JP2001183233A - 分光器および分光方法 - Google Patents
分光器および分光方法Info
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- 230000003595 spectral effect Effects 0.000 title abstract 2
- 238000004611 spectroscopical analysis Methods 0.000 claims description 4
- 239000000835 fiber Substances 0.000 abstract description 24
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 abstract description 18
- 239000006185 dispersion Substances 0.000 description 10
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 239000013307 optical fiber Substances 0.000 description 3
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- 101700004678 SLIT3 Proteins 0.000 description 1
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-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01J—MEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
- G01J3/00—Spectrometry; Spectrophotometry; Monochromators; Measuring colours
- G01J3/12—Generating the spectrum; Monochromators
- G01J3/18—Generating the spectrum; Monochromators using diffraction elements, e.g. grating
- G01J3/1804—Plane gratings
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- Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
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- Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 被測定光の入出射部分の構造を簡素化するこ
とにより、組み付け等の作業性を向上させることができ
る分光器および分光方法を提供すること。 【解決手段】 この分光器は、入射ファイバ10、2つ
の放物面鏡20、28、平面回折格子22、2つの平面
鏡24、26、出射スリット30、光検出器32を含ん
で構成されている。2つの平面鏡24、26と2つの放
物面鏡20、28を用いることにより、出射ファイバ1
0から出射された被測定光が一方の平面鏡24に到達す
るまでの光路と、他方の平面鏡26によって反射された
被測定光が出射スリット30に到達するまでの光路と
を、平面回折格子22の刻線に沿って離隔する。
とにより、組み付け等の作業性を向上させることができ
る分光器および分光方法を提供すること。 【解決手段】 この分光器は、入射ファイバ10、2つ
の放物面鏡20、28、平面回折格子22、2つの平面
鏡24、26、出射スリット30、光検出器32を含ん
で構成されている。2つの平面鏡24、26と2つの放
物面鏡20、28を用いることにより、出射ファイバ1
0から出射された被測定光が一方の平面鏡24に到達す
るまでの光路と、他方の平面鏡26によって反射された
被測定光が出射スリット30に到達するまでの光路と
を、平面回折格子22の刻線に沿って離隔する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被測定光を同一の
回折格子に複数回入射させる分光器および分光方法に関
する。
回折格子に複数回入射させる分光器および分光方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から、被測定光の波長特性を測定す
る計測器として、モノクロメータ(単色計)と称される
分光器が用いられている。特に、1つあるいは複数の回
折格子に被測定光を複数回入射させることにより、高い
分解能または広いダイナミックレンジを確保することが
できるダブルモノクロメータ(複単色計)が汎用されて
いる。
る計測器として、モノクロメータ(単色計)と称される
分光器が用いられている。特に、1つあるいは複数の回
折格子に被測定光を複数回入射させることにより、高い
分解能または広いダイナミックレンジを確保することが
できるダブルモノクロメータ(複単色計)が汎用されて
いる。
【0003】例えば、特開平8−145795号公報に
は、各種の分光器が開示されている。図4および図5
は、この公報に開示された代表的な分光器の構成を示す
斜視図である。
は、各種の分光器が開示されている。図4および図5
は、この公報に開示された代表的な分光器の構成を示す
斜視図である。
【0004】図4に示す分光器は、光ファイバ100か
ら出射された光をコリメータ102によって平行光に変
換し、この平行光を平面回折格子104で回折する。こ
の回折光は、光路に垂直な反射面を有する平面鏡106
によって反射され、再び平面回折格子104で回折され
た後、コリメータ102によって集光されてスリット1
08に入射される。図4に示す分光器は、被測定光が同
一の平面回折格子104で2回回折されるため、出射ス
リット108を通過する回折光の波長λの分解能を高く
することができる。
ら出射された光をコリメータ102によって平行光に変
換し、この平行光を平面回折格子104で回折する。こ
の回折光は、光路に垂直な反射面を有する平面鏡106
