JP2001128400A - 永久磁石埋め込み型モータ及び該モータを走行駆動源として用いた車両 - Google Patents
永久磁石埋め込み型モータ及び該モータを走行駆動源として用いた車両Info
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/64—Electric machine technologies in electromobility
-
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Landscapes
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
- Control Of Ac Motors In General (AREA)
- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高速運転時にインダクタンスによる電圧降下
を小さくし、電池の低電圧で回転可能にした永久磁石埋
め込み型モータを提供する。 【解決手段】 ステータ5内にエアーギャップを介して
配置されたインナーロータ1内部に複数の永久磁石4が
埋め込んだ永久磁石埋め込み型モータにおいて、前記永
久磁石4を板状磁石に形成して、該板状磁石の一方側の
面を前記ステータ5に対向して前記インナーロータ1の
外周側に配置するとともに、前記一方側の面と前記イン
ナーロータ1の外周との間に、磁路の一部を遮断する空
隙1bを設けたことを特徴とする。
を小さくし、電池の低電圧で回転可能にした永久磁石埋
め込み型モータを提供する。 【解決手段】 ステータ5内にエアーギャップを介して
配置されたインナーロータ1内部に複数の永久磁石4が
埋め込んだ永久磁石埋め込み型モータにおいて、前記永
久磁石4を板状磁石に形成して、該板状磁石の一方側の
面を前記ステータ5に対向して前記インナーロータ1の
外周側に配置するとともに、前記一方側の面と前記イン
ナーロータ1の外周との間に、磁路の一部を遮断する空
隙1bを設けたことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステータ内にエア
ーギャップを介して配置されたインナーロータ内部に複
数の永久磁石が埋め込んだ永久磁石埋め込み型モータ及
び、該モータを駆動源に用いた車両に関する。
ーギャップを介して配置されたインナーロータ内部に複
数の永久磁石が埋め込んだ永久磁石埋め込み型モータ及
び、該モータを駆動源に用いた車両に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、インナーロータの外周側に永
久磁石を埋め込み、ステータに挿入したコイルにインバ
ータを介して電池より電流を流し、回転磁界発生させ、
インナーロータとステータとの磁気的に吸引力及び反発
力を発生させ、インナーロータを回転させる永久磁石埋
め込み型モータは公知である。
久磁石を埋め込み、ステータに挿入したコイルにインバ
ータを介して電池より電流を流し、回転磁界発生させ、
インナーロータとステータとの磁気的に吸引力及び反発
力を発生させ、インナーロータを回転させる永久磁石埋
め込み型モータは公知である。
【0003】このような永久磁石埋め込み型モータは、
インナーロータの外周に永久磁石を貼着する方法と比べ
て、インナーロータの回転の際に、その遠心力により永
久磁石が剥がれることがなく、また、ステータのコイル
による回転磁気力とインナーロータの永久磁石との合成
磁気力により大きいトルクを得ることができ、車両の駆
動源にとって望ましいものである。
インナーロータの外周に永久磁石を貼着する方法と比べ
て、インナーロータの回転の際に、その遠心力により永
久磁石が剥がれることがなく、また、ステータのコイル
による回転磁気力とインナーロータの永久磁石との合成
磁気力により大きいトルクを得ることができ、車両の駆
動源にとって望ましいものである。
【0004】ところが、車両においては、前進時は高速
運転が要求されるが、後進時には低速運転が要求され、
また、高速時にはトルクは低くてよく、低速時には大ト
ルクが必要とされる。しかしながら、従来の永久磁石埋
め込み型モータを車両走行駆動用モータとして用いる場
合は、後進走行の際にはただ前進走行と逆方向にインバ
ータを介してステータコイルに電圧を印加して同期運転
するのみである。
運転が要求されるが、後進時には低速運転が要求され、
