装置に送られる。
【0041】一方、通気口48から吹き込まれたエアに
よって主風選路44内へ吹き飛ばされた未熟粒(小粒
K、粃H)及び籾殻N、塵埃T等は、更に隔壁58によ
って選別される。すなわち、相対的に比重が軽い籾殻
N、塵埃T等にあっては上側風選路62を通り、相対的
に比重が重い未熟粒(小粒K、粃H)にあっては下側風
選路60を通る。そして、下側風選路60を通過する際
に、開閉弁70が開放状態にあるため、未熟粒(小粒
K、粃H)がその自重によって開口部94に落下し、未
熟粒搬送樋66内へ流入されて選別される。なお、通気
口48から吹き込まれたエアの勢いで、下側風選路60
を通る未熟粒(小粒K、粃H)の中に少量の籾殻Nも混
入されるが、当該籾殻Nは比重が軽いため、未熟粒搬送
部64内へは落下せず、そのまま通過して上側風選部1
6を通過した籾殻N、塵埃T等と合流される。
よって主風選路44内へ吹き飛ばされた未熟粒(小粒
K、粃H)及び籾殻N、塵埃T等は、更に隔壁58によ
って選別される。すなわち、相対的に比重が軽い籾殻
N、塵埃T等にあっては上側風選路62を通り、相対的
に比重が重い未熟粒(小粒K、粃H)にあっては下側風
選路60を通る。そして、下側風選路60を通過する際
に、開閉弁70が開放状態にあるため、未熟粒(小粒
K、粃H)がその自重によって開口部94に落下し、未
熟粒搬送樋66内へ流入されて選別される。なお、通気
口48から吹き込まれたエアの勢いで、下側風選路60
を通る未熟粒(小粒K、粃H)の中に少量の籾殻Nも混
入されるが、当該籾殻Nは比重が軽いため、未熟粒搬送
部64内へは落下せず、そのまま通過して上側風選部1
6を通過した籾殻N、塵埃T等と合流される。
【0042】未熟粒搬送部64内へ流入された未熟粒
(小粒K、粃H)は、未熟粒搬送スクリュウ68によっ
て図1の紙面奥側に設置された図示しない2番口へと搬
送される。
(小粒K、粃H)は、未熟粒搬送スクリュウ68によっ
て図1の紙面奥側に設置された図示しない2番口へと搬
送される。
【0043】上側風選路62を通過した多量の籾殻N及
び下側風選路60を通過した少量の籾殻Nは隔壁58の
下流側で合流した後、そのまま主風選路44の湾曲部分
を通って籾殻搬送部72へ送り込まれる。籾殻搬送部7
2内へ流入された籾殻Nは、籾殻搬送スクリュウ76に
よって図1の紙面奥側に設置された図示しない3番口へ
と搬送されて装置外へ排出される。
び下側風選路60を通過した少量の籾殻Nは隔壁58の
下流側で合流した後、そのまま主風選路44の湾曲部分
を通って籾殻搬送部72へ送り込まれる。籾殻搬送部7
2内へ流入された籾殻Nは、籾殻搬送スクリュウ76に
よって図1の紙面奥側に設置された図示しない3番口へ
と搬送されて装置外へ排出される。
【0044】また、主風選路44のエア取り出し口78
にはダクト80を介して送風機50の吸引力が作用して
いるため、当該エア取り出し口78から気流の一部がダ
クト80内へ取り出されて送風機50へ戻される。戻さ
れたエアは送風機50によって再びエア吹き出し口82
から送給される。以上により、籾摺装置10による一連
の処理が終了する。
にはダクト80を介して送風機50の吸引力が作用して
いるため、当該エア取り出し口78から気流の一部がダ
クト80内へ取り出されて送風機50へ戻される。戻さ
れたエアは送風機50によって再びエア吹き出し口82
から送給される。以上により、籾摺装置10による一連
の処理が終了する。
【0045】一方、未熟粒の選別が不要な市場において
は、開閉弁70が閉止状態とされる。これにより、未熟
粒搬送部64における未熟粒搬送樋66の開口部94は
閉止された状態となる。
は、開閉弁70が閉止状態とされる。これにより、未熟
粒搬送部64における未熟粒搬送樋66の開口部94は
閉止された状態となる。
【0046】その後のプロセスは、前述した場合と基本
的には同様である。ここでは、前述した場合と異なる未
熟粒搬送部64に関する部分についてのみ説明する。
的には同様である。ここでは、前述した場合と異なる未
熟粒搬送部64に関する部分についてのみ説明する。
【0047】この場合、脱ぷ処理後の摺出米Sに選別風
を吹き付けると、まず最初に相対的に比重が重い玄米G
及び籾Mといった整粒が整粒搬送部52における整粒搬
送樋54の開口部92へ落下して内部に流入される。こ
のとき、小粒K及び粃Hといった未熟粒は整粒よりは比
重が軽いため、整粒搬送樋54の開口部92を通過する
のであるが、その自重のために、次の未熟粒搬送部64
における未熟粒搬送樋66の開口部94へ落下してく
る。ところが、この未熟粒搬送樋66の開口部94は開
閉弁70によって閉止されているため、当該未熟粒は開
閉弁70上に落下してくる。
を吹き付けると、まず最初に相対的に比重が重い玄米G
及び籾Mといった整粒が整粒搬送部52における整粒搬
送樋54の開口部92へ落下して内部に流入される。こ
のとき、小粒K及び粃Hといった未熟粒は整粒よりは比
重が軽いため、整粒搬送樋54の開口部92を通過する
のであるが、その自重のために、次の未熟粒搬送部64
における未熟粒搬送樋66の開口部94へ落下してく
る。ところが、この未熟粒搬送樋66の開口部94は開
