JP2001168278A - パワー半導体モジュール及び電力変換装置 - Google Patents
パワー半導体モジュール及び電力変換装置Info
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Abstract
インダクタンスを低減し、導体の温度上昇を抑制し得る
パワー半導体モジュールの提供。 【解決手段】 本発明は、べース7と絶縁パッケージ3
とで外囲器を構成し、その外囲器の中に半導体チップを
収納し、パッケージ3上に複数の主端子、例えばコレク
タ端子4又はカソード端子と、エミッタ端子又はアノー
ド5とを設けたパワー半導体モジュールに関する。両主
端子4,5をそれぞれべース7に平行に配置した状態で
パッケージ3の外部に突出させ、各主端子に形成した導
体取付ボルト12用の貫通穴4h,5hが外囲器の外部
に位置するように構成する。
Description
ポーラトランジスタ(IGBT)などのスイッチング素
子やダイオード素子などを絶縁パッケージ内に収納した
パワー半導体モジュールと、それらを用いて構成される
電力変換装置に関する。
変換装置には、高速スイッチングの可能なIGBTなど
のスイッチング素子をパッケージ内に収納したパワー半
導体モジュールが使用されている。これらの電力変換装
置には、大容量化・高性能化と同時に、小形化・信頼性
向上のニーズがある。そのため、様々なモジュール構
成、回路構成及び変換装置構成が用いられている。従来
のパワー半導体モジュールと変換装置の構成について、
図11ないし図16を参照して説明する。
ンバータ回路の1相分を示したものである。このインバ
ータ回路は、主回路を構成する4個のIGBTモジュー
ル1a,1b,1c,1dと、中性点クランプ用の2個
のダイオードモジュール2a,2bを用いて構成されて
いる。IGBTモジュールは通常、複数のIGBTチッ
プを内蔵し、それらのIGBTチップを内部で並列接続
し、大電流化を図っている。同時に複数の還流用ダイオ
ードチップを内蔵して、各IGBTチップに対し逆並列
に接続している。同様に、ダイオードモジュールも複数
のダイオードチップからなり、内部で並列接統されてい
る。
1チップあたりの電圧や電流の定格に制限があり、大容
量の装置を構成するために、多数のチップを並列接続し
て電流定格の大きいモジュールを構成したり、チップを
高耐圧化して電圧定格の大きいモジュールを構成したり
している。
した図である。べ一ス7と絶縁パッケージ3によって外
囲器を構成し、その中にIGBTチップ及びダイオード
チップが収納される。このIGBTモジュールはベース
7を取付穴8に通した取付ボルトにより図示していない
絶縁基板に取り付けた状態で実装される。各チップの絶
縁基板は熱伝導率の大きい材料を用いて製作され、IG
BTチップ及びダイオードチップから発生する熱をベー
ス7に伝導する。パッケージ3には、コレクタ端子4、
エミッタ端子5、及びゲート端子6が設けられており、
回路構成上必要な配線部材を接続することができるよう
にしている。なお、ここではコレクタ端子4とエミッタ
端子5を各々2個ずつ設けている。
ないが、IGBTモジュールとほぼ同等の構成を持って
おり、IGBTチップのコレクタ端子4の部分をカソー
ド端子とし、エミッタ端子5の部分をアノード端子とし
たものに相当する。ただし、ゲート端子6の部分は存在
しない。
ール及び図示していないダイオードモジュールを用いた
3レベルインバータ回路一相分の構造例を示すものであ
る。IGBTモジュール1a,1b,1c,1d及びダ
イオードモジュール2a,2bが冷却器9上に搭載され
ている。IGBTモジュール1dの部分に例示したよう
に、ベース7に設けられた取付穴8に通したモジュール
取付ボルト11により各モジュールを冷却器9に固定し
ている。なお、冷却器9には所定数のネジ穴を形成して
いるが、図示は省略している。
ミッタ端子、並びにダイオードモジュールのカソード端
子及びアノード端子には、3レベルインバータ回路を構
成するのに必要な導体10a,10b,10c,10
d,10e及び10fが接続される。同様にIGBTモ
ジュール1dの部分に例示したように、各導体は導体取
