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JP2001196924A - デジタルdll回路及びその方法 - Google Patents

デジタルdll回路及びその方法

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JP2001196924A
JP2001196924A JP2000008158A JP2000008158A JP2001196924A JP 2001196924 A JP2001196924 A JP 2001196924A JP 2000008158 A JP2000008158 A JP 2000008158A JP 2000008158 A JP2000008158 A JP 2000008158A JP 2001196924 A JP2001196924 A JP 2001196924A
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clock signal
control signal
phase difference
frequency
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Kazuhiro Nakajima
和広 中嶋
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NEC Corp
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NEC Corp
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路規模を増大しなくても動作周波数領域を
広くとれるデジタルDLL回路を提供する。 【解決手段】 入力クロック信号が変化してから第1制
御信号で指定された数だけ内部クロック信号を発生する
発振回路、入力クロック信号の変化と同期して内部クロ
ック信号を第1制御信号で指定された数で分周して分周
信号を出力する分周回路、分周信号を第2制御信号で指
定された時間だけ遅延させて出力クロック信号を出力す
るディレイライン、出力クロック信号を所定時間だけ遅
延させてフィードバッククロック信号を出力するクロッ
クドライバ、入力クロック信号とフィードバッククロッ
ク信号との間の位相差を検出して位相差信号を出力する
位相比較器、位相差信号を基に第1制御信号と第2制御
信号とを調整して出力する遅延制御回路を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルDLL(D
elay Locked Loop)回路に関し、特に、入力クロック信
号に対し、所定の時間進みを有する出力クロック信号を
出力するデジタルDLL回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図8を参照すると、従来例によるデジタ
ルDLL回路は、ディレイライン901、クロックドラ
イバ902、位相比較器903、遅延制御回路904を
備える。ディレイライン901は、入力クロック信号9
21を入力し、入力クロック信号921を制御信号92
5で指定される遅延時間だけ遅延させた出力クロック信
号922を出力する。クロックドライバ902は、出力
クロック信号922を入力し、出力クロック信号902
をクロック分配時間だけ遅延させたフィードバッククロ
ック信号923を出力する。位相比較器903は、入力
クロック信号921とフィードバッククロック信号92
3を入力し、入力クロック信号921とフィードバック
クロック信号923の位相差を検出して、位相差信号9
24を出力する。遅延制御回路904は、位相差信号9
24を入力し、位相差信号924を基にディレイライン
901の遅延時間を制御するための制御信号925を出
力する。
【0003】図9を参照すると、ディレイライン901
の各タップは、複数のゲート941とセレクタ942を
備え、セレクタ942が、制御信号925に基づいて選
択されたゲートの出力を次段のタップに出力する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来例のディレイライ
ン901は、各タップのゲート段数を調整することによ
って、遅延を調整しているため、遅延の調整幅を大きく
することにより、デジタルDLL回路の動作周波数領域
を広くするためには、ディレイライン901の回路規模
・面積が大きくなるという問題点があった。
【0005】本発明は、回路規模を増大しなくても動作
周波数領域を広くとれるデジタルDLL回路を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によるデジタルD
LL回路は、入力クロック信号が変化してから第1の制
御信号で指定された数だけ内部クロック信号を発生する
発振回路と、前記入力クロック信号の変化と同期して前
記内部クロック信号を前記第1の制御信号で指定された
