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JP2001182006A - 薄層舗装材及びその施工法 - Google Patents

薄層舗装材及びその施工法

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Publication number
JP2001182006A
JP2001182006A JP36695699A JP36695699A JP2001182006A JP 2001182006 A JP2001182006 A JP 2001182006A JP 36695699 A JP36695699 A JP 36695699A JP 36695699 A JP36695699 A JP 36695699A JP 2001182006 A JP2001182006 A JP 2001182006A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tack coat
coat layer
pavement material
forming
mixture
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP36695699A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeharu Maeda
茂晴 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon NSC Ltd
Original Assignee
Nippon NSC Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon NSC Ltd filed Critical Nippon NSC Ltd
Priority to JP36695699A priority Critical patent/JP2001182006A/ja
Publication of JP2001182006A publication Critical patent/JP2001182006A/ja
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  • Road Paving Structures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 舗装材を得る組成物の硬化時間が長い、舗装
材の低温柔軟性と耐久性が劣ることのすくなくとも1つ
が緩和される舗装材を提供する。 【解決手段】 タックコート層と表面層を有する薄層舗
装材であり、タックコート層は、それを形成する混合物
が基盤に適用されて形成され、表面層は、(A)1分子
中に少なくとも2個のイソシアネート基を有し、イソシ
アネート基の含有率が20〜35重量%であるポリイソ
シアネート、(B)1分子中に少なくとも2個の水酸基
を有し、重量平均分子量が300〜1000のポリオー
ル、(C)ウレタン反応促進剤、及び(D)骨材を含む
混合物がタックコート層上に適用され形成された舗装材
であり、表面層を形成する混合物に含まれる(A)のイ
ソシアネート基に対する(B)の水酸基の当量比
((B)の水酸基/(A)のイソシアネート基)が、
1.1〜1.8であることを特徴とする薄層舗装材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速道路、橋梁道
路、及び一般道路等の車道、並びに遊歩道、児童運動
場、学校の校庭、及び庭園等の歩道等の道路において発
生し得る舗装の段差、車両の通行による衝撃によって発
生し得る舗装の亀裂及び剥離等について、それらの発生
を予め防止すると共に発生したそれらの補修等のために
用いられる薄層舗装材及びその施工法等に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】高速道路、橋梁道路、及び一般道路等の
車道、並びに遊歩道、児童運動場、学校の校庭、及び庭
園等の歩道等の道路の舗装面には、舗装の施工の過程に
おいて、また、道路の供用の間に車両等の通行の衝撃等
によって、舗装の段差、亀裂、及び剥離等が発生し、舗
装面に凹凸を生じ得る。このような舗装面の段差、亀
裂、及び剥離等は、道路の維持管理及び交通の安全の観
点から、定期的に補修されている。尚、本明細書におい
て「道路」とは、高速道路、橋梁道路、及び一般道路等
の車道に加え、遊歩道、児童運動場、学校の校庭、及び
庭園等の歩道等も含む。
