JP2001154181A - 液晶表示装置 - Google Patents
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Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 透過モードにおける表示輝度が改善された透
過反射両用型液晶表示装置を提供する。 【解決手段】 透過モードおよび反射モードで表示を行
うことができる液晶表示装置は、第1基板10と第2基
板11との間に設けられた液晶層23とを有する液晶表
示パネル100と、液晶表示パネルの第1基板10側に
設けられた照明装置50とを備える。液晶表示パネル1
00は、液晶層23側から入射した光を反射する反射領
域および照明装置50側から入射する光を透過する透過
領域を絵素領域ごとに有する。第1基板10の液晶層2
3側表面と照明装置50との間に、照明装置50側から
順に、コリメート素子52および集光素子54をさらに
有し、コリメート素子52は照明装置50から出射され
た拡散光の広がり角を狭小化し、集光素子54は狭小化
された広がり角を有する拡散光を液晶パネルの透過領域
内に集光する。
過反射両用型液晶表示装置を提供する。 【解決手段】 透過モードおよび反射モードで表示を行
うことができる液晶表示装置は、第1基板10と第2基
板11との間に設けられた液晶層23とを有する液晶表
示パネル100と、液晶表示パネルの第1基板10側に
設けられた照明装置50とを備える。液晶表示パネル1
00は、液晶層23側から入射した光を反射する反射領
域および照明装置50側から入射する光を透過する透過
領域を絵素領域ごとに有する。第1基板10の液晶層2
3側表面と照明装置50との間に、照明装置50側から
順に、コリメート素子52および集光素子54をさらに
有し、コリメート素子52は照明装置50から出射され
た拡散光の広がり角を狭小化し、集光素子54は狭小化
された広がり角を有する拡散光を液晶パネルの透過領域
内に集光する。
Description
【0001】
【従来の技術】近年、液晶表示装置は、薄型で低消費電
力であるという特徴を生かして、ワードプロセッサやパ
ーソナルコンピュータなどのOA機器、電子手帳などの
携帯情報機器、あるいは液晶モニターを備えたカメラー
体型VTRなどに広く用いられている。
力であるという特徴を生かして、ワードプロセッサやパ
ーソナルコンピュータなどのOA機器、電子手帳などの
携帯情報機器、あるいは液晶モニターを備えたカメラー
体型VTRなどに広く用いられている。
【0002】これらの液晶表示装置は反射型と透過型に
大別される。液晶表示装置は、CRT(ブラウン管)や
EL(エレクトロルミネッセンス)などの自発光型の表示
装置ではなく、透過型は、液晶表示パネルの背後に配置
された照明装置(いわゆるバックライト)の光を用いて
表示を行い、反射型は、周囲光を用いて表示を行ってい
る。
大別される。液晶表示装置は、CRT(ブラウン管)や
EL(エレクトロルミネッセンス)などの自発光型の表示
装置ではなく、透過型は、液晶表示パネルの背後に配置
された照明装置(いわゆるバックライト)の光を用いて
表示を行い、反射型は、周囲光を用いて表示を行ってい
る。
【0003】透過型液晶表示装置は、バックライトから
の光を用いて表示を行うので、周囲の明るさに影響され
ることが少なく、明るい高コントラスト比の表示を行う
ことができるという利点を有しているものの、バックラ
イトを有するので消費電力が大きいという問題を有して
いる。通常の透過型液晶表示装置の消費電力の約50%
以上がバックライトによって消費される。また、非常に
明るい使用環境(例えば、晴天の屋外)においては、視
認性が低下してしまうというような問題を有していた。
の光を用いて表示を行うので、周囲の明るさに影響され
ることが少なく、明るい高コントラスト比の表示を行う
ことができるという利点を有しているものの、バックラ
イトを有するので消費電力が大きいという問題を有して
いる。通常の透過型液晶表示装置の消費電力の約50%
以上がバックライトによって消費される。また、非常に
明るい使用環境(例えば、晴天の屋外)においては、視
認性が低下してしまうというような問題を有していた。
【0004】一方、反射型液晶表示装置は、バックライ
トを有しないので、消費電力を極めて小さいという利点
を有しているものの、表示の明るさやコントラスト比が
周囲の明るさなどの使用環境によって大きく左右される
という問題を有している。特に、暗い使用環境において
は視認性が極端に低下するという欠点を有している。
トを有しないので、消費電力を極めて小さいという利点
を有しているものの、表示の明るさやコントラスト比が
周囲の明るさなどの使用環境によって大きく左右される
という問題を有している。特に、暗い使用環境において
は視認性が極端に低下するという欠点を有している。
【0005】そこで、こうした問題を解決できる液晶表
示装置として、反射型と透過型との両方のモードで表示
する機能を持った液晶表示装置が、例えば特開平11−
109417号公報に開示されている。
示装置として、反射型と透過型との両方のモードで表示
する機能を持った液晶表示装置が、例えば特開平11−
109417号公報に開示されている。
【0006】この透過反射両用型液晶表示装置は、1つ
の絵素領域に、周囲光を反射する反射用絵素電極と、バ
ックライトからの光を透過する透過用絵素電極とを有し
ており、使用環境(周囲の明るさ)に応じて、透過モー
ドによる表示と反射モードによる表示との切り替え、ま
たは両方の表示モードによる表示を行うことができる。
従って、透過反射両用型液晶表示装置は、反射型液晶表
示装置が有する低消費電力という特徴と、透過型液晶表
示装置が有する周囲の明るさに影響されることが少な
く、明るい高コントラスト比の表示を行うことができる
という特徴とを兼ね備えている。さらに、非常に明るい
使用環境(例えば、晴天の屋外)において視認性が低下
するという透過型液晶表示装置の欠点も抑制される。
の絵素領域に、周囲光を反射する反射用絵素電極と、バ
ックライトからの光を透過する透過用絵素電極とを有し
ており、使用環境(周囲の明るさ)に応じて、透過モー
ドによる表示と反射モードによる表示との切り替え、ま
たは両方の表示モードによる表示を行うことができる。
従って、透過反射両用型液晶表示装置は、反射型液晶表
示装置が有する低消費電力という特徴と、透過型液晶表
示装置が有する周囲の明るさに影響されることが少な
く、明るい高コントラスト比の表示を行うことができる
という特徴とを兼ね備えている。さらに、非常に明るい
使用環境(例えば、晴天の屋外)において視認性が低下
するという透過型液晶表示装置の欠点も抑制される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の透過反射両用型
液晶表示装置は、絵素領域に反射領域が形成されるた
め、透過領域を通過するバックライトからの光の量が低
下するので、透過モードにおける表示輝度が従来の透過
型液晶表示装置に比べて低下するという問題がある。一
方、反射領域の面積を小さくすると、反射モードにおけ
る表示輝度が低下する。そこで、反射領域の面積を確保
しつつ、透過領域を通過するバックライトからの光の量
を増やすために、液晶表示パネルとバックライトとの間
にマイクロレンズシートを配置した透過反射両用型液晶
表示装置が、上記特開平11−109417号公報に開
示されている。この両用方液晶表示装置においては、マ
イクロレンズシートが備える個々のマイクロレンズが、
液晶表示パネルの絵素領域に対応して設けられ、透過領
域にバックライトからの光を集光するように配置されて
いる。
液晶表示装置は、絵素領域に反射領域が形成されるた
め、透過領域を通過するバックライトからの光の量が低
下するので、透過モードにおける表示輝度が従来の透過
型液晶表示装置に比べて低下するという問題がある。一
方、反射領域の面積を小さくすると、反射モードにおけ
る表示輝度が低下する。そこで、反射領域の面積を確保
しつつ、透過領域を通過するバックライトからの光の量
を増やすために、液晶表示パネルとバックライトとの間
にマイクロレンズシートを配置した透過反射両用型液晶
表示装置が、上記特開平11−109417号公報に開
示されている。この両用方液晶表示装置においては、マ
イクロレンズシートが備える個々のマイクロレンズが、
液晶表示パネルの絵素領域に対応して設けられ、透過領
域にバックライトからの光を集光するように配置されて
いる。
【0008】しかしながら、上記公報に開示されている
マイクロレンズシートを設けた両用方液晶表示装置にお
いても、透過モードにおける表示輝度が十分に改善され
ないことがあった。
マイクロレンズシートを設けた両用方液晶表示装置にお
いても、透過モードにおける表示輝度が十分に改善され
ないことがあった。
【0009】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、その目的は、透過モードにおける表示
輝度が改善された透過反射両用型液晶表示装置を提供す
ることにある。
れたものであり、その目的は、透過モードにおける表示
輝度が改善された透過反射両用型液晶表示装置を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶表示装置
は、第1および第2基板と、前記第1基板と第2基板と