によって反射され、再び平面回折格子104で回折され
た後、コリメータ102によって集光されてスリット1
08に入射される。図4に示す分光器は、被測定光が同
一の平面回折格子104で2回回折されるため、出射ス
リット108を通過する回折光の波長λの分解能を高く
することができる。
【0005】また、図5に示す分光器は、図4に示した
構成に対して、中間スリット110と2枚の鏡112、
114を追加した構成を有している。図5に示す分光器
では、コリメータ102で反射されて戻ってきた回折光
を、一方の鏡112で90°反射した後、この回折光の
集光位置に配置された中間スリット110を通し、その
後他方の鏡114で90°反射させることにより、被測
定光をコリメータ102、平面回折格子104、平面鏡
106によって構成される光学系をさらに1往復させて
いる。図5に示す分光器は、被測定光が中間スリット1
10と出射スリット108を通るため、ダイナミックレ
ンジを広くすることができる。
構成に対して、中間スリット110と2枚の鏡112、
114を追加した構成を有している。図5に示す分光器
では、コリメータ102で反射されて戻ってきた回折光
を、一方の鏡112で90°反射した後、この回折光の
集光位置に配置された中間スリット110を通し、その
後他方の鏡114で90°反射させることにより、被測
定光をコリメータ102、平面回折格子104、平面鏡
106によって構成される光学系をさらに1往復させて
いる。図5に示す分光器は、被測定光が中間スリット1
10と出射スリット108を通るため、ダイナミックレ
ンジを広くすることができる。
【0006】また、分光器の他の従来例としては、米国
特許第3,069,966号、米国特許第4,025,
196号等に開示されたものが知られている。
特許第3,069,966号、米国特許第4,025,
196号等に開示されたものが知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図4に示し
た従来の分光器は、被測定光を入射する光ファイバ10
0と出射スリット108の両方をコリメータ102の焦
点位置近傍に設置する必要があるため、この焦点位置近
傍の構造が複雑になり、組み付け等の作業性が悪いとい
う問題があった。また、図5に示した従来の分光器は、
光ファイバ100、出射スリット108の他に、2つの
鏡112、114と中間スリット110もコリメータ1
02の焦点位置近傍に配置する必要があるため、この焦
点位置近傍の構造がさらに複雑になり、組み付け等の作
業性もさらに悪くなる。
た従来の分光器は、被測定光を入射する光ファイバ10
0と出射スリット108の両方をコリメータ102の焦
点位置近傍に設置する必要があるため、この焦点位置近
傍の構造が複雑になり、組み付け等の作業性が悪いとい
う問題があった。また、図5に示した従来の分光器は、
光ファイバ100、出射スリット108の他に、2つの
鏡112、114と中間スリット110もコリメータ1
02の焦点位置近傍に配置する必要があるため、この焦
点位置近傍の構造がさらに複雑になり、組み付け等の作
業性もさらに悪くなる。
【0008】本発明は、このような点に鑑みて創作され
たものであり、その目的は、被測定光の入出射部分の構
造を簡素化することにより、組み付け等の作業性を向上
させることができる分光器および分光方法を提供するこ
とにある。
たものであり、その目的は、被測定光の入出射部分の構
造を簡素化することにより、組み付け等の作業性を向上
させることができる分光器および分光方法を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明の分光器は、平面回折格子と、この平面
回折格子の刻線に平行に配置された第1および第2のコ
リメータと、少なくとも2枚の反射面を有して平面回折
格子から出射された回折光を入射光と出射光とが刻線に
沿って離隔するように折り返す第1の反射部材と、この
第1のコリメータの焦点位置の近傍に配置された出射ス
リットとを備えている。入出射光を分離して折り返す第
1の反射部材と、これら分離された2つの光のそれぞれ
に対応する第1および第2のコリメータとを有すること
により、第1のコリメータの焦点位置に出射スリット
を、第2のコリメータの焦点位置にそれ以外の光学部材
を離隔して配置することができる。したがって、各焦点
位置近傍の構造が簡素化され、組み付け等の作業性を向
上させることができる。
ために、本発明の分光器は、平面回折格子と、この平面
回折格子の刻線に平行に配置された第1および第2のコ
リメータと、少なくとも2枚の反射面を有して平面回折
格子から出射された回折光を入射光と出射光とが刻線に
沿って離隔するように折り返す第1の反射部材と、この
第1のコリメータの焦点位置の近傍に配置された出射ス
リットとを備えている。入出射光を分離して折り返す第
1の反射部材と、これら分離された2つの光のそれぞれ
に対応する第1および第2のコリメータとを有すること
により、第1のコリメータの焦点位置に出射スリット
を、第2のコリメータの焦点位置にそれ以外の光学部材
を離隔して配置することができる。したがって、各焦点
位置近傍の構造が簡素化され、組み付け等の作業性を向
上させることができる。
【0010】具体的には、第2のコリメータの焦点位置
の近傍に、被測定光を入射する入射部材を配置すること
が望ましい。入射部材と出射スリットを離隔することに
より、それぞれの取り付け部分が複雑にならず、設計の
自由度が増すとともに、取り付け作業等がしやすくな
る。また、同じ平面回折格子に複数回の回折を行わせる
ことによる分解能の向上が可能になる。
の近傍に、被測定光を入射する入射部材を配置すること
が望ましい。入射部材と出射スリットを離隔することに
より、それぞれの取り付け部分が複雑にならず、設計の
自由度が増すとともに、取り付け作業等がしやすくな
る。また、同じ平面回折格子に複数回の回折を行わせる
ことによる分解能の向上が可能になる。
【0011】あるいは、第1のコリメータの焦点位置の
近傍に、出射スリットとともに被測定光を入射する入射
部材を配置し、第2のコリメータの焦点位置の近傍に、
中間スリットと、この中間スリットを挟んで配置されて
第2のコリメータの出射光を第2のコリメータに反射す
る第2の反射部材とを配置することが望ましい。出射ス
リット近傍の構造と、中間スリットおよび第2の反射部
