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JP2001080169A - 画像記録装置及び制御方法並びに記憶媒体 - Google Patents

画像記録装置及び制御方法並びに記憶媒体

Info

Publication number
JP2001080169A
JP2001080169A JP26045599A JP26045599A JP2001080169A JP 2001080169 A JP2001080169 A JP 2001080169A JP 26045599 A JP26045599 A JP 26045599A JP 26045599 A JP26045599 A JP 26045599A JP 2001080169 A JP2001080169 A JP 2001080169A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
option
image recording
discharge
information
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP26045599A
Other languages
English (en)
Inventor
Mutsuaki Kakigi
睦亮 柿木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP26045599A priority Critical patent/JP2001080169A/ja
Publication of JP2001080169A publication Critical patent/JP2001080169A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Collation Of Sheets And Webs (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリンタが排紙先を自動的に選択決定する自
動排紙選択モードを設け、最適な条件を備えた排紙口を
プリンタが選択することが可能であり、ネットワーク環
境においてもユーザの指定を不要とし、自動排紙選択モ
ードにしておくことで簡単に印刷することを可能とする
画像記録装置及び制御方法並びに記憶媒体の提供。 【解決手段】 画像記録装置本体に対して所定の拡張処
理を行う複数のオプション装置を接続可能とし、外部機
器101からの印字指定に基づいて、または、ユーザオ
ペレーションに基づいて動作する画像記録装置であっ
て、各種オプション装置から該各種オプション装置が有
する機能情報を取得する機能情報取得手段と、外部機器
101から発信される制御情報を解析する解析手段と、
入力データに基づいて印字し排紙する際に、前記機能情
報と前記制御情報から最適なオプション装置・排紙口・
排紙方法について選択可能とする選択手段とを備えて成
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種オプション装
置を複数接続可能な画像記録装置及び制御方法並びに記
憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像記録装置の例としてのプリン
タにおいては、排紙口を指定し、その指定排紙口に印刷
用紙を排出しようとして、指定された内容がその排紙口
の能力を越えているために排出できないような場合、プ
リンタをオフラインにし、その際に発生する指定不正エ
ラーは、検知後所定のタイミングでプリンタのLCDに
メッセージ表示、或は、ホストコンピュータへ通知し、
ユーザの操作により動作を再開していた。即ち、指定さ
れる排紙口の指定内容を必ず満たすように動作しようと
し、実現できない場合にエラー表示を行っていた。
【0003】従来、よく見受けられるエラーの発生状況
は、例を挙げれば、以下の通りである。即ち、 OHPシートをオプション装置で反転させ、フェース
ダウン排紙しようとした(つまり、反転できない用紙を
反転排紙させようとした)。
【0004】ステイプル機能無しの排紙オプション、
または排紙オプション内の排紙口に対して、ステイプル
指定ジョブを送信した(つまり、ステイプル機能が無い
オプションが装着されている時に、ステイプルを指定し
て送信してしまった)。
【0005】ジョブオフセット不可能な用紙指定で、
ジョブオフセット指定ジョブを送信した。
【0006】指定排紙装置の積載能力を越える排紙を
行った。
【0007】保有ビン数以上のソート指定を行った。
【0008】等である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】然しながら上述の従来
例では、次のような問題点があった。即ち、一般的に、
印刷する際に、排紙口の指定、排紙モードの指定、その
他多くの設定を変更することは、ユーザにとっては煩わ
しく、これらの設定は、既に設定されている値をその儘
利用し、印刷することが多い。例えば、デフォルト設定
の儘印刷指定してしまうなどである。
【0010】ユーザが予め、用紙サイズ、用紙タイプ、
排紙口、排紙する際のフィニッシング方法等の設定を変
更し、正しく設定を行った上で印刷指定する場合は問題
ないが、ユーザが設定の方法を知らない、或は、忘れて
いる等の理由で、プリンタの状況に合っていない方法で
印刷指定してしまった場合には、エラーメッセージをプ
リンタのLCDに表示し、ネットワーク環境で使用され
ている場合でもオフライン状態となり、そのエラーを解
除しない限りそのプリンタは使用できない状態となって
いた。
【0011】即ち、排紙口に対する指定が固定指定であ
った為に、その指定に合致しない場合は、エラー表示を
行って、ユーザの正しい操作を待つしかなかった等の課
題がある。
【0012】本発明は、上述の状況に鑑みて成されたも
ので、プリンタが排紙先を自動的に選択決定する自動排
紙選択モードを設け、ジョブの制御情報を基に、複数の
オプション装置の各排紙口の機能情報から複数、または
一つのオプション装置の中から最適な条件を備えた排紙
口をプリンタが選択することが可能となり、ネットワー
ク環境においてもオフラインに移行してしまうのを防
ぎ、ユーザは複雑な指定をいちいち行わなくても、自動
排紙選択モードにしておくことで簡単に印刷することを
可能とする画像記録装置及び制御方法並びに記憶媒体を
提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記構成を備
えることにより上記課題を解決できるものである。
【0014】(1)画像記録装置本体に対して所定の拡
張処理を行う複数のオプション装置を接続可能とし、ホ
ストコンピュータ等の外部機器からの印字指定に基づい
て、または、ユーザインタフェースからのユーザオペレ
ーションに基づいて動作する画像記録装置であって、各
種オプション装置から該各種オプション装置が有する機
能情報を取得する機能情報取得手段と、ホストコンピュ
ータ等の外部機器から発信される制御情報を解析する解
析手段と、入力データに基づいて印字し排紙する際に、
前記機能情報と前記制御情報から最適なオプション装
置、オプション装置が有する最適な排紙口及び最適な排
紙方法について選択可能とする選択手段とを備えて成る
ことを特徴とする画像記録装置。
【0015】(2)画像記録装置本体に接続されて所定
の拡張処理を行う前記各種オプション装置は、これらの
前記各種オプション装置を統括制御する統括制御手段を
介してシリアル通信を行い、前記画像記録装置本体に転
送するオプション情報を格納する格納手段と、給紙処理
及び前記画像記録装置本体との通信処理を制御するオプ
ション制御手段とを有することを特徴とする前項(1)
記載の画像記録装置。
【0016】(3)画像記録装置本体に接続されて所定
の拡張処理を行う前記各種オプション装置の内、排紙機
能を有する排紙オプションは、複数の排紙口を有する排
紙手段と、排紙オプションに送られてきた用紙のフェー
スの向きを変える反転手段と、排紙用紙をずらして排出
するシフト手段と、前記複数の排紙口を有する排紙手段
は、排出された用紙の積載量を検知する検知手段等の排
紙操作(フィニッシング)に関する動作手段を1つ以上
有することを特徴とする前項(1)記載の画像記録装
置。
【0017】(4)前記機能情報取得手段は、電源立ち
上げ時、及びオプション装置の状態変化が生じた時に、
状態変化の内容を検知し、この検知結果をメモリに格納
することを特徴とする前項(1)記載の画像記録装置。
【0018】(5)前記解析手段は、外部機器から送信
される印字データの排紙指定等の制御情報を解析し、こ
の解析結果をメモリに格納することを特徴とする前項
(1)記載の画像記録装置。
【0019】(6)前記選択手段は、ソート、スタッ
