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JP2001108033A - ベルト式無段変速機 - Google Patents

ベルト式無段変速機

Info

Publication number
JP2001108033A
JP2001108033A JP28417899A JP28417899A JP2001108033A JP 2001108033 A JP2001108033 A JP 2001108033A JP 28417899 A JP28417899 A JP 28417899A JP 28417899 A JP28417899 A JP 28417899A JP 2001108033 A JP2001108033 A JP 2001108033A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
driven
flange
movable flange
drive
belt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28417899A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Fukunaga
福永  孝夫
Hatsune Suzuki
はつね 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Exedy Corp
Original Assignee
Exedy Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Exedy Corp filed Critical Exedy Corp
Priority to JP28417899A priority Critical patent/JP2001108033A/ja
Publication of JP2001108033A publication Critical patent/JP2001108033A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベルト式無段変速機に用いた車両の動力伝達
装置において、車両の牽引走行時に部材の損傷を生じに
くくする。 【解決手段】 従動プーリ16は、従動シャフト28と
固定フランジ24と可動フランジ25とコイルばね92
とを有する。コイルばね92は従動フランジ25を固定
フランジ24側に付勢している。動力遮断機構104
は、車両の牽引走行時に作業者からの指示によって、可
動フランジ25が固定フランジ24との間で無段ベルト
を挟み付ける動作を解除させている。それにより、従動
プーリ16と駆動プーリとの間で動力伝達を遮断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベルト式無段変速
機、特に、車両の動力伝達装置に用いられるベルト式無
段変速機に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば車両に用いられる無段変速機とし
てVベルト式無段変速機が知られている。この変速機
は、主に、駆動プーリと、従動プーリと、両プーリ間に
巻きかけられた無端ベルトとから構成されている。各プ
ーリは、シャフトに固定された固定フランジと、シャフ
トに対して相対回転不能にかつ軸方向に移動可能に係合
する可動フランジとを有している。駆動プーリにおい
て、可動フランジは、油圧作動機構に接続された油圧室
によって固定フランジに対して接近又は離反可能であ
る。従動プーリにおいては、可動フランジはばねによっ
て固定フランジに向かって付勢されている。各プーリに
おいて、固定フランジ及び可動フランジは互いに対向す
る側にコーン形状の傾斜面を有しており、それによりV
字状溝を形成している。
【0003】無端ベルトは、例えば、金属製の多数のエ
レメントと、各エレメントを保持するための金属ベルト
とから構成されている。多数のエレメントは駆動プーリ
及び従動プーリのV状溝に密着可能な傾斜面を有してい
る。このようにして、駆動プーリが回転すると、多数の
エレメントが互いに押されて移動し、従動プーリにトル
クが伝達される。
【0004】変速動作においては、駆動プーリの可動フ
ランジを油圧操作によって軸方向に移動させる。この動
作によって、無端ベルトの各プーリに対する装着半径が
それぞれ変化し、それにより変速比が無段階に変化す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】車両の動力伝達装置に
おいては、エンジンからの動力は、トルクコンバータ、
クラッチやブレーキを含むトランスミッション、ベルト
式無段変速機、カウンターシャフト、ディファレンシャ
