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JP2001162953A - 熱転写受像シートと、その製造方法及びその使用方法 - Google Patents

熱転写受像シートと、その製造方法及びその使用方法

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JP2001162953A
JP2001162953A JP34876599A JP34876599A JP2001162953A JP 2001162953 A JP2001162953 A JP 2001162953A JP 34876599 A JP34876599 A JP 34876599A JP 34876599 A JP34876599 A JP 34876599A JP 2001162953 A JP2001162953 A JP 2001162953A
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thermal transfer
image
receiving sheet
transfer image
perforation
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JP34876599A
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Takayuki Imai
貴之 今井
Kozo Odamura
耕造 小田村
Katsuyuki Oshima
克之 大嶋
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成物の端辺に余白を生じることなく、
全面に熱転写画像を有する印画物を単純なプリンター
で、安価に、また容易に入手でき、画像品質の優れた熱
転写受像シートと、その製造方法及びその使用方法を提
供する。 【解決手段】 本発明の熱転写受像シートは、基材1上
に、染料受容層2を設けてあり、かつ画像形成領域5内
に、折って切り離し可能なミシン目3を有するもので、
該ミシン目3が形成された部分をプレスロールで加圧し
て、平滑化されたもので、熱転写画像にミシン目による
転写ムラ等が生じることなく、また該ミシン目で折っ
て、ミシン目を間にして左右の部分を分離して、端部を
取り除いて、画像形成物の端辺に画像抜け(白抜け)が
目立たなく、全面に熱転写画像を有する印画物を容易に
入手することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱転写シートと重
ね合わせ、サーマルヘッドやレーザー光をデバイスとし
て、昇華性染料の色材を熱転写することにより画像が形
成される熱転写受像シートに関し、端辺に余白を生じる
ことなく、全面に熱転写画像が形成された画像形成物を
容易に得ることができるものであり、また、その熱転写
受像シートの製造方法と、その熱転写受像シートの使用
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、熱転写方式を用いて被転写体
に文字や画像を形成することが行われている。熱転写方
式としては、感熱昇華型転写方式と感熱溶融型転写方式
が広く用いられている。このうち、感熱昇華型転写方式
は、昇華性染料を色材とし、それを画像情報に応じて発
熱制御されたサーマルヘッドやレーザー光等の加熱デバ
イスを用いて、熱転写シート上の昇華性染料層中の染料
を熱転写受像シート等の被転写体に移行させて画像を形
成させる方式である。
【0003】この感熱昇華型転写方式は、極めて短時間
の加熱によってドット単位で染料の移行量を制御でき
る。このように形成された画像は、使用する色材が染料
であることから非常に鮮明であり、且つ透明性に優れて
いるため、得られる画像は中間調の再現性や階調性に優
れ、極めて高精細な画像を得ることができる。このた
め、フルカラー銀塩写真に匹敵する高品質の画像を得る
ことができる。
【0004】マルチメディアに関連した様々なハードお
よびソフトの発達により、この熱転写方式は、コンピュ
ーターグラフィックス、衛星通信による静止画像そして
CDROMその他に代表されるデジタル画像およびビデ
オ等のアナログ画像のフルカラーハードコピーシステム
として、その市場を拡大している。
【0005】この熱転写方式による熱転写受像シートの
具体的な用途は、多岐にわたっている。代表的なものと
しては、印刷の校正刷り、画像の出力、CAD/CAM
などの設計およびデザインなどの出力、CTスキャンや
