JP2001100813A - プログラマブルコントローラ - Google Patents
プログラマブルコントローラInfo
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- Information Transfer Systems (AREA)
- Programmable Controllers (AREA)
Abstract
に左右されずI/Oユニットの処理時間を短縮すると共
に、システムを変更する時に煩雑であったウェイト時間
の設定についても簡易に設定変更が可能とプログラマブ
ルコントローラを得る。 【解決手段】 CPUユニット及び該CPUユニットと
I/Oバスで接続されたI/Oユニットを有するプログ
ラマブルコントローラにおいて、CPUユニットから何
れかのI/Oユニットに対してアクセスがある場合、ア
クセス先のI/Oユニット固有の番号と、自局の番号と
を比較し、自局番号以降のI/Oユニットに対するアク
セスの際にはアクセス先のI/Oユニットの代わりにウ
ェイト信号を出力し、アクセス先I/Oユニットから出
力される第2のウェイト信号がCPUユニットに届くま
での所定期間CPUユニットの処理を停止させるバス延
長ユニットを備えた。
Description
ントローラーに関し、特にI/OユニットがCPUユニ
ットから離れて、ケーブルによって接続され、ケーブル
長を長くするためCPUユニットに対して、ウェイト信
号を入力することで、信号の遅延をリカバリーするプロ
グラムコントローラに関する。
報に示された従来のプログラムコントローラの構成例を
示すブロック図である。図に示すように、所定のタイミ
ングでラダープログラムに従って負荷(図示せず)に対
する制御を行なうCPUユニット11と、I/Oバス1
5を介してCPUユニット11と接続され外部とのデー
タ或いは信号の授受を行なうI/Oユニット14と、C
PUユニット11及びI/Oユニット14に電源を供給
する電源ユニット16と、CPUユニット11、I/O
ユニット14及び電源ユニット16が装着される基本ラ
ック10とから構成されており、CPUユニット11に
ラダープログラムに従って負荷の制御を行なうCPU1
2と、CPU12における制御動作のタイミングを制御
するウェイト制御回路13とが設けられている。
/Oユニット241〜24nをそれぞれ有する増設ラッ
ク201〜20nが設けられており、基本ラック10の
I/Oバス15と増設ラック201〜20nのI/Oバ
スとが接続手段であるケーブル30によって接続されて
いる。
ルコントローラの動作について説明する。基本ラック1
0内のCPU12からI/Oユニット14、241〜2
4nに対してアクセスが行われた場合、ウェイト制御回
路13において、どのI/Oユニットに対してアクセス
が行われているかが検出され、検出されたI/Oユニッ
トとCPUユニット11との間のバス及び接続手段の長
さに対応したウェイト時間によるウェイト信号がCPU
12に対して出力される。ウェイト制御回路13からC
PU12にウェイト信号が送られると、CPU12にお
いて、送られてきたウェイト信号に従って、所定時間だ
けおくらされてラダープログラムによる負荷に対する制
御が行われる。
コントローラにおいては、予めケーブル距離に対するウ
ェイト時間の設定をCPUユニット内部で、例えば、パ
ラメータ等により設定しているので、システム上でユニ
ットの追加、及びI/Oユニットの設置場所の変更に伴
うケーブル長の変更をする場合や、I/Oユニットの追
加をする場合等に、ウェイト制御回路の設定値を変える
必要があり、作業が煩わしいという課題があった。
設ラックと基本ラックがケーブルで接続されているた
め、ケーブルの分布容量がI/Oバスの信号に影響を与
える。従って、システムのケーブル距離が長くなる程、
ケーブルの分布容量が大きくなり、バス上の信号のHレ
ベルとLレベルの電位の切り替り時に波形がなまること
になる。図9は、ケーブルの分布容量による信号波形の
