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JP2001124425A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

Info

Publication number
JP2001124425A
JP2001124425A JP30531799A JP30531799A JP2001124425A JP 2001124425 A JP2001124425 A JP 2001124425A JP 30531799 A JP30531799 A JP 30531799A JP 30531799 A JP30531799 A JP 30531799A JP 2001124425 A JP2001124425 A JP 2001124425A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat exchanger
leeward
indoor heat
indoor
air conditioner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30531799A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunihiro Morishita
国博 森下
Satoshi Suzuki
聡 鈴木
Yoshihiro Tanabe
義浩 田辺
Sunao Saito
直 斎藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP30531799A priority Critical patent/JP2001124425A/ja
Publication of JP2001124425A publication Critical patent/JP2001124425A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の空気調和機では、室内熱交換器を分割し
ない除湿方式に対して、除湿運転時の室内熱交換器の効
率が悪化するため、除湿能力を確保するため圧縮機の周
波数を大きくしなければならず、省エネ運転ができな
く、さらに、除湿運転時に冷媒流動音が発生するという
問題があった。 【解決手段】圧縮機、四方弁、室外熱交換器、減圧器お
よび、複数列に構成された室内熱交換器を、順次接続し
てなる冷凍サイクルと、室内の空気を前記室内熱交換器
へ引き込むための送風機を備えるとともに、上記室内熱
交換器の列方向に凝縮器すなわち再熱器となりうる部分
と、蒸発器となりうる部分の風上側熱交換器部と風下側
熱交換器部とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、家庭用、産業用
に利用される空気調和機に係り、特に、除湿機能を備え
たものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和機では、空調負荷の変動
に対応するためにインパークなどの容量可変型圧縮機が
用いられ、空調負荷の大小に応じて圧縮機の回転周波数
が制御されている。ところが冷房運転時に圧縮機回転が
小さくなると蒸発温度も上昇し、蒸発器での除湿能力が
低下したり、あるいは蒸発温度が部屋内の露点温度以上
に上昇し、除湿できなくなったりする問題点があった。
【0003】この冷房低容量運転時の除湿能力を向上さ
せる手段としては次のような空気調和機が提案されてい
る。図5は例えば特公昭61−43631号公報に示さ
れた従来の空気調和機の冷媒回路図である。図におい
て、1は室外機、2圧縮機、3は四方弁、4は室外熱交換
器、5は第1流量制御弁、6は室内機、7は第1室内熱交
換器、8は第2流量制御弁、9は第2室内熱交換器であ
り、これら圧縮機2、四方弁3、室外熱交換器4、第1
流量制御弁5、第1室内熱交換器7、第2流量制御弁
