JP2001134338A - ハイバネーション機能のユーザ管理方法及び情報処理装置 - Google Patents
ハイバネーション機能のユーザ管理方法及び情報処理装置Info
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- JP2001134338A JP2001134338A JP31080099A JP31080099A JP2001134338A JP 2001134338 A JP2001134338 A JP 2001134338A JP 31080099 A JP31080099 A JP 31080099A JP 31080099 A JP31080099 A JP 31080099A JP 2001134338 A JP2001134338 A JP 2001134338A
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Landscapes
- Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 ハイバネーションの利用の可否が管理可能で
あり、利用する期間の長短や頻度にあわせて作業環境情
報の保存形態を選択可能とする。 【解決手段】 主記憶装置及び画像メモリ装置が記憶す
る作業環境情報をユーザ毎に外部記憶装置に退避させる
ハイバネーション機能のユーザ管理方法において、BI
OSがアクセス可能な不揮発性記憶装置に登録ユーザ名
及び管理者名を登録したユーザリストを格納して、入力
されたユーザ名を登録ユーザ名、管理者名及び未登録ユ
ーザ名のいずれかとして認証する方法で、認証したユー
ザ名が管理者名である場合、ユーザリストにユーザ名を
追加しユーザ名に関連付けて外部記憶装置に専用のデー
タ保存エリアを確保する登録処理、及び、ユーザリスト
に登録済みのユーザ名を削除しユーザ名に関連付けて外
部記憶装置に確保したデータ保存エリアを解放する登録
抹消処理の実行を許可する。
あり、利用する期間の長短や頻度にあわせて作業環境情
報の保存形態を選択可能とする。 【解決手段】 主記憶装置及び画像メモリ装置が記憶す
る作業環境情報をユーザ毎に外部記憶装置に退避させる
ハイバネーション機能のユーザ管理方法において、BI
OSがアクセス可能な不揮発性記憶装置に登録ユーザ名
及び管理者名を登録したユーザリストを格納して、入力
されたユーザ名を登録ユーザ名、管理者名及び未登録ユ
ーザ名のいずれかとして認証する方法で、認証したユー
ザ名が管理者名である場合、ユーザリストにユーザ名を
追加しユーザ名に関連付けて外部記憶装置に専用のデー
タ保存エリアを確保する登録処理、及び、ユーザリスト
に登録済みのユーザ名を削除しユーザ名に関連付けて外
部記憶装置に確保したデータ保存エリアを解放する登録
抹消処理の実行を許可する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパーソナルコンピュ
ータを始めとする情報処理装置に関し、特に、所謂ハイ
バネーション機能に関する。ハイバネーション機能は、
情報処理装置での作業を中断して電源を切断した後、作
業再開に当たって速やかに中断前の作業環境を復旧する
ための機能であり、電源を切断する直前に、現在の作業
環境に関する情報(主記憶装置の内容や各接続機器の状
態等の情報、以下作業環境情報と記す)を、外部記憶装
置に退避する。再度電源を入れた時には、退避した情報
を元に作業環境を復旧する。
ータを始めとする情報処理装置に関し、特に、所謂ハイ
バネーション機能に関する。ハイバネーション機能は、
情報処理装置での作業を中断して電源を切断した後、作
業再開に当たって速やかに中断前の作業環境を復旧する
ための機能であり、電源を切断する直前に、現在の作業
環境に関する情報(主記憶装置の内容や各接続機器の状
態等の情報、以下作業環境情報と記す)を、外部記憶装
置に退避する。再度電源を入れた時には、退避した情報
を元に作業環境を復旧する。
【0002】
【従来の技術】従来のパーソナルコンピュータで採用さ
れている一般的なハイバネーション方式では、作業環境
情報を保存する領域(以下では単にデータ保存エリアと
記す)を外部記憶装置にひとつしか確保しない。
れている一般的なハイバネーション方式では、作業環境
情報を保存する領域(以下では単にデータ保存エリアと
記す)を外部記憶装置にひとつしか確保しない。
【0003】このため、作業環境情報の保存を実行する
と、そのパーソナルコンピュータを次に起動する際に
は、ユーザが誰であるかに係わらず、必ず同一の作業環
境情報から作業環境が復元されるようになっている。言
い替えれば、一旦作業環境情報を保存して電源を切断す
ると、次回の電源投入時に通常の起動を実行することが
できない。その結果、同一のパーソナルコンピュータを
複数のユーザが利用する場合、ハイバネーションを実行
して作業環境情報を保存する前に他のユーザについて考
慮する必要があり、ハイバネーションを十全に活用する
ことが困難な状況になっている。
と、そのパーソナルコンピュータを次に起動する際に
は、ユーザが誰であるかに係わらず、必ず同一の作業環
境情報から作業環境が復元されるようになっている。言
い替えれば、一旦作業環境情報を保存して電源を切断す
ると、次回の電源投入時に通常の起動を実行することが
できない。その結果、同一のパーソナルコンピュータを
複数のユーザが利用する場合、ハイバネーションを実行
して作業環境情報を保存する前に他のユーザについて考
慮する必要があり、ハイバネーションを十全に活用する
ことが困難な状況になっている。
【0004】このような一般的なハイバネーション方式
の問題点を解決するために、改善されたハイバネーショ
ン方式が従来から提案されている。例えば、特開平7−
28544号公報(以下引例1)及び特開平7−200
112号公報(以下引例2)には、複数の作業環境情報
を保存するデータ保存エリアを外部記憶装置に設けて、
起動時には保存された作業環境情報のいずれかを選択す
るようにして、複数のユーザが並行してハイバネーショ
ンを実行し、それぞれ異なる作業環境を保存することが
できるようにしている。また、保存された作業環境情報
のいずれも選ばないことにより、通常の起動をも選択す
ることができるようになっている。
の問題点を解決するために、改善されたハイバネーショ
