JP2001123443A - ねじ込み式鋼管杭及びその施工方法 - Google Patents
ねじ込み式鋼管杭及びその施工方法Info
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Abstract
得ること。 (1)低振動、低騒音、無排土施工が可能で、かつ大き
な先端支持力が得られるねじ込み式鋼管杭の適用範囲を
大径鋼管杭まで拡大すること。 (2)上部鋼管の外壁面又は下部鋼管の上部外壁面に設
けた推進用の翼により、拡径された上部鋼管の貫入性を
高めること。 (3)大きな支持力が得られ、かつ、拡径部の製造コス
トを低く抑えられること。 【解決手段】 少なくとも先端部又はその近傍に翼10
を有する下部鋼管2と、この下部鋼管2より大径の上部
鋼管3と、下部鋼管2と上部鋼管3とを接合するための
接合部材20とを有し、上部鋼管3の外壁面に翼15を
設けたものである。
Description
及びその施工方法に係り、さらに詳しくは、少なくとも
鋼管の先端部又はその近傍に翼を取付けた鋼管杭に回転
力を与えることにより、鋼管杭を地中に埋設するように
したねじ込み式鋼管杭及びその施工方法に関するもので
ある。
鋼管杭に、地上に設置した機械により回転力を与え、翼
状板の木ネジ作用により鋼管杭を地中に埋設する方法
は、従来から多数提案されており、その一部は小径の杭
を対象としたものではあるが実用化されている。ここで
は、代表的と思われる発明について、以下に説明する。
鋼管杭の埋設方法は、鋼管杭本体の下端部に底板を固設
し、この底板に掘削刃を設けると共に、杭本体の下端部
外周面に杭本体の外径のほぼ2倍強の外径を有する翼幅
の大きな杭ねじ込み用の螺旋翼を、ほぼ一巻きにわたり
突設した鋼管杭を、軟弱地盤にねじ込むように回転させ
ながら地中に押圧し、下端部の掘削刃によって杭本体先
端の土砂を掘削軟化させて、杭側面の未掘削土砂中に螺
旋翼を食い込ませて、土の耐力を反力として杭体を回転
推進しつつ、掘削軟化した土砂を杭側面に押出して圧縮
し、無排土で地中に杭体をねじ込んでゆくようにしたも
のである(従来技術1)。
載されたねじ込み式鋼管杭は、先端部を円周方向に複数
に分割し、この分割された個々の部分に同方向に向って
それぞれレ字状の取付部が形成された鋼管と、外径が上
記鋼管の外径より大きい円形鋼板又は楕円形鋼板を複数
に分割した平板状でほぼ半円状又は扇形状の鋼製板
(翼)とを有し、この鋼製板を鋼管の先端開口部を覆う
ようにして鋼管の先端部に設けたレ字状の取付部にそれ
ぞれ取付けたもので、他の従来技術と大きく異なる点
は、翼を平板状に形成したこと、及び翼を鋼管の外周面
ではなく先端部に取付けたことにある(従来技術2)。
杭に回動力を与えることにより、先端部又はその近傍に
取付けた翼のねじ作用で鋼管杭を地盤に埋設するように
したものであり、低振動、低騒音、無排土で施工できる
と共に、広い翼の面積を利用して大きな先端支持力を得
ることができるという特徴を持つ。しかし、上記の従来
技術では、鋼管径を大きくすると翼による抵抗と外周面
摩擦とによる抵抗が大きくなり、貫入に際して非常に大
きなトルクが必要になるため、施工が困難になる。その
ため、600mm程度の管径までしか利用できないのが
現状である。なお、鋼管杭の先端部に大きな穴をあけて
トルクを低減することも考えられるが、先端部に大きな
穴をあけると先端支持力が低下してしまうので好ましく
ない。
る投影面積の増大により先端支持力が増加する。このた
め、上部構造物の基礎杭として供用する場合、翼のない
通常の鋼管杭に比べてその設置数を減らすか、又は鋼管
の外径を縮小することができる。しかしながら、水平力
に対する抗力は、鋼管杭の数を減らした分不足すること
になり、水平力を保証しようとすると設置数を減少する
ことができないので、上記の効果が期待できないことに
なる。
ついてはその分耐力が減少するので、これに対応するた
め鋼管杭の肉厚を増加しても、鋼材の重量が増加したわ
りには曲げ耐力増加の効果は小さい。このため、上部工
から大きい水平力や曲げモーメントを受けるような場合
は、鋼管杭の肉厚を大幅に増加せざるを得ず、鋼管の外
径を縮小した効果が減じられる。
モーメントに対して経済的に対応するために、杭頭部近
傍を拡径するという考えが従来から提案されており、す
でに場所打ちコンクリート杭では広く実用化されている
が、既製杭の分野では、実用化されていない。
下、頭部拡大杭という)に関する従来技術について説明
