JP2001178176A - サーボモータの制御装置 - Google Patents
サーボモータの制御装置Info
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Landscapes
- Control Of Ac Motors In General (AREA)
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 正確な検出値を得て適切な制御を行う。
【解決手段】電動モータ1と、その駆動状態又は動作状
態を検出する検出手段4,32,33と、その検出結果
Ff,If,Vfと制御指令Fc,Vcとに基づいて駆
動指令Vnを生成する制御手段12〜14と、その駆動
指令Vnに基づきパルス幅変調を行って複数のパルス信
号Up,Vp,WPを生成するパルス幅変調手段150
と、そのパルス信号に基づいて電動モータ1の駆動電流
を生成する電力変換回路30とを具えたサーボモータの
制御装置において、パルス幅変調手段150がサイクル
毎に少なくとも一回はパルス信号それぞれのパルス状態
を駆動電流の流れない自由状態にするものであり、検出
結果のサンプリングがその自由状態時に行われるように
する。これにより、常にスイッチングノイズの無い状態
で確実にサンプリングが行われる。
態を検出する検出手段4,32,33と、その検出結果
Ff,If,Vfと制御指令Fc,Vcとに基づいて駆
動指令Vnを生成する制御手段12〜14と、その駆動
指令Vnに基づきパルス幅変調を行って複数のパルス信
号Up,Vp,WPを生成するパルス幅変調手段150
と、そのパルス信号に基づいて電動モータ1の駆動電流
を生成する電力変換回路30とを具えたサーボモータの
制御装置において、パルス幅変調手段150がサイクル
毎に少なくとも一回はパルス信号それぞれのパルス状態
を駆動電流の流れない自由状態にするものであり、検出
結果のサンプリングがその自由状態時に行われるように
する。これにより、常にスイッチングノイズの無い状態
で確実にサンプリングが行われる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電流や,回転速
度,作動力等を検出するとともにその検出結果をサンプ
リングして得た検出値に基づいて制御を行うサーボモー
タの制御装置に関し、詳しくは、正確な検出値を得て制
御を適切に行うための技術に関する。
度,作動力等を検出するとともにその検出結果をサンプ
リングして得た検出値に基づいて制御を行うサーボモー
タの制御装置に関し、詳しくは、正確な検出値を得て制
御を適切に行うための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】図7にブロック図を示したサーボモータ
の制御装置は、速度指令にモータ回転速度を追従させる
速度制御(速度追従)と、力指令に作動部の作動力を追
従させる力制御(力追従)とを適宜切り換えて行うもの
である。プレスや,射出成形機,ダイキャストマシーン
等における一部の電動モータ駆動部では、電動モータ1
にて作動部2が駆動されたときにその力が作動限3への
到達等にて急増したのを受けて電動モータ1の制御を速
度制御から力制御へ自動切換すると好都合な場合があ
り、そのために、この装置では、電動モータ1にて駆動
される作動部2に生じた最終的な作用力を検出する力検
出部4(検出手段)を作動部2に付設するとともに、そ
の出力である力Ffに基づいて速度追従と力追従との何
れか一方だけを有効にするようになっている。
の制御装置は、速度指令にモータ回転速度を追従させる
速度制御(速度追従)と、力指令に作動部の作動力を追
従させる力制御(力追従)とを適宜切り換えて行うもの
である。プレスや,射出成形機,ダイキャストマシーン
等における一部の電動モータ駆動部では、電動モータ1
にて作動部2が駆動されたときにその力が作動限3への
到達等にて急増したのを受けて電動モータ1の制御を速
度制御から力制御へ自動切換すると好都合な場合があ
り、そのために、この装置では、電動モータ1にて駆動
される作動部2に生じた最終的な作用力を検出する力検
出部4(検出手段)を作動部2に付設するとともに、そ
の出力である力Ffに基づいて速度追従と力追従との何
れか一方だけを有効にするようになっている。
【0003】具体的には、制御回路にマイクロプロセッ
サ10を用いたソフトウェアサーボシステムとなってお
り、このマイクロプロセッサ10には入力回路20が付
加され、マイクロプロセッサ10と電動モータ1との間
には電力変換回路30が設けられている。電力変換回路
30は、パワートランジスタを有しその切換動作によっ
て電動モータ1への駆動電流を生成する駆動回路31が
主体であり、マイクロプロセッサ10から3個一組のパ
ルス信号Up,Vp,Wpを受けてそれに基づいて切換
動作を行うようになっている。それと電動モータ1との
間には電動モータ1の駆動状態として駆動電流Ifを検
出する電流検出部32(検出手段)が付設されている。
さらに、電動モータ1の直接的な動作状態としてその回
転速度Vfを検出する速度検出部33(検出手段)等
も、電動モータ1又はその出力軸に設けられている。な
お、上述した力Ffは電動モータ1と力検出部4との間
に作動部2を介在させて検出されているので電動モータ
1の間接的な動作状態を示すものとなっている。
サ10を用いたソフトウェアサーボシステムとなってお
り、このマイクロプロセッサ10には入力回路20が付
加され、マイクロプロセッサ10と電動モータ1との間
には電力変換回路30が設けられている。電力変換回路
30は、パワートランジスタを有しその切換動作によっ
て電動モータ1への駆動電流を生成する駆動回路31が
主体であり、マイクロプロセッサ10から3個一組のパ
ルス信号Up,Vp,Wpを受けてそれに基づいて切換
動作を行うようになっている。それと電動モータ1との
間には電動モータ1の駆動状態として駆動電流Ifを検
出する電流検出部32(検出手段)が付設されている。
さらに、電動モータ1の直接的な動作状態としてその回
転速度Vfを検出する速度検出部33(検出手段)等
も、電動モータ1又はその出力軸に設けられている。な
お、上述した力Ffは電動モータ1と力検出部4との間
に作動部2を介在させて検出されているので電動モータ
1の間接的な動作状態を示すものとなっている。
【0004】これらの検出結果(If,Vf,Ff)
は、入力回路20等を介してマイクロプロセッサ10に
入力され、順序制御における判定や追従のための帰還制
御などに用いられるが、そのため、入力回路20は、力
FfをA/D変換回路21(サンプリング手段)にて随
時サンプリングしながらデジタル化したうえでラッチ2
2等を介してマイクロプロセッサ10へ送出するように
なっている。図示は割愛したが他の入力回路も同様であ
る。
は、入力回路20等を介してマイクロプロセッサ10に
入力され、順序制御における判定や追従のための帰還制
御などに用いられるが、そのため、入力回路20は、力
FfをA/D変換回路21(サンプリング手段)にて随
時サンプリングしながらデジタル化したうえでラッチ2
2等を介してマイクロプロセッサ10へ送出するように
なっている。図示は割愛したが他の入力回路も同様であ
る。
【0005】マイクロプロセッサ10には、それらのサ
ンプリング値(If,Vf,Ff)に基づいて駆動指令
Vnを生成する制御手段として、順序制御ルーチン11
と速度制御ルーチン12と力制御ルーチン13と電流制
御ルーチン14とがインストールされており、さらに、
その駆動指令Vnに基づき後述するパルス幅変調を行っ
て複数のパルス信号Up,Vp,Wpを生成しこれを駆
動回路31に送出するパルス幅変調手段として、PWM
ルーチン15もインストールされている。
ンプリング値(If,Vf,Ff)に基づいて駆動指令
Vnを生成する制御手段として、順序制御ルーチン11
と速度制御ルーチン12と力制御ルーチン13と電流制
御ルーチン14とがインストールされており、さらに、
その駆動指令Vnに基づき後述するパルス幅変調を行っ
て複数のパルス信号Up,Vp,Wpを生成しこれを駆
動回路31に送出するパルス幅変調手段として、PWM
ルーチン15もインストールされている。
【0006】順序制御ルーチン11は、例えば定速前進
工程や保圧工程などを含んだ一連のシーケンスに従い、
適宜の速度指令Vc及び力指令Fcを生成して速度指令
Vcを速度制御ルーチン12に与え力指令Fcを力制御
ルーチン13に与えるとともに、力Ffの大小等に応じ
て速度制御と力制御との何れか一方を指定する選択指令
を出すようになっている。しかも、電流制御ルーチン1
4は、その選択指令に応じて、速度制御が選択されてい
ると速度制御ルーチン12から電流指令を受け取る一
方、力制御が選択されていると力制御ルーチン13から
電流指令を受け取り、受け入れた電流指令に電流Ifが
追従するような駆動指令Vnを生成するようになってい
る。これにより、駆動指令Vnの生成が力Ffのサンプ
リング値に応じて選択的にそのサンプリング値Ffと力
指令Fcとに基づいて行われたり他のサンプリング値V
fと速度指令Vcとに基づいて行われたりするものとな
っている。
工程や保圧工程などを含んだ一連のシーケンスに従い、
適宜の速度指令Vc及び力指令Fcを生成して速度指令
Vcを速度制御ルーチン12に与え力指令Fcを力制御
ルーチン13に与えるとともに、力Ffの大小等に応じ
て速度制御と力制御との何れか一方を指定する選択指令
