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JP2001162785A - 記録装置および記録方法 - Google Patents

記録装置および記録方法

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Publication number
JP2001162785A
JP2001162785A JP35348199A JP35348199A JP2001162785A JP 2001162785 A JP2001162785 A JP 2001162785A JP 35348199 A JP35348199 A JP 35348199A JP 35348199 A JP35348199 A JP 35348199A JP 2001162785 A JP2001162785 A JP 2001162785A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
recording
recording head
ink
head
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP35348199A
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English (en)
Inventor
Toru Nakayama
亨 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP35348199A priority Critical patent/JP2001162785A/ja
Publication of JP2001162785A publication Critical patent/JP2001162785A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 より安価な構成で記録ヘッド内部の温度を高
精度で検出する。 【解決手段】 熱エネルギーを利用して記録媒体に記録
を行う記録ヘッド101によって記録を行う記録装置に
おいて、記録ヘッド内部の第1の温度をダイオード10
2によって検出し、記録ヘッド周囲の第2の温度をサー
ミスタを用いたセンサ107によって検出する。中央処
理装置106は、第1の温度と第2の温度とから第1の
温度の補正値を求め、補正値を記憶手段111に記憶
し、記憶された補正値に基づいて、第1の温度を補正し
て記録ヘッド内部の温度を求め、求められた記録ヘッド
内部の温度に応じて、記録ヘッドの駆動を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録装置および記
録方法に関し、特に、熱エネルギーを利用して記録媒体
に記録を行う記録ヘッドを有する記録装置および記録方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばワードプロセッサ、パーソナルコ
ンピュータ、ファクシミリ等に於ける情報出力装置とし
て、所望される文字や画像等の情報を用紙やフィルム等
シート状の記録媒体に記録を行うプリンタが広く使用さ
れている。
【0003】従来から知られているプリンタは、記録方
式の違いにより大きく2種類に分類できる。1つはLB
P(レーザービームプリンタ)に代表されるような、1
画素ずつ記録する方式を採用したページプリンタであ
る。他の種類のプリンタは、紙送り方向(ヘッド移動方
向に直交する方向)に記録素子群を配列した記録ヘッド
を用い、この記録ヘッドで複数画素を同時または幾つか
のブロックに分割して記録する方式を採用したシリアル
プリンタである。
【0004】このようなシリアルプリンタの記録ヘッド
は、一般的にピエゾ素子を用いたインクジェット方式、
インクの発泡を利用したインクジェット方式、熱転写方
式、感熱方式、ドットインパクト方式、デージーホイー
ル方式等により構成される。さらにシリアルプリンタ
中、インクの発泡を利用したインクジェット方式、熱転
写方式、感熱方式においては、いずれも熱エネルギーを
利用して記録動作を行なうものである。
【0005】ここで、インクジェット方式の記録メカニ
ズムを記録素子としてのノズルの断面に関して示す図2
を参照して説明する。図中、201は記録ヘッドに設け
られたノズル、202はインク、203はインクを加熱
するヒータ、204は記録媒体としての用紙、205は
インク202をヒータ203で加熱することにより発生
する泡であり、206は吐出されたインク滴、207は
用紙204上に着弾・付着したインクを表している。
【0006】次に、図2に従って順に記録動作の説明を
行なう。まず、各ノズル201には(a)に示すよう
に、インク202が充填されている。この状態で、ヒー
タ203に図示しない記録ヘッド駆動回路よりパルス状
の電圧が印加されると、(b)に示すように、ヒータ2
