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JP2001156735A - 信号多重伝送装置 - Google Patents

信号多重伝送装置

Info

Publication number
JP2001156735A
JP2001156735A JP33238799A JP33238799A JP2001156735A JP 2001156735 A JP2001156735 A JP 2001156735A JP 33238799 A JP33238799 A JP 33238799A JP 33238799 A JP33238799 A JP 33238799A JP 2001156735 A JP2001156735 A JP 2001156735A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bit
signal
data
transceiver
sdi
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33238799A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Hirashima
明 平島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP33238799A priority Critical patent/JP2001156735A/ja
Publication of JP2001156735A publication Critical patent/JP2001156735A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開発の負担がなく、かつ世の中の進歩に追従
して常に技術水準の改善が見込めるSDI信号多重伝送
装置の実現を課題とする。 【解決手段】 入力データを多重化する多重化ブロック
1、多重化されたデータを8ビット10ビット変換する
8ビット10ビット変換器2、受信データを8ビット1
0ビット逆変換する8ビット10ビット逆変換器4およ
び多重化されたデータを分割する分割ブロック5を有し
SDI信号を双方向に多重伝送するSDI信号多重伝送
装置において、その伝送手段としてファイバーチャネル
用トランシーバー3またはギガビットイーサーネット用
トランシーバーを組み込んだことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号多重伝送装置
に関し、特にファイバーチャネル用、またはギガビット
イーサーネット用トランシーバーを用いて構成するSD
I信号多重伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】放送局内では、BNCケーブルを用いて
音声信号とビデオ信号とを数百m程度に亙り伝送するの
にSDI(Serial Digital Interface)信号とよばれる
信号形式が用いられている。このSDI(270Mbp
s)信号を多重伝送する場合、SDI信号自身が放送機
器に限定された伝送方式であるため、汎用のICを使う
ことができず、装置毎に限定した形でゲートアレイを起
こすしか方法がなかった。しかし、SDI信号を多重伝
送する用途はあまりなく、多重する場合のフォーマット
や規格も決まっていないので、ゲートアレイを起こした
としても、かなり高価なものになるとともに、将来的な
需要はほとんど見込めない。
【0003】また、SDI(270Mbps)信号の多
重伝送のゲートアレイを起こすことは、転送レートがギ
ガビットクラスになるため、かなり技術的にも難しいこ
とである。したがって、このようなゲートアレイの開発
期間は長期化することが予想され、さらに開発に失敗す
ることも考えられ、ビジネスチャンスを逃す危険、或い
は、開発したゲートアレイの短期間での陳腐化等の事態
も予想される。
【0004】そこで、すでに世の中で、通信・ネットワ
ークの分野で販売使用されており、規格的にも、将来性
が見込まれるファイバーチャネル/ギガビットイーサー
ネット(FC:Fibre Channel /GBE:Giga Bit Eth
ernet )トランシーバーを用いて、SDI(270Mb
ps)信号を多重伝送する伝送装置を実現することを考
えた。ここで、FC/GBEトランシーバーはファイバ
ーチャネルとギガビットイーサーネットの両方に用いる
ことができるトランシーバーであり、ファイバーチャネ
ルは、周辺装置とコンピュータあるいはコンピュータ同
士をクラスタ接続するためなどに用いられる伝送距離が
