JP2001167767A - 非水電解液2次電池 - Google Patents
非水電解液2次電池Info
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- JP2001167767A JP2001167767A JP34799099A JP34799099A JP2001167767A JP 2001167767 A JP2001167767 A JP 2001167767A JP 34799099 A JP34799099 A JP 34799099A JP 34799099 A JP34799099 A JP 34799099A JP 2001167767 A JP2001167767 A JP 2001167767A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- Secondary Cells (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 非水電解液2次電池における高温保存後の容
量劣化の改善を図る。 【解決手段】 リチウムイオンのドープおよび脱ドープ
が可能な炭素材料またはリチウム金属を負極活物質とす
る負極電極22と、Lix Mn(2-y) My O4 (Mは、
Co,Ni,Cr,Fe,Al、V,Tiの内の1種以
上)で、0<x<2,0≦y<2の周知の組成のリチウ
ム複合酸化物を正極活物質とする正極電極21とを有す
る非水電解液2次電池であって、正極電極21を構成す
る上記組成による正極活物質を有する正極合剤として、
この正極合剤に対して炭酸リチウムを0.5重量%以上
8.0重量%以下、ASTM D2414に基くDBP
(ブチルフタレート)吸油量が100[ml/100g] 以上1
000[ml/100g] 以下のカーボンブラックを0.05重
量%以上10.0重量%以下添加した構成とする。
量劣化の改善を図る。 【解決手段】 リチウムイオンのドープおよび脱ドープ
が可能な炭素材料またはリチウム金属を負極活物質とす
る負極電極22と、Lix Mn(2-y) My O4 (Mは、
Co,Ni,Cr,Fe,Al、V,Tiの内の1種以
上)で、0<x<2,0≦y<2の周知の組成のリチウ
ム複合酸化物を正極活物質とする正極電極21とを有す
る非水電解液2次電池であって、正極電極21を構成す
る上記組成による正極活物質を有する正極合剤として、
この正極合剤に対して炭酸リチウムを0.5重量%以上
8.0重量%以下、ASTM D2414に基くDBP
(ブチルフタレート)吸油量が100[ml/100g] 以上1
000[ml/100g] 以下のカーボンブラックを0.05重
量%以上10.0重量%以下添加した構成とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非水電解液2次電
池、リチウムイオン2次電池に係わる。
池、リチウムイオン2次電池に係わる。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば自動車、家電部品、コンピ
ュータ等の分野に用いられる電源電池として小型、大容
量化を図ることができる非水電解液2次電池、特にリチ
ウムイオン2次電池が広く用いられようとしている。
ュータ等の分野に用いられる電源電池として小型、大容
量化を図ることができる非水電解液2次電池、特にリチ
ウムイオン2次電池が広く用いられようとしている。
【0003】そこで、このリチウムイオン2次電池にお
いて、より低コスト化が要求されている。この要求を満
足するには、資源的に豊富に存在するマンガンMnを使
いこなすことが必須である。
いて、より低コスト化が要求されている。この要求を満
足するには、資源的に豊富に存在するマンガンMnを使
いこなすことが必須である。
【0004】一方、特に、ハイブリッドカー等の電動自
動車における2次電池や、大出力いわゆるパワーツール
用2次電池等のように、大電流放電が要求される電池で
は、高温保存後の容量劣化を抑制する以外に、重負荷放
電特性も要求される。
動車における2次電池や、大出力いわゆるパワーツール
用2次電池等のように、大電流放電が要求される電池で
は、高温保存後の容量劣化を抑制する以外に、重負荷放
電特性も要求される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このリチウ
ムマンガン酸等のリチウム複合酸化物を正極に用いた非
水電解液2次電池は、高温保存後に容量が劣化するとい
う問題があった。また、そのために、保存後の重負荷特
性が大きく劣化するという問題がある。この劣化の原因
としては、Mnの溶出による正極の充放電性能の劣化、
負極へのMn析出、電解液の劣化、電極表面被膜成長が
考えられる。
ムマンガン酸等のリチウム複合酸化物を正極に用いた非
水電解液2次電池は、高温保存後に容量が劣化するとい
う問題があった。また、そのために、保存後の重負荷特
性が大きく劣化するという問題がある。この劣化の原因
としては、Mnの溶出による正極の充放電性能の劣化、
負極へのMn析出、電解液の劣化、電極表面被膜成長が
考えられる。
【0006】本発明においては、特にこのMnの溶出に
着目して、このMn溶出量の低減化を図って、容量劣化
を抑制することができるようにした非水電解液2次電
池、特にリチウムイオン2次電池を提供するに至った。
着目して、このMn溶出量の低減化を図って、容量劣化
を抑制することができるようにした非水電解液2次電
池、特にリチウムイオン2次電池を提供するに至った。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明においては、リチ
ウムイオンのドープおよび脱ドープが可能な炭素材料ま
たはリチウム金属、リチウム合金を負極活物質とする負
極電極と、Lix Mn (2-y) My O4 (Mは、Co,N
i,Cr,Fe,Al、V,Tiの内の1種以上)で、
0<x<2,0≦y<2の周知の組成のリチウム複合酸
化物を正極活物質とする正極電極とを有する非水電解液
2次電池であって、正極電極を構成する上記組成による
正極活物質を有する正極合剤として、この正極合剤に対
して炭酸リチウムを0.5重量%以上8.0重量%以
下、ASTM D2414に基くDBP(ジブチルフタ
レート)吸油量が100[ml/100g] 以上1000[ml/10
0g]以下のカーボンブラックを0.05重量%以上1
0.0重量%以下添加した構成とする。
ウムイオンのドープおよび脱ドープが可能な炭素材料ま
たはリチウム金属、リチウム合金を負極活物質とする負
極電極と、Lix Mn (2-y) My O4 (Mは、Co,N
i,Cr,Fe,Al、V,Tiの内の1種以上)で、
0<x<2,0≦y<2の周知の組成のリチウム複合酸
化物を正極活物質とする正極電極とを有する非水電解液
2次電池であって、正極電極を構成する上記組成による
正極活物質を有する正極合剤として、この正極合剤に対
して炭酸リチウムを0.5重量%以上8.0重量%以
下、ASTM D2414に基くDBP(ジブチルフタ
レート)吸油量が100[ml/100g] 以上1000[ml/10
0g]以下のカーボンブラックを0.05重量%以上1
0.0重量%以下添加した構成とする。
【0008】すなわち、本発明によるリチウムイオン2
次電池は、その正極電極における炭酸リチウムとカーボ
ンブラック量を適正化することにより、高温保存後の容
量劣化を効果的に抑制することができたことの究明に基
いた構成によるものである。このような、高温保存後の
容量劣化の抑制は、Mn溶出の抑制によるものであり、
このMn溶出の抑制は、次の理由によるものと考えられ
る。すなわち、炭酸リチウムを含有することにより、正
極表面近傍の電解液は、塩基性度が高い状態になり、M
nの溶出が抑制されるが、更にカーボンブラックを適正
量添加することで、正極の電子伝導性が高められ、その
結果、活物質粒子表面のMn価数分布がより均一なって
Mn溶出が起こりにくくなるという、両者の相乗効果に
より、Mn溶出が顕著に抑制され、これに基いて高温保
存後の容量劣化を効果的に抑制できたものと考えられ
る。