の間に設けられた液晶層とを有する液晶表示パネルと、
前記液晶表示パネルの前記第1基板側に設けられた照明
装置とを備え、前記液晶表示パネルは複数の絵素領域を
有し、前記第1基板は、前記複数の絵素領域のそれぞれ
に対応して形成され、前記液晶層側から入射した光を反
射する反射領域、および前記照明装置側から入射する光
を透過する透過領域を有し、透過モードおよび反射モー
ドで表示が可能な液晶表示装置であって、前記第1基板
の前記液晶層側表面と前記照明装置との間に、前記照明
装置側から順に、コリメート素子および集光素子をさら
に有し、前記コリメート素子は前記照明装置から出射さ
れた拡散光の広がり角を狭小化し、前記集光素子は前記
狭小化された広がり角を有する拡散光を前記透過領域内
に集光する構成を有し、そのことによって上記目的が達
成される。
は、第1および第2基板と、前記第1基板と第2基板と
の間に設けられた液晶層とを有する液晶表示パネルと、
前記液晶表示パネルの前記第1基板側に設けられた照明
装置とを備え、前記液晶表示パネルは複数の絵素領域を
有し、前記第1基板は、前記複数の絵素領域のそれぞれ
に対応して形成され、前記液晶層側から入射した光を反
射する反射領域、および前記照明装置側から入射する光
を透過する透過領域を有し、透過モードおよび反射モー
ドで表示が可能な液晶表示装置であって、前記第1基板
の前記液晶層側表面と前記照明装置との間に、前記照明
装置側から順に、コリメート素子および集光素子をさら
に有し、前記コリメート素子は前記照明装置から出射さ
れた拡散光の広がり角を狭小化し、前記集光素子は前記
狭小化された広がり角を有する拡散光を前記透過領域内
に集光する構成を有し、そのことによって上記目的が達
成される。
【0011】前記集光素子は、前記複数の絵素領域ごと
に設けられたマイクロレンズを含むマイクロレンズアレ
イであってもよいし、プリズムシートであってもよい。
に設けられたマイクロレンズを含むマイクロレンズアレ
イであってもよいし、プリズムシートであってもよい。
【0012】前記反射領域は、前記照明装置側から入射
する光を拡散反射する機能を有することが好ましい。
する光を拡散反射する機能を有することが好ましい。
【0013】本発明による他の液晶表示装置は、第1お
よび第2基板と、前記第1基板と第2基板との間に設け
られた液晶層とを有する液晶表示パネルと、前記液晶表
示パネルの前記第1基板側に設けられた照明装置とを備
え、前記液晶表示パネルは複数の絵素領域を有し、前記
第1基板は、前記複数の絵素領域のそれぞれに対応して
形成され、前記液晶層側から入射した光を反射する反射
領域、および前記照明装置側から入射する光を透過する
透過領域を有し、透過モードおよび反射モードで表示が
可能な液晶表示装置であって、前記反射領域は、前記照
明装置側から入射する光を拡散反射する機能を有する構
成を有し、そのことによって、上記目的が達成される。
よび第2基板と、前記第1基板と第2基板との間に設け
られた液晶層とを有する液晶表示パネルと、前記液晶表
示パネルの前記第1基板側に設けられた照明装置とを備
え、前記液晶表示パネルは複数の絵素領域を有し、前記
第1基板は、前記複数の絵素領域のそれぞれに対応して
形成され、前記液晶層側から入射した光を反射する反射
領域、および前記照明装置側から入射する光を透過する
透過領域を有し、透過モードおよび反射モードで表示が
可能な液晶表示装置であって、前記反射領域は、前記照
明装置側から入射する光を拡散反射する機能を有する構
成を有し、そのことによって、上記目的が達成される。
【0014】以下、本発明の作用を説明する。
【0015】本発明は、上記特開平11−109417
号公報に開示されているマイクロレンズシートが備えた
透過反射両用型液晶表示装置において、透過モードにお
ける表示輝度が十分に改善されない原因を解明すること
によって得られた以下の知見に基づいてなされた。
号公報に開示されているマイクロレンズシートが備えた
透過反射両用型液晶表示装置において、透過モードにお
ける表示輝度が十分に改善されない原因を解明すること
によって得られた以下の知見に基づいてなされた。
【0016】液晶表示装置に用いれる照明装置(バック
ライト)から出射される光は拡散光であるので、上記従
来の透過反射両用型液晶表示装置におけるマイクロレン
ズに、その光軸に対してほぼ平行に入射する光の量は少
ない。従って、マイクロレンズによって透過領域に集光
される光の量は少なく、その結果、透過モードの表示輝
度の改善効果が小さいのである。
ライト)から出射される光は拡散光であるので、上記従
来の透過反射両用型液晶表示装置におけるマイクロレン
ズに、その光軸に対してほぼ平行に入射する光の量は少
ない。従って、マイクロレンズによって透過領域に集光
される光の量は少なく、その結果、透過モードの表示輝
度の改善効果が小さいのである。
【0017】そこで、本発明の液晶表示装置において
は、照明装置から出射された拡散光の広がり角を狭小
化、すなわち平行光に近い光線とするコリメート素子を
設け、マイクロレンズにその光軸に対して平行に入射す
る光の量を増加させている。従って、マイクロレンズに
よって透過領域に集光される光の量が増加し、その結
果、透過モードの表示輝度が改善される。
は、照明装置から出射された拡散光の広がり角を狭小
化、すなわち平行光に近い光線とするコリメート素子を
設け、マイクロレンズにその光軸に対して平行に入射す
る光の量を増加させている。従って、マイクロレンズに
よって透過領域に集光される光の量が増加し、その結
果、透過モードの表示輝度が改善される。
【0018】また、本発明の他の液晶表示装置が有する
反射領域は、照明装置側から入射する光を拡散反射す
る。反射領域で拡散反射された光の一部は、透過領域を
通過し、透過モードの表示に寄与することができるの
で、その結果、透過モードの表示輝度が改善される。
反射領域は、照明装置側から入射する光を拡散反射す
る。反射領域で拡散反射された光の一部は、透過領域を
通過し、透過モードの表示に寄与することができるの
で、その結果、透過モードの表示輝度が改善される。
【0019】勿論、集光素子、あるいはコリメート素子
および集光素子の両方を備えた透過反射両用液晶表示装
置の反射領域に、照明装置側から入射する光を拡散反射
する機能を付与することによって、透過領域を通過する
光の量を増加させ、透過モードの表示輝度をさらに改善
することができる。
および集光素子の両方を備えた透過反射両用液晶表示装
置の反射領域に、照明装置側から入射する光を拡散反射
する機能を付与することによって、透過領域を通過する
光の量を増加させ、透過モードの表示輝度をさらに改善
することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照しながら説明す。まず、本発明の透過反射両用型液
晶表示装置に用いられる透過反射両用型液晶表示パネル
および照明装置の構造と機能を説明する。
参照しながら説明す。まず、本発明の透過反射両用型液
晶表示装置に用いられる透過反射両用型液晶表示パネル
および照明装置の構造と機能を説明する。
【0021】(透過反射両用型液晶表示パネル)本発明
による透過反射両用型液晶表示装置(以下、「両用型液
晶表示装置」という)に用いられる液晶表示パネルのT
FT基板100Aの平面図を図1に、TFT基板100
Aを有する液晶表示パネル100の部分断面図を図2に
示す。図2は、図1のII−II’線に沿った断面図に
対応する。
による透過反射両用型液晶表示装置(以下、「両用型液
晶表示装置」という)に用いられる液晶表示パネルのT
FT基板100Aの平面図を図1に、TFT基板100
Aを有する液晶表示パネル100の部分断面図を図2に
示す。図2は、図1のII−II’線に沿った断面図に
対応する。
【0022】なお、以下の図面において、簡単さのため
に、実質的に同一の機能を有する構成要素は同じ参照符
号で示す。
に、実質的に同一の機能を有する構成要素は同じ参照符
号で示す。
【0023】図1に示したように、TFT基板100A
は、ガラス基板10の上に、薄膜トランジスタ(TF
T)5と、複数の走査線(ゲートバスライン)1および
信号線(ソースバスライン)2とを有している。各走査
線1および各信号線2によって囲まれた領域内には、例
えばITO(インジウム錫酸化物)からなる透明電極1
3と、例えばAlからなる反射電極15とが形成されて
おり、透明電極13と反射電極15とが絵素電極4を構
成している。液晶表示パネル100のマトリクス状に配
置された複数の絵素領域のそれぞれは、絵素電極4によ
って規定される。また、透明電極13がTFT基板10
0A上の透過領域を規定し、反射電極15がTFT基板
100A上の反射領域をそれぞれ規定する。走査線1と
信号線2とが交差する領域の近傍にTFT5が配置され
ており、走査線1がゲート電極6に、信号線2がソース
電極7に接続されている。
は、ガラス基板10の上に、薄膜トランジスタ(TF
T)5と、複数の走査線(ゲートバスライン)1および
信号線(ソースバスライン)2とを有している。各走査
線1および各信号線2によって囲まれた領域内には、例
えばITO(インジウム錫酸化物)からなる透明電極1
3と、例えばAlからなる反射電極15とが形成されて
おり、透明電極13と反射電極15とが絵素電極4を構
成している。液晶表示パネル100のマトリクス状に配
置された複数の絵素領域のそれぞれは、絵素電極4によ