を出すようになっている。しかも、電流制御ルーチン1
4は、その選択指令に応じて、速度制御が選択されてい
ると速度制御ルーチン12から電流指令を受け取る一
方、力制御が選択されていると力制御ルーチン13から
電流指令を受け取り、受け入れた電流指令に電流Ifが
追従するような駆動指令Vnを生成するようになってい
る。これにより、駆動指令Vnの生成が力Ffのサンプ
リング値に応じて選択的にそのサンプリング値Ffと力
指令Fcとに基づいて行われたり他のサンプリング値V
fと速度指令Vcとに基づいて行われたりするものとな
っている。
【0007】また、速度制御ルーチン12は、受けた速
度指令Vcに電動モータ1の速度Vfを近づけて一致さ
せるような電流指令を生成するものであり、電流制御ル
ーチン14がその電流指令に電動モータ1の駆動電流を
一致させるような駆動指令Vnを生成することと相俟っ
て、電流制御をマイナーループとし速度制御をその外の
フィードバックループとして多重の帰還制御を行い、こ
れによって、受けた速度指令に電動モータの回転速度を
追従させる速度制御を行うものとなっている。力制御ル
ーチン13は、受けた力指令Fcに力Ffを近づけて一
致させるような電流指令を生成することで、受けた力指
令に作動部の作動力を追従させる力制御を行うものであ
るが、生成する電流指令が力の一種であるトルクに対応
していることから速度制御ルーチン12とは演算内容等
が異なるため、それとは別個に設けられている。
度指令Vcに電動モータ1の速度Vfを近づけて一致さ
せるような電流指令を生成するものであり、電流制御ル
ーチン14がその電流指令に電動モータ1の駆動電流を
一致させるような駆動指令Vnを生成することと相俟っ
て、電流制御をマイナーループとし速度制御をその外の
フィードバックループとして多重の帰還制御を行い、こ
れによって、受けた速度指令に電動モータの回転速度を
追従させる速度制御を行うものとなっている。力制御ル
ーチン13は、受けた力指令Fcに力Ffを近づけて一
致させるような電流指令を生成することで、受けた力指
令に作動部の作動力を追従させる力制御を行うものであ
るが、生成する電流指令が力の一種であるトルクに対応
していることから速度制御ルーチン12とは演算内容等
が異なるため、それとは別個に設けられている。
【0008】速度制御ルーチン12や電流制御ルーチン
14による制御手法には、周知のPID制御を適用した
ものや、d−q変換を利用したものも(特開平10−2
91241号公報など参照)知られており、何れでも良
いが、電流制御ルーチン14からPWMルーチン15へ
時々刻々渡される駆動指令Vnは、最終的に、電動モー
タ1の何れかの相たとえばV相を基準にしたベクトルで
与えられ、その正弦成分がV相に対する駆動電流V(V
n)に該当し、そのベクトルを120゜進めたものの正
弦成分がU相に対する駆動電流U(Vn)に該当し、そ
のベクトルを120゜遅らせたものの正弦成分がW相に
対する駆動電流W(Vn)に該当するようになってい
る。
14による制御手法には、周知のPID制御を適用した
ものや、d−q変換を利用したものも(特開平10−2
91241号公報など参照)知られており、何れでも良
いが、電流制御ルーチン14からPWMルーチン15へ
時々刻々渡される駆動指令Vnは、最終的に、電動モー
タ1の何れかの相たとえばV相を基準にしたベクトルで
与えられ、その正弦成分がV相に対する駆動電流V(V
n)に該当し、そのベクトルを120゜進めたものの正
弦成分がU相に対する駆動電流U(Vn)に該当し、そ
のベクトルを120゜遅らせたものの正弦成分がW相に
対する駆動電流W(Vn)に該当するようになってい
る。
【0009】ここで、駆動回路31について詳述すると
(図8(a)参照)、3相の電動モータ1を駆動するた
めに、駆動回路31は、パルス信号Upに従って何れか
一方が導通し他方が遮断する直列接続のトランジスタ対
Q1,Q2と、同様にパルス信号Vpに従って交互に導
通・遮断するトランジスタ対Q3,Q4と、パルス信号
Wpに従って交互に導通・遮断するトランジスタ対Q
5,Q6とを具えたインバータである。各トランジスタ
は、IGBT等のパワートランジスタからなり、フライ
ホイールダイオードや図示しないスナバ回路等も必要に
応じて適宜付加されている。また、3組のトランジスタ
対は、商用の交流電流を直流に変換する整流回路31b
から延びた正負一対の配線間に接続されていて、正側ト
ランジスタQ1,Q3,Q5がオンして導通状態のとき
電動モータ1の各相U,V,Wへ電流を流し込む一方、
負側トランジスタQ2,Q4,Q6がオンして導通状態
のとき電動モータ1の各相U,V,Wから電流を吸い込
むようになっている。なお、これらのトランジスタとマ
イクロプロセッサ10との間には、パルス信号Up,V
p,Wpに対応したベース電流を増幅生成するアンプ
や、対のトランジスタが同時にオンして短絡等の障害が
起こるのを防止するための回路等も付設されている。
(図8(a)参照)、3相の電動モータ1を駆動するた
めに、駆動回路31は、パルス信号Upに従って何れか
一方が導通し他方が遮断する直列接続のトランジスタ対
Q1,Q2と、同様にパルス信号Vpに従って交互に導
通・遮断するトランジスタ対Q3,Q4と、パルス信号
Wpに従って交互に導通・遮断するトランジスタ対Q
5,Q6とを具えたインバータである。各トランジスタ
は、IGBT等のパワートランジスタからなり、フライ
ホイールダイオードや図示しないスナバ回路等も必要に
応じて適宜付加されている。また、3組のトランジスタ
対は、商用の交流電流を直流に変換する整流回路31b
から延びた正負一対の配線間に接続されていて、正側ト
ランジスタQ1,Q3,Q5がオンして導通状態のとき
電動モータ1の各相U,V,Wへ電流を流し込む一方、
負側トランジスタQ2,Q4,Q6がオンして導通状態
のとき電動モータ1の各相U,V,Wから電流を吸い込
むようになっている。なお、これらのトランジスタとマ
イクロプロセッサ10との間には、パルス信号Up,V
p,Wpに対応したベース電流を増幅生成するアンプ
や、対のトランジスタが同時にオンして短絡等の障害が
起こるのを防止するための回路等も付設されている。
【0010】そして、PWMルーチン15は、その駆動
回路31と上述の電流制御ルーチン14とを結びつける
パルス幅変調手段として、電流制御ルーチン14から駆
動指令Vnを受け取りそれに基づいて複数のパルス信号
Up,Vp,Wpを生成しこれらを適宜の図示しない出
力ポート等経由で駆動回路31へ送出するようになって
いる。その際に行われるパルス幅変調の処理は(図8
(b)参照)、適宜な一定周波数の三角波信号Z等を利
用するのが一般的であり、駆動指令Vnに対応したU相
の駆動電流U(Vn)の値が三角波信号Zを上回るとき
はパルス信号Upをハイ状態すなわちトランジスタQ1
をオンする状態にし、その駆動電流値U(Vn)が三角
波信号Zを下回るときはパルス信号Upをロー状態すな
わちトランジスタQ2をオンする状態にすることで、パ
ルス信号Upを生成する。同様に、V相の駆動電流値V
(Vn)と三角波信号Zとの大小に基づいてパルス信号
Vpを生成し、W相の駆動電流値W(Vn)と三角波信
号Zとの大小に基づいてパルス信号Wpを生成する。
回路31と上述の電流制御ルーチン14とを結びつける
パルス幅変調手段として、電流制御ルーチン14から駆
動指令Vnを受け取りそれに基づいて複数のパルス信号
Up,Vp,Wpを生成しこれらを適宜の図示しない出
力ポート等経由で駆動回路31へ送出するようになって
いる。その際に行われるパルス幅変調の処理は(図8
(b)参照)、適宜な一定周波数の三角波信号Z等を利
用するのが一般的であり、駆動指令Vnに対応したU相
の駆動電流U(Vn)の値が三角波信号Zを上回るとき
はパルス信号Upをハイ状態すなわちトランジスタQ1
をオンする状態にし、その駆動電流値U(Vn)が三角
波信号Zを下回るときはパルス信号Upをロー状態すな
わちトランジスタQ2をオンする状態にすることで、パ
ルス信号Upを生成する。同様に、V相の駆動電流値V
(Vn)と三角波信号Zとの大小に基づいてパルス信号
Vpを生成し、W相の駆動電流値W(Vn)と三角波信
号Zとの大小に基づいてパルス信号Wpを生成する。
【0011】このようなサーボモータの制御装置は、順
序制御ルーチン11にて適宜な速度指令Vcと力指令F
cとを生成し、速度制御ルーチン12等にてその指令を
制御目標とした追従制御を行うが、例えば定速送り後に
定圧制御や定トルク制御を行うような場合、速度指令V
cはその定速送りに対応した一定値で与えられ、力指令
Fcは定圧制御等に対応した一定値で与えられる。そし
て、αを所定の定数として、力Ffが一定値αより小さ
い間は、順序制御ルーチン11によって速度制御の方が
選択されて、速度Vfを速度指令Vcに追従させる制御
が行われる。その後、作動部2が作動限3に達して、そ
の作動が制約され、その反作用として力Ffが急に増加
して、力Ffが一定値αを上回ると、順序制御ルーチン
11によって力制御の方が選択されて、力Ffを力指令
Fcに追従させる制御が行われる。
序制御ルーチン11にて適宜な速度指令Vcと力指令F
cとを生成し、速度制御ルーチン12等にてその指令を
制御目標とした追従制御を行うが、例えば定速送り後に
定圧制御や定トルク制御を行うような場合、速度指令V
cはその定速送りに対応した一定値で与えられ、力指令
Fcは定圧制御等に対応した一定値で与えられる。そし
て、αを所定の定数として、力Ffが一定値αより小さ