【0003】このような舗装の補修には、施工厚みを小
さくできる等の理由から、従来から、いわゆる樹脂モル
タル、例えば、エポキシ樹脂と砂の混合物等が使用され
ている。しかし、これらの樹脂モルタルを使用すると、
樹脂の硬化に約6〜8時間かかるので、通常、樹脂モル
タルを施工するために、交通を遮断する必要がある。従
って、施工の安全を維持し、且つ、交通の円滑な流れを
確保するために、速やかに、短時間で硬化する(速乾性
の)樹脂組成物を用いる舗装材及びその施工法が要求さ
れている。
【0004】そこで、このような要求を満たす樹脂組成
物としていわゆるアクリル系シラップと呼ばれる、アク
リル酸及びメタクリル酸誘導体の組成物をバインダーと
し(以下「アクリル酸及びメタクリル酸」を総称して
「(メタ)アクリル酸」ともいう)、これに硅砂等の骨材
を加えて得られる混合物を用いて形成される舗装材が開
発され、その施工が行われている(特開平7−3170
06号公報参照)。
【0005】このような(メタ)アクリル酸誘導体の組
成物をバインダーとすると、比較的短時間で舗装の補修
を完了することができる。しかし、この舗装材には、次
のような問題がある。舗装材は(メタ)アクリル酸誘導
体の組成物を硬化して得られるから、舗装材はいわゆる
アクリル樹脂の性質を持つこととなり、比較的硬質とな
る。従って、車両の交通量が多い道路においては、車両
によって発生する振動で、舗装材に亀裂及び剥離等を生
じ易くなる。更に、アクリル樹脂は、通常気温の低下と
ともに、より硬くなるので、気温が低下する冬季には、
この舗装材の亀裂及び剥離等の発生はより顕著になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる問題
を解決するためになされたもので、その課題は、舗装材
を得るための樹脂組成物の硬化時間が長い、並びに得ら
れる舗装材の低温における柔軟性及び耐久性が劣るとい
う問題の少なくとも1つが緩和され、好ましくは実質的
に解消される薄層舗装材を提供することである。更に、
そのような舗装材の施工法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】タックコート層と表面層
を有する薄層舗装材であって、タックコート層は、タッ
クコート層を形成する混合物が適用されて、基盤上に形
成され、表面層は、(A)1分子中に少なくとも2個の
イソシアネート基を有し、イソシアネート基の含有率が
20〜35重量%であるポリイソシアネート、(B)1
分子中に少なくとも2個の水酸基を有し、重量平均分子
量が300〜1000のポリオール、(C)ウレタン反
応促進剤、及び(D)骨材を含んで成る混合物(以下
「表面層を形成する混合物」ともいう)が適用されて、
タックコート層上に形成された薄層舗装材であり、表面
層を形成する混合物に含まれる(A)のイソシアネート
基に対する(B)の水酸基の当量比((B)の水酸基/
(A)のイソシアネート基)が、1.1〜1.8である
ことを特徴とする薄層舗装材である。これは、特に、道
路の薄層舗装材として好適である。
【0008】本発明者は、上述の課題を解決するため
に、種々検討した結果、薄層舗装材を形成するアクリル
酸誘導体の組成物に代えて、低温(常温またはそれ以下
の温度)においても適度の柔軟性を発現し、硬化性にも
優れる、ある特定のウレタン樹脂組成物を用いて表面層
を形成することによって、上述の課題を解決することが
できることに想到し、本発明を完成するに至ったもので
ある。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の「薄層舗装材」につい
て、図面を参照して説明する。図1は、本発明の薄層舗
装材の断面図を示す。薄層舗装材1は、タックコート層
2及び表面層3を有する。タックコート層2は、基盤4
の上に形成される。表面層3は、タックコート層2の上
に形成される。尚、薄層舗装材1は、以下に記載する特
定の施工方法を用いることによって、タックコート層2
を介して、基盤4と一体にするのが好ましい。また、本
発明において、「基盤」とは、例えば、高速道路、橋梁
道路、及び一般道路等の車道の基盤であるアスファルト
コンクリート及びコンクリート、並びに遊歩道、児童運
動場、学校の校庭、及び庭園等の歩道の基盤である表層
土等をいう。但し、本発明において、「コンクリート」
とは、モルタルを含む。
【0010】本発明において「表面層」とは、本発明の
薄層舗装材の舗装材本体としての機能を有し、(A)1
分子中に少なくとも2個のイソシアネート基を有し、イ
ソシアネート基の含有率が20〜35重量%であるポリ
イソシアネート、(B)1分子中に少なくとも2個の水