次電池は、その正極電極における炭酸リチウムとカーボ
ンブラック量を適正化することにより、高温保存後の容
量劣化を効果的に抑制することができたことの究明に基
いた構成によるものである。このような、高温保存後の
容量劣化の抑制は、Mn溶出の抑制によるものであり、
このMn溶出の抑制は、次の理由によるものと考えられ
る。すなわち、炭酸リチウムを含有することにより、正
極表面近傍の電解液は、塩基性度が高い状態になり、M
nの溶出が抑制されるが、更にカーボンブラックを適正
量添加することで、正極の電子伝導性が高められ、その
結果、活物質粒子表面のMn価数分布がより均一なって
Mn溶出が起こりにくくなるという、両者の相乗効果に
より、Mn溶出が顕著に抑制され、これに基いて高温保
存後の容量劣化を効果的に抑制できたものと考えられ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明による非水電解液2次電
池、特にリチウムイオン2次電池は、前述したように、
リチウムイオンのドープおよび脱ドープが可能な炭素材
料またはリチウム金属、リチウム合金を負極活物質とす
る負極電極と、Lix Mn(2-y) My O 4 (Mは、C
o,Ni,Cr,Fe,Al、V,Tiの内の1種以
上)で、0<x<2,0≦y<2の組成のリチウム複合
酸化物を正極活物質とする正極電極を有する非水電解液
2次電池とする。そして、特にその正極電極を構成する
上述した正極活物質を有する正極合剤として、この正極
合剤に対して炭酸リチウムを0.5重量%〜8.0重量
%、ASTM D2414に基くDBP吸油量が100
[ml/100g] 〜1000[ml/100g]以下のカーボンブラッ
ク、例えばケッチェンブラック、アセチレンブラック、
ファーネスブラック、ランプブラック、チャンネルブラ
ック等を0.05重量%以上10.0重量%以下添加す
る。
池、特にリチウムイオン2次電池は、前述したように、
リチウムイオンのドープおよび脱ドープが可能な炭素材
料またはリチウム金属、リチウム合金を負極活物質とす
る負極電極と、Lix Mn(2-y) My O 4 (Mは、C
o,Ni,Cr,Fe,Al、V,Tiの内の1種以
上)で、0<x<2,0≦y<2の組成のリチウム複合
酸化物を正極活物質とする正極電極を有する非水電解液
2次電池とする。そして、特にその正極電極を構成する
上述した正極活物質を有する正極合剤として、この正極
合剤に対して炭酸リチウムを0.5重量%〜8.0重量
%、ASTM D2414に基くDBP吸油量が100
[ml/100g] 〜1000[ml/100g]以下のカーボンブラッ
ク、例えばケッチェンブラック、アセチレンブラック、
ファーネスブラック、ランプブラック、チャンネルブラ
ック等を0.05重量%以上10.0重量%以下添加す
る。
【0010】上記カーボンブラックは、使用する原料、
製法等により分類される。一般的には製法で分類され、
原料炭化水素の熱分解か不完全燃焼か何れかに大別さ
れ、さらに原料の種類により細分化される。熱分解法と
してはサーマル法とアセチレン分解法とがあり、不完全
燃焼法としてはコンタクト法、ランプ・焼煙法、ガスフ
ァーネス法およびオイルファーネス法とがある。上記製
法により生成されるカーボンブラックの具体例として
は、アセチレンブラック、ケッチェンブラック、サーマ
ルブラックおよびファーネスブラックが挙げられる。
製法等により分類される。一般的には製法で分類され、
原料炭化水素の熱分解か不完全燃焼か何れかに大別さ
れ、さらに原料の種類により細分化される。熱分解法と
してはサーマル法とアセチレン分解法とがあり、不完全
燃焼法としてはコンタクト法、ランプ・焼煙法、ガスフ
ァーネス法およびオイルファーネス法とがある。上記製
法により生成されるカーボンブラックの具体例として
は、アセチレンブラック、ケッチェンブラック、サーマ
ルブラックおよびファーネスブラックが挙げられる。
【0011】この本発明による電池は、種々の実施形態
を採ることができる。図1にその一実施形態の一例の概
略断面図を示し、この例では円筒状電池とした場合であ
るが、これに限られるものではない。この例における非
水電解液電池は、前述したように、一端が開放された円
筒状の例えばNiメッキが施されたFeより成る有底外
装缶1内に、電池本体2が収容され、外装缶1内に非水
電解液(図示せず)が注入され、この非水電解液が電池
本体2に含浸されて成る。電池本体2は、図2にその製
造過程の斜視図を示すように、それぞれフィルム状の正
極電極21と負極電極22とが、同様にフィルム状セパ
レータ23を介して積層された積層フィルムを円筒状に
巻回して形成する。
を採ることができる。図1にその一実施形態の一例の概
略断面図を示し、この例では円筒状電池とした場合であ
るが、これに限られるものではない。この例における非
水電解液電池は、前述したように、一端が開放された円
筒状の例えばNiメッキが施されたFeより成る有底外
装缶1内に、電池本体2が収容され、外装缶1内に非水
電解液(図示せず)が注入され、この非水電解液が電池
本体2に含浸されて成る。電池本体2は、図2にその製
造過程の斜視図を示すように、それぞれフィルム状の正
極電極21と負極電極22とが、同様にフィルム状セパ
レータ23を介して積層された積層フィルムを円筒状に
巻回して形成する。
【0012】正極電極21は、例えば長尺フィルム状の
例えばAl箔より成る集電金属箔31の両面に正極活物
質41が塗布されて成り、負極電極22は、同様に例え
ば長尺フィルム状の例えばCu箔より成る集電金属箔3
2の両面に負極活物質42が塗布されて成る。
例えばAl箔より成る集電金属箔31の両面に正極活物
質41が塗布されて成り、負極電極22は、同様に例え
ば長尺フィルム状の例えばCu箔より成る集電金属箔3
2の両面に負極活物質42が塗布されて成る。
【0013】これら正極電流21および負極電極22の
各集電金属箔31および32の長手方向に沿う互いに反
対側の各一側縁に所要の幅の切り込みが配列形成されて
複数の短冊状の正極リード21Lおよび負極リード22
Lが配列形成される。
各集電金属箔31および32の長手方向に沿う互いに反
対側の各一側縁に所要の幅の切り込みが配列形成されて
複数の短冊状の正極リード21Lおよび負極リード22
Lが配列形成される。
【0014】負極活物質42は、Liをドープ、脱ドー
プ可能な炭素材料、またはリチウム金属、リチウム合金
を用いる。炭素材料としては、例えば黒鉛、易黒鉛化炭
素、難黒鉛化炭素、低結晶性炭素材、高結晶性炭素材等
が用いられる。低結晶性炭素材料として好ましくは、フ
ラン樹脂や石油ピッチ等を1500℃未満で焼成して炭
素化したもので、広角X線回折法による(002)面の
面間隔が3.70Å以上、真密度が1.70g/cm3
未満であり、かつ、空気気流中の示差熱分析で700℃
以上に発熱ピークを有していない炭素質材料であり、黒
鉛材料として好ましくは、広角X線回折法による(00
2)面の面間隔が3.42Å未満である炭素質材料であ
り、これらの炭素質材料はLiのドープ脱ドープ量が大
きく、かつ充放電サイクル寿命性能が優れる材料であ
る。また、負極材料は、正極材料との組み合わせで、使
用する機器に最も適合する組み合わせを選定できる。
プ可能な炭素材料、またはリチウム金属、リチウム合金
を用いる。炭素材料としては、例えば黒鉛、易黒鉛化炭
素、難黒鉛化炭素、低結晶性炭素材、高結晶性炭素材等
が用いられる。低結晶性炭素材料として好ましくは、フ
ラン樹脂や石油ピッチ等を1500℃未満で焼成して炭
素化したもので、広角X線回折法による(002)面の
面間隔が3.70Å以上、真密度が1.70g/cm3
未満であり、かつ、空気気流中の示差熱分析で700℃
以上に発熱ピークを有していない炭素質材料であり、黒
鉛材料として好ましくは、広角X線回折法による(00
2)面の面間隔が3.42Å未満である炭素質材料であ
り、これらの炭素質材料はLiのドープ脱ドープ量が大
きく、かつ充放電サイクル寿命性能が優れる材料であ
る。また、負極材料は、正極材料との組み合わせで、使
用する機器に最も適合する組み合わせを選定できる。
【0015】セパレータ23は、例えばポリエチレン、