って規定される。また、透明電極13がTFT基板10
0A上の透過領域を規定し、反射電極15がTFT基板
100A上の反射領域をそれぞれ規定する。走査線1と
信号線2とが交差する領域の近傍にTFT5が配置され
ており、走査線1がゲート電極6に、信号線2がソース
電極7に接続されている。
【0024】図2を参照しながら、液晶表示パネル10
0の絵素領域の構造を説明する。
0の絵素領域の構造を説明する。
【0025】液晶表示パネル100は、TFT基板10
0Aとカラーフィルタ基板(対向基板)100Bと、こ
れらの基板100Aと100Bとの間に設けられた液晶
層23とを有し、これらを挟持するように、一対の1/
4波長板19および21と、一対の偏光板20および2
2が配置されている。偏光板20および22はパラレル
ニコル状態に配置されている。液晶層23として、誘電
異方性が正の液晶材料が電圧無印加時に平行配向する液
晶層を用いる。なお、TFT基板100Aおよびカラー
フィルタ基板100Bの液晶層23側の表面に必要に応
じて配向膜(不図示)が形成される。
0Aとカラーフィルタ基板(対向基板)100Bと、こ
れらの基板100Aと100Bとの間に設けられた液晶
層23とを有し、これらを挟持するように、一対の1/
4波長板19および21と、一対の偏光板20および2
2が配置されている。偏光板20および22はパラレル
ニコル状態に配置されている。液晶層23として、誘電
異方性が正の液晶材料が電圧無印加時に平行配向する液
晶層を用いる。なお、TFT基板100Aおよびカラー
フィルタ基板100Bの液晶層23側の表面に必要に応
じて配向膜(不図示)が形成される。
【0026】TFT基板100Aのガラス基板10上に
は、走査線1(図1参照)およびゲート電極6を覆うゲ
ート絶縁膜12が形成されている。ゲート電極6の上に
位置するゲート絶縁膜12上に半導体層5aが形成され
ており、半導体層5aとソース電極7およびドレイン電
極8とはそれぞれ半導体コンタクト層7aおよび8aを
介して接続され、TFT5を形成している。TFT5の
ドレイン電極8は、透明電極13と電気的に接続され、
さらに、樹脂層14に形成されたコンタクトホール9に
おいて、反射電極15と電気的に接続されている。透明
電極13は、走査線1および信号線2で包囲される領域
の中央付近のゲート絶縁膜12上に形成されている。
は、走査線1(図1参照)およびゲート電極6を覆うゲ
ート絶縁膜12が形成されている。ゲート電極6の上に
位置するゲート絶縁膜12上に半導体層5aが形成され
ており、半導体層5aとソース電極7およびドレイン電
極8とはそれぞれ半導体コンタクト層7aおよび8aを
介して接続され、TFT5を形成している。TFT5の
ドレイン電極8は、透明電極13と電気的に接続され、
さらに、樹脂層14に形成されたコンタクトホール9に
おいて、反射電極15と電気的に接続されている。透明
電極13は、走査線1および信号線2で包囲される領域
の中央付近のゲート絶縁膜12上に形成されている。
【0027】このガラス基板10上に、透明電極13を
露出する開口部14aを有する樹脂層14がガラス基板
10のほぼ全面を覆うように形成されている。開口部1
4aの周辺の樹脂層14上に反射電極15が形成されて
いる。反射電極15が形成されている樹脂層14の表面
は、連続する波状の凹凸形状を有し、反射電極15はこ
の表面形状に沿った形状を有し、反射電極15は適度な
拡散反射特性を有する。連続する波状の凹凸形状の表面
を有する樹脂層14は、例えば感光性樹脂(東京応化社
製OFPR−800)を用いて形成することができる。
露出する開口部14aを有する樹脂層14がガラス基板
10のほぼ全面を覆うように形成されている。開口部1
4aの周辺の樹脂層14上に反射電極15が形成されて
いる。反射電極15が形成されている樹脂層14の表面
は、連続する波状の凹凸形状を有し、反射電極15はこ
の表面形状に沿った形状を有し、反射電極15は適度な
拡散反射特性を有する。連続する波状の凹凸形状の表面
を有する樹脂層14は、例えば感光性樹脂(東京応化社
製OFPR−800)を用いて形成することができる。
【0028】カラーフィルタ基板100Bのガラス基板
11上には、カラーフィルタ層16とブラックマトリク
ス17が形成されており、液晶層23側の表面には対向
電極(透明電極)18が形成されている。対向電極18
は、例えばITOを用いて形成される。
11上には、カラーフィルタ層16とブラックマトリク
ス17が形成されており、液晶層23側の表面には対向
電極(透明電極)18が形成されている。対向電極18
は、例えばITOを用いて形成される。
【0029】なお、本発明による透過反射両用型液晶表
示装置に用いられる液晶表示パネルは、上記の例に限ら
れず、公知の透過反射両用型液晶表示パネルを広く利用
することができる。但し、透過領域が絵素領域の中央付
近に形成され、反射領域が透過領域の周辺に形成される
構造を有する液晶表示パネルが好ましい。反射領域を絵
素領域の周辺部に配置する構造を採用すると、走査線や
信号線と反射領域の一部が重なる構成とすることが可能
であり、反射領域の面積を比較的広くすることができ
る。また、透過領域を絵素領域の中央付近に配置するこ
とによって、後述するコリメート素子および集光素子を
用いて、より効率良く透過領域に光を集光することがで
きる。
示装置に用いられる液晶表示パネルは、上記の例に限ら
れず、公知の透過反射両用型液晶表示パネルを広く利用
することができる。但し、透過領域が絵素領域の中央付
近に形成され、反射領域が透過領域の周辺に形成される
構造を有する液晶表示パネルが好ましい。反射領域を絵
素領域の周辺部に配置する構造を採用すると、走査線や
信号線と反射領域の一部が重なる構成とすることが可能
であり、反射領域の面積を比較的広くすることができ
る。また、透過領域を絵素領域の中央付近に配置するこ
とによって、後述するコリメート素子および集光素子を
用いて、より効率良く透過領域に光を集光することがで
きる。
【0030】図2を参照しながら、透過反射両用型液晶
表示装置100の表示原理を簡単に説明する。
表示装置100の表示原理を簡単に説明する。
【0031】(反射モード)表示面(図2中の上方)側
から液晶表示パネル100に入射した光(周囲光)は、
偏光板22を通過することによって、偏光板22の偏光
軸(透過軸)と平行な偏光方向を有する直線偏光とされ
る。この直線偏光は、偏光板22の偏光軸と遅相軸が4
5度をなすように配置された1/4波長板21に入射
し、1/4波長板21を通過した後には円偏光になる。
反射電極15と対向電極18との間の液晶層23に電圧
が印加されている場合、正の誘電異方性を示す液晶分子
は基板表面にほぼ垂直な方向に配向している。このよう
な配向状態にある液晶層23の、基板法線方向から入射
する光線に対する屈折率異方性は極くわずかであり、光
線が液晶層23を通過することによって生じる位相差は
ほぼ0である。従って、液晶層23に入射した円偏光
は、円偏光のまま液晶層23を通過し、反射電極15で
反射される。反射された円偏光は、円偏光を保ったまま
再び液晶層23を通過し、1/4波長板21に再度入射
する。円偏光は1/4波長板21を通過することにより
直線偏光となるが、この直線偏光の偏光方向は、偏光板
22の偏光軸方向と直交するので、偏光板22で吸収さ
れ、反射光は偏光板22を透過しない。従って、反射電
極15と対向電極18との間の液晶層23に電圧が印加
されている場合は、黒表示になる。
から液晶表示パネル100に入射した光(周囲光)は、
偏光板22を通過することによって、偏光板22の偏光
軸(透過軸)と平行な偏光方向を有する直線偏光とされ
る。この直線偏光は、偏光板22の偏光軸と遅相軸が4
5度をなすように配置された1/4波長板21に入射
し、1/4波長板21を通過した後には円偏光になる。
反射電極15と対向電極18との間の液晶層23に電圧
が印加されている場合、正の誘電異方性を示す液晶分子
は基板表面にほぼ垂直な方向に配向している。このよう
な配向状態にある液晶層23の、基板法線方向から入射
する光線に対する屈折率異方性は極くわずかであり、光
線が液晶層23を通過することによって生じる位相差は
ほぼ0である。従って、液晶層23に入射した円偏光
は、円偏光のまま液晶層23を通過し、反射電極15で
反射される。反射された円偏光は、円偏光を保ったまま
再び液晶層23を通過し、1/4波長板21に再度入射
する。円偏光は1/4波長板21を通過することにより
直線偏光となるが、この直線偏光の偏光方向は、偏光板
22の偏光軸方向と直交するので、偏光板22で吸収さ
れ、反射光は偏光板22を透過しない。従って、反射電
極15と対向電極18との間の液晶層23に電圧が印加
されている場合は、黒表示になる。
【0032】逆に、反射電極15と対向電極18との間
の液晶層23に電圧が印加されていない場合、液晶層2
3の液晶分子は基板表面に水平な方向に配向したままで
ある。従って、液晶層23に入射した円偏光は、液晶層
23の複屈折により楕円偏光になり、反射電極15で反
射される。反射された楕円偏光は、再び液晶層23を通
過する間に偏光軸方向がさらに変化した楕円偏光とな
り、1/4波長板21を通過しても、偏光板22の偏光
軸と直交する偏光方向を有する直線偏光にはならい。従
って、この楕円偏光(一部)は、偏光板22を透過す
る。ここで、液晶層23(厚さdr)の位相差が1/4
