JP2001099481A - 天井埋込型空気調和機 - Google Patents
天井埋込型空気調和機Info
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- JP2001099481A JP2001099481A JP27794199A JP27794199A JP2001099481A JP 2001099481 A JP2001099481 A JP 2001099481A JP 27794199 A JP27794199 A JP 27794199A JP 27794199 A JP27794199 A JP 27794199A JP 2001099481 A JP2001099481 A JP 2001099481A
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- JP
- Japan
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- ceiling
- frame
- decorative frame
- attached
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- Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 風向変更板および駆動部等を同一方向から組
立でき、化粧枠を仮固定したのちにパネル枠体に取付で
きるようにして吊り下げ固定時の作業性および外観性を
向上させ、天井内のスペースに応じてケース本体を低い
位置に吊下げ固定できる天井埋込型空気調和機を提供す
る。 【解決手段】 送出口15の一部15a を吹出部1bとパネル
枠体1aとの間に隙間なく収容し、ケース本体1を天井内
2のスペースに余裕がある場合に吊り下げ固定する際、
コーナ部材1bを化粧枠4の下位に取り付けて仮固定部に
より仮固定部して前記パネル枠体に取り付け、前記化粧
枠を吸込グリル13とほぼ面一状態となる位置に取り付け
る一方、前記天井内のスペースに余裕がない場合に吊り
下げ固定する際、前記コーナ部材を前記化粧枠の上位に
取り付けて仮固定部により仮固定部して前記パネル枠体
に取り付け、前記化粧枠を前記吸込グリルよりも上位に
取り付けるようにした。
立でき、化粧枠を仮固定したのちにパネル枠体に取付で
きるようにして吊り下げ固定時の作業性および外観性を
向上させ、天井内のスペースに応じてケース本体を低い
位置に吊下げ固定できる天井埋込型空気調和機を提供す
る。 【解決手段】 送出口15の一部15a を吹出部1bとパネル
枠体1aとの間に隙間なく収容し、ケース本体1を天井内
2のスペースに余裕がある場合に吊り下げ固定する際、
コーナ部材1bを化粧枠4の下位に取り付けて仮固定部に
より仮固定部して前記パネル枠体に取り付け、前記化粧
枠を吸込グリル13とほぼ面一状態となる位置に取り付け
る一方、前記天井内のスペースに余裕がない場合に吊り
下げ固定する際、前記コーナ部材を前記化粧枠の上位に
取り付けて仮固定部により仮固定部して前記パネル枠体
に取り付け、前記化粧枠を前記吸込グリルよりも上位に
取り付けるようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天井埋込型空気調
和機に係わり、より詳細には、風向変更板およびそれを
駆動する駆動部等を同一方向から組立できるようにし、
また、化粧枠を仮固定したのちにパネル枠体に取付でき
るようにして吊り下げ固定時の作業性および外観性を向
上させるとともに、天井内のスペースに応じて、ケース
本体を低い位置に吊り下げ固定できるようにした構造に
関する。
和機に係わり、より詳細には、風向変更板およびそれを
駆動する駆動部等を同一方向から組立できるようにし、
また、化粧枠を仮固定したのちにパネル枠体に取付でき
るようにして吊り下げ固定時の作業性および外観性を向
上させるとともに、天井内のスペースに応じて、ケース
本体を低い位置に吊り下げ固定できるようにした構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の天井埋込型空気調和機は、例えば
図14(A)および図14(B)で示すように、ケース本体
21と、このケース本体21の内部中央に配設された遠心フ
ァン22と、その駆動用モータ23と、前記遠心ファン22の
下部吸込側に設けられたベルマウス24と、前記遠心ファ
ン22の周囲に配設された複数の熱交換器25と、同熱交換
器25の下部に配設されたドレンパン26と、中央に方形状
の吸込口27を設けるとともに、同吸込口27の周辺部に複
数の吹出口28を設け、ケース本体21の下部開口部に被せ
られる化粧パネル29と、同化粧パネル29の吸込口27に被
せられる吸込グリル30と、同吸込グリル30の内側に装着
されるフィルタ31等からなり、前記吸込グリル30は例え
ば前記吸込口27に対して着脱自在に構成され、前記フィ
ルタ31の清掃時および機器内部の点検時に取り外すよう
になっていた。
図14(A)および図14(B)で示すように、ケース本体
21と、このケース本体21の内部中央に配設された遠心フ
ァン22と、その駆動用モータ23と、前記遠心ファン22の
下部吸込側に設けられたベルマウス24と、前記遠心ファ
ン22の周囲に配設された複数の熱交換器25と、同熱交換
器25の下部に配設されたドレンパン26と、中央に方形状
の吸込口27を設けるとともに、同吸込口27の周辺部に複
数の吹出口28を設け、ケース本体21の下部開口部に被せ
られる化粧パネル29と、同化粧パネル29の吸込口27に被
せられる吸込グリル30と、同吸込グリル30の内側に装着
されるフィルタ31等からなり、前記吸込グリル30は例え
ば前記吸込口27に対して着脱自在に構成され、前記フィ
ルタ31の清掃時および機器内部の点検時に取り外すよう
になっていた。
【0003】しかしながら、被空調室の天井内は必ずし
も天井埋込型空気調和機を設置できるだけの空隙がある
とは限らず、とくに、前記熱交換器25等を大きくして空
調能力を高めたものは前記ケース本体21の高さも大きく
なっており、吊り下げ固定時の作業性および外観性が悪
くなったり、または、所定の吊り下げ固定ができないと
いう問題を有していた。
も天井埋込型空気調和機を設置できるだけの空隙がある
とは限らず、とくに、前記熱交換器25等を大きくして空
調能力を高めたものは前記ケース本体21の高さも大きく
なっており、吊り下げ固定時の作業性および外観性が悪
くなったり、または、所定の吊り下げ固定ができないと
