JP2001095647A - 自動車のシートバックフレーム構造 - Google Patents
自動車のシートバックフレーム構造Info
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- JP2001095647A JP2001095647A JP27699499A JP27699499A JP2001095647A JP 2001095647 A JP2001095647 A JP 2001095647A JP 27699499 A JP27699499 A JP 27699499A JP 27699499 A JP27699499 A JP 27699499A JP 2001095647 A JP2001095647 A JP 2001095647A
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- Japan
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- frame
- seat back
- seating surface
- occupant
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 着座時にフレーム材の当りによる違和感を生
じることがなく座り心地を向上できる自動車のシートバ
ックフレームの提供を図る。 【解決手段】 シートバックフレーム1の乗員着座面部
2A,3A,4Aの断面形状によって、パッド材6の弾
性変形により人体Pと乗員着座面部2A,3A,4Aと
の間に確保されるクリアランスS1 ,S2 ,S3 が該乗
員着座面部2A,3A,4Aの幅方向でほぼ均一となっ
てクリアランスの過少部分が生じることがなく、着座者
Pにシートバックフレーム1の剛直感や突起感等の違和
感を与えることがなく座り心地を一段と向上することが
できる。
じることがなく座り心地を向上できる自動車のシートバ
ックフレームの提供を図る。 【解決手段】 シートバックフレーム1の乗員着座面部
2A,3A,4Aの断面形状によって、パッド材6の弾
性変形により人体Pと乗員着座面部2A,3A,4Aと
の間に確保されるクリアランスS1 ,S2 ,S3 が該乗
員着座面部2A,3A,4Aの幅方向でほぼ均一となっ
てクリアランスの過少部分が生じることがなく、着座者
Pにシートバックフレーム1の剛直感や突起感等の違和
感を与えることがなく座り心地を一段と向上することが
できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のシートバッ
クフレーム構造に関する。
クフレーム構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用シートの軽量化を図るため、シ
ートクッションフレームおよびシートバックフレームを
アルミ合金等の軽量金属材料をもって押出成形又は鋳造
成形した閉断面構造のフレーム材を用いて構成するよう
にしたものが提案されている(特開平7−171033
号公報参照)。
ートクッションフレームおよびシートバックフレームを
アルミ合金等の軽量金属材料をもって押出成形又は鋳造
成形した閉断面構造のフレーム材を用いて構成するよう
にしたものが提案されている(特開平7−171033
号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】シートバックフレーム
には車両衝突時に着座者の慣性動によって大きな荷重が
働くため、十分な強度・剛性が要求されるが、該シート
バックフレームの各フレーム材を前述のように軽量金属
材料により閉断面構造に押出成形することによって、薄
肉でかつ閉断面積を大きくすることが可能となることか
ら、軽量でかつ衝突荷重に十分に対抗し得る強度・剛性
に優れたシートバックフレームを構成することができ
る。
には車両衝突時に着座者の慣性動によって大きな荷重が
働くため、十分な強度・剛性が要求されるが、該シート
バックフレームの各フレーム材を前述のように軽量金属
材料により閉断面構造に押出成形することによって、薄
肉でかつ閉断面積を大きくすることが可能となることか
ら、軽量でかつ衝突荷重に十分に対抗し得る強度・剛性
に優れたシートバックフレームを構成することができ
る。
【0004】しかしながら、このようにシートバックフ
レームを比較的に大きな閉断面構造とした場合、シート
バックフレームの各フレーム材の部位によっては、乗員