波長条件になるように、反射電極15と対向電極18と
の間のギャップdrが調節されていると、1/4波長板
21と液晶層23とを合わせた合計の位相差(それぞれ
を2回通過する光に対する位相差)が1波長条件(波長
の整数倍)となるため、偏光板22に到達する時には、
直線偏光の偏光方向は偏光板22の偏光軸と平行にな
る。従って、液晶層23がこの条件を満足する場合、偏
光板22を透過する光量が最大になる。すなわち、白表
示状態の表示輝度が最大になる。
の液晶層23に電圧が印加されていない場合、液晶層2
3の液晶分子は基板表面に水平な方向に配向したままで
ある。従って、液晶層23に入射した円偏光は、液晶層
23の複屈折により楕円偏光になり、反射電極15で反
射される。反射された楕円偏光は、再び液晶層23を通
過する間に偏光軸方向がさらに変化した楕円偏光とな
り、1/4波長板21を通過しても、偏光板22の偏光
軸と直交する偏光方向を有する直線偏光にはならい。従
って、この楕円偏光(一部)は、偏光板22を透過す
る。ここで、液晶層23(厚さdr)の位相差が1/4
波長条件になるように、反射電極15と対向電極18と
の間のギャップdrが調節されていると、1/4波長板
21と液晶層23とを合わせた合計の位相差(それぞれ
を2回通過する光に対する位相差)が1波長条件(波長
の整数倍)となるため、偏光板22に到達する時には、
直線偏光の偏光方向は偏光板22の偏光軸と平行にな
る。従って、液晶層23がこの条件を満足する場合、偏
光板22を透過する光量が最大になる。すなわち、白表
示状態の表示輝度が最大になる。
【0033】また、反射電極15と対向電極18との間
に印加する電圧の大きさを制御し、液晶層23の(見掛
けの)複屈折率を変化することによって、反射電極15
で反射された光が偏光板22を通過する量が調整される
ので、階調表示が可能になる。
に印加する電圧の大きさを制御し、液晶層23の(見掛
けの)複屈折率を変化することによって、反射電極15
で反射された光が偏光板22を通過する量が調整される
ので、階調表示が可能になる。
【0034】(透過モード)液晶表示パネル100の背
面(図2中の下方)に設けられた照明装置(不図示)か
ら出射された光は、偏光板20を通過することによっ
て、偏光板20の偏光軸(透過軸)と平行な偏光方向を
有する直線偏光とされる。この直線偏光は、偏光板20
の偏光軸と遅相軸が45度をなすように配置された1/
4波長板19に入射し、1/4波長板19を通過した後
には円偏光になる。透明電極13と対向電極18との間
の液晶層23に電圧が印加されている場合、正の誘電異
方性を示す液晶分子は基板表面にほぼ垂直な方向に配向
している。このような配向状態にある液晶層23の、基
板法線方向から入射する光線に対する屈折率異方性は極
くわずかであり、光線が液晶層23を通過することによ
って生じる位相差はほぼ0である。従って、液晶層23
に入射した円偏光は、円偏光のまま液晶層23を通過
し、1/4波長板21に入射する。1/4波長板21に入
射した円偏光は、偏光板22の偏光軸と直交する偏光方
向を有する直線偏光になり偏光板22で吸収され、偏光
板22を透過しない。従って、透明電極13と対向電極
18との間の液晶層23に電圧が印加されている場合
は、黒表示になる。
面(図2中の下方)に設けられた照明装置(不図示)か
ら出射された光は、偏光板20を通過することによっ
て、偏光板20の偏光軸(透過軸)と平行な偏光方向を
有する直線偏光とされる。この直線偏光は、偏光板20
の偏光軸と遅相軸が45度をなすように配置された1/
4波長板19に入射し、1/4波長板19を通過した後
には円偏光になる。透明電極13と対向電極18との間
の液晶層23に電圧が印加されている場合、正の誘電異
方性を示す液晶分子は基板表面にほぼ垂直な方向に配向
している。このような配向状態にある液晶層23の、基
板法線方向から入射する光線に対する屈折率異方性は極
くわずかであり、光線が液晶層23を通過することによ
って生じる位相差はほぼ0である。従って、液晶層23
に入射した円偏光は、円偏光のまま液晶層23を通過
し、1/4波長板21に入射する。1/4波長板21に入
射した円偏光は、偏光板22の偏光軸と直交する偏光方
向を有する直線偏光になり偏光板22で吸収され、偏光
板22を透過しない。従って、透明電極13と対向電極
18との間の液晶層23に電圧が印加されている場合
は、黒表示になる。
【0035】逆に、透明電極13と対向電極18との間
の液晶層23に電圧が印加されていない場合、液晶層2
3の液晶分子は基板表面に水平な方向に配向したままで
ある。従って、液晶層23に入射した円偏光は、液晶層
23の複屈折により楕円偏光になり、1/4波長板21
を通過しても、偏光板22の偏光軸と直交する偏光方向
を有する直線偏光にはならい。従って、この楕円偏光
(一部)は、偏光板22を透過する。ここで、液晶層2
3(厚さdt)の位相差が1/2波長条件になるよう
に、透明電極13と対向電極18との間のギャップdt
が調節されていると、1/4波長板21と液晶層23と
を合わせた合計の位相差が1波長条件(波長の整数倍)
となるため、偏光板22に到達する時には、直線偏光の
偏光方向は偏光板22の偏光軸と平行になる。従って、
液晶層23がこの条件を満足する場合、偏光板22を透
過する光量が最大になる。すなわち、白表示状態の表示
輝度が最大になる。
の液晶層23に電圧が印加されていない場合、液晶層2
3の液晶分子は基板表面に水平な方向に配向したままで
ある。従って、液晶層23に入射した円偏光は、液晶層
23の複屈折により楕円偏光になり、1/4波長板21
を通過しても、偏光板22の偏光軸と直交する偏光方向
を有する直線偏光にはならい。従って、この楕円偏光
(一部)は、偏光板22を透過する。ここで、液晶層2
3(厚さdt)の位相差が1/2波長条件になるよう
に、透明電極13と対向電極18との間のギャップdt
が調節されていると、1/4波長板21と液晶層23と
を合わせた合計の位相差が1波長条件(波長の整数倍)
となるため、偏光板22に到達する時には、直線偏光の
偏光方向は偏光板22の偏光軸と平行になる。従って、
液晶層23がこの条件を満足する場合、偏光板22を透
過する光量が最大になる。すなわち、白表示状態の表示
輝度が最大になる。
【0036】また、透明電極13と対向電極18との間
に印加する電圧の大きさを制御し、液晶層23の(見掛
けの)複屈折率を変化することによって、偏光板22を
通過する光量が調整されるので、階調表示が可能にな
る。
に印加する電圧の大きさを制御し、液晶層23の(見掛
けの)複屈折率を変化することによって、偏光板22を
通過する光量が調整されるので、階調表示が可能にな
る。
【0037】上述したように、液晶材料が正の誘電異方
性を有する場合には、電圧無印加時に白(明)、電圧印
加時に黒(暗)を表示する、いわゆるノーマリーホワイ
トモードの表示が行われる。勿論、本発明の両用型液晶
表示装置に用いられる液晶表示パネルは、上記の例に限
られず、偏光板や位相差板(1/4波長板)の配置を変
えることも可能であり、上記の構成において負の誘電異
方性を有する液晶材料と垂直配向膜とを用いたノーマリ
ブラックモード、あるいはゲストホストモードの様に偏
光板を用いないモードなど、他の公知の液晶モードの液
晶表示パネルを用いることができる。
性を有する場合には、電圧無印加時に白(明)、電圧印
加時に黒(暗)を表示する、いわゆるノーマリーホワイ
トモードの表示が行われる。勿論、本発明の両用型液晶
表示装置に用いられる液晶表示パネルは、上記の例に限
られず、偏光板や位相差板(1/4波長板)の配置を変
えることも可能であり、上記の構成において負の誘電異
方性を有する液晶材料と垂直配向膜とを用いたノーマリ
ブラックモード、あるいはゲストホストモードの様に偏
光板を用いないモードなど、他の公知の液晶モードの液
晶表示パネルを用いることができる。
【0038】(照明装置)本発明による両用型液晶表示装
置に用いられる照明装置(バックライト装置)の例を図
3および図4に模式的に示す。
置に用いられる照明装置(バックライト装置)の例を図
3および図4に模式的に示す。
【0039】図3に示した照明装置は、直下式のバック
ライト装置30である。バックライト装置30は、拡散
板32と、拡散板32の背面に蛍光管34および反射板
36を備えている。
ライト装置30である。バックライト装置30は、拡散
板32と、拡散板32の背面に蛍光管34および反射板
36を備えている。
【0040】蛍光管34から出射された光は、直接に、
あるいは蛍光管34の背面に備えられた反射板36で反
射され、拡散板32に入射する。拡散板32を透過した
光は、全方向成分をもったほぼ均一な拡散光となって、
拡散板32の上面32sから出射される。バックライト
装置30は、拡散板32の上面32sが液晶表示パネル
のTFT基板100Aの背面に近接するように配置され
る。
あるいは蛍光管34の背面に備えられた反射板36で反
射され、拡散板32に入射する。拡散板32を透過した
光は、全方向成分をもったほぼ均一な拡散光となって、
拡散板32の上面32sから出射される。バックライト
装置30は、拡散板32の上面32sが液晶表示パネル
のTFT基板100Aの背面に近接するように配置され
る。
【0041】図4に示した照明装置は、エッジライト方
式のバックライト装置40である。バックライト装置4
0は、拡散板42と、拡散板42の背面に、蛍光管4