ポリプロピレン、テフロンの微多孔膜によって構成する
ことができる。
ポリプロピレン、テフロンの微多孔膜によって構成する
ことができる。
【0016】この非水電解液は、有機溶媒とこれに溶解
した電解質から成る。あるいは非水電解液を高分子化合
物と混合させたいわゆるポリマー電解質を用いることも
できる。有機溶媒は、例えばエチレンカーボネート、プ
ロピレンカーボネート等の環状カーボネート、ジメルカ
ーボネート、ジエチルカーボネート等の鎖状カーボネー
ト、γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン等の環状
エステル、酢酸エチル、プロピオン酸メチル等の鎖状エ
ステル、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタ
ン等のエーテル等の1種以上を用いることができる。電
解質としては、用いる溶媒に溶解し、イオン導電性を示
すリチウム塩の例えばLiPF6 、LiBF4 、LiC
lO4 、LiCF3 SO3 、LiN(CF3S
O2 )2 、LiC(CF3 SO2 )3 等の1種以上を用
いることができる。
した電解質から成る。あるいは非水電解液を高分子化合
物と混合させたいわゆるポリマー電解質を用いることも
できる。有機溶媒は、例えばエチレンカーボネート、プ
ロピレンカーボネート等の環状カーボネート、ジメルカ
ーボネート、ジエチルカーボネート等の鎖状カーボネー
ト、γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン等の環状
エステル、酢酸エチル、プロピオン酸メチル等の鎖状エ
ステル、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタ
ン等のエーテル等の1種以上を用いることができる。電
解質としては、用いる溶媒に溶解し、イオン導電性を示
すリチウム塩の例えばLiPF6 、LiBF4 、LiC
lO4 、LiCF3 SO3 、LiN(CF3S
O2 )2 、LiC(CF3 SO2 )3 等の1種以上を用
いることができる。
【0017】電池本体2の両端には、図1に示すよう
に、例えばそれぞれ金属円盤より成る正極集電体3およ
び負極集電体4が配置され、電池本体2の上述した各正
極リード21Lおよび負極リード22Lの各先端が、そ
れぞれ正極集電体3および負極集電体4に溶接される。
この電池本体2は、有底筒状体よりなる外装缶1内に、
負極集電体4が外装缶1の底部側に位置するように収容
され、負極集電体4が外装缶1の底面に電気的に連結さ
れる。また、電池本体2の、正極集電体3側には、絶縁
カバー25が挿入される。このように、電池本体2を収
容した外装缶1内には、上述した電解液の注入がなされ
る。
に、例えばそれぞれ金属円盤より成る正極集電体3およ
び負極集電体4が配置され、電池本体2の上述した各正
極リード21Lおよび負極リード22Lの各先端が、そ
れぞれ正極集電体3および負極集電体4に溶接される。
この電池本体2は、有底筒状体よりなる外装缶1内に、
負極集電体4が外装缶1の底部側に位置するように収容
され、負極集電体4が外装缶1の底面に電気的に連結さ
れる。また、電池本体2の、正極集電体3側には、絶縁
カバー25が挿入される。このように、電池本体2を収
容した外装缶1内には、上述した電解液の注入がなされ
る。
【0018】外装缶1の開口端には、安全弁5と、トッ
プカバー6とが、それぞれの外周部が衝合されて、絶縁
性のガスケット7を介して、外装缶1と電気的に絶縁さ
れて外装缶1の開放端にかしめつけられて例えば安全弁
5によって液密に外装缶1の開放端を閉塞する。この安
全弁5は、その中央部に外装缶1内に向かって膨出する
突出部5aが形成された例えばAl金属板より成る。
プカバー6とが、それぞれの外周部が衝合されて、絶縁
性のガスケット7を介して、外装缶1と電気的に絶縁さ
れて外装缶1の開放端にかしめつけられて例えば安全弁
5によって液密に外装缶1の開放端を閉塞する。この安
全弁5は、その中央部に外装缶1内に向かって膨出する
突出部5aが形成された例えばAl金属板より成る。
【0019】一方、正極集電体3には、例えばAlより
なる帯状のリード片8の一端が溶接され、その遊端にサ
ブディスク9が溶接される。
なる帯状のリード片8の一端が溶接され、その遊端にサ
ブディスク9が溶接される。
【0020】また、中央部に透孔10aを有するストリ
ップディスク10が、安全弁5とリング状絶縁体11を
介して配置され、サブディスク9が、透孔10aを通じ
て露呈する安全弁5の突出部5aに溶接される。
ップディスク10が、安全弁5とリング状絶縁体11を
介して配置され、サブディスク9が、透孔10aを通じ
て露呈する安全弁5の突出部5aに溶接される。
【0021】トップカバー6には、例えば図示しないが
通気孔が形成される。この構成において、外装缶1内が
所要以上の圧力となったとき、安全弁5が、内圧によっ
て外装缶1の開放端側に膨出変形し、安全弁5とサブデ
ィスク9との溶接部が剥離して電気的に遮断がなされ、
その内圧が緩和されるが、更に内圧が上昇するときは、
安全弁5が破断するようになされていて、内圧開放を行
うようになされている。
通気孔が形成される。この構成において、外装缶1内が
所要以上の圧力となったとき、安全弁5が、内圧によっ
て外装缶1の開放端側に膨出変形し、安全弁5とサブデ
ィスク9との溶接部が剥離して電気的に遮断がなされ、
その内圧が緩和されるが、更に内圧が上昇するときは、
安全弁5が破断するようになされていて、内圧開放を行
うようになされている。
【0022】本発明において、上述したように、正極合
剤に添加するカーボンブラックとして、ASTM D2
414に基くDBP(ジブチルフタレート)吸油量が1
00[ml/100g] 以上1000[ml/100g] 以下のカーボン
ブラックを用いるものであるが、これは、上述の吸油量
が100[ml/100g] 未満となると、電解液の吸収が小さ
くなり過ぎて、電池特性が低下してくること、また10
00[ml/100g] を超えると、電解液の吸収が大きくなり
過ぎてカーボンブラックの剥離、したがって、正極合剤
の剥離を発生して電池特性を低下する恐れが生じてくる
ことを認めたことに因る。
剤に添加するカーボンブラックとして、ASTM D2
414に基くDBP(ジブチルフタレート)吸油量が1
00[ml/100g] 以上1000[ml/100g] 以下のカーボン
ブラックを用いるものであるが、これは、上述の吸油量
が100[ml/100g] 未満となると、電解液の吸収が小さ
くなり過ぎて、電池特性が低下してくること、また10
00[ml/100g] を超えると、電解液の吸収が大きくなり
過ぎてカーボンブラックの剥離、したがって、正極合剤
の剥離を発生して電池特性を低下する恐れが生じてくる
ことを認めたことに因る。
【0023】次に、本発明の実施例と比較例を挙げて説
明する。これらの例においては、図1で示した円筒型非
水電解液2次電池に適用した場合である。 〔実施例1〕下記組成の正極合剤を用意した。 (正極合剤の組成) リチウムマンガンスピネル酸化物粉末(LiMn2 O4 )85.5重量% 炭酸リチウム 0.5重量% 導電助剤: 黒鉛粉末 9.95重量% カーボンブラック(ケッチェンブラック)(ケッチェン・ブラック・イン ターナショナル(株)製、カーボンECP) 0.05重量% 結着剤:ポリフッ化ビニリデン 4重量%
明する。これらの例においては、図1で示した円筒型非
水電解液2次電池に適用した場合である。 〔実施例1〕下記組成の正極合剤を用意した。 (正極合剤の組成) リチウムマンガンスピネル酸化物粉末(LiMn2 O4 )85.5重量% 炭酸リチウム 0.5重量% 導電助剤: 黒鉛粉末 9.95重量% カーボンブラック(ケッチェンブラック)(ケッチェン・ブラック・イン ターナショナル(株)製、カーボンECP) 0.05重量% 結着剤:ポリフッ化ビニリデン 4重量%
【0024】LiMn2 O4 は、炭酸リチウムLi2 C
O3 と、電解二酸化マンガンMnO 2 をLi:Mn=
2:1の原子比で計量、混合し、次いで、電気炉中、空
気気流中800℃で16時間熱処理し、室温冷却後粗く