閉弁70によって閉止されているため、当該未熟粒は開
閉弁70上に落下してくる。
【0048】ここで、本実施形態では、整粒搬送樋54
の開口部92と未熟粒搬送樋66の開口部94とが上り
勾配の風選路98によって相互に接続されているため、
開閉弁70上に落下した未熟粒は風選路98上を流下し
て、結果的には整粒搬送樋54の開口部92へ落下し、
整粒と一緒にされる。これにより、未熟粒の選別が割愛
されたことになる。
の開口部92と未熟粒搬送樋66の開口部94とが上り
勾配の風選路98によって相互に接続されているため、
開閉弁70上に落下した未熟粒は風選路98上を流下し
て、結果的には整粒搬送樋54の開口部92へ落下し、
整粒と一緒にされる。これにより、未熟粒の選別が割愛
されたことになる。
【0049】このように本実施形態では、整粒搬送部5
2における整粒搬送樋54の開口部92と未熟粒搬送部
64における未熟粒搬送樋66の開口部94とを、後者
の方が前者よりも位置が高くなるような上り勾配の風選
路98によって相互に接続し、さらに、未熟粒搬送樋6
4の開口部94に当該開口部94を開閉するための開閉
弁70を設けたので、未熟粒の選別の要・不要に応じて
未熟粒搬送部64の仕様の変更が可能となり、市場適性
を高めることができる。
2における整粒搬送樋54の開口部92と未熟粒搬送部
64における未熟粒搬送樋66の開口部94とを、後者
の方が前者よりも位置が高くなるような上り勾配の風選
路98によって相互に接続し、さらに、未熟粒搬送樋6
4の開口部94に当該開口部94を開閉するための開閉
弁70を設けたので、未熟粒の選別の要・不要に応じて
未熟粒搬送部64の仕様の変更が可能となり、市場適性
を高めることができる。
【0050】また、本実施形態に係る籾摺装置10によ
れば、従来のように各々選別された整粒と未熟粒とを後
で再び一緒にするという不合理な手順を踏む必要がなく
なるため、選別効率を向上させることができる。
れば、従来のように各々選別された整粒と未熟粒とを後
で再び一緒にするという不合理な手順を踏む必要がなく
なるため、選別効率を向上させることができる。
【0051】さらに、本実施形態に係る籾摺装置10に
よれば、未熟粒の選別の要・不要という事項は予め把握
可能な事項であるため、未熟粒の選別が不要な市場に本
実施形態に係る籾摺装置10を供給する場合には、本来
であれば、未熟粒搬送部64に設置される筈の未熟粒搬
送スクリュウ68やこれに付属するプーリ、ベアリング
等の付属部品を予め取り外した状態で市場に供給するこ
とが可能になり、ひいてはコスト削減に大きく資する。
よれば、未熟粒の選別の要・不要という事項は予め把握
可能な事項であるため、未熟粒の選別が不要な市場に本
実施形態に係る籾摺装置10を供給する場合には、本来
であれば、未熟粒搬送部64に設置される筈の未熟粒搬
送スクリュウ68やこれに付属するプーリ、ベアリング
等の付属部品を予め取り外した状態で市場に供給するこ
とが可能になり、ひいてはコスト削減に大きく資する。
【0052】〔実施形態の補足〕なお、上述した本実施
形態では、支軸96回りに開閉弁70が開閉動作される
ことにより未熟粒搬送樋66の開口部94が開閉される
構成を採ったが、これに限らず、開閉弁がスライド動作
されることにより未熟粒搬送部64の開口部94が開閉
される構成を採ってもよい。
形態では、支軸96回りに開閉弁70が開閉動作される
ことにより未熟粒搬送樋66の開口部94が開閉される
構成を採ったが、これに限らず、開閉弁がスライド動作
されることにより未熟粒搬送部64の開口部94が開閉
される構成を採ってもよい。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る籾摺装
置は、整粒搬送部における整粒搬送樋の開口部と未熟粒
搬送部における未熟粒搬送樋の開口部とを、後者の方が
前者よりも位置が高くなるような上り勾配の風選路によ
って相互に接続し、さらに、未熟粒搬送樋の開口部に当
該開口部を開閉するための開閉手段を設けたので、未熟
粒の選別の要・不要に応じて未熟粒搬送部の仕様の変更
が可能となり、市場適性を高めることができるという優
れた効果を有する。
置は、整粒搬送部における整粒搬送樋の開口部と未熟粒
搬送部における未熟粒搬送樋の開口部とを、後者の方が
前者よりも位置が高くなるような上り勾配の風選路によ
って相互に接続し、さらに、未熟粒搬送樋の開口部に当
該開口部を開閉するための開閉手段を設けたので、未熟
粒の選別の要・不要に応じて未熟粒搬送部の仕様の変更
が可能となり、市場適性を高めることができるという優
れた効果を有する。
【0054】また、本発明に係る籾摺装置によれば、従
来のように各々選別された整粒と未熟粒とを後で再び一
緒にするという不合理な手順を踏む必要がなくなるた
め、選別効率を向上させることができるという優れた効
果が得られる。
来のように各々選別された整粒と未熟粒とを後で再び一
緒にするという不合理な手順を踏む必要がなくなるた
め、選別効率を向上させることができるという優れた効
果が得られる。
【0055】さらに、本発明に係る籾摺装置によれば、
未熟粒の選別の要・不要という事項は予め把握可能な事