03に接するインク202は局部的に急速加熱されて気
化し、気泡205が発生する。このとき、ヒータ203
より前方にあるノズル吐出面近傍のインクは、気泡20
5が膨張するエネルギーにより前方に押しやられ、イン
ク滴206となって記録ヘッド201外に吐出される。
【0007】そして、(c)に示すように、吐出された
インク滴206を用紙204上に着弾・付着させ、文字
または画像の記録を行なうものである。
【0008】このとき、吐出されるインク滴206の大
きさ(容量)が不均一であった場合、記録物に濃度むら
等が生じ、記録品位の低下や画質低下を招く。従って、
高品位な記録を行なうためには、インク滴206の大き
さは常に均一であることが望ましい。
【0009】しかしながら、吐出されるインク滴206
の大きさは、インクの粘度に大きく左右され、粘度はイ
ンクの温度によって変化する。このため、従来よりイン
クの温度を検出し、印加するパルス状電圧のパルス幅を
可変して吐出エネルギーを制御することで、インク滴2
06の大きさを均一に保つことが行われている。
【0010】従来より使用されているインク温度検出手
段としては、サーミスタやダイオードを記録ヘッド内部
の図示しないインク液室内に配置し、これらの温度によ
る特性変化量を検出するものが一般的である。
【0011】図3は、上述した温度検出手段として用い
られるダイオードの特性を示すグラフであり、横軸はダ
イオードの周囲温度T(℃)、縦軸はダイオードに一定
の順方向電流を流したときの順方向電圧Vf(V)を表
している。ただし、本従来例の説明に用いるダイオード
の特性は以下のものとする。
【0012】Vf=1.15V±50mV(If=20
0μA,T=25℃) 温度変化量ΔVf=−4.5mV/℃(If=200μ
A) 図3において301は、温度検出に用いるダイオードに
200μAの順方向一定電流を流した場合の「順方向電
圧対周囲温度特性」を表している。これより、温度が高
くなるに従って順方向電圧Vfが低下し、25℃の時の
ダイオード順方向電圧Vfが1.15Vであることも判
る。
【0013】さらに、図3において302は、200μ
Aの順方向一定電流を流した場合の順方向電圧ばらつき
が、標準品(301の特性を持つダイオード)に対して
20mV高い特性を有するダイオードの「順方向電圧対
周囲温度特性」を表している。
【0014】同様に、図3において303は、200μ
Aの順方向一定電流を流した場合の順方向電圧ばらつき
が標準品(301の特性を持つダイオード)に対して2
0mV低い特性を有するダイオードの「順方向電圧対周
囲温度特性」を表している。
【0015】図4は、図3に示したような特性を有する
ダイオードを用いて、インク温度を検出する従来の回路
の例を示している。
【0016】図4において101は、インクジェット方
式の記録ヘッド(以下、単に記録ヘッドと記す)本体で
あり、通常は図2に示したようなインク吐出動作を行う
ノズルが1/600インチ間隔で複数個配列されたノズ
ル列を備えている。
【0017】また、102は上記で説明したダイオード
を利用したインク温度検出手段であり、通常は図示しな
いインク液室内に少なくとも1個配置されている。
【0018】103は、ダイオード102に一定の順方
向電流を与えるための定電流回路である。104は、ダ
イオード102の順方向電圧を増幅するための差動増幅
器である。
【0019】さらに、401は中央処理装置であり、プ
リンタとして記録動作を行なう際に必要な、図示しない
機構部の制御および記録ヘッド101の駆動制御等を行
なうものである。
【0020】402は、A/D変換(アナログ/デジタ
ル変換)用入力端子であり、中央処理装置401に内蔵
されている図示しないA/D変換器に接続され、これに
入力された電圧値をデジタル値に変換して取り込むため
のものである。
【0021】404は、図3に例示したようなダイオー
ド102のばらつきを補正するための補正データ404
Aを中央処理装置401に与える手段であり、通常予め
装着される記録ヘッド101のダイオード102の特性
を測定していくつかのランクに分類し、このランク番号
を与えるものである。
【0022】上記補正データ404Aを与える具体的方
法としては、例えば、交換できない固定方式のヘッドに
対しては、工場での組立工程において治工具や図示しな
いプリンタのパネルスイッチ等を用いて行ない、交換方
式のヘッドに対しては、ヘッド自身にROM等の記憶素
子または何等かの識別手段を付加し、ヘッドをプリンタ
に装着したときに中央処理装置401によって補正デー
タを読み込むようにする。
【0023】次に、図4に示した従来の回路の動作説明
を行なう。
【0024】プリンタ本体に記録ヘッド101が装着さ
れた状態で、電源スイッチにより電源が投入されると、
定電流回路103によりダイオード102に、If=2
00μAの定電流が供給される。この時のダイオード1
02の順方向電圧Vfは、差動アンプ104により5.
