JP2001154164A - 光変調器および光変調方法 - Google Patents
光変調器および光変調方法Info
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Abstract
作点を実現することができる光変調器を提供する。 【解決手段】伝搬する光波が互いに干渉するように構成
された2本の分岐光導波路12b、12cが3dB方向
性結合器13により結合された光変調器において、3d
B方向性結合器13を構成する2本の光導波路の伝搬定
数の差で表わされる不均一さと結合係数との大きさの比
が1対5または1対15もしくは1対20のいずれかの
比率以上になるように構成されている。
Description
る光変調器に関し、特に光強度変調を行うマッハツェン
ダ干渉系型の光変調器に関する。さらには、そのような
光変調器を用いて行う光変調方法に関する。
通信方式において、伝送レートのさらなる向上は重要で
あり、高速変調器がキーデバイスと考えられている。高
速変調が可能な光変調器の1つに、マッハツェンダ干渉
系型の光導波路構造を有する光変調器がある。このマッ
ハツェンダ干渉系型の光変調器は、駆動電圧のプッシュ
プルな印加によりノイズ成分における同相成分を相殺す
ることで外乱に対して安定でS/Nの良好な変調特性を
得ることができることから、特に、超高速光通信システ
ムにおける外部変調器としてよく用いられている。
入力光が2つに分岐され、分岐された光がそれぞれ位相
変調を受けて合波干渉することにより光強度変調され
る。通常、マッハツェンダ干渉系型の光変調器は、電圧
を印加していない状態で、分岐された光がそれぞれ伝搬
する2つの光導波路の位相差が0となるように構成され
るため、印加電圧0で入力光がそのまま出力され、電圧
印加に伴って出力光がコサインカーブ状に変化する。と
ころで、この光変調器の動作に際しては、外部から印加
される電界の強さに対して出射光強度がほぼ線形に変化
することが好ましい。そのため、マッハツェンダ干渉系
型の光変調器では、一般に、初期動作点はπ/2だけ位
相をずらした位置に設定されている。
渉系型の光変調器の構成を示す。このマッハツェンダ干
渉系型の光変調器は、電気光学効果を有する光学基板8
1上に埋め込み型の光導波路82が設けられている。光
導波路82は、入力導波路82aがY分岐構造の分岐部
を介して2つの光導波路82b、82cに分岐され、さ
らにこれら分岐光導波路82b、82cがY分岐構造の
結合部を介して出力導波路82dに結合されており、こ
れによりマッハツェンダ干渉系型の導波路が構成されて
いる。分岐光導波路82b、82c上には、さらに光学
バッファ層89および所定のパターンの進行波型電極8
4が設けられている。
力された単一直線偏光は、Y分岐部で等分されて光導波
路82b、82cにそれぞれ進む。このとき、光導波路
82b、82cには、図20(b)に示すように、進行
波型電極84に電圧を印加することによって発生した電
界が、光導波路82b、82cに対して垂直で互いに逆
向きに印加されている。そのため、各光導波路82b、
82cでは光学基板81の有する電気光学効果によって
その屈折率が変化するが、各光導波路82b、82cに
おける屈折率変化は、変化量が同等で、符号が正負逆に
作用する。したがって、屈折率変化による位相変調は光
導波路82b、82cに対してプッシュプルに働くこと
となる。これら光導波路82b、82cでそれぞれ位相
変調(±φ/2)を受けた光波は、Y結合部にて合波干
渉して出力導波路82dに進み、出力端から出力され
る。この場合、出力光は、総位相変調量φに対してco
s2(φ/2)で変化する。例えば、光導波路82b、8
2cを導波する光波の合波干渉に際し、同相の場合(φ
=2nπ)に出力が最大となり、逆相(φ=(2n+1)
π)の場合に出力は最小となる(n=0,1,2…)。
系型の光変調器では、一般に、光強度変調を行うに当た
って、初期動作点を最大出力と最小出力の中間位置(π
/2位相状態)に設定することが好ましい。そこで、図
21に示すように、高周波電源87に加えて、DC電源
85およびバイアス回路86を設け、初期動作点を調整
できるようにしたものが提案されている。この構成によ
れば、駆動電圧である変調信号(AC)電圧に加えて、
バイアス設定用の直流(DC)電圧が進行波電極84に
印加され、これにより光学基板が持つ電気光学効果によ
り光導波路の屈折率が変化して位相がシフトされる。図
21(b)に、DC電圧が0の場合の出力特性を示す。
報には、光変調器の初期動作点をπ/2位相状態に調整
する他の方法として、マッハツェンダ干渉系を構成する
2つに分岐された光導波路の長さを、互いにわずかに異
なるように形成して光波長オーダー程度の光路長差が生
ずるようにしたものが記載されている。
別の方法としては、マッハツェンダ干渉系を構成する2
本の光導波路の幅を部分的に変化させて非対称形状と
し、それによって実効屈折率に差異を生じさせて、初期
動作点をシフトさせる方法(土屋、久保田、清野、1992
年 電子通信学会秋期大会予稿集 C−171)が知ら
れている。この他、特許第2564999号公報(特開
平4−24327)には、マッハツェンダ干渉系を構成
する2本の光導波路を3dB方向性結合器で結合して光
出力をπ/2位相分だけシフトさせる方法が開示されて
いる。
た従来の光変調器には以下のような問題がある。
C)電圧を印加することにより初期動作点の調整が行わ
れる光変調器においては、動作点の経時変化(DCドリ
フト現象)が生じるために、安定した変調特性を長期に
渡って維持できないという問題がある。このDCドリフ
ト現象は、例えばニオブ酸リチウム結晶を光学基板に用
いた場合によくみられる。加えて、直流(DC)電圧を