8、第2室内熱交換器9は冷媒配管10、11により順
次接続され、冷凍サイクルを構成している。
【0004】次に従来の空気調和機の動作について説明
する。まず通常の冷房運転では、実線矢印で示すよいう
に、圧縮機2を出た冷媒は室外熱交換器4で擬縮液化
し、第1流量制御弁5で減圧され、第1室内熱交換器
7、第2流量制御弁8および第2減圧器および、複数列
に構成された室内熱交換器を、順次接続してなる冷凍サ
イクルであって、前記室内熱交換器の列方向に風上側熱
交換器と、風下側熱交換器とより構成しており、前記室
内熱交換器の全部あるいは一部は風上側熱交換器部と風
下側熱交換器部で熱的に分離され、前記風上側熱交換器
部と前記風下側熱交換器部との間には流量制御弁を設け
ており、暖房運転時には、前記風上側熱交換器部、前記
流量制御弁、前記風下側熱交換器部の順に冷媒が流れる
よう接続されているものである。
【0005】一方、除湿運転時には、第1流量制御弁5
を全開状態とし第2流量制御弁8で冷媒流量を制御する
ことにより、第1室内熱交換器7が凝縮器すなわち再熱
器、第2室内熱交換器9が蒸発器として動作し、室内空
気は第1室内熱交換器7で過熱されるため、室温の低下
が小さい除湿運転が可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような空気調和
機では、室内熱交換器を分割しない除湿方式に対して、
除湿運転時の室内熱交換器の効率が低下するため、除湿
能力を確保するため圧縮機の周波数を大きくしなければ
ならず、省エネルギー運転ができないという問題があっ
た。
【0007】さらに、除湿運転時に第2流量制御弁で冷
媒流量を制御する際に、第2流量制御弁入口の冷媒が気
液二相状態になり、冷媒流動音が発生し騒音のもととな
るという問題があった。
【0008】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、効率的で快適な低騒音除湿運
転を提供できる空気調和機を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の発明に
係わる空気調和機は、圧縮機、四方弁、室外熱交換器、
減圧器および、複数列に構成された室内熱交換器を、順
次接続してなる冷凍サイクルであって、前記室内熱交換
器を列方向に風上側熱交換器部と、風下側熱交換器部と
より構成したものである。
【0010】この発明の第2の発明に係わる空気調和機
は、圧縮機、四方弁、室外熱交換器、減圧器および、複
数列に構成された室内熱交換器を、順次接続してなる冷
凍サイクルであって、前記室内熱交換器を列方向に風上
側熱交換器部と、風下側熱交換器部とより構成してお
り、前記室内熱交換器の全部あるいは一部は風上側熱交
換器部と風下側熱交換器部で熱的に分離され、前記風上
側熱交換器部と前記風下側熱交換器部との間には流量制
御弁を設けており、暖房運転時には、前記風上側熱交換
器部、前記流量制御弁、前記風下側熱交換器部の順に冷
媒が流れるよう接続されているものである。
【0011】この発明の第3の発明に係わる空気調和機
は、上記室内熱交換器の風上側熱交換器部には補助熱交
換器を設け、暖房運転時には、上記風上側熱交換器部、
上記流量制御弁、上記風下側熱交換器部を経由し、最後
に前記補助熱交換器の順に冷媒が流れるよう接続されて
いるものである。
【0012】この発明の第4の発明に係わる空気調和機
は、圧縮機、四方弁、室外熱交換器、減圧器および、複
数列に構成された室内熱交換器を、順次接続してなる冷
凍サイクルであって、前記室内熱交換器の列方向に風上
側熱交換器と、風下側熱交換器とより構成し、かつ室内
熱交換器が列方向に一体型に設けたものである。
【0013】この発明の第5の発明に係わる空気調和機
は、圧縮機、四方弁、室外熱交換器、減圧器および、複
数列に構成された室内熱交換器を、順次接続してなる冷
凍サイクルであって、前記室内熱交換器の列方向に風上