する。特開昭52−7109号公報に記載された頭部拡
大基礎杭打ち工法は、下杭とその下杭より径の大きい頭
部拡大杭を接合して構成される鋼管杭において、下杭と
頭部拡大杭との継手部に設けた叩打面を打撃して杭を貫
入するようにしたものであり、従来の打撃工法のように
杭の上端を打撃しないで管内の継手部を打撃することに
より、頭部拡大杭に作用する応力を低減し、その肉厚を
低減することを目的している(従来技術3)。
載された頭部補強杭造成装置は、頭部拡大方式の場所打
ちコンクリート杭や既製杭の造成方法において、上部の
径が下部より大きいケーシングの中に、上部の径が下部
よりも大きい攪拌掘削用オーガーを挿入して互いに反対
方向に回転させることにより、頭部拡大杭埋込み用のソ
イルセメント柱状体の中に挿入することにより構築され
る。また、上部と下部のケーシングの接合部には、頭部
拡大による貫入抵抗を低減するために、掘削刃を設けて
ケーシング内に土砂を取り込むようにしている(従来技
術4)。
基礎杭打込み工法は、下杭と頭部拡大杭との継手部を管
内で打撃するようにしたものであるが、頭部拡大杭に発
生する打撃応力度を通常の打込み工法より低減しても、
土砂が継手部の下面に当るため継手部に発生する貫入抵
抗は減少しない。
ガーの径は下部鋼管の径より小さいため、接続部に発生
する貫入抵抗は前者の技術と同じである。一方、中掘工
法の圧入力は打ち込みによる衝撃力に比べて数分の1と
小さい。このため、頭部拡大杭に中掘工法を適用するこ
とはほとんど不可能に近い。
打ち工法を頭部拡大杭に適用することは、施工上及びコ
スト上問題がある。
されたもので、ねじ込み式鋼管杭と頭部拡大杭の特長を
兼ね備えた次のようなねじ込み式鋼管杭及びその施工方
法を得ることを目的としたものである。 (1)低振動、低騒音、無排土施工が可能で、かつ大き
な先端支持力が得られるねじ込み式鋼管杭の適用範囲を
大径鋼管杭まで拡大すること。 (2)上部鋼管の外壁面又は下部鋼管の上部外壁面に設
けた推進用の翼により、拡径された上部鋼管の貫入性を
高めること。 (3)大きな支持力が得られ、かつ、拡径部の製造コス
トを低く抑えられること。
込み式鋼管杭は、少なくとも先端部又はその近傍に翼を
有する下部鋼管と、該下部鋼管より大径の上部鋼管と、
前記下部鋼管と上部鋼管とを接合するための接合部材と
を有し、前記上部鋼管の外壁面に翼を設けたものであ
る。
傍に翼を有する下部鋼管と、該下部鋼管より大径の上部
鋼管と、前記下部鋼管と上部鋼管とを接合するための接
合部材とを有し、前記下部鋼管と上部鋼管との接合部の
近傍において、前記下部鋼管の外壁面に前記上部鋼管よ
り大径の翼を設けたものである。
鋼管の外径を、下部鋼管に設けた翼の外径より大きく構
成した。
工方法は、上記(1),(2)又は(3)のねじ込み式
鋼管杭の杭頭部又は胴体部に回転力を与えて該ねじ込み
式鋼管杭を地盤中に貫入して埋設するようにしたもので
ある。
(3)のねじ込み式鋼管杭内にオーガーを挿入してその
オーガーヘッドを該ねじ込み式鋼管杭の先端部から突出
させ、該ねじ込み式鋼管杭とオーガーに回転力を与えて
該ねじ込み式鋼管杭を地盤中に貫入させ、該ねじ込み式
鋼管杭が所定の深さに達したときは該ねじ込み式鋼管杭
を地盤中に残置して前記オーガーを引抜くようにしたも
のである。
(3)のねじ込み式鋼管杭内にオーガーを挿入してその
オーガーヘッドを該ねじ込み式鋼管杭の先端部から突出
させ、該ねじ込み式鋼管杭とオーガーに回転力を与えて
該ねじ込み式鋼管杭を地中に貫入し、該ねじ込み式鋼管
杭の貫入中に支持層又は所定の区間にオーガーヘッドか
ら硬化性流動物を噴出して翼とオーガーヘッドの回転に
より土砂と前記硬化性流動物とを撹拌混合し、所定の深
さまで撹拌混合したときは前記ねじ込み式鋼管杭を地盤
中に残置して前記オーガーを引抜くようにしたものであ
る。
み式鋼管杭の施工方法において、オーガーヘッドの外径
がねじ込み式鋼管杭の先端部外径より大きく拡大できる
オーガーを使用した。
実施の形態1に係るねじ込み式鋼管杭の説明図である。
図において、1は頭部を拡大したねじ込み式鋼管杭(以
下、単に鋼管杭という)で、下部鋼管2と、下部鋼管2
より大径で、下部開口部が円盤状の接合部材20により
閉塞された上部鋼管3と、下部鋼管2の先端部に設けた
下部鋼管2より大径の翼10と、外径が上部鋼管3より
大径で、上部鋼管3の外壁面に設けられた推進翼15と
からなっている。
ば、外径600mm以下)からなり、下端部には、図2
に示すように(図2は説明を容易にするために上下を逆