印加するためのバイアス回路を必要とするため、その
分、スペースをとるとともにコストも高くなるという問
題もある。なお、DCドリフトによる電界の変化に追従
して電圧を補正するフィードバック回路を設けることに
より、光変調器の出力光の位相および初期動作点を一定
に保持し、これにより変調特性の安定化を図ることがで
きるが、この場合には、コストがかさむばかりか、回路
構成も複雑になってしまう。
導波路の長さまたは形状を変えることにより物理的な光
路差を生じさせるもの(特開平5−297332号公
報、電子通信学会秋期大会予稿集 C−171)におい
ては、光変調器の駆動回路に関してオープン制御で良い
ため、構成が単純化されて電気回路の部品点数も少なく
て済む等の有効な利点はあるが、位相差を生じる構造と
したことにより、両光導波路における光損失に差が生じ
るとともに、光波の伝搬速度も空間的に一様でなくな
る。そのため、消光比(出射光強度の最大値と最小値の
比)の劣化や出射光強度の減少、さらにはマイクロ波と
光波の速度整合のずれが発生するという問題がある。
導波路を3dB方向性結合器で結合するもの(特許第2
564999号公報)においては、上記の各問題を解決
することができるものとして期待できるものの、これま
での実験結果から、両光導波路間に伝搬定数差がある場
合に、初期動作点がπ/2位相状態からずれてしまった
り、消光比が劣化するといった問題を生じることが分か
っている。
器のそれぞれには、温度ドリフトに関する以下のような
問題もある。
板(例えばLiNbO3)は焦電性を有するため、環境
温度の変化により光学基板の温度が上昇すると、焦電効
果により基板表面に分極電荷が発生し、これにより、マ
ッハツェンダ干渉系を構成する2本の分岐光導波路に加
えられる電界が不均一なものとなって両光導波路の屈折
率に変化が生じ、その結果、安定した変調特性を維持で
きなくなる。
ら、光学基板の温度が上昇すると、光学バッファ層や表
面電極を形成したことで生じる内部応力の温度依存性に
起因して基板にストレスが生じ、圧電効果により基板表
面に分極電荷が発生する。そのため、上記の焦電効果の
場合と同様に、マッハツェンダ干渉系を構成する2本の
分岐光導波路の屈折率に変化が生じ、やはり安定した変
調特性を維持できなくなる。
レスは、マッハツェンダ干渉系を構成する2本の分岐光
導波路の光路長差を生じさせることから、安定した変調
特性を維持できなくなる。このストレスの問題は、筐体
と光学基板との熱膨張率の違いによっても発生する。
決し、制御用DC電圧を用いることなく好適な初期動作
点を実現することができるとともに、光損失の少ない、
良好な消光比を得られる、光変調器を提供することにあ
る。
することができる光変調器を提供することにある。
光変調器を用いた光変調方法を提供することにある。
め、第1の発明の光変調器は、伝搬する光波が互いに干
渉するように構成された2本の分岐光導波路が3dB方
向性結合器により結合された光変調器において、前記3
dB方向性結合器を構成する2本の光導波路の伝搬定数
の差で表わされる不均一さと前記3dB方向性結合器の
結合係数との大きさの比が1対5以上の比率になるよう
に構成されたことを特徴とする。
互いに干渉するように構成された2本の分岐光導波路が
3dB方向性結合器により結合された光変調器におい
て、前記3dB方向性結合器を構成する2本の光導波路
の伝搬定数の差で表わされる不均一さと前記3dB方向
性結合器の結合係数との大きさの比が1対15以上の比
率になるように構成されたことを特徴とする。
互いに干渉するように構成された2本の分岐光導波路が
3dB方向性結合器により結合された光変調器におい
て、前記3dB方向性結合器を構成する2本の光導波路
の伝搬定数の差で表わされる不均一さと前記3dB方向
性結合器の結合係数との大きさの比が1対20以上の比
率になるように構成されたことを特徴とする。
互いに干渉するように構成された2本の分岐光導波路
が、入力された光波をシングルモードからマルチモード
に変換する2入力2出力のマルチモード干渉型の光導波
路により結合されていることを特徴とする。
2本の分岐光導波路の一方の光導波路上に第1の接地電
極が設けられ、他方の光導波路上に信号電極が設けられ
てもよい。この場合、前記信号電極を挟んで前記第1の
接地電極と対称な位置に第2の接地電極が設けられても
よく、また、前記第2の接地電極の一部が、前記3dB
方向性結合器の光導波路または前記マルチモード干渉型
の光導波路上に形成されてもよい。
互いに干渉するように構成された2本の分岐光導波路が
3dB方向性結合器により結合された光変調器におい
て、前記2本の分岐光導波路の一方の光導波路上に第1
の接地電極が設けられ、他方の光導波路上に信号電極が
設けられ、前記信号電極を挟んで前記第1の接地電極と
対称な位置に第2の接地電極が設けられていることを特
徴とする。
第2の接地電極の一部が、前記3dB方向性結合器を構
成する光導波路上に形成されてもよい。
の接地電極および信号電極のそれぞれに設けられるコネ
クタが、同一方向から取り出されるように構成されても
よい。
た電気光学効果を有する基板の裏面および側面に導電性
膜が形成されてもよい。
し、該接合部が導電性接合材料もしくは軟化状態で接着
可能な接合材料より構成されてもよい。
波を閉じ込めるための光学バッファ層が設けられ、前記
2本の分岐光導波路が形成された電気光学効果を有する
基板の裏面に前記光学バッファ層と同じ材料で同じ膜厚
の膜が設けられてもよい。
光変調器を用いて行う光変調方法であって、前記光変調
器を構成する3dB方向性結合器またはマルチモード干
渉型の光導波路から出力される2つの光出力のうちの所
望の光出力を取り出すことを特徴とする。
を用いる光変調器において、マッハツェンダ干渉系を構
