JP2001199228A - ケースとカバーの溶着構造 - Google Patents
ケースとカバーの溶着構造Info
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Abstract
にバリが発生していないことを目視により確実に検査で
きるようにする。 【解決手段】 両溶着部53、71が当接して振動溶着
を開始するとき、内側突出部73とカバー52との間の
内側隙間73bの長さL7を、外側突出部72とカバー
52との間の外側隙間72bの長さL6より長くするこ
とを特徴としている。これにより、外側突出部72は内
側突出部73よりも先にカバー52と当接するので、ケ
ース外部のバリはケース内部のバリよりも先に発生す
る。よって、ケース外部のバリが目視により確認される
場合には、ケース内部のバリが形成されている可能性が
あると判定することができ、ケース外部のバリが確認さ
れない場合には、ケース内部のバリは形成されていない
と判定することができる。
Description
するケースと、そのケースの開口部を密封するカバーと
の溶着構造に関するもので、例えば車両用空調装置にて
温水流量の制御をする弁手段を内蔵するケースに用いて
好適なものである。
の制御弁として、弁手段を内蔵する樹脂製ケースと、そ
のケースの開口部を密封する樹脂製カバーとを、振動溶
着したものが知られている。この振動溶着とは、カバー
をケースに対して加圧振動させながら加圧接合する溶着
であり、カバー及びケースに形成された溶着部が摩擦熱
により軟化し、冷却すると固まることを利用したもので
ある。
2との溶着部の断面を示すと、板形状のカバー52のケ
ース18側(図7の下方)の面には、下方に突出して溶
着されるカバー側溶着部53が形成されており、カバー
側溶着部53は紙面垂直方向に延びて、ケース18の開
口形状に沿って形成されている。そして、ケース18の
端部には、上方に突出してカバー側溶着部53と溶着さ
れるケース側溶着部71が形成されている。そして、ケ
ース18端部のうちケース側溶着部71の両側の部分に
は、上方に同じ長さだけ突出する外側突出部72及び内
側突出部77が形成されており、ケース側溶着部71と
外側突出部72の間に形成される空間(外側溜部)74
と、ケース側溶着部71と内側突出部77の間に形成さ
れる空間(内側溜部)75とには、溶着部53、71が
溶融して形成されたバリ76が溜まるようになってい
る。
時には、カバー52をケース側溶着部71に当接させた
位置(図7の点線の位置)に保持し、この位置から下方
に向かって所定のストローク量だけ加圧振動させること
により、所定の溶融量だけ溶融させて溶着させる。な
お、この所定ストローク量は両突出部72、77がカバ
ー52に当接しないように設定されている。
成形されるため寸法公差が大きく、所定の溶融量よりも
過剰に溶融させてしまう場合がある。そこで、所定スト
ローク量以内であっても、カバー52が実線の位置まで
加圧振動されて両突出部72、77がカバー52と当接
し、これにより加圧力が大きくなった場合には、加圧振
動を停止するようになっている。
では、両突出部72、77がカバー52に当接してから
加圧振動を停止させるまでの間に、この当接部分にて両
突出部72、77およびカバー52が溶融し、バリがケ
ース18の外部(図7のC部)と内部(図7のD部)に
形成されてしまう場合がある。特に、ケース18内部で
形成されたバリは、ケース18内の流体通路に流れ出す
と弁手段等の故障の原因となるため、ケース18内部の
バリの有無を検査する必要があった。
部のバリは目視により検査できるが、ケース18内部の
バリは目視による検査ができない。
リが発生していないことを、目視により確実に検査でき
るようにすることを目的とする。
成するために、請求項1に記載の発明では、ケース(1
8)の開口部(30a、31a)を密封するカバー(5
2)には、ケース(18)側に突出して溶着されるカバ
ー側溶着部(53)が形成され、ケース(18)には、
カバー(52)側に突出してカバー側溶着部(53)と
当接して溶着されるケース側溶着部(71)と、ケース
側溶着部(71)よりもケース(18)の外側にてカバ
ー(52)側に突出する外側突出部(72)と、溶着部
(71)よりもケース(18)の内側にてカバー(5
2)側に突出する内側突出部(73)とを形成し、両溶
着部(53)、(71)が当接して振動溶着を開始する
