JP2001070416A - 空気清浄機及びこれを用いたオゾン発生装置 - Google Patents
空気清浄機及びこれを用いたオゾン発生装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 光触媒を用いた空気清浄機及び空気清浄機を
用いたオゾン発生装置に関し、特に空気清浄機に好適な
光触媒フィルターを提供しようとするものである。 【解決手段】 空気清浄機10は、ハウジング20と、
送風ファン30と、光触媒フィルター40と、ランプ5
0とを備える。ハウジング20は、空気流入口31及び
空気流出口32を有するものである。光触媒フィルター
は、透明糸状物質を織成した織布の片側面に、金属結晶
微粒子を塗材を塗布し、乾燥した後、これを高温処理す
ることで、前記片面側に有機物分解光触媒物質を焼成し
てなる。有機物分解光触媒物質が焼成された片側面に
は、送風ファン30を臨ませる。片側面の裏面の他の片
側面、すなわち有機物分解光触媒物質が焼成されていな
い他の片側面には、ランプ50を臨ませている。
用いたオゾン発生装置に関し、特に空気清浄機に好適な
光触媒フィルターを提供しようとするものである。 【解決手段】 空気清浄機10は、ハウジング20と、
送風ファン30と、光触媒フィルター40と、ランプ5
0とを備える。ハウジング20は、空気流入口31及び
空気流出口32を有するものである。光触媒フィルター
は、透明糸状物質を織成した織布の片側面に、金属結晶
微粒子を塗材を塗布し、乾燥した後、これを高温処理す
ることで、前記片面側に有機物分解光触媒物質を焼成し
てなる。有機物分解光触媒物質が焼成された片側面に
は、送風ファン30を臨ませる。片側面の裏面の他の片
側面、すなわち有機物分解光触媒物質が焼成されていな
い他の片側面には、ランプ50を臨ませている。
Description
【0001】
【発明に属する技術分野】この発明は、光触媒を用いた
空気清浄機及び空気清浄機を用いたオゾン発生装置に関
し、特に空気清浄機に好適な光触媒フィルターを提供し
ようとするものである。
空気清浄機及び空気清浄機を用いたオゾン発生装置に関
し、特に空気清浄機に好適な光触媒フィルターを提供し
ようとするものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光触媒を用いた空気清浄機が種々
提案されている(例えば特開平8−38040号公報、
特開平11−33101号公報、特開平11−1972
29号公報)。上記従来の装置は、ハウジング内に、送
風ファンと、光触媒フィルターと、紫外線ランプを配置
していた。
提案されている(例えば特開平8−38040号公報、
特開平11−33101号公報、特開平11−1972
29号公報)。上記従来の装置は、ハウジング内に、送
風ファンと、光触媒フィルターと、紫外線ランプを配置
していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の装置は、紫外線ランプしか使用することができないと
いった問題点があった。そこで、各請求項にそれぞれ記
載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点
に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、次の点にある。
の装置は、紫外線ランプしか使用することができないと
いった問題点があった。そこで、各請求項にそれぞれ記
載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点
に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、次の点にある。
【0004】(請求項1)すなわち、請求項1に記載の
発明は、光触媒フィルターを改良することで、紫外線ラ
ンプに限らず、一般のランプを使用することができるよ
うにしたものである。
発明は、光触媒フィルターを改良することで、紫外線ラ
ンプに限らず、一般のランプを使用することができるよ
うにしたものである。
【0005】(請求項2)請求項2に記載の発明は、上
記した請求項1に記載の発明の目的に加え、次の点を目
的とする。すなわち、請求項2に記載の発明は、紫外線
ランプを使用することにより、オゾンによる殺菌・消臭
効果を有する空気清浄機を提供することができるように
したものである。
記した請求項1に記載の発明の目的に加え、次の点を目
的とする。すなわち、請求項2に記載の発明は、紫外線
ランプを使用することにより、オゾンによる殺菌・消臭
効果を有する空気清浄機を提供することができるように
したものである。
【0006】(請求項3)請求項3に記載の発明は、上
記した請求項1又は請求項2に記載の発明の目的に加
え、次の点を目的とする。すなわち、請求項3に記載の
発明は、ランプの光を乱反射板により反射させて、光媒
体フィルターに効率良く照射することができるようにし