成する2本の分岐光導波路を3dB方向性結合器で結合
する構成とすることで、予め動作点をπ/2位相をずら
すよう制御することができ、好適にはバイアス電圧は完
全に印加不要とされる。よって、バイアスフリーの構成
を実現することができる。本発明のうち、第1〜3およ
び5の発明の光変調器においては、そのことが利用さ
れ、マッハツェンダ干渉系を構成する2本の分岐光導波
路が3dB方向性結合器で結合された構成となっている
ので、バイアス回路は不要である。
岐光導波路を3dB方向性結合器で結合する光変調器で
は、消光比が3dB方向性結合器を構成する2本の分岐
光導波路の伝搬定数の差で表わされる不均一さと3dB
方向性結合器の結合係数との大きさの比に依存すること
が、発明者らの研究により分かった。上記第1〜3の発
明の光変調器においては、この知見に基づいて、不均一
さと結合係数との大きさの比が実用的な消光比(概ね2
0dB)を得られるような値に設定されているので、従
来のように光変調器の出力光の位相および初期動作点が
シフトして変調特性が不安定になるといったことは生じ
ることはない。
光変調器において、3dB方向性結合器に代えてマルチ
モード干渉型の光導波路(MMI型の光導波路)を用い
ることでもバイアスフリーの構成を実現することができ
ることが、発明者らの研究により分かった。本発明のう
ち第4の発明においては、そのことが利用され、マッハ
ツェンダ干渉系を構成する2本の分岐光導波路がマルチ
モード干渉型の光導波路で結合された構成となっている
ので、バイアス回路は不要である。また、この構成によ
れば、3dB方向性結合器の特有の問題、すなわち、光
変調器の出力光の位相および初期動作点がシフトして変
調特性が不安定になるといった問題は生じない。
地電極が信号電極を挟んで対称な位置に設けられている
ものにおいては、信号電極から第1および第2の接地電
極のそれぞれに対してほぼ均一な電界が発生するため、
マッハツェンダ干渉系を構成する2本の分岐光導波路に
加わる電界を均一なものとすることができる。加えて、
電極を対称構造としたことで、これら電極の負荷によっ
て生じる光学基板のストレスが各分岐光導波路に与える
影響も均等になる。
dB方向性結合器を構成する導波路またはマルチモード
干渉型の光導波路上に形成されるものにおいては、その
導波路を覆うように設けられた電極によって、温度変化
や帯電などの外乱の影響を防ぐことができる。
電性膜が形成されているものにおいては、圧電効果また
は焦電効果により発生する分極電荷の発生がその導電性
膜によって抑制される。
り構成されるものにおいては、上記の導電性膜の構成の
ものと同様、圧電効果または焦電効果により発生する分
極電荷の発生がその導電性接合材料の接合部によって抑
制される。
能な接合材料より構成されるものにおいては、光導波路
が形成される光学基板と筐体との熱膨張率の差によって
生じるストレスのうち、光学基板に加わるストレスが、
軟化状態の接合部によって緩和される。
ファ層と同じ材料で同じ膜厚の膜が設けられているもの
においては、光学バッファ層を形成したことで生じる内
部応力の温度依存性に起因するストレスが、光学基板の
表面側と裏面側でほぼ同じなる。
向性結合器または2入力2出力のマルチモード干渉型の
光導波路から出力される2つの光出力が、互いに逆位相
の関係または等パワーの関係にあることが利用される。
すなわち、本発明によれば、2つの光出力のうちの所望
の光出力を取り出すことができる。したがって、ユーザ
は、必要に応じて2つの光出力のうちの一方の光出力を
選択することができ、また、必要ならば、ユーザは2つ
の光出力の両方を取り出して使用することができる。
図面を参照して説明する。
施形態の光変調器の概略構成図である。この光変調器
は、電気光学効果を有する光学基板11表面上に光導波
路12が設けられ、さらにその上に光学バッファ層19
および所定のパターンの進行波型電極14が設けられた
構成となっている。
分岐構造の導波路を介して2つの分岐光導波路12b、
12cに分岐され、さらにこれら分岐光導波路12b、
12cが3dB方向性結合器13を介してそれぞれ出力
光導波路12d、12eと接続された、マッハツェンダ
干渉系型の導波路構造になっている。この構造によれ
ば、各出力光導波路12d、12eから出力される2つ
の光出力のうちの所望の光出力を変調光として取り出す
ことができる。
12cと重なるように設けられた電極14a(接地電
極)と、その外周に沿って設けられ、一部が分岐光導波
路12bと重なるように設けられた電極14b(信号電
極)と、これら電極を囲むように設けられた電極14c
(接地電極)とからなる。電極14bは、一端が終端器
18を介して電極14a、14cと接続され、他端がコ
ンデンサ16と高周波電源17を直列に接続した回路
(変調回路)を介して電極14a、14cと接続されて
いる。
を模式的に示す。図2に示すように、入力光導波路12
aに入力された光は、Y分岐部で等分されて分岐光導波
路12b、12cにそれぞれ進む。このとき、進行波型
電極14に信号電圧を印加することによって発生した電
界は分岐光導波路12b、12cに対して垂直で互いに
逆向きに印加されており、光波は分岐光導波路12b、
12cでそれぞれ位相変調(±φ/2)を受ける。分岐
光導波路12b、12cでそれぞれ位相変調(±φ/
2)を受けた光波は、3dB方向性結合器13にて合波
干渉して出力光導波路12d、12eにそれぞれ進み、
各導波路の出力端からそれぞれ主信号、反転信号として
出力される。
する出力光変化を示す。図3に示すように、各出力光導
波路12d、12eの出力光は、互いに反転した関係に
ある。これら出力光導波路12d、12eの出力光は、
互いの出力強度が印加信号電圧0において同一になるゼ
ロクロス状態となるように設定することが望ましい。こ