また、高速時にはトルクは低くてよく、低速時には大ト
ルクが必要とされる。しかしながら、従来の永久磁石埋
め込み型モータを車両走行駆動用モータとして用いる場
合は、後進走行の際にはただ前進走行と逆方向にインバ
ータを介してステータコイルに電圧を印加して同期運転
するのみである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そして、上記構成のモ
ータは、埋め込まれた永久磁石とインナーロータの外周
との間には鉄心部が存在するために、該鉄心部がステー
タ巻線により発生する磁束の磁路となり、ステータ巻線
のインダクタンスが大きくなる。
ータは、埋め込まれた永久磁石とインナーロータの外周
との間には鉄心部が存在するために、該鉄心部がステー
タ巻線により発生する磁束の磁路となり、ステータ巻線
のインダクタンスが大きくなる。
【0006】このため、高速運転時にインダクタンスに
よる電圧降下が大きくなるためにモータの入力電圧が大
きくなり、電池の低電圧で高速運転を実施することが困
難であった。
よる電圧降下が大きくなるためにモータの入力電圧が大
きくなり、電池の低電圧で高速運転を実施することが困
難であった。
【0007】上述の事情に鑑み、本発明は、高速運転時
にインダクタンスによる電圧降下を小さくし、電池の低
電圧で回転可能にした永久磁石埋め込み型モータを提供
することを目的とする。また、本発明の他の目的は、モ
ータの一方向回転時は磁気抵抗が増大し、逆方向回転時
には磁気抵抗が減少する永久磁石埋め込み型モータを提
供することである。また、本発明の他の目的は、永久磁
石埋め込み型モータを走行駆動源として用い、該モータ
の一方向回転で前進走行を行い、逆方向回転で後進走行
を行う車両を提供することである。
にインダクタンスによる電圧降下を小さくし、電池の低
電圧で回転可能にした永久磁石埋め込み型モータを提供
することを目的とする。また、本発明の他の目的は、モ
ータの一方向回転時は磁気抵抗が増大し、逆方向回転時
には磁気抵抗が減少する永久磁石埋め込み型モータを提
供することである。また、本発明の他の目的は、永久磁
石埋め込み型モータを走行駆動源として用い、該モータ
の一方向回転で前進走行を行い、逆方向回転で後進走行
を行う車両を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本第1発明は、ステータ
内にエアーギャップを介して配置されたインナーロータ
内部に複数の永久磁石が埋め込んだ永久磁石埋め込み型
モータにおいて、前記永久磁石を板状磁石に形成して、
該板状磁石の一方側の面を前記ステータに対向して前記
インナーロータの外周側に配置するとともに、前記一方
側の面と前記インナーロータの外周との間に、磁路の一
部を遮断する空隙を設けたことを特徴とする。
内にエアーギャップを介して配置されたインナーロータ
内部に複数の永久磁石が埋め込んだ永久磁石埋め込み型
モータにおいて、前記永久磁石を板状磁石に形成して、
該板状磁石の一方側の面を前記ステータに対向して前記
インナーロータの外周側に配置するとともに、前記一方
側の面と前記インナーロータの外周との間に、磁路の一
部を遮断する空隙を設けたことを特徴とする。
【0009】かかる技術によると、板状磁石の一方側の
面をステータに対向してインナーロータの外周側に配置
して、前記板状磁石、すなわち前記板状磁石の前記一方
側の面と前記インナーロータの外周との間に空隙を設け
たので、該空隙によって磁路の一部を遮断するために、
磁気抵抗が増え、ステータ巻線のインダクタンスを低く
押さえることができる。よって、かかる技術を高速運転
時に用いれば、インダクタンスの電圧降下が小さくな
り、その入力電圧を低くできるので、電池の低電圧で高
速運転が可能である。
面をステータに対向してインナーロータの外周側に配置
して、前記板状磁石、すなわち前記板状磁石の前記一方
側の面と前記インナーロータの外周との間に空隙を設け
たので、該空隙によって磁路の一部を遮断するために、
磁気抵抗が増え、ステータ巻線のインダクタンスを低く
押さえることができる。よって、かかる技術を高速運転
時に用いれば、インダクタンスの電圧降下が小さくな
り、その入力電圧を低くできるので、電池の低電圧で高
速運転が可能である。
【0010】また、前記空隙は前記エアーギャップ(ス
テータ)の磁束密度が最大となる場所を含む位置に設け
