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JP2001174305A - 流量及び流速測定装置 - Google Patents

流量及び流速測定装置

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JP2001174305A
JP2001174305A JP2000307330A JP2000307330A JP2001174305A JP 2001174305 A JP2001174305 A JP 2001174305A JP 2000307330 A JP2000307330 A JP 2000307330A JP 2000307330 A JP2000307330 A JP 2000307330A JP 2001174305 A JP2001174305 A JP 2001174305A
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Japan
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flow
branch
pipe
flow path
inlet
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JP2000307330A
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JP3681627B2 (ja
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Shunsuke Maeda
俊介 前田
Yoshihiko Yukimura
由彦 幸村
Takio Kojima
多喜男 小島
Yasuhisa Kuzutani
康寿 葛谷
Masanori Suda
正憲 須田
Takafumi Oshima
崇文 大島
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Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】検出素子への汚染物の蓄積が防止され、又順流
と同様に逆流の測定が可能な流れに関する測定装置の提
供。 【解決手段】分流管20の外壁23外周部両端には、検
出対象である主流Mの流れ方向と直交する面で開口する
導入口25及び導出口26が対向形成されている。分流
管20内には、湾曲した仕切り27によって、分流管2
0内で互いに分岐及び合流する複数の分岐流路28a,
28bが形成されている。外壁23の両端部内側には、
外周側分岐流路28a入口及び出口を塞ぐように起伏部
32,33がそれぞれ形成され、これによって導入口2
5と分岐流路28a入口間の流路、及び導出口26と分
岐流路28a出口間の流路に絞りがそれぞれ形成され、
かくして、分流管20内に略Ω字形状の流路が構成され
ている。分流管20の外壁23底部には、外周側の分岐
流路28a内の流れに曝されるよう検出素子31が取り
付けられ、その検出面には、分流Dからさらに分かれた
ダウンフローDWが斜めにあたる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流れに関する諸量
を測定するための装置に関し、中でも温度に依存する検
出素子及び/又は半導体チップ上に一体形成された検出
素子を用いた流量及び流速測定装置に関し、例えば、車
両又は産業用エンジンの燃焼制御用質量流量センサ、或
いは、産業用空調システムやコンプレッサ圧空供給シス
テム用の質量流量センサ、更には家庭用ガスコンロの空
燃比制御用流量センサとして好適に適用される測定装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用のエンジン燃焼制御用質量流量セ
ンサにおいて、検出素子への汚染物集積による出力変化
は大きな問題である。この問題を解決するため、特開平
8−193863号公報などには、「主空気流から一部
の空気をそらす補助通路及び適当な開口部をハウジング
構造に設けることによって検知要素への汚染物の集積お
よび逆流の作用を防止する」ことが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平8−193863号公報に開示されたセンサのハウ
ジング構造は、測定流体より密度が非常に大きな汚染物
の集積防止には有効であるが、比較的密度が小さな汚染
物に関しては、それが分流路内に侵入して検出素子上に
蓄積されるおそれがある。また、このセンサにおいて
は、逆流の影響を排除しようとするあまり、逆流の測定
が困難となっている。
【0004】ところが、近年、エミッション規制等に対
応するため、さらに高性能な燃焼制御用質量流量セン
サ、例えば、順流及び逆流の双方を検出可能なセンサが
望まれている。なお、従来、逆流を検出可能なセンサの
流路構造も提案されているが、逆流を測定する場合に
は、順流と同レベルの検出出力が得られておらず、制御
回路による検出出力補正が必要と考えられている。
【0005】本発明の目的は、検出素子上への汚染物の
蓄積が防止される流れに関する測定装置を提供すること
である。本発明のさらなる目的は、順流と同様に逆流の
測定が可能な流れに関する測定装置を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の視点に係
る測定装置は、検出対象である主流管内の流れが導入さ
れる、基本的にU字状に湾曲された分流管路を備えた分
流管と、前記分流管路の外周側に形成され、前記主流管
内の流れ方向と略直交する面で開口する該分流管の導入
口と、前記分流管内に形成された仕切りと、前記分流管
内で互いに分岐及び合流するよう前記仕切りによって分
割形成された複数の分岐流路と、前記複数の分岐流路の
うち前記分流管の外周側に形成された分岐流路内の流れ
に曝されるよう配置され、流れに関する量を検出する検
出素子と、を有する。
【0007】この測定装置においては、分流管内におい
て、分流管内に導入された測定流体が、検出素子のある
分岐流路入口に至るまでに大きく方向転換される。この
ため、慣性の大きな汚染物が、検出素子のある分岐流路
に侵入することが防止されている。加えて、分流管内に
おいて、仕切りによりさらに分流を行うことによって、
検出素子へ向かう流れのレイノズル数を低下させること
ができ(流路断面積が小さくなるため)、検出素子近傍
における流れが整流され、高精度の検出を行うことがで
きる。すなわち、この測定装置によれば、測定流体を効
果的に分岐及び方向転換することにより、測定流体中に
混入している測定流体より密度の大きな汚染物及び密度
の比較的小さな汚染物の双方に関して、これらの汚染物
がいずれも検出素子の検出面に蓄積することが防止さ
れ、耐汚染性に優れ、長期間に亘って検出出力変化の少
ない測定装置が提供される。
【0008】本発明の第2の視点に係る測定装置は、分
流管が、検出素子を中心として基本的に対称な流路構造
を有する。このように対称構造の流路構造によれば、順
流の対する分流管路内の流れと、逆流に対する分流管路
内の流れが、対称となるため、逆流の場合の検出出力を
格別に補正する必要がなくされる。特に、前記第1の視
点及び第2の視点に基づき測定装置を構成することによ
り、耐汚染性に優れた上に、順流及び逆流の双方に関し
て同様の検出出力レベルを得ることができる。
【0009】本発明の第3の視点に係る測定装置は、複
数の分岐流路のうち分流管の内周側又は中間部に形成さ