のように設定することで、予め初期動作点をπ/2移相
状態に設定することができる。
る光変調器においては、初期位相シフト、消光比劣化、
光損失は、3dB方向性結合器を構成する2本の光導波
路の伝搬定数の差で表わされる不均一さとその結合係数
との大きさの比率、結合長のずれに関係する。以下に、
その関係を具体的に説明する。
期位相シフトの関係について説明する。3dB方向性結
合器13の不均一さは、次のように定義することができ
る。3dB方向性結合器13を構成する2本の光導波路
a、b(図2参照)の伝搬定数をそれぞれβa、βbとす
ると、不均一さδは、 δ≡(βa−βb)/2 で表わされる。図4に、3dB方向性結合器の不均一さ
δが0の場合と0.2の場合における、光変調器の入力
信号電圧に対する出力光の変化を示す。図4中、反転信
号(一点鎖線および点線)、主信号(実線および破線)
はそれぞれ出力導波路12d、12eの出力光変化を示
す。不均一さδが0の場合は、π/2移相(ゼロクロ
ス)状態であるが、不均一さδが0.2の場合は、移相
量がπ/2からずれて、ゼロクロスしなくなる。ゼロク
ロスしなくなると、良好な変調特性を得られなくなる。
消光比劣化の関係について説明する。図5は、3dB方
向性結合器の結合長Lと光変調器の入力信号電圧に対す
る出力光の変化との関係を示す図である。図5におい
て、反転信号(一点鎖線および点線)と主信号(実線お
よび破線)はそれぞれ出力光導波路12d、12eの出
力光変化を示す。結合長Lが3dB分岐結合長(3dB
分岐可能な結合長のこと)と一致している場合は、π/
2移相(ゼロクロス)状態である。結合長Lが3dB分
岐結合長からずれた場合(25%のずれ)もπ/2移相
(ゼロクロス)状態であるが、その振幅の大きさは小さ
くなる。すなわち、結合長Lが3dB分岐結合長からず
れても位相シフトは生じないが、図6に示すように、山
の位置が上がりきらなくなり、また、谷の位置も落ちき
らなくなるために、その分消光比が劣化することにな
る。通常、所定値以上の消光比特性を得る場合、結合長
Lの3dB分岐結合長からのずれにはある程度の許容範
囲があることから、光導波路パターン設計上、結合長L
のずれに対しては大きなトレランスを持っている。
性結合器を備える光変調器においては、初期位相シフト
を抑えて好適な初期動作点に設定するためには、結合長
のずれに比べて3dB方向性結合器の不均一性(不均一
さδ)のずれに着目すべきことがわかる。次に、3dB
方向性結合器の不均一さδと結合係数との大きさの好適
な比率について説明する。
B方向性結合器の、不均一さδと結合係数κとの大きさ
の好ましい比率の範囲を示すチャート図である。横軸に
方向性結合器の不均一性をとり、左縦軸に初期バイアス
点変動量を位相量で示し、右縦軸に半波長電圧(Vπ)
を3.3Vとしたときの初期バイアス点変動量を電圧に
換算して示している。ここで、結合係数κは次のように
定義される。3dB方向性結合器を構成する、近接して
配置された2本の光導波路(図2の光導波路a、b)領
域においては、互いに直交する正規モードとして偶モー
ドと奇モードがあり、その各々の伝搬定数をβe、βoと
すると、結合係数κは、 κ=(βe−βo)/2 で表わされる。縦軸の初期バイアス変動量は小さいほう
が望ましい。不均一さδは、ウェハー面内均一性に依存
し、限りなく小さいことが望ましいが、ウェハー自体、
あるいは、作製プロセスに依存した不均一性が実作製上
どうしても存在する。図7において、横軸の不均一性
(δ)は実作製上の許容範囲を表わし、値が大きい程、
作製プロセス上のトレランスを大きくとることが可能と
なる。従って、図7に示すグラフでは、右下の領域が最
も望ましい条件範囲となる。また、結合係数κと初期バ
イアス変動量は比例関係にあり、結合係数κが大きいほ
どその傾きが小さくなっている。これは、結合係数κが
大きいほど、不均一さδに対する光導波路パターン設計
上のトレランスを大きくとることができることを意味す
る。
係数との比(δ/κ)のトレランスを説明するための図
で、(a)〜(c)は、それぞれδ/κ=0、0.2、
0.5のときの光変調器の入力信号電圧に対する出力光
変化を示し、(d)は消光比とδ/κの関係を示す。こ
の図8から分かるように、不均一さと結合係数との比
(δ/κ)が大きくなるについれて出力光変化の振幅が
小さくなり(振幅差ΔAが大きくなり)、消光比が劣化
する。良好な変調特性を得る実用的な消光比は20dB
以上であることから、振幅差に関して、実用的な消光比
20dB以上を得るには、不均一さδと結合係数κとの
比(δ/κ)は0.2以下とする必要がある。
は、3dB方向性結合器の不均一さδと結合係数κとの
大きさの比を1対5以上の比率とすることで、振幅差に
起因する消光比劣化の問題に関して、消光比を20dB
以上とすることができ(図8参照)、実用的な光変調器
を得られる。
合係数との比(δ/κ)のトレランスを説明するための
図で、(a)〜(c)はそれぞれδ/κ=0、0.06
3、0.2のときの光変調器の入力信号電圧に対する出
力光変化を示し、(d)は許容位相シフト量と消光比の
関係を示す。図9からから分かるように、不均一さと結
合係数との比(δ/κ)が大きくなるにつれて出力光変
化の位相シフト量(位相差Δφ)が大きくなり、消光比
が劣化する。位相差に関して、実用的な消光比20dB
以上を得るには、不均一さδと結合係数κとの比(δ/
κ)は0.063以下とする必要がある。
比を1対15以上の比率とすることで、位相シフトに起
因する消光比劣化の問題に関して、消光比を20dB以
上とすることができ(図9参照)、実用的な光変調器を
得られる。
以下に抑えることで、高品質な光通信を実現できること
が分かっている。たとえば、半波長電圧(Vπ)を3.