側熱交換器と、風下側熱交換器とより構成しており、前
記室内熱交換器の全部あるいは一部は風上側熱交換部と
風下側熱交換部で熱的に分離され、前記風上側熱交換部
と前記風下側熱交換部との間には流量制御弁を設けてお
り、暖房運転時には、前記風上側熱交換器部、前記流量
制御弁、前記風下側熱交換器部の順に冷媒が流れるよう
接続され前記室内熱交換器が列方向に一体型に設けたも
のである。
【0014】この発明の第6の発明に係わる空気調和機
は、上記室内熱交換器の風上側熱交換器部には補助熱交
換器を設け、暖房運転時には、上記風上側熱交換器部、
上記流量制御弁、上記風下側熱交換器部を経由し、最後
に前記補助熱交換器の順に冷媒が流れるよう接続されて
いる前記室内熱交換器が列方向に一体型に設けたもので
ある。
【0015】この発明の第7の発明に係わる空気調和機
は、圧縮機、四方弁、室外熱交換器、減圧器および、複
数列に構成された室内熱交換器を、順次接続してなる冷
凍サイクルであって、前記室内熱交換器の列方向に風上
側熱交換器部と、風下側熱交換器とより構成し、前記室
内熱交換器が円弧型熱交換器としたものである。
【0016】この発明の第8の発明に係わる空気調和機
は、圧縮機、四方弁、室外熱交換器、減圧器および、複
数列に構成された室内熱交換器を、順次接続してなる冷
凍サイクルであって、前記室内熱交換器の列方向に風上
側熱交換器部と、風下側熱交換器部とより構成してお
り、前記室内熱交換器の全部あるいは一部は風上側熱交
換器部と風下側熱交換器部で熱的に分離され、前記風上
側熱交換器部と前記風下側熱交換器部との間には流量制
御弁を設けており、暖房運転時には、前記風上側熱交換
器部、前記流量制御弁、前記風下側熱交換器部としたも
のである。
【0017】この発明の第9の発明に係わる空気調和機
は、圧縮機、四方弁、室外熱交換器、減圧器および、複
数列に構成された室内熱交換器を、順次接続してなる冷
凍サイクルであって、前記室内熱交換器の列方向に風上
側熱交換器部と、風下側熱交換器部とより構成してお
り、前記室内熱交換器の全部あるいは一部は風上側熱交
換器部と風下側熱交換器部で熱的に分離され、前記風上
側熱交換器部と前記風下側熱交換器部との間には流量制
御弁を設けており、前記室内熱交換器の風上側熱交換器
部には補助熱交換器を設け、暖房運転時には、上記風上
側熱交換器部、上記流量制御弁、上記風下側熱交換器部
を経由し、最後に前記補助熱交換器の順に冷媒が流れる
よう接続され、かつ前記室内熱交換器が円弧型熱交換器
としたものである。
【0018】この発明の第10の発明に係わる空気調和
機は、圧縮機、四方弁、室外熱交換器、減圧器および、
複数列に構成された室内熱交換器を、順次接続してなる
冷凍サイクルであって、前記室内熱交換器の列方向に風
上側熱交換器部と、風下側熱交換器部とより構成し冷媒
がR410AまたはR407CまたはR32または炭化
水素系冷媒としたものである。
【0019】この発明の第11の発明に係わる空気調和
機は、冷凍サイクルに用いられる冷凍機油は、冷媒と溶
け合わないいわゆる非相溶油としたものである。
【0020】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態による空気調和機を示す冷媒回路図であり、
従来装置と同様の部分は同一符号で示す。図において1
は室外機、2は圧縮機、3は四方弁、4は室外熱交換
器、5は第1流量制御弁、6は室内機で、風上側室内熱
交換器部7と、第2流量制御弁8を介して同一フイン内
で列方向を前後とした風下側室内熱交換器部9とで構成
されている。これら圧縮機2、四方弁3、室外熱交換器
4、第1流量制御弁5、風上側室内熱交換器部7、第2
流量制御弁8、風下側室内熱交換器部9は冷媒配管1
0、11で順次接続され、冷凍サイクルを構成してい
る。
【0021】次にこの空気調和機の動作について、図2
に示した圧力ーエンタルピー線図を用いて説明する。ま
ず通常の冷房運転では、図中天線矢印で示すように、圧