内視鏡カメラなどの各種医療用分析機器、測定機器の出
力用途そしてインスタント写真の代替として、また身分
証明書やIDカード、クレジットカード、その他カード
類への顔写真などの出力、さらに遊園地、ゲームセンタ
ー、博物館、水族館などのアミューズメント施設におけ
る合成写真、記念写真、絵ハガキとしての用途などをあ
げることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような熱転写方式
の画像形成において、枚葉の熱転写受像シートの受像側
の全面に画像形成し、端辺に余白がなく、写真プリント
と同様の用途で使用したい要望が高くなっている。それ
に対して、例えば、特開平8−169129にあるよう
に、画像形成時には長尺体の受像シートを用いて、画像
形成後に、余白部を切断する方法が挙げられているが、
受像シートの供給方式がロール状のプリンターとなり、
切断装置が必要となったり、装置が複雑で、高価になっ
てしまうという問題がある。
【0007】また、枚葉の受像シートを供給して、熱転
写画像を形成し、余白部を鋏で切り取ったり、予め受像
シートに切り取り用のミシン目を設けておき、画像形成
後に余白部をそのミシン目から切り取ることで取り除く
ことが挙げられる。しかし、前者の場合、鋏で切り取る
際に、鋏をわざわざ用意する等の手間がかかり、後者で
はミシン目にかかった部分の画像に抜けが目立ち実用で
きるものではない。このように、端辺に余白を生じるこ
となく、全面に熱転写画像が形成された画像形成物を容
易に、また満足できる品質で得られなかった。
【0008】したがって、上記課題を解決するために、
本発明の目的は、画像形成物の端辺に余白を生じること
なく、全面に熱転写画像を有する印画物を単純なプリン
ターで、安価に、また容易に入手でき、画像品質の優れ
た熱転写受像シートと、その製造方法及びその使用方法
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、基材上に、染料受容層を設けた熱転写受
像シートにおいて、画像形成領域内に、折って切り離し
可能なミシン目を有することを特徴としている。また、
前記のミシン目で1回折って、さらに折り返す程度で、
切り離し可能であることが好ましい。前記のミシン目で
の折れ強度が120〜200gf/100mm巾である
ことが望ましい。また、前記のミシン目が形成された部
分をプレスロールで加圧して、平滑化されたものが好ま
しく、用いられる。
【0010】基材上に、染料受容層を設けてあり、かつ
画像形成領域内に、折って切り離し可能なミシン目を有
する熱転写受像シートの製造方法において、該基材上に
染料受容層を形成した後に、ミシン目加工を行い、その
後にミシン目が形成された部分をプレスロールで加圧し
て、平滑化することを特徴とする。また、前記のミシン
目加工を熱転写受像シートの受容層面から行い、その後
に該熱転写受像シートの裏面側からプレスロールで加圧
することが好ましい。さらに、基材上に、染料受容層を
設けてあり、かつ画像形成領域内に、折って切り離し可
能なミシン目を有する熱転写受像シートの使用方法にお
いて、該熱転写受像シートに画像を形成し、該ミシン目
で折って、ミシン目を間にして左右の部分を分離して、
端部を取り除いて印画物を得ることを特徴としている。
【0011】本発明の熱転写受像シートは、基材上に、
染料受容層を設けてあり、かつ画像形成領域内に、折っ
て切り離し可能なミシン目を有するもので、該ミシン目
が形成された部分をプレスロールで加圧して、平滑化さ
れたもので、熱転写画像にミシン目による転写ムラ等が
生じることなく、また該ミシン目で折って、ミシン目を
間にして左右の部分を分離して、端部を取り除いて、画
像形成物の端辺に画像抜け(白抜け)が目立たなく、全
面に熱転写画像を有する印画物を容易に入手することが
できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、好ましい実施の形態を挙
げて、本発明を更に詳しく説明する。図1は、本発明の
熱転写受像シートの一例を示す断面図である。熱転写受
像シートは、基材1上に染料受容層2を設けていて、画
像形成領域5内に、折って切り離し可能なミシン目3、
4がある。また、図2に本発明の熱転写受像シートの他
の例を示す断面図であり、基材1上に、中間層6を介し
て、染料受容層2を設け、また基材1の他方の面に、裏
面層7を設けたものであり、画像形成領域5内に、折っ
て切り離し可能なミシン目3、4、8、9が設けてあ
る。
【0013】図3は、本発明の熱転写受像シートの他の
例を示す断面図であり、基材1が紙10芯材の一方の面
