JP2001158244A - リッドホルダ構造 - Google Patents
リッドホルダ構造Info
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- JP2001158244A JP2001158244A JP34522699A JP34522699A JP2001158244A JP 2001158244 A JP2001158244 A JP 2001158244A JP 34522699 A JP34522699 A JP 34522699A JP 34522699 A JP34522699 A JP 34522699A JP 2001158244 A JP2001158244 A JP 2001158244A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 経済的で、組付けが容易なリッドホルダ構造
を提供する。 【解決手段】 フューエルリッド1は、リッドアウタ2
とリッドリンフォース3とからなり、板金製である。リ
ッドリンフォース3は、切りおこし部31と穴32を有
する。インレットボックス6は給油口用凹形状であり、
角穴61を有する。雄側ホルダ4は凸部47と被嵌合部
49を有し、裏面側に爪形状44を有する。雌側ホルダ
5は嵌合部54を有し、裏面側には爪形状55を有す
る。雄側ホルダ4と雌側ホルダ5は樹脂製である。雄側
ホルダ4をリッドリンフォース3の切りおこし部31の
間に差込み、爪形状44を穴32にかけて固定する。雌
側ホルダ5を角穴61に挿入して爪形状55でインレッ
トボックス6に固定する。雄側ホルダ4の被嵌合部49
と雌側ホルダ5の嵌合部54とを嵌合させて開扉を一時
的に阻止する。
を提供する。 【解決手段】 フューエルリッド1は、リッドアウタ2
とリッドリンフォース3とからなり、板金製である。リ
ッドリンフォース3は、切りおこし部31と穴32を有
する。インレットボックス6は給油口用凹形状であり、
角穴61を有する。雄側ホルダ4は凸部47と被嵌合部
49を有し、裏面側に爪形状44を有する。雌側ホルダ
5は嵌合部54を有し、裏面側には爪形状55を有す
る。雄側ホルダ4と雌側ホルダ5は樹脂製である。雄側
ホルダ4をリッドリンフォース3の切りおこし部31の
間に差込み、爪形状44を穴32にかけて固定する。雌
側ホルダ5を角穴61に挿入して爪形状55でインレッ
トボックス6に固定する。雄側ホルダ4の被嵌合部49
と雌側ホルダ5の嵌合部54とを嵌合させて開扉を一時
的に阻止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車のフ
ューエルリッド等のリッドの開扉を一時的に阻止するた
めに用いるホルダをリッド側と車体側にそれぞれ取付け
るリッドホルダ構造に関するものである。
ューエルリッド等のリッドの開扉を一時的に阻止するた
めに用いるホルダをリッド側と車体側にそれぞれ取付け
るリッドホルダ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のフューエルリッドの開扉を一時
的に阻止するのに、例えば図12に示すように、雄雌一
対のホルダを用いる方法がある。部品点数の削減や軽量
化などの理由から、リッド本体91とホルダ92(雄
側)とを一体化した樹脂成形品とする方法が採用されて
いる。
的に阻止するのに、例えば図12に示すように、雄雌一
対のホルダを用いる方法がある。部品点数の削減や軽量
化などの理由から、リッド本体91とホルダ92(雄
側)とを一体化した樹脂成形品とする方法が採用されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方法で
は、塗装が車体本体と別工程となり、また、樹脂製品に
対する塗装のため、板金に比べコスト高となる。また、
樹脂に塗装を施すことにより、リサイクル性悪化等の問
題もある。さらに、ホルダ92を交換するにはリッド本
体91も交換しなければならない。また、従来では、ホ
ルダ93(雌側)はインレットボックス94の側面にス
クリュ95にて組付けられているので、組付け工数が多
くかかる上、汎用工具の締付作業性が良くなく、締結個
所が複数ある場合には、ホルダ93を大型化しなければ
ならない。本発明は、かかる状況に鑑みてなされたもの
