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JP2001078789A - ライム病関連ボレリアに対する核酸増幅オリゴヌクレオチドおよびプローブ - Google Patents

ライム病関連ボレリアに対する核酸増幅オリゴヌクレオチドおよびプローブ

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JP2001078789A
JP2001078789A JP2000246417A JP2000246417A JP2001078789A JP 2001078789 A JP2001078789 A JP 2001078789A JP 2000246417 A JP2000246417 A JP 2000246417A JP 2000246417 A JP2000246417 A JP 2000246417A JP 2001078789 A JP2001078789 A JP 2001078789A
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borrelia
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ホーガン,ジェイムズ・ジェイ
Yeasing Yang
ヤン,イージィン
Nick Carter
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はボレリア核酸の検出に有用なハイブ
リダイゼーションアッセイプローブ、増幅プライマー、
核酸組成物および方法を開示する。ライム病関連ボレリ
を選択的に検出し、およびボレリア ヘルムシーから
これらのボレリアを区別するハイブリダイゼーションア
ッセイプローブおよび増幅プライマーが開示される。
レリア ヘルムシーを選択的に検出し、およびライム病
関連ボレリアを検出しない別のハイブリダイゼーション
プローブもまた開示される。 【解決手段】 本発明のの増幅オリゴヌクレオチド、ヘ
ルパーオリゴヌクレオチドおよびハイブリダイゼーショ
ンアッセイプローブは病原性ボレリアの16Sおよび2
3S rRNA由来である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本明細書に記載および特許請
求される発明は、ライム病に関連するボレリアBor
relia)生物体に対する増幅オリゴヌクレオチドお
よび核酸プローブの設計および使用に関し、それらは例
えば、組織試料および体液からの、および培養物からの
試験試料中の生物体の検出を可能にする。
【0002】
【従来の技術】ライム病は北アメリカ、欧州および温帯
気候を持つ世界の他の地域において、しばしば診断され
るヒト疾患であり、最も流行しているダニ媒介疾患であ
る。A.G.Barbour & D.Fish,Sc
ience 260:1610−16(1993);
J.F.Anderson,Rev.Insect D
is.11:51451−59(1989);A.C.
Steere,N.Engl.J.Med.,331:
586−96(1989)を参照されたい。ライム病ま
たはライムボレリア病はボレリアスピロヘータにより引
き起こされる多段階感染である。ボレリア生物体は感染
したマダニ属のダニによりヒトおよび動物へ伝搬され
る。白尾シカおよび白足マウス(ペロミスカス ロイコ
パス)が各々自然における成虫ダニおよび幼虫型の一次
保有体である。
【0003】ヒトおよび動物におけるライムボレリア病
の感染は感染の段階に依存して多くの異なった臨床症状
発現を起こす。ヒトの初期感染は通常、遊走性紅斑と称
される特徴的な皮膚発疹を伴うインフルエンザ様の病気
である。遊走性紅斑は遠心的に広がり、通常環状の形を
している。遊走性紅斑は通常、ダニに咬まれた後1−5
週間以内に現れ、数週間または数カ月後に自然に消散す
る。H.W.Pfisterら、Lancet 34
3:1013(1994)を参照されたい。
【0004】ボレリア感染後数週間から数カ月以内に、
感染は脳、神経、眼、関節および心臓を含む種々の器官
に広がるであろう。この感染の広がりは疾患のII期が
進行状態にあることを示している。ライムボレリア病の
神経学的特色には髄膜神経根神経炎(バンワース症候
群)、髄膜炎、顔面神経の脳神経炎、神経叢神経炎、多
発性単神経炎、および希に、脳炎、脊椎炎、心血管炎、
CSFリンパ球多サイトーシスが含まれる。
【0005】ライム心臓炎は重度の病態であり、一般に
種々の程度の過渡的な房室ブロック、周期障害心筋心臓
炎および心不全を特徴とする。ライム心臓病の共通の徴
候には動悸、胸部不快感、息切れ、運動時のめまい感お
よびアダムス−ストークス発作が含まれる。
【0006】筋骨格系のライムボレリア感染は筋痛炎症
性ではない関節炎、関節炎、筋炎、およびリンパ節症の
ような徴候を起こす。眼へのボレリア感染は結膜炎、虹
彩毛様体炎、脈絡膜炎、瞳孔浮腫を伴う視神経障害、汎
眼球炎のような徴候を起こす。他の器官への感染では肝
腫、肝炎、咳および精巣膨潤が起きるであろう。
【0007】感染して数カ月から数年後、慢性的な器官
障害が起こり、ライムボレリア病がIII期に入ったこ
とを示している。この段階の徴候には慢性関節炎、単関
節関節炎、少数関節関節炎、慢性萎縮性先端皮膚炎、脳
炎、筋炎、角膜炎、慢性多発性神経炎および拡張型心筋
症が挙げられる。
【0008】ライムボレリア病を起こすことが知られて
いるボレリアスピロヘータは最初はボレリア ブルグド
ルフェリBorrelia burgdorfer
)と称されていたが、現在は三つの主なゲノム種に分
類されている。R.T.Marconi & C.F.
Guron,J.Clin.Microbiol.,3
0:2830−34(1992)を参照されたい。一つ
の群は種呼称B.ブルグドルフェリを保持しており、第
二の群はボレリア ガルニーBorreliagar
nii)と名付けられており、第三の群は種の名前が未
だ帰属されていず、VS461と称されている。
【0009】別のボレリア種、B.ヘルムシーher
msii)はB.ブルグドルフェリと非常に近縁である
が異なったヒト疾患(回帰熱)に関連している。B.ヘ
ルムシーはDNAハイブリダイゼーションによりB.パ
ルヘリparheri)およびB.トゥリカテtu
ricatae)と同一の種に属していると特性付けら
れているが、各々は特定の節足動物ベクターに特異的で
ある(Barberi& Hayes,Microbi
ol Reviews 50:391−400,198
6)。二つの他のボレリア種B.アンセリナanse
rina)およびB.コリアセエcoriacea
)はB.ブルグドルフェリと非常に近縁であるが、ヒ
トに対して感染性ではない。
【0010】ボレリア生物体は他のスピロヘータのよう
に波打った形および鞭毛を持っている。A.G.Bar
bour & S.F.Hayes,Microbio
l.Rev.,50:381−400(1986)。こ
れらの生物体はまた、染色体および環状というよりむし
ろ線状のいくつかの染色体外要素も持っている。A.
G.Barbour & C.F.Garon,Sci
ence,237:409(1987)。いくつかの表
面露出リポ蛋白質、OspAおよびOspBが同定され
ており、血清学的実験室試験において抗原マーカーとし
て使用された。
【0011】体液からのボレリア生物体の培養は困難で
あり、培養によるライムボレリア病の微生物学的診断を
不十分なものにしている。B.ブルグドルフェリを検出
するための血清学的試験が開発されており、酵素結合免
疫吸着アッセイ[ELISA]、間接免疫蛍光アッセイ
(IFA)およびウェスタンブロッティングが挙げられ
ている。M.G.Golightly,Am.J.Cl
in.Pathol.,99:168−74(199
3)を参照されたい。しかしながら、これらの血清学的
試験では標準化が難しく、偽りの陽性および偽りの陰性
結果を与えるのでその有効性は制限されている。Bar
bour,Ann.Intern.Med.,110:
504(1989)を参照されたい。
【0012】感染初期(I期)またはII期の患者では
抗体が検出可能なレベルには達していず、トレポネマ
Treponema)またはライム病と関連しない他
のボレリアとの交差反応が起こるであろう。抗生物質に
よる処置はライムボレリア病患者における検出可能な抗
体の発生を妨げまたは遅延させるであろう。これらの欠
陥は、ライムボレリア病の診断および処置における血清
学的試験の有用性および信頼性を制限する。
【0013】感染作因の認識のためのプローブとして特
異的ヌクレオチド配列を持つオリゴヌクレオチドの使用
は問題のある免疫学的検出アッセイの代替物になってき
ている。ボレリアのゲノムおよびプラスミドDNA配列
の両方の少なくとも一部が得られている。Schwan
ら、J.Clin.Microbiol.,27:17
34(1989);Schwanら、Ann.N.Y.
Acad.Sci.,539:419(1988)を参
照されたい。B.ブルグドルフェリの直線状プラスミド
から誘導された核酸ハイブリダイゼーションプローブが
製造され、多数のボレリア種からのB.ブルグドルフェ
の同定に使用された。しかしながら、これらのプロー
ブはそのヌクレオチド配列が時間が経つと不安定にな
り、または病原性ボレリア単離物には存在しないかもし
れないプラスミドから誘導されているので生来的に制限
されている。特異的ボレリア遺伝子を標的とする他の核
酸ハイブリダイゼーションプローブもまた、標的とされ
た遺伝子の進化的安定性の程度に依存して生来的に制限
されている。例えば、Malloyら、J.Clin.
Microbiol.,28:1089(1990);
Lebachら、J.Clin.Microbio
.,29:731−737;およびGoodman
ら、Infect.Immun.,59:269−27
8(1991)を参照されたい。
【0014】無作為にクローン化したB.ブルグドルフ
ェリDNA配列が核酸プライマーを構築するのに使用さ
れ、これらのプライマーがB.ブルグドルフェリの標的
DNA配列の増幅に使用された。Rosaら、J.In
fect.Dis.,160:1018(1989)を
参照されたい。しかしながら、B.ブルグドルフェリ
離物の全ては検出されず、ライム病を起こす全てのB.
ブルグドルフェリを検出するためには不十分な核酸プラ
イマーであった。
【0015】FukunagaおよびSohnaka、
Biophys.Res.Comm.,183:952
−57(1992);およびPosticら、Res.
Microbiol.,141:465−475(19
90)によりB.ブルグドルフェリのリボソームRNA
(rRNA)遺伝子の地図が作製され、クローン化され
た。B.ブルグドルフェリは染色体当たり23S RN
A遺伝子の二つのコピーおよび16S rRNAをコー
ドしているたった一つのコピーのみを含んでいるようで
ある点において通常と異なっている。(Fukunag
aら、J.Gen.Microbiol.,138:8
71−877,1992)。ボレリア16S RNAの
配列が培養B.ブルグドルフェリ生物体を検出できたハ
イブリダイゼーションプローブの設計に使用された。M
arconiら、J.Clin.Microbio
.,30:628−32(1992)を参照された
い。生物体を培養せずに臨床試料中のB.ブルグドルフ
ェリを検出することに対するこのプローブの有用性は証
明されていない。
【0016】これらの制限を克服するため、ボレリア
6S rDNAを増幅するための広範囲の特異性を持つ
プライマー対を用いたリボソームRNA配列の核酸増幅
が記載されている。Malloyら、J.Clin.M
icrobiol.,28:1089−93(199
0)を参照されたい。しかしながら、使用された核酸プ
ライマーはS.オーレウスaureus)およびP.
アエルギノサaeruginosa)をもまた増幅
し、従ってボレリア ブルグドルフェリに特異的ではな
かった。
【0017】16S rRNA配列由来の四つの組のプ
ライマーが三つの異なったボレリアゲノム群のDNAを
増幅するのに使用された。R.T.Marconiおよ
びC.F.Baron,J.Clin.Microbi
ol.,30:2830−34(1992)を参照され
たい。ボレリア16S rRNAの819−842およ
び1153−1173位由来のたただ一つのプライマー
の組のみが試験された種々の培養ライム病単離物中に存
在するすべてのボレリア生物体を検出した。他のプライ
マーの組はライム病ボレリアの三つすべてを認識しなか
ったかまたはライム病に関係しないボレリアをも認識し
た。その他のプライマーの組は臨床単離物から培養され
た種々のボレリア生物体のすべてを増幅しなかった。1
6S rRNA配列および16S rRNA遺伝子のV
4領域が変化したボレリア ブルグドルフェリのサブタ
イプの増幅はAdamら、Infec.Immun.,
59:2579−85、により記載されている。PCR
プライマーがB.ブルグドルフェリの23S rRNA
の特異的領域を増幅するためおよびボレリアの他の種か
らそれを区別するために使用された。Schwartz
ら、J.Clin.Micro.,30:3082(1
992)を参照されたい。
【0018】ボレリア16S rRNA配列に相補的な
他のプローブがWeisburg、EPO公開番号EP
O 0421 725A号、出願番号第9031076
6.2号、により記載されている。WhiteおよびD
odge、PCT US91/01574号、はB.ブ
ルグドルフェリおよびB.ヘルムシーの16S rRN
A遺伝子由来のプライマーおよびプローブを開示してい
る。
【0019】ライム病の血清学的検出および同定におい
て現在は制限があるため、ライム病に関連するボレリア
のすべての地理的単離物を検出するための感度のよい方
法に対する要望が存在する。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】本発明はボレリアのr
RNA(リボソームRNA)またはrDNA(リボソー
ムDNA)ヌクレオチド配列の特定の領域に相補的であ
るように設計された新規かつ有用な増幅オリゴヌクレオ
チド、ヘルパーオリゴヌクレオチドおよびオリゴヌクレ
オチドハイブリダイゼーションアッセイプローブ、また
ボレリアrRNAまたはrDNAヌクレオチド配列ま
たはその相補体の特定の部分に実質的に対応する核酸配
列を持つオリゴヌクレオチドを開示し、特許請求してい
る。これらの増幅オリゴヌクレオチド、ヘルパーオリゴ
ヌクレオチドおよびハイブリダイゼーションアッセイプ
ローブは病原性ボレリアの16Sおよび23S rRN
A由来であるので、これらのrRNA遺伝子から発現さ
れたRNAのレベルがより高くなり、核酸配列の変化の
速度が遅く、および生物体間でのrRNA配列の側方伝
達がなくなるためより優れた検出アッセイが得られる。
【0021】増幅オリゴヌクレオチドおよびオリゴヌク
レオチドハイブリダイゼーションアッセイプローブはス
トリンジェントハイブリダイゼーションアッセイ条件
下、標的ボレリア16Sおよび23S rRNAおよび
/またはrDNA遺伝子配列にハイブリダイズすること
により機能する。好適な態様において、本明細書に記載
したプローブおよび増幅オリゴヌクレオチドはボレリア
ブルグドルフェリボレリア ガルニーおよびVS4
61群のボレリアを含むライム病関連ボレリアを、血液
または組織のような臨床試料中に観察される他の微生物
および他のボレリア種から区別できる。従って、本増幅
オリゴヌクレオチドおよびハイブリダイゼーションアッ
セイプローブはライム病関連ボレリアを特異的に検出お
よび/または定量するためのアッセイに使用されるであ
ろう。好適な態様において、本明細書に記載したハイブ
リダイゼーションアッセイプローブはストリンジェント
ハイブリダイゼーション条件下、ライム病関連ボレリア
からの核酸に選択的にハイブリダイズすることができ、
ボレリア ヘルムシーからの核酸にはハイブリダイズし
ない。本発明のいくつかの態様において、ハイブリダイ
ゼーションアッセイプローブは標的配列へのプローブの
ハイブリダイゼーションの同定を助けるため、アクリジ
ニウムエステルまたは放射性同位元素のようなレポータ
ー基を含むオリゴヌクレオチドから成っている。本発明
のいくつかの態様において、増幅オリゴヌクレオチドは
随意にRNAポリメラーゼにより認識されるか、または
RNAポリメラーゼによる開始または伸長を促進する核
酸配列を持っているものである。
【0022】本発明はライム病関連ボレリアおよびボレ
リア ヘルムシーからの核酸の存在を検出するのに有用
なハイブリダイゼーションアッセイプローブを特色とす
る。好適には、ハイブリダイゼーションアッセイプロー
ブは以下のヌクレオチド配列から選択される: 配列ID番号1:GCATAGACTTATATATCCGCC 配列ID番号2:GGCGGATATATAAGTCTATGC 配列ID番号12:GCAUAGACUUAUAUAUCCGCC 配列ID番号13:GGCGGAUAUAUAAGUCUAUGC 配列ID番号10:GGCGGATATGCAAGTCTATGC 配列ID番号33:GCATAGACTTGCATATCCGCC 配列ID番号34:GGCGGAUAUGCAAGUCUAUGC 配列ID番号35:GCAUAGACUUGCAUAUCCGCC 配列ID番号21:GGTGATGATCTTGATAGGAAAATCCG 配列ID番号24:CGGATTTTCCTATCAAGATCATCACC 配列ID番号25:GGUGAUGAUCUUGAUAGGAAAAUCCG 配列ID番号26:CGGAUUUUCCUAUCAAGAUCAUCACC 配列ID番号22:GGTGTTGATTTTAGTAGGAAAATCCG 配列ID番号30:CGGATTTTCCTACTAAAATCAACACC 配列ID番号31:GGUGUUGAUUUUAGUAGGAAAAUCCG および 配列ID番号32:CGGAUUUUCCUACUAAAAUCAACACC。
【0023】本発明はライム病関連ボレリアからの核酸
の存在を検出するのに有用なハイブリダイゼーションア
ッセイプローブを特色とする。これらのハイブリダイゼ
ーションアッセイプローブは、好適には以下のヌクレオ
チド配列から選択される: 配列ID番号1:GCATAGACTTATATATCCGCC 配列ID番号2:GGCGGATATATAAGTCTATGC 配列ID番号12:GCAUAGACUUAUAUAUCCGCC 配列ID番号13:GGCGGAUAUAUAAGUCUAUGC 配列ID番号21:GGTGATGATCTTGATAGGAAAATCCG 配列ID番号24:CGGATTTTCCTATCAAGATCATCACC 配列ID番号25:GGUGAUGAUCUUGAUAGGAAAAUCCG および 配列ID番号26:CGGAUUUUCCUAUCAAGAUCAUCACC。
【0024】本発明はまたボレリア ヘルムシー核酸を
検出するのに有用なハイブリダイゼーションアッセイプ
ローブも特色とする。好適には、これらのハイブリダイ
ゼーションアッセイプローブは以下のヌクレオチド配列
の一つから選択されるヌクレオチド配列を持っている: 配列ID番号10:GGCGGATATGCAAGTCTATGC 配列ID番号33:GCATAGACTTGCATATCCGCC 配列ID番号34:GGCGGAUAUGCAAGUCUAUGC 配列ID番号35:GCAUAGACUUGCAUAUCCGCC 配列ID番号22:GGTGTTGATTTTAGTAGGAAAATCCG 配列ID番号30:CGGATTTTCCTACTAAAATCAACACC 配列ID番号31:GGUGUUGAUUUUAGUAGGAAAAUCCG および 配列ID番号32:CGGAUUUUCCUACUAAAAUCAACACC。
【0025】本発明の別の態様は本発明のハイブリダイ
ゼーションアッセイプローブと一緒にヘルパーオリゴヌ
クレオチド(プローブ)を含むプローブ混合物である。
好適には、ヘルパーオリゴヌクレオチドは標的核酸への
アッセイプローブの特異的ハイブリダイゼーションを容
易にするために使用される;ヘルパーオリゴヌクレオチ
ドは本明細書において援用され、本発明と共通の所有権
を享有するHoganおよびMillimanの米国特
許第5,030,557号に記載されている。本発明に
おいてヘルパープローブとして使用されるオリゴヌクレ
オチドには以下の配列が含まれる: 配列ID番号3:TACTCACCCTTTACGCCCAATAATCCCG 配列ID番号4:CGGGATTATTGGGCGTAAAGGGTGAGTA 配列ID番号5:CCAACATAGGTCCACAGTTGAGCTGTGGTATTTT
AT 配列ID番号6:ATAAAATACCACAGCTCAACTGTGGACCTATGTT
GG 配列ID番号14:UACUCACCCUUUACGCCCAAUAAUCCCG 配列ID番号15:CGGGAUUAUUGGGCGUAAAGGGUGAGUA 配列ID番号16:CCAACAUAGGUCCACAGUUGAGCUGUGGUAUU
UUAU 配列ID番号17:AUAAAAUACCACAGCUCAACUGUGGACCUAUG
UUGG 配列ID番号23:CGATGGTTGTCCTAGTTTAAGCATTAA 配列ID番号27:TTAATGCTTAAACTAGGACAACCATCG 配列ID番号28:CGAUGGUUGUCCUAGUUUAAGCAUUAA および 配列ID番号29:UUAAUGCUUAAACUAGGACAACCAUCG。
【0026】本発明の別の態様はライム病関連ボレリア
を検出するための組成物であり、それは本発明のオリゴ
ヌクレオチドとライム病関連ボレリアからのヌクレオチ
ドポリマーの特定の領域との間で形成された核酸ハイブ
リッドである。一般的に、ヌクレオチドポリマーは本発
明のオリゴヌクレオチド配列またはその相補体に実質的
に対応する核酸配列を含んでおり、ボレリアのリボソー
ムRNAをコードしているrRNAまたはrDNAから
誘導される。これらの組成物に存在するオリゴヌクレオ
チドは増幅オリゴヌクレオチド、ヘルパーオリゴヌクレ
オチド、ハイブリダイゼーションアッセイプローブ、ま
たはそれらの混合物であろう。従って、本発明の組成物
は一つまたはそれ以上の増幅オリゴヌクレオチド、一つ
またはそれ以上のヘルパーオリゴヌクレオチドおよび一
つまたはそれ以上のハイブリダイゼーションアッセイプ
ローブを含んでいるであろう。
【0027】その標的配列へハイブリダイズしたプロー
ブを含んでいる本発明の組成物は核酸配列の存在を検出
するために有用である。その標的核酸配列へハイブリダ
イズしたヘルパーオリゴヌクレオチドを含んでいる本発
明の組成物はハイブリダイゼーションに利用可能な標的
核酸配列の特定の部分を作るために有用である。その標
的配列へハイブリダイズしたオリゴヌクレオチドプライ
マーを含んでいる本発明の組成物はプライマーの3’末
端にポリメラーゼのための開始部位を作り出すために有
用である。
【0028】本発明はライム病に関連したボレリアの存
在を検出するための方法もまた企図しており、核酸ハイ
ブリダイゼーションアッセイプローブがボレリア ブル
グドルフェリ標的核酸配列へハイブリダイズできるが
レリア ヘルムシーからの核酸配列とはハイブリダイズ
しないストリンジェントハイブリダイゼーションアッセ
イ条件下、試験試料を核酸ハイブリダイゼーションアッ
セイプローブと接触させる。本発明はまたこれらの方法
で使用されるオリゴヌクレオチドおよびその均等物も企
図しており、それらは標的配列へのプローブのハイブリ
ダイゼーションの同定の助けとなるレポーター分子を随
意に含んでいる。本発明は血液、血液由来試料、組織、
組織由来試料、他の体液および身体試料のようなヒトか
らの試験試料におけるボレリア核酸の存在を検出するの
に有用である。
【0029】核酸が少なくとも一つの本発明の増幅オリ
ゴヌクレオチドを用いて増幅される、ライム病関連ボレ
リアの存在を検出するための方法も本発明はまた企図し
ている。好適な態様において、そのような増幅後に検出
工程が続いており、そこでは本発明のオリゴヌクレオチ
ドハイブリダイゼーションアッセイプローブを用いて増
幅された核酸が検出される。本発明の方法はまた、RN
Aプロモーターのためのヌクレオチド配列を含む増幅オ
リゴヌクレオチドの使用も企図している。
【0030】別の態様において、本発明は増幅アッセイ
における、ボレリア ブルグドルフェリを含むライム病
関連スピロヘータの検出に有用な増幅オリゴヌクレオチ
ドを特色としている。そのようなオリゴマーは好適には
以下の配列の一つに実質的に対応している: 配列ID番号7:AGCCGCGGTAATACGTAAGGGTTTAGCGT 配列ID番号8:CTTCCTCTATCAGACTCTAGACATATAGTTTCCA
ACATA 配列ID番号9:CCACCCTTACACCAGAAATTCTAACTTCCTCTAT
CA 配列ID番号11:AGCCGCGGTAATACGTAAGGGGCGAGCGT 配列ID番号18:CTGAAAAGTGTAGTCGATGGGAAACGGG 配列ID番号19:GCACTCATCATCACATCTTAGCTC 配列ID番号20:CGTATTTTGCAGAGTTCCTTAACG 配列ID番号44:AGCCGCGGUAAUACGUAAGGGUUUAGCGU 配列ID番号45:CUUCCUCUAUCAGACUCUAGACAUAUAGUUUC
CAACAUA 配列ID番号46:CCACCCUUACACCAGAAAUUCUAACUUCCUCU
AUCA 配列ID番号47:AGCCGCGGUAAUACGUAAGGGGCGAGCGU 配列ID番号48:CUGAAAAGUGUAGUCGAUGGGAAACGGG 配列ID番号49:GCACUCAUCAUCACAUCUUAGCUC および 配列ID番号50:CGUAUUUUGCAGAGUUCCUUAACG。 ここで、オリゴマーは修飾されていなくてもよいし、ま
たはRNAポリメラーゼにより認識される5’末端への
特異的核酸配列(T7、T3またはSP6 RNAポリ
メラーゼのためのプロモーター配列が挙げられるが、こ
れらに制限されるわけではない)、および/またはRN
AポリメラーゼによりRNA転写の開始または伸長を促
進する配列の付加のような修飾を含んでいてもよい。プ
ロモーター配列の一つの例としては、配列ID番号:4
3、5'-AATTTAATACGACTCACTATAGGGAGA-3'が挙げられ
る。有用なプロモーター配列の別の例には、例えば、S
tratagene Cloning Systems
からのpBluescriptRベクターまたはPro
mega Biotec.からのpGEMTMベクター
を含む種々の市販品として入手可能なベクターが含まれ
る。
【0031】本発明の別の態様において、増幅オリゴヌ
クレオチドは以下の配列に実質的に対応する配列を介し
て結合するかまたは配列の伸長を起こす: 配列ID番号36:ACGCTAAACCCTTACGTATTACCGCGGCT 配列ID番号37:TATGTTGGAAACTATATGTCTAGAGTCTGATA
GAGGAAG 配列ID番号38:TGATAGAGGAAGTTAGAATTTCTGGTGTAAGG
GTGG 配列ID番号39:ACGCTCGCCCCTTACGTATTACCGCGGCT 配列ID番号40:CCCGTTTCCCATCGACTACACTTTTCAG 配列ID番号41:GAGCTAAGATGTGATGATGAGTGC 配列ID番号42:CGTTAAGGAACTCTGCAAAATACG 配列ID番号27:TTAATGCTTAAACTAGGACAACCATCG 配列ID番号51:ACGCUAAACCCUUACGUAUUACCGCGGCU 配列ID番号52:UAUGUUGGAAACUAUAUGUCUAGAGUCUGAUA
GAGGAAG 配列ID番号53:UGAUAGAGGAAGUUAGAAUUUCUGGUGUAAGG
GUGG 配列ID番号54:ACGCUCGCCCCUUACGUAUUACCGCGGCU 配列ID番号55:CCCGUUUCCCAUCGACUACACUUUUCAG 配列ID番号56:GAGCUAAGAUGUGAUGAUGAGUGC 配列ID番号29:UUAAUGCUUAAACUAGGACAACCAUCG および 配列ID番号57:CGUUAAGGAACUCUGCAAAAUACG。
【0032】本発明の別の態様は、増幅オリゴヌクレオ
チド、ヘルパーオリゴヌクレオチドおよびハイブリダイ
ゼーションアッセイプローブを含む一つまたはそれ以上
の本発明のオリゴヌクレオチドを含むキットを含んでい
る。好適な態様において、本発明のキットは少なくとも
一つの増幅オリゴヌクレオチド、および他の微生物およ
び他のボレリア種からライム病関連ボレリアを区別でき
る一つのハイブリダイゼーションアッセイプローブを含
んでいる。
【0033】特定の核酸配列を検出するための核酸ハイ
ブリダイゼーションの使用の基礎的な記述は、Kohn
e(1989年7月25日に公開された米国特許第4,
851,330号)およびHoganら(”非ウイルス
生物体の検出および/または定量のための核酸プロー
ブ”と題された国際特許出願番号PCT/US87/0
3009)により与えられている(両方の参照文献とも
本明細書において援用される)。Hoganらは(上記
文献)試料(例えば、痰、尿、血液および組織切片、食
品、土壌および水)中の非ウイルス生物体または非ウイ
ルス生物体の群の存在を決定するための方法を記載して
いる。
【0034】