粉砕して得た。この粉末をX線回折測定装置で測定した
結果、スピネル型LiMn2 O4 のピークに一致した。
O3 と、電解二酸化マンガンMnO 2 をLi:Mn=
2:1の原子比で計量、混合し、次いで、電気炉中、空
気気流中800℃で16時間熱処理し、室温冷却後粗く
粉砕して得た。この粉末をX線回折測定装置で測定した
結果、スピネル型LiMn2 O4 のピークに一致した。
【0025】上述の組成の正極合剤を混合し、この混合
物をN−メチル−2−ピロリドンに分散させたスラリー
を作製し、これを圧延によって製造した厚さ約20μm
のアルミニウム箔による正極集電金属箔に塗布し、乾燥
して後、打ち抜きプレスによって帯状の正極電極21を
作製した。この成形後の合材厚さは約80μmである。
カーボンECPのDBP吸油量は、350[ml/100g] で
あった。
物をN−メチル−2−ピロリドンに分散させたスラリー
を作製し、これを圧延によって製造した厚さ約20μm
のアルミニウム箔による正極集電金属箔に塗布し、乾燥
して後、打ち抜きプレスによって帯状の正極電極21を
作製した。この成形後の合材厚さは約80μmである。
カーボンECPのDBP吸油量は、350[ml/100g] で
あった。
【0026】一方、下記組成の負極合剤を用意した。 (負極合剤の組成) 難黒鉛化性炭素 90重量% 結着剤:ポリフッ化ビニリデン 10重量% この組成の負極合剤を混合し、この混合物をN−メチル
−2−ピロリドンに分散させたスラリーを作製し、これ
を銅箔による負極集電金属箔に塗布し、乾燥の後打ち抜
きプレスによって帯状の負極電極22を作製した。この
成形後の合材厚さは約60μmである。
−2−ピロリドンに分散させたスラリーを作製し、これ
を銅箔による負極集電金属箔に塗布し、乾燥の後打ち抜
きプレスによって帯状の負極電極22を作製した。この
成形後の合材厚さは約60μmである。
【0027】難黒鉛化性炭素は、石油ピッチを酸素雰囲
気中1000℃で加熱して得られた(いわゆる酸素架橋
した)炭素質材料を粉砕して平均粒子径20μmの粉末
として得た。得られた粉末は、X線回折測定で(00
2)面の面間隔が3.75Å、真密度1.60g/cm
3、示差分析のピーク温度が670℃を有する材料であ
った。
気中1000℃で加熱して得られた(いわゆる酸素架橋
した)炭素質材料を粉砕して平均粒子径20μmの粉末
として得た。得られた粉末は、X線回折測定で(00
2)面の面間隔が3.75Å、真密度1.60g/cm
3、示差分析のピーク温度が670℃を有する材料であ
った。
【0028】電解液は、プロピレンカーボネートとジエ
チルカーボネーとの体積比が1:1の混合溶媒に、Li
PF6 を0.95モル/リットルの割合で溶かした溶液
を用いた。
チルカーボネーとの体積比が1:1の混合溶媒に、Li
PF6 を0.95モル/リットルの割合で溶かした溶液
を用いた。
【0029】そして、上述の構成による正極電極21お
よび負極電極22を、ポリエチレン製セパレータ23を
介して円筒状に巻回して電池本体2を作製し、この電池
本体2を、外径40mm、高さ100mmの円筒状外装
缶1内に収容して上述した組成の電解液を注入して、図
1の構成による円筒状電池を作製した。この電池に対す
る初充電は、4.2V、1.5Aで6時間の充電とし
た。その後、4.2〜2.5V、3Aの放電条件にて、
保存前の電池容量を測定した。この保存前の容量は、3
Ahであった。その後、この電池を4.2Vの充電状態
で、60℃の温度下で3ヶ月間保存し、この保存後の電
池容量の測定し、この保存前と後の容量比を容量維持率
として求めた。
よび負極電極22を、ポリエチレン製セパレータ23を
介して円筒状に巻回して電池本体2を作製し、この電池
本体2を、外径40mm、高さ100mmの円筒状外装
缶1内に収容して上述した組成の電解液を注入して、図
1の構成による円筒状電池を作製した。この電池に対す
る初充電は、4.2V、1.5Aで6時間の充電とし
た。その後、4.2〜2.5V、3Aの放電条件にて、
保存前の電池容量を測定した。この保存前の容量は、3
Ahであった。その後、この電池を4.2Vの充電状態
で、60℃の温度下で3ヶ月間保存し、この保存後の電
池容量の測定し、この保存前と後の容量比を容量維持率
として求めた。
【0030】〔実施例2〕実施例1において、その正極
合剤中の導電助剤の、黒鉛粉末を9.0重量%とし、カ
ーボンブラックを1.0重量%に変えた以外は、実施例
1と同様の方法および構成によって電池を作製した。
合剤中の導電助剤の、黒鉛粉末を9.0重量%とし、カ
ーボンブラックを1.0重量%に変えた以外は、実施例
1と同様の方法および構成によって電池を作製した。
【0031】〔実施例3〕実施例1において、その正極
合剤中の導電助剤の、黒鉛粉末を7.0重量%とし、カ
ーボンブラックを3.0重量%に変えた以外は、実施例
1と同様の方法および構成によって電池を作製した。
合剤中の導電助剤の、黒鉛粉末を7.0重量%とし、カ
ーボンブラックを3.0重量%に変えた以外は、実施例
1と同様の方法および構成によって電池を作製した。
【0032】〔実施例4〕実施例1において、その正極
合剤中の導電助剤の、黒鉛粉末を5.0重量%とし、カ
ーボンブラックを5.0重量%に変えた以外は、実施例
1と同様の方法および構成によって電池を作製した。
合剤中の導電助剤の、黒鉛粉末を5.0重量%とし、カ
ーボンブラックを5.0重量%に変えた以外は、実施例
1と同様の方法および構成によって電池を作製した。
【0033】〔実施例5〕実施例1において、その正極
合剤中の導電助剤の、黒鉛粉末を3.0重量%とし、カ
ーボンブラックを7.0重量%に変えた以外は、実施例
1と同様の方法および構成によって電池を作製した。
合剤中の導電助剤の、黒鉛粉末を3.0重量%とし、カ
ーボンブラックを7.0重量%に変えた以外は、実施例
1と同様の方法および構成によって電池を作製した。
【0034】〔実施例6〕実施例1において、その正極
合剤中の導電助剤の黒鉛粉末を0.0重量%とし、カー
ボンブラックを10.0重量%とした以外は、実施例1
と同様の方法および構成によって電池を作製した。
合剤中の導電助剤の黒鉛粉末を0.0重量%とし、カー
ボンブラックを10.0重量%とした以外は、実施例1
と同様の方法および構成によって電池を作製した。
【0035】〔実施例7〕正極合剤の組成を、 リチウムマンガンスピネル酸化物粉末(LiMn2 O4 )84.0重量% 炭酸リチウム 2.0重量% 導電助剤: 黒鉛粉末 9.95重量% カーボンブラック(ケッチェンブラック)(ケッチェン・ブラック・イン ターナショナル(株)製、カーボンECP) 0.05重量% 結着剤:ポリフッ化ビニリデン 4重量% に変更した以外は、実施例1と同様の方法および構成に
よって電池を作製した。
よって電池を作製した。
【0036】〔実施例8〕正極合剤中の導電助剤の、黒
鉛粉末を9.0重量%とし、カーボンブラックを1.0
重量%に変えた以外は、実施例7と同様の方法および構
成によって電池を作製した。
鉛粉末を9.0重量%とし、カーボンブラックを1.0
重量%に変えた以外は、実施例7と同様の方法および構
成によって電池を作製した。
【0037】〔実施例9〕正極合剤中の導電助剤の、黒
鉛粉末を7.0重量%とし、カーボンブラックを3.0
重量%に変えた以外は、実施例7と同様の方法および構
成によって電池を作製した。
鉛粉末を7.0重量%とし、カーボンブラックを3.0
重量%に変えた以外は、実施例7と同様の方法および構
成によって電池を作製した。
【0038】〔実施例10〕正極合剤中の導電助剤の、
黒鉛粉末を5.0重量%とし、カーボンブラックを5.
0重量%に変えた以外は、実施例7と同様の方法および
構成によって電池を作製した。
黒鉛粉末を5.0重量%とし、カーボンブラックを5.
0重量%に変えた以外は、実施例7と同様の方法および
構成によって電池を作製した。
【0039】〔実施例11〕正極合剤中の導電助剤の、
黒鉛粉末を3.0重量%とし、カーボンブラックを7.
0重量%に変えた以外は、実施例7と同様の方法および
構成によって電池を作製した。
黒鉛粉末を3.0重量%とし、カーボンブラックを7.
