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JP2001084877A - 押圧・回転操作型電子部品 - Google Patents

押圧・回転操作型電子部品

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Publication number
JP2001084877A
JP2001084877A JP26560499A JP26560499A JP2001084877A JP 2001084877 A JP2001084877 A JP 2001084877A JP 26560499 A JP26560499 A JP 26560499A JP 26560499 A JP26560499 A JP 26560499A JP 2001084877 A JP2001084877 A JP 2001084877A
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elastic
movable contact
contact
rotating body
pressing
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JP26560499A
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Yukisuke Ishihara
行祐 石原
Masaki Sawada
昌樹 澤田
Tamotsu Yamamoto
保 山本
Hiroto Inoue
浩人 井上
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Priority to EP00307899A priority patent/EP1085546B1/en
Priority to TW089119131A priority patent/TW475187B/zh
Priority to KR1020000055257A priority patent/KR100356195B1/ko
Priority to CNB001286706A priority patent/CN1189905C/zh
Priority to US09/666,055 priority patent/US6388212B1/en
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機器の操作面から突出した円形操作つまみの
外周を、接線方向に回転操作および回転中心方向に押圧
操作する押圧・回転操作型電子部品に関し、本体部分の
外径を小さくして、使用機器のケースの高さを小さくで
きると共に、押圧操作がスムーズで、組み立て易いもの
を提供することを目的とする。 【解決手段】 基体部31に回動可能に支持された四角
形の枠体33内に、中央大径部が円柱形のつまみ部35
となった段付円柱形状の回転体34を回転可能に保持
し、つまみ部35側部の円形軸部36の外周面に設けた
可動接点37に対し、基体部31に保持された弾性固定
接点39A,39B,39Cを弾接触させて回転型エン
コーダ部を構成すると共に、枠体33の回動により動作
する自力復帰型のプッシュスイッチ部41を基体部31
に配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてマウス等
のコンピュータ周辺機器、携帯電話等の通信端末機器、
車載電装品等に使用され、機器の操作面から突出した円
形操作つまみの外周を、接線方向に回転操作および回転
中心軸方向に押圧操作することにより操作される押圧・
回転操作型電子部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の押圧・回転操作型電子部
品としては、図15の外観斜視図に示すようなプッシュ
スイッチ付回転型エンコーダが知られている。
【0003】このプッシュスイッチ付回転型エンコーダ
は図15および図16の側面断面図に示すように、接点
付取付基板1の片側に回転操作部品部としての回転型エ
ンコーダ部2が、そして反対側に押圧操作部品部として
のプッシュスイッチ部3が配置され、回転型エンコーダ
部2は一定の範囲で垂直方向(図15および図16に示
す矢印V方向)に移動できるように保持され、プッシュ
スイッチ部3は動かないように固定されている。
【0004】そして、接点付取付基板1は、図17の外
観斜視図に示すように、平板状の樹脂体に回転型エンコ
ーダ部2の移動用のガイドレール部4を有する窪み5
と、プッシュスイッチ部3を固定するための窪み6およ
び回転型エンコーダ部2の電気信号を外部へ伝達するた
めの端子7をそれぞれ有する三つの接点板8が設けら
れ、さらに下端の取付面1Bには、このプッシュスイッ
チ付回転型エンコーダを機器の配線基板に装着するため
の脚部1Aが設けられている。
【0005】回転型エンコーダ部2は、図16の側面断
面図に示すように、接点付取付基板1の窪み5にはめ込
まれてガイドレール部4により一定の範囲で垂直方向
(矢印V方向)に動き得るように保持された樹脂製のス
ライド接点体9にインサート成形により固定された三つ
の弾性接点脚10に対して、円形の操作つまみ12の内
面に取り付けられた樹脂製の回転体14に保持された放
射状可動接点板13が接触し、回転可能なように円柱軸
15により保持されて構成されている。
【0006】そして、スライド接点体9から上記の三つ
の弾性接点脚10のそれぞれと導通した三つの弾性接点
脚11が反対方向に突出して、回転型エンコーダ部2で
発生した電気信号を端子7へ伝達するようになってい
る。
【0007】さらに、スライド接点体9の下方端部に装
着された板ばね16が、接点付取付基板1のピン状突起
17(図17参照)に弾接することにより、通常状態に
おいて、回転型エンコーダ部2がプッシュスイッチ部3
から離れた位置にあるように付勢している。
【0008】プッシュスイッチ部3は、図16に示すよ
うに、その操作ボタン18が回転型エンコーダ部2の円
柱軸15の押圧部15Aに当接するように、接点付取付
基板1の回転型エンコーダ部2とは反対側の面の窪み6
にはめ込まれて固定され、その電気信号を外部へ伝達す
るための端子19が下方へ突出している。
【0009】このプッシュスイッチ付回転型エンコーダ
は以上のように構成されたものであるが、使用機器に装
着される場合には、図18の部分断面の側面図に示すよ
うに、接点付取付基板1下端の取付面1Bの脚部1Aお
よび回転型エンコーダ部2の端子7、プッシュスイッチ
部3の端子19を機器の配線基板20の取付孔21,2
2に挿入・半田付けすることによって装着され、円形の
操作つまみ12の外周部12Aが操作部として機器の上
ケースの操作面23から突出するように取り付けられる
ものであった。
【0010】このように構成された従来のプッシュスイ
ッチ付回転型エンコーダの動作は、まず、円形の操作つ
まみ12の外周部12Aに接点方向(図15に示す矢印
H方向)の力を加えて操作つまみ12を回転させること
により、回転体14が円形軸15を中心として回転し、
これに保持された放射状可動接点板13のリング状接点