い間は、順序制御ルーチン11によって速度制御の方が
選択されて、速度Vfを速度指令Vcに追従させる制御
が行われる。その後、作動部2が作動限3に達して、そ
の作動が制約され、その反作用として力Ffが急に増加
して、力Ffが一定値αを上回ると、順序制御ルーチン
11によって力制御の方が選択されて、力Ffを力指令
Fcに追従させる制御が行われる。
【0012】その際、駆動指令Vnに対応した駆動電流
値U(Vn),V(Vn),W(Vn)の何れかと三角
波信号Zとの大小が入れ替わる度に、パルス信号Up,
Vp,Wpの何れかが変化し、これに応じて電動モータ
1のU相,V相,W相の電流も頻繁に反転等の変化を繰
り返すが、均してみれば、駆動回路31から電動モータ
1への駆動電流は駆動指令Vnにほぼ一致する。また、
A/D変換回路21による力Ffのサンプリングは動作
可能な最短周期で随時行われる(図8(b)における矢
印S参照)。速度Vfや電流Ifのサンプリングも、ほ
ぼ同様にして、PWMルーチン15によるパルス信号U
p,Vp,Wpの生成とは無関係のタイミングで行われ
る。
値U(Vn),V(Vn),W(Vn)の何れかと三角
波信号Zとの大小が入れ替わる度に、パルス信号Up,
Vp,Wpの何れかが変化し、これに応じて電動モータ
1のU相,V相,W相の電流も頻繁に反転等の変化を繰
り返すが、均してみれば、駆動回路31から電動モータ
1への駆動電流は駆動指令Vnにほぼ一致する。また、
A/D変換回路21による力Ffのサンプリングは動作
可能な最短周期で随時行われる(図8(b)における矢
印S参照)。速度Vfや電流Ifのサンプリングも、ほ
ぼ同様にして、PWMルーチン15によるパルス信号U
p,Vp,Wpの生成とは無関係のタイミングで行われ
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のサー
ボモータの制御装置では、パルス信号の生成と検出結果
のサンプリングが各々勝手に行われることから、パルス
信号Up,Vp,Wpにおけるパルスの開始終焉タイミ
ングと検出結果(If,Vf,Ff)のサンプリングタ
イミングとが重なってしまうこともある。しかも、その
ような事態の発生は、ランダムであり、頻度も小さいこ
とが多い。
ボモータの制御装置では、パルス信号の生成と検出結果
のサンプリングが各々勝手に行われることから、パルス
信号Up,Vp,Wpにおけるパルスの開始終焉タイミ
ングと検出結果(If,Vf,Ff)のサンプリングタ
イミングとが重なってしまうこともある。しかも、その
ような事態の発生は、ランダムであり、頻度も小さいこ
とが多い。
【0014】しかしながら、パルスエッジでは即ちパル
スの開始終焉タイミングでは、その反転に対応して駆動
回路31においてトランジスタのターンオン及びターン
オフが行われ、これに従って電動モータ1のコイル電流
がスイッチングされるので、一瞬ではあるが可成り大き
なスイッチングノイズが発生する。さらに、モータ出力
にも瞬時的な変動・脈動が現出する。そして、検出結果
のサンプリングがそのタイミングでたまたま行われてし
まうと、帰還させる検出値に大きな誤差が入り込んでし
まう。これに対しては、ノイズ伝搬を防止する回路を付
加したり、検出手段に平滑手段等を組み込んでノイズや
変動を分散緩和する等のことも行われているが、駆動能
力や応答性などとの兼ね合いもあって、スイッチングノ
イズや出力変動の影響を完全には押さえ込めていない。
このため、その誤差等の影響で制御状態が変動し、さら
には作動状態まで変動してしまうこととなる。しかも、
そのような変動の発生が稀で予期できないため、起動時
調整等での合わせ込みにも限界があり、作動状態やその
作動による生産物には或る程度のばらつきが伴うのを我
慢しなければならなかった。
スの開始終焉タイミングでは、その反転に対応して駆動
回路31においてトランジスタのターンオン及びターン
オフが行われ、これに従って電動モータ1のコイル電流
がスイッチングされるので、一瞬ではあるが可成り大き
なスイッチングノイズが発生する。さらに、モータ出力
にも瞬時的な変動・脈動が現出する。そして、検出結果
のサンプリングがそのタイミングでたまたま行われてし
まうと、帰還させる検出値に大きな誤差が入り込んでし
まう。これに対しては、ノイズ伝搬を防止する回路を付
加したり、検出手段に平滑手段等を組み込んでノイズや
変動を分散緩和する等のことも行われているが、駆動能
力や応答性などとの兼ね合いもあって、スイッチングノ
イズや出力変動の影響を完全には押さえ込めていない。
このため、その誤差等の影響で制御状態が変動し、さら
には作動状態まで変動してしまうこととなる。しかも、
そのような変動の発生が稀で予期できないため、起動時
調整等での合わせ込みにも限界があり、作動状態やその
作動による生産物には或る程度のばらつきが伴うのを我
慢しなければならなかった。
【0015】特に、作動部に生じた力を検出して制御に
帰還させたり、さらにはそれに基づいて制御状態の切り
換えまで判定するような場合、スイッチングノイズとモ
ータ出力変動とが重なってその影響が相殺されることも
あれば加算されることもある。このため、その検出結果
のサンプリング値に付きまとう変動は、幅が一段と大き
いうえ、稀にしか発現しないので、対処のし難いものと
なっている。そして、このような検出結果に基づく判定
によって切換が遅れたり早すぎたりすると、場合によっ
ては制御順序が前後逆転してしまう等、予期していなか
った不所望な動作や結果を招来しかねないため、その影
響は大きい。
帰還させたり、さらにはそれに基づいて制御状態の切り
換えまで判定するような場合、スイッチングノイズとモ
ータ出力変動とが重なってその影響が相殺されることも
あれば加算されることもある。このため、その検出結果
のサンプリング値に付きまとう変動は、幅が一段と大き
いうえ、稀にしか発現しないので、対処のし難いものと
なっている。そして、このような検出結果に基づく判定
によって切換が遅れたり早すぎたりすると、場合によっ
ては制御順序が前後逆転してしまう等、予期していなか
った不所望な動作や結果を招来しかねないため、その影
響は大きい。
【0016】そこで、駆動電流のスイッチングによる影
響が検出結果のサンプリング値に及ぶのを如何にして断
つかが技術的な課題となる。その際、駆動能力や応答性
などを損なうことなく、しかも、なるべく簡便なもので
足りるようにすることも、重要である。この発明は、こ
のような課題を解決するためになされたものであり、検
出結果についての正確なサンプリング値を得て適切な制
御を行うサーボモータの制御装置を実現することを目的
とする。
響が検出結果のサンプリング値に及ぶのを如何にして断
つかが技術的な課題となる。その際、駆動能力や応答性
などを損なうことなく、しかも、なるべく簡便なもので
足りるようにすることも、重要である。この発明は、こ
のような課題を解決するためになされたものであり、検
出結果についての正確なサンプリング値を得て適切な制
御を行うサーボモータの制御装置を実現することを目的
とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために発明された第1乃至第3の解決手段について、
その構成および作用効果を以下に説明する。
るために発明された第1乃至第3の解決手段について、
その構成および作用効果を以下に説明する。
【0018】[第1の解決手段]第1の解決手段のサー
ボモータの制御装置は(、出願当初の請求項1に記載の
如く)、電動モータと、その(駆動電流等の)駆動状態
又は(それと共に若しくはそれに代えて速度や力等の)
動作状態を検出する検出手段と、その検出結果と(受け
た又は生成した)制御指令とに基づいて駆動指令を生成
する制御手段と、その駆動指令に基づきパルス幅変調を
行って(3相等の)複数のパルス信号を生成するパルス
幅変調手段と、そのパルス信号に基づいて前記電動モー
タの駆動電流を生成する電力変換回路とを具えたサーボ
モータの制御装置において、前記パルス幅変調手段が
(処理を繰り返す単位時間である基本周期すなわち)サ
イクル毎に少なくとも一回は前記パルス信号それぞれの
パルス状態を前記駆動電流の流れない自由状態にするも
のであり、前記検出結果(をサンプリングする手段が設
けられていてその手段はそ)のサンプリングが前記パル
ス信号の(各サイクル又は一部のサイクルに同期してそ
のパルス状態が)自由状態(となっている)時に行われ
る(ものである)、というものである。
ボモータの制御装置は(、出願当初の請求項1に記載の
如く)、電動モータと、その(駆動電流等の)駆動状態
又は(それと共に若しくはそれに代えて速度や力等の)
動作状態を検出する検出手段と、その検出結果と(受け
た又は生成した)制御指令とに基づいて駆動指令を生成
する制御手段と、その駆動指令に基づきパルス幅変調を
行って(3相等の)複数のパルス信号を生成するパルス
幅変調手段と、そのパルス信号に基づいて前記電動モー
タの駆動電流を生成する電力変換回路とを具えたサーボ
モータの制御装置において、前記パルス幅変調手段が
(処理を繰り返す単位時間である基本周期すなわち)サ
イクル毎に少なくとも一回は前記パルス信号それぞれの
パルス状態を前記駆動電流の流れない自由状態にするも
のであり、前記検出結果(をサンプリングする手段が設
けられていてその手段はそ)のサンプリングが前記パル
ス信号の(各サイクル又は一部のサイクルに同期してそ
のパルス状態が)自由状態(となっている)時に行われ