ン方式が従来から提案されている。例えば、特開平7−
28544号公報(以下引例1)及び特開平7−200
112号公報(以下引例2)には、複数の作業環境情報
を保存するデータ保存エリアを外部記憶装置に設けて、
起動時には保存された作業環境情報のいずれかを選択す
るようにして、複数のユーザが並行してハイバネーショ
ンを実行し、それぞれ異なる作業環境を保存することが
できるようにしている。また、保存された作業環境情報
のいずれも選ばないことにより、通常の起動をも選択す
ることができるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これら引例に
記載された技術には、次のような問題がある。
記載された技術には、次のような問題がある。
【0006】第1に、これらの技術ではデータ保存エリ
アを管理する手段が用意されていない。このため、デー
タ保存エリアが無秩序に大きくなる恐れがあるという問
題がある。即ち、これらの技術においてはパーソナルコ
ンピュータを利用する全てのユーザは全く対等の立場で
あり、それぞれが任意にハイバネーションを利用でき
る。よってユーザ数が増加したり、同一ユーザが複数の
データ保存エリアを作成すると、データ保存エリア全体
が肥大化して外部記憶装置の容量を圧迫してしまうとい
う問題がある。
アを管理する手段が用意されていない。このため、デー
タ保存エリアが無秩序に大きくなる恐れがあるという問
題がある。即ち、これらの技術においてはパーソナルコ
ンピュータを利用する全てのユーザは全く対等の立場で
あり、それぞれが任意にハイバネーションを利用でき
る。よってユーザ数が増加したり、同一ユーザが複数の
データ保存エリアを作成すると、データ保存エリア全体
が肥大化して外部記憶装置の容量を圧迫してしまうとい
う問題がある。
【0007】第2に、これらの技術では、ユーザの使用
頻度に関わらず、ハイバネーションを利用する全てのユ
ーザに対してデータ保存エリアが用意される。つまり、
使用頻度の低いユーザや限られた一時期しか利用しない
ユーザのデータ保存エリアも、常時利用するユーザのデ
ータ保存エリアと全く同様に扱われることになり、資源
の浪費を招きやすいという問題がある。
頻度に関わらず、ハイバネーションを利用する全てのユ
ーザに対してデータ保存エリアが用意される。つまり、
使用頻度の低いユーザや限られた一時期しか利用しない
ユーザのデータ保存エリアも、常時利用するユーザのデ
ータ保存エリアと全く同様に扱われることになり、資源
の浪費を招きやすいという問題がある。
【0008】本発明は、これらの問題に鑑みてなされた
ものであり、その解決しようとする課題は、ハイバネー
ションの利用の可否を管理可能なハイバネーション方式
を提供することである。
ものであり、その解決しようとする課題は、ハイバネー
ションの利用の可否を管理可能なハイバネーション方式
を提供することである。
【0009】本発明が解決しようとする他の課題は、利
用する期間の長短や頻度の高低にあわせて作業環境情報
の保存形態を選択可能なハイバネーション方式を提供す
ることである。
用する期間の長短や頻度の高低にあわせて作業環境情報
の保存形態を選択可能なハイバネーション方式を提供す
ることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明は次のような手段を提供する。
め、本発明は次のような手段を提供する。
【0011】本発明は、情報処理装置の主記憶装置及び
画像メモリ装置が記憶する作業環境情報をユーザ毎に外
部記憶装置に退避させるハイバネーション機能のユーザ
管理方法において、BIOS(basic input/output sys
tem)がアクセス可能な不揮発性記憶装置に登録ユーザ
名及び管理者名を登録したユーザリストを格納して、B
IOSが該ユーザリストを参照することにより、入力さ
れたユーザ名を登録ユーザ名、管理者名及び未登録ユー
ザ名のいずれかとして認証する方法であって、認証した
ユーザ名が管理者名である場合、ユーザリストに新たな
ユーザ名を追加すると共にそのユーザ名に関連付けて外
部記憶装置に専用のデータ保存エリアを確保する登録処
理、及び、ユーザリストに登録済みのユーザ名を削除す
ると共にそのユーザ名に関連付けて外部記憶装置に確保
したデータ保存エリアを解放する登録抹消処理の実行を
許可することを特徴とするハイバネーション機能のユー
ザ管理方法を提供する。
画像メモリ装置が記憶する作業環境情報をユーザ毎に外
部記憶装置に退避させるハイバネーション機能のユーザ
管理方法において、BIOS(basic input/output sys
tem)がアクセス可能な不揮発性記憶装置に登録ユーザ
名及び管理者名を登録したユーザリストを格納して、B
IOSが該ユーザリストを参照することにより、入力さ
れたユーザ名を登録ユーザ名、管理者名及び未登録ユー
ザ名のいずれかとして認証する方法であって、認証した
ユーザ名が管理者名である場合、ユーザリストに新たな
ユーザ名を追加すると共にそのユーザ名に関連付けて外
部記憶装置に専用のデータ保存エリアを確保する登録処
理、及び、ユーザリストに登録済みのユーザ名を削除す
ると共にそのユーザ名に関連付けて外部記憶装置に確保
したデータ保存エリアを解放する登録抹消処理の実行を
許可することを特徴とするハイバネーション機能のユー
ザ管理方法を提供する。
【0012】この方法によれば、登録処理及び登録抹消
処理を実行できるのは管理者に限られるので、情報処理
装置のユーザそれぞれが勝手にデータ保存エリアを作成
することを防ぐことができる。
処理を実行できるのは管理者に限られるので、情報処理
装置のユーザそれぞれが勝手にデータ保存エリアを作成
することを防ぐことができる。
【0013】この方法において、認証したユーザ名が未
登録ユーザ名である場合、登録処理により予め確保され
た全ての未登録ユーザが共用するデータ保存エリアに作
業環境情報を退避させるハイバネーション処理の実行を
許可するようにしてもよい。この場合、そのユーザ専用
のデータ保存エリアは確保されないものの、管理者が一
度未登録ユーザ用のデータ保存エリアを確保してしまえ
ば、登録不要で自由にハイバネーション機能を利用でき
るので、一時的に利用するユーザがいる場合に便利であ
る。仮に一時的なユーザが多数になっても、データ保存
エリアは共用しているので外部記憶装置の容量を消費し
ないで済む。
