JP2001075796A - マイクロコンピュータ及びそのファームウェア書込みシステム及び書込み方法 - Google Patents
マイクロコンピュータ及びそのファームウェア書込みシステム及び書込み方法Info
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-
- G—PHYSICS
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- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
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- Theoretical Computer Science (AREA)
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- General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 マイクロコンピュータ側に専用ハードウェア
を設けることなく、またマイクロコンピュータ側のファ
ームウェア用ROMの容量も小とし得るようにしたファ
ームウェア書込み方式を得る。 【解決手段】 フラッシュメモリ書込み制御用のファー
ムウェアをマイクロコンピュータ10内の記憶媒体中に
内蔵せずに、オンボード(実装状態)書込み時に、フラ
ッシュライタ1よりマイクロコンピュータ10内のRA
M7に書込む。このとき、専用のハードウェアを使用す
ることなく、ROM6に予め格納されている通信方式制
御プログラム14とファームウェア書込み用プログラム
15とを使用して、フラッシュライタ1と通信を確立
し、その後にRAM7へフラッシュメモリ書込み制御用
ファームウェア12を書込む。しかる後に、RAM17
へ格納されたファームウェアを使用してCPU4が順次
フラッシュメモリ8へフラッシュライタ1からのデータ
を書込む。
を設けることなく、またマイクロコンピュータ側のファ
ームウェア用ROMの容量も小とし得るようにしたファ
ームウェア書込み方式を得る。 【解決手段】 フラッシュメモリ書込み制御用のファー
ムウェアをマイクロコンピュータ10内の記憶媒体中に
内蔵せずに、オンボード(実装状態)書込み時に、フラ
ッシュライタ1よりマイクロコンピュータ10内のRA
M7に書込む。このとき、専用のハードウェアを使用す
ることなく、ROM6に予め格納されている通信方式制
御プログラム14とファームウェア書込み用プログラム
15とを使用して、フラッシュライタ1と通信を確立
し、その後にRAM7へフラッシュメモリ書込み制御用
ファームウェア12を書込む。しかる後に、RAM17
へ格納されたファームウェアを使用してCPU4が順次
フラッシュメモリ8へフラッシュライタ1からのデータ
を書込む。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマイクロコンピュー
タ及びそのファームウェア書込みシステム及び書込み方
法に関し、特にフラッシュメモリを内蔵したマイクロコ
ンピュータに対してデータを書込むために必要なフラッ
シュメモリ書込み制御用ファームウェアの書込み方式の
改良に関するものである。
タ及びそのファームウェア書込みシステム及び書込み方
法に関し、特にフラッシュメモリを内蔵したマイクロコ
ンピュータに対してデータを書込むために必要なフラッ
シュメモリ書込み制御用ファームウェアの書込み方式の
改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フラッシュメモリを内蔵したマイクロコ
ンピュータにおいては、実装基板上で書込みを行ういわ
ゆるオンボード書込み時に、フラッシュライタからのコ
マンドを解釈して、フラッシュメモリに対して書込みや
消去等の制御を行うためのファームウェアが必要であ
る。従来のこの種のマイクロコンピュータの構成例を図
3に示す。図3を参照すると、マスクROM6には、フ
ラッシュメモリ書込み制御用プログラムを有するメイン
プログラムと、通信方式制御プログラム等を含んだサブ
プログラムとが予め書込まれており、これ等メインプロ
グラムとサブプログラムによりファームウェアを構成し
ている。
ンピュータにおいては、実装基板上で書込みを行ういわ
ゆるオンボード書込み時に、フラッシュライタからのコ
マンドを解釈して、フラッシュメモリに対して書込みや
消去等の制御を行うためのファームウェアが必要であ
る。従来のこの種のマイクロコンピュータの構成例を図
3に示す。図3を参照すると、マスクROM6には、フ
ラッシュメモリ書込み制御用プログラムを有するメイン
プログラムと、通信方式制御プログラム等を含んだサブ
プログラムとが予め書込まれており、これ等メインプロ
グラムとサブプログラムによりファームウェアを構成し
ている。
【0003】このファームウェアを搭載したマイクロコ
ンピュータ10はユーザ基板11に実装され、通信回路
3と、CPU4と、マスクROM6と、RAM7と、フ
ラッシュメモリ8と、書込み制御回路9と、これ等回路
間を相互接続するバス5とを備えている。フラッシュメ
モリを制御するための各種コマンドを与える機能を備え
たフラッシュライタ1とマイクロコンピュータ10と
は、通信チャンネル2により接続されており、マスクR
OM6に内蔵されているファームウェアがフラッシュラ
イタ1から通信チャンネル2によって与えられたコマン
ドに従って、フラッシュメモリ8に対して書込み、消去
等が行われるようになっている。
ンピュータ10はユーザ基板11に実装され、通信回路
3と、CPU4と、マスクROM6と、RAM7と、フ
ラッシュメモリ8と、書込み制御回路9と、これ等回路
間を相互接続するバス5とを備えている。フラッシュメ
モリを制御するための各種コマンドを与える機能を備え
たフラッシュライタ1とマイクロコンピュータ10と
は、通信チャンネル2により接続されており、マスクR
OM6に内蔵されているファームウェアがフラッシュラ
イタ1から通信チャンネル2によって与えられたコマン
ドに従って、フラッシュメモリ8に対して書込み、消去
等が行われるようになっている。