材とを離隔することができるため、従来のように出射ス
リット近傍にこれらの全てを配置する場合に比べて、そ
れぞれの部品の配置に余裕が生じ、設計の自由度が増す
とともに、取り付け作業等がしやすくなる。また、第2
の反射部材によって被測定光を反射させる際に中間スリ
ットを通すことにより、出射スリットを通る光のダイナ
ミックレンジを広くすることができる。
近傍に、出射スリットとともに被測定光を入射する入射
部材を配置し、第2のコリメータの焦点位置の近傍に、
中間スリットと、この中間スリットを挟んで配置されて
第2のコリメータの出射光を第2のコリメータに反射す
る第2の反射部材とを配置することが望ましい。出射ス
リット近傍の構造と、中間スリットおよび第2の反射部
材とを離隔することができるため、従来のように出射ス
リット近傍にこれらの全てを配置する場合に比べて、そ
れぞれの部品の配置に余裕が生じ、設計の自由度が増す
とともに、取り付け作業等がしやすくなる。また、第2
の反射部材によって被測定光を反射させる際に中間スリ
ットを通すことにより、出射スリットを通る光のダイナ
ミックレンジを広くすることができる。
【0012】特に、中間スリットの向きを刻線と平行に
配置するとともに、刻線を回転中心として平面回折格子
を回転させたときに第2のコリメータから出射される光
が振れる向きに第2の反射部材が有する2つの反射面を
配置することが望ましい。このような配置によって、平
面回折格子に入射した光の波長幅内での角分散がさらに
増す加分散の状態を実現することができ、分解能をさら
に増すことが可能になる。
配置するとともに、刻線を回転中心として平面回折格子
を回転させたときに第2のコリメータから出射される光
が振れる向きに第2の反射部材が有する2つの反射面を
配置することが望ましい。このような配置によって、平
面回折格子に入射した光の波長幅内での角分散がさらに
増す加分散の状態を実現することができ、分解能をさら
に増すことが可能になる。
【0013】あるいは、中間スリットの向きを刻線と垂
直に配置するとともに、刻線に沿った向きに第2の反射
部材を配置することが望ましい。このような配置によっ
て、平面回折格子に入射した光の波長幅内での角分散が
減る差分散の状態を実現することができる。この差分散
の状態では、被測定光の波長を変えた場合であっても、
出射スリットの幅を変える必要がなく、構造の簡略化が
可能になる。
直に配置するとともに、刻線に沿った向きに第2の反射
部材を配置することが望ましい。このような配置によっ
て、平面回折格子に入射した光の波長幅内での角分散が
減る差分散の状態を実現することができる。この差分散
の状態では、被測定光の波長を変えた場合であっても、
出射スリットの幅を変える必要がなく、構造の簡略化が
可能になる。
【0014】また、上述した第1の反射部材は、入射光
の向きとほぼ180°異なる向きに出射光を出射するこ
とが望ましい。入射光と離隔したほぼ平行な反射光が折
り返されるため、この離隔した位置に対応させて2つの
コリメータを配置することにより、出射スリットとそれ
以外の部品等とを離隔することが容易となる。
の向きとほぼ180°異なる向きに出射光を出射するこ
とが望ましい。入射光と離隔したほぼ平行な反射光が折
り返されるため、この離隔した位置に対応させて2つの
コリメータを配置することにより、出射スリットとそれ
以外の部品等とを離隔することが容易となる。
【0015】また、本発明の分光方法では、第1のコリ
メータによって平行光線に変換した被測定光を平面回折
格子によって回折させた後、この回折光を平面回折格子
の刻線に沿って離隔させてほぼ平行に折り返し、再び平
面回折格子によって回折させた後、この回折光を第2の
コリメータによって集光し、この集光位置に配置された
出射スリットに通している。平面回折格子の回折光を刻
線に沿って隔たった位置に折り返して再び平面回折格子
に入射させることにより、これらの入射光と出射光のそ
れぞれに対応するように設けられた2つのコリメータの
焦点位置を互いに離隔することができるため、分解能の
向上とともに構造の簡素化による作業性の向上を図るこ
とができる。
メータによって平行光線に変換した被測定光を平面回折
格子によって回折させた後、この回折光を平面回折格子
の刻線に沿って離隔させてほぼ平行に折り返し、再び平
面回折格子によって回折させた後、この回折光を第2の
コリメータによって集光し、この集光位置に配置された
出射スリットに通している。平面回折格子の回折光を刻
線に沿って隔たった位置に折り返して再び平面回折格子
に入射させることにより、これらの入射光と出射光のそ
れぞれに対応するように設けられた2つのコリメータの
焦点位置を互いに離隔することができるため、分解能の
向上とともに構造の簡素化による作業性の向上を図るこ
とができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した一実施形
態の分光器について、図面を参照しながら説明する。
態の分光器について、図面を参照しながら説明する。
【0017】〔第1の実施形態〕図1は、第1の実施形
態の分光器の概略構成を示す図である。図1に示すよう
に、本実施形態の分光器は、入射ファイバ10、2つの
放物面鏡20、28、平面回折格子22、2つの平面鏡
24、26、出射スリット30、光検出器32を含んで
構成されている。
態の分光器の概略構成を示す図である。図1に示すよう
に、本実施形態の分光器は、入射ファイバ10、2つの
放物面鏡20、28、平面回折格子22、2つの平面鏡
24、26、出射スリット30、光検出器32を含んで
構成されている。
【0018】入射ファイバ10は、被測定光を一方の放
物面鏡20に向けて出射するためのものであり、放物面
鏡20の焦点位置にほぼ一致するように出射端の位置が
設定されている。
物面鏡20に向けて出射するためのものであり、放物面
鏡20の焦点位置にほぼ一致するように出射端の位置が
設定されている。
【0019】2つの放物面鏡20、28は、平面回折格
子22の刻線方向に平行に所定の間隔を隔てて配置され
ている。一方の放物面鏡20の焦点位置には、上述した
入射ファイバ10の出射端が配置されており、入射ファ
イバ10の出射端から放射状に出射された被測定光が放
物面鏡20によって反射されて平行光に変換される。ま
た、他方の放物面鏡28の焦点位置には、出射スリット