登録ユーザ名である場合、登録処理により予め確保され
た全ての未登録ユーザが共用するデータ保存エリアに作
業環境情報を退避させるハイバネーション処理の実行を
許可するようにしてもよい。この場合、そのユーザ専用
のデータ保存エリアは確保されないものの、管理者が一
度未登録ユーザ用のデータ保存エリアを確保してしまえ
ば、登録不要で自由にハイバネーション機能を利用でき
るので、一時的に利用するユーザがいる場合に便利であ
る。仮に一時的なユーザが多数になっても、データ保存
エリアは共用しているので外部記憶装置の容量を消費し
ないで済む。
【0014】また、外部記憶装置の記録媒体は取り出し
可能であって、登録処理はユーザ名毎に異なる記録媒体
にデータ保存エリアを確保してもよい。この場合、予め
各ユーザが所持する記録媒体にデータ保存エリアを確保
しておき、この記録媒体をユーザが持参してハイバネー
ションを実行すれば、作業環境情報はユーザの手元の記
録媒体に退避される。よって、記録媒体をユーザの数だ
け用意すればユーザ数が増えても情報処理装置の外部記
憶装置は影響を受けないことになる。
可能であって、登録処理はユーザ名毎に異なる記録媒体
にデータ保存エリアを確保してもよい。この場合、予め
各ユーザが所持する記録媒体にデータ保存エリアを確保
しておき、この記録媒体をユーザが持参してハイバネー
ションを実行すれば、作業環境情報はユーザの手元の記
録媒体に退避される。よって、記録媒体をユーザの数だ
け用意すればユーザ数が増えても情報処理装置の外部記
憶装置は影響を受けないことになる。
【0015】更に、本発明は、主記憶装置及び画像メモ
リ装置が記憶する作業環境情報をユーザ名毎に確保され
たデータ保存エリアへ退避させるハイバネーション機能
を有する情報処理装置において、登録ユーザ名及び管理
者名を登録したユーザリストを格納する不揮発性記憶装
置と、登録ユーザ名毎にデータ保存エリアを確保した外
部記憶装置と、ユーザリストを参照して入力されたユー
ザ名の認証を行うBIOSと、BIOSにより認証され
たユーザ名が管理者名である場合に限り、外部記憶装置
でのデータ保存エリアの追加及び削除を許可する手段と
を備えることを特徴とする情報処理装置を提供する。
リ装置が記憶する作業環境情報をユーザ名毎に確保され
たデータ保存エリアへ退避させるハイバネーション機能
を有する情報処理装置において、登録ユーザ名及び管理
者名を登録したユーザリストを格納する不揮発性記憶装
置と、登録ユーザ名毎にデータ保存エリアを確保した外
部記憶装置と、ユーザリストを参照して入力されたユー
ザ名の認証を行うBIOSと、BIOSにより認証され
たユーザ名が管理者名である場合に限り、外部記憶装置
でのデータ保存エリアの追加及び削除を許可する手段と
を備えることを特徴とする情報処理装置を提供する。
【0016】この情報処理装置において、外部記憶装置
には更に未登録ユーザが共用するデータ保存エリアが確
保され、BIOSにより認証されたユーザ名が登録ユー
ザ名及び管理者名のいずれにも該当しない場合、前記共
用するデータ保存エリアに作業環境情報を退避させるこ
ととしてもよい。
には更に未登録ユーザが共用するデータ保存エリアが確
保され、BIOSにより認証されたユーザ名が登録ユー
ザ名及び管理者名のいずれにも該当しない場合、前記共
用するデータ保存エリアに作業環境情報を退避させるこ
ととしてもよい。
【0017】また、外部記憶装置は記録媒体を取り出し
可能な外部記憶装置であることとしてよい。この場合、
更に、記録媒体を取り出し可能な外部記憶装置の他に第
2の外部記憶装置を備え、第2の外部記憶装置は、作業
環境情報の有無及び退避した場所を示すユーザプロファ
イルを保存することとしてよい。
可能な外部記憶装置であることとしてよい。この場合、
更に、記録媒体を取り出し可能な外部記憶装置の他に第
2の外部記憶装置を備え、第2の外部記憶装置は、作業
環境情報の有無及び退避した場所を示すユーザプロファ
イルを保存することとしてよい。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態であるパー
ソナルコンピュータ100について図面を参照して以下
に説明する。
ソナルコンピュータ100について図面を参照して以下
に説明する。
【0019】1.構成 図1のように、パーソナルコンピュータ100は、不揮
発性記憶装置110、外部記憶装置120、主記憶装置
130、画像メモリ装置140、BIOS(basic input
/output system)150、及び、オペレーティングシス
テム160から構成されている。
発性記憶装置110、外部記憶装置120、主記憶装置
130、画像メモリ装置140、BIOS(basic input
/output system)150、及び、オペレーティングシス
テム160から構成されている。
【0020】次に、これらの構成要素の夫々について説
明する。
明する。
【0021】不揮発性記憶装置110は、パーソナルコ
ンピュータ100のハイバネーション機能を管理する管
理者と、登録済のユーザ1、2、…Nとを含むユーザリ
スト111が格納されている。
ンピュータ100のハイバネーション機能を管理する管
理者と、登録済のユーザ1、2、…Nとを含むユーザリ
スト111が格納されている。
【0022】外部記憶装置120は不揮発性の記憶装置
であり、原則としてユーザ毎に定められたユーザプロフ
ァイル保存エリア121とデータ保存エリア122とが
確保されている。
であり、原則としてユーザ毎に定められたユーザプロフ
ァイル保存エリア121とデータ保存エリア122とが
確保されている。
【0023】ユーザプロファイル保存エリア121には
全ての未登録のユーザが共用する未登録ユーザプロファ
イルと、登録済のユーザが個別に利用するユーザ1、
2、…Nプロファイルとを格納する領域である。これら
のユーザプロファイルはそれぞれそのユーザの作業環境
情報の有無と保存場所に関する情報を保持する。具体的
には、そのユーザが前回の作業終了時にハイバネーショ
ン機能を使用したかどうかの情報、そのユーザの作業環
境情報を退避させた外部記憶装置を特定する情報、その
外部記憶装置のデータエリアのどの場所に作業環境情報
を保持したのかを示すデータ保存エリアのアドレスを含
む。
全ての未登録のユーザが共用する未登録ユーザプロファ
イルと、登録済のユーザが個別に利用するユーザ1、