部13Aおよび櫛歯状接点部13B(図19の接点部の
平面図参照)上をスライド接点体9に固定されたコモン
弾性接点脚と二つの信号用弾性接点脚からなる三つの弾
性接点脚10が弾接触しながら摺動して回転型エンコー
ダ部2としての電気信号を発生し、この電気信号が弾性
接点脚10から反対方向の三つの弾性接点脚11を経由
して接点付取付基板1上の接点板8に伝わり、外部接続
用の端子7を経て機器の配線基板20の回路に伝達され
るものである。
【0011】また、回転型エンコーダ部2を押し上げて
いる板ばね16の付勢力に逆らって円形の操作つまみ1
2の外周部12Aに回転軸中心方向(図16および図1
8に示す矢印V1方向)の押し力を加えて回転型エンコ
ーダ部2全体を接点付取付基板1のガイドレール部4に
沿って動かし、円柱軸15の押圧部15Aで操作ボタン
18を押してプッシュスイッチ部3を動作させると、そ
の電気信号は端子19を経て機器の配線基板20の回路
に伝達され、この後、操作つまみ12に加えていた押し
力を除くと、板ばね16の弾性復元力によって回転型エ
ンコーダ部2が押し戻されて、元の状態に復帰するよう
に構成されたものであった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の押圧・回転操作型電子部品においては、回転操作部品
部である回転型エンコーダ部2の電気信号を発生するた
めの放射状可動接点板13は、リング状接点部13Aの
外側に櫛歯状接点部13Bが放射状に配置されたもので
あるため直径が大きく、したがって回転体14の外径も
大きい。
【0013】そして、これを操作する円形の操作つまみ
12はさらに大きくしなければならず、また、使用機器
に装着する場合、接点付取付基板1が上ケースの操作面
23から出ないようにしなければならないと共に、配線
基板20に取り付ける接点付取付基板1の取付面1Bの
位置は操作つまみ12の外周よりも低くなっているた
め、機器の操作面23から配線基板20までの間を広く
しなければならず、したがって、機器のケースの高さ寸
法が大きくなってしまうという課題があった。
【0014】また、接点付取付基板1を挟んで片側に回
転操作部品部である回転型エンコーダ部2が垂直動可能
に取り付けられ、反対側に押圧操作部品部であるプッシ
ュスイッチ部3が配置されているため、円形の操作つま
み12によりプッシュスイッチ部3を押圧操作する場合
に、接点付取付基板1のガイドレール部4にこじり力が
働いて操作感にバラツキが生じ易いという課題があり、
さらに回転型エンコーダ部2で発生した電気信号を伝え
るために、スライド接点体9の弾性接点脚11と接点付
取付基板1の接点板8を経由するため弾性接点および摺
動接触部が多く、組み立てが難しいと共にコスト高であ
るという課題もあった。
【0015】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、回転操作部品部および円形の操作つまみ
の径を小さくできて、使用機器のケースの高さ寸法を小
さくできると共に、押圧操作がスムーズで、構成部品数
が少なくて組み立て易く、安価な押圧・回転操作型電子
部品を提供することを目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の押圧・回転操作型電子部品は、基体部に回動
可能に支持された四角形の枠体内に、中央大径部が円柱
形のつまみ部となった段付円柱形状の回転体を回転可能
に保持し、つまみ部側部の小径の円形軸部の外周面に設
けた可動接点に対し、基体部に保持された弾性固定接点
を弾接触させて回転操作部品部を構成すると共に、枠体
の回動により動作する自力復帰型の押圧操作部品部を基
体部に配設するものである。
【0017】これにより、操作つまみの径を小さくでき
て、装着機器のケースの高さ寸法を小さくできると共
に、押圧操作がスムーズで、構成部品数が少なくて組み
立て易く、安価な押圧・回転操作型電子部品を得ること
ができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、支持軸を備えた辺を有する四角形の枠体と、この枠
体の対向する二辺により上記支持軸と平行に回転可能な
ように保持された段付円柱形状で、中央大径部が外周面
を操作される円柱形のつまみ部となり、その側部の小径
の円形軸部の外周面に可動接点が設けられた回転体と、
上記枠体の支持軸を回動可能に支持する支持部を有する
絶縁材料製の基体部とこの基体部に保持されて上記可動
接点に弾接触する弾性固定接点からなる回転操作部品
部、および上記枠体の支持軸を備えた辺と対向する辺に
対応して上記基体部に配設され、上記支持軸を支点とす
る上記枠体の回動により押圧されて動作する自力復帰型
の押圧操作部品部からなる押圧・回転操作型電子部品と
したものであり、回転操作部品部の電気信号を発生する
可動接点の径を小さくすることができ、したがって円形
の操作つまみの径および使用機器の高さ寸法を小さくで
きると共に、押圧操作部品部の操作がスムーズで、しか
も構成部品数が少なくて組み立て易く、安価な押圧・回
転操作型電子部品を実現することができるという作用を
有する。
【0019】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
発明において、四角形の枠体の支持軸を備えた辺と対向
する辺の端部の突起が基体部に設けられた規制孔に係合
して、支持軸を支点とする枠体の回動角度範囲を規制す
るようにしたものであり、請求項1に記載の発明による
作用に加えて、枠体の回動角度を高精度に規制すること
ができるという作用を有する。
【0020】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明において、回転体を、大径中空円筒状の
つまみ部と中央部を除く側部の外周面に可動接点を設け
た小径の円形軸部に分割し、上記つまみ部を樹脂形成し
てその中央孔に上記円形軸部を挿入結合する構成とした
ものであり、外周面を操作される大径のつまみ部と外周
面に可動接点を有する小径の軸部からなる回転体を高精
度で安価に形成できると共に、つまみ部の外径・形状や
色の変更、電気信号の違いによる可動接点の変更等に対
しても容易に対応できるという作用を有する。
【0021】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれか一つに記載の発明において、回転体の円形軸部
を、つまみ部両側根元部において枠体の対向する二辺で
回転可能に保持し、その外方の円形軸部の外周面に可動
接点を設けると共に、この可動接点およびこれに弾接触
する弾性固定接点の周囲をカバーで覆ったものであり、
使用する人の手で操作されるつまみ部から接点部分を枠
体で分離しカバーで覆うことにより、接点部分の防塵化
が図れ、信頼性を高めることができるという作用を有す
る。
【0022】請求項5に記載の発明は、請求項4記載の
発明において、一辺に支持軸を備えて対向する二辺を、
回転体の保持部を有する辺で連結したコの字形体の開口
部を、回転体の保持部を有する辺で塞いで四角形の枠体
を形成し、少なくとも一方の保持部を有する辺の外方