数で分周して、分周結果を分周信号として出力する分周
回路と、前記分周信号を第2の制御信号で指定された時
間だけ遅延させて、遅延された前記分周信号を出力クロ
ック信号として出力するディレイラインと、前記出力ク
ロック信号を所定時間だけ遅延させて、遅延された出力
クロック信号をフィードバッククロック信号として出力
するクロックドライバと、前記入力クロック信号と前記
フィードバッククロック信号との間の位相差を検出し
て、検出された位相差を表す位相差信号を出力する位相
比較器と、前記位相差信号を基に前記第1の制御信号と
前記第2の制御信号とを調整して出力する遅延制御回路
と、を備えることを特徴とする。
【0007】また、本発明によるデジタルDLL回路
は、上記のデジタルDLL回路において、前記遅延制御
回路は、前記位相差信号により示される位相差が前記デ
ィレイラインの調整範囲外であるときに前記第1の制御
信号を調整し、そうでないときには、前記第1の制御信
号を調整しないことを特徴とする。
【0008】更に、本発明によるデジタルDLL回路
は、上記のデジタルDLL回路において、前記所定時間
はクロック分配時間であることを特徴とする。
【0009】更に、本発明によるデジタルDLL回路
は、入力クロック信号が変化してから第1の制御信号で
指定された数だけ第3の制御信号で指定される発振周波
数で内部クロック信号を発生する発振回路と、前記入力
クロック信号の変化と同期して前記内部クロック信号を
前記第1の制御信号で指定された数で分周して、分周結
果を分周信号として出力する分周回路と、前記分周信号
を第2の制御信号で指定された時間だけ遅延させて、遅
延された前記分周信号を出力クロック信号として出力す
るディレイラインと、前記出力クロック信号を所定時間
だけ遅延させて、遅延された出力クロック信号をフィー
ドバッククロック信号として出力するクロックドライバ
と、前記入力クロック信号と前記フィードバッククロッ
ク信号との間の位相差を検出して、検出された位相差を
表す位相差信号を出力する位相比較器と、前記位相差信
号を基に前記第1の制御信号、前記第2の制御信号及び
前記第3の制御信号を調整して出力する遅延制御回路
と、を備えることを特徴とする。
【0010】更に、本発明によるデジタルDLL回路
は、上記のデジタルDLL回路において、前記遅延制御
回路は、前記位相差信号により示される位相差が前記デ
ィレイラインの調整範囲外であるときに前記第1の制御
信号又は前記第3の制御信号を調整し、そうでないとき
には、前記第1の制御信号又は前記第3の制御信号を調
整しないことを特徴とする。
【0011】更に、本発明によるデジタルDLL回路
は、上記のデジタルDLL回路において、前記遅延制御
回路は、前記位相差信号により示される位相差が前記デ
ィレイラインの調整範囲外であり且つ前記発振回路の発
振周波数の調整範囲外であるときに前記第1の制御信号
を調整し、そうでないときには、前記第1の制御信号を
調整しないことを特徴とする。
【0012】更に、本発明によるデジタルDLL回路
は、上記のデジタルDLL回路において、前記所定時間
はクロック分配時間であることを特徴とする。
【0013】本発明によるデジタルDLL方法は、入力
クロック信号が変化してから第1の制御信号で指定され
た数だけ内部クロック信号を発生するステップと、前記
入力クロック信号の変化と同期して前記内部クロック信
号を前記第1の制御信号で指定された数で分周して、分
周結果を分周信号として出力するステップと、前記分周
信号を第2の制御信号で指定された時間だけ遅延させ
て、遅延された前記分周信号を出力クロック信号として
出力するステップと、前記出力クロック信号を所定時間
だけ遅延させて、遅延された出力クロック信号をフィー
ドバッククロック信号として出力するステップと、前記
入力クロック信号と前記フィードバッククロック信号と
の間の位相差を検出して、検出された位相差を表す位相
差信号を出力するステップと、前記位相差信号を基に前
記第1の制御信号と前記第2の制御信号とを調整するス
テップと、を有することを特徴とする。
【0014】また、本発明によるデジタルDLL方法
は、上記のデジタルDLL方法において、前記位相差信
号により示される位相差が前記ディレイラインの調整範
囲外であるときに前記第1の制御信号を調整し、そうで
ないときには、前記第1の制御信号を調整しないことを
特徴とする。
【0015】更に、本発明によるデジタルDLL方法
は、上記のデジタルDLL方法において、前記所定時間
はクロック分配時間であることを特徴とする。
【0016】更に、本発明によるデジタルDLL方法
は、入力クロック信号が変化してから第1の制御信号で
指定された数だけ第3の制御信号で指定される発振周波
数で内部クロック信号を発生するステップと、前記入力
クロック信号の変化と同期して前記内部クロック信号を
前記第1の制御信号で指定された数で分周して、分周結
果を分周信号として出力するステップと、前記分周信号
を第2の制御信号で指定された時間だけ遅延させて、遅