【0004】しかしながら、この従来技術においては、
ファームウェアを容易に書換えられないという第一の問
題がある。その理由は、マスクROM6は、チップ製造
時に決められたビットパターンのマスクを用いて最初か
らそ内容が決定されており、それ以降の書換えは不可能
なために、ファームウェアに変更が生じた場合、マスク
を改版する(チップを作り直す)必要があって多大な工
数とコストがかかるからである。
ファームウェアを容易に書換えられないという第一の問
題がある。その理由は、マスクROM6は、チップ製造
時に決められたビットパターンのマスクを用いて最初か
らそ内容が決定されており、それ以降の書換えは不可能
なために、ファームウェアに変更が生じた場合、マスク
を改版する(チップを作り直す)必要があって多大な工
数とコストがかかるからである。
【0005】また第二の問題点としては、チップ面積が
大きくなるということである。その理由は、チップ内部
のマスクROMにファームウェアを予め格納しておくた
めの専用の格納領域が必要になからである。更に第三の
問題点としては、ファームウェアの早期開発が必要とな
ることである。その理由は、チップ内部のマスクROM
にファームウェアを格納するために、ROMのマスク製
造時までにファームウェアのコードが必要となるからで
ある。
大きくなるということである。その理由は、チップ内部
のマスクROMにファームウェアを予め格納しておくた
めの専用の格納領域が必要になからである。更に第三の
問題点としては、ファームウェアの早期開発が必要とな
ることである。その理由は、チップ内部のマスクROM
にファームウェアを格納するために、ROMのマスク製
造時までにファームウェアのコードが必要となるからで
ある。
【0006】ここで、、特開平6−44064号公報を
参照すると、ファームウェアはマイクロプロセッサ内部
のフラッシュメモリに格納されており、そのファームウ
ェアを書換える場合、新たな更新用プログラムをSRA
Mに一時的に格納し、フラッシュメモリ内の旧プログラ
ムを消去した後、SRAM内の新しいプログラムをフラ
ッシュメモリへ書込むようにしたものであり、これによ
りファームウェアの更新を容易に出来ることが示されて
いる。
参照すると、ファームウェアはマイクロプロセッサ内部
のフラッシュメモリに格納されており、そのファームウ
ェアを書換える場合、新たな更新用プログラムをSRA
Mに一時的に格納し、フラッシュメモリ内の旧プログラ
ムを消去した後、SRAM内の新しいプログラムをフラ
ッシュメモリへ書込むようにしたものであり、これによ
りファームウェアの更新を容易に出来ることが示されて
いる。
【0007】しかしながら、この構成では、ファームウ
ェアを格納する専用の領域(フラッシュメモリ)が必要
となりチップ面積が大きくなるという上述した従来技術
の第二の問題点と同様の欠点を有している。そこで、こ
の第二の欠点を解決するための技術とし、特開平10−
116187号公報に開示のものがあり、図4に及び図
5にその構成を引用して示している。
ェアを格納する専用の領域(フラッシュメモリ)が必要
となりチップ面積が大きくなるという上述した従来技術
の第二の問題点と同様の欠点を有している。そこで、こ
の第二の欠点を解決するための技術とし、特開平10−
116187号公報に開示のものがあり、図4に及び図
5にその構成を引用して示している。
【0008】図4において、20はフラッシュメモリ2
1を内臓するマイクロコンピュータ、22はマイクロコ
ンピュータ20のRAM、23はマイクロコンピュータ
20のSIO(シリアルインターフェイス)、30は外
部のホストコンピュータである。
1を内臓するマイクロコンピュータ、22はマイクロコ
ンピュータ20のRAM、23はマイクロコンピュータ
20のSIO(シリアルインターフェイス)、30は外
部のホストコンピュータである。
【0009】また、21はユーザプログラム等のデータ
を格納する不揮発性メモリとしてのフラッシュメモリで
あり、27〜29はマイクロコンピュータ20のモード
端子である。また、26はモード端子27〜29に印可
される電位の組み合わせに応じてチップモードを決定す
るモード決定回路、24はモード決定回路26によりチ
ップモードがRSIFモードに決定されると、外部のホ
ストコンピュータ30からフラッシュメモリ21にユー
ザプログラム等のデータを格納するためのブートプログ
ラムを受信し、そのブートプログラムをRAM22に格
納するRSIF(プログラム格納手段)、25はモード
決定回路26によりチップモードがフラッシュモードに
決定されると、RAM22に格納されたブートプログラ
ムを実行することにより、外部のホストコンピュータ3
0からSIO23を介してユーザプログラム等のデータ
を受信し、そのユーザプログラム等のデータをフラッシ
ュメモリ21に格納するCPUである。
を格納する不揮発性メモリとしてのフラッシュメモリで
あり、27〜29はマイクロコンピュータ20のモード
端子である。また、26はモード端子27〜29に印可
される電位の組み合わせに応じてチップモードを決定す
るモード決定回路、24はモード決定回路26によりチ
ップモードがRSIFモードに決定されると、外部のホ
ストコンピュータ30からフラッシュメモリ21にユー
ザプログラム等のデータを格納するためのブートプログ
ラムを受信し、そのブートプログラムをRAM22に格
納するRSIF(プログラム格納手段)、25はモード
決定回路26によりチップモードがフラッシュモードに
決定されると、RAM22に格納されたブートプログラ
ムを実行することにより、外部のホストコンピュータ3
0からSIO23を介してユーザプログラム等のデータ
を受信し、そのユーザプログラム等のデータをフラッシ
ュメモリ21に格納するCPUである。
【0010】図5はRSIF24の詳細を示す構成図で
あり、図において、31,32はホストコンピュータ3
0とRSIF24を接続する外部端子、33はクロック
信号を発生するクロック発生回路、34はモード決定回
路26によりチップモードがRSIFモードに決定され
ると、受信シフトレジスタ35やアドレスレジスタ37
等を制御する制御回路、35はモード決定回路26によ
りチップモードがRSIFモードに決定されると、ホス