なまりを示した信号波形図であり、図に示すように波形
がなまると、図に示されるごとく、t1,t2のように
なまった分の信号の遅延が発生する。波形のなまりにつ
いては、CPUに近いI/Oユニットも、遠いI/Oユ
ニットも同様になまりが発生するため、ケーブルの総延
長が長くなるほど、距離による信号伝達の遅延と比較し
て、信号のなまりによる遅延の割合が大きくなる。その
ため、別途信号のなまりによる遅延を考慮したウェイト
信号、もしくは信号のなまり分の時間を遅らせるための
ウェイト時間を設定しなければならず、I/O処理時間
が長くなり、CPUユニットの処理速度が遅くなるとい
った課題があった。
されたものであって、ケーブルの分布容量による信号波
形のなまりに左右されずI/Oユニットの処理時間を短
縮すると共に、システムを変更する時に煩雑であった、
ウェイト時間の設定についても、簡易に設定変更が可能
となるプログラマブルコントローラを得ることである。
ユニット及び該CPUユニットとI/Oバスで接続され
たI/Oユニットを有するプログラマブルコントローラ
は、CPUユニットから何れかのI/Oユニットに対し
てアクセスがある場合、アクセス先のI/Oユニット固
有の番号と、自局の番号とを比較し、自局番号以降のI
/Oユニットに対するアクセスの際にはアクセス先のI
/Oユニットの代わりにウェイト信号を出力し、アクセ
ス先I/Oユニットから出力される第2のウェイト信号
が上記CPUユニットに届くまでの所定時間上記CPU
ユニットの処理を停止させるバス延長ユニットを備えた
ものである。
号及びI/Oユニット固有の番号は、アドレス設定用ス
イッチに基づき、適宜変更可能である。
ス先I/Oユニットから出力される第2のウェイト信号
がCPUユニットに届くまでの所定時間経過後、上記C
PUユニットに対する処理停止を解除するものである。
トにおけるI/O処理時間内に第2のウェイト信号を送
ることができないI/Oユニットの直前に設けるもので
ある。
Cを有し、I/OバスをCPUユニットからバス延長ユ
ニットまでのI/Oバスと、バス延長ユニットより後段
のI/Oバスとに電気的に分離するものである。
プログラマブルコントローラの一実施の形態を示すブロ
ック図である。図において、1は所定のタイミングでシ
ーケンスプログラムに従って負荷(図示せず)に対する
制御を行うCPUユニット、2はI/Oバス3を介して
CPUユニット1と接続され、外部とのデータの授受を
行うI/Oユニット、3はアドレス信号・データ信号・
ウェイト信号・ラッチ信号などから構成されるI/Oバ
ス、4は各I/Oユニット2のアドレスを設定するため
のアドレス設定用スイッチ、5は電源ユニットである。
トローラシステムを構築する際に増設(拡張)が可能で
あり、説明の便宜上、図において、I/Oユニット21
〜2nとしたnユニットとして説明する。なお、2台目
からのI/Oユニット22〜2nは、増設ラック7にて
接続手段であるケーブル8、8aを介して接続されてい
る。アドレス設定用スイッチ4は、各I/Oユニット2
に対応してn個設けられており、説明の便宜上、図にお
いて、アドレス設定用スイッチ41〜4nとして説明す
る。
21、アドレス設定用スイッチ41並びに電源ユニット
5を装着する基本ラックである。なお、本実施の形態に
おいては、基本ラック6及び増設ラック7にI/Oユニ
ットが1つずつ装着されている例を示すが、基本ラック
6、増設ラック7に複数台のI/Oユニット2を装着す
ることも可能であることは言うまでもない。
設ユニット7に実装しているI/Oユニット2に対する
CPUユニット1の処理を遅らせるためのウェイト信号
を出力するためのバス延長ユニットである。ここで、I
/Oユニット2のアドレスはCPUユニット1からバス
延長ユニット9までに接続されているI/Oユニット2
1〜23と、バス延長ユニット9より後段に接続されて
いるI/Oユニット2(n−1)〜2nに分け、CPU