酸基を有し、重量平均分子量が300〜1000のポリ
オール、(C)ウレタン反応促進剤、及び(D)骨材を
含んで成る混合物(以下「表面層を形成する混合物」と
もいう)を適用することによって、後述するタックコー
ト層上に形成される。
【0011】ここで「(A)1分子中に少なくとも2個
のイソシアネート基を有し、イソシアネート基の含有率
が20〜35重量%であるポリイソシアネート(以下
「(A)ポリイソシアネート」ともいう)」及び
「(B)1分子中に少なくとも2個の水酸基を有し、重
量平均分子量が300〜1000のポリオール(以下
「(B)ポリオール」ともいう)」は、共に、ポリウレ
タン工業において使用されており、目的とする舗装材を
得られるものであれば、制限されるものではないが、ウ
レタン反応の反応性及び得られるポリウレタンの柔軟性
という2つの観点から選択するのが好ましい。
【0012】「(A)ポリイソシアネート」について
は、ウレタン反応の反応性の観点から選択するのが好ま
しく、例えば、ベンゼン環を有するポリイソシアネート
が好ましい。このような(A)ポリイソシアネートとし
て、例えば、ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネ
ート(又はポリメリック:MDI)、トリレンジイソシ
アネート(TDI)、キシリレンジイソシアネート(X
DI)、及びジフェニルメタンジイソシアネート(MD
I)等のベンゼン環を有するポリイソシアネートから選
択される少なくとも1種、並びにそれらのポリイソシア
ネートを後述するポリオールとウレタン反応させて得ら
れる末端イソシアネート基及びベンゼン環を有するウレ
タンプレポリマーを例示することができる。(A)ポリ
イソシアネートは、単独で又は組み合わせて用いること
ができる。
【0013】(A)ポリイソシアネートは、脂肪族及び
脂環式ポリイソシアネートを適宜含むことができる。イ
ソシアネート基を2個以上有する脂肪族及び脂環式ポリ
イソシアネートとして、例えば、ヘキサメチレンジイソ
シアネート(HDI)、ジシクロヘキシルメタンジイソ
シアネート(HMDI)、イソホロンジイソシアネート
(IPDI)、及び水添キシリレンジイソシアネート
(水添XDI)等を例示できる。このような脂肪族及び
脂環式のポリイソシアネートは、単独で又は組み合わせ
て用いることができる。
【0014】(A)ポリイソシアネートは、1分子中に
少なくとも2個のイソシアネート基を有し、1分子中に
2〜4個のイソシアネート基を有するのがより好まし
く、1分子中に2〜3個のイソシアネート基を有するの
が特に好ましい。
【0015】(A)ポリイソシアネートは、イソシアネ
ート基の含有率が20〜35重量%であり、23〜33
重量%がより好ましく、26〜30重量%が特に好まし
い。(A)ポリイソシアネートのイソシアネート基の含
有率が20重量%未満の場合、反応速度に劣るので、速
硬化性が得られ難く、ポリイソシアネートのイソシアネ
ート基の含有率が35重量%を超える場合、得られる舗
装材の柔軟性が不十分と成り得るという問題を生じ得
る。上述の(A)ポリイソシアネートは、既知の方法を
用いて製造することができるが、市販のものを使用して
もよい。
【0016】「(B)ポリオール」については、得られ
るポリウレタンの柔軟性の観点から選択するのが好まし
く、例えば、脂肪族のポリオールがより好ましい。この
ような(B)ポリオールとして、例えば、ポリオキシプ
ロピレングリセリルエーテル及びポリオキシエチレング
リセリルエーテル等のポリオキシアルキレングリセリル
エーテル;二塩基酸(主としてアジピン酸)とグリコー
ルもしくはトリオール等のポリオール(例えば、エチレ
ングリコール、ブチレングリコール、及びネオペンチル
グリコール等)との脱水縮合反応により製造されるポリ
エステルポリオール;アクリルポリオール;並びにエポ
キシポリオール等を例示できる。(B)ポリオールとし
て、ポリオキシアルキレングリセリルエーテルがより好
ましく、ポリオキシプロピレングリセリルエーテルが特
に好ましい。(B)ポリオールは、単独で又は組み合わ
せて用いることができる。
【0017】(B)ポリオールは、1分子中に少なくと
も2個の水酸基を有し、1分子中に3〜6個の水酸基を
有するのがより好ましく、1分子中に3〜4個の水酸基
を有するのが特に好ましい。(B)ポリオールの重量平
均分子量は、300〜1000であり、400〜800
がより好ましく、400〜600が特に好ましい。ポリ
オールの重量平均分子量が300より小さいと、得られ
る舗装材の柔軟性が不足し、1000より大きいと、ウ
レタン反応の反応性が不足するという問題を生じ得る。