【課題を解決するための手段】A.定義 以下の用語は特別に異なった意味を持つように指示しな
い限り、本明細書においては指示された意味を持ってい
る。
【0035】”標的核酸”とは標的ヌクレオチド配列を
持っている核酸を意味している。”オリゴヌクレオチ
ド”とはお互いに共有結合で結合された二つ以上のヌク
レオチドサブユニットから作製された一本鎖ヌクレオチ
ドポリマーを意味している。好適には、10から100
の間のヌクレオチドユニットが存在し、より好適には1
2から50の間のヌクレオチドサブユニットがお互いに
結合されている。ヌクレオチドサブユニットの糖部分は
リボースでも、デオキシリボースでも、または0−メチ
ルリボースのようなそれらの修飾誘導体でもよい。オリ
ゴヌクレオチドのヌクレオチドサブユニットはホスホジ
エステル結合、ホスホロチオエート結合、メチルホスホ
ネート結合またはオリゴヌクレオチドのハイブリダイゼ
ーションを妨害しない他の希なまたは天然に存在しない
結合により結合されているであろう。さらに、オリゴヌ
クレオチドは普通には存在しないヌクレオチドまたは非
ヌクレオチド残基を持っていてもよい。本明細書で定義
されるように、オリゴヌクレオチドは核酸であるが(好
適にはDNA)、RNAまたは共有結合で結合されたリ
ボ−およびデオキシリボヌクレオチドの組み合わせでも
よい。決められた配列のオリゴヌクレオチドプローブお
よび増幅オリゴヌクレオチドは、化学的または生化学的
合成および例えば、細菌またはレトロウイルスベクター
のような組換え核酸分子からのインビトロまたはインビ
ボ発現によるような当業者には既知の技術により製造さ
れる。本開示により意図されるように、オリゴヌクレオ
チドは野生型染色体DNAまたはそのインビボ転写生成
物からは成っていない。プローブの一つの使用はハイブ
リダイゼーションアッセイプローブとしてであり;プロ
ーブは病気にかかった、感染したまたは病原性の細胞に
おいての遺伝子転写または翻訳を阻止または阻害するた
めのインビボまたはインビトロ治療増幅オリゴマーまた
はアンチセンス剤としても使用されるであろう。
【0036】”標的核酸配列”、”標的ヌクレオチド配
列”または”標的配列”とは一本鎖核酸分子の全部また
は一部のヌクレオチド配列およびそれらに相補的なデオ
キシリボヌクレオチドまたはリボヌクレオチド配列から
なる特異的デオキシリボヌクレオチドまたはリボヌクレ
オチド配列を意味している。
【0037】核酸ハイブリダイゼーションとは、完全に
または一部が相補的であるヌクレオチド配列を持つ二つ
の核酸鎖が前もって決定された反応条件下でお互いに一
緒になって特異的水素結合を持つ安定な二本鎖ハイブリ
ッドを形成する過程である。
【0038】どちらの核酸鎖もデオキシリボ核酸(DN
A)かまたはリボ核酸(RNA)であり;従ってハイブ
リダイゼーションによりRNA:RNAハイブリッド、
DNA:DNAハイブリッドまたはRNA:DNAハイ
ブリッドが生成する。
【0039】本明細書で使用する場合の用語”ハイブリ
ダイゼーション”とは二つの相補的または部分的に相補
的な一本鎖核酸が逆平行配位で一緒になって二本鎖領域
を持つ安定な構造を形成する能力を指している。この二
本鎖構造(しばしばハイブリッドと呼ばれる)の構成鎖
は水素結合によりお互いに保たれている。これらの水素
結合は一本鎖核酸上に塩基アデニンおよびチミンまたは
ウラシル(AおよびTまたはU)またはシトシンおよび
グアニン(CおよびG)を含むヌクレオチド間で最も普
通に形成されるが、これらの”規範的”対の構成要素で
はない塩基間でも塩基対形成は形成できる。非規範的塩
基対形成は本分野ではよく知られている。例えば、Th
e Biochemistry of the Nuc
leicAcids(Adamsら、編、1992)を
参照されたい。
【0040】”ストリンジェント”ハイブリダイゼーシ
ョンアッセイ条件とは、特異的ハイブリダイゼーション
アッセイプローブが他の微生物(例えば、ボレリア ヘ
ルムシー)またはヒトに由来する試験試料中に存在する
他の核酸の中で標的核酸(好適にはライム病関連ボレリ
のrRNAまたはrDNA)とハイブリダイズできる
条件を意味している。これらの条件は、GC含量および
プローブの長さ、ハイブリダイゼーション温度、ハイブ
リダイゼーション試薬または溶液の組成、および考えら
れたハイブリダイゼーション特異性の程度を含む因子に
依存して変化するであろうことが理解されるであろう。
特異的ストリンジェント条件は以下の開示で提供され
る。
【0041】”プローブ”とは検出されるべきと考えら
れた核酸配列にストリンジェントハイブリダイゼーショ
ン条件下でハイブリダイズするようにその配列と部分的
または完全に相補的である配列を持つ一本鎖オリゴヌク
レオチドを意味している。用語”プローブ”では天然に
存在する核酸は除かれる。精製されたオリゴヌクレオチ
ドプローブは化学合成および組換え核酸分子(例えば、
レトロウイルスベクター)からのインビトロおよびイン
ビボ発現のような本分野で知られている技術により製造
される。好適には、プローブは10から100ヌクレオ
チドの長さである。プローブは、ストリンジェントハイ
ブリダイゼーション条件下でハイブリダイゼーションに
実質的に影響を与えない限り、標的配列に相補的でない
領域を持っていてもよい。もしそのような領域が存在す
るならば、それらはRNA転写のための5’プロモータ
ー配列および/または結合部位、制限エンドヌクレアー
ゼ認識部位を含むか、またはプローブまたは標的核酸上
に、またはその両方に触媒活性部位またはヘアピン構造
のような所望の二次または三次構造を与えるであろう配
列を含んでいるであろう。プローブが標的配列へハイブ
リダイズしたことを検出または確認するために使用でき
る放射性同位元素、蛍光または化学発光残基のようなレ
ポーター基残基、酵素または他のリガンドで修飾されて
いるであろう。
【0042】本開示において使用される特異的配列の
群”より選択される配列から本質的に成る核酸配列を持
つプローブ(またはオリゴヌクレオチド)”という句
は、そのプローブが(基本的はおよび新規で特徴的なも
のとして)ストリンジェントハイブリダイゼーション条
件下、掲げた核酸配列の群の一つの配列の正確な相補体
を持つ核酸へ安定にハイブリダイズできることを意味し
ている。正確な相補体には対応するDNAまたはRNA
配列が含まれる。
【0043】句”核酸配列に実質的に対応している”と
は引き合いに出された核酸は十分に核酸配列と類似して
おり、ストリンジェントハイブリダイゼーション条件
下、同一の標的核酸配列とハイブリダイズするであろう
という点で引き合いに出された核酸は核酸配列と類似の
ハイブリダイゼーション特性を持っている。
【0044】本発明の実質的に対応するプローブおよび
プライマーは引き合いに出された配列と変わっていても
よいが、依然として同一の標的核酸配列にハイブリダイ
ズすることを当業者は理解するであろう。当業者はま
た、この変異はプローブまたはプライマー中の同一でな
い塩基の数、または標的核酸配列の対応する塩基へハイ
ブリダイズしないプローブの不適正塩基の数として表現
できることも理解するであろう。本発明のプローブまた
はプライマーは、もしこれらのパーセントが100%か
ら80%であるか、または10ヌクレオチド標的配列中
の不適正が0塩基から10ヌクレオチド標的配列中の不
適正が2塩基であるならば実質的に対応している。
【0045】好適な態様において、このパーセントは1
00%から85%である。より好適な態様において、こ
のパーセントは90%から100%であり;別の好適な
態様において、このパーセントは95%から100%で
ある。当業者は受容不可能なレベルの非特異的ハイブリ
ダイゼーションを起こすことなく、特異的標的配列への
ハイブリダイゼーションを可能にする相補性の種々のパ
ーセントで必要とされるであろうハイブリダイゼーショ
ン条件の種々の変更を理解するであろう。
【0046】”核酸ハイブリッド”または”ハイブリッ
ド”とは二本鎖、水素結合領域(好適には10から10
0ヌクレオチドの間の長さで、最も好適には約12から
50ヌクレオチドの間の長さで)を含む核酸構造を意味
しており、ここで各々の鎖は相手と相補的であり、およ
びこの領域は化学発光または蛍光光検出、オートラジオ
グラフィーまたはゲル電気泳動を含む(これらに制限さ
れるわけではない)方法により検出されるようにストリ
ンジェントハイブリダイゼーション条件下で十分に安定
である。そのようなハイブリッドはRNA:RNA、R
NA:DNAまたはDNA:DNAデュープレックス分
子から成っている。
【0047】”相補的”とは二つの一本鎖核酸の類似の
領域または同一の一本鎖核酸の異なった領域のヌクレオ
チド配列がストリンジェントハイブリダイゼーション条
件下、一本鎖が一緒になって安定な二本鎖水素結合領域
にハイブリダイズすることを可能にするヌクレオチド塩
基組成を持っていることを意味している。一つの一本鎖
領域のヌクレオチドの隣接する配列が他の一本鎖領域の
ヌクレオチドの類似の配列と一連の”規範的”水素結合
塩基対(AはUまたはTと対合し、CがGと対合するよ
うな)を形成できるとき、ヌクレオチド配列は”完全
に”相補的である。
【0048】”保存的に修飾された変異体”とは別の核
酸の核酸領域と相補的であるヌクレオチド配列を持って
いる核酸またはオリゴヌクレオチドを意味しており、そ
のような領域は順番に参照核酸と完全に相補的である。
そのような保存的に修飾された変異体はストリンジェン
トハイブリダイゼーション条件下、ボレリアヌクレオチ
ド配列を持つ標的核酸領域と安定にハイブリダイズでき
る。
【0049】”増幅オリゴヌクレオチド”とは標的核酸
配列とハイブリダイズでき、および核酸合成のためのプ
ライマーまたは核酸合成開始のためのプロモーター鋳型
(例えば、相補鎖合成のための、それにより機能性プロ
モーター配列が形成される)またはその両方として働く
ことができるオリゴヌクレオチドを意味している。もし
増幅オリゴヌクレオチドがRNA合成を開始させるよう
に設計されているとしたら、オリゴヌクレオチドは標的
配列とは相補的ではないが、RNAポリメラーゼ(T
7、T3およびSP6 RNAポリメラーゼのような)
により認識されるヌクレオチド配列を含んでいるであろ
う。増幅ヌクレオチドはプライマー伸長を阻害するまた
はその量を少なくするように修飾された3’末端を持っ
ていてもよいし、持っていなくてもよい。本明細書で定
義されたように、増幅ヌクレオチドは好適には10から
100ヌクレオチドの間の長さであろう;最も好適であ
るのは約12から50ヌクレオチドの間の長さであろ
う。本発明の増幅オリゴヌクレオチドは化学的に合成さ
れるかまたはベクターから誘導されるが、そのようなオ
リゴヌクレオチドは天然に存在する核酸ではない。
【0050】”核酸増幅”または”標的増幅”とは少な
くとも一つの標的核酸配列を持つ核酸分子の数を増加さ
せることを意味している。”アンチセンス”または”負
のセンス”とは参照核酸配列と相補的な核酸配列を持っ
ていることを意味している。
【0051】”センス”、”同一センス”または”正の
センス”とは参照核酸配列と類似の核酸配列を持ってい
ることを意味している。”ヘルパーオリゴヌクレオチ
ド”とは標識プローブと異なった場所で標的核酸とハイ
ブリダイズするように設計された核酸プローブを意味し
ており、それにより標識プローブのハイブリダイゼーシ
ョン速度を増加させ、または標的:標識プローブハイブ
リッドの融解温度(Tm)を高め、またはその両方を行
う。
【0052】”ライム病関連ボレリア”とはライム病を
起こすボレリア種であり、亞種ボレリア ブルグドルフ
ェリボレリア ガルニーおよびボレリアVS461
含まれる。典型的には、ライム病関連ボレリアはライム
病に罹患した哺乳類から単離できる。
【0053】”系統発生的に密接に関係した”とは生物
体が進化的意味においてお互いに密接に関係しており、
従ってより遠い関係の生物体より形態学における著しい
類似性およびより高い全核酸配列相同性を持っているで
あろう。系統発生樹上で隣りおよび隣の次の位置を占め
る生物体は密接に関係している。系統発生樹上で隣りお
よび隣の次よりさらに離れた位置を占める生物体は、も
しそれらが著しい全核酸配列相同性を持っているならば
密接に関係しているであろう。
【0054】B.ハイブリダイゼーション条件およびプ
ローブ/プライマー設計 ハイブリダイゼーション反応条件(ハイブリダイゼーシ
ョンの温度およびハイブリダイゼーション溶液中の塩濃
度が最も重要)は本発明の増幅オリゴヌクレオチドまた
はハイブリダイゼーションプローブが標的ボレリアヌク
レオチド配列を持つ核酸と優先的にハイブリダイズ可能
にし、試験試料中に存在していると疑われる他の選ばれ
ていない核酸とはハイブリダイズしないように選択でき
る。塩濃度が減少および/または温度が上昇(ストリン
ジェンシーの増加と呼ばれる)すると、二本鎖ハイブリ
ッド分子において対合したヌクレオチド塩基間の水素結
合が破壊されるので核酸ハイブリダイゼーションの程度
が減少する;この過程は”融解”と呼ばれている。
【0055】一般的に言って、最も安定なハイブリッド
は最も多くの隣接する完全に一致した(即ち、水素結合
された)ヌクレオチド塩基対を持つものである。従っ
て、そのようなハイブリッドは通常ハイブリダイゼーシ
ョン条件のストリンジェンシーを増加させた場合最も遅
く融解することが期待されるであろう。しかしながら、
一つまたはそれ以上の不適正な(”非規範的”)または
不完全な塩基対(核酸のヌクレオチド配列のその位置で
より弱い塩基対合を生じるかまたは塩基対合が存在しな
い結果を生む)を含む二本鎖核酸領域は、それでも試験
試料中に存在する他の選ばれていない核酸と交差反応す
ることなくハイブリダイゼーションアッセイで検出され
るべき核酸ハイブリッドを与える比較的高いストリンジ
ェンシー条件下で十分に安定である。
【0056】これ故、標的核酸のヌクレオチド配列およ
び系統発生的に別個のものに属するが一方密接に関係し
た非標的核酸のヌクレオチド配列間の類似性の程度、お
よび特定の増幅オリゴヌクレオチドまたはハイブリダイ
ゼーションプローブのヌクレオチド配列および他の標的
および非標的核酸のヌクレオチド配列間の相補性の程度
に依存して、一つまたはそれ以上の不適正は標的核酸へ
ハイブリダイズし、非標的核酸へハイブリダイズしない
オリゴヌクレオチドの能力を必ずしもくじくわけではな
いであろう。
【0057】本発明のハイブリダイゼーションアッセイ
プローブはプローブ:標的ハイブリッドの融解温度(T
m、与えられた反応混合物中の潜在的二本鎖分子の半分
が一本鎖の変性された状態にある温度として定義され
る)およびプローブと試験試料中に存在すると予想され
る系統発生的に最も密接に関係した生物体のrRNAま
たはrDNA(検出されるべきとは求められていない)
のTm間の相違が最大になるように選択、抜粋および/
または設計された。非標識増幅オリゴヌクレオチドおよ
びヘルパーオリゴヌクレオチドは本発明で有用な標識ハ
イブリダイゼーションアッセイプローブのように非常に
高程度の特異性を持つ必要はないので、それらは他の核
酸を制して一つまたはそれ以上の標的核酸へ優先的にハ
イブリダイズするための同様の方法で設計された。
【0058】原核生物のヌクレオチド配列は5S、16
Sおよび23S rRNAをコードしているrRNA遺
伝子を含んでいる。レプトスピラ、レプトネマ、セルピ
ュラ、スピロヘータおよびトレポネマ16S核酸配列の
リボソームRNA遺伝子(rRNA)のボレリア核酸配
もまた比較のために使用された。ボレリア核酸配列
報は実験室での研究および発表された論文(Marco
niおよびGaron、J.Gen.Microbio
138:533−536(1992);Paste
rら、J.Bacteriol173:8181−6
109(1991);MarconiおよびGaro
n、J.Bacteriol174:241−244
(1992);Marconi & Garon、J.
Clin.Microbiol30:2830−34
(1992);Davidsonら、J.Bacter
iol174:3776−74(1992))から得
られた。
【0059】プローブおよび増幅オリゴヌクレオチドと
して使用されるべき核酸配列の同定を容易にするため、
生物体の異なった種からのヌクレオチド配列を最初に整
列させて相同性を最大限に活用した。rRNA分子内で
は、全体にわたる構造および機能間に緊密な関係が存在
する。このことは一次配列の進化的変化に制限を賦課
し、そのため二次構造が維持されている。例えば、もし
ヘリックスの一つの側で塩基が変化していると、相補性
を保存するために他の側に補償する変化がなされている
(このことは共変異と呼ばれている)。このことは保存
された一次配列におよび保存された二次構造要素に基づ
いて整列されるべき二つの非常に異なった配列を可能に
する。ハイブリダイゼーションプローブのための可能性
のある標的配列は整列させた配列の相同性の変異に注目
して同定された。
【0060】変異領域の各々での配列進化はほとんど分
岐的である。分岐のため、ライム病関連ボレリアのより
遠い系統発生的関係種は系統学的により近い関係種より
も変異領域により大きな変異性を示す。ライム病関連
レリアおよび同一の試料中に観察されるであろう他の
レリア種の間に、好適な標的部位を同定および有用なプ
ローブを設計するための十分な変異が観察された。
【0061】ライム病に関連するボレリア種と、文献で
発表されているまたは実験室で決定されたrRNA配列
の比較分析による他のボレリア種との間で変化している
配列が同定された。本明細書で開示されている目的のた
めに使用されるまたは適用されるであろうコンピュータ
ーおよびコンピュータープログラムは市販品として入手
可能である。本プローブを設計するため、標的生物体お
よび同一の試料中に観察されるであろう最も近い系統発
生的関係種間に十分な変異が観察された。
【0062】推定の独特で可能性のある標的ヌクレオチ
ド配列を単に同定するだけでは、その配列を含むボレリ
rRNAまたはrDNAへハイブリダイズする機能的
な種特異的ハイブリダイゼーションアッセイプローブが
製作できることを保証してはいない。種々の他の因子が
種特異的プローブのための標的部位としての核酸座の適
性を決定するであろう。本明細書に記載したようなハイ
ブリダイゼーション反応の程度および特異性は多くの因
子により影響されるため、一つまたはそれ以上のこれら
の因子の操作が特定のオリゴヌクレオチド(その標的に
完全に相補的であるにしろまたはないにしろ)の正確な
感受性および特異性を決定するであろう。種々のアッセ
イ条件の重要性および影響はHoganら(本出願と同
一の譲受人および本明細書において援用される)および
HoganおよびHammond、米国特許第5,21
6,143号(国際特許番号PCT/US87/030
09号に譲渡されている)、Kohne、米国特許第
4,851,330号により記載されているように当業
者には知られている。
【0063】例としては:可能な標的ヌクレオチド配列
の(および従って二本鎖プローブ:標的ハイブリッド
の)GC含量がより高いと一般的に安定性および従って
ハイブリッドのTmが上昇する。一つまたはそれ以上
の”選ばれなかった”生物体と同一である配列内のヌク
レオチドの数もまた安定性、従って、ボレリアrRNA
と完全に相補的であるプローブと選ばれなかった生物体
(類)のrRNAヌクレオチド配列を持っている核酸の
間の部分的に不適正なハイブリッドのTm’に影響す
る。
【0064】ハイブリダイゼーションの望まれる温度お
よびハイブリダイゼーション溶液組成(濃度、界面活性
剤および他の溶質のような)もまた二本鎖ハイブリッド
の安定性に大きな影響を与える。イオン強度およびプロ
ーブが標的にハイブリダイズされるであろう温度のよう
な条件は、群−または種−特異的プローブの構築に考え
に入れなければならない。ハイブリッド核酸の熱安定性
は一般に反応混合物のイオン強度の増加とともに増加す
る。一方、ホルムアミド、尿素、ジメチルスルホキシド
およびアルコールのような水素結合を破壊する化学試薬
はハイブリッドの熱安定性を非常に減少させることがで
きる。
【0065】標的に対するプローブの特異性を最大限に
活用するため、本発明の目的プローブは高いストリンジ
ェンシーの条件下で標的とハイブリダイズするように設
計された。そのような条件下では程度の高い相補性を持
つ核酸一本鎖のみがお互いにハイブリダイズするであろ
う;そのような程度の高い相補性を持たない核酸一本鎖
はハイブリッドを形成しないであろう。従って、アッセ
イ条件のストリンジェンシーはハイブリッドを形成する
ために二つの核酸鎖間に存在しなければならない相補性
の量を決定する。ストリンジェンシーは、プローブと標
的核酸の間で形成されるハイブリッドおよびプローブと
存在する任意の非標的核酸の間で形成される可能性のあ
るハイブリッドの安定性の相違を最大限に活用するよう
に選択される。
【0066】適切な特異性は、非標的生物体の配列に対
する完全な相補性を持つプローブの長さを最少にするこ
とにより、非標的配列に対する相同性のGおよびCが豊
富な領域を避けることにより、および可能な限り非標的
配列に対する多くの不安定化不適正を含むようにプロー
ブを構築することにより達成される。プローブ配列が生
物体の特定の型のみを検出するのに有効かどうかは、プ
ローブ:標的ハイブリッド対潜在的プローブ:非標的ハ
イブリッド間の熱安定性の相違に大きく依存している。
プローブの設計において、これらのハイブリッド間のT
m値の相違は可能な限り大きくしなければならない(好
適には約5℃またはそれ以上)。Tmの操作はプローブ
長およびプローブ組成(GC含量に対するAT含量)を
変化させることにより達成できる。
【0067】一般に、約10−50ヌクレオチド長のオ
リゴヌクレオチドプローブに対する至適ハイブリダイゼ
ーション温度は、与えられたデュープレックスに対する
融解温度の約5℃下である。至適温度以下の温度でのイ
ンキュベーションは不適正塩基配列のハイブリダイズを
可能にし、従って特異性を減少できる。プローブをより
長くすると(塩基対間の水素結合が多くなる)、一般に
Tmが高くなる。また、GおよびCのパーセントを多く
すると、G−C塩基対は追加の水素結合を示してA−T
塩基対よりも熱安定性が大きくなるのでTmは高くな
る。
【0068】Tmを決定するための好適な方法では、”
均一保護アッセイ”と題したArnoldら(上記文
献)によるハイブリダイゼーション保護アッセイ(HP
A)を用いてハイブリダイゼーションが測定される。T
mは以下の方法によりHPAを用いて測定できる。プロ
ーブ:標的ハイブリッドはコハク酸リチウム緩衝化溶液
(0.1Mコハク酸リチウム緩衝液、pH5.0、2m
Mエチレンジアミン四酢酸(EDTA)、2mMエチレ
ン グリコール−ビス(β−アミノ−エチルエーテル)
N,N,N’,N’−四酢酸(EGTA)、10%(w
/v)ラウリル硫酸リチウム)中、過剰量の標的を用い
て形成させる。ハイブリッドの一部は次にクエン酸リチ
ウム緩衝化溶液で希釈し、予期されるTm(典型的には
55℃)より下の温度から始め、2−5℃づつ高くした
種々の温度で5分間インキュベートする。この溶液は続
いて温和なアルカリ性ホウ酸緩衝液(0.15M四ホウ
酸ナトリウム、pH7.6、5%(v/v)TRITO
NR X−100)で希釈してより低い温度(例えば、
50℃)で10分間インキュベートする。これらの条件
下、一本鎖プローブに結合されているアクリジニウムエ
ステルは加水分解されるが、一方ハイブリダイズされた
プローブに結合されているアクリジニウムエステルは加
水分解から比較的保護されている。従って、残存するア
クリジニウムエステルはハイブリッドの量に比例し、過
酸化水素続いてのアルカリの添加によりアクリジニウム
エステルから発生される化学発光により測定できる。化
学発光はルミノメーター(例えば、Gen−Probe
LEADERRIまたはLEADERR50)により
測定できる。得られたデータは温度に対して最大信号
(通常最も低い温度)のパーセントとしてプロットす
る。Tmは残存する最大信号の50%を示す温度として
定義される。上記の方法に加え、当業者にはよく知られ
ている同位元素法(例えば、Hoganら、上記文献)
によってもTmが決定されるであろう。
【0069】与えられたハイブリッドのTmは使用され
たハイブリダイゼーション溶液に依存して変化すること
に注意しなければならない。塩濃度、界面活性剤および
他の溶質のような因子は熱変性の間のハイブリッド安定
性に影響を及ぼすことができる(J.Sambroo
k,E.F.FritschおよびT.Maniati
s,Molecular Cloning,11章(第
ニ版、1989))。プローブの標的へのハイブリダイ
ズに使用されるであろうイオン強度およびインキュベー
ション温度のような条件はプローブの構築の際に考えに
入れなければならない。一方、ホルムアミド、尿素、ジ
メチルスルホキスドおよびアルコールのような水素結合
を破壊する化学試薬はハイブリッドの熱安定性を大きく
減少させることができる。
【0070】プローブがその標的に特異的であることを
確かにするため、高いストリンジェンシーの条件下での
みハイブリダイズするプローブを持つことが望まれる。
高ストリンジェンシー条件下では高度に相補的である核
酸ハイブリッドのみが形成される;十分な程度の相補性
のないハイブリッドは形成されないであろう。従って、
アッセイ条件のストリンジェンシーがハイブリッドを形
成するための二つの核酸鎖間に必要とされる相補性の量
を決定する。ストリンジェンシーは標的および他の核酸
配列で形成されるハイブリッド間の安定性の相違を最大
にするように選ばれる。
【0071】適切な特異性は、非標的核酸に対して完全
な相補性の長さを最少にすることにより、非標的配列に
対する相同性のGおよびCが豊富な領域を避けることに
より、および可能な限り非標的配列に対する多くの不安
定化不適正を含むようにすることにより達成される。プ
ローブ配列が生物体の特定の型のみを検出するのに有効
かどうかは、プローブ:標的ハイブリッドおよびプロー
ブ:非標的ハイブリッド間の熱安定性の相違に大きく依
存している。プローブの設計において、これらのTm値
間の相違は可能な限り大きくしなければならない(好適
には約5℃またはそれ以上)。
【0072】標的核酸配列の長さ、および、従ってプロ
ーブ配列の長さもまた重要である。ある場合には、特定
の領域、例えば、位置および長さが変化している変異領
域からのいくつかの配列が存在し、それらから所望のハ
イブリダイゼーション特性を持つプローブが得られる。
別の場合には、あるプローブが単一の塩基が異なってい
るヌクレオチド配列を持つプローブよりも著しく良好で
あろう。核酸はハイブリダイズするために完全に相同的
ではなくてもよく、完全に相同的な塩基配列の最も長い
広がりが一般的にハイブリッド安定性を決定し、塩基対
の組成もまたそれに対して役割を果たしている。標的核
酸配列の長さ、および、従ってプローブ配列の長さもま
た重要である。ある場合には、特定の”変異”領域(位
置および長さが変化している)からのいくつかの配列が
存在し、それらは所望のハイブリダイゼーション特性を
持つプローブの設計に使用される。
【0073】本発明においてプローブとして使用される
オリゴヌクレオチドは種々の長さである。好適なプロー
ブは10から100ヌクレオチドの長さのオリゴヌクレ
オチドである。
【0074】ハイブリダイゼーションの阻害となる強い
内部構造を形成するrRNA領域は、少なくともヘルパ
ープローブが使用されないアッセイではより好ましくな
い標的領域である。同様に、強い自己相補性を生じるプ
ローブ設計も避けるべきである。前に説明したように、
ハイブリダイゼーションとは相補的核酸の二つの一本鎖
が会合して水素結合で結合されたニ本鎖ハイブリッドを
形成することである。従って、二つの鎖の一つが完全に
または部分的に分子内または分子間ハイブリッドに含ま
れているとしたら、新しい分子間プローブ:標的ハイブ
リッドの形成に関与しにくいであろう。リボソームRN
A分子は水素結合により非常に安定な分子内ヘリックス
および二次構造を形成することが知られている。標的化
された配列の実質的な部分がプローブとのハイブリダイ
ゼーションまで一本鎖状態で残っているようにハイブリ
ダイゼーションアッセイを設計することにより、プロー
ブおよび標的間のハイブリダイゼーションの速度および
程度が著しく増加するであろう。このことの一つの方法
は、標的ヌクレオチド配列として分子内水素結合に含ま
れていない配列を選ぶことにより達成されるであろう。
もしくはまたはさらに、標的部位をハイブリダイゼーシ
ョンのためにハイブリダイゼーションアッセイプローブ
により近づき易くするようにできるヘルパーオリゴヌク
レオチドとのプローブ混合物としてハイブリダイゼーシ
ョンアッセイプローブが使用される。
【0075】DNA標的は自然にはポリメラーゼ連鎖反
応(PCR)の生成物のようにニ本鎖の形で存在する。
これらのニ本鎖標的は自然にはプローブとのハイブリダ
イゼーションには阻害的であり、ハイブリダイゼーショ
ンに先立って変性を必要とする。適した変性およびハイ
ブリダイゼーション条件は本分野では既知である(例え
ば、E.M.Southern,J.Mol.Bio
.98:503(1975))。
【0076】その標的核酸へ完全に一致したオリゴヌク
レオチドのために融解温度の推定値を提供するであろう
多くの式が利用可能である。そのような式の一つ、Tm
=81.5+16.6(log10[Na+])+0.
