JP2001140040A - 耐硫化物応力割れ性に優れた低炭素フェライト−マルテンサイト二相ステンレス溶接鋼管 - Google Patents
耐硫化物応力割れ性に優れた低炭素フェライト−マルテンサイト二相ステンレス溶接鋼管Info
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Abstract
れ、焼戻し熱処理や長時間の焼鈍熱処理を施さなくとも
油井環境において優れた耐SSC性と靱性を発揮するフ
ェライト−マルテンサイト二相ステンレス溶接鋼管の提
供。 【解決手段】質量%で、C:0.02%以下、P:0.
04%以下、S:0.01%以下、Ni:2〜8%、C
r:11.5〜15%、Mo:1.5〜4%、Si:0
〜1%、Mn:0〜1%、sol.Al:0〜0.1%、C
u:0〜1.2%、Ti:0〜0.2%、N:0.02
%以下、V0.1%以下を含有し、残部はFeおよび不
純物からなり、金属組織中のフェライト量が体積%で1
5〜40%であるフェライト−マルテンサイト二相ステ
ンレス溶接鋼管。
Description
井管または化学プラント用配管に好適な、耐硫化物応力
割れ性に優れた低炭素フェライト−マルテンサイト二相
ステンレス溶接鋼管に関する。
は、油井用材料として近年開発が進められている鋼種で
ある。この鋼種は、二相ステンレス鋼よりもCr等の高
価な元素の含有量が少ないため安価であり、炭酸ガスの
みかまたは炭酸ガスと微量硫化水素ガスの混合ガスを含
む湿潤環境中で良好な耐食性を示す。
なる鋼管は、一般には継目無鋼管として製造されること
が多い。継目無鋼管は、信頼性に関して高く評価されて
いるが、いくつかの問題点がある。一つは製管法の原理
上、肉厚10mm以下の薄肉管の製造が困難なことであ
る。ラインパイプの溶接施工に際しては、強度の許す範
囲でなるべく薄肉である方が、溶接時の積層数を減らし
施工コストを下げる観点から望ましいことは言うまでも
ない。また、金属組織中にフェライト相が析出すると熱
間加工性が著しく低下し、中かぶれ等の傷が発生するた
め、極力マルテンサイト単相の組織としなくてはならな
い。
食性ステンレス鋼管の製造方法が開発されてきた。低炭
素マルテンサイト系ステンレス鋼は、低炭素であること
から溶接性が良く、ガスタングステンアーク溶接法(以
下GTAW法と記す)やガスメタルアーク溶接法(以下
GMAW法と記す)による周溶接継ぎ手を前提とするラ
インパイプに好適である。
び特開平4−191320号公報には、低炭素マルテン
サイト系ステンレス鋼の素材帯鋼を管状に成形して、突
き合わせ部を電縫溶接法(以下、ERW法と記す)によ
って造管溶接する製法が開示されている。また、小径管
ではGTAW法あるいはプラズマ溶接法(以下、PAW
法という)による突き合わせ造管溶接も検討されてい
る。
わせ造管溶接法も開発されており、特開平9−1644
25号公報には突き合わせレーザ溶接で製管し、その後
溶接部近傍に適正な後熱処理を施すことにより耐食性を
改善する方法が開示されている。
要も高まりつつある。大径管に関しては、厚鋼板を素材
として用いて、サブマージドアーク溶接(以下、SAW
法と記す)による造管溶接も検討されつつある。
なる溶接鋼管は、マルテンサイト単相の組織であるた
め、圧延ままでは高強度かつ粗粒組織であり、靭性や、
耐硫化物応力割れ(以後SSCと言う)性等の耐食性が
低下してしまう。このため、マルテンサイト単相鋼では
一般に、熱延後に細粒化目的で焼入れ、焼戻し熱処理
や、軟化目的で長時間の焼鈍熱処理を施して靭性や耐食
性を確保しなくてはならない。
ての必要強度である、API規格(アメリカ石油協会規
格)5LCにおいて、X56級〜X80級(降伏応力が
386〜655MPa)よりも高強度となることが多
い。このためにも、溶接製管前または溶接製管後に軟化
目的の熱処理が必須となる。
は、熱延後の巻き取り温度を600℃以上とすること、
およびERW製管後に焼入れ、焼戻しの熱処理を施す必
要のあることが示されている。しかし、このように熱処
理工程を加えることは生産コスト高となる。
の熱延鋼板や溶接製管後の鋼管に、焼入れ、焼戻し熱処
理や長時間の焼鈍熱処理を施さなくとも油井環境におい
て優れた耐SSC性と靱性を発揮する溶接鋼管を提供す
ることにある。
解決するため、鋭意実験、検討した結果、熱間圧延まま
でも製品にすることが前提であれば、母相であるマルテ
ンサイト相中にフェライト相を所定の割合で析出させた
フェライト相とマルテンサイト相の二相の金属組織とす
れば、熱間圧延ままでも高強度化の抑制ができ、しかも
良好な耐SSC性が得られるとの知見を得た。本発明は
このような知見に基づいてなされたもので、その要旨は
下記のとおりである。
P:0.04%以下、S:0.01%以下、Ni:2〜
8%、Cr:11.5〜15%、Mo:1.5〜4%、
Si:0〜1%、Mn:0〜1%、sol.Al:0〜0.