ル、ドライブシャフト、車輪の順番でトルクが伝達され
る。トルクコンバータのインペラーが回転すると、それ
によりオイルポンプが駆動され、例えばトランスミッシ
ョンのギアやクラッチに潤滑油が供給される。
【0006】このような動力伝達装置を有する車両が牽
引によって走行する場合(すなわちエンジンの駆動によ
って走行するのではなく外力によって走行する場合)、
車輪からの動力は、ドライブシャフト、ディファレンシ
ャル、カウンターシャフト、ベルト式無段変速機、トラ
ンスミッション、トルクコンバータの順番で伝達され
る。トルクコンバータでは、タービンは回転するが、そ
れによってはインペラーは殆ど回転することはない。す
なわち、インペラーによってオイルポンプが駆動される
ことはない。このため、例えばトランスミッションのギ
アやクラッチに十分な潤滑油が供給されず各部品に摩耗
や焼き付き等の損傷が生じ易い。
【0007】特に、従動プーリの可動フランジはばねに
よって固定フランジ側に常に押し付けられいるため、以
上の動作中、従動プーリにおいて無端ベルトの装着半径
は最大となっている。すなわち、従動プーリ側から見て
変速比が最も小さな状態となっており、従動プーリの回
転数に対して駆動プーリの回転数は例えば5倍と極端に
大きくなってしまう。このため、トランスミッションの
各部材における回転数が高くなりそれらの損傷が生じ易
い。
【0008】本発明の目的は、ベルト式無段変速機に用
いた車両の動力伝達装置において、車両の牽引走行時に
部材の損傷を生じにくくすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の車両の
動力伝達装置に用いられるベルト式無段変速機は駆動プ
ーリと従動プーリと無端ベルトと動力遮断機構とを備え
ている。駆動プーリは駆動シャフトと駆動固定フランジ
と可動フランジと油圧室とを有している。駆動固定フラ
ンジは駆動シャフトの回りに固定されている。駆動可動
フランジは駆動シャフトの回りで軸方向に移動可能であ
る。油圧室は駆動可動フランジを駆動固定フランジに対
して接近・離反させるように駆動する。従動プーリは従
動シャフトと従動固定フランジと従動可動フランジとば
ねとを有する。従動シャフトは駆動シャフトと平行に延
びている。従動固定フランジは従動シャフトの回りに固
定されている。従動可動フランジは従動シャフトの回り
で軸方向に移動可能である。ばねは従動可動フランジを
従動固定フランジ側に付勢している。無端ベルトは駆動
プーリと従動プーリに掛けられている。動力遮断機構
は、作業者からの指示によって、従動可動フランジと従
動固定フランジとの間で無端ベルトを挟みつける動作を
解除させることで、従動プーリと駆動プーリとの間で動
力伝達を遮断するための機構である。
【0010】請求項1に記載のベルト式無段変速機で
は、動力遮断機構によって、車両の牽引走行時には従動
プーリにおいて従動可動フランジが従動固定フランジか
ら強制的に引き離されている。このため、従動プーリか
ら駆動プーリに対して動力が伝達されない。この結果、
トランスミッションで回転が生じず、各部品の損傷が起
こりにくい。
【0011】請求項2に記載のベルト式無段変速機は、
請求項1において、ばねを収容しかつ油が充填されたば
ね室をさらに備えている。動力遮断機構は、ばねとばね
室内の遠心油圧との合力である付勢力に打ち勝って従動
可動フランジを従動固定フランジから離れる方向に移動
させる。請求項3に記載のベルト式無段変速機では、請
求項2において、動力遮断機構は、従動可動フランジに
対して従動固定フランジ側から当接可能である。車両の
通常走行時において、従動可動フランジが従動固定フラ
ンジに最も近接した状態で動力遮断機構と従動可動フラ
ンジとの軸方向間には隙間が確保されている。
【0012】請求項3に記載のベルト式無段変速機で
は、車両の通常走行時においては従動可動フランジと動
力遮断機構とが互いに接触することはない。請求項4に
記載のベルト式無段変速機では、請求項3において、動
力遮断機構は、回動自在に設けられ一端が従動可動フラ
ンジに近接したレバーと、レバーを駆動するための駆動
部材とを有する。
【0013】請求項5に記載のベルト式無段変速機は、
請求項4において、レバーと従動可動フランジとの間に
設けられた軸受をさらに備えている。
【0014】
【発明の実施の形態】図1に本発明の一実施形態が採用
され得る従来の車両動力伝達装置の概略断面図を示す。
以後、図1の右側を第1軸方向側といい、図1の左側を
第2軸方向側という。エンジン1の動力は、トルクコン
バータ5、トランスミッション6,ベルト式無段変速機
7、カウンターシャフト9、ディファレンシャル10、
ドライブシャフト11、車輪2の順番で伝達される。
【0015】トルクコンバータ5は作動油の循環によっ