延された前記分周信号を出力クロック信号として出力す
るステップと、前記出力クロック信号を所定時間だけ遅
延させて、遅延された出力クロック信号をフィードバッ
ククロック信号として出力するステップと、前記入力ク
ロック信号と前記フィードバッククロック信号との間の
位相差を検出して、検出された位相差を表す位相差信号
を出力するステップと、前記位相差信号を基に前記第1
の制御信号、前記第2の制御信号及び前記第3の制御信
号を調整するステップと、を有することを特徴とする。
【0017】更に、本発明によるデジタルDLL方法
は、上記のデジタルDLL方法において、前記位相差信
号により示される位相差が前記ディレイラインの調整範
囲外であるときに前記第1の制御信号又は前記第3の制
御信号を調整し、そうでないときには、前記第1の制御
信号又は前記第3の制御信号を調整しないことを特徴と
する。
【0018】更に、本発明によるデジタルDLL方法
は、上記のデジタルDLL方法において、前記位相差信
号により示される位相差が前記ディレイラインの調整範
囲外であり且つ前記発振回路の発振周波数の調整範囲外
であるときに前記第1の制御信号を調整し、そうでない
ときには、前記第1の制御信号を調整しないことを特徴
とする。
【0019】更に、本発明によるデジタルDLL方法
は、上記に記載のデジタルDLL方法において、前記所
定時間はクロック分配時間であることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】[実施形態1]図1を参照する
と、本発明の実施形態によるデジタルDLL回路は、発
振回路101、分周回路102、ディレイライン10
3、位相比較器104、遅延制御回路105、及びクロ
ックドライバ106を備える。発振回路101は、入力
クロック信号201の変化をトリガとして所定の固定の
周波数で発振を開始し、第1の制御信号206により指
定された数の内部クロック信号202を出力した後、発
振を停止する。分周回路102は、内部クロック信号2
02を入力し、第1の制御信号206により指定された
分周比で内部クロック信号202を入力クロック信号2
01と同期して分周した分周信号203を出力する。デ
ィレイライン103は分周信号203を入力し、第2の
制御信号207により指定された遅延時間だけ分周信号
203を遅延した出力クロック信号204を出力する。
なお、ディレイライン103の遅延時間の調整範囲は、
少なくとも発振回路101が出力する内部クロック信号
202の1周期分の時間である。クロックドライバ10
6は出力クロック信号204をクロック分配時間だけ遅
延させたフィードバッククロック信号208を出力す
る。位相比較器104は、入力クロック信号201とフ
ィードバッククロック信号208を入力し、入力クロッ
ク信号201とフィードバッククロック信号208との
間の位相差を示す位相差信号205を出力する。遅延制
御回路105は、位相差信号205を入力し、入力クロ
ック信号201とフィードバッククロック信号208の
間の位相差が無くなるように、発振回路102の発振ク
ロック数と分周回路102の分比周を制御するための第
1の制御信号206とディレイライン103の遅延時間
を制御するための第2の制御信号を出力する。
【0021】次に、図2を参照して、入力クロック信号
201の周期が短い場合の本実施形態の動作を説明す
る。
【0022】発振回路101は、入力クロック信号20
1の変化をトリガとして、発振を開始して内部クロック
信号202の出力を開始する。第1の制御信号206の
示す情報が数値4であるので、分周回路102は、内部
クロック信号202を4分周する。この例では分周数を
4としているが、第1の制御信号の示す数値情報を変化
させることにより、分周数を変更することができる。な
お、分周回路102は、入力クロック信号201が変化
してから内部クロック信号202が4回目に立ち下がっ
たときに分周信号203を変化させる。
【0023】発振回路101は、第1の制御信号の示す
情報が数値4であるので、4個の内部クロック信号20
2を出力した後、次に入力クロック信号201が変化す
るまで、発振を停止する。
【0024】ディレイライン103は分周信号203を
第2の制御信号207で指定される遅延時間だけ遅延さ
せた出力クロック信号204を出力する。ディレイライ
ンの遅延時間は第2の制御信号207により細かく調整
できる。クロックドライバ106は、出力クロック信号
204をクロック分配時間だけ遅延させたフィードバッ
ククロック信号208を出力する。遅延制御回路105
が位相比較器104が出力する入力クロック信号201
とフィードバッククロック信号208との間の位相差が
無くなるように大まかな位相調整をするための第1の制
御信号206と細かな位相調整をするための第2の制御
信号207を調整することにより、入力クロック信号2
01の位相とフィードバッククロック信号208の位相
が揃う。出力クロック信号204は、入力クロック信号
201に対してクロック分配時間だけ時間的に進んだ信
号となる。