であり、経済的で、組付けが容易なリッドホルダ構造を
提供することを目的とする。
は、塗装が車体本体と別工程となり、また、樹脂製品に
対する塗装のため、板金に比べコスト高となる。また、
樹脂に塗装を施すことにより、リサイクル性悪化等の問
題もある。さらに、ホルダ92を交換するにはリッド本
体91も交換しなければならない。また、従来では、ホ
ルダ93(雌側)はインレットボックス94の側面にス
クリュ95にて組付けられているので、組付け工数が多
くかかる上、汎用工具の締付作業性が良くなく、締結個
所が複数ある場合には、ホルダ93を大型化しなければ
ならない。本発明は、かかる状況に鑑みてなされたもの
であり、経済的で、組付けが容易なリッドホルダ構造を
提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係るリッドホル
ダ構造は、かかる課題を解決するためになされたもので
あり、本体に回動自在に取付けられるリッドの開扉を一
時的に阻止するリッドホルダ構造であって、相互の嵌合
により係止する係脱可能な一対のホルダ部材を上記本体
と上記リッドにそれぞれ組付けてなることを特徴とす
る。
ダ構造は、かかる課題を解決するためになされたもので
あり、本体に回動自在に取付けられるリッドの開扉を一
時的に阻止するリッドホルダ構造であって、相互の嵌合
により係止する係脱可能な一対のホルダ部材を上記本体
と上記リッドにそれぞれ組付けてなることを特徴とす
る。
【0005】上記ホルダ部材は、係脱時の摩耗や防錆等
を考慮し、樹脂製にするのが良い。本発明は、主にリッ
ドを直接手で開扉する場合、すなわち、上記リッドに開
扉用の指掛け部を形成してある場合についての適用を述
べているが、リッド側のホルダ部材をオープナと係合可
能な形状に変更し、板バネ等を使用したリッドが開く方
向へテンションをかけたヒンジをリッドに用いれば、ワ
イヤを用いたオープナ等による遠隔操作で開閉する場合
にも、適用できる。
を考慮し、樹脂製にするのが良い。本発明は、主にリッ
ドを直接手で開扉する場合、すなわち、上記リッドに開
扉用の指掛け部を形成してある場合についての適用を述
べているが、リッド側のホルダ部材をオープナと係合可
能な形状に変更し、板バネ等を使用したリッドが開く方
向へテンションをかけたヒンジをリッドに用いれば、ワ
イヤを用いたオープナ等による遠隔操作で開閉する場合
にも、適用できる。
【0006】上記一対のホルダ部材の内の一方は、板状
部を有するとともに該板状部を切りおこし部に挿入する
ことにより組付けられ、かつ上記一対のホルダ部材の内
の他方は、弾性をもった爪部を有するとともに該爪部を
穴部に挿入することにより組付けられるように構成して
も良い。
部を有するとともに該板状部を切りおこし部に挿入する
ことにより組付けられ、かつ上記一対のホルダ部材の内
の他方は、弾性をもった爪部を有するとともに該爪部を
穴部に挿入することにより組付けられるように構成して
も良い。
【0007】上記一対のホルダ部材の内の一方におい
て、上記板状部の底面にビード部を設けても良い。
て、上記板状部の底面にビード部を設けても良い。
【0008】上記一対のホルダ部材の内の一方におい
て、上記板状部の端面に凸部を設け、該凸部で上記切り
おこし部と当接するようにしても良い。
て、上記板状部の端面に凸部を設け、該凸部で上記切り
おこし部と当接するようにしても良い。
【0009】上記凸部は、上記板状部の端面とテーパで
連続するように形成しても良い。
連続するように形成しても良い。
【0010】上記本体に組付けるホルダ部材は、上記リ
ッドに組付けるホルダ部材と嵌合する嵌合部の周囲に壁
部を設けても良い。
ッドに組付けるホルダ部材と嵌合する嵌合部の周囲に壁
部を設けても良い。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るリッドホルダ
構造の実施の形態について図面に基づいて説明する。本
発明の一実施形態に係るリッドホルダ構造について図1
乃至図11を用いて説明する。
構造の実施の形態について図面に基づいて説明する。本
発明の一実施形態に係るリッドホルダ構造について図1
乃至図11を用いて説明する。
【0012】図1及び図2に示すように、車体71の側
面後部には、給油口のインレットボックス6(本体)が
設けられていて、このインレットボックス6を塞ぐよう