1%、Cu:0〜1.2%、Ti:0〜0.2%、N:
0.02%以下、V:0.1%以下を含有し、残部はF
eおよび不純物からなり、金属組織中のフェライト量が
体積%で15〜40%である耐硫化物応力割れ性に優れ
た低炭素フェライト−マルテンサイト二相ステンレス溶
接鋼管。
にフェライト相が析出すると、靭性や耐食性等の性能が
劣化すると言われている。例えば、靭性に関してはフェ
ライト系ステンレス鋼が靱性が不芳であることから、マ
ルテンサイ系トステンレス鋼にフェライト相が析出すれ
ば靱性が劣化することは容易に推定される。また耐食性
に関しては、フェライト相が析出することにより、耐食
皮膜の保護に有効な元素であるCrやMoを母相のマル
テンサイトから吸収してしまい、母相の耐食性が十分に
確保できなくなることも予想されることである。したが
って、油井環境で用いられる鋼管でフェライト相の析出
を活用した例は従来なかったが、本発明者らは、フェラ
イト相はマルテンサイト相に比べれば軟化相であること
に着目して、以下のような試験をおこなった。
43%、Mn:0.51%、Mo:2.53%、sol.A
l:0.033%、Ti:0.034%、Ni:3.5
5%、V:0.02%を基本成分とし、Cr含有量を1
0〜17%、NI含有量を0〜10%およびMo含有量
を0〜5%の範囲で種々変化させた低炭素マルテンサイ
トステンレス鋼を溶製し、分解圧延してスラブとし、加
熱温度を1100〜1250℃に種々変化させて熱間圧
延した。この熱延したままの鋼板を用いて、引張試験、
シャルピ衝撃試験および耐SSC性試験を実施した。
イト量と降伏応力の関係を示す図である。マルテンサイ
ト中のフェライト量が増加するにしたがって強度が低下
している。
れたフェライト量(体積%)と破面遷移温度との関係を
示す図である。フェライト量が15%以上で、遷移温度
は−20℃以下となっている。金属組織を調べた結果、
圧延ままでもあってもフェライト量が15〜80%の場
合極めて細粒な組織となっていた。
ェライト量(体積%)と硫化水素分圧の関係を示す図で
ある。靭性と同様にフェライト量15%以上で微細組織
となるため、良好な耐SSC性を示している。ただし耐
食皮膜の保護性の観点からは、フェライト相はCrやM
oを母相のマルテンサイト相から吸収してしまい、マル
テンサイト相の耐食性を間接的に低下させてしまうの
で、フェライト量が40%を超えると耐SSC性がかえ
って低下してしまうことが分った。
と金属組織について詳しく説明する。化学成分の含有量
の%は全て質量%、金属組織の量の表示は体積%であ
る。
しい。ただしC量をむやみに減らすことはコスト上昇を
伴うため、経済性の観点から0.002%以上とするの
が望ましい。0.02%を超えると、マルテンサイト相
の強度が高くなり過ぎ、また溶接時に熱影響部(以下、
HAZと記す)において著しい硬化を起こして耐SSC
性を低下させるので、その上限を0.02%とした。
析して耐SSC性を劣化させる。特に、その含有量が
0.04%を超えると耐SSC性の劣化が著しくなるた
め、含有量は0.04%以下にする必要がある。なお、
耐SSC性を高めるためにPの含有量はできるだけ低く
することが望ましい。
るが、粒界に偏析することと、硫化物系の介在物を多量
に生成することによって耐SSC性を低下させる。その
含有量が、0.01%を超えると耐SSC性の低下が著
しくなため含有量は0.01%以下にする必要がある。
なお、耐SSC性を高めるためにSの含有量はできるだ
け低くすることが望ましい。
果があり、この観点からは2%以上含有させる必要があ
る。一方、過剰に含有させると高価な鋼となり経済性が
損なわれ、また固溶強化によりマルテンサイト相の強度
上昇を招いて、耐SSC性を低下させる。この観点から
上限は8%とした。
る。この効果を得るためには11.5%以上含有させる
必要がある。一方、Crはフェライト安定化元素である
ので、15%を超えて過剰に含有させると、マルテンサ
イト安定化元素である高価なNi等の合金元素を増量す
る必要が生じ、経済性が損なわれる。この観点から上限
は15%とした。
る。この効果を得るためには、1.55以上とするのが
好ましい。また、Crと同様にフェライト安定化元素で
あるので、過度に含有させるとマルテンサイト安定化元
素である高価なNi等の合金元素を増量する必要が生
じ、経済性が損なわれる。この観点から上限を4%とし
た。
脱酸に有効である。その効果を得るには0.2%以上と
するのが好ましい。しかしその含有量が1%を超えると
粒界強度を低め耐SSC性を低下させるので、その上限
は1%である。
イトの占める割合を高める効果がある。添加する場合は
0.2%以上含有させるのが好ましい。しかし1%を超
えて含有させると粒界強度を弱めたり、硫化水素中で活
性溶解したりすることにより耐SSC性を低下させる。
したがって、上限を1%とした。望ましいMn量は0.