トコンピュータ30から送信されるブートプログラムを
受信する受信シフトレジスタ、36は受信シフトレジス
タ35がブートプログラムを構成する1フレーム分のデ
ータを受信すると、その1フレーム分のデータをRAM
22に転送する受信バッファレジスタである。
あり、図において、31,32はホストコンピュータ3
0とRSIF24を接続する外部端子、33はクロック
信号を発生するクロック発生回路、34はモード決定回
路26によりチップモードがRSIFモードに決定され
ると、受信シフトレジスタ35やアドレスレジスタ37
等を制御する制御回路、35はモード決定回路26によ
りチップモードがRSIFモードに決定されると、ホス
トコンピュータ30から送信されるブートプログラムを
受信する受信シフトレジスタ、36は受信シフトレジス
タ35がブートプログラムを構成する1フレーム分のデ
ータを受信すると、その1フレーム分のデータをRAM
22に転送する受信バッファレジスタである。
【0011】また、37は受信バッファレジスタ36の
書込みアドレスを出力するアドレスレジスタ、38は受
信シフトレジスタ35がブートプログラムを構成する1
フレーム分のデータを受信するごとに、受信バッファレ
ジスタ36の書込みアドレスをインクリメントするイン
クリメンタ、39はインクリメンタ38の出力に基づい
てアドレスレジスタ37のアドレス値を書換えるラッチ
である。
書込みアドレスを出力するアドレスレジスタ、38は受
信シフトレジスタ35がブートプログラムを構成する1
フレーム分のデータを受信するごとに、受信バッファレ
ジスタ36の書込みアドレスをインクリメントするイン
クリメンタ、39はインクリメンタ38の出力に基づい
てアドレスレジスタ37のアドレス値を書換えるラッチ
である。
【0012】次に動作について説明する。マイクロコン
ピュータ20のフラッシュメモリ21には、ユーザが自
由にユーザプログラム等のデータを格納することができ
る。以下、フラッシュメモリ21にユーザプログラム等
のデータを格納する手順について説明する。
ピュータ20のフラッシュメモリ21には、ユーザが自
由にユーザプログラム等のデータを格納することができ
る。以下、フラッシュメモリ21にユーザプログラム等
のデータを格納する手順について説明する。
【0013】マイクロコンピュータ20は、モード端子
27〜29に印可される電位の組み合わせに応じてチッ
プモードが決定される。フラッシュメモリ21にユーザ
プログラム等のデータを格納するためには、まずユーザ
は、チップモードをRSIFモードに設定する。する
と、モード決定回路26は、チップモードがRSIFモ
ードに設定されたものと判断し、その旨をRSIF24
及びCPU25に出力する。これにより、CPU25は
停止状態に移行するが、RSIF24はブートプログラ
ムをホストコンピュータ30からRAM22に転送する
ための処理を開始する。
27〜29に印可される電位の組み合わせに応じてチッ
プモードが決定される。フラッシュメモリ21にユーザ
プログラム等のデータを格納するためには、まずユーザ
は、チップモードをRSIFモードに設定する。する
と、モード決定回路26は、チップモードがRSIFモ
ードに設定されたものと判断し、その旨をRSIF24
及びCPU25に出力する。これにより、CPU25は
停止状態に移行するが、RSIF24はブートプログラ
ムをホストコンピュータ30からRAM22に転送する
ための処理を開始する。
【0014】即ち、ユーザがチップモードをRSIFモ
ードに設定したのち、外部のホストコンピュータ30か
ら先頭にライトコマンドを付加したブートプログラムを
マイクロコンピュータ20に送信すると、RSIF24
の受信シフトレジスタ35が先頭にライトコマンドが付
加されたブートプログラムを受信する。具体的には、ま
ず、制御回路34が、先頭に付加されたライトコマンド
を受信シフトレジスタ35が正しく受信したか否かを判
別し、正しく受信した場合には、受信シフトレジスタ3
5に対して、ブートプログラムの受信処理を継続させ
る。一方、正しく受信できない場合には、エラー情報を
ホストコンピュータ30に送信し、その旨をユーザに認
識させる処理を実行する。
ードに設定したのち、外部のホストコンピュータ30か
ら先頭にライトコマンドを付加したブートプログラムを
マイクロコンピュータ20に送信すると、RSIF24
の受信シフトレジスタ35が先頭にライトコマンドが付
加されたブートプログラムを受信する。具体的には、ま
ず、制御回路34が、先頭に付加されたライトコマンド
を受信シフトレジスタ35が正しく受信したか否かを判
別し、正しく受信した場合には、受信シフトレジスタ3
5に対して、ブートプログラムの受信処理を継続させ
る。一方、正しく受信できない場合には、エラー情報を
ホストコンピュータ30に送信し、その旨をユーザに認
識させる処理を実行する。
【0015】そして、ライトコマンドを正しく受信した
場合には、受信シフトレジスタ35は、ブートプログラ
ムの受信処理を継続するが、ブートプログラムを構成す
る1フレーム分のデータを受信するごとに、その1フレ
ーム分のデータを受信バッファレジスタ36に転送す
る。そして、受信バッファレジスタ36は、1フレーム
分のデータを受信するごとに、その1フレーム分のデー
タをRAM22に転送する。
場合には、受信シフトレジスタ35は、ブートプログラ
ムの受信処理を継続するが、ブートプログラムを構成す
る1フレーム分のデータを受信するごとに、その1フレ
ーム分のデータを受信バッファレジスタ36に転送す
る。そして、受信バッファレジスタ36は、1フレーム
分のデータを受信するごとに、その1フレーム分のデー
タをRAM22に転送する。
【0016】このようにして、RAM22にブートプロ
グラムが格納されると、今度は、CPU25がブートプ
ログラムを実行してユーザプログラム等のデータをフラ
ッシュメモリ21に格納する処理を開始するため、ユー
ザはチップモードをフラッシュモードに設定する。
グラムが格納されると、今度は、CPU25がブートプ
ログラムを実行してユーザプログラム等のデータをフラ
ッシュメモリ21に格納する処理を開始するため、ユー
ザはチップモードをフラッシュモードに設定する。
【0017】以上で明らかなように、モード決定回路2