の着座時にパッド材の弾性変形によってフレーム材と人
体との間のクリアランスが一様でなくなり、該クリアラ
ンスが小さな部分が生じて着座者に違和感を与えてしま
う可能性がある。
レームを比較的に大きな閉断面構造とした場合、シート
バックフレームの各フレーム材の部位によっては、乗員
の着座時にパッド材の弾性変形によってフレーム材と人
体との間のクリアランスが一様でなくなり、該クリアラ
ンスが小さな部分が生じて着座者に違和感を与えてしま
う可能性がある。
【0005】そこで、本発明は乗員の着座時にフレーム
材の剛直感や突起感等の違和感を生じることがなく、座
り心地を一段と向上することができる自動車のシートバ
ックフレームを提供するものである。
材の剛直感や突起感等の違和感を生じることがなく、座
り心地を一段と向上することができる自動車のシートバ
ックフレームを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にあって
は、シートバックの骨格を構成するシートバックフレー
ムの乗員着座面部の断面形状を、乗員の着座時にパッド
材の弾性変形によって人体と乗員着座面との間に確保さ
れるクリアランスが該乗員着座面部の幅方向でほぼ均一
となる形状に形成したことを特徴としている。
は、シートバックの骨格を構成するシートバックフレー
ムの乗員着座面部の断面形状を、乗員の着座時にパッド
材の弾性変形によって人体と乗員着座面との間に確保さ
れるクリアランスが該乗員着座面部の幅方向でほぼ均一
となる形状に形成したことを特徴としている。
【0007】請求項2の発明にあっては、請求項1に記
載の乗員着座面部を平坦な傾斜面で形成したことを特徴
としている。
載の乗員着座面部を平坦な傾斜面で形成したことを特徴
としている。
【0008】請求項3の発明にあっては、請求項1に記
載の乗員着座面部を弯曲した傾斜面で形成したことを特
徴としている。
載の乗員着座面部を弯曲した傾斜面で形成したことを特
徴としている。
【0009】請求項4の発明にあっては、請求項1〜3
に記載のシートバックフレームは、車幅方向に延在する
アッパフレームとロアフレーム、およびこれらアッパフ
レームとロアフレームとを結合した上下方向に延在する
車幅方向両側のサイドフレームとを備え、これらアッパ
フレーム、ロアフレーム、およびサイドフレームを軽量
金属材料により閉断面構造に押出成形して、これら各フ
レームに乗員着座面部を設けたことを特徴としている。
に記載のシートバックフレームは、車幅方向に延在する
アッパフレームとロアフレーム、およびこれらアッパフ
レームとロアフレームとを結合した上下方向に延在する
車幅方向両側のサイドフレームとを備え、これらアッパ
フレーム、ロアフレーム、およびサイドフレームを軽量
金属材料により閉断面構造に押出成形して、これら各フ
レームに乗員着座面部を設けたことを特徴としている。
【0010】請求項5の発明にあっては、請求項4に記
載のサイドフレームの乗員着座面部は、サイドフレーム
の車幅方向内側の側部に前方に向けて外広がりに傾斜し
て形成したことを特徴としている。
載のサイドフレームの乗員着座面部は、サイドフレーム
の車幅方向内側の側部に前方に向けて外広がりに傾斜し
て形成したことを特徴としている。
【0011】請求項6の発明にあっては、請求項4,5
に記載のロアフレームの乗員着座面部は、ロアフレーム
の前側部に前下がりに傾斜して形成したことを特徴とし
ている。
に記載のロアフレームの乗員着座面部は、ロアフレーム
の前側部に前下がりに傾斜して形成したことを特徴とし
ている。
【0012】請求項7の発明にあっては、請求項4〜6
に記載のアッパフレームの乗員着座面部は、アッパフレ
ームの前面から上面に亘って外側に弯曲して形成したこ
とを特徴としている。
に記載のアッパフレームの乗員着座面部は、アッパフレ
ームの前面から上面に亘って外側に弯曲して形成したこ
とを特徴としている。
【0013】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、シート
バックに乗員が着座すると、シートバックフレームの乗
員着座面部の断面形状によって、パッド材の弾性変形に
より人体と乗員着座面部との間に確保されるクリアラン
スが該乗員着座面部の幅方向でほぼ均一となってクリア
ランスの過少部分が生じることがなく、従って、着座者
にシートバックフレームの剛直感や突起感等の違和感を
与えることがなく座り心地を一段と向上することができ
る。
バックに乗員が着座すると、シートバックフレームの乗