上述の(B)ポリオールは、既知の方法を用いて製造す
ることができるが、市販のものを使用してもよい。
【0018】ここで「(C)ウレタン反応促進剤」と
は、通常、一般的に知られているウレタン反応用促進剤
であって、目的とする舗装材を得られるものであれば、
特に限定されるものではない。(C)ウレタン反応促進
剤として、有機酸の塩が好ましく、例えば、錫、鉛、亜
鉛、又はビスマスを含む有機酸の塩を例示できる。錫を
含む有機酸塩がより好ましい。
【0019】表面層を形成する混合物が(C)ウレタン
反応促進剤を含む量は、(A)ポリイソシアネート及び
(B)ポリオールの種類、並びに表面層を形成するとき
の気温及び湿度等の条件によって適宜選択されるもので
あるが、(A)ポリイソシアネートと(B)ポリオール
のウレタン反応による発熱開始時間が、5〜10分程度
となるように決めるのが好ましい。(C)ウレタン反応
促進剤の量が、(A)ポリイソシアネートと(B)ポリ
オールのウレタン反応による発熱開始時間が、10分と
なる量よりも少ないと硬化時間が長くなるという問題が
生じ得、5分となる量よりも多いと施工中に表面層を形
成する混合物に粘着性を生ずるので、適用に困難を生
じ、美しい仕上げを得ることが困難になるいう問題を生
じ得る。
【0020】更に「(D)骨材」とは、通常、舗装材の
骨材として用いられ、目的とする舗装材を得られるもの
であれば、特に限定されるものではないが、例えば、川
砂、海砂、山砂、川砂利、海砂利、山砂利、硅砂、砕
石、粘土、及び火山灰等を例示できる。骨材の粒子径
は、0.1〜2.0mmが好ましく、0.1〜1.0m
mがより好ましく、0.2〜0.5mmが特に好まし
い。
【0021】また、(D)骨材は、充填剤を含むことが
できる。ここで「充填剤」とは、通常、舗装材の充填材
として用いられ、目的とする舗装材を得られるものであ
れば、特に限定されるものではないが、例えば、炭酸カ
ルシウム、クレー、タルク、硫酸バリウム、アルミナ
粉、硝子ビーズ、及びフライアッシュ等を例示できる。
(D)骨材の(A)ポリイソシアネートと(B)ポリオ
ールの和に対する重量比(D/(A+B))は、1〜2
0が好ましく、5〜10がより好ましい。(D)骨材
は、単独で又は組み合わせて使用することができる。
【0022】上述の(A)ポリイソシアネート、(B)
ポリオール、(C)ウレタン反応促進剤、及び(D)骨
材を用いて、表面層を形成する混合物を作製する。表面
層を形成する混合物に含まれる(A)のイソシアネート
基に対する(B)の水酸基の当量比((B)の水酸基/
(A)のイソシアネート基)は、1.1〜1.8であ
り、1.2〜1.5がより好ましい。表面層を形成する
混合物に含まれる(A)のイソシアネート基と(B)の
水酸基の当量比((B)の水酸基/(A)のイソシアネ
ート基)が1.1より小さいと、得られる舗装材の柔軟
性が低下するという問題を生じ得、1.8より大きいと
未反応のポリオールが増加し、硬化不良を生じて強度が
低下するという問題を生じ得る。
【0023】表面層を形成する混合物を作製するため
に、モルタルミキサーの中に(D)骨材を投入し撹拌す
る。別容器において、所定量の(A)、(B)、及び
(C)を攪拌し混合した混合物を、上述の(D)に加
え、均一な状態になるまで撹拌して表面層を形成する混
合物を得る。
【0024】このようにして作製される表面層を形成す
る混合物を後述するタックコート層に適用して、タック
コート層の上に表面層を形成する。尚、タックコート層
上のに表面層を形成する混合物を適用する量は、2〜3
0kg/m2であるのが好ましい。ここで「タックコー
ト層に適用」とは、通常、タックコート層の上に表面層
を適用するために従来から用いられている方法をいい、
例えば、金コテ及びレーキ等を用いる方法を例示でき
る。形成される表面層は、通常、20〜90分以内に硬
化し、目的とする薄層舗装材を得る。
【0025】本発明において「タックコート層」とは、
道路の基盤と薄層舗装材との接着性を向上させる機能を
有し、通常タックコート層として用いられているもので
あって、目的とする薄層舗装材をえることができれば、
特に制限されるものではない。タックコート層及びその
タックコート層を形成する混合物は、基盤の特徴に応じ
て、既知のタックコート層形成用混合物から、適宜選択
することができる。
【0026】例えば、基盤がアスファルトコンクリート
又はコンクリートの場合(道路が、高速道路、橋梁道
路、及び一般道路等の車道の場合)、タックコート層
は、タックコート層を形成する混合物としてポリウレタ
ンを形成する混合物を、基盤に適用することによって形
成されるのが好ましい。また、基盤が表層土の場合(道