6によりチップモードがRSIFモードに決定される
と、外部のホストコンピュータ30からフラッシュメモ
リ21にユーザプログラム等のデータを格納するための
ブートプログラムを受信して、RAM22に格納するR
SIF24をCPU25とは別個に設けたので、予めフ
ラッシュメモリ21にブートプログラム領域を確保して
ブートプログラムを格納しておく必要がなくなり、フラ
ッシュメモリ21の全領域をユーザプログラム領域とし
て解放できるのである。
6によりチップモードがRSIFモードに決定される
と、外部のホストコンピュータ30からフラッシュメモ
リ21にユーザプログラム等のデータを格納するための
ブートプログラムを受信して、RAM22に格納するR
SIF24をCPU25とは別個に設けたので、予めフ
ラッシュメモリ21にブートプログラム領域を確保して
ブートプログラムを格納しておく必要がなくなり、フラ
ッシュメモリ21の全領域をユーザプログラム領域とし
て解放できるのである。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上述した特開平10−
116187号公報記載の技術においては、フラッシュ
メモリへの書込み制御用のファームウェアであるブート
プログラムをRAMに格納するために、RSIFという
モードを設定するためのモード設定回路26や、その設
定のための設定端子27〜29や、更にはRSIF回路
24が必要であり、専用のハードウェアをマイクロコン
ピュータ20内に実装しなければならないという欠点が
ある。
116187号公報記載の技術においては、フラッシュ
メモリへの書込み制御用のファームウェアであるブート
プログラムをRAMに格納するために、RSIFという
モードを設定するためのモード設定回路26や、その設
定のための設定端子27〜29や、更にはRSIF回路
24が必要であり、専用のハードウェアをマイクロコン
ピュータ20内に実装しなければならないという欠点が
ある。
【0019】本発明の目的は、マイクロコンピュータ側
に専用ハードウェアを設けることなく、またマイクロコ
ンピュータ側のファームウェア用ROMの容量も小とし
得るようにしたマイクロコンピュー及びそのファームウ
ェア書込みシステム及び書込み方法を提供することであ
る。
に専用ハードウェアを設けることなく、またマイクロコ
ンピュータ側のファームウェア用ROMの容量も小とし
得るようにしたマイクロコンピュー及びそのファームウ
ェア書込みシステム及び書込み方法を提供することであ
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明によるファームウ
ェア書込みシステムは、マイクロコンピュータのフラッ
シュメモリにデータを書込むために必要なフラッシュメ
モリ書込み制御用ファームウェアを外部装置から取込ん
でRAMに格納するようにしたファームウェア書込みシ
ステムであって、前記外部装置からの前記ファームウェ
アの前記RAMへの格納前に前記外部装置と通信制御を
なすための通信制御プログラムと、前記通信制御プログ
ラムによる通信確立後に前記外部装置から前記ファーム
ウェアを前記RAMへ書込むためのファームウェア書込
み用プログラムとを予め格納したメモリ手段を含むこと
を特徴とする。
ェア書込みシステムは、マイクロコンピュータのフラッ
シュメモリにデータを書込むために必要なフラッシュメ
モリ書込み制御用ファームウェアを外部装置から取込ん
でRAMに格納するようにしたファームウェア書込みシ
ステムであって、前記外部装置からの前記ファームウェ
アの前記RAMへの格納前に前記外部装置と通信制御を
なすための通信制御プログラムと、前記通信制御プログ
ラムによる通信確立後に前記外部装置から前記ファーム
ウェアを前記RAMへ書込むためのファームウェア書込
み用プログラムとを予め格納したメモリ手段を含むこと
を特徴とする。
【0021】本発明によるマイクロコンピュータは、C
PUと、フラッシュメモリと、RAMと、ROMとを含
み、前記フラッシュメモリにデータを書込むために必要
なフラッシュメモリ書込み制御用ファームウェアを外部
装置から取込んで前記RAMに格納するようにしたマイ
クロコンピュータであって、前記ROMには、前記外部
装置からの前記ファームウェアの前記RAMへの格納前
に前記外部装置と通信制御をなすための通信制御プログ
ラムと、前記通信制御プログラムによる通信確立後に前
記外部装置から前記ファームウェアを前記RAMへ書込
むためのファームウェア書込み用プログラムとを予め格
納してなることを特徴とする。
PUと、フラッシュメモリと、RAMと、ROMとを含
み、前記フラッシュメモリにデータを書込むために必要
なフラッシュメモリ書込み制御用ファームウェアを外部
装置から取込んで前記RAMに格納するようにしたマイ
クロコンピュータであって、前記ROMには、前記外部
装置からの前記ファームウェアの前記RAMへの格納前
に前記外部装置と通信制御をなすための通信制御プログ
ラムと、前記通信制御プログラムによる通信確立後に前
記外部装置から前記ファームウェアを前記RAMへ書込
むためのファームウェア書込み用プログラムとを予め格
納してなることを特徴とする。
【0022】本発明によるファームウェア書込み方法
は、マイクロコンピュータのフラッシュメモリにデータ
を書込むために必要なフラッシュメモリ書込み制御用フ
ァームウェアを外部装置から取込んでRAMに格納する
ようにしたファームウェア書込み方法であって、予めR
OMに格納されている通信制御プログラムを使用して前
記外部装置と通信制御をなすステップと、このステップ
による通信確立後に、予め前記ROMに格納されている
ファームウェア書込み用プログラムを使用して前記外部
装置から前記ファームウェアを前記RAMへ書込むステ
ップとを含むことを特徴とし、更に、前記RAMへ書込
まれた前記ファームウェアを使用しつつ前記フラッシュ
メモリへ前記外部装置からデータを書込むステップを含
むことを特徴とする。
は、マイクロコンピュータのフラッシュメモリにデータ
を書込むために必要なフラッシュメモリ書込み制御用フ
ァームウェアを外部装置から取込んでRAMに格納する
ようにしたファームウェア書込み方法であって、予めR