とき、内側突出部(73)とカバー(52)との間に形
成される内側隙間(73b)の振動溶着方向の長さ(L
7)を、外側突出部(72)とカバー(52)との間に
形成される外側隙間(72b)の振動溶着方向の長さ
(L6)より長くしたことを特徴としている。
を当接させて振動溶着を開始してから、両溶着部(5
3)、(71)での溶融量が過剰になる場合には、外側
突出部(72)は内側突出部(73)よりも先にカバー
(52)と当接するので、外側突出部(72)によるケ
ース(18)外部のバリは、内側突出部(73)による
ケース(18)内部のバリよりも先に発生する。
により確認される場合には、外側突出部(72)が溶融
した後に、内側突出部(73)がカバー(52)と当接
している可能性があるため、内側突出部(73)による
ケース(18)内部のバリが形成されている可能性があ
ると判定することができる。
より確認されない場合には、内側突出部(73)がカバ
ー(52)と当接していないので、内側突出部(73)
によるケース(18)内部のバリは形成されていないと
判定することができる。
発生していことを目視により確認することにより、ケー
ス(18)内部にもバリが発生していないことを確実に
検査することができる。
出部(72)を、カバー側溶着部(53)の端面よりも
所定の突出長さ(L4)だけカバー(52)側に突出さ
せ、内側突出部(73)を、カバー側溶着部(53)の
端面よりも所定の突出長さ(L5)だけカバー(52)
側に突出させ、内側突出部(73)の突出長さ(L5)
を、外側突出部(72)の突出長さ(L4)より短くす
ることを特徴とする。
(52)において、カバー側溶着部(53)よりも内側
の面(55)を、カバー側溶着部(53)よりも外側の
面(54)に対して、ケース(18)から遠ざかる位置
に形成することを特徴とする。
(18)内に、流体の流れを制御する弁手段(6)、
(17)を配置することを特徴とする。
述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す
一例である。
図に示す実施形態について説明する。
もので、自動車用空調装置の温水式暖房装置において、
自動車走行用の水冷式エンジン1から暖房用熱交換器2
へ供給される温水流量を制御するための流体制御弁に本
発明を適用した例を示す。図2は図1のA−A断面図で
ある。
される温水と送風空気とを熱交換して、送風空気を加熱
するものである。また、エンジン1により駆動されるウ
ォータポンプ3により、エンジン1の冷却水回路(温水
回路)に水を循環させるようになっている。
ケース18内に第1、第2の室30、31が形成され、
各室30、31にそれぞれ弁手段(詳細後述)が配置さ
れている。
と並列に設けられたバイパス出口通路、6は第1の室3
0に配置されてバイパス出口通路5を開閉する定差圧弁
(弁手段)であり、その前後の差圧が予め定めた所定値
に達すると開弁するもので、エンジン1の回転数変動に
よりウォータポンプ3の吐出圧が変動しても、暖房用熱
交換器2の前後圧を一定に近づける役割を果たすもので
ある。
成され、コイルばね6aにより図2の上方向(閉弁方
向)に押されている。27は両室30、31を分離する
隔壁で、その中心部に両室30、31を連通する前述の
バイパス出口通路5が形成されている。
流入する第1の温水入口パイプ19、エンジン1に温水
を還流させる第1の温水出口パイプ20、熱交換器2の
出口からの温水が流入する第2の温水入口パイプ21、
第1の温水入口パイプ19から流入した温水を熱交換器
2に向けて流出させる第2の温水出口パイプ22が一体
成形されている。
リアセタール)にて円柱状に成形され、ケース18の第
2の室31に回動可能に配置され、収納されている。こ
の弁体17は図示しない3つの開口部を有する温水の通
路が内部に形成されている。
41、42が配置され、収納されており、これらのパッ
キン40、41、42は耐熱性に優れるゴム材(例えば
EPDM…エチレン−プロピレン−ジエンモノマー)よ
りなる。弁体17の外周面側に位置する第1および第2
のパッキン40、41の平面形状は矩形状に成形される
と共に、弁体17に接する側の面は弁体17の外周面に
沿った湾曲形状に成形される。また、弁体17の底面側
に位置する第3のパッキン42の平面形状は矩形状に成
形される。
水の通路となる第1〜第3の穴部40a,41a,42
aが形成されており、これらの穴部40a,41a,4