員着座面部の断面形状によって、パッド材の弾性変形に
より人体と乗員着座面部との間に確保されるクリアラン
スが該乗員着座面部の幅方向でほぼ均一となってクリア
ランスの過少部分が生じることがなく、従って、着座者
にシートバックフレームの剛直感や突起感等の違和感を
与えることがなく座り心地を一段と向上することができ
る。
【0014】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の発明の効果に加えて、乗員着座面部を平坦な傾斜面と
して形成してあるので、シートバックフレームの成形性
が良好で成形精度を高めることができる。
の発明の効果に加えて、乗員着座面部を平坦な傾斜面と
して形成してあるので、シートバックフレームの成形性
が良好で成形精度を高めることができる。
【0015】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
の発明の効果に加えて、乗員着座面部を弯曲した傾斜面
として形成してあるので、該乗員着座面部が人体の丸み
にほぼ沿うようになって前記クリアランスの均一度合い
を高くすることができる。
の発明の効果に加えて、乗員着座面部を弯曲した傾斜面
として形成してあるので、該乗員着座面部が人体の丸み
にほぼ沿うようになって前記クリアランスの均一度合い
を高くすることができる。
【0016】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
〜3の発明の効果に加えて、シートバックフレームを構
成する各フレーム材を軽量金属材料により閉断面構造に
押出成形してあるため、これら各フレーム材を薄肉でか
つ比較的に大きな閉断面積に容易に成形することがで
き、軽量でかつ衝突荷重に十分に対抗し得る強度・剛性
に優れたシートバックフレームを構成することができ
る。
〜3の発明の効果に加えて、シートバックフレームを構
成する各フレーム材を軽量金属材料により閉断面構造に
押出成形してあるため、これら各フレーム材を薄肉でか
つ比較的に大きな閉断面積に容易に成形することがで
き、軽量でかつ衝突荷重に十分に対抗し得る強度・剛性
に優れたシートバックフレームを構成することができ
る。
【0017】また、乗員着座面部を各フレーム材の押出
成形と同時に成形することができてコスト的に有利に得
ることができる。
成形と同時に成形することができてコスト的に有利に得
ることができる。
【0018】請求項5に記載の発明によれば、請求項4
の発明の効果に加えて、サイドフレームの乗員着座面部
を、該サイドフレームの車幅方向内側の側部に前方に向
けて外広がりに傾斜して形成してあるので、乗員の着座
時に車幅方向両側のサイドフレームの乗員着座面部が人
体に対向し、着座者のホールド性を向上することができ
る。
の発明の効果に加えて、サイドフレームの乗員着座面部
を、該サイドフレームの車幅方向内側の側部に前方に向
けて外広がりに傾斜して形成してあるので、乗員の着座
時に車幅方向両側のサイドフレームの乗員着座面部が人
体に対向し、着座者のホールド性を向上することができ
る。
【0019】請求項6に記載の発明によれば、請求項
4,5の発明の効果に加えて、ロアフレームの乗員着座
面部を、該ロアフレームの前側部に前下がりに傾斜して
形成してあるので、着座者の腰部との間のクリアランス
を十分に確保することができて座り心地を向上すること
ができる。
4,5の発明の効果に加えて、ロアフレームの乗員着座
面部を、該ロアフレームの前側部に前下がりに傾斜して
形成してあるので、着座者の腰部との間のクリアランス
を十分に確保することができて座り心地を向上すること
ができる。
【0020】請求項7に記載の発明によれば、請求項4
〜6の発明の効果に加えて、アッパフレームの乗員着座
面部を、該アッパフレームの前面から上面に亘って外側
に弯曲して形成してあるため、車両の後面衝突時に着座
者の頭部の慣性動によってヘッドレストが後方へ弾性変
形した場合でも、乗員着座面部が着座者の頸部の反り返
り形状にほぼ沿うようになって、頸部から頭部に亘る部
位のホールド性を向上することができる。
〜6の発明の効果に加えて、アッパフレームの乗員着座
面部を、該アッパフレームの前面から上面に亘って外側
に弯曲して形成してあるため、車両の後面衝突時に着座
者の頭部の慣性動によってヘッドレストが後方へ弾性変
形した場合でも、乗員着座面部が着座者の頸部の反り返
り形状にほぼ沿うようになって、頸部から頭部に亘る部