ユニット1に近いI/Oユニット21〜23はバス延長
ユニット9のアドレスより小さい値を、バス延長ユニッ
ト9より後段I/Oユニット2(n−1)〜2nはバス
延長ユニット9より大きな値をアドレス設定用スイッチ
41〜43、4(n−1)、4nで各々設定する。つま
り、アドレス値の大小の比較により、I/Oユニット2
の接続がバス延長ユニット9より、前段か後段か解るよ
うにして設定する。なお、バス延長ユニット9は、CP
Uユニット1のI/Oユニットへのアクセスに対し、ケ
ーブル8による遅延時間を加えてもCPUの定められた
ウェイト受付け可能な時間内に、I/Oユニットからウ
ェイト信号が届く範囲の位置に設置する。つまり、バス
延長ユニット9は、CPUユニット1のウェイト信号受
付時間までにウェイト信号を届けることができないI/
Oユニット2を備えた増設ラック7より前段に設置す
る。
延長ユニット自局の番号(アドレス)を設定するアドレ
ス設定用スイッチであり、作業者がCPUユニット1の
規定するウェイト受付け可能な時間にウェイト信号が届
くことができるI/Oユニットの最後段のアドレス番号
より大きいアドレス番号を設定(ウェイト信号の駆動が
どのI/Oユニットから必要であるかを設定)する。9
2はCPUユニット1がどのI/OユニットのI/O処
理を行うかを検知し、アドレス設定用スイッチ91と検
知したI/Oユニットのアドレス(各増設ラック7に装
着されるI/Oユニット2に対応するアドレスであり、
アドレス設定用スイッチ4により設定されている)を比
較し、ウェイト信号が必要な距離のI/Oユニットの場
合は、ウェイト信号1を出力するI/Oユニット検知回
路である。93はI/Oユニット検知回路92からのウ
ェイト信号1と、CPUユニット1からアクセスされた
I/OユニットがCPUユニットの処理を待たせる時間
のウェイト信号2をORして、ウェイト信号3を出力す
るOR回路(有意なレベルをLレベルとしている)であ
る。94はCPUユニットからバス延長ユニットまでの
I/Oバスと、バス延長ユニットより後段のI/Oバス
とに電気的に分離を行うバッファIC、95はセレクト
信号に基づきアドレス信号/データ信号におけるデータ
を切り換えるマルチプレクサである。
ット検知回路の内部構成を示したブロック図である。図
において、921は、I/Oバスの中のアドレス信号と
ラッチ信号を使用し、CPUユニット1がどのI/Oユ
ニットにアクセスしているかをラッチするラッチ回路、
922はラッチされた際のアドレス信号上のアドレスと
アドレス設定スイッチ91の値を比較し、アドレスがア
ドレス設定スイッチ91の値より大きければ、バス延長
ユニット9より後段のI/Oユニットであることの判定
を行い、後段の場合Lレベルの信号を出力する比較回
路、923は比較回路922からの信号がLレベルとな
った時間から動作を開始し、所定時間T1経過後にタイ
マー信号をHレベルに出力するタイマー、924は比較
回路922及びタイマー923からの信号をANDする
AND回路(有意なレベルをLレベルとしている)であ
る。
トのI/O処理時間が延長される様子を示したタイミン
グチャートである。なお、ウェイト信号の有意なレベル
をLレベルとしている。一般に、CPUユニット1は、
所定のタイミングでI/O処理を行い、I/Oユニット
2等を制御(アクセス)している。ここで、CPUユニ
ット1のI/O処理を行うタイミング内に、I/Oユニ
ット2内部の処理等により、I/Oユニット2からの応
答が完了しない場合が発生する。そのような場合、CP
Uユニット1は、次の処理に進むまでの所定時間(ウェ
イト信号を受付け可能な時間)が設定されており、この
ウェイト信号受付け可能な時間内にI/Oユニット2か
らウェイト信号が入力されないと、CPUユニット1は
他のI/Oユニット等に対する処理を継続(例えば、今
回アクセスしているI/Oユニット2に対する処理を飛
ばし、次のI/Oユニット2に対する制御を行う)し、
このウェイト信号受付け可能な時間内にI/Oユニット