てトルクを伝達する装置である。トルクコンバータ5の
インペラーはエンジン1からトルクが入力される。トル
クコンバータ5のタービンはトランスミッション6から
延びるメインドライブシャフトに固定されている。ま
た、トルクコンバータ5とトランスミッション6との間
には、トルクコンバータ5のインペラーによって駆動さ
れるオイルポンプ13が設けられている。
【0016】トランスミッション6は、例えば、フォワ
ードクラッチ、リバースブレーキ、プラネットキャリ
ア、インターナルギア、サンギア等を有している。これ
ら各部材は、車の通常走行時にオイルポンプ13の駆動
によって供給される潤滑油によって潤滑されている。ベ
ルト式無段変速機7は、駆動プーリ15と、従動プーリ
16と、無端ベルト17とから構成されている。これら
の構成については後に詳細に説明する。
【0017】カウンターシャフト9は従動プーリ16の
従動シャフト28に近接して配置されており、従動シャ
フト28からトルクが伝達されるようにギア係合してい
る。ディファレンシャル10はカウンターシャフト9の
近傍に配置され、カウンターシャフト9からトルクが伝
達されるようにギア係合している。ドライブシャフト1
1はディファレンシャル10から延び車輪2に連結され
ている。
【0018】ベルト式無段変速機7について詳細に説明
する。駆動プーリ15は、主に、駆動シャフト19に一
体に形成された固定フランジ20と、駆動シャフト19
に対して軸方向に移動可能に取り付けられた可動フラン
ジ21とから構成されている。駆動シャフト19はトラ
ンスミッション6からのトルクが伝達されるシャフトで
ある。可動フランジ21は、駆動シャフト19の回りに
配置され、駆動シャフト19に対して一体回転するよう
にかつ軸方向に移動可能に係合している。例えば、可動
フランジ21は駆動シャフト19にスプライン係合して
いる。固定フランジ20は可動フランジ21側にコーン
形状の傾斜面を有しており、可動フランジ21は固定フ
ランジ20に対向する側の面にコーン形状の傾斜面を有
している。これにより、固定フランジ20と可動フラン
ジ21との間に断面V字状の溝が形成されている。この
V字溝は可動フランジ21が軸方向に移動することで軸
方向の幅が変化する。可動フランジ21は油圧室22内
の油圧によって駆動される。この油圧室22には駆動シ
ャフト19内に形成された油路が接続されている。油圧
室22内の油圧変化によって可動フランジ21は固定フ
ランジ20に対して接近又は離反可能である。
【0019】図2に示すように、従動プーリ16は、主
に従動シャフト28と、固定フランジ24と、可動フラ
ンジ25と、コイルばね92とから構成されている。従
動シャフト28は駆動シャフト19に平行になってい
る。固定フランジ24は従動シャフト28の第2軸方向
側部分に一体に形成されている。従動シャフト28の第
2軸方向側端部は、軸受71を介してサイドカバー6
5,66に対して相対回転自在に支持されている。軸受
71の内輪は従動シャフト28に圧入され、ナット72
によって固定されている。また、軸受71の外輪はコー
ンスプーリング73によってガタつきを防止されてい
る。従動シャフト28の第1軸方向側端は、軸受76を
介してサイドカバー103に相対回転自在に支持されて
いる。また、従動シャフト28の第1軸方向側部分に
は、第1ギア78と第2ギア79とが設けられている。
【0020】可動フランジ25は、従動シャフト28の
回りに配置され、従動シャフト28に対して一体回転す
るようにかつ軸方向に移動可能に係合している。例え
ば、可動フランジ25は従動シャフト28にスプライン
係合している。固定フランジ24は可動フランジ25に
対向する側にコーン形状の傾斜面を有しており、可動フ
ランジ25は固定フランジ24に対向する側にコーン形
状の傾斜面を有している。これにより、固定フランジ2
4と可動フランジ25との間に断面V字状の溝が形成さ
れている。このV字溝は可動フランジ25が軸方向に移
動することで軸方向の幅が変化する。さらに、可動フラ
ンジ25は内周側から第1軸方向側に延びる筒状部84
を有している。
【0021】可動フランジ25の第1軸方向側には、筒
状の壁部材87が設けられている。壁部材87は可動フ
ランジ25に例えば溶接等によって固定されている。こ
れにより、壁部材87は可動フランジ25と共に回転
し、軸方向に移動する。壁部材87と筒状部84との間
には環状の空間が確保されている。壁部材87の外周面
には支持部86が設けられている。支持部86は、支持
プレート88と、スラストベアリング89と、スナップ
ーリング90とから構成されている。支持プレート88
は壁部材87に溶接等によって固定されている。スラス
トベアリング89は支持プレート88に対して第2軸方
向側から当接するように配置されている。スナップーリ