ることも本発明の有効な手段である。かかる技術手段に
よると、エアーギャップ(ステータ)の磁束密度が最大
となる場所を含む位置に設けることによって、磁気抵抗
への影響が大きいので望ましい。
テータ)の磁束密度が最大となる場所を含む位置に設け
ることも本発明の有効な手段である。かかる技術手段に
よると、エアーギャップ(ステータ)の磁束密度が最大
となる場所を含む位置に設けることによって、磁気抵抗
への影響が大きいので望ましい。
【0011】また、前記空隙は溝もしくは孔であること
が望ましい。かかる技術手段によると、例えば、図2
(a)に記載した孔1bであってもよく、(b)に記載
した板状磁石を挿入する開口部1a′に連絡する溝また
は孔1b′でもよく、インナーロータの外周に設けた溝
1b″であってもよい。
が望ましい。かかる技術手段によると、例えば、図2
(a)に記載した孔1bであってもよく、(b)に記載
した板状磁石を挿入する開口部1a′に連絡する溝また
は孔1b′でもよく、インナーロータの外周に設けた溝
1b″であってもよい。
【0012】また、前記空隙は一方向に流れる磁束に対
して介在する第1寸法と、前記一方向に流れる磁束と交
差する方向である他方向に流れる磁束に対して介在する
前記第1寸法より長い第2寸法とを有する長方形もしく
は楕円形に形成することも本発明の有効な手段である。
して介在する第1寸法と、前記一方向に流れる磁束と交
差する方向である他方向に流れる磁束に対して介在する
前記第1寸法より長い第2寸法とを有する長方形もしく
は楕円形に形成することも本発明の有効な手段である。
【0013】かかる技術手段によると、空隙を長方形か
または楕円形に形成し、該空隙の長手方向を磁束の流れ
る方向に対して平行か、または交差する方向に配置する
ことで、磁気抵抗を制御して、インダクタンスを制御す
ることができる。すなわち、磁束の流れる方向に対して
平行に間隙を配置することにより、磁束密度の減少は少
なく出力トルクは大きく、磁束の流れる方向に対して交
差する方向に配置することにより、磁気抵抗が増加し、
磁束密度が減少し、出力トルクは減少する。
または楕円形に形成し、該空隙の長手方向を磁束の流れ
る方向に対して平行か、または交差する方向に配置する
ことで、磁気抵抗を制御して、インダクタンスを制御す
ることができる。すなわち、磁束の流れる方向に対して
平行に間隙を配置することにより、磁束密度の減少は少
なく出力トルクは大きく、磁束の流れる方向に対して交
差する方向に配置することにより、磁気抵抗が増加し、
磁束密度が減少し、出力トルクは減少する。
【0014】本第2発明は、ステータ内にエアーギャッ
プを介して配置したインナーロータを備え、板状磁石に
形成した複数の永久磁石を、該板状磁石の一方側の面を
前記エアーギャップ(ステータ)に対向して前記インナ
ーロータの外周側に埋め込み、前記一方側の面と前記イ
ンナーロータの外周との間に、磁路の一部を遮断する空
隙を前記ステータの磁束密度が最大となる場所を含む位
置に設けるとともに、前記空隙は一方向に流れる前記ス
テータ及び前記板状磁石の合成磁束に対して介在する第
1寸法と、前記一方向に流れる前記合成磁束と交差する
方向である他方向に流れる前記合成磁束に対して介在す
る前記第1寸法より長い第2寸法とを有する長方形もし
くは楕円形に形成した永久磁石埋め込み型モータを走行
駆動源として用いた車両であって、前進走行時には前記
一方向に流れる前記合成磁束により駆動し、後進時には
他方向に流れる前記合成磁束により駆動することを特徴
とする永久磁石埋め込み型モータを走行駆動源として用
いたことを特徴とする。
プを介して配置したインナーロータを備え、板状磁石に
形成した複数の永久磁石を、該板状磁石の一方側の面を
前記エアーギャップ(ステータ)に対向して前記インナ
ーロータの外周側に埋め込み、前記一方側の面と前記イ
ンナーロータの外周との間に、磁路の一部を遮断する空
隙を前記ステータの磁束密度が最大となる場所を含む位
置に設けるとともに、前記空隙は一方向に流れる前記ス
テータ及び前記板状磁石の合成磁束に対して介在する第
1寸法と、前記一方向に流れる前記合成磁束と交差する
方向である他方向に流れる前記合成磁束に対して介在す
る前記第1寸法より長い第2寸法とを有する長方形もし
くは楕円形に形成した永久磁石埋め込み型モータを走行
駆動源として用いた車両であって、前進走行時には前記
一方向に流れる前記合成磁束により駆動し、後進時には
