JP2001074154A - 比例電磁式リリーフ弁 - Google Patents
比例電磁式リリーフ弁Info
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Abstract
イドオン時の特性と変え、ダンパの用途に合せて種々の
減衰力特性を実現でき、併せて切換弁の構造と加工の簡
素化が図れ、コスト低減とバルブ特性の安定化ができ、
小型化も達成できる。 【解決手段】 比例ソレノイドSOLからの入力の増加
に伴ってリリーフ設定圧力を連続して最高制御圧力から
最低制御圧力に制御していく比例電磁式リリーフ弁にお
いて、入口ポート1と戻りポート2との間に第1,第
2,第3の三つの流路を並列に設け、第1の流路A中に
オリフィス3を設け、第2の流路B中にはリリーフ圧力
設定用の第1のスプリングS1で閉じ方向に付勢された
第1の弁体4と当該第2の流路Bを開閉制御する切換弁
5とを直列に設け、第3の流路C中にはリリーフ圧力設
定用の第2のスプリングS2で閉じ方向に付勢された第
2の弁体6を設け、更に第2の弁体6を上記第2のスプ
リングS2に抗して開き方向への力を作用させる比例ソ
レノイドSOLを設けたことを特徴とする。
Description
らの入力に基いてリリーフ設定圧力を最高圧力と最低圧
力の間で可変制御することができる、例えば、鉄道車両
の横揺れ制振用ダンパ等への使用に好適な比例電磁式リ
リーフ弁に関する。
フ設定圧力を、最高圧力よりも低く且つソレノイドから
最大入力で決まる最低圧力よりも高い任意の中間圧力に
設定することで、制振用ダンパ等の制振装置の制御力を
必要最小限に確保することができる比例電磁式リリーフ
として例えば特開平11−94119号公報に開示され
たものが開発されている。
ノイドオフ時(パッシブ時)は、入口ポート圧力がポペ
ット型弁体受圧部に加わり、弁体軸力がリリーフ圧力設
定用ばね力より大きくなると、弁体が開き流体が戻りポ
ートに流れるため入口ポート圧力が低下し、軸力が小さ
くなるとばねが弁体を閉じ、これらを断続的に行うこと
により入口ポート圧力が一定に保たれる。
ノイド力が加わるとソレノイドと弁体の間に設けられた
スプール型切換弁が移動し、リリーフ圧力設定用ばねの
シートたる押圧体背面の受圧室の連通を戻りポートから
入口ポートへ切り換える。
受圧室にもその圧力が加わるため一定量リリーフ圧力設
定用ばねが圧縮され、ソレノイドオフ時よりもばねセッ
ト荷重が増えリリーフ圧力も増加する。
ド力が加わるため、見かけ上ばね力が下がることになる
のでその分リリーフ圧力は減少する。比例ソレノイドを
用いれば、一定のストローク間でソレノイドに通電する
電流に対してほぼ比例した推力が得られるため、ソレノ
イド電流を変化させることによりリリーフ圧力の制御が
可能である。
は、切換弁機構によりソレノイドオフ時のリリーフ圧力
をソレノイドオン時の最大制御圧力と最小制御圧力の中
間で任意に設定が可能である。
力発生回路に比例電磁式リリーフ弁を用いる場合には、
システムフェール等によるソレノイドオフ時に適切なダ
ンパ減衰力を確保する必要があり、ソレノイドオフ時の
リリーフ圧がオン時の最高・最低制御力の中間で任意に
設定できる上記公報記載のリリーフ弁は好適である。
リリーフ弁を制御用ダンパの減衰力発生回路として用い
る場合、ダンパ特性として減衰力がダンパ速度に依存し
ない特性が必要なため、上記リリーフ弁の特性はソレノ
イドオン時(制御時)はリリーフ圧力が流量には依存せ
ずソレノイド電流で決定される特性にしている。
フ設定圧力(クラッキング圧力)を変えるだけなので、
そのダンパ特性は発生減衰力がダンパ速度に依存しない
特性となり、ソレノイドオフ時のダンパ減衰力特性を、
例えば、一般的な車両のダンパとして多く用いられてい
るダンパ速度と減衰力が比例する特性(速度比例形ダン
パ)にすることができず、例えば、制振用ダンパで車両
の乗り心地を改善しょうとする場合、ソレノイドオフ時
は条件によっては速度比例形ダンパよりも乗り心地が悪
くなるという場合が考えられる。
を入口ポートと戻りポートに切り換える3ポート弁構造
となっていた為、切換弁の形状が複雑で、高い加工精度
が要求され、従ってコストがアップすると共に、バルブ
性能への影響が大きいと言う問題点があった。
時の流量・圧力特性をソレノイドオン時の特性と変え、