2、…Nプロファイルとを格納する領域である。これら
のユーザプロファイルはそれぞれそのユーザの作業環境
情報の有無と保存場所に関する情報を保持する。具体的
には、そのユーザが前回の作業終了時にハイバネーショ
ン機能を使用したかどうかの情報、そのユーザの作業環
境情報を退避させた外部記憶装置を特定する情報、その
外部記憶装置のデータエリアのどの場所に作業環境情報
を保持したのかを示すデータ保存エリアのアドレスを含
む。
【0024】一方、データ保存エリア122は作業環境
情報をユーザ毎に格納する領域である。ここに格納する
作業環境情報には、全ての未登録のユーザが共用する未
登録ユーザ情報と、登録済のユーザが個別に利用するユ
ーザ1、2、…N情報とがある。
情報をユーザ毎に格納する領域である。ここに格納する
作業環境情報には、全ての未登録のユーザが共用する未
登録ユーザ情報と、登録済のユーザが個別に利用するユ
ーザ1、2、…N情報とがある。
【0025】主記憶装置130及び画像メモリ装置14
0は揮発性記憶装置であり、これらの装置に記憶されて
いる作業環境情報を退避復旧することで次回作業開始時
に元の作業状態へ復帰させることができる。
0は揮発性記憶装置であり、これらの装置に記憶されて
いる作業環境情報を退避復旧することで次回作業開始時
に元の作業状態へ復帰させることができる。
【0026】BIOS150は、ユーザリスト111を
参照して現在パーソナルコンピュータ100を利用して
いるユーザの認証を行う。登録済のユーザとして認証さ
れた場合、そのユーザのユーザ情報としてデータ保存エ
リア122に作業環境情報を退避する。
参照して現在パーソナルコンピュータ100を利用して
いるユーザの認証を行う。登録済のユーザとして認証さ
れた場合、そのユーザのユーザ情報としてデータ保存エ
リア122に作業環境情報を退避する。
【0027】オペレーティングシステム160は、ユー
ザからハイバネーション要求を受け取ると、ユーザプロ
ファイル保存エリア122に記録されているユーザプロ
ファイルのうち、現在認証中のユーザのユーザプロファ
イルを更新すると共に、ハイバネーション要求をBIO
S150に通知する。
ザからハイバネーション要求を受け取ると、ユーザプロ
ファイル保存エリア122に記録されているユーザプロ
ファイルのうち、現在認証中のユーザのユーザプロファ
イルを更新すると共に、ハイバネーション要求をBIO
S150に通知する。
【0028】2.ユーザ管理処理 次に、図2を参照して不揮発性記憶装置110及びBI
OS150で行われるユーザ管理処理について説明す
る。この処理への移行は、電源を入れる際に特定のキー
を押しながら起動するといった特殊な操作によってパー
ソナルコンピュータ100を起動した場合にのみ実行さ
れる。ユーザ管理処理に移行すると、ユーザは自分のユ
ーザ名を入力するように求められる。BIOS150は
入力されたユーザ名をユーザリスト111に照合し、そ
のユーザが管理者、登録使用者、及び、未登録使用者の
いずれに該当するのか識別する。
OS150で行われるユーザ管理処理について説明す
る。この処理への移行は、電源を入れる際に特定のキー
を押しながら起動するといった特殊な操作によってパー
ソナルコンピュータ100を起動した場合にのみ実行さ
れる。ユーザ管理処理に移行すると、ユーザは自分のユ
ーザ名を入力するように求められる。BIOS150は
入力されたユーザ名をユーザリスト111に照合し、そ
のユーザが管理者、登録使用者、及び、未登録使用者の
いずれに該当するのか識別する。
【0029】ユーザが管理者として認証された場合、そ
のユーザは単に外部記憶装置120に自分専用の保存エ
リアを持つだけではなく、更にユーザリスト111を更
新する権限が与えられる。即ち、管理者はユーザリスト
111に対して新規登録ユーザの追加や既存登録ユーザ
の削除を行うことができる。
のユーザは単に外部記憶装置120に自分専用の保存エ
リアを持つだけではなく、更にユーザリスト111を更
新する権限が与えられる。即ち、管理者はユーザリスト
111に対して新規登録ユーザの追加や既存登録ユーザ
の削除を行うことができる。
【0030】登録使用者は管理者によってユーザリスト
111に登録された使用者であり、それぞれの使用者が
外部記憶装置に専用のデータ保存エリアを持っている
が、ユーザリスト111を更新する権限を持たない。
111に登録された使用者であり、それぞれの使用者が
外部記憶装置に専用のデータ保存エリアを持っている
が、ユーザリスト111を更新する権限を持たない。
【0031】未登録使用者とはユーザリストにない使用
者のことであり、外部記憶装置120に自分専用の保存
エリアを持たない。その代わりに未登録使用者は共通の
データ保存エリアを使用してハイバネーションを行う。
当然ながら未登録使用者はユーザリスト111を更新す
る権限を持たない。
者のことであり、外部記憶装置120に自分専用の保存
エリアを持たない。その代わりに未登録使用者は共通の
データ保存エリアを使用してハイバネーションを行う。
当然ながら未登録使用者はユーザリスト111を更新す
る権限を持たない。
【0032】尚、登録できるユーザの数については外部
記憶装置に{(ユーザ数)×(主記憶容量+画像メモリ
容量)}分の保存エリアを必要とするため、外部記憶装
置にデータを保存する場合に支障をきたさない程度のユ
ーザ数を登録するようにする必要がある。
記憶装置に{(ユーザ数)×(主記憶容量+画像メモリ
容量)}分の保存エリアを必要とするため、外部記憶装
置にデータを保存する場合に支障をきたさない程度のユ
ーザ数を登録するようにする必要がある。
【0033】続いて、図3のフローチャートを参照して
ユーザ管理処理について更に詳しく説明する。
ユーザ管理処理について更に詳しく説明する。
【0034】ユーザがユーザ名を入力する(ステップA
1)と、まずBIOS150はユーザリスト111を参
照して管理者が登録されているかどうかを判断する(ス
テップA2)。ユーザリスト111に管理者が登録され
ていない(初めてユーザ登録する)場合、入力されたユ
ーザ名を管理者としてユーザリスト111に追加(ステ
ップA4)し、登録(ステップA13)後に終了する。
1)と、まずBIOS150はユーザリスト111を参
照して管理者が登録されているかどうかを判断する(ス
テップA2)。ユーザリスト111に管理者が登録され