41(分画G+C)−(600/N)(式中、N=ヌク
レオチドの数でのオリゴヌクレオチドの長さ)は14か
ら60または70ヌクレオチドの長さのオリゴヌクレオ
チドに対して良好な推定値を提供する。そのような計算
から、続いての経験的確認またはTmの”微細な調整”
が本分野ではよく知られているスクリーニング技術を用
いて行われる。ハイブリダイゼーションおよびオリゴヌ
クレオチドプローブに関するさらなる情報は、例えば、
本明細書において援用されるSambrookら、Mo
lecular Cloning:A Laborat
ory Manual(ColdSpring Har
bor Laboratory Press 198
9)を参照されたい(11章)。この参照文献は特に本
分野でよく知られており、ハイブリッドのTmに対する
不適正の影響の推定値も提供している。従って、二つま
たはそれ以上の生物体のリボソームRNA(またはrD
NA)の与えられた既知のヌクレオチド配列から、これ
らの生物体をお互いに区別するであろうオリゴヌクレオ
チドが設計される。
【0077】C.核酸増幅 好適には、本発明の増幅オリゴヌクレオチドはオリゴデ
オキシヌクレオチドであり、核酸ポリメラーゼによる伸
長生成物合成のための基質として使用するのに十分な長
さである。至適プライマー長は反応温度、構造およびプ
ライマーの塩基組成およびいかにプライマーが使用され
るべきかなどのいくつかの因子を考えに入れなければな
らない。例えば、至適特異性のためにはオリゴヌクレオ
チドプライマーは一般的には標的核酸配列の複雑さに依
存して少なくとも約12のヌクレオチドを含んでいなけ
ればならない。もしそのような特異性が必須ではないな
ら、より短いプライマーが使用されるであろう;そのよ
うな場合、鋳型核酸との安定なハイブリッド複合体を形
成させるためにより冷たい温度で反応を実施することが
望ましいであろう。
【0078】所望の特性を持つ増幅オリゴヌクレオチド
およびプローブのための有用なガイドラインが本明細書
に記載されている。我々の最良の様式設計部位は、単一
核酸分子の約15塩基より大きく約350塩基以内の、
およびより好適には150保存ヌクレオチド以内のライ
ム病関連ボレリア核酸の二つおよび好適には三つの保存
領域を含んでいる。
【0079】プライマーまたはプロモータープライマー
の組で観察される増幅の程度は、その相補的配列へハイ
ブリダイズするオリゴヌクレオチドの能力および酵素的
に伸長またはコピーされるそれらの能力を含むいくつか
の因子に依存している。異なった長さおよび塩基組成の
オリゴヌクレオチドが使用できるが、本発明で好適なオ
リゴヌクレオチドは18−40塩基の標的結合領域を持
ち、約65℃の標的との予想Tmを持っている。
【0080】Tmのようなプローブのハイブリダイゼー
ションに影響するパラメーター、相補性および標的配列
の二次構造もまたプライマーハイブリダイゼーションお
よびその結果としての性能に影響する。非特異的伸長
(プライマー−ダイマーまたは補標的のコピー)の程度
もまた増幅効率に影響し、従ってプライマーは低自己−
または交差−相補性を持つように選択される(特に配列
の3’末端で)。長いホモポリマー領域および高GC含
量は見せかけのプライマー伸長を減少させるために避け
られる。設計のこの局面を助けるためにコンピューター
プログラムが利用可能である。
【0081】本発明の増幅オリゴヌクレオチドに関連し
て使用される核酸ポリメラーゼは化学的、物理的または
生物学的作用剤を意味し、それは鋳型依存的様式で核酸
ポリマーまたは鎖内へリボ−またはデオキシリボヌクレ
オチドまたはその両方を取り込む。核酸ポリメラーゼの
例としては、DNA−指向DNAポリメラーゼ、RNA
−指向DNAポリメラーゼおよびRNA−指向RNAポ
リメラーゼが含まれる。DNAポリメラーゼは鋳型依存
的様式でおよび5’から3’方向への核酸合成を引起こ
す。ニ本鎖核酸中の二つの鎖は逆平行配向のため、この
方向は鋳型の3’領域から鋳型の5’領域である。DN
A−指向DNAポリメラーゼの例には大腸菌DNAポリ
メラーゼI、テルムス アクアチクスThermus
aquaticus)(Taq)からの熱安定性DN
Aポリメラーゼおよびバシルスステアロテルモフィルス
Bacillus stearothermophi
lus)(Bst)からのDNAポリメラーゼIのラー
ジフラグメントが含まれる。RNA−指向DNAポリメ
ラーゼの例にはモロニーマウス白血球ウイルス(MML
V)逆転写酵素またはトリ骨髄芽球症ウイルス(AM
V)逆転写酵素のような種々のレトロウイルス逆転写酵
素が含まれる。
【0082】ほとんどの核酸増幅反応の間に、核酸ポリ
メラーゼは鋳型として標的核酸を用いてプライマーの
3’末端にヌクレオチド残基を付加するので、標的核酸
領域に部分的にまたは完全に相補的である核酸配列を持
つ第二の核酸鎖を合成する。多くの核酸増幅反応におい
て、生じたニ本鎖構造を含む二つの鎖は、増幅反応の進
行を可能にするために化学的または物理的手段により分
離されなければならない。もしくは、新しく合成された
鋳型鎖は、鎖置換または本来の標的鎖の一部または全部
を消化する核酸分解性酵素の使用により第二のプライマ
ーまたはプロモーター−プライマーによるハイブリダイ
ゼーションに利用可能なようにされるであろう。このよ
うに、本過程を多くのサイクル繰り返され、標的ヌクレ
オチド配列を持つ核酸分子の数が多量に増加する。
【0083】第一または第二の増幅オリゴヌクレオチド
またはその両方がプロモーター−プライマーであろう。
そのようなプロモーター−プライマーは通常標的核酸分
子またはプライマー伸長生成物のヌクレオチド配列と相
補的ではないヌクレオチド配列を含んでいる。これらの
非相補的配列は増幅オリゴヌクレオチドの相補的配列の
5’に位置しており、核酸ポリメラーゼの作用によりニ
本鎖が作製された場合、RNA合成開始のための座を提
供するであろう。このように提供されたプロモーターは
標的核酸配列の複数のRNAコピーのインビトロ転写を
可能にするであろう。本明細書のプライマーに言及する
場合、言及の文脈において明白に他のものを示していな
い限り、そのような言及はプロモーター−プライマーの
プライマー的見地を含んでいるつもりである。
【0084】いくつかの増幅系において(例えば、Da
ttaguptaら、上記文献、の増幅法)、増幅オリ
ゴヌクレオチドは鎖置換を助ける5’非相補的ヌクレオ
チドを含んでいるであろう。さらに、5’エキソヌクレ
アーゼ活性を持つ核酸ポリメラーゼと関連して使用され
た場合、増幅オリゴヌクレオチドは酵素的消化を防止す
るためにそれらの5’末端が修飾されているであろう。
もしくは、核酸ポリメラーゼは5’エキソヌクレアーゼ
を除去するように修飾(そのようなヌクレアーゼを持た
ない活性なポリメラーゼ断片を発生するプロテアーゼで
の処理によるような)されているであろう。そのような
場合、オリゴヌクレオチドはその5’末端が修飾される
必要はない。
【0085】1.オリゴヌクレオチドの製造 オリゴヌクレオチドはお互いに共有結合で連結されたヌ
クレオチドサブユニットから作られている。ヌクレオチ
ドサブユニットの糖基はリボース、デオキシリボースま
たはO−メチルリボースのようなそれらの修飾された誘
導体である。ヌクレオチドサブユニットはホスホジエス
テル結合、修飾結合またはオリゴヌクレオチドのハイブ
リダイゼーションを阻害しない非ヌクレオチド残基のよ
うな結合で連結されている。修飾結合には標準ホスホジ
エステル結合がホスホロチオエート結合またはメチルホ
スホネート結合のような異なった結合で置き換えられて
いる結合が含まれる。前記のように、ハイブリダイゼー
ションアッセイプローブとして使用された場合、オリゴ
ヌクレオチドは好適には、標的配列へのプローブのハイ
ブリダイゼーションの同定を助けるためアクリジニウム
エステルまたは放射性同位元素のようなレポーター基を
含んでいる。
【0086】本発明のすべての増幅オリゴヌクレオチド
は本分野では既知の方法により容易に製造できる。好適
には、プライマーは固相法を用いて合成された。例え
ば、Carruthersらはホスホジエステル結合に
よりヌクレオチドを連結するために標準ホスホロアミダ
イト固相化学の使用を記載している。シアノエチルホス
ホロアミダイト前駆体を用いる自動化固相化学合成がB
aroneら、Nucleic Acids Rese
arch,12:405(1984)、により記載され
ている。(Methods in Enzymolog
,143巻、287ページ(1987))。同様に、
Bhattはホスホロチオエート結合を含むオリゴヌク
レオチド合成のための方法を記載している。(本発明と
共通の所有権を享有する”有機リン化合物の硫化のため
の方法および試薬”と題した米国特許出願第07/31
9,570号)。また、Klemら(”オリゴマー合成
の改良法”と題したPCT WO92/07864)
は、メチルホスホネート結合を含む異なった結合を持つ
オリゴヌクレオチドの合成を記載している。後の三つの
参照文献は本発明において援用される。さらに、オリゴ
ヌクレオチドの有機合成のための方法は当業者には既知
であり,Sambrookらにより記載されている(上
記文献、前に本明細書において援用されている)。
【0087】特定のオリゴヌクレオチドの合成および精
製に続いて、いくつかの異なった方法が大きさおよび純
度の点でのプローブまたはプライマーの受容可能性を決
定するために利用される。適した方法にはポリアクリル
アミドゲル電気泳動または高速液体クロマトグラフィー
が含まれる。これらの方法は両方とも当業者にはよく知
られている。
【0088】本発明のすべてのオリゴヌクレオチドは、
ハイブリダイゼーションアッセイプローブ、増幅オリゴ
ヌクレオチドまたはヘルパーオリゴヌクレオチドにせ
よ、それらの性能を高めるためまたは増幅精製物の特性
決定を容易にするために化学基で修飾される。例えば、
オリゴヌクレオチドをある種のポリメラーゼの核酸分解
活性耐性にするホスホロチオエートまたはメチルホスホ
ネート基を持つオリゴヌクレオチドのような主鎖修飾オ
リゴヌクレオチドは増幅または他の反応でのそのような
酵素の使用を可能にする。修飾の別の例にはハイブリダ
イゼーションまたはプライマーの伸長を妨害しない、核
酸鎖中のヌクレオチド間に取り込まれたヌクレオチドリ
ンカー(例えば、Arnoldら、”ヌクレオチドプロ
ーブのための非ヌクレオチド結合剤”欧州特許出願第8
8308766−0号)の使用が含まれる。増幅オリゴ
ヌクレオチドはまた所望の修飾および天然のヌクレオチ
ドの混合物も含んでいる。
【0089】増幅オリゴヌクレオチドの3’末端はま
た、”核酸配列増幅”と題された米国特許出願第07/
925,405号(本発明と共通の所有権を享有し、本
明細書において援用される)にMaDonoughによ
り記載されているようにDNA合成の開始を防止するた
めに保護されている。異なった3’保護増幅オリゴヌク
レオチドはここに記載されているように核酸増幅の効率
を増加させる。
【0090】前記のように、オリゴヌクレオチドの5’
末端はいくつかの核酸ポリメラーゼに存在する5’−エ
キソヌクレアーゼ活性に耐性となるように修飾されてい
る。そのような修飾は、前に本明細書において援用され
た”ヌクレオチドプローブのための非ヌクレオチド結合
剤”と題してArnoldらにより記載されているよう
な技術を用いてプライマーの末端5’ヌクレオチドへ非
ヌクレオチド基を付加させることにより実施できる。
【0091】一度合成されたら、選択されたオリゴヌク
レオチドプローブはいくつかの既知の方法により標識さ
れる(例えば、J.Sambrook、上記文献)。有
用な標識には放射性同位元素ならびに非放射活性レポー
ト基が含まれる。同位元素標識には3H、35S、32P、
125I、57Coおよび14Cが含まれる。同位元素標識
は、ニックトランスレーション、末端標識、第二鎖合
成、逆転写の使用および化学的方法のような本分野では
既知の技術によりオリゴヌクレオチド内へ導入できる。
放射性標識プローブを使用した場合、ハイブリダイゼー
ションはオートラジオグラフィー、シンチレーション計
数またはガンマ計数により検出できる。選択される検出
法は標識に使用された特定の放射性同位元素に依存する
であろう。
【0092】非同位元素物質もまた標識に使用でき、核
酸配列の内部にまたは核酸配列の末端に導入される。修
飾ヌクレオチドは酵素的にまたは化学的に取り込まれ
る。プローブの化学修飾は、例えば、Arnold
ら(”ヌクレオチドプローブのための非ヌクレオチド結
合剤”と題したEPO出願番号第88308766−0
号、公開番号第313219号、本明細書において援用
される)により記載されたような非ヌクレオチドリンカ
ー基の使用により、プローブ合成の間または後で実行さ
れる。非同位元素標識には蛍光分子、化学発光分子、酵
素、補因子、酵素基質、ハプテンまたはその他のリガン
ドが含まれる。
【0093】好適には、プローブはアクリジニウムエス
テルで標識される。アクリジニウムエステル標識はAr
noldら(”アクリジニウムエステル標識およびヌク
レオチドプローブの精製”と題して1993年2月9日
に公開された米国特許第5,185,439号、本明細
書において援用される)により記載されたように実施さ
れる。
【0094】2.ボレリアrRNAおよびrDNAの増
本発明の増幅オリゴヌクレオチドは特定のボレリア16
Sまたは23S rRNAヌクレオチド配列またはそれ
らのrDNA対応物に方向付けられている。これらの増
幅オリゴヌクレオチドは、核酸増幅アッセイにおいて
レリアの存在を検出するためのハイブリダイゼーション
アッセイプローブとして使用された少なくとも一つの標
的ヌクレオチド配列内に隣接または含まれている。本明
細書において記載され特許請求された増幅オリゴヌクレ
オチドは二つの組の増幅オリゴヌクレオチドを含んでい
る。増幅オリゴヌクレオチドの組の構成物は以下のヌク
レオチド配列の一つを持つかまたは実質的に対応してい
る核酸とハイブリダイズできる: 配列ID番号36:ACGCTAAACCCTTACGTATTACCGCGGCT 配列ID番号37:TATGTTGGAAACTATATGTCTAGAGTCTGATA
GAGGAAG 配列ID番号38:TGATAGAGGAAGTTAGAATTTCTGGTGTAAGG
GTGG 配列ID番号39:ACGCTCGCCCCTTACGTATTACCGCGGCT 配列ID番号40:CCCGTTTCCCATCGACTACACTTTTCAG 配列ID番号41:GAGCTAAGATGTGATGATGAGTGC 配列ID番号42:CGTTAAGGAACTCTGCAAAATACG 配列ID番号51:ACGCUAAACCCUUACGUAUUACCGCGGCU 配列ID番号52:UAUGUUGGAAACUAUAUGUCUAGAGUCUGAUA
GAGGAAG 配列ID番号53:UGAUAGAGGAAGUUAGAAUUUCUGGUGUAAGG
GUGG 配列ID番号54:ACGCUCGCCCCUUACGUAUUACCGCGGCU 配列ID番号55:CCCGUUUCCCAUCGACUACACUUUUCAG 配列ID番号56:GAGCUAAGAUGUGAUGAUGAGUGC 配列ID番号27:TTAATGCTTAAACTAGGACAACCATCG 配列ID番号57:CGUUAAGGAACUCUGCAAAAUACG および 配列ID番号29:UUAAUGCUUAAACUAGGACAACCAUCG。
【0095】好適な態様において、これらの増幅オリゴ
ヌクレオチドは以下の配列を持つかまたは実質的に対応
している: 配列ID番号7:AGCCGCGGTAATACGTAAGGGTTTAGCGT 配列ID番号9:CCACCCTTACACCAGAAATTCTAACTTCCTCTAT
CA 配列ID番号11:AGCCGCGGTAATACGTAAGGGGCGAGCGT 配列ID番号18:CTGAAAAGTGTAGTCGATGGGAAACGGG 配列ID番号19:GCACTCATCATCACATCTTAGCTC 配列ID番号20:CGTATTTTGCAGAGTTCCTTAACG 配列ID番号23:CGATGGTTGTCCTAGTTTAAGCATTAA 配列ID番号44:AGCCGCGGUAAUACGUAAGGGUUUAGCGU 配列ID番号45:CUUCCUCUAUCAGACUCUAGACAUAUAGUUUC
CAACAUA 配列ID番号46:CCACCCUUACACCAGAAAUUCUAACUUCCUCU
AUCA 配列ID番号47:AGCCGCGGUAAUACGUAAGGGGCGAGCGU 配列ID番号48:CUGAAAAGUGUAGUCGAUGGGAAACGGG 配列ID番号49:GCACUCAUCAUCACAUCUUAGCUC 配列ID番号50:CGUAUUUUGCAGAGUUCCUUAACG および 配列ID番号28:CGAUGGUUGUCCUAGUUUAAGCAUUAA。 これらのオリゴヌクレオチドはまた、その5’末端にR
NAポリメラーゼを結合でき、鋳型として標的核酸を用
いるRNA転写を指図するプロモーター配列を含む追加
の非相補的塩基も持っている。
【0096】ボレリアの16S rRNAへ方向付けら
れた好適な増幅プライマーは以下の配列を持つかまたは
実質的に対応している: 配列ID番号7:AGCCGCGGTAATACGTAAGGGTTTAGCGT 配列ID番号9:CCACCCTTACACCAGAAATTCTAACTTCCTCTAT
CA 配列ID番号11:AGCCGCGGTAATACGTAAGGGGCGAGCGT 配列ID番号44:AGCCGCGGUAAUACGUAAGGGUUUAGCGU 配列ID番号46:CCACCCUUACACCAGAAAUUCUAACUUCCUCU
AUCA および 配列ID番号47:AGCCGCGGUAAUACGUAAGGGGCGAGCGU。
【0097】これらの16S rRNA増幅オリゴヌク
レオチドは特定のボレリア16SrRNA核酸配列、r
DNA対応物に方向付けることができ、部分的または完
全にこれらの配列と重複している。
【0098】好適であるのはヌクレオチド配列: 配列ID番号8:CTTCCTCTATCAGACTCTAGACATATAGTTTCCA
ACATA に実質的に対応するヌクレオチド配列を持つ16S増幅
オリゴヌクレオチドである。
【0099】最も好適であるのはヌクレオチド配列: 配列ID番号8:CTTCCTCTATCAGACTCTAGACATATAGTTTCCA
ACATA (式中、19の最も3’のヌクレオチドが示された通り
厳密であるである)に実質的に対応するヌクレオチド配
列を持つ16S増幅オリゴヌクレオチドである。
【0100】ボレリアの236S rRNAへ方向付け
られた好適な増幅プライマーは以下の配列を持つかまた
は実質的に対応している: 配列ID番号18:CTGAAAAGTGTAGTCGATGGGAAACGGG 配列ID番号19:GCACTCATCATCACATCTTAGCTC 配列ID番号20:CGTATTTTGCAGAGTTCCTTAACG 配列ID番号48:CUGAAAAGUGUAGUCGAUGGGAAACGGG 配列ID番号49:GCACUCAUCAUCACAUCUUAGCUC および 配列ID番号50:CGUAUUUUGCAGAGUUCCUUAACG。
【0101】これらの23S rRNA増幅オリゴヌク
レオチドは特定のボレリア23SrRNA核酸配列、r
DNA対応物に方向付けることができ、部分的または完
全にこれらの配列と重複している。
【0102】本発明のすべての増幅オリゴヌクレオチド
はこれらの配列への修飾または付加を含まない配列を持
っている。増幅オリゴヌクレオチドはまた、またはもし
くは、保護された3’および/または5’末端またはR
NAポリメラーゼにより認識される特異的ヌクレオチド
配列(例えば、T7、T3またはSP6 RNAポリメ
ラーゼのためのプロモーター配列)の付加、RNAポリ
メラーゼによるRNA転写の開始または延長を促進する
配列の付加、または分子内塩基対合を提供し、二次また
は三次核酸構造の形成を助長する配列の付加を含む(こ
れらに制限されるわけではない)付加のような修飾を持
っていてもよい。
【0103】ポリメラーゼ連鎖反応またはKacian
およびFUltz、上記文献,Dattagupta
ら、上記文献、およびSninskyら、米国特許第
5,079,351号(どちらも本明細書において援用
され、最初の二つは本発明と共通の所有権を享有してい
る)により記載されたようなRNAポリメラーゼ、DN
AポリメラーゼおよびRNAse Hまたはその均等物
を用いる増幅反応のような核酸増幅反応で増幅オリゴヌ
クレオチドが使用される。
【0104】増幅された標的配列の検出に広範囲の方法
が利用できる。例えば、ヌクレオチド基質またはプライ
マーは新たに合成されるDNA内へ取り込まれる検出可
能な標識を含むことができる。生じた標識増幅生成物は
次に、未使用の標識ヌクレオチドまたはプライマーから
分離され、標識は分離された生成物分画で検出される。
【0105】有用な検出可能標識として働くことができ
る物質は本分野ではよく知られており、放射性同位元
素、蛍光化合物、化学発光化合物、発色団、ならびにビ
オチンおよびハプテンのようなリガンド(こられは直接
的には検出可能ではないが、例えば、各々アビジンおよ
び抗体のようなそれらの特異的結合相手の標識形との反
応により容易に検出できる)が含まれる。
【0106】増幅生成物を検出する別の方法は、検出可
能なように標識した核酸プローブとハイブリダイゼーシ
ョンさせ、生じたハイブリッドを通常の様式で測定する
方法である。特に、生成物は標的配列へ化学発光アクリ
ジニウムエステル標識核酸プローブをハイブリダイズさ
せ、ハイブリダイズしていないプローブ上に存在するア
クリジニウムエステルを選択的に加水分解し、ルミノメ
ーターで残存するアクリジニウムエステルから発生する
化学発光を測定することによりアッセイできる。(例え
ば、Arnoldら、上記文献、PCT出願番号US8
8/02746、およびNelsonら、”Non−I
sotopic DNA ProbeTechnolo
gies”,Academic Preess,San
Diego(Kricka編、1992年)、両方の
参照文献ともに本明細書において援用される、を参照さ
れたい。) D.ボレリアrRNAおよびrDNAに対するオリゴヌ
クレオチドハイブリダイゼーションアッセイプローブ 本明細書において開示および請求されているオリゴヌク
レオチドハイブリダイゼーションアッセイプローブは系
統発生学的に密接に関連した細菌種の核酸を制して、ラ
イム病関連ボレリアrRNAまたはrDNAヌクレオチ
ド配列を含む標的核酸へ優先的にハイブリダイズでき
る。これらのハイブリダイゼーションプローブは、ライ
ム病関連ボレリアおよび該系統発生学的に密接に関連し
た種のヌクレオチド配列の比較に基づいて設計され、選
択されおよび/または決められた。好適な態様におい
て、これらのプローブはボレリア ヘルムシーの核酸を
制してライム病関連ボレリアの核酸に選択的にハイブリ
ダイズする。
【0107】本発明はライム病関連ボレリアまたはボレ
リア ヘルムシーを含むボレリア種の核酸に選択的にハ
イブリダイズするが密接に関連した微生物の核酸とはハ
イブリダイズしないオリゴヌクレオチドハイブリダイゼ
ーションプローブを企図しており、以下の核酸配列を持
つまたは実質的に対応する核酸配列が含まれる: 配列ID番号1:GCATAGACTTATATATCCGCC 配列ID番号2:GGCGGATATATAAGTCTATGC 配列ID番号12:GCAUAGACUUAUAUAUCCGCC 配列ID番号13:GGCGGAUAUAUAAGUCUAUGC 配列ID番号10:GGCGGATATGCAAGTCTATGC 配列ID番号33:GCATAGACTTGCATATCCGCC 配列ID番号34:GGCGGAUAUGCAAGUCUAUGC 配列ID番号35:GCAUAGACUUGCAUAUCCGCC 配列ID番号21:GGTGATGATCTTGATAGGAAAATCCG 配列ID番号24:CGGATTTTCCTATCAAGATCATCACC 配列ID番号25:GGUGAUGAUCUUGAUAGGAAAAUCCG 配列ID番号26:CGGAUUUUCCUAUCAAGAUCAUCACC 配列ID番号22:GGTGTTGATTTTAGTAGGAAAATCCG 配列ID番号30:CGGATTTTCCTACTAAAATCAACACC 配列ID番号31:GGUGUUGAUUUUAGUAGGAAAAUCCG および 配列ID番号32:CGGAUUUUCCUACUAAAAUCAACACC。
【0108】ライム病関連ボレリアの核酸に選択的にハ
イブリダイズする本発明のハイブリダイゼーションアッ
セイプローブは以下の核酸配列を持つまたは実質的に対
応する: 配列ID番号1:GCATAGACTTATATATCCGCC 配列ID番号2:GGCGGATATATAAGTCTATGC 配列ID番号12:GCAUAGACUUAUAUAUCCGCC 配列ID番号13:GGCGGAUAUAUAAGUCUAUGC 配列ID番号21:GGTGATGATCTTGATAGGAAAATCCG 配列ID番号24:CGGATTTTCCTATCAAGATCATCACC 配列ID番号25:GGUGAUGAUCUUGAUAGGAAAAUCCG および 配列ID番号26:CGGAUUUUCCUAUCAAGAUCAUCACC。
【0109】現在の所、ライム病関連ボレリアの16S
rRNAに方向付けられたこれらのオリゴヌクレオチ
ドハイブリダイゼーションアッセイプローブの好適な態
様は以下のヌクレオチド配列を持つまたは実質的に対応
する: 配列ID番号1:GCATAGACTTATATATCCGCC 配列ID番号2:GGCGGATATATAAGTCTATGC 配列ID番号12:GCAUAGACUUAUAUAUCCGCC および 配列ID番号13:GGCGGAUAUAUAAGUCUAUGC。
【0110】ライム病関連ボレリアの23S rRNA
に方向付けられたこれらのオリゴヌクレオチドハイブリ
ダイゼーションアッセイプローブの好適な態様は以下の
ヌクレオチド配列を持つまたは実質的に対応する: 配列ID番号21:GGTGATGATCTTGATAGGAAAATCCG 配列ID番号24:CGGATTTTCCTATCAAGATCATCACC 配列ID番号25:GGUGAUGAUCUUGAUAGGAAAAUCCG および 配列ID番号26:CGGAUUUUCCUAUCAAGAUCAUCACC。
【0111】本発明の多くのオリゴヌクレオチドハイブ
リダイゼーションアッセイプローブは他の系統発生学的
に密接に関連した細菌種の核酸を制して、ボレリア ヘ
ルムシーrRNAまたはrDNAヌクレオチド配列を含
む標的核酸へ好適にハイブリダイズする。好適な態様に
おいて、これらのハイブリダイゼーションアッセイプロ
ーブは他のボレリア核酸からボレリア ヘルムシー核酸
を区別できる。
【0112】ボレリア ヘルムシーに由来する核酸に選
択的にハイブリダイズする本発明のハイブリダイゼーシ
ョンプローブは以下のヌクレオチド配列を持つまたは実
質的に対応する: 配列ID番号10:GGCGGATATGCAAGTCTATGC 配列ID番号33:GCATAGACTTGCATATCCGCC 配列ID番号34:GGCGGAUAUGCAAGUCUAUGC 配列ID番号35:GCAUAGACUUGCAUAUCCGCC 配列ID番号22:GGTGTTGATTTTAGTAGGAAAATCCG 配列ID番号30:CGGATTTTCCTACTAAAATCAACACC 配列ID番号31:GGUGUUGAUUUUAGUAGGAAAAUCCG および 配列ID番号32:CGGAUUUUCCUACUAAAAUCAACACC。
【0113】ボレリア ヘルムシーの16S rRNA
に方向付けられたこれらのオリゴヌクレオチドハイブリ
ダイゼーションアッセイプローブの好適な態様は以下の
ヌクレオチド配列を持つまたは実質的に対応する: 配列ID番号10:GGCGGATATGCAAGTCTATGC 配列ID番号33:GCATAGACTTGCATATCCGCC 配列ID番号34:GGCGGAUAUGCAAGUCUAUGC および 配列ID番号35:GCAUAGACUUGCAUAUCCGCC。
【0114】ボレリア ヘルムシーの23S rRNA
に方向付けられたこれらのオリゴヌクレオチドハイブリ
ダイゼーションアッセイプローブの好適な態様は以下の
ヌクレオチド配列を持つまたは実質的に対応する: 配列ID番号22:GGTGTTGATTTTAGTAGGAAAATCCG 配列ID番号30:CGGATTTTCCTACTAAAATCAACACC 配列ID番号31:GGUGUUGAUUUUAGUAGGAAAAUCCG および 配列ID番号32:CGGAUUUUCCUACUAAAAUCAACACC。
【0115】本発明のオリゴヌクレオチドハイブリダイ
ゼーションアッセイプローブは、標的配列へプローブが
ハイブリダイズしたことを検出または確認するために使
用できる放射性同位元素、蛍光性または化学発光性残
基、酵素またはその他のリガンドのようなレポーター基
残基で好適に標識される。標識として化学発光性アクリ
ジニウムエステルの使用が最も好ましい。本出願と共通
の所有権を享有し、本明細書において援用されるArn
oldらによる米国特許第5,185,439号を参照
されたい。アッセイプローブは、相補性領域中での水素
結合形成により二つの鎖のアニーリングを可能にするた
めに適したハイブリダイゼーション条件下、標的配列を
持っている核酸を含むと疑われる試料と混合する。プロ
ーブは標的ボレリアヌクレオチド配列を持っている核酸
との結合を容易にするため、一つまたはそれ以上の非標
識ヘルパーオリゴヌクレオチドとも結合されているであ
ろう。プローブは試料中に存在する標的核酸へハイブリ
ダイズする;生じたハイブリッドデュープレックスは分
離され、ヒドロキシアパタイト吸着および放射活性モニ
タリングのような本分野ではよく知られている種々の技
術により検出される。本出願と共通の所有権を享有し、
本明細書において援用されるArnoldらによる米国
特許第5,283,174号に開示されているような、
ハイブリダイズしていないプローブ上に存在する標識を
選択的に分解し、続いて残存するハイブリダイズしたプ