2からウェイト信号が入力されると、I/O処理時間が
延長される。(図3参照)
ニットによりCPUユニットのI/O処理時間が延長さ
れる様子を示したタイミングチャートである。なお、ウ
ェイト信号の有意なレベルをLレベルとしている。基本
ラック6内のCPUユニット1からI/Oユニット2に
対してアクセスが行われると、バス延長ユニット9にお
いて、CPUユニット1からのアクセスがバス延長ユニ
ット9より後段のI/Oユニットか、前段のI/Oユニ
ットかの判定を行う。判定の結果、CPUユニット1か
らのアクセスがバス延長ユニット9より後段のI/Oユ
ニットに対する場合は、バス延長ユニット9よりウェイ
ト信号1が出力され、後段のI/Oユニットに先立って
CPUユニット1に対するウェイトが実行される。一
方、判定の結果、CPUユニット1からのアクセスがバ
ス延長ユニット9より前段のI/Oユニットに対する場
合は、バス延長ユニット9の処理は必要なく、バス延長
ユニット9よりウェイト信号は出力されない。しかし、
CPUユニット1のウェイト信号受付け可能な時間内に
前段のI/Oユニットから必要に応じてウェイト信号が
出力され、前段のI/Oユニットに対するウェイトが実
行される。
の判定は、I/Oバスの中のラッチ信号に基づきラッチ
回路921がアドレス信号上に存在するアドレスデータ
ラッチすることにより取り込み、比較回路922にて、
該取り込んだアドレスデータとバス延長ユニット9内部
に予め設定されているアドレス設定用スイッチ91内の
アドレスデータとの大小を比較する。つまり、ラッチ回
路921にて取込んだアドレスデータの方が大きい場合
には、CPUユニット1からのアクセスは、バス延長ユ
ニット9が設置されている位置より後段のI/Oユニッ
トに対するものと判断できるので、比較回路922より
Lレベルの信号がタイマー923及びAND回路924
に対して出力される。
されると同時にAND回路924に対してLレベルの出
力を行い、所定時間T1経過後にAND回路924に対
する信号レベルをHレベルとする。その結果、AND回
路924すなわちI/Oユニット検知回路92からは、
ウェイト信号1がOR回路93に出力され、所定時間T
1経過後にウェイト信号1の出力が停止する。なお、ラ
ッチ回路921はウェイト信号2が入力されるとクリア
されて値が「0」となり、比較回路922にてアドレス
設定用スイッチ91の値より小さくなり、ウェイト信号
1がHレベルとなる。
ニット9より後段のI/Oユニットに対するアクセスの
場合、後段のI/Oユニットから必要に応じて出力され
るウェイト信号2が所定時間T1以内にOR回路93に
入力されることにより、所定時間T1経過に伴いウェイ
ト信号1の出力が停止した後も、CPUユニット1に対
するウェイトが継続され、CPUユニット1はI/Oユ
ニットの処理時間に合わせるため、ウェイト信号の駆動
終了までプログラムの処理を行わない。その後、ウェイ
ト信号2は、I/Oユニット2の処理が終了した時点で
Hレベルとなり、ウェイト信号3もHレベルとなるの
で、CPUユニット1に対するウェイト信号を駆動する
のを止める。CPUユニット1はウェイト信号の駆動が
終了した時点で、プログラムの処理を再開する。
3を設け、所定時間T1をカウントする動作について、
図5を用いて説明する。一般に、プログラマブルコント
ローラは必ずしもCPUユニット1のI/Oユニット最
大接続数通りにI/Oユニット2が接続されているわけ
ではなく、I/Oユニット最大接続数より、少なく接続
されている場合が多々ある。そのような最大接続数未満
のI/Oユニット2がCPUユニット1に接続されてい
る場合でも、接続されていないI/Oユニット2に対し
てもアドレスが発生(最大接続数分のアドレスが発生)
する。そして、CPUユニット1は、I/Oユニット2
が接続されていないアドレスに対してはアクセスをせ
ず、処理時間を短くしている。
アドレスにCPUユニット1がアクセスしないようにす