位のホールド性を向上することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面と
共に詳述する。
共に詳述する。
【0022】図1〜3において、1はシートバックS・
Bのシートバックフレームを示し、該シートバックフレ
ーム1は車幅方向に延在するアッパフレーム2とロアフ
レーム3、およびこれらアッパフレーム2とロアフレー
ム3とを結合した上下方向に延在する車幅方向両側のサ
イドフレーム4とを備えていると共に、バックプレート
5を備えている。
Bのシートバックフレームを示し、該シートバックフレ
ーム1は車幅方向に延在するアッパフレーム2とロアフ
レーム3、およびこれらアッパフレーム2とロアフレー
ム3とを結合した上下方向に延在する車幅方向両側のサ
イドフレーム4とを備えていると共に、バックプレート
5を備えている。
【0023】アッパフレーム2、ロアフレーム3、およ
びサイドフレーム4は、何れもアルミ合金等の軽量金属
材料により所要の閉断面形状に押出成形してあり、ま
た、バックプレート5も同様の軽量金属材料により形成
されて、これら各フレーム材の後面部に跨ってボルト等
により締結固定してある。
びサイドフレーム4は、何れもアルミ合金等の軽量金属
材料により所要の閉断面形状に押出成形してあり、ま
た、バックプレート5も同様の軽量金属材料により形成
されて、これら各フレーム材の後面部に跨ってボルト等
により締結固定してある。
【0024】前記アッパフレーム2、ロアフレーム3、
およびサイドフレーム4の着座乗員(着座者)に対向す
る各部は、それぞれの長さ方向に乗員着座面部2A,3
A,4Aとして押出成形してある。
およびサイドフレーム4の着座乗員(着座者)に対向す
る各部は、それぞれの長さ方向に乗員着座面部2A,3
A,4Aとして押出成形してある。
【0025】これら乗員着座面部2A,3A,4Aはそ
の断面形状を、乗員Pの着座時にパッド材6の弾性変形
によって人体と乗員着座面部2A,3A,4Aとの間に
確保されるクリアランスS1 ,S2 ,S3 が、各乗員着
座面部2A,3A,4Aの幅方向でほぼ均一となる形状
に形成してある。
の断面形状を、乗員Pの着座時にパッド材6の弾性変形
によって人体と乗員着座面部2A,3A,4Aとの間に
確保されるクリアランスS1 ,S2 ,S3 が、各乗員着
座面部2A,3A,4Aの幅方向でほぼ均一となる形状
に形成してある。
【0026】具体的には、サイドフレーム4にあって
は、乗員着座面部4Aを該サイドフレーム4の車幅方向
内側の側部に前方に向けて外広がりに傾斜した平坦な傾
斜面として形成してある。
は、乗員着座面部4Aを該サイドフレーム4の車幅方向
内側の側部に前方に向けて外広がりに傾斜した平坦な傾
斜面として形成してある。
【0027】また、ロアフレーム3にあっては、乗員着
座面部3Aを該ロアフレーム3の前側部に前下がりに傾
斜した平坦な傾斜面として形成してある。
座面部3Aを該ロアフレーム3の前側部に前下がりに傾
斜した平坦な傾斜面として形成してある。
【0028】一方、アッパフレーム2にあっては、乗員
着座面部2Aを該アッパフレーム2の前面から上面に亘
って外側に弯曲した傾斜面として形成してある。
着座面部2Aを該アッパフレーム2の前面から上面に亘
って外側に弯曲した傾斜面として形成してある。
【0029】従って、本実施形態にあっては、アッパフ
レーム2は弯曲面を持つ断面略台形状に、また、ロアフ
レーム3、サイドフレーム4はそれぞれ傾斜面を持つ断
面略台形状に押出成形してある。
レーム2は弯曲面を持つ断面略台形状に、また、ロアフ
レーム3、サイドフレーム4はそれぞれ傾斜面を持つ断
面略台形状に押出成形してある。
【0030】図2中、7はヘッドレスト、S・Cはシー
トクッションを示す。
トクッションを示す。
【0031】以上の実施形態の構造によれば、シートバ
ックS・Bに乗員Pが着座すると、シートバックフレー
ム1の各乗員着座面部2A,3A,4Aの断面形状によ
って、パッド材6の弾性変形により人体とこれら乗員着
座面部2A,3A,4Aとの間に確保されるクリアラン
スS1 ,S2 ,S3 が、各乗員着座面部2A,3A,4
Aの幅方向でほぼ均一となってクリアランスの過少部分
が生じることがなく、従って、着座乗員Pにシートバッ
クフレーム1の剛直感や突起感等の違和感を与えること
がなく座り心地を一段と向上することができる。
ックS・Bに乗員Pが着座すると、シートバックフレー
ム1の各乗員着座面部2A,3A,4Aの断面形状によ
って、パッド材6の弾性変形により人体とこれら乗員着