に、ミクロボイドを有するフィルム11を接着剤層13
を介して設け、また紙10芯材の他方の面に、フィルム
12を接着剤層14を介して設け、ミクロボイドを有す
るフィルム11の上に染料受容層2を設け、フィルム1
1の上には、裏面層7を設けた構成であり、画像形成領
域5内に、折って切り離し可能なミシン目3、4が設け
てある。
【0014】以下に、本発明の熱転写受像シートの構成
する各層とミシン目、その形成方法と熱転写受像シート
の製造方法及び熱転写受像シートの使用方法について説
明する。 (基材)熱転写受像シートに用いる基材1としては、受
容層を保持するという役割を有するとともに、画像形成
時に加えられる熱に耐え、取り扱い上支障のない機械的
特性を有することが望ましい。このような基材の材料は
特に限定されず、例えば、ポリエステル、ポリアリレー
ト、ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリイミド、ポ
リエーテルイミド、セルロース誘導体、ポリエチレン、
エチレン・酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレン、ポリ
スチレン、アクリル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリ
デン、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、
ナイロン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリサルフォ
ン、ポリエーテルサルフォン、テトラフルオロエチレン
・パーフルオロアルキルビニルエーテル、ポリビニルフ
ルオライド、テトラフルオロエチレン・エチレン、テト
ラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン、ポリ
クロロトリフルオロエチレン、ポリビニリデンフルオラ
イド等の各種プラスチックフィルムまたはシートが使用
でき、特に限定されない。
【0015】上記にあげたものやこれらの合成樹脂に白
色顔料や充填剤を加えて成膜した白色フィルム、あるい
は基材内部に空隙(ミクロボイド)を有するシート、他
にコンデンサーペーパー、グラシン紙、硫酸紙、合成紙
(ポリオレフィン系、ポリスチレン系)、上質紙、アー
ト紙、コート紙、キャストコート紙、合成樹脂又はエマ
ルジョン含浸紙、合成ゴムラテックス含浸紙、合成樹脂
内添紙、セルロース繊維紙等を用いることができる。上
記の基材内部に空隙(ミクロボイド)を有するものは、
従来公知のものでよく、例えば、東洋紡績株式会社製の
トヨパールSSP4255(厚み35μm)、モービル
プラスチックヨーロッパ製のMW247(厚み35μ
m)等の基材内部にミクロボイド(微細な空孔)を有す
るポリプロピレンフィルム、ダイヤホイル株式会社製の
W−900(50μm)、東レ株式会社製のE−60
(50μm)等の内部にミクロボイドを有するポリエチ
レンテレフタレートフィルムが好ましく使用される。
【0016】また、基材として、上記の基材の複数の任
意の組合わせで、接着剤層により貼り合わせた基材、す
なわち貼り合わせ基材も使用できる。貼り合わせ基材
は、セルロース繊維紙やプラスチックフィルム等の芯材
に接着剤層を用いて、合成紙や基材内部に空隙(ミクロ
ボイド)を有するフィルム等のクッション性のある貼合
材と貼り合わせることができる。尚、貼り合わせ基材
は、芯材の片側に、貼合材を貼り合わせても、芯材の両
側に貼合材を貼り合わせたものでも、いずれでも良い。
貼り合わせの方法は、ドライラミネ−ション、ウエット
ラミネ−ション、ノンソルベントラミネーション、EC
ラミネ−ション、ヒ−トシ−ル等公知の方法を使用する
ことができる。接着剤層は、芯材側に塗工してもよい
し、貼合材側に塗工してもよいが、芯材に紙を用いる場
合は紙の地合いを効果的に消すために、紙側に塗工する
ことが好ましい。また、上記の基材の表面及び又は裏面
に、コロナ放電処理等の易接着処理した基材も使用でき
る。
【0017】(接着剤層)貼り合わせ基材で使用する接
着剤層13、14は、接着剤を主体として構成される。
接着剤としては、接着機能を有するものであれば、特に
制限はなく、例えば、ウレタン系樹脂、α−オレフィン
−無水マレイン酸樹脂等のポリオレフィン系樹脂、ポリ
エステル系樹脂、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、ウ
リア系樹脂、メラミン系樹脂、フェノール系樹脂、酢酸
ビニル系樹脂、シアノアクリレート系樹脂等が使用でき
る。中でもアクリル系樹脂の反応型のものや、変成した