ローブに付随する標識の量を測定することを含む技術も
これらの技術の中に含まれている。この後者の技術が現
在のところ好ましい。
【0116】E.ボレリアの検出に使用されるヘルパー
オリゴヌクレオチド 特異的ヘルパーオリゴヌクレオチドが標的核酸へのハイ
ブリダイゼーションアッセイプローブのハイブリダイゼ
ーションを容易にするために使用された。ヘルパーオリ
ゴヌクレオチドは、本出願と共通の所有権を享有し、本
明細書において援用される”核酸ハイブリダイゼーショ
ンを促進するための手段および方法”と題されたHog
anおよびMillimanによる米国特許第5,03
0,557号に開示されている。
【0117】ヘルパープローブはハイブリダイゼーショ
ンアッセイプローブにより標的化された領域近くに位置
する核酸配列へハイブリダイズするように選択される。
ヘルパープローブのハイブリダイゼーションは標的核酸
の二次および三次構造を変化させ、標的核酸へのプロー
ブのハイブリダイゼーションを容易にする。
【0118】ボレリア核酸の特異的検出を容易にするた
めの特異的ヘルパーオリゴヌクレオチドはこれらのヌク
レオチド配列の一つを持っているかまたは実質的に対応
している: 配列ID番号4:CGGGATTATTGGGCGTAAAGGGTGAGTA 配列ID番号6:ATAAAATACCACAGCTCAACTGTGGACCTATGTT
GG 配列ID番号15:CGGGAUUAUUGGGCGUAAAGGGUGAGUA 配列ID番号17:AUAAAAUACCACAGCUCAACUGUGGACCUAUG
UUGG 配列ID番号23:CGATGGTTGTCCTAGTTTAAGCATTAA および 配列ID番号28:CGAUGGUUGUCCUAGUUUAAGCAUUAA。
【0119】別の態様において、ボレリア核酸の特異的
検出を容易にするための特異的ヘルパーオリゴヌクレオ
チドは以下のヌクレオチド配列の一つを持っているかま
たは実質的に対応している: 配列ID番号3:TACTCACCCTTTACGCCCAATAATCCCG 配列ID番号5:CCAACATAGGTCCACAGTTGAGCTGTGGTATTTT
AT 配列ID番号14:UACUCACCCUUUACGCCCAAUAAUCCCG 配列ID番号16:CCAACAUAGGUCCACAGUUGAGCUGUGGUAUU
UUAU 配列ID番号27:TTAATGCTTAAACTAGGACAACCATCG および 配列ID番号29:UUAAUGCUUAAACUAGGACAACCAUCG。
【0120】好適な態様において、ヘルパーオリゴヌク
レオチドと一緒にプローブ混合物で使用されるライム病
関連ボレリアの16Sリボソーム核酸に方向付けられた
ハイブリダイゼーションアッセイプローブは以下のヌク
レオチド配列を持っているかまたは実質的に対応してい
る: 配列ID番号3:TACTCACCCTTTACGCCCAATAATCCCG 配列ID番号4:CGGGATTATTGGGCGTAAAGGGTGAGTA 配列ID番号5:CCAACATAGGTCCACAGTTGAGCTGTGGTATTTT
AT 配列ID番号6:ATAAAATACCACAGCTCAACTGTGGACCTATGTT
GG 配列ID番号14:UACUCACCCUUUACGCCCAAUAAUCCCG 配列ID番号15:CGGGAUUAUUGGGCGUAAAGGGUGAGUA 配列ID番号16:CCAACAUAGGUCCACAGUUGAGCUGUGGUAUU
UUAU および 配列ID番号17:AUAAAAUACCACAGCUCAACUGUGGACCUAUG
UUGG。
【0121】最も好適な態様において、実質的に 配列ID番号2:GGCGGATATATAAGTCTATGC に対応するライム病関連ボレリア16Sリボソーム核酸
に方向付けられたハイブリダイゼーションプローブは以
下のヌクレオチド配列: 配列ID番号4:CGGGATTATTGGGCGTAAAGGGTGAGTA 配列ID番号6:ATAAAATACCACAGCTCAACTGTGGACCTATGTT
GG 配列ID番号15:CGGGAUUAUUGGGCGUAAAGGGUGAGUA および 配列ID番号17:AUAAAAUACCACAGCUCAACUGUGGACCUAUG
UUGG を持つまたは実質的に対応するヘルパーオリゴヌクレオ
チドと一緒にプローブ混合物で使用される。
【0122】最も好適な態様において、実質的に 配列ID番号1:GCATAGACTTATATATCCGCC に対応するライム病関連ボレリア16Sリボソーム核酸
に方向付けられたハイブリダイゼーションプローブは以
下のヌクレオチド配列: 配列ID番号3:TACTCACCCTTTACGCCCAATAATCCCG 配列ID番号5:CCAACATAGGTCCACAGTTGAGCTGTGGTATTTT
AT 配列ID番号14:UACUCACCCUUUACGCCCAAUAAUCCCG および 配列ID番号16:CCAACAUAGGUCCACAGUUGAGCUGUGGUAUU
UUAU を持つまたは実質的に対応するヘルパーオリゴヌクレオ
チドと一緒にプローブ混合物で使用される。
【0123】好適な態様において、ヘルパーオリゴヌク
レオチドと一緒にプローブ混合物で使用されるライム病
関連ボレリアの23S核酸に方向付けられたハイブリダ
イゼーションアッセイプローブは以下のヌクレオチド配
列を持っているかまたは実質的に対応している: 配列ID番号23:CGATGGTTGTCCTAGTTTAAGCATTAA 配列ID番号27:TTAATGCTTAAACTAGGACAACCATCG 配列ID番号28:CGAUGGUUGUCCUAGUUUAAGCAUUAA および 配列ID番号29:UUAAUGCUUAAACUAGGACAACCAUCG。
【0124】最も好適な態様において、実質的に 配列ID番号21:GGTGATGATCTTGATAGGAAAATCCG に対応するライム病関連ボレリア23Sリボソーム核酸
に方向付けられたハイブリダイゼーションプローブは以
下のヌクレオチド配列: 配列ID番号23:CGATGGTTGTCCTAGTTTAAGCATTAA および 配列ID番号28:CGAUGGUUGUCCUAGUUUAAGCAUUAA を持つまたは実質的に対応するヘルパーオリゴヌクレオ
チドと一緒にプローブ混合物で使用される。
【0125】好適な態様において、実質的に配列ID番
号10または配列ID番号33に対応するボレリア ヘ
ルムシー16Sリボソーム核酸に方向付けられたハイブ
リダイゼーションプローブは以下のヌクレオチド配列: 配列ID番号5:CCAACATAGGTCCACAGTTGAGCTGTGGTATTTT
AT 配列ID番号6:ATAAAATACCACAGCTCAACTGTGGACCTATGTT
GG 配列ID番号16:CCAACAUAGGUCCACAGUUGAGCUGUGGUAUU
UUAU および 配列ID番号17:AUAAAAUACCACAGCUCAACUGUGGACCUAUG
UUGG を持つまたは実質的に対応するヘルパーオリゴヌクレオ
チドと一緒にプローブ混合物で使用される。
【0126】好適な態様において、実質的に 配列ID番号10:GGCGGATATGCAAGTCTATGC に対応するボレリア ヘルムシー16Sリボソーム核酸
に方向付けられたハイブリダイゼーションプローブは以
下のヌクレオチド配列: 配列ID番号6:ATAAAATACCACAGCTCAACTGTGGACCTATGTT
GG および 配列ID番号17:AUAAAAUACCACAGCUCAACUGUGGACCUAUG
UUGG を持つまたは実質的に対応するヘルパーオリゴヌクレオ
チドと一緒にプローブ混合物で使用される。
【0127】好適な態様において、ボレリア ヘルムシ
23Sリボソーム核酸に方向付けられたハイブリダイ
ゼーションプローブは以下のヌクレオチド配列: 配列ID番号23:CGATGGTTGTCCTAGTTTAAGCATTAA 配列ID番号27:TTAATGCTTAAACTAGGACAACCATCG 配列ID番号28:CGAUGGUUGUCCUAGUUUAAGCAUUAA および 配列ID番号29:UUAAUGCUUAAACUAGGACAACCAUCG を持つまたは実質的に対応するヘルパーオリゴヌクレオ
チドと一緒にプローブ混合物で使用される。
【0128】好適な態様において、実質的に 配列ID番号22:GGTGTTGATTTTAGTAGGAAAATCCG に対応するボレリア ヘルムシー23Sリボソーム核酸
に方向付けられたハイブリダイゼーションプローブは以
下のヌクレオチド配列: 配列ID番号23:CGATGGTTGTCCTAGTTTAAGCATTAA および 配列ID番号28:CGAUGGUUGUCCUAGUUUAAGCAUUAA を持つまたは実質的に対応するヘルパーオリゴヌクレオ
チドと一緒にプローブ混合物で使用される。
【0129】ヘルパーオリゴヌクレオチドは一般的には
ストリンジェントハイブリダイゼーション条件下で使用
されるが、特異性においては種特異的である必要はな
い;すなわち、ヘルパーオリゴヌクレオチドのための標
的ヌクレオチド配列は種ボレリアに独特である必要はな
い。
【0130】F.核酸組成物 別の関連する態様において、本発明はハイブリダイゼー
ションアッセイプローブおよびそれに対して実質的に相
補的である核酸配列間の核酸ハイブリッド(プローブ:
標的)を含む組成物を特色としている。プローブおよび
標的間で形成されたハイブリッドの一つの使用は標的配
列の存在を検出することである。例えば、ハイブリッド
に存在するアクリジニウムエステル(”AE”)はアル
カリ溶液での加水分解に抵抗するが、一方一本鎖核酸に
存在するAEはアルカリ溶液で加水分解される(Arn
oldら、”同質保護アッセイ”と題されたEPO出願
番号第88308767.8号、公開番号第30923
0号、および米国特許番号第5,238,174号、本
明細書において援用される)。従って、非結合AE−標
識プローブの加水分解後、核酸ハイブリッドに付随する
残存アクリジニウムエステルの化学発光を測定すること
により標的核酸の存在が検出できる。
【0131】本発明はまた増幅オリゴヌクレオチドおよ
びそれに対して実質的に相補的な核酸配列間の核酸ハイ
ブリッド(プライマー:標的)を含む組成物も企図して
いる。プライマーおよび標的間で形成された核酸ハイブ
リッドの一つの使用は増幅オリゴヌクレオチドの3’末
端にポリメラーゼのための開始部位を提供することであ
る。例えば、ハイブリッドは逆転写酵素、Taqポリメ
ラーゼのようなDNAポリメラーゼおよびT7ポリメラ
ーゼ、SP6ポリメラーゼおよびT3ポリメラーゼなど
のようなDNAポリメラーゼのための開始部位を形成す
るであろう。
【0132】本発明はまた、ヘルパーオリゴヌクレオチ
ドおよびそれに対して実質的に相補的である核酸配列間
の核酸ハイブリッド(ヘルパーオリゴヌクレオチド:標
的)を含む組成物を特色とする。ヘルパーオリゴヌクレ
オチドおよび標的間のハイブリッドの一つの使用は特別
の核酸配列をハイブリダイゼーションに利用できること
にすることである。例えば、ヘルパーオリゴヌクレオチ
ドおよびその標的間のハイブリッドは核酸配列をハイブ
リダイゼーションプローブとのハイブリダイゼーション
に利用可能な標的配列へハイブリダイズできるようにす
るであろう。ヘルパーオリゴヌクレオチド使用の完全な
記述はHoganおよびMillimanによる米国特
許第5,030,557号に提供されている。
【0133】本発明の組成物にはボレリア核酸および下
記の核酸配列の少なくとも一つに実質的に対応する核酸
配列を持つオリゴヌクレオチド間で形成された核酸ハイ
ブリッドを含むボレリア核酸を検出するための組成物が
含まれる: 配列ID番号1:GCATAGACTTATATATCCGCC 配列ID番号2:GGCGGATATATAAGTCTATGC 配列ID番号12:GCAUAGACUUAUAUAUCCGCC 配列ID番号13:GGCGGAUAUAUAAGUCUAUGC 配列ID番号10:GGCGGATATGCAAGTCTATGC 配列ID番号33:GCATAGACTTGCATATCCGCC 配列ID番号34:GGCGGAUAUGCAAGUCUAUGC 配列ID番号35:GCAUAGACUUGCAUAUCCGCC 配列ID番号21:GGTGATGATCTTGATAGGAAAATCCG 配列ID番号24:CGGATTTTCCTATCAAGATCATCACC 配列ID番号25:GGUGAUGAUCUUGAUAGGAAAAUCCG 配列ID番号26:CGGAUUUUCCUAUCAAGAUCAUCACC 配列ID番号22:GGTGTTGATTTTAGTAGGAAAATCCG 配列ID番号30:CGGATTTTCCTACTAAAATCAACACC 配列ID番号31:GGUGUUGAUUUUAGUAGGAAAAUCCG 配列ID番号32:CGGAUUUUCCUACUAAAAUCAACACC 配列ID番号7:AGCCGCGGTAATACGTAAGGGTTTAGCGT 配列ID番号8:CTTCCTCTATCAGACTCTAGACATATAGTTTCCA
ACATA 配列ID番号9:CCACCCTTACACCAGAAATTCTAACTTCCTCTAT
CA 配列ID番号11:AGCCGCGGTAATACGTAAGGGGCGAGCGT 配列ID番号18:CTGAAAAGTGTAGTCGATGGGAAACGGG 配列ID番号19:GCACTCATCATCACATCTTAGCTC 配列ID番号20:CGTATTTTGCAGAGTTCCTTAACG 配列ID番号44:AGCCGCGGUAAUACGUAAGGGUUUAGCGU 配列ID番号45:CUUCCUCUAUCAGACUCUAGACAUAUAGUUUC
CAACAUA 配列ID番号46:CCACCCUUACACCAGAAAUUCUAACUUCCUCU
AUCA 配列ID番号47:AGCCGCGGUAAUACGUAAGGGGCGAGCGU 配列ID番号48:CUGAAAAGUGUAGUCGAUGGGAAACGGG 配列ID番号49:GCACUCAUCAUCACAUCUUAGCUC および 配列ID番号50:CGUAUUUUGCAGAGUUCCUUAACG。
【0134】本発明の好適な組成物にはボレリア核酸お
よび下記の核酸配列の少なくとも一つに実質的に対応す
る核酸配列を持つオリゴヌクレオチド間で形成された核
酸ハイブリッドを含むライム病関連ボレリアを検出する
ための組成物が含まれる: 配列ID番号1:GCATAGACTTATATATCCGCC 配列ID番号2:GGCGGATATATAAGTCTATGC 配列ID番号12:GCAUAGACUUAUAUAUCCGCC 配列ID番号13:GGCGGAUAUAUAAGUCUAUGC 配列ID番号21:GGTGATGATCTTGATAGGAAAATCCG 配列ID番号24:CGGATTTTCCTATCAAGATCATCACC 配列ID番号25:GGUGAUGAUCUUGAUAGGAAAAUCCG 配列ID番号26:CGGAUUUUCCUAUCAAGAUCAUCACC 配列ID番号7:AGCCGCGGTAATACGTAAGGGTTTAGCGT 配列ID番号8:CTTCCTCTATCAGACTCTAGACATATAGTTTCCA
ACATA 配列ID番号9:CCACCCTTACACCAGAAATTCTAACTTCCTCTAT
CA 配列ID番号18:CTGAAAAGTGTAGTCGATGGGAAACGGG 配列ID番号19:GCACTCATCATCACATCTTAGCTC 配列ID番号20:CGTATTTTGCAGAGTTCCTTAACG 配列ID番号44:AGCCGCGGUAAUACGUAAGGGUUUAGCGU 配列ID番号45:CUUCCUCUAUCAGACUCUAGACAUAUAGUUUC
CAACAUA 配列ID番号46:CCACCCUUACACCAGAAAUUCUAACUUCCUCU
AUCA 配列ID番号48:CUGAAAAGUGUAGUCGAUGGGAAACGGG 配列ID番号49:GCACUCAUCAUCACAUCUUAGCUC および 配列ID番号50:CGUAUUUUGCAGAGUUCCUUAACG。
【0135】本発明の好適な組成物にはボレリア核酸お
よび下記の核酸配列の少なくとも一つに実質的に対応す
る核酸配列を持つオリゴヌクレオチド間で形成された核
酸ハイブリッドを含むライム病関連ボレリアを検出する
ための組成物が含まれる: 配列ID番号1:GCATAGACTTATATATCCGCC 配列ID番号2:GGCGGATATATAAGTCTATGC 配列ID番号21:GGTGATGATCTTGATAGGAAAATCCG 配列ID番号7:AGCCGCGGTAATACGTAAGGGTTTAGCGT 配列ID番号9:CCACCCTTACACCAGAAATTCTAACTTCCTCTAT
CA 配列ID番号18:CTGAAAAGTGTAGTCGATGGGAAACGGG 配列ID番号19:GCACTCATCATCACATCTTAGCTC および 配列ID番号20:CGTATTTTGCAGAGTTCCTTAACG。
【0136】本発明はまた、ボレリア核酸および 配列ID番号7:AGCCGCGGTAATACGTAAGGGTTTAGCGT に実質的に対応した核酸配列を持つオリゴヌクレオチド
間で形成され、および、また以下の核酸配列: 配列ID番号8:おCTTCCTCTATCAGACTCTAGACATATAGTTTC
CAACATA および 配列ID番号9:CCACCCTTACACCAGAAATTCTAACTTCCTCTAT
CA の少なくとも一つと実質的に対応する核酸配列を持つオ
リゴヌクレオチドも持つ核酸ハイブリッドを含むライム
病関連ボレリアを検出するための組成物も企図してい
る。
【0137】本発明はまた、ボレリア核酸および 配列ID番号44:AGCCGCGGUAAUACGUAAGGGUUUAGCGU に実質的に対応する核酸配列を持つオリゴヌクレオチド
間で形成され、および、また以下の核酸配列: 配列ID番号45:CUUCCUCUAUCAGACUCUAGACAUAUAGUUUC
CAACAUA および 配列ID番号46:CCACCCUUACACCAGAAAUUCUAACUUCCUCU
AUCA の少なくとも一つと実質的に対応する核酸配列を持つオ
リゴヌクレオチドも持つ核酸ハイブリッドを含むライム
病関連ボレリアを検出するための組成物も企図してい
る。
【0138】本発明の好適な組成物にはボレリア ヘル
ムシー核酸および下記の核酸配列の少なくとも一つに実
質的に対応する核酸配列を持つオリゴヌクレオチド間で
形成された核酸ハイブリッドを含むボレリア ヘルムシ
を検出するための組成物が含まれる: 配列ID番号10:GGCGGATATGCAAGTCTATGC 配列ID番号33:GCATAGACTTGCATATCCGCC 配列ID番号34:GGCGGAUAUGCAAGUCUAUGC 配列ID番号35:GCAUAGACUUGCAUAUCCGCC 配列ID番号7:AGCCGCGGTAATACGTAAGGGTTTAGCGT 配列ID番号11:AGCCGCGGTAATACGTAAGGGGCGAGCGT 配列ID番号22:GGTGTTGATTTTAGTAGGAAAATCCG 配列ID番号30:CGGATTTTCCTACTAAAATCAACACC 配列ID番号31:GGUGUUGAUUUUAGUAGGAAAAUCCG 配列ID番号32:CGGAUUUUCCUACUAAAAUCAACACC 配列ID番号18:CTGAAAAGTGTAGTCGATGGGAAACGGG 配列ID番号19:GCACTCATCATCACATCTTAGCTC 配列ID番号48:CUGAAAAGUGUAGUCGAUGGGAAACGGG および 配列ID番号49:GCACUCAUCAUCACAUCUUAGCUC。
【0139】本発明のより好適な組成物にはボレリア
ヘルムシー核酸および下記の核酸配列の少なくとも一つ
に実質的に対応する核酸配列を持つオリゴヌクレオチド
間で形成された核酸ハイブリッドを含むボレリア ヘル
ムシーを検出するための組成物が含まれる: 配列ID番号10:GGCGGATATGCAAGTCTATGC 配列ID番号22:GGTGTTGATTTTAGTAGGAAAATCCG 配列ID番号7:AGCCGCGGTAATACGTAAGGGTTTAGCGT 配列ID番号11:AGCCGCGGTAATACGTAAGGGGCGAGCGT 配列ID番号18:CTGAAAAGTGTAGTCGATGGGAAACGGG および 配列ID番号19:GCACTCATCATCACATCTTAGCTC。
【0140】本発明はまた、ボレリア ヘルムシー核酸
および 配列ID番号8:CTTCCTCTATCAGACTCTAGACATATAGTTTCCA
ACATA に実質的に対応した核酸配列を持つオリゴヌクレオチド
間で形成され、および、以下の核酸配列: 配列ID番号7:AGCCGCGGTAATACGTAAGGGTTTAGCGT および 配列ID番号11:AGCCGCGGTAATACGTAAGGGGCGAGCGT の少なくとも一つと実質的に対応する核酸配列を持つオ
リゴヌクレオチドも持つ核酸ハイブリッドを含むボレリ
ア ヘルムシーを検出するための組成物も企図してい
る。
【0141】本発明はまた、ボレリア ヘルムシー核酸
および 配列ID番号45:CUUCCUCUAUCAGACUCUAGACAUAUAGUUUC
CAACAUA に実質的に対応する核酸配列を持つオリゴヌクレオチド
間で形成され、および、また以下の核酸配列: 配列ID番号44:AGCCGCGGUAAUACGUAAGGGUUUAGCGU および 配列ID番号47:AGCCGCGGUAAUACGUAAGGGGCGAGCGU の少なくとも一つと実質的に対応した核酸配列を持つオ
リゴヌクレオチドも持つ核酸ハイブリッドを含むボレリ
ア ヘルムシーを検出するための組成物も企図してい
る。
【0142】本発明はまた本発明のプローブおよび下記
の核酸配列の少なくとも一つに実質的に対応する核酸配
列を持つ少なくとも一つのヘルパーオリゴヌクレオチド
を含む核酸ハイブリッドを企図している: 配列ID番号3:TACTCACCCTTTACGCCCAATAATCCCG 配列ID番号4:CGGGATTATTGGGCGTAAAGGGTGAGTA 配列ID番号5:CCAACATAGGTCCACAGTTGAGCTGTGGTATTTT
AT 配列ID番号6:ATAAAATACCACAGCTCAACTGTGGACCTATGTT
GG 配列ID番号14:UACUCACCCUUUACGCCCAAUAAUCCCG 配列ID番号15:CGGGAUUAUUGGGCGUAAAGGGUGAGUA 配列ID番号16:CCAACAUAGGUCCACAGUUGAGCUGUGGUAUU
UUAU 配列ID番号17:AUAAAAUACCACAGCUCAACUGUGGACCUAUG
UUGG 配列ID番号23:CGATGGTTGTCCTAGTTTAAGCATTAA 配列ID番号27:TTAATGCTTAAACTAGGACAACCATCG 配列ID番号28:CGAUGGUUGUCCUAGUUUAAGCAUUAA および 配列ID番号29:UUAAUGCUUAAACUAGGACAACCAUCG。
【0143】本発明はまた、ボレリア核酸および 配列ID番号7:AGCCGCGGTAATACGTAAGGGTTTAGCGT および 配列ID番号44:AGCCGCGGUAAUACGUAAGGGUUUAGCGU に実質的に対応した核酸配列を持つオリゴヌクレオチド
間で形成され、および、また以下の核酸配列: 配列ID番号8:CTTCCTCTATCAGACTCTAGACATATAGTTTCCA
ACATA 配列ID番号45:CUUCCUCUAUCAGACUCUAGACAUAUAGUUUC
CAACAUA 配列ID番号9:CCACCCTTACACCAGAAATTCTAACTTCCTCTAT
CA および 配列ID番号46:CCACCCUUACACCAGAAAUUCUAACUUCCUCU
AUCA の少なくとも一つと実質的に対応する核酸配列を持つオ
リゴヌクレオチドも持ち、および随意に以下の配列: 配列ID番号1:GCATAGACTTATATATCCGCC 配列ID番号2:GGCGGATATATAAGTCTATGC 配列ID番号12:GCAUAGACUUAUAUAUCCGCC 配列ID番号13:GGCGGAUAUAUAAGUCUAUGC 配列ID番号4:CGGGATTATTGGGCGTAAAGGGTGAGTA 配列ID番号6:ATAAAATACCACAGCTCAACTGTGGACCTATGTT
GG 配列ID番号15:CGGGAUUAUUGGGCGUAAAGGGUGAGUA 配列ID番号17:AUAAAAUACCACAGCUCAACUGUGGACCUAUG
UUGG 配列ID番号3:TACTCACCCTTTACGCCCAATAATCCCG 配列ID番号5:CCAACATAGGTCCACAGTTGAGCTGTGGTATTTT
AT 配列ID番号14:UACUCACCCUUUACGCCCAAUAAUCCCG および 配列ID番号16:CCAACAUAGGUCCACAGUUGAGCUGUGGUAUU
UUAU の一つに実質的に対応する配列を持つ一つまたはそれ以
上のオリゴヌクレオチドを含む核酸ハイブリッドからな
るライム病関連ボレリアを検出するための組成物も企図
している。
【0144】本発明はまた、ボレリア核酸および 配列ID番号18:CTGAAAAGTGTAGTCGATGGGAAACGGG および 配列ID番号48:CUGAAAAGUGUAGUCGAUGGGAAACGGG に実質的に対応した核酸配列を持つオリゴヌクレオチド
間で形成され、および、また以下の核酸配列: 配列ID番号19:GCACTCATCATCACATCTTAGCTC 配列ID番号49:GCACUCAUCAUCACAUCUUAGCUC 配列ID番号20:CGTATTTTGCAGAGTTCCTTAACG および 配列ID番号50:CGUAUUUUGCAGAGUUCCUUAACG の少なくとも一つと実質的に対応する核酸配列を持つオ
リゴヌクレオチドも持ち、および随意に以下の配列: 配列ID番号21:GGTGATGATCTTGATAGGAAAATCCG 配列ID番号25:GGUGAUGAUCUUGAUAGGAAAAUCCG 配列ID番号24:CGGATTTTCCTATCAAGATCATCACC 配列ID番号26:CGGAUUUUCCUAUCAAGAUCAUCACC 配列ID番号23:CGATGGTTGTCCTAGTTTAAGCATTAA 配列ID番号27:TTAATGCTTAAACTAGGACAACCATCG 配列ID番号28:CGAUGGUUGUCCUAGUUUAAGCAUUAA および 配列ID番号29:UUAAUGCUUAAACUAGGACAACCAUCG の一つに実質的に対応する配列を持つ一つまたはそれ以
上のオリゴヌクレオチドを含む核酸ハイブリッドからな
るライム病関連ボレリアを検出するための組成物も企図
している。
【0145】本発明はまた、ボレリア ヘルムシー核酸
および 配列ID番号8:CTTCCTCTATCAGACTCTAGACATATAGTTTCCA
ACATA および 配列ID番号45:CUUCCUCUAUCAGACUCUAGACAUAUAGUUUC
CAACAUA に実質的に対応した核酸配列を持つオリゴヌクレオチド
間で形成され、および、また以下の核酸配列: 配列ID番号7:AGCCGCGGTAATACGTAAGGGTTTAGCGT 配列ID番号44:AGCCGCGGUAAUACGUAAGGGUUUAGCGU 配列ID番号11:AGCCGCGGTAATACGTAAGGGGCGAGCGT および 配列ID番号47:AGCCGCGGUAAUACGUAAGGGGCGAGCGU の少なくとも一つと実質的に対応する核酸配列を持つオ
リゴヌクレオチドも持ち、および随意に以下の配列: 配列ID番号10:GGCGGATATGCAAGTCTATGC 配列ID番号33:GCATAGACTTGCATATCCGCC 配列ID番号34:GGCGGAUAUGCAAGUCUAUGC 配列ID番号35:GCAUAGACUUGCAUAUCCGCC 配列ID番号5:CCAACATAGGTCCACAGTTGAGCTGTGGTATTTT
AT 配列ID番号6:ATAAAATACCACAGCTCAACTGTGGACCTATGTT
GG 配列ID番号16:CCAACAUAGGUCCACAGUUGAGCUGUGGUAUU
UUAU および 配列ID番号17:AUAAAAUACCACAGCUCAACUGUGGACCUAUG
UUGG の一つに実質的に対応する配列を持つ一つまたはそれ以
上のオリゴヌクレオチドを含む核酸ハイブリッドからな
ボレリア ヘルムシーを検出するための組成物も企図
している。
【0146】本発明はまた、ボレリア ヘルムシー核酸
および 配列ID番号18:CTGAAAAGTGTAGTCGATGGGAAACGGG および 配列ID番号48:CUGAAAAGUGUAGUCGAUGGGAAACGGG に実質的に対応した核酸配列を持つオリゴヌクレオチド
間で形成され、および、また以下の核酸配列: 配列ID番号19:GCACTCATCATCACATCTTAGCTC 配列ID番号49:GCACUCAUCAUCACAUCUUAGCUC 配列ID番号20:CGTATTTTGCAGAGTTCCTTAACG および 配列ID番号50:CGUAUUUUGCAGAGUUCCUUAACG の少なくとも一つと実質的に対応する核酸配列を持つオ
リゴヌクレオチドも持ち、および随意に以下の配列: 配列ID番号22:GGTGTTGATTTTAGTAGGAAAATCCG 配列ID番号31:GGUGUUGAUUUUAGUAGGAAAAUCCG 配列ID番号30:CGGATTTTCCTACTAAAATCAACACC 配列ID番号32:CGGAUUUUCCUACUAAAAUCAACACC 配列ID番号23:CGATGGTTGTCCTAGTTTAAGCATTAA 配列ID番号27:TTAATGCTTAAACTAGGACAACCATCG 配列ID番号28:CGAUGGUUGUCCUAGUUUAAGCAUUAA および 配列ID番号29:UUAAUGCUUAAACUAGGACAACCAUCG の一つに実質的に対応する配列を持つ一つまたはそれ以
上のオリゴヌクレオチドを含む核酸ハイブリッドからな