いう問題を有していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明においては、上
記の問題点に鑑み、風向変更板およびそれを駆動する駆
動部等を同一方向から組立できるようにし、また、化粧
枠を仮固定したのちにパネル枠体に取付できるようにし
て吊り下げ固定時の作業性および外観性を向上させると
ともに、天井内のスペースに応じて、ケース本体を低い
位置に吊り下げ固定できるようにした天井埋込型空気調
和機を提供することを目的とする。
記の問題点に鑑み、風向変更板およびそれを駆動する駆
動部等を同一方向から組立できるようにし、また、化粧
枠を仮固定したのちにパネル枠体に取付できるようにし
て吊り下げ固定時の作業性および外観性を向上させると
ともに、天井内のスペースに応じて、ケース本体を低い
位置に吊り下げ固定できるようにした天井埋込型空気調
和機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、底面側が開口されて天井内の吊りボルトで
吊り下げ固定されたケース本体の内部中央に配設された
遠心ファンと、同遠心ファンを駆動する駆動用モータ
と、前記遠心ファンの下部吸込側に配設されたベルマウ
スと、周囲に配設された熱交換器と、同熱交換器の下部
に配設されたドレンパンと、同ドレンパンと前記ケース
本体の下端との間に形成され、前記熱交換器により熱交
換された空気を送出する送出口と、前記ケース本体底面
側の開口部に取り付けられ、各コーナを切欠して前記送
出口に連通する吹出部および水平状の枠体取付部を連続
形成したパネル枠体と、同パネル枠体の各コーナに仮固
定部を備えた第一取付部により取り付けられ、前記枠体
取付部に対向するコーナ取付部を連続形成した複数のコ
ーナ部材と、前記吹出部に回動自在に軸支され、駆動部
を備えてジョイントにより連結された複数の風向変更板
と、前記吹出部の内側に取り付けられ、前記ベルマウス
に連通する吸込口とを有し、同吸込口の周辺部に前記吹
出部に連通する複数の吹出口を有した吸込グリルと、前
記パネル枠体の外側に上下に移動可能に取り付けられて
被空調室の天井面に添設され、前記コーナ部材を取り付
ける第二取付部を備えた化粧枠とで構成されてなり、前
記送出口の一部を、前記吹出部と前記パネル枠体との間
に隙間なく収容するとともに、前記ケース本体を、前記
天井内のスペースに余裕がある場合に吊り下げ固定する
際、前記コーナ部材を前記化粧枠の下位に取り付け、同
化粧枠を前記仮固定部によって仮固定したのちに前記パ
ネル枠体に取り付けることにより、前記化粧枠を前記吸
込グリルとほぼ面一状態となる位置に取り付けるように
し、前記天井内のスペースに余裕がない場合に吊り下げ
固定する際、前記コーナ部材を前記化粧枠の上位に取り
付け、同化粧枠を前記仮固定部によって仮固定したのち
に前記パネル枠体に取り付けることにより、前記化粧枠
を前記吸込グリルよりも上位に取り付けるようにした構
成となっている。
決するため、底面側が開口されて天井内の吊りボルトで
吊り下げ固定されたケース本体の内部中央に配設された
遠心ファンと、同遠心ファンを駆動する駆動用モータ
と、前記遠心ファンの下部吸込側に配設されたベルマウ
スと、周囲に配設された熱交換器と、同熱交換器の下部
に配設されたドレンパンと、同ドレンパンと前記ケース
本体の下端との間に形成され、前記熱交換器により熱交
換された空気を送出する送出口と、前記ケース本体底面
側の開口部に取り付けられ、各コーナを切欠して前記送
出口に連通する吹出部および水平状の枠体取付部を連続
形成したパネル枠体と、同パネル枠体の各コーナに仮固
定部を備えた第一取付部により取り付けられ、前記枠体
取付部に対向するコーナ取付部を連続形成した複数のコ
ーナ部材と、前記吹出部に回動自在に軸支され、駆動部
を備えてジョイントにより連結された複数の風向変更板
と、前記吹出部の内側に取り付けられ、前記ベルマウス
に連通する吸込口とを有し、同吸込口の周辺部に前記吹
出部に連通する複数の吹出口を有した吸込グリルと、前
記パネル枠体の外側に上下に移動可能に取り付けられて
被空調室の天井面に添設され、前記コーナ部材を取り付
ける第二取付部を備えた化粧枠とで構成されてなり、前
記送出口の一部を、前記吹出部と前記パネル枠体との間
に隙間なく収容するとともに、前記ケース本体を、前記
天井内のスペースに余裕がある場合に吊り下げ固定する
際、前記コーナ部材を前記化粧枠の下位に取り付け、同
化粧枠を前記仮固定部によって仮固定したのちに前記パ
ネル枠体に取り付けることにより、前記化粧枠を前記吸
込グリルとほぼ面一状態となる位置に取り付けるように
し、前記天井内のスペースに余裕がない場合に吊り下げ
固定する際、前記コーナ部材を前記化粧枠の上位に取り
付け、同化粧枠を前記仮固定部によって仮固定したのち
に前記パネル枠体に取り付けることにより、前記化粧枠
を前記吸込グリルよりも上位に取り付けるようにした構
成となっている。
【0006】また、前記吹出部が、その下端を前記パネ
ル枠体の外側に向けて傾斜させた傾斜面からなる構成と
なっている。
ル枠体の外側に向けて傾斜させた傾斜面からなる構成と
なっている。
【0007】また、前記傾斜面が、曲面状に形成された
構成となっている。
構成となっている。
【0008】また、前記第一取付部が、前記パネル枠体
の枠体取付部に設けられた第一挿通孔と、前記コーナ取
付部に設けられた第一ねじ孔とからなり、前記第一挿通
孔を挿通したねじを前記第一ねじ孔に螺着して前記パネ
ル枠体を前記コーナ部材に取り付けるようにした構成と
なっている。
の枠体取付部に設けられた第一挿通孔と、前記コーナ取
付部に設けられた第一ねじ孔とからなり、前記第一挿通
孔を挿通したねじを前記第一ねじ孔に螺着して前記パネ
ル枠体を前記コーナ部材に取り付けるようにした構成と
なっている。
【0009】また、前記仮固定部が、前記パネル枠体の
枠体取付部に設けられた矩形状の仮固定孔と、同仮固定
孔にその上方から係止孔を備えた先端部を挿入し、前記
仮固定孔に係止する係止部を基端部に連続形成した仮固
定ベルトと、同仮固定ベルトの係止孔に対応して前記化
粧枠に設けられたL字状のフックとで構成され、前記仮
固定孔にその上方から挿入した前記仮固定ベルトの係止
孔を前記フックに係止して、前記枠体取付部に前記化粧
枠を仮固定するようにした構成となっている。
枠体取付部に設けられた矩形状の仮固定孔と、同仮固定
孔にその上方から係止孔を備えた先端部を挿入し、前記
仮固定孔に係止する係止部を基端部に連続形成した仮固
定ベルトと、同仮固定ベルトの係止孔に対応して前記化
粧枠に設けられたL字状のフックとで構成され、前記仮