項であるため、未熟粒の選別が不要な市場に本発明に係
る籾摺装置を供給する場合には、本来であれば、未熟粒
搬送部に設置される筈の未熟粒搬送スクリュウやこれに
付属するプーリ、ベアリング等の付属部品を予め取り外
した状態で市場に供給することが可能になり、ひいては
コスト削減に大きく資するという優れた効果も得られ
る。
未熟粒の選別の要・不要という事項は予め把握可能な事
項であるため、未熟粒の選別が不要な市場に本発明に係
る籾摺装置を供給する場合には、本来であれば、未熟粒
搬送部に設置される筈の未熟粒搬送スクリュウやこれに
付属するプーリ、ベアリング等の付属部品を予め取り外
した状態で市場に供給することが可能になり、ひいては
コスト削減に大きく資するという優れた効果も得られ
る。
【図1】本実施形態に係る籾摺装置の全体構成を概略的
に示す縦断面図である。
に示す縦断面図である。
【図2】(A)は均分機をその軸方向に沿って切断した
状態を示す断面図であり、(B)は当該均分機をその軸
直角方向に沿って切断した状態を示す断面図である。
状態を示す断面図であり、(B)は当該均分機をその軸
直角方向に沿って切断した状態を示す断面図である。
【符号の説明】 M 籾 S 摺出米 G 玄米 K 小粒 H 粃 N 籾殻 10 籾摺装置 14 籾摺部 16 風選部 52 整粒搬送部 64 未熟粒搬送部 70 開閉弁(開閉手段) 92 開口部 94 開口部 98 風選路
フロントページの続き (72)発明者 太田 太 山形県天童市大字老野森404番地 株式会 社山本製作所内 (72)発明者 小林 俊明 山形県天童市大字老野森404番地 株式会 社山本製作所内 Fターム(参考) 4D021 FA02 GA03 GA10 GA12 GA13 GA18 GA19 HA04 4D043 DG04 GA09 GB12 GB25 GB26 GB47
Claims (1)
- 【請求項1】 供給された籾を脱ぷ処理し摺出米として
排出する籾摺部と、 この籾摺部の下方に配置されると共に、当該籾摺部から
排出された摺出米に選別風を吹き付けることにより当該
摺出米の中から整粒を選別する整粒搬送部と、当該摺出
米の中から未熟粒を選別する未熟粒搬送部とを含んで構
成された風選部と、 を備えた籾摺装置であって、 前記整粒搬送部における整粒搬送樋の開口部と前記未熟
粒搬送部における未熟粒搬送樋の開口部とは、後者の方
が前者よりも位置が高くなるような上り勾配の風選路に
よって相互に接続されており、 さらに、前記未熟粒搬送樋の開口部には、当該開口部を
開閉するための開閉手段が設けられている、 ことを特徴とする籾摺装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000034743A JP2001219083A (ja) | 2000-02-14 | 2000-02-14 | 籾摺装置 |
US09/782,727 US6561445B2 (en) | 2000-02-14 | 2001-02-13 | Hulling apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000034743A JP2001219083A (ja) | 2000-02-14 | 2000-02-14 | 籾摺装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001219083A true JP2001219083A (ja) | 2001-08-14 |
Family
ID=18559040
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000034743A Pending JP2001219083A (ja) | 2000-02-14 | 2000-02-14 | 籾摺装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001219083A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5371575U (ja) * | 1976-11-17 | 1978-06-15 | ||
JPS6179646U (ja) * | 1984-10-31 | 1986-05-27 |
-
2000
- 2000-02-14 JP JP2000034743A patent/JP2001219083A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5371575U (ja) * | 1976-11-17 | 1978-06-15 | ||
JPS6179646U (ja) * | 1984-10-31 | 1986-05-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050318 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050419 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050809 |