05%以下である。
に有効である。その効果を得るには、0.02%以上と
するのが好ましい。しかし0.1%を超えて含有させる
と粗大なAl系介在物が多くなって耐SSC性が低下す
る。したがってその上限を0.1%とした。
純物であるNをTiNとして固定する効果がある。ま
た、N固定に必要とするよりも過剰なTiは、炭化物と
なってCをトラップし、周溶接部のHAZにおける硬化
を抑制する。しかし0.2%を超えて含有させると加工
性を低下させたり、炭窒化物自身がSSCの起点となっ
たりするため、その上限は0.2%とした。好ましい下
限は0.1%である。
素であ。特に0.1%を超えると微細なVCが析出する
ので高強度となりすぎ、耐SSC性が低下するので上限
を0.1%とした。望ましいV量は0.05%以下であ
る。
2%を超えると、熱間加工性が損なわれ製造が困難とな
り、かつマルテンサイト相の強度上昇を招いて耐SSC
性が低下する。望ましいN量は0.01%以下である。
性を高める効果がある。その効果を得るためには0.1
%以上とするのが好ましい。一方、1.2%を超えると
耐食性への効果が飽和し、かつマルテンサイト相の強度
上昇により耐SSC性をかえって低下させる。この観点
から、上限は1.2%とした。
にすれば、熱間圧延後または溶接製管後に強度調整のた
めの熱処理が必要となるため、フェライト相とマルテン
サイト相の二相組織とする。
が抑制され、圧延ままでも極めて細粒組織となり、靭性
や耐SSC性が改善される。
し、かつ良好な靭性を得るには、15%以上のフェライ
ト相を析出させる必要がある。一方、耐SSC性の観点
からは、フェライト相が40%を超えると、母相のマル
テンサイト相からCrやMoを吸収して間接的に耐SS
C性を低下させる。この観点から、フェライト相の体積
分率は15〜40%とした。
Moの含有量と熱間圧延のための加熱温度との組み合わ
せによりおこなうことができる。例えば、フェライトの
残存量を多くする場合は、フェライトフォーマのCr、
Mo含有量を多く、し、加熱温度を高くするとよい。
説明する。
および熱間圧延により製造した、熱延鋼板あるいは厚鋼
板を用いる。熱延方法については、通常の加熱温度、例
えば1100℃以上1250℃以下の範囲に加熱した
後、通常の方法で圧延して仕上げればよい。ただし、上
記のようにフェライト量を調節するために、化学組成を
考慮して加熱温度をきめる必要がある。また、強度の微
調整のため圧延後に短時間の焼戻しを実施してもよい。
焼入れ、焼戻し熱処理や長時間の焼鈍熱処理は経済性の
観点から望ましくなく、本発明の目的に合わない。
周長とほぼ同じ幅に切断して円筒状に成形して突き合わ
せた部分を溶接して溶接鋼管とする。溶接方法について
も特に制限は無く、溶接部の性能の保証される溶接方法
であればいかなる方法でもよい。薄肉管であれば、GT
AW法やGMAW法、プラズマ溶接法等のアーク溶接法
を用いてもよいし、製管コスト低減の観点からERW法
を用いてもよい。また、溶接部の品質確保の観点から、
電子ビーム溶接法やレーザ溶接法を用いてもよい。
の加工装置にてオープンパイプ状に成形し、帯鋼両エッ
ヂ相互をスクイズロール等の手段で突き合わせ、この突
き合わせ部を接合して造管溶接する手法を採ればよい。
製管速度向上のため、電縫溶接法で用いられている局部
加熱可能な管状の誘導加熱コイルあるいはコンタクトチ
ップを用いた高周波加熱手段により予熱してから造管溶
接をおこなってもよい。また、溶接製管後に高周波加熱
手段を用いて溶接部の組織回復を目的とした局部熱処理
を施してもよい。
好ましい。厚鋼板を通常のCプレス、UプレスおよびO
プレスにより段階的に管状に成形し、突き合わせ部をS
AWにより溶接製管した後、溶接ままで製品とする等の
手法を用いればよい。溶接条件や溶接金属の成分は、所
望の性能を得られる手法であればよく、特に限定はされ
ない。
鋼塊を鍛造してスラブとした。同表の記号A〜Hは化学
組成が本発明で規定する範囲内にあり、1〜8は規定範
囲外である。各スラブを、1100℃〜1250℃の温
度範囲で種々変化させて加熱した後、熱間圧延して熱延