固定孔にその上方から挿入した前記仮固定ベルトの係止
孔を前記フックに係止して、前記枠体取付部に前記化粧
枠を仮固定するようにした構成となっている。
【0010】また、前記フックが、前記化粧枠と一体的
に形成された構成となっている。
に形成された構成となっている。
【0011】また、前記仮固定ベルトが、弾性を有する
合成樹脂からなる構成となっている。
合成樹脂からなる構成となっている。
【0012】また、前記仮固定ベルトが、弾性を有する
金属材料からなる構成となっている。
金属材料からなる構成となっている。
【0013】また、前記コーナ部材の両先端部に、前記
パネル枠体の両先端および内側に沿わせて延出する断面
略L字状の段部を連続形成した構成となっている。
パネル枠体の両先端および内側に沿わせて延出する断面
略L字状の段部を連続形成した構成となっている。
【0014】また、前記第二取付部が、前記コーナ部材
の上下に設けられた複数の第二挿通孔と、同複数の第二
挿通孔のうち一つの第二挿通孔に対応する第二ねじ孔を
備え、前記化粧枠に連続形成された垂直状の化粧枠取付
部とで構成され、前記ケース本体を、前記天井内のスペ
ースに余裕がある場合に吊り下げ固定する際、前記複数
の第二挿通孔のうち下位の第二挿通孔を挿通したねじを
前記第二ねじ孔に螺着して前記コーナ部材を前記化粧枠
に取り付けるようにし、前記天井内のスペースに余裕が
ない場合に吊り下げ固定する際、前記複数の第二挿通孔
のうち上位の第二挿通孔を挿通したねじを前記第二ねじ
孔に螺着して前記コーナ部材を前記化粧枠に取り付ける
ようにした構成となっている。
の上下に設けられた複数の第二挿通孔と、同複数の第二
挿通孔のうち一つの第二挿通孔に対応する第二ねじ孔を
備え、前記化粧枠に連続形成された垂直状の化粧枠取付
部とで構成され、前記ケース本体を、前記天井内のスペ
ースに余裕がある場合に吊り下げ固定する際、前記複数
の第二挿通孔のうち下位の第二挿通孔を挿通したねじを
前記第二ねじ孔に螺着して前記コーナ部材を前記化粧枠
に取り付けるようにし、前記天井内のスペースに余裕が
ない場合に吊り下げ固定する際、前記複数の第二挿通孔
のうち上位の第二挿通孔を挿通したねじを前記第二ねじ
孔に螺着して前記コーナ部材を前記化粧枠に取り付ける
ようにした構成となっている。
【0015】また、前記第二取付部が、前記コーナ部材
に設けられた第二挿通孔と、同第二挿通孔に対応する上
下の第二ねじ孔を備え、前記化粧枠に連続形成された垂
直状の化粧枠取付部とで構成され、前記ケース本体を、
前記天井内のスペースに余裕がある場合に吊り下げ固定
する際、前記第二挿通孔を挿通したねじを前記上位の第
二ねじ孔に螺着して前記コーナ部材を前記化粧枠に取り
付けるようにし、前記天井内のスペースに余裕がない場
合に吊り下げ固定する際、前記第二挿通孔を挿通したね
じを前記下位の第二ねじ孔に螺着して前記コーナ部材を
前記化粧枠に取り付けるようにした構成となっている。
に設けられた第二挿通孔と、同第二挿通孔に対応する上
下の第二ねじ孔を備え、前記化粧枠に連続形成された垂
直状の化粧枠取付部とで構成され、前記ケース本体を、
前記天井内のスペースに余裕がある場合に吊り下げ固定
する際、前記第二挿通孔を挿通したねじを前記上位の第
二ねじ孔に螺着して前記コーナ部材を前記化粧枠に取り
付けるようにし、前記天井内のスペースに余裕がない場
合に吊り下げ固定する際、前記第二挿通孔を挿通したね
じを前記下位の第二ねじ孔に螺着して前記コーナ部材を
前記化粧枠に取り付けるようにした構成となっている。
【0016】また、前記駆動部を、保護カバーを装着し
て覆うようにした構成となっている。
て覆うようにした構成となっている。
【0017】更に、前記パネル枠体に、前記ジョイント
を保持する保持片を設けた構成となっている。
を保持する保持片を設けた構成となっている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に基づいた実施例として説明する。図1乃至図10
と、図11(A)および図11(B)と、図12と、図13とで
構成を示すように、天井埋込型空気調和機Aは、天井内
2に複数の吊りボルト3を設置して吊り下げ固定され、
底面側が開口されて天井内の吊りボルトで吊り下げ固定
されたケース本体1の内部中央に配設された遠心ファン
7と、同遠心ファン7を駆動する駆動用モータ8と、前
記遠心ファン7の下部吸込側に配設されたベルマウス11
と、周囲に配設された熱交換器9と、同熱交換器9の下
部に配設されたドレンパン10と、同ドレンパン10と前記
ケース本体1の下端との間に形成され、前記熱交換器9
により熱交換された空気を送出する送出口15と、前記ケ
ース本体1底面側の開口部に取り付けられ、各コーナを
切欠して前記送出口15に連通する吹出部1cおよび水平状
の枠体取付部1a' を連続形成したパネル枠体1aと、同パ
ネル枠体1aの各コーナに後述する仮固定部を備えた後述
する第一取付部により取り付けられ、前記枠体取付部1
a' に対向するコーナ取付部1b' を連続形成した複数の
コーナ部材1bと、前記吹出部1cに回動自在に軸支され、
駆動部18を備えてジョイント17により連結された複数の
風向変更板16と、前記吹出部1cの内側に取り付けられ、
前記ベルマウス11に連通する吸込口とを有し、同吸込口
の周辺部に前記吹出部1cに連通する複数の吹出口6を有
した吸込グリル13と、前記パネル枠体1aの外側に上下に
移動可能に取り付けられて被空調室の天井面14に添設さ
れ、前記コーナ部材1bを取り付けるための後述する第二
取付部を備えた化粧枠4とで構成されてなり、前記送出
口15の一部を、前記吹出部1cと前記パネル枠体1aとの間
に隙間なく収容するとともに、前記ケース本体1を、前
記天井内2のスペースに余裕がある場合に吊り下げ固定
する際、前記コーナ部材1bを前記化粧枠4の下位に取り
付け、同化粧枠4を後述する仮固定部によって仮固定し
たのちに前記パネル枠体1aに取り付けることにより、前
記化粧枠4を前記吸込グリル13とほぼ面一状態となる位
置に取り付けるようにし、前記天井内2のスペースに余
裕がない場合に吊り下げ固定する際、前記コーナ部材1b
を前記化粧枠4の上位に取り付け、同化粧枠4を後述す
る仮固定部によって仮固定したのちに前記パネル枠体1a
に取り付けることにより、前記化粧枠4を前記吸込グリ
ル13よりも上位に取り付けるようにした構成となってお
り、これによって、前記風向変更板16、前記駆動部18お
よび前記ジョイント17等を、前記パネル枠体1aに対し同
一方向(吸込グリル13側)から組立できるようにした構