れた分岐流路内の流れに曝されるよう配置され、流れに
関する量を検出する検出素子と、分流管の導入口と検出
素子の検出面がその流れに曝される分岐流路の入口との
間の流路に形成された絞りと、を有する。このように、
外周側の分岐流路に比べて、分流管導入口に導入された
流れの方向転換が比較的小さい内周側又は中間部の分岐
流路に、検出素子を曝す場合には、上記絞りを設けるこ
とにより、検出素子上への汚染物の蓄積が好適に防止さ
れる。
【0010】本発明の第4の視点に係る測定装置は、検
出対象である主流管内の流れが導入される、基本的にU
字状に湾曲された分流管路を備えた分流管と、前記分流
管路の一端外周側に形成され、前記主流管内の流れ方向
と略直交する面で開口する該分流管の導入口と、前記分
流管路の他端頂部に形成され、前記主流管内の流れ方向
と略平行な面で開口する該分流管の導出口と、前記分流
管内に形成され、その一端が前記導入口近傍まで、その
他端が前記導出口から離間して延在する仕切りと、前記
分流管内で互いに分岐及び合流するよう前記仕切りによ
って分割形成された複数の分岐流路と、前記複数の分岐
流路のうち前記分流管の外周側に形成された分岐流路内
の流れに曝されるよう配置され、流れに関する量を検出
する検出素子と、を有する。この測定装置は、非対称な
流路構造を有するため、特に順流を測定する場合に適し
ている。
【0011】本発明の第5の視点に係る測定装置は、分
流管に導入された流れが方向転換されて、検出素子がそ
の流れに曝されている分岐流路に流れ込むよう、互いに
形成された、分流管の導入口と当該分岐流路の入口と、
を有する。
【0012】本発明の第6の視点に係る測定装置は、分
流管に導入された流れが方向転換されて、検出素子がそ
の流れに曝されている分岐流路に流れ込むよう、分流管
の導入口と当該分岐流路の入口との間の流路に形成され
た絞りと、を有する。
【0013】本発明の第7の視点に係る測定装置は、仕
切りの前記検出素子と対向する壁面上に、検出素子の上
流から下流にかけて、検出素子が配置された方の分岐流
路の流路が検出素子の中央付近において最も狭くされる
よう設けられたベンチュリを有する。
【0014】本発明のその他の視点及び特徴は、各請求
項に記載のとおりであり、その引用をもってその重複記
載を省略する。よって、各請求項の各特徴は、ここに記
載されているものとみなされる。なお、従属項はそれぞ
れ、各独立項に記載された発明の原理に反しない限り、
各独立項に適用され得、又従属項は他の従属項に適用さ
れ得る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を説明する。
【0016】本発明の好ましい実施の形態においては、
仕切りの端部が分流管の導入口直下まで延在せず、検出
素子がその流れに曝されている外周側分岐流路の入口
が、分流管の導入口直下で開口していない。これによっ
て、汚染物が分流管導入口から当該分岐流路入口に向か
って直進することが防止される。
【0017】本発明の好ましい実施の形態においては、
分流管の導入口と導出口を、複数の分岐流路を経由せず
に短絡するバイパス流路が形成される。これによって、
分流管内に導入された流れが安定化され、又、分流管内
へ測定流体(主流管内の流れ)が取り込まれ易くなる。
特に、分流管の流路構造を検出素子を中心として対称に
形成した場合には、上記バイパス流路ないし該バイパス
流路の流れ断面径を小さくしたオリフィスを設けること
により、順流及び逆流の双方に関して、検出素子に到達
する流れの安定化を図ることができる。
【0018】本発明の好ましい実施の形態においては、
上記バイパス流路にオリフィスが設けられ、オリフィス
を形成する流路壁の突起量ないしオリフィス開口面積に
よって検出素子へ向かう測定流体の流量が設定される。
これによって、検出素子へ向かう流量を定量的に制御す
ることができる。
【0019】本発明の好ましい実施の形態においては、
分流管内に、検出素子の検出面に向かって斜めに当たる
ような流れを形成する手段が設けられる。この流れ制御
手段によって、定常的に検出素子の検出面に検出すべき
流れが供給され、確実に該検出面上を検出すべき流れが
流れるようになると考えられる。加えて、検出面近傍に
おける渦流及び剥離の発生が抑制されるため、検出精度
及び再現性が向上されると考えられる。
【0020】本発明の好ましい実施の形態においては、
検出素子の検出面に斜めに当たる流れ(ダウンフロー)
乃至検出面に対し斜めに流れる流れを形成するための流
れ制御手段として、検出素子の少なくとも上流、或いは
上流及び/又は下流において、検出面より隆起している
流路面が設けられる。上記隆起の形態としては、検出面
に斜めに当たる流れを形成できるものであればよく、好
ましくは、凹状又は凸状に隆起したり、隆起表面が直線
的、多角形状又は凹曲面状の傾斜面とされる。
【0021】本発明の好ましい実施の形態においては、
分流管(検出管)の変曲部において、検出素子の検出面
が該分流管内に曝されている。更に好ましくは、主流管
(測定対象管)に直交する方向に変曲管(分流管)が取
り付けられ、この変曲管の変曲部(折曲部、流路が曲が
る部分)に検出素子が設けられる。或いは、分流管の流
れが反転する部分又は流れの向きが大きく変更される部
分ないし近傍に、検出素子が配置される。また好ましく
は、分流管内の流れが速い部分に、検出素子の検出面が
曝される。また好ましくは、分流管内において流れが絞
られ、続いて流れが変向する部分ないしその近傍に検出
素子の検出面が曝される。
【0022】本発明の好ましい実施の形態においては、
下記のような検出素子を用いる。すなわち、この検出素
子は、基本的に半導体チップに4つの薄膜抵抗体が設け
られたものである。より具体的には、半導体層上にダイ
ヤフラム部とリム部が設けられている。ダイヤフラム部
には、(1)上流温度センサ及び(2)下流温度センサと、
上流温度センサ,の間に配置された(3)ヒータが設けら
れいる。一方、リム部には(4)雰囲気温度センサが設け
られている。ダイヤフラム部は、極薄化され熱絶縁が図
られている。
【0023】次に、この検出素子を用いた流速や流量等
の流れに関する諸量の検出原理を下記に示す。 (1)ヒータが雰囲気温度に対して常に一定の温度差をも
つよう、ヒータに供給する電力を制御する。 (2)したがって、流れがない場合には、上流温度センサ
と下流温度センサの温度はほぼ等しくなっている。 (3)しかし、流れがある場合には、上流温度センサの温
度はその表面から熱が逃げるため低下する。下流温度セ
ンサの温度はヒータからの熱入力が増加するため、温度
変化は上流温度センサのそれよりも小さい。なお、下流
温度センサの温度は上昇する場合もある。 (4)上流温度センサと下流温度センサの温度差に基づき
流量や流速等を検出し、この温度差の符号から流れ方向
を検出する。なお、上記温度差は、温度による電気抵抗
の変化に基づき検出することができる。
【0024】本発明の好ましい実施の形態においては、
検出素子が温度に基づいて、流量及び/又は流速を少な
くとも含む流れに関する量を測定するものである。
【0025】本発明の好ましい実施の形態において、本
発明による測定装置は、種々の車両のエンジンの吸気系
に設置され、2輪又は4輪の車両に搭載されるエンジン
の吸気量等の測定に適用することができる。例えば、本
発明による測定装置は、4輪の車両に搭載されるエンジ
ンの吸気系において、エアクリーナとスロットルバルブ
間に設置される。また、本発明による測定装置は、2輪
の車両に搭載されるエンジンの吸気系において、シリン
ダに接続する二輪車用吸気管(エアファンネル)に、吸