3Vとしたときに、初期バイアス変動量をこれの±3%
(すなわち0.1V)以内に抑えるには、不均一さδと
結合係数κとの比(δ/κ)を0.05以下とする必要
がある(図7参照)。つまり、3dB方向性結合器の不
均一さδと結合係数κとの大きさの比を1対20以上の
比率とすることで、初期位相シフトを3%以下に抑える
ことができる。バイアス点変動に対して、設定結合長ず
れは無影響である。
た。
さδに対する許容値を大きくすることができ、光導波路
設計上のトレランスを大きくできることから、結合係数
κは大きいほうが望ましい。
んで電極14a(接地電極)と対称な位置に電極14c
(接地電極)が設けられた構成となっている。この構成
によれば、図10に示すように、マッハツェンダ干渉系
部を構成する分岐光導波路12b、12cに電界を均等
に印加することができるため、変調にチャーピング現象
(変調周波数が高い場合に生じる、変調光波長の時間的
微小変動)が発生しにくくなる。加えて、これら分岐光
導波路12b、12cの上部構造(光学バッファ層や電
極)による負荷によって生じる光学基板11の歪みの度
合いを均一にすることができるので、前述の課題で述べ
たようなストレスによって分岐光導波路12b、12c
に光路長差が生じることを防止することができる。
dB方向性結合器13上を覆うように形成されているの
で、温度変化や帯電などの外乱の影響を防止することが
でき、安定した動作を提供することができる。ここで
は、電極14cの一部が3dB方向性結合器13上を覆
うように構成しているが、単に導電性膜で3dB方向性
結合器13上を覆うようにしてもよい。
極14c(接地電極)はコの字状のパターンになってお
り、それぞれの電極に設けられるコネクタが、同一方向
から取り出されるように構成されている。このように取
り出し用コネクタを同一方向に配置したことにより、P
KG設計における横幅制限や特殊なコネクタの必要性が
なくなり、設計の自由度が向上する。また、実際のPK
G実装作業に際しても、作業性が良くなり、歩留まり劣
化の要因が少なくなる。
の比(δ/κ)の好適な条件を実現することが可能な光
変調器の具体的な構成および作製手順について説明す
る。以下に説明する実施例は、ZカットY軸伝搬のニオ
ブ酸リチウム結晶基板方位を用いてチタン拡散法により
光導波路を作製した例である。
光学基板11にZカットY軸伝搬のニオブ酸リチウム結
晶基板を用いる。ニオブ酸リチウム結晶基板11上に、
幅6〜10μm、膜厚60〜110nmのチタン薄膜パ
ターンを形成し、そのチタン薄膜パターンを酸素及び水
蒸気を含んだガス雰囲気中(場合によっては、窒素やア
ルゴン等の不活性ガスも含む)で950〜1100℃の
温度で6〜15時間程度の間、熱拡散することによって
光導波路12を形成する。光導波路12の一部として形
成される3dB方向性結合器13のパターンは、例えば
波長1.55μm帯であれば、3dB方向性結合器を構
成する2つの光導波路の間隙を7μm以下、結合長を1
0mm以下にすることが望ましい。
法、CVD法、スパッタリング法などの既知の手法を用
いて、厚さ0.5〜2.5μm程度のSiO2膜からな
る光学バッファ層19を形成する。この光学バッファ層
19は、光波を効率良く閉じ込めるためのものである。
SiO2膜の屈折率は1.5程度であり、これは光導波
路12を構成するチタン拡散光導波路(12a〜12
e)の屈折率よりも小さい。この光学バッファ層19の
形成に際しては、酸素欠損を補うとともに誘電体層の電
気抵抗を高くするために、酸素雰囲気中で500〜80
0℃で熱処理を行うことが好ましい。なお、SiO2膜
以外でも、導波光の吸収がなく、かつ基板11よりも屈
折率が小さい誘電体(Al2O3やITOなど)であれ
ば、これを光学バッファ層19として使用できる。
成技術を用いて、光学バッファ層19及び光学基板11
上に、例えば厚さ0.1μm程度の金属層(チタン−金
など)を線幅6〜12μmの所望の形状にパターニング
することで下地金属を形成し、さらに金メッキ技術を用
いて厚さ10〜40μmの厚膜に肉付けすることにより
電極14a〜14cを形成して、光変調器用デバイスを
完成する。
示した光変調器の光学基板11にZカットY軸伝搬のニ
オブ酸リチウム結晶基板を用いる。まず、ニオブ酸リチ
ウム結晶の光学基板11上に、フォトレジストを塗布
し、露光技術によって所定のレジストパターンを形成す
る。このレジストパターンは、光導波路12入出力の直
線光導波路12a、12d、12eおよび干渉系を構成
する光導波路12b、12cの部分のパターンを形成す
るためのもので、7μm幅の導波路パターンを形成でき
る形状になっている。さらに、このレジストパターン
は、干渉系の終端部の方向性結合器13の部分におい
て、2μmの間隔を有する2本の直線パターンが1.3
mmの長さにわたって隣接した光導波路パターンを形成
できる形状になっている。
タ法によって膜厚84nmのチタン薄膜を堆積させる。
アセトンなどの有機溶媒を用いてリフトオフし、チタン
薄膜による光導波路パターンを形成する。この光導波路
パターンを、水蒸気を含んだ酸素雰囲気中で、1045
℃で8時間、熱拡散を行い、単一モードチタン拡散光導
波路(光導波路12)を作製する。
mのSiO2 膜よりなる光学バッファ層19をCVD法
により形成し、SiO2 膜の組成欠損を補うため、酸素
雰囲気中で700℃8時間の熱処理を行う。
された基板11上に、蒸着法を用いて、チタン−金から
なる金属薄膜をそれぞれ厚さ0.02μmと0.1μm
に成膜し、その後、露光技術を用いて、+電極線の線幅