もの等が好ましく使用することができる。
【0018】また、接着剤を硬化剤を用いて硬化させる
と、接着力も向上し、耐熱性も上がるため好ましい。硬
化剤としては、イソシアネート化合物が一般的である
が、脂肪族アミン、環状脂肪族アミン、芳香族アミン、
酸無水物等を使用することができる。接着剤層の形成
は、一般的に行われている塗工手段を用いることがで
き、例えばグラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラビ
ア版を用いたリバースロールコーティング法等の手段に
より、塗工し、乾燥する。
【0019】(受容層)基材上に設ける受容層2は、従
来公知のものが使用できる。例えば、受容層2は、色材
を転写または染着し易い樹脂を主成分とするワニスに、
必要に応じて離型剤等の各種添加剤を加えて構成する。
染着し易い樹脂は、ポリプロピレン等のポリオレフィン
樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等のハロゲ
ン化樹脂、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル酸エステル等
のビニル系樹脂、及びその共重合体、ポリエチレンテレ
フタレ−ト、ポリプチレンテレフタレ−ト等のポリエス
テル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、
エチレンやプロピレン等のオレフィンと他のビニル系モ
ノマ−との共重合体、アイオノマ−、セルロ−ス誘導体
等の単体、又は混合物を用いることができ、これらの中
でもポリエステル系樹脂、及びビニル系樹脂が好まし
い。
【0020】受容層は、画像形成時に熱転写シ−トとの
熱融着を防ぐために、離型剤を配合することもできる。
離型剤は、シリコ−ンオイル、リン酸エステル系可塑
剤、フッ素系化合物を用いることができるが、この中で
もシリコ−ンオイルが好ましく用いられる。離型剤の添
加量は、受容層形成樹脂に対して0.2〜30質量部が
好ましい。離型剤は、上述のように受容層に添加しても
よいが、受容層表面に上述の材料を用いて別途形成して
も良い。受容層中には、必要に応じて蛍光増白剤その他
の添加剤を添加してもよい。受容層の塗布は、ロ−ルコ
−ト、バ−コ−ト、グラビアコ−ト、グラビアリバ−ス
コ−ト等の一般的な方法で行なわれる。そして、その塗
布量は0.5〜10g/m2(固形分換算)が好まし
い。尚、熱転写受像シートは、基材を適宜選択すること
によって、郵便葉書、各種カード類、透過型原稿作成用
シート等の多くの用途に適用することができ、その基材
が染着性のあるものであれば、受容層を設けないで、基
材自体の上に熱転写画像を形成することも可能である。
【0021】(中間層)本発明においては、基材と受容
層の間に各種の樹脂からなる中間層6を設けることもで
きる。中間層の機能として、耐溶剤性能、バリア性能、
接着性能、白色付与能、隠蔽性能、クッション性、帯電
防止性などが挙げられるが、これらに限定されることな
く、従来公知の中間層全てが使用できる。このような中
間層に様々な役割を担わせることで熱転写受像シートに
優れた機能を付加することができる。例をあげると、ク
ッション性を付与する樹脂として、弾性変形や塑性変形
の大きな樹脂、例えば、ポリオレフィン系樹脂、ビニル
系共重合体樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリアミド系樹
脂などを用いて、熱転写受像シートの印字感度を向上さ
せたり、画像のざらつきを防止することができる。その
他、ガラス転移温度が60℃以上の樹脂や、硬化剤等に
より硬化させた樹脂を用いて中間層を設けた場合には、
熱転写受像シートを複数枚重ねて保存したときにシート
同士が密着してしまうのを防止するなど、熱転写受像シ
ートの保存性能を向上させることができる。
【0022】本発明の熱転写受像シートの中間層では、
熱可塑性樹脂からなるバインダーに、帯電防止性を有し
た導電性物質として、例えば導電性針状結晶を分散して
形成することが好ましく行われる。この帯電防止性をも
たせることで、熱転写受像シートの熱転写プリンターの
供給時のダブルフィード等の搬送トラブルを防止するこ
とができる。その導電性針状結晶は針状結晶の表面を導
電剤で処理することにより得られる。針状結晶として
は、チタン酸カリウム、酸化チタン、ホウ酸アルミニウ
ム、炭化珪素、窒化珪素等が挙げられる。そして、白色
に着色させる点からTiO2系化合物が好ましく、さら
に分散に対する安定性を考慮する必要があるが、分散強
度に対する導電性の安定度という点でTiO2は硬度が