2aは弁体17内の温水通路を介して連通可能である。
そして、第1のパッキン40の第1の穴部40aが第1
の温水入口パイプ19側の通路と連通し、第2のパッキ
ン41の第2の穴部41aがバイパス出口通路5と連通
し、第3のパッキン42の第3の穴部42aが第2の温
水出口パイプ22側の通路と連通するように位置決めし
て組付けられる。
は、弁体17内の温水通路を介することなく、第1の温
水入口パイプ19、第2の温水出口パイプ22およびバ
イパス出口通路5間で温水が直接流通してしまうことを
防ぐために、弁体17の周囲に配置される。
に、両室30、31の開口部30a、31a側(図2紙
面手前側)から定差圧弁6や弁体17等の構成部品を組
み付け、ケース18の端面形状と略同形状の樹脂(溶着
可能な熱可塑性樹脂であり例えばナイロン)製のカバー
52を振動溶着にてケース18に接合(詳細後述)し、
カバー52のうちケース18と反対側にサーボモータ6
0を配置し、サーボモータ60をカバー52に止めネジ
61にて固定する。これにより、第1、第2の室30、
31の開口部30a、31aを密封する。
弁体17がサーボモータ60で回動されることにより、
弁体17の各開口部と第1〜第3の穴部40a,41
a,42aとの連通面積(開口面積)が変化する。
との関係については、特開平10−44747号公報に
詳しく述べられているので簡単に説明する。エンジン1
からの温水の入口となる弁体17の開口部(第1の穴部
40aと連通)、および暖房用熱交換器2への温水の出
口となる弁体17の開口部(第3の穴部42aと連通)
は、弁体17の開度の増加に伴って開口面積が増加す
る。一方、暖房用熱交換器2の温水出口側と連通する弁
体17の開口部(第2の穴部41aと連通)は、弁体1
7の開度の増加に伴って開口面積が減少する。従って、
弁体17の開度の調整により暖房用熱交換器2に流入す
る温水流量を制御して、暖房能力を調整することができ
る。
着に関して説明する。
のB部拡大図であり振動溶着完了後の状態を示してお
り、図4は、振動溶着開始時の状態を示す拡大図であ
る。
4の下方)の面が均一に平らである板形状に形成されて
おり、カバー52の下方側の面には、下方に突出して振
動溶着時に溶融して溶着されるカバー側溶着部53が形
成されており、カバー側溶着部53は図3、4の紙面垂
直方向に延びて、ケース18の開口部30a、31aの
形状に沿って形成されている。
4の上方)の端部には、上方に突出して振動溶着時に溶
融してカバー側溶着部53と溶着されるケース側溶着部
71が形成されている。なお、両溶着部53、71の厚
さt1は、溶着面積を確保するために例えば3.8mm
に形成されている。
ース側溶着部71両側面から間隔L1(例えば2mm)
だけ離れた部分には、上方に突出する突出部72、73
が形成されており、この突出部72、73は図3、4の
紙面垂直方向に延びて、カバー側溶着部53に沿って形
成されている。そして、これらの突出部72、73のう
ち、ケース側溶着部71よりケース18内側の内側突出
部73の突出長さL2(例えば3.8mm)は、ケース
側溶着部71よりケース18外側の外側突出部72の突
出長さL3(例えば4mm)より短くなるように形成さ
れている。
着部53の端面よりも所定の突出長さL4だけカバー5
2側に突出し、内側突出部73は、カバー側溶着部53
の端面よりも所定の突出長さL5だけカバー52側に突
出し、内側突出部73の突出長さL5は、外側突出部7
2の突出長さL4より短くなるように形成されている。
なお、両突出部72、73の厚さt2、t3は、例えば
t2=1.5mm、t3=1.0mmに形成されてい
る。
溶着を開始するとき、外側突出部72とカバー52との
間には外側隙間72bが形成され、内側突出部73とカ
バー52との間には内側隙間73bが形成され、内側隙
間73bの振動溶着方向の長さL7は、外側隙間72b
の振動溶着方向の長さL6より長くなるように形成され
ている。
72の間に形成される空間(外側溜部)74と、ケース
側溶着部71と内側突出部73の間に形成される空間
(内側溜部)75とには、溶着部53、71が溶融して
形成されたバリ76が溜まるようになっている。よっ
て、前述の間隔L1及び突出長さL2、L3の大きさ
は、バリ76を溜めるのに十分な大きさに設計されてい
る。因みに、図3の断面において、外側溜部74の断面
積は6.5mm2であり、内側溜部75の断面積は5.