付ボルト12により各端子に機械的に固定され電気的に
接続される。なお、各モジュールの端子部分にもネジ穴
を形成している。IGBTモジュール1a,1b,1
c,1dのゲート端子には、図示していないゲート回路
基板が被覆電線などの配線材を介して接続され、それに
よりゲート駆動用の信号が供給される。
a,1b,1c,1d,1e,1fを用いて構成された
三相インバータ回路を示したものである。図15は、4
個のIGBTモジュール1a,1b,1d,1eを用い
て構成された単相インバータ回路を示したものである。
また、図16は、図14に示した三相インバータ回路、
又は図15に示した単相インバータ回路の1相分を示し
たものである。ここに示したインバータ回路の1相分
は、正側アーム及び負側アームにおいてそれぞれ各々3
個のIGBTモジュール1a、1b,1cないし1d,
1e,1fをそれぞれ並列に接続したものである。いず
れの場合も、最終的には図11の中性点クランプ方式3
レベルインバータ回路の場合と同様な回路構成にして用
いられる。
ジュールと電力変換装置の構造を図12及び図13を参
照して検討する。
ール1a〜1d及びダイオードモジュール2a,2bを
相互接続する導体は、パッケージ3(図12)を部分的
に覆うような形で配置される。そのため、故障などによ
りモジュールを交換する必要が生じた場合、まずモジュ
ール上に覆い被さっている導体を取り外すことが必要に
なる。たとえば、IGBTldを交換する場合、導体1
0d,10eを取り外す必要がある。モジュールの交換
後は、逆に導体10d,10eを取付ける作業を必要と
する。そのため、モジュールの交換作業には相当の時間
がかかり、短時間に保守作業を行うことは難しい。
ト11を覆うような位置に配置されるので、導体接続後
はモジュール取付ボルト11の締め直しをすることが困
難である。このため、モジュール取付ボルト11の増し
締めを行うような場合、一部の導体を取り外す必要が生
じ、同様に短時間の保守作業が困難となる。
保持されるため、各導体の自重や外部から受ける振動に
より端子に外力が加わり、端子自体やモジュール内部の
接合部に応力が加わる。これによりモジュールの信頼性
上、好ましくない影響が生じる。
が上昇し、モジュールの絶縁パッケージ3や、モジュー
ルの直近に配置されている図示していないスナバ回路用
コンデンサなどの温度を上昇させる。その結果、各部材
の長期信頼性上、好ましくない影響が生じる。
関係上、各導体の長さが長くなり、それに応じて主回路
の配線インダクタンスが大きくなる。その結果、インダ
クタンスに応じて発生するサージ電圧が大きくなり、サ
ージ電圧分をディレーティングして通電する必要が生じ
る。逆に、所定容量の装置を構成する場合、モジュール
定格を大きくする必要が生じるので、装置が大形化す
る。
を部分的に覆うような位置に配置されるので、ゲート信
号供給用の基板を各モジュールの直近に配置することが
できない。そのため、各モジュールから離れた位置にゲ
ート回路基板を配置し、被覆電線などの配線材を介して
ゲート端子6(図12)に接続することになる。その結
果、ゲート回路の配線インピーダンスが大きくなり、高
速のスイッチングが困難になる。
換作業を容易にし、主回路のインダクタンスを低減し、
導体の温度上昇を抑制し、ゲート配線のインピーダンス
を小さくすることであり、それにより、装置の保守性向
上、小形化、高性能化、及び信頼性の向上を実現するこ
とである。
め、請求項1に係る発明は、べースとその上に配置され
た絶縁パッケージとで構成された外囲器の中に半導体チ
ップを収納し、パッケージ上に複数の主端子を配設した
パワー半導体モジュールにおいて、複数の主端子をそれ
ぞれべースに平行に配置した状態でパッケージの外部に
突出させ、各主端子に形成した導体取付ボルト用の貫通
穴をボルトの軸心方向から見てパッケージの外部に位置
させたことを特徴とする。
パワー半導体モジュールにおいて、パッケージ上に制御
端子基板を配置したことを特徴とする。
パワー半導体モジュールにおいて、各主端子を相互に絶
縁した上、積層構造にして導出したことを特徴とする。
パワー半導体モジュールにおいて、パッケージにモジュ