気の流量ないし流速等を測定するため付設される。
【0026】
【実施例】以上説明した本発明の好ましい実施の形態を
さらに明確化するために、以下図面を参照して、本発明
の一実施例を説明する。
【0027】[実施例1]図1は本発明の実施例1に係
る測定装置の説明図であり、主流管の軸方向に沿った縦
断面を示している。図1を参照すると、主流管1内に
は、測定対象である主流Mが流れている。主流管1の管
壁には、主流Mから分かれた分流Dを取り込み可能に、
主流管1の管軸方向に直交して分流管2が装着されてい
る。分流管2内には、主流Mの流れ方向(主流管1管軸
方向)と略直交する方向に延在する導入板4(主セパレ
ータ)によって、略U字状に湾曲した分流管路が形成さ
れている。分流管2の外壁3一端には、主流Mの流れ方
向と略直交する面で開口する導入口(導出口ともなる)
5が形成され、分流管2の主流管1管軸方向に沿って延
在する頂部外壁には主流Mの流れ方向に略平行な面で開
口する導出口(導入口ともなる)6が形成されている。
【0028】さらに、分流管2内には、分流管2の湾曲
形状に応じて湾曲した仕切り7が形成されている。分流
管2内には、この仕切り7によって、互いに分岐及び合
流する複数の分岐流路8a,8bが形成されている。分
流管2の底部外壁には、外周側の分岐流路8a内の流れ
に曝されるよう、検出素子11が基板10を介して取り
付けられている。このように、検出素子11は、分流管
2の変曲部に配置され、又交換容易なように主流管1の
管外に位置している。
【0029】図2は、図1に示した分流管2の導入口5
付近を拡大した部分拡大図である。図2に示すように、
仕切り7の導入口5側端部は導入口5の仕切り7側開口
内壁より距離L分後退した位置にある。すなわち、仕切
り7の端部が導入口5直下まで延在しておらず、少なく
とも外周側分岐流路8aの入口が導入口5直下で開口し
ていない。
【0030】また、外周側の分岐流路8aを形成する外
壁3には、検出素子11を挟んで両側に、分岐流路8a
の流れ断面中央に向かって突出する隆起部3a,3bが
形成されている。仕切り7の検出素子11検出面に対向
する部分には、該検出面に向かって突出する突出部7a
が形成されている。隆起部3a,3b上の流路面は凹曲
面に形成されている。突出部7aの流路面は、検出素子
11に向かって凸な凸曲面に形成されている。このよう
な流路構造によって、検出素子11の検出面に向かって
斜めに流れるダウンフローDWが形成される。
【0031】続いて、この測定装置の動作を説明する。
図3は、図1に示した分流管2の導入口5付近を拡大し
た部分拡大動作図である。
【0032】図1及び図3を参照すると、主流Mから分
かれた分流Dが導入口5から分流管2内に取り込まれ
る。分流Dは、分流管2内において、その流れが方向転
換されて、外周側及び内周側の分岐流路8a,8bに流
れ込む。但し、測定流体より密度の大きな汚染物Pは、
流れ方向の転換に完全に追随することができず、慣性に
より直進して導入口5の直下に溜まったり、或いは内周
側の分岐流路8bに侵入していく。その理由は、分岐流
路8a,8bの端部流路は、分流Dの流れ方向と略直交
する方向に延在しているため、測定流体より密度の大き
な汚染物Pは、流れの方向転換に完全追随することがで
きず、特に、導入口5に近い外周側の分岐流路8aへの
汚染物Pの侵入が防止されるからである。これによっ
て、外周側の分岐流路8aの方(流れの急な方向転換を
要する)に配置された検出素子11上に汚染物Pが蓄積
されることが防止される。なお、この分流管2の流路構
造によれば、導入口5から導出口6に向かって流れる順
流を好適に測定することができる。
【0033】[実施例2〜4]次に、実施例2〜4とし
て、前記実施例1の種々の変形例を説明する。図4〜図
6は、順に本発明の実施例2〜4に係る測定装置をそれ
ぞれ説明するため分流管導入口付近を拡大した部分拡大
図である。なお、実施例2〜4に係る装置において、図
4〜図6に示した部分以外の構造は、前記実施例1に係
る装置と基本的に同様である。
【0034】図4を参照すると、実施例2に係る測定装
置において分流管の外壁3内側には、導入口5近傍に、
外周側の分岐流路8aの入口を塞ぐように起伏部12が
形成されている。起伏部12の頂点は、仕切り7上に形
成された外周側分岐流路8aの内周側流路面より、導入
板4に向かって高さH1分突出している。この起伏部1
2によって、分流管2の導入口5と、検出素子11が配
置された外周側分岐流路8aの入口との間の流路に絞り
が形成されている。このような流路構造によって、検出
素子11の汚染がさらに防止される。
【0035】図5を参照すると、実施例3に係る測定装
置においては、導入口5下方において、分流管路を形成
する内周側流路壁(導入板と分流管頂部外壁の間)に
は、凹曲面状の流路面を備えた起伏部13が形成されて
いる。これによって、分岐流路8a,8bに向かう流れ
が整流される。また、このような起伏部13によって、
絞りを形成することもでき、又、汚染物を検出素子31
が配されていない内周側分岐流路8bの方へ案内するこ
ともできる。
【0036】図6を参照すると、実施例4に係る測定装
置において導入板4の導入口5側内壁には、内周側の分
岐流路8bの入口を塞ぐように起伏部14が形成されて
いる。起伏部14の頂点は、仕切り7上に形成された内
周側分岐流路8bの外周側流路面より、外壁3に向かっ
て高さH2分突出している。この起伏部14によって、
分流管2の導入口5と、内周側分岐流路8bの入口との
間の流路に絞りが形成され、又起伏部14の図6中左方
には溜まりが形成されている。このような流路構造によ
って、内周側の分岐流路8bの方に検出素子を配置する
ことが可能とされる。
【0037】[実施例5]図7(A)及び図7(B)
は、本発明の実施例5に係る流れに関する測定装置の説
明図であり、図7(A)は主流管の軸方向に沿った縦断
面、図7(B)は図7(A)中のB−B断面を示してい
る。図7(A)及び図7(B)を参照すると、主流管1
内には、測定対象である主流Mが流れている。主流管1
の管壁には、主流Mから分かれた分流Dを取り込み可能
に、主流管1の管軸方向に直交して分流管20が装着さ
れている。分流管20内には、主流Mの流れ方向(主流
管1管軸方向)と略直交する方向に延在する導入板24
(主セパレータ)によって、略U字状に湾曲した分流管
路が形成されている。分流管20の外壁23両端には、
主流Mの流れ方向と略直交する面でそれぞれ開口する導
入口(導出口ともなる)25及び導出口(導入口ともな
る)26が対向形成されている。分流管20の頂部外壁
29と導入板24の一端の間には、バイパス流路34が
形成され、導入口25と導出口26の間を短絡してい
る。後述するように、分流Dがほぼ直角に大きく方向転
換されており汚染物の含有量が少ない第1の分流D1
は、後述の複数の分岐流路28a,28bの入口に向か
って流れ、一方、比較的密度の大きな汚染物は、第2の
分流D2に運ばれてバイパス流路34を経由して、導入
口25から導出口26へ直進して分流管20外へ排出さ
れる(その逆もまた同様である)。
【0038】さらに、分流管20内には、分流管20の
湾曲形状に応じて湾曲した仕切り27が形成されてい
る。分流管20内には、この仕切り27によって、互い
に分岐及び合流する複数の分岐流路28a,28bが形
成されている。外壁23の両端部内側(導入口25及び
導出口26近傍)には、外周側の分岐流路28aの入口
及び出口をそれぞれ塞ぐように起伏部32,33がそれ
ぞれ形成されている。起伏部32,33によって、導入
口25と外周側の分岐流路28aの入口間の流路、及び
