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JP2001095126A - ワイヤーハーネス用プロテクタ装置 - Google Patents

ワイヤーハーネス用プロテクタ装置

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Publication number
JP2001095126A
JP2001095126A JP26816599A JP26816599A JP2001095126A JP 2001095126 A JP2001095126 A JP 2001095126A JP 26816599 A JP26816599 A JP 26816599A JP 26816599 A JP26816599 A JP 26816599A JP 2001095126 A JP2001095126 A JP 2001095126A
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JP
Japan
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protector
wire harness
cover
guide means
portions
Prior art date
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Application number
JP26816599A
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English (en)
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Inventor
Hiroyuki Matsuda
裕之 松田
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
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Publication of JP2001095126A publication Critical patent/JP2001095126A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤーハーネスが邪魔になることなく他方
のプロテクタ部を前記一方のプロテクタ部に容易かつ確
実に接続し、さらに、プロテクタカバーを使用しないで
そのままプロテクタ本体一体のワイヤーハーネスを被取
り付け部に取り付けられること。 【解決手段】 第一または第二のプロテクタ部11,1
2のいずれか一方の外面に係止部24を突設する一方、
第一または第二のプロテクタ部のいずれか他方11,1
2の外面に係止部24に係合しうる被係止部27を突設
し、かつ、第一のプロテクタ部11と第二のプロテクタ
部12との間にガイド手段21,22を設け、第一、第
二の両プロテクタ部11,12を結合するとき、係止部
24および被係止部27はガイド手段21,22に案内
されながら係合するよう構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車、航空機、
電車、製造プラント等の各種産業分野に利用されて好適
なワイヤーハーネス用プロテクタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のバッテリーと点火プラグ、ライ
ト類、パワウィンド装置、ワイパー装置等の電気負荷と
の間を接続する電線は、ワイヤーハーネスという電線束
に結束され、車体に配索される。このワイヤーハーネス
の破損、切損等による短絡を防止するため、プロテクタ
装置でワイヤーハーネスを被覆して保護することが行わ
れている。また、ワイヤーハーネスは通常車体のコーナ
部といった作業スペースの狭い部位に取り付けられる。
このため、自動車製造の能率向上の観点から、予め電線
を結束してワイヤーハーネスを製造する段階でプロテク
タ装置が被着され、これを用いて車体に装着される。
【0003】従来のワイヤーハーネス用プロテクタ装置
には、例えば実開平5−41330号公報所載のもの
(以下、「従来装置」という。)がある。すなわち、図
13に示したように、これは、コーナー部のように屈曲
した部位に配索されるワイヤーハーネスのプロテクタ装
置ではあるが、合成樹脂製のプロテクタ本体Bが第一の
プロテクタ部1と第二のプロテクタ部2とからなる分割
した構造になっている。第一のプロテクタ部1にワイヤ