成となるため組立の作業性を大幅に向上できるようにな
り、また、前記送出口15の一部15a を前記吹出部1cと前
記パネル枠体1aとの間に隙間なく収容したことによっ
て、該箇所の断熱性能を向上できるとともに、該箇所か
らの冷気漏れによる露付きの問題が生じないように防止
できるようになり、また、前記天井内2のスペースに余
裕がない場合であっても、前記ケース本体1を低い位置
に吊り下げ固定できるようにし、更に、化粧枠4を後述
する仮固定部によって仮固定したのちに前記パネル枠体
1aに取付できるようにして吊り下げ固定時の作業性およ
び外観性を向上できるようにした構造となる。
付図面に基づいた実施例として説明する。図1乃至図10
と、図11(A)および図11(B)と、図12と、図13とで
構成を示すように、天井埋込型空気調和機Aは、天井内
2に複数の吊りボルト3を設置して吊り下げ固定され、
底面側が開口されて天井内の吊りボルトで吊り下げ固定
されたケース本体1の内部中央に配設された遠心ファン
7と、同遠心ファン7を駆動する駆動用モータ8と、前
記遠心ファン7の下部吸込側に配設されたベルマウス11
と、周囲に配設された熱交換器9と、同熱交換器9の下
部に配設されたドレンパン10と、同ドレンパン10と前記
ケース本体1の下端との間に形成され、前記熱交換器9
により熱交換された空気を送出する送出口15と、前記ケ
ース本体1底面側の開口部に取り付けられ、各コーナを
切欠して前記送出口15に連通する吹出部1cおよび水平状
の枠体取付部1a' を連続形成したパネル枠体1aと、同パ
ネル枠体1aの各コーナに後述する仮固定部を備えた後述
する第一取付部により取り付けられ、前記枠体取付部1
a' に対向するコーナ取付部1b' を連続形成した複数の
コーナ部材1bと、前記吹出部1cに回動自在に軸支され、
駆動部18を備えてジョイント17により連結された複数の
風向変更板16と、前記吹出部1cの内側に取り付けられ、
前記ベルマウス11に連通する吸込口とを有し、同吸込口
の周辺部に前記吹出部1cに連通する複数の吹出口6を有
した吸込グリル13と、前記パネル枠体1aの外側に上下に
移動可能に取り付けられて被空調室の天井面14に添設さ
れ、前記コーナ部材1bを取り付けるための後述する第二
取付部を備えた化粧枠4とで構成されてなり、前記送出
口15の一部を、前記吹出部1cと前記パネル枠体1aとの間
に隙間なく収容するとともに、前記ケース本体1を、前
記天井内2のスペースに余裕がある場合に吊り下げ固定
する際、前記コーナ部材1bを前記化粧枠4の下位に取り
付け、同化粧枠4を後述する仮固定部によって仮固定し
たのちに前記パネル枠体1aに取り付けることにより、前
記化粧枠4を前記吸込グリル13とほぼ面一状態となる位
置に取り付けるようにし、前記天井内2のスペースに余
裕がない場合に吊り下げ固定する際、前記コーナ部材1b
を前記化粧枠4の上位に取り付け、同化粧枠4を後述す
る仮固定部によって仮固定したのちに前記パネル枠体1a
に取り付けることにより、前記化粧枠4を前記吸込グリ
ル13よりも上位に取り付けるようにした構成となってお
り、これによって、前記風向変更板16、前記駆動部18お
よび前記ジョイント17等を、前記パネル枠体1aに対し同
一方向(吸込グリル13側)から組立できるようにした構
成となるため組立の作業性を大幅に向上できるようにな
り、また、前記送出口15の一部15a を前記吹出部1cと前
記パネル枠体1aとの間に隙間なく収容したことによっ
て、該箇所の断熱性能を向上できるとともに、該箇所か
らの冷気漏れによる露付きの問題が生じないように防止
できるようになり、また、前記天井内2のスペースに余
裕がない場合であっても、前記ケース本体1を低い位置
に吊り下げ固定できるようにし、更に、化粧枠4を後述
する仮固定部によって仮固定したのちに前記パネル枠体
1aに取付できるようにして吊り下げ固定時の作業性およ
び外観性を向上できるようにした構造となる。
【0019】また、前記吹出部1cが、その下端を前記パ
ネル枠体1aの外側に向けて傾斜させた傾斜面からなる構
成となっており、これによって、同吹出部1cから前記吹
出口6を経て吹き出される吹出空気を、被空調室の所定
の位置に向けて効率よく送出できるようにした構造とな
る。
ネル枠体1aの外側に向けて傾斜させた傾斜面からなる構
成となっており、これによって、同吹出部1cから前記吹
出口6を経て吹き出される吹出空気を、被空調室の所定
の位置に向けて効率よく送出できるようにした構造とな
る。
【0020】また、前記傾斜面が曲面状に形成されたこ
とにより、吹出空気の抵抗を少なくして円滑に吹き出せ
るようにした構成となっている。
とにより、吹出空気の抵抗を少なくして円滑に吹き出せ
るようにした構成となっている。
【0021】また、前記第一取付部が、前記パネル枠体
1aの枠体取付部1a' に設けられた第一挿通孔aと、前記
コーナ取付部1b' に設けられた第一ねじ孔bとからな
り、前記第一挿通孔aを挿通したねじを前記第一ねじ孔
bに螺着して前記パネル枠体1aを前記コーナ部材1bに取
り付けるようにした構成となっており、これによって、
後述する第二取付部によって前記コーナ部材1bを前記化
粧枠4の下位または上位に取り付けたのちに、同パネル
枠体1aを前記コーナ部材1bに容易に、且つ正確に取り付
けることができるようにした構造となる。
1aの枠体取付部1a' に設けられた第一挿通孔aと、前記
コーナ取付部1b' に設けられた第一ねじ孔bとからな
り、前記第一挿通孔aを挿通したねじを前記第一ねじ孔
bに螺着して前記パネル枠体1aを前記コーナ部材1bに取
り付けるようにした構成となっており、これによって、
後述する第二取付部によって前記コーナ部材1bを前記化
粧枠4の下位または上位に取り付けたのちに、同パネル
枠体1aを前記コーナ部材1bに容易に、且つ正確に取り付
けることができるようにした構造となる。
【0022】また、前記化粧枠4を前記パネル枠体1aに
仮固定する仮固定部が、図5および図6で示すように、
前記パネル枠体1aの枠体取付部1a' に設けられた矩形状
の仮固定孔fと、同仮固定孔fにその上方から係止孔20
a を備えた先端部を挿入し、前記仮固定孔fに係止する
係止部20b を基端部に連続形成した仮固定ベルト20と、
同仮固定ベルト20の係止孔20a に対応して前記化粧枠4
に設けられたL字状のフックgとで構成され、前記仮固
定孔fにその上方から挿入した前記仮固定ベルト20の係
止孔20a を前記フックgに係止して、前記枠体取付部1
a' に前記化粧枠4を仮固定するようにした構成となっ
ており、これによって、図7で示すように、前記化粧枠
