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JP2001213918A - 近赤外吸収組成物及び該組成物より製造した近赤外吸収フィルター - Google Patents

近赤外吸収組成物及び該組成物より製造した近赤外吸収フィルター

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Publication number
JP2001213918A
JP2001213918A JP2000027032A JP2000027032A JP2001213918A JP 2001213918 A JP2001213918 A JP 2001213918A JP 2000027032 A JP2000027032 A JP 2000027032A JP 2000027032 A JP2000027032 A JP 2000027032A JP 2001213918 A JP2001213918 A JP 2001213918A
Authority
JP
Japan
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infrared absorbing
acrylic
meth
composition
formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000027032A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Hasegawa
俊 長谷川
Gen Masuda
現 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nisshinbo Holdings Inc
Original Assignee
Nisshinbo Industries Inc
Nisshin Spinning Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nisshinbo Industries Inc, Nisshin Spinning Co Ltd filed Critical Nisshinbo Industries Inc
Priority to JP2000027032A priority Critical patent/JP2001213918A/ja
Priority to US09/769,338 priority patent/US6592784B2/en
Publication of JP2001213918A publication Critical patent/JP2001213918A/ja
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    • G02B5/22Absorbing filters
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    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F20/00Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and only one being terminated by only one carboxyl radical or a salt, anhydride, ester, amide, imide or nitrile thereof
    • C08F20/02Monocarboxylic acids having less than ten carbon atoms, Derivatives thereof
    • C08F20/10Esters
    • C08F20/38Esters containing sulfur
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  • Polymerisation Methods In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来技術の問題点を解決し、近赤外領域に吸
収を有すると共に可視光領域の透過率の高く、環境問題