8mm2である。
着の手順を説明する。
バー52をケース側溶着部71に当接させた位置に保持
し、この位置から下方に向かって所定のストローク量だ
け加圧振動させることにより、所定の溶融量だけ溶融さ
せて溶着させる。なお、この所定ストローク量は両突出
部72、73がカバー52に当接しないように設定され
ている。
成形されるため寸法公差が大きく、所定の溶融量よりも
過剰に溶融させてしまう場合がある。そこで、所定スト
ローク量以内であっても、カバー52が図3の位置まで
加圧振動されて両突出部72、73がカバー52と当接
し、これにより加圧力が大きくなった場合には、加圧振
動を停止するようになっている。
を当接させて振動溶着を開始してから、両溶着部53、
71での溶融量が過剰になる場合には、外側突出部72
を内側突出部73よりも先にカバー52と当接させ、こ
の当接時には内側隙間73b(隙間長さL8=0.2m
m)を形成することができるので、外側突出部72によ
るケース18外部のバリは、内側突出部73によるケー
ス18内部のバリよりも先に発生する。
り確認される場合には、外側突出部72が溶融した後
に、内側突出部73がカバー52と当接している可能性
があるため、内側突出部73によるケース18内部のバ
リが形成されている可能性があると判定することができ
る。
確認されない場合には、内側突出部73がカバー52と
当接していないので、内側突出部73によるケース18
内部のバリは形成されていないと判定することができ
る。
していことを目視により確認することにより、ケース1
8内部にもバリが発生していないことを確実に検査する
ことができる。
サーボモータ60を組み付けて、弁体17をサーボモー
タ60により回動させているが、サーボモータ60を廃
止して、手動により弁体17を回動させてもよい。
内側突出部73の突出長さL2は、外側突出部72の突
出長さL3より短くなるように形成されている。そし
て、カバー52の板厚は均一に形成されている。
ように、両突出長さL2、L3を同じ長さ(例えば4m
m)に形成している。そして、カバー52の板厚のう
ち、カバー側溶着部53よりケース18の内側に位置す
る部分の板厚t4を、カバー側溶着部53よりケース1
8の外側に位置する部分の板厚t5よりも薄く形成して
おり、カバー52において、カバー側溶着部53よりも
内側の面55を、カバー側溶着部53よりも外側の面5
4に対して、ケース18から遠ざかる位置に形成してい
る。
せて振動溶着を開始してから両溶着部53、71での溶
融量が過剰になる場合に、外側突出部72を内側突出部
73よりも先にカバー52と当接させ、この当接時に内
側隙間73b(隙間長さL8=0.2mm)を形成する
ことができる。
に示す断面図は両突出部72、73の長手方向における
直線部(図2のE部)の断面を示すものであり、前述の
間隔L1及び突出長さL2、L3の大きさは、コーナー
部(図2のF部)においても同様の大きさに形成されて
いる。
4の体積と内側溜部75の体積とは同じ大きさである
が、コーナー部においては、図6に示すように、突出部
の長手方向の長さが短くなるので、内側溜部75の体積
V1は外側溜部74の体積V2よりも小さくなる。因み
に、この場合のコーナー部(約90度)における内側溜
部75の体積V1は31.8mm3であり、外側溜部7
4の体積V2は93mm3であり、両溶着部53、71
の溶融量V3は68mm3である。
におけるケース側溶着部71と内側突出部73と間隔L
1を例えば0.5mmだけ長くし、その分外側突出部7
2の厚さt2を0.5mmだけ薄く形成している。な
お、ケース側溶着部71と内側突出部73と間隔L1
は、外側突出部72の厚さt2が成形できる限界を超え
て薄くならないようにできるだけ大きな値で設計して、