導出口26と外周側分岐流路28aの出口間の流路に絞
りがそれぞれ形成され、導入口25と導出口26の間に
略「Ω」字形状の流路が構成されている。
【0039】分流管20の底部外壁には、外周側の分岐
流路28a内の流れに曝されるよう、検出素子31が基
板30を介して取り付けられている。このように、検出
素子31は、分流管20の変曲部に配置され、又交換容
易なように主流管1の管外に位置している。また、外壁
23底部内側には、検出素子31を挟んで両側に、分岐
流路28aの流れ断面中央に向かって突出する隆起部2
3a,23bが形成されている。仕切り27の検出素子
31検出面に対向する部分には、該検出面に向かって突
出する突出部27aが形成されている。隆起部23a,
23b上の流路面は凹曲面に形成されている。突出部2
7aの流路面は、検出素子31に向かって凸な凸曲面に
形成されている。このような流路構造によって、検出素
子31の検出面に向かって斜めに流れるダウンフローD
Wが形成される。
【0040】続いて、この測定装置の動作を再度、図7
(A)及び図7(B)を参照して説明する。 (1) 主流Mから分かれた分流Dが導入口25から分流
管20内に取り込まれる。 (2) 分流Dは、複数の分岐流路28a,28bの入口
手前で、主流Mの流れ方向に対して略直交する流れ(方
向転換された流れ)D1と、主流Mの流れ方向に対して
略平行な流れD2とに分かれる。 (3a) 流れD1は、起伏部32によって形成された絞
りによって、流速が上昇されて、複数の分岐流路28
a,28bに流れ込む。ここで、測定流体よりも比較的
密度の大きな汚染物は絞られた後の流れの急激な方向転
換に追随できないため、慣性により内周側の分岐流路2
8bの方へ侵入する。よって、汚染物の極めて少ない測
定流体が、検出素子31を有する外周側分岐流路28a
の方へ流入することとなる。そして、検出素子31の検
出面に対して斜めに当たる流れ、すなわち、ダウンフロ
ーDWが生じる。 (3b) 流れD2は、バイパス流路34へ流入する。 (4) 複数の分岐流路28a,28bに流入した流れD
1は、バイパス流路34を通過した流れD2によって引
き出され、導出口26から主流管1内へ戻される。
【0041】また、この分流管20内には、略U字状の
分流管路における流れ方向に沿い検出素子31を中心と
して対称な流路構造が形成されている。よって、この分
流管20によれば、汚染物の検出素子31への蓄積が防
止された上で、順流及び逆流の双方を同等の検出出力レ
ベルで測定することができる。
【0042】[実施例6]次に、実施例6として、前記
実施例5の変形例を説明する。図8(A)及び図8
(B)は、本発明の実施例6に係る装置の説明図であっ
て、図8(A)は分流管頂部外壁と導入板一端部付近の
部分拡大断面図(分流Dの流れ断面に平行な断面を示
す)であり、図8(B)は図8(A)に直交する断面図
である。なお、実施例6に係る装置において、図8
(A)及び図8(B)に示した部分以外の構造は、前記
実施例5に係る装置と基本的に同様である。
【0043】図8(A)及び図8(B)を参照すると、
分流管の頂部外壁29と導入板24の一端との間、すな
わち、前記実施例5のバイパス流路(図7(A)の3
4)には、オリフィス部材35が取り付けられ又は一体
に形成されている。バイパス流路の流れ断面方向径W1
に対して、オリフィス径W2を調節することにより、検
出素子の配置された分岐流路に向かう流量を定量的に制
御することができる。
【0044】[実施例7〜9]次に、実施例7〜9とし
て、前記実施例6の種々の変形例を説明する。図9
(A)〜図9(C)は、順に本発明の実施例7〜9に係
る装置をそれぞれ説明するため分流管導入口とその導出
口をバイパスするオリフィス付近を示す部分拡大図であ
る。なお、実施例7〜9に係る装置において、図に示し
た部分以外の構造は、前記実施例6に係る装置と基本的
に同様である。
【0045】図9(A)を参照すると、導入板41の一
端及び該一端に対向する頂部外壁40には三角形状の突
起部40a,41aがそれぞれ形成され、これら突起部
40a,41aによって分流管の導入口と導出口を短絡
するバイパス流路にオリフィスが形成されている。
【0046】図9(B)を参照すると、導入板43の一
端43aは矩形状であり、該一端43aに対向する頂部
外壁42には多角形状の突起部42aが形成され、一端
43a及び多角形状の突起部42aによって分流管の導
入口と導出口を短絡するバイパス流路にオリフィスが形
成されている。
【0047】図9(C)を参照すると、導入板45の一
端45aは矩形状であり、一端45aに対向する頂部外
壁44には曲面状(半円状)の突起部44aが形成さ
れ、一端45a及び曲面状の突起部44aによって分流
管の導入口と導出口を短絡するバイパス流路にオリフィ
スが形成されている。
【0048】[比較例1と実施例5の対比]次に、比較
例1に係る測定装置のセンサ(検出)出力と、前記実施
例5に係る測定装置のセンサ出力を、特に逆流の測定に
関し対比して説明する。まず、比較例1に係る測定装置
の構造を、主に前記実施例5に係る測定装置との相違点
に関して説明する。図10は、比較例1に係る測定装置
の説明図であり、主流管の軸方向に沿った縦断面を示し
ている。図10を参照すると、主流管1の管壁には、主
流Mから分かれた分流Dを取り込み可能に、主流管1の
管軸方向に直交して分流管52が装着されている。分流
管52内には、内壁54(主セパレータ)によって、略
U字状に湾曲した分流管路が形成されている。分流管5
2の外壁53側部には、主流Mの流れ方向と略直交する
面において、湾曲した分流管路の導入口(導出口ともな
る)55が形成され、分流管52の主流管1管軸方向に
沿って延在する頂部外壁には主流Mの流れ方向と略平行
な面で開口する分流管路の導出口(導入口ともなる)5
6が形成されている。分流管路は、導入口55から導出
口56へ向かう流れ方向に沿って、導入口55近傍で検
出素子61側に向かって縮径され(縮径部63が形成さ
れている)、検出素子61と導出口56の間で拡径され
ている(拡径部64が形成されている)。
【0049】また、分流管52の外壁53には、検出素
子61を挟んで両側に、分流管路の流れ断面中央に向か
って突出する隆起部53a,53bが形成されている。
隆起部53a,53b上の流路面は凹曲面に形成されて
いる。分流管52の内壁54の検出素子61に対向する
部分には、該検出面に向かって突出する突出部54aが
形成されている。突出部54aの流路面は、検出素子6
1に向かって凸な凸曲面に形成されている。このような
流路構造によって、検出素子61の検出面に向かって斜
めに流れるダウンフローDWが形成される。
【0050】図11は、図10に示した比較例1に係る
装置の流量特性を示すグラフである。図10を参照し
て、比較例1に係る測定装置によれば、流れ方向に沿い
検出素子61を中心として非対称な流路構造が形成され
ているため、順流(導入口55から導出口56へ向かう
流れ)及び逆流(導出口56から導入口55へ向かう流
れ)の双方を同等の検出出力レベルで検出することがで
きない。
【0051】一方、図12は、前述の図7(A)及び図
7(B)を参照して説明した前記実施例5に係る装置を
再掲した図であり、図13は前記実施例5に係る装置の
流量特性を示すグラフである。図12を参照して、実施
例5に係る測定装置の分流管20内には、流れ方向に沿
い検出素子31を中心として対称な流路構造が形成され
ている。図13を参照して、ゆえに、この分流管20を
用いることにより、順流(導入口25から導出口26へ
向かう流れ)及び逆流(導出口26から導入口25へ向