OMに格納されている通信制御プログラムを使用して前
記外部装置と通信制御をなすステップと、このステップ
による通信確立後に、予め前記ROMに格納されている
ファームウェア書込み用プログラムを使用して前記外部
装置から前記ファームウェアを前記RAMへ書込むステ
ップとを含むことを特徴とし、更に、前記RAMへ書込
まれた前記ファームウェアを使用しつつ前記フラッシュ
メモリへ前記外部装置からデータを書込むステップを含
むことを特徴とする。
【0023】本発明の作用を述べる。フラッシュメモリ
書込み制御用のファームウェアをマイクロコンピュータ
内のフラッシュメモリや、RAMや、ROM等の記憶媒
体中に内蔵せずに、オンボード(実装状態)書込み時
に、外部装置であるフラッシュライタよりマイクロコン
ピュータ内のRAMに書込む点は上述の特開平10−1
16187号公報の技術と同じであるが、本発明が相違
する点は、専用のハードウェアを使用することなく、R
OMに予め格納されている通信方式制御プログラムとフ
ァームウェア書込み用プログラムとを使用して、外部装
置であるフラッシュライタと通信を確立し、その後にR
AMへフラッシュメモリ書込み制御用ファームウェアを
書込むのである。しかる後に、このRAMへ格納された
ファームウェアを使用してCPUが、順次フラッシュメ
モリへフラッシュライタからのデータを書込む様制御す
るのである。
書込み制御用のファームウェアをマイクロコンピュータ
内のフラッシュメモリや、RAMや、ROM等の記憶媒
体中に内蔵せずに、オンボード(実装状態)書込み時
に、外部装置であるフラッシュライタよりマイクロコン
ピュータ内のRAMに書込む点は上述の特開平10−1
16187号公報の技術と同じであるが、本発明が相違
する点は、専用のハードウェアを使用することなく、R
OMに予め格納されている通信方式制御プログラムとフ
ァームウェア書込み用プログラムとを使用して、外部装
置であるフラッシュライタと通信を確立し、その後にR
AMへフラッシュメモリ書込み制御用ファームウェアを
書込むのである。しかる後に、このRAMへ格納された
ファームウェアを使用してCPUが、順次フラッシュメ
モリへフラッシュライタからのデータを書込む様制御す
るのである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照しつつ本発明の
実施例を説明する。図1は本発明の実施例の構成を示す
図であり、図3と同等部分は同一符号にて示している。
図1を参照すると、本実施例は、マイクロコンピュータ
10と、このマイクロコンピュータ10を搭載したユー
ザ基板11と、フラッシュメモリ8を制御するためのフ
ァームプログラム12を格納し、かつこのファームウェ
ア12にてフラッシュメモリを制御するための各種コマ
ンドを与える機能を備えたフラッシュライタ1とを含
む。
実施例を説明する。図1は本発明の実施例の構成を示す
図であり、図3と同等部分は同一符号にて示している。
図1を参照すると、本実施例は、マイクロコンピュータ
10と、このマイクロコンピュータ10を搭載したユー
ザ基板11と、フラッシュメモリ8を制御するためのフ
ァームプログラム12を格納し、かつこのファームウェ
ア12にてフラッシュメモリを制御するための各種コマ
ンドを与える機能を備えたフラッシュライタ1とを含
む。
【0025】マイクロコンピュータ10は、フラッシュ
ライタ1との通信を行う通信回路3と、CPU4と、マ
スクROM6と、RAM7と、フラッシュメモリ8と、
フラッシュメモリ8の書込み制御回路9と、これ等回路
間を相互接続するバス5とを備えている。フラッシュラ
イタ1とマイクロコンピュータ10とは、通信チャネル
2と、フラッシュ書込み電圧供給信号(VPP)と、リ
セット信号(RESET_B)とによって相互接続され
ている。
ライタ1との通信を行う通信回路3と、CPU4と、マ
スクROM6と、RAM7と、フラッシュメモリ8と、
フラッシュメモリ8の書込み制御回路9と、これ等回路
間を相互接続するバス5とを備えている。フラッシュラ
イタ1とマイクロコンピュータ10とは、通信チャネル
2と、フラッシュ書込み電圧供給信号(VPP)と、リ
セット信号(RESET_B)とによって相互接続され
ている。
【0026】先ず、本実施例と図3で示す従来例との違
いを説明すると、図3の例では、マスクROM6に、各
コマンド実行用のプログラムを有するメインプログラム
と、通信方式制御プログラム等を有するサブプログラム
#1とが予め書込まれることによってファームウェアを
構成している。
いを説明すると、図3の例では、マスクROM6に、各
コマンド実行用のプログラムを有するメインプログラム
と、通信方式制御プログラム等を有するサブプログラム
#1とが予め書込まれることによってファームウェアを
構成している。
【0027】これに対して、本実施例では、マスクRO
M6に、通信方式制御プログラム14等のサブプログラ
ム#1と、ファームウェア書込み用プログラム15のサ
ブプログラム#2とでファームウェアを構成しており、
図3に示したメインプログラムであるフラッシュメモリ
書込み制御用プログラムは、フラッシュライタ1側に格
納されているものとしている(符号12で示す)。
M6に、通信方式制御プログラム14等のサブプログラ
ム#1と、ファームウェア書込み用プログラム15のサ
ブプログラム#2とでファームウェアを構成しており、
図3に示したメインプログラムであるフラッシュメモリ
書込み制御用プログラムは、フラッシュライタ1側に格
納されているものとしている(符号12で示す)。
【0028】このフラッシュライタ1からフラッシュメ
モリ書込み制御用プログラム(ファームウェア)12
を、RAM7内に予め設けられているフラッシュメモリ
書込み制御用プログラム格納領域13に取込んで、この
取込んだRAM7内のファームウェアを使用して、フラ
ッシュメモリ8のデータ書込み制御を行うわけである
が、このファームウェア12をフラシュライタ1からR
AM7へ書込むための制御を行うのが、マスクROM6
に予め格納されているサブプログラム#1と#2、すな
わち通信方式制御プログラム等14とファームウェア書
込み用プロクラム15とである。
モリ書込み制御用プログラム(ファームウェア)12