へも配慮した新規な近赤外吸収組成物、及び、該組成物
より製造した近赤外吸収フィルターを提供する。 【解決手段】 本発明は、主として以下の発明を提供す
る。 式(1) R(CH2nSO3H ・・・(1) (式中、RはCH2=CHCOO−又はCH2=C(M
e)COO−を、nは1〜8の整数をそれぞれ示す。)
で表されるスルホン酸基含有(メタ)アクリル化合物
と、他の(メタ)アクリル化合物、及び、Cu2+を含有
することを特徴とする近赤外吸収アクリル系組成物、及
び、該組成物より製造した近赤外吸収フィルター。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、近赤外吸収組成物
及び該組成物より製造した近赤外吸収フィルターに関す
るものであり、更に詳しくは、近赤外領域に吸収を有す
ると共に可視光領域の透過率の高く、環境問題へも配慮
した新規な近赤外吸収組成物、及び、該組成物より製造
した近赤外吸収フィルターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年になって、プラズマディスプレイパ
ネルの開発が盛んに行われ、製品としても市場に提供さ
れるようになったが、このプラズマディスプレイから
は、原理的にも明らかなようにプラズマ放電の際に近赤
外線が発生し、この近赤外線が、家電用テレビ、クーラ
ー、ビデオデッキ等の電子機器のリモートコントロール
システムが使用する近赤外線と近似するため、プラズマ
ディスプレイは近傍のこれらの電子機器の誤動作を誘発
することが問題となっているため、その前面板として、
近赤外領域である800nm〜1000nm、特に85
0〜1000nmの領域を吸収して遮蔽する近赤外吸収
フィルターが配されることが多い。
【0003】上記近赤外吸収フィルターは、従来より様
々な態様のものが製造されており、例えば、ガラスをフ
ィルター基台として使用すると共に、このガラスの表面
に銀等の金属を蒸着して近赤外線を反射するようにした
ものや、適宜の透明性ポリマーに近赤外吸収色素を添加
したものが実際に使用されているが、前者には、その製
造のために大掛かりな装置が必要となり、コストが嵩む
という問題があり、後者には、可視光領域にも吸収能を
持ってしまうために、可視光の透過率が低下するという
問題がある。
【0004】又、適宜の透明性ポリマーに有機銅を添加
したものも提供されているが、一般に酢酸銅やステアリ
ン酸銅等の有機銅は、それら単独では溶媒に対する溶解
性が低いために、高濃度で透明性ポリマー中に存在させ
ることが困難であると共に、700nm近辺が最大吸収
波長となるために十分な近赤外吸収能が得られず、従っ
てリン酸やチオウレア等を添加して、吸収スペクトル近
赤外側にシフトさせると同時に溶媒に対する溶解性を向
上させなければならないという問題がある。
【0005】又、有機リン化合物は特定有害産業廃棄物
に指定されるなど、環境に悪影響を与える問題点を無視
することができず、一方、透明性ポリマー中にチオウレ
アを含有するタイプの近赤外吸収フィルターには、近赤
外吸収能自体が低いという難点がある。
【0006】本発明は、上記のような従来技術の難点を
解消し、近赤外領域に吸収を有すると共に可視光領域の
透過率の高く、環境問題へも配慮した新規な近赤外吸収
組成物、及び、該組成物より製造した近赤外吸収フィル
ターを提供することを主たる目的としてなされた。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、以下の発明を提供する。 [1]式(1) R(CH2nSO3H ・・・(1) (式中、RはCH2=CHCOO−又はCH2=C(M
e)COO−を、nは1〜8の整数をそれぞれ示す。)
で表されるスルホン酸基含有(メタ)アクリル化合物
と、他の(メタ)アクリル化合物、及び、Cu2+を含有
することを特徴とする近赤外吸収アクリル系組成物。 [2]式(2) [R(CH2nSO3 -2Cu2+ ・・・(2) (式中、RはCH2=CHCOO−又はCH2=C(CH
3)COO−を、nは1〜8の整数をそれぞれ示す。)
で表されるスルホン酸基含有(メタ)アクリル化合物の
塩、及び、他の(メタ)アクリル化合物を含有すること
を特徴とする近赤外吸収アクリル系組成物。 [3]式(2) [R(CH2nSO3 -2Cu2+ ・・・(2) (式中、RはCH2=CHCOO−又はCH2=C(CH
