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JP2001129712A - 穴加工用工具 - Google Patents

穴加工用工具

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Publication number
JP2001129712A
JP2001129712A JP31325499A JP31325499A JP2001129712A JP 2001129712 A JP2001129712 A JP 2001129712A JP 31325499 A JP31325499 A JP 31325499A JP 31325499 A JP31325499 A JP 31325499A JP 2001129712 A JP2001129712 A JP 2001129712A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
guide
guide pad
rotating shaft
width
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31325499A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyohisa Suzuki
清久 鈴木
Shinji Yukinari
伸二 行成
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dijet Industrial Co Ltd
Original Assignee
Dijet Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dijet Industrial Co Ltd filed Critical Dijet Industrial Co Ltd
Priority to JP31325499A priority Critical patent/JP2001129712A/ja
Publication of JP2001129712A publication Critical patent/JP2001129712A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Drilling Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転軸の先端部に切刃が設けられると共に、
切刃よりも後方における回転軸の外周部にその軸方向に
伸びたガイドパットが周方向に所要間隔を介して複数設
けられた穴加工用工具において、ガイドパットと穴の壁
面との間に切削用媒体が安定して導かれて、精度のよい
穴加工が安定して行えるようにする。 【解決手段】 回転軸21の先端部に切刃24が設けられる
と共に、この切刃よりも後方における回転軸の外周部に
軸方向に伸びた所要幅Tのガイドパット25が周方向に所
要間隔を介して複数設けられた穴加工用工具において、
上記のガイドパット間に逃げ面26を形成すると共に、各
ガイドパットの中央部にそれぞれガイドパットに沿った
溝27を設け、各溝内に切削用媒体を導く案内孔29を所要
間隔を介して複数設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、穴あけ加工を行
ったり、先に設けられた穴をさらに加工して、穴の精度
を高めるたりするのに使用される穴加工用工具に係り、
特に、回転軸の先端部に切刃が設けられると共に、この
切刃よりも後方における回転軸の外周部に軸方向に伸び
た所要幅のガイドパットが周方向に所要間隔を介して複
数設けられた穴加工用工具において、ガイドパットと穴
の壁面との間に切削用媒体が適切に供給されて、安定し
て精度のよい穴加工が行えるようにした点に特徴を有す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、穴加工用工具としては、穴あけ加
工を行うドリル、穴あけと共に穴の壁面を仕上げるバニ
シングドリル、先に設けられた穴をさらに加工して穴の
精度を高めるリーマやボーリングカッター等が使用され
ている。
【0003】ここで、このような穴加工用工具において
は、一般に回転軸の先端部における切刃よりも後方にお
ける回転軸の外周部に軸方向に伸びた所要幅のガイドパ
ットを設け、このガイドパットを穴の壁面に接触させ
て、真っすぐな穴加工を行うようにしていた。
【0004】しかし、このように回転軸の外周部にガイ
ドパットを形成した場合、切削された切り屑がこのガイ
ドパットと穴の壁面との間に入り込み、この切り屑がガ