高く、非常に優れており好ましい。硬度が低い場合に
は、分散時に結晶が折れ、導電性の低下を招くとともに
塗料化時の若干の分散の変動で導電性が変化する問題が
生じる。導電剤としては、SnO2/Sb系、InO3
Sn系、ZnO/Al系が一般に知られており用いるこ
とができるが、導電性、安定性、コスト等を考慮した場
合、SnO2/Sb系が最も好ましい。
【0023】導電性針状結晶の添加量としては、樹脂バ
インダーに対し1質量%〜500質量%程度まで添加す
ることが可能であるが、少なすぎる場合には安定した導
電性が得られず、また多すぎる場合にはコスト的にも不
利であり、また着色の問題が発生する場合がある。よっ
て、添加量としては樹脂バインダーに対し10質量%〜
200質量%が好ましい。このような導電層である中間
層には、白色度、隠蔽性、調色等の目的に応じて種々の
顔料、染料、蛍光増白剤、その他添加剤を導電性を損ね
ないレベルで加えること可能である。
【0024】(プライマー層)基材の表面および/また
は裏面に、アクリル酸エステル樹脂やポリウレタン樹脂
やポリエステル樹脂などの接着性樹脂からなるプライマ
ー層を塗布して、基材とその基材上に設ける層との接着
性を向上させることができる。接着性樹脂としては、例
えば、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリ
アクリル系樹脂、ポリビニルホルマール系樹脂、エポキ
シ系樹脂、ポリビニルブチラール系樹脂、ポリアミド系
樹脂、ポリエーテル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、スチ
レン−アクリル共重合体系樹脂等が挙げられる。
【0025】(裏面層)基材の受容層を設けた面と反対
の面に、熱転写受像シートの搬送性の向上や、カール防
止などのために、裏面層7を設けることができる。この
ような機能をもつ裏面層として、アクリル系樹脂、セル
ロース系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリビニルアセ
タール樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリアミド樹
脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ハロゲ
ン化ポリマー等の樹脂中に、添加剤として、アクリル系
フィラー、ポリアミド系フィラー、フッ素系フィラー、
ポリエチレンワックスなどの有機系フィラー、及び二酸
化珪素や金属酸化物などの無機フィラーを加えたものが
使用できる。
【0026】この裏面層として、上述の樹脂を硬化剤に
より硬化したものを使用することがさらに好ましい。硬
化剤としては、一般的に公知のものが使用できるが、中
でもイソシアネート化合物が好ましい。さらに、上記裏
面スリップ層中には、添加剤として、有機フィラーまた
は無機フィラーを添加しても良い。これらのフィラーの
働きで、プリンター内での熱転写受像シートの搬送性が
向上し、また、ブロッキングを防ぐなど熱転写受像シー
トの保存性も向上する。有機フィラーとして、アクリル
系フィラー、ポリアミド系フィラー、フッ素系フィラ
ー、ポリエチレンワックスなどがあげられる。この中で
は、特にポリアミド系フィラーが好ましい。また、無機
フィラーとして、二酸化珪素や金属酸化物などがあげら
れる。
【0027】(ミシン目)本発明の熱転写受像シートで
は、熱転写の画像形成領域内に、折って切り離し可能な
ミシン目3、4、8、9を有している。ミシン目とし
て、ミシン目での折れ強度が120〜200gf/10
0mm巾になるように加工することが望ましい。この範
囲の折れ強度にすることで、ミシン目で1回折って、さ
らに折り返す程度で、切り離し可能となる。折れ強度が
120gf/100mm巾未満であると、プリンターで
の搬送中にミシン目から熱転写受像シートが切れたり、
プリンターで使用する前にミシン目が切れていたり、ト
ラブルとなる。一方、折れ強度が200gf/100m
m巾を越えると、1回折って、さらに折り返す程度では
切り離すことができず、またミシン目で切り離された切
り口の毛羽立ちが目立ったりする等好ましくない。
【0028】ここで、ミシン目での折れ強度とは、図4
に示すように、ミシン目3の長さを100mmで切断し
て、ミシン目3を中央にして片側の熱転写受像シート2
3を水平板17に両面テープ等で固定し、他方の側の熱
転写受像シート23を180°の角度で折り返す方向
(図の矢印方向)に、200mm/minの引張り速度
で引張り、ミシン目3が折れて切り離れた時の力を測定