かう流れ)の双方を同等の検出出力レベルで測定するこ
とができる。
【0052】以下、本発明による測定装置の種々の実施
例10〜15を説明する。なお、実施例10〜15に関
する下記の説明においては、記載の重複を避けるため、
主に、前記実施例5に係る流れに関する測定装置との相
違点について説明し、同様の点については前記実施例5
に関する記載を参照するものとする。また、実施例10
〜14に係る分流管内の流路構成は、いずれも流れ方向
に沿い検出素子を中心として対称であり、順流及び逆流
の双方を同等の検出出力レベルで測定することができ
る。また、実施例15に係る測定装置は順流の測定に適
している。
【0053】[実施例10]図14は、本発明の実施例
10に係る測定装置の説明図であり、主流管の軸方向に
沿った縦断面を示している。図14を参照すると、分流
管92内には、主流Mの流れ方向と略直交する方向に延
在する導入板94によって、略U字状に湾曲した分流管
路が形成されている。分流管92の外壁両端には、主流
Mの流れ方向と略直交する面で開口する導入口95及び
導出口96が対向形成されている。さらに、分流管92
内には、湾曲した仕切り97によって、互いに分岐及び
合流する複数の分岐流路98a,98bが形成されてい
る。分流管92の外壁93底部には、検出素子101が
基板100を介して取り付けられている。また、外壁9
3の内側には、検出素子101を挟んで両側に隆起部9
3a,93bが形成されている。仕切り97には、検出
素子101の検出面に向かって突出する突出部97aが
形成されている。このような流路構造によって、検出素
子101の検出面に向かって斜めに流れるダウンフロー
DWが形成される。導入板94の一端に対向する頂部外
壁99の内側には三角形状の突起部99aが形成され、
導入口95と導出口96を短絡するバイパス流路にオリ
フィス104が形成されている。
【0054】[実施例11]図15は、本発明の実施例
11に係る測定装置の説明図であり、主流管の軸方向に
沿った縦断面を示している。図15を参照すると、分流
管112内には、主流Mの流れ方向と略直交する方向に
延在する導入板114によって、略U字状に湾曲した分
流管路が形成されている。分流管112の外壁両端に
は、主流Mの流れ方向と略直交する面で開口する導入口
115及び導出口116が対向形成されている。さら
に、分流管112内には、湾曲した仕切り137,13
8によって、外周側から内周側に向かって順に、互いに
分岐及び合流する複数の分岐流路118a,118c,
118bが形成されている。外壁113の両端部内側
(導入口115及び導出口116近傍)には、分岐流路
118a,118cの入口及び出口をそれぞれ塞ぐよう
に起伏部122,123がそれぞれ形成されている。起
伏部122,123によって、導入口115と分岐流路
118a,118cの入口間の流路、及び導出口116
と分岐流路118a,118cの出口間の流路に絞りが
それぞれ形成され、導入口115と導出口116の間に
略「Ω」字形状の流路が構成されている。分流管112
の外壁113底部には、検出素子121が基板120を
介して取り付けられている。また、外壁113の内側に
は、検出素子121を挟んで両側に隆起部113a,1
13bが形成されている。外周側の仕切り137には、
検出素子121の検出面に向かって突出する突出部13
7aが形成されている。このような流路構造によって、
検出素子121の検出面に向かって斜めに流れるダウン
フローDWが形成される。導入板114の一端とそれに
対向する頂部外壁119の内側には、導入口115と導
出口116を短絡するバイパス流路124が形成されて
いる。
【0055】[実施例12]図16は、本発明の実施例
12に係る測定装置の説明図であり、主流管の軸方向に
沿った縦断面を示している。図16を参照すると、分流
管142内には、主流Mの流れ方向と略直交する方向に
延在する導入板144によって、略U字状に湾曲した分
流管路が形成されている。分流管142の頂部外壁及び
外壁143の外周部両端には、主流Mの流れ方向と略平
行な面及び略直交する面で開口する導入口145及び導
出口146が形成されている。分流Dは主として斜め方
向から分流管142内に導入される。さらに、分流管1
42内には、湾曲した仕切り147によって、互いに分
岐及び合流する複数の分岐流路148a,148bが形
成されている。外壁143の両端部内側(導入口145
及び導出口146近傍)には、外周側の分岐流路148
aの入口及び出口をそれぞれ塞ぐように起伏部152,
153がそれぞれ形成されている。起伏部152,15
3によって、導入口145と外周側分岐流路148aの
入口間の流路、及び導出口146と外周側分岐流路14
8aの出口間の流路に絞りがそれぞれ形成され、導入口
145と導出口146の間に略「Ω」字形状の流路が構
成されている。分流管142の外壁143底部には、検
出素子151が基板150を介して取り付けられてい
る。また、外壁143の内側には、検出素子151を挟
んで両側に隆起部143a,143bが形成されてい
る。仕切り147の中間部には、検出素子151の検出
面に向かって突出する突出部147aが形成されてい
る。このような流路構造によって、検出素子151の検
出面に向かって斜めに流れるダウンフローDWが形成さ
れる。
【0056】[実施例13]図17は、本発明の実施例
13に係る測定装置の説明図であり、主流管の軸方向に
沿った縦断面を示している。図17を参照すると、分流
管162内には、主流管1管軸方向と略直交する方向に
延在する導入板164によって、略U字状に湾曲した分
流管路が形成されている。分流管162の外壁163両
端には、主流Mと略直交する面で開口する導入口165
及び導出口166が対向形成されている。さらに、分流
管162内には、湾曲した仕切り167によって、互い
に分岐及び合流する複数の分岐流路168a,168b
が形成されている。外壁163の両端部内側(導入口1
65及び導出口166近傍)には、外周側の分岐流路1
68aの入口及び出口をそれぞれ塞ぐように起伏部17
2,173がそれぞれ形成されている。この起伏部17
2,173によって、導入口165と外周側分岐流路1
68aの入口間の流路、及び導出口166と外周側分岐
流路168aの出口間の流路に絞りがそれぞれ形成さ
れ、導入口165と導出口166の間に略「Ω」字形状
の流路が構成されている。導入板164の一端両側は、
導入口165及び導出口166に向かってそれぞれ拡開
され、この拡開部と該拡開部底面に対向する頂部外壁1
69との間には、導入口165と導出口166を短絡す
るバイパス流路が174が形成されている。分流管16
2の外壁163底部には、検出素子171が基板170
を介して取り付けられている。また、外壁163の内側
には、検出素子171を挟んで両側に隆起部163a,
163bが形成されている。仕切り167の中間部に
は、検出素子171の検出面に向かって突出する突出部
167aが形成されている。このような流路構造によっ
て、検出素子171の検出面に向かって斜めに流れるダ
ウンフローDWが形成される。
【0057】[実施例14]図18は、本発明の実施例
14に係る測定装置の説明図であり、主流管の軸方向に
沿った縦断面を示している。図18を参照すると、分流
管182内には、主流管1管軸方向と略直交する方向に
延在する導入板184によって、略U字状に湾曲した分
流管路が形成されている。分流管182の外壁183両
端には、主流Mの流れ方向と略直交する面で開口する導
入口185及び導出口186が対向形成されている。さ
らに、分流管182内には、湾曲した仕切り187によ