ボレリア ヘルムシーを検出するための組成物も企図
している。
【0147】好適な態様において、本発明はまた本発明
のプローブおよび下記の核酸配列の少なくとも一つに実
質的に対応する核酸配列を持つ少なくとも一つのヘルパ
ーオリゴヌクレオチドを含む核酸ハイブリッドを企図し
ている: 配列ID番号4:CGGGATTATTGGGCGTAAAGGGTGAGTA 配列ID番号6:ATAAAATACCACAGCTCAACTGTGGACCTATGTT
GG 配列ID番号23:CGATGGTTGTCCTAGTTTAAGCATTAA。
【0148】本発明はまた、ボレリア核酸および 配列ID番号8:CTTCCTCTATCAGACTCTAGACATATAGTTTCCA
ACATA または 配列ID番号45:CUUCCUCUAUCAGACUCUAGACAUAUAGUUUC
CAACAUA (ここで19の最も3’のヌクレオチドは示されたよう
に厳密である)に実質的に対応した核酸配列を持つオリ
ゴヌクレオチド間で形成された核酸ハイブリッドを含む
ライム病関連ボレリアを検出するための組成物も企図し
ている。
【0149】G.アッセイ法 本発明は試料内のボレリア核酸の存在をアッセイするた
めの種々の方法を企図している。使用される厳密なアッ
セイ条件、プローブまたはプライマーは、使用される特
定のアッセイ型および試料源に依存して変化するであろ
うことが当業者には理解されるであろう。
【0150】一般に、本発明はストリンジェントハイブ
リダイゼーション条件下、試験試料をストリンジェント
ハイブリダイゼーション条件下でボレリア標的核酸とハ
イブリダイズできるが、密接に関連した微生物からの核
酸とはハイブリダイズできない核酸ハイブリダイゼーシ
ョンアッセイプローブと接触させることによりボレリア
微生物の存在を検出する方法を企図しており、該標的核
酸は: 配列ID番号1:GCATAGACTTATATATCCGCC 配列ID番号2:GGCGGATATATAAGTCTATGC 配列ID番号12:GCAUAGACUUAUAUAUCCGCC 配列ID番号13:GGCGGAUAUAUAAGUCUAUGC 配列ID番号10:GGCGGATATGCAAGTCTATGC 配列ID番号33:GCATAGACTTGCATATCCGCC 配列ID番号34:GGCGGAUAUGCAAGUCUAUGC 配列ID番号35:GCAUAGACUUGCAUAUCCGCC 配列ID番号21:GGTGATGATCTTGATAGGAAAATCCG 配列ID番号24:CGGATTTTCCTATCAAGATCATCACC 配列ID番号25:GGUGAUGAUCUUGAUAGGAAAAUCCG 配列ID番号26:CGGAUUUUCCUAUCAAGAUCAUCACC 配列ID番号22:GGTGTTGATTTTAGTAGGAAAATCCG 配列ID番号30:CGGATTTTCCTACTAAAATCAACACC 配列ID番号31:GGUGUUGAUUUUAGUAGGAAAAUCCG および 配列ID番号32:CGGAUUUUCCUACUAAAAUCAACACC から成る群より選択される配列に実質的に対応する核酸
配列を持っている。
【0151】ライム病関連ボレリアの存在を検出するた
めの好適な方法は、ストリンジェントハイブリダイゼー
ション条件下、試験試料をストリンジェントハイブリダ
イゼーション条件下でライム病関連ボレリア標的核酸と
ハイブリダイズできるが、ボレリア ヘルムシーのよう
な密接に関連した細菌の核酸配列とはハイブリダイズで
きない核酸ハイブリダイゼーションアッセイプローブと
接触させる工程を含み、該標的核酸配列は: 配列ID番号1:GCATAGACTTATATATCCGCC 配列ID番号2:GGCGGATATATAAGTCTATGC 配列ID番号12:GCAUAGACUUAUAUAUCCGCC 配列ID番号13:GGCGGAUAUAUAAGUCUAUGC 配列ID番号21:GGTGATGATCTTGATAGGAAAATCCG 配列ID番号24:CGGATTTTCCTATCAAGATCATCACC 配列ID番号25:GGUGAUGAUCUUGAUAGGAAAAUCCG および 配列ID番号26:CGGAUUUUCCUAUCAAGAUCAUCACC から成るより選択される配列に実質的に対応する。
【0152】ライム病関連ボレリアの存在を検出するた
めのより好適な方法は、ストリンジェントハイブリダイ
ゼーション条件下、試験試料をストリンジェントハイブ
リダイゼーション条件下でライム病関連ボレリア標的核
酸とハイブリダイズできるが、ボレリア ヘルムシー
ような密接に関連した細菌の核酸配列とはハイブリダイ
ズできない核酸ハイブリダイゼーションアッセイプロー
ブと接触させる工程を含み、該標的核酸配列は: 配列ID番号1:GCATAGACTTATATATCCGCC 配列ID番号2:GGCGGATATATAAGTCTATGC 配列ID番号21:GGTGATGATCTTGATAGGAAAATCCG および 配列ID番号24:CGGATTTTCCTATCAAGATCATCACC から成るより選択される配列に実質的に対応する。
【0153】本発明はまた、ストリンジェントハイブリ
ダイゼーション条件下、試験試料をストリンジェントハ
イブリダイゼーション条件下でボレリア16Sリボソー
ム核酸配列とハイブリダイズできるが、密接に関連した
微生物からの核酸配列とはハイブリダイズできない核酸
ハイブリダイゼーションアッセイプローブと接触させる
ことによりボレリア微生物の存在を検出する方法を企図
しており、該標的核酸配列は: 配列ID番号1:GCATAGACTTATATATCCGCC 配列ID番号2:GGCGGATATATAAGTCTATGC 配列ID番号12:GCAUAGACUUAUAUAUCCGCC 配列ID番号13:GGCGGAUAUAUAAGUCUAUGC 配列ID番号10:GGCGGATATGCAAGTCTATGC 配列ID番号33:GCATAGACTTGCATATCCGCC 配列ID番号34:GGCGGAUAUGCAAGUCUAUGC および 配列ID番号35:GCAUAGACUUGCAUAUCCGCC から成る群より選択される配列に実質的に対応してい
る。
【0154】一般に、本発明はストリンジェントハイブ
リダイゼーション条件下、試験試料をストリンジェント
ハイブリダイゼーション条件下でボレリア23Sリボソ
ーム核酸とハイブリダイズできるが、密接に関連した微
生物からの核酸配列とはハイブリダイズできない核酸ハ
イブリダイゼーションアッセイプローブと接触させるこ
とによりボレリア微生物の存在を検出する方法を企図し
ており、該標的核酸配列は: 配列ID番号21:GGTGATGATCTTGATAGGAAAATCCG 配列ID番号24:CGGATTTTCCTATCAAGATCATCACC 配列ID番号25:GGUGAUGAUCUUGAUAGGAAAAUCCG 配列ID番号26:CGGAUUUUCCUAUCAAGAUCAUCACC 配列ID番号22:GGTGTTGATTTTAGTAGGAAAATCCG 配列ID番号30:CGGATTTTCCTACTAAAATCAACACC 配列ID番号31:GGUGUUGAUUUUAGUAGGAAAAUCCG および 配列ID番号32:CGGAUUUUCCUACUAAAAUCAACACC から成る群より選択される配列に実質的に対応してい
る。
【0155】本発明はストリンジェントハイブリダイゼ
ーション条件下、試験試料をストリンジェントハイブリ
ダイゼーション条件下でボレリア16Sリボソーム核酸
配列とハイブリダイズできるが、ボレリア ブルグドル
フェリおよび他のライム病関連ボレリアのような密接に
関連した微生物からの核酸とはハイブリダイズできない
核酸ハイブリダイゼーションアッセイプローブと接触さ
せることによりボレリア ヘルムシー微生物の存在を検
出する方法を企図しており、該標的核酸配列は: 配列ID番号10:GGCGGATATGCAAGTCTATGC 配列ID番号33:GCATAGACTTGCATATCCGCC 配列ID番号34:GGCGGAUAUGCAAGUCUAUGC および 配列ID番号35:GCAUAGACUUGCAUAUCCGCC から成る群より選択される配列に実質的に対応するヌク
レオチド配列を持っている。
【0156】本発明はストリンジェントハイブリダイゼ
ーション条件下、試験試料をストリンジェントハイブリ
ダイゼーション条件下でボレリア23Sリボソーム核酸
配列とハイブリダイズできるが、ボレリア ブルグドル
フェリおよび他のライム病関連ボレリアのような密接に
関連した微生物からの核酸配列とはハイブリダイズでき
ない核酸ハイブリダイゼーションアッセイプローブと接
触させることによりボレリア ヘルムシー微生物の存在
を検出する方法を企図しており、該標的核酸配列は: 配列ID番号22:GGTGTTGATTTTAGTAGGAAAATCCG 配列ID番号30:CGGATTTTCCTACTAAAATCAACACC 配列ID番号31:GGUGUUGAUUUUAGUAGGAAAAUCCG および 配列ID番号32:CGGAUUUUCCUACUAAAAUCAACACC から成る群より選択される配列に実質的に対応する。
【0157】本発明はまた、ストリンジェントハイブリ
ダイゼーション条件下、試験試料をストリンジェントハ
イブリダイゼーション条件下でライム病関連ボレリア
6Sリボソーム核酸配列とハイブリダイズできるが、密
接に関連した微生物からの核酸配列とはハイブリダイズ
できない核酸ハイブリダイゼーションアッセイプローブ
と接触させることによりライム病関連ボレリア微生物の
存在を検出する方法を企図しており、該標的核酸配列
は: 配列ID番号1:GCATAGACTTATATATCCGCC 配列ID番号2:GGCGGATATATAAGTCTATGC 配列ID番号12:GCAUAGACUUAUAUAUCCGCC および 配列ID番号13:GGCGGAUAUAUAAGUCUAUGC から成る群より選択される配列に実質的に対応してい
る。
【0158】最も好適であるのはストリンジェントハイ
ブリダイゼーション条件下、試験試料をストリンジェン
トハイブリダイゼーション条件下でライム病関連ボレリ
16Sリボソーム核酸配列とハイブリダイズできる
が、密接に関連した微生物からの核酸配列とはハイブリ
ダイズできない核酸ハイブリダイゼーションアッセイプ
ローブと接触させることによりライム病関連ボレリア
生物の存在を検出する方法であり、該標的核酸配列は: 配列ID番号1:GCATAGACTTATATATCCGCC 配列ID番号2:GGCGGATATATAAGTCTATGC から成る群より選択される配列に実質的に対応してい
る。
【0159】本発明はストリンジェントハイブリダイゼ
ーション条件下、試験試料をストリンジェントハイブリ
ダイゼーション条件下でライム病関連ボレリア23Sリ
ボソーム核酸配列とハイブリダイズできるが、密接に関
連した微生物からの核酸配列とはハイブリダイズできな
い核酸ハイブリダイゼーションアッセイプローブと接触
させることによりライム病関連ボレリア微生物の存在を
検出する方法を企図しており、該標的核酸配列は: 配列ID番号21:GGTGATGATCTTGATAGGAAAATCCG 配列ID番号24:CGGATTTTCCTATCAAGATCATCACC 配列ID番号25:GGUGAUGAUCUUGAUAGGAAAAUCCG および 配列ID番号26:CGGAUUUUCCUAUCAAGAUCAUCACC から成る群より選択される配列に実質的に対応してい
る。
【0160】最も好適であるのはストリンジェントハイ
ブリダイゼーション条件下、試験試料をストリンジェン
トハイブリダイゼーション条件下でライム病関連ボレリ
23Sリボソーム核酸配列とハイブリダイズできる
が、密接に関連した微生物からの核酸配列とはハイブリ
ダイズできない核酸ハイブリダイゼーションアッセイプ
ローブと接触させることによりライム病関連ボレリア
生物の存在を検出する方法であり、該標的核酸配列はヌ
クレオチド配列: 配列ID番号21:GGTGATGATCTTGATAGGAAAATCCG に実質的に対応している。
【0161】本発明はまた、最初にボレリア核酸の一部
を増幅し、次に随意に本発明のハイブリダイゼーション
アッセイプローブを用いて本発明のプライマーにより増
幅された特異的ボレリア核酸をアッセイすることによる
ボレリア微生物の検出法も企図している。増幅された核
酸はゲル電気泳動を含む多くの方法で検出できる。
【0162】好適な態様において、本発明は最初に以下
の配列: 配列ID番号7:AGCCGCGGTAATACGTAAGGGTTTAGCGT 配列ID番号8:CTTCCTCTATCAGACTCTAGACATATAGTTTCCA
ACATA 配列ID番号9:CCACCCTTACACCAGAAATTCTAACTTCCTCTAT
CA 配列ID番号11:AGCCGCGGTAATACGTAAGGGGCGAGCGT 配列ID番号18:CTGAAAAGTGTAGTCGATGGGAAACGGG 配列ID番号19:GCACTCATCATCACATCTTAGCTC および 配列ID番号20:CGTATTTTGCAGAGTTCCTTAACG の一つまたはそれ以上へ結合するまたは延長を起こすで
あろう少なくとも一つの増幅オリゴヌクレオチドで該核
酸を増幅するボレリア核酸の検出法を企図しており、こ
こで該増幅オリゴヌクレオチドは随意にRNAポリメラ
ーゼにより認識されるまたはRNAポリメラーゼによる
延長の開始を促進する核酸配列を持っている。
【0163】この最初の方法工程に続いて、増幅工程で
産生された増幅核酸をストリンジェントハイブリダイゼ
ーション条件下、ボレリア核酸に特異的にハイブリダイ
ズできるオリゴヌクレオチドハイブリダイゼーションア
ッセイプローブで検出する。
【0164】本発明の方法で使用される増幅オリゴヌク
レオチドは随意にRNAポリメラーゼにより認識される
またはRNAポリメラーゼによる延長の開始を促進する
核酸配列を持っている。
【0165】H.診断システム 本発明はまたキットの形での診断システムも企図してい
る。本発明の診断システムには、少なくとも1回のアッ
セイに十分な量の増幅プライマーおよび/または本発明
のハイブリダイゼーションアッセイプローブを包装素材
内に包含するキットを含まれる。典型的には、キットに
はまた包装されたプライマーおよび/またはプローブを
使用するための説明書も含まれているであろう。
【0166】診断システムのさまざまな構成要素は種々
の形で提供される。例えば、必要とされる酵素、ヌクレ
オチド三リン酸、プライマーおよびプローブは凍結乾燥
された試薬として提供される。これらの凍結乾燥された
試薬は再構成された場合、各々の成分の適正な比を持ち
アッセイに即座に使用できる完全な混合物を形成させる
ために凍結乾燥に先立って混合されているであろう。さ
らに、本発明の診断システムはキットの凍結乾燥試薬再
構築のための再構築試薬を含んでいるであろう。好適な
キットにおいて、酵素、ヌクレオチド三リン酸および酵
素に必要とされる補助因子は単独の凍結乾燥試薬として
提供され、再構築された場合に本方法で使用する適切な
試薬を形成する。これらの好適なキットにおいて、凍結
乾燥プライマー試薬もまた提供される。別の好適なキッ
トにおいては凍結乾燥プローブ試薬が提供される。
【0167】典型的な包装素材には本発明のハイブリダ
イゼーションアッセイプローブまたは増幅プライマーを
固定した範囲内に保つことができるガラス、プラスチッ
ク、紙、およびホイルのような固体マトリックスが含ま
れるであろう。従って、例えば、包装素材から作製され
た包装とは企図されたプライマーまたはハイブリダイゼ
ーションアッセイプローブのマイクログラムからミリグ
ラム量を包含させるためのガラスバイアルであろうし、
または本発明のプローブおよび/またはプライマーが作
動可能なように付着されている(すなわち、本発明の検
出法に関与できるように結合されている)マイクロタイ
タープレートであろう。
【0168】使用説明書は典型的には種々の試薬および
/または試薬の濃度を記載している明確な表現、および
少なくとも一つのアッセイ法パラメーター(例えば、試
料量当たりの試薬の相対量であろう)を含んでいる。さ
らに、メンテナンス、時間、温度および緩衝液条件のよ
うな明細書も含まれているであろう。
【0169】本発明は本発明の組成物のオリゴヌクレオ
チドを含む診断システムまたはキットを企図している。
本発明はまた、本発明の方法を実施するのに必要なオリ
ゴヌクレオチドを含む診断システムまたはキットを企図
している。
【0170】本発明は: 配列ID番号1:GCATAGACTTATATATCCGCC 配列ID番号2:GGCGGATATATAAGTCTATGC 配列ID番号12:GCAUAGACUUAUAUAUCCGCC 配列ID番号13:GGCGGAUAUAUAAGUCUAUGC 配列ID番号21:GGTGATGATCTTGATAGGAAAATCCG 配列ID番号24:CGGATTTTCCTATCAAGATCATCACC 配列ID番号25:GGUGAUGAUCUUGAUAGGAAAAUCCG および 配列ID番号26:CGGAUUUUCCUAUCAAGAUCAUCACC から成る群より選択される核酸配列に実質的に対応して
いる核酸を持つ少なくとも一つのオリゴヌクレオチドを
含む診断システムまたはキットを企図している。
【0171】本発明は:該オリゴヌクレオチドが 配列ID番号1:GCATAGACTTATATATCCGCC または 配列ID番号12:GCAUAGACUUAUAUAUCCGCC である場合: 配列ID番号3:TACTCACCCTTTACGCCCAATAATCCCG 配列ID番号5:CCAACATAGGTCCACAGTTGAGCTGTGGTATTTT
AT 配列ID番号14:UACUCACCCUUUACGCCCAAUAAUCCCG 配列ID番号16:CCAACAUAGGUCCACAGUUGAGCUGUGGUAUU
UUAU;または該オリゴヌクレオチドが 配列ID番号2:GGCGGATATATAAGTCTATGC または 配列ID番号13:GGCGGAUAUAUAAGUCUAUGC である場合: 配列ID番号4:CGGGATTATTGGGCGTAAAGGGTGAGTA 配列ID番号6:ATAAAATACCACAGCTCAACTGTGGACCTATGTT
GG 配列ID番号15:CGGGAUUAUUGGGCGUAAAGGGUGAGUA 配列ID番号17:AUAAAAUACCACAGCUCAACUGUGGACCUAUG
UUGG; または、該オリゴヌクレオチドが 配列ID番号21:GGTGATGATCTTGATAGGAAAATCCG である場合: 配列ID番号23:CGATGGTTGTCCTAGTTTAAGCATTAA 配列ID番号28:CGAUGGUUGUCCUAGUUUAAGCAUUAA から成る群より選択される配列に実質的に対応する核酸
配列を持つ少なくとも一つのヘルパープローブを随意に
持つ診断システムまたはキットを企図している。
【0172】本発明は、随意にRNAポリメラーゼによ
り認識される、またはRNAポリメラーゼによる開始ま
たは延長を促進する5’配列を持つ: 配列ID番号7:AGCCGCGGTAATACGTAAGGGTTTAGCGT 配列ID番号8:CTTCCTCTATCAGACTCTAGACATATAGTTTCCA
ACATA 配列ID番号9:CCACCCTTACACCAGAAATTCTAACTTCCTCTAT
CA 配列ID番号11:AGCCGCGGTAATACGTAAGGGGCGAGCGT 配列ID番号18:CTGAAAAGTGTAGTCGATGGGAAACGGG 配列ID番号19:GCACTCATCATCACATCTTAGCTC および 配列ID番号20:CGTATTTTGCAGAGTTCCTTAACG から成る群より選択される核酸配列に実質的に対応して
いる核酸を持つ少なくとも一つのオリゴヌクレオチドを
含む診断システムまたはキットを企図している。
【0173】本発明は:該二つのオリゴヌクレオチド
が: 配列ID番号7:AGCCGCGGTAATACGTAAGGGTTTAGCGT 配列ID番号8:CTTCCTCTATCAGACTCTAGACATATAGTTTCCA
ACATA 配列ID番号9:CCACCCTTACACCAGAAATTCTAACTTCCTCTAT
CA および 配列ID番号11:AGCCGCGGTAATACGTAAGGGGCGAGCGT から選択される場合は: 配列ID番号1:GCATAGACTTATATATCCGCC および 配列ID番号2:GGCGGATATATAAGTCTATGC; または、該オリゴヌクレオチドが 配列ID番号18:CTGAAAAGTGTAGTCGATGGGAAACGGG 配列ID番号19:GCACTCATCATCACATCTTAGCTC および 配列ID番号20:CGTATTTTGCAGAGTTCCTTAACG から選択される場合は: 配列ID番号10:GGCGGATATGCAAGTCTATGC 配列ID番号21:GGTGATGATCTTGATAGGAAAATCCG および 配列ID番号22:GGTGTTGATTTTAGTAGGAAAATCCG から選択される核酸配列に実質的に対応する核酸配列を
持つ少なくとも一つのオリゴヌクレオチドを随意に持つ
診断システムまたはキットを企図している。
【0174】本発明は以下の配列: 配列ID番号7:AGCCGCGGTAATACGTAAGGGTTTAGCGT 配列ID番号8:CTTCCTCTATCAGACTCTAGACATATAGTTTCCA
ACATA および 配列ID番号1:GCATAGACTTATATATCCGCC または 配列ID番号2:GGCGGATATATAAGTCTATGC に実質的に対応する核酸配列を持つオリゴヌクレオチド
を含む診断システムまたはキットを企図している。
【0175】本発明は以下の配列: 配列ID番号7:AGCCGCGGTAATACGTAAGGGTTTAGCGT 配列ID番号9:CCACCCTTACACCAGAAATTCTAACTTCCTCTAT
CA および 配列ID番号1:GCATAGACTTATATATCCGCC または 配列ID番号2:GGCGGATATATAAGTCTATGC に実質的に対応する核酸配列を持つオリゴヌクレオチド
を含む診断システムまたはキットを企図している。
【0176】本発明は以下の配列: 配列ID番号11:AGCCGCGGTAATACGTAAGGGGCGAGCGT 配列ID番号8:CTTCCTCTATCAGACTCTAGACATATAGTTTCCA
ACATA および 配列ID番号10:GGCGGATATGCAAGTCTATGC または 配列ID番号33:GCATAGACTTGCATATCCGCC に実質的に対応する核酸配列を持つオリゴヌクレオチド
を含む診断システムまたはキットを企図している。
【0177】本発明は以下の配列: 配列ID番号18:CTGAAAAGTGTAGTCGATGGGAAACGGG 配列ID番号19:GCACTCATCATCACATCTTAGCTC 配列ID番号21:GGTGATGATCTTGATAGGAAAATCCG または 配列ID番号24:CGGATTTTCCTATCAAGATCATCACC に実質的に対応する核酸配列を持つオリゴヌクレオチド
を含む診断システムまたはキットを企図している。
【0178】本発明は以下の配列: 配列ID番号18:CTGAAAAGTGTAGTCGATGGGAAACGGG 配列ID番号20:CGTATTTTGCAGAGTTCCTTAACG 配列ID番号21:GGTGATGATCTTGATAGGAAAATCCG または 配列ID番号24:CGGATTTTCCTATCAAGATCATCACC に実質的に対応する核酸配列を持つオリゴヌクレオチド
を含む診断システムまたはキットを企図している。
【0179】
【実施例】実施例:本発明の異なった特色および態様を
例示するために以下に実施例が提供される。これらの実
施例は開示された発明を制限することを意図しているも
のではない。
【0180】ボレリア ブルグドルフェリを含むライム
病関連ボレリアに対して特異的なプローブは報告および
決定されている16Sおよび23S rRNA配列から
同定された。系統発生的に近い近縁種B.ヘルムシー
B.トゥリカテB.アンセリナおよびB.コリアセエ
からの核酸配列は変異領域を同定するためにB.ブルグ
ドルフェリの核酸配列との比較に使用された。
【0181】以下のハイブリダイゼーションアッセイプ
ローブ配列は以下の実施例に特徴が示されている:配列
ID番号:1、配列ID番号:2および配列ID番号:
21はB.ブルグドルフェリに方向付けられており、お
よび配列ID番号:10および22はB.ヘルムシー
方向付けられている。
【0182】プローブはArnoldら(上記文献、”
ヌクレオチドプローブのための非ヌクレオチド結合
剤”)により記載されているように非ヌクレオチドリン
カーで合成され、次にArnoldら(上記文献、米国
特許第5,185,439号)により記載されているよ
うに化学発光性アクリジニウムエステルで標識された。
ライム病関連ボレリアに対する反応性および特異性はA
rnoldら(上記文献、”均質保護アッセイ”)およ
びArnoldら(Clin.Chem.35:158
8(1989)、本明細書において援用される)により
記載されているような均質アッセイフォーマットを用い
て示された。結果はルミノメーターにより検出された光
子計測の相対的光ユニット(RLU)として与えられ
た。プローブは細胞溶解物の核酸または標的増幅反応の
生成物とハイブリダイズされた。以下の実施例はボレリ
ア ブルグドルフェリを含むライム病関連ボレリアを標
的とするハイブリダイゼーションアッセイプローブおよ
び増幅オリゴヌクレオチド、およびハイブリダイゼーシ
ョンおよび増幅/ハイブリダイゼーションアッセイにお
けるそれらの使用を記載している。実施例116S
rRNAを標的とするプローブを用いたライム病関連
ボレリアの検出 この実施例はB.ブルグドルフェリからのライム病関連
ボレリア核酸を直接検出するために(しかしB.ヘルム
シーは検出しない)ライム病関連ボレリア16S rR
NAを標的としたプローブの能力を例示している。プロ
ーブ溶液は配列、配列ID番号:1で合成されたアクリ
ジニウムエステル標識プローブおよび配列ID番号:3
および配列ID番号:5を持つ対応する非標識ヘルパー
オリゴヌクレオチドを含んでいる。配列ID番号:1か
らなるプローブの標的配列はライム病関連ボレリア群を
示す株で同一になるように選択され、従ってこのプロー
ブはライム病に関連する三つすべての亜種または種(V
S461、B.ブルグドルフェリ センス ストリクチ
およびB.ガリニー)を検出することが期待される。
【0183】B.ブルグドルフェリB.ヘルムシー
よび大腸菌16Sの領域を整列させたものが以下に示さ
れており、点は配列における類似点を示している:
【0184】
【化1】大腸菌16S 5'- GGCGGUUUGUUAAGUCUG-AU-3' ..... . ....... Bbu GGCGGAUAUAUAAGUCUUACG-3' Bhe .........GC...... .... 以下の実験において、細胞溶解物から放出された核酸が
直接アッセイされた。溶解物を調製するための方法の例
はMurphyら(EPO公開番号第288618号、
本明細書において援用される)により提供されている。
各々の細胞の50μlおよび100mMコハク酸リチウ
ム pH5、2%(w/v)ラウリル硫酸リチウム、
1.2M塩化リチウム、20mMエチレンジアミン四酢
酸(EDTA)、およびエチレングリコールビス(ベー
タ−アミノエチルエーテル)N,N,N’,N’四酢酸
(EGTA)を含む50μlのプローブ溶液を混合し、
60℃で20分インキュベートし、続いて0.3mlの
0.15M四ホウ酸ナトリウムpH8.5、1%トリト
ンX−100を加え、60℃で15分間インキュベート
した。反応液を冷却し、0.1%過酸化水素を含む1m
M硝酸の自動注入、続いての1M水酸化ナトリウム溶液
の注入後、ハイブリダイズしたアクリジニウムエステル
標識プローブからの残存する化学発光をルミノメーター
で測定した。結果は相対的光ユニットまたはRLUで与
えられた。配列ID番号:58−63を含むヘルパーオ
リゴヌクレオチドとともに全細菌/酵母プローブ混合物
が細菌核酸の存在を示すために対照として使用された。
Hoganら(上記文献、”非ウイルス生物体の検出お
よび/または定量のための核酸プローブ”と題された)
は適した全細菌/酵母プローブ混合物の例を与えてい
る。データは、プローブはライム病関連ボレリアボレ
リア ブルグドルフェリとハイブリダイズし、それをそ
の密接な系統発生学的近縁種ボレリア ヘルムシーと区
別していることを示している。
【0185】
【表1】表1ボレリア ブルグドルフェリおよびボレリア ヘルムシーのrRNAへ のプローブ配列番号:1のハイブリダイゼーション RLU プローブ 配列番号:1 全細菌 生物体B.ブルグドルフェリ 811,712 1,187,345 795,818 1,183,434 B.ヘルムシー 1,033 2,067,782 959 2,085,881 標的なし 907 2,074 902 2,071実施例2増幅に続いてのオリゴヌクレオチドプロー
ブを用いるボレリア生物体の検出 少数のボレリア生物体の検出はハイブリダイゼーション
によるアッセイに先だってのrRNAまたはrDNAの
増幅により促進できる。この実験において、約30,0
00生物体からの精製B.ブルグドルフェリDNAが
B.ブルグドルフェリrRNA配列と相補的または相同
なオリゴヌクレオチドで増幅された。一つの増幅オリゴ
ヌクレオチドは3’末端の配列ID番号:7および5’
末端のT7プロモーター配列配列ID番号:43から合
成されたプロモーター−プライマーから成り(以後プロ
モーター−プライマーはその標的結合領域の配列ID番
号で同定されるであろう)、および第二のオリゴヌクレ
オチドは配列、配列ID番号:8または9のプライマー
から成っている。増幅混合物は50mMトリスHCl、
pH8.5、40mM酢酸カリウム、6mM GTP、
6mM ATP,2.5mM UTP、2.5mM C
TP、0.2mM dATP、0.2mM dTTP、
0.2mM dCTP、0.2mM dGTP、17.