したものである。但し、その測定器はテンシロン引張り
試験機を用いる。上記範囲のミシン目での折れ強度にす
るには、熱転写受像シートの特に基材の厚さや強度に応
じて、カット部15とアンカット部16の繰り返しから
なるミシン目において(図4参照)、適宜、そのカット
部とアンカット部の寸法を調整することになる。例え
ば、熱転写受像シートの基材の厚みが200μm程度
で、カット部を0.2〜0.25mm、アンカット部を
0.25〜0.38mm程度にして組み合わせたミシン
目を用いることができる。
【0029】また、ミシン目が形成された部分におい
て、受容層面側からミシン目加工した場合、図5(a)
に示すように、受容層側に、バリ18が発生しやすい。
そのバリ18のために、熱転写受像シートの平面性が失
われて、ミシン目3付近及びミシン目3にかかるように
熱転写画像を形成して、そのミシン目を切り離して印画
物を得る使用において、ミシン目付近の切り離した端辺
に画像抜け(白抜け)が目立ち、印画物の体裁が低下
し、つまり印字物の見栄えが悪く、好ましくない。した
がって、ミシン目が形成された部分をプレスロールで加
圧して、ミシン目に生じたバリを平滑化することが好ま
しい。これにより、ミシン目付近の切り離した端辺に画
像抜け(白抜け)が目立たなく、画像品質の優れた熱転
写受像シートが得られる。
【0030】(熱転写受像シートの製造方法)本発明の
熱転写受像シートの製造方法は、基材上に、染料受容層
を設けてあり、かつ画像形成領域内に、折って切り離し
可能なミシン目を有する熱転写受像シートの製造におい
て、該基材上に染料受容層を形成した後に、ミシン目加
工を行い、その後にミシン目が形成された部分をプレス
ロールで加圧して、平滑化するものである。
【0031】ミシン目の加工方法としては、ミシン刃を
取り付けた上型と台座の間に、熱転写受像シートを挿入
し、上型を上下動させる方法や、図6に示すように、ロ
ールシリンダーに平板状の横ミシン刃19を取り付け、
そのミシン刃19と接触する圧胴22により、ミシン刃
19と圧胴22の間に熱転写受像シート23を搬送させ
て、ロールシリンダーと圧胴を回転させて、熱転写受像
シート23にミシン目3の加工を施す方法(いわゆる横
ミシン目加工)や、図7に示すように、円盤状の縦ミシ
ン刃20と、その縦ミシン刃20と接触する圧胴22を
用いて、縦ミシン刃20と圧胴22の間に熱転写受像シ
ート23を搬送させて、縦ミシン刃20と圧胴22を回
転させて、熱転写受像シート23にミシン目3の加工を
施す方法(いわゆる縦ミシン目加工)や、また熱転写受
像シートに非接触で、YAGレーザー等のレーザー光を
用いて、ミシン目加工を施すことも可能である。
【0032】本発明の熱転写受像シートにミシン目加工
を容易に、また大量に行うには上記の方法の中で、特に
縦ミシン刃を用いてミシン目加工を行うことが好まし
い。それは、縦ミシン刃による加工方法では、ミシン加
工の位置合わせがX,Y軸の1軸のみで済み、簡単に行
うことができるからである。尚、図1、3に示すような
ミシン目を熱転写受像シートに2本平行に加工されたも
のは、縦ミシン刃を2枚用いて得られるが、図2に示す
ような熱転写受像シートにミシン目が縦と横方向に各2
本ずつ形成されている場合には、一方向の2本は縦ミシ
ン刃で形成し、他方向の2本は横ミシン刃で形成するこ
とが好ましい。ミシン目は、そのミシン目の部分を手で
折って切り離し可能なもので、好ましくはミシン目の部
分で1回折って、さらに折り返す程度で、切り離し可能
なものである。
【0033】ミシン目加工を行った後に、ミシン目が形
成された部分をプレスロールで加圧して、ミシン目に生
じたバリを平滑化することが好ましい。すなわち、図8
に示すように、縦ミシン刃の先端を切除して平坦化した
ようなプレスロール21を、バリの生じた部分に対応す
る裏面側から当てて、ミシン目3に沿って圧胴22とで
加圧し、押さえ加工を施す。加圧の条件は、強すぎると
プレスロール21の跡が筋状に凹部となって残ってしま
い画像抜けになり、好ましくない。また加圧が弱すぎる
と、ミシン目のバリを平滑化することができない。
【0034】プレスロールは、図5(b)に示すように
ロールの両側の角(エッジ)にRを付けて、プレスロー
ルによる加圧の跡が熱転写受像シート、特に受容層面側
で目立たないようにすることが好ましい。また、プレス
ロールによる加圧を熱転写受像シート全面に行うことも
可能ではあるが、プレスロールにゴミ等が挟まったりし
て、押圧により熱転写受像シートに跡が周期的に付きや
すく、好ましくない。したがって、幅が10mm以下程
度のプレスロールでミシン目が形成された部分を加圧す