4を水平状に仮固定できるようになるため、同化粧枠4
を一旦この仮固定状態にしたのちに前記枠体取付部1a'
に取り付けることができるようになって、作業者が前記
化粧枠4を支えた状態でこの取付作業を行う必要をなく
して作業性を向上できるとともに、作業上の安全性を確
保できるようにした構造となる。
仮固定する仮固定部が、図5および図6で示すように、
前記パネル枠体1aの枠体取付部1a' に設けられた矩形状
の仮固定孔fと、同仮固定孔fにその上方から係止孔20
a を備えた先端部を挿入し、前記仮固定孔fに係止する
係止部20b を基端部に連続形成した仮固定ベルト20と、
同仮固定ベルト20の係止孔20a に対応して前記化粧枠4
に設けられたL字状のフックgとで構成され、前記仮固
定孔fにその上方から挿入した前記仮固定ベルト20の係
止孔20a を前記フックgに係止して、前記枠体取付部1
a' に前記化粧枠4を仮固定するようにした構成となっ
ており、これによって、図7で示すように、前記化粧枠
4を水平状に仮固定できるようになるため、同化粧枠4
を一旦この仮固定状態にしたのちに前記枠体取付部1a'
に取り付けることができるようになって、作業者が前記
化粧枠4を支えた状態でこの取付作業を行う必要をなく
して作業性を向上できるとともに、作業上の安全性を確
保できるようにした構造となる。
【0023】または、図8で示すように、前記パネル枠
体1a一側の枠体取付部1a' に設けられた前記仮固定孔f
に挿入した前記仮固定ベルト20で、これに対応する一側
の前記フックgに係止することにより、前記化粧枠4を
垂直状に仮固定できるようになるため、例えばメンテナ
ンス時に、前記化粧枠4を一旦前記パネル枠体1aから床
面上に取り外すといった面倒な作業が不要になって作業
性を向上できるようにした構成となっている。
体1a一側の枠体取付部1a' に設けられた前記仮固定孔f
に挿入した前記仮固定ベルト20で、これに対応する一側
の前記フックgに係止することにより、前記化粧枠4を
垂直状に仮固定できるようになるため、例えばメンテナ
ンス時に、前記化粧枠4を一旦前記パネル枠体1aから床
面上に取り外すといった面倒な作業が不要になって作業
性を向上できるようにした構成となっている。
【0024】また、前記フックgが前記化粧枠4と一体
的に形成されたことにより、寸法形状を正確に仕上げる
ことができるとともに、コスト的に有利な構成となって
いる。
的に形成されたことにより、寸法形状を正確に仕上げる
ことができるとともに、コスト的に有利な構成となって
いる。
【0025】また、前記仮固定ベルト20が、弾性を有す
る合成樹脂からなる構成となっており、これによって、
金型により正確な寸法および形状で成形できるようにな
るとともに、上記に説明したように、前記パネル枠体1a
の枠体取付部1a' に前記化粧枠4を仮固定したのちに取
り付ける際、前記仮固定ベルト20が適宜弾性変形するこ
とによって円滑に作業を行えるようにした構造となる。
る合成樹脂からなる構成となっており、これによって、
金型により正確な寸法および形状で成形できるようにな
るとともに、上記に説明したように、前記パネル枠体1a
の枠体取付部1a' に前記化粧枠4を仮固定したのちに取
り付ける際、前記仮固定ベルト20が適宜弾性変形するこ
とによって円滑に作業を行えるようにした構造となる。
【0026】また、前記仮固定ベルト20が、弾性を有す
る金属材料からなる構成となっており、これによって、
上記に説明した合成樹脂からなる構成のように金型を用
いることがなくなってコスト的に有利な構造となり、ま
た、上記説明の場合と同様に、前記仮固定ベルト20が適
宜弾性変形することによって円滑に作業を行えるように
した構造となる。
る金属材料からなる構成となっており、これによって、
上記に説明した合成樹脂からなる構成のように金型を用
いることがなくなってコスト的に有利な構造となり、ま
た、上記説明の場合と同様に、前記仮固定ベルト20が適
宜弾性変形することによって円滑に作業を行えるように
した構造となる。
【0027】また、前記コーナ部材1bの両先端部に、図
11(A)および図11(B)で示すように、前記パネル枠
体1aの両先端および内側に沿わせて延出する断面略L字
状の段部eを連続形成した構成となっており、これによ
って、前記パネル枠体1aおよび前記コーナ部材1bの間隙
を前記段部eにより目立たないようにして、外観性を損
ねないようにした構造となる。
11(A)および図11(B)で示すように、前記パネル枠
体1aの両先端および内側に沿わせて延出する断面略L字
状の段部eを連続形成した構成となっており、これによ
って、前記パネル枠体1aおよび前記コーナ部材1bの間隙
を前記段部eにより目立たないようにして、外観性を損
ねないようにした構造となる。
【0028】また、前記第二取付部が、図10で示すよう
に、前記コーナ部材1bに設けられた第二挿通孔cと、同
第二挿通孔cに対応する上下の第二ねじ孔dを備え、前
記化粧枠4に連続形成された垂直状の化粧枠取付部4aと
で構成され、前記ケース本体1を、前記天井内2のスペ
ースに余裕がある場合に吊り下げ固定する際、前記第二
挿通孔cを挿通したねじを前記上位の第二ねじ孔dに螺
着して前記コーナ部材1bを前記化粧枠4に取り付けるよ
うにし、前記天井内2のスペースに余裕がない場合に吊
り下げ固定する際、前記第二挿通孔cを挿通したねじを
前記下位の第二ねじ孔dに螺着して前記コーナ部材1bを
前記化粧枠4に取り付けるようにした構成となってお
り、これによって、前記ケース本体1を、前記天井内2
に吊り下げ固定する際、前記コーナ部材1bを前記化粧枠
4の下位または上位に取り付けたのちに、前記第一取付
部によって、前記コーナ部材1bを前記パネル枠体1aに容
易に、且つ正確に取り付けることができるようにした構
造となる。
に、前記コーナ部材1bに設けられた第二挿通孔cと、同
第二挿通孔cに対応する上下の第二ねじ孔dを備え、前
記化粧枠4に連続形成された垂直状の化粧枠取付部4aと
で構成され、前記ケース本体1を、前記天井内2のスペ
ースに余裕がある場合に吊り下げ固定する際、前記第二
挿通孔cを挿通したねじを前記上位の第二ねじ孔dに螺
着して前記コーナ部材1bを前記化粧枠4に取り付けるよ
うにし、前記天井内2のスペースに余裕がない場合に吊
り下げ固定する際、前記第二挿通孔cを挿通したねじを
前記下位の第二ねじ孔dに螺着して前記コーナ部材1bを
前記化粧枠4に取り付けるようにした構成となってお
り、これによって、前記ケース本体1を、前記天井内2
に吊り下げ固定する際、前記コーナ部材1bを前記化粧枠
4の下位または上位に取り付けたのちに、前記第一取付