縮機2で圧縮された高温高圧の冷媒蒸気(図中A点)
は、凝縮器として動作する室外熱交換器4で灘縮液化す
る(図中B点)。この液冷媒となって、第1流量制御弁
5で減圧され、低温低圧の気液二相冷媒となり、冷媒配
管11を通って、蒸発器として動作する風下側室内熱交
換器部9に流入し(図中C点)、第2流量制御弁8およ
び蒸発器として動作する風上側室内熱交換器部7を通
る。この時の第2流量制御弁8は全開状態であり、風下
側室内熱交換器部9と風上側室内熱交換器部7は蒸発器
として動作し冷房運転が行われる。さらに、風下側室内
熱交換器部9および風上側室内熱交換器部7で蒸発した
冷媒は、冷媒配管10および四方弁3通って、圧縮機2
に戻り、再び圧縮される(図中D点)。室内熱交換器部
9で瀕縮した液冷媒は、配管11を通り、第1流量制御
弁5で減圧され、低温低圧の気液二相冷媒となって、蒸
発器として動作する室外熱交換器4に流入する(図中C
点)。さらに、この冷媒は室外熱交換器4で蒸発し、四
方弁3を通って、圧縮機2に戻り、再び圧縮される(図
中D点)。
【0022】また、暖房時は、図中破線矢印で示すよう
に、圧縮機2で圧縮された高温高圧の冷媒蒸気(図中A
点)は、配管10を通って、凝縮器として動作する風上
側室内熱交換器部7に流入し、第2流量制御弁8及び凝
縮器として動作する風下側室内熱交換器部9を通り、凝
縮液化する(図中B点)。この時の第2流量制御弁8は
全開状態であり、風上側室内熱交換器部7と風下側室内
熱交換器部9は凝縮器として動作し暖房運転が行われ
る。この風上側室内熱交換器部7および風下側室内熱交
換器部9で凝縮した液冷媒は、配管11を通り、第1流
量制御弁5で減圧され、低温低圧の気液二相冷媒となっ
て、蒸発器として動作する室外熱交換器4に流入する
(図中C点)。さらに、この冷媒は室外熱交換器4で蒸
発し、四方弁3を通って、圧縮機2に戻り、再び圧縮さ
れる(図中D点)。
【0023】一方、除湿運転時には、第1流量制御弁5
を全開状態とし第2流量制御弁8で冷媒流量を制御する
ことにより、風下側室内熱交換器部9が瀕縮器すなわち
再熱器、風上側室内熱交換器部7が蒸発器として動作
し、室内空気は風下側室内熱交換器9で加熱されるた
め、室温の低下が小さい除湿運転が可能となる。
【0024】この除湿運転時の動作について、図3に示
した圧力ーエンタルピー線図を用いて説明する。図中実
線矢印がこの発明の空気調和機、点線が従来の空気調和
機を示す。圧縮機2で圧縮された高温高圧の冷媒蒸気
(図中A点)は、凝縮器として動作する室外熱交換器4
で凝縮され(図中B点)、次に全開となっている第1流
量制御弁5で減圧され(図中B1点)、配管11を通っ
て、風下側室内熱交換器9部に流入し、さらに凝縮し液
化する(図中32点)。
【0025】この液冷媒は第2流量制御弁8で減圧さ
れ、低温低圧の気液二相冷媒となり、蒸発器として動作
する風上側室内熱交換器部7に流入する(図中C点)。
さらに、風上側室内熱交換器部7で蒸発した冷媒は、配
管10および四方弁3通って、圧縮機2戻り、再び圧縮
される(図中D点)。
【0026】 この発明の空気調和機では、室内熱交換
器を風上側と風下側に分割しているため、風上側熱交換
器部7にて冷却された空気に対して、風下側室内熱交換
器部9の熱を放出することができるため、除湿運転時に
高圧が低下し、サブクールが増加して省エネルギ化が図
れる。
【0027】さらに、サブクールが増加することによ
り、除湿運転時の第2流量調整弁8の上流側が常に液相
になり、かつ第2流量制御弁8の下流の流速が低下する
ため、流量制御弁から発生する冷媒音の発生を抑制する
ことができる。
【0028】これに対し、破線で示した従来の空気調和
機では、十分なサブクールを確保できないため、除湿運
転時の室内熱交換器の効率が悪化し、省エネ運転ができ
ない。
【0029】さらに、サブクールが確保できないため、
除湿運転時に第2流量制御弁8で冷媒流量を制御する際