3)COO−を、nは1〜8の整数をそれぞれ示す。)
で表されるスルホン酸基含有(メタ)アクリル化合物の
塩を重合体溶液中に含有することを特徴とする近赤外吸
収樹脂組成物。 [4]式(2) [R(CH2nSO3 -2Cu2+ ・・・(2) (式中、RはCH2=CHCOO−又はCH2=C(CH
3)COO−を、nは1〜8の整数をそれぞれ示す。)
で表されることを特徴とする近赤外吸収スルホン酸基含
有(メタ)アクリル化合物の塩。 [5]上記近赤外吸収スルホン酸基含有(メタ)アクリ
ル化合物の塩を含有してなる近赤外吸収フィルター。 [6]上記近赤外吸収アクリル系組成物[1]又は
[2]から、熱重合により製造した近赤外吸収アクリル
樹脂板、及び、この近赤外吸収アクリル樹脂板よりなる
近赤外吸収フィルター。 [7]上記近赤外吸収アクリル系組成物[1]又は
[2]から、UV重合により製造した近赤外吸収アクリ
ル樹脂フィルム、及び、この近赤外吸収アクリル樹脂フ
ィルムよりなる近赤外吸収フィルター。 [8]上記近赤外吸収樹脂組成物[3]から、キャスト
法により製造した近赤外吸収樹脂フィルム、及び、この
近赤外吸収フィルムよりなる近赤外吸収フィルター。
【0008】尚、上記近赤外吸収アクリル系組成物
[1]におけるCu2+は、当該組成物に、例えばカルボ
ン酸の塩として添加されたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する。
【0010】本発明の近赤外吸収アクリル系組成物
[1]は、上記の通り、式(1) R(CH2nSO3H ・・・(1) で表されるスルホン酸基含有(メタ)アクリル化合物中
と、他の(メタ)アクリル化合物、及び、Cu2+を含有
することを特徴とするものであり、この式(1)で表さ
れるスルホン酸基含有(メタ)アクリル化合物中のR
は、CH2=CHCOO−又はCH2=C(CH3)CO
O−を、nは1〜8の整数をそれぞれ示している。
【0011】上記式(1)で表されるスルホン酸基含有
(メタ)アクリル化合物は、(メタ)アクリル酸と、例
えばHO(CH2nSO3 -+で表されるスルホン酸金
属塩含有アルコールとを反応させてスルホン酸金属塩含
有(メタ)アクリル化合物を得、次いでイオン交換樹脂
等を用いてスルホン酸金属塩をスルホン酸に変換するこ
とにより製造することができる。
【0012】又、上記式(1)で表されるスルホン酸基
含有(メタ)アクリル化合物の内、2−スルホエチル
(メタ)アクリレートや3−スルホプロピル(メタ)ア
クリレートは市販もされているので、これらを使用する
ことも入手性の点からは好ましい。
【0013】本発明の近赤外吸収アクリル系組成物
[1]における他の(メタ)アクリル化合物としては、
アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル等の、通常アク
リル樹脂合成に用いられるものであればよい。
【0014】又、本発明の近赤外吸収アクリル系組成物
[1]におけるCu2+は、例えば適宜の銅塩として当該
組成物に添加すればよいが、この銅塩としては酢酸銅、
安息香酸銅やステアリン酸銅等のカルボン酸の銅塩であ
ることが好ましい。
【0015】本発明の近赤外吸収アクリル系組成物
[1]においては、式(1)で表されるスルホン酸基含
有(メタ)アクリル化合物と上記銅塩との間でイオン交
換が起こり、式(2) [R(CH2nSO3 -2Cu2+ ・・・(2) (式中、R及びnは上記の通りである。)で表される本
発明のスルホン酸基含有(メタ)アクリル化合物の塩が
生成し、この式(2)で表される塩が近赤外吸収機能を
発揮する。従って、本発明の近赤外吸収アクリル系組成
物[1]においては、式(1)で表されるスルホン酸基
含有(メタ)アクリル化合物と式(2)で表される銅塩
とは、式(1)で表されるスルホン酸基含有(メタ)ア
クリル化合物が当量以上、当該組成物中に存在するよう
に、上記他の(メタ)アクリル化合物と混合する。尚、
式(1)で表されるスルホン酸基含有(メタ)アクリル
化合物が当量未満の場合は、上記銅塩が組成物中に過剰
に存在することとなって、吸収特性の面から好ましくな
い。
【0016】又、上記本発明の本発明の近赤外吸収アク
リル系組成物[1]には、更に、近赤外吸収物質、紫外
線吸収物質、架橋剤、酸化防止剤、重合遅延剤、色素、
染料、顔料や色補正剤を、吸収特性を損なわない範囲で
添加することができる。