ク、排紙口名称グループ等の他の排紙制御指定とは別個
に指定可能であり、且つ使用可能な状態にある全てのオ
プション装置に対して、予め取得している機能情報と、
予めメモリに格納しているジョブに関する制御情報との
比較を行い、制御指定内容を満たす最適な排紙口及び最
適な排紙方法の決定を行うことを特徴とする前項(1)
記載の画像記録装置。
【0020】(7)前記機能情報は、オプション装置が
有する排紙口の各種構成情報及びステータス情報から成
ることを特徴とする前項(1)記載の画像記録装置。
【0021】(8)前記制御情報は、排紙モードをはじ
めとする各種排紙指定情報を含むことを特徴とする前項
(1)記載の画像記録装置。
【0022】(9)画像記録装置本体に対して所定の拡
張処理を行う複数のオプション装置を接続可能とし、ホ
ストコンピュータ等の外部機器からの印字指定に基づい
て、または、ユーザインタフェースからのユーザオペレ
ーションに基づいて動作する画像記録装置の制御方法で
あって、各種オプション装置から該各種オプション装置
が有する機能情報を取得するステップと、この機能情報
を取得するステップにおいて、電源立ち上げ時、及びオ
プション装置の状態変化が生じた時に、状態変化の内容
を検知し、この検知結果をメモリに格納するステップ
と、ホストコンピュータ等の外部機器から発信される制
御情報を解析するステップと、この解析するステップに
おいて、外部機器から送信される印字データの排紙指定
等の制御情報を、更に解析し、この解析結果をメモリに
格納するステップと、入力データに基づいて印字し排紙
する際に、前記機能情報と前記制御情報から最適なオプ
ション装置、オプション装置が有する最適な排紙口及び
最適な排紙方法について選択するステップと、この選択
するステップにおいて、使用可能な状態にある全てのオ
プション装置に対して、予め取得している機能情報と、
予めメモリに格納しているジョブに関する制御情報との
比較を行い、制御指定内容を満たす最適な排紙口及び最
適な排紙方法の決定を行うステップとを備え、これらの
前記各種オプション装置を統括制御する手段を介してシ
リアル通信を行うステップと、前記画像記録装置本体に
転送するオプション情報を格納するステップと、給紙処
理及び前記画像記録装置本体との通信処理を制御するオ
プション制御を行うステップと、排紙機能を有し、複数
の排紙口を備えた排紙オプションに送られてきた用紙の
フェースの向きを変えて反転するステップと、排紙用紙
をずらして排出しシフトするステップと、排出された用
紙の積載量を検知するステップと、排紙操作(フィニッ
シング)を行うステップとを含むことを特徴とする制御
方法。
【0023】(10)前項(9)記載の制御方法を実現
するためのプログラムを格納したことを特徴とする記憶
媒体。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施の形態を説
明する。
【0025】図1は、本発明に係る実施例1の画像記録
装置の構成を示すブロック図、図2は、画像記録装置と
オプションユニット(オプション装置)を接続した画像
記録システム例の縦断側面図、図3は、図2の画像記録
システムにおける各コントローラのインタフェースの接
続例の構成を示すブロック図、図4は、図1に示したビ
デオコントローラの詳細構成を示すブロック図、図5
は、実施例1において、図1に示したオプションコント
ローラ部106内に設けられるRAMに確保されるビデ
オコントローラ103との共有メモリの内容例を示す説
明図、図6は、実施例1において、図1に示したオプシ
ョンコントローラ部106を介してオプション情報を獲
得する方法の一例を示すフローチャート、図7(a)、
(b)は、実施例1において、基本ステータスを基に、
コマンドステータスを発行して、入出力各オプションの
詳細情報を取得する手順を示す説明図、図8は、実施例
1におけるデータの流れを示す説明図、図9は、実施例
1において、RAM407内のページテーブルに関する
マップを示す説明図、図10は、実施例1において、R
AM407内のエンジン状態テーブルに関するマップを
示す説明図、図11は、実施例1において、RAM40
7内のジョブ制御テーブルに関するマップを示す説明
図、図12は、実施例1において、一つの印刷装置に接
続されている複数のオプション装置を使って排紙を行う
場合の概念図、図13は、実施例2において、ネットワ
ーク上で接続されている複数の印刷装置の排紙オプショ
ン装置を使って排紙を行う場合の概念図、図14は、実
施例1において、印刷データを入力してから最適な排紙
指定を決定し印刷実行するまでの処理動作を示すフロー
チャート、図15は、実施例1において、複数の排紙オ
プションの機能情報及び制御情報に基づく最適な排紙指
定を決定する処理動作を示すフローチャート、図16
は、実施例1において、排紙オプションの機能情報を取
得する処理動作を示すフローチャートである。
【0026】(実施例1)図1に本実施例のプリンタを
含んだシステム構成を示し、画像記録装置の例としてレ
ーザビームプリンタの場合を示してある。なお、本実施
例を適用する画像記録装置は、レーザビームプリンタに
限られるものではなく、インクジェットプリンタ等の他
のプリント方式のプリンタでも良いことは勿論である。
また、以下の説明及び図においては、オプション装置
(オプションユニット)を2台接続した例を説明する
が、更に多くのオプション装置を接続可能であり、ま
た、オプション装置の機能を本体が共有しても構わな
い。
【0027】図1において、102はレーザビームプリ
ンタ(プリンタ)で、各種オプション装置が接続可能で
あり、ホストコンピュータ等の外部機器101と汎用イ
ンタフェース(例えば、セントロニクス、RS232C
等)で接続され、これらの汎用インタフェースを介して
外部機器101から転送される印刷情報(所定のプリン
タ言語に基づくコードデータ等の制御情報、例えば、P
ost Script,LIPSIII ,LIPSIV,イ
メージデータ等を含む)に基づく画像記録を行う。10
3はビデオコントローラで、外部機器101と前記汎用
インタフェースで接続され、外部機器101から前記汎
用インタフェースを介して転送されるコードデータ(E
SCコード、各種PDLデータ等)を受信し、該コード
データに基づくドットデータ等から成るページ情報を生
成し、ビデオインタフェース80を介して後述するエン
ジンコントローラ105に対してイメージデータ(2
値、または多値)を送信すると共に、統括インタフェー
ス90を介して後述するオプションコントローラ部10
6に対して、給紙指定及び排紙指定のコマンド等を送信
する。エンジンコントローラ105は、前記ビデオコン
トローラ103から転送されるイメージデータに基づい
て、周知の電子写真プロセスによって感光ドラム上に潜
像を形成し、供給される用紙に転写、定着して印字を行
う。なお、この時、オプションコントローラ部106に
対して給排紙のタイミングの指示等を行う。
【0028】104はパネル部で、操作のための各種ス
イッチ(ボタン)、LED表示器、LCD表示器等から
構成されるユーザとのインタフェースであり、ユーザは
パネル部104を操作することによりレーザビームプリ
ンタ(プリンタ)102に所定の動作を指示することが
できる。なお、ユーザにより設定された各種データ等は
不図示の不揮発性メモリ、例えば、NVRAM、EEP
ROM等に記憶され管理される。
【0029】オプションコントローラ部106は、不図
示のCPU、ROM、RAM等を備え、前記ビデオコン
トローラ103から転送される給排紙指定等、及びエン
ジンコントローラ105からの給排紙指示等に基づい
て、1台以上複数台のオプション装置(ユニット)を統
括して制御する統括コントローラであり、各種オプショ
ン装置に具備されるオプションコントローラユニットと
オプションユニットインタフェース70を介して通信を
行い、各種オプション装置を統括的に制御する。
【0030】また、オプションコントローラ部106の
RAM内には、ビデオコントローラ103がアクセス可
能な共有メモリ(後述する図5に示す)が有り、該共有
メモリは約40頁分の搬送状況管理エリア、基本ステー
タスエリア、コマンドステータス管理エリア、立ち上げ
処理エリア等から構成され、ビデオコントローラ103
は、上記共有メモリの各エリアを介して各オプション装
置に対する指定を行う。
【0031】なお、上述の搬送状況管理エリアは、ビデ
オコントローラ103が印字方法(給紙口、排紙口、
色、ステイプルする、シフトする等)を各オプション装
置へ通知するエリア(領域)と、各オプション状態(ど
こまで印字した、排紙完了した等)をビデオコントロー
ラ103に通知するエリア(領域)から構成される。
【0032】また、基本ステータスエリアは、各オプシ
ョン装置の異常(JAM、紙無し、ステイプル針無し