内側溜部75の体積V1を大きくしている。
52と反対方向(下方)まで下げて、内側突出部73の
突出長さL2を例えば0.5mmだけ長く形成してい
る。なお、図1に示すようにケース18の上下方向の肉
厚が薄い部分では、この肉厚がケース18内部の流体に
対する耐圧強度を確保できる程度に、内側溜部75の底
部の位置を下方に下げて設計して、内側溜部75の体積
V1を大きくしている。
ける内側溜部75の体積V1は53mm3になり、外側
溜部74の体積V2は99mm3になり、両溶着部5
3、71の溶融量V3は74mm3になる。よって、溶
融量V3に対する内側溜部75の体積V1を大きくする
ことができ、確実にバリを内側溜部75内に溜めること
ができる。
サーボモータを組み付けた状態を示す側面図である。
外した状態の図1のA−A断面図である。
状態を示すB部拡大図である。
状態を示すB部拡大図である。
時の状態を示すB部拡大図である。
大図である。
ー、53…カバー側溶着部、71…ケース側溶着部、7
2…外側突出部、72b…外側隙間、73…内側突出
部、73b…内側隙間、L4…外側突出部の突出長さ、
L5…内側突出部の突出長さ、L6…外側隙間の振動溶
着方向長さ、L7…内側隙間の振動溶着方向長さ。
Claims (4)
- 【請求項1】 流体が内部を流通するケース(18)
と、 前記ケース(18)に開口する開口部(30a、31
a)を密封するカバー(52)とを振動溶着する溶着構
造において、 前記カバー(52)には、前記ケース(18)側に突出
して溶着されるカバー側溶着部(53)が形成され、 前記ケース(18)には、前記カバー(52)側に突出
して、前記カバー側溶着部(53)と当接して溶着され
るケース側溶着部(71)が形成され、 前記ケース側溶着部(71)よりも前記ケース(18)
の外側には、前記ケース(18)から前記カバー(5
2)側に突出する外側突出部(72)が形成され、 前記溶着部(71)よりも前記ケース(18)の内側に
は、前記ケース(18)から前記カバー(52)側に突
出する内側突出部(73)が形成され、 前記両溶着部(53)、(71)が当接して振動溶着を
開始するとき、前記外側突出部(72)と前記カバー
(52)との間には外側隙間(72b)が形成され、前
記内側突出部(73)と前記カバー(52)との間には
内側隙間(73b)が形成され、 前記内側隙間(73b)の振動溶着方向の長さ(L7)
は、前記外側隙間(72b)の振動溶着方向の長さ(L
6)より長いことを特徴とするケースとカバーの溶着構
造。 - 【請求項2】 前記外側突出部(72)は、前記カバー
側溶着部(53)の端面よりも所定の突出長さ(L4)
だけ前記カバー(52)側に突出し、 前記内側突出部(73)は、前記カバー側溶着部(5
3)の端面よりも所定の突出長さ(L5)だけ前記カバ
ー(52)側に突出し、 前記内側突出部(73)の突出長さ(L5)は、前記外
側突出部(72)の突出長さ(L4)より短いことを特
徴とする請求項1に記載のケースとカバーの溶着構造。 - 【請求項3】 前記カバー(52)において、前記カバ
ー側溶着部(53)よりも内側の面(55)は、前記カ
バー側溶着部(53)よりも外側の面(54)に対し
て、前記ケース(18)から遠ざかる位置に形成される
ことを特徴とする請求項1または2に記載のケースとカ
バーの溶着構造。 - 【請求項4】 前記ケース(18)内には、前記流体の
流れを制御する弁手段(6)、(17)が配置されるこ
とを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載
のケースとカバーの溶着構造。
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