9μm、電極間隔26μmの電極パターンを形成する。
さらに、その上に、レジストを塗布し、再度、露光技術
によって、特定形状の電極パターンを残すように、全厚
さが30μm程度のレジストパターンを形成する。そし
て、このレジストパターンをマスクとして、上記電極パ
ターン上に電界金メッキ法によって厚さ26μmに厚膜
化した電極を形成し、その後レジストパターンを除去し
て進行波型電極14を完成する。
は、干渉部を構成する光導波路12b、12cを伝搬し
た光が3dB方向性結合器13によって結合される構成
となっていたが、この3dB方向性結合器13に代え
て、2×2ポートのマルチモード干渉器(MMI:Mult
i-Mode Interference)光導波路を用いることもでき
る。ここでは、MMI導波路を用いた光変調器を説明す
る。
る、MMI型導波路を備える光変調器の構成図である。
図11中、図1に示した構成と同じものには同じ符号を
付している。なお、同じ構成についての詳細な説明は、
ここでは省略する。
た構成と同様に、電気光学効果を有する光学基板11上
に光導波路12が設けられ、さらにその上に光学バッフ
ァ層19および所定のパターンの進行波型電極14が設
けられた構成となっている。光導波路12は、入力光導
波路12aがY分岐構造の導波路を介して2つの分岐光
導波路12b、12cに分岐され、さらにこれら分岐光
導波路12b、12cが2入力2出力のMMI型導波路
23で結合されて出力光導波路12d、12eと接続さ
れた、マッハツェンダ干渉系型の導波路である。MMI
導波路23は、例えば、光導波路幅Wが6〜9μm、光
導波路間隙Gが10〜25μm、マルチモード光導波路
部分の幅Wmが28〜45μm、長さLmが2〜6mm
となっている。この他、図11には示されていないが、
第1の実施形態で説明した進行波型電極、変調のための
回路などを備える。
50:50の等パワーの光波に分岐分離する、2)作製
トレランスが大きい、3)波長依存性が小さい、という
3つの特徴を有している。第58回応用物理学会学術講
演会講演予稿集(1997年10月、P1117)の4
a−ZB−8の「Ti:LiNbO3を用いた小型MM
Iカプラ」の記載から分かるように、MMI型導波路は
解析的な計算によって設計でき、その作製トレランスは
方向性結合器と比べて緩い、という特徴も持つ。
の原理説明図である。MMI型導波路は、一方の細幅の
入力導波路から入力された単一モードの光波を、広幅の
光導波路部分においてマルチモード(高次モード)に変
換した後、2つの出力導波路の界分布と漸近させること
で、スムーズにシングルモードに変換し、等パワーの光
波に分岐分離する。
分岐光導波路12bから入力された光波が等パワーの光
波に分岐分離されると同時に、分岐光導波路12cから
入力された光波が等パワーの光波に分岐分離される。こ
れら分岐分離された光波は合波されてMMI型導波路2
3の各出力導波路から出力される。
波路構造を有する光変調器では、Y分岐部分において放
射光が少なからず発生するため、その放射光が合波・結
合部において再結合し変調特性に悪影響を与えることが
考えられる。本形態のように、合波・結合部がMMI型
導波路により構成されるものにおいては、放射光の影響
がMMI型導波路の広幅の光導波路部分(マルチモード
部)において低減される。これにより、通信品質はさら
に向上する。
MMI型導波路23上を覆うように形成されているの
で、前述の第1の実施形態のものと同様、温度変化や帯
電などの外乱の影響を防止することができ、安定した動
作を提供することができる。ここでは、電極14cの一
部がMMI型導波路23上を覆うように構成している
が、単に導電性膜(GND層)で覆うようにしても同様
の効果を得ることができる。
光変調器において、温度ドリフトが生じる原因として
は、前述の課題でも述べた通り、焦電効果および圧電効
果によって分極電荷が発生する場合、ストレスによって
分岐光導波路に光路長差が生じる場合の2つがある。以
下に、これらの原因による温度ドリフトの問題を解消す
ることができる4つの実施形態3〜6を示す。
実施形態である光変調器の構成を説明するための図で、
(a)は断面図、(b)は分極電荷の状態を示した模式
図である。図13中、図1に示した構成と同じものには
同じ符号を付し、それらの詳細な説明はここでは省略す
る。
けられている以外は、前述した第1および第2の実施形
態のものと同様の構成のものである。光学基板11表面
上に分岐光導波路12b、12cおよび光学バッファ層
19が形成され、光学バッファ層19および光学基板1
1の露出面をほぼ覆うようにシリコン膜10が形成され
ている。電極14a〜14cは、光学バッファ層19上
にシリコン膜10を介して形成されている。この構成に
よれば、図13(b)に示すように、光学基板11表面
とシリコン膜10とが直接接する部分では、光学基板1
1表面に発生する分極電荷(+)がシリコン膜10側に
発生する電荷(−)と打ち消し合うこととなり、結果的
に分極電荷の発生がシリコン膜10により抑制されるこ
ととなる。これにより、マッハツェンダ干渉系を構成す
る2本の分岐光導波路12a、12bに加えられる電界
への分極電荷の影響が抑えられ、変調特性の安定性を改
善することができる。
実施形態である光変調器の断面図である。図14中、図
1に示した構成と同じものには同じ符号を付し、その詳
細な説明についてはここでは省略する。
および裏面に導電性膜15が形成されている以外は、前
述した第3の実施形態のものと同様の構成のものであ
る。導電性膜15は電極(接地電極)14a、14cに
電気的に接続されている。この構成によれば、上記第3