に、可動接点およびこれに弾接触する弾性固定接点の周
囲を覆うカバーを一体に形成したものであり、請求項4
に記載の発明による作用に加えて、組み立てが容易で、
組み立て時に接点部等に損傷を与えることが少ないとい
う作用を有する。
【0023】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の
いずれか一つに記載の発明において、回転体の円形軸部
の外周にリング状可動接点およびこれと導通した導電部
と絶縁部が所定の角度ピッチで交互に配設された櫛歯状
可動接点を設け、基体部にそれぞれの可動接点に弾接触
する複数個の弾性固定接点を配設して、回転操作部品部
を回転型エンコーダとし、自力復帰型の押圧操作部品部
を自力復帰型のプッシュスイッチとしたものであり、近
年のコンピュータ周辺機器や通信端末機器等に多用され
ているデジタル回路に信号を直接入力することができ、
機器制御を簡素化できる小型で安価な電子部品を実現す
ることができるという作用を有する。
【0024】請求項7に記載の発明は、請求項6記載の
発明において、自力復帰型のプッシュスイッチが、基体
部の所定位置に設けられたスイッチ固定接点上に弾性金
属薄板製の円形ドーム状可動接点を配設したものであ
り、請求項6に記載の発明による作用に加えて、自力復
帰型で動作時に節度感を有する高性能のプッシュスイッ
チを、コンパクトでしかも他の構成部材と高い位置精度
に備えることができるという作用を有する。
【0025】請求項8に記載の発明は、請求項1〜7の
いずれか一つに記載の発明において、回転体のつまみ部
側部の円形軸部の外周面に、中心軸線と平行に所定の角
度ピッチで凹溝を設けたリング状凹凸部に対し、基体部
から伸ばされた弾性脚部先端のダボが弾接する節度機構
を設けたものであり、回転操作部品部の操作時に節度感
を伴った快適で安定した操作ができると共に、押圧操作
部品部の操作時に回転体が回り、回転操作部品部が誤動
作することを防止できるという作用を有する。
【0026】請求項9に記載の発明は、請求項8記載の
発明において、基体部に保持され、回転体の可動接点に
弾接触する弾性固定接点およびリング状凹凸部に弾接す
る弾性脚部が、いずれも回転体を基体部から離す方向に
付勢するようにしたものであり、請求項8に記載の発明
による作用に加えて、押圧操作部品部の自己復帰力と共
に、弾性固定接点および弾性脚部が枠体および回転体を
押し上げるので、通常状態における枠体および回転体の
位置が安定すると共に、回転操作部品部の操作時に押圧
操作部品部が誤動作することを防止できるという作用を
有する。
【0027】請求項10に記載の発明は、請求項1〜7
のいずれか一つに記載の発明において、回転体のつまみ
部と円形軸部との段部端面または円形軸部に設けた段差
部の端面と、枠体の前記端面に対向する面の、いずれか
一方を所定の角度ピッチで放射状に凹溝を設けた円形凹
凸面とし、他方にこの凹凸面に弾接する弾性ダボを有す
るばね体を配する節度機構を設けたものであり、回転体
の円形軸部を短くすることができるので、幅寸法の小さ
い押圧・回転操作型電子部品とすることができて、しか
も請求項8に記載の発明と同様の作用を有する。
【0028】請求項11に記載の発明は、請求項6〜1
0のいずれか一つに記載の発明において、基体部に保持
された二つの弾性固定接点が回転体の櫛歯状可動接点に
弾接触し、その弾接触位置が所定寸法だけずれているも
のであり、二つの弾性固定接点それぞれと可動接点とに
より発生する電気信号の間に生じる位相差により、つま
み部による回転体の回転方向および回転角度を使用機器
の回路で検知することができるという作用を有する。
【0029】請求項12に記載の発明は、請求項11記
載の発明において、回転体のつまみ部側部の、一方の円
形軸部の外周面にリング状凹凸部およびリング状可動接
点を設けて、基体部に保持された弾性脚部先端のダボお
よび弾性固定接点をそれぞれ弾接および弾接触させ、他
方の円形軸部の外周面に櫛歯状可動接点を設けて、基体
部に保持された二つの弾性固定接点を弾接触させるよう
にしたものであり、請求項11に記載の発明による作用
に加えて、つまみ部による回転体の回転方向および回転
角度を使用機器の回路で検知することができる押圧・回
転操作型電子部品を左右対称で小さな幅寸法に形成でき
るという作用を有する。
【0030】請求項13に記載の発明は、請求項8〜1
2のいずれか一つに記載の発明において、回転体のリン
グ状凹凸部または円形凹凸面に設ける凹溝のピッチを回
転体の櫛歯状可動接点の導電部および絶縁部を配設する
ピッチと同じにして、基体部から伸ばされた弾性脚部先
端のダボが上記リング状凹凸部または円形凹凸面の凹部
内にはまり込んだ時に、上記櫛歯状可動接点に対する弾
性固定接点の弾接触位置が上記絶縁部にあるようにした
ものであり、通常状態において回転操作部品部の接点間
は非導通状態であるので、使用機器の回路における信号
処理が容易で、消費電力を少なくすることができると共
に、押圧操作部品部の操作時に回転操作部品部が誤動作
することをより確実に防止できるという作用を有する。
【0031】請求項14に記載の発明は、請求項6〜1
3のいずれか一つに記載の発明において、基体部に保持
された複数個の弾性固定接点のうち、少なくとも回転体
の櫛歯状可動接点に弾接触する弾性固定接点が回転体の
中心軸線よりも枠体の支持軸側の位置から伸ばされ、そ
の弾接触位置が支持軸を中心とする枠体の回動時におけ
る回転体の中心軸の回動円上にあるようにしたものであ
り、押圧操作部品部の操作時に、弾性固定接点が櫛歯状
可動接点に弾接触している位置の変動が少なく、回転操
作部品部が誤動作することを少なくできるという作用を
有する。
【0032】請求項15に記載の発明は、請求項1〜1
4のいずれか一つに記載の発明において、基体部の下面
を平板状とし、回転操作部品部の弾性固定接点および押
圧操作部品部とそれぞれ導通した複数個の弾性押圧接続
端子を上記基体部の下面よりも突出して配設したもので
あり、押圧・回転操作型電子部品を使用機器の配線基板
に押し付けて固定するだけで各接続端子を接続すること
ができるので、半田付け接続時の熱による変形や、半田
フラックスによるつまみ部の汚れ等のロスが発生せず、
また基体部等に耐熱性の樹脂を使用しなくてもよいので
安価にすることができる等の作用を有する。
【0033】以下、本発明の実施の形態における押圧・
回転操作型電子部品について、近年のコンピュータ周辺
機器や通信端末機器等に多用されているプッシュスイッ
チ付回転型エンコーダを例として、図面を用いて説明す
る。
【0034】(実施の形態1)図1は本発明の第1の実
施の形態によるプッシュスイッチ付回転型エンコーダの
外観斜視図、図2は同要部断面の正面図、図3は同分解
斜視図である。
【0035】同図に示すように、このプッシュスイッチ
付回転型エンコーダは、絶縁樹脂製の基体部31の対向
支持部32により回動可能に支持された四角形の枠体3
3に回転可能に保持された回転体34の中央を大径円柱
形のつまみ部35とし、その側部の小径の円形軸部36
Aおよび36Bの外周面に可動接点37およびリング状
凹凸部38を配設し、可動接点37には基体部31に保