ール取付ボルトを組込んだことを特徴とする。
パワー半導体モジュールにおいて、各端子にそれぞれ導
体取付ボルトを組込んだことを特徴とする。
グモジュールと複数のダイオードモジュールにより中性
点クランプ方式3レベルインバータ回路を構成した電力
変換装置において、各スイッチングモジュール及び各ダ
イオードモジュールをそれぞれべースとその上に配置さ
れた絶縁パッケージとで構成した外囲器の中に個々に収
納し、パッケージ上に配設した複数の主端子をそれぞれ
べースに平行に配置した状態でパッケージの外部に突出
させ、各端子に形成した導体取付ボルト用の貫通穴をボ
ルトの軸心方向から見てパッケージの外部に位置させ、
各スイッチングモジュール及び各ダイオードモジュール
を共通の冷却器上に配置し、各モジュールの端子を、絶
縁シートを介して積層した複数の導体を介して冷却器の
側方に導出したことを特徴とする。
グモジュールによりインバータ回路を構成した電力変換
装置において、各スイッチングモジュールをそれぞれべ
ースとその上に配置された絶縁パッケージとで構成した
外囲器の中に個々に収納し、パッケージ上に配設した複
数の主端子をそれぞれべースに平行に配置した状態でパ
ッケージの外部に突出させ、各主端子に形成した導体取
付ボルト用の貫通穴をボルトの軸心方向から見てパッケ
ージの外部に位置させ、複数のスイッチングモジュール
を共通の冷却器上に配置し、各モジュールの端子を、絶
縁シートを介して積層した複数の導体を介して冷却器の
側方に導出したことを特徴とする。
電力変換装置において、インバータ回路の1相分を構成
するスイッチングモジュールごとに共通の冷却器上に配
置したことを特徴とする。
記載の電力変換装置において、絶縁シートを熱伝導性絶
縁シートによって構成したことを特徴とする。
実施の形態について図1を用いて説明する。図1に示す
パワー半導体モジュールにおいては、べース7とその上
に配置された絶縁パッケージ3とで構成された外囲器の
中に半導体チップを収納し、パッケージ3上に複数の主
端子、すなわちコレクタ端子4とエミッタ端子5を、そ
れぞれベース7に対して平行にした状態でパッケージ3
の外部に突出させ、各主端子4,5に形成した導体取付
ボルト用の貫通穴4h,5hをボルトの軸心方向から見
てパッケージ3の外部に位置させている。各主端子4,
5は、ベース7に設けた取付穴8と干渉しないように位
置決めされている。パッケージ3上には、主端子4,5
とは反対側に制御端子すなわちゲート端子6も配設され
ている。
を用いて構成された電力変換装置のモジュールを交換す
る場合、後述のごとく導体を取り外すことなしに交換す
ることができるので、作業に要する時間を短縮すること
ができ、保守性を向上させることができる。
の形態について図2を参照して説明する。図2は、図1
1に示した回路構成の中性点クランプ式3レベルインバ
ータにおける1相分を構成する4個のIGBTモジュー
ル1a,1b,1c,1d及び2個のダイオードモジュ
ール2a,2bを共通の冷却器9上に配設した例を示す
ものである。各IGBTモジュールは図1に示した構造
のものを用いる。ダイオード2a,2bは、外形的には
図1のIGBTと同様であるが、それから制御端子すな
わちゲート端子を省略した形のものが用いられる。各I
GBTモジュール及びダイオードは、インバータの直流
電源側から見て正側モジュール1a,1b,2aの主端
子4,5と負側モジュール1c,1d,2bの主端子
4,5とが対向するように配置される。冷却器9上に
は、各主端子が位置する正側モジュールと負側モジュー
ルとの対向部に、外部端子用の6枚の端子導出導体10
a,10b,10c,10d,10e,10fをそれぞ
れ図示していない絶縁板を介して積層状態で固定し、各
導体の端末部が露出するように最上層の導体は短く、最
下層の導体は長く階段状に形成している。これらの導体
を用いて各モジュール相互間の相互結線も行われる。図
示の場合、最下層の導体10cはモジュール1b,1c
の相互接続と交流端子ACの導出用として用いられ、以
下同様に、導体10dはモジュール1a,1b,2aの
相互接続と必要に応じて外部端子用として用いられ、導
体10bはモジュール1c,1d,2bの相互接続と必