に、第2流量制御弁8入口の冷媒が気液二相状態にな
り、冷媒流動音が発生する。
【0030】実施の形態2.図4は実施の形態2を示す
室内熱交換器である。図4に示す室内熱交換器では、フ
イン部材6aを略逆V形に成しフイン部材6aの外側を
風上側室内熱交換器部7に、内側を風下側室内熱交換器
部9とし、後方熱交換機部の風上側室内熱交換器部7に
補助熱交換器12を設け、暖房運転時には、風上側室内
熱交換器部7、第2流量制御弁8、風下側室内熱交換器
部9を経由し、最後に補助熱交換器12の順に冷媒が流
れるよう接続されている。
【0031】この室内熱交換器を用いた空気調和機の冷
房、暖房、除湿の動作については、実施の形態1におけ
る図1〜3と同一である。
【0032】この補助熱交換器12を設けることで、除
湿運転時の高圧がさらに低下し、さらなる省エネがはか
れる。
【0033】実施の形態3.図4は列方向に一体型で製
造された室内熱交換器の一例であり、略逆V円弧型熱交
換器と呼ばれるものである。
【0034】この円弧型熱交換器を用いた空気調和機の
冷房、暖房、除湿の動作については、実施の形態1にお
ける図1〜3と同一である。
【0035】さらに、円弧型熱交は列方向に一体型で製
造されたいるため、列方向のスリット(図示されていな
い)が作りやすく、また、コンパクト化が容易になると
いった利点がある。
【0036】実施の形態4.ところで以上説明した実施
の形態1ないし3においては、空気調和機でよく使用さ
れるR22を使用した場合について説明してきが、代替
冷媒であるR410A、R407C、R32または炭化
水素系冷媒(例えば、R50、R170、R290、R
600、R600a、R1150、R1270)を使用
した場合においても、室内機の構造、サイクル構成を適
用できることは明らかであり、同様の効果が得られる。
【0037】また、前記代替冷媒の特性としてR22に
比べ圧力損失が小さいことが挙げられる。この特性を利
用することで、さらなる省エネ効果が得られる。
【0038】また、この実施の形態4では冷凍機油に冷
媒と溶け合わないいわゆる非相溶油(例えば、R410
Aに対してアルキルベンゼン油)を用いることで、流量
制御弁に弁開閉動作の妨げとなる液冷媒がねこむことが
なくなり、電磁弁開閉動作の信頼性を大幅に向上させる
ことができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明の第1の
発明に係わる空気調和機は、圧縮機、四方弁、室外熱交
換器、減圧器および、複数列に構成された室内熱交換器
を、順次接続してなる冷凍サイクルであって、前記室内
熱交換器の列方向に風上側熱交換器部と、風下側熱交換
器部とより構成したから、除湿運転時に高圧が低下し、
サブクールが増加して省エネ化が図れる。さらに、サブ
クールが増加することにより、除湿運転時に流量制御弁
から発生する冷媒音の発生を抑制することができる効果
がある。
【0040】この発明の第2の発明に係わる空気調和機
は、圧縮機、四方弁、室外熱交換器、減圧器および、複
数列に構成された室内熱交換器を、順次接続してなる冷
凍サイクルであって、前記室内熱交換器の列方向に風上
側熱交換器部と、風下側熱交換器部とより構成してお
り、前記室内熱交換器の全部あるいは一部は風上側熱交
換器部と風下側熱交換器部で熱的に分離され、前記風上
側熱交換器部と前記風下側熱交換器部との間には流量制
御弁を設けており、暖房運転時には、前記風上側熱交換
器部、前記流量制御弁、前記風下側熱交換器部の順に冷
媒が流れるよう接続されて構成したから、除湿運転時に
高圧が低下し、サブクールが増加して省エネルギー化が
図れる。さらに、サブクールが増加することにより、除
湿運転時に流量制御弁から発生する冷媒音の発生を抑制
することができる効果がある。
【0041】この発明の第3の発明に係わる空気調和機
は、上記室内熱交換器の風上側熱交換器部には補助熱交
換器を設け、暖房運転時には、上記風上側熱交換器部、