ることが好ましい。
【0035】図5(b)に示すようにミシン目のバリ1
8を平滑化するように、加圧条件を調整することにな
る。圧胴とプレスロールの両者の接触する表面の材質
は、例えばステンレス鋼等の合金のような耐摩耗性に優
れたものが好ましく用いられる。また、圧胴とプレスロ
ールとの加圧条件は、熱転写受像シートの厚さや硬さに
より適宜調整するが、例えば熱転写受像シートの搬送速
度、つまり加圧する回転速度が30〜40m/分の場合
で、2〜5kgf/4.5mm巾の加圧をすることが挙
げられる。
【0036】(熱転写受像シートの使用方法)本発明の
熱転写受像シートの使用方法は、基材上に、染料受容層
を設けてあり、かつ画像形成領域内に、折って切り離し
可能なミシン目を有する熱転写受像シートにおいて、該
熱転写受像シートに画像を形成し、該ミシン目で折っ
て、ミシン目を間にして左右の部分を分離して、端部を
取り除いて最終的に印画物を得るものである。上記の画
像形成は、染料層を有する熱転写シートから染料を受容
層に転写して画像を形成し、また耐久性をもたせるため
に、画像上の全面または一部に保護層を転写することが
できる。上記のミシン目を折る際に、ミシン目で1回折
って、さらに折り返す程度で、ミシン目から切り離せる
ようなミシン目が好ましく用いられる。以上のような使
用方法によって、画像形成物の端辺に余白が生じること
なく、全面に熱転写画像を有する印画物を容易に入手で
き、また画像品質の優れた印画物が得られる。
【0037】
【実施例】以下に、実施例及び比較例を示し、本発明を
具体的に説明する。 (実施例1)貼り合わせ基材の芯材である上質紙(坪量
157g/m2)の受容層側に、基材内部にミクロボイ
ドを有するポリエチレンテレフタレートフィルム(東洋
紡(株)製、FK003、厚さ38μm)を下記組成の
接着剤層を5.0g/m2(固形分)を用いて、(接着
剤層はグラビア印刷機により塗工、乾燥して形成し
た)、貼り合わせ、さらに該上質紙の他方の面に、ポリ
エチレンテレフタレートフィルム(東レ(株)製、T−
60、厚さ25μm)を上で使用した接着剤と同じもの
を用いて、接着剤層を5.0g/m2(固形分)を用い
て(接着剤層はグラビア印刷機により塗工、乾燥して形
成した)、貼り合わせ、貼り合わせ基材を作製した。
【0038】次に、この貼り合わせ基材の内部にミクロ
ボイドを有するポリエチレンテレフタレートフィルム面
に下記組成の中間層用インキを乾燥塗布量が2.0g/
2になるようにバーコーターにより塗布し、ドライヤ
ーで乾燥し、中間層を設け、その後、中間層上に下記組
成の受容層用塗工液をバーコーターにより乾燥時5.0
g/m2になる割合で塗布し、ドライヤーで乾燥後、更
に100℃のオーブンで30秒間乾燥して染料受容層を
形成した。また、基材裏面のポリエチレンテレフタレー
トフィルム(T−60)の上に下記組成の裏面層塗工液
をバーコーターにより乾燥時5.0g/m2になる割合
で塗布し、ドライヤーで乾燥して、熱転写受像シートを
作製した。
【0039】 (接着剤層用塗工液組成) ポリエステル系粘着剤(SKダイン5273:綜研化学製) 80部 メチルエチルケトン/トルエン/酢酸エチル=1/1/1 20部 (中間層用塗工液組成) ポリエステル樹脂(WR−905、日本ポリウレタン(株)製) 13.1部 酸化チタン(TCA−888、トーケムプロダクツ(株)製) 26.2部 蛍光増白剤 0.39部 (ユビテックスBAC、CIBA−GEIGY CO.製) 水/IPA(質量比2/1) 60部
【0040】 (染料受容層用塗工液組成) 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 12.0部 (#1000A、電気化学工業(株)製) エポキシ変性シリコーン 0.8部 (X−22−3000T、信越化学工業(株)製) アミノ変性シリコーン 0.24部 (24−510、信越化学工業(株)製) メチルエチルケトン/トルエン(質量比1/1) 60部
【0041】 (裏面層塗工液組成) アクリル樹脂(BR−85、三菱レイヨン(株)製) 19.8部 ナイロンフィラー(MW−330、神東塗料(株)製) 0.6部 メチルエチルケトン/トルエン(質量比1/1) 79.6部
【0042】以上の長尺体である熱転写受像シートに対
し、画像形成領域内に、カット部が0.23mm,アン
カット部が0.28mmの繰り返しのミシン目が入るよ
うに、縦ミシン刃により、折って切り離し可能なミシン
目を形成し、その直後に、そのミシン加工とインライン
で、ミシン目が形成された部分を熱転写受像シートの裏
面側からミシン目に沿って、プレスロール(加圧巾4.