を、RAM7内に予め設けられているフラッシュメモリ
書込み制御用プログラム格納領域13に取込んで、この
取込んだRAM7内のファームウェアを使用して、フラ
ッシュメモリ8のデータ書込み制御を行うわけである
が、このファームウェア12をフラシュライタ1からR
AM7へ書込むための制御を行うのが、マスクROM6
に予め格納されているサブプログラム#1と#2、すな
わち通信方式制御プログラム等14とファームウェア書
込み用プロクラム15とである。
【0029】尚、ファームウェアのメインプログラムに
は、フラッシュメモリへの書込み、消去、ベリファイ
(メモリ内容の比較)、ブランクチェック(消去状態で
あることの確認)等多数のコマンド実行用のプログラム
が含まれており、これがファームウェア領域の約90%
を占めチップの面積に影響を与える。よって、この90
%を占めるファームウェアのメインプログラムをマイク
ロコンピュータ10内の記憶媒体に持たせずに、その代
わりに外部のフラッシュライタ1に格納しておくこと
で、マスクROM6を図3の例に比較して10%の小容
量とすることができる。
は、フラッシュメモリへの書込み、消去、ベリファイ
(メモリ内容の比較)、ブランクチェック(消去状態で
あることの確認)等多数のコマンド実行用のプログラム
が含まれており、これがファームウェア領域の約90%
を占めチップの面積に影響を与える。よって、この90
%を占めるファームウェアのメインプログラムをマイク
ロコンピュータ10内の記憶媒体に持たせずに、その代
わりに外部のフラッシュライタ1に格納しておくこと
で、マスクROM6を図3の例に比較して10%の小容
量とすることができる。
【0030】更に述べると、ファームウェアとしてのマ
スクROM6は、ファームウェアに変更が生じた場合、
ROMの製造拡散工程で必要となるマスクを改版しない
と書換えが行われないので、チップができ上ってからは
容易に書換えることができない。そこで、本実施例で
は、ファームウェアの約90%を占めるメインプログラ
ムをマイクロコンピュータ10に内蔵せず、従来ファー
ムウェアが格納されているマスクROM6には、通信方
式制御プログラム等14が入ったサブプログラム#1と
ファームウェア書込み用プログラム15が入ったサブプ
ログラム#2のみを格納し、メインプログラムはフラッ
シュライタ1から通信チャンネル2を介してRAM7に
書込むようにしているのである。
スクROM6は、ファームウェアに変更が生じた場合、
ROMの製造拡散工程で必要となるマスクを改版しない
と書換えが行われないので、チップができ上ってからは
容易に書換えることができない。そこで、本実施例で
は、ファームウェアの約90%を占めるメインプログラ
ムをマイクロコンピュータ10に内蔵せず、従来ファー
ムウェアが格納されているマスクROM6には、通信方
式制御プログラム等14が入ったサブプログラム#1と
ファームウェア書込み用プログラム15が入ったサブプ
ログラム#2のみを格納し、メインプログラムはフラッ
シュライタ1から通信チャンネル2を介してRAM7に
書込むようにしているのである。
【0031】マイクロコンピュータは、通常内部プログ
ラム及びデータ領域として8KBのRAMが設けられて
おり、従来マスクROM6に含まれていたメインプログ
ラムの領域が不要となる。また、RAM7は書込み可能
なメモリのために、必要な時に新しいファームウェアを
格納することができる。
ラム及びデータ領域として8KBのRAMが設けられて
おり、従来マスクROM6に含まれていたメインプログ
ラムの領域が不要となる。また、RAM7は書込み可能
なメモリのために、必要な時に新しいファームウェアを
格納することができる。
【0032】本実施例では、マスクROM6には、従来
からあるサブプログラム#1以外に、新たなサブプログ
ラム#2が必要となるが、実施例の動作のところで後述
する様に、サブプログラム#2にはメインプログラムを
格納するRAM7のアドレスをインクリメントしてデー
タを書込むためのプログラムが含まれているだけであ
り、よってサブプログラム#2の占める領域は極めてわ
ずかであり、マスクROM6の領域はファームウェアの
約10%程度である。
からあるサブプログラム#1以外に、新たなサブプログ
ラム#2が必要となるが、実施例の動作のところで後述
する様に、サブプログラム#2にはメインプログラムを
格納するRAM7のアドレスをインクリメントしてデー
タを書込むためのプログラムが含まれているだけであ
り、よってサブプログラム#2の占める領域は極めてわ
ずかであり、マスクROM6の領域はファームウェアの
約10%程度である。
【0033】次に、本実施例の動作について、図2のフ
ローチャートを使用して詳細に説明する。フラッシュラ
イタ1からリセット信号(RESET_B=0)がマイ
クロコンピュータ10へ与えられ、リセット解除時(R
ESET_Bの立上り時)、フラッシュライタ1からマ
イクロコンピュータ10へ与えられたVPP=10Vを
書込み制御回路9が検出し、オンボード書込みモードに
なる(ステップA及びB)。
ローチャートを使用して詳細に説明する。フラッシュラ
イタ1からリセット信号(RESET_B=0)がマイ
クロコンピュータ10へ与えられ、リセット解除時(R
ESET_Bの立上り時)、フラッシュライタ1からマ
イクロコンピュータ10へ与えられたVPP=10Vを
書込み制御回路9が検出し、オンボード書込みモードに
なる(ステップA及びB)。
【0034】その後、フラッシュライタ1で設定した通
信方式をVPPのパルス数によりマイクロコンピュータ
10に与え、書込み制御回路9によりVPPのパルス数
を検出して、マスクROM6のサブプログラム#1(通
信方式制御プログラム)により、通信方式の選択を行う
(ステップC及びD)。次に、選択された通信方式の初
期設定後、通信同期検出を行う。正常終了すれば、同じ
くマスクROM6内のサブプログラム#1によりCPU
4が「通信同期応答」を通信回路3へ送る。通信回路3
は通信チャンネル2を経由してフラッシュライタ1にこ
れを送る。尚、異常終了であれば、エラーを送り処理を
終了する(ステップE及びF)。
信方式をVPPのパルス数によりマイクロコンピュータ
10に与え、書込み制御回路9によりVPPのパルス数