ダンパの用途に合わせ種々の減衰力特性を実現でき、併
せて切換弁の構造と加工の簡素化が図れ、コスト低減と
バルブ特性の安定化ができ、小型化も達成できる比例電
磁式リリーフ弁を提供することである。
め、本発明の手段は、比例ソレノイドからの入力の増加
に伴ってリリーフ設定圧力を連続して最高制御圧力から
最低制御圧力に制御していく比例電磁式リリーフ弁にお
いて、入口ポートと戻りポートとの間に第1,第2,第
3の三つの流路を並列に設け、第1の流路中にオリフィ
スを設け、第2の流路中にはリリーフ圧力設定用の第1
のスプリングで閉じ方向に付勢された第1の弁体と当該
第2の流路を開閉制御する切換弁とを直列に設け、第3
の流路中にはリリーフ圧力設定用の第2のスプリングで
閉じ方向に付勢された第2の弁体を設け、更に第2の弁
体を上記第2のスプリングに抗して開き方向への力を作
用させる比例ソレノイドを設けたことを特徴とするもの
である。
リングと反対側に切換弁を設け、切換弁は第2の流路を
切換える弁部と、弁部の頭部に設けられて第2の弁体に
対向するプッシュロッドと、弁部を開き方向に付勢する
スプリングと、このスプリングに抗して弁部を第2の弁
体側に付勢する比例ソレノイド側可動鉄心とを備えてい
るのが好ましい。
バルブケースに入口ポートと戻りポートとを接続する第
1の流路を設け、バルブケースと弁座体にはそれぞれ第
1の流路と並列に第2の流路と第3の流路とを形成し、
更に弁座体には第2の流路と第3の流路に連通する弁孔
を設け、第1の流路の途中にオリフィスを設け、第2の
流路の途中に第1の弁体と切換弁とを直列に設け、第3
の流路の途中に第2の弁体を設け、且つ上記弁孔内に上
記第2の弁体と切換弁とが同軸上に直列に配置されてい
るのが好ましい。
背部の移動自在な調整ねじでばね荷重が調整されるのが
好ましい。
入力の増加に伴ってリリーフ設定圧力を連続して最高制
御圧力から最低制御圧力に制御していく比例電磁式リリ
ーフ弁において、入口ポートと戻りポートとの間に第
1,第2,第3の三つの流路を並列に設け、第1の流路
中に第1のオリフィスを設け、第2の流路中には第2の
オリフィスと当該第2の流路を開閉制御する切換弁とを
直列に設け、第3の流路中にはリリーフ圧力設定用の第
2のスプリングで閉じ方向に付勢された第2の弁体を設
け、更に第2の弁体を上記第2のスプリングに抗して開
き方向への力を作用させる比例ソレノイドを設けたこと
を特徴とする。
にもとづいて説明する。
レノイドからの入力の増加に伴ってリリーフ設定圧力を
連続して最高制御圧力から最低制御圧力に制御していく
ものである。このリリーフ弁Vは図1,図5に示すよう
に、入口ポート1と戻りポート2との間に第1,第2,
第3の三つの流路A,B,Cを並列に設けている。第1
の流路A中にオリフィス3を設け、第2の流路B中には
リリーフ圧力設定用の第1のスプリングS1で閉じ方向
に付勢された第1の弁体4と、第1の弁体4の下流側で
当該第2の流路Bを開閉制御する切換弁5とを直列に設
けている。第3の流路中にはリリーフ圧力設定用の第2
のスプリングS2で閉じ方向に付勢された第2の弁体6
を設けている。更に第2の弁体6を上記第2のスプリン
グS2に抗して開き方向への力を作用させる比例ソレノ
イドSOLを設けている。
て第2のスプリングS2と反対側に切換弁5を設け、切
換弁5は第2の流路Bを切換える弁部5aと、弁部5a
の頭部に設けられて第2の弁体6に対向するプッシュロ
ッドPと、弁部5aを開き方向に付勢するスプリングS
3と、このスプリングS3に抗して弁部5aを第2の弁
体6側に付勢する比例ソレノイドSOL側可動鉄心27
とを備えている。
挿入して設け、バルブケースKと弁座体7に三つの第
1,第2,第3の流路A,B,Cを形成し、バルブケー
スK側にオリフィス3と第1の弁体4とを設け、弁座体
7内に第2の弁体6と切換弁5とを設けている。
る通孔8と戻りポート2に連通する通孔9が形成されて
いる。バルブケースKには上記二つの通孔8,9を連通
する通孔10が形成され、通孔8,9,10が第1の流
路Aを構成し、通孔10の途中にオリフィス3を設けて
いる。
孔11と、通孔9に接続された弁孔47とが形成され、
更に上記弁孔11に連通する通孔12が形成されてい
る。
4b,14cと、この弁孔14c,14bを通孔8,1