30が配置されており、放物面鏡28に入射された平行
光が反射されて出射スリット30において集光される。
この出射スリット30を通すことにより、被測定光から
不要な波長成分が除去され、光検出器32に入射され
る。光検出器32は、出射スリット30を通して入射さ
れた光の強度を検出する。
子22の刻線方向に平行に所定の間隔を隔てて配置され
ている。一方の放物面鏡20の焦点位置には、上述した
入射ファイバ10の出射端が配置されており、入射ファ
イバ10の出射端から放射状に出射された被測定光が放
物面鏡20によって反射されて平行光に変換される。ま
た、他方の放物面鏡28の焦点位置には、出射スリット
30が配置されており、放物面鏡28に入射された平行
光が反射されて出射スリット30において集光される。
この出射スリット30を通すことにより、被測定光から
不要な波長成分が除去され、光検出器32に入射され
る。光検出器32は、出射スリット30を通して入射さ
れた光の強度を検出する。
【0020】2つの平面鏡24、26は、平面回折格子
22の刻線方向に平行に所定の間隔を隔てて配置されて
いる。一方の平面鏡24は、平面回折格子22によって
回折された光を平面回折格子22の刻線方向に平行にほ
ぼ90°反射する。他方の平面鏡26は、一方の平面鏡
24によって反射された被測定光をさらにほぼ90°反
射する。これら2つの平面鏡24、26によって、平面
回折格子22から出射された被測定光を再び平面回折格
子22に向けて折り返している。
22の刻線方向に平行に所定の間隔を隔てて配置されて
いる。一方の平面鏡24は、平面回折格子22によって
回折された光を平面回折格子22の刻線方向に平行にほ
ぼ90°反射する。他方の平面鏡26は、一方の平面鏡
24によって反射された被測定光をさらにほぼ90°反
射する。これら2つの平面鏡24、26によって、平面
回折格子22から出射された被測定光を再び平面回折格
子22に向けて折り返している。
【0021】また、平面回折格子22は、所定の向きに
一定間隔で刻線が形成されており、放物面鏡20あるい
は平面鏡26から入射された被測定光を回折する。図1
においては、鉛直方向に平行に複数の溝が形成されてお
り、刻線方向に垂直な向きに沿った平面回折格子22の
幅をW、溝密度をρ[/mm]とする。この平面回折格子
22には、刻線方向に平行な回転軸を有するモータ等の
回動機構(図示せず)が取り付けられており、この回動
機構によって回転軸を中心に平面回折格子22が回動可
能に構成されている。
一定間隔で刻線が形成されており、放物面鏡20あるい
は平面鏡26から入射された被測定光を回折する。図1
においては、鉛直方向に平行に複数の溝が形成されてお
り、刻線方向に垂直な向きに沿った平面回折格子22の
幅をW、溝密度をρ[/mm]とする。この平面回折格子
22には、刻線方向に平行な回転軸を有するモータ等の
回動機構(図示せず)が取り付けられており、この回動
機構によって回転軸を中心に平面回折格子22が回動可
能に構成されている。
【0022】上述した入射ファイバ10が入射部材に、
放物面鏡20、28が第1および第2のコリメータに、
平面鏡24、26が第1の反射部材にそれぞれ対応す
る。
放物面鏡20、28が第1および第2のコリメータに、
平面鏡24、26が第1の反射部材にそれぞれ対応す
る。
【0023】本実施形態の分光器はこのような構造を有
しており、次にその動作を説明する。
しており、次にその動作を説明する。
【0024】外部から入射ファイバ10を介して導入さ
れた入射光40は、一方の放物面鏡20によって反射さ
れて平行光41に変換され、平面回折格子22に入射さ
れる。平面回折格子22は、一方の放物面鏡20から入
射された平行光41を回折して回折光42として出射す
る。この回折光42は、一方の平面鏡24に入射され、
2つの平面鏡24、26によってほぼ180°の向きに
反射される。しかも、2つの平面鏡24、26を用いる
ことにより、これら平面鏡24、26に入射される回折
光42の光路と、これらの平面鏡24、26から出射さ
れる回折光43の光路とを、平面回折格子22の刻線の
向きに所定距離ずらすことができる。
れた入射光40は、一方の放物面鏡20によって反射さ
れて平行光41に変換され、平面回折格子22に入射さ
れる。平面回折格子22は、一方の放物面鏡20から入
射された平行光41を回折して回折光42として出射す
る。この回折光42は、一方の平面鏡24に入射され、
2つの平面鏡24、26によってほぼ180°の向きに
反射される。しかも、2つの平面鏡24、26を用いる
ことにより、これら平面鏡24、26に入射される回折
光42の光路と、これらの平面鏡24、26から出射さ
れる回折光43の光路とを、平面回折格子22の刻線の
向きに所定距離ずらすことができる。
【0025】平面鏡26によって反射された回折光43
は、再び平面回折格子22に入射される。平面回折格子
22は、この入射された回折光43を再び回折して回折
光44として出射する。この回折光44は、他方の放物
面鏡28によって反射されて、この放物面鏡28の焦点
位置に配置された出射スリット30上で結像する。
は、再び平面回折格子22に入射される。平面回折格子
22は、この入射された回折光43を再び回折して回折
光44として出射する。この回折光44は、他方の放物
面鏡28によって反射されて、この放物面鏡28の焦点
位置に配置された出射スリット30上で結像する。
【0026】ところで、平面回折格子22を回転軸を中
心に微少角度回転させると、放物面鏡20から平面回折
格子22に入射される平行光41の入射角と、平面回折
格子22から平面鏡24に向けて出射される回折光42
の回折角が変化する。平面鏡26によって反射され、平
面回折格子22に入射される回折光43についても同様
であり、このようにして平面回折格子22を回転させる
ことにより、入射角と回折角とが変化するため、出射ス
リット30を通過する光の波長λを変化させることが可
能になる。
心に微少角度回転させると、放物面鏡20から平面回折
格子22に入射される平行光41の入射角と、平面回折
格子22から平面鏡24に向けて出射される回折光42
の回折角が変化する。平面鏡26によって反射され、平
面回折格子22に入射される回折光43についても同様
であり、このようにして平面回折格子22を回転させる