0重量%に変えた以外は、実施例7と同様の方法および
構成によって電池を作製した。
【0040】〔実施例12〕正極合剤中の導電助剤の黒
鉛粉末を0.0重量%とし、カーボンブラックのみを1
0.0重量%用いた以外は、実施例7と同様の方法およ
び構成によって電池を作製した。
鉛粉末を0.0重量%とし、カーボンブラックのみを1
0.0重量%用いた以外は、実施例7と同様の方法およ
び構成によって電池を作製した。
【0041】〔実施例13〕正極合剤の組成を、 リチウムマンガンスピネル酸化物粉末(LiMn2 O4 )81.0重量% 炭酸リチウム 5.0重量% 導電助剤: 黒鉛粉末 9.95重量% カーボンブラック(ケッチェンブラック)(ケッチェン・ブラック・イン ターナショナル(株)製、カーボンECP) 0.05重量% 結着剤:ポリフッ化ビニリデン 4重量% に変更した以外は、実施例1と同様の方法および構成に
よって電池を作製した。
よって電池を作製した。
【0042】〔実施例14〕正極合剤中の導電助剤の、
黒鉛粉末を9.0重量%とし、カーボンブラックを1.
0重量%に変えた以外は、実施例13と同様の方法およ
び構成によって電池を作製した。
黒鉛粉末を9.0重量%とし、カーボンブラックを1.
0重量%に変えた以外は、実施例13と同様の方法およ
び構成によって電池を作製した。
【0043】〔実施例15〕正極合剤中の導電助剤の、
黒鉛粉末を7.0重量%とし、カーボンブラックを3.
0重量%に変えた以外は、実施例13と同様の方法およ
び構成によって電池を作製した。
黒鉛粉末を7.0重量%とし、カーボンブラックを3.
0重量%に変えた以外は、実施例13と同様の方法およ
び構成によって電池を作製した。
【0044】〔実施例16〕正極合剤中の導電助剤の、
黒鉛粉末を5.0重量%とし、カーボンブラックを5.
0重量%に変えた以外は、実施例13と同様の方法およ
び構成によって電池を作製した。
黒鉛粉末を5.0重量%とし、カーボンブラックを5.
0重量%に変えた以外は、実施例13と同様の方法およ
び構成によって電池を作製した。
【0045】〔実施例17〕正極合剤中の導電助剤の、
黒鉛粉末を3.0重量%とし、カーボンブラックを7.
0重量%に変えた以外は、実施例13と同様の方法およ
び構成によって電池を作製した。
黒鉛粉末を3.0重量%とし、カーボンブラックを7.
0重量%に変えた以外は、実施例13と同様の方法およ
び構成によって電池を作製した。
【0046】〔実施例18〕正極合剤中の導電助剤の黒
鉛粉末を0.0重量%とし、カーボンブラックのみを1
0.0重量%用いた以外は、実施例13と同様の方法お
よび構成によって電池を作製した。
鉛粉末を0.0重量%とし、カーボンブラックのみを1
0.0重量%用いた以外は、実施例13と同様の方法お
よび構成によって電池を作製した。
【0047】〔実施例19〕正極合剤の組成を、 リチウムマンガンスピネル酸化物粉末(LiMn2 O4 )78.0重量% 炭酸リチウム 8.0重量% 導電助剤: 黒鉛粉末 9.95重量% カーボンブラック(ケッチェンブラック)(ケッチェン・ブラック・イン ターナショナル(株)製、カーボンECP)) 0.05重量% 結着剤:ポリフッ化ビニリデン 4重量% に変更した以外は、実施例1と同様の方法および構成に
よって電池を作製した。
よって電池を作製した。
【0048】〔実施例20〕正極合剤中の導電助剤の、
黒鉛粉末を9.0重量%とし、カーボンブラックを1.
0重量%に変えた以外は、実施例19と同様の方法およ
び構成によって電池を作製した。
黒鉛粉末を9.0重量%とし、カーボンブラックを1.
0重量%に変えた以外は、実施例19と同様の方法およ
び構成によって電池を作製した。
【0049】〔実施例21〕正極合剤中の導電助剤の、
黒鉛粉末を7.0重量%とし、カーボンブラックを3.
0重量%に変えた以外は、実施例19と同様の方法およ
び構成によって電池を作製した。
黒鉛粉末を7.0重量%とし、カーボンブラックを3.
0重量%に変えた以外は、実施例19と同様の方法およ
び構成によって電池を作製した。
【0050】〔実施例22〕正極合剤中の導電助剤の、
黒鉛粉末を5.0重量%とし、カーボンブラックを5.
0重量%に変えた以外は、実施例19と同様の方法およ
び構成によって電池を作製した。
黒鉛粉末を5.0重量%とし、カーボンブラックを5.
0重量%に変えた以外は、実施例19と同様の方法およ
び構成によって電池を作製した。
【0051】〔実施例23〕正極合剤中の導電助剤の、
黒鉛粉末を3.0重量%とし、カーボンブラックを7.
0重量%に変えた以外は、実施例19と同様の方法およ
び構成によって電池を作製した。
黒鉛粉末を3.0重量%とし、カーボンブラックを7.
0重量%に変えた以外は、実施例19と同様の方法およ
び構成によって電池を作製した。
【0052】〔実施例24〕正極合剤中の導電助剤の黒
鉛粉末を0.0重量%とし、カーボンブラックのみを1
0.0重量%用いた以外は、実施例19と同様の方法お
よび構成によって電池を作製した。
鉛粉末を0.0重量%とし、カーボンブラックのみを1
0.0重量%用いた以外は、実施例19と同様の方法お
よび構成によって電池を作製した。
【0053】次に、比較例を挙げる。〔比較例1〕正極
合剤中の導電助剤としての黒鉛粉末を10.0重量%と
し、カーボンブラックを0.0重量%とした以外は、実
施例1と同様の方法および構成によって電池を作製し
た。
合剤中の導電助剤としての黒鉛粉末を10.0重量%と
し、カーボンブラックを0.0重量%とした以外は、実
施例1と同様の方法および構成によって電池を作製し
た。
【0054】〔比較例2〕正極合剤中の導電助剤として
の黒鉛粉末を10.0重量%とし、カーボンブラックを
0.0重量%とした以外は、実施例7と同様の方法およ
び構成によって電池を作製した。
の黒鉛粉末を10.0重量%とし、カーボンブラックを
0.0重量%とした以外は、実施例7と同様の方法およ
び構成によって電池を作製した。
【0055】〔比較例3〕正極合剤中の導電助剤として
の黒鉛粉末を10.0重量%とし、カーボンブラックを
0.0重量%とした以外は、実施例13と同様の方法お
よび構成によって電池を作製した。
の黒鉛粉末を10.0重量%とし、カーボンブラックを
0.0重量%とした以外は、実施例13と同様の方法お
よび構成によって電池を作製した。
【0056】〔比較例4〕正極合剤中の導電助剤として
の黒鉛粉末を10.0重量%とし、カーボンブラックを
0.0重量%とした以外は、実施例19と同様の方法お
よび構成によって電池を作製した。
の黒鉛粉末を10.0重量%とし、カーボンブラックを
0.0重量%とした以外は、実施例19と同様の方法お
よび構成によって電池を作製した。
【0057】〔比較例5〕正極合剤中の導電助剤として
の黒鉛粉末を9.98重量%とし、カーボンブラックを
0.02重量%とした以外は、実施例1と同様の方法お
よび構成によって電池を作製した。
の黒鉛粉末を9.98重量%とし、カーボンブラックを
0.02重量%とした以外は、実施例1と同様の方法お
よび構成によって電池を作製した。
【0058】〔比較例6〕正極合剤中の導電助剤として
の黒鉛粉末を9.98重量%とし、カーボンブラックを
0.02重量%とした以外は、実施例7と同様の方法お
よび構成によって電池を作製した。
の黒鉛粉末を9.98重量%とし、カーボンブラックを
0.02重量%とした以外は、実施例7と同様の方法お
よび構成によって電池を作製した。
【0059】〔比較例7〕正極合剤中の導電助剤として
の黒鉛粉末を9.98重量%とし、カーボンブラックを
0.02重量%とした以外は、実施例13と同様の方法
および構成によって電池を作製した。
の黒鉛粉末を9.98重量%とし、カーボンブラックを
0.02重量%とした以外は、実施例13と同様の方法
および構成によって電池を作製した。
【0060】〔比較例8〕正極合剤中の導電助剤として
の黒鉛粉末を9.98重量%とし、カーボンブラックを
0.02重量%とした以外は、実施例19と同様の方法
および構成によって電池を作製した。
の黒鉛粉末を9.98重量%とし、カーボンブラックを
0.02重量%とした以外は、実施例19と同様の方法
および構成によって電池を作製した。
【0061】〔比較例9〕正極合剤の組成を、 リチウムマンガンスピネル酸化物粉末(LiMn2 O4 )85.6重量% 炭酸リチウム 0.4重量% 導電助剤: 黒鉛粉末 9.98重量% カーボンブラック(ケッチェンブラック)(ケッチェン・ブラック・イン ターナショナル(株)製、カーボンECP) 0.02重量% 結着剤:ポリフッ化ビニリデン 4重量% に変更した以外は、実施例1と同様の方法および構成に
よって電池を作製した。
よって電池を作製した。
【0062】〔比較例10〕正極合剤中の導電助剤の、
黒鉛粉末を9.95重量%とし、カーボンブラックを
0.05重量%に変えた以外は、比較例9と同様の方法
および構成によって電池を作製した。
黒鉛粉末を9.95重量%とし、カーボンブラックを
0.05重量%に変えた以外は、比較例9と同様の方法
および構成によって電池を作製した。
【0063】〔比較例11〕正極合剤中の導電助剤の、
黒鉛粉末を9.0重量%とし、カーボンブラックを1.