【0025】次に、図3を参照して、入力クロック信号
201の周期が短い場合の本実施形態の動作を説明す
る。
【0026】発振回路101は、入力クロック信号20
1の変化をトリガとして、発振を開始して内部クロック
信号202の出力を開始する。第1の制御信号206の
示す情報が数値5であるので、分周回路102は、内部
クロック信号202を5分周する。この例では分周数を
5としているが、第1の制御信号の示す数値情報を変化
させることにより、分周数を変更することができる。な
お、分周回路102は、入力クロック信号201が変化
してから内部クロック信号202が5回目に立ち下がっ
たときに分周信号203を変化させる。
【0027】発振回路101は、第1の制御信号の示す
情報が数値5であるので、5個の内部クロック信号20
2を出力した後、次に入力クロック信号201が変化す
るまで、発振を停止する。
【0028】ディレイライン103は分周信号203を
第2の制御信号207で指定される遅延時間だけ遅延さ
せた出力クロック信号204を出力する。ディレイライ
ンの遅延時間は第2の制御信号207により細かく調整
できる。クロックドライバ106は、出力クロック信号
204をクロック分配時間だけ遅延させたフィードバッ
ククロック信号208を出力する。遅延制御回路105
が位相比較器104が出力する入力クロック信号201
とフィードバッククロック信号208との間の位相差が
無くなるように大まかな位相調整をするための第1の制
御信号206と細かな位相調整をするための第2の制御
信号207を調整することにより、入力クロック信号2
01の位相とフィードバッククロック信号208の位相
が揃う。出力クロック信号204は、入力クロック信号
201に対してクロック分配時間だけ時間的に進んだ信
号となる。
【0029】次に図4を参照して、本実施形態の動作を
説明する。
【0030】ステップS301では、位相比較器104
が、入力クロック信号201とフィードバッククロック
信号208との間の位相差を検出する。次に、ステップ
S302では、遅延制御回路105が、位相比較器10
4で検出された位相差に基づいて、入力クロック信号2
01とフィードバッククロック信号208との間の位相
差が小さくなるようにするために発振回路101の発振
クロック数及び分周回路102の分周比を制御する第1
の制御信号206を生成することにより、入力クロック
信号201とフィードバッククロック信号208との間
の位相差が小さくなるように大まかな調整を行う。次
に、ステップS303では、遅延制御回路105が、位
相比較器104で検出された位相差及びステップS30
2で決定した発振クロック数に基づいて、入力クロック
信号201とフィードバッククロック信号208との間
の位相差が小さくなるようにするためにディレイライン
103の遅延時間を制御する第2の制御信号207を生
成することにより、入力クロック信号201とフィード
バッククロック信号208との間の位相差が小さくなる
ように細かな調整を行う。
【0031】次に、ステップS304では、位相比較器
104が、入力クロック信号201とフィードバックク
ロック信号208との間の位相差を検出する。次に、ス
テップS305では、遅延制御回路105が、位相比較
器104で検出された位相差がディレイラインの遅延時
間の調整範囲外であるか否かを判定して、そうであれば
ステップS306に進み、そうでなければステップS3
07に進む。ステップS306では、遅延制御回路10
5が、位相比較器104で検出された位相差に基づい
て、入力クロック信号201とフィードバッククロック
信号208との間の位相差が小さくなるようにするため
に発振回路101の発振クロック数及び分周回路102
の分周比を制御する第1の制御信号206を生成するこ
とにより、入力クロック信号201とフィードバックク
ロック信号208との間の位相差が小さくなるように大
まかな調整を行う。ステップS307では、遅延制御回
路105が、位相比較器104で検出された位相差及び
現在の発振クロック数に基づいて、入力クロック信号2
01とフィードバッククロック信号208との間の位相
差が小さくなるようにするためにディレイライン103
の遅延時間を制御する第2の制御信号207を生成する
ことにより、入力クロック信号201とフィードバック
クロック信号208との間の位相差が小さくなるように
細かな調整を行う。ステップS307からはステップS
304に戻る。
【0032】[実施形態2]実施形態2は、発振周波数
が固定の発振回路101を発振周波数が第3の制御信号
209により制御される発振回路101Bに置き換わる
点、位相差信号205を基に第1の制御信号206と第
2の制御信号207を出力する遅延制御回路105が位
相差信号205を基に第1の制御信号206、第2の制
御信号207及び第3の制御信号209を出力する遅延
制御回路105Bに置き換わる点、ディレイライン10
3がディレイライン103よりも遅延時間調整範囲が狭
いディレイライン103Bに置き換わる点が実施形態1
と構成上異なり、他の構成は両者同一である。発振回路