にしてある)、円周方向を高さhの段差部4a,4bに
より2分割し、一方の段差部4aの下端部から他方の段
差部4bの上端部に連続する傾斜面とし、また、段差部
4aの上端部から段差部4bの下端部に連続する傾斜面
として、これら傾斜面により互いに同方向に向うレ字状
の翼10の取付部5a,5bが設けられている。
鋼管2の外径D1 より大きい外径D 3 の円形鋼板又は楕
円形鋼板を中央から2分割した平板状の鋼製翼11a,
11bによって構成したものである。なお、鋼製翼11
a,11bからなる翼10の大きさ(外径D3 )は、一
般に、下部鋼管2の外径D1 の1.3〜2.5倍程度が
望ましい。
4に示すように、下部鋼管2の先端開口部を覆うように
して取付部5a,5b上に載置され、溶接等により互い
に反対方向に傾斜して取付けられ、翼10を構成する。
なお、両鋼製翼11a,11bの食い違いによって生じ
る開口部は、例えば、閉塞板によって閉塞してもよい。
なお、下部鋼管2を複数本の鋼管を接続した接続杭で構
成した場合は、最先端の杭(下杭)に翼10を設ければ
よい。
る建造物からの水平力や曲げモーメントにより異なる
が、一般に、下部鋼管2の外径D1 の1.15〜3.0
倍程度が望ましく、下部鋼管2に設けた翼10の外径D
3 より大径であってもよい。また、上部鋼管3の長さL
1 は1/β〜2/β程度の範囲が望ましい。ここに、β
は上部鋼管3と地盤の硬さから決まる特性値である。一
般に、上部鋼管3の長さL1 は、4〜10m程度であ
る。
外径とほぼ等しい外形の円盤状鋼板からなる接合部材2
0により閉塞されており、外壁面には推進翼15が取付
けられている。推進翼15は、例えば図6に示すよう
に、上部鋼管3の外径D2 より大きい外径D4 の円形鋼
板を、中心部に上部鋼管3の外径D2 とほぼ等しい内径
D5 の開口部17を設けてドーナツ状に形成し、これを
2分割した平板状の鋼板翼16a,16bを形成する。
示すように、上部鋼管3の外壁面に、下部鋼管2に設け
た鋼製翼11a,11bとほぼ同じ角度で互いに反対方
向に傾斜させて溶接により取付けて推進翼15を構成す
る。なお、この推進翼15は、状況に応じて上部鋼管3
の外壁面に複数段設けてもよい。推進翼15の外径D4
は、一般に上部鋼管3の外径の1.1〜2.5倍程度が
望ましく、また、推進翼15は、翼10に比べて支持力
にはそれほど寄与しないため、翼10より薄い鋼板(例
えば、その厚みが翼10の厚みの1/2〜1/4程度)
を用いてもよい。
を設けて、この段差部の下端部から1周して上端部に達
するレ字状(螺旋状)の取付部を設け、この取付部に同
方向に傾斜させて鋼製翼11a,11bを接合して、連
続した螺旋状の翼10を構成し、また、上部鋼管3の外
壁面にも同様にして鋼板翼16a,16bを同方向に傾
斜させて接合し、連続した螺旋状の推進翼15を構成し
てもよい。
上端部に設けた取付部5a,5bを、上部鋼管3に設け
た接合部材20の下面に当接し、溶接によって接合する
ことにより両者は一体に結合され、頭部が拡大された鋼
管杭1が構成される。なお、下部鋼管2の上端部に接合
部材20を設け、この接合部材20の上面に上部鋼管3
を接合してもよい。
ば、図7に示すように、その杭頭部がベースマシン21
に搭載されたモータ23に連結され、モータ23により
回転されて翼10の木ネジ作用により下部鋼管2が地中
にねじ込まれて貫入され、さらに、推進翼15により周
囲地盤が掘削軟化されて上部鋼管3が地中にねじ込まれ
て、埋設される。このとき、翼10を構成する鋼製翼1
1a,11bの食い違い部に開口部が存在するときは、
下部鋼管2内に僅かな土砂が侵入し、開口部が閉塞され
ているときは、下部鋼管2内に土砂は侵入しない。
ネジ作用により無排土で地中に貫入されるものであり、
翼の下方にあった土砂は翼により掘削軟化され、翼の間
隙を通過して鋼管杭の外周に移動し、圧縮される。鋼管
杭の外周に移動した土砂は、施工中は撹乱されて間もな
いため摩擦抵抗が少なく、鋼管杭をスムーズに貫入する
ことができる。しかし、時間の経過と共に、間隙水圧の
消散などの要因により地盤強度が回復し、基礎杭として
の使用時には大きな周面摩擦力が発揮される。
は、施工時のトルクを低減するために、下部鋼管の先端
部に取付けた翼の外径より小さい径の上部鋼管を取付け
る必要がある。しかしながら、本発明においては、上部
鋼管3に上部鋼管3の外径D2 より大きい外径D4 の推
進翼15を設け、この推進翼15により外周の土砂を掘