ーハーネス(図示しない)を配索しておき、これに第二
のプロテクタ部2を接続し、その後一つのプロテクタカ
バー3が、二点鎖線のように上からその爪4を各プロテ
クタ部1,2側の係合部5,6に係止せしめることによ
り取り付けられる。ここに、第一のプロテクタ部1に第
二のプロテクタ部2を接続するには、係合突起部7を第
一のプロテクタ部1側に穿設した曲玉形状の孔8に壁部
の内側からはめ込んで行われる。すなわち、第二のプロ
テクタ部2の突片部9を内側(ワイヤーハーネス側)に
若干たわませながら、かつ、第一のプロテクタ部1に向
かって押し込みながら接続する構造であった。なお、係
合突起部7と曲玉形状の孔8との係合する機構により、
ワイヤーハーネスをコーナー部のような部位にでも容易
に係合突起部7回りに任意の角度に屈曲させて配索する
ことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来装置にあって
は、ワイヤーハーネスの製造過程にあっては、第一のプ
ロテクタ部1には予めワイヤーハーネスが配索された状
態にある。このため、後から第一のプロテクタ部1に接
続される第二のプロテクタ部2の突片部9は、その内側
を若干曲げ変形させ、かつ、そのまま第一のプロテクタ
部の方へ押し込む必要があった。このため、ワイヤーハ
ーネスが邪魔になり、それだけ両プロテクタ部1,2の
結合ないしは接続作業が困難となる欠点があった。ま
た、従来装置は係合突起部7による曲玉状の孔8による
回転ヒンジ構造を採用しているため、接続部位での結合
力は小さく、したがってプロテクタカバー3を各プロテ
クタ部1,2の係合部5,6に嵌合して被着しない状態
では、プロテクタ本体Aを位置決めできず、そのためプ
ロテクタ装置を所定の部位に固定して取り付けることが
できない欠点もあった。
【0005】本発明は、上述した事情に鑑みて工夫され
たもので、分割構造のプロテクタ本体の各部を、ワイヤ
ーハーネスを配索した状態でも簡易に接続して合体する
ことができ、安価にワイヤーハーネスを製造することの
できるワイヤーハーネス用プロテクタ装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明に係るワイヤーハーネス用プロ
テクタ装置は、第一のプロテクタ部11と第二のプロテ
クタ部12とを接続して形成するプロテクタ本体Bと、
該プロテクタ本体Bに被着されるプロテクタカバーC
と、前記プロテクタ本体Bと該プロテクタカバーCとの
間に形成される空間に収納して保護されるワイヤーハー
ネスDとを備えるものにおいて、前記第一または第二の
プロテクタ部11,12のいずれか一方の外面に係止部
24を突設する一方、前記第一または第二のプロテクタ
部のいずれか他方11,12の外面に前記係止部24に
係合しうる被係止部27を突設し、かつ、前記第一のプ
ロテクタ部11と第二のプロテクタ部12との間にガイ
ド手段21,22を設け、前記第一、第二の両プロテク
タ部11,12を結合するとき、前記係止部24および
前記被係止部27は前記ガイド手段21,22に案内さ
れながら係合するように構成したことを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載のワ
イヤーハーネス用プロテクタ装置に係り、前記ガイド手
段を、第一または第二のプロテクタ部のいずれか一方に
設けた突起部22と、第一または第二のプロテクタ部の
いずれか他方に設けられ、該突起部22と嵌合するよう
に形成した嵌合部21とから構成したことを特徴とす
る。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1記載のワ
イヤーハーネス用プロテクタ装置に係り、前記ガイド手
段は、第一または第二のプロテクタ部のいずれか一方の
外面に設けた突起部で形成され、前記第一または第二の
プロテクタ部11,12のいずれか他方が、該突起部に
当接して案内されるように構成したことを特徴とする。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項2または3
に記載のワイヤーハーネス用プロテクタ装置に係り、前
記第一または第二のプロテクタ部のいずれか一方の底部
に、舌状に延在する舌片部を設け、該舌片部にワイヤー
ハーネスDを巻き付けて固定できるようにしたことを特
徴とする。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項1乃至4の
いずれかに記載のワイヤーハーネス用プロテクタ装置に
係り、前記プロテクタカバーは、第一のプロテクタ部に
被着される第一のカバー部と、第二のプロテクタ部に被