る(ものである)、というものである。
【0019】このような第1の解決手段のサーボモータ
の制御装置にあっては、駆動電流のスイッチングを行わ
ないタイミングが周期的に確保されるとともに、そのと
きに限って検出結果のサンプリングが行われる。そのた
め、常にスイッチングノイズの無い状態で而も確実にサ
ンプリングが行われることから、ノイズ等の分散緩和等
を強化しなくても、むしろ分散等しない方が却って、誤
差の少ない値がサンプリングされることとなる。
の制御装置にあっては、駆動電流のスイッチングを行わ
ないタイミングが周期的に確保されるとともに、そのと
きに限って検出結果のサンプリングが行われる。そのた
め、常にスイッチングノイズの無い状態で而も確実にサ
ンプリングが行われることから、ノイズ等の分散緩和等
を強化しなくても、むしろ分散等しない方が却って、誤
差の少ない値がサンプリングされることとなる。
【0020】これにより、検出結果をサンプリングする
際、平滑回路等を追加したり強化したりすることなく簡
便に、しかもも応答性の低下等の不都合も回避しなが
ら、正確なサンプリング値を安定して得ることが可能と
なる。したがって、この発明によれば、正確な検出値を
得て適切な制御を行うサーボモータの制御装置を実現す
ることができる。
際、平滑回路等を追加したり強化したりすることなく簡
便に、しかもも応答性の低下等の不都合も回避しなが
ら、正確なサンプリング値を安定して得ることが可能と
なる。したがって、この発明によれば、正確な検出値を
得て適切な制御を行うサーボモータの制御装置を実現す
ることができる。
【0021】[第2の解決手段]第2の解決手段のサー
ボモータの制御装置は、上記の第1の解決手段のサーボ
モータの制御装置について、作動部に生じた力が、パル
ス信号の自由状態に同期してサンプリングされる検出対
象の一つに、明示的に含まれるようにしたものである。
すなわち(、出願当初の請求項2に記載の如く)、電動
モータと、これにて駆動される作動部に生じた力を検出
する力検出部と、その検出結果と(受けた又は生成し
た)制御指令とに基づいて駆動指令を生成する制御手段
と、その駆動指令に基づきパルス幅変調を行って(3相
等の)複数のパルス信号を生成するパルス幅変調手段
と、そのパルス信号に基づいて前記電動モータの駆動電
流を生成する電力変換回路とを具えたサーボモータの制
御装置であって、前記パルス幅変調手段が(処理を繰り
返す単位時間である基本周期すなわち)サイクル毎に少
なくとも一回は前記パルス信号それぞれのパルス状態を
前記駆動電流の流れない自由状態にするものであり、前
記検出結果(をサンプリングする手段が設けられていて
その手段はそ)のサンプリングが前記パルス信号の(各
サイクル又は一部のサイクルに同期してそのパルス状態
が)自由状態(となっている)時に行われる(ものであ
る)、というものである。
ボモータの制御装置は、上記の第1の解決手段のサーボ
モータの制御装置について、作動部に生じた力が、パル
ス信号の自由状態に同期してサンプリングされる検出対
象の一つに、明示的に含まれるようにしたものである。
すなわち(、出願当初の請求項2に記載の如く)、電動
モータと、これにて駆動される作動部に生じた力を検出
する力検出部と、その検出結果と(受けた又は生成し
た)制御指令とに基づいて駆動指令を生成する制御手段
と、その駆動指令に基づきパルス幅変調を行って(3相
等の)複数のパルス信号を生成するパルス幅変調手段
と、そのパルス信号に基づいて前記電動モータの駆動電
流を生成する電力変換回路とを具えたサーボモータの制
御装置であって、前記パルス幅変調手段が(処理を繰り
返す単位時間である基本周期すなわち)サイクル毎に少
なくとも一回は前記パルス信号それぞれのパルス状態を
前記駆動電流の流れない自由状態にするものであり、前
記検出結果(をサンプリングする手段が設けられていて
その手段はそ)のサンプリングが前記パルス信号の(各
サイクル又は一部のサイクルに同期してそのパルス状態
が)自由状態(となっている)時に行われる(ものであ
る)、というものである。
【0022】このような第2の解決手段のサーボモータ
の制御装置にあっては、スイッチングノイズに加えてス
イッチングによるモータ出力変動の影響まで受ける作動
力等が、常にスイッチングノイズの無い状態で確実にサ
ンプリングされる。これにより、応用目的や適用対象さ
らには原材料等によってまで大きく動作条件や制御特性
が変化するため従来は適用範囲が限定されがちだった作
動力等に基づく帰還制御等も、種々の状況下で気楽に採
用しうることとなる。したがって、この発明によれば、
作動部の正確な検出値を得て作動状態に基づく適切な制
御を行うサーボモータの制御装置を実現することができ
る。
の制御装置にあっては、スイッチングノイズに加えてス
イッチングによるモータ出力変動の影響まで受ける作動
力等が、常にスイッチングノイズの無い状態で確実にサ
ンプリングされる。これにより、応用目的や適用対象さ
らには原材料等によってまで大きく動作条件や制御特性
が変化するため従来は適用範囲が限定されがちだった作
動力等に基づく帰還制御等も、種々の状況下で気楽に採
用しうることとなる。したがって、この発明によれば、
作動部の正確な検出値を得て作動状態に基づく適切な制
御を行うサーボモータの制御装置を実現することができ
る。
【0023】[第3の解決手段]第3の解決手段のサー
ボモータの制御装置は、上記の第2の解決手段のサーボ
モータの制御装置について、作動部に生じた力が同期サ
ンプリングの対象に含まれるだけでなく、さらに、速度
制御と力制御とが選択的に行われると共にその選択切換
が力のサンプリング値に基づいてなされるようにしたも
のである。すなわち(、出願当初の請求項3に記載の如
く)、電動モータと、その回転速度を検出する速度検出
部と、その検出結果と(受けた又は生成した)速度指令
とに基づいて駆動指令を生成する制御手段と、その駆動
指令に基づきパルス幅変調を行って(3相等の)複数の
パルス信号を生成するパルス幅変調手段と、そのパルス
信号に基づいて前記電動モータの駆動電流を生成する電
力変換回路とを具えたサーボモータの制御装置におい
て、前記電動モータにて駆動される作動部に生じた力を
検出する力検出部と、この力検出部の検出結果をサンプ
リングするサンプリング手段とを備え、前記制御手段
が、そのサンプリング値に応じて選択的に前記駆動指令
の生成を(前記回転速度と前記速度指令とに基づいて行
うのに代えて)そのサンプリング値と(受けた又は生成
した)力指令とに基づいて行うものであり、前記パルス
幅変調手段が、(処理を繰り返す単位時間である基本周
期すなわち)サイクル毎に少なくとも一回は前記パルス
信号それぞれのパルス状態を前記駆動電流の流れない自
由状態にするものであり、前記サンプリング手段が、そ
のサンプリングを前記パルス信号の(各サイクル又は一
部のサイクルに同期してそのパルス状態が)自由状態
(となっている)時に行う(ものである)、というもの
である。
ボモータの制御装置は、上記の第2の解決手段のサーボ
モータの制御装置について、作動部に生じた力が同期サ
ンプリングの対象に含まれるだけでなく、さらに、速度
制御と力制御とが選択的に行われると共にその選択切換
が力のサンプリング値に基づいてなされるようにしたも
のである。すなわち(、出願当初の請求項3に記載の如
く)、電動モータと、その回転速度を検出する速度検出
部と、その検出結果と(受けた又は生成した)速度指令
とに基づいて駆動指令を生成する制御手段と、その駆動
指令に基づきパルス幅変調を行って(3相等の)複数の
パルス信号を生成するパルス幅変調手段と、そのパルス
信号に基づいて前記電動モータの駆動電流を生成する電
力変換回路とを具えたサーボモータの制御装置におい
て、前記電動モータにて駆動される作動部に生じた力を
検出する力検出部と、この力検出部の検出結果をサンプ
リングするサンプリング手段とを備え、前記制御手段
が、そのサンプリング値に応じて選択的に前記駆動指令
の生成を(前記回転速度と前記速度指令とに基づいて行
うのに代えて)そのサンプリング値と(受けた又は生成
した)力指令とに基づいて行うものであり、前記パルス
幅変調手段が、(処理を繰り返す単位時間である基本周
期すなわち)サイクル毎に少なくとも一回は前記パルス
信号それぞれのパルス状態を前記駆動電流の流れない自
由状態にするものであり、前記サンプリング手段が、そ
のサンプリングを前記パルス信号の(各サイクル又は一
部のサイクルに同期してそのパルス状態が)自由状態
(となっている)時に行う(ものである)、というもの
である。
【0024】このような第3の解決手段のサーボモータ
の制御装置にあっては、スイッチングに影響され易い作
動力等が常にスイッチングノイズの無い状態で確実にサ
ンプリングされることに加えて、その正確なサンプリン
グ値・検出値に基づいて速度制御と力制御との選択切換
が行われる。これにより、作動状態に基づいて行われる
切換タイミングの判定が、常に安定して適切になされる
こととなり、そのことが作動状態の更なる安定に資する
こととなる。したがって、この発明によれば、作動部の
正確な検出値を得て作動状態に基づく適切な制御を安定
して行えるサーボモータの制御装置を実現することがで
きる。
の制御装置にあっては、スイッチングに影響され易い作
動力等が常にスイッチングノイズの無い状態で確実にサ
ンプリングされることに加えて、その正確なサンプリン
グ値・検出値に基づいて速度制御と力制御との選択切換
が行われる。これにより、作動状態に基づいて行われる