0重量%に変えた以外は、比較例9と同様の方法および
構成によって電池を作製した。
黒鉛粉末を9.0重量%とし、カーボンブラックを1.
0重量%に変えた以外は、比較例9と同様の方法および
構成によって電池を作製した。
【0064】〔比較例12〕正極合剤中の導電助剤の、
黒鉛粉末を7.0重量%とし、カーボンブラックを3.
0重量%に変えた以外は、比較例9と同様の方法および
構成によって電池を作製した。
黒鉛粉末を7.0重量%とし、カーボンブラックを3.
0重量%に変えた以外は、比較例9と同様の方法および
構成によって電池を作製した。
【0065】〔比較例13〕正極合剤中の導電助剤の、
黒鉛粉末を5.0重量%とし、カーボンブラックを5.
0重量%に変えた以外は、比較例9と同様の方法および
構成によって電池を作製した。
黒鉛粉末を5.0重量%とし、カーボンブラックを5.
0重量%に変えた以外は、比較例9と同様の方法および
構成によって電池を作製した。
【0066】〔比較例14〕正極合剤中の導電助剤の、
黒鉛粉末を3.0重量%とし、カーボンブラックを7.
0重量%に変えた以外は、比較例9と同様の方法および
構成によって電池を作製した。
黒鉛粉末を3.0重量%とし、カーボンブラックを7.
0重量%に変えた以外は、比較例9と同様の方法および
構成によって電池を作製した。
【0067】〔比較例15〕正極合剤中の導電助剤の黒
鉛粉末を0.0重量%とし、カーボンブラックのみを1
0.0重量%とした以外は、比較例9と同様の方法およ
び構成によって電池を作製した。
鉛粉末を0.0重量%とし、カーボンブラックのみを1
0.0重量%とした以外は、比較例9と同様の方法およ
び構成によって電池を作製した。
【0068】〔比較例16〕正極合剤中の導電助剤の黒
鉛粉末を10.0重量%とし、カーボンブラックを0.
0重量%とした以外は、比較例9と同様の方法および構
成によって電池を作製した。
鉛粉末を10.0重量%とし、カーボンブラックを0.
0重量%とした以外は、比較例9と同様の方法および構
成によって電池を作製した。
【0069】〔比較例17〕正極合剤の組成を、 リチウムマンガンスピネル酸化物粉末(LiMn2 O4 )85.7重量% 炭酸リチウム 0.3重量% 導電助剤: 黒鉛粉末 9.98重量% カーボンブラック(ケッチェンブラック)(ケッチェン・ブラック・イン ターナショナル(株)製、カーボンECP) 0.02重量% 結着剤:ポリフッ化ビニリデン 4重量% に変更した以外は、実施例1と同様の方法および構成に
よって電池を作製した。
よって電池を作製した。
【0070】〔比較例18〕正極合剤中の導電助剤の、
黒鉛粉末を9.95重量%とし、カーボンブラックを
0.05重量%に変えた以外は、比較例17と同様の方
法および構成によって電池を作製した。
黒鉛粉末を9.95重量%とし、カーボンブラックを
0.05重量%に変えた以外は、比較例17と同様の方
法および構成によって電池を作製した。
【0071】〔比較例19〕正極合剤中の導電助剤の、
黒鉛粉末を9.0重量%とし、カーボンブラックを1.
0重量%に変えた以外は、比較例17と同様の方法およ
び構成によって電池を作製した。
黒鉛粉末を9.0重量%とし、カーボンブラックを1.
0重量%に変えた以外は、比較例17と同様の方法およ
び構成によって電池を作製した。
【0072】〔比較例20〕正極合剤中の導電助剤の、
黒鉛粉末を7.0重量%とし、カーボンブラックを3.
0重量%に変えた以外は、比較例17と同様の方法およ
び構成によって電池を作製した。
黒鉛粉末を7.0重量%とし、カーボンブラックを3.
0重量%に変えた以外は、比較例17と同様の方法およ
び構成によって電池を作製した。
【0073】〔比較例21〕正極合剤中の導電助剤の、
黒鉛粉末を5.0重量%とし、カーボンブラックを5.
0重量%に変えた以外は、比較例17と同様の方法およ
び構成によって電池を作製した。
黒鉛粉末を5.0重量%とし、カーボンブラックを5.
0重量%に変えた以外は、比較例17と同様の方法およ
び構成によって電池を作製した。
【0074】〔比較例22〕正極合剤中の導電助剤の、
黒鉛粉末を3.0重量%とし、カーボンブラックを7.
0重量%に変えた以外は、比較例17と同様の方法およ
び構成によって電池を作製した。
黒鉛粉末を3.0重量%とし、カーボンブラックを7.
0重量%に変えた以外は、比較例17と同様の方法およ
び構成によって電池を作製した。
【0075】〔比較例23〕正極合剤中の導電助剤の黒
鉛粉末を0.0重量%とし、カーボンブラックのみを1
0.0重量%とした以外は、比較例17と同様の方法お
よび構成によって電池を作製した。
鉛粉末を0.0重量%とし、カーボンブラックのみを1
0.0重量%とした以外は、比較例17と同様の方法お
よび構成によって電池を作製した。
【0076】〔比較例24〕正極合剤中の導電助剤の黒
鉛粉末を10.0重量%とし、カーボンブラックを0.
0重量%とした以外は、比較例17と同様の方法および
構成によって電池を作製した。
鉛粉末を10.0重量%とし、カーボンブラックを0.
0重量%とした以外は、比較例17と同様の方法および
構成によって電池を作製した。
【0077】〔比較例25〕正極合剤の組成を、 リチウムマンガンスピネル酸化物粉末(LiMn2 O4 )86.0重量% 炭酸リチウム 0.0重量% 導電助剤: 黒鉛粉末 9.98重量% カーボンブラック(ケッチェンブラック)(ケッチェン・ブラック・イン ターナショナル(株)製、カーボンECP) 0.02重量% 結着剤:ポリフッ化ビニリデン 4重量% に変更した以外は、実施例1と同様の方法および構成に
よって電池を作製した。
よって電池を作製した。
【0078】〔比較例26〕正極合剤中の導電助剤の、
黒鉛粉末を9.95重量%とし、カーボンブラックを
0.5重量%に変えた以外は、比較例25と同様の方法
および構成によって電池を作製した。
黒鉛粉末を9.95重量%とし、カーボンブラックを
0.5重量%に変えた以外は、比較例25と同様の方法
および構成によって電池を作製した。
【0079】〔比較例27〕正極合剤中の導電助剤の、
黒鉛粉末を9.0重量%とし、カーボンブラックを1.
0重量%に変えた以外は、比較例25と同様の方法およ
び構成によって電池を作製した。
黒鉛粉末を9.0重量%とし、カーボンブラックを1.
0重量%に変えた以外は、比較例25と同様の方法およ
び構成によって電池を作製した。
【0080】〔比較例28〕正極合剤中の導電助剤の、
黒鉛粉末を7.0重量%とし、カーボンブラックを3.