【0017】上記のように構成される本発明の近赤外吸
収アクリル系組成物[1]を熱重合させることにより、
本発明の近赤外吸収アクリル樹脂板を得ることができ、
この際の重合条件としては、通常のアクリル系組成物を
熱重合させる場合と同様に、適宜の触媒を使用し、当該
触媒の種類を勘案して反応温度や反応時間を決定すれば
よい。
【0018】又、本発明の近赤外吸収アクリル系組成物
[1]をUV重合させることにより、本発明の近赤外吸
収アクリル樹脂フィルムを得ることができ、この際の重
合条件としては、通常のアクリル系組成物をUV重合さ
せる場合と同様に、重合開始剤、UVの波長や強度及び
反応温度や反応時間を決定すればよい。
【0019】尚、本発明の近赤外吸収アクリル系組成物
[1]における式(2)で表されるスルホン酸基含有
(メタ)アクリル化合物の塩、即ち、Cu2+の濃度は、
上記のようにして得られた本発明の近赤外吸収アクリル
樹脂板或いはフィルムの厚みに依存し、厚みが薄くなる
場合は当該濃度を高く、厚みが厚くなる場合は当該濃度
を低くする必要があり、例えば、厚みが3mmの近赤外
吸収アクリル樹脂板の場合、近赤外吸収アクリル系組成
物[1]におけるCu2+の濃度は、0.01〜0.5m
mol/l、好ましくは0.05〜0.25mmol/
lである。
【0020】上記のようにして得られた本発明の近赤外
吸収アクリル樹脂板或いはフィルムは、近赤外吸収アク
リル樹脂板はそのまま、近赤外吸収アクリルフィルムは
必要に応じて他の基材と張り合わせたりした後、適宜に
調製することにより、式(2)で表されるスルホン酸基
含有(メタ)アクリル化合物の塩を含有する本発明の近
赤外吸収フィルターとすることができる。
【0021】一方、上記のように本発明の近赤外吸収ア
クリル系組成物[1]においては、式(1)で表される
スルホン酸基含有(メタ)アクリル化合物と例えば酢酸
銅等の銅塩との間でイオン交換が起こり、式(2)で表
される本発明のスルホン酸基含有(メタ)アクリル化合
物の塩が生成するので、結果的に、近赤外吸収アクリル
系組成物[1]中には副生物、即ちこの場合は酢酸も存
在することになる。
【0022】従って、式(1)で表されるスルホン酸基
含有(メタ)アクリル化合物と銅塩とから、あらかじめ
式(2)で表される本発明のスルホン酸基含有(メタ)
アクリル化合物の塩を生成させて単離しておき、これを
上記他の(メタ)アクリル化合物に添加し、組成物とし
ての純度を上げるようにしてもよい。
【0023】このようにして得られる本発明の近赤外吸
収アクリル系組成物[2]は、上記のような副生物(例
えば酢酸)が混入していることに起因する悪影響の可能
性を、完全に排除することができるものである。
【0024】尚、式(2)で表される本発明のスルホン
酸基含有(メタ)アクリル化合物の塩をあらかじめ生
成、単離するには、例えばイオン交換等によりスルホン
酸基部分をフリーとしておいたスルホン酸基含有(メ
タ)アクリル化合物と酢酸銅等の銅塩とを、イオン交換
水に完全に溶解させた後、凍結乾燥したり、再沈させた
りする方法によればよい。尚、スルホン酸基部分をフリ
ーとしておいたスルホン酸基含有(メタ)アクリル化合
物をあらかじめ単離しておくこともできる。
【0025】このように、あらかじめ式(2)で表され
る本発明のスルホン酸基含有(メタ)アクリル化合物の
塩を生成させて単離しておき、これを上記他の(メタ)
アクリル化合物に添加した本発明の近赤外吸収アクリル
系組成物[2]は、上記本発明の近赤外吸収アクリル系
組成物[1]と同様に使用することができる。
【0026】更に、上記式(2)で表される本発明のス
ルホン酸基含有(メタ)アクリル化合物の塩をあらかじ
め生成、単離し、これを適宜の重合体溶液に添加すれ
ば、本発明の近赤外吸収樹脂組成物[3]とすることが
でき、この場合の重合体溶液としては、例えば、ポリビ
ニルアルコール溶液、ポリビニルブチラール溶液やアク
リル溶液を挙げることができる。
【0027】得られた本発明の近赤外吸収樹脂組成物
[3]は、上記本発明の近赤外吸収アクリル系組成物
[1]、[2]と同様に、近赤外吸収樹脂フィルムを製
造するために使用することができ、このためには例えば
キャスト法によいが、この他に、基材上に塗布したり、
粘着層としても使用することができる。
【0028】
【実施例】以下に本発明を実施例により更に詳細に説明
する。