削軟化しながら上部鋼管3を推進させるようにしたの
で、下部鋼管2に設けた翼10の外径D3 より大きい外
径D2 の上部鋼管3を用いても、通常のトルクで容易に
施工することができる。また、翼10の外径D3 より小
さい外径D2 の上部鋼管3を用いた場合でも推進性が良
くなり、施工能率が向上する。これにより、鋼管杭1の
外周面分の周面摩擦力が増加し、さらに大きな外径によ
る剛性と、周面地盤を圧縮したことによる水平抵抗力の
増加とを実現することができ、また、翼10により大き
な支持力を得ることができる。
中間層のような硬い地盤がある場合には、その地盤に翼
状の推進翼15が位置するようにすれば、翼10と推進
翼15とによりさらに大きな支持力を得ることができ
る。ただし、この場合は、推進翼15も翼10と同様に
厚い鋼板翼16a,16bで構成することが必要であ
る。さらに、図9に示すように、施工後に上部鋼管3の
内部にコンクリート等を打設することにより、鋼管とコ
ンクリートの剛性効果によって、より大きい水平力に抵
抗することができる。また、下部鋼管2にも、翼10か
らの曲げモーメントに対応できるように、コンクリート
を打設してもよい。この場合、上部鋼管3や下部鋼管2
の内壁にリブあるいは鉄筋や山形鋼などを溶接等により
取付けて凸部を設けてもよく、これによりコンクリート
の付着力を高めることができる(なお、図8,図9及び
上記の例は、以下に説明する実施の形態においても実施
することができる)。
示す説明図である。本例は、翼10を有する下部鋼管2
と、推進翼15を有する上部鋼管3とを、短尺のテーパ
管からなる接合部材20aによって接合したものであ
る。本例によれば、上部鋼管3をよりスムーズに貫入す
ることができる。
の例を示すもので、図1の鋼管杭1における上部鋼管3
の推進翼15を省略し、下部鋼管2の上部の外壁面、し
たがって接合部材20の近傍の外壁面に、上部鋼管3の
外径D2 より大径の推進翼15を設けたものである。な
お、下部鋼管2の外壁面に複数段の推進翼15を設けて
もよく、さらに、上部鋼管3の外壁面にも推進翼15を
設けてもよい。本例においても、図1の鋼管杭1とほぼ
同様の効果を奏することができる。
示すものである。本例は、上部鋼管3の下端部に下部鋼
管2の先端部と同様にレ字の2つの取付部を設け、この
取付部に、翼10を構成する鋼製翼11a,11bと同
じ構造でその外径が上部鋼管2の外径より大きい鋼製翼
11c,11dを溶接により取付けて翼状の接合部材2
0bを設け、下部鋼管2の上端部に先端部と同様に2つ
のレ字状の取付部を形成して、この取付部を接合部材2
0bの下面に溶接により接合し、上部鋼管3の外壁面に
推進翼15を設けたものである。本例においても他の例
とほぼ同様の効果を奏することができ、さらに、翼状の
接合部材20bにより周囲の土砂の掘削軟化を促進する
と共に、さらに大きな支持力を得ることができる。
鋼製翼11a,11bを交差して取付けた外径508m
m、長さ30mの下部鋼管2の上端部を、外径1200
mm、長さ10mで、外壁面に外径1500mm、板厚
20mmの鋼板翼16a,16bを交差して取付けた推
進翼15を有する上部鋼管3の下端部に、外径1200
mm、板厚50mmの接合部材20を介して溶接により
接合して構成した図1に示すような長さ40mの鋼管杭
1と、先端部に外径1016mm、板厚40mmの鋼製
翼を交差して取付けた外径508mm、長さ40mの鋼
管杭とを、同じ地盤に施工したところ、本発明に係る鋼
管杭1の方が施工時間を短くすることができた。
けた翼10を、平板状の鋼製翼11a,11bを交差し
又は連続して螺旋状に取付けて構成した場合を示した
が、下部鋼管2の先端部に1つのレ字状の取付部を設
け、この取付部に、ドーナツ状の鋼板の1か所を切断し
て螺旋状に曲げ加工した螺旋状翼を取付けてもよい。ま
た、翼10及び接合部材15とは別に、下部鋼管2及び
/又は上部鋼管3の外周面に、上記のような鋼製翼又は
螺旋状翼を取付けて、複数段の翼構造としてもよい。
に、先端部又はその近傍の外周面に、ドーナツ状の鋼板
を複数分割した平板状の鋼製翼を交差し又は螺旋状に取
付け、あるいは上記の螺旋状翼を取付けるなど、翼10
の構造は適宜選択することができる。なお、下部鋼管2
の先端部に設けた翼10の中心部に穴がある場合、又は
下部鋼管2の外周面に翼10を設けた場合は、穴又は下
部鋼管2の先端開口部を底板等で閉塞することが望まし
く、これにより確実に支持力を得ることができる。
進翼15は、上述の下部鋼管2に取付ける螺旋状翼と同