長いシリアルインタフェースで、伝送媒体には光ファイ
バや同軸ケーブル、シールドつきより線などが用いられ
るものである。また、ギガビットイーサーネットは、バ
ス構造のローカル・エリア・ネットワーク(LAN)で
あり、1Gビット/秒以上で使用できる仕様で、伝送媒
体には同軸ケーブルが用いられるものである。
【0005】世の中に出回っており、かつ開発の進歩の
早い、このFC/GBEトランシーバーを使用すると、
ゲートアレイ開発でのリスクをなくすことができ、世の
中の技術の進歩に合わせて相応のデバイスが常に供給さ
れることになるので、技術水準とコストを考えて、適当
なデバイスを選び、装置の価格をさほど上昇させずに、
時代に即した性能の装置を作成することができるという
利点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のごとく、従来の
考え方でSDI信号の多重伝送装置を構成する場合、汎
用のICを使うことができず、装置毎に限定した形でゲ
ートアレイを起こすしか方法がなく、将来的な需要はほ
とんど見込めないので、高価なものにならざるをえない
という問題があった。本発明は、比較的簡単な方法でこ
の問題を解決して、開発の負担がなく、かつ世の中の進
歩に追従して常に技術水準の改善が見込めるSDI信号
多重伝送装置の実現を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明は、SDI信号を双方向に多重伝送する信号
多重伝送装置において、その伝送手段としてファイバー
チャネル用トランシーバーまたはギガビットイーサーネ
ット用トランシーバーを組み込んだことを特徴とする。
また、SDI信号を双方向に多重伝送する信号多重伝送
装置において、入力SDI信号を多重化する多重化手段
と、この多重化手段が多重化したデータを8ビット10
ビット変換する8ビット10ビット変換手段と、この8
ビット10ビット変換手段が変換した多重化データを送
信するファイバーチャネル用トランシーバーまたはギガ
ビットイーサーネット用トランシーバーの送信手段と、
このファイバーチャネル用トランシーバーまたはギガビ
ットイーサーネット用トランシーバーの送信手段が送信
した多重化データを受信するファイバーチャネル用トラ
ンシーバーまたはギガビットイーサーネット用トランシ
ーバーの受信手段と、このファイバーチャネル用トラン
シーバーまたはギガビットイーサーネット用トランシー
バーの受信手段が受信した多重化データを8ビット10
ビット逆変換する8ビット10ビット逆変換手段と、こ
の8ビット10ビット逆変換手段が逆変換した多重化デ
ータを分離する分割手段とを具備することを特徴とす
る。
【0008】これにより、SDI信号の多重伝送装置の
伝送手段にファイバーチャネル用トランシーバーまたは
ギガビットイーサーネット用トランシーバーを用いるこ
とができ、開発の負担がなく、かつ世の中の進歩に追従
して常に技術水準の改善が見込める信号多重伝送装置を
容易に実現することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるSDI信号
多重伝送装置を添付図面を参照にして詳細に説明する。
【0010】本発明の実施の形態として、図1に双方向
12chのSDI信号(270Mbps)多重伝送装置
のブロック図を示す。図1において、符号1は多重ブロ
ック、符号2は8ビット10ビット変換器(8B10B
_ENC)、符号3はFC/GBEトランシーバー、符
号4は8ビット10ビット逆変換器(8B10B_DE
C)、符号5は分割ブロックである。SDI信号のイン
ターフェースは、SMPTE259M及びITU−R
BT656に準拠したエンコーダー、デコーダーによ
り、27MHz10bitのD1パラレル・デジタルビ
デオ信号に変換して、インターフェースしているものと
する。
【0011】図1では、片方向6chで双方向12ch
のSDI信号多重伝送をしている。片方向6chである
ので、27MHz60bitデータ(a)を多重ブロッ
ク1に入力する。ファイバーチャネル(FC)或いはギ
ガビットイーサーネットG(BE)にはキーとなる8B
10B変換という技術がある。FC或いはGBEのシリ
アルデータに変換された際に、0或いは1が過度に連続
しないようにし、DCバランスを保つような10bit
のデータに8bitのデータを変換するものである。
【0012】FC或いはGBEでの8B10B変換は、
8bitを10bitに変換するのではなく、連続した
下位8bit、上位8bitについて行われ、結果的に
16bitデータを20bitデータに変換している。