の実施形態と同様に分極電荷(+)の発生がシリコン膜
10により抑制されることに加えて、分極電荷(−)が
発生する光学基板11裏面が導電性膜15を介してグラ
ンドと電気的に接続されるため、上記第3の実施形態の
ものより効果的に分極電荷の発生が抑制されることとな
る。
態、すなわち導電性膜15を単独で設けたものとして
も、分極電荷の発生をある程度抑制することができる。
実施形態である光変調器の固着構造の一例を示す図であ
る。図15中、図1に示した構成と同じものには同じ符
号を付し、その詳細な説明についてはここでは省略す
る。
光変調器の光学基板11の裏面が接合部2を介して筐体
1に固着された構造となっている。光学基板11上に形
成された光導波路12の入力導波路と光ファイバー3a
が結合され、出力導波路の一方と光ファイバー3bが結
合されている。接合部2は、導電性接合材料もしくは軟
化状態で接着可能な接合材料よりなる。
より構成した場合は、光学基板11と筐体1との熱膨張
率の差から光学基板11に生じるストレスが接合部2に
って緩和される。一方、接合部2を導電性接合材料より
構成した場合は、分極電荷(−)が発生する光学基板1
1裏面が接合部2を介して筐体1(グランド)と電気的
に接続されるため、上記第4の実施形態の場合と同様、
分極電荷の発生をある程度抑制することができる。
実施形態である、対称構造を備える光変調器の断面図で
ある。図16中、図1に示した構成と同じ構成には同じ
符号を付している。
iO2膜20が設けられている以外は、図1に示した光
変調器と同様の構成のもである。SiO2膜20は、光
学バッファ層19と同じ材料で、同じ厚さとなってい
る。このように構成することで、光学バッファ層を形成
したことで生じる内部応力の温度依存性に起因して光学
基板11に生じるストレスを、基板11の表面側と裏面
側でほぼ同じにすることができる。よって、マッハツェ
ンダ干渉系を構成する2本の分岐光導波路12b、12
cにおける、ストレスに伴う屈折率の変化を抑制するこ
とができ、安定した変調特性を維持することができる。
ットY軸伝搬のニオブ酸リチウム結晶基板方位を用いた
場合について説明したが、他の結晶基板方位(例えば、
XカットY軸伝搬など)にも適用可能である。また、使
用した基板はニオブ酸リチウムを用いているが、電気光
学効果を有する材料ならば、誘電体材料、半導体材料の
区別無く使用することができる。
たような近接する光導波路間の間隔が一定である構造の
ものの他に、図17に示すように、近接する光導波路間
の間隔dが特定の関数に従って変化し、結合係数が空間
的に変化する重み付け結合の結合器構造のものを用いる
こともできる。この場合、3dB方向性結合器の波長依
存性、偏光依存性、結合長依存性などを緩和することが
可能となる。
に代えて、図18に示すような多段方向性結合器を用い
ることもできる。この多段方向性結合器は、1つの入力
光導波路30と、2つの出力光導波路31、32とから
なる。各光導波路30〜32はそれぞれ分離されてお
り、入力光導波路30の端部と出力光導波路31、32
の端部とが近接して配置されて、略Y字状の結合器を構
成している。この構造によれば、Y分岐構造に比べて過
剰損が少なく、また、ファイバ入射位置ずれなどによる
分岐比の変化も少ない。
らに図19に示すように、入力光導波路にモードフィル
タ40を備えた構成としてもよい。この構成によれば、
多モードの入力光はモードフィルタ40にてシングルモ
ードに変換されるので、Y分岐部分に入射する前に入力
光のシングルモード化を行うことができる。よって理想
的な分岐(分岐比1:1)を行うことができる。
が、本発明思想を逸脱しない範囲内で、各部の構成、制
御、及びこれらの組合せの様々な変更が行えることは言
うまでも無い。
適用例を述べたが、本発明によるマハツェンダ干渉系型
光導波路構造を用いて他の様々な光機能デバイスを実現
できる事は言うまでも無い。
いた光変調方法について説明する。3dB方向性結合器
を用いた光変調器においては、一方の出力光導波路から
主信号が出力され、他方の出力光導波路からその反転信
号が出力される。本発明の光変調方法は、これら光出力
(主信号、反転信号)が互いに逆相の関係にあることを
利用して、いずれか一方の光出力を取り出して使用す
る、または、それら2つの光出力の両方を取り出して使
用することを特徴とする。この手法は、2入力2出力の
マルチモード干渉型の光導波路(MMI型の光導波路)
を用いた光変調器においても適用することができる。特
に、このMMI型の光導波路を用いる場合は、各出力光
導波路からは分岐比50:50の等パワーの光出力が得
られることから、その利用性は高い。
バイアスDC電圧供給電源やバイアス回路、フィードバ
ック回路等、従来変調器毎に必要であった回路を必要と
しないので、低コスト化および小型化を図ることができ
るという効果がある。
の影響を低減することができるので、長期に渡って安定
した変調特性を提供することができるとともに、光損失
の少ない、良好な消光比を得られる。よって、従来にな
い、信頼性に優れた光変調器を提供することができる。
このように高機能で高安定性を有する光変調器を供給で
きる効果は極めて大きなものであると言える。
効果に加えて、3dB方向性結合器またはマルチモード
干渉型の光導波路の2つ出力光のうち所望の出力光を選
択することができので、設計上の自由度が高くなるとい
う効果がある。
図である。
模式図である。
力光変化を示す波形図である。
に対する出力光の変化との関係を説明するための図であ
る。
対する出力光の変化との関係を説明するための図であ