部によって、前記コーナ部材1bを前記パネル枠体1aに容
易に、且つ正確に取り付けることができるようにした構
造となる。
【0029】また、前記駆動部18を、図13で示すような
保護カバー19を装着して覆うようにしたことにより、例
えばメンテナンス時に前記吸込グリル13を取り外した
際、作業者が前記駆動部18に不用意に触指してしまう恐
れがないようにした構成となっている。
保護カバー19を装着して覆うようにしたことにより、例
えばメンテナンス時に前記吸込グリル13を取り外した
際、作業者が前記駆動部18に不用意に触指してしまう恐
れがないようにした構成となっている。
【0030】また、前記パネル枠体1aに、図12で示すよ
うに、前記ジョイント17を保持する保持片17a を設けた
ことにより、同ジョイント17のアバレをなくして前記風
向変更板16を円滑に連動させることができるようにした
構成となっている。
うに、前記ジョイント17を保持する保持片17a を設けた
ことにより、同ジョイント17のアバレをなくして前記風
向変更板16を円滑に連動させることができるようにした
構成となっている。
【0031】以上の構成により、図1乃至図10と、図11
(A)および図11(B)と、図12と、図13とで構成を示
すように、天井内2に複数の吊りボルト3を設置して吊
り下げ固定され、底面側が開口されて天井内の吊りボル
トで吊り下げ固定されたケース本体1の内部中央に配設
された遠心ファン7と、同遠心ファン7を駆動する駆動
用モータ8と、前記遠心ファン7の下部吸込側に配設さ
れたベルマウス11と、周囲に配設された熱交換器9と、
同熱交換器9の下部に配設されたドレンパン10と、同ド
レンパン10と前記ケース本体1の下端との間に形成さ
れ、前記熱交換器9により熱交換された空気を送出する
送出口15と、前記ケース本体1底面側の開口部に取り付
けられ、各コーナを切欠して前記送出口15に連通する吹
出部1cおよび水平状の枠体取付部1a' を連続形成したパ
ネル枠体1aと、同パネル枠体1aの各コーナに後述する仮
固定部を備えた前記第一取付部により取り付けられ、前
記枠体取付部1a' に対向するコーナ取付部1b' を連続形
成した複数のコーナ部材1bと、前記吹出部1cに回動自在
に軸支され、駆動部18を備えてジョイント17により連結
された複数の風向変更板16と、前記吹出部1cの内側に取
り付けられ、前記ベルマウス11に連通する吸込口とを有
し、同吸込口の周辺部に前記吹出部1cに連通する複数の
吹出口6を有した吸込グリル13と、前記パネル枠体1aの
外側に上下に移動可能に取り付けられて被空調室の天井
面14に添設され、前記コーナ部材1bを取り付けるための
前記第二取付部を備えた化粧枠4とで構成されてなり、
前記送出口15の一部を、前記吹出部1cと前記パネル枠体
1aとの間に隙間なく収容するとともに、前記ケース本体
1を、前記天井内2のスペースに余裕がある場合に吊り
下げ固定する際、前記コーナ部材1bを前記化粧枠4の下
位に取り付け、同化粧枠4を前記仮固定部によって仮固
定したのちに前記パネル枠体1aに取り付けることによ
り、前記化粧枠4を前記吸込グリル13とほぼ面一状態と
なる位置に取り付けるようにし、前記天井内2のスペー
スに余裕がない場合に吊り下げ固定する際、前記コーナ
部材1bを前記化粧枠4の上位に取り付け、同化粧枠4を
前記仮固定部によって仮固定したのちに前記パネル枠体
1aに取り付けることにより、前記化粧枠4を前記吸込グ
リル13よりも上位に取り付けるようにした構成となって
おり、これによって、前記風向変更板16、前記駆動部18
および前記ジョイント17等を、前記パネル枠体1aに対し
同一方向(吸込グリル13側)から組立できるようにした
構成となるため組立の作業性を大幅に向上できるように
なり、また、前記送出口15の一部15a を前記吹出部1cと
前記パネル枠体1aとの間に隙間なく収容したことによっ
て、該箇所の断熱性能を向上できるとともに、該箇所か
らの冷気漏れによる露付きの問題が生じないように防止
できるようになり、また、前記天井内2のスペースに余
裕がない場合であっても、前記ケース本体1を低い位置
に吊り下げ固定できるようにし、更に、化粧枠4を後述
する仮固定部によって仮固定したのちに前記パネル枠体
1aに取付できるようにして吊り下げ固定時の作業性およ
び外観性を向上できるようにした天井埋込型空気調和機
となる。
(A)および図11(B)と、図12と、図13とで構成を示
すように、天井内2に複数の吊りボルト3を設置して吊
り下げ固定され、底面側が開口されて天井内の吊りボル
トで吊り下げ固定されたケース本体1の内部中央に配設
された遠心ファン7と、同遠心ファン7を駆動する駆動
用モータ8と、前記遠心ファン7の下部吸込側に配設さ
れたベルマウス11と、周囲に配設された熱交換器9と、
同熱交換器9の下部に配設されたドレンパン10と、同ド
レンパン10と前記ケース本体1の下端との間に形成さ
れ、前記熱交換器9により熱交換された空気を送出する
送出口15と、前記ケース本体1底面側の開口部に取り付
けられ、各コーナを切欠して前記送出口15に連通する吹
出部1cおよび水平状の枠体取付部1a' を連続形成したパ
ネル枠体1aと、同パネル枠体1aの各コーナに後述する仮
固定部を備えた前記第一取付部により取り付けられ、前
記枠体取付部1a' に対向するコーナ取付部1b' を連続形
成した複数のコーナ部材1bと、前記吹出部1cに回動自在
に軸支され、駆動部18を備えてジョイント17により連結
された複数の風向変更板16と、前記吹出部1cの内側に取
り付けられ、前記ベルマウス11に連通する吸込口とを有
し、同吸込口の周辺部に前記吹出部1cに連通する複数の
吹出口6を有した吸込グリル13と、前記パネル枠体1aの
外側に上下に移動可能に取り付けられて被空調室の天井
面14に添設され、前記コーナ部材1bを取り付けるための
前記第二取付部を備えた化粧枠4とで構成されてなり、
前記送出口15の一部を、前記吹出部1cと前記パネル枠体
1aとの間に隙間なく収容するとともに、前記ケース本体
1を、前記天井内2のスペースに余裕がある場合に吊り
下げ固定する際、前記コーナ部材1bを前記化粧枠4の下
位に取り付け、同化粧枠4を前記仮固定部によって仮固
定したのちに前記パネル枠体1aに取り付けることによ
り、前記化粧枠4を前記吸込グリル13とほぼ面一状態と
なる位置に取り付けるようにし、前記天井内2のスペー
スに余裕がない場合に吊り下げ固定する際、前記コーナ
部材1bを前記化粧枠4の上位に取り付け、同化粧枠4を
前記仮固定部によって仮固定したのちに前記パネル枠体