様に構成してもよく、さらには、この推進翼15は原則
として支持力にはほとんど寄与しないので、全体形状が
三角形又は四角形以上の多角形に形成するなど、適宜の
形状のものを用いることができる(上述の翼10及び推
進翼15の例は、以下に説明する実施の形態にも実施す
ることができる)。
は、頭部拡大杭とねじ込み式鋼管杭とを一定の条件に基
づいて組合わせたことにより、理想的な基礎杭を得るこ
とができる。すなわち、頭部拡大杭の設計上の利点を生
かしながらねじ込み杭方式を採用することにより、頭部
拡大鋼管杭の施工上の課題を解消すると共に、低振動、
低騒音、無排土施工で大きな先端支持力が得られるとい
うねじ込み式鋼管杭の利点を生かし、従来困難とされて
いた頭部を拡大した既製杭の施工上の問題を克服するこ
とができたのである。
形態2に係るねじ込み式鋼管杭の施工方法の説明図であ
る。図において、1は実施の形態1で説明した鋼管杭で
あるが、翼10及び接合部材20の中心部には、後述の
オーガーを挿入するための貫通穴が設けられている。ま
た、モータ25は、図14に示すように、それぞれ独立
して正逆方向に回転する外軸26と内軸27とによって
構成されている。31は鋼管杭1内に挿入されたオーガ
ーで、オーガーヘッド32の上方にはスパイラル羽根3
3が設けられており、このスパイラル羽根33は、土砂
を上方へ押し上げ又は下方に押し下げる機能を備えてい
る。
の施工方法について説明する。なお、図15、図16に
はベースマシン21は省略してある。 (1)図15(a)に示すように、鋼管杭1内に鋼管杭
1より若干長いオーガー31を挿入する。なお、施工す
る地盤が比較的軟弱な場合は、鋼管杭1を地中に貫入
し、杭先端部が支持層の近傍に達したときに鋼管杭1内
にオーガー31を挿入してもよい。
頭部をモーター25の外軸26に連結し、オーガー31
の上端部を内軸27に連結する。このとき、オーガー3
1の先端部(オーガーヘッド32)は、図15(a)に
示すように、鋼管杭1の先端部から突出するが、その突
出長は、翼10の外径D3 とほぼ等しいかそれ以下であ
ることが望ましい。
杭1を正方向に、オーガー31の逆方向に回転させる。
これにより、図15(b)に示すように、オーガーヘッ
ド31は鋼管杭1に先行した先端部近傍の地盤を掘削軟
化し、鋼管杭1は翼10の木ネジとしての作用により地
盤中に貫入される。このとき、鋼管杭1の先端部近傍の
土砂は、翼10を構成する鋼製翼11a,11bの間を
通過して翼10の上方の鋼管杭1の外周部に移動し、一
部の土砂はオーガー31のスパイラル羽根33により鋼
管杭1内に取り込まれる。
れる土砂の量は、鋼管杭1の先端開口部の大きさやオー
ガーヘッド32の寸法、形状等によって異なるため、こ
れらを調整することにより土砂が鋼管杭1から溢れない
ようにする。この場合、鋼管杭1内に取り込む土砂の量
が多いほどトルクは小さくなる。また、鋼管杭1内に取
り込む土砂の量が少ないほど鋼管杭1の周囲の土砂の密
度が高くなり、大きな周面摩擦力を発揮する。
ッド32により翼10に先行して地盤を掘削軟化させる
ために、鋼管杭1の回転に必要なトルクはオーガー31
を使用しない場合に比べて大幅に減少する。また、鋼管
杭1とオーガー31の回転方向が逆であるため、ベース
マシン21に作用するモーター25からの反力も、両者
のトルクの差による反力になるため、大幅に減少する。
6(a)に示すように、推進翼15により周囲地盤が掘
削軟化され、引続き上部鋼管3が地盤中に貫入される。
このとき、上部鋼管3が下部鋼管2より大径であるにも
かかわらず、オーガーヘッド32による先端部近傍の地
盤の掘削軟化、翼10の木ネジ作用による推進、推進翼
15による周囲地盤の掘削軟化により、鋼管杭1はスム
ーズに地盤中に貫入される。
図16(a)に示すように、鋼管杭1及びオーガー31
の回転を停止する。ついで、図16(b)に示すよう
に、鋼管杭1をモーター25から外し、鋼管杭1を地中
に残置した状態でオーガー31を反対方向に回転させな
がらモーター25を上昇させれば、オーガー31は鋼管
杭1から引上げられ、鋼管杭1は地盤中に埋設されて施
工は終了する。なお、鋼管杭1内の土砂は、オーガー3
1を反対方向に回転させることにより、下方に押し下げ
られる。
法は、鋼管杭1内に挿入したオーガー31のオーガーヘ
ッド32により杭先端部近傍の地盤を先行掘削すると共
に、上部鋼管3に設けた推進翼15により周囲地盤を掘
削軟化するようにしたので、頭部を拡大した鋼管杭1に