要に応じて外部端子用として用いられ、導体10eはモ
ジュール1dから導出された直流負端子N用として用い
られ、導体10aはモジュール1aから導出された直流
正端子P用として用いられ、最後に導体10fはモジュ
ール2a,2bの相互接続と中性点端子C用として用い
られる。
たように、各モジュールはそれぞれのベース7に形成し
た取付穴8を通して取付ボルト11により冷却器9に固
定し、モジュールの各端子は導体取付ボルト12により
図示していないネジ穴を形成した各導体のネジ穴にねじ
込むことにより機械的に固定すると共に電気的にも接続
する。ここでは、導体取付ボルト12はダイオードモジ
ュール2bのアノード端子5と導体10dとを接続する
様子を示している。
各導体とは互いに干渉しないような位置関係となり、導
体は冷却器9に固定されるので、各モジュールを交換す
る場合、導体を取り外すことなしに交換することがで
き、交換作業に要する時間を短縮し、保守性を向上させ
ることができる。各導体はモジュール取付ボルト11の
位置と重ならないように設置しているので、導体取付後
もモジュール取付ボルト11の増し締めをすることが容
易であり、同様に保守性が向上する。
ので、導体の自重により各端子に外力が加わることがな
く、また、振動による影響も小さくなるので端子自体や
モジュール内の接合部への影響が小さくなり、装置の信
頼性が向上する。
を介して積層するため各導体を近接して配置することが
できるので、導体部分の配線インダクタンスを小さくす
ることができる。その結果、インダクタンスに比例して
発生するサージ電圧が小さくなり、所定容量の装置を構
成する場合、モジュール定格を低減し、装置を小形化す
ることができる。
の形態について図3を参照して説明する。図3は、図1
に示した形態の6個のIGBTモジュール1a,1b,
1c,1d,1e,1fを用いて図14に示されている
三相インバータ回路を冷却器9上に構成したものであ
る。このインバータ回路では、図14からも分かるよう
に、計5個の端子導体、すなわち2個の直流端子P,N
及び3個の交流端子U,V,Wがそれぞれ導体10a〜
10eによって導出されている。モジュール1a,1
b,1cのコレクタを共通接続する導体10cによって
直流正端子Pが導出され、モジュール1d,1e,1f
のエミッタを共通接続する導体10eによって直流負端
子Nが導出され、モジュール1a,1dを共通接続する
導体10bによって交流端子Uが導出され、モジュール
1b,1eを共通接続する導体10aによって交流端子
Vが導出され、モジュール1c,1fを共通接続する導
体10dによって交流端子Wが導出される。このような
構成においても、図2に示した実施の形態と同様の効果
を奏することができる。
施の形態を示すものである。この実施の形態は、図1に
示した構成の4個のIGBTモジュール1a,1b,1
d,1eを用いて図15に示した単相インバータ回路を
冷却器9上に構成したものである。このインバータ回路
では、図15からも分かるように、計4個の端子導体、
すなわち2個の直流端子P,N及び2個の交流端子U,
Vがそれぞれ導体10a〜10dによって導出される。
モジュール1a,1bのコレクタを共通接続する導体1
0aによって直流正端子Pが導出され、モジュール1
d,1eのエミッタを共通接続する導体10dによって
直流負端子Nが導出され、モジュール1a,1dを共通
接続する導体10bによって交流端子Uが導出され、モ
ジュール1b,1eを共通接続する導体10cによって
交流端子Vが導出される。このような構成においても、
図2に示した実施の形態と同様の効果を奏することがで
きる。
施の形態を示すものである。この実施の形態は、図1に
示した構成の6個のIGBTモジュール1a,1b,1
c,1d,1e,1fを用いて図16に示すような、三
相インバータ回路の一相分又は単相インバータ回路の一
相分を冷却器9の上に構成したものである。並列接続さ
れた3個のモジュール1a,1b,1cが正側アーム
を、並列接続された3個のモジュール1d,1e,1f
が負側アームを構成している。モジュール1a,1b,
1cのコレクタを共通接続する導体10aによって直流
