JP2001133719A - 走査光学装置 - Google Patents
走査光学装置Info
- Publication number
- JP2001133719A JP2001133719A JP31450699A JP31450699A JP2001133719A JP 2001133719 A JP2001133719 A JP 2001133719A JP 31450699 A JP31450699 A JP 31450699A JP 31450699 A JP31450699 A JP 31450699A JP 2001133719 A JP2001133719 A JP 2001133719A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shutter
- scanning
- elastic member
- optical device
- optical box
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 title claims abstract description 66
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 claims description 11
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 7
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 9
- 108091008695 photoreceptors Proteins 0.000 description 7
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 4
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 4
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 4
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 4
- 239000002985 plastic film Substances 0.000 description 4
- 238000011109 contamination Methods 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 3
- 238000005299 abrasion Methods 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 1
- 238000012800 visualization Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Laser Beam Printer (AREA)
- Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 シャッタ駆動用に設けられた穴から光学箱内
に外気が吸引されるのを防ぐ。 【解決手段】 回転多面鏡3によって偏向走査されるレ
ーザ光は人体に有害であるため、装置の非動作時にレー
ザ光を遮光するためのシャッタ装置12が設けられる。
シャッタ板12aを押し上げるレバー12bに弾性部材
12cを貼着しておき、シャッタ板12aが押し上げら
れてシャッタ開の状態になると同時に、弾性部材12c
が光学箱10の底面に密着して、穴10aを密閉する。
に外気が吸引されるのを防ぐ。 【解決手段】 回転多面鏡3によって偏向走査されるレ
ーザ光は人体に有害であるため、装置の非動作時にレー
ザ光を遮光するためのシャッタ装置12が設けられる。
シャッタ板12aを押し上げるレバー12bに弾性部材
12cを貼着しておき、シャッタ板12aが押し上げら
れてシャッタ開の状態になると同時に、弾性部材12c
が光学箱10の底面に密着して、穴10aを密閉する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザビームプリ
ンタやレーザファクシミリ等の画像形成装置に用いられ
る走査光学装置に関するものである。
ンタやレーザファクシミリ等の画像形成装置に用いられ
る走査光学装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】レーザビームプリンタやレーザファクシ
ミリ等の画像形成装置に用いられる走査光学装置は、高
速回転する回転多面鏡によってレーザビーム等の光ビー
ムを反射させてこれを偏向走査し、得られた走査光を回
転ドラム上の感光体に結像させて静電潜像を形成する。
次いで、感光体の静電潜像を現像装置によってトナー像