ことにより、入射角と回折角とが変化するため、出射ス
リット30を通過する光の波長λを変化させることが可
能になる。
【0027】このように、本実施形態の分光器では、平
面回折格子22から出射された回折光42を2つの平面
鏡24、26を用いることにより、ほぼ180°異なる
向きに折り返して平面回折格子22に入射しており、入
射ファイバ10から出射された被測定光が出射スリット
30に到達するまでに同じ平面回折格子22によって2
回回折される。したがって、出射スリット30を通過す
る回折光の波長λの分解能(=λ/Δλ=2Wρ)を高
くすることができる。
面回折格子22から出射された回折光42を2つの平面
鏡24、26を用いることにより、ほぼ180°異なる
向きに折り返して平面回折格子22に入射しており、入
射ファイバ10から出射された被測定光が出射スリット
30に到達するまでに同じ平面回折格子22によって2
回回折される。したがって、出射スリット30を通過す
る回折光の波長λの分解能(=λ/Δλ=2Wρ)を高
くすることができる。
【0028】また、2つの平面鏡24、26と2つの放
物面鏡20、28を用いることにより、入射ファイバ1
0から入射された被測定光が一方の平面鏡24に到達す
るまでの光路と、他方の平面鏡26によって反射された
被測定光が出射スリット30に到達するまでの光路と
を、平面回折格子22の刻線に沿って離隔することがで
きる。したがって、入射ファイバ10と出射スリット3
0のそれぞれの位置を離隔することができ、それぞれの
取り付け部分が複雑になることがなく、設計の自由度が
増すとともに、これらの取り付け作業がしやすくなる。
物面鏡20、28を用いることにより、入射ファイバ1
0から入射された被測定光が一方の平面鏡24に到達す
るまでの光路と、他方の平面鏡26によって反射された
被測定光が出射スリット30に到達するまでの光路と
を、平面回折格子22の刻線に沿って離隔することがで
きる。したがって、入射ファイバ10と出射スリット3
0のそれぞれの位置を離隔することができ、それぞれの
取り付け部分が複雑になることがなく、設計の自由度が
増すとともに、これらの取り付け作業がしやすくなる。
【0029】〔第2の実施形態〕図2は、第2の実施形
態の分光器の概略構成を示す図である。図2に示すよう
に、本実施形態の分光器は、入射ファイバ10、2つの
放物面鏡20、28、平面回折格子22、2つの平面鏡
24、26、出射スリット30、光検出器32、中間ス
リット50、2つの斜鏡52、54を含んで構成されて
いる。
態の分光器の概略構成を示す図である。図2に示すよう
に、本実施形態の分光器は、入射ファイバ10、2つの
放物面鏡20、28、平面回折格子22、2つの平面鏡
24、26、出射スリット30、光検出器32、中間ス
リット50、2つの斜鏡52、54を含んで構成されて
いる。
【0030】図2に示した本実施形態の分光器は、図1
に示した第1の実施形態の分光器に対して、出射スリッ
ト30と光検出器32を入射ファイバ10の近傍である
一方の放物面鏡20の焦点位置近傍に配置するととも
に、他方の放物面鏡28の焦点位置近傍に中間スリット
50と2つの斜鏡52、54を配置した点が異なってい
る。なお、図1に示した第1の実施形態の分光器と基本
的に同じ部材については同一符号を付し、詳細な説明は
省略する。
に示した第1の実施形態の分光器に対して、出射スリッ
ト30と光検出器32を入射ファイバ10の近傍である
一方の放物面鏡20の焦点位置近傍に配置するととも
に、他方の放物面鏡28の焦点位置近傍に中間スリット
50と2つの斜鏡52、54を配置した点が異なってい
る。なお、図1に示した第1の実施形態の分光器と基本
的に同じ部材については同一符号を付し、詳細な説明は
省略する。
【0031】2つの斜鏡52、54は、放物面鏡28に
よって集光された光を再び放物面鏡28に向けて反射す
るためのものである。これら2つの斜鏡52、54が第
2の反射部材に対応する。2つの斜鏡52、54は、平
面回折格子22を刻線に平行な回転軸を中心に回転させ
たときに、放物面鏡28から出射される光が振れる向き
に配置されており、一方の斜鏡52によって放物面鏡2
8から出射された被測定光がほぼ90°反射され、この
反射光が集光される位置に配置された中間スリット50
を通した光が他方の斜鏡54によってほぼ90°反射さ
れ、再び放物面鏡28に向けて折り返される。
よって集光された光を再び放物面鏡28に向けて反射す
るためのものである。これら2つの斜鏡52、54が第
2の反射部材に対応する。2つの斜鏡52、54は、平
面回折格子22を刻線に平行な回転軸を中心に回転させ
たときに、放物面鏡28から出射される光が振れる向き
に配置されており、一方の斜鏡52によって放物面鏡2
8から出射された被測定光がほぼ90°反射され、この
反射光が集光される位置に配置された中間スリット50
を通した光が他方の斜鏡54によってほぼ90°反射さ
れ、再び放物面鏡28に向けて折り返される。
【0032】本実施形態の分光器はこのような構造を有
しており、次にその動作を説明する。図1に示した分光
器と同様に、外部から入射ファイバ10を介して導入さ
れた被測定光は、一方の放物面鏡20、平面回折格子2
2、一方の平面鏡24、他方の平面鏡26、平面回折格
子22のそれぞれにおいて反射あるいは回折された後、
他方の放物面鏡28によって集光される。上述したよう
に、この放物面鏡28によって集光された被測定光は、
一方の斜鏡52によって反射されてその進行方向が90
°変えられた後に、集光位置に配置された中間スリット
50を通って他方の斜鏡54によって反射されてさらに
その進行方向がほぼ90°変えられて、放物面鏡28側
に折り返される。このようにして再び放物面鏡28に入
射された被測定光は、これまで進行してきた光路を逆行
し、放物面鏡20の焦点位置近傍に配置された出射スリ
ット30を通って光検出器32に到達する。
しており、次にその動作を説明する。図1に示した分光
器と同様に、外部から入射ファイバ10を介して導入さ
れた被測定光は、一方の放物面鏡20、平面回折格子2
2、一方の平面鏡24、他方の平面鏡26、平面回折格
子22のそれぞれにおいて反射あるいは回折された後、
他方の放物面鏡28によって集光される。上述したよう
に、この放物面鏡28によって集光された被測定光は、