正端子Pが導出され、モジュール1d,1e,1fのエ
ミッタを共通接続する導体10cによって直流負端子N
が導出され、モジュール1a,1bの共通接続点、モジ
ュール1b,1eの共通接続点、及びモジュール1c,
1fの共通接続点を接続し、かつ、それらの共通接続点
を相互に接続する導体10bによって交流端子ACが導
出される。このような構成においても、図2に示した実
施の形態と同様の効果を奏することができる。
施の形態を示すものである。図6は図2に示した冷却器
9及び導体10a〜10fの部分側面図である。図6に
おいて、冷却器9及び導体10a,10b,10c,1
0d,10e,10fの相互間にそれぞれ熱伝導性絶縁
シート13を介挿して相間を電気絶縁した様子を示して
いる。この構成によれば、各導体から発生する熱が熱伝
導性絶縁シート13を介して冷却器9に効率的に伝導さ
れ各モジュールとともに冷却されるので、各導体の温度
上昇を抑制することができる。その結果、モジュールの
絶縁パッケージ3や、モジュールの直近に配置された図
示していないスナバ回路用コンデンサなどの温度上昇も
抑制することができるので、それらの部材の長期にわた
る信頼性を向上させることができる。
の形態について図7を用いて説明する。本実施の形態
は、図1に示したパワー半導体モジュールにおいて、パ
ッケージ3上にゲート信号供給用のゲート回路基板14
を配置したものである。ゲート回路基板14に設けた接
続端子15をモジュールのゲート端子6に被覆電線など
の配線材を介さずに直接接続している。このような構成
によれば、ゲート回路基板14をパッケージ3の直近に
設置することができ、配線材を介さずに接続するので、
ゲート回路の配線インピーダンスを小さくし、高速スイ
ッチングを可能にすることができる。
施の形態を示すものである。この実施の形態は、図1の
パワー半導体モジュールにおいて、コレクタ端子4とエ
ミッタ端子5を、相互に絶縁した上で積層配置したもの
である。導体取付ボルト12が貫通する穴4h,5hは
ベース7の取付穴8と互いに干渉しないように位置決め
される。このような構成によれば、コレクタ端子4とエ
ミッタ端子5の部分の有するインダクタンスを小さくす
ることができ、装置構成時の回路インダクタンスをさら
に小さくすることができる。
の形態について図9を用いて説明する。この実施の形態
は、図1のパワー半導体モジュールにおいて、パッケー
ジ3にモジュール取付ボルト11を予め組込んだもので
ある。この構成によれば、モジュール取付ボルト11を
緩めた状態ではモジュール取付ボルト11がパッケージ
3に付属しているので、モジュールとモジュール取付ボ
ルト11とを一つの部品として取り扱うことができる。
そのため、モジュール交換の作業性が良くなり、保守に
要する作業時間をさらに短縮することができる。
0の実施の形態を示すものである。この実施の形態は、
図1のパワー半導体モジュールにおいて、コレクタ端子
4とエミッタ端子5に、それぞれ導体取付ボルト12を
予め組込んだものである。この構成によれば、導体取付
ボルト12を緩めた状態でも、導体取付ボルト12がコ
レクタ端子4及びエミッタ端子5から完全に外れること
がなく、モジュールと導体取付ボルト12を一つの部品
として取り扱うことができる。そのため、モジュール交
換の作業性が向上し、保守に要する作業時間をさらに短
縮することができる。
モジュールの交換作業を容易にし、主回路のインダクタ
ンスを低減し、導体の温度上昇を抑制することができ、
それにより装置の保守性向上、小形化、高性能化、及び
信頼性の向上を実現することができる。
体モジュールの斜視図。
置の分解斜視図。
置の分解斜視図。
置の分解斜視図。
置の分解斜視図。
端子接続導体の断面図。
体モジュールの分解斜視図。
体モジュールの斜視図。
体モジュールの斜視図。
半導体モジュールの斜視図。
タの回路結線図。
配置状態を説明するための分解斜視図。
線図。
Claims (9)
- 【請求項1】べースとその上に配置された絶縁パッケー
ジとで構成された外囲器の中に半導体チップを収納し、
前記パッケージ上に複数の主端子を配設したパワー半導
体モジュールにおいて、前記複数の主端子をそれぞれ前