持された三つの弾性固定接点39A,39B,39Cを
弾接触させ、リング状凹凸部38には基体部31から伸
ばされた弾性脚部40のダボ40Aを弾接させて回転操
作部品部としての回転型エンコーダ部を構成すると共
に、枠体33の回動により押圧されて動作する自力復帰
型の押圧操作部品部としてのプッシュスイッチ部41を
基体部31に配設したものであり、小型で安価な構成と
なっている。
【0036】なお、42は、可動接点37および弾性固
定接点39A,39B,39C等の周囲を覆って防塵化
を図り、接点部等の信頼性を高めるためのカバーであ
る。
【0037】そして、四角形の枠体33は、図3に示す
ように、支持軸43を備えた辺44Aとこれに対向する
辺44Bおよびこれらと直交するように連結された対向
する二辺45A,45Bからなり、辺44Aの支持軸4
3を基体部31の対向支持部32の支持孔32Aに圧挿
入されて回動可能に支持されると共に、これに対向する
辺44B両端の突起46A,46Bを、基体部31の反
対側に対向して設けられた規制孔47A,47Bに挿入
されて、その回動角度範囲を高精度に規制されている。
【0038】また、上記の二辺45A,45Bそれぞれ
の中央に設けられた上方が細幅開口部となったU字形の
保持孔48A,48Bに、段付円柱形状の回転体34の
円形軸部36A,36Bを上方から圧挿入されて、回転
可能に保持するようになっている。
【0039】そして、この回転体34は、図2に示すよ
うに、大径中空円筒状の樹脂製つまみ部35の中央孔3
5A内に可動接点37を有する小径の円形軸部36を挿
入結合させたものであり、その形成過程を図4に基づい
て説明する。
【0040】まず、同図(a)の外観斜視図に示すよう
に、金属棒をヘッダー加工して、ほぼ一様な細径円形軸
の外周の両端部が同じ角度ピッチのリング状凹凸部38
および48となり、略中間に非円形の鍔部49が突出し
た金属円形軸50を形成し、次に、同図(b)の外観斜
視図に示すように、一方のリング状凹凸部48側の端部
を所定の絶縁樹脂によりアウトサート成形加工して凹部
を絶縁樹脂で埋めることによって、円形のリング状可動
接点37Aとこれに導通した導電部および絶縁部が円周
上に所定の角度ピッチで交互に配設された櫛歯状可動接
点37Bを備えた円形軸部36とする。
【0041】なお、この絶縁部を形成する樹脂は、金属
円形軸50のリング状凹凸部48側の中心孔を含む端面
全体を円板状に覆うことにより、全体として強固にリン
グ状凹凸部48と結合して櫛歯状可動接点37Bを構成
している。
【0042】この後、以上のようにして形成された円形
軸部36を、同図(c)の外観斜視図に示すように、別
途に樹脂形成された大径中空円筒状のつまみ部35の中
央孔35A内に挿入結合させるものであるが、この時、
円形軸部36の非円形の鍔部49をつまみ部35の中央
孔35Aの非円形大径部に係合させることによって、両
者は共回りするように結合され、同図(d)の正面断面
図に示すような、段付円柱形状の回転体として完成す
る。
【0043】このように、回転体34を大径中空円筒状
のつまみ部35と外周面に可動接点37等を有する円形
軸部36に分けて形成することにより、回転体34を高
精度で安価に形成できると共に、つまみ部の外径・形状
や色の変更、電気信号の違いによる可動接点の変更等に
対しても容易に対応できるものである。
【0044】以上のようにして形成された回転体34
は、上述のように、枠体33の対向する二辺45A,4
5Bにより回転可能に保持されているが、その円形軸部
36Aに配設されたコモン接点としてのリング状可動接
点37Aおよび信号用接点としての櫛歯状可動接点37
Bには、図2のP−P線における断面図である図5に示
すように、基体部31に保持された三つの弾性固定接点
39A,39B,39Cが弾接触して回転型エンコーダ
部の電気信号発生用の接点部を構成しており、コモン接
点用の弾性固定接点39Aはリング状可動接点37Aに
下方から弾接触し、信号接点用の二つの弾性固定接点3
9B,39Cはいずれも櫛歯状可動接点37Bに下方か
ら弾接触しているが、信号用の二つの弾接触位置は所定
寸法だけ僅かにずらされている。
【0045】そして、三つの弾性固定接点39A,39
B,39Cのそれぞれと連結して一体の弾性金属薄板で
形成された、弾性を有する三つの接続端子39D,39
E,39Fが回転型エンコーダ部の電気信号導出用の端
子として基体部31の端部の所定位置から導出され、各
導出部から反転して、基体部31の平板状の下面に設け
られた浅い窪み状の収容部31A内に向けて折り曲げら
れ、各接続端子39D,39E,39Fの先端は基体部
31の下面よりも下方に突出している。
【0046】また、回転体34の円形軸部36Bに配設
されたリング状凹凸部38には、図2のQ−Q線におけ
る断面図である図6に示すように、基体部31から伸ば
された弾性脚部40のダボ40Aが下方から弾接してい
るが、ダボ40Aがリング状凹凸部38の凹部内にはま
り込んだ位置において、上記可動接点37の櫛歯状可動
接点37Bに弾接触している二つの弾性固定接点39
B,39Cは絶縁部の位置に接触しており、可動接点3
7と弾性固定接点39B,39Cは非導通状態にあるよ
うに設定されている。
【0047】そして、以上のように三つの弾性固定接点
39A,39B,39Cおよび弾性脚部40が回転体3
4の円形軸部36Aおよび36Bに下方から弾接するこ
とによって、回転体34およびこれを保持する枠体33
は、通常状態において、その回動角度範囲の上方の終端
位置にあるように付勢されて安定した状態にある。
【0048】なお、これらの可動接点37と弾性固定接
点39A,39B,39Cおよびリング状凹凸部38と
弾性脚部40の周囲は、基体部31のカシメダボ31C
によりつまみ部35の両側に取り付けられた防塵用のカ
バー42で覆われている。
【0049】一方、枠体33の辺44Bに対応して基体
部31に配設されたプッシュスイッチ部41は、図2の
R−R線における断面図である図7に示すように、基体
部31に設けられた円形凹部51内にインサート成形固
定されたスイッチ固定接点52のうちの外側固定接点5
2Aに弾性金属薄板製の円形ドーム状可動接点53の外
周部を載せ、通常状態において、その中央部が所定の接
点ギャップをあけて中央固定接点52Bに対向してスイ
ッチOFFとなるように構成されたものであり、その上
部を塞ぐ可撓性の絶縁フィルム54を介して、枠体33
の辺44B下面の押圧用突部44Cが対峙している。
【0050】このような構成とすることにより、自力復
帰型で動作時に節度感を有する高性能のプッシュスイッ
チ部41を、コンパクトでしかも他の構成部材と高い位
置精度に備えることができるものである。
【0051】なお、プッシュスイッチ部41の固定接点
52(52A,52B)のそれぞれと連結して一体の弾
性金属薄板で形成された、弾性を有する二つのスイッチ
接続端子52C,52Dがプッシュスイッチ部41の電
気信号導出用の端子として基体部31の端部の所定の位
置から導出され、各導出部から反転して、基体部31の
平板状の下面に設けられた浅い窪み状の収容部31B内
に向けて折り曲げられ、各スイッチ接続端子52C,5
2Dの先端が基体部31の下面よりも下方に突出してい