に顕像化し、これを記録紙等の記録媒体に転写して定着
装置へ送り、記録媒体上のトナーを加熱定着させること
で印刷(プリント)が行なわれる。
ミリ等の画像形成装置に用いられる走査光学装置は、高
速回転する回転多面鏡によってレーザビーム等の光ビー
ムを反射させてこれを偏向走査し、得られた走査光を回
転ドラム上の感光体に結像させて静電潜像を形成する。
次いで、感光体の静電潜像を現像装置によってトナー像
に顕像化し、これを記録紙等の記録媒体に転写して定着
装置へ送り、記録媒体上のトナーを加熱定着させること
で印刷(プリント)が行なわれる。
【0003】図6は一従来例による走査光学装置を示す
もので、半導体レーザ101から発生されたレーザ光を
コリメータレンズによって平行化し、アパーチャによっ
てビーム形状を整えたうえで、シリンドリカルレンズ1
02によって線状の光束に集光し、回転多面鏡103に
よって主走査方向(Y軸方向)に偏向走査し、結像レン
ズ系104と折り返しミラー105を経て図示しない回
転ドラム上の感光体に結像させる。感光体に結像する光
束は、回転多面鏡103の回転によるY軸方向の主走査
と、回転ドラムの回転によるZ軸方向の副走査に伴なっ
て静電潜像を形成する。
もので、半導体レーザ101から発生されたレーザ光を
コリメータレンズによって平行化し、アパーチャによっ
てビーム形状を整えたうえで、シリンドリカルレンズ1
02によって線状の光束に集光し、回転多面鏡103に
よって主走査方向(Y軸方向)に偏向走査し、結像レン
ズ系104と折り返しミラー105を経て図示しない回
転ドラム上の感光体に結像させる。感光体に結像する光
束は、回転多面鏡103の回転によるY軸方向の主走査
と、回転ドラムの回転によるZ軸方向の副走査に伴なっ
て静電潜像を形成する。
【0004】このようにして回転ドラムの感光体に画像
情報を書き込む走査を繰り返すものであるが、回転多面
鏡103の反射面の分割誤差のために、回転ドラム上の
書き出し位置がずれるおそれがある。そこで、回転多面
鏡103の走査光L0 を、その走査面(XY平面)のY
軸方向の一端において信号検知ミラー106によって前
記走査面の下方へ分離して、信号検知センサ107に導
入し、図示しないコントローラにおいて走査開始信号に
変換して半導体レーザ101に送信する。半導体レーザ
101は走査開始信号を受信したうえで書き込み変調を
開始する。
情報を書き込む走査を繰り返すものであるが、回転多面
鏡103の反射面の分割誤差のために、回転ドラム上の
書き出し位置がずれるおそれがある。そこで、回転多面
鏡103の走査光L0 を、その走査面(XY平面)のY
軸方向の一端において信号検知ミラー106によって前
記走査面の下方へ分離して、信号検知センサ107に導
入し、図示しないコントローラにおいて走査開始信号に
変換して半導体レーザ101に送信する。半導体レーザ
101は走査開始信号を受信したうえで書き込み変調を
開始する。
【0005】結像レンズ系104は、球面レンズ104
aとトーリックレンズ104bからなり、回転多面鏡1
03によって等角速度で走査される走査光L0 を、回転
ドラム上においてY軸方向に等速度で走査する走査光に
変換するいわゆるfθ機能を有する。
aとトーリックレンズ104bからなり、回転多面鏡1
03によって等角速度で走査される走査光L0 を、回転
ドラム上においてY軸方向に等速度で走査する走査光に
変換するいわゆるfθ機能を有する。
【0006】半導体レーザ101、シリンドリカルレン
ズ102、回転多面鏡103、結像レンズ系104、信
号検知ミラー106および信号検知センサ107等は光
学箱110の側壁や底壁に取り付けられる。回転ドラム
は光学箱110の外側に配設されており、光学箱の底壁
には、走査光L0 を光学箱110から回転ドラムに向か
って取り出すための窓111が設けられている。また、
光学箱110の上部開口は図示しないふた部材によって
閉塞される。
ズ102、回転多面鏡103、結像レンズ系104、信
号検知ミラー106および信号検知センサ107等は光
学箱110の側壁や底壁に取り付けられる。回転ドラム
は光学箱110の外側に配設されており、光学箱の底壁
には、走査光L0 を光学箱110から回転ドラムに向か
って取り出すための窓111が設けられている。また、
光学箱110の上部開口は図示しないふた部材によって
閉塞される。
【0007】回転多面鏡103を回転駆動するモータ1
03aは、光学箱110の底壁に支持されたモータ基板
103bと、該モータ基板103b上の駆動回路の駆動
電流によって励磁されるステータおよびこれに対向する
ロータ等からなる磁気回路によって構成される。
03aは、光学箱110の底壁に支持されたモータ基板
103bと、該モータ基板103b上の駆動回路の駆動
電流によって励磁されるステータおよびこれに対向する
ロータ等からなる磁気回路によって構成される。