3倍に電圧増幅された後、中央処理装置401のA/D
入力端子402に入力され、デジタル値化されて中央処
理装置401内に取り込まれ、中央処理装置401内部
で温度情報に換算される。
【0025】このとき、以上の動作とは別に中央処理装
置401には補正データ404Aが与えられており、中
央処理装置401内部における順方向電圧Vfを温度デ
ータに変換する際には、この補正データ404Aが考慮
される。
【0026】図5は、A/D入力端子402より中央処
理装置401に入力される電圧と温度の関係を示すグラ
フである。図示されたようにこの電圧はダイオード10
2の順方向電圧に応じて変化する。
【0027】図中501は、先に示した標準的な特性の
ダイオードの場合を示しており、502は、200μA
の順方向一定電流を流した場合の順方向電圧ばらつきが
標準品に対して20mV高い特性を有するダイオードの
特性曲線、同様に503は200μAの順方向一定電流
を流した場合の順方向電圧ばらつきが標準品に対して2
0mV低い特性を有するダイオードの特性曲線を表して
いる。また、図中504は、本従来例に用いたダイオー
ドの順方向電圧がインクの温度変化によって変化する所
謂温度特性変化領域を示している。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5に
504で示したダイオードの温度特性変化領域からも判
るように、実質有効なデータ領域は+5V中の僅か96
7mVでしかなく、温度特性変化領域504のダイナミ
ックレンジは小さい。このため、高精度の温度検出を行
うためには、A/D変換の際の分解能が充分に細かいも
のを使う必要がある。例えば、従来例で3.64Vレン
ジで1024ビットA/D変換器を使用すると1024
ステップ中、271ステップが温度特性変化領域に対応
する。
【0029】更に、ダイオード102の特性のばらつき
を補正するため、上述のようにランク分けが必要であ
る。このため、ランク分け時の誤差に起因する精度低下
が発生すると共に、別途ばらつきを測定するための補正
データを与えることから、データの与え間違い等も発生
する可能性があった。
【0030】以上のような理由により従来方式では、正
確な温度検出を行うためにはオペアンプのレファレンス
電圧を決定する部品(チップ抵抗等)に高精度のものを
使用する必要があった。
【0031】加えて、製造工程等における温度特性の測
定にも精度が要求されるので、製造コストが高くなる。
【0032】このようにすると、記録ヘッドを交換可能
な記録装置においては特に、消耗品である記録ヘッドの
コストが高くなるので問題である。
【0033】本発明は以上のような状況に鑑みなされた
ものであり、より安価な構成で記録ヘッド内部の温度を
高精度で検出することのできる記録装置および記録方法
を提供することを目的とする。
【0034】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の記録装置は、熱エネルギーを利用して記録媒
体に記録を行う記録ヘッドを有する記録装置であって、
前記記録ヘッド内部の第1の温度を検出する第1の温度
検出手段と、前記装置内部の前記記録ヘッド周囲の第2
の温度を検出する第2の温度検出手段と、前記第1の温
度と前記第2の温度とから前記第1の温度の補正値を求
める補正手段と、前記補正値を記憶する記憶手段と、前
記記憶手段に記憶された前記補正値に基づいて、前記第
1の温度を補正して前記記録ヘッド内部の温度を求める
温度算出手段と、前記温度算出手段によって求められた
前記記録ヘッド内部の温度に応じて、前記記録ヘッドの
駆動を制御する制御手段とを備えている。
【0035】また、上記目的を達成する本発明の記録方
法は、熱エネルギーを利用して記録媒体に記録を行う記
録ヘッドによって記録を行う記録方法であって、前記記
録ヘッド内部の第1の温度を検出する第1の温度検出工
程と、前記記録ヘッド周囲の第2の温度を検出する第2
の温度検出工程と、前記第1の温度と前記第2の温度と
から前記第1の温度の補正値を求める補正工程と、前記
補正値を記憶手段に記憶する記憶工程と、前記記憶手段
に記憶された前記補正値に基づいて、前記第1の温度を
補正して前記記録ヘッド内部の温度を求める温度算出工
程と、前記温度算出工程によって求められた前記記録ヘ
ッド内部の温度に応じて、前記記録ヘッドの駆動を制御
する制御工程とを備えている。
【0036】すなわち、熱エネルギーを利用して記録媒
体に記録を行う記録ヘッドによって記録を行う記録装置
において、記録ヘッド内部の第1の温度と、記録ヘッド
周囲の第2の温度とを検出し、第1の温度と第2の温度
とから第1の温度の補正値を求め、補正値を記憶手段に
記憶し、記憶された補正値に基づいて、第1の温度を補
正して記録ヘッド内部の温度を求め、求められた記録ヘ
ッド内部の温度に応じて、記録ヘッドの駆動を制御す
る。
【0037】このようにすると、記録ヘッドの周囲の第
2の温度を検出する手段として、検出精度の高い素子を
使用すれば、記録ヘッド内部の第1の温度を検出する手
段として、固体間のばらつきがあるダイオードなどの素
子を用いた場合においても、記録ヘッド内部の温度を高
精度で求めることができる。
【0038】従って、記録ヘッド内部の温度変化に起因
する記録むらや濃度むらを減少させ、高品位な記録が可
能となる。また、製造工程での調整作業を削除できると
共に、記録ヘッドが着脱可能な記録装置においては、記
録ヘッド交換時に記録ヘッド個々の温度特性に応じて補