イドパットや穴の壁面に焼き付いて、穴の精度が悪くな
るという問題があった。
【0005】このため、図1(A),(B)に示すよう
なバニシングドリルの場合には、回転軸1の先端部に設
けられた切刃2の近傍や、切り屑を排出させる排出溝3
の部分に油等の切削用媒体を導く案内孔4を設け、回転
軸1の中心部に設けられた流路5を通して切削用媒体を
各案内孔4から噴出させ、この切削用媒体によって切刃
2に切り屑が焼き付くのを防止すると共に、この切削用
媒体の一部をガイドパット6と穴の壁面との間に導い
て、切り屑がガイドパット6や穴の壁面に焼き付くのを
防止するようにしていた。
【0006】また、図2(A),(B)に示すようなボ
ーリングカッターの場合には、回転軸1の先端部に設け
られたスローアウェイチップ7の切刃2よりも後方にお
いて、穴10の壁面11と接触する所要幅のガイドパッ
ト6を周方向に所要間隔を介して複数設けると共に、こ
のように設けられたガイドパット5間において切削用媒
体を案内する案内孔4を回転軸1の軸方向に所要間隔を
介して複数設け、回転軸1の中心部における流路5を通
して各案内孔4から切削用媒体を噴出させ、この切削用
媒体をガイドパット6と穴10の壁面11との間に導い
て、切り屑がガイドパット6や穴10の壁面11に焼き
付くのを防止するようにしていた。
【0007】しかし、上記のようなバニシングドリルや
ボーリングカッターにおいて各案内孔から油等の切削用
媒体を噴出させた場合、切削された切り屑等によって噴
出された切削用媒体が邪魔され、この切削用媒体がガイ
ドパットと穴の壁面との間に上手く供給されず、依然と
して、ガイドパットや穴の壁面に切り屑が焼き付き、精
度のよい穴加工が行えないという問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、穴あけ加
工や穴の仕上げ加工等を行う穴加工用工具における上記
のような問題を解決することを課題とするものであり、
回転軸の先端部に切刃が設けられると共に、この切刃よ
りも後方における回転軸の外周部にその軸方向に伸びた
ガイドパットが周方向に所要間隔を介して複数設けられ
た穴加工用工具において、ガイドパットと穴の壁面との
間に切削用媒体が安定して導かれるようにし、ガイドパ
ットや穴の壁面に切り屑が焼き付くのを防止し、精度の
よい穴加工が安定して行えるようにすることを課題とす
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の穴加工用工具
においては、上記のような課題を解決するため、回転軸
21の先端部に切刃24が設けられると共に、この切刃
24よりも後方における回転軸21の外周部に軸方向に
伸びた所要幅のガイドパット25が周方向に所要間隔を
介して複数設けられた穴加工用工具において、上記のガ
イドパット25間に逃げ面26を形成すると共に、各ガ
イドパット25の中央部にそれぞれガイドパット25に
沿った溝27を設け、この各溝27内に切削用媒体を導
く案内孔29を所要間隔を介して複数設けるようにした
のである。
【0010】そして、この発明における穴加工用工具を
用いて穴加工を行った場合、上記の案内孔29を通して
切削用媒体が各ガイドパット25の中央部に設けられた
各溝27内に供給され、このように各溝27内に供給さ
れた切削用媒体が各ガイドパット25と穴の壁面との間
に適切に導かれるようになり、ガイドパット25や穴の
壁面に切り屑が焼き付くのが防止され、精度のよい穴加
工が安定して行えるようになると共に、切削された切り
屑がガイドパット25間における逃げ面26を通して排
出されるようになり、切り屑がガイドパット25と穴の
壁面との間に詰まるのも抑制されるようになる。
【0011】また、請求項2に示すように、各溝27に
設ける案内孔29の位置を少なくとも隣接する溝27内
において異ならせると、複数の穴を一度に加工する場合
において、穴と穴との間に空間部分が存在しても、上記
の案内孔29から各溝27内に供給された切削用媒体が
各溝27内を流れて、ガイドパット25と各穴の壁面と
の間に十分に供給されるようになり、ガイドパット25
と各穴の壁面との間における切り屑の焼き付きが防止さ
れて、複数の穴に対して精度のよい加工が行えるように
なる。
【0012】また、請求項3に示すように、上記のガイ
ドパット25の幅Tに対する上記の溝27の幅yの比率
を20〜50%の範囲にしたり、請求項4に示すよう
に、ガイドパット25の幅Tから上記の溝27の幅yを
引いたガイドパット25の実質幅(T−y)を2〜8m
mの範囲にしたり、請求項5に示すように、上記の回転
軸21の円周長L=D・π(Dは回転軸の直径であ
る。)に対する各ガイドパット25の幅Tの合計の長さ