にフューエルリッド1(リッド)が取付けられている。
このフューエルリッド1は、図2に示すように、車体7
1に対して起立させることで開扉可能であり、また、閉
扉すると、図1に示すように、その外表面は車体71の
外面の一部を構成することになる。
面後部には、給油口のインレットボックス6(本体)が
設けられていて、このインレットボックス6を塞ぐよう
にフューエルリッド1(リッド)が取付けられている。
このフューエルリッド1は、図2に示すように、車体7
1に対して起立させることで開扉可能であり、また、閉
扉すると、図1に示すように、その外表面は車体71の
外面の一部を構成することになる。
【0013】フューエルリッド1は、図2、図4又は図
7に示すように、リッドアウタ2とリッドリンフォース
3とを有する。このリッドアウタ2及びリッドリンフォ
ース3は、いずれも板金製であり、車体71と同様の材
料を用いることができ、同様に塗装することができる。
フューエルリッド1は、図2、図6又は図7に示すよう
に、ヒンジ機構を有していて、インレットボックス6に
ボルト締結される。
7に示すように、リッドアウタ2とリッドリンフォース
3とを有する。このリッドアウタ2及びリッドリンフォ
ース3は、いずれも板金製であり、車体71と同様の材
料を用いることができ、同様に塗装することができる。
フューエルリッド1は、図2、図6又は図7に示すよう
に、ヒンジ機構を有していて、インレットボックス6に
ボルト締結される。
【0014】次に、フューエルリッド1の開扉を一時的
に阻止する構成部品について図4、図5及び、図7乃至
図11を用いて説明する。この開扉の阻止は、一対のホ
ルダ部材としての雄側ホルダ4(図8又は図9参照)と
雌側ホルダ5(図10参照)とを用いて行う。この雄側
ホルダ4及び雌側ホルダ5は、いずれも樹脂製であり、
塗装は施していない。
に阻止する構成部品について図4、図5及び、図7乃至
図11を用いて説明する。この開扉の阻止は、一対のホ
ルダ部材としての雄側ホルダ4(図8又は図9参照)と
雌側ホルダ5(図10参照)とを用いて行う。この雄側
ホルダ4及び雌側ホルダ5は、いずれも樹脂製であり、
塗装は施していない。
【0015】まず、雄側ホルダ4について図4、図8及
び図9を用いて説明する。図8又は図9に示すように、
雄側ホルダ4は、基部41(板状部)と突起部42とか
らなる。基部41は略矩形状であり、突起部42と反対
側に平面部43が形成されている。この平面部43に
は、爪形状44とビード45とがそれぞれ設けられてい
る。基部41の端面46には、1組の対辺側でそれぞれ
盛上るように凸部47が設けられている。これらの凸部
47の両端部はテーパ形状48であり、基部41の端面
46と凸部47とを滑らかに連続させている。他の対辺
側は、突起部42を補強するために各種形状をしたリブ
が設けられている。
び図9を用いて説明する。図8又は図9に示すように、
雄側ホルダ4は、基部41(板状部)と突起部42とか
らなる。基部41は略矩形状であり、突起部42と反対
側に平面部43が形成されている。この平面部43に
は、爪形状44とビード45とがそれぞれ設けられてい
る。基部41の端面46には、1組の対辺側でそれぞれ
盛上るように凸部47が設けられている。これらの凸部
47の両端部はテーパ形状48であり、基部41の端面
46と凸部47とを滑らかに連続させている。他の対辺
側は、突起部42を補強するために各種形状をしたリブ
が設けられている。
【0016】図4、図8又は図9に示すように、突起部
42の先端部には、被嵌合部49が形成されている。被
嵌合部49は円筒形状であり、その外周面で突起部42
と結合している。被嵌合部49の直径は突起部42との
結合部よりも大きく、結合部にて、くびれ形状を形成す
る。
42の先端部には、被嵌合部49が形成されている。被
嵌合部49は円筒形状であり、その外周面で突起部42
と結合している。被嵌合部49の直径は突起部42との
結合部よりも大きく、結合部にて、くびれ形状を形成す
る。
【0017】雌側ホルダ5について図5、図7、図10
及び図11を用いて説明する。図5又は図10に示すよ
うに、雌側ホルダ5は、基部51とアンカー部52とか
らなる。基部51は、略円形状であり、アンカー部52
と反対側に曲面部位53が設けられている。この曲面部
位53は、基部51の縁部に沿って連続的に立設してい