2にそれぞれ連通させる環状溝18,19と横方向の通
孔17,13とが形成されている。更に弁座体7には弁
孔14a,14bに連通する軸方向の通孔15が形成さ
れ、又弁孔47を上記通孔9に連通させる横方向の通孔
16が形成されている。
11−通孔12−環状溝19−通孔13−弁孔14b−
通孔15−弁孔47−通孔16−通孔9とで入口ポート
8と戻りポート9とを連通する第2の流路Bを構成して
いる。
弁孔14c−弁孔47−通孔16−通孔9とで第3の流
路Cを構成している。
リングS1と調整ねじ20とが直列に挿入され、第1の
弁体4は第1のスプリングS1によって通孔8の出口側
を閉じる方向に付勢され、第1のスプリングS1は背部
の調整ねじ20のストローク調整によってばね荷重が調
整され、このばね荷重に応じたリリーフ圧力が設定され
ている。
の弁孔14c,47内に亘ってポペット状の第2の弁体
6と、第2のスプリングS2と調整ねじ21とが直列に
挿入され、第2の弁体6は第2のスプリングS2で常時
弁孔14cの出口側を閉じる方向に付勢され、第2のス
プリングS2は調整ねじ21のストロークに応じたばね
荷重が設定され、このばね荷重に応じたリリーフ圧力が
設定されている。
ドSOLの最大電流によって最大にストロークして第2
の弁体6を開き方向に付勢した時には、図2のグラフで
示すようにリリーフ圧力は最低制御圧力Plとなる。
るガイド6aを備え、他方、この弁孔14b内には第2
の弁体6と同軸上に切換弁5が摺動自在に挿入され、プ
ッシュロッドPがガイド6aに対向している。切換弁5
はソレノイドSOLがオフの時、図1に示すように第3
のスプリングS3によって第2の弁体6と離れた位置に
付勢され、且つ弁部5aが弁孔14b内のシート部を開
いている。そして、ソレノイドSOLをオンの時、可動
鉄心27によって切換弁5は第3のスプリングS3に抗
して押し上げられ、プッシュロッドPがガイド6aに当
接する。プッシュロッドPが微少電流で押し上げられて
第1の弁体6のガイド6a端面に当接した時弁部5aが
弁孔14bを閉じ、この時切換弁5よりソレノイドSO
Lからの押圧力が第2の弁体6に作用し、見かけ上第2
のスプリングS2のばね荷重が下がることになり、その
分リリーフ圧力は減少する。第2の弁体6によるリリー
フ圧力は図2に示すように、弁部5aが弁孔14bを閉
じた時が最高制御圧力Phとなり、この時位置から更に
ソレノイドSOLに対する印加電流によって第2の弁体
6が開き方向に付勢されると電流に応じてリリーフ圧力
が最低制御圧力Plまで徐々に減少することになる。
尚、上記の実施の形態では第1の弁体4が切換弁5の上
流側に設けられているが、下流側に設けても良いことは
いうまでもない。次にリリーフ弁V自体の作動について
説明する。
うに、入口ポート1に作動油が流れた時この入口ポート
1の圧力はそれぞれ第1の弁体4と第2の弁体6に通孔
8より作用するが、第1の弁体4のクラッキング圧力が
最高制御圧力以下であれば、第2の弁体6は開かず、第
1の弁体4のみが開く。この場合、切換弁5は弁孔14
bを開いているから、作動油は矢印で示すように第1の
流路Aとオリフィス3及び第1の弁体4と第2の流路B
を介して戻りポート2に流れる。この際、弁体4から流
体たる作動油が流れた時、図2のグラフで示すように流
量Qに比例したリリーフ圧Pmの特性が得られる。
にはソレノイドSOLに対する印加電流に応じて可変鉄
心27によって切換弁5が押され、プッシュロッドPが
第2のスプリングS2に抗して第2の弁体6を開き方向
に付勢し、併せて切換弁5の弁部5aが弁孔14bを閉
じる。この為、入口ポート1に圧力が立って第1の弁体
4と第2の弁体6に圧力が作用した時、第2の流路Bは
閉じており、第1の弁体4が開いても油の流れは生じな
い。従って、矢印で示すように入口ポート1からの流体
は第1の流路Aとオリフィス3及び第3の流路Cと第2
の弁体6を介して流れて戻りポート2に戻される。
OLからの押圧力が第2の弁体6に作用すると、見かけ
上第2のスプリングS2のばね力たるばね荷重が下がる
ことになるのでその分リリーフ圧力は減少し、従って、
比例ソレノイドを用いることにより一定のストローク間
でソレノイドSOLに通電する電流に対してほぼ比例し
た推力が得られるため、ソレノイドSOLに印加する電
流を変化させることによりリリーフ圧力の制御が可能と