4、反射板46および導光板48を備えている。
式のバックライト装置40である。バックライト装置4
0は、拡散板42と、拡散板42の背面に、蛍光管4
4、反射板46および導光板48を備えている。
【0042】アクリル系樹脂などのような高透明性の材
料によって形成された導光板48の側面48tに近接し
て蛍光管44が配置されており、導光板48の背面と蛍
光管44とを囲むように反射板46が設けられている。
蛍光管44から出射された光は、直接に、または反射板
46で反射されて、全て導光板48に入射する。導光板
48に入射した光は、導光板48の上面48sおよび下
面(反射板46側)での反射を繰り返し、導光板48の
上面48sに対する入射角が全反射の臨界角のよりも小
さくなったとき、導光板48の上面48sより出射し拡
散板42に入射する。拡散板42を透過した光は、全方
向成分をもったほぼ均一な拡散光となって、拡散板42
の上面42sから出射される。バックライト装置40
は、拡散板42の上面42sが液晶表示パネルのTFT
基板100Aの背面に近接するように配置される。
料によって形成された導光板48の側面48tに近接し
て蛍光管44が配置されており、導光板48の背面と蛍
光管44とを囲むように反射板46が設けられている。
蛍光管44から出射された光は、直接に、または反射板
46で反射されて、全て導光板48に入射する。導光板
48に入射した光は、導光板48の上面48sおよび下
面(反射板46側)での反射を繰り返し、導光板48の
上面48sに対する入射角が全反射の臨界角のよりも小
さくなったとき、導光板48の上面48sより出射し拡
散板42に入射する。拡散板42を透過した光は、全方
向成分をもったほぼ均一な拡散光となって、拡散板42
の上面42sから出射される。バックライト装置40
は、拡散板42の上面42sが液晶表示パネルのTFT
基板100Aの背面に近接するように配置される。
【0043】(実施形態1)本発明による実施形態1の
両用型液晶表示装置200の模式的な断面図を図5Aに
示す。
両用型液晶表示装置200の模式的な断面図を図5Aに
示す。
【0044】図5Aに示した両用型液晶表示装置200
は、図1および図2に示した両用型液晶表示パネル10
0と、液晶表示パネル100の背面(TFT基板100
A側)に設けられた照明装置50と、液晶表示パネル1
00と照明装置50との間に照明装置50側から順に、
コリメート素子52および集光素子54とを有してい
る。照明装置50としては、上述したバックライト装置
30または40に代表される拡散光を出射する公知のバ
ックライト装置を好適に用いることができる。
は、図1および図2に示した両用型液晶表示パネル10
0と、液晶表示パネル100の背面(TFT基板100
A側)に設けられた照明装置50と、液晶表示パネル1
00と照明装置50との間に照明装置50側から順に、
コリメート素子52および集光素子54とを有してい
る。照明装置50としては、上述したバックライト装置
30または40に代表される拡散光を出射する公知のバ
ックライト装置を好適に用いることができる。
【0045】コリメート素子52は、バックライト装置
50の上面から出射された光(図中の矢印)を、液晶表
示パネル100の基板面の法線に平行な方向にコリメー
トする。
50の上面から出射された光(図中の矢印)を、液晶表
示パネル100の基板面の法線に平行な方向にコリメー
トする。
【0046】コリメート素子52として、例えば、図5
B(a)に示すように、2枚のBEFII90/50フ
ィルム(3M社製)52aを直交配置した素子を用いる
ことができる。BEFII90/50フィルム52a
は、図5B(b)に示すように、ポリエステルフィルム
層52bと、その上に形成され、表面に三角波状の凸部
を有するアクリル系樹脂層52cとを有している。三角
波状の凸部の稜線が延びる方向が互いに直交するように
配置することによって、BEFII90/50フィルム
52aの裏面(ポリエステルフィルム層側)から入射す
る拡散光の広がり角(液晶パネルの基板面法線に対する
角)を狭小化、すなわちコリメートすることができる。
例えば、図5Cに示すように、バックライト50から出
射された拡散光が、±60°の角度範囲に亘ってほぼ均
一な強度を有しているのに対し(図5C中の破線)、2
枚のBEFII90/50フィルム52aを直交配置し
たコリメート素子52を配置することによって、±約2
5°の角度範囲内、特に±10°の角度範囲内における
拡散光の強度を増大できる(図5C中の実線)。
B(a)に示すように、2枚のBEFII90/50フ
ィルム(3M社製)52aを直交配置した素子を用いる
ことができる。BEFII90/50フィルム52a
は、図5B(b)に示すように、ポリエステルフィルム
層52bと、その上に形成され、表面に三角波状の凸部
を有するアクリル系樹脂層52cとを有している。三角
波状の凸部の稜線が延びる方向が互いに直交するように
配置することによって、BEFII90/50フィルム
52aの裏面(ポリエステルフィルム層側)から入射す
る拡散光の広がり角(液晶パネルの基板面法線に対する
角)を狭小化、すなわちコリメートすることができる。
例えば、図5Cに示すように、バックライト50から出
射された拡散光が、±60°の角度範囲に亘ってほぼ均
一な強度を有しているのに対し(図5C中の破線)、2
枚のBEFII90/50フィルム52aを直交配置し
たコリメート素子52を配置することによって、±約2
5°の角度範囲内、特に±10°の角度範囲内における
拡散光の強度を増大できる(図5C中の実線)。
【0047】集光素子54として、ここでは、液晶表示
パネル100の絵素領域のそれぞれに対応するように配
列された複数のマイクロレンズ54aを有するマイクロ
レンズアレイ54を用いている。マイクロレンズアレイ
54の断面は、図5Aに示した方向に直交する方向にお
いても実質的に同様の形状を有している。個々のマイク
ロレンズ54aは、液晶表示パネル100の基板法線に
平行方向に光軸を有するように配置されている。
パネル100の絵素領域のそれぞれに対応するように配
列された複数のマイクロレンズ54aを有するマイクロ
レンズアレイ54を用いている。マイクロレンズアレイ
54の断面は、図5Aに示した方向に直交する方向にお
いても実質的に同様の形状を有している。個々のマイク
ロレンズ54aは、液晶表示パネル100の基板法線に
平行方向に光軸を有するように配置されている。
【0048】このマイクロレンズアレイ54は、公知の
方法で形成することができる。例えば、(1)合成樹脂
をプレス成型する方法、(2)フォトリソグラフィープ
ロセスを用いて、感光性樹脂層をマイクロレンズに対応
する平板状にパターニングし、その後平板状の樹脂層を
軟化点以上に加熱して、平板状樹脂層のエッジを熱ダレ
させることにより形成する方法、(3)ガラス基板にイ
オン拡散によって屈折率分布を形成することによって、
屈折率分布型マイクロレンズを形成する方法、(4)一
対の円形の電極間に重合可能な液晶材料を挟持して、電
圧を印加しながら液晶材料を重合・硬化する方法などを
用いて形成することができる。マイクロレンズアレイ5
4と液晶パネル100とは、例えば、透明度が高く、液
晶パネル100の基板の屈折率と近い屈折率を有する紫
外線硬化樹脂等を用いて貼り合わせることができる。
方法で形成することができる。例えば、(1)合成樹脂
をプレス成型する方法、(2)フォトリソグラフィープ
ロセスを用いて、感光性樹脂層をマイクロレンズに対応
する平板状にパターニングし、その後平板状の樹脂層を
軟化点以上に加熱して、平板状樹脂層のエッジを熱ダレ
させることにより形成する方法、(3)ガラス基板にイ
オン拡散によって屈折率分布を形成することによって、
屈折率分布型マイクロレンズを形成する方法、(4)一
対の円形の電極間に重合可能な液晶材料を挟持して、電
圧を印加しながら液晶材料を重合・硬化する方法などを
用いて形成することができる。マイクロレンズアレイ5
4と液晶パネル100とは、例えば、透明度が高く、液
晶パネル100の基板の屈折率と近い屈折率を有する紫
外線硬化樹脂等を用いて貼り合わせることができる。
【0049】バックライト装置50からの出射された、
全方向にほぼ均等な強度の成分を持つ拡散光は、コリメ
ート素子52によってその広がり角が狭小化される。す
なわち、拡散光の、液晶表示パネル100の基板法線方
向に平行な成分が増加する(「基板法線方向の指向性が
向上する」ということもある)。マイクロレンズアレイ
554のマイクロレンズ54aは、基板法線に平行方向
に光軸を有するので、基板法線に平行に入射する光線を
その焦点に収束する。
全方向にほぼ均等な強度の成分を持つ拡散光は、コリメ
ート素子52によってその広がり角が狭小化される。す
なわち、拡散光の、液晶表示パネル100の基板法線方
向に平行な成分が増加する(「基板法線方向の指向性が
向上する」ということもある)。マイクロレンズアレイ
554のマイクロレンズ54aは、基板法線に平行方向
に光軸を有するので、基板法線に平行に入射する光線を
その焦点に収束する。
【0050】バックライト装置50から出射された拡散
光の角度範囲(±90°)を、コリメート素子52によ
って、±10°内に狭小化すると(すなわち、マイクロ
レンズ54aに入射する光線の角度範囲±θ=±10°
とすると)、基板10の厚さDを0.5mm、基板10