正することが容易に行える。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施形態について詳細に説明する。
【0040】なお、以下に説明する実施形態では、イン
クジェット記録方式を用いたシリアルプリンタを例に挙
げ説明する。
【0041】なお、本明細書において、「記録」(「プ
リント」という場合もある)とは、文字、図形等有意の
情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わず、ま
た人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものである
か否かを問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パター
ン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も言うも
のとする。
【0042】ここで、「記録媒体」とは、一般的な記録
装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチッ
ク・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、
皮革等、インクを受容可能なものも言うものとする。
【0043】さらに、「インク」(「液体」と言う場合
もある)とは、上記「記録(プリント)」の定義と同様
広く解釈されるべきもので、記録媒体上に付与されるこ
とによって、画像、模様、パターン等の形成または記録
媒体の加工、或いはインクの処理(例えば記録媒体に付
与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)に供され
得る液体を言うものとする。
【0044】図8は、本発明の一実施形態としてのイン
クジェットプリンタの主要構成を示す図である。本図に
おいて、16はプラテン124上に送紙されてきた記録
媒体としての記録紙の記録面に対向してインク吐出を行
うノズル群を備えたインクジェットヘッド(記録ヘッ
ド)である。116は記録ヘッド16を保持するキャリ
ッジであり、駆動モータ117の駆動力を伝達する駆動
ベルト118の一部と連結し、互いに平行に配設された
2本のガイドシャフト119Aおよび119Bと摺動可
能とすることにより、記録ヘッド16の記録紙の全幅に
わたる往復移動が可能となる。この往復移動中に記録ヘ
ッド16は画像データに応じた画像を記録紙上に記録す
る。この1主走査終了ごとに記録紙は所定量搬送され、
副走査が行われる。
【0045】126はヘッド回復装置であり、記録ヘッ
ド16の移動経路の一端、例えばホームポジションと対
向する位置に配設される。伝動機構123を介したモー
タ122の駆動力によつて、ヘッド回復装置126を動
作せしめ、記録ヘッド16のキャッピングを行う。この
ヘッド回復装置126のキャップ部126Aによる記録
ヘッド16へのキャッピング部に関連させて、ヘッド回
復装置126内に設けた適宜の吸引手段(例えば、吸引
ポンプ)によりインク吸収(吸引回復)を行い、これに
よりインクを吐出口から強制的に排出させることにより
吐出口内の増粘インクを除去する等の吐出回復処理を行
う。また、記録終了時等にキャッピングを施すことによ
り記録ヘッドが保護される。このような吐出回復処理は
電源投入時、記録ヘッド交換時、一定時間以上記録動作
が行われないとき等に行われるものである。
【0046】131はヘッド回復装置126の側面に配
設され、シリコンゴムで形成されるワイピング部材とし
てのブレードである。ブレード131はブレード保持部
材131Aにカンチレバー形態で保持され、ヘッド回復
装置126と同様、モータ122および伝動機構123
によって動作し、記録ヘッド16の吐出面との係合が可
能となる。
【0047】これにより、記録ヘッド16の記録動作に
おける適切なタイミングで、あるいはヘッド回復装置1
26を用いた吐出回復処理後に、ブレード131を記録
ヘッド16の移動経路中に突出させ、記録ヘッド16の
移動動作に伴って記録ヘッド16の吐出面における結
露,濡れあるいは塵挨等をふきとる。
【0048】次に、上述した装置の記録制御を実行する
ための制御構成について説明する。
【0049】図9は図8のインクジェットプリンタの制
御回路の構成を示すブロック図である。制御回路を示す
同図において、1700は記録信号を入力するインター
フェース、1701はMPU、1702はMPU170
1が実行する制御プログラムを格納するROM、170
3は各種データ(上記記録信号やヘッドに供給される記
録データ等)を保存しておくDRAMである。1704
は記録ヘッド記録ヘッドHに対する記録データの供給制
御を行うゲートアレイ(G.A.)であり、インターフ
ェース1700、MPU1701、RAM1703間の
データ転送制御も行う。
【0050】これらインターフェース1700、MPU
1701、ROM1702、RAM1703、およびゲ
ートアレイ1704が、中央処理装置106を構成す
る。
【0051】117は記録ヘッド16を搬送するための
駆動モータ、1709は記録紙搬送のための搬送モータ
である。1705は記録ヘッド16を駆動するヘッドド
ライバ、1706,1707はそれぞれ搬送モータ17
09、駆動モータ117を駆動するためのモータドライ
バである。
【0052】上記制御構成の動作を説明すると、インタ
ーフェース1700に記録信号が入るとゲートアレイ1