一方の斜鏡52によって反射されてその進行方向が90
°変えられた後に、集光位置に配置された中間スリット
50を通って他方の斜鏡54によって反射されてさらに
その進行方向がほぼ90°変えられて、放物面鏡28側
に折り返される。このようにして再び放物面鏡28に入
射された被測定光は、これまで進行してきた光路を逆行
し、放物面鏡20の焦点位置近傍に配置された出射スリ
ット30を通って光検出器32に到達する。
【0033】このように、本実施形態の分光器では、平
面回折格子22から出射された回折光を2つの平面鏡2
4、26を用いることによりほぼ180°異なる向きに
折り返して平面回折格子22に入射しており、入射ファ
イバ10から入射された被測定光が他方の放物面鏡28
に到達するまでに、同じ平面回折格子22によって2回
回折される。しかも、被測定光は、その後この放物面鏡
28の焦点位置近傍に配置された中間スリット50を通
した後にそれまでと同じ光路を逆行して、平面回折格子
22によってさらに2回回折される。したがって、出射
スリット30に加えて中間スリット50を通すことによ
り、被測定光から不要な波長成分が除去されるため、ダ
イナミックレンジを広くすることができる。また、平面
回折格子22を回転させたときに被測定光が振れる方向
に、2つの斜鏡52、54を配置することにより、加分
散配列を実現することができるため、出射スリット30
を通過する回折光の波長λの分解能(=λ/Δλ=4W
ρ)をさらに高くすることができる。
面回折格子22から出射された回折光を2つの平面鏡2
4、26を用いることによりほぼ180°異なる向きに
折り返して平面回折格子22に入射しており、入射ファ
イバ10から入射された被測定光が他方の放物面鏡28
に到達するまでに、同じ平面回折格子22によって2回
回折される。しかも、被測定光は、その後この放物面鏡
28の焦点位置近傍に配置された中間スリット50を通
した後にそれまでと同じ光路を逆行して、平面回折格子
22によってさらに2回回折される。したがって、出射
スリット30に加えて中間スリット50を通すことによ
り、被測定光から不要な波長成分が除去されるため、ダ
イナミックレンジを広くすることができる。また、平面
回折格子22を回転させたときに被測定光が振れる方向
に、2つの斜鏡52、54を配置することにより、加分
散配列を実現することができるため、出射スリット30
を通過する回折光の波長λの分解能(=λ/Δλ=4W
ρ)をさらに高くすることができる。
【0034】また、2つの平面鏡24、26と2つの放
物面鏡20、28を用いることにより、入射ファイバ1
0あるいは出射スリット30と一方の平面鏡24との間
を進行する被測定光の光路と、中間スリット50と他方
の平面鏡26との間を進行する被測定光の光路とを、平
面回折格子22の刻線に沿って離隔することができる。
したがって、入射ファイバ10および出射スリット30
と、2つの斜鏡52、54および中間スリット50のそ
れぞれの位置を離隔することができ、それぞれの取り付
け部分が複雑になることを防止することができる。ま
た、設計の自由度が増すとともに、これらの取り付け作
業がしやすくなる。
物面鏡20、28を用いることにより、入射ファイバ1
0あるいは出射スリット30と一方の平面鏡24との間
を進行する被測定光の光路と、中間スリット50と他方
の平面鏡26との間を進行する被測定光の光路とを、平
面回折格子22の刻線に沿って離隔することができる。
したがって、入射ファイバ10および出射スリット30
と、2つの斜鏡52、54および中間スリット50のそ
れぞれの位置を離隔することができ、それぞれの取り付
け部分が複雑になることを防止することができる。ま
た、設計の自由度が増すとともに、これらの取り付け作
業がしやすくなる。
【0035】また、出射スリット30と中間スリット5
0とが互いに離れた位置に配置されるため、放物面鏡2
8から出射されて中間スリット50に向かう被測定光の
一部が出射スリット30に進入する、いわゆるクロスト
ークあるいは迷光等の現象を防止することができ、さら
にダイナミックレンジを上げることができる。
0とが互いに離れた位置に配置されるため、放物面鏡2
8から出射されて中間スリット50に向かう被測定光の
一部が出射スリット30に進入する、いわゆるクロスト
ークあるいは迷光等の現象を防止することができ、さら
にダイナミックレンジを上げることができる。
【0036】〔第3の実施形態〕図3は、第3の実施形
態の分光器の概略構成を示す図である。図3に示すよう
に、本実施形態の分光器は、入射ファイバ10、2つの
放物面鏡20、28、平面回折格子22、2つの平面鏡
24、26、出射スリット30、光検出器32、中間ス
リット60、2つの斜鏡62、64を含んで構成されて
いる。
態の分光器の概略構成を示す図である。図3に示すよう
に、本実施形態の分光器は、入射ファイバ10、2つの
放物面鏡20、28、平面回折格子22、2つの平面鏡
24、26、出射スリット30、光検出器32、中間ス
リット60、2つの斜鏡62、64を含んで構成されて
いる。
【0037】図3に示した本実施形態の分光器は、図2
に示した第2の実施形態の分光器に対して、中間スリッ
ト50および2つの斜鏡52、54を、配置状態が異な
る中間スリット60および2つの斜鏡62、64に置き
換えた点が異なっている。なお、図1および図2に示し
た分光器と基本的に同じ部材については同一符号を付
し、詳細な説明は省略する。
に示した第2の実施形態の分光器に対して、中間スリッ
ト50および2つの斜鏡52、54を、配置状態が異な
る中間スリット60および2つの斜鏡62、64に置き
換えた点が異なっている。なお、図1および図2に示し
た分光器と基本的に同じ部材については同一符号を付
し、詳細な説明は省略する。
【0038】2つの斜鏡62、64は、放物面鏡28に
よって集光された光を再び放物面鏡28に向けて反射す
るためのものである。これら2つの斜鏡62、64が第
2の反射部材に対応する。2つの斜鏡62、64は、平
面回折格子22の刻線に平行な向きに並べて配置されて
おり、一方の斜鏡62によって放物面鏡28から出射さ
れた被測定光がほぼ90°反射され、この反射光が集光
される位置に配置された中間スリット60を通った光が
他方の斜鏡64によってほぼ90°反射され、再び放物
面鏡28に向けて折り返される。