ていない(初めてユーザ登録する)場合、入力されたユ
ーザ名を管理者としてユーザリスト111に追加(ステ
ップA4)し、登録(ステップA13)後に終了する。
【0035】既に管理者が登録されているのであれば、
入力されたユーザ名が管理者のものであるかどうか判定
する(ステップA5)。管理者のユーザ名ではない場
合、そのユーザにはユーザ管理処理を実行する資格を持
たないので処理を終了する。
入力されたユーザ名が管理者のものであるかどうか判定
する(ステップA5)。管理者のユーザ名ではない場
合、そのユーザにはユーザ管理処理を実行する資格を持
たないので処理を終了する。
【0036】入力されたユーザ名が管理者のものである
場合、ユーザ管理処理の実体的な処理に移行する。管理
者がユーザ管理処理の対象となるユーザ名を入力する
(ステップA6)と、BIOS150は入力されたユー
ザ名をユーザリスト111中から検索する(ステップA
7)と共に、実行すべき処理が新規ユーザの登録か、既
存のユーザの登録抹消かを管理者に尋ねる(ステップA
8)。
場合、ユーザ管理処理の実体的な処理に移行する。管理
者がユーザ管理処理の対象となるユーザ名を入力する
(ステップA6)と、BIOS150は入力されたユー
ザ名をユーザリスト111中から検索する(ステップA
7)と共に、実行すべき処理が新規ユーザの登録か、既
存のユーザの登録抹消かを管理者に尋ねる(ステップA
8)。
【0037】ユーザを登録する場合は、ステップA8の
検索で同名のユーザがない場合に、入力されたユーザ名
に関連付けられたユーザプロファイルとユーザ情報を外
部記憶装置120に作成する(ステップA11)。
検索で同名のユーザがない場合に、入力されたユーザ名
に関連付けられたユーザプロファイルとユーザ情報を外
部記憶装置120に作成する(ステップA11)。
【0038】また、すでに登録してあるユーザを削除す
る場合は、ステップA8の検索で同名のユーザ名が存在
する場合に、そのユーザ用のユーザプロファイル及びユ
ーザ情報を外部記憶装置120から削除する(ステップ
A12)。
る場合は、ステップA8の検索で同名のユーザ名が存在
する場合に、そのユーザ用のユーザプロファイル及びユ
ーザ情報を外部記憶装置120から削除する(ステップ
A12)。
【0039】3.ハイバネーション 次に、図4を参照してパーソナルコンピュータ100の
ハイバネーション時の動作について説明する。
ハイバネーション時の動作について説明する。
【0040】初めに、ユーザがオペレーティングシステ
ム160に対してハイバネーションの実行を要求する命
令を与える(ステップB1)。
ム160に対してハイバネーションの実行を要求する命
令を与える(ステップB1)。
【0041】この命令を受けて、オペレーティングシス
テム160は現在のユーザのユーザプロファイル121
を更新する(ステップB2)。
テム160は現在のユーザのユーザプロファイル121
を更新する(ステップB2)。
【0042】更に、この通知をオペレーティングシステ
ム160から受け取ったBIOS150は、不揮発性記
憶装置110に記憶されているユーザリスト111から
現在パーソナルコンピュータ100を使用しているユー
ザを検索する(ステップB3)。
ム160から受け取ったBIOS150は、不揮発性記
憶装置110に記憶されているユーザリスト111から
現在パーソナルコンピュータ100を使用しているユー
ザを検索する(ステップB3)。
【0043】ユーザリスト111にユーザが見つかった
場合、BIOS150が外部記憶装置120に確保され
ているデータ保存エリア122を検索する(ステップB
6)。
場合、BIOS150が外部記憶装置120に確保され
ているデータ保存エリア122を検索する(ステップB
6)。
【0044】そのユーザのデータ保存エリア122が見
つかった場合、主記憶装置130及び画像メモリ装置1
40の情報をそのデータ保存エリア122に退避する
(ステップB9、ステップB10)。
つかった場合、主記憶装置130及び画像メモリ装置1
40の情報をそのデータ保存エリア122に退避する
(ステップB9、ステップB10)。
【0045】また、現在パーソナルコンピュータ100
を使用しているユーザがユーザリスト111に見つから
なかった場合、外部記憶装置120に確保されている未
登録ユーザ情報を格納するデータ保存エリア122に主
記憶装置130及び画像メモリ装置140の情報を退避
する(B5,B7,B9,B10)。尚、未登録ユーザ
情報を格納するためのデータ保存エリア122を管理者
が作成しないままにしておけば、未登録ユーザがハイバ
ネーション機能を利用できないので、未登録ユーザによ
るハイバネーション機能の利用を制限することができ
る。
を使用しているユーザがユーザリスト111に見つから
なかった場合、外部記憶装置120に確保されている未
登録ユーザ情報を格納するデータ保存エリア122に主
記憶装置130及び画像メモリ装置140の情報を退避
する(B5,B7,B9,B10)。尚、未登録ユーザ
情報を格納するためのデータ保存エリア122を管理者
が作成しないままにしておけば、未登録ユーザがハイバ
ネーション機能を利用できないので、未登録ユーザによ
るハイバネーション機能の利用を制限することができ
る。
【0046】4.レジューム 最後に、外部記憶装置120のデータ保存エリア122
に保存した主記憶装置130及び画像記憶装置140の
情報を復旧させて中断前の作業状態に戻すレジューム処
理の動作について図5を参照して説明する。
に保存した主記憶装置130及び画像記憶装置140の
情報を復旧させて中断前の作業状態に戻すレジューム処
理の動作について図5を参照して説明する。
【0047】初めに、BIOS150が、パーソナルコ
ンピュータ100を使用しようとしているユーザのユー
ザ名がユーザリスト111にあるか調べ、登録されてい
るユーザか未登録のユーザかを分別する(ステップC
1)。
ンピュータ100を使用しようとしているユーザのユー
ザ名がユーザリスト111にあるか調べ、登録されてい
るユーザか未登録のユーザかを分別する(ステップC
1)。
【0048】登録されているユーザだった場合、BIO
S150は、そのユーザのユーザプロファイルを参照し
て、そのユーザが前回使用時にハイバネーションを行っ
たかを調べ(ステップC2)、ハイバネーションで終了