おいても、鋼管杭1を回転するためのトルクを軽減する
ことができ、これにより、鋼管杭1の貫入能率が向上す
ると共に、オーガー31やベースマシン21を小型化す
ることができる。また、鋼管杭1に作用するねじりモー
メントが小さいため、肉厚の薄い鋼管杭やねじりに弱い
コンクリート杭にもねじ込み杭を適用することができ
る。
1とは互いに反対方向に回転することができるために、
それぞれのトルクが打ち消し合ってモーター25からベ
ースマシン21に作用する反力を低減することができ、
そのため、ベースマシン21を小型化しても安定性を確
保することができる。
形態3に係るねじ込み式鋼管杭の施工方法の説明図であ
る。本実施の形態においては、オーガー31の軸方向
に、後述のセメントミルクや地盤固化用薬液などの硬化
性流動物を先端部に圧送するための貫通穴34が設けら
れており、オーガーヘッド32にはこの硬化性流動物を
噴出する噴出口35が設けられている。41は例えばセ
メントミルクや地盤固化用薬液などの硬化性流動物のプ
ラント(以下、硬化材プラントという)で、オーガー3
1に設けた貫通穴34とはホース42によりオーガー3
1が回転自在に連結されている。
の施工方法を図18、図19により説明する。なお、図
18、図19にはベースマシン21及び硬化材プラント
41は省略してある。図18(a)に示すように、鋼管
杭1内にオーガー31を挿入し、図14に示すように、
鋼管杭1の杭頭部をモーター25の外軸26に、オーガ
ー31の頭部を内軸27にそれぞれ連結する。また、硬
化材プラント41のホース42をオーガー31の貫通穴
34に回転自在の継手(図示せず)を介して連結する。
以下、実施の形態2の場合と同様に、鋼管杭1とオーガ
ー31に回転力を与えて、鋼管杭1を地盤中に貫入す
る。
18(b)に示すように、硬化材プラント41を駆動
し、ホース42を介してオーガー31の貫通穴34に硬
化性流動物43を圧送してオーガーヘッド32の先端部
に設けた噴出口35から噴出させ、オーガーヘッド32
及び翼10の回転により軟化した土砂と撹拌して混合さ
せる。このとき、鋼管杭1とオーガー31の回転方向が
反対のため、硬化性流動物43と土砂はよく撹拌されて
均一性の高い混合物44となる。硬化性流動物43の噴
出区間は、設計上必要な鋼管杭1の周面摩擦に応じて決
定されるもので、杭頭部から杭先端部までの全区間でも
よいし、杭先端部の近傍だけでもよい。
(a)に示すように、推進翼15により周囲地盤が掘削
軟化され、引続き上部鋼管3が地中に貫入される。杭先
端部が支持層に達したときは、図19(a)に示すよう
に、翼10とオーガーヘッド32とにより支持層を十分
撹拌して土砂と硬化性流動物43とをよく混合したの
ち、鋼管杭1及びオーガー31の回転を停止する。
ー25から外し、図19(b)に示すように、鋼管杭1
を地盤中に残置した状態でオーガー31を反対方向に回
転させながらモーター25を上昇させれば、オーガー3
1は鋼管杭1から引抜かれ、鋼管杭1は地盤中に埋設さ
れて施工は終了する。そして、軟化した土砂は時間の経
過に伴って固化し、大きな先端支持力を発揮する。
様の効果が得られるが、さらに、オーガー31の先端部
から噴出される硬化性流動物43と土砂が撹拌混合され
て、乱された地盤が固化されるために大きな先端支持力
及び周面摩擦力を得ることができる。また、翼10及び
推進翼15とオーガー31とは互いに反対方向に回転す
ることができるため、硬化性流動物43と土砂が均一に
撹拌混合される。
リブあるいは鉄筋や山形鋼などを溶接により取付けて凸
部を設ければ、土砂と硬化性流動物43の混合物44の
下部鋼管2への付着力を高め、先端支持力をさらに高め
ることができる。この凸部を設ける範囲は、下部鋼管2
の先端部から、下部鋼管2の外径D1 の1/2から2倍
程度の範囲が望ましい。また、下部鋼管2及び上部鋼管
3の外壁面にリブ等を設ければ、周面摩擦力をさらに高
めることができる。
形態4の要部の模式図である。本実施の形態は、実施の
形態2,3において、鋼管杭1内に挿入されたオーガー
31のオーガーヘッド32を、地上からの操作などによ
って拡大できる構造にしたものである。この場合、オー
ガーヘッド32の拡大は、鋼管杭1の外径D1 以上で、
かつ翼10の外径D3 とほぼ同じか又はそれ以下の範囲
であることが望ましい。
3の場合とほぼ同様であるが、オーガーヘッド32は、
オーガー31を鋼管杭1内に挿入して杭先端部から突出
させたのち最初から拡大してもよく、あるいは、オーガ
ー31の先端部が支持層の近傍に達したときに拡大して