等)をビデオコントローラ103に通知するエリア(領
域)で、コマンド、及びステータス管理エリアは、ビデ
オコントローラ103とコマンドステータスのやり取り
を行う領域で、立ち上げ処理エリアは、ビデオコントロ
ーラ103が各オプション装置の立ち上げ処理を指定す
る領域である。
【0033】107は給紙オプション装置(ユニット)
であり、例えばペーパデッキオプションユニットで、内
部にペーパデッキコントローラ(大容量給紙カセットコ
ントローラ)107aを有し、オプションコントローラ
部106から送信される制御情報に基づいて給紙制御を
行う。なお、上記ペーパデッキコントローラ107a
は、不図示のCPU、ROM、RAMを備え、ROMに
格納されたプログラムに基づいて、CPUが給紙オプシ
ョン装置107を制御する。また、ROMには給紙オプ
ション装置107の拡張情報、例えばペーパデッキに収
納可能な用紙サイズの情報等が格納されている。
【0034】108は排紙オプション装置(ユニット)
であり、例えばソート機能を有するソータオプションユ
ニットで、内部にソータコントローラ(大容量排紙スタ
ッカコントローラ)108aを有し、オプションコント
ローラ部106から送信される制御情報に基づいてソー
ト動作及び排紙動作を行う。なお、上記ソータコントロ
ーラ108aは、不図示のCPU、ROM、RAMを備
え、ROMに格納されたプログラムに基づいて、CPU
が排紙オプション装置108を制御する。また、ROM
には排紙オプション装置108の拡張情報、例えば排紙
ビンの数、ソート機能の有無、ステイプル機能の有無、
排紙用紙を所定の方向にずらすシフト機能の有無、排紙
用紙のフェースの向きを反転させる反転機能の有無の情
報等が格納されている。
【0035】なお、給紙オプション装置107及び排紙
オプション装置108には、表示部及び各種キーを備え
た操作部107b及び108bが夫々設けられ、各オプ
ション使用時のユーザに対するメッセージ及び操作方法
等を表示し具現できるようになっている。
【0036】また、109は制御ユニットで、プリンタ
102の印字プロセス制御を行うエンジンコントローラ
105、プリンタ102全体の制御とホストコンピュー
タ等の外部装置101からのデータを解析しイメージデ
ータに変換するビデオコントローラ103、各種オプシ
ョンユニットを統括して制御するオプションコントロー
ラ部106により構成されている。
【0037】なお、オプションコントローラ部106
は、共通のオプションユニットインタフェース70によ
って各オプションユニットを管理し、統括インタフェー
ス90を介してと通信する。本実施形態では、ビデオコ
ントローラ103が、オプションコントローラ部106
を経由して各給排紙オプションユニットを制御すること
が特徴となっている。
【0038】図2は、図1に示したレーザビームプリン
タ(プリンタ)102の構成を示す縦断側面図であり、
図1と同一のものには同一の符号を付してある。
【0039】図において、230は用紙カセットで、記
録紙Sを保持し、不図示の仕切り板によって電気的に記
録紙Sのサイズを検知する機構を有する。231はカセ
ット給紙ローラで、用紙カセット230上に載置された
記録紙Sの最上位の一枚のみを分離し、不図示の駆動手
段によって分離した記録紙Sを給紙ローラ204まで搬
送させるカムを形成し、給紙の都度間欠的に回転し、一
回転に対応して一枚の記録紙を給紙する。230sは記
録紙検知センサで、用紙カセット230に保持された記
録紙Sの量を検知する。
【0040】227はレジストシャッタで、用紙を押圧
して給紙を停止させる。給紙ローラ204は、記録紙S
の先端部をレジストシャッタ227まで搬送する。20
2は手差し用トレイで、記録紙Sを載置する。203は
手差し給紙ローラで、手差し用トレイ202に載置され
た記録紙Sをレジストシャッタ227まで搬送する。2
33は、オプション給紙ローラ(給紙中継搬送ローラ)
で、給紙オプション装置107から給紙された記録紙S
をプリンタ102本体内へ供給する。
【0041】また、前記手差し給紙ローラ203、カセ
ット給紙ローラ231、オプション給紙ローラ233の
下流には、記録紙Sを同期搬送するレジストローラ20
5が設けられ、レジストローラ205の下流には、レー
ザスキャナ部206から発したレーザ光によって、記録
紙S上にトナー像を公知の電子写真プロセスに基づき、
画像を形成する画像記録部207が設けられている。
【0042】レーザスキャナ部206において、215
はレーザユニットで、ビデオコントローラ103から送
出される画像信号(VDO信号)に基づいてレーザ光を
発する。レーザユニット215から発せられたレーザ光
は、ポリゴンミラー216により走査され、結像レンズ
群218及び折り返しミラー219を介して感光ドラム
220上に潜像を形成する。217はビーム検出器で、
レーザユニット215から発せられたレーザ光を検知し
て主走査同期信号を出力する。270は光量センサで、
レーザユニット215から発せられたレーザ光の光量を
検知する。
【0043】また、画像記録部207において、222
は一次帯電器で、感光ドラム220上を均一に帯電させ
る。223は現像器で、一次帯電器222により帯電さ
れ、レーザスキャナ部206によりレーザ露光されて感
光ドラム220上に形成された潜像をトナー現像する。
224は転写帯電器で、前記現像器223により現像さ
れた感光ドラム220上のトナー像をレジストローラ2
05により給紙される記録紙Sに転写する。225はク
リーナで、感光ドラム220上の残存トナーを取り除
く。221は前露光ランプで、感光ドラム220を光除
電する。
【0044】208は定着器で、画像記録部207によ
り記録紙Sに形成されたトナー画像を記録紙Sに熱定着
させる。210は搬送ローラで、記録紙Sを排紙搬送す
る。209は排紙センサで、記録紙Sの排紙状態を検知
する。211はフラッパで、記録が完了した記録紙Sの
搬送方向を排紙積載トレイ213側、または排紙オプシ
ョン108側に切り換える。214及び212は排紙ロ
ーラで、フラッパ211の切り換えにより搬送される記
録紙Sを排紙積載トレイ213に排紙する。213sは
排紙積載量検知センサで、排紙積載トレイ213上に積
載された記録紙の積載量を検知する。
【0045】また、制御ユニット109内のエンジンコ
ントローラ105は、レーザスキャナ部206、画像記
録部207、定着器208等の電子写真プロセスでの制
御、及びレーザビームプリンタ102本体内の記録紙の
搬送制御を行う。
【0046】更に、ビデオコントローラ103は、パー
ソナルコンピュータ等の外部機器101と汎用インタフ
ェース(例えば、セントロニクス、RS232C等)で
接続され、汎用インタフェースを介して送られてくる画
像情報をビットデータに展開し、そのビットデータをV
DO信号として、ビデオインタフェース80を介してエ
ンジンコントローラ105へ送る。
【0047】次に、レーザビームプリンタ(プリンタ)
102本体に着脱可能に接続された各種オプションユニ
ットについて説明する。
【0048】図1に示したオプションコントローラ部1
06は、図2に示す本体内に設けられ、各種オプション
ユニットを共通バスとなるオプションユニットインタフ
ェース70を介して同一のプロトコルで通信可能に構成
されている。また、オプションコントローラ部106
は、統括インタフェース90を介してビデオコントロー
ラ103に接続される。
【0049】ペーパデッキオプションユニット等の給紙
オプション装置107において、241はペーパデッキ
で、昇降するデッキ上に記録紙Sを大容量に積載する。
244は搬送ローラで、ペーパデッキ給紙ローラ242
から給紙される記録紙Sをオプション給紙ローラ233
方向に搬送する。243は給紙中継搬送ローラで、給紙
オプション装置(ペーパデッキオプションユニット)1
07の下部に着脱可能に設けられ、複数接続可能な他の
給紙系オプションユニット(異なるサイズ、または同一
サイズの記録紙を給紙可能)から給紙される記録紙を中
継搬送する。また、241sは記録紙収納量検知センサ
で、ペーパデッキ241上に載置された記録紙Sの載置
量を検知する。
【0050】なお、給紙オプション装置(ペーパデッキ
オプションユニット)107は、ペーパデッキコントロ
ーラ107aによって制御される。
【0051】ソータオプションユニット等の排紙オプシ
ョン装置108において、251〜257はフェースダ
ウン排紙を行う第1排紙ビン〜第7排紙ビンで、記録済
の記録紙Sを仕分けして積載するものである。また、2
58は排紙オプション装置(ソータオプションユニッ
ト)108へ搬入された用紙をその儘ストレートに通紙
し、フェースアップ排紙を行う第8排紙ビンである。2
80はフラッパで、プリンタ102本体のフラッパ21
1により振り分けられ、排紙オプション装置(ソータオ
プションユニット)108に送られた記録紙Sを、ビデ