着される第二のカバー部とからなり、該第一または第二
のカバー部は、第一のプロテクタ部と第二のプロテクタ
部との接続部を延在した第二のプロテクタ部または第一
のプロテクタ部に被着されるようにしたことを特徴とす
る。
【0011】請求項1記載の発明によれば、第一または
第二のプロテクタ部のいずれか一方の外面に係止部を突
設する一方、前記第一または第二のプロテクタ部のいず
れか他方の外面に前記係止部に係合しうる被係止部を突
設し、かつ、前記第一のプロテクタ部と第二のプロテク
タ部との間にガイド手段を設け、前記第一、第二の両プ
ロテクタ部を結合するとき、前記係止部および前記被係
止部は前記ガイド手段に案内されながら係合するように
構成したので、係止部と被係止部とはガイド手段により
円滑に係合し、二つのプロテクタ部は互いにワイヤーハ
ーネスの長手軸線方向に略直交する方向に結合する。
【0012】請求項2に記載された本発明によれば、突
起部が嵌合部に嵌合した状態となる構成にしたため、第
一のプロテクタ部と第二のプロテクタ部とがその継ぎ目
における結合強度は、係止部と被係止部とが係合する係
合力とも相まって遊びのない強固なものとなる。
【0013】請求項3に記載された本発明によれば、ガ
イド手段の一方側を、第一または第二のプロテクタ部の
いずれか一方の外面に設けた突起部に、前記第一または
第二のプロテクタ部のいずれか他方を、該突起部に当接
して案内されるように構成したため、二つのプロテクタ
部の結合を容易にする。
【0014】請求項4に記載された本発明によれば、請
求項2または3に記載のワイヤーハーネス用プロテクタ
装置に係り、前記第一または第二のプロテクタ部のいず
れか一方の底部に、舌状に延在する舌片部を設け、該舌
片部にワイヤーハーネスDを巻き付て固定できるため、
予めワイヤーハーネスを第一のプロテクタ部または第二
のプロテクタ部のいずれか一方に固定した状態でいずれ
か他方のプロテクタ部を接続して組立てられる。
【0015】
″′′″′請求項5に記載の発明によれば、請求項1
乃至4のいずれかに記載のワイヤーハーネス用プロテク
タ装置に係り、前記プロテクタカバーは、第一のプロテ
クタ部に被着される第一のカバー部と、第二のプロテク
タ部に被着される第二のカバー部とからなり、該第一ま
たは第二のカバー部は、第一のプロテクタ部と第二のプ
ロテクタ部との接続部を延在した第二のプロテクタ部ま
たは第一のプロテクタ部に被着されるため、プロテクタ
装置の剛性が高められる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態の構成を
図1乃至図5に基づいて詳細に説明する。図1は、プロ
テクタ本体Bの組立分解図である。図2は、組立られた
プロテクタ本体BにプロテクタカバーCを組み付ける組
立図である。図4は、プロテクタカバーCを組み付ける
に際して、前もってプロテクタ部(後述する第一のプロ
テクタ部15)にワイヤーハーネスDをテープにて巻き
付けて固定する説明図である。
【0017】先ず、本実施形態に係るワイヤーハーネス
用プロテクタ装置は、合成樹脂材で形成され、第一のプ
ロテクタ部11と第二のプロテクタ部12とからなるプ
ロテクタ本体B、および第一のカバー部13と第二のカ
バー部14とからなるプロテクタカバーCを主な構成要
素とする。
【0018】第一のプロテクタ部11と第二のプロテク
タ部12とは、肉厚寸法が全て同じtで、共に底部1
5,16およびその両側に該底部から略垂直に立設した
壁部17,18を有し、該底部と該壁部によりその各横
断面は凹形状(樋形状)に形成される。ここに、各プロ
テクタ部における壁部17,18の高さ、および壁部間
の幅はいずれも同じ寸法に設定される。第一のプロテク
タ部11の底部15には、寸法tに略等しい段差部19
が形成され、その端部に舌状に延在するテープベラ20
(以下、「舌片部」という。)が設けられる。21は一
のガイド手段であるボックス状の空洞部を有する嵌合孔
である。二つのプロテクタ部11,12をドッキングさ
せて接続するとき、第二のプロテクタ部12に突設した
他のガイド手段であるボックス状の突起部22(以下
「ボス」という。)が、嵌合孔21に嵌合するように形
成されている。また、第一のプロテクタ部11の壁部1
7端部の左右の外面には、上下方向に貫通する係合孔2
3を有する係止部24が、それぞれ突設される。25は
第一のカバー部13を取り付けるための係合部、26は
第二のカバー部14の一端を取り付けるための係合部で
ある。
【0019】次に、第二のプロテクタ部12であるが、
その壁部18端部には、壁部18の板厚tに等しい寸法
だけ外側にオフセットされた壁部18’が形成される。