るため、接続されていないアドレスをユーザがソフトウ
ェア(パラメータ)に設定し、CPUにあらかじめ空き
アドレスを認識させるか、もしくは、電源投入時に全て
のI/Oユニットに対してアクセスし、存在を確認して
パラメータに自動的に設定する必要があった。
を用いて、接続されていないアドレスをソフトウェア
(パラメータ)に設定する作業を省略したい場合は、C
PUユニット1は、I/Oユニット2が接続されていな
いアドレスを認識するために、電源投入後、アドレスと
I/Oユニット2の接続状態を調べるべく全アドレスを
アクセスする。
ル8、8aの途中に接続することにより、バス延長ユニ
ット9より後段でI/Oユニット2が接続されていない
アドレスにCPUユニット1からアクセスされた場合、
バス延長ユニット9からはウェイト信号1が出力され、
CPUユニット1に対するウェイト信号としてCPUユ
ニット1のウェイトを実行させる。ここで、ウェイト信
号2を出力するI/Oユニット2が不在となるため、ウ
ェイト信号2がLレベルのままでHレベルにならない。
(図5参照)そこで、ウェイト信号1が出力された後、
所定時間T1が経過しても後段からウェイト信号2が入
力されない場合は、I/Oユニット2が接続されていな
いと判断し、タイマー923がHレベルの信号を出力す
ることにより、ウェイト信号1が解除され、CPUユニ
ット1の処理が再開される。
ット1に対するウェイト信号をHレベルにするのは、ア
クセスされたI/Oユニット2が処理終了時にウェイト
信号を解除する構成のプログラマブルコントローラにお
いて、CPUユニット1の特性として、ウェイト信号に
Lレベルが入力され、一定時間が過ぎてもHレベルにな
らない場合、ウェイト信号を解除できず、ウェイト信号
がLレベルのままでエラーが発生したとして処理をスト
ップしてしまうからである。所定時間T1は最後段のI
/Oユニット2が充分ウェイト時間2を入力できる時間
をあらかじめ設定しておく。この時間T1はプログラマ
ブルコントローラシステムのケーブル長さの制限より算
出され、タイマーカウント値Nとして固定値を設定す
る。
きアドレスであることを知らせるため決められたデー
タ、例えば8ビットバスの場合は、電源投入後のアクセ
スでCPUユニットにFFhのデータが入力された場合
はアクセスしたアドレスにはI/Oユニット2が接続さ
れていないと定義する。CPUユニット1とバス延長ユ
ニット9までのI/Oバスでは、CPUユニット1から
アクセスされたアドレスにI/Oユニット2が接続され
ていない場合、I/Oバスのデータバスを抵抗によりプ
ルアップしておけば、どのI/Oユニット2もI/Oバ
スをドライブしないので、データバスが全てHレベルと
なり、データがFFhとなる。一方、バス延長ユニット
9から後段のI/Oバスでは、長いケーブル8、8aに
伴うケーブルの分布容量により、プルアップ抵抗でデー
タバスをFFhにするには時間を要する。そこで、バス
延長ユニットの内部にFFhデータを保持しておき、マ
ルチプレクサ95により通常は後段からのデータを出力
するが、タイマーカウント値がNになった場合はFFh
のデータをI/Oバスのデータ信号に出力することによ
り、CPUユニット1はアクセスしたアドレスにI/O
ユニット2が接続されているかいないかを認識すること
ができる。(図6参照)
により、CPUユニット1から存在しないI/Oユニッ
ト2にアクセスされた場合、所定時間T1経過後には、
該アドレスにはI/Oユニット2が存在しないことをC
PUユニット1に対して認識させることができ、I/O
ユニット2が接続されていないアドレスのCPUユニッ
ト1に対する設定を不要にでき、初期設定時の作業を軽
減できる。また、バス延長ユニット9を設けることによ
り、ケーブル8の距離に応じたウェイト時間を設定する
のではないので、例えばI/Oユニット2が存在しない
アドレスからも所定時間T1経過後に応答が帰り、シス
テム全体の初期設定時に要するオーバヘッド時間を短縮
できる。なお、従来通り空きアドレスの設定は、従来と