した場合、そのユーザのデータ保存エリア122に退避
してある退避情報を検索する(ステップC4)。
S150は、そのユーザのユーザプロファイルを参照し
て、そのユーザが前回使用時にハイバネーションを行っ
たかを調べ(ステップC2)、ハイバネーションで終了
した場合、そのユーザのデータ保存エリア122に退避
してある退避情報を検索する(ステップC4)。
【0049】他方、ユーザが未登録だった場合、BIO
S150が未登録ユーザプロファイルを参照して、その
ユーザまたは他の未登録ユーザが前回使用時にハイバネ
ーションを行ったか調べ(ステップC3)、ハイバネー
ションで終了した場合はデータ保存エリア122の未登
録ユーザ情報を格納するエリアを検索(ステップC5)
し、存在するのであれば、そのエリアに退避情報が格納
されているか否かを判定する(ステップC9)。
S150が未登録ユーザプロファイルを参照して、その
ユーザまたは他の未登録ユーザが前回使用時にハイバネ
ーションを行ったか調べ(ステップC3)、ハイバネー
ションで終了した場合はデータ保存エリア122の未登
録ユーザ情報を格納するエリアを検索(ステップC5)
し、存在するのであれば、そのエリアに退避情報が格納
されているか否かを判定する(ステップC9)。
【0050】ステップC8またはステップC9で退避情
報の有無を判定した結果、退避情報が見つかった場合、
その情報を主記憶装置130及び画像メモリ装置140
に復元する(ステップC10,C11)。
報の有無を判定した結果、退避情報が見つかった場合、
その情報を主記憶装置130及び画像メモリ装置140
に復元する(ステップC10,C11)。
【0051】更に、ユーザプロファイル保存エリア12
1を検索し(ステップC12)、そのユーザのユーザプ
ロファイルからオペレーティングシステム160を中断
前の作業状態に復帰させる(ステップC15)。
1を検索し(ステップC12)、そのユーザのユーザプ
ロファイルからオペレーティングシステム160を中断
前の作業状態に復帰させる(ステップC15)。
【0052】なお、パーソナルコンピュータ100を起
動しようとしているユーザのユーザプロファイル保存エ
リア121が見つからない場合、エラーメッセージを表
示させて(ステップC14)、正常なレジューム処理が
できなかったことをユーザに通知する。また、ユーザが
前回使用時にハイバネーションを行っていない場合や、
データ保存エリア122がない、もしくはデータ保存エ
リア122はあっても退避情報が格納されていない場合
(ステップC10、C11の処理を行わずに終了した場
合)は通常の起動処理を行う。
動しようとしているユーザのユーザプロファイル保存エ
リア121が見つからない場合、エラーメッセージを表
示させて(ステップC14)、正常なレジューム処理が
できなかったことをユーザに通知する。また、ユーザが
前回使用時にハイバネーションを行っていない場合や、
データ保存エリア122がない、もしくはデータ保存エ
リア122はあっても退避情報が格納されていない場合
(ステップC10、C11の処理を行わずに終了した場
合)は通常の起動処理を行う。
【0053】5.第2の実施の形態 次に、本発明の第2の実施の形態であるパーソナルコン
ピュータ200について図面を参照して詳細に説明す
る。
ピュータ200について図面を参照して詳細に説明す
る。
【0054】図6を参照すると、パーソナルコンピュー
タ200は、不揮発性記憶装置210、外部記憶装置2
20、取り出し可能な外部記憶装置230、主記憶装置
240及び画像メモリ装置250、BIOS260及び
オペレーティングシステム270から構成されている。
タ200は、不揮発性記憶装置210、外部記憶装置2
20、取り出し可能な外部記憶装置230、主記憶装置
240及び画像メモリ装置250、BIOS260及び
オペレーティングシステム270から構成されている。
【0055】次に、各構成要素について説明する。
【0056】不揮発性記憶装置210は、登録されたユ
ーザ名と管理者名からなるユーザリスト211を格納し
ている。
ーザ名と管理者名からなるユーザリスト211を格納し
ている。
【0057】外部記憶装置220は、不揮発性の記憶装
置であり、ユーザプロファイル保存エリア221を格納
している。
置であり、ユーザプロファイル保存エリア221を格納
している。
【0058】取り出し可能な外部記憶装置230は、記
録媒体を取り出し可能な不揮発性記憶装置であり、ユー
ザの作業環境を退避するデータ保存エリア231が確保
される。このデータ保存エリア231に作業中断時の主
記憶装置210及び画像メモリ装置220の作業環境情
報を退避する。
録媒体を取り出し可能な不揮発性記憶装置であり、ユー
ザの作業環境を退避するデータ保存エリア231が確保
される。このデータ保存エリア231に作業中断時の主
記憶装置210及び画像メモリ装置220の作業環境情
報を退避する。
【0059】主記憶装置240及び画像メモリ装置25
0は、退避すべき作業環境情報が記憶されている揮発性
の記憶装置である。これらに記憶されているデータを退
避復旧することで次回作業開始時に元の作業状態へ復帰
させることができる。
0は、退避すべき作業環境情報が記憶されている揮発性
の記憶装置である。これらに記憶されているデータを退
避復旧することで次回作業開始時に元の作業状態へ復帰
させることができる。
【0060】BIOS260は、不揮発性記憶装置21
0に記憶されたユーザリスト211を参照してユーザ認
証を行うオペレーティングシステム270は、ユーザか
らハイバネーション要求を受け取り、外部記憶装置22
0にあるユーザプロファイル221を更新し、BIOS
260へそれを通知する。ハイバネーション要求を受け
取ると、オペレーティングシステム270は、外部記憶
装置220にある現在パーソナルコンピュータを使用し
ているユーザのユーザプロファイル221を更新し、ハ
イバネーション要求をBIOS260に通知する。
0に記憶されたユーザリスト211を参照してユーザ認
証を行うオペレーティングシステム270は、ユーザか
らハイバネーション要求を受け取り、外部記憶装置22
0にあるユーザプロファイル221を更新し、BIOS
260へそれを通知する。ハイバネーション要求を受け
取ると、オペレーティングシステム270は、外部記憶
装置220にある現在パーソナルコンピュータを使用し
ているユーザのユーザプロファイル221を更新し、ハ