上記流量制御弁、上記風下側熱交換器部を経由し、最後
に前記補助熱交換器の順に冷媒が流れるよう接続され構
成したから、除湿運転時に高圧が低下し、サブクールが
増加してさらなる省エネ化が図れる。さらに、サブクー
ルが増加することにより、除湿運転時に流量制御弁から
発生する冷媒音の発生を抑制することができる果があ
る。
【0042】この発明の第4の発明に係わる空気調和機
は、圧縮機、四方弁、室外熱交換器、減圧器および、複
数列に構成された室内熱交換器を、順次接続してなる冷
凍サイクルであって、前記室内熱交換器の列方向に風上
側熱交換器部と、風下側熱交換器部とより構成し、かつ
室内熱交換器が列方向に一体型に構成したから、列方向
のスリットが作りやすく、かつコンパクト化が容易にな
る効果を有する。
【0043】この発明の第5の発明に係わる空気調和機
は、圧縮機、四方弁、室外熱交換器、減圧器および、複
数列に構成された室内熱交換器を、順次接続してなる冷
凍サイクルであって、前記室内熱交換器の列方向に風上
側熱交換器部と、風下側熱交換器部とより構成してお
り、前記室内熱交換器の全部あるいは一部は風上側熱交
換器部と風下側熱交換器部で熱的に分離され、前記風上
側熱交換器部と前記風下側熱交換器部との間には流量制
御弁を設けており、暖房運転時には、前記風上側熱交換
器部、前記流量制御弁、前記風下側熱交換器部の順に冷
媒が流れるよう接続され前記室内熱交換器が列方向に一
体型に構成したから、列方向のスリットが作りやすく、
かつコンパクト化が容易になる効果を有する。
【0044】この発明の第6の発明に係わる空気調和機
は、上記室内熱交換器の風上側熱交換器部には補助熱交
換器を設け、暖房運転時には、上記風上側熱交換器部、
上記流量制御弁、上記風下側熱交換器部を経由し、最後
に前記補助熱交換器の順に冷媒が流れるよう接続されて
いる前記室内熱交換器が列方向に一体型に構成したか
ら、列方向のスリットが作りやすく、かつコンパクト化
が容易になる効果を有する。
【0045】この発明の第7の発明に係わる空気調和機
は、圧縮機、四方弁、室外熱交換器、減圧器および、複
数列に構成された室内熱交換器を、順次接続してなる冷
凍サイクルであって、前記室内熱交換器の列方向に風上
側熱交換器部と、風下側熱交換器部とより構成し、前記
室内熱交換器が円弧型熱交換器に構成したから、コンパ
クト化が容易になる効果を有する。
【0046】この発明の第8の発明に係わる空気調和機
は、圧縮機、四方弁、室外熱交換器、減圧器および、複
数列に構成された室内熱交換器を、順次接続してなる冷
凍イクルであって、前記室内熱交換器の列方向に風上側
熱交換器部と、風下側熱交換器部とより構成しており、
前記室内熱交換器の全部あるいは一部は風上側熱交換器
部と風下側熱交換器部で熱的に分離され、前記風上側熱
交換器部と前記風下側熱交換器部との間には流量制御弁
を設けており、暖房運転時には、前記風上側熱交換器
部、前記流量制御弁、前記風下側熱交換器部の順に冷媒
が流れるよう接続され、前記室内熱交換器が円弧型熱交
換器に構成したから、コンパクト化が容易になる効果を
有する。
【0047】この発明の第9の発明に係わる空気調和機
は、圧縮機、四方弁、室外熱交換器、減圧器および、複
数列に構成された室内熱交換器を、順次接続してなる冷
凍サイクルであって、前記室内熱交換器の列方向に風上
側熱交換器部と、風下側熱交換器部とより構成してお
り、前記室内熱交換器の全部あるいは一部は風上側熱交
換器部と風下側熱交換器部で熱的に分離され、前記風上
側熱交換器部と前記風下側熱交換器部との間には流量制
御弁を設けており、前記室内熱交換器の風上側熱交換器
部には補助熱交換器を設け、暖房運転時には、上記風上
側熱交換器部、上記流量制御弁、上記風下側熱交換器部
を経由し、最後に前記補助熱交換器の順に冷媒が流れる
よう接続され、かつ前記室内熱交換器が円弧型熱交換器
に構成したから、コンパクト化が容易になる効果を有す
る。
【0048】この発明の第10の発明に係わる空気調和