の屈折率を1.52のとき、透明電極13における光線
のスポット径Sは、次式から約60μmとなることが分
かる。なお、マイクロレンズの焦点は透過領域内に位置
するように設定される。
光の角度範囲(±90°)を、コリメート素子52によ
って、±10°内に狭小化すると(すなわち、マイクロ
レンズ54aに入射する光線の角度範囲±θ=±10°
とすると)、基板10の厚さDを0.5mm、基板10
の屈折率を1.52のとき、透明電極13における光線
のスポット径Sは、次式から約60μmとなることが分
かる。なお、マイクロレンズの焦点は透過領域内に位置
するように設定される。
【0051】 S=(2D/n)tanθ =(0.5/1.52)tan10° ≒0.058mm 本実施形態による両用型液晶表示装置200の透明電極
13の幅(走査線または信号線に平行方向)は、50μ
m〜100μm程度であるので、上記の構成を採用すれ
ば、バックライト装置50から出射される光のほとんど
を透明電極(透過領域)13に集光することができる。
従って、透明電極13以外の領域やブラックマトリクス
17によって遮光されるはずの光を透明電極13および
カラーフィルタ16に集光できるので、バックライト装
置からの光の利用効率が向上し、コントラスト比が改善
される。
13の幅(走査線または信号線に平行方向)は、50μ
m〜100μm程度であるので、上記の構成を採用すれ
ば、バックライト装置50から出射される光のほとんど
を透明電極(透過領域)13に集光することができる。
従って、透明電極13以外の領域やブラックマトリクス
17によって遮光されるはずの光を透明電極13および
カラーフィルタ16に集光できるので、バックライト装
置からの光の利用効率が向上し、コントラスト比が改善
される。
【0052】絵素領域内での反射電極15の面積を大き
くすると、必然的に透明電極13の面積が小さくなり透
過率(透過モードにおける表示輝度)が減少するが、基
板10の厚さDを小さくすることによって、スポット径
Sをさらに小さくできるので、透過率を落とすことなく
反射電極15の面積を拡大し、反射率(反射モードにお
ける表示輝度)を向上することができる。従って、液晶
表示装置の用途など必要に応じて、透過モードの表示輝
度と反射モードの表示輝度とのバランスを従来よりも広
い範囲に亘って最適化することができる。
くすると、必然的に透明電極13の面積が小さくなり透
過率(透過モードにおける表示輝度)が減少するが、基
板10の厚さDを小さくすることによって、スポット径
Sをさらに小さくできるので、透過率を落とすことなく
反射電極15の面積を拡大し、反射率(反射モードにお
ける表示輝度)を向上することができる。従って、液晶
表示装置の用途など必要に応じて、透過モードの表示輝
度と反射モードの表示輝度とのバランスを従来よりも広
い範囲に亘って最適化することができる。
【0053】上記の例では、コリメート素子52と偏光
板20との間にマイクロレンズアレイ54を配置した
が、透明電極13よりもコリメート素子52側であれば
よく、偏光板20と1/4波長板19との間や、1/4波
長板19とガラス基板10との間、またはガラス基板1
0に直接マイクロレンズアレイを作り込んでもよい。
板20との間にマイクロレンズアレイ54を配置した
が、透明電極13よりもコリメート素子52側であれば
よく、偏光板20と1/4波長板19との間や、1/4波
長板19とガラス基板10との間、またはガラス基板1
0に直接マイクロレンズアレイを作り込んでもよい。
【0054】図6に、本実施形態による他の両用型液晶
表示装置300の模式的な断面図を示す。両用型液晶表
示装置300は、ゲストホストモードの両用型液晶表示
パネル300’を有する点において、図5Aに示した両
用型液晶表示装置200と異なる。
表示装置300の模式的な断面図を示す。両用型液晶表
示装置300は、ゲストホストモードの両用型液晶表示
パネル300’を有する点において、図5Aに示した両
用型液晶表示装置200と異なる。
【0055】両用型液晶表示パネル300’の液晶層2
3は、正の誘電異方性を示す液晶材料と二色性色素とを
含み、電圧無印加時に平行配向するゲストホスト液晶層
である。ゲストホスト液晶層を用いる液晶表示パネル3
00’には、1/4波長板(図5A中の参照符号19お
よび21)は不要である。
3は、正の誘電異方性を示す液晶材料と二色性色素とを
含み、電圧無印加時に平行配向するゲストホスト液晶層
である。ゲストホスト液晶層を用いる液晶表示パネル3
00’には、1/4波長板(図5A中の参照符号19お
よび21)は不要である。
【0056】この両用型液晶表示装置300も、液晶表
示パネル300’と照明装置50との間に、照明装置5
0側から順に、コリメート素子52および集光素子54
とを有しているので、上述した両用型液晶表示装置20
0と同様に、照明装置50からの光の利用効率が高い。
示パネル300’と照明装置50との間に、照明装置5
0側から順に、コリメート素子52および集光素子54
とを有しているので、上述した両用型液晶表示装置20
0と同様に、照明装置50からの光の利用効率が高い。
【0057】(実施形態2)本発明による実施形態2の
両用型液晶表示装置400の模式的な断面図を図7に示
す。
両用型液晶表示装置400の模式的な断面図を図7に示
す。
【0058】図7に示した両用型液晶表示装置400
は、図1および図2に示した両用型液晶表示パネル10
0と、液晶表示パネル100の背面(TFT基板100
A側)に設けられた照明装置50と、液晶表示パネル1
00と照明装置50との間に照明装置50側から順に、
コリメート素子52および集光素子74とを有してい
る。両用型液晶表示装置400は、集光素子(マイクロ
レンズアレイ)54の代わりにプリズムシート74を用
いている点において、図5Aに示した実施形態1の両用
型液晶表示装置200と異なる。
は、図1および図2に示した両用型液晶表示パネル10
0と、液晶表示パネル100の背面(TFT基板100
A側)に設けられた照明装置50と、液晶表示パネル1
00と照明装置50との間に照明装置50側から順に、
コリメート素子52および集光素子74とを有してい
る。両用型液晶表示装置400は、集光素子(マイクロ
レンズアレイ)54の代わりにプリズムシート74を用
いている点において、図5Aに示した実施形態1の両用
型液晶表示装置200と異なる。
【0059】集光素子74は、山切り状に成型されたプ
リズムシート74であり、それそれが信号線の伸長方向
に延びる複数の三角柱状のプリズム74aが一体に形成
されている。また、複数の三角柱状のプリズム74a
は、走査線方向に沿って、絵素領域に一対一で対応する
ように配置されている。図7は、走査線方向に沿った断
面図に相当する。
リズムシート74であり、それそれが信号線の伸長方向
に延びる複数の三角柱状のプリズム74aが一体に形成
されている。また、複数の三角柱状のプリズム74a
は、走査線方向に沿って、絵素領域に一対一で対応する
ように配置されている。図7は、走査線方向に沿った断
面図に相当する。
【0060】プリズムシート74は、三角柱状のプリズ
ム74aの稜辺が液晶表示パネル100側に位置するよ
うに配置される。照明装置50から出射され、コリメー
ト素子52によって狭小化された拡散光は、三角柱状の
プリズム74aの底面側から入射し、三角柱状プリズム
74aの側面(上面)から出射される。このとき、光線
は稜辺方向に屈折され、絵素領域の走査線方向に沿った
幅の中心に向かって集光される。この様に、三角柱状プ
リズム74aは、底面から入射する拡散光を三角柱状プ
リズム74aの稜辺に平行(すなわち、この場合は信号
線方向に平行)な線状に集光するように機能する。三角
柱状プリズム74aの稜辺は、透明電極13の中心に対
応するように配置されているので、透明電極13を通過
する光量が増加する。従って、集光素子としてプリズム
シートを用いても、バックライト装置からの光の利用効
率が向上し、コントラスト比が改善される。なお、三角
柱状プリズム74aの集光力(屈折角)は、三角柱状プ
リズム74aの頂角αを制御することによって調整でき
る。
ム74aの稜辺が液晶表示パネル100側に位置するよ
うに配置される。照明装置50から出射され、コリメー
ト素子52によって狭小化された拡散光は、三角柱状の
プリズム74aの底面側から入射し、三角柱状プリズム
74aの側面(上面)から出射される。このとき、光線
は稜辺方向に屈折され、絵素領域の走査線方向に沿った
幅の中心に向かって集光される。この様に、三角柱状プ
リズム74aは、底面から入射する拡散光を三角柱状プ
リズム74aの稜辺に平行(すなわち、この場合は信号
線方向に平行)な線状に集光するように機能する。三角
柱状プリズム74aの稜辺は、透明電極13の中心に対
応するように配置されているので、透明電極13を通過
する光量が増加する。従って、集光素子としてプリズム
シートを用いても、バックライト装置からの光の利用効
率が向上し、コントラスト比が改善される。なお、三角
柱状プリズム74aの集光力(屈折角)は、三角柱状プ
リズム74aの頂角αを制御することによって調整でき
る。
【0061】プリズムシート74と液晶パネル100と
の配置関係を図8を参照しながら説明する。図8は、液
晶表示パネル100のTFT基板100Aとプリズムシ
ート74との配置関係を示す模式的な斜視図である。
の配置関係を図8を参照しながら説明する。図8は、液