路が、児童運動場、学校の校庭、及び庭園等の歩道の場
合)、タックコート層は、タックコート層を形成する混
合物として水性樹脂分散液であって、土壌の凝固剤とし
て使用されているものを、基盤に適用することによって
形成されるのが好ましい。
【0027】本発明の薄層舗装材の1つの態様として、
基盤がアスファルトコンクリート又はコンクリートの場
合、「タックコート層を形成する混合物」として、「ポ
リウレタンを形成する混合物」とは、上述した(A)ポ
リイソシアネート及び(B)ポリオールを含んで成る混
合物が好ましい。
【0028】ここで、「ポリウレタンを形成する混合
物」に含まれる「(A)ポリイソシアネート」及び
「(B)ポリイソシアネート」は、表面層を形成する混
合物において記載した上述の「(A)ポリイソシアネー
ト」及び「(B)ポリイソシアネート」と同様であり、
例えば、(A)ポリイソシアネート及び(B)ポリイソ
シアネートの例示、好ましい化合物、好ましい特性、好
ましい(A)のイシソシアネート基と(B)の水酸基の
当量比等の表面層を形成する混合物において記載された
内容の全てが、「ポリウレタンを形成する混合物」につ
いても該当する。
【0029】但し、これは記載内容が該当することを意
味しているのであって、ポリウレタンを形成する混合物
に含まれる(A)ポリイソシアネート及び(B)ポリエ
ーテルが、表面層を形成する混合物に含まれる(A)ポ
リイソシアネート及び(B)ポリエーテルと、完全に同
一であることを意味するわけではない。尚、ポリウレタ
ンを形成する混合物に含まれる(A)のイソシアネート
基に対する(B)の水酸基の当量比((B)の水酸基/
(A)のイソシアネート基)は、表面層を形成する混合
物と同様の理由から、1.1〜1.8であり、1.2〜
1.5がより好ましい。
【0030】尚、ポリウレタンを形成する混合物は、必
要に応じて上述の(C)ウレタン反応促進剤を含むこと
ができる。(C)ウレタン反応促進剤は、主に反応性を
調節するために用いられる。ポリウレタンを形成する混
合物が(C)ウレタン反応促進剤を含む量は、(A)ポ
リイソシアネート及び(B)ポリオールの種類、並びに
表面層を形成するときの気温及び湿度等の条件によって
適宜選択することができる。
【0031】従って、本発明の薄層舗装材の1つの態様
として、基盤は、アスファルトコンクリート又はコンク
リートであり、タックコート層を形成する混合物は、
(A)1分子中に少なくとも2個のイソシアネート基を
有し、イソシアネート基の含有率が20〜35重量%で
あるポリイソシアネート、及び(B)1分子中に少なく
とも2個の水酸基を有し、重量平均分子量が300〜1
000のポリオールであり、タックコート層を形成する
混合物に含まれる(A)のイソシアネート基に対する
(B)の水酸基の当量比((B)の水酸基/(A)のイ
ソシアネート基)が、いずれも1.1〜1.8である上
述の薄層舗装材を提供する。
【0032】本発明の薄層舗装材の別の好ましい態様と
して、基盤が表層土の場合、「タックコート層を形成す
る混合物」としては、土壌凝固液として用いられている
「水性樹脂分散液」であって、例えば、アクリル樹脂エ
マルション、スチレン−ブタジエンゴムラテックス(S
BR)、エチレン−酢酸ビニル(EVA)樹脂エマルシ
ョン、エポキシ樹脂エマルション、ポリウレタン樹脂エ
マルション、ポリ酢酸ビニルエマルション等を例示でき
る。これらの粘度(30℃)は、10〜1000mPa
・sが好ましく、50〜500mPa・sがより好まし
く、100〜300mPa・sが特に好ましい。尚、こ
こで粘度とは、BM型粘度計を用いて測定された粘度を
いう。
【0033】従って、本発明の薄層舗装材の好ましい別
の態様として、基盤は、表層土であり、タックコート層
を形成する混合物は、土壌凝固液として用いられている
水性樹脂分散液である薄層舗装材を提供する。
【0034】本発明の薄層舗装材においては、上述のタ
ックコート層を形成する混合物を基盤に適用して、基盤
の上にタックコート層を形成する。ここで、タックコー
ト層を形成する混合物の量は、基盤上に0.1〜1.0
kg/m2であるように適用するのが好ましい。ここで
「基盤に適用」としては、通常、基盤上にタックコート
層を適用するために従来から用いられている方法を用い
ることができ、例えば、ローラー刷毛、刷毛塗り、レー
キ塗り、及びスプレー塗布等の方法を例示できる。この
ように形成されるタックコート層は、通常、自然乾燥さ
れるが、必要に応じて、ジェットヒーター等を用いる温
風乾燥等を行ってもよい。
【0035】本発明の薄層舗装材は、上述のような構成