NT(Nはガイドパットの個数)の比率を30〜50%
の範囲にすると、ガイドパット25により穴加工用工具
の進行方向が適切に規制されて真っすぐな穴加工が行え
ると共に、案内孔29から各溝27内に供給された切削
用媒体がガイドパット25と穴の壁面との間に適切に供
給されるようになり、より精度のよい穴加工が行えるよ
うになる。
【0013】また、回転軸21の外周部に設けるガイド
パット25の個数Nが4以上の場合において、上記の請
求項3〜5の各条件を満たすようにするためには、請求
項6に示すように、この個数Nと回転軸21の円周長L
とが0.3L/16≦N≦0.5L/2.5の条件を満
たすようにすることが必要になる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態に係
る穴加工用工具を添付図面に基づいて具体的に説明す
る。
【0015】この実施形態においては、穴加工用工具が
ボーリングカッターの場合の例を示しているが、この発
明の穴加工用工具は、ボーリングカッターに限定され
ず、ドリル、バニシングドリル、リーマ等の穴加工を行
う工具であればどのようなものであってもよい。
【0016】ここで、この実施形態におけるボーリング
カッターにおいては、図3に示すように、回転軸21の
先端部にスローアウェイチップ22をボルト23によっ
て取り付け、このスローアウェイチップ22に設けられ
た切刃24によって先に設けられた穴を切削するように
している。
【0017】また、このスローアウェイチップ22より
も回転軸21の後方側において、この回転軸21の外周
部に軸方向に伸びた所要幅Tのガイドパット25を周方
向に所要間隔を介して複数設けると共に、図4及び図5
に示すように、ガイドパット25間に逃げ面26を形成
し、また各ガイドパット25の中央部に切削用媒体が流
れる所要幅yの溝27をガイドパット25に沿って設け
ると共に、この各溝27に対して回転軸21の中心部に
設けられた流路28から切削用媒体を案内する案内孔2
9を設けている。
【0018】ここで、この実施形態のボーリングカッタ
ーにおいては、図6に示すように、上記の案内孔29を
上記の流路28から各溝27に向けて回転軸21の先端
側に傾斜するように設けると共に、このような案内孔2
9を各溝27において回転軸21の軸方向に所要間隔を
介して複数設け、また各溝27における案内孔29の位
置を少しずつずらせるようにしている。
【0019】そして、この実施形態におけるボーリング
カッターを用い、先に設けられた穴をさらに加工して穴
の精度を高めるにあたっては、上記の回転軸21を回転
させ、この回転軸21の先端部に設けられたスローアウ
ェイチップ22の切刃24により先に設けられた穴の壁
面を切削加工すると共に、このスローアウェイチップ2
2よりも回転軸21の後方側に設けられた各ガイドパッ
ト25によりこのボーリングカッターの進行方向を規制
し、また回転軸21の中心部に設けられた流路28に供
給された油等の切削用媒体を、上記の各案内孔29を通
して各ガイドパット25に設けられた各溝27内に供給
させるようにする。
【0020】このようにして穴加工を行うと、各ガイド
パット25によりボーリングカッターの進行方向が規制
されて、真っすぐな穴の加工が行えるようになると共
に、各案内孔29を通して各溝27内に供給された油等
の切削用媒体がガイドパット25と穴の壁面との間に十
分に導かれて、ガイドパット25や穴の壁面が加熱する
のが防止され、切り屑がガイドパット25や穴の壁面に
焼き付くのが抑制されて、穴の壁面の精度のよい穴加工
が行えるようになり、また切削された切り屑がガイドパ
ット25間における逃げ面26を通して排出されるよう
になり、切り屑がガイドパット25と穴の壁面との間に
詰まるのも抑制されるようになる。
【0021】次に、上記の実施形態におけるボーリング
カッターを用いて、先に設けられた穴をさらに加工して
穴の精度を高める穴加工を行うにあたり、上記のガイド
パット25の幅Tに対する上記の溝27の幅yの比率
や、ガイドパット25の幅Tから溝27の幅yを引いた
ガイドパット25の実質幅(T−y)や、回転軸21の
円周長Lに対する各ガイドパット25の幅Tの合計の長
さNT(Nはガイドパットの個数)の比率の好ましい範
囲を求める実験を行った。
【0022】ここで、この実験においては、穴加工を行
う被削物として、アルミニウム合金(ADC12)で構
成されたシリンダーヘッドであって、長さ40mmの穴
加工部分が50mmの間隔を介して5つ設けられ、各穴
加工部分に先に直径20mmの穴が設けられたものを用
いるようにした。
【0023】一方、ボーリングカッターとしては、回転
軸21の直径Dが約23.5mmであって、上記のガイ
ドパット25の幅T、上記の溝27の幅y、ガイドパッ