5mM MgCl2、10mM ジチオスレイトール、
10%(v/v)グリセロール、2mMスペルミジン、
30ピコモルのプロモーター−プライマー配列ID番
号:7および30ピコモルのプロモーター−プライマー
配列ID番号:8または9を100μlの最終容量に含
んでいた。混合物は95℃で8分加熱し、42℃まで冷
却して900単位のMMLV逆転写酵素(RT)および
400単位のT7 RNAポリメラーゼを添加した。4
2℃で2時間インキュベーション後、増幅反応液の20
μlが非標識ヘルパー配列ID番号:3および5を持つ
配列ID番号:1のアクリジニウムエステル標識プロー
ブとのハイブリダイゼーションによりアッセイされた。
二回の反応の結果が報告されている。
【0186】
【表2】表2 ボレリア ブルグドルフェリrDNAの増幅とプローブ配列番号:1によ る選択 プライマー配列番号: 7/8 7/9 RLU 128,140 888,579 72,397 388,515 これらのデータは、ボレリアRNAに相補的な配列ID
番号:1のプローブはrRNA配列の直接的検出または
増幅生成物の検出に使用してもよいことを示している。
これらの結果は、配列ID番号:7(5’末端に配列I
D番号:43を加えて)および配列ID番号:8かまた
は9を持つプライマーの組はB.ブルグドルフェリ核酸
を増幅できることを示している。配列ID番号:9がよ
り有効な負のセンスプライマーであることも明かであ
る。実施例3 16S rRNA配列へハイブリダイズする
プライマーを用いるボレリア核酸の増幅 この実施例において、ボレリアからの核酸が16Sリボ
ソームRNA配列に相補的または相同的なプライマーで
増幅された。B.ブルグドルフェリまたはB.ヘルムシ
細胞からの溶解物がRNAの保存領域へ方向付けられ
たプローブによるハイブリダイゼーションにより定量さ
れた。RNAは希釈され、30ピコモルの5’末端に配
列、配列ID番号:43を持つ配列ID番号:8のプロ
モーター−プライマーおよび30ピコモルのプライマー
配列ID番号:7を含む反応混合物へ加えられた。最終
反応条件は、100mMトリスHCl、pH8.5、3
5mM塩化カリウム、4mM GTP、4mM AT
P、4mM UTP、4mMCTP、0.2mM dA
TP、0.2mM dTTP、0.2mM dCTP、
0.2mM dGTP、20mM MgCl2、10m
M ジチオスレイトール、10%(v/v)グリセロー
ル、2mMスペルミジンであった。混合物は95℃で5
分加熱し、42℃まで冷却して800単位のMMLV
RTおよび400単位のT7 RNAポリメラーゼを添
加した。42℃で2時間インキュベーション後、反応液
の20μlが、15mMのアルドリチオール存在下、配
列、配列ID番号:2で合成されたプローブ、および配
列ID番号:4および6の非標識ヘルパープローブを用
いて実施例1に記載したようにハイブリダイゼーション
によりアッセイされた。結果はプライマーでのボレリア
ブルグドルフェリ核酸の増幅は成功し、少量のボレリ
rRNAの検出を可能にした。大過剰のB.ヘルムシ
核酸存在下でさえも有意な交差反応は観察されなかっ
た。3回の反応の結果が報告されている。
【0187】
【表3】表3 配列番号:7/8プライマーによるボレリア ブルグドルフェリおよび レリア ヘルムシー 核酸の増幅およびプローブ配列番号:2による検出。 B.ブルグドルフェリrRNA B.ヘルムシーrRNA (0モル) (2x10-21モル) (3x10-9モル) RLU 194,434 548 514 217,828 626 610 319,662 646実施例4 ハイブリダイゼーションアッセイプローブ番
号2および10を用いるボレリアの増幅および検出 この実施例においては、増幅は実施例3のように実行さ
れるが、ただし配列ID番号:8のプロモーター−プラ
イマー(配列ID番号:43の5’プロモーター配列を
持つ)および配列ID番号:11のプライマーが使用さ
れ、および配列ID番号:10のプローブが使用され
た。この実施例で使用されたアクリジニウムエステル標
識プローブおよび非標識ヘルパープローブは表に示され
ている。これらのデータは、これらのプライマーがB.
ブルグドルフェリおよびB.ヘルムシーrRNA配列の
両方を増幅でき、プローブは開示されたアッセイシステ
ムで二つの生物体間を区別したことを示している。
【0188】
【表4】表4 ボレリア ブルグドルフェリおよびボレリア ヘルムシー核酸の増幅およ びプローブ配列番号:2および10による検出。 プローブ 配列番号:2(RLU) 配列番号:10(RLU)ヘルパー 配列番号:4および6 配列番号:6 2x10-20モル 899,521 1,963 B.ブルグドルフェリ 912,706 1,800 rRNA 919,681 1,809 3x10-18モル 2,783 1,335,183 B.ヘルムシー 2,322 1,328,290 rRNA 2,125 1,368,581 0モルrRNA 1,619 1,137 1,596 1,347 1,373 1,174実施例5 23SリボソームRNAへ方向付けられたプ
ローブを用いるボレリアの検出 B.ブルグドルフェリ の23S rRNA配列は報告さ
れている、J.Clin.Microbiol.30:
3082(1992)およびJ.Bacteriol
174:3766−3774(1992)。ボレリア2
3S rRNA配列へ方向付けられた特異的プライマー
およびプローブを設計するため、密接に関連した生物体
の配列が必要とされた。ボレリア ヘルムシーボレリ
ア コリアセエおよび ボレリア トゥリカテをBSK
Hブロス(Sigma)中で数日増殖させ、ペレット
化し、50mMトリスHCl pH8.0に再懸濁し
た。DNAは溶解に続いてトリスHCl[pH8.0]
で平衡化したフェノール中に調製された。最終生成物は
エタノール沈澱により単離した。23S rDNA配列
の5’および3’部分をポリメラーゼ連鎖反応およびA
mpliTaqポリメラーゼ(Perkin−Elme
r)を用いて、ボレリア種の保存領域またはB.ブルグ
ドルフェリ特異的配列に方向付けられたプライマーで増
幅した。精製アンプリコンは35S−dNTP取り込みを
用い、Promega(fmolキット)またはNew
England Biolabs(サーカムベントキ
ット)からの市販品として入手可能なキットを使用して
配列決定した。得られた配列は報告されているボレリア
ブルグドルフェリ配列(Gen−Bank寄託番号M
88330、J.Clin.Microbiol.3
0:3082(1992)およびJ.Bacterio
.174:3766−3774(1992))と比較
した。B.ブルグドルフェリB.ヘルムシーおよび
B.トゥリカテから変異している特異的配列が23Sプ
ローブ設計のために選ばれた。この領域は大腸菌の塩基
1478−1500に対応し、B.ヘルムシーおよび
B.トゥリカテはこの領域に同一のヌクレオチド配列を
持っていたが、B.ブルグドルフェリでは4塩基変化し
ていた。一つのプローブがB.ブルグドルフェリに設計
され、第二のプローブはB.ヘルムシーおよびB.トゥ
リカテに設計された(配列ID番号:22)。rRNA
配列は以下に示されている:
【0189】
【化2】 大腸菌 GGC---UGGUUUUCCAGGCAAAUCCG .. .. ... ....... Bbu GGUGAUGAUCUUGAUAGGAAAAUCCG (配列番号:25) .... .... .. ............ bHE GGUGUUGAUUUUAGUAGGAAAAUCCG (配列番号:31) 増幅効率およびプローブ特異性を示すため、以下の実験
が実施された。7mlの培養物を0.75mlの10m
M N−アセチル−L−システイン、2mMEDTA、
40mMトリスHCl pH8を含む0.75mlの溶
液を再懸濁し、60℃で5分間加熱することにより細胞
溶解物をB.ブルグドルフェリ株N40およびB.トゥ
リカテの培養物から調製した。各々の試料中の核酸の量
を定量するため、実施例1に記載したように異なった量
の試料およびボレリア23SrRNAの保存領域に方向
付けられたプローブとハイブリダイゼーションを実施し
た。得られた値は既知の標品の結果と比較した。
【0190】B.ブルグドルフェリまたはB.トゥリカ
溶解物中の既知量の核酸を、30ピコモルの5’プロ
モーター配列(配列ID番号:43)および配列ID番
号:19かまたは配列ID番号:20の3’標的ハイブ
リダイゼーション領域で合成したプロモーター−プライ
マーおよび配列ID番号:18を持つプライマーを含む
100μlの反応液で増幅した。溶解物は適当な濃度に
水で希釈し、プライマーおよびプロモーター−プライマ
ーを含む溶液に加え、95℃で15分加熱した。モロニ
ーマウス白血病ウイルス逆転写酵素(MMLV RT)
900単位および400単位のT7 RNAポリメラー
ゼを加えた。最終増幅混合物は50mMトリスHCl、
pH8.5、35mM塩化カリウム、4mM GTP、
4mMATP、4mM UTP、4mM CTP、1m
M dATP、1mM dTTP、1.2mM dCT
P、1mM dGTP、20mM MgCl2、20m
M N−アセチルーL−システイン、5%グリセロール
を含んでいる。42℃で2時間インキュベーション後、
全100μlの増幅反応液を配列ID番号:21のアク
リジニウムエステル標識プローブによるハイブリダイゼ
ーションでアッセイした。 ハイブリダイゼーションは
0.05Mコハク酸リチウム pH5、0.6M Li
Cl、1%(w/v)ラウリル硫酸リチウム、10mM
EDTA、および10mM EGTAを含む200μ
lの溶液中、60℃で10分間で実施し、続いて300
μlの0.15M四ホウ酸ナトリウムpH8.5、1%
トリトンRX−100を加えた。この混合物は60℃で
15分間インキュベートし、室温まで冷却した。各々の
チューブの残存化学発光を、1mM硝酸および0.1%
過酸化水素の自動注入、続いて1Nの水酸化ナトリウム
を注入装置を備えた続いてGen−Probe LEA
DERR Iルミノメータでアッセイした。結果はRL
Uで示されている。
【0191】
【表5】表5 配列ID番号:19および18または20および18を含む増幅オリゴヌ クレオチドによるボレリア ブルグドルフェリの増幅および続いての配列番号: 21を含むプローブによる検出 標的 プライマー プライマー 配列番号: 配列番号: 18/19 18/20 3x10-20モル 33,366 211,867 B.ブルグドルフェリrRNA 6x10-21モル 15,115 57,029 B.ブルグドルフェリrRNA 3x10-20モル 3,676 2,260 B.トゥリカテrRNA 3x10-21モル 2,215 2,297 B.トゥリカテrRNA 0モル rRNA 2,408 2,324 別の実験において、配列、配列ID番号:19を持つオ
リゴヌクレオチドがプライマーとして使用された。配列
ID番号:18および19および配列ID番号:23お
よび19を持つプライマーはB.ブルグドルフェリ株B
21およびBN40両方のrRNA配列を増幅すること
が示された(データは示されていない)。実施例6 23S rRNAへ方向付けられたハイブリ
ダイゼーションアッセイプローブを用いるボレリア ヘ
ルムシーの特異的検出 この実施例においては、B.ヘルムシーに対するプロー
ブの特異性が示される。B.ブルグドルフェリB.ヘ
ルムシーおよびB.トゥリカテは23S rRNA核酸
配列レベルで非常に密接に関係している。B.ブルグド
ルフェリ23SrRNAプローブのように、23S r
RNAの同一の領域でB.ヘルムシーおよびB.トゥリ
カテの両方を検出するようにプローブが設計された。
B.ブルグドルフェリまたはB.ヘルムシーB.トゥ
リカテ配列の両方を含む二つの合成標的が合成され、各
々の標的がハイブリダイゼーションが55℃で15分実
施されることを除いて前記の条件下で配列ID番号:2
2のプローブとハイブリダイズさせた。0.15M四ホ
ウ酸ナトリウムpH8.5、1%トリトンRX−100
を含む300μlの溶液を加えた後、反応液は55℃で
5分インキュベートされた。試料は上記のようにルミノ
メーターで読みとられた。結果は、本プローブはB.ブ
ルグドルフェリ配列からB.ヘルムシー配列を区別でき
ることを示している。
【0192】
【表6】表6 B.ヘルムシーB.トゥリカテプローブとB.ヘルムシーおよびB.ブ ルグドルフェリ 合成DNA標的のハイブリダイゼーション 標的配列 合成DNA標的の量 プローブ配列番号: 22でのRLU B.ヘルムシー 10-11モル 890,609 B.ヘルムシー 10-12モル 852,419 B.ヘルムシー 10-13モル 885,979 B.ヘルムシー 10-14モル 511,419 B.ブルグドルフェリ 10-11モル 2,684 B.ブルグドルフェリ 10-12モル 1.911 B.ブルグドルフェリ 10-13モル 808実施例7 23S rRNAハイブリダイゼーションア
ッセイプローブを用いるボレリアの増幅および検出 次に、B.トゥリカテ核酸の増幅および検出が示され
る。B.トゥリカテ細胞溶解物は30ピコモルの配列、
配列ID番号:18から合成されたプライマーおよび3
0ピコモルの5’配列、配列ID番号:43および3’
標的ハイブリダイゼーション領域配列ID番号:19を
持つプロモーター−プライマーで増幅された。全増幅反
応液は2.5ピコモルの非標識ヘルパープローブ配列I
D番号:23の存在下、配列ID番号:22のプローブ
を用い、55℃で15分ハイブリダイズされ、0.15
M四ホウ酸ナトリウムpH8.5、1%トリトンRX−
100を加え、ルミノメーターで読みとられた。B.ヘ
ルムシーと同一の信号が予期され、なぜなら、23S
rRNAのこの領域は二つの生物体の配列が同一である
からである。
【0193】
【表7】表7 B.トゥリカテrRNA配列の増幅 標的 rRNA標的量 プローブ配列ID番号: 22でのRLU B.トゥリカテ 1.2x10-19モル 240,607 B.トゥリカテ 6x10-20モル 133、812 B.トゥリカテ 3x10-20モル 20、345 B.トゥリカテ 6x10-21モル 14,968 標的なし 0モル 751実施例8 血液中に観察される微生物存在下でのボレリ
アの特異的増幅および特異的検出 プライマー配列ID番号:18および3’末端に配列I
D番号:20を持つプロモーター−プライマーが血液単
離物に観察されることが予期される一団の生物体から調
製される細胞溶解物の増幅に使用された。各々の細胞溶
解物から少なくとも3x10−19モルのrRNAがヌ
クレオチド配列配列ID番号:21(表8)または配列
ID番号:22(データは示されていない)で合成され
たプローブで試験された。両方のプローブとも非ボレリ
種との交差反応は観察されなかった。配列ID番号:
22のプローブはB.トゥリカテ培養物で強い信号を与
え(>2,000,000RLU)、B.トゥリカテ
胞の存在が確認された。配列ID番号:21による検出
の結果は下記の表に示されている。
【0194】
【表8】表8 血液標本に単離される一連の微生物の増幅 RLU プローブ 配列ID番号:21 生物体 ATCC番号 バクテロイデス フラギリス 23745 3,406 3,525B.ブルグドルフェリ 1,529,040 1,335,897B.トゥリカテ 35209 3,573 3,524B.コリアセエ 43381 3,457 4,100 大腸菌 25922 5,091 4,504ヘモフィラス インフルエンザエ 19418 4,737 3,531クレブシエラ ニューモニエ 23357 4,510 3,853プロテウス ミラビリス 25933 3,893 4,170シュードモナス アエルギノサ 25330 4,281 4,335スタフィロコッカス オーレウス 25923 3,088 3,646スタフィロコッカス エピデルミス 12228 4,722 3,141ストレプトミセス ミチス 9811 3,059 3,171ストレプトコッカス ニューモニ エ 6306 3,081 3,038 上記のデータは本明細書で開示および請求された新規増
幅オリゴヌクレオチドおよびプローブはボレリアrRN
A配列を増幅できおよびライム病関連ボレリアボレリ
ア ブルグドルフェリ)を他の細菌およびボレリア属の
他の構成菌から区別できることが確認された。実施例9 16Sリボソームプローブを用いるボレリア
の増幅および特異的検出 16Sリボソーム核酸に特異的なハイブリダイゼーショ
ンアッセイプローブ配列ID番号:1がボレリア存在を
検出するため、およびこのハイブリダイゼーションアッ
セイプローブが血液中に普通に観察される他の生物体と
交差反応しないことを決定するために使用された。ハイ
ブリダイゼーションプローブは細胞溶解物中で、ヘルパ
ーオリゴヌクレオチド配列ID番号:3および5の存在
下、ボレリア核酸にハイブリダイズされた。アッセイは
上記実施例1に記載されたように直接ハイブリダイゼー
ションフォーマットを用いて実施された。各々の試料中
のリボソームrRNAの存在は試料を全細菌プローブお
よびヘルパーオリゴヌクレオチド配列ID番号:58、
59、60および61、または真菌プローブおよびヘル
パープローブ配列ID番号:62および63とハイブリ
ダイズすることにより確認された。このアッセイでは、
30,000相対的光ユニット(RLU)より大きな値
は陽性と考えられる。このアッセイの結果は下記表9に
示されている。
【0195】
【表9】
【0196】実施例10 三つの異なった系統発生学的
群からのライム病関連ボレリアの増幅および検出 報告されている配列は異なったライム病関連ボレリア
のプローブ配列ID番号:2により標的とされる部位に
rRNA配列の保存が示されている。以下のデータは本
発明のプライマーおよびプローブが、ライム病に関連し
ボレリアの三つの系統発生学的グループ化を示す一つ
以上の地理的場所からの単離物の増幅および検出に有用
であることを示している。溶解物はB.ブルグドルフェ
株N40(グループI)、B.ガリニー株IP−90
(ロシア単離物)および株014A(NBS16)(グ
ループII)およびB.アフゼリー株IP−3(ロシア
単離物)および株09A(ACA1、スエーデン単離
物)からの培養物から、約15mlの培養液からの細胞
を30mMリン酸ナトリウム、pH6.8、1mMED
TA、1mM EGTAおよび3%(w/v)ラウリル
硫酸リチウムを含む0.1mlの溶液に再懸濁すること
により調製される。各々の溶解物中の核酸量を定量する
ため、異なった量の溶解物および23S rRNA保存
領域に方向付けられたプローブでハイブリダイゼーショ
ンを実施した。得られた値は既知の標品の結果と比較さ
れた。既知の量のB.ブルグドルフェリB.ガリニー
およびB.アフゼリー溶解物(約=3x10−19モル
のRNA)は、配列ID番号:8の3’標的ハイブリダ
イズ領域(B.ブルグドルフェリ16S rRNAと相
補的)の50ピコモルのプライマー、および配列ID番
号:11のrRNAとして同じセンスのプライマー、お
よび50mMトリスHCl、pH8、25mMKCl,
2mM MgCl2,2.5U AmpliTaqポリ
メラーゼ(Perkin−Elmer)を含むポリメラ
ーゼ連鎖反応により増幅された。反応液は95℃で2分
間加熱し、次に55℃1分、72℃1分、95℃0.5
分のサイクルを35回行い、続いてアッセイまでに4℃
に冷却する。アガロースゲル電気泳動は、三つすべての
系統発生学的群からの核酸はエチジウムブロミド染色に
より検出可能な175塩基対断片を産生した。B.アフ
ゼリー株09A核酸を含む試料の配列ID番号:2アク
リジニウムエステル標識プローブへの56℃でのハイブ
リダイゼーションはこのプローブでの陽性信号を明らか
にした(バックグラウンドの少なくとも19倍)。B.
ブルグドルフェリB.ガリニー株IP−90または株
014AまたはB.アフゼリー株IP−3核酸は60℃
でハイブリダイズさせた場合、少なくともバックグラウ
ンドの178倍の信号を与えた。B.アフゼリー098
株は他の単離物よりも低いハイブリダイゼーション信号
を与えたが、しかし、バックグラウンドを制して明らか
に検出された。実施例11 56℃でのライム病関連ボレリアの特異的
増幅および検出 この実施例では、配列、配列ID番号:8から合成され
た30ピコモルのプロモーター−プライマーおよび配列
ID番号:11のプライマーを含む100μlの反応液
が使用された。溶解物は水で適した濃度に希釈され、プ
ロモータープライマーを含む溶液に加えられ、95℃で
15分加熱し、5分で42℃まで冷却した。モロニーマ
ウス白血病ウイルス逆転写酵素(MMLV RT)90
0単位、および400単位のT7RNAポリメラーゼを
加えた。最終増幅混合物は50mMトリスHCl、pH
8.5、35mM塩化カリウム、4mM GTP、4m
MATP、4mM UTP、4mM CTP、1mM
dATP、1mM dTTP、1.2mM dCTP、
1mM dGTP、20mM MgCl2、20mM
N−アセチルーL−システイン、5%グリセロールを含
んでいる。42℃で2時間インキュベーション後、全1
00μlの増幅反応液を配列ID番号:2のアクリジニ
ウムエステル標識プローブおよび非標識ヘルパープロー
ブ配列ID番号:4および6または配列ID番号:10
と非標識ヘルパー配列ID番号:4および6によるハイ
ブリダイゼーションでアッセイした。 ハイブリダイゼ
ーションは0.05Mコハク酸リチウム pH5、0.