0重量%に変えた以外は、比較例25と同様の方法およ
び構成によって電池を作製した。
黒鉛粉末を7.0重量%とし、カーボンブラックを3.
0重量%に変えた以外は、比較例25と同様の方法およ
び構成によって電池を作製した。
【0081】〔比較例29〕正極合剤中の導電助剤の、
黒鉛粉末を5.0重量%とし、カーボンブラックを5.
0重量%に変えた以外は、比較例25と同様の方法およ
び構成によって電池を作製した。
黒鉛粉末を5.0重量%とし、カーボンブラックを5.
0重量%に変えた以外は、比較例25と同様の方法およ
び構成によって電池を作製した。
【0082】〔比較例30〕正極合剤中の導電助剤の、
黒鉛粉末を3.0重量%とし、カーボンブラックを7.
0重量%に変えた以外は、比較例25と同様の方法およ
び構成によって電池を作製した。
黒鉛粉末を3.0重量%とし、カーボンブラックを7.
0重量%に変えた以外は、比較例25と同様の方法およ
び構成によって電池を作製した。
【0083】〔比較例31〕正極合剤中の導電助剤の黒
鉛粉末を0.0重量%とし、カーボンブラックのみを1
0.0重量%とした以外は、比較例25と同様の方法お
よび構成によって電池を作製した。
鉛粉末を0.0重量%とし、カーボンブラックのみを1
0.0重量%とした以外は、比較例25と同様の方法お
よび構成によって電池を作製した。
【0084】〔比較例32〕正極合剤中の導電助剤の黒
鉛粉末を10.0重量%とし、カーボンブラックを0.
0重量%とした以外は、比較例25と同様の方法および
構成によって電池を作製した。
鉛粉末を10.0重量%とし、カーボンブラックを0.
0重量%とした以外は、比較例25と同様の方法および
構成によって電池を作製した。
【0085】上述した各実施例1〜実施例24の各電
池、および比較例1〜比較例32による電池について、
それぞれ60℃の恒温槽で3ヶ月間保存した前と後のそ
れぞれの電池容量を、3Aの放電電流にて測定して、容
量維持率を求めた。図3は、これらの測定結果に基い
て、炭酸リチウム(Li2 CO3 )量をパラメータとし
て、60℃、3ヶ月保存後の容量維持率のカーボンブラ
ック量(重量%)との関係を示したものである。また、
図4は、その一部を拡大して示したものであるこれら図
3および図4から分かるように、炭酸リチウムを、0.
5重量%〜8重量%とするとき、より高い容量維持率が
得られるが、カーボンブラックを添加しない場合、ある
いは添加してもこれが0.05重量%未満では、容量維
持率が大きく変化する。これに対して本発明によるカー
ボンブラック量を0.05重量%〜10重量%とする構
成で、安定して高い容量維持率を得ることができる。言
い換えれば、炭酸リチウムを増加しても、容量劣化抑制
効果は小さく、カーボンブラック量を0.05重量%〜
10重量%添加することによって初めて効果的に容量劣
化抑制効果が発揮されることが分かったのである。
池、および比較例1〜比較例32による電池について、
それぞれ60℃の恒温槽で3ヶ月間保存した前と後のそ
れぞれの電池容量を、3Aの放電電流にて測定して、容
量維持率を求めた。図3は、これらの測定結果に基い
て、炭酸リチウム(Li2 CO3 )量をパラメータとし
て、60℃、3ヶ月保存後の容量維持率のカーボンブラ
ック量(重量%)との関係を示したものである。また、
図4は、その一部を拡大して示したものであるこれら図
3および図4から分かるように、炭酸リチウムを、0.
5重量%〜8重量%とするとき、より高い容量維持率が
得られるが、カーボンブラックを添加しない場合、ある
いは添加してもこれが0.05重量%未満では、容量維
持率が大きく変化する。これに対して本発明によるカー
ボンブラック量を0.05重量%〜10重量%とする構
成で、安定して高い容量維持率を得ることができる。言
い換えれば、炭酸リチウムを増加しても、容量劣化抑制
効果は小さく、カーボンブラック量を0.05重量%〜
10重量%添加することによって初めて効果的に容量劣
化抑制効果が発揮されることが分かったのである。
【0086】また、図5は、正極合剤中の炭酸リチウム
を5重量%に選定して、カーボンブラック量を変化させ
たときの、60℃、3ヶ月保存後の電池の電解液中のM
n濃度を測定した結果を示すもので、カーボンブラック
を添加しない場合の、60℃、3ヶ月保存後のMn濃度
を100とする濃度比として示したものである。この場
合の、濃度の定量は、電池を解体して採取した電解液1
〔ml〕を純水で100倍に希釈してICP(Inductivel
y Coupled Plasmaanalysis: 誘導結合高周波プラズマ発
光分光分析)によった。
を5重量%に選定して、カーボンブラック量を変化させ
たときの、60℃、3ヶ月保存後の電池の電解液中のM
n濃度を測定した結果を示すもので、カーボンブラック
を添加しない場合の、60℃、3ヶ月保存後のMn濃度
を100とする濃度比として示したものである。この場
合の、濃度の定量は、電池を解体して採取した電解液1
〔ml〕を純水で100倍に希釈してICP(Inductivel
y Coupled Plasmaanalysis: 誘導結合高周波プラズマ発
光分光分析)によった。
【0087】図5から、容量維持率の高い電池は、電解
液中へのMn溶出量が少なく、Mn溶出量と充放電性能
劣化には相関関係があることが判明した。これは、炭酸
リチウム量とカーボンブラック量とを適正化することに
より、正極の保液性が向上し、かつリチウムマンガンス
ピネル酸化物表面近傍の電解液が、より塩基性になり、
その結果、高温保存中のMnの溶出が抑制され、ひいて
は、正極の充放電性能、負極へのMn析出、電解液の劣
化が抑制されることに因ると考えられる。
液中へのMn溶出量が少なく、Mn溶出量と充放電性能
劣化には相関関係があることが判明した。これは、炭酸
リチウム量とカーボンブラック量とを適正化することに
より、正極の保液性が向上し、かつリチウムマンガンス
ピネル酸化物表面近傍の電解液が、より塩基性になり、
その結果、高温保存中のMnの溶出が抑制され、ひいて
は、正極の充放電性能、負極へのMn析出、電解液の劣
化が抑制されることに因ると考えられる。
【0088】また、同様の条件による保存後の、電池の
重負荷特性の測定結果を、図6および図7に示す。図6
は、正極合剤中の炭酸リチウムを5重量%として、カー
ボンブラックの添加量を変えた場合の容量比(30A放
電時の容量/3A放電時の容量)%を測定したもので、
図7は、正極合剤中のカーボンブラック量を、3重量%
として、炭酸リチウム量を変えた場合の容量比(30A
放電時の容量/3A放電時の容量)%を測定したもの
で、カーボンブラック量が0.05重量%未満の場合お
よび炭酸リチウムが0.5重量%未満の場合は、上述し
た保存後の劣化が激しく、重負荷特性が低下した。ま
た、カーボンブラック量が10重量%を越えた場合は、
電極が厚くなることから重負荷特性が低下した。
重負荷特性の測定結果を、図6および図7に示す。図6
は、正極合剤中の炭酸リチウムを5重量%として、カー
ボンブラックの添加量を変えた場合の容量比(30A放
電時の容量/3A放電時の容量)%を測定したもので、
図7は、正極合剤中のカーボンブラック量を、3重量%
として、炭酸リチウム量を変えた場合の容量比(30A
放電時の容量/3A放電時の容量)%を測定したもの
で、カーボンブラック量が0.05重量%未満の場合お
よび炭酸リチウムが0.5重量%未満の場合は、上述し
た保存後の劣化が激しく、重負荷特性が低下した。ま
た、カーボンブラック量が10重量%を越えた場合は、
電極が厚くなることから重負荷特性が低下した。
【0089】上述したところから明らかなように、本発
明による正極電極を構成する上記正極活物質を有する正
極合剤として、この正極合剤に対して炭酸リチウムを
0.5重量%以上8.0重量%以下、カーボンブラック
を0.05重量%以上10.0重量%以下添加した構成
とするとき、高温保存後の容量劣化が抑制され、かつ重
負荷特性に優れた非水電解液2次電池が構成できる。
明による正極電極を構成する上記正極活物質を有する正
極合剤として、この正極合剤に対して炭酸リチウムを
0.5重量%以上8.0重量%以下、カーボンブラック
を0.05重量%以上10.0重量%以下添加した構成
とするとき、高温保存後の容量劣化が抑制され、かつ重
負荷特性に優れた非水電解液2次電池が構成できる。
【0090】また、正極合剤に添加するカーボンブラッ
クは、上述したケッチェンブラックに限られるものでは
なく、ASTM D2414に基くDBP(ジブチルフ
タレート)吸油量が100[ml/100g] 以上1000[ml/
100g] 以下の例えばアセチレンブラック等のカーボンブ
ラックを用いることもできるものである。
クは、上述したケッチェンブラックに限られるものでは
なく、ASTM D2414に基くDBP(ジブチルフ
タレート)吸油量が100[ml/100g] 以上1000[ml/
100g] 以下の例えばアセチレンブラック等のカーボンブ
ラックを用いることもできるものである。
【0091】尚、上述した実施形態においては、円筒型