鋼板とした。なお、加熱温度を変化させたのはフェライ
ト量を調節するためである。
ザ溶接、SAW、ERW、PAWおよびGTAWにより
溶接管を製造した。レーザ溶接、ERW、PAWは溶加
材を用いずに造管溶接をおこなった。GTAW、SAW
は、22Cr系または25Cr系のフェライトオーステ
ナイト二相ステンレス鋼を溶加材として用い、造管溶接
をおこなった。すべて、溶接後の後熱処理は実施しなか
った。
熱間圧延したままの鋼板断面の樹脂埋材をビレラ試薬で
腐食させて組織観察をし、点算法にて測定した。各鋼板
とも3箇所の断面を測定し、その平均値を算出して体積
分率とした。
厚に応じた種種の寸法の丸棒引張試験片を採取し、常温
で引張り試験を実施し降伏強度(YS)を測定した。
に応じたシャルピー衝撃試験片を採取し、種種の温度で
衝撃試験を実施した後、破面観察をして破面遷移温度
(vTs)を測定した。
0mm、長さ75mmの応力腐食試験片を溶接管の母材
部および溶接部から幅方向方向に採取し、四点曲げ定歪
み法により素材鋼のYSの100%の応力を負荷して試
験液中に336時間浸漬しSSCの発生の有無を調べ
た。試験液には0.001〜0.01MPa,H2S(CO2
バランス)を飽和させた、酢酸−酢酸ナトリウムを所定
量添加してpHを3.5に調整した5%NaCl水溶液
を用いた。
SSCの発生が認められなかったものを良好「○」、S
SCの発生したものを不芳「×」とした。
る範囲内の化学組成および金属組織を備えた鋼では、Y
Sが648MPa以下で、靭性と耐食性にすぐれてい
る。
号21〜32の化学組成が本発明で規定する範囲内にあ
っても、フェライト量が規定範囲外であれば靱性、強度
および耐SSC性の1つ以上の特性がわるく実用に耐え
ない。また、化学組成が本発明で規定する範囲外の試験
番号33〜40については、耐SSC性に劣り、靱性、
降伏応力の特性がわるい。
焼入れ、焼戻し熱処理や長時間の焼鈍熱処理を施さな
く、油井環境において優れた耐SSC性と靱性を発揮す
る溶接鋼管を安価に提供することができ、その工業的価
値は大である。
る。
である。
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】質量%で、C:0.02%以下、P:0.
04%以下、S:0.01%以下、Ni:2〜8%、C
r:11.5〜15%、Mo:1.5〜4%、Si:0
〜1%、Mn:0〜1%、sol.Al:0〜0.1%、C
u:0〜1.2%、Ti:0〜0.2%、N:0.02
%以下、V:0.1%以下を含有し、残部はFeおよび
不純物からなり、金属組織中のフェライト量が体積%で
15〜40%であることを特徴とする耐硫化物応力割れ
性に優れた低炭素フェライト−マルテンサイト二相ステ
ンレス溶接鋼管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32352299A JP4193308B2 (ja) | 1999-11-15 | 1999-11-15 | 耐硫化物応力割れ性に優れた低炭素フェライト−マルテンサイト二相ステンレス溶接鋼管 |
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JP32352299A JP4193308B2 (ja) | 1999-11-15 | 1999-11-15 | 耐硫化物応力割れ性に優れた低炭素フェライト−マルテンサイト二相ステンレス溶接鋼管 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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- 1999-11-15 JP JP32352299A patent/JP4193308B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP5000447B2 (ja) | 高強度電縫ラインパイプ |
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