704とMPU1701との間で記録信号がプリント用
の記録データに変換される。そして、モータドライバ1
706、1707が駆動されると共に、ヘッドドライバ
1705に送られた記録データに従って記録ヘッド16
が駆動され、記録が行われる。
【0053】ここでは、MPU1701が実行する制御
プログラムをROM1702に格納するものとしたが、
EEPROM等の消去/書き込みが可能な記憶媒体を更
に追加して、インクジェットプリンタと接続されたホス
トコンピュータから制御プログラムを変更できるように
構成することもできる。
【0054】なお、上述のように、インクタンクと記録
ヘッド16とは一体的に形成されて交換可能なインクカ
ートリッジ記録ヘッドCを構成しても良いが、これらイ
ンクタンクと記録ヘッド16とを分離可能に構成して、
インクがなくなったときにインクタンクだけを交換でき
るようにしても良い。
【0055】図10は、インクタンクとヘッドとが分離
可能なインクカートリッジ記録ヘッドCの構成を示す外
観斜視図である。インクカートリッジ記録ヘッドCは、
図10に示すように、境界線Kの位置でインクタンクI
Tと記録ヘッド16とが分離可能である。インクカート
リッジ記録ヘッドCにはこれがキャリッジ116に搭載
されたときには、キャリッジ116側から供給される電
気信号を受け取るための電極(不図示)が設けられてお
り、この電気信号によって、前述のように記録ヘッド1
6が駆動されてインクが吐出される。
【0056】なお、図10において、500はインク吐
出口列である。また、インクタンクITにはインクを保
持するために繊維質状もしくは多孔質状のインク吸収体
が設けられている。
【0057】以下、本実施形態の温度検出回路について
説明する。
【0058】図1は、本実施形態の温度検出回路のブロ
ック図である。図中101,102,103,104は
図4に関して説明した従来例と同様、それぞれ記録ヘッ
ド、温度検出用ダイオード、定電流回路、利得5.3倍
の差動アンプである。
【0059】106は中央処理装置、107は装置内の
温度センサであり、本実施形態においてはサーミスタを
用いている。一般に、サーミスタの方がダイオードセン
サよりも温度の検出精度が高い。
【0060】109,110は双方ともA/D変換(ア
ナログ/デジタル変換)用入力端子であり、中央処理装
置106に内蔵されている図示しないA/D変換器に接
続され、これに入力された電圧値をデジタル値に変換し
て取り込むものである。
【0061】111は、前記変換されたデジタル値の比
較を行った結果に対応した補正値を記憶するための記憶
手段である。
【0062】上記のように構成された本実施形態の温度
検出回路の動作を説明する。
【0063】図示しないプリンタ本体に記録ヘッド10
1が装着された状態で、図示しない電源スイッチにより
電源が投入されると、定電流回路103からダイオード
102に200μAの一定電流Ifが供給される。この
時のダイオード102の順方向電圧Vfは次段の差動ア
ンプ104により5.3倍に電圧増幅された後、中央処
理装置106のA/D変換用入力端子109に入力され
る。
【0064】このとき、中央処理装置106のA/D変
換用入力端子110には装置内の温度センサ107より
記録ヘッド温度と等しいと考えられる装置内の温度に相
当する電圧が入力されており、中央処理装置106内部
で温度に換算される。
【0065】次に、図6および後に記載する表1〜表3
を用いて、図1の回路による、ダイオード102の順方
向電圧Vfばらつきの補正方法に関する具体的手法と、
A/D変換用入力端子109に入力された電圧値をヘッ
ド温度に換算する具体的手順について説明する。
【0066】始めに、ダイオード102の順方向電圧V
fにおけるばらつきの補正手法について、図6のフロー
チャートに従って説明する。
【0067】プリンタに図1に図示しない電源が投入さ
れると、中央処理装置106は装置内の温度センサ10
7によりプリンタ内部の温度を測定する(ステップS
1)。
【0068】次に、中央処理装置106はヘッド温度セ
ンサの電圧値のAD変換値を検出する(ステップS
2)。
【0069】その後、中央処理装置106は、下記の表
1に基づき、装置内の温度と、ヘッド温度センサのAD
値より温度ランク値を決定する(ステップS3)。すな
わち、ヘッド温度センサのAD値は、先に読取った装置
内の温度と同一の温度を示すという認識に基づいて、こ
のAD値をダイオード102の順方向電圧Vfのばらつ
きを示す値として、温度ランクを決定するのに用いる。
【0070】
【表1】
【0071】具体的な数値例を示すと、装置内温度が1
5℃であるときに、ヘッド温度センサのAD値が326
であれば温度ランクは5ということになる。なお、表1
にはAD値の中央値のみを示しているので、この場合は
AD値が324〜328の範囲であれば、温度ランクは
5ということになる。
【0072】得られた温度ランク値より下記の表2に基
づき、ヘッド温度補正値(オフセットsum)を決定する
(ステップS4)。
【0073】
【表2】
【0074】そして、その温度補正値を記憶手段111
に記憶する(ステップS5)。上記具体的数値例の場合
は、ランク値が5であったので、温度補正値は25とな
る。
【0075】以上のようにして、補正値が記憶された後
は、A/D変換用入力端子109に入力された電圧値の
AD値に得られたヘッド温度補正値を加えて補正をか
け、下記の表3に従って温度に換算する。これにより、
記録ヘッド101の正確な温度が検出できる。上記具体