【0008】また、人体に有害であるレーザ光が、例え
ば走査光学装置の非動作時に誤って外部に放出される
と、作業者にとって極めて危険である。そこで、半導体
レーザ101を含む光源ユニットと回転多面鏡103の
間の光路にレーザ光を遮断するためのシャッタ装置11
2が配設される。該シャッタ装置112は、図7に示す
ように、シリンドリカルレンズ102と回転多面鏡10
3の間に配設されたシャッタ板112aと、これを上下
動させるレバー112bを備えており、シャッタ板11
2aの下部は、光学箱110の底壁に形成された穴11
0aを通って光学箱110の外へ突出し、レバー112
bの上面に当接されている。
ば走査光学装置の非動作時に誤って外部に放出される
と、作業者にとって極めて危険である。そこで、半導体
レーザ101を含む光源ユニットと回転多面鏡103の
間の光路にレーザ光を遮断するためのシャッタ装置11
2が配設される。該シャッタ装置112は、図7に示す
ように、シリンドリカルレンズ102と回転多面鏡10
3の間に配設されたシャッタ板112aと、これを上下
動させるレバー112bを備えており、シャッタ板11
2aの下部は、光学箱110の底壁に形成された穴11
0aを通って光学箱110の外へ突出し、レバー112
bの上面に当接されている。
【0009】図示しないアクチュエータによってレバー
112bを上下動あるいは回転させ、シャッタ板112
aを押し上げたときに、シャッタ板112aの開口がレ
ーザ光を通過させるいわゆるシャッタ開の状態となる。
112bを上下動あるいは回転させ、シャッタ板112
aを押し上げたときに、シャッタ板112aの開口がレ
ーザ光を通過させるいわゆるシャッタ開の状態となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の技術によれば、回転多面鏡を回転させると、装置の非
動作時等にレーザ光を遮光して作業者の安全を確保する
シャッタのために設けられた穴から光学箱の内部へ外気
が吸引され、浮遊塵埃等が回転多面鏡の反射面や結像レ
ンズ系のレンズ面に付着するという未解決の課題があ
る。
の技術によれば、回転多面鏡を回転させると、装置の非
動作時等にレーザ光を遮光して作業者の安全を確保する
シャッタのために設けられた穴から光学箱の内部へ外気
が吸引され、浮遊塵埃等が回転多面鏡の反射面や結像レ
ンズ系のレンズ面に付着するという未解決の課題があ
る。
【0011】詳しく説明すると、図8に示すように、光
学箱110の底壁の穴110aとシャッタ板112aの
間には、レバー112bの駆動によるシャッタ板112
aの上下動を妨げないように隙間A0 が必要であり、こ
の隙間A0 は、シャッタ板112aをレバー112bに
よって上昇させて、シャッタ板112aの開口をレーザ
光が通過するシャッタ開の状態になったときでも、レバ
ー112bと光学箱110の底壁を完全に密着させるこ
とが難しく、従って密封できず、回転多面鏡が回転する
と光学箱110内に外気が吸引される。
学箱110の底壁の穴110aとシャッタ板112aの
間には、レバー112bの駆動によるシャッタ板112
aの上下動を妨げないように隙間A0 が必要であり、こ
の隙間A0 は、シャッタ板112aをレバー112bに
よって上昇させて、シャッタ板112aの開口をレーザ
光が通過するシャッタ開の状態になったときでも、レバ
ー112bと光学箱110の底壁を完全に密着させるこ
とが難しく、従って密封できず、回転多面鏡が回転する
と光学箱110内に外気が吸引される。
【0012】また、図9に示すように、光学箱210の
ふた部材220に設けた穴220aからシャッタ板21
2aの上部を露出させ、シャッタ駆動部材212bとバ
ネ212cによってシャッタ板212aを上下動させる
ように構成されたものも開発されているが、やはり、ふ
た部材220の穴220aとシャッタ板212aの間に
は上記と同様の隙間が必要であり、ここから光学箱21
0内に外気が侵入する。
ふた部材220に設けた穴220aからシャッタ板21
2aの上部を露出させ、シャッタ駆動部材212bとバ
ネ212cによってシャッタ板212aを上下動させる
ように構成されたものも開発されているが、やはり、ふ
た部材220の穴220aとシャッタ板212aの間に
は上記と同様の隙間が必要であり、ここから光学箱21
0内に外気が侵入する。
【0013】本発明は、上記従来の技術の有する未解決
の課題に鑑みてなされたものであり、レーザ光を遮光し
て作業者の安全を確保するシャッタのために光学箱等に
設けた穴から侵入する外気によって回転多面鏡等が汚染
されるのを回避して、長期間メンテナンスフリーで良好
な画質を維持できる高性能で高速化に適した走査光学装
置を提供することを目的とするものである。
の課題に鑑みてなされたものであり、レーザ光を遮光し
て作業者の安全を確保するシャッタのために光学箱等に
設けた穴から侵入する外気によって回転多面鏡等が汚染