その上端には、前記係止部24の係合孔23に圧入され
て係止部24に係合する被係止部27(以下「フック
部」という。)が形成される。なお、オフセットされた
壁部18’と壁部18の間には、tなる隙間28がある
が、これはフック部27が、係止部24にはめ込まれる
のを考慮して設けられた逃げ用の溝28である。
【0020】ここで、二つのプロテクタ部11,12の
接続時におけるガイド手段である嵌合孔21及びボス2
2と係止部24およびフック部27との寸法設定関係に
ついて説明する。すなわち、第一のプロテクタ部11と
第二のプロテクタ部12とを互いに底部15,16に対
して垂直方向に相対変位させるとき、左右のオフセット
壁部18’の内側が、第一のプロテクタ部11の壁部1
7の外側に接する。そのとき、図1の一点鎖線のように
最初にボス22が嵌合孔21に入り込む。このとき、フ
ック部27はまだ係止部24にまで到達していない。図
3のようにボス22が嵌合孔21に完全に嵌合されると
きはじめてフック部27が、係止部24に係合する関係
となるように寸法関係が設定される。なお、段差部19
の奥行き寸法は、接続時における第二のプロテクタ部1
2の端部近傍の底部16が段差部の下側に略収まるよう
な長さに設定される。
【0021】次に、プロテクタカバーCであるが、図2
のように第一のカバー部13と第二のカバー部14とか
らなり、各カバー部13,14には、一点鎖線のように
係合部25及び係合部26に係合可能に形成した係合爪
29,30が設けられる。係合爪29,30を対応する
係合部25、26に係合するとき、二つのプロテクタ部
11,12は覆われることになる。
【0022】なお、各カバー部13,14には、図示は
しないが、前記係合爪29,30のほかに、実質的にこ
れと同じ構造の係合爪が適宜設けられることは言うまで
もない。また、各プロテクタ部11,12の下面には、
図示しない係止手段が適宜設けられ、車体への固定に便
ならしめるようにしている。
【0023】ここで、本実施形態のプロテクタ装置を取
り付ける方法について説明する。図4に示すように、結
束されたワイヤーハーネスDを、第一のプロテクタ部1
1にセットする。このとき、ワイヤーハーネスDを舌片
部20にテープで巻き付ける。この場合、第一のカバー
部13を第一のプロテクタ部11に被着した状態でこの
テープD’巻き付け作業を行ってもよい。
【0024】次に、この状態の第一のプロテクタ部11
に、第二のプロテクタ部12を接続する。先ず、二つの
プロテクタ部11,12を互いに近づけボス22を嵌合
孔21に嵌合する。このとき、フック部27が係止部2
4の係合孔23に挿入される。図3のように段差部19
の下面が、第二のプロテクタ部12の底部16に着座す
ると、フツク部27が係止部24に係合する。次いで、
第二のカバー部14の係合爪30を係合部26に係止さ
せることにより第二のカバー部14がプロテクタ本体B
に取り付けられる。かくして図5のように、プロテクタ
本体BおよびプロテクタカバーCよりなるプロテクタ装
置がワイヤーハーネスDに装着されたのである。
【0025】本実施形態によれば、ボス22が嵌合孔2
1にガイドされながら嵌合する構成のため、フック部2
7が係止部24に容易に嵌合してロックされる。この結
果、第一、第二の両プロテクタ部の結合ないしは接続作
業の能率を著しく向上できる作用効果を有する。また、
二つのプロテクタ部11,12の合体を上下方向の相対
変位により行う構成のため、ワイヤーハーネスDを前も
って第一のプロテクタ部11に固定しておくことがで
き、それだけワイヤーハーネスの製造を容易に行えると
いう優れた効果がある。さらに、係止部24にフック部
27が嵌合している構成のため、二つのプロテクタ部1
1,12は強固に接続固定され、接続部回りに曲げ変形
を来すことはない。このため、プロテクタカバーCを用
いなくてもそのままプロテクタ本体Bを使用できる。該
カバーCを用いる場合には、カバー部13,14の係合
爪29,30とこれらに対する係合部25,26との相
対位置がずれることがないので、カバー部の取り付けを
容易に行える効果がある。
【0026】次に、上記実施形態の第一変形例を図6お
よび図7について説明する。上記実施形態ではガイド手
段である突起部たるボス22を第二のプロテクタ部12
に設け、これに対応する嵌合部たる嵌合孔21を第一の
プロテクタ部11に設けた構成であったが、変形例では
これらを逆に、すなわち第一のプロテクタ部11の段差
部19の下面に突起部たるボス22’を、第二のプロテ
クタ部12に嵌合部たる嵌合孔21’を設けて構成する
こともできる。その他の構成は上記実施形態と実質的に
同一である。