101Bは、入力クロック信号201が変化したときに
内部クロック信号202の出力を開始し、第1の制御信
号206により指定される数の内部クロック信号202
0を出力した後は、次に入力クロック信号201が変化
するまで発振を停止する点は発振回路101と同一であ
る。発振回路101Bの可変発振周波数の機能は例えば
図6に示すように閾値が第3の制御信号209により変
化するインバータをリング状に接続することにより実現
できる。
【0033】次に図7を参照して、本実施形態の動作を
説明する。
【0034】ステップS401では、位相比較器104
が、入力クロック信号201とフィードバッククロック
信号208との間の位相差を検出する。次に、ステップ
S402では、遅延制御回路105Bが発振回路101
Bの発振周波数が所定の値となる第3の制御信号209
を生成する。次に、ステップS403では、遅延制御回
路105Bが、位相比較器104で検出された位相差及
びステップS402で決定した発振周波数に基づいて、
入力クロック信号201とフィードバッククロック信号
208との間の位相差が小さくなるようにするために発
振回路101Bの発振クロック数及び分周回路102の
分周比を制御する第1の制御信号206を生成すること
により、入力クロック信号201とフィードバッククロ
ック信号208との間の位相差が小さくなるように大ま
かな調整を行う。次に、ステップS404では、遅延制
御回路105が、位相比較器104で検出された位相
差、現在の発振周波数及び発振クロック数に基づいて、
入力クロック信号201とフィードバッククロック信号
208との間の位相差が小さくなるようにするためにデ
ィレイライン103Bの遅延時間を制御する第2の制御
信号207を生成することにより、入力クロック信号2
01とフィードバッククロック信号208との間の位相
差が小さくなるように細かな調整を行う。
【0035】次に、ステップS405では、位相比較器
104が、入力クロック信号201とフィードバックク
ロック信号208との間の位相差を検出する。次に、ス
テップS406では、遅延制御回路105Bが、位相比
較器104で検出された位相差がディレイラインの遅延
時間の調整範囲外であるか否かを判定して、そうであれ
ばステップS407に進み、そうでなければステップS
410に進む。ステップS407では、遅延制御回路1
05Bが、位相比較器104で検出された位相差が発振
回路101Bの発振周波数の調整範囲外であるか否かを
判定して、そうであればステップS408に進み、そう
でなければステップS409に進む。ステップS408
では、遅延制御回路105Bが、位相比較器104で検
出された位相差に基づいて、入力クロック信号201と
フィードバッククロック信号208との間の位相差が小
さくなるようにするために発振回路101Bの発振クロ
ック数及び分周回路102の分周比を制御する第1の制
御信号206を生成することにより、入力クロック信号
201とフィードバッククロック信号208との間の位
相差が小さくなるように大まかな調整を行う。ステップ
S409では、遅延制御回路105Bが、位相比較器1
04で検出された位相差に基づいて、入力クロック信号
201とフィードバッククロック信号208との間の位
相差が小さくなるようにするために発振回路101の発
振周波数を制御する第3の制御信号209を生成するこ
とにより、入力クロック信号201とフィードバックク
ロック信号208との間の位相差が小さくなるように大
まかな調整を行う。ステップS410では、遅延制御回
路105Bが、位相比較器104で検出された位相差、
現在の発振周波数及び現在の発振クロック数に基づい
て、入力クロック信号201とフィードバッククロック
信号208との間の位相差が小さくなるようにするため
にディレイライン103Bの遅延時間を制御する第2の
制御信号207を生成することにより、入力クロック信
号201とフィードバッククロック信号208との間の
位相差が小さくなるように細かな調整を行う。ステップ
S307からはステップS304に戻る。
【0036】実施形態2によれば、ディレイライン10
3の遅延調整範囲を狭くすることができるので、実施形
態1に比べ、ディレイライン103の回路規模・面積を
小さくすることができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、デ
ジタルDLL回路の回路規模・面積を削減することがで
きる。その理由は、ディレイラインの段数を削減できる
からである。
【0038】また、本発明のデジタルDLL回路は、広
範囲な入力クロック信号の周波数に適合することができ
る。例えば、10MHzから500MHzの範囲の周波
数の入力クロック信号に適合することができる。その理
由は、発振回路の発振クロック数及び分周回路の分周比
を調整することにより入力クロック信号の周波数の変動
に対応しているからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1によるデジタルDLL回路