切換タイミングの判定が、常に安定して適切になされる
こととなり、そのことが作動状態の更なる安定に資する
こととなる。したがって、この発明によれば、作動部の
正確な検出値を得て作動状態に基づく適切な制御を安定
して行えるサーボモータの制御装置を実現することがで
きる。
【0025】
【発明の実施の形態】このような解決手段で達成された
本発明のサーボモータの制御装置について、これを実施
するための形態を、以下の第1〜第4実施例により説明
する。図1及び図2に示した第1実施例は、上述した第
3解決手段を具現化したものとなっており、図3の第2
実施例や、図4の第3実施例、図5の第4実施例は、そ
の変形例である。また、図示は割愛したが、第5実施例
は、それらの拡張例であり、上述した第2解決手段に対
応している。さらに、やはり図示を割愛した第6実施例
は、さらなる拡張例であり、上述した第1解決手段に対
応している。なお、それらの図示等に際し従来と同様の
構成要素には同一の符号を付して示したので、重複する
再度の説明は割愛し、以下、従来例との相違点を中心に
説明する。
本発明のサーボモータの制御装置について、これを実施
するための形態を、以下の第1〜第4実施例により説明
する。図1及び図2に示した第1実施例は、上述した第
3解決手段を具現化したものとなっており、図3の第2
実施例や、図4の第3実施例、図5の第4実施例は、そ
の変形例である。また、図示は割愛したが、第5実施例
は、それらの拡張例であり、上述した第2解決手段に対
応している。さらに、やはり図示を割愛した第6実施例
は、さらなる拡張例であり、上述した第1解決手段に対
応している。なお、それらの図示等に際し従来と同様の
構成要素には同一の符号を付して示したので、重複する
再度の説明は割愛し、以下、従来例との相違点を中心に
説明する。
【0026】
【第1実施例】本発明のサーボモータの制御装置の第1
実施例について、その具体的な構成を、図面を引用して
説明する。図1は、その回路構成等を示すブロック図で
ある。また、図2は、その制御手法を示し、(a)が、
電流制御等に用いられているベクトル制御の説明図であ
り、(b)が、PWMの手法等を説明するためのタイム
チャートである。
実施例について、その具体的な構成を、図面を引用して
説明する。図1は、その回路構成等を示すブロック図で
ある。また、図2は、その制御手法を示し、(a)が、
電流制御等に用いられているベクトル制御の説明図であ
り、(b)が、PWMの手法等を説明するためのタイム
チャートである。
【0027】このサーボモータの制御装置が既述した従
来例のものと相違するのは、PWMルーチン15がサン
プリングトリガSを生成するPWMルーチン150(パ
ルス幅変調手段)になった点と、力Ffを入力するため
のA/D変換回路21がサンプリングトリガSを受ける
A/D変換回路210(サンプリング手段)になった点
である。
来例のものと相違するのは、PWMルーチン15がサン
プリングトリガSを生成するPWMルーチン150(パ
ルス幅変調手段)になった点と、力Ffを入力するため
のA/D変換回路21がサンプリングトリガSを受ける
A/D変換回路210(サンプリング手段)になった点
である。
【0028】A/D変換回路210は、動作速度や必要
精度が満たされれば逐次変換型や一括変換型の何れでも
良いが、デジタル化に先だち力Ffをサンプリングして
必要な時間だけホールドしておくものであって、そのサ
ンプリングタイミングを決するトリガー信号を外部から
取り込めるようなものが採用される。そして、そのトリ
ガー信号として、マイクロプロセッサ10から図示しな
い適宜の出力ポート等を介してサンプリングトリガSを
受けるように配線接続等がなされている。
精度が満たされれば逐次変換型や一括変換型の何れでも
良いが、デジタル化に先だち力Ffをサンプリングして
必要な時間だけホールドしておくものであって、そのサ
ンプリングタイミングを決するトリガー信号を外部から
取り込めるようなものが採用される。そして、そのトリ
ガー信号として、マイクロプロセッサ10から図示しな
い適宜の出力ポート等を介してサンプリングトリガSを
受けるように配線接続等がなされている。
【0029】PWMルーチン150は、電流制御ルーチ
ン14から渡される駆動指令Vnが特定のゼロベクトル
V0,V7 やベースベクトルV1 〜V6 を基底ベクトルと
して次のように表されることに基づいて後述のパルス幅
変調処理を行うものである。すなわち、これらのベクト
ルは(図2(a)参照)、例えばゼロベクトルV0 をパ
ルス信号Up,Vp,Wpが総てローの状態に対応させ
るとその状態では駆動回路31のトランジスタQ2,Q
4,Q6がオンして電動モータ1に流れる駆動電流がゼ
ロとなり電動モータ1が自由状態となる。パルス信号U
p,Vp,Wpが総てハイの状態をゼロベクトルV7 で
表すとその状態では駆動回路31のトランジスタQ1,
Q3,Q5がオンしてやはり電動モータ1が自由状態と
なる。
ン14から渡される駆動指令Vnが特定のゼロベクトル
V0,V7 やベースベクトルV1 〜V6 を基底ベクトルと
して次のように表されることに基づいて後述のパルス幅
変調処理を行うものである。すなわち、これらのベクト
ルは(図2(a)参照)、例えばゼロベクトルV0 をパ
ルス信号Up,Vp,Wpが総てローの状態に対応させ
るとその状態では駆動回路31のトランジスタQ2,Q
4,Q6がオンして電動モータ1に流れる駆動電流がゼ
ロとなり電動モータ1が自由状態となる。パルス信号U
p,Vp,Wpが総てハイの状態をゼロベクトルV7 で
表すとその状態では駆動回路31のトランジスタQ1,
Q3,Q5がオンしてやはり電動モータ1が自由状態と
なる。
【0030】また、パルス信号Upがハイで他のパルス
信号Vp,Wpがローの状態にベースベクトルV1 を対
応させ、パルス信号Up,Vpがハイでパルス信号Wp
がローの状態にベースベクトルV2を対応させ、同様に
して何れか一つのパルス信号を反転させた状態を残りの
ベースベクトルV3 〜V6 に対応させると、大きさが同
じで方向が60゜ずつずれている6個のベースベクトル
V1 〜V6 が出来上がる。そして、駆動指令Vnのベク
トルが隣り合う2本のベースベクトル間に位置すると例
えば両ベースベクトルV1,V2 間に在るとすると、ベク
トルVnは両ベースベクトルV1,V2 に射影された一対
のベクトルVa,Vbとに分解される。
信号Vp,Wpがローの状態にベースベクトルV1 を対
応させ、パルス信号Up,Vpがハイでパルス信号Wp
がローの状態にベースベクトルV2を対応させ、同様に
して何れか一つのパルス信号を反転させた状態を残りの
ベースベクトルV3 〜V6 に対応させると、大きさが同
じで方向が60゜ずつずれている6個のベースベクトル
V1 〜V6 が出来上がる。そして、駆動指令Vnのベク
トルが隣り合う2本のベースベクトル間に位置すると例
えば両ベースベクトルV1,V2 間に在るとすると、ベク
トルVnは両ベースベクトルV1,V2 に射影された一対
のベクトルVa,Vbとに分解される。
【0031】そこで、PWMルーチン150は(図2
(b)参照)、タイマー割込処理ルーチン等によって周
期的に起動されて或いは自ら計時等の処理も行うことで
例えば数十ms程度の所定周期T毎に、随時時計ベクト
ルVnに対応した一対のベクトルVa,Vbを求める演
算を行うとともに、ベクトルVaに対応した時間tbを
式[tb=(Va/V1 )×(T/2)]に対応した演
算にて求め、ベクトルVbに対応した時間tcを式[t
c=(Vb/V2 )×(T/2)]に対応した演算にて
求める。さらに、それらの時間を周期Tの前半および後
半から引いて残った時間(T−2×(tb+tc))
は、ゼロベクトルV0 に対応した時間taとゼロベクト
ルV7 に対応した時間tdとに按分する。
(b)参照)、タイマー割込処理ルーチン等によって周
期的に起動されて或いは自ら計時等の処理も行うことで
例えば数十ms程度の所定周期T毎に、随時時計ベクト
ルVnに対応した一対のベクトルVa,Vbを求める演
算を行うとともに、ベクトルVaに対応した時間tbを
式[tb=(Va/V1 )×(T/2)]に対応した演
算にて求め、ベクトルVbに対応した時間tcを式[t
c=(Vb/V2 )×(T/2)]に対応した演算にて
求める。さらに、それらの時間を周期Tの前半および後
半から引いて残った時間(T−2×(tb+tc))
は、ゼロベクトルV0 に対応した時間taとゼロベクト
ルV7 に対応した時間tdとに按分する。
【0032】それから、該当する周期Tにおいて、各時
間ta,tb,tc,td,tc,tb,taが経過す
るのに合わせて、パルス信号Up,Vp,Wpのハイ・
ロー状態を順にゼロベクトルV0 ,ベースベクトルV1
,ベースベクトルV2 ,ゼロベクトルV7 ,ベースベ
クトルV2 ,ベースベクトルV1 ,ゼロベクトルV0 に
対応したものにする。また、該当周期Tの最初又は最後
の時点と半周期(T/2)経過時点とに、サンプリング
トリガSを送出することも行う。これにより、周期Tの
両端および中央のところにゼロベクトルV0,V7 の何れ
かが来るとともに、サンプリングトリガSが確実にゼロ
ベクトル対応の時間内に出されることとなる。そして、
このようなPWMルーチン150は、パルス幅変調手段
であって、特に、周期T毎に即ち基本の処理サイクル毎
に少なくとも一回はパルス信号Up,Vp,Wpそれぞ
れのパルス状態をゼロベクトルV0,V7 の状態すなわち