よって集光された光を再び放物面鏡28に向けて反射す
るためのものである。これら2つの斜鏡62、64が第
2の反射部材に対応する。2つの斜鏡62、64は、平
面回折格子22の刻線に平行な向きに並べて配置されて
おり、一方の斜鏡62によって放物面鏡28から出射さ
れた被測定光がほぼ90°反射され、この反射光が集光
される位置に配置された中間スリット60を通った光が
他方の斜鏡64によってほぼ90°反射され、再び放物
面鏡28に向けて折り返される。
【0039】本実施形態の分光器はこのような構造を有
しており、次にその動作を説明する。図1に示した分光
器と同様に、外部から入射ファイバ10を介して導入さ
れた被測定光は、一方の放物面鏡20、平面回折格子2
2、一方の平面鏡24、他方の平面鏡26、平面回折格
子22のそれぞれにおいて反射あるいは回折された後、
他方の放物面鏡28によって集光される。上述したよう
に、この放物面鏡28によって集光された被測定光は、
一方の斜鏡62によって反射されて、平面回折格子22
の刻線に沿うようにその進行方向が90°変えられた後
に、集光位置に配置された中間スリット60を通って他
方の斜鏡64によって反射されてさらにその進行方向が
ほぼ90°変えられ、放物面鏡28側に折り返される。
このようにして放物面鏡28に再び入射された被測定光
は、これまで進行してきた光路を逆行し、放物面鏡20
の焦点位置近傍に配置された出射スリット30を通って
光検出器32に到達する。
しており、次にその動作を説明する。図1に示した分光
器と同様に、外部から入射ファイバ10を介して導入さ
れた被測定光は、一方の放物面鏡20、平面回折格子2
2、一方の平面鏡24、他方の平面鏡26、平面回折格
子22のそれぞれにおいて反射あるいは回折された後、
他方の放物面鏡28によって集光される。上述したよう
に、この放物面鏡28によって集光された被測定光は、
一方の斜鏡62によって反射されて、平面回折格子22
の刻線に沿うようにその進行方向が90°変えられた後
に、集光位置に配置された中間スリット60を通って他
方の斜鏡64によって反射されてさらにその進行方向が
ほぼ90°変えられ、放物面鏡28側に折り返される。
このようにして放物面鏡28に再び入射された被測定光
は、これまで進行してきた光路を逆行し、放物面鏡20
の焦点位置近傍に配置された出射スリット30を通って
光検出器32に到達する。
【0040】このように、本実施形態の分光器では、第
2の実施形態の分光器と同様に、出射スリット30に加
えて中間スリット60を通すことにより、被測定光から
不要な波長成分が除去されるため、ダイナミックレンジ
を広くすることができる。また、出射スリット30を通
過する回折光の波長λの分解能(=λ/Δλ=2Wρ)
は第1の実施形態の分光器と同じであるが、平面回折格
子22の刻線と平行に2つの斜鏡62、64を配置する
ことにより、差分散配列を実現することができ、平面回
折格子22を回転させて被測定光の波長を変える際に、
出射スリット30のスリット幅のみを変えればよく、中
間スリット60のスリット幅は変える必要がないため、
加分散配列を有する第2の実施形態の分光器と同じ広い
ダイナミックレンジを、比較的簡素な構成によって実現
することができる。
2の実施形態の分光器と同様に、出射スリット30に加
えて中間スリット60を通すことにより、被測定光から
不要な波長成分が除去されるため、ダイナミックレンジ
を広くすることができる。また、出射スリット30を通
過する回折光の波長λの分解能(=λ/Δλ=2Wρ)
は第1の実施形態の分光器と同じであるが、平面回折格
子22の刻線と平行に2つの斜鏡62、64を配置する
ことにより、差分散配列を実現することができ、平面回
折格子22を回転させて被測定光の波長を変える際に、
出射スリット30のスリット幅のみを変えればよく、中
間スリット60のスリット幅は変える必要がないため、
加分散配列を有する第2の実施形態の分光器と同じ広い
ダイナミックレンジを、比較的簡素な構成によって実現
することができる。
【0041】また、2つの平面鏡24、26と2つの放
物面鏡20、28を用いることにより、入射ファイバ1
0あるいは出射スリット30と一方の平面鏡24との間
を進行する被測定光の光路と、中間スリット60と他方
の平面鏡26との間を進行する被測定光の光路とを、平
面回折格子22の刻線に沿って離隔することができる点
については第2の実施形態の分光器と同様である。した
がって、入射ファイバ10および出射スリット30と、
2つの斜鏡62、64および中間スリット60のそれぞ
れの位置を離隔することができ、それぞれの取り付け部
分が複雑になることを防止することができる。また、設
計の自由度が増すとともに、これらの取り付け作業がし
やすくなる。
物面鏡20、28を用いることにより、入射ファイバ1
0あるいは出射スリット30と一方の平面鏡24との間
を進行する被測定光の光路と、中間スリット60と他方
の平面鏡26との間を進行する被測定光の光路とを、平
面回折格子22の刻線に沿って離隔することができる点
については第2の実施形態の分光器と同様である。した
がって、入射ファイバ10および出射スリット30と、
2つの斜鏡62、64および中間スリット60のそれぞ
れの位置を離隔することができ、それぞれの取り付け部
分が複雑になることを防止することができる。また、設
計の自由度が増すとともに、これらの取り付け作業がし
やすくなる。
【0042】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変
形実施が可能である。例えば、上述した実施形態では、
コリメータとして放物面鏡20、28を用いたが、集光
レンズを用いるようにしてもよい。また、2つの平面鏡
24、26を用いて入射光の進行方向をほぼ180°折
り返すとともにそれらの光路を平面回折格子22の刻線
に沿って離隔したが、これら平面鏡は3つ以上を組み合
わせるようにしてもよい。あるいは、同一部材内の互い
に直交した2つの反射面を用いて、入射光を反射するよ
うにしてもよい。
ものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変
形実施が可能である。例えば、上述した実施形態では、
コリメータとして放物面鏡20、28を用いたが、集光
レンズを用いるようにしてもよい。また、2つの平面鏡