【0029】実施例1 3−スルホン酸プロピルメタクリレート カリウム塩
(東京化成工業株式会社製)10.7gをイオン交換水
100mlに溶解した。あらかじめH型に変換したイオ
ン交換樹脂アンバーライト252Na(オルガノ株式会
社製)25gを加えて15分間撹拌の後、イオン交換樹
脂を濾別、濾液に酢酸銅・一水和物(和光純薬工業株式
会社製)4.34gを加え、完全に溶解させた。その
後、この溶液を冷凍して凍結乾燥を行い、3−スルホン
酸プロピルメタクリレート銅塩を5.2g得た。得られ
た化合物の吸収スペクトル(10mg/ml水溶液)を
図1に示す。
【0030】上記のようにして合成した3−スルホン酸
プロピルメタクリレート銅塩1重量部に対し、メタクリ
ル酸メチル(東京化成工業株式会社製)4.7重量部、
NKester 9G(新中村化学工業株式会社製[架
橋剤])10重量部、2−ヒドロキシエチルアクリレー
ト(東京化成工業株式会社製[溶解補助剤])5.4重
量部及び2、2’−アゾビス(2、4−ジメチルバレロ
ニトリル)(和光純薬工業株式会社製)0.125重量
部の割合で良く混合し、均一な溶液にした。
【0031】強化ガラス2枚の間に塩化ビニル管を挟む
ことにより当該強化ガラス2枚の間に上方が開口した空
間を形成し、大型のクリップで前記強化ガラスを固定し
て作製した簡易容器にこの溶液を流し込み、60℃で3
時間、その後90℃で1時間、110℃で30分間反応
させ、アクリル板を作製した。このアクリル板の200
〜1100nmの透過率を測定したところ、図2に示す
チャートを得た。図2に明らかなように、このアクリル
板は可視光透過率が高く、しかも近赤外吸収能を有して
いるものである。
【0032】比較例1 酢酸銅・一水和物1重量部に対し、メタクリル酸メチル
(東京化成工業株式会社製)4.7重量部、NK es
ter 9G(新中村化学工業株式会社製)10重量
部、2-ヒドロキシエチルアクリレート(東京化成工業
株式会社製)5.4重量部及び2、2’−アゾビス
(2、4−ジメチルバレロニトリル)(和光純薬工業株
式会社製)0.125重量部の割合で良く混合した。1
時間よく攪拌した後、未溶解の酢酸銅・一水和物を減圧
濾過により除去した。
【0033】強化ガラス2枚の間に塩化ビニル管を挟む
ことにより当該強化ガラス2枚の間に上方が開口した空
間を形成し、大型のクリップで前記強化ガラスを固定し
て作製した簡易容器にこの溶液を流し込み、60℃で3
時間、その後、90℃で1時間、110℃で30分間反
応させアクリル板を作製した。このアクリル板の200
〜1100nmの透過率を測定したところ図3に示すチ
ャートを得た。
【0034】図3に示すチャートに明らかなように、分
子量との関係で、重量に比し酢酸銅・一水和物のモル数
が多いことから、吸収は強いが最大吸収波長が700n
m以下に有り、可視光領域の吸収が強くなって可視光透
過率が低く、且つ、近赤外部の吸収も高くない。
【0035】実施例2 ポリビニルアルコールPVA−217(15重量%水溶
液、株式会社クラレ製)2.0gに、実施例1記載の方
法で得られた3−スルホン酸プロピルメタクリレート銅
塩の水溶液(0.67g/ml)1.5mlを加え、良
く混合して均一な溶液とした。気泡が抜けるまで静置し
た後、隙間寸法300μmのバーコーター(ドクターブ
レードYD−7型、ヨシミツ精機株式会社製)を用い
て、ペットフィルムA4300(東洋紡績株式会社製)
上にキャスト法にて成膜した。30分間室温で放置した
後、90℃で10分間乾燥した。このフィルムの200
〜1100nmの透過率を測定したところ、図4に示す
チャートを得た。図4に明らかなように、このフィルム
は可視光透過率が高く、しかも近赤外吸収能を有してい
るものである。
【0036】比較例2 ポリビニルアルコールPVA−217(15重量%水溶
液、株式会社クラレ製)2.0gに、酢酸銅・一水和物
の飽和水溶液(約0.2g/ml)1.5mlを加え、
良く混合して均一な溶液とした。気泡が抜けるまで静置
後、隙間寸法300μmのバーコーター(ドクターブレ
ードYD−7型、ヨシミツ精機株式会社製)を用いて、
ペットフィルムA4300(東洋紡績株式会社製)上に
キャスト法にて成膜した。30分間室温で放置した後、
90℃で10分間乾燥した。このフィルムの200〜1
100nmの透過率を測定したところ、図5に示すチャ
ートを得た。
【0037】図5に示すチャートに明らかなように、酢