駆動電流の流れない自由状態にするものとなっている。
間ta,tb,tc,td,tc,tb,taが経過す
るのに合わせて、パルス信号Up,Vp,Wpのハイ・
ロー状態を順にゼロベクトルV0 ,ベースベクトルV1
,ベースベクトルV2 ,ゼロベクトルV7 ,ベースベ
クトルV2 ,ベースベクトルV1 ,ゼロベクトルV0 に
対応したものにする。また、該当周期Tの最初又は最後
の時点と半周期(T/2)経過時点とに、サンプリング
トリガSを送出することも行う。これにより、周期Tの
両端および中央のところにゼロベクトルV0,V7 の何れ
かが来るとともに、サンプリングトリガSが確実にゼロ
ベクトル対応の時間内に出されることとなる。そして、
このようなPWMルーチン150は、パルス幅変調手段
であって、特に、周期T毎に即ち基本の処理サイクル毎
に少なくとも一回はパルス信号Up,Vp,Wpそれぞ
れのパルス状態をゼロベクトルV0,V7 の状態すなわち
駆動電流の流れない自由状態にするものとなっている。
【0033】ここで、他の構成要素について詳述する
と、電動モータ1には、ブラシレスDCサーボモータで
は永久磁石同期モータ等が用いられ、誘導モータではか
ご形誘導モータが多用される。作動部2には、ボールネ
ジ等の回転直進運動変換機構とラムシリンダ等の加圧機
構との組み合わせや、減速ギヤ等を介在させて連結され
た揺動機構などが用いられ、さらに、それに伴い、力検
出部4には、力Ffとして圧力を検出する場合にはプレ
ッシャーゲージ(圧力計)等が採用され、力Ffとして
トルクを検出する場合にはトルク計などが採用されるこ
ととなる。作動限3は、シリンダエンドであったり、金
型への充填材の充満であったりする。
と、電動モータ1には、ブラシレスDCサーボモータで
は永久磁石同期モータ等が用いられ、誘導モータではか
ご形誘導モータが多用される。作動部2には、ボールネ
ジ等の回転直進運動変換機構とラムシリンダ等の加圧機
構との組み合わせや、減速ギヤ等を介在させて連結され
た揺動機構などが用いられ、さらに、それに伴い、力検
出部4には、力Ffとして圧力を検出する場合にはプレ
ッシャーゲージ(圧力計)等が採用され、力Ffとして
トルクを検出する場合にはトルク計などが採用されるこ
ととなる。作動限3は、シリンダエンドであったり、金
型への充填材の充満であったりする。
【0034】また、各制御ルーチン等11〜14やPW
Mルーチン150をプログラム処理にて実行するマイク
ロプロセッサ10には、プログラムメモリやデータメモ
リを内蔵したワンチップマイコンや、CPUのICとメ
モリ等の周辺ICとを適宜組み合わせたプロセッサシス
テム等が、処理能力等に応じて、適宜採用される。電流
検出部32には、応答性に優れ精度も良いホール素子等
が多用され、速度検出部33には、光の断続に基づくエ
ンコーダなど、各種の速度センサが、用いられる。
Mルーチン150をプログラム処理にて実行するマイク
ロプロセッサ10には、プログラムメモリやデータメモ
リを内蔵したワンチップマイコンや、CPUのICとメ
モリ等の周辺ICとを適宜組み合わせたプロセッサシス
テム等が、処理能力等に応じて、適宜採用される。電流
検出部32には、応答性に優れ精度も良いホール素子等
が多用され、速度検出部33には、光の断続に基づくエ
ンコーダなど、各種の速度センサが、用いられる。
【0035】この第1実施例のサーボモータの制御装置
について、その使用態様及び動作を説明する。
について、その使用態様及び動作を説明する。
【0036】この場合も、定速送り後に定圧制御を行う
とすると、順序制御ルーチン11によって適宜の速度指
令Vcと力指令Fcとが与えられるとともに、先ず速度
制御ルーチン12等によって速度Vfを速度指令Vcに
追従させる速度制御が行われ、それから、力Ffの急増
に応じて順序制御ルーチン11による選択切換の判定が
なされると、力Ffを力指令Fcに追従させる力制御が
行われる。このように全体的に見れば従来と同様の動作
が行われる。
とすると、順序制御ルーチン11によって適宜の速度指
令Vcと力指令Fcとが与えられるとともに、先ず速度
制御ルーチン12等によって速度Vfを速度指令Vcに
追従させる速度制御が行われ、それから、力Ffの急増
に応じて順序制御ルーチン11による選択切換の判定が
なされると、力Ffを力指令Fcに追従させる力制御が
行われる。このように全体的に見れば従来と同様の動作
が行われる。
【0037】もっとも、その際の動作を詳細に見ると
(図2参照)、周期T毎に、電流制御ルーチン14から
PWMルーチン150へ駆動指令Vnが引き渡され、P
WMルーチン150によってパルス信号Up,Vp,W
pが生成されるとともにサンプリングトリガSが送出さ
れる。そして、パルス信号Up,Vp,Wpに従って駆
動回路31から電動モータ1へ供給される駆動電流が断
続されるが、その駆動電流は、そのときの周期Tに亘っ
て平均すれば、電流量が駆動指令Vnの大きさに比例
し、電動モータ1の各相U,V,Wを基準とした電流の
向きが駆動指令Vnの向きに一致する。こうして、この
場合も、駆動指令Vnに正しく対応したパルス幅変調が
なされ、電動モータ1の駆動電流は駆動指令Vnにほぼ
一致して、適切な駆動がなされる。
(図2参照)、周期T毎に、電流制御ルーチン14から
PWMルーチン150へ駆動指令Vnが引き渡され、P
WMルーチン150によってパルス信号Up,Vp,W
pが生成されるとともにサンプリングトリガSが送出さ
れる。そして、パルス信号Up,Vp,Wpに従って駆
動回路31から電動モータ1へ供給される駆動電流が断
続されるが、その駆動電流は、そのときの周期Tに亘っ
て平均すれば、電流量が駆動指令Vnの大きさに比例
し、電動モータ1の各相U,V,Wを基準とした電流の
向きが駆動指令Vnの向きに一致する。こうして、この
場合も、駆動指令Vnに正しく対応したパルス幅変調が
なされ、電動モータ1の駆動電流は駆動指令Vnにほぼ
一致して、適切な駆動がなされる。
【0038】また、この場合、サンプリングトリガSが
マイクロプロセッサ10からA/D変換回路210へ送
出されるが、PWMルーチン150によってサンプリン
グトリガSが各周期T毎に2回ずつ出される。しかも、
それは、パルス信号Up,Vp,WpがゼロベクトルV
0,V7 に対応していて駆動回路31のトランジスタQ1
〜Q6のオンオフが全く行われない状態のときに限って
出される(図2(b)参照)。
マイクロプロセッサ10からA/D変換回路210へ送
出されるが、PWMルーチン150によってサンプリン
グトリガSが各周期T毎に2回ずつ出される。しかも、
それは、パルス信号Up,Vp,WpがゼロベクトルV
0,V7 に対応していて駆動回路31のトランジスタQ1
〜Q6のオンオフが全く行われない状態のときに限って
出される(図2(b)参照)。
【0039】そして、このようなサンプリングトリガS
を受けて、A/D変換回路210では、トランジスタQ
1〜Q6のスイッチングが行われなくてスイッチングノ
イズも無くモータ出力の変動も無いタイミングで、力F
fのサンプリングが行われる。こうして、力検出部4の
検出結果である力Ffのサンプリングがパルス信号U
p,Vp,Wpの自由状態時に行われる。その結果、常
に正確な力Ffが得られるので、順序制御ルーチン11
による判定や選択切換が、さらには力制御ルーチン13
による追従制御も、安定して的確になされることとな
る。
を受けて、A/D変換回路210では、トランジスタQ
1〜Q6のスイッチングが行われなくてスイッチングノ
イズも無くモータ出力の変動も無いタイミングで、力F
fのサンプリングが行われる。こうして、力検出部4の
検出結果である力Ffのサンプリングがパルス信号U
p,Vp,Wpの自由状態時に行われる。その結果、常
に正確な力Ffが得られるので、順序制御ルーチン11
による判定や選択切換が、さらには力制御ルーチン13
による追従制御も、安定して的確になされることとな
る。
【0040】
【第2実施例】図3にタイムチャートで制御手法を例示
した第2実施例のサーボモータの制御装置が上述した第
1実施例のと相違するのは、サンプリングトリガSの送
出が4サイクル毎に即ち周期Tの4倍の時間ごとに一回
だけ行われるようになっている点である。このように、
サンプリングトリガSの送出タイミングは、ゼロベクト
ルV0,V7 の割付に対応した半周期(T/2)を基準と
して、その整数倍の時間であって、A/D変換回路21
0の繰り返し動作可能な最短時間以上であれば、適宜に
設定することができる。
した第2実施例のサーボモータの制御装置が上述した第
1実施例のと相違するのは、サンプリングトリガSの送
出が4サイクル毎に即ち周期Tの4倍の時間ごとに一回
だけ行われるようになっている点である。このように、
サンプリングトリガSの送出タイミングは、ゼロベクト
ルV0,V7 の割付に対応した半周期(T/2)を基準と
して、その整数倍の時間であって、A/D変換回路21
0の繰り返し動作可能な最短時間以上であれば、適宜に
設定することができる。
【0041】
【第3実施例】図4に要部のブロック図を示した第3実
施例のサーボモータの制御装置が上述した第1実施例の
と相違するのは、PWMルーチン150がサンプリング
トリガSの生成・送出を行わないように変更されてPW
Mルーチン151になった点と、PWMルーチン151
等を周期Tで繰り返し起動するタイマー割込処理ルーチ
ン152が起動と同時にサンプリングトリガSを生成し
これをA/D変換回路210へ送出するようになってい