的数値例の場合は、AD値に25を加えた値に対応する
温度が求める温度として出力される。
【0076】
【表3】
【0077】以上の処理により、補正が完了すると同時
にダイオードの順方向電圧Vf中の温度変化非依存領域
の除去も完了する。
【0078】次に、図7を用いてダイオードの順方向電
圧Vf中の温度変化非依存領域の除去に関する説明を行
なう。本図中501,502,503は図5で説明した
従来の特性曲線と同一のものである。この図7からも判
る通り、本来検出したい領域は各特性曲線501,50
2,503の温度による勾配部分のみでありそれ以外は
順方向電圧Vfのばらつきも含め、温度変化に依存しな
い領域は温度検出の際には不要のものである。
【0079】従って、この領域に相当する一定値を減算
すればよいこととなり、図7中の501が除去した後の
特性曲線、701が0℃〜50℃の変化量である。
【0080】この減算処理は中央処理装置106で行わ
れ、減算値は記憶手段111に記憶された補正値であ
る。
【0081】なお、本図の特性曲線501を表に書換え
たものが上述した表3である。このように本実施形態で
は補正値を記憶することにより、温度変化非依存領域の
除去も、同時に行うことが出来る。
【0082】以上説明したように本実施形態によれば、
以下のような効果がある。
【0083】記録ヘッドの温度検出素子における特性の
ばらつきを補正すると同時に、温度検出素子として特に
有効な温度変化特性のみを効率良く抽出する事が可能に
なるので、高精度な温度検出が可能になる。
【0084】従って、記録むら/濃度むらのない、高品
位な画像形成が可能なプリンタを実現することができ
る。
【0085】また、装置内の温度センサとヘッド温度セ
ンサを利用した構成とすることにより、製造工程での調
整作業を削除できると共に、記録ヘッド着脱式プリンタ
においては記録ヘッドを交換した際にも、各記録ヘッド
の温度センサの特性に応じて自動補正する等、容易に対
応可能となる。
【0086】[他の実施形態]なお、これまで説明して
きた実施形態においては、インクジェット方式のインク
ジェットプリンタに本発明を適用した例について説明し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく、従来例
においても記述した熱転写方式、感熱方式など熱エネル
ギーを利用して記録するプリンタにはその方式によらず
容易に応用可能である。
【0087】また、上述の実施形態においては、ヘッド
の温度検出手段をダイオードで構成したが、従来例にお
いても説明した通り、サーミスタ等、温度により特性変
化を発生するデバイスであれば本発明を適用することは
可能である。
【0088】なお、本発明は、特にインクジェット記録
方式の中でも、インク吐出を行わせるために利用される
エネルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例えば
電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギー
によりインクの状態変化を生起させる方式の記録ヘッ
ド、記録装置において優れた効果をもたらすものであ
る。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が達
成できるからである。
【0089】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギーを発生
せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、
結果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(イン
ク)内の気泡を形成できるので有効である。
【0090】この気泡の成長,収縮により吐出用開口を
介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも1つの
滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とすると、即
時適切に気泡の成長収縮が行われるので、特に応答性に
優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好まし
い。このパルス形状の駆動信号としては、米国特許第4
463359号明細書,同第4345262号明細書に
記載されているようなものが適している。なお、上記熱
作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許第4313
124号明細書に記載されている条件を採用すると、さ
らに優れた記録を行うことができる。
【0091】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギーの
圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示
する特開昭59−138461号公報に基いた構成とし
ても本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッド
の形態がどのようなものであっても、本発明によれば記
録を確実に効率よく行うことができるようになるからで
ある。