されるのを回避して、長期間メンテナンスフリーで良好
な画質を維持できる高性能で高速化に適した走査光学装
置を提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の走査光学装置は、光源から発生された光
ビームを偏向走査する走査手段と、前記光ビームを感光
体に結像させる結像光学系および前記走査手段を収容す
る収容手段と、前記光ビームの光路に配設されたシャッ
タと、該シャッタを駆動する駆動部材と、該駆動部材お
よび前記収容手段のうちの少なくとも一方と一体であっ
て、前記収容手段の開口部を前記駆動部材とともに密封
するように構成された弾性部材を有することを特徴とす
る。
めに、本発明の走査光学装置は、光源から発生された光
ビームを偏向走査する走査手段と、前記光ビームを感光
体に結像させる結像光学系および前記走査手段を収容す
る収容手段と、前記光ビームの光路に配設されたシャッ
タと、該シャッタを駆動する駆動部材と、該駆動部材お
よび前記収容手段のうちの少なくとも一方と一体であっ
て、前記収容手段の開口部を前記駆動部材とともに密封
するように構成された弾性部材を有することを特徴とす
る。
【0015】弾性部材が、収容手段に対する駆動部材の
当接面に設けられているとよい。
当接面に設けられているとよい。
【0016】弾性部材が、収容手段の開口部の周囲に配
設されているとよい。
設されているとよい。
【0017】弾性部材の表面に低摩擦のシート材が貼着
されているとよい。
されているとよい。
【0018】シャッタが、走査手段と光源の間に配設さ
れているとよい。
れているとよい。
【0019】
【作用】装置の非動作時に人体に有害なレーザ光等の光
ビームを遮光するためのシャッタを光源と走査手段の間
に配設する。シャッタを構成するシャッタ板は、収容手
段の外側に配設された駆動部材によって駆動されるた
め、その一部分が収容手段の開口部から外部へ露出して
おり、該開口部から収容手段の内部に外気が吸引され
て、走査手段等を汚染する。そこで、弾性部材を駆動部
材や収容手段と一体的に配設し、駆動部材がシャッタを
開いたときに、前記弾性部材が収容手段の外表面等に当
接されて前記開口部を密封するように構成する。
ビームを遮光するためのシャッタを光源と走査手段の間
に配設する。シャッタを構成するシャッタ板は、収容手
段の外側に配設された駆動部材によって駆動されるた
め、その一部分が収容手段の開口部から外部へ露出して
おり、該開口部から収容手段の内部に外気が吸引され
て、走査手段等を汚染する。そこで、弾性部材を駆動部
材や収容手段と一体的に配設し、駆動部材がシャッタを
開いたときに、前記弾性部材が収容手段の外表面等に当
接されて前記開口部を密封するように構成する。
【0020】弾性部材を収容手段の底壁等の開口のまわ
りに配設し、駆動部材がシャッタを開くときに弾性部材
に当接されるように構成してもよい。
りに配設し、駆動部材がシャッタを開くときに弾性部材
に当接されるように構成してもよい。
【0021】弾性部材の表面に低摩擦のプラスチックシ
ート等を貼着しておけば、駆動部材や収容手段に接触し
て摩耗する等のトラブルを低減できる。
ート等を貼着しておけば、駆動部材や収容手段に接触し
て摩耗する等のトラブルを低減できる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。
いて説明する。
【0023】図1は一実施の形態による走査光学装置を
示すもので、光源である半導体レーザ1から発生された
光ビームであるレーザ光はコリメータレンズによって平
行化され、シリンドリカルレンズ2によって線状の光束
に集光されて、走査手段である回転多面鏡3の反射面に
入射する。その反射光は、回転多面鏡3の回転によって
偏向走査されて、主走査方向(Y軸方向)の走査光とな
り、結像光学系である結像レンズ系4と折り返しミラー
5を経て図示しない回転ドラム上の感光体に結像する。
感光体に結像する光束は、回転多面鏡3の回転によるY
軸方向の主走査と、回転ドラムの回転によるZ軸方向の
副走査に伴なって静電潜像を形成する。
示すもので、光源である半導体レーザ1から発生された
光ビームであるレーザ光はコリメータレンズによって平
行化され、シリンドリカルレンズ2によって線状の光束
に集光されて、走査手段である回転多面鏡3の反射面に
入射する。その反射光は、回転多面鏡3の回転によって
偏向走査されて、主走査方向(Y軸方向)の走査光とな
り、結像光学系である結像レンズ系4と折り返しミラー
5を経て図示しない回転ドラム上の感光体に結像する。
感光体に結像する光束は、回転多面鏡3の回転によるY
軸方向の主走査と、回転ドラムの回転によるZ軸方向の
副走査に伴なって静電潜像を形成する。
【0024】感光体の周辺には、感光体の表面を一様に
帯電する帯電装置、感光体の表面に形成される静電潜像