ト25の個数Nを変更させたものを用いるようにした。
【0024】そして、このようなボーリングカッターに
よって穴加工を行うにあたっては、切削速度を150m
m/min、切削送りを0.12mm/revに設定す
ると共に、上記の各案内孔29を通して各ガイドパット
25に設けられた各溝27内にエマルジョン系水溶性切
削油を20kg/cm2 の吐出圧で吐出させながら、回
転軸21の先端部に設けたスローアウェイチップ22の
切刃24によって先に各穴加工部分に設けられた穴の壁
面を切削し、各穴加工部分に直径が23.5mmのカム
ジャーナル穴を加工し、このように穴加工されたカムジ
ャーナル穴の壁面の面粗度(Ra)を求めるようにし
た。
【0025】そして、ガイドパット25の幅Tに対する
溝27の幅yの比(y/T)を変化させた場合における
カムジャーナル穴の壁面の面粗度(Ra)の変化を図7
に、ガイドパット25の幅Tから溝27の幅yを引いた
ガイドパット25の実質幅(T−y)を変化させた場合
におけるカムジャーナル穴の壁面の面粗度(Ra)の変
化を図8に、回転軸21の円周長Lに対する各ガイドパ
ット25の幅Tの合計の長さNTの比(NT/L)を変
化させた場合におけるカムジャーナル穴の壁面の面粗度
(Ra)の変化を図9に示した。
【0026】この結果から明らかなように、ガイドパッ
ト25の幅Tに対する溝27の幅yの比率を20〜50
%の範囲、ガイドパット25の幅Tから溝27の幅yを
引いたガイドパット25の実質幅(T−y)を2〜8m
mの範囲、回転軸21の円周長Lに対する各ガイドパッ
ト25の幅Tの合計の長さNTの比率を30〜50%の
範囲にした場合には、何れもカムジャーナル穴の壁面に
おける面粗度(Ra)が1.0以下になっており、仕上
がりのよい穴加工が行えた。
【0027】また、上記の条件を満たすように回転軸2
1の外周部にガイドパット25を設ける場合、ガイドパ
ット25の幅Tの合計の長さNTの最小は回転軸21の
円周長Lの30%(0.3L)であり、ガイドパット2
5の幅Tの最大はT=0.5T+8=16(mm)とな
り、回転軸21の外周部に設けるガイドパット25の最
小の個数Nminは0.3L/16になる。一方、ガイ
ドパット25の幅Tの合計の長さNTの最大は回転軸2
1の円周長Lの50%(0.5L)であり、ガイドパッ
ト25の幅Tの最小はT=0.2T+2=2.5(m
m)となり、回転軸21の外周部に設けるガイドパット
25の最大の個数Nmaxは0.5L/2.5となる。
このため、回転軸21の外周部に設けるガイドパット2
5の個数Nを0.3L/16≦N≦0.5L/2.5の
範囲にすることが必要になる。なお、この場合において
も、ガイドパット25によりボーリングカッターの進行
方向が適切に規制されて真っすぐな穴の加工が行えるよ
うにするため、ガイドパット25の個数Nを4以上にす
ることが好ましい。
【0028】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明に係る穴
加工用工具においては、切刃よりも後方における回転軸
の外周部に軸方向に伸びた所要幅の各ガイドパットの中
央部にそれぞれガイドパットに沿った溝を設け、切削用
媒体を導く案内孔を各溝内に所要間隔を介して複数設
け、穴加工を行う場合に、各案内孔を通して切削用媒体
を各ガイドパットの中央部に設けられた各溝内に供給す
るようにしたため、各溝内に供給された切削用媒体が各
ガイドパットと穴の壁面との間に適切に導かれて、ガイ
ドパットや穴の壁面に切り屑が焼き付くのが防止され、
精度のよい穴加工が安定して行えるようになると共に、
切削された切り屑がガイドパット間における逃げ面を通
して排出されるようになり、切り屑がガイドパットと穴
の壁面との間に詰まるのも抑制されるようになった。
【0029】また、請求項2に示すように、各溝に設け
る案内孔の位置を少なくとも隣接する溝内において異な
らせると、複数の穴を一度に加工する場合において、穴
と穴との間に空間部分が存在しても、上記の案内孔から
各溝内に供給された切削用媒体が各溝内を流れて、ガイ
ドパットと各穴の壁面との間に十分に供給されるように
なり、ガイドパットと各穴の壁面との間における切り屑
の焼き付きが防止されて、複数の穴に対して精度のよい
加工が行えるようになった。
【0030】さらに、請求項3に示すように、ガイドパ
ットの幅Tに対する溝の幅yの比率を20〜50%の範
囲にしたり、請求項4に示すように、ガイドパットの幅
Tから溝の幅yを引いたガイドパットの実質幅(T−
y)を2〜8mmの範囲にしたり、請求項5に示すよう
に、回転軸の円周長L=D・π(Dは回転軸の直径であ
る。)に対する各ガイドパットの幅Tの合計の長さNT
(Nはガイドパットの個数)の比率を30〜50%の範