24、26を用いて入射光の進行方向をほぼ180°折
り返すとともにそれらの光路を平面回折格子22の刻線
に沿って離隔したが、これら平面鏡は3つ以上を組み合
わせるようにしてもよい。あるいは、同一部材内の互い
に直交した2つの反射面を用いて、入射光を反射するよ
うにしてもよい。
【0043】また、上述した各実施形態の入射ファイバ
10、出射スリット30と中間スリット50、60等を
組み合わせて分光器を構成してもよい。例えば、図2に
示した加分散配列の分光器において、出射スリット30
を図3に示した中間スリット60と2つの斜鏡62、6
4に置き換えるとともに、中間スリット60の近傍に出
射スリット30と光検出器32を移動するようにしても
よい。この場合には、加分散配列と差分散配列を組み合
わせた分光器を実現することができる。どのような組み
合わせにした場合であっても、従来であれば1箇所に集
中して配置されていた入射ファイバ10、出射スリット
30や中間スリット50、60等を2箇所に分散配置す
ることが可能になるため、各部品の配置に余裕が生じ、
構造の簡略化や組み付け等の作業性の向上が可能にな
る。
10、出射スリット30と中間スリット50、60等を
組み合わせて分光器を構成してもよい。例えば、図2に
示した加分散配列の分光器において、出射スリット30
を図3に示した中間スリット60と2つの斜鏡62、6
4に置き換えるとともに、中間スリット60の近傍に出
射スリット30と光検出器32を移動するようにしても
よい。この場合には、加分散配列と差分散配列を組み合
わせた分光器を実現することができる。どのような組み
合わせにした場合であっても、従来であれば1箇所に集
中して配置されていた入射ファイバ10、出射スリット
30や中間スリット50、60等を2箇所に分散配置す
ることが可能になるため、各部品の配置に余裕が生じ、
構造の簡略化や組み付け等の作業性の向上が可能にな
る。
【0044】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、入出
射光を所定距離分離して折り返す第1の反射部材と、こ
れら分離された2つの光のそれぞれに対応する第1およ
び第2のコリメータとを備えることにより、第1のコリ
メータの焦点位置に出射スリットを、第2のコリメータ
の焦点位置にそれ以外の光学部材を離隔して配置するこ
とができるため、各焦点位置近傍の構造が簡素化され、
組み付け等の作業性を向上させることができる。
射光を所定距離分離して折り返す第1の反射部材と、こ
れら分離された2つの光のそれぞれに対応する第1およ
び第2のコリメータとを備えることにより、第1のコリ
メータの焦点位置に出射スリットを、第2のコリメータ
の焦点位置にそれ以外の光学部材を離隔して配置するこ
とができるため、各焦点位置近傍の構造が簡素化され、
組み付け等の作業性を向上させることができる。
【図1】第1の実施形態の分光器の概略的な構成を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図2】第2の実施形態の分光器の概略的な構成を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図3】第3の実施形態の分光器の概略的な構成を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図4】従来の分光器の概略的な構成を示す斜視図であ
る。
る。
【図5】従来の分光器の他の概略的な構成を示す斜視図
である。
である。
10 入射ファイバ 20、28 放物面鏡 22 平面回折格子 24、26 平面鏡 30 出射スリット 32 光検出器 50、60 中間スリット 52、54、62、64 斜鏡
Claims (7)
- 【請求項1】 平面回折格子と、 前記平面回折格子の刻線に平行に配置された第1および
第2のコリメータと、 少なくとも2枚の反射面を有し、前記平面回折格子から
出射された回折光を、入射光と出射光とが前記刻線に沿
って離隔するように折り返す第1の反射部材と、 前記第1のコリメータの焦点位置の近傍に配置された出
射スリットと、 を備えることを特徴とする分光器。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記第2のコリメータの焦点位置の近傍に、被測定光を
入射する入射部材を配置することを特徴とする分光器。 - 【請求項3】 請求項1において、 前記第1のコリメータの焦点位置の近傍に、前記出射ス
リットとともに被測定光を入射する入射部材を配置し、 前記第2のコリメータの焦点位置の近傍に、中間スリッ
トと、この中間スリットを挟んで配置されて前記第2の
コリメータの出射光を前記第2のコリメータに反射する
第2の反射部材とを配置することを特徴とする分光器。 - 【請求項4】 請求項3において、 前記中間スリットの向きを前記刻線と平行に配置すると
ともに、前記刻線を回転中心として前記平面回折格子を
回転させたときに前記第2のコリメータから出射される
光が振れる向きに前記第2の反射部材を配置することを
特徴とする分光器。 - 【請求項5】 請求項3において、 前記中間スリットの向きを前記刻線と垂直に配置すると
ともに、前記刻線に沿った向きに前記第2の反射部材を
配置することを特徴とする分光器。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかにおいて、 前記第1の反射部材は、入射光の向きとほぼ180°異
なる向きに出射光を出射することを特徴とする分光器。 - 【請求項7】 第1のコリメータによって平行光線に変
換した被測定光を平面回折格子によって回折させた後、
この回折光を前記平面回折格子の刻線に沿って離隔させ
てほぼ平行に折り返し、再び前記平面回折格子によって
回折させた後、この回折光を第2のコリメータによって
集光し、この集光位置に配置された出射スリットに通す
ことを特徴とする分光方法。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37182899A JP2001183233A (ja) | 1999-12-27 | 1999-12-27 | 分光器および分光方法 |
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