晶表示パネル100のTFT基板100Aとプリズムシ
ート74との配置関係を示す模式的な斜視図である。
【0062】図8に示したように、プリズムシート74
の複数の三角柱プリズム74aはそれぞれ、信号線の伸
長方向(y方向)に平行で、且つ、走査線の伸長方向
(x方向)において、透明電極13と反射電極15とか
ら構成される絵素電極4に対応するように配置されてい
る。勿論、x方向およびy方向の関係は逆にしてもよ
い。このプリズムシート74を用いると、液晶表示パネ
ル100とプリズムシート74とのアライメントは、x
方向またはy方向のどちらか一方向(図示の例ではx方
向)にのみ精度よくアライメントすればよい。従って、
絵素電極4のそれぞれに対応するマイクロレンズを二次
元的に配列したマイクロレンズアレイ(例えば図5A参
照)よりも、アライメントが比較的簡単になる利点が得
られる。また、プリズムシート74に代えて、レンチキ
ュラーレンズ(不図示)を用いても、照明装置からの光
の利用効率の向上効果とアライメントを簡単にする効果
が得られる。なお、プリズムシート74やそれに代わる
レンチキュラーレンズは、ガラスや透明な合成樹脂など
の透明な物質を用いて、公知の方法で製造できる。例え
ば、凹凸面を有する型の間に挟むプレス法、エンボスロ
ールで成形しながら押し出す方法、表面を機械加工する
方法で製造され得る。
の複数の三角柱プリズム74aはそれぞれ、信号線の伸
長方向(y方向)に平行で、且つ、走査線の伸長方向
(x方向)において、透明電極13と反射電極15とか
ら構成される絵素電極4に対応するように配置されてい
る。勿論、x方向およびy方向の関係は逆にしてもよ
い。このプリズムシート74を用いると、液晶表示パネ
ル100とプリズムシート74とのアライメントは、x
方向またはy方向のどちらか一方向(図示の例ではx方
向)にのみ精度よくアライメントすればよい。従って、
絵素電極4のそれぞれに対応するマイクロレンズを二次
元的に配列したマイクロレンズアレイ(例えば図5A参
照)よりも、アライメントが比較的簡単になる利点が得
られる。また、プリズムシート74に代えて、レンチキ
ュラーレンズ(不図示)を用いても、照明装置からの光
の利用効率の向上効果とアライメントを簡単にする効果
が得られる。なお、プリズムシート74やそれに代わる
レンチキュラーレンズは、ガラスや透明な合成樹脂など
の透明な物質を用いて、公知の方法で製造できる。例え
ば、凹凸面を有する型の間に挟むプレス法、エンボスロ
ールで成形しながら押し出す方法、表面を機械加工する
方法で製造され得る。
【0063】図9に、本実施形態による他の両用型液晶
表示装置500の模式的な断面図を示す。両用型液晶表
示装置500は、集光素子54の代わりにプリズムシー
ト74を有する点において、図6に示したゲストホスト
モードの両用型液晶表示装置300と異なる。
表示装置500の模式的な断面図を示す。両用型液晶表
示装置500は、集光素子54の代わりにプリズムシー
ト74を有する点において、図6に示したゲストホスト
モードの両用型液晶表示装置300と異なる。
【0064】この両用型液晶表示装置500も、液晶表
示パネル300’と照明装置50との間に、照明装置5
0側から順に、コリメート素子52およびプリズムシー
ト74とを有しているので、上述した両用型液晶表示装
置400と同様に、照明装置50からの光の利用効率が
高い。
示パネル300’と照明装置50との間に、照明装置5
0側から順に、コリメート素子52およびプリズムシー
ト74とを有しているので、上述した両用型液晶表示装
置400と同様に、照明装置50からの光の利用効率が
高い。
【0065】(実施形態3)本発明による実施形態3の
両用型液晶表示装置600の模式的な断面図を図10に
示す。図10は、1つの絵素領域を拡大した図であり、
特に反射領域を拡大して示している。
両用型液晶表示装置600の模式的な断面図を図10に
示す。図10は、1つの絵素領域を拡大した図であり、
特に反射領域を拡大して示している。
【0066】図10に示した両用型液晶表示装置600
が有する液晶表示パネル600’は、TFT基板600
Aの反射領域に、バックライト装置50からの光を拡散
反射(または散乱)する機能を有する拡散層85が形成
されている。拡散層85は微細な凹凸形状の表面85s
を有し、それによって、バックライト装置50からの光
を拡散反射(または散乱)する。液晶表示パネル60
0’のその他の構成は、図1および図2に示した液晶表
示パネル100と実質的に同じである。また、比較のた
めに、液晶表示パネル100を有する液晶表示装置70
0の部分拡大断面図を図11に示す。
が有する液晶表示パネル600’は、TFT基板600
Aの反射領域に、バックライト装置50からの光を拡散
反射(または散乱)する機能を有する拡散層85が形成
されている。拡散層85は微細な凹凸形状の表面85s
を有し、それによって、バックライト装置50からの光
を拡散反射(または散乱)する。液晶表示パネル60
0’のその他の構成は、図1および図2に示した液晶表
示パネル100と実質的に同じである。また、比較のた
めに、液晶表示パネル100を有する液晶表示装置70
0の部分拡大断面図を図11に示す。
【0067】図10および図11を参照しながら、拡散
層85の機能を説明する。
層85の機能を説明する。
【0068】液晶表示パネル600’に入射したバック
ライト装置50からの光は、偏光板20で直線偏光とさ
れ、1/4波長板19により、右回りの円偏光となる。
図11に示したように、拡散層85が形成されていない
場合、反射電極15の裏面で反射された光は、左回りの
円偏光となって再び1/4波長板19を通過し、偏光板
20の偏光軸方向に垂直な偏光方向を有する直線偏光と
なる。この直線偏光は、偏光板20によって吸収されて
しまうので、表示に寄与することがない。一方、図10
に示したように、反射領域に拡散層85が形成されてい
る場合、反射電極15に向かう右回りの円偏光は、拡散
層85を通過し、反射電極15の裏面で反射された後、
再び拡散層85を通過して、バックライト装置50側へ
戻る。拡散層85の微細な凹凸形状の表面85sによっ
て円偏光の偏光状態が乱されるため、1/4波長板19
を通過しても直線偏光には変換されず楕円偏光となり、
偏光板20で完全に吸収されない。偏光板20を通過し
た光は、バックライト装置(バックライト装置の拡散板
表面や反射板)50で反射され、再び液晶表示パネル6
00’に入射することができる。その結果、バックライ
ト装置50側から反射電極15に入射し、表示に寄与す
ることがなかった光の一部が、透過モードの表示に寄与
することが可能となる。従って、両用型液晶表示装置6
00は、照明装置50からの光の利用効率が高い。
ライト装置50からの光は、偏光板20で直線偏光とさ
れ、1/4波長板19により、右回りの円偏光となる。
図11に示したように、拡散層85が形成されていない
場合、反射電極15の裏面で反射された光は、左回りの
円偏光となって再び1/4波長板19を通過し、偏光板
20の偏光軸方向に垂直な偏光方向を有する直線偏光と
なる。この直線偏光は、偏光板20によって吸収されて
しまうので、表示に寄与することがない。一方、図10
に示したように、反射領域に拡散層85が形成されてい
る場合、反射電極15に向かう右回りの円偏光は、拡散
層85を通過し、反射電極15の裏面で反射された後、
再び拡散層85を通過して、バックライト装置50側へ
戻る。拡散層85の微細な凹凸形状の表面85sによっ
て円偏光の偏光状態が乱されるため、1/4波長板19
を通過しても直線偏光には変換されず楕円偏光となり、
偏光板20で完全に吸収されない。偏光板20を通過し
た光は、バックライト装置(バックライト装置の拡散板
表面や反射板)50で反射され、再び液晶表示パネル6
00’に入射することができる。その結果、バックライ
ト装置50側から反射電極15に入射し、表示に寄与す
ることがなかった光の一部が、透過モードの表示に寄与
することが可能となる。従って、両用型液晶表示装置6
00は、照明装置50からの光の利用効率が高い。
【0069】なお、拡散層85は、例えば、酸化シリコ
ン等から形成された絶縁膜の表面を、エッチング法を用
いて微細な凹凸形状にパターニングすることによって形
成される。凹凸の程度は、拡散層85に入射する光の偏
光方向を乱すように、適宜設定される。TFT基板60
0Aの反射領域に、バックライト装置50からの光を拡
散反射(または散乱)する機能を付与する構成は、例示
して構成に限られず、拡散層85は反射電極15の裏面
と1/4波長板19との間であれば、どこに配置しても
よい。例えば、透過領域以外の部分のゲート絶縁膜12
の表面を微細な凹凸状にパターニングして拡散層として
機能させることもできる。また、例えば、樹脂層14を
形成するマトリクス樹脂に充填剤を分散して、樹脂層1
4自体に拡散反射特性(または散乱特性)を持たせても
同様の効果が得られる。マトリクス樹脂に分散させる充
填剤としては、マトリクス樹脂の屈折率と異なる屈折率
を有する材料を広く利用することができる。液晶材料を
分散してもよい。
ン等から形成された絶縁膜の表面を、エッチング法を用
いて微細な凹凸形状にパターニングすることによって形
成される。凹凸の程度は、拡散層85に入射する光の偏
光方向を乱すように、適宜設定される。TFT基板60
0Aの反射領域に、バックライト装置50からの光を拡
散反射(または散乱)する機能を付与する構成は、例示