る。縁部の一部には、曲面部位53が設けられていな
い。曲面部位53の外周面には、周方向に延在する溝が
形成されている。曲面部位53の基部51中心側には、
嵌合部54が設けられている。この嵌合部54は、図1
1に示すように、曲面部位53の内面から径方向内側に
突出し、その途中で2方向に分岐してそれぞれ円弧状に
延在している。嵌合部54はかかる形状ゆえ、弾力性を
有する。
及び図11を用いて説明する。図5又は図10に示すよ
うに、雌側ホルダ5は、基部51とアンカー部52とか
らなる。基部51は、略円形状であり、アンカー部52
と反対側に曲面部位53が設けられている。この曲面部
位53は、基部51の縁部に沿って連続的に立設してい
る。縁部の一部には、曲面部位53が設けられていな
い。曲面部位53の外周面には、周方向に延在する溝が
形成されている。曲面部位53の基部51中心側には、
嵌合部54が設けられている。この嵌合部54は、図1
1に示すように、曲面部位53の内面から径方向内側に
突出し、その途中で2方向に分岐してそれぞれ円弧状に
延在している。嵌合部54はかかる形状ゆえ、弾力性を
有する。
【0018】アンカー部52は、図5又は図7に示すよ
うに、中空の矩形状であり、図5に示すように、その対
面する外壁部にはそれぞれ爪形状55が形成されてい
る。
うに、中空の矩形状であり、図5に示すように、その対
面する外壁部にはそれぞれ爪形状55が形成されてい
る。
【0019】次に、雄側ホルダ4と雌側ホルダ5の組付
けについて以下説明する。図6又は図7に示すように、
雄側ホルダ4はフューエルリッド1に組付けられ、雌側
ホルダ5はインレットボックス6に組付けられる。
けについて以下説明する。図6又は図7に示すように、
雄側ホルダ4はフューエルリッド1に組付けられ、雌側
ホルダ5はインレットボックス6に組付けられる。
【0020】まず、雄側ホルダ4のフューエルリッド1
への組付けについて図4、図6及び図7を用いて説明す
る。フューエルリッド1は、上述したように、リッドア
ウタ2とリッドリンフォース3とを有する(図2、図4
又は図7参照)。図4又は図6に示すように、リッドリ
ンフォース3は、リッドアウタ2の裏面に溶接固着され
ていて、図4又は図7に示すように、雄側ホルダ4を組
付ける位置に、切りおこし部31が2個所設けられてい
る。この切りおこし部31は、各先端が向かい合うよう
に段付けされている。リッドリンフォース3には、切り
おこし部31に挟まれた領域の略中央位置に穴32が設
けられている。
への組付けについて図4、図6及び図7を用いて説明す
る。フューエルリッド1は、上述したように、リッドア
ウタ2とリッドリンフォース3とを有する(図2、図4
又は図7参照)。図4又は図6に示すように、リッドリ
ンフォース3は、リッドアウタ2の裏面に溶接固着され
ていて、図4又は図7に示すように、雄側ホルダ4を組
付ける位置に、切りおこし部31が2個所設けられてい
る。この切りおこし部31は、各先端が向かい合うよう
に段付けされている。リッドリンフォース3には、切り
おこし部31に挟まれた領域の略中央位置に穴32が設
けられている。
【0021】雄側ホルダ4は、以下に示すように、リッ
ドリンフォース3の切りおこし部31と穴32を利用し
て、スクリューレスで組付けられる。図4、図6又は図
7に示すように、雄側ホルダ4の凸部47をリッドリン
フォース3の切りおこし部31内に嵌入させる。この嵌
入は、雄側ホルダ4の爪形状44を挿入方向前側にして
行われる(図7及び図9参照)。凸部47には、図9に
示すように、テーパ形状48が隣接して設けられている
ので、切りおこし部31への嵌入が容易に行われる。こ
の嵌入により、切りおこし部31との隙間によるガタを
防止している。
ドリンフォース3の切りおこし部31と穴32を利用し
て、スクリューレスで組付けられる。図4、図6又は図
7に示すように、雄側ホルダ4の凸部47をリッドリン
フォース3の切りおこし部31内に嵌入させる。この嵌
入は、雄側ホルダ4の爪形状44を挿入方向前側にして
行われる(図7及び図9参照)。凸部47には、図9に
示すように、テーパ形状48が隣接して設けられている
ので、切りおこし部31への嵌入が容易に行われる。こ
の嵌入により、切りおこし部31との隙間によるガタを
防止している。
【0022】雄側ホルダ4の凸部47をリッドリンフォ