電池とした場合であるが、例えばコイン型電池において
も、すなわちリチウム金属を負極活物質とする負極電極
においても上述した本発明による正極電極構成とすると
きは同様の効果が得られた。このことは、上述したよう
に、炭酸リチウム量とカーボンブラック量とを適正化す
ることにより、正極保液性が向上し、かつリチウムマン
ガンスピネル酸化物表面近傍の電解液が、より塩基性に
なり、その結果、高温保存中のMnの溶出が抑制され、
ひいては、正極の充放電性能、負極へのMn析出、電解
液の劣化が抑制される動作が、この構成においても妨げ
られないことから当然に得られる効果である。
電池とした場合であるが、例えばコイン型電池において
も、すなわちリチウム金属を負極活物質とする負極電極
においても上述した本発明による正極電極構成とすると
きは同様の効果が得られた。このことは、上述したよう
に、炭酸リチウム量とカーボンブラック量とを適正化す
ることにより、正極保液性が向上し、かつリチウムマン
ガンスピネル酸化物表面近傍の電解液が、より塩基性に
なり、その結果、高温保存中のMnの溶出が抑制され、
ひいては、正極の充放電性能、負極へのMn析出、電解
液の劣化が抑制される動作が、この構成においても妨げ
られないことから当然に得られる効果である。
【0092】また、本発明による非水電解液2次電池
は、上述した実施形態、例に限られるものではなく、各
種構造の非水電解液2次電池、特に非水電解液リチウム
イオン2次電池に適用することができる。
は、上述した実施形態、例に限られるものではなく、各
種構造の非水電解液2次電池、特に非水電解液リチウム
イオン2次電池に適用することができる。
【0093】
【発明の効果】上述したように、本発明による非水電解
液2次電池は、その正極電極における炭酸リチウムとカ
ーボンブラック量を適正化することにより、高温保存後
の容量劣化を効果的に抑制することができ、かつ重負荷
特性に優れた電池を構成することができるので、ハイブ
リッドカー等の電動自動車の電源としての2次電池や、
大出力いわゆるパワーツール用2次電池として用いて好
適なものである。
液2次電池は、その正極電極における炭酸リチウムとカ
ーボンブラック量を適正化することにより、高温保存後
の容量劣化を効果的に抑制することができ、かつ重負荷
特性に優れた電池を構成することができるので、ハイブ
リッドカー等の電動自動車の電源としての2次電池や、
大出力いわゆるパワーツール用2次電池として用いて好
適なものである。
【図1】本発明による非水電解液2次電池の一例の概略
断面図である。
断面図である。
【図2】本発明による非水電解液2次電池の電池本体の
構成を示す斜視図である。
構成を示す斜視図である。
【図3】非水電解液2次電池の高温(60℃)保存後の
カーボンブラック量と容量維持率との関係の測定結果を
示す図である。
カーボンブラック量と容量維持率との関係の測定結果を
示す図である。
【図4】図3の一部を拡大した図である。
【図5】非水電解液2次電池の高温(60℃)保存後の
カーボンブラック量とMn濃度比との関係の測定結果を
示す図である。
カーボンブラック量とMn濃度比との関係の測定結果を
示す図である。
【図6】非水電解液2次電池の、重負荷特性のカーボン
ブラック量に対する依存性の測定結果を示す図である。
ブラック量に対する依存性の測定結果を示す図である。
【図7】非水電解液2次電池の、重負荷特性の炭酸リチ
ウム量に対する依存性の測定結果を示す図である。
ウム量に対する依存性の測定結果を示す図である。
1・・・外装缶、2・・・電池本体、3・・・正極集電
体、4・・・負極集電体、5・・・安全弁、5a・・・
突出部、6・・・トップカバー、7・・・ガスケット、
8・・・リード片、9・・・サブディスク、10・・・
ストリップディスク、11・・・リング状絶縁体、21
・・・正極電極、21L・・・正極リード、22・・・
負極電極、22L・・・負極リード、23・・・セパレ
ータ、24・・・巻芯、25・・・絶縁カバー、31,
32・・・集電金属箔、41・・・正極活物質、42・
・・負極活物質
体、4・・・負極集電体、5・・・安全弁、5a・・・
突出部、6・・・トップカバー、7・・・ガスケット、
8・・・リード片、9・・・サブディスク、10・・・
ストリップディスク、11・・・リング状絶縁体、21
・・・正極電極、21L・・・正極リード、22・・・
負極電極、22L・・・負極リード、23・・・セパレ
ータ、24・・・巻芯、25・・・絶縁カバー、31,
32・・・集電金属箔、41・・・正極活物質、42・
・・負極活物質
Claims (1)
- 【請求項1】 リチウムイオンのドープおよび脱ドープ
が可能な炭素材料またはリチウム金属、リチウム合金を
負極活物質とする負極電極と、 Lix Mn(2-y) My O4 (Mは、Co,Ni,Cr,
Fe,Al、V,Tiの内の1種以上)で、0<x<
2,0≦y<2の組成のリチウム複合酸化物を正極活物
質とする正極電極とを有する非水電解液2次電池であっ
て、 正極電極を構成する上記正極活物質を有する正極合剤と
して、該正極合剤に対して炭酸リチウムを0.5重量%
以上8.0重量%以下、ASTM D2414に基くD
BP(ジブチルフタレート)吸油量が100[ml/100g]
以上1000[ml/100g] 以下のカーボンブラックを0.
05重量%以上10.0重量%以下添加して成ることを
特徴とする非水電解液2次電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34799099A JP2001167767A (ja) | 1999-12-07 | 1999-12-07 | 非水電解液2次電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34799099A JP2001167767A (ja) | 1999-12-07 | 1999-12-07 | 非水電解液2次電池 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001167767A true JP2001167767A (ja) | 2001-06-22 |
Family
ID=18393999
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34799099A Pending JP2001167767A (ja) | 1999-12-07 | 1999-12-07 | 非水電解液2次電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001167767A (ja) |
Cited By (20)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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KR20180087440A (ko) | 2016-01-22 | 2018-08-01 | 아사히 가세이 가부시키가이샤 | 비수계 리튬 축전 소자 |
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US11967720B2 (en) | 2017-09-14 | 2024-04-23 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Electrode and nonaqueous electrolyte battery |
-
1999
- 1999-12-07 JP JP34799099A patent/JP2001167767A/ja active Pending
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KR20180084150A (ko) | 2016-01-22 | 2018-07-24 | 아사히 가세이 가부시키가이샤 | 비수계 리튬 축전 소자 |
KR20180085046A (ko) | 2016-01-22 | 2018-07-25 | 아사히 가세이 가부시키가이샤 | 비수계 리튬형 축전 소자 |
KR20180087421A (ko) | 2016-01-22 | 2018-08-01 | 아사히 가세이 가부시키가이샤 | 비수계 리튬 축전 소자 |
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KR20190131615A (ko) | 2016-01-22 | 2019-11-26 | 아사히 가세이 가부시키가이샤 | 비수계 리튬 축전 소자 |
US10636582B2 (en) | 2016-01-22 | 2020-04-28 | Asahi Kasei Kabushiki Kaisha | Nonaqueous lithium-type power storage element |
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