他方向に流れる前記合成磁束により駆動することを特徴
とする永久磁石埋め込み型モータを走行駆動源として用
いたことを特徴とする。
【0015】かかる技術によると、長方形もしくは楕円
形に形成した空隙を、前記合成磁束の流れる方向に対し
て平行に配置することにより、磁束密度の減少は少なく
出力トルクは大きく、また、前記合成磁束の流れる方向
に対して交差する方向に配置することにより、磁気抵抗
が増加し、磁束密度が減少し、出力トルクは減少するた
めに、前記空隙の長手方向を前記合成磁束の流れる方向
に対して平行に配置される場合を、前進走行時とし、交
差する方向に配置される場合を後進走行時とすれば、車
両の運転時間は前進走行時のほうか後進走行時より長い
ので、前進走行時のほうが電流が小さくてすみ、後進走
行時よりモータ効率が高くなって、電池消費電力の低減
を図ることができる。
形に形成した空隙を、前記合成磁束の流れる方向に対し
て平行に配置することにより、磁束密度の減少は少なく
出力トルクは大きく、また、前記合成磁束の流れる方向
に対して交差する方向に配置することにより、磁気抵抗
が増加し、磁束密度が減少し、出力トルクは減少するた
めに、前記空隙の長手方向を前記合成磁束の流れる方向
に対して平行に配置される場合を、前進走行時とし、交
差する方向に配置される場合を後進走行時とすれば、車
両の運転時間は前進走行時のほうか後進走行時より長い
ので、前進走行時のほうが電流が小さくてすみ、後進走
行時よりモータ効率が高くなって、電池消費電力の低減
を図ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施形態を例示的に詳しく説明する。但しこの実施
形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、そ
の相対的配置等は特に特定的な記載がないかぎりは、こ
の発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説
明例にすぎない。
適な実施形態を例示的に詳しく説明する。但しこの実施
形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、そ
の相対的配置等は特に特定的な記載がないかぎりは、こ
の発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説
明例にすぎない。
【0017】図1は、本発明の実施の形態に係る永久磁
石埋め込み型モータを示す断面図(a)、斜視図
(b)、図2(a)はインナーロータ1の平面図、
(b)及び(c)はその部分図である。図1において、
巻線を省略して描いたステータ5内には、インナーロー
タ(以下ロータという)1がステータ5内面と所定のエ
アーギャップを有して、支持軸3支持軸3と嵌合されて
いる。
石埋め込み型モータを示す断面図(a)、斜視図
(b)、図2(a)はインナーロータ1の平面図、
(b)及び(c)はその部分図である。図1において、
巻線を省略して描いたステータ5内には、インナーロー
タ(以下ロータという)1がステータ5内面と所定のエ
アーギャップを有して、支持軸3支持軸3と嵌合されて
いる。
【0018】ロータ1は磁性体で形成された薄板の積層
体から構成され、薄板状のロータ1は図2に示すように
中央には前記支持軸3が嵌合する開口孔1cが開設され
るとともに、8分割された突極部1dを有し、該突極部
1d内には、板状磁石4を挿入する開口部1aと、該開
口部1aと外周との間には空隙1bが開設されている。
体から構成され、薄板状のロータ1は図2に示すように
中央には前記支持軸3が嵌合する開口孔1cが開設され
るとともに、8分割された突極部1dを有し、該突極部
1d内には、板状磁石4を挿入する開口部1aと、該開
口部1aと外周との間には空隙1bが開設されている。
【0019】尚、前記空隙1bは、円形、角形、また後
述する長方形、楕円形であってもよい。また、(b)に
示すように、開口部1a′と一体の空所1b′であって
もよく、また、(c)に示すように外周より凹設される
空所1b″であってもよい。
述する長方形、楕円形であってもよい。また、(b)に
示すように、開口部1a′と一体の空所1b′であって
もよく、また、(c)に示すように外周より凹設される
空所1b″であってもよい。
【0020】図3は、永久磁石埋め込み型モータを駆動
する電気的ブロック構成図である。電池15とステータ