イバネーション要求をBIOS260に通知する。
【0061】BIOS120では不揮発性記憶装置27
0に記憶されているユーザリストと現在コンピュータを
使用しているユーザ280の照合を行い、ユーザ280
がユーザリストにある場合は取り出し可能な外部記憶装
置200のデータ保存エリア230に主記憶装置210
及び画像メモリ装置220の情報を退避する。
0に記憶されているユーザリストと現在コンピュータを
使用しているユーザ280の照合を行い、ユーザ280
がユーザリストにある場合は取り出し可能な外部記憶装
置200のデータ保存エリア230に主記憶装置210
及び画像メモリ装置220の情報を退避する。
【0062】本実施の形態(パーソナルコンピュータ2
00)と前述の第1の実施の形態(パーソナルコンピュ
ータ100)とを比較すると、両者のもっとも顕著な相
違は、パーソナルコンピュータ200が取り出し可能な
外部記憶装置230を備える点である。取り出し可能な
外部記憶装置230にデータ保存エリア231を設け、
主記憶装置240及び画像メモリ装置250のユーザの
作業環境を退避する。これにより、データ保存エリアを
外部記憶装置220に設ける必要がなくなるので、ユー
ザ数が増えてもデータ保存エリアが外部記憶装置220
の容量を圧迫することがない。その他の点については第
1の実施の形態と同様である。
00)と前述の第1の実施の形態(パーソナルコンピュ
ータ100)とを比較すると、両者のもっとも顕著な相
違は、パーソナルコンピュータ200が取り出し可能な
外部記憶装置230を備える点である。取り出し可能な
外部記憶装置230にデータ保存エリア231を設け、
主記憶装置240及び画像メモリ装置250のユーザの
作業環境を退避する。これにより、データ保存エリアを
外部記憶装置220に設ける必要がなくなるので、ユー
ザ数が増えてもデータ保存エリアが外部記憶装置220
の容量を圧迫することがない。その他の点については第
1の実施の形態と同様である。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、主記憶装置及び画像メ
モリ装置の作業環境を退避させるエリアを作成する権限
を特定のユーザ(管理者)にのみ与えるため、データ保
存エリアが無秩序に増えて外部記憶装置の容量を圧迫す
るのを防ぐことができる。
モリ装置の作業環境を退避させるエリアを作成する権限
を特定のユーザ(管理者)にのみ与えるため、データ保
存エリアが無秩序に増えて外部記憶装置の容量を圧迫す
るのを防ぐことができる。
【0064】また、本発明によれば、管理者が未登録ユ
ーザ用のデータ保存エリアを設けなければ、登録ユーザ
以外の者がハイバネーション機能を利用するのを制限す
ることができる。他方、未登録ユーザ用のデータ保存エ
リアを設ければ、短期間集中的に利用するユーザについ
ては登録しなくても未登録ユーザのままハイバネーショ
ンを利用することができる。
ーザ用のデータ保存エリアを設けなければ、登録ユーザ
以外の者がハイバネーション機能を利用するのを制限す
ることができる。他方、未登録ユーザ用のデータ保存エ
リアを設ければ、短期間集中的に利用するユーザについ
ては登録しなくても未登録ユーザのままハイバネーショ
ンを利用することができる。
【0065】また、データ保存エリアを取り出し可能な
外部記憶装置に設ければ、外部記憶装置の容量がデータ
保存エリアにより圧迫される心配がなくなる。このた
め、例えば使用頻度の低いユーザを多数登録する場合で
あっても、外部記憶装置の容量が問題にならなくなる。
外部記憶装置に設ければ、外部記憶装置の容量がデータ
保存エリアにより圧迫される心配がなくなる。このた
め、例えば使用頻度の低いユーザを多数登録する場合で
あっても、外部記憶装置の容量が問題にならなくなる。
【0066】以上、本発明を実施の形態に基づいて説明
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、当業
者の通常の知識の範囲内でその変更や改良が可能である
ことは勿論である。
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、当業
者の通常の知識の範囲内でその変更や改良が可能である
ことは勿論である。
【図1】本発明の第1の実施の形態であるパーソナルコ
ンピュータ100のブロック図である。
ンピュータ100のブロック図である。
【図2】不揮発性記憶装置110及びBIOS150を
説明する図である。
説明する図である。
【図3】ユーザ管理処理を説明するフローチャートであ
る。
る。
【図4】ハイバネーション処理のフローチャートであ
る。
る。
【図5】レジューム処理のフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施の形態であるパーソナルコ
ンピュータ200のブロック図である。
ンピュータ200のブロック図である。
100、200 パーソナルコンピュータ 110、210 不揮発性記憶装置 111、211 ユーザリスト 120、220 外部記憶装置 121、221 ユーザプロファイル保存エリア 122、231 データ保存エリア 140、250 画像メモリ装置 130、240 主記憶装置 150、260 BIOS 160、270 オペレーティングシステム 230 取り出し可能な外部記憶装置
Claims (7)
- 【請求項1】 情報処理装置の主記憶装置及び画像メモ
リ装置が記憶する作業環境情報をユーザ毎に外部記憶装
置に退避させるハイバネーション機能のユーザ管理方法
において、 BIOS(basic input/output system)がアクセス可
能な不揮発性記憶装置に登録ユーザ名及び管理者名を登
録したユーザリストを格納して、BIOSが該ユーザリ
ストを参照することにより、入力されたユーザ名を登録
ユーザ名、管理者名及び未登録ユーザ名のいずれかとし
て認証する方法であって、 認証したユーザ名が管理者名である場合に限り、ユーザ
リストに新たなユーザ名を追加すると共にそのユーザ名
に関連付けて外部記憶装置に専用のデータ保存エリアを
確保する登録処理、及び、ユーザリストに登録済みのユ
ーザ名を削除すると共にそのユーザ名に関連付けて外部
記憶装置に確保したデータ保存エリアを解放する登録抹
消処理の実行を許可することを特徴とするユーザ管理方