ース3の切りおこし部31へ嵌入させると、これに伴
い、雄側ホルダ4の爪形状44は、図4に示すように、
リッドリンフォース3の穴32内に埋没する。この埋没
により、挿入方向逆側への移動を防止している。
ース3の切りおこし部31へ嵌入させると、これに伴
い、雄側ホルダ4の爪形状44は、図4に示すように、
リッドリンフォース3の穴32内に埋没する。この埋没
により、挿入方向逆側への移動を防止している。
【0023】雄側ホルダ4の爪形状44をリッドリンフ
ォース3の穴32内に埋没させたときには、図6に示す
ように、雄側ホルダ4のビード45は、リッドリンフォ
ース3の表面と当接し、これにより雄側ホルダ4を前
傾、すなわち挿入方向側にわずかに傾倒させ、リッドリ
ンフォース3の切りおこし部31にフリクションを与え
る。このため、雄側ホルダ4の取付状態におけるガタつ
きを防止している。
ォース3の穴32内に埋没させたときには、図6に示す
ように、雄側ホルダ4のビード45は、リッドリンフォ
ース3の表面と当接し、これにより雄側ホルダ4を前
傾、すなわち挿入方向側にわずかに傾倒させ、リッドリ
ンフォース3の切りおこし部31にフリクションを与え
る。このため、雄側ホルダ4の取付状態におけるガタつ
きを防止している。
【0024】次に、雌側ホルダ5のインレットボックス
6への組付けについて図2、図3、図5及び図7を用い
て説明する。図5又は図7に示すように、インレットボ
ックス6は、角穴61が設けられている。この角穴61
の大きさは、雌側ホルダ5のアンカー部52(図10参
照)に対応した寸法であり、その位置は、フューエルリ
ッド1に組付けた雄側ホルダ4に対応させている。図5
に示すように、このような角穴61に雌側ホルダ5を挿
入すると、爪形状55の作用により、確実に組付けら
れ、抜き難くなる。
6への組付けについて図2、図3、図5及び図7を用い
て説明する。図5又は図7に示すように、インレットボ
ックス6は、角穴61が設けられている。この角穴61
の大きさは、雌側ホルダ5のアンカー部52(図10参
照)に対応した寸法であり、その位置は、フューエルリ
ッド1に組付けた雄側ホルダ4に対応させている。図5
に示すように、このような角穴61に雌側ホルダ5を挿
入すると、爪形状55の作用により、確実に組付けら
れ、抜き難くなる。
【0025】インレットボックス6内には、図2又は図
3に示すように、車体71と螺着したフィラーキャップ
72が配設されている。このフィラーキャップ72は、
給油時等に作業者が手で開閉するものである。上述した
ように、インレットボックス6内に雌側ホルダ5が組付
けられているが、雌側ホルダ5には曲面部位53(図1
0参照)が設けられているので、図3に示すように、作
業者がフィラーキャップ72を開閉する際に、曲面部位
53内に位置する嵌合部54に触れにくくなっている。
3に示すように、車体71と螺着したフィラーキャップ
72が配設されている。このフィラーキャップ72は、
給油時等に作業者が手で開閉するものである。上述した
ように、インレットボックス6内に雌側ホルダ5が組付
けられているが、雌側ホルダ5には曲面部位53(図1
0参照)が設けられているので、図3に示すように、作
業者がフィラーキャップ72を開閉する際に、曲面部位
53内に位置する嵌合部54に触れにくくなっている。
【0026】このような作用を奏するため、雌側ホルダ
5をインレットボックス6に組付ける際に、曲面部位5
3の向きを考慮する必要がある。組付け時の組付け誤り
を防止すべく、雌側ホルダ5のアンカー部の一面のみに
凸部(図示省略)を設けるとともに、この凸部に対応す
る切欠き(図示省略)をインレットボックス6の角穴6
1に設けるようにすることもできる。
5をインレットボックス6に組付ける際に、曲面部位5
3の向きを考慮する必要がある。組付け時の組付け誤り
を防止すべく、雌側ホルダ5のアンカー部の一面のみに
凸部(図示省略)を設けるとともに、この凸部に対応す
る切欠き(図示省略)をインレットボックス6の角穴6
1に設けるようにすることもできる。
【0027】以上説明したように、雄側ホルダ4をフュ
ーエルリッド1に組付け、かつ雌側ホルダ5をインレッ
トボックス6に組付けると、フューエルリッド1の閉扉
時には、図6又は図11に示すように、雄側ホルダ4の
被嵌合部49が雌側ホルダ5の嵌合部54に嵌合する。