を有し、基盤の上に形成されたタックコート層の上に表
面層が形成されたものである。尚、表面層を形成する混
合物をタックコート層に適用するとき、タックコート層
の硬化の状態によって、本発明の舗装材が特に制限を受
けるものではない。タックコート層は完全に硬化してい
ても、完全に硬化していなくてもよいが、完全に硬化し
ていないほうが好ましい。
【0036】即ち、タックコート層を形成する混合物を
基盤に適用して、基盤の上にタックコート層を形成し、
タックコート層を形成する混合物が完全に硬化する前
に、表面層を形成する混合物をタックコート層に適用し
て、タックコート層の上に表面層を形成するのが好まし
い。これは、タックコート層を形成する混合物が完全に
硬化する前に、表面層を形成する混合物をタックコート
層に適用することで、両方の層が硬化して一体化した舗
装材を得ることができる。従って、両層の間に境界が無
いので、得られる舗装材には、その強度の低下が無い等
という長所が有る。
【0037】ここで「完全に硬化する前」とは、タック
コート層を形成する混合物の硬化が終了していないこと
を意味する。タックコート層を形成する混合物が「完全
に」硬化した後で、表面層を形成する混合物をタックコ
ート層に適用すると、両層の間に明確な境界面を生じ得
る。即ち、表面層とタックコート層と硬化して一体にす
ることができないので、得られる舗装材の強度が低下す
る等の問題を生じ得る。従って、本発明の好ましい態様
として、基盤上に適用されたタックコート層を形成する
混合物が完全に硬化する前に、表面層を形成する混合物
を適用して、タックコート層上に表面層を形成すること
で、両方の層を硬化して一体にする薄層舗装材を提供す
る。
【0038】基盤上にタックコート層を形成する混合物
が適用された後、「完全に硬化する」までの時間であっ
て、表面層を形成する混合物をタックコート層に適用す
るまでの時間は、使用するタックコート層を形成する混
合物の種類、気温等によって適宜選択されるものであ
る。タックコート層を形成する混合物が、上述の(A)
ポリイソシアネート及び(B)ポリオールを含んでなる
混合物の場合、0.5〜6時間が好ましく、1〜4時間
がより好ましく、1〜3時間が特に好ましい。タックコ
ート層を形成する混合物が、上述の土壌凝固液として用
いられている「水性樹脂分散液」の場合、0.5〜12
時間が好ましく、1〜8時間がより好ましく、1〜4時
間が特に好ましい。従って、本発明に係る薄層舗装材
は、道路と一体に形成され、通常、短時間の内に、実用
に提供される。
【0039】更に、本発明の別の要旨においては、タッ
クコート層を形成する混合物を基盤に適用して基盤上に
タックコート層を形成し、表面層を形成する混合物をタ
ックコート層に適用して、タックコート層の上に表面層
を形成することを特徴とする舗装材の施工法(又は施工
方法)を提供する。
【0040】更に、本発明の施工法の1つの態様とし
て、タックコート層を形成する混合物を基盤に適用し
て、基盤の上にタックコート層を形成し、タックコート
層が完全に硬化する前に、表面層を形成する混合物をタ
ックコート層に適用して、タックコート層の上に表面層
を形成することで、両方の層を硬化して一体にすること
を特徴とする上述の舗装材の施工法(又は施工方法)を
提供する。
【0041】更に、本発明の薄層舗装材に使用する、表
面層を形成するための(A)〜(D)の組み合わせを提
供する。更にまた、基盤がアスファルトコンクリート又
はコンクリートの場合、本発明の薄層舗装材に使用す
る、タックコート層を形成するための(A)及び(B)
の組み合わせを提供する。また、基盤が表層土の場合、
本発明の薄層舗装材に使用する、タックコート層を形成
するための土壌凝固液として用いられる水性樹脂分散液
を提供する。
【0042】
【実施例】以下、本発明を実施例及び比較例により具体
的かつ詳細に説明するが、これらの実施例は本発明の一
態様にすぎず、本発明はこれらの例によって何ら限定さ
れるものではない。
【0043】実施例において使用した、(A)〜(D)
を以下に示す。(A)として、(A1)ポリメチルポリ
フェニルポリイソシアネート(1分子中に5〜10個の
イソシアネート基を有し、イソシアネート基の含有率が
30重量%である住友バイエルウレタン(株)製のスミ
ジュール44U20(商品名))を用いた。(B)とし
て、(B1)ポリオキシプロピレングリセリルエーテル
(1分子中に水酸基を3個有し、重量分子量は500で
ある住友バイエルウレタン(株)製のスミフェンTM
(商品名))及び(B2)ポリオキシプロピレングリセ
リルエーテル(1分子中に水酸基を3個有し、重量分子
量は1000である住友バイエルウレタン(株)製のS