オコントローラ103からの指示に基づいて用紙のフェ
ース切り換えを行うように搬送切り換えを行う。
【0052】また、261s〜268sは排紙エンプテ
ィ検知センサで、第1排紙ビン251〜第8排紙ビン2
58に排紙される記録用紙の積載用紙有り、無しを検知
する。
【0053】更に、排紙積載量検知センサ271s〜2
78sは、満載検知センサで、前記第1排紙ビン251
〜第8排紙ビン258に積載された記録用紙の高さが、
例えば18mm(約120枚に相当)に到達した(検知
した)時点で、ソータコントローラ108aが、当該ビ
ンは満載であることを、オプションコントローラ部10
6を介してビデオコントローラ103に通知する。
【0054】また、上記第1排紙ビン251〜第8排紙
ビン258は、各ビンで約120枚づつ、即ち、8ビン
で約960枚積載可能であり、その内第1排紙ビン25
1〜第7排紙ビン257は、ソート排紙を行うことが可
能である。
【0055】ビデオコントローラ103により統括イン
タフェース90を通してフェースアップ指定された場合
は、フェースアップフラッパ280をONにし振り分け
を行い、振り分けられた記録紙Sは、ローラ290によ
りその儘排紙口に送られる。また、ビデオコントローラ
103により、統括インタフェース90を通してフェー
スダウン指定された場合は、フェースアップフラッパ2
80をOFFにし振り分けを行い、振り分けられた記録
紙Sは、ローラ291により、一旦記録紙Sの後端がフ
ェースアップフラッパ280を越えるまで搬送され、次
にローラ291が反転して記録紙Sの後端から縦パスに
送り込まれ、指定排紙ビンによって、ビンフラッパ28
1〜286を所定のタイミングで駆動して各フェースダ
ウン排紙口へ振り分けを行い、フェースダウン状態で排
紙を完了する。排紙ビンが第7排紙ビン257の場合、
ビンフラッパを駆動せず、その儘排紙を行うことによ
り、フェースダウン排紙を完了する。
【0056】更に、不図示のステイプラにおいて、ビデ
オコントローラ103により、統括インタフェース90
を通してステイプル指定されている場合は、不図示のス
テイプルトレイに記録紙Sを蓄え、記録紙Sを整列し
て、ステイプラがステイプルを実行して第1排紙ビン2
51〜第8排紙ビン258の何れかに排紙する。また、
ビデオコントローラ103により、統括インタフェース
90を通してシフト指定されている場合は、ステイプル
指定されている場合と同様に、不図示のステイプルトレ
イに用紙を蓄え、記録紙Sを整列し、記録紙Sをトレイ
毎ずらして、即ち、排紙される記録紙Sの載置域(トレ
イ)をずらしてから第1排紙ビン251〜第8排紙ビン
258の何れかに排紙する。また、不図示のステイプル
針残量検知センサを有し、ステイプル内に格納されたス
テイプル針の残量を検知する。
【0057】なお、排紙オプション装置(ソータオプシ
ョンユニット)108は、ソータコントローラ108a
によって制御される。
【0058】また、オプションコントローラ部106、
ペーパデッキコントローラ107a、ソータコントロー
ラ108aは、夫々コネクタで接続され、オプションッ
ユニットインタフェース70によりシリアル通信を行
う。相互に同じコネクタにより直列接続され、従って、
給紙オプション装置(ペーパデッキオプションユニッ
ト)107と、排紙オプション装置(ソータオプション
ユニット)108は、その接続順を入れ替えて接続する
ことも可能である。
【0059】なお、前記手差し給紙ローラ203、カセ
ット給紙ローラ231、ペーパデッキ給紙ローラ242
の下流には、記録紙Sを搬送するレジストローラ20
5、給紙ローラ204、搬送ローラ244が夫々設けら
れ、前記レジストローラ205の下流には、レーザスキ
ャナ部206から発せられたレーザ光によって記録紙S
上にトナー像を形成する画像記録部207が設けられて
いる。更に、画像記録部207の下流には、記録紙S上
に形成されたトナー像を熱定着する前記定着器208が
設けられ、定着器208の下流には、排紙部の排紙状態
を検知する排紙センサ209、記録紙を搬送する搬送ロ
ーラ210、記録が完了した記録紙Sの搬送方向を切り
換えるフラッパ211等が設けられている。
【0060】図3は、図1に示したプリンタ102の構
成を示すブロック図であり、図1と同一のものには同一
の符号を付してある。
【0061】図において、91はシリアル通信インタフ
ェースで、ペーパデッキオプションユニット107への
給紙指定やソータオプションユニット108への排紙ビ
ン指定等のコマンドが、ビデオコントローラ103から
オプションコントローラ部106に送信され、ペーパデ
ッキオプションユニット107の紙有無状態やソータオ
プションユニット108の各排紙ビンの積載状態、ステ
イプル針の有無状態等のステータス情報が、オプション
コントローラ部106に送信される。なお、オプション
コントローラ部106とビデオコントローラ103と
は、CPUバスで直結することもできる。
【0062】92はOPTRDY信号で、ビデオコント
ローラ103が指定したオプション、例えば、ステイプ
ルが使用できる状態になっているか否かを示す信号とし
て機能し、オプションコントローラ部106からビデオ
コントローラ103に送信される。93はPOUTT信
号で、プリンタ102本体が記録紙を排紙するタイミン
グ信号として機能する。94はPFEDT信号で、プリ
ンタ102本体がオプションユニットから記録紙を受け
入れるタイミングを示す信号として機能する。95はS
PCNG信号で、オプションユニット内を高速搬送され
てきた記録紙Sをスピードダウンして、プリンタ102
本体の搬送速度に整合させるための信号として機能す
る。
【0063】81は通信インタフェースで、プリンタ1
02本体の用紙カセット230への給紙指定や、プリン
タ102本体の排紙積載トレイ213への排紙指定及び
印字等のコマンドがビデオコントローラ103からエン
ジンコントローラ105に送信され、プリンタ102本
体の用紙カセット230の紙有無状態や紙詰まり等のス
テータスがエンジンコントローラ105からビデオコン
トローラ103に送信される。82はVDO信号で、ビ
デオコントローラ103から送信されるビットデータを
示す。
【0064】その他、図示してないが、エンジンコント
ローラ105による各処理に対する制御は、ビデオコン
トローラ103との間でやり取りされる信号に基づき実
行され、その信号として、/CPRDY、/PPRD
Y、/RDY、/PRNT、/VSREQ、/VSYN
C、/BD、/SCLK、/CMD、/CBSY、/S
TS、/SBSY、/CCRT(Condition Change Rep
ort)の各信号があり、その詳細は表1に示す通りであ
る。
【0065】
【表1】
【0066】上記信号の内、/CCRT信号の使用方法
を示すと、処理は以下に示す手順1及び手順2のように
なる。
【0067】<手順1>ビデオコントローラ103は、
通常/RDY信号と/CCRT信号とをチェックし、そ
れらの信号に変化があった場合に、ステータスの情報を
読み取りに行く。その際、/CCRT信号が“FALS
E”であり、且つ/RDY信号が“FALSE”になっ
た場合には、まず、ミスプリント、ウェイト、スリー
プ、オペレータコール等の内容のステータスをチェック
する。その結果に応じて、各ビットに対応した下位のス
テータスを参照して詳細を確認する。
【0068】<手順2>一方、/CCRT信号が“TR
UE”になった場合には、先ず、用紙サイズ変更、給紙
部紙有無変更、給紙部機能変更、警告内容変更等の内容
のステータスを読み取り、変更になったステータスの種
類を認識して、そのグループのステータスを順次読み取
り、詳細を認識する。
【0069】また、/CCRT信号のリセット手順につ
いて、エンジンコントローラ105は、末端のステータ
ス変化、即ち、用紙サイズの変更、用紙の有無の変化、
給紙部機能の変更、警告状態の変化を常時チェックし、
変化があった場合には、その上位に該当する状態変化ス
テータスを“1”にセットすると共に、ハード信号であ
る/CCRT信号を“TRUE”にする。その後ビデオ
コントローラ103からのステータス要求コマンドを受
信して、状態変化ステータスがビデオコントローラ10
3に読み込まれたことを以て、/CCRT信号を“FA
LSE”にする。
【0070】また、統括インタフェース90は、シリア
ル通信インタフェース91、OPTRDY信号92、P
OUTT信号93、PFEDT信号94、SPCNG信
号95の5本のハード信号とで構成される。
【0071】なお、POUTT信号93、PFEDT信
号94、SPCNG信号95の3信号は、エンジンコン
トローラ105から出力され、ビデオインタフェース8
0を介し、ビデオコントローラ103をスルーして、オ
プションコントローラ部106へ入力される。