これにより、閉扉時のフューエルリッド1が固定され、
開扉の一時的な阻止を行うことができる。なお、嵌合部
54は変形可能ゆえ、一定以上の外力が作用すると、両
者の嵌合が解除され、フューエルリッド1は開扉され
る。この開扉のため、図2、図6又は図7に示すよう
に、フューエルリッド1のリッドアウタ2には、指掛け
部21が設けられている。
ーエルリッド1に組付け、かつ雌側ホルダ5をインレッ
トボックス6に組付けると、フューエルリッド1の閉扉
時には、図6又は図11に示すように、雄側ホルダ4の
被嵌合部49が雌側ホルダ5の嵌合部54に嵌合する。
これにより、閉扉時のフューエルリッド1が固定され、
開扉の一時的な阻止を行うことができる。なお、嵌合部
54は変形可能ゆえ、一定以上の外力が作用すると、両
者の嵌合が解除され、フューエルリッド1は開扉され
る。この開扉のため、図2、図6又は図7に示すよう
に、フューエルリッド1のリッドアウタ2には、指掛け
部21が設けられている。
【0028】本実施形態では、雄側ホルダ4をフューエ
ルリッド1に組付けるとともに、雌側ホルダ5をインレ
ットボックス6に組付けているが、雄側ホルダ4をイン
レットボックス6に組付けるとともに、雌側ホルダ5を
フューエルリッド1に組付けるように構成することも可
能である。なお、この場合には、雄側ホルダ4と雌側ホ
ルダ5の車体への取付け方法は逆になる。すなわち、雄
側ホルダ4にはインレットボックス6の角穴61に係合
可能なアンカー部52を設け、雌側ホルダ5にはフュー
エルリッド1の切りおこし部31に嵌入可能な平面部4
3を設ける。
ルリッド1に組付けるとともに、雌側ホルダ5をインレ
ットボックス6に組付けているが、雄側ホルダ4をイン
レットボックス6に組付けるとともに、雌側ホルダ5を
フューエルリッド1に組付けるように構成することも可
能である。なお、この場合には、雄側ホルダ4と雌側ホ
ルダ5の車体への取付け方法は逆になる。すなわち、雄
側ホルダ4にはインレットボックス6の角穴61に係合
可能なアンカー部52を設け、雌側ホルダ5にはフュー
エルリッド1の切りおこし部31に嵌入可能な平面部4
3を設ける。
【0029】本実施形態では、リッドとしてフューエル
リッドを用いた場合について説明したが、本発明は、こ
れに限定されず、板金ふた物(小物)の開扉を一時的に
阻止する機構を取付ける構造にも適用することができ
る。
リッドを用いた場合について説明したが、本発明は、こ
れに限定されず、板金ふた物(小物)の開扉を一時的に
阻止する機構を取付ける構造にも適用することができ
る。
【0030】
【発明の効果】本発明に係るリッドホルダ構造は、本体
に回動自在に取付けられるリッドの開扉を一時的に阻止
するリッドホルダ構造であって、相互の嵌合により係止
する係脱可能な一対のホルダ部材を上記本体と上記リッ
ドにそれぞれ組付けてなることを特徴とするので、本体
とリッドにそれぞれ後付けすることになるホルダ部材
を、共通化することができ、他機種にも流用が可能で、
汎用性を持たせることができる。また、メンテナンスや
リサイクル性も向上させることができる。
に回動自在に取付けられるリッドの開扉を一時的に阻止
するリッドホルダ構造であって、相互の嵌合により係止
する係脱可能な一対のホルダ部材を上記本体と上記リッ
ドにそれぞれ組付けてなることを特徴とするので、本体
とリッドにそれぞれ後付けすることになるホルダ部材
を、共通化することができ、他機種にも流用が可能で、
汎用性を持たせることができる。また、メンテナンスや
リサイクル性も向上させることができる。
【0031】上記一対のホルダ部材の内の一方は、板状
部を有するとともに該板状部を切りおこし部に挿入する
ことにより組付けられ、かつ上記一対のホルダ部材の内
の他方は、弾性をもった爪部を有するとともに該爪部を
穴部に挿入することにより組付けられるように構成する
と、スクリューレスで組付けができ、しかも、一対のホ
ルダ部材をそれぞれリッドと本体に組付ける作業が容易
になるとともに、取外す作業も容易になるので、交換作
業を含め作業性を向上させることができ、コストメリッ
トがある。
部を有するとともに該板状部を切りおこし部に挿入する
ことにより組付けられ、かつ上記一対のホルダ部材の内
の他方は、弾性をもった爪部を有するとともに該爪部を
穴部に挿入することにより組付けられるように構成する