って、互いに分岐及び合流する複数の分岐流路188
a,188bが形成されている。外壁183の両端部内
側(導入口185及び導出口186近傍)には、外周側
の分岐流路188aの入口及び出口をそれぞれ塞ぐよう
に起伏部192,193がそれぞれ形成されている。導
入板184の中間部両側には、外壁183内側に向かっ
てそれぞれ突出する起伏部202,203がそれぞれ形
成されている。起伏部192,202,193,203
によって、導入口185と内周側分岐流路188bの入
口間の流路、及び導出口186と内周側分岐流路188
bの出口間の流路に多段階に絞りがそれぞれ形成され、
略「Ω」字形状の流路が構成されている。導入板184
の一端と該一端に対向する頂部外壁189との間には、
導入口185と導出口186を短絡するバイパス流路1
94が形成されている。仕切り187の変曲部には、検
出素子191が、内周側分岐流路188b内の流れにそ
の検出面が曝されるよう取り付けられている。導入板1
84の他端には、検出素子191の検出面に向かって突
出する曲面状の突出部184aが形成されている。この
ような流路構造によって、検出素子191の検出面に向
かって斜めに流れるダウンフローDWが形成される。
【0058】[実施例15]図19は、本発明の実施例
15に係る測定装置の説明図であり、主流管の軸方向に
沿った縦断面を示している。図19を参照すると、分流
管222内には、主流Mの流れ方向と略直交する方向に
延在する導入板224によって、略U字状に湾曲した分
流管路が形成されている。分流管222の外壁223に
は、主流Mの流れ方向と略直交する面で開口する導入口
225が形成され、分流管222の頂部外壁には主流M
の流れ方向と略平行な面で開口する導出口226が形成
されている。さらに、分流管222内には、湾曲した仕
切り227によって、互いに分岐及び合流する複数の分
岐流路228a,228bが形成されている。仕切り2
27の導出口226側他端は、その導入口225側一端
に比べて、導出口226から大きく離間している。外壁
223内側の導入口225近傍には、外周側の分岐流路
228aの入口を塞ぐように起伏部232が形成されて
いる。一方、導入板224の導入口225近傍にも起伏
部242が形成されている。起伏部232,242によ
って、導入口225と分岐流路228aの入口間の流路
に絞りが形成されている。分流管222の外壁223底
部には、検出素子231が基板230を介して取り付け
られている。また、外壁223の内側には、検出素子2
31を挟んで両側に隆起部223a,223bが形成さ
れている。仕切り227の中間部には、検出素子231
の検出面に向かって突出する突出部227aが形成され
ている。このような流路構造によって、検出素子231
の検出面に向かって斜めに流れるダウンフローDWが形
成される。
【0059】[実施例16]図20は、本発明の実施例
16に係る測定装置の説明図である。なお、本実施例1
6は、前記実施例5の変形例であって、本実施例16に
おいて前記実施例5と同様の要素には前記実施例5と同
じ参照符号を付与する。また、下記の本実施例16の説
明において、本実施例16の測定装置が前記実施例5の
測定装置と同様の構成及び機能を有する部分について、
前記実施例5の説明を適宜参照することができるものと
する。
【0060】図20を参照すると、仕切り27の検出素
子31と対向する壁面上には、検出素子31の上流から
下流にかけてベンチュリ(ベンチュリ壁部)250が設
けられている。このベンチュリ250によって、検出素
子31が配置された外周側分岐流路28aの流路が検出
素子31の中央付近において最も狭くされている(これ
を「最狭部N」という)。このような流路構造によっ
て、検出素子31の検出面上での流れの乱れが抑制され
ると共に、検出素子31の検出面に斜めに当たるような
流れが強くかつ安定して形成され、検出精度が向上され
る。
【0061】図21は、本発明の実施例17に係る測定
装置の説明図であって、検出素子近傍の部分拡大図であ
る。なお、本実施例17は、前記実施例16の変形例で
あって、下記の説明においては本実施例17と前記実施
例16の測定装置が異なる部分について説明し、両者が
同様の構成及び機能を有する部分について、前記実施例
16の説明を適宜参照することができるものとする。
【0062】図21を参照すると、仕切り270によっ
て、分流管内に外周側分岐流路278aと内周側分岐流
路278bが形成されている。分流管の底壁には、基板
280を介して検出素子281が取り付けられて、外周
側分岐流路278a内の流れに曝されている。仕切り2
70の検出素子281と対向する壁面上には、検出素子
281の上流から下流にかけてベンチュリ290が設け
られている。このベンチュリ290によって、検出素子
281が配置された外周側分岐流路278aの流路が検
出素子281の中央付近において最も狭くされている
(これを「最狭部N」という)。また、仕切り270の
図21中左右方向の流路面(主流M(図20参照)に直
交する方向の流路面)と、ベンチュリ290上の流路面
との間は、滑らかに遷移している。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、検出素子上への汚染物
の蓄積が防止される流れに関する測定装置が提供され
る。また、本発明によれば、順流と同様に逆流の測定が
可能な流れに関する測定装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る測定装置の説明図であ
り、主流管の軸方向に沿った縦断面を示している。
【図2】図1に示した分流管2の導入口5付近を拡大し
た部分拡大図である。
【図3】図1に示した分流管2の導入口5付近を拡大し
た部分拡大動作図である。
【図4】本発明の実施例2に係る装置をそれぞれ説明す
るため分流管導入口付近を拡大した部分拡大図である。
【図5】本発明の実施例3に係る装置をそれぞれ説明す
るため分流管導入口付近を拡大した部分拡大図である。
【図6】本発明の実施例4に係る装置をそれぞれ説明す
るため分流管導入口付近を拡大した部分拡大図である。
【図7】(A)及び(B)は本発明の実施例5に係る流
れに関する測定装置の説明図であり、(A)は主流管の
軸方向に沿った縦断面、(B)は(A)中のB−B断面
を示す。
【図8】(A)及び(B)は、本発明の実施例6に係る
装置の説明図であって、(A)は分流路頂部外壁と導入
板一端部付近の部分拡大断面図(分流Dの流れ断面に平
行な断面を示す)であり、(B)は(A)に直交する断
面図である。
【図9】(A)〜(C)は、順に本発明の実施例7〜9
に係る装置をそれぞれ説明するため分流管導入口とその
導出口をバイパスするオリフィス付近を示す部分拡大図
である。
【図10】比較例1に係る測定装置の説明図であり、主
流管の軸方向に沿った縦断面を示している。
【図11】図10に示した比較例1に係る装置の流量特
性を示すグラフである。
【図12】図7(A)及び図7(B)を参照して説明し
た前記実施例5に係る装置を再掲した図である。
【図13】図12に示した前記実施例5に係る装置の流
量特性を示すグラフである。
【図14】本発明の実施例10に係る測定装置の説明図
であり、主流管の軸方向に沿った縦断面を示している。
【図15】本発明の実施例11に係る測定装置の説明図
であり、主流管の軸方向に沿った縦断面を示している。
【図16】本発明の実施例12に係る測定装置の説明図
であり、主流管の軸方向に沿った縦断面を示している。
【図17】本発明の実施例13に係る測定装置の説明図
であり、主流管の軸方向に沿った縦断面を示している。