ることは、回転型エンコーダ部の接続端子39D,39
E,39Fと同様である。
【0052】そして、基体部31の平板状の下面の両端
には、このプッシュスイッチ付回転型エンコーダを機器
の配線基板に装着するための脚部55が設けられてい
る。
【0053】本実施の形態のプッシュスイッチ付回転型
エンコーダは、以上のように構成されるものであり、使
用機器に装着される場合には、図8の部分断面の正面図
および図8のS−S線における断面図である図9に示す
ように、基体部31下面の脚部55を機器の配線基板5
6の取付孔56Aに挿入することによって、配線基板5
6に対して位置決めされ、基体部31の下面に突出した
弾性を有する回転型エンコーダ部の接続端子39D,3
9E,39Fおよびプッシュスイッチ部41のスイッチ
接続端子52C,52D(図7参照)が配線基板56上
の各被接続接点57および58(図示せず)にそれぞれ
弾接触する。
【0054】そして、機器の上ケース59Aと下ケース
59Bを組み合せることにより、上ケース59Aに設け
た押圧リブ59Cで、下ケース59Bに保持された配線
基板56上の本プッシュスイッチ付回転型エンコーダの
基体部31の上面を下ケース59B側に押し付けること
によって、本プッシュスイッチ付回転型エンコーダは固
定されると共に、その接続端子39D,39E,39F
およびスイッチ接続端子52C,52Dは、各被接続接
点57および58に対して確実に弾性押圧接続されるも
のであり、この状態において、回転体34のつまみ部3
5の外周35Aが操作部として、上ケース59Aの操作
面60から突出している。
【0055】このように、本実施の形態のプッシュスイ
ッチ付回転型エンコーダは、使用機器の配線基板56に
押し付けて固定するだけで各接続端子39D,39E,
39Fおよびスイッチ接続端子52C,52Dを接続す
ることができるので、半田付け接続時の熱による変形
や、半田フラックスによるつまみ部の汚れ等のロスが発
生せず、また基体部31等に耐熱性の樹脂を使用しなく
てもよいので安価にすることができるものである。
【0056】次に、以上のように構成された本実施の形
態のプッシュスイッチ付回転型エンコーダの動作につい
て説明する。
【0057】まず、本実施の形態のプッシュスイッチ付
回転型エンコーダを使用機器に装着した状態を示す図8
および図9において、機器の上ケース59A上面の操作
面60から突出した回転体34のつまみ部35の外周部
35Aに接線方向(図9に示す矢印H方向)の力を加え
て回転させることによって、その側部の円形軸部36A
および36Bが回転し、回転型エンコーダ部が動作す
る。
【0058】すなわち、円形軸部36Aの外周面に配設
されたリング状可動接点37Aと櫛歯状可動接点37B
上を基体部31に保持された三つの弾性固定接点39A
および39B,39Cが弾接触しながら摺動して、各々
の弾性固定接点39Aおよび39B,39Cに導通した
接続端子39Dおよび39E,39Fの39D−39E
間および39D−39F間にそれぞれ電気信号(パルス
信号)を発生し、その信号が配線基板56上の被接続接
点57を経て機器の回路に伝達されると共に、円形軸部
36Bの外周面に配設されたリング状凹凸部38に対し
て、基体部31から伸ばされた弾性脚部40のダボ40
Aが弾接摺動して電気信号に合わせた節度感を発生し、
つまみ部35すなわち回転体34の回転が止まると、リ
ング状凹凸部38の凹部内にはまり込んで停止する。
【0059】この時、櫛歯状可動接点37Bに接触する
弾性固定接点39Bと39Cの位置ずれにより接続端子
39D−39E間に発生する電気信号と39D−39F
間に発生する電気信号の間に生じる位相差によって、回
転体34すなわちつまみ部35の回転方向および回転角
度を使用機器の回路で検知することができる。
【0060】そして、二つの弾性固定接点39B,39
Cは櫛歯状可動接点37Bの絶縁部から動き始めて、再
び新しい絶縁部の位置で停止するので、この回転型エン
コーダ部は回転操作時以外は電力を消費しないものであ
る。
【0061】なお、このつまみ部35の通常の回転操作
時に、プッシュスイッチ部41の押圧用突部44Cを備
えた枠体33の辺44Bは、枠体33に保持された回転
体34が三つの弾性固定接点39A,39B,39Cお
よび弾性脚部40によって上方に付勢されているので下
方には動かず、また、回転操作時につまみ部35に下方
への押し力が加わって、上記の弾性固定接点39A,3
9B,39Cおよび弾性脚部40が多少押し撓められて
枠体33が少し回動し、押圧用突部44Cを備えた辺4
4Bが下がっても、プッシュスイッチ部41は自力復帰
型であって、動作し難いように設定されている。
【0062】次に、図8のT−T線における断面図であ
る図10の矢印Hで示すように、枠体33に保持された
回転体34を上方に付勢している三つの弾性固定接点3
9A,39B,39Cと弾性接点脚40(図10には示
さず)の力およびプッシュスイッチ部41自身の復帰力
に逆らって、つまみ部35の外周部35Aに下方への押
し力を加えると、枠体33は基体部31に支持された支
持軸43を中心として回動して、辺44B下面の押圧用
突部44Cが下がり、プッシュスイッチ部41が動作す
る。
【0063】すなわち、可撓性の絶縁フィルム54を介
して、押圧用突部44Cが円形ドーム状可動接点53の
上面中央部を下方に強く押すことによって、図10に示
すように、円形ドーム状可動接点53は節度感を伴って
弾性反転し、その中央部下面が中央固定接点52Bに接
触することにより、スイッチ固定接点52の外側固定接
点52Aと中央固定接点52Bの間すなわちスイッチ接
続端子52Cと52D(図10には示さず)の間が短絡
してスイッチONとなって、その信号は配線基板56上
の被接続接点58を経て機器の回路に伝達される。
【0064】この後、つまみ部35に加えていた押し力
を除くと、スイッチ部41の円形ドーム状可動接点53
が弾性復元力によって元の形状に復帰して、スイッチ接
続端子52Cと52Dの間は再びスイッチOFFとな
り、押圧用突部44Cを備えた辺44Bが上方に押し上
げられると共に、枠体33は三つの弾性固定接点39
A,39B,39Cと弾性脚部40の力によっても押し
上げられて、元の回動角度範囲の上方の終端位置に戻
る。
【0065】なお、このプッシュスイッチ部41の押圧
操作は、四角形の一つの辺44Aが備える支持軸43を
中心として枠体33を回動させて、押圧用突部44Cを
押し下げるものであるから、こじり力が働くことがな
く、つまみ部35の押し位置に拘わらずスムーズに操作
することができるものである。
【0066】また、枠体33に保持された回転体34の
円形軸部36Bに配設されたリング状凹凸部38の凹部
には、弾接する弾性脚部40のダボ40Aがはまり込ん
でいる(図6参照)ために、このつまみ部35に押し力
を加えて枠体33を回動させ、プッシュスイッチ部41
を動作させる時に、回転体34は回転せず、したがって
エンコーダ部は回転動作しない。
【0067】しかも、この弾性脚部40のダボ40Aが
回転体34のリング状凹凸部38の凹部にはまり込んだ
位置において、可動接点37の櫛歯状可動接点37Bに