巻線16との間には、それぞれ逆起電圧防止用のダイオ
ードD1〜D6を有したスイッチングトランジスタQ1
〜Q6で構成されるインバータ回路14が配置され、記
憶装置17のプログラムにしたがって、CPU(中央演
算素子)12の指令によりインターフェース回路13を
介して駆動される。11は入出力装置である。
する電気的ブロック構成図である。電池15とステータ
巻線16との間には、それぞれ逆起電圧防止用のダイオ
ードD1〜D6を有したスイッチングトランジスタQ1
〜Q6で構成されるインバータ回路14が配置され、記
憶装置17のプログラムにしたがって、CPU(中央演
算素子)12の指令によりインターフェース回路13を
介して駆動される。11は入出力装置である。
【0021】永久磁石埋め込み型モータの駆動は図3に
開示した表に示すように、ステータ端子Wから順次V,
Uと電圧Eを印加することによって、同期正転回転し、
逆に端子U,V,Wと電圧Eを印加することにより逆転
駆動することができる。
開示した表に示すように、ステータ端子Wから順次V,
Uと電圧Eを印加することによって、同期正転回転し、
逆に端子U,V,Wと電圧Eを印加することにより逆転
駆動することができる。
【0022】次に、図4を用いて本第1実施の形態を説
明する。ステータの巻線による磁束が空隙1bにより、
一部の磁束の磁路が遮断されると、磁路の磁気抵抗が大
きくなりステータ巻線のインダクタンスを低く押さえる
ことができる。よって、このときに高速運転を行う場合
は、インダクタンスの電圧降下が小さくなり、モータ入
力電圧を低くできるので、電池の低電圧での高速運転が
可能である。
明する。ステータの巻線による磁束が空隙1bにより、
一部の磁束の磁路が遮断されると、磁路の磁気抵抗が大
きくなりステータ巻線のインダクタンスを低く押さえる
ことができる。よって、このときに高速運転を行う場合
は、インダクタンスの電圧降下が小さくなり、モータ入
力電圧を低くできるので、電池の低電圧での高速運転が
可能である。
【0023】そして、前記空隙1bは前記エアーギャッ
プの磁束密度が最大となる場所を含む位置に設けること
が、磁気抵抗への影響が大きいので望ましい。
プの磁束密度が最大となる場所を含む位置に設けること
が、磁気抵抗への影響が大きいので望ましい。
【0024】次に、図5を用いて本第2実施の形態を説
明する。図5(a)に示すように、空隙10の長手方向
がステータの巻線による磁束と、板状の永久磁石による
磁束との合成磁束が流れる方向と平行となっているの
で、空隙10による磁束密度の減少は少なく、出力トル
クは大きい。また、図5(b)に示すように、空隙10
の長手方向が前記合成磁束が流れる方向と交差している
ので、磁束密度の減少は(a)の場合より多く、磁束が
減少し、空隙10の磁束密度が低下する。よって、出力
トルクが(a)の場合より小さい。
明する。図5(a)に示すように、空隙10の長手方向
がステータの巻線による磁束と、板状の永久磁石による
磁束との合成磁束が流れる方向と平行となっているの
で、空隙10による磁束密度の減少は少なく、出力トル
クは大きい。また、図5(b)に示すように、空隙10
の長手方向が前記合成磁束が流れる方向と交差している
ので、磁束密度の減少は(a)の場合より多く、磁束が
減少し、空隙10の磁束密度が低下する。よって、出力
トルクが(a)の場合より小さい。
【0025】したがって、同じトルクを出力する場合
は、図5(a)の場合のほうがエアーギャップの磁束密
度が大きいので、必要となる電流は少なくてすみ、銅損
が低減され、モータ効率が高くなる。
は、図5(a)の場合のほうがエアーギャップの磁束密
度が大きいので、必要となる電流は少なくてすみ、銅損
が低減され、モータ効率が高くなる。
【0026】そして、本実施の形態によると、長方形も
しくは楕円形に形成した空隙を、ステータの巻線と板状
永久磁石による合成磁束の流れる方向に対して平行に配
置することにより、磁束密度の減少は少なく出力トルク
は大きく、前記合成磁束の流れる方向に対して交差する
方向に配置することにより、磁気抵抗が増加し、磁束密
度が減少し、出力トルクは減少する。よって、前記空隙
の長手方向を前記合成磁束の流れる方向に対して平行に
配置される場合を、前進走行時とし、交差する方向に配
置される場合を後進走行時として、車両に適用すれば、
車両の運転時間は前進走行時のほうか後進走行時より長
いので、前進走行時のほうが電流が小さくてすみ、後進