の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態1による入力クロック信号の
周期が短い場合のデジタルDLL回路の動作を示すタイ
ミング図である。
【図3】本発明の実施形態1による入力クロック信号の
周期が長い場合のデジタルDLL回路の動作を示すタイ
ミング図である。
【図4】本発明の実施形態1によるデジタルDLL回路
の動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施形態2によるデジタルDLL回路
の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施形態2による発振回路の可変発振
周波数の機能部の回路図である。
【図7】本発明の実施形態2によるデジタルDLL回路
の動作を示すフローチャートである。
【図8】従来例によるデジタルDLL回路の構成を示す
ブロック図である。
【図9】従来例によるデジタルDLL回路のディレイラ
インの各タップの構成を示す回路図である。
【符号の説明】
101 発振回路 102 分周回路 103 ディレイライン 104 位相比較器 105 遅延制御回路 106 クロックドライバ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力クロック信号が変化してから第1の
    制御信号で指定された数だけ内部クロック信号を発生す
    る発振回路と、 前記入力クロック信号の変化と同期して前記内部クロッ
    ク信号を前記第1の制御信号で指定された数で分周し
    て、分周結果を分周信号として出力する分周回路と、 前記分周信号を第2の制御信号で指定された時間だけ遅
    延させて、遅延された前記分周信号を出力クロック信号
    として出力するディレイラインと、 前記出力クロック信号を所定時間だけ遅延させて、遅延
    された出力クロック信号をフィードバッククロック信号
    として出力するクロックドライバと、 前記入力クロック信号と前記フィードバッククロック信
    号との間の位相差を検出して、検出された位相差を表す
    位相差信号を出力する位相比較器と、 前記位相差信号を基に前記第1の制御信号と前記第2の
    制御信号とを調整して出力する遅延制御回路と、 を備えることを特徴とするデジタルDLL回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のデジタルDLL回路に
    おいて、前記遅延制御回路は、前記位相差信号により示
    される位相差が前記ディレイラインの調整範囲外である
    ときに前記第1の制御信号を調整し、そうでないときに
    は、前記第1の制御信号を調整しないことを特徴とする
    デジタルDLL回路。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のデジタルDLL
    回路において、前記所定時間はクロック分配時間である
    ことを特徴とするデジタルDLL回路。
  4. 【請求項4】 入力クロック信号が変化してから第1の
    制御信号で指定された数だけ第3の制御信号で指定され
    る発振周波数で内部クロック信号を発生する発振回路
    と、 前記入力クロック信号の変化と同期して前記内部クロッ
    ク信号を前記第1の制御信号で指定された数で分周し
    て、分周結果を分周信号として出力する分周回路と、 前記分周信号を第2の制御信号で指定された時間だけ遅
    延させて、遅延された前記分周信号を出力クロック信号
    として出力するディレイラインと、 前記出力クロック信号を所定時間だけ遅延させて、遅延
    された出力クロック信号をフィードバッククロック信号
    として出力するクロックドライバと、 前記入力クロック信号と前記フィードバッククロック信
    号との間の位相差を検出して、検出された位相差を表す
    位相差信号を出力する位相比較器と、 前記位相差信号を基に前記第1の制御信号、前記第2の
    制御信号及び前記第3の制御信号を調整して出力する遅
    延制御回路と、 を備えることを特徴とするデジタルDLL回路。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のデジタルDLL回路に
    おいて、前記遅延制御回路は、前記位相差信号により示
    される位相差が前記ディレイラインの調整範囲外である
    ときに前記第1の制御信号又は前記第3の制御信号を調
    整し、そうでないときには、前記第1の制御信号又は前
    記第3の制御信号を調整しないことを特徴とするデジタ
    ルDLL回路。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載のデジタルDLL回路に
    おいて、前記遅延制御回路は、前記位相差信号により示
    される位相差が前記ディレイラインの調整範囲外であり