5mm)と圧胴で加圧して(プレスロールと圧胴ともに
接触する表面の材質はステンレスで、加圧条件は3kg
f/4.5mm巾)、ミシン目に生じたバリを平滑化
し、さらに100mm×169mmの大きさの枚葉にシ
ートカットし、本発明の実施例1の熱転写受像シートを
作製した。
【0043】上記の実施例の熱転写受像シートと、市販
の昇華性熱転写シートを、それぞれの受容層と染料層を
重ね合わせ、熱転写シートの裏面からサーマルヘッドで
加熱し、テストパターンの熱転写画像を形成した。印字
条件は、線密度が300dpiのサーマルヘッドを搭載
した256階調制御が可能な熱転写プリンターを使用
し、パルス幅が1ms、記録周期が2.0ms/lin
e、記録エネルギーが3.0j/cm2で、画像を形成
する。また、ミシン目にかかるように熱転写画像を形成
し、つまり熱転写画像の形成領域内に、ミシン目が位置
するようにした。尚、得られた熱転写受像シートのミシ
ン目での折れ強度は150gf/100mm巾であっ
た。
【0044】以上の画像形成物において、ミシン目の部
分で1回折って、さらに折り返して、ミシン目を間にし
て左右の部分が分離され、端部を取り除いて、印画物を
得た。その印画物は、ミシン目で切り離された端辺に、
画像抜け(白抜け)が目立たなく、全面に熱転写画像を
有し、画像品質の優れたものが得られた。また、全面に
熱転写画像を有する印画物を、受像シートの供給方式が
ロール状の複雑で、高価なプリンターが必要なく、単純
なプリンターにより、安価に、また容易に入手できた。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、以上説明したように、
基材上に、染料受容層を設けた熱転写受像シートにおい
て、画像形成領域内に、折って切り離し可能なミシン目
を有するもので、該ミシン目が形成された部分をプレス
ロールで加圧して、平滑化されたもので、熱転写画像に
ミシン目による転写ムラ等が生じることなく、また該ミ
シン目で折って、ミシン目を間にして左右の部分を分離
して、端部を取り除いて、画像形成物の端辺に画像抜け
(白抜け)が目立たなく、画像品質が優れ、全面に熱転
写画像を有する印画物を容易に入手することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱転写受像シートの一例を示す断面図
である。
【図2】本発明の熱転写受像シートの他の例を示す断面
図である。
【図3】本発明の熱転写受像シートの他の例を示す断面
図である。
【図4】ミシン目での折れ強度の測定方法を説明する概
略図である。
【図5】熱転写受像シートのバリの発生した状態と、そ
のバリが平滑化された状態を示す断面図である。
【図6】熱転写受像シートに横ミシン目加工を行う説明
図である。
【図7】熱転写受像シートに縦ミシン目加工を行う説明
図である。
【図8】ミシン目が形成された部分をプレスロールで加
圧する説明図である。
【符号の説明】
1 基材 2 染料受容層 3、4、8、9 折って切り離し可能なミシン目 5 画像形成領域 6 中間層 7 裏面層 10 紙 11 ミクロボイドを有するフィルム 12 フィルム 13、14 接着剤層 15 カット部 16 アンカット部 17 水平板 18 バリ 19 横ミシン刃 20 縦ミシン刃 21 プレスロール 22 圧胴 23 熱転写受像シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大嶋 克之 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 2H111 AA27 CA03 CA11 CA14 CA41 DA00

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材上に、染料受容層を設けた熱転写受
    像シートにおいて、画像形成領域内に、折って切り離し
    可能なミシン目を有することを特徴とする熱転写受像シ
    ート。
  2. 【請求項2】 前記のミシン目で1回折って、さらに折
    り返す程度で、切り離し可能であることを特徴とする上
    記請求項1に記載する熱転写受像シート。
  3. 【請求項3】 前記のミシン目での折れ強度が120〜
    200gf/100mm巾であることを特徴とする上記
    請求項1に記載する熱転写受像シート。
  4. 【請求項4】 前記のミシン目が形成された部分をプレ
    スロールで加圧して、平滑化されたことを特徴とする上
    記請求項1に記載する熱転写受像シート。
  5. 【請求項5】 基材上に、染料受容層を設けてあり、か
    つ画像形成領域内に、折って切り離し可能なミシン目を
    有する熱転写受像シートの製造方法において、該基材上
    に染料受容層を形成した後に、ミシン目加工を行い、そ
    の後にミシン目が形成された部分をプレスロールで加圧
    して、平滑化することを特徴とする熱転写受像シートの
    製造方法。
  6. 【請求項6】 前記のミシン目加工を熱転写受像シート
    の受容層面から行い、その後に該熱転写受像シートの裏
    面側からプレスロールで加圧することを特徴とする上記
    請求項5に記載する熱転写受像シートの製造方法。
  7. 【請求項7】 基材上に、染料受容層を設けてあり、か
    つ画像形成領域内に、折って切り離し可能なミシン目を
    有する熱転写受像シートの使用方法において、該熱転写
    受像シートに画像を形成し、該ミシン目で折って、ミシ
    ン目を間にして左右の部分を分離して、端部を取り除い
    て印画物を得ることを特徴とする熱転写受像シートの使
    用方法。
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