ング90は壁部材87の溝に嵌められ、スラストベアリ
ング89が第2軸方向側に移動するのを規制している。
【0022】壁部材87及び支持部86は可動フランジ
25と一体に移動する部材であり、広い意味で可動フラ
ンジの一部を構成していると考えられる。言い換える
と、可動フランジは、可動フランジ25(本体)と壁部
材87や支持部86とから構成されている。従動シャフ
ト28には、油圧室形成部材81が設けられている。油
圧室形成部材81は環状の板金部材からなり、第2ギア
79の第2軸方向側に配置されている。その内周端は従
動シャフト28の外周面に固定されている。さらに、油
圧室形成部材81の外周面は壁部材87の内周面に当接
しその軸方向両側をシールしている。このようにして、
可動フランジ25と壁部材87と油圧室形成部材81と
によって油圧室91が形成されている。油圧室91は従
動シャフト28内に設けられた油路102に連通してい
る。油圧室91内にはコイルばね92が配置されてい
る。コイルばね92は軸方向に延び、一端が油圧室形成
部材81に支持され、他端が可動フランジ25に支持さ
れている。コイルばね92は、軸方向に圧縮された状態
になっており、常に可動フランジ25を固定フランジ2
4側(第2軸方向側)に付勢している。また、油圧室9
1内に発生する遠心油圧によっても可動フランジ25は
第2軸方向側に付勢されている。すなわち、可動フラン
ジ25は、コイルばね92と遠心油圧との合力によって
付勢されている。
【0023】次に、動力遮断機構104について説明す
る。動力遮断機構104は、牽引走行時において従動プ
ーリ16から駆動プーリ15へのトルク伝達を遮断する
ための機構である。動力遮断機構104は、レバー機構
93と、それを駆動するための駆動部94とから構成さ
れている。レバー機構93は、主に、レバー95と、レ
バー95を駆動する駆動部材96とから構成されてい
る。レバー95は、サイドカバー65に設けられた突出
部によって回動自在に支持されている。より具体的に
は、レバー95は、その中間部分がサイドカバー65に
支持された支点98となっており、一端がサイドカバー
65に形成された孔から内部に延びスラストベアリング
89の第2軸方向に配置された当接部100となってい
る。また、レバー95の他端はサイドカバー65の外側
に配置され湾曲面を有する支持部101となっている。
また、サイドカバー65の側壁に形成された孔の周囲に
は、内部への異物の侵入を防ぐためのブーツ99が設け
られている。
【0024】駆動部材96はサイドカバー65の一部に
対して軸方向に移動可能に支持部材97を介して支持さ
れており、その一端はレバー95の支持部101に係合
している。この状態によって、駆動部材96が例えば第
2軸方向側に移動すると、レバー95は支持部101が
第2軸方向側に移動し、当接部100が第1軸方向側に
移動する。この結果、当接部100はスラストベアリン
グ89に当接し、スラストベアリング89と共に可動フ
ランジ25を第1軸方向側に移動させることができる。
【0025】駆動部94は駆動部材96を駆動するため
の機構である。駆動部94は、運転席からのボタンやレ
バーの操作によって作動する機構であり、モータ又はワ
イヤ機構等から構成されている。図2は車輌の通常走行
時の状態を示しており、レバー95の当接部100は最
も第1軸方向側に配置されており、可動フランジ25が
最も第1軸方向側に移動した状態でも当接部100と可
動フランジ(具体的にはスラストベアリング89)との
軸方向間には隙間が確保されている。
【0026】牽引走行時の動作について説明する。走行
前に例えば運転者が運転席からボタンを押し又はレバー
を引く等の動作により、駆動部94を作動させる。駆動
部94によって、駆動部材96は第2軸方向側に移動
し、レバー95の支持部101を第2軸方向側に回動さ
せる。これにより、レバー95の当接部100は第1軸
方向側に回動する。当接部100は、スラストベアリン
グ89に当接し、スラストベアリング89と共に可動フ
ランジ25を第1軸方向側に移動させる。すなわち、レ
バー95は、コイルばね92と遠心油圧との合力に打ち
勝って、可動フランジ25を第1軸方向側に移動させ
る。図3に可動フランジ25が最も第1軸方向側に移動
した状態を示す。
【0027】以上の結果、無端ベルト17は固定フラン
ジ24及び可動フランジ25のコーン面から離れる。す
なわち無端ベルト17は駆動プーリ15と従動プーリ1
6との間で遊んだ状態となり、トルク伝達を行うことが
できない。この結果、車輪2側からのトルクは駆動プー
リ15以降には伝達されない。このため、トランスミッ
ション6の各部材における損傷が生じにくい。
【0028】また、可動フランジ25は従動シャフト2
8とともに回転しているが、スラストベアリング89に
よって、レバー95に影響を与えにくくなっている。可