機は、圧縮機、四方弁、室外熱交換器、減圧器および、
複数列に構成された室内熱交換器を、順次接続してなる
冷凍サイクルであって、前記室内熱交換器の列方向に風
上側熱交換器部と、風下側熱交換器部とより構成し冷媒
がR410AまたはR407CまたはR32または炭化
水素系冷媒で構成したから、圧力損失が小さく、さらな
る省エネルギーを可能にする効果が得られる。
【0049】この発明の第11の発明に係わる空気調和
機は、冷凍サイクルに用いられる冷凍機油は、冷媒と溶
け合わないいわゆる非相溶油で構成したから、流量制御
弁に弁開閉動作の妨げとなる液冷媒がねこむことがなく
なり、電磁弁開閉動作の信頼性が向上する効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による空気調和機を
示す冷媒回略図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による空気調和機の
通常運転時動作を示す圧力ーエンタルピー線図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による空気調和機の
分割運転時動作を示す圧力ーエンタルピー線図である。
【図4】 この発明の実施の形態2および3による空気
調和機の室内熱交換器を示す槻略説明図である。
【図5】 従来の空気調和機の冷媒回路である。
【符号の説明】
2 圧縮機、3 四方弁、4 室外熱交換器、5 第1
流量制御弁、7 風上側室内熱交換器部、8 第2流量
制御弁、9 風下側室内熱交換器部、10 冷媒配管、
11 冷媒配管、12 補助熱交換器。
フロントページの続き (72)発明者 田辺 義浩 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 斎藤 直 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3L051 BE04 BE05 BE07

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、四方弁、室外熱交換器、減圧器
    および、複数列に構成された室内熱交換器を、順次接続
    してなる冷凍サイクルであって、前記室内熱交換器を列
    方向に風上側熱交換器と、風下側熱交換器とより構成し
    たことを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 圧縮機、四方弁、室外熱交換器、減圧器
    および、複数列に構成された室内熱交換器を、順次接続
    してなる冷凍サイクルであって、前記室内熱交換器を列
    方向に風上側熱交換器部と、風下側熱交換器部とより構
    成しており、前記室内熱交換器の全部あるいは一部は風
    上側熱交換器部と風下側熱交換器部で熱的に分離され、
    前記風上側熱交換器部と前記風下側熱交換器部との間に
    は流量制御弁を設けており、暖房運転時には、前記風上
    側熱交換器部、前記流量制御弁、前記風下側熱交換器部
    の順に冷媒が流れるよう接続されていることを特徴とす
    る空気調和機。
  3. 【請求項3】 上記室内熱交換器の風上側熱交換器部に
    は補助熱交換器を設け、暖房運転時には、上記風上側熱
    交換器部、上記流量制御弁、上記風下側熱交換器部を経
    由し、最後に前記補助熱交換器の順に冷媒が流れるよう
    接続されていることを特徴とする請求項1記載の空気調
    和機。
  4. 【請求項4】 圧縮機、四方弁、室外熱交換器、減圧器
    および、複数列に構成された室内熱交換器を、順次接続
    してなる冷凍サイクルであって、前記室内熱交換器を列
    方向に風上側熱交換器部と、風下側熱交換器部とより構
    成し、かつ室内熱交換器が列方向に一体型であることを
    特徴とする空気調和機。
  5. 【請求項5】 圧縮機、四方弁、室外熱交換器、減圧器