【0072】上記各信号の詳細は、表2に示す通りであ
る。
【0073】
【表2】
【0074】図4は、図1に示したビデオコントローラ
103の構成を示すブロック図であり、図1と同一のも
のには同一の符号を付してある。
【0075】図において、401はパネルインタフェー
ス(I/F)部で、パネル部104とのデータ通信によ
って、操作者からの諸設定及び指示をパネル部104か
ら受け取る。402はホストインタフェース(I/F)
部で、ホストコンピュータ等の外部機器101との信号
の入出力部である。406はエンジンインタフェース
(I/F)部で、エンジンコントローラ105との信号
の入出力部であり、不図示の出力バッファレジスタから
データ信号送出を行うと共にエンジンコントローラ10
5との通信制御を行う。
【0076】403は画像データ発生部で、外部機器1
01より送られる制御コードデータに基づいて実際の印
字のためのビットマップデータを発生する。405は画
像メモリで、画像データを格納する。409はCPU
で、ビデオコントローラ103全体の制御を司る。40
4はROMで、CPU409の制御コードを格納する。
407はRAMで、CPU409の使用する一時記憶手
段として機能する。410はEEPROMで、不揮発性
の記憶媒体で構成される。
【0077】408はDMA制御部で、CPU409か
らの指示により画像メモリ内のビットマップデータを、
エンジンインタフェース(I/F)部406に転送す
る。412はオプションインタフェース(I/F)部で
あり、CPU409からの指示に応じてオプションコン
トローラ部106との通信を行う。また、POUTT信
号93、PFEDT信号94、SPCNG信号95をエ
ンジンインタフェース(I/F)部406からスルーで
統括インタフェース90に送る。
【0078】411はシステムバスで、アドレスバス及
びデータバスを持つ。パネルインタフェース部401、
ホストインタフェース部402、画像データ発生部40
3、ROM404、画像メモリ405、エンジンインタ
フェース部406、RAM407、DMA制御部40
8、CPU409、EEPROM410、オプションイ
ンタフェース部412は、各々システムバス411に接
続され、システムバス411上にある全ての機能部にア
クセス可能である。
【0079】なお、CPU409を制御する制御コード
は、不図示のシステムクロックによって、タスクと称さ
れるロードモジュール単位に時分割制御するOSと、機
能単位に動作する後述の図8に示す複数のロードモジュ
ール(タスク)によって構成されるものとする。
【0080】図5は本実施例において、図1に示したオ
プションコントローラ部106内に設けられるRAMに
確保されるビデオコントローラ103との共有メモリの
内容例の説明図であり、図7は基本ステータスを基に、
コマンドステータスを発行して入出力各オプションの詳
細情報を取得する手順の例を示す説明図である。
【0081】先ず、図5、図7に基づいてビデオコント
ローラ103がオプションコントローラ部106を通じ
て、各オプション装置を統括制御する制御方法を説明す
る。
【0082】図5に示す共有メモリは、ページ指定を行
い、用紙の搬送状況を知るための搬送状況管理エリア、
各オプションの異常状態を知るための基本ステータス
部、コマンドステータスのやり取りを行うコマンドステ
ータス部、オプション装置の立ち上げ処理を指定する立
ち上げ処理部とから成る。
【0083】立ち上げ処理部は、ビデオコントローラ1
03から指定を行う立ち上げ指定部分と、指定を行った
結果、各オプションが処理を完了したことを通知する完
了通知部分とから成る。ビデオコントローラ103が、
この立ち上げ処理部に指定を行うことにより各オプショ
ン類の立ち上げ処理を行う。電源が投入されると、ビデ
オコントローラ103から、共有メモリの初期化指定、
オプションコントローラ部106で必要な各オプション
のコンフィグレーション情報取得指定、情報取得完了な
どを立ち上げ指定部分に知らせて、各処理が完了したか
どうかを完了通知部分を監視し、全てが完了したら立ち
上げ処理終了となる。
【0084】搬送状況管理エリアは、給紙口、排紙口、
カラー/モノクロ、ステイプル位置と実行などの印字方
法を指定する部分と、用紙をどこまで給紙したか、プリ
ント信号を出して良いか、排紙完了したかなどのオプシ
ョンの状態を教えてもらう部分とから成る。ビデオコン
トローラ103が、上記印字方法を指定し、各オプショ
ンの状態を把握しながら印字を実行していく。
【0085】上記指定は、最大40ページ分の指定が可
能であり、1ページ毎順番に指定を行い、排紙完了した
領域は空き領域と見做し、再指定を行えるように初期化
して、リングバッファとして使用する。
【0086】基本ステータス部は、各装置の異常状態を
通知するエリアで、紙無し、紙詰まり、ドアオープン、
満載などの状態を、この領域から取得する。基本ステー
タスの内容から、更に詳細な情報をコマンドステータス
によって取得する。
【0087】コマンドステータス部は、各オプションの
詳細情報取得及びオプション装置の動作制御を行うため
の領域であり、この領域に、必要に応じたコマンドを指
定し、情報を取得する。例えば、取得可能な情報は、装
置名称、給紙実装用紙サイズ、給紙用紙残量、紙詰まり
の位置、種類、アクセスポイント、排紙用紙の積載量、
故障詳細などであり、これらは、図7(a)、(b)に
示すように、夫々の状況に応じたコマンドを発行し、ス
テータスを受け取る。また省電力モードへの移行、紙詰
まり時の緊急停止、排紙ビンの移動、リセット実行など
のオプションの制御も、コマンドステータス部を使用し
て行う。
【0088】このように、ビデオコントローラ103
は、上述の情報を取得し、異常がない状態で印字を実行
し、基本ステータスから異状発生を検知した場合は、異
状箇所を特定するコマンドステータスを発行し、更にそ
の装置に対して異状内容を特定し、その異状に応じた詳
細な情報収集及び制御を行っていく。
【0089】図6は、オプションコントローラ部106
に有る共有メモリにアクセスし、各オプションとコマン
ドステータスのやり取りを行い、情報交換する仕組みを
示すフローチャートである。
【0090】オプション情報を獲得する場合、オプショ
ンコントローラ部106が持つメモリ内のコマンドステ
ータス管理エリア(領域)へ指定を行い、情報を受け取
る。コマンド指定領域に、必要な情報の種類を識別する
IDを指定し(S601)、実行コマンドでオプション
コントローラ部106へコマンドデータ数を指定し(S
602)、指定内容を表すデータを所定のアドレスに指
定し(S603)、コマンドを送信したことを通知し、
オプションコントローラ部106が各オプション装置と
やり取りを行い、情報を取得するためのトリガをかける
(S604)。ステップS604でのトリガと指定内容
を基にオプションコントローラ部106は、必要なオプ
ション装置とシリアル通信を行い、指定された情報を得
る。
【0091】一方、オプションコントローラ部106が
情報を確実に取得するまで、タイマを起動し、ビデオコ
ントローラ103がステータス情報を取得可能な状態で
あるかどうかを監視する(S605、S606)。一定
時間経過してもステータス情報獲得可能状態に移行しな
い場合は、ステータス情報獲得が不可能なので、再度コ
マンド実行するようコマンドリトライ通知を行い(S6
11)、処理を終了する。ステップS606で、ステー
タス情報獲得可能状態に移行したら、ステータスのID
を取得し、指定したコマンドに対するステータス情報か
どうかを確認する(S607)。次に、ステータスデー
タ数を取得し(S608)、このデータ数に対応したス
テータスデータを取得し(S609)、オプションコン
トローラ部106に対してステータス獲得完了を通知す
る(S610)。
【0092】図8は、本実施例における、外部機器から
オプションコントローラ部及びエンジンコントローラま
でのデータフローを示す説明図である。
【0093】CPU409を制御する制御コードは、不
図示のシステムクロックによって、タスクと称される。
ロードモジュール単位に時分割制御するOSと、機能単
位に動作する複数のロードモジュール(タスク)とによ
って構成されるものとする。図8中のトランスレータ処
理システム(解析展開タスク)、スケジューリングシス
テム(ページ操作タスク)、エンジンI/Fシステム
(エンジンI/Fタスク)、オプションI/Fシステム
(オプションI/Fタスク)は、上述の通りCPU40
9を実体とするタスクであり、論理的に並行動作するも
のとする。
【0094】図9は、図8中のページ情報を格納するペ
ージテーブルの構造を示す。
【0095】ページテーブルは、CPU409におい
て、各ページを論理的に認識するためのテーブルであ
り、実体は前述のRAM407の不図示の制御情報格納
領域に、連続領域として存在し、不図示のページ管理機