6M LiCl、1%(w/v)ラウリル硫酸リチウ
ム、10mM EDTA、および10mM EGTAを
含む200μlの溶液中、56℃で15分間で実施し、
続いて300μlの0.15M四ホウ酸ナトリウムpH
8.5、1%トリトンRX−100を加えた。この混合
物は56℃で15分間インキュベートし、室温まで冷却
した。各々のチューブの残存化学発光を、1mM硝酸お
よび0.1%過酸化水素の自動注入、続いて1Nの水酸
化ナトリウムを注入装置を備えた続いてGen−Pro
be LEADERR Iルミノメータでアッセイし
た。結果はRLUで示されている。
【0197】これらのデータは温度56℃でのプローブ
配列ID番号:2のハイブリダイゼーションでもB.ブ
ルグドルフェリおよびB.ヘルムシー間の明瞭な区別が
可能であることを示している。
【0198】
【表10】
【0199】実施例12 プロモーター配列を含む増幅
プライマーを用いるボレリア核酸の増幅 プライマーなしでプロモーター−プライマーのみを用い
る方式で増幅オリゴヌクレオチドおよびプローブを使用
してもよい。この方式はPCT公開番号WO93/22
461号に記載されている。二つのプロモータープライ
マーが合成され、各々が5’末端で標的相補的配列(配
列ID番号:8)の3’末端に共有結合で結合されたT
7 RNAポリメラーゼプロモーター配列、配列ID番
号:43、5’−AATTTAATACGACTCAC
TATAGGGAGA−3’を含んでいる。一つのプロ
モータープライマーは遊離の3’OH基を持つように合
成され、100μl反応液当たり4ピコモルで使用され
た。第二のプロモータープライマーは3’末端にアルカ
ンジオールを持つように合成され、100μl反応液当
たり26ピコモルで使用された。ボレリア溶解物は水で
適した濃度に希釈され、プロモータープライマーを含む
溶液に加えられ、95℃で5分加熱し、15分で42℃
まで冷却した。モロニーマウス白血病ウイルス逆転写酵
素(MMLVRT)900単位、および400単位のT
7RNAポリメラーゼを加えた。最終増幅混合物は50
mMトリスHCl、pH8.5、35mM塩化カリウ
ム、4mM GTP、4mM ATP、4mM UT
P、4mM CTP、1mM dATP、1mM dT
TP、1mM dCTP、1mM dGTP、20mM
UTP、4mM CTP、1mM dATP、1mM
dTTP、1mM dCTP、1mM dGTP、20
mM MgCl2、20mM N−アセチルーL−シス
テイン、5%グリセロールを含んでいる。42℃で3.
5時間インキュベーション後、30μlの増幅反応液を
配列ID番号:2のアクリジニウムエステル標識プロー
ブおよび非標識ヘルパープローブ配列ID番号:4およ
び6によるハイブリダイゼーションでアッセイした。
ハイブリダイゼーションは0.05Mコハク酸リチウム
pH5、0.6M LiCl、1%(w/v)ラウリ
ル硫酸リチウム、10mM EDTA、および10mM
EGTAを含む200μlの溶液中、60℃で15分
間で実施し、続いて300μlの0.15M四ホウ酸ナ
トリウムpH8.5、1%トリトンRX−100を加え
た。この混合物は60℃で15分間インキュベートし、
室温まで冷却した。各々のチューブの残存化学発光を、
Gen−Probe LEADERR Iルミノメータ
でアッセイした。表には同一条件下、同一のプロモータ
ー配列、配列ID番号:43、5’−AATTTAAT
ACGACTCACTATAGGGAGA−3’および
3’標的相補的領域配列ID番号:9を含んでいるプロ
モーター−プライマー対を用いて得られたデータも示さ
れている。100μl当たり遊離3’OHを持つ4ピコ
モルのプロモーター−プライマーおよび3’アルカンジ
オール基を持つように合成された26ピコモルの同じプ
ロモータープライマーが使用された。
【0200】
【表11】
【0201】他の態様は以下の請求の範囲内に存在す
る。
【0202】
【配列表】 SEQUENCE LISTING 配列番号: 1: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 21 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 1: GCATAGACTT ATATATCCGC C 21 配列番号: 2: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 21 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 2: GGCGGATATA TAAGTCTATG C 21 配列番号: 3: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 28 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 3: TACTCACCCT TTACGCCCAA TAATCCCG 28 配列番号: 4: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 28 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 4: CGGGATTATT GGGCGTAAAG GGTGAGTA 28 配列番号: 5: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 36 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 5: CCAACATAGG TCCACAGTTG AGCTGTGGTA TTTTAT 36 配列番号: 6: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 36 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 6: ATAAAATACC ACAGCTCAAC TGTGGACCTA TGTTGG 36 配列番号: 7: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 29 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 7: AGCCGCGGTA ATACGTAAGG GTTTAGCGT 29 配列番号: 8: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 39 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 8: CTTCCTCTAT CAGACTCTAG ACATATAGTT TCCAACATA 39 配列番号: 9: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 36 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 9: CCACCCTTAC ACCAGAAATT CTAACTTCCT CTATCA 36 配列番号: 10: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 21 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 10: GGCGGATATG CAAGTCTATG C 21 配列番号: 11: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 29 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 11: AGCCGCGGTA ATACGTAAGG GGCGAGCGT 29 配列番号: 12: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 21 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 12: GCAUAGACUU AUAUAUCCGC C 21 配列番号: 13: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 21 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 13: GGCGGAUAUA UAAGUCUAUG C 21 配列番号: 14: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 28 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 14: UACUCACCCU UUACGCCCAA UAAUCCCG 28 配列番号: 15: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 28 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 15: CGGGAUUAUU GGGCGUAAAG GGUGAGUA 28 配列番号: 16: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 36 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 16: CCAACAUAGG UCCACAGUUG AGCUGUGGUA UUUUAU 36 配列番号: 17: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 36 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 17: AUAAAAUACC ACAGCUCAAC UGUGGACCUA UGUUGG 36 配列番号: 18: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 28 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 18: CTGAAAAGTG TAGTCGATGG GAAACGGG 28 配列番号: 19: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 24 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 19: GCACTCATCA TCACATCTTA GCTC 24 配列番号: 20: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 24 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 20: CGTATTTTGC AGAGTTCCTT AACG 24 配列番号: 21: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 26 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 21: GGTGATGATC TTGATAGGAA AATCCG 26 配列番号: 22: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 26 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 22: GGTGTTGATT TTAGTAGGAA AATCCG 26 配列番号: 23: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 27 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 23: CGATGGTTGT CCTAGTTTAA GCATTAA 27 配列番号: 24: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 26 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 24: CGGATTTTCC TATCAAGATC ATCACC 26 配列番号: 25: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 26 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 25: GGUGAUGAUC UUGAUAGGAA AAUCCG 26 配列番号: 26: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 26 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 26: CGGAUUUUCC UAUCAAGAUC AUCACC 26 配列番号: 27: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 27 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 27: TTAATGCTTA AACTAGGACA ACCATCG 27 配列番号: 28: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 27 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 28: CGAUGGUUGU CCUAGUUUAA GCAUUAA 27 配列番号: 29: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 27 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 29: UUAAUGCUUA AACUAGGACA ACCAUCG 27 配列番号: 30: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 26 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 30: CGGATTTTCC TACTAAAATC AACACC 26 配列番号: 31: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 26 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 31: GGUGUUGAUU UUAGUAGGAA AAUCCG 26 配列番号: 32: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 26 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 32: CGGAUUUUCC UACUAAAAUC AACACC 26 配列番号: 33: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 21 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 33: GCATAGACTT GCATATCCGC C 21 配列番号: 34: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 21 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 34: GGCGGAUAUG CAAGUCUAUG C 21 配列番号: 35: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 21 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 35: GCAUAGACUU GCAUAUCCGC C 21 配列番号: 36: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 29 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 36: ACGCTAAACC CTTACGTATT ACCGCGGCT 29 配列番号: 37: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 39 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 37: TATGTTGGAA ACTATATGTC TAGAGTCTGA TAGAGGAAG 39 配列番号: 38: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 36 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 38: TGATAGAGGA AGTTAGAATT TCTGGTGTAA GGGTGG 36 配列番号: 39: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 29 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 39: ACGCTCGCCC CTTACGTATT ACCGCGGCT 29 配列番号: 40: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 28 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 40: CCCGTTTCCC ATCGACTACA CTTTTCAG 28 配列番号: 41: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 24 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 41: GAGCTAAGAT GTGATGATGA GTGC 24 配列番号: 42: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 24 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 42: CGTTAAGGAA CTCTGCAAAA TACG 24 配列番号: 43: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 27 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 43: AATTTAATAC GACTCACTAT AGGGAGA 27 配列番号: 44: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 29 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 44: AGCCGCGGUA AUACGUAAGG GUUUAGCGU 29 配列番号: 45: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 39 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 45: CUUCCUCUAU CAGACUCUAG ACAUAUAGUU UCCAACAUA 39 配列番号: 46: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 36 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 46: CCACCCUUAC ACCAGAAAUU CUAACUUCCU CUAUCA 36 配列番号: 47: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 29 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 47: AGCCGCGGUA AUACGUAAGG GGCGAGCGU 29 配列番号: 48: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 28 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 48: CUGAAAAGUG UAGUCGAUGG GAAACGGG 28 配列番号: 49: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 24 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 49: GCACUCAUCA UCACAUCUUA GCUC 24 配列番号: 50: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 24 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 50: CGUAUUUUGC AGAGUUCCUU AACG 24 配列番号: 51: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 29 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 51: ACGCUAAACC CUUACGUAUU ACCGCGGCU 29 配列番号: 52: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 39 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 52: UAUGUUGGAA ACUAUAUGUC UAGAGUCUGA UAGAGGAAG 39 配列番号: 53: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 36 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 53: UGAUAGAGGA AGUUAGAAUU UCUGGUGUAA GGGUGG 36 配列番号: 54: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 29 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 54: ACGCUCGCCC CUUACGUAUU ACCGCGGCU 29 配列番号: 55: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 28 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 55: CCCGUUUCCC AUCGACUACA CUUUUCAG 28 配列番号: 56: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 24 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 56: GAGCUAAGAU GUGAUGAUGA GUGC 24 配列番号: 57: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 24 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 57: CGUUAAGGAA CUCUGCAAAA UACG 24 配列番号: 58: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 35 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 58: GGAACTTACC CGACAAGGAA TTTCGCTACC TTAGG 35 配列番号: 59: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 36 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 59: ACCGTTATAG TTACGGCCGC CGTTTACTGG GGCTTC 36 配列番号: 60: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 32 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 60: GCCTGGCCAT CGTTACGCCA TTCGTGCAGG TC 32 配列番号: 61: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 30 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 61: GCCCAAATCG TTACGCCTTT CGTGCGGGTC 30 配列番号: 62: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 30 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 62: CCCGACCGTC CCTATTAATC ATTACGATGG 30 配列番号: 63: (i) 配列の特性: (A) 長さ: 46 塩基対 (B) 型: 核酸 (C) 鎖の数: 一本鎖 (D) トポロジー: 直鎖状 (ii) 配列の種類: DNA (genomic) (xi) 配列: SEQ ID NO: 63: CTACGACGGT ATCTGATCAT CTTCGATCCC CTAACTTTCG TTCTTG 46
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) //(C12Q 1/68 C12R 1:01) (72)発明者 ヤン,イージィン アメリカ合衆国カリフォルニア州92130, サン・ディエゴ,グレンクリフ・ウェイ 13569 (72)発明者 カーター,ニック アメリカ合衆国カリフォルニア州92116, サン・ディエゴ,ノース・アベニュー 4620,アパートメント ナンバー10

Claims (60)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボレリア属のメンバーを検出するためのハ
    イブリダイゼーションアッセイプローブであって、スト
    リンジェントハイブリダイゼーション条件下、ボレリア
    核酸配列の少なくとも一部にハイブリダイズする10か
    ら100ヌクレオチド長のオリゴヌクレオチドプローブ
    を含み、該ボレリア核酸配列は: 配列ID番号1:GCATAGACTTATATATCCGCC 配列ID番号2:GGCGGATATATAAGTCTATGC 配列ID番号12:GCAUAGACUUAUAUAUCCGCC 配列ID番号13:GGCGGAUAUAUAAGUCUAUGC 配列ID番号10:GGCGGATATGCAAGTCTATGC 配列ID番号33:GCATAGACTTGCATATCCGCC 配列ID番号34:GGCGGAUAUGCAAGUCUAUGC 配列ID番号35:GCAUAGACUUGCAUAUCCGCC 配列ID番号21:GGTGATGATCTTGATAGGAAAATCCG 配列ID番号24:CGGATTTTCCTATCAAGATCATCACC 配列ID番号25:GGUGAUGAUCUUGAUAGGAAAAUCCG 配列ID番号26:CGGAUUUUCCUAUCAAGAUCAUCACC 配列ID番号22:GGTGTTGATTTTAGTAGGAAAATCCG 配列ID番号30:CGGATTTTCCTACTAAAATCAACACC 配列ID番号31:GGUGUUGAUUUUAGUAGGAAAAUCCG および 配列ID番号32:CGGAUUUUCCUACUAAAAUCAACACC から成る群より選択される配列と実質的に対応すること
    を特徴とするプローブ。
  2. 【請求項2】該プローブが、該ストリンジェントハイブ
    リダイゼーション条件下、ボレリア核酸配列とは優先的
    にハイブリダイズするが、系統発生学的に密接に関連し
    た微生物の核酸とはハイブリダイズしない、請求項第1
    項に記載の核酸ハイブリダイゼーションアッセイプロー
    ブ。
  3. 【請求項3】 配列ID番号1:GCATAGACTTATATATCCGCC 配列ID番号2:GGCGGATATATAAGTCTATGC 配列ID番号10:GGCGGATATGCAAGTCTATGC 配列ID番号33:GCATAGACTTGCATATCCGCC 配列ID番号21:GGTGATGATCTTGATAGGAAAATCCG 配列ID番号24:CGGATTTTCCTATCAAGATCATCACC 配列ID番号22:GGTGTTGATTTTAGTAGGAAAATCCG および 配列ID番号30:CGGATTTTCCTACTAAAATCAACACC から成る群より選択される核酸配列を持つオリゴヌクレ
    オチドプローブと実質的に対応し、ストリンジェントハ
    イブリダイゼーション条件下でボレリア属のメンバーを
    検出するための核酸ハイブリダイゼーションアッセイプ
    ローブ。
  4. 【請求項4】請求項第1項に記載のオリゴヌクレオチド
    および少なくとも一つのヘルパーオリゴヌクレオチドを
    含むプローブ混合物。
  5. 【請求項5】該ヘルパーオリゴヌクレオチドが10−1
    00ヌクレオチド長のオリゴヌクレオチドであり、スト
    リンジェントハイブリダイゼーション条件下、ボレリア
    核酸配列にハイブリダイズし、該ヘルパーオリゴヌクレ
    オチドは: 配列ID番号3:TACTCACCCTTTACGCCCAATAATCCCG 配列ID番号4:CGGGATTATTGGGCGTAAAGGGTGAGTA 配列ID番号5:CCAACATAGGTCCACAGTTGAGCTGTGGTATTTT
    AT 配列ID番号6:ATAAAATACCACAGCTCAACTGTGGACCTATGTT
    GG 配列ID番号14:UACUCACCCUUUACGCCCAAUAAUCCCG 配列ID番号15:CGGGAUUAUUGGGCGUAAAGGGUGAGUA 配列ID番号16:CCAACAUAGGUCCACAGUUGAGCUGUGGUAUU
    UUAU 配列ID番号17:AUAAAAUACCACAGCUCAACUGUGGACCUAUG
    UUGG 配列ID番号23:CGATGGTTGTCCTAGTTTAAGCATTAA および 配列ID番号28:CGAUGGUUGUCCUAGUUUAAGCAUUAA から成る群より選択される配列と実質的に対応する核酸
    配列を持つ、請求項第4項に記載のプローブ混合物。
  6. 【請求項6】該オリゴヌクレオチドが: 配列ID番号2:GGCGGATATATAAGTCTATGC と実質的に対応するヌクレオチド配列を持ち、かつ該ヘ
    ルパーオリゴヌクレオチドが: 配列ID番号4:CGGGATTATTGGGCGTAAAGGGTGAGTA および 配列ID番号6:ATAAAATACCACAGCTCAACTGTGGACCTATGTT
    GG から成る群より選択される核酸配列と実質的に対応する
    核酸配列を持つオリゴヌクレオチドである、請求項第4
    項に記載のプローブ混合物。
  7. 【請求項7】該オリゴヌクレオチドが: 配列ID番号1:GCATAGACTTATATATCCGCC と実質的に対応するヌクレオチド配列を持ち、かつ該ヘ
    ルパーオリゴヌクレオチドが: 配列ID番号3:TACTCACCCTTTACGCCCAATAATCCCG および 配列ID番号5:CCAACATAGGTCCACAGTTGAGCTGTGGTATTTT
    AT から成る群より選択される核酸配列と実質的に対応する
    核酸配列を持つオリゴヌクレオチドである、請求項第4
    項に記載のプローブ混合物。
  8. 【請求項8】該オリゴヌクレオチドが: 配列ID番号10:GGCGGATATGCAAGTCTATGC と実質的に対応するヌクレオチド配列を持ち、かつ該ヘ
    ルパーオリゴヌクレオチドが核酸配列: 配列ID番号6:ATAAAATACCACAGCTCAACTGTGGACCTATGTT
    GG と実質的に対応する核酸配列を持つオリゴヌクレオチド
    である、請求項第4項に記載のプローブ混合物。
  9. 【請求項9】該オリゴヌクレオチドが: 配列ID番号21:GGTGATGATCTTGATAGGAAAATCCG または 配列ID番号22:GGTGTTGATTTTAGTAGGAAAATCCG と実質的に対応するヌクレオチド配列を持ち、かつ該ヘ
    ルパーオリゴヌクレオチドが核酸配列: 配列ID番号23:CGATGGTTGTCCTAGTTTAAGCATTAA と実質的に対応する核酸配列を持つオリゴヌクレオチド
    である、請求項第4項に記載のプローブ混合物。
  10. 【請求項10】ライム病関連ボレリアを検出するための
    ハイブリダイゼーションアッセイプローブであって、ス
    トリンジェントハイブリダイゼーション条件下、ライム
    病関連ボレリア核酸配列に優先的にハイブリダイズする
    が、ボレリア ヘルムシーに存在する核酸配列とはハイ
    ブリダイズしない10から100ヌクレオチド長のオリ
    ゴヌクレオチドプローブをみ、該ボレリア核酸配列は: 配列ID番号1:GCATAGACTTATATATCCGCC 配列ID番号2:GGCGGATATATAAGTCTATGC 配列ID番号12:GCAUAGACUUAUAUAUCCGCC および 配列ID番号13:GGCGGAUAUAUAAGUCUAUGC から成る群より選択される配列と実質的に対応すること
    を特徴とするプローブ。
  11. 【請求項11】 配列ID番号1:GCATAGACTTATATATCCGCC および 配列ID番号2:GGCGGATATATAAGTCTATGC から成る群より選択される核酸配列を持つオリゴヌクレ
    オチドプローブと実質的に対応し、ストリンジェントハ
    イブリダイゼーション条件下でライム病関連ボレリア
    検出するための核酸ハイブリダイゼーションアッセイプ
    ローブ。
  12. 【請求項12】請求項第10項に記載のオリゴヌクレオ
    チドおよび少なくとも一つのヘルパーオリゴヌクレオチ
    ドを含むプローブ混合物。
  13. 【請求項13】該プローブが: 配列ID番号1:GCATAGACTTATATATCCGCC または 配列ID番号12:GCAUAGACUUAUAUAUCCGCC と実質的に対応する核酸配列を持ち、該ヘルパーオリゴ
    ヌクレオチドは10−100ヌクレオチド長のオリゴヌ
    クレオチドであり、およびストリンジェントハイブリダ
    イゼーション条件下でライム病関連ボレリア核酸配列に
    ハイブリダイズし、該ヘルパーオリゴヌクレオチドは: 配列ID番号3:TACTCACCCTTTACGCCCAATAATCCCG 配列ID番号5:CCAACATAGGTCCACAGTTGAGCTGTGGTATTTT
    AT 配列ID番号14:UACUCACCCUUUACGCCCAAUAAUCCCG および 配列ID番号16:CCAACAUAGGUCCACAGUUGAGCUGUGGUAUU
    UUAU から成る群より選択される配列と実質的に対応する核酸
    配列を持つ、請求項第12項に記載のプローブ混合物。
  14. 【請求項14】該プローブが: 配列ID番号2:GGCGGATATATAAGTCTATGC または 配列ID番号13:GGCGGAUAUAUAAGUCUAUGC と実質的に対応する核酸配列を持ち、該ヘルパーオリゴ
    ヌクレオチドは10−100ヌクレオチド長のオリゴヌ
    クレオチドであり、およびストリンジェントハイブリダ
    イゼーション条件下でライム病関連ボレリア核酸配列に