BUポリオール0368(商品名)))を用いた。
(C)として、(C1)オクチル酸錫(又はオクタン酸
錫)を用いた。(D)として、(D1)硅砂5号と硅砂
7号の重量比(硅砂5号/硅砂7号)が、3/1である
混合硅砂を用いた。
【0044】実施例1 100重量部の(A1)に150重量部の(B1)を加
えて混合し、タックコート層を形成する混合物を得た。
このタックコート層を形成する混合物に含まれる(A
1)のイソシアネート基:(B1)の水酸基(当量比)
は、1:1.26である。基盤としてモルタル基盤を使
用した。このタックコート層を形成する混合物を、モル
タル基盤上に0.2kg/m2となるように刷毛を用い
て塗付した。
【0045】次に、100重量部の(A1)に150重
量部の(B1)を加え、更に0.1重量部の(C1)を
加えて、混合し撹拌した。これを1600重量部の(D
1)の中に投入し、均一になるよう撹拌して、表面層を
形成する混合物を得た。タックコート層を形成する混合
物の塗布から30分後に、タックコート層上に、厚みが
5mmになるように表面層を形成する混合物を塗布し、
その形成された表面層の表面を金コテで平滑に仕上げ
て、実施例1の薄層舗装材を形成した。
【0046】表面層を形成する混合物の塗布から約60
分後には、通常の速度(約80m/分)で体重60kg
の人が歩行しても、亀裂を生じない程度まで、舗装材の
硬化が進んだ。表面層を形成する混合物の塗布から24
時間後、(JIS−K6916に記載の方法に従っ
て、)鉄球落下による耐衝撃試験を行ったところ、実施
例1の薄層舗装材に多少の凹みはできたものの、亀裂等
は生じなかった。
【0047】実施例2 タックコート層を形成する混合物として、SBR(スチ
レン−ブタジエンゴムラテックス、日本ゼオン製のニポ
ールLX139(商品名))を、土のグランド上に、
0.2kg/m2となるように刷毛を用いて塗付した。
次に、上述のタックコート層を形成する混合物を塗布し
て30分後に、上述のタックコート層上に、実施例1に
おいて記載した方法と同様の方法を用いて作製した表面
層を形成する混合物を、厚みが5mmになるよう塗布
し、その形成された表面層を金コテで平滑に仕上げて、
実施例2の薄層舗装材を形成した。
【0048】表面層を形成して約60分後には、通常の
速度(約80m/分)で体重60kgの人が歩行して
も、亀裂を生じない程度まで、舗装材の硬化が進んだ。
舗装材の形成から24時間後、(JIS−K6916に
記載の方法に従って、)鉄球落下による耐衝撃試験を行
ったところ、実施例2の薄層舗装材に多少の凹みはでき
たものの、亀裂等は生じなかった。
【0049】比較例1 100重量部の(A1)に150重量部の(B2)を加
えて混合し、タックコート層を形成する混合物を得た。
このタックコート層を形成する混合物に含まれる(A
1)のイソシアネート基:(B2)の水酸基(当量比)
は、1:0.63である。この混合物を、モルタル基盤
上に0.2kg/m2となるように刷毛を用いて塗付し
た。
【0050】次に、100重量部の(A1)に150重
量部の(B2)を加え、更に0.1重量部の(C1)を
加えて、混合し撹拌した。これを1600重量部の(D
1)の中に投入し、均一になるよう撹拌して、表面層を
形成する混合物を得た。タックコート層を塗布して30
分後に、上述の塗布したタックコート層の上に、この混
合物を、厚みが5mmになるよう塗布し、表面層を金コ
テで平滑に仕上げて、比較例1の薄層舗装材を形成し
た。
【0051】表面層を形成して約90分後には、通常の
速度(約80m/分)で体重60kgの人が歩行して
も、亀裂を生じない程度まで、舗装材の硬化が進んだ。
舗装材の形成から24時間後、(JIS−K6919に
記載の方法に従って、)鉄球落下による耐衝撃試験を行
ったところ、比較例1の薄層舗装材に、亀裂を生じた。
【0052】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する
【0053】本発明による薄層舗装材は、特定のポリウ
レタンを形成する混合物を用いてタックコート層の上に
表面層を形成するので、従来の薄層舗装材と比較して、
舗装材を得るための樹脂組成物の硬化時間が長い、並び
に得られる舗装材の低温における柔軟性及び耐久性が劣
るという問題の少なくとも1つが緩和され、好ましくは
実質的に解消される。従って、振動の激しい基盤上でも
亀裂等を生じ難く、十分車両の通行に耐えることが出来
る。この結果、道路のメンテチンスにかかるコストを低
減することができる。
【0054】また、本発明の薄層舗装材は、基盤がアス
ファルトコンクリート又はコンクリートの場合、特定の