能部によって獲得、解放等の管理が行われる。図9中の
「ラスタポインタ」は、前出の画像メモリ405中の1
ページ分の領域の先頭ポインタであり、CPU409は
電源投入の初期化時に、前記画像メモリ405中の不図
示の該当領域をページ毎に分割して、ここにリンクす
る。例えば、「状態フラグ」は、ページの状態を示すフ
ラグを格納する領域であり、図9で示すように、 「展開終了フラグ」 「ページ指定終了フラグ」 「印字開始フラグ」 「排紙終了フラグ」 「解放フラグ」 などがあり、この状態フラグにより作成したページ情報
が、どういう状態にあるか判断することが可能である。
【0096】例えば「給紙モード」は、給紙手段の決定
方法を指示するものであり、不図示の 「自動給紙」 「カセット1(カセット230)給紙」 「ペーパデッキ(カセット107)給紙」 「MPトレイ給紙」 などがある。「自動給紙」は、用紙サイズが一致し用紙
が載置されている給紙手段から所定の優先順に従って検
索し決定するモードである。
【0097】図9中の「要求用紙サイズ」は、エンジン
コントローラに対して給紙を依頼する用紙サイズの数値
表現が格納される。
【0098】図10は、RAM407中のエンジン状態
テーブルの構造を示す。
【0099】エンジン状態テーブルは、ビデオコントロ
ーラ103において把握されているエンジンコントロー
ラ105の状態であり、実際のエンジンコントローラの
状態とは同一ではなく、任意のタイミングで所定の通信
によってエンジンコントローラ105の状態を反映させ
更新されるものである。
【0100】例えば、「/RDY状態」は、/RDY信
号の状態を反映するフラグであり、エンジンI/Fタス
クが/RDY信号の“FALSE”を検知している間
“TRUE”にする。
【0101】また、「/CCRT状態」は、/CCRT
信号の状態を反映するフラグであり、エンジンI/Fタ
スクによって実際の/CCRT信号の状態が反映され
る。エンジンI/Fタスクが/CCRT信号の“TRU
E”を検知し、エンジンコントローラ105の状態を所
定のシリアル通信で獲得することによって前述した通り
/CCRT信号は“FALSE”となる。
【0102】「給紙段数」は、オプションカセットユニ
ットの装着等を反映し、選択可能な給紙段数である。
【0103】「カセット1紙有無」は、カセット230
の用紙有無である。「カセット1紙サイズ」は、カセッ
ト230の不図示のダイヤルで設定された用紙サイズで
あり、操作者はダイヤル値と同一の用紙を載置している
という前提から、カセット230の用紙サイズとして認
識される。
【0104】「ペーパデッキ紙有無」は、ペーパデッキ
オプションユニット107の用紙有無である。「ペーパ
デッキ紙サイズ」は、ペーパデッキオプションユニット
107の不図示の仕切り板で設定された用紙サイズであ
り、操作者は仕切り板の値と同一の用紙を載置している
という前提から、ペーパデッキオプションユニット10
7の用紙サイズとして認識される。
【0105】両テーブルとも、図8中には不図示である
が、解析展開タスク、ページ操作タスク、エンジンI/
Fタスク、オプションI/Fタスクから参照・更新され
る。
【0106】以下に図8のデータフローを説明する。
【0107】外部機器101から入力される印字データ
(制御コード、PDL等)は、ホストI/F部402に
所定のブロック単位で格納される。
【0108】解析展開タスクは、ホストI/F部402
にデータを検出すると、ページテーブルを獲得する。そ
して、1ブロック単位にデータを解析し、画像形成情報
(PDLの図形描画命令、文字コード等)に関しては、
画像データ発生部403(図8には不図示、図4参照)
を用いて、或はCPU409自身でイメージ展開を行
い、ページテーブルの「ラスタポインタ」で示される領
域に格納する。また、プリンタに対しての制御情報(コ
ピー枚数、給紙選択等)に関しては、ページテーブルに
格納する。1ページ分のデータを解析展開終了した後
に、「展開終了」をTRUEにして、FIFO構造のペ
ージキューにエンキュー操作を行う。
【0109】ページ操作タスクは、前記ページキュー中
の全てのページの「状態フラグ」を同時監視し、状態に
応じて搬送手順を変更し、印字を実現する。この際、オ
プションI/F部412により給紙手段、排紙手段、印
刷モード等の印字指定を行うと共に、エンジンI/F部
406によって、給紙手段等の設定をエンジンコントロ
ーラ105に対して実際に行う。「排紙終了フラグ」が
TRUEとなったページテーブルは、デキュー操作が行
われ、前述のページ管理機能部に戻される。
【0110】エンジンI/Fタスク、及びオプションI
/Fタスクは、夫々、エンジンI/F部406、オプシ
ョンI/F部412を介してエンジンコントローラ10
5及びオプションコントローラ部106と所定の周期で
通信を行い、ページの状態が変化する要因が発生する
と、前記「状態フラグ」を更新する。また、/RDY信
号の変化を監視し、TRUE→FALSEの変化に対し
ては、プリンタ102の状態をエラー発生中とすると共
に、エラーの解除を監視する。また、/RDY信号及び
/CCRT信号など、状態の変化を監視し、前述の<手
順1>及び<手順2>を実行し、前記「エンジン状態テ
ーブル」を更新する。
【0111】パネル部104からの動作モード指定(コ
ピー枚数、給紙選択等)は、パネルI/F部401に一
旦格納される。不図示のプリンタ制御タスクは、適当な
間隔でパネルI/F部401を巡回監視し、データが存
在するとEEPROM410に格納し、同時に制御情報
としてRAM407の不図示の制御情報格納領域に格納
する。EEPROM410に格納することによって、プ
リンタ102の電源を一旦OFFにした後でも、ユーザ
の所望のモードによってプリンタ102を動作させるこ
とが可能となる。
【0112】図12は、一台の印刷装置に接続されてい
る複数のオプション装置を使って排紙を行う場合の概念
図である。
【0113】図12を参照して、以下に実施形態の例を
幾つか述べる。
【0114】図12において、プリンタ1201に部数
10部のソート指定が為された場合、プリンタ1201
に接続されている排紙オプションA、Bのどちらか一方
のみを使用するというソートは出来ない。排紙オプショ
ンA、Bの両方を使用すれば、全部で10ビン使用可能
となるので、排紙オプションA、Bの全てのビンを使用
してソートを行う。
【0115】また、排紙オプションAはステイプル機能
を有し、排紙オプションBはステイプル機能を有してい
ない場合に、ステイプル指定ジョブを受信すると、ステ
イプル機能を有している排紙オプションAの排紙口が選
択され、ステイプル付き排紙を行う。
【0116】また、排紙オプションA、B共に、ステイ
プル機能を有しているが、各排紙オプション装置のステ
イプル能力が異なり、例えば、排紙オプションAは用紙
30枚ステイプル可能で、かつ3個所ステイプル位置選
択可能であり、排紙オプションBは用紙20枚ステイプ
ル可能で、かつ2個所ステイプル位置選択可能な状態で
ある場合、排紙オプションAでのみステイプル指定を受
信すると排紙オプションAの排紙口が選択され、ステイ
プル付き排紙を行う。
【0117】また、排紙オプションBは、ジョブオフセ
ット機能を有し、排紙オプションAはステイプル機能を
有していない場合に、ジョブオフセットしながらスタッ
クモードで排紙を行うようなジョブを受信すると、排紙
オプションBの排紙口を使用して、スタック&ジョブオ
フセット排紙を実行する。
【0118】また、排紙オプションAは、用紙が沢山積
載されており、排紙オプションBは用紙が積載されてい
ない状態で、大量印刷ジョブを受信した場合で、排紙オ
プションAのみで排紙可能な場合は排紙オプションA
へ、排紙オプションAのみでは排紙不可能だが排紙オプ
ションBなら排紙可能な場合は排紙オプションBへ、と
いうように、排紙オプションA、Bの両方を使用すれば
排紙可能な場合は、両方の排紙口を選択して排紙を行
う。
【0119】上述の例に限らず、排紙オプション装置の
機能を最大限利用出来るように、スケジュールを立てて
排紙を行っていく。
【0120】図14は、印刷データを入力してから最適
な排紙指定を決定し、印刷実行するまでの処理動作を示
すフローチャートであり、図15は複数の排紙オプショ
ンの機能情報から制御情報に基づく最適な排紙指定を決
定する処理動作を示すフローチャートであり、図16は
オプション装置の機能情報を取得する方法を示すフロー
チャートであり、これらの図より複数の排紙オプション
装置を使って、最適な排紙口を決定する方法を説明す
る。
【0121】図14において、ステップS1401で、
ホストコンピュータ等の外部機器101から送られてき
た印字データを解析し、ステップS1402で制御情報
及び描画情報をメモリへ展開格納する。ステップS14
03で制御情報から自動排紙選択モードかどうかを判断