【0027】このため、第一変形例による場合でも、ボ
ス22’に嵌合孔21’が案内される。図7のように嵌
合状態が達成されると、フック部27が係止部27に嵌
合する。かくして、第一のプロテクタ部11の下から第
二のプロテクタ部12を結合することができる。
【0028】したがって、第一変形例による場合も、上
記実施形態の場合と実質的に同一の作用効果を奏するこ
とができる。
【0029】次に、本実施形態の第二変形例を図8につ
いて説明すると、上記実施形態ではガイド手段は、ボス
22と嵌合部21とで構成したが、第二変形例では、第
一のプロテクタ部11の壁部17外面に突設した突起部
31でガイド手段を構成している点で相違する。この突
起部31は、係止部24の直下に形成され、相手側の第
二プロテクタ部12の壁部18’の端面を当接せしめる
ことにより、フック部27を係止部24の係合孔23に
ガイドされて嵌合する。
【0030】第二変形例は、この構成により第二のプロ
テクタ部12を円滑に第一のプロテクタ部11に容易に
嵌合できる等、上記実施形態と同一の作用効果を奏す
る。
【0031】次に、上記実施形態の第三変形例を、図
9,10について説明する。上記実施形態と構成上相違
する点は、実施形態ではフック部27の形成される壁部
18’が、壁部18から外方にオフセツトされた位置に
存するように構成しているのに対して、第三変形例では
オフセット配置される壁部はなく、すべて同一の面上に
存する壁部32として形成されることである。
【0032】このため、第一と第二の両プロテクタ部1
1にワイヤーハーネスを舌部19に巻き付けて固定して
から、第二のプロテクタ部12を結合し、カバー部材1
3,14を取り付ける(図10)。このとき、各壁部1
7,32の間には若干段差が生じるが、ワイヤーハーネ
スDの取り付けには何ら支障を生じるものでなく、この
ため上記実施形態と実質的に同一の作用効果を奏する。
【0033】また、図11,12の第四変形例のよう
に、係止部24の位置を壁部17の端部から若干後方に
ずらし、第三変形例と同一構造を有する壁部32を延在
して第一プロテクタ部11の壁部17と重合するように
構成してもよい。
【0034】したがって、第四変形例は両壁部17,3
2はその接続部位において互いに重なるため、接続部位
における強度はそれだけ高められる。
【0035】本発明の実施形態および変形例を図面によ
り説明してきたが、具体的な構成はこれらに限られるも
のではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の
変更等があってもこの発明の範囲に含まれる。例えば、
上記ではプロテクタ本体Bを2個のプロテクタ部11,
12で構成した場合について説明したが、それ以上の数
のプロテクタ部を接続する場合にも適宜適用できる。ま
た、舌片部20は必ずしも段差部19に設ける必要はな
く、第一のプロテクタ部11の反対側に設けてもよいも
のである。なおこの場合、接続部位の強度を上げるため
に、段差部19の奥行き長さ(プロテクタ部の長手軸線
方向)を大きく設定し、第一、第二両プロテクタ部の重
合する面積を大きくするようにしてもよい。さらに、係
合部25,26は第一のプロテクタ部11に設けたが、
第二のプロテクタ部12に設けてもよい。また、自動車
に適用される場合であったが、航空機、電車、製造プラ
ント等の各種産業分野にも利用されるのはもちろんであ
る。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載さ
れた本発明によれば、係止部と被係止部を二つのプロテ
クタ部の壁部外側に設けたため、第一と第二のプロテク
タ部とをワイヤーハーネスに邪魔されることなく組み立
てることができ、また、係止部と被係止部とを嵌合させ
るだけで接続強度の高いプロテクタ装置を得ることがで
き、ひいてはプロテクタカバーを使用しないでワイヤー
ハーネスを保護できるプロテクタ装置が得られる。
【0037】請求項2に記載された本発明によれば、突
起部と嵌合部とからなるガイド手段により、係止部と被
係止部との嵌合を容易かつ円滑に行える効果を奏する。
【0038】請求項3に記載の発明によれば、プロテク
タ部の外面に設けた突起部だけでガイド手段を構成でき
るため、二つのプロテクタ部11,12の接続作業を容
易に行うことができ効果を有する。
【0039】請求項4に記載された本発明によれば、舌
片部に予めワイヤーハーネスを巻き付けて固定しておく
ことができ、この状態で両プロテクタ部を接続するの
で、ワイヤーハーネスの製造効率を向上できる効果を奏
する。
【0040】請求項5に記載の発明によれば、係止部と
被係止部とは回動ヒンジ形態のような可動構造ではな