囲にすると、ガイドパットによって穴加工用工具の進行
方向が適切に規制されて真っすぐな穴加工が行えると共
に、案内孔から各溝内に供給された切削用媒体がガイド
パットと穴の壁面との間に適切に供給されるようにな
り、より精度のよい穴加工が行えるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】切削用媒体を導く案内孔を設けた従来のバニシ
ングドリルの概略側面図及び概略正面図である。
【図2】切削用媒体を導く案内孔を設けた従来のボーリ
ングカッターの使用状態を示した概略説明図及びボーリ
ングカッターにおける回転軸の縦断面図である。
【図3】この発明の一実施形態の穴加工用工具に係るボ
ーリングカッターの概略側面図である。
【図4】同実施形態のボーリングカッターにおける回転
軸の縦断面図である。
【図5】同実施形態のボーリングカッターにおいて回転
軸に設けたガイドパットの部分の拡大断面図である。
【図6】同実施形態のボーリングカッターにおける回転
軸の横断面図である。
【図7】同実施形態のボーリングカッターを用いて穴加
工を行った実験において、ガイドパットの幅Tに対する
溝の幅yの比率と加工された穴の壁面の面粗度との関係
を示した図である。
【図8】同実施形態のボーリングカッターを用いて穴加
工を行った実験において、ガイドパットの幅Tから溝の
幅yを引いたガイドパットの実質幅(T−y)と加工さ
れた穴の壁面の面粗度との関係を示した図である。
【図9】同実施形態のボーリングカッターを用いて穴加
工を行った実験において、回転軸の円周長Lに対する各
ガイドパットの幅Tの合計の長さNTの比率と加工され
た穴の壁面の面粗度との関係を示した図である。
【符号の説明】
21 回転軸 24 切刃 25 ガイドパット 26 逃げ面 27 溝 29 案内孔 T ガイドパットの幅 y 溝の幅 D 回転軸の直径

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸21の先端部に切刃24が設けら
    れると共に、この切刃24よりも後方における回転軸2
    1の外周部に軸方向に伸びた所要幅のガイドパット25
    が周方向に所要間隔を介して複数設けられた穴加工用工
    具において、上記のガイドパット25間に逃げ面26を
    形成すると共に、各ガイドパット25の中央部にそれぞ
    れガイドパット25に沿った溝27を設け、この各溝2
    7内にに切削用媒体を導く案内孔29を所要間隔を介し
    て複数設けたことを特徴とする穴加工用工具。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した穴加工用工具におい
    て、各溝27に案内孔29を設けるにあたり、案内孔2
    9の位置を少なくとも隣接する溝27において異ならせ
    たことを特徴とする穴加工用工具。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載した穴加工用工具
    において、上記のガイドパット25の幅Tに対する上記
    の溝27の幅yの比率が20〜50%の範囲であること
    を特徴とする穴加工用工具。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れか1項に記載した穴
    加工用工具において、上記のガイドパット25の幅Tか
    ら上記の溝27の幅yを引いたガイドパット25の実質
    幅(T−y)が2〜8mmの範囲であることを特徴とす
    る穴加工用工具。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れか1項に記載した穴
    加工用工具において、上記の回転軸21の円周長L=D
    ・π(Dは回転軸の直径である。)に対する各ガイドパ
    ット25の幅Tの合計の長さNT(Nはガイドパットの
    個数)の比率が30〜50%の範囲であることを特徴と
    する穴加工用工具。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れか1項に記載した穴
    加工用工具において、回転軸21の外周部に設けるガイ
    ドパット25の個数Nが4以上であって、この個数Nと
    回転軸21の円周長Lとが0.3L/16≦N≦0.5
    L/2.5の条件を満たすことを特徴とする穴加工用工
    具。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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