し、自動排紙選択モードでない場合は、制御情報に基づ
く通常のスケジューリング処理を行って(ステップS1
410)、印字を実行する(ステップS1411)。自
動排紙選択モードの場合、最優先オプション装置をカレ
ントに設定し(ステップS1404)、そのオプション
装置から最適な排紙口が有るかどうか検索を行ってい
く。最適排紙口及び排紙方法等が決定していない場合
に、ステップS1405で未検索オプション装置が有る
か無いかを判断し、決定するまで処理を繰り返す。検索
開始一巡目は最適排紙指定が決定していないので、ステ
ップS1405ではYESとなり、次のステップS14
06の検索処理へ移行する。このステップS1406で
入力データで指定されている制御情報に基づき、予め取
得していた排紙オプションの機能情報を参照して指定を
満足できる排紙口、排紙方法等の排紙指定を決定してい
く。その結果、入力ジョブに関して最適排紙指定が全て
決定したら(ステップS1407)、エンジン制御処理
を実行し印字を行っていく(ステップS1411)。
【0122】ステップS1407において、その排紙オ
プション装置の排紙口のみでは指定を満足できない場合
は、次の優先オプション装置をカレントに変更し、その
オプション装置に対してステップS1406〜S140
8の処理を最適排紙指定が全て決定するまで繰り返す。
以上の処理を繰り返しても最適排紙指定を全て決定でき
なかった場合は、ステップS1405の判断はNOとな
り、指定を満足できないものに関してエラーメッセージ
表示を行う(S1409)。更に、ステップS1409
においては、エラーメッセージ表示に対するユーザの操
作を待ち、例えば、エラースキップ、指定変更等により
処理を続行し、エンジン制御処理を実行し印字を行って
いく(S1411)。
【0123】次に、図15において、図14に示したス
テップS1406の処理の詳細説明を行う。各ステップ
は、その機能を制御情報にて指定されている場合のみ処
理を行うものとする。
【0124】印刷データの制御情報と指定排紙オプショ
ン装置の機能情報を比較して、どの排紙口及び機能が有
効かを調べていく。ステップS1501では、例えば、
1ビンに印刷ジョブを全て積載可能かどうかを調べ、ス
テップS1502では、ソート排紙可能かどうかを調
べ、ステップS1503では、その排紙オプションが有
する排紙ビン数及び使用可能なビン数から、指定されて
いる全部数のソートが可能かどうかを調べ、ステップS
1504では、スタック排紙機能を有するかどうかを調
べ、ステップS1505では、ステイプル機能の有無
や、ステイプル綴じ枚数を越えていないかどうか、指定
ステイプル位置にステイプル可能かどうか等を調べ、ス
テップS1506では、ジョブオフセット機能の有無を
調べ、ステップS1507では、指定されている用紙サ
イズや、用紙タイプが、その排紙口を通紙可能かどうか
を調べ、ステップS1508では、反転機構を通してフ
ェースダウン排紙可能かどうかを調べ、排紙指定の中で
指定されている機能に関して全ての指定を満足できる場
合は、最適排紙口として選択決定する(S1509)。
ステップS1508において、指定を満足できない場合
は、他の排紙オプションに対して検索を行うよう指示し
(S1510)、処理を終了する。
【0125】次に、図16において、オプション装置が
有する機能情報を取得する方法を説明する。
【0126】電源立ち上げ時に、接続されているオプシ
ョン装置に対して、立ち上げ後状態変化しないような構
成情報を取得し、後に一定周期間隔で状態変化するよう
なステータス情報を取得し、機能情報を更新していく。
【0127】ステップS1601において、各排紙口の
最大積載量を取得し、ステップS1602において、通
紙可能用紙サイズ、通紙可能用紙タイプ等の用紙に関す
る情報を取得し、ステップS1603において、ステイ
プル機能の有無、ステイプル綴じ可能枚数、ステイプル
可能位置等のステイプル機能に関する情報を取得し、ス
テップS1604において、ジョブオフセット機能の有
無を取得し、ステップS1605において、用紙反転機
能の有無及び反転可能な用紙サイズ、タイプ等を取得
し、立ち上げ時に必要な構成情報を取得する。次に状態
変化が有るようなステータス情報を取得していく。ステ
ップS1606において、状態変化が起ったら、その変
化があった項目に対して、各ビンの積載状態の更新(S
1607)、ステイプル針残量の更新(S1608)を
行っていく。状態更新を行った後、一定時間ウエイト
(待機)し(S1609)、再びステップS1606に
おいて、状態変化が有ったかどうかを調べ、ループす
る。
【0128】以上の方法で、機能情報と制御情報から最
適な排紙口を決定し、印刷処理を行っていく。
【0129】(実施例2)実施例1においては、図12
に示すように、プリンタ1201に接続されている排紙
装置A、排紙装置Bに排紙する場合のように1つのプリ
ンタに接続されている複数のオプション装置を対象とし
た説明を行ったが、実施例2のように、図13におい
て、プリンタ1301及び1302に接続されている排
紙装置C、排紙装置Dのようにネットワークに繋がって
いる他のプリンタのオプション装置及び排紙口を利用し
て排紙を行っても良い。
【0130】この場合、実施例1で説明したようにプリ
ンタ内で行った選択処理操作機能をホストコンピュータ
に持たせ、例えば、部数10部のソート排紙の場合、ホ
ストコンピュータで行われる印刷データを作成する段階
で、各プリンタに5部のソート指定ジョブを送信し、部
数5部を排紙装置Cに、残り部数5部を排紙装置Dに割
り振ってソートを行うようにし、実現しても良い。
【0131】(実施例3)実施例2においては、ネット
ワーク上の複数のプリンタの排紙オプション装置を選択
する機能を、ホストコンピュータ上に持つようにした
が、実施例3のように、一旦プリンタ1301へ実施例
1の場合と同様のデータを送信し、プリンタ1301に
接続されている排紙装置Cのみでは排紙できないと判断
した場合に、プリンタ1301がネットワーク上の他の
プリンタ(例えば、プリンタ1302)を検索し、制御
情報の一部を修正して(例えば、ソートできなかった残
りの部数にソート部数を修正)、そのプリンタへデータ
送信するようにしても良い。
【0132】この場合、受信データは、一旦プリンタ内
の、例えばハードディスク等に保存しておく必要があ
る。
【0133】(実施例4)実施例1においては、図15
に示すように、印刷データの制御情報に指定されている
全ての項目が合致した場合に、最適排紙口として選択決
定したが、実施例4のように、各ステップにおいて優先
順位を付け、その優先順位に基づいて、全てではないが
部分的に指定を満足する排紙口、排紙方法を選択するよ
うにしても良い。
【0134】尚、上述した実施形態(実施例1乃至4)
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0135】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0136】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0137】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0138】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0139】尚、実施形態では印刷機構部分にレーザビ
ームによる電子写真方式を採用した例を説明したが、こ
れに限らず如何なる印刷方式(例えばLEDプリンタ,
熱転写プリンタ,インクジェットプリンタ等)を採用し
ても良いのは勿論である。
【0140】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プリンタが排紙先を自動的に選択決定する自動排紙選択
モードを設け、ジョブの制御情報を基に、複数のオプシ
ョン装置の各排紙口の機能情報から複数、または一つの
オプション装置の中の最適な条件を備えた排紙口をプリ
ンタが選択することが可能となり、ネットワーク環境に
おいてもオフラインに移行してしまうのを防ぎ、ユーザ
は複雑な指定をいちいち行わなくても、自動排紙選択モ
ードにしておくことで簡単に印刷することを可能とする
という効果を呈する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る実施例1の画像記録装置の構成
を示すブロック図
【図2】 画像記録装置とオプションユニット(オプシ
ョン装置)を接続した画像記録システム例の縦断側面図
【図3】 図2の画像記録システムにおける各コントロ
ーラのインターフェースの接続例の構成を示すブロック
【図4】 図1に示したビデオコントローラの詳細構成
を示すブロック図
【図5】 実施例1において、図1に示したオプション