なる。
を鉄道車両の横揺れ制振用ダンパ、即ちセミアクティブ
制御用ダンパに適用した一実施の形態を示す。この場
合、リリーフ弁Vは図1に示す各部材に対応する同一の
符号を付すことに、詳細は省略する。
5に示すように、シリンダ106とリザーバ107およ
び減衰力制御回路108とからなっている。
を摺動自在のピストン110でヘッド側室111とロッ
ド側室112とに区画し、且つ、ピストン110からは
外部に向ってピストンロッド113が延びている。
れオフの位置においてチェックバルブ116,117を
もつ位置を、また、オンの位置において導通位置を保つ
圧側用と伸側用の二つのアンロードバルブ118,11
9を備えている。
ド側室111とリザーバ107を連通する流路120の
途中に介装されており、且つ、オフの位置でヘッド側室
111からリザーバ107に向う作動流体の流れをチェ
ックバルブ116で阻止すると共に、オンの位置でヘッ
ド側室111を流路120でリザーバ107に連通する
ように配置してある。
119は、圧側用のアンロードバルブ118の入口側か
らロッド側室112に向って延びる流路121の途中に
介装され、かつ、オフの位置でシリンダ106のロッド
側室112からヘッド側室111に向う作動流体の流れ
をチェックバルブ117で阻止すると共に、オンの位置
でロッド側室112をヘッド側室111に連通するよう
に配設されている。
ルブ122をもつ吸込流路123によってもリザーバ1
07に通じており、且つ、ロッド側室112がフィルタ
124から減衰力制御回路108を通じてリザーバ10
7に通じている。
ド側室112から下流側のリザーバ107へと向って、
最大発生減衰力を規制する本発明のオリフィス3を含む
比例電磁式リリーフ弁Vを位置してある。これによりソ
レノイドオフ時には第2の弁体6は作動せず、オリフィ
ス3と第1の弁体4が作動し、ソレノイドオフ時の特性
を通常のダンパとして作用することができる。ソレノイ
ドオフ時には次のように作動する。
動き始めの低速度領域ではロッド側室112から減衰力
回路108に押し出されてきた作動流体が、オリフィス
3を通してリザーバ107に流れその圧損により減衰力
が発生する。
入り、圧損がオリフィス3と並列に配置された比例電磁
式リリーフ弁Vのリリーフ設定圧力に達すると弁体6が
開き作動流体をリザーバ107に流し回路圧力を一定に
保ち最大減衰力が制御される。
れが生じてこれら台車と車体の間に相対変位が生じたと
すると、当該台車と車体の振れ方向に対応してこれら台
車と車体との間に介装したシリンダ106が伸縮動作す
る。
バ107内の作動流体をサクションバルブ122から吸
込流路123を通してヘッド側室111に吸い込みつ
つ、ロッド側室112内の作動流体を減衰力制御回路1
08に向いフィルタ124を通して押し出す。
合には、サクションバルブ122が閉じてロッド側室1
11内の作動流体を流路120から伸側用のアンロード
バルブ114のチェックバルブ117を開いてロッド側
室112に流し、ロッド側室112からピストンロッド
113の侵入体積分に相当する量の作動流体をフィルタ
124を通して減衰力制御回路108に押し出す。そし
て、これら減衰力制御回路108に向って押し出されて
きた作動流体は、前述した絞りオリフィス3と第2の弁
体6の制御の下でリザーバ107に流れる。
速度に対比して比例電磁式リリーフ弁Vを適切に操作す
ることにより、減衰力制御回路108が所定の減衰力を
発生して車体の横揺れを効果的に抑える。
係る。この実施の形態は上記図1の実施の形態に対し
て、第1の弁体4に代えてオリフィスを設けたものであ
る。
3を設けると共に第2の流路B中に第2のオリフィス4
aと切換弁5を直列に設けている。この場合、図1にお
ける第1のスプリング51は設けられていない。
aを設けたことにより、ソレノイドオフ時のダンパ減衰
力特性が速度比例型に代えて速度二乗型特性が得られ
る。
対して断面積を変化させることになるのでソレノイドオ
ン・オフ時それぞれ別々の速度二乗特性の調整が可能と
なる。例えば、この実施の形態のリリーフ弁は懸垂物用
ダンパ、即ち、速度二乗特性のダンパに適している。
実施の形態と同じであり、同一の符号を付すことで詳細
は省略する。
オフ時に使用する第1の弁体と、ソレノイドオン時に使
用する第2の弁体とをそれぞれ第2の流路と第3の流路