同様にユーザによるソフトウェア(パラメータ)設定、
或いは、電源投入時の自動設定は、ユーザが選択できる
ものである。
に伴うケーブル長の変更や、I/Oユニット2の追加時
のアドレス設定スイッチのアドレス設定値について図7
を用いて説明する。従来技術の項目で説明したI/Oバ
スのケーブル距離によりウェイト設定時間をCPUユニ
ットのウェイト制御回路に設定する場合では、I/Oユ
ニット2の設置場所の変更に伴うケーブル長の変更並び
にI/Oユニット2の追加等の際に、ウェイト制御回路
に予め格納されているウェイト時間の設定を変更しなけ
ればならなかった。本実施の形態では、I/Oユニット
2のアドレスを、バス延長ユニット9よりCPUユニッ
ト側かバス延長ユニットより後段かを判断し、CPUユ
ニット側ならバス延長ユニットのアドレスより小さい値
を、バス延長ユニットより後段ならバス延長ユニットの
アドレスより大きい値を、他のユニットと重ならない番
号をアドレス設定用スイッチ4で設定するだけである。
述の一例とは別例として、増設ラックにI/Oユニット
が複数台接続された場合は、増設ラックを段数で示し、
増設ラック内のI/Oユニットをユニット番号で示すこ
ととし、I/Oユニットに段数スイッチとユニット番号
スイッチの2種類のスイッチを持った場合、バス延長ユ
ニットと増設ラックの接続位置関係は段数設定だけで判
断できることになり、バス延長ユニットは段数設定のス
イッチを実装するだけとなる。
更に伴うケーブル長の変更や、I/Oユニット2の追加
等の場合、従来はウェイト制御回路の設定値を変える煩
雑な作業が必要であったが、本実施の形態では、スイッ
チの設定番号の変更だけで、I/Oユニット2の設置場
所の変更に伴うケーブル長の変更や、I/Oユニット2
の追加等に容易に対処できる。換言すれば、従来例では
工事を行う場合に、必ずシーケンサープログラムの変更
を行える作業者が必要であるが、本実施の形態では、シ
ーケンサープログラムの変更を行う必要がないため、工
事作業者のみで工事が行え、工事費用も削減できる。
ケーブルを8及び8aと電気的に分離してI/Oバスを
分け、CPUユニット1に近いI/Oユニット2はケー
ブル8による分布容量を小さくし、信号の波形なまりに
よる遅延時間を小さくすることでI/Oユニット2の処
理時間を短縮するとともに、バッファIC94を介在し
た後段のI/Oバスにおいては、遅延時間が大きくとも
影響が少ない、例えば表示器等のI/Oユニット2をケ
ーブル距離を長く伸ばして動作可能とする。ここで、バ
ス延長ユニット9の取付け位置については、CPUユニ
ット1におけるI/O処理時間内に第2のウェイト信号
を送ることができないI/Oユニット2の直前に設ける
ことにより、遅延時間の少ないI/Oバスであるケーブ
ル8に接続されるI/Oユニットが多くなり、プログラ
マブルコントローラ全体の処理時間を短くするための効
果がより大きくなる。
とにより、ケーブルをさらに伸ばした場合にも適用でき
る。この場合、第1段目のバス延長ユニットは、ウェイ
ト信号受付け可能時間内にCPUユニット1にウェイト
信号を送ることができない上述した位置に設け、第2段
目のバス延長ユニットは、第1段目のバス延長ユニット
のウェイト信号1の出力期間内にウェイト信号2として
第2段目のバス延長ユニットからのウェイト信号を入力
できる位置に設ければよい。
時的にウェイト信号を駆動し、離れたI/Oユニットの
ウェイト信号が届くまでCPUユニットを待たせること
により、距離がはなれたI/Oユニットのみウェイトを
伸ばすことができる。
伴うケーブル長の変更や、I/Oユニットの追加時に必
要なウェイト制御回路の設定値を変える煩雑な作業をス
イッチの設定番号の変更だけとなり容易である。
て、I/Oユニットが接続されていないアドレスをあら
かじめCPUユニットに設定する必要がない。
延長ユニットまでのI/Oバスと、バス延長ユニットか
ら後段のI/OバスにバッファICにより分けることに