【図18】本発明の実施例14に係る測定装置の説明図
であり、主流管の軸方向に沿った縦断面を示している。
【図19】本発明の実施例15に係る測定装置の説明図
であり、主流管の軸方向に沿った縦断面を示している。
【図20】本発明の実施例16に係る測定装置の説明図
であり、主流管の軸方向に沿った縦断面を示している。
【図21】図21は、本発明の実施例17に係る測定装
置の説明図であって、検出素子近傍の部分拡大図であ
る。
【符号の説明】
1 主流管 2 分流管 3 分流管の外壁(ハウジング) 3a,3b 隆起部 4 導入板(主セパレータ) 5 導入口 6 導出口 7 仕切り 7a 突出部 8a,8b 分岐流路 10 基板(回路基板、制御基板) 11 検出素子 12,13,14 起伏部 20 分流管 23 分流管の外壁 23a,23b 隆起部 24 導入板(主セパレータ) 25 導入口 26 導出口 27 仕切り 27a 突出部 28a,28b 分岐流路 29 頂部外壁 30 基板(回路基板、制御基板) 31 検出素子 32,33 起伏部 34 バイパス流路 35 オリフィス部材 40,42,44 頂部外壁 40a,42a,44a 突起部 41,43,45 導入板 41a 突起部 43a,45a 導入板の一端 92 分流管 93 分流管の外壁 93a,93b 隆起部 94 導入板(主セパレータ) 95 導入口 96 導出口 97 仕切り 97a 突出部 98a,98b 分岐流路 99 頂部外壁 99a 突起部 100 基板(回路基板、制御基板) 101 検出素子 104 オリフィス 112 分流管 113 分流管の外壁 113a,113b 隆起部 114 導入板(主セパレータ) 115 導入口 116 導出口 119 頂部外壁 118a,118b,118c 分岐流路 120 基板(回路基板、制御基板) 121 検出素子 122,123 起伏部 124 バイパス流路 137,138 複数の仕切り 137a 突出部 142 分流管 143 分流管の外壁 143a,143b 隆起部 144 導入板(主セパレータ) 145 導入口 146 導出口 147 仕切り 147a 突出部 148a,148b 分岐流路 150 基板(回路基板、制御基板) 151 検出素子 152,153 起伏部 162 分流管 163 分流管の外壁 163a,163b 隆起部 164 導入板(主セパレータ) 164a 拡開部 165 導入口 166 導出口 167 仕切り 167a 突出部 168a,168b 分岐流路 169 頂部外壁 170 基板(回路基板、制御基板) 171 検出素子 172,173 起伏部 174 バイパス流路 182 分流管 183 分流管の外壁 184 導入板(主セパレータ) 184a 突出部 185 導入口 186 導出口 187 仕切り 188a,188b 分岐流路 189 頂部外壁 191 検出素子 192,193 起伏部 194 バイパス流路 202,203 起伏部 222 分流管 223 分流管の外壁 223a,223b 隆起部 224 導入板(主セパレータ) 224a 突出部 225 導入口 226 導出口 227 仕切り 227a 突出部 228a,228b 分岐流路 230 基板 231 検出素子 232,242 起伏部 250 ベンチュリ 270 仕切り 278a,278b 分岐流路 280 基板 281 検出素子 290 ベンチュリ M 主流 D 分流 D1 複数の分岐流路に流入する流れ D2 バイパス流路を経由する流れ DW ダウンフロー P 汚染物(粒状物質、PM) L 仕切り端部と導入口の仕切り側の開口内壁との距離 H1 起伏部が仕切り上に形成された分岐流路を画成す
る流路面より突出する高さ H2 起伏部が仕切り上に形成された分岐流路を画成す
る流路面より突出する高さ W1 バイパス流路の流れ断面方向径W1 W2 オリフィス径 N 最狭部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小島 多喜男 名古屋市瑞穂区高辻町14番18号 日本特殊 陶業株式会社内 (72)発明者 葛谷 康寿 名古屋市瑞穂区高辻町14番18号 日本特殊 陶業株式会社内 (72)発明者 須田 正憲 名古屋市瑞穂区高辻町14番18号 日本特殊 陶業株式会社内 (72)発明者 大島 崇文 名古屋市瑞穂区高辻町14番18号 日本特殊 陶業株式会社内

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】検出対象である主流管内の流れが導入され
    る、基本的にU字状に湾曲された分流管路を備えた分流
    管と、 前記分流管路の外周側に形成され、前記主流管内の流れ
    方向と略直交する面で開口する該分流管の導入口と、 前記分流管内に形成された仕切りと、 前記分流管内で互いに分岐及び合流するよう前記仕切り
    によって分割形成された複数の分岐流路と、 前記複数の分岐流路のうち前記分流管の外周側に形成さ
    れた分岐流路内の流れに曝されるよう配置され、流れに
    関する量を検出する検出素子と、 を有することを特徴とする流れに関する測定装置。
  2. 【請求項2】前記分流管の導入口と、前記検出素子が配
    された前記外周側分岐流路の入口とが、互いに基本的に
    直交する面で開口され、該分流管に導入された流れが方
    向転換されて当該分岐流路に流れ込むことを特徴とする
    請求項1記載の流れに関する測定装置。
  3. 【請求項3】前記仕切りの端部が前記分流管の導入口直
    下まで延在していないこと、 少なくとも前記外周側分岐流路の入口が、前記分流管の
    導入口直下で開口していないことを特徴とする請求項1
    記載の流れに関する測定装置。
  4. 【請求項4】前記分流管の導入口と前記外周側分岐流路
    の入口との間の流路に絞りが形成されたことを特徴とす
    る請求項1記載の流れに関する測定装置。
  5. 【請求項5】前記分流管内に湾曲した前記分流管路を形
    成する導入板が設けられ、 前記絞りが、前記分流管の外壁内側、前記仕切り及び前
    記導入板のいずれか一以上に形成された起伏部によって
    画成されたことを特徴とする請求項4記載の流れに関す
    る測定装置。
  6. 【請求項6】前記分流管の外壁内側に形成された起伏部
    が、前記外周側分岐流路の入口近傍内周側流路面より突
    出していることを特徴とする請求項5記載の流れに関す
    る測定装置。
  7. 【請求項7】前記分流管内に湾曲した前記分流管路を形
    成する導入板が設けられ、 前記分流管の導入口下方において、前記分流管路を形成
    する内周側流路壁が起伏して凹曲面状の流路面が形成さ
    れたことを特徴とする請求項1記載の流れに関する測定
    装置。
  8. 【請求項8】前記分流管が、前記検出素子を中心として
    基本的に対称な流路構造を有することを特徴とする請求
    項1記載の流れに関する測定装置。
  9. 【請求項9】前記分流管の導出口と前記外周側分岐流路
    の出口との間の流路に、絞りが形成されたことを特徴と
    する請求項1記載の流れに関する測定装置。
  10. 【請求項10】前記分流管内に湾曲した前記分流管路を
    形成する導入板が設けられ、 前記絞りが、前記分流管の外壁内側、前記仕切り及び前
    記導入板のいずれか一以上に形成された起伏部によって
    画成されたことを特徴とする請求項9記載の流れに関す
    る測定装置。
  11. 【請求項11】前記分流管の外壁内側に形成された起伏