走行時よりモータ効率が高くなって、電池消費電力の低
減を図ることができる。
しくは楕円形に形成した空隙を、ステータの巻線と板状
永久磁石による合成磁束の流れる方向に対して平行に配
置することにより、磁束密度の減少は少なく出力トルク
は大きく、前記合成磁束の流れる方向に対して交差する
方向に配置することにより、磁気抵抗が増加し、磁束密
度が減少し、出力トルクは減少する。よって、前記空隙
の長手方向を前記合成磁束の流れる方向に対して平行に
配置される場合を、前進走行時とし、交差する方向に配
置される場合を後進走行時として、車両に適用すれば、
車両の運転時間は前進走行時のほうか後進走行時より長
いので、前進走行時のほうが電流が小さくてすみ、後進
走行時よりモータ効率が高くなって、電池消費電力の低
減を図ることができる。
【0027】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は、電池の低
電圧で駆動用モータの高速運転を可能とするとともに、
電池の諸費電力の低減を図ることができる。
電圧で駆動用モータの高速運転を可能とするとともに、
電池の諸費電力の低減を図ることができる。
【図1】本発明の実施の形態に係る永久磁石埋め込み型
モータを示す断面図(a)、斜視図(b)である。
モータを示す断面図(a)、斜視図(b)である。
【図2】(a)はインナーロータ1の平面図、(b)及
び(c)はその部分図である。
び(c)はその部分図である。
【図3】本発明の実施の形態を示す永久磁石埋め込み型
モータを駆動する電気的ブロック構成図である。
モータを駆動する電気的ブロック構成図である。
【図4】第1実施の形態に係る空隙部分を示す説明図で
ある。
ある。
【図5】第2実施の形態に係る空隙部分を示す説明図で
ある。
ある。
1 インナーロータ 4 永久磁石(板状磁石) 5 ステータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02P 7/63 303 H02P 7/63 303V (72)発明者 星野 昭広 名古屋市中村区岩塚町字高道1番地 三菱 重工業株式会社名古屋機器製作所内 (72)発明者 桜井 貴夫 名古屋市中村区岩塚町字高道1番地 三菱 重工業株式会社名古屋機器製作所内 (72)発明者 杉浦 広之 神奈川県相模原市田名3000番地 三菱重工 業株式会社相模原製作所内 Fターム(参考) 5H115 PA11 PC06 PG04 PI16 PU10 PV09 PV23 PV24 QA10 QE02 QE03 QE13 QH08 QN03 RB21 SE03 SE06 UI32 5H576 AA15 BB02 CC04 DD07 EE19 FF07 FF08 GG07 HA02 HA03 HB01 JJ03 KK06 5H621 AA03 HH01 PP08 5H622 AA03 CA02 CB03 PP10
Claims (5)
- 【請求項1】 ステータ内にエアーギャップを介して配
置されたインナーロータ内部に複数の永久磁石が埋め込
んだ永久磁石埋め込み型モータにおいて、 前記永久磁石を板状磁石に形成して、該板状磁石の一方
側の面を前記ステータに対向して前記インナーロータの
外周側に配置するとともに、 前記一方側の面と前記インナーロータの外周との間に、
磁路の一部を遮断する空隙を設けたことを特徴とする永
久磁石埋め込み型モータ。 - 【請求項2】 前記空隙は前記エアーギャップ(ステー
タ)の磁束密度が最大となる場所を含む位置に設けたこ
とを特徴とする請求項1記載の永久磁石埋め込み型モー
タ。 - 【請求項3】 前記空隙は溝もしくは孔であることを特
徴とする請求項1、または2記載の永久磁石埋め込み型
モータ。 - 【請求項4】 前記空隙は一方向に流れる磁束に対して
介在する第1寸法と、前記一方向に流れる磁束と交差す
る方向である他方向に流れる磁束に対して介在する前記
第1寸法より長い第2寸法とを有する長方形もしくは楕
円形に形成したことを特徴とする請求項1、2、または
3記載の永久磁石埋め込み型モータ。 - 【請求項5】 ステータ内にエアーギャップを介して配
置したインナーロータを備え、板状磁石に形成した複数
の永久磁石を、該板状磁石の一方側の面を前記ステータ
に対向して前記インナーロータの外周側に埋め込み、前
記一方側の面と前記インナーロータの外周との間に、磁
路の一部を遮断する空隙を前記エアーギャップ(ステー