弾接触している二つの弾性固定接点39B,39Cは櫛
歯状可動接点37Bの絶縁部に接触しているため、エン
コーダ部として誤信号を発することもない。
【0068】さらに、この回転体34の櫛歯状可動接点
37Bに二つの弾性固定接点39B,39Cが弾接触す
る位置を、支持軸43を中心とする枠体33の回動時に
おける回転体34の中心軸の回動円上にあるように設定
しておけば、枠体33を回動させてプッシュスイッチ部
41を動作させる時の、二つの弾性固定接点39B,3
9Cの弾接触位置の変動を最も少なくすることができる
ものである。
【0069】以上のように本実施の形態によれば、回転
操作部品部としての回転型エンコーダ部の電気信号を発
生する可動接点37の径を小さくすることができ、した
がって円形のつまみ部35の径および使用機器の高さ寸
法を小さくできると共に、押圧操作部品部としてのプッ
シュスイッチ部41の操作がスムーズで、しかも構成部
品数が少なくて組み立て易く、安価な押圧・回転操作型
電子部品を実現できるものである。
【0070】(実施の形態2)図11は本発明の第2の
実施の形態によるプッシュスイッチ付回転型エンコーダ
の要部断面の正面図、図12は同分解斜視図である。
【0071】本実施の形態によるプッシュスイッチ付回
転型エンコーダは、上記実施の形態1によるプッシュス
イッチ付回転型エンコーダに対して、つまみ部を有する
回転体の円形軸部に配設する可動接点およびリング状凹
凸部の配列位置、および回転体を回転可能に保持する枠
体と側部のカバーの構成方法を変更したものであり、こ
れ以外の構成は上記実施の形態1によるプッシュスイッ
チ付回転型エンコーダと同じであるため、同一部分には
同一符号を付与して説明を省略し、異なる点について詳
細に説明する。
【0072】すなわち、図11、図12に示す本実施の
形態によるプッシュスイッチ付回転型エンコーダにおい
て、絶縁樹脂製の基体部61の対向支持部62に回動可
能に支持された四角形の枠体63に回転可能に保持され
た回転体64の中央を大径円柱形のつまみ部35とし、
その側部の小径の円形軸部65Aおよび65Bの外周面
に可動接点66およびリング状凹凸部67を配設して、
可動接点66には基体部61に保持された三つの弾性固
定接点68A,68B,68Cを弾接触させ、リング状
凹凸部67には基体部61から伸ばされた弾性脚部40
のダボ40Aを弾接させて回転型エンコーダ部を構成す
ると共に、枠体63の回動により押されて動作する自力
復帰型のプッシュスイッチ部41を配設し、さらに、つ
まみ部35の両側に防塵用のカバー69,70が取り付
けられていることは、実施の形態1の場合と同じであ
る。
【0073】しかし、回転体64のつまみ部35の一方
の側部の円形軸部65Aには可動接点66の櫛歯状可動
接点66Bのみが配設され、他方の側部の円形軸部65
Bにはリング状可動接点66Aとリング状凹凸部67が
配設されており、この配列位置に対応して、基体部61
の一方の側には櫛歯状可動接点66Bに弾接触する信号
用の二つの弾性固定接点68B,68Cが、他方の側に
はリング状可動接点66Aに弾接触するコモン用の弾性
固定接点68Aと共に、リング状凹凸部67にダボ40
Aが弾接する弾性脚部40が配置されて、基体部61の
対向支持部62の両側にそれぞれ二つずつの弾性脚が突
出して設けられている。
【0074】なお、この回転体64のつまみ部35を挟
んで両側に配設された櫛歯状可動接点66Bとリング状
可動接点66Aは、一体の金属材料で形成されたもので
あり、互いに導通していることは、実施の形態1の場合
と同じである。
【0075】そして、このように形成された回転体64
を回転可能に保持する四角形の枠体63は、図12に示
すように、支持軸71を備えた辺72Aとこれに対向す
る辺72Bを、回転体64の保持部としての丸孔73A
を有する辺72Cで連結したコの字形体72の開口部を
塞ぐように、回転体64の保持部としての丸孔73Bを
有する辺74を連結して形成したものであり、保持部と
しての丸孔73A,73Bを有する二つの辺72Cと7
4の外方には、それぞれ上記の櫛歯状可動接点66Bと
これに弾接触する弾性固定接点68B,68Cおよびリ
ング状可動接点66Aとこれに弾接触する弾性固定接点
68Aの周囲を覆う防塵用のカバー69および70が一
体に設けられると共に、各カバー69,70の外方の端
部には、基体部61の端部に対向して設けられた規制孔
75A,75Bに挿入されて枠体63の回動角度範囲を
規制するための突起69Aと70Aが設けられている。
【0076】次に、この四角形の枠体63の対向する保
持部としての丸孔73A,73Bを有する二つの辺72
C,74が回転体64を回転可能に保持するように組み
合わせる方法は、上記のコの字形体72とその開口部を
塞ぐ辺74を連結する際に、それぞれの丸孔73A,7
3Bに回転体64の円形軸部65A,65Bをあらかじ
め挿入・嵌合させた後、コの字形体72の辺72B,7
2C先端の二つの突起部72Dを辺74の二つの小孔7
4Aに挿入して連結するものである。
【0077】また、回転体64の形成方法およびプッシ
ュスイッチ部41を備えた基体部61の構成は、いずれ
も実施の形態1の場合と同様であるので詳細な説明は省
略するが、基体部61に設けられた回転型エンコーダ部
の弾性を有する三つの接続端子68E,68Fと68D
は、弾性固定接点68B,68Cと68Aが対向支持部
62の両側に設けられたことにより、対向支持部62の
中間部に配設されている。
【0078】なお、基体部61の弾性固定接点68Bと
68Aの側方にそれぞれ設けられた壁部76は、上記の
カバー69,70と同様に接点部の防塵化を図るための
ものである。
【0079】さらに、回転体64の可動接点66に対し
て三つの弾性固定接点68A,68B,68Cが弾接触
している状態およびプッシュスイッチ部41の構成は実
施の形態1と全く同じである。
【0080】そして、本実施の形態によるプッシュスイ
ッチ付回転型エンコーダの使用機器への装着方法および
動作も実施の形態1の場合と全く同じであるので、説明
を省略する。
【0081】本実施の形態によれば、三つの弾性固定接
点68A,68B,68Cと弾性脚部40を、基体部6
1の対向支持部62およびつまみ部35の両側に二つず
つ均等に配設するので、実施の形態1の場合に比較し
て、プッシュスイッチ付回転型エンコーダを左右対称で
小さな幅寸法に形成できると共に、組み立てが容易で、
組み立て時に接点部等に損傷を与えることを少なくでき
るものである。
【0082】(実施の形態3)図13は本発明の第3の
実施の形態による押圧・回転操作型電子部品としてのプ
ッシュスイッチ付回転型エンコーダの要部断面の正面
図、図14は同分解斜視図である。
【0083】本実施の形態によるプッシュスイッチ付回
転型エンコーダは、上記実施の形態2によるプッシュス
イッチ付回転型エンコーダに対して、つまみ部を介して
回転体を回転操作する際に電気信号の発生に合わせて節
度感を発生する節度機構の構成方法を変更したものであ
り、これ以外の構成は上記実施の形態2によるプッシュ
スイッチ付回転型エンコーダと同じであるため、同一部
分には同一符号を付与して説明を省略し、異なる点につ
いて詳細に説明する。