よって多重ブロック1は、パラレル16bitデータを
作り出す必要が出てくる。図1の場合では、4bit2
7MHzデータ(b)を付加して、64bit27MH
zデータにして、多重ブロック1で4多重して、16b
it108MHzデータ(c)を出力する。
【0013】FC或いはGBEの伝送では、8B10B
変換は、必須の技術でパラレル16bitデータを作り
出せるように、16で割り切れるデータ構成にする。入
力(b)を付加することで、単純な4多重や4分割でシ
ステムを構成でき、多重分割において単純且つ高速な回
路を構成することができる。
【0014】データ(c)は、108MHzであり、D
1パラレルデータクロック周波数27MHzの倍数を選
んでいる。FC/GBEトランシーバー3は、FCとG
BEの両方で使用できるようになっており、図1の場
合、FCは2.12Gbps,GBEは2.5Gbps
の両方で動作するようなトランシーバーである。つま
り、20bitパラレルデータに関して106MHz〜
125MHzまで動作可能であるので、データ(c)で
は、108MHzを選ぶ。
【0015】上記説明の要点をまとめると、 1)ギガビットクラスのSDI信号を多重伝送する場合
に、FCまたはGBEトランシーバーを、開発リスクを
少なくし、価格面や、将来的な安定供給等の面から使用
したい。
【0016】2)FCまたはGBEトランシーバーに
は、シリアルデーター伝送で問題になる0連続、1連続
によるDC成分除去のための、優れた8B10B変換と
いう符号化を行なっている。
【0017】3)SDI信号は、10bit1ワードで
あるので、8B10B変換との親和性が良くない。FC
およびGBEでは、トランシーバーの回路はほぼ同一で
あるため、受け付ける周波数範囲を広げることで、FC
とGBEとにトランシーバーを兼用でき、同一ICが用
いられるようにになっている場合がある。広げられた入
力周波数範囲内にSDI信号の10bitパラレルデジ
タル信号の倍数が存在すれば、SDI信号多重伝送の可
能性が出てくる。以上にのべたケースの場合では、10
8MHzを選んでいる。
【0018】4)FC及びGBEトランシーバーでは、
8B10B変換前のデータを下位8bit、上位8bi
tをセットとして16bitデータとして扱っている。
図1の場合では、16bit、108MHz(c)にな
る。108MHzは、SDI信号の10bitパラレル
デジタル信号の4倍であり、つまり16bitデータ4
多重であるので、多重ブロック1への入力は64bit
27MHzということになり、10bit27MHzで
は、6ch分のデータ伝送が可能である。単に多重伝送
するのであれば、4bit27MHzのデータ(b)を
付加すれば良く、シンプルで高速な回路が実現できる。
【0019】図1のブロック図に沿ってSDI信号多重
伝送装置の回路構成及びデータの流れについて説明す
る。多重ブロック1にSDI信号(270Mbps)6
chに相当するデジタルパラレル信号60bit27M
Hz(a)を入力する。ここで、8B10B変換及び多
重フォーマットの容易さから、4bit27MHz
(b)のデータが付加される。多重ブロック1には、6
4bit27MHzのデータが入力され、4多重され、
16bit108MHzデータ(c)が出力され、8B
10B_ENC2で8B10B符号化が行われ、20b
it108MHzデータ(d)が出力される。このデー
タは、FC/GBEトランシーバー3の送信側でP/S
変換され、2.16Gbpsのシリアルデータ(e)と
して出力される。
【0020】FC/GBEトランシーバー3の受信側で
はS/P変換され、20bit108MHzデータ
(f)が出力され、8B10B_DEC4では、8B1
0B逆符号化が行われ、16bit108MHzデータ
(g)が出力される。このデータは分割ブロック5で4
分割され、64bit27MHzデータが出力される。
この64bit27MHzデータのうち60bit27
MHzデータ(h)がSDI信号(270Mbps)6
chに相当するデジタルパラレル信号で、4bit27
MHzデータ(i)は付加データである。
【0021】図1においてのデータフォーマットの例と
して、図2にその送信側でのデータフォーマットを、図
3に受信側でのデータフォーマットを示す。図2におい
て、D1パラレル信号(10bit27MHz)6ch
(a)と付加データ(4bit27MHz)(b)は、
8bit27MHzの8個のBLOCKに仕切り直す。
その8個のBLOCKを4多重して、16bitl08
MHzデータ(c)を作る。
【0022】図2に示した送信側データフォーマットの
BLOCK構成はあくまで一例であり、16bit10