る点である。この場合も、PWMルーチン151の起動
時にパルス信号Up,Vp,WpがゼロベクトルV0,V
7 に対応した自由状態になってさえいれば、スイッチン
グノイズ等の無い正確な力Ffのサンプリング値が得ら
れる。
施例のサーボモータの制御装置が上述した第1実施例の
と相違するのは、PWMルーチン150がサンプリング
トリガSの生成・送出を行わないように変更されてPW
Mルーチン151になった点と、PWMルーチン151
等を周期Tで繰り返し起動するタイマー割込処理ルーチ
ン152が起動と同時にサンプリングトリガSを生成し
これをA/D変換回路210へ送出するようになってい
る点である。この場合も、PWMルーチン151の起動
時にパルス信号Up,Vp,WpがゼロベクトルV0,V
7 に対応した自由状態になってさえいれば、スイッチン
グノイズ等の無い正確な力Ffのサンプリング値が得ら
れる。
【0042】
【第4実施例】図5に回路構成等の全体ブロック図を示
した第4実施例のサーボモータの制御装置が上述した第
1実施例のと相違するのは、A/D変換回路210が入
力回路20の中から力検出部4のところへ移設された点
である。なお、それに伴って入力回路20には適宜のラ
インドライバやラインレシーバが導入され、サンプリン
グトリガSがA/D変換回路210まで届くようになっ
ている。この場合、僅かな回路を付加するだけで簡単
に、一般に長くてノイズを拾い易い力Ffのケーブルに
関しても伝送データがデジタル化されてノイズの影響を
受け難くなるので、マイクロプロセッサ10に入力され
る力Ffの値が更に正確になる。
した第4実施例のサーボモータの制御装置が上述した第
1実施例のと相違するのは、A/D変換回路210が入
力回路20の中から力検出部4のところへ移設された点
である。なお、それに伴って入力回路20には適宜のラ
インドライバやラインレシーバが導入され、サンプリン
グトリガSがA/D変換回路210まで届くようになっ
ている。この場合、僅かな回路を付加するだけで簡単
に、一般に長くてノイズを拾い易い力Ffのケーブルに
関しても伝送データがデジタル化されてノイズの影響を
受け難くなるので、マイクロプロセッサ10に入力され
る力Ffの値が更に正確になる。
【0043】
【第5実施例】上記各実施例では、定速制御から定圧制
御に切り換える判定が順序制御ルーチン11によって力
Ffに基づき即ち力検出部4の検出結果に基づいて行わ
れるようになっているが、これは本発明の適用に必須で
は無く、力制御ルーチン13の如く力Ffに基づいて帰
還制御等を行うものであれば良い。それでも、スイッチ
ングノイズばかりかスイッチングによるモータ出力の変
動からも影響を受けないで済むという効果を享受するこ
とができる。
御に切り換える判定が順序制御ルーチン11によって力
Ffに基づき即ち力検出部4の検出結果に基づいて行わ
れるようになっているが、これは本発明の適用に必須で
は無く、力制御ルーチン13の如く力Ffに基づいて帰
還制御等を行うものであれば良い。それでも、スイッチ
ングノイズばかりかスイッチングによるモータ出力の変
動からも影響を受けないで済むという効果を享受するこ
とができる。
【0044】
【第6実施例】上記各実施例では、サンプリングトリガ
Sに従ってサンプリングされる検出結果が力Ffだけで
あったが、それと共に或いはそれは止めて別に、他の検
出結果すなわち速度Vfや電流If等も、サンプリング
トリガSを受けてサンプリングするようにしても良い。
それでも、スイッチングノイズの影響を受けないで済む
という効果は享受することができる。
Sに従ってサンプリングされる検出結果が力Ffだけで
あったが、それと共に或いはそれは止めて別に、他の検
出結果すなわち速度Vfや電流If等も、サンプリング
トリガSを受けてサンプリングするようにしても良い。
それでも、スイッチングノイズの影響を受けないで済む
という効果は享受することができる。
【0045】
【その他】なお、上記実施例では、力制御ルーチン13
の出力を電流制御ルーチン14に渡すようにしたが、そ
れに限らず、力制御ルーチン13の出力を速度指令Vc
に代えて速度制御ルーチン12に渡すようにしても良
い。その場合(図6参照)、力制御ルーチン13は、力
指令Fcと力Ffとの差を演算してその差を速度制御ル
ーチン12へ渡すようにし、順序制御ルーチン11は、
その差と速度指令Vcとの大小に応じて選択指令を生成
するようにすると良い。そうすれば、従来例におけるα
の如き定数が不要となり更に動作状態等も安定する。
の出力を電流制御ルーチン14に渡すようにしたが、そ
れに限らず、力制御ルーチン13の出力を速度指令Vc
に代えて速度制御ルーチン12に渡すようにしても良
い。その場合(図6参照)、力制御ルーチン13は、力
指令Fcと力Ffとの差を演算してその差を速度制御ル
ーチン12へ渡すようにし、順序制御ルーチン11は、
その差と速度指令Vcとの大小に応じて選択指令を生成
するようにすると良い。そうすれば、従来例におけるα
の如き定数が不要となり更に動作状態等も安定する。
【0046】また、マイクロプロセッサ10による各ル
ーチン11〜14,150の処理は、プログラム処理に
限られるもので無く、適宜のハードウェアロジック等に
て具体化しても良く、幾つかのソフトウェアと幾つかの
個別ハードウェアとで具体化しても良く、さらにはマイ
クロプロセッサが複数個含まれていても良い。
ーチン11〜14,150の処理は、プログラム処理に
限られるもので無く、適宜のハードウェアロジック等に
て具体化しても良く、幾つかのソフトウェアと幾つかの
個別ハードウェアとで具体化しても良く、さらにはマイ
クロプロセッサが複数個含まれていても良い。
【0047】さらに、定速制御や定圧制御は制御方法の
一例であり、この発明は、それに限られるもので無く、
制御目標を可変する制御等についても、適用が可能であ
り、有効である。
一例であり、この発明は、それに限られるもので無く、
制御目標を可変する制御等についても、適用が可能であ
り、有効である。
【0048】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の第1の解決手段のサーボモータの制御装置にあって
は、常にスイッチングノイズの無い状態で確実にサンプ
リングが行われるようにしたことにより、応答性低下等
の不都合を避けつつ正確なサンプリング値を安定して得
ることが可能となり、その結果、正確な検出値を得て適
切な制御を行うサーボモータの制御装置を実現すること
ができたという有利な効果が有る。
の第1の解決手段のサーボモータの制御装置にあって
は、常にスイッチングノイズの無い状態で確実にサンプ
リングが行われるようにしたことにより、応答性低下等
の不都合を避けつつ正確なサンプリング値を安定して得
ることが可能となり、その結果、正確な検出値を得て適
切な制御を行うサーボモータの制御装置を実現すること
ができたという有利な効果が有る。
【0049】また、本発明の第2の解決手段のサーボモ
ータの制御装置にあっては、作動部に生じた力がパルス
信号の自由状態に同期してサンプリングされるようにし
たことにより、作動部の正確な検出値を得て作動状態に
基づく適切な制御を行うことができるようになったとい
う有利な効果を奏する。
ータの制御装置にあっては、作動部に生じた力がパルス
信号の自由状態に同期してサンプリングされるようにし
たことにより、作動部の正確な検出値を得て作動状態に
基づく適切な制御を行うことができるようになったとい
う有利な効果を奏する。
【0050】さらに、本発明の第3の解決手段のサーボ
モータの制御装置にあっては、速度制御と力制御との選
択切換が正確なサンプリング値・検出値に基づいて行わ
れるようにしたことにより、判定が的確になされるとと
もに更なる作動状態の安定も達成され、その結果、作動
部の正確な検出値を得て作動状態に基づく適切な制御を
安定して行えるサーボモータの制御装置を実現すること
ができたという有利な効果が有る。
モータの制御装置にあっては、速度制御と力制御との選
択切換が正確なサンプリング値・検出値に基づいて行わ
れるようにしたことにより、判定が的確になされるとと
もに更なる作動状態の安定も達成され、その結果、作動
部の正確な検出値を得て作動状態に基づく適切な制御を
安定して行えるサーボモータの制御装置を実現すること
ができたという有利な効果が有る。
【図1】 本発明のサーボモータの制御装置の第1実施
例について、その回路構成等を示すブロック図である。
例について、その回路構成等を示すブロック図である。
【図2】 その制御手法を示し、(a)が、電流制
御等に用いられているベクトル制御の説明図であり、
(b)が、PWMの手法等を説明するためのタイムチャ
ートである。
御等に用いられているベクトル制御の説明図であり、
(b)が、PWMの手法等を説明するためのタイムチャ
ートである。
【図3】 本発明のサーボモータの制御装置の第2実施
例について、その制御手法を示すタイムチャートであ
る。
例について、その制御手法を示すタイムチャートであ
る。
【図4】 本発明のサーボモータの制御装置の第3実施
例について、その要部のブロック図である。
例について、その要部のブロック図である。
【図5】 本発明のサーボモータの制御装置の第4実施
例について、その回路構成等を示すブロック図である。
例について、その回路構成等を示すブロック図である。
【図6】 本発明のサーボモータの制御装置について、
その他の変形を示すブロック図である。
その他の変形を示すブロック図である。