    且つ前記発振回路の発振周波数の調整範囲外であるとき
    に前記第1の制御信号を調整し、そうでないときには、
    前記第1の制御信号を調整しないことを特徴とするデジ
    タルDLL回路。
  7. 【請求項7】 請求項4乃至6のいずれか1項に記載の
    デジタルDLL回路において、前記所定時間はクロック
    分配時間であることを特徴とするデジタルDLL回路。
  8. 【請求項8】 入力クロック信号が変化してから第1の
    制御信号で指定された数だけ内部クロック信号を発生す
    るステップと、 前記入力クロック信号の変化と同期して前記内部クロッ
    ク信号を前記第1の制御信号で指定された数で分周し
    て、分周結果を分周信号として出力するステップと、 前記分周信号を第2の制御信号で指定された時間だけ遅
    延させて、遅延された前記分周信号を出力クロック信号
    として出力するステップと、 前記出力クロック信号を所定時間だけ遅延させて、遅延
    された出力クロック信号をフィードバッククロック信号
    として出力するステップと、 前記入力クロック信号と前記フィードバッククロック信
    号との間の位相差を検出して、検出された位相差を表す
    位相差信号を出力するステップと、 前記位相差信号を基に前記第1の制御信号と前記第2の
    制御信号とを調整するステップと、を有することを特徴
    とするデジタルDLL方法。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のデジタルDLL方法に
    おいて、前記位相差信号により示される位相差が前記デ
    ィレイラインの調整範囲外であるときに前記第1の制御
    信号を調整し、そうでないときには、前記第1の制御信
    号を調整しないことを特徴とするデジタルDLL方法。
  10. 【請求項10】 請求項8又は9に記載のデジタルDL
    L方法において、前記所定時間はクロック分配時間であ
    ることを特徴とするデジタルDLL方法。
  11. 【請求項11】 入力クロック信号が変化してから第1
    の制御信号で指定された数だけ第3の制御信号で指定さ
    れる発振周波数で内部クロック信号を発生するステップ
    と、 前記入力クロック信号の変化と同期して前記内部クロッ
    ク信号を前記第1の制御信号で指定された数で分周し
    て、分周結果を分周信号として出力するステップと、 前記分周信号を第2の制御信号で指定された時間だけ遅
    延させて、遅延された前記分周信号を出力クロック信号
    として出力するステップと、 前記出力クロック信号を所定時間だけ遅延させて、遅延
    された出力クロック信号をフィードバッククロック信号
    として出力するステップと、 前記入力クロック信号と前記フィードバッククロック信
    号との間の位相差を検出して、検出された位相差を表す
    位相差信号を出力するステップと、 前記位相差信号を基に前記第1の制御信号、前記第2の
    制御信号及び前記第3の制御信号を調整するステップ
    と、 を有することを特徴とするデジタルDLL方法。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載のデジタルDLL方
    法において、前記位相差信号により示される位相差が前
    記ディレイラインの調整範囲外であるときに前記第1の
    制御信号又は前記第3の制御信号を調整し、そうでない
    ときには、前記第1の制御信号又は前記第3の制御信号
    を調整しないことを特徴とするデジタルDLL方法。
  13. 【請求項13】 請求項11に記載のデジタルDLL方
    法において、前記位相差信号により示される位相差が前
    記ディレイラインの調整範囲外であり且つ前記発振回路
    の発振周波数の調整範囲外であるときに前記第1の制御
    信号を調整し、そうでないときには、前記第1の制御信
    号を調整しないことを特徴とするデジタルDLL方法。
  14. 【請求項14】 請求項11乃至13のいずれか1項に
    記載のデジタルDLL方法において、前記所定時間はク
    ロック分配時間であることを特徴とするデジタルDLL
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100594297B1 (ko) 2004-10-12 2006-06-30 삼성전자주식회사 외부 클럭 신호의 주파수에 순응하는 발진기를 이용하는지연 동기 루프 및 방법
CN102035542A (zh) * 2010-10-19 2011-04-27 钰创科技股份有限公司 具动态加速追相功能的延迟锁相回路电路及方法
JP2013218569A (ja) * 2012-04-10 2013-10-24 Canon Inc 位相制御装置

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