座面部2A,3A,4Aとの間に確保されるクリアラン
スS1 ,S2 ,S3 が、各乗員着座面部2A,3A,4
Aの幅方向でほぼ均一となってクリアランスの過少部分
が生じることがなく、従って、着座乗員Pにシートバッ
クフレーム1の剛直感や突起感等の違和感を与えること
がなく座り心地を一段と向上することができる。
【0032】ここで、サイドフレーム4の乗員着座面部
4Aは、該サイドフレーム4の車幅方向内側の側部に前
方に向けて外広がりに傾斜して形成してあるので、乗員
Pの着座時に車幅方向両側のサイドフレーム4,4の乗
員着座面部4A,4Aが人体に対向し、着座乗員Pのホ
ールド性を向上することができる。
4Aは、該サイドフレーム4の車幅方向内側の側部に前
方に向けて外広がりに傾斜して形成してあるので、乗員
Pの着座時に車幅方向両側のサイドフレーム4,4の乗
員着座面部4A,4Aが人体に対向し、着座乗員Pのホ
ールド性を向上することができる。
【0033】また、ロアフレーム3の乗員着座面部3A
は、該ロアフレーム3の前側部に前下がりに傾斜して形
成してあるので、着座乗員Pの腰部との間のクリアラン
スS2 を十分に確保することができて座り心地を向上す
ることができる。
は、該ロアフレーム3の前側部に前下がりに傾斜して形
成してあるので、着座乗員Pの腰部との間のクリアラン
スS2 を十分に確保することができて座り心地を向上す
ることができる。
【0034】しかも、これら乗員着座面部4A,3Aは
何れも平坦な傾斜面として形成してあるので、サイドフ
レーム4、ロアフレーム3の成形性が良好で成形精度を
高めることができる。更にサイドフレーム4とロアフレ
ーム3同士の接合仕ロの加工が容易となる。
何れも平坦な傾斜面として形成してあるので、サイドフ
レーム4、ロアフレーム3の成形性が良好で成形精度を
高めることができる。更にサイドフレーム4とロアフレ
ーム3同士の接合仕ロの加工が容易となる。
【0035】一方、アッパフレーム2の乗員着座面部2
Aは、該アッパフレーム2の前面から上面に亘って外側
に弯曲して形成してあるため、車両の後面衝突時に着座
乗員Pの頭部の慣性動によってヘッドレスト7が後方へ
弾性変形した場合でも、乗員着座面部2Aが着座乗員P
の頸部の反り返り形状にほぼ沿うようになって、頸部か
ら頭部に亘る部位のホールド性を向上することができ
る。
Aは、該アッパフレーム2の前面から上面に亘って外側
に弯曲して形成してあるため、車両の後面衝突時に着座
乗員Pの頭部の慣性動によってヘッドレスト7が後方へ
弾性変形した場合でも、乗員着座面部2Aが着座乗員P
の頸部の反り返り形状にほぼ沿うようになって、頸部か
ら頭部に亘る部位のホールド性を向上することができ
る。
【0036】また、本実施形態では前記アッパフレーム
2、ロアフレーム3、およびサイドフレーム4は、何れ
も軽量金属材料により所要の閉断面構造に押出成形して
あるため、これら各フレーム材2,3,4を薄肉でかつ
比較的大きな閉断面積に容易に成形することができ、従
って、軽量でかつ衝突荷重に十分に対抗し得る強度・剛
性に優れたシートバックフレーム1を構成することがで
きる。
2、ロアフレーム3、およびサイドフレーム4は、何れ
も軽量金属材料により所要の閉断面構造に押出成形して
あるため、これら各フレーム材2,3,4を薄肉でかつ
比較的大きな閉断面積に容易に成形することができ、従
って、軽量でかつ衝突荷重に十分に対抗し得る強度・剛
性に優れたシートバックフレーム1を構成することがで
きる。
【0037】しかも、乗員着座面部2A,3A,4Aを
各フレーム材2,3,4の押出成形と同時に成形するこ
とができるのでコスト的に有利に得ることができる。
各フレーム材2,3,4の押出成形と同時に成形するこ
とができるのでコスト的に有利に得ることができる。
【0038】図4,5は本発明の第2実施形態を示すも
ので、この第2実施形態では前記第1実施形態における
ロアフレーム3およびサイドフレーム4の各乗員着座面
部3A,4Aを内側に弯曲した傾斜面で形成してある。
ので、この第2実施形態では前記第1実施形態における
ロアフレーム3およびサイドフレーム4の各乗員着座面
部3A,4Aを内側に弯曲した傾斜面で形成してある。
【0039】従って、この第2実施形態の構造によれ
ば、ロアフレーム3、サイドフレーム4の乗員着座面部
3A,4Aが着座乗員Pの身体の丸みにほぼ沿うように
なって前記クリアランスS2 ,S3 の均一度合いを高く
することができる。
ば、ロアフレーム3、サイドフレーム4の乗員着座面部