    および、複数列に構成された室内熱交換器を、順次接続
    してなる冷凍サイクルであって、前記室内熱交換器の列
    方向に風上側熱交換器部と、風下側熱交換器部とより構
    成しており、前記室内熱交換器の全部あるいは一部は風
    上側熱交換器部と風下側熱交換器部で熱的に分離され、
    前記風上側熱交換器部と前記風下側熱交換器部との間に
    は流量制御弁を設けており、暖房運転時には、前記風上
    側熱交換器部、前記流量制御弁、前記風下側熱交換器部
    の順に冷媒が流れるよう接続されている前記室内熱交換
    器が列方向に一体型であることを特徴とした空気調和
    機。
  6. 【請求項6】 上記室内熱交換器の風上側熱交換器部に
    は補助熱交換器を設け、暖房運転時には、上記風上側熱
    交換器部、上記流量制御弁、上記風下側熱交換器部を経
    由し、最後に前記補助熱交換器の順に冷媒が流れるよう
    接続されている前記室内熱交換器が列方向に一体型であ
    ることを特徴とした空気調和機。
  7. 【請求項7】 圧縮機、四方弁、室外熱交換器、減圧器
    および、複数列に構成された室内熱交換器を、順次接続
    してなる冷凍サイクルであって、前記室内熱交換器の列
    方向に風上側熱交換器部と、風下側熱交換器部とより構
    成し、前記室内熱交換器が円弧型熱交換器でることを特
    徴とした空気調和機。
  8. 【請求項8】 圧縮機、四方弁、室外熱交換器、減圧器
    および、複数列に構成された室内熱交換器を、順次接続
    してなる冷凍サイクルであって、前記室内熱交換器の列
    方向に風上側熱交換器部と、風下側熱交換器部とより構
    成しており、前記室内熱交換器の全部あるいは一部は風
    上側熱交換器部と風下側熱交換器部で熱的に分離され、
    前記風上側熱交換器部と前記風下側熱交換器部との間に
    は流量制御弁を設けており、暖房運転時には、前記風上
    側熱交換器部、前記流量制御弁、前記風下側熱交換器部
    の順に冷媒が流れるよう接続され、前記室内熱交換器が
    円弧型熱交換器でることを特徴とした空気調和機。
  9. 【請求項9】 圧縮機、四方弁、室外熱交換器、減圧器
    および、複数列に構成された室内熱交換器を、順次接続
    してなる冷凍サイクルであって、前記室内熱交換器の列
    方向に風上側熱交換器と、風下側熱交換器とより構成し
    ており、前記室内熱交換器の全部あるいは一部は風上側
    熱交換器部と風下側熱交換器部で熱的に分離され、前記
    風上側熱交換器部と前記風下側熱交換器部との間には流
    量制御弁を設けており、前記室内熱交換器の風上側熱交
    換器部には補助熱交換器を設け、暖房運転時には、上記
    風上側熱交換器部、上記流量制御弁、上記風下側熱交換
    器部を経由し、最後に前記補助熱交換器の順に冷媒が流
    れるよう接続され、かつ前記室内熱交換器が円弧型熱交
    換器でることを特徴とした空気調和機。
  10. 【請求項10】 圧縮機、四方弁、室外熱交換器、減圧
    器および、複数列に構成された室内熱交換器を、順次接
    続してなる冷凍サイクルであって、前記室内熱交換器の
    列方向に風上側熱交換器部と、風下側熱交換器部とより
    構成し冷媒がR410AまたはR407CまたはR32
    または炭化水素系冷媒であることを特徴とする空気調和
    機。
  11. 【請求項11】 冷凍サイクルに用いられる冷凍機油
    は、冷媒と溶け合わないいわゆる非相溶油であることを
    特徴とした請求項10記載の空気調和機。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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