【0092】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0093】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0094】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回後手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0095】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
累色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0096】さらに加えて、以上説明した本発明実施形
態においては、インクを液体として説明しているが、室
温やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化も
しくは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジ
ェット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範
囲内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲に
あるように温度制御するものが一般的であるから、使用
記録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギーによる昇温を、インクの固形
状態から液体状態への状態変化のエネルギーとして使用
せしめることで積極的に防止するため、またはインクの
蒸発を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液
化するインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネル
ギーの記録信号に応じた付与によってインクが液化し、
液状インクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時
点ではすでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギ
ーの付与によって初めて液化する性質のインクを使用す
る場合も本発明は適用可能である。このような場合のイ
ンクは、特開昭54−56847号公報あるいは特開昭
60−71260号公報に記載されるような、多孔質シ
ート凹部または貫通孔に液状または固形物として保持さ
れた状態で、電気熱変換体に対して対向するような形態
としてもよい。本発明においては、上述した各インクに
対して最も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行す
るものである。
【0097】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0098】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0099】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログ
ラムコードを読み出し実行することによっても、達成さ
れることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読
み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の
機能を実現することになり、そのプログラムコードを記
憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、
コンピュータが読み出したプログラムコードを実行する
ことにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけ
でなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピ
ュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)
などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理に
よって前述した実施形態の機能が実現される場合も含ま
れることは言うまでもない。
【0100】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0101】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明した(図6に示す)フローチ
ャートに対応するプログラムコードが格納されることに
なる。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、記
録ヘッドの周囲の第2の温度を検出する手段として、検
出精度の高い素子を使用すれば、記録ヘッド内部の第1
の温度を検出する手段として、固体間のばらつきがある
ダイオードなどの素子を用いた場合においても、記録ヘ
ッド内部の温度を高精度で求めることができる。
【0103】従って、記録ヘッド内部の温度変化に起因
する記録むらや濃度むらを減少させ、高品位な記録が可
能となる。また、製造工程での調整作業を削除できると
共に、記録ヘッドが着脱可能な記録装置においては、記
録ヘッド交換時に記録ヘッド個々の温度特性に応じて補
正することが容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の温度検出回路を示すブロッ