    部が、前記外周側分岐流路の出口近傍内周側流路面より
    突出していることを特徴とする請求項10記載の流れに
    関する測定装置。
  12. 【請求項12】前記分流管の導入口と前記外周側分岐流
    路の入口との間の流路、及び前記分流管の導出口と前記
    外周側分岐流路の出口との間の流路に絞りがそれぞれ形
    成されたこと、 前記絞りによって、前記分流管路が略「Ω」字形状とさ
    れていることを特徴とする請求項1記載の流れに関する
    測定装置。
  13. 【請求項13】前記分流管の導出口が、前記分流管路の
    外周側において、該分流管の導入口と対向して前記主流
    管内の流れ方向と略直交する面で開口するよう形成さ
    れ、 前記分流管内に湾曲した前記分流管路を形成する導入板
    が設けられ、 前記導入板の一端と前記分流管の頂部外壁との間に、該
    分流管の導入口と導出口を短絡するバイパス流路が形成
    されたことを特徴とする請求項1記載の流れに関する測
    定装置。
  14. 【請求項14】前記バイパス流路にオリフィスが設けら
    れ、 前記オリフィスを形成する流路壁の突起量ないしオリフ
    ィス開口面積によって前記検出素子へ向かう測定流体の
    流量が設定されることを特徴とする請求項13記載の流
    れに関する測定装置。
  15. 【請求項15】前記オリフィスを形成する流路壁がオリ
    フィス中央に向かって突起され、該突起部流路面の断面
    形状が、多角形面、曲面及び複次曲面のいずれか一であ
    ることを特徴とする請求項14記載の流れに関する測定
    装置。
  16. 【請求項16】前記検出素子が配置された前記分岐流路
    に設けられ、該検出素子の検出面に斜めに当たるような
    流れを形成する流れ制御手段を有することを特徴とする
    請求項1記載の流れに関する測定装置。
  17. 【請求項17】前記仕切りの前記検出素子と対向する壁
    面上に、前記検出素子の上流から下流にかけてベンチュ
    リが設けられ、該ベンチュリにより、該検出素子が配置
    された前記分岐流路の流路が該検出素子の中央付近にお
    いて最も狭くされていることを特徴とする請求項1記載
    の流れに関する測定装置。
  18. 【請求項18】検出対象である主流管内の流れが導入さ
    れる、基本的にU字状に湾曲された分流管路を備えた分
    流管と、 前記分流管内に形成された仕切りと、 前記分流管内で互いに分岐及び合流するよう前記仕切り
    によって分割形成された複数の分岐流路と、 前記複数の分岐流路のうち前記分流管の内周側又は中間
    部に形成された分岐流路内の流れに曝されるよう配置さ
    れ、流れに関する量を検出する検出素子と、 前記分流管の導入口と、前記検出素子の検出面がその流
    れに曝される分岐流路の入口との間の流路に形成された
    絞りと、 を有することを特徴とする流れに関する測定装置。
  19. 【請求項19】前記検出素子が前記仕切りに設けられた
    ことを特徴とする請求項18記載の流れに関する測定装
    置。
  20. 【請求項20】検出対象である主流管内の流れが導入さ
    れる、基本的にU字状に湾曲された分流管路を備えた分
    流管と、 前記分流管路の一端外周側に形成され、前記主流管内の
    流れ方向と略直交する面で開口する該分流管の導入口
    と、 前記分流管路の他端頂部に形成され、前記主流管内の流
    れ方向と略平行な面で開口する該分流管の導出口と、 前記分流管内に形成され、その一端が前記導入口近傍ま
    で、その他端が前記導出口から離間して延在する仕切り
    と、 前記分流管内で互いに分岐及び合流するよう前記仕切り
    によって分割形成された複数の分岐流路と、 前記複数の分岐流路のうち前記分流管の外周側に形成さ
    れた分岐流路内の流れに曝されるよう配置され、流れに
    関する量を検出する検出素子と、 を有することを特徴とする流れに関する測定装置。
  21. 【請求項21】前記分流管内に湾曲した前記分流管路を
    形成する導入板が設けられ、 前記分流管の導入口近傍において、前記分流管の外壁内
    側、前記仕切り及び前記導入板のいずれか一以上に起伏
    部が形成され、該起伏部によって、前記分流管の導入口
    と前記外周側分岐流路の入口との間の流路に絞りが形成
    されたことを特徴とする請求項20記載の流れに関する
    測定装置。
  22. 【請求項22】検出対象である主流管内の流れが導入さ
    れる、基本的にU字状に湾曲された分流管路を備えた分
    流管と、 前記分流管内に形成された仕切りと、 前記分流管内で互いに分岐及び合流するよう前記仕切り
    によって分割形成された複数の分岐流路と、 前記複数の分岐流路のうちいずれかの分岐流路内の流れ
    に曝されるよう配置され、流れに関する量を検出する検
    出素子と、 前記分流管に導入された流れが方向転換されて、前記検
    出素子がその流れに曝されている前記分岐流路に流れ込
    むよう、互いに形成された、該分流管の導入口及び当該
    分岐流路の入口と、 を有することを特徴とする流れに関する測定装置。
  23. 【請求項23】検出対象である主流管内の流れが導入さ
    れる、基本的にU字状に湾曲された分流管路を備えた分
    流管と、 前記分流管内に形成された仕切りと、 前記分流管内で互いに分岐及び合流するよう前記仕切り
    によって分割形成された複数の分岐流路と、 前記複数の分岐流路のうちいずれかの分岐流路内の流れ
    に曝されるよう配置され、流れに関する量を検出する検
    出素子と、 前記分流管に導入された流れが方向転換されて、前記検
    出素子がその流れに曝されている前記分岐流路に流れ込
    むよう、該分流管の導入口と当該分岐流路の入口との間
    の流路に形成された絞りと、 を有することを特徴とする流れに関する測定装置。
  24. 【請求項24】検出対象である主流管内の流れが導入さ
    れる、基本的にU字状に湾曲された分流管路を備えた分
    流管と、 前記分流管路の一端外周側に形成され、前記主流管内の
    流れ方向と略直交する面で開口する該分流管の導入口
    と、 前記分流管路の他端外周側に形成され、前記主流管内の
    流れ方向と略直交する面で開口する該分流管の導出口と
    前記分流管内に形成された仕切りと、 前記分流管内で互いに分岐及び合流するよう前記仕切り
    によって分割形成された複数の分岐流路と、 前記複数の分岐流路のうち前記分流管の外周側に形成さ
    れた分岐流路内の流れに曝されるよう配置され、流れに
    関する量を検出する検出素子と、 前記分流管の導入口と前記外周側分岐流路の入口との間
    の流路、及び前記分流管の導出口と前記外周側分岐流路
    の出口との間の流路にそれぞれ形成された絞りと、 前記仕切りの前記検出素子と対向する壁面上に、前記検
    出素子の上流から下流にかけて、該検出素子が配置され
    た前記分岐流路の流路が該検出素子の中央付近において
    最も狭くされるよう設けられたベンチュリと、 を有することを特徴とする流れに関する測定装置。
  25. 【請求項25】車両に搭載される内燃機関の吸気系に設
    置されることを特徴とする請求項1〜24のいずれか一
    記載の流れに関する測定装置。
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