に別々に組付けたので、ソレノイドオン時とオフ時にお
いて各弁体に応じた異なった流量、圧力特性が実現でき
る。この為、例えば車両のサスペンションにおいて従来
の固定減衰弁を使用したダンパから乗り心地向上を狙っ
て制振用ダンパに置き変える場合、減衰力発生回路に本
発明に係る比例電磁式リリーフ弁を組込むことによりソ
レノイドオフ時のダンパ特性を通常のダンパに合せるこ
とが可能となり、従って通常ダンパと同等の乗り心地を
確保できる。
における第2の流路の開閉切換を単なるオン・オフの2
ポートの切換弁で行なっている為、切換弁の形状が小型
でシンプルとなり、しかも流路切換の精度がラフで良
く、加工性,組付性が向上し、経済性にすぐれている。
同様に加工が容易となることにより加工精度等による性
能への影響が少なくなり、低コスト化と性能の安定化が
図れる。
フ弁の縦断正面図である。
図である。
例電磁式リリーフ弁の縦断正面図である。
電磁式リリーフ弁の縦断正面図である。
回路図である。
ーフ弁の縦断正面図である。
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 比例ソレノイドからの入力の増加に伴っ
てリリーフ設定圧力を連続して最高制御圧力から最低制
御圧力に制御していく比例電磁式リリーフ弁において、
入口ポートと戻りポートとの間に第1,第2,第3の三
つの流路を並列に設け、第1の流路中にオリフィスを設
け、第2の流路中にはリリーフ圧力設定用の第1のスプ
リングで閉じ方向に付勢された第1の弁体と当該第2の
流路を開閉制御する切換弁とを直列に設け、第3の流路
中にはリリーフ圧力設定用の第2のスプリングで閉じ方
向に付勢された第2の弁体を設け、更に第2の弁体を上
記第2のスプリングに抗して開き方向への力を作用させ
る比例ソレノイドを設けたことを特徴とする比例電磁式
リリーフ弁。 - 【請求項2】 第2の弁体に対して第2のスプリングと
反対側に切換弁を設け、切換弁は第2の流路を切換える
弁部と、弁部の頭部に設けられて第2の弁体に対向する
プッシュロッドと、弁部を開き方向に付勢するスプリン
グと、このスプリングに抗して弁部を第2の弁体側に付
勢する比例ソレノイド側可動鉄心とを備えている請求項
1の比例電磁式リリーフ弁。 - 【請求項3】 バルブケース内に弁座体を設け、バルブ
ケースに入口ポートと戻りポートとを接続する第1の流
路を設け、バルブケースと弁座体にはそれぞれ第1の流
路と並列に第2の流路と第3の流路とを形成し、更に弁
座体には第2の流路と第3の流路に連通する弁孔を設
け、第1の流路の途中にオリフィスを設け、第2の流路
の途中に第1の弁体と切換弁とを直列に設け、第3の流
路の途中に第2の弁体を設け、且つ上記弁孔内に上記第
2の弁体と切換弁とが同軸上に直列に配置されているこ
とを特徴とする請求項1又は2の比例電磁式リリフー
弁。 - 【請求項4】 第1、第2のスプリングはそれぞれ背部
の移動自在な調整ねじでばね荷重が調整されることを特
徴とする請求項1,2又は3の比例電磁式リリーフ弁。 - 【請求項5】 比例ソレノイドからの入力の増加に伴っ
てリリーフ設定圧力を連続して最高制御圧力から最低制
御圧力に制御していく比例電磁式リリーフ弁において、
入口ポートと戻りポートとの間に第1,第2,第3の三
つの流路を並列に設け、第1の流路中に第1のオリフィ
スを設け、第2の流路中には第2のオリフィスと当該第
2の流路を開閉制御する切換弁とを直列に設け、第3の
流路中にはリリーフ圧力設定用の第2のスプリングで閉
じ方向に付勢された第2の弁体を設け、更に第2の弁体
を上記第2のスプリングに抗して開き方向への力を作用
させる比例ソレノイドを設けたことを特徴とする比例電
磁式リリーフ弁。
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JP25271599A JP3891738B2 (ja) | 1999-09-07 | 1999-09-07 | 比例電磁式リリーフ弁 |
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JP (1) | JP3891738B2 (ja) |
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