と、スクリューレスで組付けができ、しかも、一対のホ
ルダ部材をそれぞれリッドと本体に組付ける作業が容易
になるとともに、取外す作業も容易になるので、交換作
業を含め作業性を向上させることができ、コストメリッ
トがある。
【0032】上記一対のホルダ部材の内の一方は、上記
板状部の底面にビード部が設けられるように構成する
と、組付け後のガタを防止することができ、組付け状態
を安定化させることができる。
板状部の底面にビード部が設けられるように構成する
と、組付け後のガタを防止することができ、組付け状態
を安定化させることができる。
【0033】上記一対のホルダ部材の内の一方は、上記
板状部の端面に凸部が設けられ、該凸部で上記切りおこ
し部と当接するように構成すると、組付け後のガタを防
止することができ、組付け状態を安定化させることがで
きる。
板状部の端面に凸部が設けられ、該凸部で上記切りおこ
し部と当接するように構成すると、組付け後のガタを防
止することができ、組付け状態を安定化させることがで
きる。
【0034】上記凸部は、上記板状部の端面とテーパで
連続するように構成すると、切りおこし部への挿入が容
易になるので、組付け作業性を更に向上させることがで
きる。
連続するように構成すると、切りおこし部への挿入が容
易になるので、組付け作業性を更に向上させることがで
きる。
【0035】上記本体に組付けるホルダ部材は、上記リ
ッドに組付けるホルダ部材と嵌合する嵌合部の周囲に壁
部が設けられるように構成すると、本体に設けられた別
部材に関して作業をする際に接触し得る部分が上記壁部
となるので、その感触を向上させることができ、本体に
ホルダ部材を設けたことに伴う不都合を回避することが
できる。
ッドに組付けるホルダ部材と嵌合する嵌合部の周囲に壁
部が設けられるように構成すると、本体に設けられた別
部材に関して作業をする際に接触し得る部分が上記壁部
となるので、その感触を向上させることができ、本体に
ホルダ部材を設けたことに伴う不都合を回避することが
できる。
【図1】本発明の一実施形態に係るリッドホルダ構造を
適用した自動車の外観側面図である。
適用した自動車の外観側面図である。
【図2】図1の車体側面後部に設けたフューエルリッド
を開扉した状態を示す斜視図である。
を開扉した状態を示す斜視図である。
【図3】図2の状態を雌側ホルダが見える方向から示す
斜視図である。
斜視図である。
【図4】図2の線IV−IVによる断面図である。
【図5】図3の線V−Vによる断面図である。
【図6】図1のフューエルリッドを閉扉した場合のホル
ダ中央部の線VI−VIによる断面図である。
ダ中央部の線VI−VIによる断面図である。
【図7】図2のホルダの取付けを示す分解斜視図であ
る。
る。
【図8】図7に示す雄側ホルダの斜視図である。
【図9】図8を下方からの視点により示す雄側ホルダの
斜視図である。
斜視図である。
【図10】図7に示す雌側ホルダの斜視図である。
【図11】図7に示す雄側ホルダと雌側ホルダの嵌合状
態を示す斜視図である。
態を示す斜視図である。
【図12】従来のリッドホルダ構造を適用したフューエ
ルリッドを開扉した状態を示す斜視図である。
ルリッドを開扉した状態を示す斜視図である。
1 フューエルリッド 2 リッドアウタ 21 指掛け部 3 リッドリンフォース 31 切りおこし部 32 穴 4 雄側ホルダ 41、51 基部 42 突起部 43 平面部 44、55 爪形状 45 ビード 46 端面 47 凸部 48 テーパ形状 49 被嵌合部 5 雌側ホルダ 52 アンカー部 53 曲面部位 54 嵌合部 6 インレットボックス 61 角穴 71 車体 72 フィラーキャップ
Claims (6)
- 【請求項1】 本体に回動自在に取付けられるリッドの
開扉を一時的に阻止するリッドホルダ構造であって、相
互の嵌合により係止する係脱可能な一対のホルダ部材を
上記本体と上記リッドにそれぞれ組付けてなることを特
徴とするリッドホルダ構造。 - 【請求項2】 上記一対のホルダ部材の内の一方は、板
状部を有するとともに該板状部を切りおこし部に挿入す
ることにより組付けられ、かつ上記一対のホルダ部材の
内の他方は、弾性をもった爪部を有するとともに該爪部
を穴部に挿入することにより組付けられることを特徴と
する請求項1に記載のリッドホルダ構造。 - 【請求項3】 上記一対のホルダ部材の内の一方は、上