8MHzデータであれば、BLOCKの並びはこれに決
まるものでなく自由であり、この時点で決定したBLO
CK構成が伝送されるデータ順となる。その後、8B1
0B符号化を行ない、20bit108MHzデータ
(d)に変換され、BLOCK長10bitに変換され
る。その後、P/S変換して、2.16Gbpsシリア
ルデータ(e)に変換される。伝送は、データ(d)で
のBLOCK伝送は、10bit(下位)、10bit
(上位)の順で行われ、BLOCK内は、LSBを先頭
でMSBがラストという順序で行われる。
【0023】図3では、図2におけるBLOCK構成で
送信された場合の受信側のデータフォーマットの例を示
す。2.16Gbpsデータシリアルデータは、P/S
変換され、20bit108MHzデータ(f)に変換
される。このデータは8B10B逆符号化されて、16
bit108MHzデータ(g)に逆変換され、BLO
CK長8bitに逆変換される。このBLOCKは、4
分割されて、64bit27MHzデータが作られる。
ここで、データを区切り直して、最終的にD1パラレル
信号(10bit27MHz)6ch(h)と、付加デ
ータ(4bit27MHz)が生成される。
【0024】以上、SDI信号(270Mbps)につ
いて、双方向12chの多重伝送方式について説明した
が、同様に4:2:2P(フログレッシブ)SDI信号
(540Mbps)の多重伝送方式を考えることができ
る。図4にこの場合の多重伝送装置のブロック図を示
す。便利のため図1と同じ機能の各要素には同じ符号を
つけて表している。図4にそって、この場合の回路構成
及びデータの流れについて説明する。多重ブロック1に
SDI信号(540Mbps)3chに相当するデジタ
ルパラレル信号30bit54MHz(a)を入力す
る。8B10B変換及び多重フォーマットの容易さか
ら、2bit54MHz(b)のデータを付加する。多
重ブロック1では、32bit54MHzが入力されて
2多重され、16bit108MHzデータ(c)が出
力される。
【0025】次いで、8B10B_ENC2で、8B1
0B符号化が行われ、20bit108MHzデータ
(d)が出力される。このデータは、FC/GBEトラ
ンシーバー3の送信側でP/S変換され、送信側から
2.16Gbpsのシリアルデータ(e)として出力さ
れる。これを受信するFC/GBEトランシーバー3の
受信側ではデータをS/P変換し、20bit108M
Hzデータ(f)が出力される。さらに、8B10B_
DEC4で、8B10B逆符号化が行われ、16bit
108MHzデータ(g)として出力され、次に、分割
ブロック5で2分割され、32bit54MHzデータ
が出力される。このデータのうち30bit54MHz
データ(h)がSDI信号(540Mbps)3chに
相当するデジタルパラレル信号であり、2bit54M
Hzデータ(i)は付加データである。
【0026】SDI信号(4:2:2P)とSDI信号
(4:2:2I)は、デジタルパラレル信号の周波数が
54MHzと27MHzという整数倍の関係にあるの
で、図5に示すように、10bit27MHzのデータ
に2分割多重をうまく組み合わせることで、図5に示す
ような組み合わせのチャネル構成で、両信号が混在した
多重伝送方式が可能である。
【0027】図6にこの場合の多重化、分割の構成例を
示す。図6では、図1のSDI信号(270Mbps)
多重伝送方式に関して、多重側では、4:2:2P(1
0bit54MHz)信号を2分割して、4:2:2P
(Y)と4:2:2P(CB、CR)の10bit27
MHz信号2本にすることで、SDI信号(270Mb
ps)と(540Mbps)の混在多重伝送が可能にな
る。また、分割側では、10bit27Mhzの4:
2:2P(Y)と4:2:2P(CB、CR)とを2多
重して、4:2:2P(10bit54MHz)に戻す
ことができる。SDI信号(270Mbps)について
双方向12chの多重伝送方式、sb1信号(540M
bps)について双方向6chの多重伝送方式について
説明したが、同様に4:2:0P(フログレッシブ)S
DI信号(360Mbps)の多重伝送方式をも考える
ことができる。
【0028】図7に、この場合の多重伝送装置のブロッ
ク図を示す。便利のため図1、図4と同じ機能の各要素
には同じ符号をつけて表している。図7のブロック図に
沿って、装置の構成及びデータの流れについて説明す
る。多重ブロック1にSDI信号(360Mbps)4
chに相当するデジタルパラレル信号40bit36M
Hz(a)を入力する。8B10B変換及び多重フォー
マットの容易さから、8bit36MHz(b)のデー