もよい。なお、実施の形態3においては、オーガーヘッ
ド32の杭先端部からの突出量をできるだけ少なくする
ことにより、硬化性流動物と土砂との撹拌混合効率を高
めることができる。そして、鋼管杭1の埋設が終了した
ときは、オーガーヘッド32を縮小して元の状態に戻
し、鋼管杭1を地中に残置してオーガー31を引き上げ
る。
の場合と同様の効果が得られるが、さらに、拡大された
オーガーヘッド32により土砂を掘削軟化させる範囲が
広くなるため、鋼管杭1を回転するためのトルクをより
小さくすることができる。また、実施の形態4において
は、翼10で乱された翼10の下方の土砂も翼10の上
方の土砂も硬化性流動物によって固化されるため、支持
層の支持能力を十分に発揮させることが出来、先端支持
力をさらに向上させることができる。
管杭1を施工する場合について説明したが、図10〜図
12に示す鋼管杭など他の構造の鋼管杭、あるいは他の
構造の翼10又は推進翼15を備えた鋼管杭についても
同様に施工することができる。
杭1の杭頭部をベースマシン21に搭載したモータ23
に連結し、また、実施の形態2〜4ではベースマシン2
1に搭載したモータ25の外軸26に鋼管杭1の杭頭部
を、内軸27にオーガー31の上端部をそれぞれ連結し
て回転させる場合を示したが、本実施の形態において
は、鋼管杭1を回転させるモーターを、ベースマシーン
21のリーダ22に上下に移動可能に設け、このモータ
ーを鋼管杭1の下部鋼管2又は上部鋼管3の胴体部に着
脱可能に装着して、鋼管杭1を回転させるようにしたも
のである。
た場合は、ベースマシン21から吊り下げられたモータ
ー(図4参照)を鋼管杭1の杭頭部又はその近傍に配設
してオーガー31の上端部を連結すればよい。本実施の
形態の作用は、実施の形態1〜4の場合にほぼ同様であ
るが、高い位置に配置される物(モータ)の重量が小さ
くなるので、ベースマシン21の安定性を増すことがで
きる。
又は楕円形鋼板を2分割した平板状の鋼製翼を交叉して
取付け、又は連続して螺旋状に取付け、あるいはドーナ
ツ状の鋼板を螺旋状に曲げ加工して取付けて翼を構成し
た場合を示したが、本発明はこれに限定するものではな
く、例えば三角形以上の多角形の鋼板又は中心部に穴を
有する多角形の鋼板を分割し、あるいは中心部に穴を有
する多角形の鋼板を螺旋状に曲げ加工して翼を構成する
など、適宜形状のものを選択することができる。また、
これら各形状の鋼板は2分割に限定するものではなく、
2分割以上の複数分割にしてもよい。
は、少なくとも先端部又はその近傍に翼を有する下部鋼
管と、下部鋼管より大径の上部鋼管と、下部鋼管と上部
鋼管とを接合するための接合部材を有し、上部鋼管の外
壁面に翼を設けることにより、下部鋼管にこれに設けた
翼より大きい径の上部鋼管を接合して施工することがで
きるので、杭頭部に発生する水平力や曲げモーメントに
対応することができ、地震時の水平変位量を抑制するこ
とができる。
部の近傍において、下部鋼管の外壁面に上部鋼管より大
径の翼を設けたので、上記(1)と同様の効果を得るこ
とができる。
工方法は、上記(1)又は(2)のねじ込み式鋼管杭の
杭頭部又は胴体部に回転力を与えてこのねじ込み式鋼管
杭を地盤中に貫入して埋設するようにしたので、上記
(1)の効果が得られると共に、低騒音、低振動、無排
土でスムーズに施工することができる。
じ込み式鋼管杭内にオーガーを挿入してそのオーガーヘ
ッドをこのねじ込み式鋼管杭の先端部から突出させ、ね
じ込み式鋼管杭とオーガーに回転力を与えてねじ込み式
鋼管杭を地盤中に貫入させ、ねじ込み式鋼管杭が所定の
深さに達したときはねじ込み式鋼管杭を地盤中に残置し
てオーガーを引抜くようにしたので、上記(1)〜
(3)の効果が得られると共に、施工時のトルクを低減
し、上部鋼管の施工性を向上させることができる。
込み式鋼管杭内にオーガーを挿入してそのオーガーヘッ
ドをこのねじ込み式鋼管杭の先端部から突出させ、ねじ
込み式鋼管杭とオーガーに回転力を与えてねじ込み式鋼
管杭を地中に貫入し、ねじ込み式鋼管杭の貫入中に支持
層又は所定の区間にオーガーヘッドから硬化性流動物を
噴出して翼とオーガーヘッドの回転により土砂と硬化性
流動物とを撹拌混合し、所定の深さまで撹拌混合したと
きはねじ込み式鋼管杭を地盤中に残置して前記オーガー
を引抜くようにしたので、上記(1)〜(4)の効果が
得られると共に、撹拌混合された土砂と硬化性流動物が
時間の経過と共に固化して、さらに大きな周面摩擦力及