をトナー像に顕像化するための顕像化装置、前記トナー
像を記録紙等の記録媒体に転写する転写装置等が配置さ
れており、これらの働きによって、半導体レーザ1が発
生する光束に対応する記録情報が記録紙等にプリントさ
れる。
帯電する帯電装置、感光体の表面に形成される静電潜像
をトナー像に顕像化するための顕像化装置、前記トナー
像を記録紙等の記録媒体に転写する転写装置等が配置さ
れており、これらの働きによって、半導体レーザ1が発
生する光束に対応する記録情報が記録紙等にプリントさ
れる。
【0025】半導体レーザ1やシリンドリカルレンズ
2、回転多面鏡3、結像レンズ系4等は、合成樹脂製の
収容手段である光学箱10の側壁や底壁に取り付けられ
る。回転ドラムは光学箱10の外側に配設されており、
光学箱10の底壁には走査光を光学箱10から回転ドラ
ムに向かって取り出すための窓11が設けられている。
また、光学箱10の上部開口は、図示しないふた部材に
よって閉塞される。
2、回転多面鏡3、結像レンズ系4等は、合成樹脂製の
収容手段である光学箱10の側壁や底壁に取り付けられ
る。回転ドラムは光学箱10の外側に配設されており、
光学箱10の底壁には走査光を光学箱10から回転ドラ
ムに向かって取り出すための窓11が設けられている。
また、光学箱10の上部開口は、図示しないふた部材に
よって閉塞される。
【0026】結像レンズ系4は、球面レンズ4aとトー
リックレンズ4bの2枚のレンズからなり、回転多面鏡
3によって等角速度で走査される走査光を回転ドラム上
においてY軸方向に等速度で走査する走査光に変換する
いわゆるfθ機能を有する。
リックレンズ4bの2枚のレンズからなり、回転多面鏡
3によって等角速度で走査される走査光を回転ドラム上
においてY軸方向に等速度で走査する走査光に変換する
いわゆるfθ機能を有する。
【0027】回転多面鏡3を回転駆動するモータ3a
は、光学箱10の底壁に支持されたモータ基板3b上の
駆動回路と、該駆動回路の駆動電流によって励磁される
ステータおよびこれに対向するロータ等からなる磁気回
路によって構成される。
は、光学箱10の底壁に支持されたモータ基板3b上の
駆動回路と、該駆動回路の駆動電流によって励磁される
ステータおよびこれに対向するロータ等からなる磁気回
路によって構成される。
【0028】また、人体に有害であるレーザ光が走査光
学装置の非動作時に誤って外部に放出されると、メンテ
ナンス等を行なう作業者にとって極めて危険であるか
ら、半導体レーザ1を含む光源ユニットと回転多面鏡3
の間の光路を遮断するためのシャッタ装置12を設け
る。該シャッタ装置12は、図2に示すように、シリン
ドリカルレンズ2と回転多面鏡3の間に配設されたシャ
ッタであるシャッタ板12aと、これを上下動させる駆
動部材であるレバー12bを備えており、シャッタ板1
2aの下部は、光学箱10の底壁に形成された開口部で
ある穴10aを通って光学箱10の外へ突出し、レバー
12bの上面に当接されている。
学装置の非動作時に誤って外部に放出されると、メンテ
ナンス等を行なう作業者にとって極めて危険であるか
ら、半導体レーザ1を含む光源ユニットと回転多面鏡3
の間の光路を遮断するためのシャッタ装置12を設け
る。該シャッタ装置12は、図2に示すように、シリン
ドリカルレンズ2と回転多面鏡3の間に配設されたシャ
ッタであるシャッタ板12aと、これを上下動させる駆
動部材であるレバー12bを備えており、シャッタ板1
2aの下部は、光学箱10の底壁に形成された開口部で
ある穴10aを通って光学箱10の外へ突出し、レバー
12bの上面に当接されている。
【0029】図示しないアクチュエータによってレバー
12bを上下動あるいは回転させ、シャッタ板12aを
押し上げたときに、シャッタ板12aの開口がレーザ光
を通過させるいわゆるシャッタ開の状態となる。
12bを上下動あるいは回転させ、シャッタ板12aを
押し上げたときに、シャッタ板12aの開口がレーザ光
を通過させるいわゆるシャッタ開の状態となる。
【0030】レバー12bは、シャッタ板12aを押し
上げるための当接面にスポンジ状またはゴム状の弾性部
材12cを有し、弾性部材12cは、接着等の公知の方
法でシャッタ板12aと一体化されている。
上げるための当接面にスポンジ状またはゴム状の弾性部
材12cを有し、弾性部材12cは、接着等の公知の方
法でシャッタ板12aと一体化されている。
【0031】図3の(a)に示すように、レバー12b
が上昇すると、弾性部材12cを介してシャッタ板12
aが押し上げられて、シャッタ板12aの開口がレーザ
光を通過させるシャッタ開の状態となる。このときに、
弾性部材12cは光学箱10の底壁とレバー12bの間
で圧縮され、光学箱10の底面に密着して、レバー12
bとともに、光学箱10の穴10aを光学箱10の外側
から密封する。
が上昇すると、弾性部材12cを介してシャッタ板12