タを付加する。多重ブロック1では、48bit36M
Hzのデータが入力され、3多重され、16bit10
8MHzデータ(c)が出力される。8B10BENC
2では、8B10B符号化が行われ、20bit108
MHzデータ(d)が出力され、FC/GBEトランシ
ーバー3の送信側でP/S変換されて2.16Gbps
のシリアルデータ(e)が出力される。
【0029】FC/GBEトランシーバー3の受信側で
は受信データがS/P変換され、20bit108MH
zデータ(f)が出力される。次に8B10B_DEC
4で、8B10B逆符号化が行われ、16bit108
MHzデータ(g)が出力され、分割ブロック5で3分
割され、48bit36MHzデータが出力される。こ
の48bit36MHzデータのうち40bit36M
Hzデータ(h)がSDI信号(360Mbps)4c
hに相当するデジタルパラレル信号であり、残りの8b
it36MHzデータ(i)は付加データである。
【0030】先にも述べたように、SDI信号は、放送
業界内で採用されているかなり閉じられた世界でのシリ
アルテジタル信号伝送形態である。したがって、SDI
信号用のS/P変換、P/S変換を実行するICです
ら、作っているメーカーは数社しかない。このSDI信
号を多重伝送するとなると、流用できるようなSDI信
号多重伝送用ICはなく、これに対応するための従来の
発想からいけば、ゲートアレイを起こすということにな
る。しかしゲートアレイを起こすとした場合、シリアル
データがGbpsオーダーになってくると、技術的にも
難しく、コストや時間がかかり、開発失敗のリスクも高
いし、例え開発が実現しても、あまり需要もないと考え
られる。
【0031】そこで、今回は2GbpsクラスのFC/
GBEトランシーバーを使用してSDI信号を多重化す
る例を示した。FC/GBEトランシーバーは、単品と
しての価格を見ると高いかもしれないが、ゲートアレイ
を起こした場合の人件費を含む開発費等が軽減されるの
で、あまり需要の見込めないSDI信号多重伝送では、
専用のICを開発する変わりにFC/GBEトランシー
バーを流用する方が、全体のコストを考えると有利だと
思われる。この場合、GbpsクラスのS/P変換、P
/S変換の部分を除けば、残りのブロックについては、
100MHzぐらいのデジタル信号処理となる。この程
度であれば、例えゲートアレイを起こすとしても、それ
程リスクが高くない領域であると思われるし、うまくす
ればPLD/FPGAで開発できるとも考えられ、これ
によりゲートアレイ開発のリスクなく、開発時のコスト
と時間削減が行なえると考えられる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1の
発明は、SDI信号を双方向に多重伝送する信号多重伝
送装置において、その伝送手段としてファイバーチャネ
ル用トランシーバーまたはギガビットイーサーネット用
トランシーバーを組み込んだことを特徴とする。これに
より、SDI信号の多重伝送装置の伝送手段としてファ
イバーチャネル用トランシーバーまたはギガビットイー
サーネット用トランシーバーを用い、開発の負担が少な
く、かつ世の中の進歩に追従して常に技術水準の改善が
見込める信号多重伝送装置を容易に実現することができ
る。
【0033】また、本発明の請求項2の発明は、SDI
信号が270Mbpsの双方向12チャネルのSDI信
号であることを特徴とする。また、本発明の請求項3の
発明は、SDI信号として270MbpsのSDI信号
と540MbpsのSDI信号との混在した信号を伝送
することを特徴とする。また、本発明の請求項4の発明
は、SDI信号が360Mbpsの双方向8チャネルの
SDI信号であることを特徴とする。これらにより、開
発の負担がなく、かつ世の中の進歩に追従して常に技術
水準の改善が見込める多様な伝送形態に対応したSDI
信号の多重伝送装置を容易に実現することができる。
【0034】また、本発明の請求項5の発明は、SDI
信号を双方向に多重伝送する信号多重伝送装置におい
て、入力SDI信号を多重化する多重化手段と、この多
重化手段が多重化したデータを8ビット10ビット変換
する8ビット10ビット変換手段と、この8ビット10
ビット変換手段が変換した多重化データを送信するファ
イバーチャネル用トランシーバーまたはギガビットイー
サーネット用トランシーバーの送信手段と、このファイ
バーチャネル用トランシーバーまたはギガビットイーサ
ーネット用トランシーバーの送信手段が送信した多重化
データを受信するファイバーチャネル用トランシーバー
またはギガビットイーサーネット用トランシーバーの受
信手段と、このファイバーチャネル用トランシーバーま