を検出して、マスクROM6のサブプログラム#1(通
信方式制御プログラム)により、通信方式の選択を行う
(ステップC及びD)。次に、選択された通信方式の初
期設定後、通信同期検出を行う。正常終了すれば、同じ
くマスクROM6内のサブプログラム#1によりCPU
4が「通信同期応答」を通信回路3へ送る。通信回路3
は通信チャンネル2を経由してフラッシュライタ1にこ
れを送る。尚、異常終了であれば、エラーを送り処理を
終了する(ステップE及びF)。
【0035】「通信同期応答」を受けたフラッシュライ
タ1は、通信チャネル2を介して「ファームウェアデー
タ転送通知」をマイクロコンピュータ10へ送り、メイ
ンプログラム12をマイクロコンピュータ10へ送る
(ステップG)。このメインプログラム12は、CPU
4がマスクROM6内のサブプログラム#2(ファーム
ウェア書込みプログラム)を実行することによって、メ
インプログラムを格納するRAM7のアドレスを順次イ
ンクリメントしつつRAM7の領域13に格納するので
ある(ステップH)。
タ1は、通信チャネル2を介して「ファームウェアデー
タ転送通知」をマイクロコンピュータ10へ送り、メイ
ンプログラム12をマイクロコンピュータ10へ送る
(ステップG)。このメインプログラム12は、CPU
4がマスクROM6内のサブプログラム#2(ファーム
ウェア書込みプログラム)を実行することによって、メ
インプログラムを格納するRAM7のアドレスを順次イ
ンクリメントしつつRAM7の領域13に格納するので
ある(ステップH)。
【0036】格納が終了すると、「RAM書込み検査」
が行われ、正常に書込まれていれば、RAM7のメイン
プログラムへ制御を移す必要があり、「RAM書込み終
了通知」をソフトウェア割り込みによってCPU4がR
AM7にアドレス空間を切替える。尚、異常終了であれ
ば、エラーを送り処理を終了する(ステップI及び
J)。CPU4はRAM7のメインプログラムにより、
「RAM切替え完了通知」をフラッシュライタ1に対し
て送り、ファームウェア書込み動作が終了となる(ステ
ップK)。その後、RAM7に書込まれたメインプログ
ラムによってフラッシュライタ1からの外部コマンドに
より通信チャンネル2を介してフラッシュメモリ8に対
して書込み、消去等が行われる(ステップL)。
が行われ、正常に書込まれていれば、RAM7のメイン
プログラムへ制御を移す必要があり、「RAM書込み終
了通知」をソフトウェア割り込みによってCPU4がR
AM7にアドレス空間を切替える。尚、異常終了であれ
ば、エラーを送り処理を終了する(ステップI及び
J)。CPU4はRAM7のメインプログラムにより、
「RAM切替え完了通知」をフラッシュライタ1に対し
て送り、ファームウェア書込み動作が終了となる(ステ
ップK)。その後、RAM7に書込まれたメインプログ
ラムによってフラッシュライタ1からの外部コマンドに
より通信チャンネル2を介してフラッシュメモリ8に対
して書込み、消去等が行われる(ステップL)。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ファームウェア(本実施例では8KB)の約90%を占
めるメインプログラムをマイクロコンピュータに内蔵せ
ずに、オンボード書込み時にフラッシュライタよりマイ
クロコンピュータのデバイス内部に内蔵されているRA
M(マイクロコンピュータは、通常内部プログラム及び
データ領域として8KBのRAMが設けられている)に
書込むことにより、第1の効果として、メインプログラ
ムを格納するための専用な領域が不要となり、チップの
面積を小さくできる。
ファームウェア(本実施例では8KB)の約90%を占
めるメインプログラムをマイクロコンピュータに内蔵せ
ずに、オンボード書込み時にフラッシュライタよりマイ
クロコンピュータのデバイス内部に内蔵されているRA
M(マイクロコンピュータは、通常内部プログラム及び
データ領域として8KBのRAMが設けられている)に
書込むことにより、第1の効果として、メインプログラ
ムを格納するための専用な領域が不要となり、チップの
面積を小さくできる。
【0038】また第2の効果として、メインプログラム
をRAMに格納するために、容易に書換え可能である。
更に第3の効果として、ファームウェア(メインプログ
ラム)の開発日程が緩和されることになる。更にはまた
第4の効果として、ファームウェア書込みのための専用
のハードウェアが不要である。
をRAMに格納するために、容易に書換え可能である。
更に第3の効果として、ファームウェア(メインプログ
ラム)の開発日程が緩和されることになる。更にはまた
第4の効果として、ファームウェア書込みのための専用
のハードウェアが不要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成を示す図である。
【図2】本発明の実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
ある。
【図3】従来技術の一例を説明するための構成図であ
る。
る。
【図4】従来技術の他の例を説明するための構成図であ
る。
る。
【図5】図4の一部詳細を示す図である。
1 フラッシュライタ 2 通信チャネル 3 通信回路 4 CPU 5 内部バス 6 マスクROM 7 RAM 8 フラッシュメモリ 9 書込み制御回路 10 マイクロコンピュータ 11 ユーザ基板 12 フラッシュメモリ書込み制御用ファームプログラ
ム 13 フラッシュメモリ書込み制御用ファームプログラ
ム格納領域 14 サブプログラム#1 15 サブプログラム#2
ム 13 フラッシュメモリ書込み制御用ファームプログラ
ム格納領域 14 サブプログラム#1 15 サブプログラム#2
Claims (6)
- 【請求項1】 マイクロコンピュータのフラッシュメモ
リにデータを書込むために必要なフラッシュメモリ書込
み制御用ファームウェアを外部装置から取込んでRAM
に格納するようにしたファームウェア書込みシステムで
あって、 前記外部装置からの前記ファームウェアの前記RAMへ
の格納前に前記外部装置と通信制御をなすための通信制
御プログラムと、 前記通信制御プログラムによる通信確立後に前記外部装