して構成に限られず、拡散層85は反射電極15の裏面
と1/4波長板19との間であれば、どこに配置しても
よい。例えば、透過領域以外の部分のゲート絶縁膜12
の表面を微細な凹凸状にパターニングして拡散層として
機能させることもできる。また、例えば、樹脂層14を
形成するマトリクス樹脂に充填剤を分散して、樹脂層1
4自体に拡散反射特性(または散乱特性)を持たせても
同様の効果が得られる。マトリクス樹脂に分散させる充
填剤としては、マトリクス樹脂の屈折率と異なる屈折率
を有する材料を広く利用することができる。液晶材料を
分散してもよい。
【0070】上述した本実施形態の両用型液層表示装置
において、バックライト装置50からの光を拡散反射
(または散乱)する機能を反射領域に付与する構成は、
先の実施形態1および2の両用型液晶表示装置と組み合
わせることもできる。
において、バックライト装置50からの光を拡散反射
(または散乱)する機能を反射領域に付与する構成は、
先の実施形態1および2の両用型液晶表示装置と組み合
わせることもできる。
【0071】
【発明の効果】本発明によると、透過モードにおける表
示輝度が改善された透過反射両用型液晶表示装置が提供
される。本発明によると、バックライトからの光の利用
効率が向上するので、透過モードにおける表示輝度やコ
ントラスト比の向上だけでなく、反射領域の面積を増や
すことによって反射モードにおける表示輝度やコントラ
スト比を改善することもできる。あるいは、バックライ
ト装置の出力を低下させることによって、低消費電力化
をはかることもできる。
示輝度が改善された透過反射両用型液晶表示装置が提供
される。本発明によると、バックライトからの光の利用
効率が向上するので、透過モードにおける表示輝度やコ
ントラスト比の向上だけでなく、反射領域の面積を増や
すことによって反射モードにおける表示輝度やコントラ
スト比を改善することもできる。あるいは、バックライ
ト装置の出力を低下させることによって、低消費電力化
をはかることもできる。
【図1】本発明による透過反射両用型液晶表示装置に用
いられる液晶表示パネルのTFT基板100Aの平面図
である。
いられる液晶表示パネルのTFT基板100Aの平面図
である。
【図2】図1に示したTFT基板100Aを有する液晶
表示パネル100の模式的な部分断面図である。
表示パネル100の模式的な部分断面図である。
【図3】本発明による両用型液晶表示装置に用いられる
照明装置(バックライト装置)の例を模式的に示す図で
ある。
照明装置(バックライト装置)の例を模式的に示す図で
ある。
【図4】本発明による両用型液晶表示装置に用いられる
照明装置(バックライト装置)の他の例を模式的に示す
図である。
照明装置(バックライト装置)の他の例を模式的に示す
図である。
【図5A】本発明による実施形態1の両用型液晶表示装
置200の模式的な断面図である。
置200の模式的な断面図である。
【図5B】本発明による実施形態の両用型液晶表示装置
に用いられるコリメート素子52の例を模式的に示す図
であり、(a)は2枚のBEFII90/50フィルム
52aの配置を示す断面図であり、(b)はBEFII
90/50フィルム52aの斜視図である。
に用いられるコリメート素子52の例を模式的に示す図
であり、(a)は2枚のBEFII90/50フィルム
52aの配置を示す断面図であり、(b)はBEFII
90/50フィルム52aの斜視図である。
【図5C】図5Bに示したコリメート素子52による拡
散光の広がり角の狭小化を示すグラフであり、横軸は拡
散光の広がり角を示し、縦軸は輝度を表す。
散光の広がり角の狭小化を示すグラフであり、横軸は拡
散光の広がり角を示し、縦軸は輝度を表す。
【図6】実施形態1の他の両用型液晶表示装置300の
模式的な断面図である。
模式的な断面図である。
【図7】本発明による実施形態2の両用型液晶表示装置
400の模式的な断面図である。
400の模式的な断面図である。
【図8】両用型液晶表示装置400における、液晶表示
パネル100のTFT基板100Aとプリズムシート7
4との配置関係を示す模式的な斜視図である。
パネル100のTFT基板100Aとプリズムシート7
4との配置関係を示す模式的な斜視図である。
【図9】実施形態2の他の両用型液晶表示装置500の
模式的な断面図である。
模式的な断面図である。
【図10】本発明による実施形態3の両用型液晶表示装
置600の模式的な部分拡大断面図である。
置600の模式的な部分拡大断面図である。
【図11】液晶表示パネル100を有する液晶表示装置
700の模式的な部分拡大断面図である。
700の模式的な部分拡大断面図である。
1 走査線(ゲートバスライン) 2 信号線(ソースバスライン) 4 絵素電極 5 薄膜トランジスタ(TFT) 5a 半導体層 6 ゲート電極 7 ソース電極 7a、8a 半導体コンタクト層 8 ドレイン電極 9 コンタクトホール 10 ガラス基板 11 ガラス基板 12 ゲート絶縁膜 13 透明電極 14 樹脂層 14a 開口部 15 反射電極 16 カラーフィルタ層 17 ブラックマトリクス 18 対向電極 19、21 1/4波長板 20、22 偏光板 23 液晶層 30、40 バックライト装置(照明装置) 32、42 拡散板 32s、42s 拡散板の上面 34、44 蛍光管 36、46 反射板 48 導光板 48s 導光板の上面48s 50 照明装置 52 コリメート素子 52a BEFII90/50フィルム(3M社製) 52b ポリエステルフィルム層 52c アクリル系樹脂層 54 集光素子(マイクロレンズアレイ) 54a マイクロレンズ 74 プリズムシート 74a プリズム 85 拡散層 85s 拡散層の表面 100、300’、600’ 液晶表示パネル 100A、600A TFT基板 100B カラーフィルタ基板(対向基板) 200、300、400 透過反射両用型液晶表示装置 500、600、700 透過反射両用型液晶表示装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鳴瀧 陽三 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2H091 FA08X FA08Z FA11X FA11Z FA16Y FA29Z FA32Y FD06 GA03 LA16 LA30 5G435 AA00 AA02 AA03 BB12 BB15 BB16 CC09 EE27 EE33 FF03 FF05 FF06 FF07 FF08 FF13 GG01 GG02 GG03 GG12 GG24 HH12 HH14 LL03 LL07 LL08 LL12 LL14
Claims (5)
- 【請求項1】 第1および第2基板と、前記第1基板と
第2基板との間に設けられた液晶層とを有する液晶表示
パネルと、前記液晶表示パネルの前記第1基板側に設け
られた照明装置とを備え、 前記液晶表示パネルは複数の絵素領域を有し、前記第1
基板は、前記複数の絵素領域のそれぞれに対応して形成
され、前記液晶層側から入射した光を反射する反射領
域、および前記照明装置側から入射する光を透過する透
過領域を有し、透過モードおよび反射モードで表示が可
能な液晶表示装置であって、 前記第1基板の前記液晶層側表面と前記照明装置との間
に、前記照明装置側から順に、コリメート素子および集
光素子をさらに有し、前記コリメート素子は前記照明装
置から出射された拡散光の広がり角を狭小化し、前記集
光素子は前記狭小化された広がり角を有する拡散光を前
記透過領域内に集光する液晶表示装置。 - 【請求項2】 前記集光素子は、前記複数の絵素領域ご
とに設けられたマイクロレンズを含むマイクロレンズア
レイである請求項1に記載の液晶表示装置。 - 【請求項3】 前記集光素子は、プリズムシートである
請求項1に記載の液晶表示装置。 - 【請求項4】 前記反射領域は、前記照明装置側から入
射する光を拡散反射する機能を有する請求項1から4の
いずれかに記載の液晶表示装置。 - 【請求項5】 第1および第2基板と、前記第1基板と
第2基板との間に設けられた液晶層とを有する液晶表示
パネルと、前記液晶表示パネルの前記第1基板側に設け
られた照明装置とを備え、 前記液晶表示パネルは複数の絵素領域を有し、前記第1
基板は、前記複数の絵素領域のそれぞれに対応して形成
され、前記液晶層側から入射した光を反射する反射領
域、および前記照明装置側から入射する光を透過する透
過領域を有し、透過モードおよび反射モードで表示が可
能な液晶表示装置であって、 前記反射領域は、前記照明装置側から入射する光を拡散
反射する機能を有する液晶表示装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP34215199A JP2001154181A (ja) | 1999-12-01 | 1999-12-01 | 液晶表示装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP34215199A JP2001154181A (ja) | 1999-12-01 | 1999-12-01 | 液晶表示装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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