く、嵌合して固定する構造であるため、第一のプロテク
タ部と第二のプロテクタ部との接続部強度が安定してい
るため、該接続部位で屈曲変形しにくく、被着部位への
位置が狂うことはなく、そのためプロテクタカバーの被
着を確実に行える効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施形態におけるプロテクタ本
体の組立分解斜視図を示す外観斜視図である。
【図2】図1における組立後のプロテクタ本体にプロテ
クタカバーを組み込む状態を部分的に破断図を用いて示
した組立分解斜視図である。
【図3】図2のIII−III線における矢視拡大断面図であ
る。
【図4】上記一実施形態における第一のプロテクタ部に
ワイヤーハーネスを固定した状態を示す作用説明図であ
る。
【図5】上記一実施形態に係り、ワイヤーハーネスにプ
ロテクタ装置を装着した状態を示す外観斜視図である。
【図6】上記一実施形態に係る第一変形例における組立
分解斜視図である。
【図7】上記第一変形例に係り、図3に対応する縦断面
図である。
【図8】上記実施形態に係る第二変形例における外観図
である。
【図9】上記実施形態に係る第三変形例における第一の
プロテクタ部の外観図である。
【図10】第三変形例における組立分解斜視図である。
【図11】第四変形例に係る第一のプロテクタ部の外観
図である。
【図12】第四変形例に係るプロテクタ装置の外観図で
ある。
【図13】従来装置における組立分解斜視図である。
【符号の説明】
B プロテクタ本体 C プロテクタカバー 11 第一のプロテクタ部 12 第二のプロテクタ部 13 第一のカバー部 14 第二のカバー部 15、16 底部 17,18、32 壁部 18’ オフセツト壁部 19 段差部 20 舌片部 21、21’ 嵌合孔(ガイド手段) 22、22’ ボス(ガイド手段) 24 係止部 25,26 係合部 27 被係止部(フック部) 29,30 係合爪 31 突起部(ガイド手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一のプロテクタ部と第二のプロテクタ
    部とを接続して形成するプロテクタ本体と、該プロテク
    タ本体に被着されるプロテクタカバーと、前記プロテク
    タ本体と該プロテクタカバーとの間に形成される空間に
    収納して保護されるワイヤーハーネスとを備えるものに
    おいて、前記第一または第二のプロテクタ部のいずれか
    一方の外面に係止部を突設する一方、前記第一または第
    二のプロテクタ部のいずれか他方の外面に前記係止部に
    係合しうる被係止部を突設し、かつ、前記第一のプロテ
    クタ部と第二のプロテクタ部との間にガイド手段を設
    け、前記第一、第二の両プロテクタ部を結合するとき、
    前記係止部および前記被係止部は前記ガイド手段に案内
    されながら係合するように構成したことを特徴とするワ
    イヤーハーネス用プロテクタ装置。
  2. 【請求項2】 前記ガイド手段を、第一または第二のプ
    ロテクタ部のいずれか一方に設けた突起部と、第一また
    は第二のプロテクタ部のいずれか他方に設けられ、該突
    起部と嵌合するように形成した嵌合部とから構成したこ
    とを特徴とする請求項1記載のワイヤーハーネス用プロ
    テクタ装置。
  3. 【請求項3】 前記ガイド手段は、第一または第二のプ
    ロテクタ部のいずれか一方の外面に設けた突起部で形成
    され、前記第一または第二のプロテクタ部のいずれか他
    方が、該突起部に当接して案内されるように構成したこ
    とを特徴とする請求項1記載のワイヤーハーネス用プロ
    テクタ装置。
  4. 【請求項4】 前記第一または第二のプロテクタ部のい
    ずれか一方の底部に、舌状に延在する舌片部を設け、該
    舌片部にワイヤーハーネスを巻き付けて固定できるよう
    にしたことを特徴とする請求項2または3に記載のワイ
    ヤーハーネス用プロテクタ装置。
  5. 【請求項5】 前記プロテクタカバーは、第一のプロテ
    クタ部に被着される第一のカバー部と、第二のプロテク
    タ部に被着される第二のカバー部とからなり、該第一ま
    たは第二のカバー部は、第一のプロテクタ部の接続部を
    延在した第二のプロテクタ部または第一のプロテクタ部
    に被着されるようにしたことを特徴とする請求項1に記
    載のワイヤーハーネス用プロテクタ装置。
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