る。
の変化との関係を説明するための図である。
との大きさの比の好ましい比率範囲を示すチャート図で
ある。
(δ/κ)のトレランスを説明するための図で、(a)
〜(c)は、それぞれδ/κ=0、0.2、0.5のと
きの光変調器の入力信号電圧に対する出力光変化を示す
波形図、(d)は消光比とδ/κの関係を示す特性図で
ある。
(δ/κ)のトレランスを説明するための図で、(a)
〜(c)は、それぞれδ/κ=0、0.063、0.2
のときの光変調器の入力信号電圧に対する出力光変化を
示す波形図、(d)は許容位相シフト量あるいはδ/κ
と消光比の関係を示す特性図である。
る分岐光導波路に加わる電界の状態を示す模式図であ
る。
波路を備える光変調器の概略構成図である。
成を説明するための図で、(a)は断面図、(b)は分
極電荷の状態を示す模式図である。
面図である。
着構造の一例を示す図である。
備える光変調器の断面図である。
構成例を示す図である。
る。
一構成例を示す図である。
光変調器の構成を示す図で、(b)はそのマッハツェン
ダ干渉系光を構成する光導波路に加わる電界の状態を示
す模式図である。
ェンダ干渉系型の光変調器の構成を示す図で、(b)は
DC電圧が0の場合の出力特性を示す特性図である。
Claims (14)
- 【請求項1】 伝搬する光波が互いに干渉するように構
成された2本の分岐光導波路が3dB方向性結合器によ
り結合された光変調器において、 前記3dB方向性結合器を構成する2本の光導波路の伝
搬定数の差で表わされる不均一さと前記3dB方向性結
合器の結合係数との大きさの比が1対5以上の比率にな
るように構成されたことを特徴とする光変調器。 - 【請求項2】 伝搬する光波が互いに干渉するように構
成された2本の分岐光導波路が3dB方向性結合器によ
り結合された光変調器において、 前記3dB方向性結合器を構成する2本の光導波路の伝
搬定数の差で表わされる不均一さと前記3dB方向性結
合器の結合係数との大きさの比が1対15以上の比率に
なるように構成されたことを特徴とする光変調器。 - 【請求項3】 伝搬する光波が互いに干渉するように構
成された2本の分岐光導波路が3dB方向性結合器によ
り結合された光変調器において、 前記3dB方向性結合器を構成する2本の光導波路の伝
搬定数の差で表わされる不均一さと前記3dB方向性結
合器の結合係数との大きさの比が1対20以上の比率に
なるように構成されたことを特徴とする光変調器。 - 【請求項4】 伝搬する光波が互いに干渉するように構
成された2本の分岐光導波路が、入力された光波をシン
グルモードからマルチモードに変換する2入力2出力の
マルチモード干渉型の光導波路により結合されているこ
とを特徴とする光変調器。 - 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載の光変
調器において、 前記2本の分岐光導波路の一方の光導波路上に第1の接
地電極が設けられ、他方の光導波路上に信号電極が設け
られていることを特徴とする光変調器。 - 【請求項6】 請求項5に記載の光変調器において、 前記信号電極を挟んで前記第1の接地電極と対称な位置
に第2の接地電極が設けられていることを特徴とする光
変調器。 - 【請求項7】 請求項6に記載の光変調器において、 前記第2の接地電極の一部が、前記3dB方向性結合器
の光導波路または前記マルチモード干渉型の光導波路上
に形成されていることを特徴とする光変調器。 - 【請求項8】 伝搬する光波が互いに干渉するように構
成された2本の分岐光導波路が3dB方向性結合器によ
り結合された光変調器において、 前記2本の分岐光導波路の一方の光導波路上に第1の接
地電極が設けられ、他方の光導波路上に信号電極が設け
られ、前記信号電極を挟んで前記第1の接地電極と対称
な位置に第2の接地電極が設けられていることを特徴と
する光変調器。 - 【請求項9】 請求項8に記載の光変調器において、 前記第2の接地電極の一部が、前記3dB方向性結合器
を構成する光導波路上に形成されていることを特徴とす
る光変調器。 - 【請求項10】 請求項6から9のいずれか1項に記載
の光変調器において、 前記第1および第2の接地電極および信号電極のそれぞ
れに設けられるコネクタが、同一方向から取り出される
ように構成されていることを特徴とする光変調器。 - 【請求項11】 請求項1から10のいずれかに記載の
光変調器において、 前記2本の分岐光導波路が形成された電気光学効果を有
する基板の裏面および側面に導電性膜が形成されている
ことを特徴とする光変調器。 - 【請求項12】 請求項1から10のいずれかに記載の
光変調器において、 筐体との接合が可能な接合部を有し、該接合部が導電性
接合材料もしくは軟化状態で接着可能な接合材料より構
成されていることを特徴とする光変調器。 - 【請求項13】 請求項1から12のいずれかに記載の
光変調器において、 前記2本の分岐光導波路上に、光波を閉じ込めるための
光学バッファ層が設けられ、前記2本の分岐光導波路が
形成された電気光学効果を有する基板の裏面に前記光学
バッファ層と同じ材料で同じ膜厚の膜が設けられている
ことを特徴とする光変調器。 - 【請求項14】 請求項1から13に記載の光変調器を
用いて行う光変調方法であって、 前記光変調器を構成する3dB方向性結合器またはマル
チモード干渉型の光導波路から出力される2つの光出力
のうちの所望の光出力を取り出すことを特徴とする光変
調方法。
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