    ハイブリダイズし、該ヘルパーオリゴヌクレオチドは: 配列ID番号4:CGGGATTATTGGGCGTAAAGGGTGAGTA 配列ID番号6:ATAAAATACCACAGCTCAACTGTGGACCTATGTT
    GG 配列ID番号15:CGGGAUUAUUGGGCGUAAAGGGUGAGUA および 配列ID番号17:AUAAAAUACCACAGCUCAACUGUGGACCUAUG
    UUGG から成る群より選択される配列と実質的に対応する核酸
    配列を持つ、請求項第12項に記載のプローブ混合物。
  15. 【請求項15】ライム病関連ボレリアを検出するための
    ハイブリダイゼーションアッセイプローブであって、ス
    トリンジェントハイブリダイゼーション条件下、ライム
    病関連ボレリア核酸配列に優先的にハイブリダイズする
    が、ボレリア ヘルムシーに存在する核酸配列とはハイ
    ブリダイズしない10から100ヌクレオチド長のオリ
    ゴヌクレオチドプローブを含み、該核酸配列は: 配列ID番号21:GGTGATGATCTTGATAGGAAAATCCG 配列ID番号24:CGGATTTTCCTATCAAGATCATCACC 配列ID番号25:GGUGAUGAUCUUGAUAGGAAAAUCCG 配列ID番号26:CGGAUUUUCCUAUCAAGAUCAUCACC から成る群より選択される配列と実質的に対応すること
    を特徴とするプローブ。
  16. 【請求項16】請求項第15項に記載のオリゴヌクレオ
    チドおよび少なくとも一つのヘルパーオリゴヌクレオチ
    ドを含むプローブ混合物。
  17. 【請求項17】該プローブが: 配列ID番号21:GGTGATGATCTTGATAGGAAAATCCG または 配列ID番号25:GGUGAUGAUCUUGAUAGGAAAAUCCG と実質的に対応する核酸配列を持ち、該ヘルパーオリゴ
    ヌクレオチドは10−100ヌクレオチド長のオリゴヌ
    クレオチドであり、およびストリンジェントハイブリダ
    イゼーション条件下でライム病関連ボレリア核酸配列に
    ハイブリダイズし、該ヘルパーオリゴヌクレオチドは: 配列ID番号23:CGATGGTTGTCCTAGTTTAAGCATTAA および 配列ID番号28:CGAUGGUUGUCCUAGUUUAAGCAUUAA から成る群より選択される配列と実質的に対応する核酸
    配列を持つ、請求項第16項に記載のプローブ混合物。
  18. 【請求項18】ボレリア核酸と、 配列ID番号1:GCATAGACTTATATATCCGCC 配列ID番号2:GGCGGATATATAAGTCTATGC 配列ID番号12:GCAUAGACUUAUAUAUCCGCC 配列ID番号13:GGCGGAUAUAUAAGUCUAUGC 配列ID番号10:GGCGGATATGCAAGTCTATGC 配列ID番号21:GGTGATGATCTTGATAGGAAAATCCG 配列ID番号24:CGGATTTTCCTATCAAGATCATCACC 配列ID番号33:GCATAGACTTGCATATCCGCC 配列ID番号34:GGCGGAUAUGCAAGUCUAUGC 配列ID番号35:GCAUAGACUUGCAUAUCCGCC 配列ID番号25:GGUGAUGAUCUUGAUAGGAAAAUCCG 配列ID番号26:CGGAUUUUCCUAUCAAGAUCAUCACC 配列ID番号22:GGTGTTGATTTTAGTAGGAAAATCCG 配列ID番号30:CGGATTTTCCTACTAAAATCAACACC 配列ID番号31:GGUGUUGAUUUUAGUAGGAAAAUCCG および 配列ID番号32:CGGAUUUUCCUACUAAAAUCAACACC から成る群より選択される核酸配列と実質的に対応する
    核酸配列を持つオリゴヌクレオチドとの間で形成される
    核酸ハイブリッドを含む、ボレリア属のメンバーを検出
    するための組成物。
  19. 【請求項19】ボレリア核酸と、 配列ID番号7:AGCCGCGGTAATACGTAAGGGTTTAGCGT 配列ID番号9:CCACCCTTACACCAGAAATTCTAACTTCCTCTAT
    CA 配列ID番号11:AGCCGCGGTAATACGTAAGGGGCGAGCGT 配列ID番号18:CTGAAAAGTGTAGTCGATGGGAAACGGG 配列ID番号19:GCACTCATCATCACATCTTAGCTC 配列ID番号20:CGTATTTTGCAGAGTTCCTTAACG 配列ID番号44:AGCCGCGGUAAUACGUAAGGGUUUAGCGU 配列ID番号46:CCACCCUUACACCAGAAAUUCUAACUUCCUCU
    AUCA 配列ID番号47:AGCCGCGGUAAUACGUAAGGGGCGAGCGU 配列ID番号48:CUGAAAAGUGUAGUCGAUGGGAAACGGG 配列ID番号49:GCACUCAUCAUCACAUCUUAGCUC および 配列ID番号50:CGUAUUUUGCAGAGUUCCUUAACG から成る群より選択される核酸配列と実質的に対応する
    核酸配列を持つオリゴヌクレオチドとの間で形成される
    核酸ハイブリッドを含む、ボレリア核酸を増幅するため
    の組成物。
  20. 【請求項20】ボレリア核酸と、核酸配列: 配列ID番号8:CTTCCTCTATCAGACTCTAGACATATAGTTTCCA
    ACATA に実質的に対応する核酸配列を持つオリゴヌクレオチド
    との間で形成される核酸ハイブリッドを含み、およびさ
    らに: 配列ID番号7:AGCCGCGGTAATACGTAAGGGTTTAGCGT および 配列ID番号11:AGCCGCGGTAATACGTAAGGGGCGAGCGT から成る群より選択される核酸配列と実質的に対応する
    核酸配列を持つオリゴヌクレオチドを含む組成物。
  21. 【請求項21】さらにヘルパーオリゴヌクレオチドを含
    む、請求項第18項に記載の組成物。
  22. 【請求項22】ボレリア核酸と、 配列ID番号1:GCATAGACTTATATATCCGCC 配列ID番号2:GGCGGATATATAAGTCTATGC 配列ID番号21:GGTGATGATCTTGATAGGAAAATCCG 配列ID番号24:CGGATTTTCCTATCAAGATCATCACC 配列ID番号12:GCAUAGACUUAUAUAUCCGCC 配列ID番号13:GGCGGAUAUAUAAGUCUAUGC 配列ID番号25:GGUGAUGAUCUUGAUAGGAAAAUCCG および 配列ID番号26:CGGAUUUUCCUAUCAAGAUCAUCACC から成る群より選択される核酸配列と実質的に対応する
    核酸配列を持つオリゴヌクレオチドとの間で形成される
    核酸ハイブリッドを含む、ライム病関連ボレリアを検出
    するための組成物。
  23. 【請求項23】ライム病関連ボレリアの存在を検出する
    ための方法であって、ストリンジェントハイブリダイゼ
    ーション条件下、試験試料とストリンジェントハイブリ
    ダイゼーション条件下でライム病関連ボレリア16S標
    的核酸配列とはハイブリダイズできるが、ボレリア ヘ
    ルムシーからの核酸配列とはハイブリダイズできない核
    酸ハイブリダイゼーションアッセイプローブを接触させ
    る工程を含み、該標的核酸配列は: 配列ID番号1:GCATAGACTTATATATCCGCC 配列ID番号2:GGCGGATATATAAGTCTATGC 配列ID番号12:GCAUAGACUUAUAUAUCCGCC および 配列ID番号13:GGCGGAUAUAUAAGUCUAUGC から成る群より選択される配列と実質的に対応すること
    を特徴とする方法。
  24. 【請求項24】ライム病関連ボレリアの存在を検出する
    ための方法であって、ストリンジェントハイブリダイゼ
    ーション条件下、試験試料とストリンジェントハイブリ
    ダイゼーション条件下でライム病関連ボレリア標的23
    S核酸配列とはハイブリダイズできるが、ボレリア ヘ
    ルムシーからの核酸配列とはハイブリダイズできない核
    酸ハイブリダイゼーションアッセイプローブを接触させ
    る工程を含み、該標的核酸配列は: 配列ID番号21:GGTGATGATCTTGATAGGAAAATCCG 配列ID番号24:CGGATTTTCCTATCAAGATCATCACC 配列ID番号25:GGUGAUGAUCUUGAUAGGAAAAUCCG 配列ID番号26:CGGAUUUUCCUAUCAAGAUCAUCACC から成る群より選択される配列と実質的に対応すること
    を特徴とする方法。
  25. 【請求項25】試験試料中のボレリア核酸の数を増加さ
    せるための方法であって、 a)以下のヌクレオチド配列: 配列ID番号36:ACGCTAAACCCTTACGTATTACCGCGGCT 配列ID番号38:TGATAGAGGAAGTTAGAATTTCTGGTGTAAGG
    GTGG 配列ID番号39:ACGCTCGCCCCTTACGTATTACCGCGGCT 配列ID番号40:CCCGTTTCCCATCGACTACACTTTTCAG 配列ID番号41:GAGCTAAGATGTGATGATGAGTGC 配列ID番号42:CGTTAAGGAACTCTGCAAAATACG 配列ID番号27:TTAATGCTTAAACTAGGACAACCATCG 配列ID番号51:ACGCUAAACCCUUACGUAUUACCGCGGCU 配列ID番号53:UGAUAGAGGAAGUUAGAAUUUCUGGUGUAAGG
    GUGG 配列ID番号54:ACGCUCGCCCCUUACGUAUUACCGCGGCU 配列ID番号55:CCCGUUUCCCAUCGACUACACUUUUCAG 配列ID番号56:GAGCUAAGAUGUGAUGAUGAGUGC 配列ID番号57:CGUUAAGGAACUCUGCAAAAUACG および 配列ID番号29:UUAAUGCUUAAACUAGGACAACCAUCG の一つまたはそれ以上に実質的に対応する核酸配列に結
    合するかまたはそれを通した延長を起こす一つまたはそ
    れ以上の増幅オリゴヌクレオチドで該核酸を増幅するこ
    とを含み、ここで該増幅オリゴヌクレオチドは、RNA
    ポリメラーゼにより認識されまたはRNAポリメラーゼ
    による開始または延長を促進する核酸配列を随意に持つ
    ことを特徴とする方法。
  26. 【請求項26】b)ストリンジェントハイブリダイゼー
    ション条件下、ボレリア核酸に特異的にハイブリダイズ
    できるオリゴヌクレオチドハイブリダイゼーションアッ
    セイプローブで増幅された核酸を検出する工程をさらに
    含む、請求項第25項に記載の方法。
  27. 【請求項27】試験試料中のボレリア核酸を増幅する方
    法であって、該核酸を、以下のヌクレオチド配列: 配列ID番号36:ACGCTAAACCCTTACGTATTACCGCGGCT 配列ID番号51:ACGCUAAACCCUUACGUAUUACCGCGGCU と実質的に対応する核酸配列に結合するかまたはそれを
    通しての延長を起こすであろう一つまたはそれ以上の増
    幅オリゴヌクレオチド、および以下のヌクレオチド配
    列: 配列ID番号37:TATGTTGGAAACTATATGTCTAGAGTCTGATA
    GAGGAAG 配列ID番号52:UAUGUUGGAAACUAUAUGUCUAGAGUCUGAUA
    GAGGAAG 配列ID番号38:TGATAGAGGAAGTTAGAATTTCTGGTGTAAGG
    GTGG および 配列ID番号53:UGAUAGAGGAAGUUAGAAUUUCUGGUGUAAGG
    GUGG と実質的に対応する核酸配列に結合するであろう、また
    はそれを通しての延長を起こすであろう第二の増幅オリ
    ゴヌクレオチドで増幅することを含み、ここで該増幅オ
    リゴヌクレオチドの一つはRNAポリメラーゼにより認
    識されまたはRNAポリメラーゼによる開始または延長
    を促進する核酸配列を随意に持つことを特徴とする方
    法。
  28. 【請求項28】b)ストリンジェントハイブリダイゼー
    ション条件下、ボレリア核酸に特異的にハイブリダイズ
    できるオリゴヌクレオチドハイブリダイゼーションアッ
    セイプローブで増幅された核酸を検出する工程をさらに
    含む、請求項第27項に記載の方法。
  29. 【請求項29】試験試料中のボレリア核酸を増幅する方
    法であって、該核酸を、以下のヌクレオチド配列: 配列ID番号36:ACGCTAAACCCTTACGTATTACCGCGGCT 配列ID番号51:ACGCUAAACCCUUACGUAUUACCGCGGCU 配列ID番号39:ACGCTCGCCCCTTACGTATTACCGCGGCT 配列ID番号54:ACGCUCGCCCCUUACGUAUUACCGCGGCU の一つと実質的に対応する核酸配列に結合するかまたは
    それを通しての延長を起こすであろう一つまたはそれ以
    上の増幅オリゴヌクレオチド、および以下の配列: 配列ID番号37:TATGTTGGAAACTATATGTCTAGAGTCTGATA
    GAGGAAG 配列ID番号52:UAUGUUGGAAACUAUAUGUCUAGAGUCUGAUA
    GAGGAAG と実質的に対応する核酸配列に結合するかまたはそれを
    通しての延長を起こすであろう第二の増幅オリゴヌクレ
    オチドで増幅することを含み、ここで該増幅オリゴヌク
    レオチドの一つは、RNAポリメラーゼにより認識され
    またはRNAポリメラーゼによる開始または延長を促進
    する核酸配列を随意に持つことを特徴とする方法。
  30. 【請求項30】b)ストリンジェントハイブリダイゼー
    ション条件下、ボレリア核酸に特異的にハイブリダイズ
    できるオリゴヌクレオチドハイブリダイゼーションアッ
    セイプローブで増幅された核酸を検出する工程をさらに
    含む、請求項第29項に記載の方法。
  31. 【請求項31】試験試料中のボレリア核酸配列の数を増
    加させる方法であって、該核酸を以下のヌクレオチド配
    列: 配列ID番号48:CUGAAAAGUGUAGUCGAUGGGAAACGGG 配列ID番号55:CCCGUUUCCCAUCGACUACACUUUUCAG と実質的に対応する核酸配列に結合するかまたはそれを
    通しての延長を起こすであろう一つまたはそれ以上の増
    幅オリゴヌクレオチド、および以下の配列: 配列ID番号41:GAGCTAAGATGTGATGATGAGTGC 配列ID番号56:GAGCUAAGAUGUGAUGAUGAGUGC 配列ID番号42:CGTTAAGGAACTCTGCAAAATACG および 配列ID番号57:CGUUAAGGAACUCUGCAAAAUACG と実質的に対応する核酸配列に結合するかまたはそれを
    通しての延長を起こすであろう第二の増幅オリゴヌクレ
    オチドで増幅することを含み、ここで該増幅オリゴヌク
    レオチドの一つは、RNAポリメラーゼにより認識され
    またはRNAポリメラーゼによる開始または延長を促進
    する核酸配列を随意に持つことを特徴とする方法。
  32. 【請求項32】b)ストリンジェントハイブリダイゼー
    ション条件下、ボレリア核酸に特異的にハイブリダイズ
    できるオリゴヌクレオチドハイブリダイゼーションアッ
    セイプローブで増幅された核酸を検出する工程をさらに
    含む、請求項第31項に記載の方法。
  33. 【請求項33】該ボレリア核酸がライム病関連ボレリ
    、またはボレリア ヘルムシー核酸である、請求項第
    31項に記載の方法。
  34. 【請求項34】該オリゴヌクレオチドハイブリダイゼー
    ションアッセイプローブが: 配列ID番号21:GGTGATGATCTTGATAGGAAAATCCG 配列ID番号24:CGGATTTTCCTATCAAGATCATCACC 配列ID番号25:GGUGAUGAUCUUGAUAGGAAAAUCCG 配列ID番号26:CGGAUUUUCCUAUCAAGAUCAUCACC 配列ID番号22:GGTGTTGATTTTAGTAGGAAAATCCG 配列ID番号30:CGGATTTTCCTACTAAAATCAACACC 配列ID番号31:GGUGUUGAUUUUAGUAGGAAAAUCCG および 配列ID番号32:CGGAUUUUCCUACUAAAAUCAACACC から成る群より選択される配列と実質的に対応する核酸
    配列を持つ、請求項第31項に記載の方法。
  35. 【請求項35】 配列ID番号7:AGCCGCGGTAATACGTAAGGGTTTAGCGT 配列ID番号9:CCACCCTTACACCAGAAATTCTAACTTCCTCTAT
    CA 配列ID番号11:AGCCGCGGTAATACGTAAGGGGCGAGCGT 配列ID番号18:CTGAAAAGTGTAGTCGATGGGAAACGGG 配列ID番号19:GCACTCATCATCACATCTTAGCTC 配列ID番号20:CGTATTTTGCAGAGTTCCTTAACG 配列ID番号23:CGATGGTTGTCCTAGTTTAAGCATTAA 配列ID番号28:CGAUGGUUGUCCUAGUUUAAGCAUUAA 配列ID番号44:AGCCGCGGUAAUACGUAAGGGUUUAGCGU 配列ID番号46:CCACCCUUACACCAGAAAUUCUAACUUCCUCU
    AUCA 配列ID番号47:AGCCGCGGUAAUACGUAAGGGGCGAGCGU 配列ID番号48:CUGAAAAGUGUAGUCGAUGGGAAACGGG 配列ID番号49:GCACUCAUCAUCACAUCUUAGCUC および 配列ID番号50:CGUAUUUUGCAGAGUUCCUUAACG から成る群より選択される配列と実質的に対応する配列
    を持つ増幅オリゴヌクレオチド。
  36. 【請求項36】ヌクレオチド配列: 配列ID番号8:CTTCCTCTATCAGACTCTAGACATATAGTTTCCA
    ACATA または 配列ID番号45:CUUCCUCUAUCAGACUCUAGACAUAUAGUUUC
    CAACAUA (ここで最も3’の19ヌクレオチドは厳密に示されて
    いるとおりである)と実質的に対応するヌクレオチド配
    列を持つ増幅オリゴヌクレオチド。
  37. 【請求項37】RNAポリメラーゼにより認識されまた
    はRNAポリメラーゼによる開始または延長を促進する
    5’配列をさらに含む、請求項第35または36項に記
    載のオリゴヌクレオチド。
  38. 【請求項38】ボレリア核酸と、請求項第36または3
    7項に記載の核酸配列を持つオリゴヌクレオチドとの間
    で形成される核酸ハイブリッドを含む、ボレリア核酸増
    幅のための組成物。
  39. 【請求項39】 配列ID番号1:GCATAGACTTATATATCCGCC 配列ID番号2:GGCGGATATATAAGTCTATGC 配列ID番号12:GCAUAGACUUAUAUAUCCGCC 配列ID番号13:GGCGGAUAUAUAAGUCUAUGC 配列ID番号21:GGTGATGATCTTGATAGGAAAATCCG 配列ID番号24:CGGATTTTCCTATCAAGATCATCACC 配列ID番号25:GGUGAUGAUCUUGAUAGGAAAAUCCG および 配列ID番号26:CGGAUUUUCCUAUCAAGAUCAUCACC から成る群より選択される核酸配列と実質的に対応する
    核酸配列を持つ少なくとも一つのオリゴヌクレオチドを
    含むキット。
  40. 【請求項40】該オリゴヌクレオチドが 配列ID番号1:GCATAGACTTATATATCCGCC または 配列ID番号12:GCAUAGACUUAUAUAUCCGCC である場合: 配列ID番号3:TACTCACCCTTTACGCCCAATAATCCCG 配列ID番号5:CCAACATAGGTCCACAGTTGAGCTGTGGTATTTT
    AT 配列ID番号14:UACUCACCCUUUACGCCCAAUAAUCCCG および 配列ID番号16:CCAACAUAGGUCCACAGUUGAGCUGUGGUAUU
    UUAUから成る群より選択され;または 該オリゴヌクレオチドが 配列ID番号2:GGCGGATATATAAGTCTATGC または 配列ID番号13:GGCGGAUAUAUAAGUCUAUGC である場合: 配列ID番号4:CGGGATTATTGGGCGTAAAGGGTGAGTA 配列ID番号6:ATAAAATACCACAGCTCAACTGTGGACCTATGTT
    GG 配列ID番号15:CGGGAUUAUUGGGCGUAAAGGGUGAGUA および 配列ID番号17:AUAAAAUACCACAGCUCAACUGUGGACCUAUG
    UUGGから成る群より選択され;または該オリゴヌクレオ
    チドが 配列ID番号21:GGTGATGATCTTGATAGGAAAATCCG および 配列ID番号25:GGUGAUGAUCUUGAUAGGAAAAUCCG である場合: 配列ID番号23:CGATGGTTGTCCTAGTTTAAGCATTAA および 配列ID番号28:CGAUGGUUGUCCUAGUUUAAGCAUUAA から成る群より選択される配列に実質的に対応する核酸
    配列を持つ少なくとも一つのヘルパープローブを持つ、
    請求項第39項に記載のキット。
  41. 【請求項41】 配列ID番号7:AGCCGCGGTAATACGTAAGGGTTTAGCGT 配列ID番号8:CTTCCTCTATCAGACTCTAGACATATAGTTTCCA
    ACATA 配列ID番号9:CCACCCTTACACCAGAAATTCTAACTTCCTCTAT
    CA 配列ID番号11:AGCCGCGGTAATACGTAAGGGGCGAGCGT 配列ID番号18:CTGAAAAGTGTAGTCGATGGGAAACGGG 配列ID番号19:GCACTCATCATCACATCTTAGCTC および 配列ID番号20:CGTATTTTGCAGAGTTCCTTAACG から成る群より選択される核酸配列と実質的に対応する
    核酸配列を持ち、RNAポリメラーゼにより認識される
    またはRNAポリメラーゼによる開始または延長を促進
    する5’配列を随意に持つ二つのオリゴヌクレオチドを
    含むキット。
  42. 【請求項42】該二つのオリゴヌクレオチドが 配列ID番号7:AGCCGCGGTAATACGTAAGGGTTTAGCGT 配列ID番号8:CTTCCTCTATCAGACTCTAGACATATAGTTTCCA
    ACATA 配列ID番号9:CCACCCTTACACCAGAAATTCTAACTTCCTCTAT
    CA 配列ID番号11:AGCCGCGGTAATACGTAAGGGGCGAGCGT の群から選択される場合: 配列ID番号1:GCATAGACTTATATATCCGCC 配列ID番号2:GGCGGATATATAAGTCTATGC および 配列ID番号10:GGCGGATATGCAAGTCTATGCから成る群
    より選択され;または該オリゴヌクレオチドが 配列ID番号18:CTGAAAAGTGTAGTCGATGGGAAACGGG 配列ID番号19:GCACTCATCATCACATCTTAGCTC および 配列ID番号20:CGTATTTTGCAGAGTTCCTTAACG から選択される場合: 配列ID番号21:GGTGATGATCTTGATAGGAAAATCCG および 配列ID番号22:GGTGTTGATTTTAGTAGGAAAATCCG から成る群より選択される核酸配列と実質的に対応する
    核酸配列を持つ少なくとも一つのオリゴヌクレオチドを
    さらに含む、請求項第41項に記載のキット。
  43. 【請求項43】以下の配列: 配列ID番号7:AGCCGCGGTAATACGTAAGGGTTTAGCGT 配列ID番号8:CTTCCTCTATCAGACTCTAGACATATAGTTTCCA
    ACATA および 配列ID番号1:GCATAGACTTATATATCCGCC または 配列ID番号2:GGCGGATATATAAGTCTATGC と実質的に対応する核酸配列を持つオリゴヌクレオチド
    を含むキット。
  44. 【請求項44】以下の配列: 配列ID番号7:AGCCGCGGTAATACGTAAGGGTTTAGCGT 配列ID番号9:CCACCCTTACACCAGAAATTCTAACTTCCTCTAT
    CA および 配列ID番号1:GCATAGACTTATATATCCGCC または 配列ID番号2:GGCGGATATATAAGTCTATGC と実質的に対応する核酸配列を持つオリゴヌクレオチド
    を含むキット。
  45. 【請求項45】以下の配列: 配列ID番号8:CTTCCTCTATCAGACTCTAGACATATAGTTTCCA
    ACATA および 配列ID番号45:CUUCCUCUAUCAGACUCUAGACAUAUAGUUUC
    CAACAUA (ここで最も3’の19ヌクレオチドは厳密に示されて
    いるとおりである)と実質的に対応する)と実質的に対
    応する核酸配列を持つオリゴヌクレオチドを含むキッ
    ト。
  46. 【請求項46】以下の配列: 配列ID番号11:AGCCGCGGTAATACGTAAGGGGCGAGCGT 配列ID番号8:CTTCCTCTATCAGACTCTAGACATATAGTTTCCA
    ACATA;および 配列ID番号10:GGCGGATATGCAAGTCTATGC または 配列ID番号33:GCATAGACTTGCATATCCGCC と実質的に対応する核酸配列を持つオリゴヌクレオチド
    を含むキット。
  47. 【請求項47】以下の配列: 配列ID番号18:CTGAAAAGTGTAGTCGATGGGAAACGGG 配列ID番号19:GCACTCATCATCACATCTTAGCTC;および 配列ID番号21:GGTGATGATCTTGATAGGAAAATCCG または 配列ID番号24:CGGATTTTCCTATCAAGATCATCACC;また
    は 配列ID番号22:GGTGTTGATTTTAGTAGGAAAATCCG または 配列ID番号31:GGUGUUGAUUUUAGUAGGAAAAUCCG と実質的に対応する核酸配列を持つオリゴヌクレオチド
    を含むキット。
  48. 【請求項48】以下の配列: 配列ID番号18:CTGAAAAGTGTAGTCGATGGGAAACGGG 配列ID番号20:CGTATTTTGCAGAGTTCCTTAACG;および 配列ID番号21:GGTGATGATCTTGATAGGAAAATCCG または 配列ID番号24:CGGATTTTCCTATCAAGATCATCACC;また
    は 配列ID番号22:GGTGTTGATTTTAGTAGGAAAATCCG または 配列ID番号31:GGUGUUGAUUUUAGUAGGAAAAUCCG と実質的に対応する核酸配列を持つオリゴヌクレオチド
    を含むキット。
  49. 【請求項49】ボレリア ヘルムシーを検出するための
    ハイブリダイゼーションアッセイプローブであって、ス
    トリンジェントハイブリダイゼーション条件下でボレリ
    ア ヘルムシー核酸配列とは優先的にハイブリダイズす
    るが、ボレリア ブルグドルフェリに存在する核酸配列
    とはハイブリダイズしない、10から100ヌクレオチ
    ド長のオリゴヌクレオチドプローブを含み、該ボレリア
    ヘルムシー核酸配列は: 配列ID番号10:GGCGGATATGCAAGTCTATGC 配列ID番号33:GCATAGACTTGCATATCCGCC 配列ID番号34:GGCGGAUAUGCAAGUCUAUGC および 配列ID番号35:GCAUAGACUUGCAUAUCCGCC から成る群より選択される配列と実質的に対応すること
    を特徴とするプローブ。
  50. 【請求項50】請求項第49項に記載のハイブリダイゼ
    ーションアッセイプローブおよび少なくとも一つのヘル
    パーオリゴヌクレオチドを含むプローブ混合物。
  51. 【請求項51】該プローブが: 配列ID番号10:GGCGGATATGCAAGTCTATGC または 配列ID番号34:GGCGGAUAUGCAAGUCUAUGC に実質的に対応するヌクレオチド配列を持ち、かつ該ヘ
    ルパーオリゴヌクレオチドが10から100ヌクレオチ
    ド長のオリゴヌクレオチドであり、ストリンジェントハ
    イブリダイゼーション条件下でボレリア ヘルムシー
    酸配列とハイブリダイズし、該ヘルパーオリゴヌクレオ
    チドが: 配列ID番号6:ATAAAATACCACAGCTCAACTGTGGACCTATGTT
    GG および 配列ID番号17:AUAAAAUACCACAGCUCAACUGUGGACCUAUG
    UUGG から成る群より選択される配列と実質的に対応する核酸
    配列を持つ、請求項第50項に記載のプローブ混合物。
  52. 【請求項52】ボレリア ヘルムシーを検出するための
    ハイブリダイゼーションアッセイプローブであって、ス
    トリンジェントハイブリダイゼーション条件下でボレリ
    ア ヘルムシー核酸配列とは優先的にハイブリダイズす
    るが、ボレリア ブルグドルフェリに存在する核酸配列
    とはハイブリダイズしない、10から100ヌクレオチ
    ド長のオリゴヌクレオチドプローブを含み、該ボレリア
    ヘルムシー核酸配列は: 配列ID番号22:GGTGTTGATTTTAGTAGGAAAATCCG 配列ID番号30:CGGATTTTCCTACTAAAATCAACACC 配列ID番号31:GGUGUUGAUUUUAGUAGGAAAAUCCG および 配列ID番号32:CGGAUUUUCCUACUAAAAUCAACACC から成る群より選択される配列と実質的に対応すること
    を特徴とするプローブ。
  53. 【請求項53】請求項第52項に記載のオリゴヌクレオ
    チドおよび少なくとも一つのヘルパーオリゴヌクレオチ
    ドを含むプローブ混合物。
  54. 【請求項54】オリゴヌクレオチドが: 配列ID番号22:GGTGTTGATTTTAGTAGGAAAATCCG または 配列ID番号31:GGUGUUGAUUUUAGUAGGAAAAUCCG に実質的に対応するヌクレオチド配列を持ち、かつ該ヘ
    ルパーオリゴヌクレオチドが10から100ヌクレオチ
    ド長のオリゴヌクレオチドであり、ストリンジェントハ
    イブリダイゼーション条件下でボレリア ヘルムシー
    酸配列とハイブリダイズし、該ヘルパーオリゴヌクレオ
    チドが: 配列ID番号23:CGATGGTTGTCCTAGTTTAAGCATTAA および 配列ID番号28:CGAUGGUUGUCCUAGUUUAAGCAUUAA から成る群より選択される配列と実質的に対応する核酸
    配列を持つ、請求項第53項に記載のプローブ混合物。
  55. 【請求項55】ボレリア ヘルムシーの存在を検出する
    ための方法であって、ストリンジェントハイブリダイゼ
    ーション条件下、試験試料とストリンジェントハイブリ
    ダイゼーション条件下でボレリア ヘルムシー標的核酸
    配列とはハイブリダイズするであろうが、ボレリア ブ
    ルグドルフェリからの核酸配列とはハイブリダイズしな
    いであろう核酸ハイブリダイゼーションアッセイプロー
    ブを接触させる工程を含み、該ボレリア ヘルムシー
    的核酸配列は: 配列ID番号10:GGCGGATATGCAAGTCTATGC 配列ID番号33:GCATAGACTTGCATATCCGCC 配列ID番号34:GGCGGAUAUGCAAGUCUAUGC および 配列ID番号35:GCAUAGACUUGCAUAUCCGCC から成る群より選択される配列と実質的に対応すること
    を特徴とする方法。
  56. 【請求項56】ボレリア ヘルムシーの存在を検出する
    ための方法であって、ストリンジェントハイブリダイゼ
    ーション条件下、試験試料とストリンジェントハイブリ
    ダイゼーション条件下でボレリア ヘルムシー標的核酸
    配列とはハイブリダイズするであろうが、ボレリア ブ
    ルグドルフェリからの核酸配列とはハイブリダイズしな
    いであろう核酸ハイブリダイゼーションアッセイプロー
    ブを接触させる工程を含み、該ボレリア ヘルムシー
    的核酸配列は: 配列ID番号22:GGTGTTGATTTTAGTAGGAAAATCCG 配列ID番号30:CGGATTTTCCTACTAAAATCAACACC 配列ID番号31:GGUGUUGAUUUUAGUAGGAAAAUCCG および 配列ID番号32:CGGAUUUUCCUACUAAAAUCAACACC から成る群より選択される配列と実質的に対応すること
    を特徴とする方法。
  57. 【請求項57】ボレリア ヘルムシー核酸と、 配列ID番号10:GGCGGATATGCAAGTCTATGC 配列ID番号33:GCATAGACTTGCATATCCGCC 配列ID番号34:GGCGGAUAUGCAAGUCUAUGC 配列ID番号35:GCAUAGACUUGCAUAUCCGCC 配列ID番号22:GGTGTTGATTTTAGTAGGAAAATCCG 配列ID番号30:CGGATTTTCCTACTAAAATCAACACC 配列ID番号31:GGUGUUGAUUUUAGUAGGAAAAUCCG および 配列ID番号32:CGGAUUUUCCUACUAAAAUCAACACC から成る群より選択される核酸配列と実質的に対応する
    核酸配列を持つオリゴヌクレオチドとの間で形成される
    核酸ハイブリッドを含む組成物。
  58. 【請求項58】少なくとも一つのヘルパーオリゴヌクレ
    オチドをさらに含む、請求項第57項に記載の組成物。
  59. 【請求項59】 配列ID番号7:AGCCGCGGTAATACGTAAGGGTTTAGCGT または 配列ID番号44:AGCCGCGGUAAUACGUAAGGGUUUAGCGU および 配列ID番号8:CTTCCTCTATCAGACTCTAGACATATAGTTTCCA
    ACATA または 配列ID番号45:CUUCCUCUAUCAGACUCUAGACAUAUAGUUUC
    CAACAUA および 配列ID番号11:AGCCGCGGTAATACGTAAGGGGCGAGCGT または 配列ID番号47:AGCCGCGGUAAUACGUAAGGGGCGAGCGU から成る群より選択される配列と実質的に対応するヌク
    レオチド配列を持つ第二のオリゴヌクレオチドをさらに
    含み、ここで該ヘルパーオリゴヌクレオチドは: 配列ID番号6:ATAAAATACCACAGCTCAACTGTGGACCTATGTT
    GG および 配列ID番号17:AUAAAAUACCACAGCUCAACUGUGGACCUAUG
    UUGG から成る群より選択される核酸配列と実質的に対応する
    オリゴヌクレオチドである、請求項第58項に記載の組
    成物。
  60. 【請求項60】 配列ID番号18:CTGAAAAGTGTAGTCGATGGGAAACGGG または 配列ID番号48:CUGAAAAGUGUAGUCGAUGGGAAACGGG;お
    よび 配列ID番号19:GCACTCATCATCACATCTTAGCTC または 配列ID番号49:GCACUCAUCAUCACAUCUUAGCUC;および 配列ID番号20:CGTATTTTGCAGAGTTCCTTAACG または 配列ID番号50:CGUAUUUUGCAGAGUUCCUUAACG から成る群より選択される配列と実質的に対応するヌク
    レオチド配列を持つ第二のオリゴヌクレオチドをさらに
    含み、ここで該ヘルパーオリゴヌクレオチドは: 配列ID番号23:CGATGGTTGTCCTAGTTTAAGCATTAA および 配列ID番号28:CGAUGGUUGUCCUAGUUUAAGCAUUAA から成る群より選択される核酸配列と実質的に対応する
    オリゴヌクレオチドである、請求項第58項に記載の組
    成物。
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