【0084】すなわち、図13および図14に示す本実
施の形態によるプッシュスイッチ付回転型エンコーダに
おいて、絶縁樹脂製の基体部81の対向支持部82によ
り回動可能に支持された四角形の枠体83がコの字形体
84とその開口部を塞ぐ辺85を連結して構成され、こ
の枠体83に回転可能に保持された回転体86の中央を
大径円柱形のつまみ部87とし、その側部の小径の円形
軸部88Aおよび88Bの外周面に櫛歯状可動接点89
Bおよびリング状可動接点89Aからなる可動接点89
を配設し、基体部81に保持された三つの弾性固定接点
68B,68Cおよび68Aを弾接触させて回転型エン
コーダ部を構成すると共に、枠体83の回動により押さ
れて動作する自力復帰型のプッシュスイッチ部41を配
設し、さらに、枠体83を構成するコの字形体84と辺
85の外方に防塵用のカバー90,91が取り付けられ
ていることは、実施の形態2の場合と同じである。
【0085】しかし、回転体86のつまみ部87側部の
円形軸部88Aおよび88Bには、櫛歯状可動接点89
Bおよびリング状可動接点89Aからなる可動接点89
のみが配設されており、これに対応して、櫛歯状可動接
点89Bに弾接触する二つの弾性固定接点68B,68
Cおよびリング状可動接点89Aに弾接触する弾性固定
接点68Aが、基体部81の対向支持部82の両側にそ
れぞれ突出して設けられている。
【0086】そして、回転体86のつまみ部87と一方
の円形軸部88Bとの段部端面92には、弾性金属薄板
製のリング状のばね体93が装着され、また、回転体を
回転可能に保持する四角形の枠体83の辺95のばね体
93と対向する面は、回転体86の櫛歯状可動接点89
Bの絶縁部と同角度ピッチで放射状に凹溝を設けた円形
凹凸面94となっており、上記のばね体93から側方へ
突出した弾性ダボ93Aがこの円形凹凸面94に弾接し
て節度機構を構成している。
【0087】ここで、リング状ばね体93の弾性ダボ9
3Aが四角形の枠体83の辺95の円形凹凸面94に弾
接するように組み立てる方法は、回転体86のリング状
可動接点89A側のつまみ部87の段部端面92の二つ
の角孔92Aに、リング状ばね体93の二つの脚部93
Bをはめ込むことにより仮取付けした状態で、実施の形
態2の場合と同様に、コの字形体84とその開口部を塞
ぐ辺85を連結する際、コの字形体84の中央の辺95
と開口部を塞ぐ辺85それぞれの丸孔95Aと85A
に、回転体86の円形軸部88A,88Bをあらかじめ
挿入・嵌合させた後、コの字形体84の対向する辺84
A,84B先端の二つの突起部84Cを辺85の二つの
小孔85Bに挿入し、その先端を熱カシメ等により抜け
止めして連結するものである。
【0088】そして、本実施の形態によるプッシュスイ
ッチ付回転型エンコーダのその他の部分の構成や使用機
器への装着方法および動作は、実施の形態1または2の
場合と同じであるので、説明を省略する。
【0089】本実施の形態によれば、回転体86の円形
軸部88Bを短くすることができるので、実施の形態2
の場合に比較して、プッシュスイッチ付回転型エンコー
ダの幅寸法をさらに小さく形成できるものである。
【0090】なお、上記の説明では、節度機構の構成
を、回転体86のつまみ部87と円形軸部88Bとの段
部端面92にばね体93を装着し、これに対向する枠体
83の辺95の面を円形凹凸面94としたが、この配置
を逆にして、回転体86側に円形凹凸面を設け、枠体8
3側にばね体を装着する構成としてもよい。
【0091】また、回転体86の段差部を、つまみ部8
7と円形軸部88Bとの段部端面92としたが、これは
円形軸部を部分的に太くして段差面を構成してもよい。
【0092】さらに、実施の形態1(2,3)におい
て、回転体34(64,86)のリング状凹凸部38
(67又は円形凹凸面94)に設けた凹溝の角度ピッチ
を、櫛歯状可動接点37B(66B,89B)の絶縁部
の角度ピッチの二分の一又は四分の一にして節度機構を
構成することにより、回転体34(64,86)の一回
転当りの節度数を櫛歯状可動接点37B(66B,89
B)の絶縁部の角度ピッチは同一ピッチの場合と比べ
て、2倍または4倍にして細かい節度感触を得ることが
できると共に、弾接触位置が僅かにずれた信号接点用の
二つの弾性固定接点39B,39Cにより、隣接した節
度位置でそれぞれ異なる電気信号を出すようにできるた
め回転体一回転当りの電気信号のカウント数を、それぞ
れ二倍または四倍にすることもできる。
【0093】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、回転操作
部品部の電気信号を発生する可動接点の径を小さくする
ことができ、したがって円形の操作つまみの径および使
用機器の高さ寸法を小さくできると共に、押圧操作部品
部の操作がスムーズで、しかも構成部品数が少なくて組
み立て易く、安価な押圧・回転操作型電子部品を実現で
きるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による押圧・回転操
作型電子部品としてのプッシュスイッチ付回転型エンコ
ーダの外観斜視図
【図2】同要部断面の正面図
【図3】同分解斜視図
【図4】(a)〜(d)同回転体の形成過程の説明図
【図5】図2のP−P線における断面図
【図6】図2のQ−Q線における断面図
【図7】図2のR−R線における断面図
【図8】同プッシュスイッチ付回転型エンコーダを装着
した機器の部分断面の正面図
【図9】図8のS−S線における断面図
【図10】図8のT−T線における断面図
【図11】本発明の第2の実施の形態による押圧・回転
操作型電子部品としてのプッシュスイッチ付回転型エン
コーダの要部断面の正面図
【図12】同分解斜視図
【図13】本発明の第3の実施の形態による押圧・回転
操作型電子部品としてのプッシュスイッチ付回転型エン
コーダの要部断面の正面図
【図14】同分解斜視図
【図15】従来の押圧・回転操作型電子部品としてのプ
ッシュスイッチ付回転型エンコーダの外観斜視図
【図16】同側面断面図
【図17】同要部である接点付取付基板の外観斜視図
【図18】同プッシュスイッチ付回転型エンコーダを装
着した機器の部分断面の側面図
【図19】同接点部の平面図
【符号の説明】
31,61,81 基体部 31A,31B 収容部 32,62,82 対向支持部 32A 支持孔 33,63,83 枠体 34,64,86 回転体 35,87 つまみ部 35A 中央孔 36,36A,36B,65A,65B,88A,88
B 円形軸部 37,66,89 可動接点 37A,66A,89A リング状可動接点 37B,66B,89B 櫛歯状可動接点 38,48,67 リング状凹凸部 39A,39B,39C,68A,68B,68C 弾
性固定接点 39D,39E,39F,68D,68E,68F 接
続端子 40 弾性脚部 40A ダボ 41 プッシュスイッチ部 42,69,70,90,91 カバー 43,71 支持軸 44A,44B,45A,45B,72A,72B,7