ポリウレタンを形成する混合物を用いて基盤の上にタッ
クコート層を形成するので、施工時の作業性が、より改
善される。更にまた、本発明の薄層舗装材は、基盤が表
層土の場合、土壌凝固液として用いられている水性樹脂
分散液を用いて基盤の上にタックコート層を形成するの
で、土壌の安定性が、より改善される。
【0055】更に、本発明の薄層舗装材は、タックコー
ト層が完全に硬化する前に、タックコート層の上に表面
層を形成することで、両方の層が硬化して一体になるの
で、耐久性が、より改善される。
【0056】本発明による薄層舗装材の施工法は、タッ
クコート層を基盤上に形成し、タックコート層の上に特
定のポリウレタンを形成する混合物を用いて表面層を形
成するので、従来の薄層舗装材の施工法と比較して、舗
装材を得るための樹脂組成物の硬化時間が長い、並びに
得られる舗装材の低温における柔軟性及び耐久性が劣る
という問題の少なくとも1つが緩和され、好ましくは実
質的に解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 薄層舗装材の断面図である。
【符号の説明】 1 薄層舗装材、 2 タックコート層、 3 表面
層、 4 基盤

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タックコート層と表面層を有する薄層舗装
    材であって、 タックコート層は、タックコート層を形成する混合物が
    適用されて、基盤上に形成され、 表面層は、 (A)1分子中に少なくとも2個のイソシアネート基を
    有し、イソシアネート基の含有率が20〜35重量%で
    あるポリイソシアネート、 (B)1分子中に少なくとも2個の水酸基を有し、重量
    平均分子量が300〜1000のポリオール、 (C)ウレタン反応促進剤、及び (D)骨材 を含んで成る、表面層を形成する混合物が適用されて、
    タックコート層上に形成された薄層舗装材であり、 表面層を形成する混合物に含まれる(A)のイソシアネ
    ート基に対する(B)の水酸基の当量比((B)の水酸
    基/(A)のイソシアネート基)が、1.1〜1.8で
    あることを特徴とする薄層舗装材。
  2. 【請求項2】 基盤は、アスファルトコンクリート又は
    コンクリートであり、 タックコート層を形成する混合物は、 (A)1分子中に少なくとも2個のイソシアネート基を
    有し、イソシアネート基の含有率が20〜35重量%で
    あるポリイソシアネート、及び (B)1分子中に少なくとも2個の水酸基を有し、重量
    平均分子量が300〜1000のポリオール を含んで成る混合物であって、 タックコート層を形成する混合物に含まれる(A)のイ
    ソシアネート基に対する(B)の水酸基の当量比
    ((B)の水酸基/(A)のイソシアネート基)が、
    1.1〜1.8であることを特徴とする請求項1に記載
    の薄層舗装材。
  3. 【請求項3】 基盤は、表層土であり、 タックコート層を形成する混合物は、土壌凝固液として
    用いられる水性樹脂分散液であることを特徴とする請求
    項1に記載の薄層舗装材。
  4. 【請求項4】 基盤上に適用されたタックコート層を形
    成する混合物が完全に硬化する前に、表面層を形成する
    混合物を適用して、タックコート層上に表面層を形成す
    ることで、両方の層を硬化して一体にすることを特徴と
    する請求項1〜3のいずれかに記載の薄層舗装材。
  5. 【請求項5】 タックコート層を形成する混合物を適用
    して基盤上にタックコート層を形成し、表面層を形成す
    る混合物を適用してタックコート層上に表面層を形成す
    ることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の薄
    層舗装材の施工法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4のいずれかに記載の薄層舗
    装材に使用する、表面層を形成するための(A)〜
    (D)の組み合わせ。
  7. 【請求項7】 請求項2又は4に記載の薄層舗装材に使
    用する、タックコート層を形成するための(A)及び
    (B)の組み合わせ。
  8. 【請求項8】 請求項3又は4に記載の薄層舗装材に使
    用する、タックコート層を形成するための土壌凝固液と
    して用いられている水性樹脂分散液。
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