1aに取り付けることにより、前記化粧枠4を前記吸込グ
リル13よりも上位に取り付けるようにした構成となって
おり、これによって、前記風向変更板16、前記駆動部18
および前記ジョイント17等を、前記パネル枠体1aに対し
同一方向(吸込グリル13側)から組立できるようにした
構成となるため組立の作業性を大幅に向上できるように
なり、また、前記送出口15の一部15a を前記吹出部1cと
前記パネル枠体1aとの間に隙間なく収容したことによっ
て、該箇所の断熱性能を向上できるとともに、該箇所か
らの冷気漏れによる露付きの問題が生じないように防止
できるようになり、また、前記天井内2のスペースに余
裕がない場合であっても、前記ケース本体1を低い位置
に吊り下げ固定できるようにし、更に、化粧枠4を後述
する仮固定部によって仮固定したのちに前記パネル枠体
1aに取付できるようにして吊り下げ固定時の作業性およ
び外観性を向上できるようにした天井埋込型空気調和機
となる。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明によると、風向変更
板およびそれを駆動する駆動部等を同一方向から組立で
きるようにし、また、化粧枠を仮固定したのちにパネル
枠体に取付できるようにして吊り下げ固定時の施工性お
よび外観性を向上させるとともに、天井内のスペースに
応じて、ケース本体を低い位置に吊り下げ固定できるよ
うにした天井埋込型空気調和機となる。
板およびそれを駆動する駆動部等を同一方向から組立で
きるようにし、また、化粧枠を仮固定したのちにパネル
枠体に取付できるようにして吊り下げ固定時の施工性お
よび外観性を向上させるとともに、天井内のスペースに
応じて、ケース本体を低い位置に吊り下げ固定できるよ
うにした天井埋込型空気調和機となる。
【0033】
【図1】本発明による天井埋込型空気調和機の断面図で
ある。
ある。
【図2】本発明による天井埋込型空気調和機の斜視図で
ある。
ある。
【図3】本発明による天井埋込型空気調和機のパネル枠
体および風向変更板の分解斜視図である。
体および風向変更板の分解斜視図である。
【図4】本発明による天井埋込型空気調和機のケース本
体、パネル枠体、化粧枠および吸込グリルを示す分解斜
視図である。
体、パネル枠体、化粧枠および吸込グリルを示す分解斜
視図である。
【図5】本発明による天井埋込型空気調和機の要部分解
斜視図である。
斜視図である。
【図6】本発明による天井埋込型空気調和機の説明図で
ある。
ある。
【図7】本発明による天井埋込型空気調和機の説明図で
ある。
ある。
【図8】本発明による天井埋込型空気調和機の説明図で
ある。
ある。
【図9】本発明による天井埋込型空気調和機の説明図で
ある。
ある。
【図10】本発明による天井埋込型空気調和機の要部分
解断面図である。
解断面図である。
【図11】本発明による天井埋込型空気調和機の要部説
明図で、(A)はパネル枠体にコーナ部材を取り付ける
前の状態を示し、(B)は取り付けた後の状態を示す。
明図で、(A)はパネル枠体にコーナ部材を取り付ける
前の状態を示し、(B)は取り付けた後の状態を示す。
【図12】本発明による天井埋込型空気調和機の要部断
面図である。
面図である。
【図13】本発明による天井埋込型空気調和機の要部断
面図である。
面図である。
【図14】従来例による天井埋込型空気調和機の要部説
明図で、(A)は断面図であり、(B)は斜視図であ
る。
明図で、(A)は断面図であり、(B)は斜視図であ
る。
A 天井埋込型空気調和機 1 ケース本体 1a パネル枠体 1a' 枠体取付部 1b コーナ部材 1b' コーナ取付部 1c 吹出部 2 天井内 3 吊りボルト 4 化粧枠 4a 化粧枠取付部 6 吹出口 7 遠心ファン 8 駆動用モータ 9 熱交換器 10 ドレンパン 11 ベルマウス 12 フィルタ 13 吸込グリル 14 天井面 15 送出口 15a 送出口の一部(下部) 16 風向変更板 16a 支軸部 16b 支持部 17 ジョイント 17a 保持片 18 駆動部 19 保護カバー 20 仮固定ベルト 20a 係止孔 20b 係止部 a 第一挿通孔 b 第一ねじ孔 c 第二挿通孔 d 第二ねじ孔 e 段部 f 仮固定孔 g フック
Claims (13)
- 【請求項1】 底面側が開口されて天井内の吊りボルト
で吊り下げ固定されたケース本体の内部中央に配設され
た遠心ファンと、同遠心ファンを駆動する駆動用モータ
と、前記遠心ファンの下部吸込側に配設されたベルマウ
スと、周囲に配設された熱交換器と、同熱交換器の下部
に配設されたドレンパンと、同ドレンパンと前記ケース
本体の下端との間に形成され、前記熱交換器により熱交
換された空気を送出する送出口と、前記ケース本体底面
側の開口部に取り付けられ、各コーナを切欠して前記送
出口に連通する吹出部および水平状の枠体取付部を連続
形成したパネル枠体と、同パネル枠体の各コーナに仮固
定部を備えた第一取付部により取り付けられ、前記枠体
取付部に対向するコーナ取付部を連続形成した複数のコ
ーナ部材と、前記吹出部に回動自在に軸支され、駆動部
を備えてジョイントにより連結された複数の風向変更板
と、前記吹出部の内側に取り付けられ、前記ベルマウス
に連通する吸込口とを有し、同吸込口の周辺部に前記吹
出部に連通する複数の吹出口を有した吸込グリルと、前
記パネル枠体の外側に上下に移動可能に取り付けられて
被空調室の天井面に添設され、前記コーナ部材を取り付
ける第二取付部を備えた化粧枠とで構成されてなり、 前記送出口の一部を、前記吹出部と前記パネル枠体との
間に隙間なく収容するとともに、前記ケース本体を、前
記天井内のスペースに余裕がある場合に吊り下げ固定す
る際、前記コーナ部材を前記化粧枠の下位に取り付け、
同化粧枠を前記仮固定部によって仮固定したのちに前記
パネル枠体に取り付けることにより、前記化粧枠を前記
吸込グリルとほぼ面一状態となる位置に取り付けるよう
にし、前記天井内のスペースに余裕がない場合に吊り下
げ固定する際、前記コーナ部材を前記化粧枠の上位に取
り付け、同化粧枠を前記仮固定部によって仮固定したの
ちに前記パネル枠体に取り付けることにより、前記化粧
枠を前記吸込グリルよりも上位に取り付けるようにした
ことを特徴とする天井埋込型空気調和機。 - 【請求項2】 前記吹出部が、その下端を前記パネル枠
体の外側に向けて傾斜させた傾斜面からなることを特徴
とする請求項1に記載の天井埋込型空気調和機。 - 【請求項3】 前記傾斜面が、曲面状に形成されてなる
ことを特徴とする請求項2に記載の天井埋込型空気調和
機。 - 【請求項4】 前記第一取付部が、前記パネル枠体の枠