たはギガビットイーサーネット用トランシーバーの受信
手段が受信した多重化データを8ビット10ビット逆変
換する8ビット10ビット逆変換手段と、この8ビット
10ビット逆変換手段が逆変換した多重化データを分離
する分割手段とを具備することを特徴とする。これによ
り、伝送手段にファイバーチャネル用トランシーバーま
たはギガビットイーサーネット用トランシーバーを用い
て、開発の負担が少なく、かつ世の中の進歩に追従して
常に技術水準の改善が見込めるSDI信号の多重伝送装
置を比較的簡単な構成で容易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である双方向12chの
SDI信号(270Mbps)多重伝送装置のブロック
図。
【図2】図1の実施の形態の送信側でのデータフォーマ
ット。
【図3】図1の実施の形態の受信側でのデータフォーマ
ット。
【図4】本発明の他の実施の形態である4:2:2P
(フログレッシブ)SDI信号(540Mbps)多重
伝送装置のブロック図。
【図5】本発明の他の実施の形態であるSDI信号
(4:2:2P)とSDI信号(4:2:2I)の混在
の場合の組み合わせチャネル構成を示す図表。
【図6】図5に示す実施の形態での多重化、分割の構成
例を示す図。
【図7】本発明の他の実施の形態である4:2:0P
(フログレッシブ)SDI信号(360Mbps)多重
伝送装置のブロック図。
【符号の説明】
1…多重ブロック、2…8ビット10ビット変換器(8
B10B_ENC)、3…FC/GBEトランシーバ
ー、4…8ビット10ビット逆変換器(8B10B_D
EC)、5…分割ブロック。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 SDI信号を双方向に多重伝送する信号
    多重伝送装置において、 その伝送手段としてファイバーチャネル用トランシーバ
    ーまたはギガビットイーサーネット用トランシーバーを
    組み込んだことを特徴とする信号多重伝送装置。
  2. 【請求項2】 SDI信号が270Mbpsの双方向1
    2チャネルのSDI信号であることを特徴とする請求項
    1に記載の信号多重伝送装置。
  3. 【請求項3】 SDI信号として270MbpsのSD
    I信号と540MbpsのSDI信号との混在した信号
    を伝送することを特徴とする請求項1に記載の信号多重
    伝送装置。
  4. 【請求項4】 SDI信号が360Mbpsの双方向8
    チャネルのSDI信号であることを特徴とする請求項1
    に記載の信号多重伝送装置。
  5. 【請求項5】 SDI信号を双方向に多重伝送する信号
    多重伝送装置において、 入力SDI信号を多重化する多重化手段と、 この多重化手段が多重化したデータを8ビット10ビッ
    ト変換する8ビット10ビット変換手段と、 この8ビット10ビット変換手段が変換した多重化デー
    タを送信するファイバーチャネル用トランシーバーまた
    はギガビットイーサーネット用トランシーバーの送信手
    段と、 このファイバーチャネル用トランシーバーまたはギガビ
    ットイーサーネット用トランシーバーの送信手段が送信
    した多重化データを受信するファイバーチャネル用トラ
    ンシーバーまたはギガビットイーサーネット用トランシ
    ーバーの受信手段と、 このファイバーチャネル用トランシーバーまたはギガビ
    ットイーサーネット用トランシーバーの受信手段が受信
    した多重化データを8ビット10ビット逆変換する8ビ
    ット10ビット逆変換手段と、 この8ビット10ビット逆変換手段が逆変換した多重化
    データを分離する分割手段とを具備することを特徴とす
    る信号多重伝送装置。
JP33238799A 1999-11-24 1999-11-24 信号多重伝送装置 Pending JP2001156735A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006013830A (ja) * 2004-06-25 2006-01-12 Sony Corp データ送信装置及びデータ受信装置

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JP2006013830A (ja) * 2004-06-25 2006-01-12 Sony Corp データ送信装置及びデータ受信装置

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