動フランジ25の固定フランジ24側への付勢を解除す
る方法・手段としては、前記実施形態に限定されない。
さらに、可動フランジを駆動する以外に、ばねに作用し
てばねと遠心油圧との合力による付勢を解除しても良
い。
【0029】前記実施形態では、レバーの一端は可動フ
ランジに対して1箇所のみに当接可能となっていたが、
複数箇所に当接するようにしてもよい。例えば、レバー
先端を2股にし、可動フランジの径方向に対向する2箇
所に当接するようにしてもよい。その場合はレバーから
力が作用する際に可動フランジの傾きがより生じにく
い。
【0030】
【発明の効果】本発明に係るベルト式無段変速機では、
動力遮断機構によって、車両の牽引走行時に従動プーリ
において従動可動フランジが従動固定フランジから強制
的に引き離される。これにより、従動プーリから駆動プ
ーリに対して動力が伝達されない。この結果、トランス
ミッションで回転が生じず、各部品の損傷が起こりにく
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の車両の動力伝達装置の概略断面図。
【図2】本発明の一実施形態が採用された従動プーリ部
分の概略断面図。
【図3】本発明の一実施形態が採用された従動プーリ部
分の概略断面図。
【符号の説明】
16 従動プーリ 24 固定フランジ 25 可動フランジ 28 従動シャフト 92 コイルばね 93 レバー機構 94 駆動部 95 レバー 96 駆動部材 104 動力遮断機構

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輌の動力伝達装置に用いられるベルト式
    無段変速機であって、 駆動シャフトと、前記駆動シャフトの回りに固定された
    駆動固定フランジと、前記駆動シャフトの回りで軸方向
    に移動可能な駆動可動フランジと、前記駆動可動フラン
    ジを前記駆動固定フランジに対して接近・離反させるよ
    うに駆動する油圧室とを有する駆動プーリと、 前記駆動シャフトと平行に延びる従動シャフトと、前記
    従動シャフトの回りに固定された従動固定フランジと、
    前記従動シャフトの回りで軸方向に移動可能な従動可動
    フランジと、前記従動可動フランジを前記従動固定フラ
    ンジ側に付勢するばねとを有する従動プーリと、 前記駆動プーリと前記従動プーリに掛けられた無端ベル
    トと、 作業者からの指示によって、前記従動可動フランジと前
    記従動固定フランジとの間で前記無端ベルトを挟み付け
    る動作を解除させることで、前記従動プーリと前記駆動
    プーリとの間の動力伝達を遮断するための動力遮断機構
    と、を備えたベルト式無段変速機。
  2. 【請求項2】前記ばねを収容しかつ油が充填されたばね
    室をさらに備え、 前記動力遮断機構は、前記ばねと前記ばね室内の遠心油
    圧との合力である付勢力に打ち勝って前記従動可動フラ
    ンジを前記従動固定フランジから離れる方向に移動させ
    る、請求項1に記載のベルト式無段変速機。
  3. 【請求項3】前記動力遮断機構は、前記従動可動フラン
    ジに対して前記従動固定フランジ側から当接可能であ
    り、 前記車輌の通常走行時において前記従動可動フランジが
    前記従動固定フランジに最も近接した状態で前記動力遮
    断機構と前記従動可動フランジとの軸方向間には隙間が
    形成されている、請求項2に記載のベルト式無段変速
    機。
  4. 【請求項4】前記動力遮断機構は、回動自在に設けられ
    一端が前記従動可動フランジに近接したレバーと、前記
    レバーを駆動するための駆動部とを有する請求項3に記
    載のベルト式無段変速機。
  5. 【請求項5】前記レバーと前記従動可動フランジとの間
    に設けられた軸受をさらに備えている、請求項4に記載
    のベルト式無段変速機。
JP28417899A 1999-10-05 1999-10-05 ベルト式無段変速機 Pending JP2001108033A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020101423A1 (ko) * 2018-11-16 2020-05-22 엘지전자 주식회사 무단변속기 및 이를 포함하는 가스엔진 히트펌프

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020101423A1 (ko) * 2018-11-16 2020-05-22 엘지전자 주식회사 무단변속기 및 이를 포함하는 가스엔진 히트펌프

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