aが押し上げられて、シャッタ板12aの開口がレーザ
光を通過させるシャッタ開の状態となる。このときに、
弾性部材12cは光学箱10の底壁とレバー12bの間
で圧縮され、光学箱10の底面に密着して、レバー12
bとともに、光学箱10の穴10aを光学箱10の外側
から密封する。
【0032】なお、弾性部材12cの材質は、レバー1
2bによって圧縮されたときに、レバー12bの形状誤
差や角度ずれを吸収して光学箱10の底面に密着できる
ように適切な柔軟性を有するスポンジ等を選定する必要
がある。
2bによって圧縮されたときに、レバー12bの形状誤
差や角度ずれを吸収して光学箱10の底面に密着できる
ように適切な柔軟性を有するスポンジ等を選定する必要
がある。
【0033】このようなシャッタ開の状態からレバー1
2bを下降させると、図3の(b)に示すように、弾性
部材12cがシャッタ板12aの下端から離れて、もと
の厚さに復帰するとともに、シャッタ板12aが下降し
て、その開口がレーザ光の光路をはずれてレーザ光を遮
断し、シャッタ閉の状態となる。
2bを下降させると、図3の(b)に示すように、弾性
部材12cがシャッタ板12aの下端から離れて、もと
の厚さに復帰するとともに、シャッタ板12aが下降し
て、その開口がレーザ光の光路をはずれてレーザ光を遮
断し、シャッタ閉の状態となる。
【0034】図4は第1の変形例を示す。これは、レバ
ー12bに固着された弾性部材12cの表面に低摩擦の
シート材であるプラスチックシート12dを貼着したも
のである。弾性部材12cの材質がスポンジやゴム等で
あれば、図4の(a)、(b)に示すようなシャッタ開
閉動作のたびに、シャッタ板12aに弾性部材12cが
接触することで摩耗しやすく、耐久性が低い。そこで、
摩擦係数の小さいプラスチックシート12dを弾性部材
12cの表面に貼着して摩耗を低減する。これによっ
て、装置の長寿命化に貢献できる。
ー12bに固着された弾性部材12cの表面に低摩擦の
シート材であるプラスチックシート12dを貼着したも
のである。弾性部材12cの材質がスポンジやゴム等で
あれば、図4の(a)、(b)に示すようなシャッタ開
閉動作のたびに、シャッタ板12aに弾性部材12cが
接触することで摩耗しやすく、耐久性が低い。そこで、
摩擦係数の小さいプラスチックシート12dを弾性部材
12cの表面に貼着して摩耗を低減する。これによっ
て、装置の長寿命化に貢献できる。
【0035】図5は第2の変形例によるシャッタ装置2
2を示す。これは、シャッタ板22aの下端をレバー2
2bの表面に直接当接するとともに、スポンジ状やゴム
状の弾性部材22cを収容手段である光学箱20の開口
部である穴20aの周囲に貼着して、レバー22bが上
昇しシャッタ板22aを押し上げてシャッタ開の状態に
なったときに、弾性部材22cがレバー22bによって
圧縮され、光学箱20の穴20aを密封するように構成
されている。
2を示す。これは、シャッタ板22aの下端をレバー2
2bの表面に直接当接するとともに、スポンジ状やゴム
状の弾性部材22cを収容手段である光学箱20の開口
部である穴20aの周囲に貼着して、レバー22bが上
昇しシャッタ板22aを押し上げてシャッタ開の状態に
なったときに、弾性部材22cがレバー22bによって
圧縮され、光学箱20の穴20aを密封するように構成
されている。
【0036】このように弾性部材は、光学箱の底壁に一
体化しておいてもよい。また、シャッタのレバー等の駆
動部材が光学箱のふた部材の外側からシャッタ板を上下
動させる形式のものであれば、ふた部材の開口部である
穴を塞ぐための弾性部材をふた部材または駆動部材に一
体化してもよい。
体化しておいてもよい。また、シャッタのレバー等の駆
動部材が光学箱のふた部材の外側からシャッタ板を上下
動させる形式のものであれば、ふた部材の開口部である
穴を塞ぐための弾性部材をふた部材または駆動部材に一
体化してもよい。
【0037】本実施の形態によれば、作業者の安全等の
目的でレーザ光を遮光するシャッタのために光学箱等に
設けられた穴から光学箱内に外気が吸引されるのを防
ぎ、光学箱内をクリーンな状態に保つことができる。こ
れによって回転多面鏡等の汚染を低減し、長期間メンテ
ナンスフリーで運転できる高性能でしかも安価な走査光
学装置を実現できる。
目的でレーザ光を遮光するシャッタのために光学箱等に
設けられた穴から光学箱内に外気が吸引されるのを防
ぎ、光学箱内をクリーンな状態に保つことができる。こ
れによって回転多面鏡等の汚染を低減し、長期間メンテ
ナンスフリーで運転できる高性能でしかも安価な走査光
学装置を実現できる。
【0038】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で、以下に記載するような効果を奏する。
で、以下に記載するような効果を奏する。
【0039】シャッタのために設けられた穴から光学箱