タ)の磁束密度が最大となる場所を含む位置に設けると
ともに、前記空隙は一方向に流れる前記ステータ及び前
記板状磁石の合成磁束に対して介在する第1寸法と、前
記一方向に流れる前記合成磁束と交差する方向である他
方向に流れる前記合成磁束に対して介在する前記第1寸
法より長い第2寸法とを有する長方形もしくは楕円形に
形成した永久磁石埋め込み型モータを走行駆動源として
用いた車両であって、 前進走行時には前記一方向に流れる前記合成磁束により
駆動し、後進時には他方向に流れる前記合成磁束により
駆動することを特徴とする永久磁石埋め込み型モータを
走行駆動源として用いた車両。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31000699A JP2001128400A (ja) | 1999-10-29 | 1999-10-29 | 永久磁石埋め込み型モータ及び該モータを走行駆動源として用いた車両 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31000699A JP2001128400A (ja) | 1999-10-29 | 1999-10-29 | 永久磁石埋め込み型モータ及び該モータを走行駆動源として用いた車両 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001128400A true JP2001128400A (ja) | 2001-05-11 |
Family
ID=18000024
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31000699A Pending JP2001128400A (ja) | 1999-10-29 | 1999-10-29 | 永久磁石埋め込み型モータ及び該モータを走行駆動源として用いた車両 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001128400A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006054676A1 (ja) * | 2004-11-17 | 2006-05-26 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | 車両駆動システムおよびそれを備える車両 |
WO2006054675A1 (ja) * | 2004-11-17 | 2006-05-26 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | 車両駆動システムおよびそれを備える車両 |
-
1999
- 1999-10-29 JP JP31000699A patent/JP2001128400A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006054676A1 (ja) * | 2004-11-17 | 2006-05-26 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | 車両駆動システムおよびそれを備える車両 |
WO2006054675A1 (ja) * | 2004-11-17 | 2006-05-26 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | 車両駆動システムおよびそれを備える車両 |
US7425808B2 (en) | 2004-11-17 | 2008-09-16 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle drive system and vehicle provided with the same |
US7560843B2 (en) | 2004-11-17 | 2009-07-14 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle drive system including a rotating electric machine and vehicle incorporating the same |
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