記板状部の底面にビード部が設けられたことを特徴とす
る請求項2に記載のリッドホルダ構造。 - 【請求項4】 上記一対のホルダ部材の内の一方は、上
記板状部の端面に凸部が設けられ、該凸部で上記切りお
こし部と当接することを特徴とする請求項2又は3に記
載のリッドホルダ構造。 - 【請求項5】 上記凸部は、上記板状部の端面とテーパ
で連続することを特徴とする請求項4に記載のリッドホ
ルダ構造。 - 【請求項6】 上記本体に組付けるホルダ部材は、上記
リッドに組付けるホルダ部材と嵌合する嵌合部の周囲に
壁部が設けられたことを特徴とする請求項1乃至5のい
ずれか1項に記載のリッドホルダ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34522699A JP2001158244A (ja) | 1999-12-03 | 1999-12-03 | リッドホルダ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34522699A JP2001158244A (ja) | 1999-12-03 | 1999-12-03 | リッドホルダ構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001158244A true JP2001158244A (ja) | 2001-06-12 |
Family
ID=18375161
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34522699A Pending JP2001158244A (ja) | 1999-12-03 | 1999-12-03 | リッドホルダ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001158244A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010215077A (ja) * | 2009-03-16 | 2010-09-30 | Daihatsu Motor Co Ltd | 車両における燃料注入装置 |
US10118481B1 (en) | 2017-06-14 | 2018-11-06 | Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. | Fuel housing assemblies having fuel nozzle boot deflector assemblies |
JP2019098954A (ja) * | 2017-12-04 | 2019-06-24 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用給油部構造 |
-
1999
- 1999-12-03 JP JP34522699A patent/JP2001158244A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010215077A (ja) * | 2009-03-16 | 2010-09-30 | Daihatsu Motor Co Ltd | 車両における燃料注入装置 |
US10118481B1 (en) | 2017-06-14 | 2018-11-06 | Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. | Fuel housing assemblies having fuel nozzle boot deflector assemblies |
JP2019098954A (ja) * | 2017-12-04 | 2019-06-24 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用給油部構造 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060824 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060829 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070105 |