内に吸引される外気のために回転多面鏡等が汚染される
のを防ぎ、長期間メンテナンスフリーで良好な画質を維
持できる高性能な走査光学装置を実現できる。このよう
な走査光学装置を搭載することで、画像形成装置の高性
能化と高速化等を大きく促進できる。
内に吸引される外気のために回転多面鏡等が汚染される
のを防ぎ、長期間メンテナンスフリーで良好な画質を維
持できる高性能な走査光学装置を実現できる。このよう
な走査光学装置を搭載することで、画像形成装置の高性
能化と高速化等を大きく促進できる。
【図1】一実施の形態による走査光学装置を示す模式平
面図である。
面図である。
【図2】図1の装置を示す断面図である。
【図3】シャッタの開閉動作を説明する図である。
【図4】第1の変形例を説明する図である。
【図5】第2の変形例を説明する図である。
【図6】一従来例を示す模式平面図である。
【図7】図6の装置を示す断面図である。
【図8】図7の装置のシャッタの開閉動作を説明する図
である。
である。
【図9】別の従来例を示す断面図である。
1 半導体レーザ 3 回転多面鏡 3a モータ 4 結像レンズ系 5 折り返しミラー 10,20 光学箱 11 窓 12,22 シャッタ装置 12a,22a シャッタ板 12b,22b レバー 12c,22c 弾性部材 12d プラスチックシート
Claims (7)
- 【請求項1】 光源から発生された光ビームを偏向走査
する走査手段と、前記光ビームを感光体に結像させる結
像光学系および前記走査手段を収容する収容手段と、前
記光ビームの光路に配設されたシャッタと、該シャッタ
を駆動する駆動部材と、該駆動部材および前記収容手段
のうちの少なくとも一方と一体であって、前記収容手段
の開口部を前記駆動部材とともに密封するように構成さ
れた弾性部材を有する走査光学装置。 - 【請求項2】 弾性部材が、収容手段に対する駆動部材
の当接面に設けられていることを特徴とする請求項1記
載の走査光学装置。 - 【請求項3】 弾性部材が、収容手段の開口部の周囲に
配設されていることを特徴とする請求項1または2記載
の走査光学装置。 - 【請求項4】 弾性部材の表面に低摩擦のシート材が貼
着されていることを特徴とする請求項1ないし3いずれ
か1項記載の走査光学装置。 - 【請求項5】 弾性部材が、スポンジ状の材料で作られ
ていることを特徴とする請求項1ないし4いずれか1項
記載の走査光学装置。 - 【請求項6】 弾性部材が、ゴム状の材料で作られてい
ることを特徴とする請求項1ないし4いずれか1項記載
の走査光学装置。 - 【請求項7】 シャッタが、走査手段と光源の間に配設
されていることを特徴とする請求項1ないし6いずれか
1項記載の走査光学装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31450699A JP2001133719A (ja) | 1999-11-05 | 1999-11-05 | 走査光学装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31450699A JP2001133719A (ja) | 1999-11-05 | 1999-11-05 | 走査光学装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001133719A true JP2001133719A (ja) | 2001-05-18 |
Family
ID=18054118
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31450699A Pending JP2001133719A (ja) | 1999-11-05 | 1999-11-05 | 走査光学装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001133719A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7333128B2 (en) | 2004-07-20 | 2008-02-19 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Laser shutting device and laser scanning unit employing the same |
JP2008122452A (ja) * | 2006-11-08 | 2008-05-29 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
CN102467007A (zh) * | 2010-11-15 | 2012-05-23 | 夏普株式会社 | 图像形成装置 |
JP2012234145A (ja) * | 2011-04-20 | 2012-11-29 | Canon Inc | 光走査装置及びそれを備える画像形成装置 |