【図7】 従来のサーボモータの制御装置についてのブ
ロック図である。
ロック図である。
【図8】 その細部を示し、(a)が3相モータの
駆動回路の回路図であり、(b)が、PWMの手法等を
説明するためのタイムチャートである。
駆動回路の回路図であり、(b)が、PWMの手法等を
説明するためのタイムチャートである。
1 電動モータ(電動機、永久磁石同期モータ、かご形
誘導モータ) 2 作動部(アクチュエータ、ボールネジ、進退機構、
ギヤ、揺動機構) 3 作動限(ストッパー、当接物、加圧対象物、反力発
生物) 4 力検出部(作用力検出、反力検出、圧力計、トルク
計、ロードセル) 10 マイクロプロセッサ(制御回路) 11 順序制御ルーチン(速度制御と力制御との
選択切換手段) 12 速度制御ルーチン(モータ速度帰還制御手
段、制御手段) 13 力制御ルーチン(作動力帰還制御手段、制
御手段) 14 電流制御ルーチン(電流帰還制御手段、制
御手段) 15 PWMルーチン(パルス幅変調手段) 20 入力回路(周辺回路、制御回路) 21 A/D変換回路(作動力検出値サンプリン
グ手段) 22 ラッチ(レジスタ、入力ポート、入出力イ
ンターフェイス) 30 電力変換回路 31 駆動回路(電流出力部、PWMインバー
タ、パワー出力段) 32 電流検出部(ホールCT、ホール素子、絶
縁アンプ) 33 速度検出部(タコジェネレータ、レゾル
バ、エンコーダ) 150 PWMルーチン(パルス幅変調手段) 151 PWMルーチン(パルス幅変調手段) 152 タイマー割込処理ルーチン 210 A/D変換回路(作動力検出値サンプリング手
段) Fc 力指令(制御指令) Vc 速度指令(制御指令) Vn 駆動指令(生成したベクトル指令) If 電流(検出対象、駆動状態) Vf 速度(回転速度、検出対象、動作状態) Ff 力(作動力、検出対象、動作状態) S サンプリングトリガ Up,Vp,Wp パルス信号 V0 ,V7 ゼロベクトル(自由状態の基底ベク
トル) V1 〜V6 ベースベクトル(能動状態の基底ベ
クトル)
誘導モータ) 2 作動部(アクチュエータ、ボールネジ、進退機構、
ギヤ、揺動機構) 3 作動限(ストッパー、当接物、加圧対象物、反力発
生物) 4 力検出部(作用力検出、反力検出、圧力計、トルク
計、ロードセル) 10 マイクロプロセッサ(制御回路) 11 順序制御ルーチン(速度制御と力制御との
選択切換手段) 12 速度制御ルーチン(モータ速度帰還制御手
段、制御手段) 13 力制御ルーチン(作動力帰還制御手段、制
御手段) 14 電流制御ルーチン(電流帰還制御手段、制
御手段) 15 PWMルーチン(パルス幅変調手段) 20 入力回路(周辺回路、制御回路) 21 A/D変換回路(作動力検出値サンプリン
グ手段) 22 ラッチ(レジスタ、入力ポート、入出力イ
ンターフェイス) 30 電力変換回路 31 駆動回路(電流出力部、PWMインバー
タ、パワー出力段) 32 電流検出部(ホールCT、ホール素子、絶
縁アンプ) 33 速度検出部(タコジェネレータ、レゾル
バ、エンコーダ) 150 PWMルーチン(パルス幅変調手段) 151 PWMルーチン(パルス幅変調手段) 152 タイマー割込処理ルーチン 210 A/D変換回路(作動力検出値サンプリング手
段) Fc 力指令(制御指令) Vc 速度指令(制御指令) Vn 駆動指令(生成したベクトル指令) If 電流(検出対象、駆動状態) Vf 速度(回転速度、検出対象、動作状態) Ff 力(作動力、検出対象、動作状態) S サンプリングトリガ Up,Vp,Wp パルス信号 V0 ,V7 ゼロベクトル(自由状態の基底ベク
トル) V1 〜V6 ベースベクトル(能動状態の基底ベ
クトル)
フロントページの続き (72)発明者 武内 宇彦 東京都大田区南蒲田2丁目16番46号 株式 会社トキメック内 (72)発明者 大場 正男 東京都大田区南蒲田2丁目16番46号 株式 会社トキメック内 Fターム(参考) 5H560 BB04 BB12 DA02 DA07 DA10 DB07 DC01 DC12 EB01 GG04 JJ13 SS01 TT01 UA02 XA12 XB10 5H575 BB05 BB06 DD03 GG02 HA08 JJ03 JJ14 JJ18 LL07 LL10 LL22 LL29
Claims (3)
- 【請求項1】電動モータと、その駆動状態又は動作状態
を検出する検出手段と、その検出結果と制御指令とに基
づいて駆動指令を生成する制御手段と、その駆動指令に
基づきパルス幅変調を行って複数のパルス信号を生成す
るパルス幅変調手段と、そのパルス信号に基づいて前記
電動モータの駆動電流を生成する電力変換回路とを具え
たサーボモータの制御装置において、前記パルス幅変調
手段がサイクル毎に少なくとも一回は前記パルス信号そ
れぞれのパルス状態を前記駆動電流の流れない自由状態
にするものであり、前記検出結果のサンプリングが前記
パルス信号の自由状態時に行われることを特徴とするサ
ーボモータの制御装置。 - 【請求項2】電動モータと、これにて駆動される作動部
に生じた力を検出する力検出部と、その検出結果と制御
指令とに基づいて駆動指令を生成する制御手段と、その
駆動指令に基づきパルス幅変調を行って複数のパルス信
号を生成するパルス幅変調手段と、そのパルス信号に基
づいて前記電動モータの駆動電流を生成する電力変換回
路とを具えたサーボモータの制御装置であって、前記パ
ルス幅変調手段がサイクル毎に少なくとも一回は前記パ
ルス信号それぞれのパルス状態を前記駆動電流の流れな
い自由状態にするものであり、前記検出結果のサンプリ
ングが前記パルス信号の自由状態時に行われることを特
徴とするサーボモータの制御装置。 - 【請求項3】電動モータと、その回転速度を検出する速
度検出部と、その検出結果と速度指令とに基づいて駆動
指令を生成する制御手段と、その駆動指令に基づきパル
ス幅変調を行って複数のパルス信号を生成するパルス幅
変調手段と、そのパルス信号に基づいて前記電動モータ
の駆動電流を生成する電力変換回路とを具えたサーボモ
ータの制御装置において、前記電動モータにて駆動され
る作動部に生じた力を検出する力検出部と、この力検出
部の検出結果をサンプリングするサンプリング手段とを
備え、前記制御手段が、そのサンプリング値に応じて選
択的に前記駆動指令の生成をそのサンプリング値と力指
令とに基づいて行うものであり、前記パルス幅変調手段
が、サイクル毎に少なくとも一回は前記パルス信号それ
ぞれのパルス状態を前記駆動電流の流れない自由状態に
するものであり、前記サンプリング手段が、そのサンプ
リングを前記パルス信号の自由状態時に行うことを特徴
とするサーボモータの制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35137299A JP2001178176A (ja) | 1999-12-10 | 1999-12-10 | サーボモータの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35137299A JP2001178176A (ja) | 1999-12-10 | 1999-12-10 | サーボモータの制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001178176A true JP2001178176A (ja) | 2001-06-29 |
Family
ID=18416855
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35137299A Pending JP2001178176A (ja) | 1999-12-10 | 1999-12-10 | サーボモータの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001178176A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005341764A (ja) * | 2004-05-28 | 2005-12-08 | Sumitomo Electric Ind Ltd | モータ駆動装置 |
JP2006020374A (ja) * | 2004-06-30 | 2006-01-19 | Fuji Electric Holdings Co Ltd | モータ制御装置 |
JP2006121798A (ja) * | 2004-10-20 | 2006-05-11 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | モータ駆動装置 |
JP2007006566A (ja) * | 2005-06-22 | 2007-01-11 | Hitachi Ltd | モータ制御装置 |
JP2010094021A (ja) * | 2009-12-01 | 2010-04-22 | Daikin Ind Ltd | モータ駆動方法およびその装置 |
JP2016003997A (ja) * | 2014-06-18 | 2016-01-12 | 日置電機株式会社 | 非接触型電圧検出装置 |
-
1999
- 1999-12-10 JP JP35137299A patent/JP2001178176A/ja active Pending
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