び先端支持力を確保することができる。
鋼管杭の施工方法において、オーガーヘッドの外径がね
じ込み式鋼管杭の先端部外径より大きく拡大できるオー
ガーを使用したので、鋼管杭の回転トルクをさらに小さ
くすると共に、先端支持力をより大きくすることができ
る。
の説明図である。
る。
ある。
明図である。
説明図である。
説明図である。
の例を示す説明図である。
説明図である。
杭の施工方法の説明図である。
連結の一例を示す説明図である。
杭の施工方法の説明図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 少なくとも先端部又はその近傍に翼を有
する下部鋼管と、該下部鋼管より大径の上部鋼管と、前
記下部鋼管と上部鋼管とを接合するための接合部材とを
有し、 前記上部鋼管の外壁面に翼を設けたことを特徴とするね
じ込み式鋼管杭。 - 【請求項2】 少なくとも先端部又はその近傍に翼を有
する下部鋼管と、該下部鋼管より大径の上部鋼管と、前
記下部鋼管と上部鋼管とを接合するための接合部材とを
有し、 前記下部鋼管と上部鋼管との接合部の近傍において、前
記下部鋼管の外壁面に前記上部鋼管より大径の翼を設け
たことを特徴とするねじ込み式鋼管杭。 - 【請求項3】 上部鋼管の外径を、下部鋼管に設けた翼
の外径より大きく構成したことを特徴とする請求項1又
は2記載のねじ込み式鋼管杭。 - 【請求項4】 請求項1、2又は3のねじ込み式鋼管杭
の杭頭部又は胴体部に回転力を与えて該ねじ込み式鋼管
杭を地盤中に貫入して埋設することを特徴とするねじ込
み式鋼管杭の施工方法。 - 【請求項5】 請求項1、2又は3のねじ込み式鋼管杭
内にオーガーを挿入してそのオーガーヘッドを該ねじ込
み式鋼管杭の先端部から突出させ、該ねじ込み式鋼管杭
とオーガーに回転力を与えて該ねじ込み式鋼管杭を地盤
中に貫入させ、該ねじ込み式鋼管杭が所定の深さに達し
たときは該ねじ込み式鋼管杭を地盤中に残置して前記オ
ーガーを引抜くことを特徴とするねじ込み式鋼管杭の施
工方法。 - 【請求項6】 請求項1、2又は3のねじ込み式鋼管杭
内にオーガーを挿入してそのオーガーヘッドを該ねじ込
み式鋼管杭の先端部から突出させ、該ねじ込み式鋼管杭
とオーガーに回転力を与えて該ねじ込み式鋼管杭を地中
に貫入し、該ねじ込み式鋼管杭の貫入中に支持層又は所
定の区間にオーガーヘッドから硬化性流動物を噴出して
翼とオーガーヘッドの回転により土砂と前記硬化性流動
物とを撹拌混合し、所定の深さまで撹拌混合したときは
前記ねじ込み式鋼管杭を地盤中に残置して前記オーガー
を引抜くことを特徴とするねじ込み式鋼管杭の施工方
法。 - 【請求項7】 オーガーヘッドの外径がねじ込み式鋼管
杭の先端部外径より大きく拡大できるオーガーを使用し
たことを特徴とする請求項5又は6記載のねじ込み式鋼
管杭の施工方法。
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JP30693499A JP4224905B2 (ja) | 1999-10-28 | 1999-10-28 | ねじ込み式鋼管杭及びその施工方法 |
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---|---|---|---|---|
JP2002348863A (ja) * | 2001-05-28 | 2002-12-04 | Nkk Corp | ねじ込み杭及びねじ込み杭の施工方法 |
JP2003096770A (ja) * | 2001-09-21 | 2003-04-03 | Asahi Kasei Corp | ソイルセメント合成杭 |
JP2010285866A (ja) * | 2010-08-23 | 2010-12-24 | Jfe Steel Corp | ねじ込み杭及びねじ込み杭の施工方法 |
JP2020193516A (ja) * | 2019-05-30 | 2020-12-03 | 日之出水道機器株式会社 | 螺旋状杭 |
JP6989880B1 (ja) | 2020-12-25 | 2022-01-12 | ジェコス株式会社 | 構台杭に回転杭を用いた仮設構台 |
-
1999
- 1999-10-28 JP JP30693499A patent/JP4224905B2/ja not_active Expired - Fee Related
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