コントローラ部106内に設けられるRAMに確保され
るビデオコントローラ103との共有メモリの内容例を
示す説明図
【図6】 実施例1において、図1に示したオプション
コントローラ部106を介してオプション情報を獲得す
る方法の一例を示すフローチャート
【図7】 (a)、(b)は、実施例1において、基本
ステータスを基に、コマンドステータスを発行して、入
出力各オプションの詳細情報を取得する手順を示す説明
【図8】 実施例1におけるデータの流れを示す説明図
【図9】 実施例1において、RAM407内のページ
テーブルに関するマップを示す説明図
【図10】 実施例1において、RAM407内のエン
ジン状態テーブルに関するマップを示す説明図
【図11】 実施例1において、RAM407内のジョ
ブ制御テーブルに関するマップを示す説明図
【図12】 実施例1において、一つの印刷装置に接続
されている複数のオプション装置を使って排紙を行う場
合の概念図
【図13】 実施例2において、ネットワーク上で接続
されている複数の印刷装置の排紙オプション装置を使っ
て排紙を行う場合の概念図
【図14】 実施例1において、印刷データを入力して
から最適な排紙指定を決定し印刷実行するまでの処理動
作を示すフローチャート
【図15】 実施例1において、複数の排紙オプション
の機能情報及び制御情報に基づく最適な排紙指定を決定
する処理動作を示すフローチャート
【図16】 実施例1において、排紙オプションの機能
情報を取得する処理動作を示すフローチャート
【符号の説明】
70 オプションユニットインタフェース 80 ビデオインタフェース 90 統括インタフェース 101 外部機器 102 レーザビームプリンタ(プリンタ) 103 ビデオコントローラ 104 パネル部 105 エンジンコントローラ 106 オプションコントローラ部 107 給紙オプション装置(ペーパデッキオプション
ユニット) 108 排紙オプション装置(ソータオプションユニッ
ト) 109 制御ユニット

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像記録装置本体に対して所定の拡張処
    理を行う複数のオプション装置を接続可能とし、ホスト
    コンピュータ等の外部機器からの印字指定に基づいて、
    または、ユーザインタフェースからのユーザオペレーシ
    ョンに基づいて動作する画像記録装置であって、各種オ
    プション装置から該各種オプション装置が有する機能情
    報を取得する機能情報取得手段と、ホストコンピュータ
    等の外部機器から発信される制御情報を解析する解析手
    段と、入力データに基づいて印字し排紙する際に、前記
    機能情報と前記制御情報から最適なオプション装置、オ
    プション装置が有する最適な排紙口及び最適な排紙方法
    について選択可能とする選択手段とを備えて成ることを
    特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 画像記録装置本体に接続されて所定の拡
    張処理を行う前記各種オプション装置は、これらの前記
    各種オプション装置を統括制御する統括制御手段を介し
    てシリアル通信を行い、前記画像記録装置本体に転送す
    るオプション情報を格納する格納手段と、給紙処理及び
    前記画像記録装置本体との通信処理を制御するオプショ
    ン制御手段とを有することを特徴とする請求項1記載の
    画像記録装置。
  3. 【請求項3】 画像記録装置本体に接続されて所定の拡
    張処理を行う前記各種オプション装置の内、排紙機能を
    有する排紙オプションは、複数の排紙口を有する排紙手
    段と、排紙オプションに送られてきた用紙のフェースの
    向きを変える反転手段と、排紙用紙をずらして排出する
    シフト手段と、前記複数の排紙口を有する排紙手段は、
    排出された用紙の積載量を検知する検知手段等の排紙操
    作(フィニッシング)に関する動作手段を1つ以上有す
    ることを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
  4. 【請求項4】 前記機能情報取得手段は、電源立ち上げ
    時、及びオプション装置の状態変化が生じた時に、状態
    変化の内容を検知し、この検知結果をメモリに格納する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
  5. 【請求項5】 前記解析手段は、外部機器から送信され
    る印字データの排紙指定等の制御情報を解析し、この解
    析結果をメモリに格納することを特徴とする請求項1記
    載の画像記録装置。
  6. 【請求項6】 前記選択手段は、ソート、スタック、排
    紙口名称グループ等の他の排紙制御指定とは別個に指定
    可能であり、且つ使用可能な状態にある全てのオプショ
    ン装置に対して、予め取得している機能情報と、予めメ
    モリに格納しているジョブに関する制御情報との比較を
    行い、制御指定内容を満たす最適な排紙口及び最適な排
    紙方法の決定を行うことを特徴とする請求項1記載の画
    像記録装置。
  7. 【請求項7】 前記機能情報は、オプション装置が有す
    る排紙口の各種構成情報及びステータス情報から成るこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
  8. 【請求項8】 前記制御情報は、排紙モードをはじめと
    する各種排紙指定情報を含むことを特徴とする請求項1
    記載の画像記録装置。
  9. 【請求項9】 画像記録装置本体に対して所定の拡張処
    理を行う複数のオプション装置を接続可能とし、ホスト
    コンピュータ等の外部機器からの印字指定に基づいて、
    または、ユーザインタフェースからのユーザオペレーシ
    ョンに基づいて動作する画像記録装置の制御方法であっ
    て、各種オプション装置から該各種オプション装置が有
    する機能情報を取得するステップと、この機能情報を取
    得するステップにおいて、電源立ち上げ時、及びオプシ
    ョン装置の状態変化が生じた時に、状態変化の内容を検
    知し、この検知結果をメモリに格納するステップと、ホ
    ストコンピュータ等の外部機器から発信される制御情報
    を解析するステップと、この解析するステップにおい
    て、外部機器から送信される印字データの排紙指定等の
    制御情報を、更に解析し、この解析結果をメモリに格納
    するステップと、入力データに基づいて印字し排紙する
    際に、前記機能情報と前記制御情報から最適なオプショ
    ン装置、オプション装置が有する最適な排紙口及び最適
    な排紙方法について選択するステップと、この選択する
    ステップにおいて、使用可能な状態にある全てのオプシ
    ョン装置に対して、予め取得している機能情報と、予め
    メモリに格納しているジョブに関する制御情報との比較
    を行い、制御指定内容を満たす最適な排紙口及び最適な
    排紙方法の決定を行うステップとを備え、これらの前記
    各種オプション装置を統括制御する手段を介してシリア
    ル通信を行うステップと、前記画像記録装置本体に転送
    するオプション情報を格納するステップと、給紙処理及
    び前記画像記録装置本体との通信処理を制御するオプシ
    ョン制御を行うステップと、排紙機能を有し、複数の排
    紙口を備えた排紙オプションに送られてきた用紙のフェ
    ースの向きを変えて反転するステップと、排紙用紙をず
    らして排出しシフトするステップと、排出された用紙の
    積載量を検知するステップと、排紙操作(フィニッシン
    グ)を行うステップとを含むことを特徴とする制御方
    法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の制御方法を実現するた
    めのプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005008311A (ja) * 2003-06-17 2005-01-13 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置および後処理システム
JP2021135897A (ja) * 2020-02-28 2021-09-13 キヤノン株式会社 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム

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