3A,4Aが着座乗員Pの身体の丸みにほぼ沿うように
なって前記クリアランスS2 ,S3 の均一度合いを高く
することができる。
【図1】本発明の第1実施形態のシートバックフレーム
を示す斜視図。
を示す斜視図。
【図2】図1のA−A線に沿う断面説明図。
【図3】図1のB−B線に沿う断面説明図。
【図4】本発明の第2実施形態を示す図2と同様の断面
説明図。
説明図。
【図5】同実施形態の図3と同様の断面説明図。
1 シートバックフレーム 2 アッパフレーム 3 ロアフレーム 4 サイドフレーム 2A,3A,4A 乗員着座面部 6 パッド材 S・B シートバック S1 ,S2 ,S3 クリアランス
フロントページの続き (71)出願人 000003997 日産自動車株式会社 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 (72)発明者 柘植 光雄 静岡県庵原郡蒲原町蒲原1丁目34番1号 日本軽金属株式会社グループ技術センター 内 (72)発明者 石動 薫 静岡県庵原郡蒲原町蒲原1丁目34番1号 日本軽金属株式会社グループ技術センター 内 (72)発明者 野村 剛太 東京都品川区東品川2丁目2番20号 日本 軽金属株式会社内 (72)発明者 大宮 稔 神奈川県綾瀬市小園771番地 池田物産株 式会社内 (72)発明者 朴 吉三 神奈川県綾瀬市小園771番地 池田物産株 式会社内 (72)発明者 土屋 建治 東京都昭島市松原町3丁目2番12号 株式 会社タチエス内 (72)発明者 市川 博章 東京都昭島市松原町3丁目2番12号 株式 会社タチエス内 (72)発明者 松村 隆二 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 村上 聡謙 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 3B084 EC01 3B087 DB02 DB04
Claims (7)
- 【請求項1】 シートバックの骨格を構成するシートバ
ックフレームの乗員着座面部の断面形状を、乗員の着座
時にパッド材の弾性変形によって人体と乗員着座面との
間に確保されるクリアランスが該乗員着座面部の幅方向
でほぼ均一となる形状に形成したことを特徴とする自動
車のシートバックフレーム構造。 - 【請求項2】 乗員着座面部を平坦な傾斜面で形成した
ことを特徴とする請求項1に記載の自動車のシートバッ
クフレーム構造。 - 【請求項3】 乗員着座面部を弯曲した傾斜面で形成し
たことを特徴とする請求項1に記載の自動車のシートバ
ックフレーム構造。 - 【請求項4】 シートバックフレームは、車幅方向に延
在するアッパフレームとロアフレーム、およびこれらア
ッパフレームとロアフレームとを結合した上下方向に延
在する車幅方向両側のサイドフレームとを備え、これら
アッパフレーム、ロアフレーム、およびサイドフレーム
を軽量金属材料により閉断面構造に押出成形して、これ
ら各フレームに乗員着座面部を設けたことを特徴とする
請求項1〜3の何れかに記載の自動車のシートバックフ
レーム構造。 - 【請求項5】 サイドフレームの乗員着座面部は、サイ
ドフレームの車幅方向内側の側部に前方に向けて外広が
りに傾斜して形成したことを特徴とする請求項4に記載
の自動車のシートバックフレーム構造。 - 【請求項6】 ロアフレームの乗員着座面部は、ロアフ
レームの前側部に前下がりに傾斜して形成したことを特
徴とする請求項4,5に記載の自動車のシートバックフ
レーム構造。 - 【請求項7】 アッパフレームの乗員着座面部は、アッ
パフレームの前面から上面に亘って外側に弯曲して形成
したことを特徴とする請求項4〜6の何れかに記載の自
動車のシートバックフレーム構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27699499A JP2001095647A (ja) | 1999-09-29 | 1999-09-29 | 自動車のシートバックフレーム構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27699499A JP2001095647A (ja) | 1999-09-29 | 1999-09-29 | 自動車のシートバックフレーム構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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