酸銅・一水和物の水溶解性が低いこと、及び、最大吸収
波長が700nm付近に有って波形も鋭くなっているこ
とから、近赤外部の吸収がかなり弱くなっている。
【0038】実施例3 2−スルホン酸エチルメタクリレート(Poly Sc
ience社製)10.6gをメタノール40mlに溶
解し、撹拌下に酢酸銅・一水和物(和光純薬工業株式会
社製)5.45g加え、完全に溶解するまで撹拌した。
減圧下に溶媒を留去し、残留分にイソプロパノール及び
少量のエタノールを加え、完全に溶解させた。この溶液
を大量ヘキサン中へ投入し、析出した結晶を濾別、乾燥
し、11.68gの2−スルホン酸エチルメタクリレー
ト銅塩を得た。得られた化合物の吸収スペクトル(10
mg/ml水溶液)を図6に示す。
【0039】ポリビニルブチラールBY−613(15
%エタノール溶液、電気化学工業株式会社製)3.0g
に、上記のようにして得られた2−スルホン酸エチルメ
タクリレート銅塩のエタノール溶液(0.25g/m
l)2mlを加え、良く混合し均一な溶液とした。気泡
が抜けるまで静置した後、隙間寸法300μmのバーコ
ーター(ドクターブレードYD−7型、ヨシミツ精機株
式会社)を用いて、ペットフィルムA4300(東洋紡
績株式会社製)上にキャスト法にて成膜した。30分間
室温で放置した後、90℃で10分間乾燥した。このフ
ィルムの200〜1100nmの透過率を測定したとこ
ろ、図7に示すチャートを得た。図7に明らかなよう
に、このフィルムは可視光透過率が高く、しかも近赤外
吸収能を有しているものである。
【0040】比較例3 ポリビニルブチラールBY−613(15%エタノール
溶液、電気化学工業株式会社製)3.0gに、酢酸銅・
一水和物の飽和エタノール溶液(約0.032g/m
l)2mlを加え、良く混合し均一な溶液とした。気泡
が抜けるまで静置した後、隙間寸法300μmのバーコ
ーター(ドクターブレードYD−7型、ヨシミツ精機株
式会社)を用いてペットフィルムA4300(東洋紡績
株式会社製)上にキャスト法にて成膜した。30分間室
温で放置した後、90で℃10分間乾燥した。このフィ
ルムの200〜1100nmの透過率を測定したとこ
ろ、図8に示すチャートを得た。
【0041】図8に示すチャートに明らかなように、エ
タノールに対する酢酸銅・一水和物の溶解性が低いこ
と、及び、最大吸収波長が700nm付近に有ることか
ら、近赤外部の吸収がほとんどみられない。
【0042】実施例4 実施例1で得られた3−スルホン酸プロピルメタクリレ
ート銅塩の2−ヒドロキシエチルアクリレート(東京化
成工業株式会社製)溶液(0.1mg/ml)100重
量部に対し、ポリエステルアクリレートM−6200
(東亜合成株式会社製[架橋剤])50重量部、イルガ
キュア184(チバ・スペシャリティー・ケミカルズ株
式会社製[重合開始剤])の2−ヒドロキシエチルアク
リレート(東京化成工業株式会社製)溶液(0.1mg
/ml)1.5重量部を加えた溶液を、PETフィルム
上にコートし、UV照射を3分間行うことにより青色の
近赤外吸収フィルムを得た。このフィルムの200〜1
100nmの透過率を測定したところ、図9に示すチャ
ートを得た。図9に明らかなように、このフィルムは可
視光透過率が高く、しかも近赤外吸収能を有しているも
のである。
【0043】実施例5 実施例3で得られた2−スルホン酸エチルメタクリレー
ト銅塩の2−ヒドロキシエチルアクリレート(東京化成
工業株式会社製)溶液(0.1mg/ml)100重量
部に対し、ポリエステルアクリレートM−6200(東
亜合成株式会社製)50重量部、イルガキュア184
(チバ・スペシャリティー・ケミカルズ株式会社製)の
2−ヒドロキシエチルアクリレート(東京化成工業株式
会社製)溶液(0.1mg/ml)1.5重量部を加え
た溶液を、PETフィルム上にコートし、UV照射を3
分間行うことにより、ほぼ無色の近赤外吸収フィルムを
得た。このフィルムの200〜1100nmの透過率を
測定したところ、図10に示すチャートを得た。図10
に明らかなように、このフィルムは可視光透過率が高
く、しかも近赤外吸収能を有しているものである。
【0044】比較例4 酢酸銅一水和物の2−ヒドロキシエチルアクリレート
(東京化成工業株式会社製)飽和溶液(約0.038g
/ml)100重量部に対し、ポリエステルアクリレー
トM−6200(東京化成工業株式会社製)50重量