置から前記ファームウェアを前記RAMへ書込むための
ファームウェア書込み用プログラムと、を予め格納した
メモリ手段を含むことを特徴とするファームウェア書込
みシステム。 - 【請求項2】 前記メモリ手段はROMであることを特
徴とする請求項1記載のファームウェア書込みシステ
ム。 - 【請求項3】 CPUと、フラッシュメモリと、RAM
と、ROMとを含み、前記フラッシュメモリにデータを
書込むために必要なフラッシュメモリ書込み制御用ファ
ームウェアを外部装置から取込んで前記RAMに格納す
るようにしたマイクロコンピュータであって、 前記ROMには、 前記外部装置からの前記ファームウェアの前記RAMへ
の格納前に前記外部装置と通信制御をなすための通信制
御プログラムと、 前記通信制御プログラムによる通信確立後に前記外部装
置から前記ファームウェアを前記RAMへ書込むための
ファームウェア書込み用プログラムと、を予め格納して
なることを特徴とするマイクロコンピュータ。 - 【請求項4】 前記CPUは、前記RAMに書込まれた
ファームウェアを使用しつつ前記フラッシュメモリへ前
記外部装置からデータを順次書込むようにしたことを特
徴とする請求項3記載のマイクロコンピュータ。 - 【請求項5】 マイクロコンピュータのフラッシュメモ
リにデータを書込むために必要なフラッシュメモリ書込
み制御用ファームウェアを外部装置から取込んでRAM
に格納するようにしたファームウェア書込み方法であっ
て、 予めROMに格納されている通信制御プログラムを使用
して前記外部装置と通信制御をなすステップと、 このステップによる通信確立後に、予め前記ROMに格
納されているファームウェア書込み用プログラムを使用
して前記外部装置から前記ファームウェアを前記RAM
へ書込むステップと、を含むことを特徴とするファーム
ウェア書込み方法。 - 【請求項6】 前記RAMへ書込まれた前記ファームウ
ェアを使用しつつ前記フラッシュメモリへ前記外部装置
からデータを書込むステップを、更に含むことを特徴と
する請求項5記載のファームウェア書込み方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25372499A JP2001075796A (ja) | 1999-09-08 | 1999-09-08 | マイクロコンピュータ及びそのファームウェア書込みシステム及び書込み方法 |
EP20000119277 EP1083481A2 (en) | 1999-09-08 | 2000-09-06 | Computer and firmware writing method and apparatus thereof |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25372499A JP2001075796A (ja) | 1999-09-08 | 1999-09-08 | マイクロコンピュータ及びそのファームウェア書込みシステム及び書込み方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001075796A true JP2001075796A (ja) | 2001-03-23 |
Family
ID=17255272
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25372499A Pending JP2001075796A (ja) | 1999-09-08 | 1999-09-08 | マイクロコンピュータ及びそのファームウェア書込みシステム及び書込み方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP1083481A2 (ja) |
JP (1) | JP2001075796A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007013191A1 (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-01 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | メモリ書き込み装置 |
US7761651B2 (en) | 2005-08-24 | 2010-07-20 | Panasonic Corporation | Information processing apparatus |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114356369B (zh) * | 2021-12-27 | 2025-04-29 | 深圳忆联信息系统有限公司 | Ssd固件一致性加载方法、装置、计算机设备及存储介质 |
-
1999
- 1999-09-08 JP JP25372499A patent/JP2001075796A/ja active Pending
-
2000
- 2000-09-06 EP EP20000119277 patent/EP1083481A2/en not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007013191A1 (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-01 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | メモリ書き込み装置 |
JPWO2007013191A1 (ja) * | 2005-07-29 | 2009-02-05 | パナソニック株式会社 | メモリ書き込み装置 |
US7761651B2 (en) | 2005-08-24 | 2010-07-20 | Panasonic Corporation | Information processing apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP1083481A2 (en) | 2001-03-14 |
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