体取付部に設けられた第一挿通孔と、前記コーナ取付部
に設けられた第一ねじ孔とからなり、前記第一挿通孔を
挿通したねじを前記第一ねじ孔に螺着して前記パネル枠
体を前記コーナ部材に取り付けるようにしたことを特徴
とする請求項1に記載の天井埋込型空気調和機。 - 【請求項5】 前記仮固定部が、前記パネル枠体の枠体
取付部に設けられた矩形状の仮固定孔と、同仮固定孔に
その上方から係止孔を備えた先端部を挿入し、前記仮固
定孔に係止する係止部を基端部に連続形成した仮固定ベ
ルトと、同仮固定ベルトの係止孔に対応して前記化粧枠
に設けられたL字状のフックとで構成され、前記仮固定
孔にその上方から挿入した前記仮固定ベルトの係止孔を
前記フックに係止して、前記枠体取付部に前記化粧枠を
仮固定するようにしたことを特徴とする請求項1または
請求項4に記載の天井埋込型空気調和機。 - 【請求項6】 前記フックが、前記化粧枠と一体的に形
成されたことを特徴とする請求項5に記載の天井埋込型
空気調和機。 - 【請求項7】 前記仮固定ベルトが、弾性を有する合成
樹脂からなることを特徴とする請求項5に記載の天井埋
込型空気調和機。 - 【請求項8】 前記仮固定ベルトが、弾性を有する金属
材料からなることを特徴とする請求項5に記載の天井埋
込型空気調和機。 - 【請求項9】 前記コーナ部材の両先端部に、前記パネ
ル枠体の両先端および内側に沿わせて延出する断面略L
字状の段部を連続形成したことを特徴とする請求項1、
請求項4または請求項5に記載の天井埋込型空気調和
機。 - 【請求項10】 前記第二取付部が、前記コーナ部材の
上下に設けられた複数の第二挿通孔と、同複数の第二挿
通孔のうち一つの第二挿通孔に対応する第二ねじ孔を備
え、前記化粧枠に連続形成された垂直状の化粧枠取付部
とで構成され、前記ケース本体を、前記天井内のスペー
スに余裕がある場合に吊り下げ固定する際、前記複数の
第二挿通孔のうち下位の第二挿通孔を挿通したねじを前
記第二ねじ孔に螺着して前記コーナ部材を前記化粧枠に
取り付けるようにし、前記天井内のスペースに余裕がな
い場合に吊り下げ固定する際、前記複数の第二挿通孔の
うち上位の第二挿通孔を挿通したねじを前記第二ねじ孔
に螺着して前記コーナ部材を前記化粧枠に取り付けるよ
うにしたことを特徴とする請求項1、請求項4、請求項
5または請求項9に記載の天井埋込型空気調和機。 - 【請求項11】 前記第二取付部が、前記コーナ部材に
設けられた第二挿通孔と、同第二挿通孔に対応する上下
の第二ねじ孔を備え、前記化粧枠に連続形成された垂直
状の化粧枠取付部とで構成され、前記ケース本体を、前
記天井内のスペースに余裕がある場合に吊り下げ固定す
る際、前記第二挿通孔を挿通したねじを前記上位の第二
ねじ孔に螺着して前記コーナ部材を前記化粧枠に取り付
けるようにし、前記天井内のスペースに余裕がない場合
に吊り下げ固定する際、前記第二挿通孔を挿通したねじ
を前記下位の第二ねじ孔に螺着して前記コーナ部材を前
記化粧枠に取り付けるようにしたことを特徴とする請求
項1、請求項4、請求項5または請求項9に記載の天井
埋込型空気調和機。 - 【請求項12】 前記駆動部を、保護カバーを装着して
覆うようにしたことを特徴とする請求項1に記載の天井
埋込型空気調和機。 - 【請求項13】 前記パネル枠体に、前記ジョイントを
保持する保持片を設けたことを特徴とする請求項1、請
求項2、請求項4または請求項9に記載の天井埋込型空
気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27794199A JP2001099481A (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | 天井埋込型空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27794199A JP2001099481A (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | 天井埋込型空気調和機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001099481A true JP2001099481A (ja) | 2001-04-13 |
Family
ID=17590423
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27794199A Pending JP2001099481A (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | 天井埋込型空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2001099481A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014142155A (ja) * | 2013-01-25 | 2014-08-07 | Mitsubishi Electric Corp | 化粧パネル及びこれを用いた空気調和機 |
JP2017009257A (ja) * | 2015-06-26 | 2017-01-12 | リンナイ株式会社 | 天井設置型機器 |
CN113874663A (zh) * | 2019-05-31 | 2021-12-31 | 三菱电机株式会社 | 空调机的室内机以及室内机的附加装置 |
-
1999
- 1999-09-30 JP JP27794199A patent/JP2001099481A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014142155A (ja) * | 2013-01-25 | 2014-08-07 | Mitsubishi Electric Corp | 化粧パネル及びこれを用いた空気調和機 |
JP2017009257A (ja) * | 2015-06-26 | 2017-01-12 | リンナイ株式会社 | 天井設置型機器 |
CN113874663A (zh) * | 2019-05-31 | 2021-12-31 | 三菱电机株式会社 | 空调机的室内机以及室内机的附加装置 |
CN113874663B (zh) * | 2019-05-31 | 2023-04-04 | 三菱电机株式会社 | 空调机的室内机以及室内机的附加装置 |
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