部、イルガキュア184(チバ・スペシャリティー・ケ
ミカルズ株式会社製)の2−ヒドロキシエチルアクリレ
ート(東京化成工業株式会社製)溶液(0.1mg/m
l)1.5重量部を加えた溶液を、PETフィルム上に
コートし、UV照射を3分間行うことにより、青色の近
赤外吸収フィルムを得た。このフィルムの200〜11
00nmの透過率を測定したところ、図11に示すチャ
ートを得た。
【0045】図11に示すチャートに明らかなように、
分子量との関係で、重量に比し酢酸銅・一水和物のモル
数が多いことから、吸収は強いが最大吸収波長が700
nm以下に有り、可視光領域の吸収が強くなって可視光
透過率が低く、且つ、近赤外部の吸収も高くない。
【0046】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明の近赤外吸収組成物によれば、可視光透過率が高く、
同時に、近赤外吸収領域の吸収能が高い、透明な近赤外
吸収フィルターであって、プラズマディスプレイパネル
前面板、熱線吸収板やフィルムとして有用ものを、簡単
な構成及び方法で、しかも、環境に悪影響を与えること
なく作製することが可能である。
【0047】特に、本発明で使用するスルホン酸基含有
(メタ)アクリル化合物は、工業原料であるアクリル酸
のスルホン酸塩をイオン交換により脱塩することより容
易に入手可能であり、他の(メタ)アクリル化合物の入
手容易性と相まって、本発明は簡便に実施をすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1で得た3−スルホン酸プロピルメタ
クリレート銅塩の吸収スペクトルである。
【図2】 実施例1で得たアクリル板の透過率を示すチ
ャートである。
【図3】 比較例1で得たアクリル板の透過率を示すチ
ャートである。
【図4】 実施例2で得たアクリルフィルムの透過率を
示すチャートである。
【図5】 比較例2で得たアクリルフィルムの透過率を
示すチャートである。
【図6】 実施例3で得た3−スルホン酸プロピルメタ
クリレート銅塩の吸収スペクトルである。
【図7】 実施例3で得たアクリルフィルムの透過率を
示すチャートである。
【図8】 比較例3で得たアクリルフィルムの透過率を
示すチャートである。
【図9】 実施例4で得たアクリルフィルムの透過率を
示すチャートである。
【図10】 実施例5で得たアクリルフィルムの透過率
を示すチャートである。
【図11】 比較例4で得たアクリルフィルムの透過率
を示すチャートである。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年2月15日(2001.2.1
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】又、適宜の透明性ポリマーに有機カルボン
酸銅塩を添加したものも提供されているが、一般に酢酸
銅やステアリン酸銅等の有機カルボン酸銅塩は、それら
単独では溶媒に対する溶解性が低いために、高濃度で透
明性ポリマー中に存在させることが困難であると共に、
700nm近辺が最大吸収波長となるために十分な近赤
外吸収能が得られず、従ってリン酸やチオウレア等を添
加して、吸収スペクトル近赤外側にシフトさせると同時
に溶媒に対する溶解性を向上させなければならないとい
う問題がある。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】又、有機リンは特定有害産業廃棄物に指
定されるなど、環境に悪影響を与える問題点を無視する
ことができず、一方、透明性ポリマー中にチオウレアを
含有するタイプの近赤外吸収フィルターには、近赤外吸
収能自体が低いという難点がある。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】本発明の近赤外吸収アクリル系組成物
[1]においては、式(1)で表されるスルホン酸基含
有(メタ)アクリル化合物と上記銅塩との間でイオン交
換が起こり、式(2) [R(CH2nSO3 -2Cu2+ ・・・(2) (式中、R及びnは上記の通りである。)で表される本
発明のスルホン酸基含有(メタ)アクリル化合物の塩が
生成し、この式(2)で表される塩が近赤外吸収機能を
発揮する。従って、本発明の近赤外吸収アクリル系組成
物[1]においては、式(1)で表されるスルホン酸基