記べースに平行に配置した状態で前記パッケージの外部
に突出させ、各主端子に形成した導体取付ボルト用の貫
通穴をボルトの軸心方向から見て前記パッケージの外部
に位置させたことを特徴とするパワー半導体モジュー
ル。 - 【請求項2】請求項1に記載のパワー半導体モジュール
において、前記パッケージ上に制御端子基板を配置した
ことを特徴とするパワー半導体モジュール。 - 【請求項3】請求項1に記載のパワー半導体モジュール
において、前記各主端子を相互に絶縁した上、積層構造
にして導出したことを特徴とするパワー半導体モジュー
ル。 - 【請求項4】請求項1に記載のパワー半導体モジュール
において、前記パッケージにモジュール取付ボルトを組
込んだことを特徴とするパワー半導体モジュール。 - 【請求項5】請求項1に記載のパワー半導体モジュール
において、各端子にそれぞれ導体取付ボルトを組込んだ
ことを特徴とするパワー半導体モジュール。 - 【請求項6】複数のスイッチングモジュールと複数のダ
イオードモジュールにより中性点クランプ方式3レベル
インバータ回路を構成した電力変換装置において、各ス
イッチングモジュール及び各ダイオードモジュールをそ
れぞれべースとその上に配置された絶縁パッケージとで
構成した外囲器の中に個々に収納し、前記パッケージ上
に配設した複数の主端子をそれぞれ前記べースに平行に
配置した状態で前記パッケージの外部に突出させ、各端
子に形成した導体取付ボルト用の貫通穴をボルトの軸心
方向から見て前記パッケージの外部に位置させ、各スイ
ッチングモジュール及び各ダイオードモジュールを共通
の冷却器上に配置し、各モジュールの端子を、絶縁シー
トを介して積層した複数の導体を介して前記冷却器の側
方に導出したことを特徴とする電力変換装置。 - 【請求項7】複数のスイッチングモジュールによりイン
バータ回路を構成した電力変換装置において、各スイッ
チングモジュールをそれぞれべースとその上に配置され
た絶縁パッケージとで構成した外囲器の中に個々に収納
し、前記パッケージ上に配設した複数の主端子をそれぞ
れ前記べースに平行に配置した状態で前記パッケージの
外部に突出させ、各主端子に形成した導体取付ボルト用
の貫通穴をボルトの軸心方向から見て前記パッケージの
外部に位置させ、複数のスイッチングモジュールを共通
の冷却器上に配置し、各モジュールの端子を、絶縁シー
トを介して積層した複数の導体を介して前記冷却器の側
方に導出したことを特徴とする電力変換装置。 - 【請求項8】請求項7に記載の電力変換装置において、
前記インバータ回路の1相分を構成するスイッチングモ
ジュールごとに共通の冷却器上に配置したことを特徴と
する電力変換装置。 - 【請求項9】請求項6又は7に記載の電力変換装置にお
いて、前記絶縁シートを熱伝導性絶縁シートによって構
成したことを特徴とする電力変換装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35000299A JP3648417B2 (ja) | 1999-12-09 | 1999-12-09 | パワー半導体モジュール及び電力変換装置 |
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---|---|---|---|
JP35000299A JP3648417B2 (ja) | 1999-12-09 | 1999-12-09 | パワー半導体モジュール及び電力変換装置 |
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JP2001168278A true JP2001168278A (ja) | 2001-06-22 |
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JP35000299A Expired - Fee Related JP3648417B2 (ja) | 1999-12-09 | 1999-12-09 | パワー半導体モジュール及び電力変換装置 |
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