法。 - 【請求項2】 請求項1に記載のハイバネーション機能
のユーザ管理方法において、認証したユーザ名が未登録
ユーザ名である場合、登録処理により予め確保された全
ての未登録ユーザが共用するデータ保存エリアに作業環
境情報を退避させるハイバネーション処理の実行を許可
することを特徴とするハイバネーション機能のユーザ管
理方法。 - 【請求項3】 請求項1及び2のいずれかに記載のハイ
バネーション機能のユーザ管理方法において、外部記憶
装置の記録媒体は取り出し可能であって、登録処理はユ
ーザ名毎に異なる記録媒体にデータ保存エリアを確保す
ることを特徴とするハイバネーション機能のユーザ管理
方法。 - 【請求項4】 主記憶装置及び画像メモリ装置が記憶す
る作業環境情報をユーザ名毎に確保されたデータ保存エ
リアへ退避させるハイバネーション機能を有する情報処
理装置において、 登録ユーザ名及び管理者名を登録したユーザリストを格
納する不揮発性記憶装置と、 登録ユーザ名毎にデータ保存エリアを確保した外部記憶
装置と、 ユーザリストを参照して入力されたユーザ名の認証を行
うBIOSと、 BIOSにより認証されたユーザ名が管理者名である場
合に限り、外部記憶装置でのデータ保存エリアの追加及
び削除を許可する手段とを備えることを特徴とする情報
処理装置。 - 【請求項5】 請求項4に記載の情報処理装置におい
て、外部記憶装置には更に未登録ユーザが共用するデー
タ保存エリアが確保され、 BIOSにより認証されたユーザ名が登録ユーザ名及び
管理者名のいずれにも該当しない場合、前記共用するデ
ータ保存エリアに作業環境情報を退避させることを特徴
とする情報処理装置。 - 【請求項6】 請求項4および5のいずれかに記載の情
報処理装置において、外部記憶装置は記録媒体を取り出
し可能な外部記憶装置であることを特徴とする情報処理
装置。 - 【請求項7】 請求項6に記載の情報処理装置におい
て、記録媒体を取り出し可能な外部記憶装置の他に第2
の外部記憶装置を備え、第2の外部記憶装置は、作業環
境情報の有無及び退避した場所を示すユーザプロファイ
ルを保存することを特徴とする情報処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31080099A JP2001134338A (ja) | 1999-11-01 | 1999-11-01 | ハイバネーション機能のユーザ管理方法及び情報処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31080099A JP2001134338A (ja) | 1999-11-01 | 1999-11-01 | ハイバネーション機能のユーザ管理方法及び情報処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001134338A true JP2001134338A (ja) | 2001-05-18 |
Family
ID=18009605
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31080099A Pending JP2001134338A (ja) | 1999-11-01 | 1999-11-01 | ハイバネーション機能のユーザ管理方法及び情報処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001134338A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7689834B2 (en) | 2004-12-24 | 2010-03-30 | Fujitsu Limited | Personal authentication apparatus |
JP2010218399A (ja) * | 2009-03-18 | 2010-09-30 | Ricoh Co Ltd | 情報処理装置、画像形成装置、データ復帰方法、プログラム、記憶媒体 |
US7818583B2 (en) | 2004-12-24 | 2010-10-19 | Fujitsu Limited | Personal authentication apparatus |
JP2014179095A (ja) * | 2013-03-14 | 2014-09-25 | Seagate Technology Llc | ハイバネーションからの迅速な再開のための装置、方法およびデバイス |
CN112748885A (zh) * | 2021-01-18 | 2021-05-04 | 联想(北京)有限公司 | 一种信息处理方法、装置、设备及存储介质 |
-
1999
- 1999-11-01 JP JP31080099A patent/JP2001134338A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7689834B2 (en) | 2004-12-24 | 2010-03-30 | Fujitsu Limited | Personal authentication apparatus |
US7818583B2 (en) | 2004-12-24 | 2010-10-19 | Fujitsu Limited | Personal authentication apparatus |
JP2010218399A (ja) * | 2009-03-18 | 2010-09-30 | Ricoh Co Ltd | 情報処理装置、画像形成装置、データ復帰方法、プログラム、記憶媒体 |
JP2014179095A (ja) * | 2013-03-14 | 2014-09-25 | Seagate Technology Llc | ハイバネーションからの迅速な再開のための装置、方法およびデバイス |
CN112748885A (zh) * | 2021-01-18 | 2021-05-04 | 联想(北京)有限公司 | 一种信息处理方法、装置、设备及存储介质 |
CN112748885B (zh) * | 2021-01-18 | 2023-01-17 | 联想(北京)有限公司 | 一种信息处理方法、装置、设备及存储介质 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040204 |