含有(メタ)アクリル化合物と銅塩とは、式(1)で表
されるスルホン酸基含有(メタ)アクリル化合物が銅塩
に対し当量以上、当該組成物中に存在するように、上記
他の(メタ)アクリル化合物と混合する。尚、式(1)
で表されるスルホン酸基含有(メタ)アクリル化合物が
当量未満の場合は、上記銅塩が組成物中に過剰に存在す
ることとなって、吸収特性の面から好ましくない。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】更に、上記式(2)で表される本発明のス
ルホン酸基含有(メタ)アクリル化合物の塩をあらかじ
め生成、単離し、これを適宜の重合体溶液に添加すれ
ば、本発明の近赤外吸収樹脂組成物[3]とすることが
でき、この場合の重合体溶液としては、例えば、ポリビ
ニルアルコール溶液、ポリビニルブチラール溶液やアク
リル樹脂溶液を挙げることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H048 CA04 CA12 CA19 4J011 PA29 PA49 PB40 PC02 PC08 4J100 AL03Q AL08P AL09R BA56P CA04 CA05 DA65 JA32

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(1) R(CH2nSO3H ・・・(1) (式中、RはCH2=CHCOO−又はCH2=C(CH
    3)COO−を、nは1〜8の整数をそれぞれ示す。)
    で表されるスルホン酸基含有(メタ)アクリル化合物
    と、他の(メタ)アクリル化合物、及び、Cu2+を含有
    することを特徴とする近赤外吸収アクリル系組成物。
  2. 【請求項2】 Cu2+は、カルボン酸の塩として添加さ
    れたものである請求項1に記載の近赤外吸収アクリル系
    組成物。
  3. 【請求項3】 式(2) [R(CH2nSO3 -2Cu2+ ・・・(2) (式中、RはCH2=CHCOO−又はCH2=C(CH
    3)COO−を、nは1〜8の整数をそれぞれ示す。)
    で表されるスルホン酸基含有(メタ)アクリル化合物の
    塩、及び、他の(メタ)アクリル化合物を含有すること
    を特徴とする近赤外吸収アクリル系組成物。
  4. 【請求項4】 式(2) [R(CH2nSO3 -2Cu2+ ・・・(2) (式中、RはCH2=CHCOO−又はCH2=C(CH
    3)COO−を、nは1〜8の整数をそれぞれ示す。)
    で表されるスルホン酸基含有(メタ)アクリル化合物の
    塩を重合体溶液中に含有することを特徴とする近赤外吸
    収樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 式(2) [R(CH2nSO3 -2Cu2+ ・・・(2) (式中、RはCH2=CHCOO−又はCH2=C(CH
    3)COO−を、nは1〜8の整数をそれぞれ示す。)
    で表されることを特徴とする近赤外吸収スルホン酸基含
    有(メタ)アクリル化合物の塩。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の近赤外吸収スルホン酸
    基含有(メタ)アクリル化合物の塩を含有してなる近赤
    外吸収フィルター。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至3のいずれかに記載の近赤
    外吸収アクリル系組成物から、熱重合により製造した近
    赤外吸収アクリル樹脂板。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の近赤外吸収アクリル樹
    脂板よりなる近赤外吸収フィルター。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至3のいずれかに記載の近赤
    外吸収アクリル系組成物から、UV重合により製造した
    近赤外吸収アクリル樹脂フィルム。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の近赤外吸収アクリル
    樹脂フィルム。
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