ク図である。
【図2】インクジェット方式によるインク吐出の原理を
説明する図である。
【図3】ダイオードの順方向電圧と温度の関係を示すグ
ラフである。
【図4】従来の温度検出回路を示すブロック図である。
【図5】AD変換器の入力電圧と温度の関係を示すグラ
フである。
【図6】実施形態の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図7】AD変換器の入力電圧の変化範囲を示すグラフ
である。
【図8】本発明の実施形態であるインクジェットプリン
タの構成を示す斜視図である。
【図9】図8のプリンタの制御構成を示すブロック図で
ある。
【図10】図8のプリンタのインクカートリッジを示す
図である。
【符号の説明】
101 記録ヘッド 102 ヘッド温度センサ 103 定電流回路 104 増幅回路 106 中央処理装置 107 装置内の温度センサ 109,111 A/D変換用入力端子 110 記憶手段

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱エネルギーを利用して記録媒体に記録
    を行う記録ヘッドを有する記録装置であって、 前記記録ヘッド内部の第1の温度を検出する第1の温度
    検出手段と、 前記装置内部の前記記録ヘッド周囲の第2の温度を検出
    する第2の温度検出手段と、 前記第1の温度と前記第2の温度とから前記第1の温度
    の補正値を求める補正手段と、 前記補正値を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された前記補正値に基づいて、前記
    第1の温度を補正して前記記録ヘッド内部の温度を求め
    る温度算出手段と、 前記温度算出手段によって求められた前記記録ヘッド内
    部の温度に応じて、前記記録ヘッドの駆動を制御する制
    御手段とを備えることを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の温度検出手段は前記第1の温
    度検出手段よりも検出精度が高いことを特徴とする請求
    項1に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記補正手段は、前記第1の温度を前記
    第2の温度に近似させる値を前記補正値として求めるこ
    とを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記記憶手段は不揮発性メモリであるこ
    とを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の記録
    装置。
  5. 【請求項5】 前記記録ヘッドはインクを吐出するイン
    クジェット記録ヘッドであり、インクに与える熱エネル
    ギーを発生するための熱エネルギー変換体を備えている
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の記
    録装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の温度検出手段は、前記熱エネ
    ルギー変換体と共に半導体基板上に形成されていること
    を特徴とする請求項5に記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 熱エネルギーを利用して記録媒体に記録
    を行う記録ヘッドによって記録を行う記録方法であっ
    て、 前記記録ヘッド内部の第1の温度を検出する第1の温度
    検出工程と、 前記記録ヘッド周囲の第2の温度を検出する第2の温度
    検出工程と、 前記第1の温度と前記第2の温度とから前記第1の温度
    の補正値を求める補正工程と、 前記補正値を記憶手段に記憶する記憶工程と、 前記記憶手段に記憶された前記補正値に基づいて、前記
    第1の温度を補正して前記記録ヘッド内部の温度を求め
    る温度算出工程と、 前記温度算出工程によって求められた前記記録ヘッド内
    部の温度に応じて、前記記録ヘッドの駆動を制御する制
    御工程とを備えることを特徴とする記録方法。
  8. 【請求項8】 前記第2の温度検出工程においては、前
    記第1の温度検出工程よりも高い精度で温度を検出する
    ことを特徴とする請求項7に記載の記録方法。
  9. 【請求項9】 前記補正工程において、前記第1の温度
    を前記第2の温度に近似させる値を前記補正値として求
    めることを特徴とする請求項8に記載の記録方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102371762A (zh) * 2010-07-07 2012-03-14 佳能株式会社 打印装置
JP2015016658A (ja) * 2013-07-12 2015-01-29 株式会社リコー 液滴吐出ヘッド及びインクジェット記録装置及び画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8783816B2 (en) 2010-07-07 2014-07-22 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus
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