WO2018079322A1 (ja) * | 2016-10-24 | 2018-05-03 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 光走査装置及び該光走査装置を備えた画像形成装置 |
-
1999
- 1999-11-05 JP JP31450699A patent/JP2001133719A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7333128B2 (en) | 2004-07-20 | 2008-02-19 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Laser shutting device and laser scanning unit employing the same |
JP2008122452A (ja) * | 2006-11-08 | 2008-05-29 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
CN102467007A (zh) * | 2010-11-15 | 2012-05-23 | 夏普株式会社 | 图像形成装置 |
JP2012103637A (ja) * | 2010-11-15 | 2012-05-31 | Sharp Corp | 画像形成装置 |
CN102467007B (zh) * | 2010-11-15 | 2014-11-19 | 夏普株式会社 | 图像形成装置 |
JP2012234145A (ja) * | 2011-04-20 | 2012-11-29 | Canon Inc | 光走査装置及びそれを備える画像形成装置 |
WO2018079322A1 (ja) * | 2016-10-24 | 2018-05-03 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 光走査装置及び該光走査装置を備えた画像形成装置 |
CN109313338A (zh) * | 2016-10-24 | 2019-02-05 | 京瓷办公信息系统株式会社 | 光扫描装置及具有该光扫描装置的图像形成装置 |
US10942468B2 (en) | 2016-10-24 | 2021-03-09 | Kyocera Document Solutions Inc. | Optical scanning device and image forming apparatus including the same |
CN109313338B (zh) * | 2016-10-24 | 2021-04-02 | 京瓷办公信息系统株式会社 | 光扫描装置及具有该光扫描装置的图像形成装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6444182B2 (ja) | 光走査装置及び画像形成装置 | |
JP2001133719A (ja) | 走査光学装置 | |
KR20070010787A (ko) | 광주사기 및 이를 구비한 화상형성장치 | |
JPH1184301A (ja) | 走査光学装置 | |
JP4474064B2 (ja) | 駆動モータ | |
JPH10232360A (ja) | 走査光学装置 | |
JPH11183836A (ja) | 光走査装置 | |
JP3294734B2 (ja) | 偏向走査装置 | |
JPH11183818A (ja) | 走査光学装置 | |
JP2000321519A (ja) | 光走査装置および画像形成装置 | |
JPH10246864A (ja) | 光偏向走査装置 | |
JPH11133336A (ja) | 走査光学装置 | |
JP3352332B2 (ja) | 偏向走査装置 | |
JPH11142769A (ja) | 走査光学装置 | |
JPH1144858A (ja) | 偏向走査装置およびこれを搭載する画像形成装置 | |
JPH11242176A (ja) | 走査光学装置 | |
CN1165326A (zh) | 激光记录装置 | |
JPH11245442A (ja) | 走査光学装置 | |
JPH11218716A (ja) | 走査光学装置 | |
JP2003295082A (ja) | レーザ光遮蔽部材及び偏向走査装置及び画像形成装置 | |
JPH10301049A (ja) | 偏向走査装置 | |
JPH11249051A (ja) | 走査光学装置 | |
JPH11223792A (ja) | 偏向走査装置 | |
JPH1152268A (ja) | 走査光学装置 | |
JPH1152269A (ja) | 偏向走査装置 |