2C,74,84A,84B,85,95 辺 44C 押圧用突部 46A,46B,69A,70A 突起 47A,47B,75A,75B 規制孔 48A,48B 保持孔 49 鍔部 50 金属円形軸 51 円形凹部 52 スイッチ固定接点 52A 外側固定接点 52B 中央固定接点 52C,52D スイッチ接続端子 53 円形ドーム状可動接点 54 絶縁フィルム 55 脚部 56 配線基板 56A 取付孔 57,58 被接続接点 59A 上ケース 59B 下ケース 59C 押圧リブ 60 操作面 72,84 コの字形体 73A,73B,85A,95A 丸孔 72D,84C 突起部 74A,85B 小孔 76 壁部 92 段部端面 93 ばね体 93A 弾性ダボ 94 円形凹凸面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 保 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 井上 浩人 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持軸を備えた辺を有する四角形の枠体
    と、この枠体の対向する二辺により上記支持軸と平行に
    回転可能なように保持された段付円柱形状で、中央大径
    部が外周面を操作される円柱形のつまみ部となり、その
    側部の小径の円形軸部の外周面に可動接点が設けられた
    回転体と、上記枠体の支持軸を回動可能に支持する支持
    部を有する絶縁材料製の基体部と、この基体部に保持さ
    れて上記可動接点に弾接触する弾性固定接点からなる回
    転操作部品部、および上記枠体の支持軸を備えた辺と対
    向する辺に対応して上記基体部に配設され、上記支持軸
    を支点とする上記枠体の回動により押圧されて動作する
    自力復帰型の押圧操作部品部からなる押圧・回転操作型
    電子部品。
  2. 【請求項2】 四角形の枠体の支持軸を備えた辺と対向
    する辺の端部の突起が基体部に設けられた規制孔に係合
    して、支持軸を支点とする枠体の回動角度範囲を規制す
    る請求項1記載の押圧・回転操作型電子部品。
  3. 【請求項3】 回転体を、大径中空円筒状のつまみ部と
    中央部を除く側部の外周面に可動接点を設けた小径の円
    形軸部に分割し、上記つまみ部を樹脂形成してその中央
    孔に上記円形軸部を挿入結合する構成とした請求項1ま
    たは2に記載の押圧・回転操作型電子部品。
  4. 【請求項4】 回転体の円形軸部をつまみ部両側根元部
    において枠体の対向する二辺で回転可能に保持し、その
    外方の円形軸部の外周面に可動接点を設けると共に、こ
    の可動接点およびこれに弾接触する弾性固定接点の周囲
    をカバーで覆った請求項1〜3のいずれか一つに記載の
    押圧・回転操作型電子部品。
  5. 【請求項5】 一辺に支持軸を備えて対向する二辺を、
    回転体の保持部を有する辺で連結したコの字形体の開口
    部を、回転体の保持部を有する辺で塞いで四角形の枠体
    を形成し、少なくとも一方の保持部を有する辺の外方
    に、可動接点およびこれに弾接触する弾性固定接点の周
    囲を覆うカバーを一体に形成した請求項4記載の押圧・
    回転操作型電子部品。
  6. 【請求項6】 回転体の円形軸部の外周にリング状可動
    接点およびこれと導通した導電部と絶縁部が所定の角度
    ピッチで交互に配設された櫛歯状可動接点を設け、基体
    部にそれぞれの可動接点に弾接触する複数個の弾性固定
    接点を配設して、回転操作部品部を回転型エンコーダと
    し、自力復帰型の押圧操作部品部を自力復帰型のプッシ
    ュスイッチとした請求項1〜5のいずれか一つに記載の
    押圧・回転操作型電子部品。
  7. 【請求項7】 自力復帰型のプッシュスイッチが、基体
    部の所定位置に設けられたスイッチ固定接点上に弾性金
    属薄板製の円形ドーム状可動接点を配設したものである
    請求項6記載の押圧・回転操作型電子部品。
  8. 【請求項8】 回転体のつまみ部側部の円形軸部の外周
    面に、中心軸線と平行に所定の角度ピッチで凹溝を設け
    たリング状凹凸部に対し、基体部から伸ばされた弾性脚
    部先端のダボが弾接する節度機構を設けた請求項1〜7
    のいずれか一つに記載の押圧・回転操作型電子部品。
  9. 【請求項9】 基体部に保持され、回転体の可動接点に
    弾接触する弾性固定接点およびリング状凹凸部に弾接す
    る弾性脚部が、いずれも回転体を基体部から離す方向に
    付勢する請求項8記載の押圧・回転操作型電子部品。
  10. 【請求項10】 回転体のつまみ部と円形軸部との段部
    端面または円形軸部に設けた段差部の端面と、枠体の前
    記端面に対向する面の、いずれか一方を所定の角度ピッ
    チで放射状に凹溝を設けた円形凹凸面とし、他方にこの
    凹凸面に弾接する弾性ダボを有するばね体を配する節度
    機構を設けた請求項1〜7のいずれか一つに記載の押圧
    ・回転操作型電子部品。
  11. 【請求項11】 基体部に保持された二つの弾性固定接
    点が回転体の櫛歯状可動接点に弾接触し、その弾接触位
    置が所定寸法だけずれている請求項6〜10のいずれか
    一つに記載の押圧・回転操作型電子部品。
  12. 【請求項12】 回転体のつまみ部側部の、一方の円形
    軸部の外周面にリング状凹凸部およびリング状可動接点
    を設けて、基体部に保持された弾性脚部先端のダボおよ
    び弾性固定接点をそれぞれ弾接および弾接触させ、他方
    の円形軸部の外周面に櫛歯状可動接点を設けて、基体部
    に保持された二つの弾性固定接点を弾接触させる請求項
    11記載の押圧・回転操作型電子部品。
  13. 【請求項13】 回転体のリング状凹凸部または円形凹
    凸面に設ける凹溝の角度ピッチを、回転体の櫛歯状可動
    接点の導電部および絶縁部を配設する角度ピッチと同じ
    にして、基体部から伸ばされた弾性脚部先端のダボが上
    記リング状凹凸部または円形凹凸面の凹部内にはまり込
    んだ時に、上記櫛歯状可動接点に対する弾性固定接点の
    弾接触位置が上記絶縁部にある請求項8〜12のいずれ
    か一つに記載の押圧・回転操作型電子部品。
  14. 【請求項14】 基体部に保持された複数個の弾性固定
    接点のうち、少なくとも回転体の櫛歯状可動接点に弾接
    触する弾性固定接点が回転体の中心軸線よりも枠体の支
    持軸側の位置から伸ばされ、その弾接触位置が支持軸を
    中心とする枠体回動時における回転体の中心軸の回動円
    上にある請求項6〜13のいずれか一つに記載の押圧・
    回転操作型電子部品。
  15. 【請求項15】 基体部の下面を平板状とし、回転操作
    部品部の弾性固定接点および押圧操作部品部とそれぞれ
    導通した複数個の弾性押圧接続端子を上記基体部の下面
    よりも突出して配設した請求項1〜14のいずれか一つ
    に記載の押圧・回転操作型電子部品。
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