より、CPUユニットに近い位置にいるI/Oユニット
については、ケーブル長が短くなり、ケーブルの分布容
量による信号のなまりを減らすことができ、処理時間を
短くできる。
を示すブロック図である。
ブロック図である。
処理時間が延長される様子を示したタイミングチャート
である。
いCPUユニットのI/O処理時間が延長される様子を
示したタイミングチャートである。
のウェイト信号のタイミングチャートである。
ある。
た図である。
を示すブロック図である。
を示した波形図である。
バス、4 アドレス設定用スイッチ、5 電源ユニッ
ト、6 基本ラック、7 増設ラック、8、8aケーブ
ル、9 バス延長ユニット、91アドレス設定用スイッ
チ、92 I/Oユニット検出回路、93 OR回路、
94 バッファIC、921 ラッチ回路、922 比
較回路、923 タイマー、924 AND回路。
Claims (5)
- 【請求項1】 CPUユニット及び該CPUユニットと
I/Oバスで接続されたI/Oユニットを有するプログ
ラマブルコントローラにおいて、 上記CPUユニットから何れかのI/Oユニットに対し
てアクセスがある場合、アクセス先のI/Oユニット固
有の番号と、自局の番号とを比較し、自局番号以降のI
/Oユニットに対するアクセスの際にはアクセス先のI
/Oユニットの代わりにウェイト信号を出力し、アクセ
ス先I/Oユニットから出力される第2のウェイト信号
が上記CPUユニットに届くまでの所定時間上記CPU
ユニットの処理を停止させるバス延長ユニットを備えた
ことを特徴とするプログラマブルコントローラ。 - 【請求項2】 バス延長ユニットにおける自局の番号及
びI/Oユニット固有の番号は、アドレス設定用スイッ
チに基づき、適宜変更可能であることを特徴とする請求
項1に記載のプログラマブルコントローラ。 - 【請求項3】 バス延長ユニットにおいて、アクセス先
I/Oユニットから出力される第2のウェイト信号がC
PUユニットに届くまでの所定時間経過後、上記CPU
ユニットに対する処理停止を解除することを特徴とする
請求項1又は2に記載のプログラマブルコントローラ。 - 【請求項4】 バス延長ユニットを、CPUユニットに
おけるI/O処理時間内に第2のウェイト信号を送るこ
とができないI/Oユニットの直前に設けることを特徴
とする請求項1〜3何れかに記載のプログラマブルコン
トローラ。 - 【請求項5】 バス延長ユニットは、バッファICを有
し、I/OバスをCPUユニットからバス延長ユニット
までのI/Oバスと、バス延長ユニットより後段のI/
Oバスとに電気的に分離することを特徴とする請求項1
〜4何れかに記載のプログラマブルコントローラ。
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JP (1) | JP3636003B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011216085A (ja) * | 2010-03-15 | 2011-10-27 | Omron Corp | プログラマブルコントローラ |
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1999
- 1999-09-28 JP JP27526499A patent/JP3636003B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011216085A (ja) * | 2010-03-15 | 2011-10-27 | Omron Corp | プログラマブルコントローラ |
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JP3636003B2 (ja) | 2005-04-06 |
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