たものである。
記した請求項1又は請求項2に記載の発明の目的に加
え、次の点を目的とする。すなわち、請求項3に記載の
発明は、ランプの光を乱反射板により反射させて、光媒
体フィルターに効率良く照射することができるようにし
たものである。
【0007】(請求項4)請求項4に記載の発明は、次
の点を目的とする。すなわち、請求項4に記載の発明
は、空気清浄機を用いたオゾン発生装置を提供すること
ができるようにしたものである。
の点を目的とする。すなわち、請求項4に記載の発明
は、空気清浄機を用いたオゾン発生装置を提供すること
ができるようにしたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】各請求項にそれぞれ記載
された各発明は、上記した各目的を達成するためになさ
れたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の
実施の形態を用いて、以下に説明する。なお、カッコ内
の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示
し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。ま
た、図面番号も、発明の実施の形態において用いた図番
を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
された各発明は、上記した各目的を達成するためになさ
れたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の
実施の形態を用いて、以下に説明する。なお、カッコ内
の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示
し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。ま
た、図面番号も、発明の実施の形態において用いた図番
を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0009】(請求項1)請求項1に記載の発明は、次
の点を特徴とする。第一に、空気清浄機(10)は、例えば
図1に示すように、ハウジング(20)と、送風ファン(30)
と、光触媒フィルター(40)と、ランプ(50)とを備える。
上記ハウジング(20)は、例えば図1に示すように、空気
流入口(31)及び空気流出口(32)を有するものである。前
記送風ファン(30)は、例えば図1に示すように、ハウジ
ング(20)内に配置されるものである。前記触媒フィルタ
ー(40)は、例えば図1に示すように、ハウジング(20)内
に配置されるものである。前記ランプ(50)は、例えば図
1に示すように、ハウジング(20)内に配置され、光触媒
フィルター(40)に光を照射するものである。第二に、光
触媒フィルターは、透明糸状物質を織成した織布の片側
面に、金属結晶微粒子を塗材を塗布し、乾燥した後、こ
れを高温処理することで、片面側に有機物分解光触媒物
質を焼成してなる。上記透明糸状物質は、例えば石英ガ
ラス、鉛ガラス、ソーダガラス、パイレックス等からな
る。前記金属結晶微粒子は、例えば酸化チタン、酸化亜
鉛、二酸化タングステン、二酸化ニオブ、酸化ケイ素等
からなる。前記有機物分解光触媒物質は、例えば二酸化
チタン、二酸化亜鉛、三酸化タングステン、三酸化ニオ
ブ、二酸化ケイ素等からなる。前記高温処理は、例えば
450℃〜650℃を使用している。そして、有機物分解光触
媒物質が焼成された片側面には、送風ファン(30)を臨ま
せる。また、片側面の裏面の他の片側面、すなわち有機
物分解光触媒物質が焼成されていない他の片側面には、
ランプ(50)を臨ませている。
の点を特徴とする。第一に、空気清浄機(10)は、例えば
図1に示すように、ハウジング(20)と、送風ファン(30)
と、光触媒フィルター(40)と、ランプ(50)とを備える。
上記ハウジング(20)は、例えば図1に示すように、空気
流入口(31)及び空気流出口(32)を有するものである。前
記送風ファン(30)は、例えば図1に示すように、ハウジ
ング(20)内に配置されるものである。前記触媒フィルタ
ー(40)は、例えば図1に示すように、ハウジング(20)内
に配置されるものである。前記ランプ(50)は、例えば図
1に示すように、ハウジング(20)内に配置され、光触媒
フィルター(40)に光を照射するものである。第二に、光
触媒フィルターは、透明糸状物質を織成した織布の片側
面に、金属結晶微粒子を塗材を塗布し、乾燥した後、こ
れを高温処理することで、片面側に有機物分解光触媒物
質を焼成してなる。上記透明糸状物質は、例えば石英ガ
ラス、鉛ガラス、ソーダガラス、パイレックス等からな
る。前記金属結晶微粒子は、例えば酸化チタン、酸化亜
鉛、二酸化タングステン、二酸化ニオブ、酸化ケイ素等
からなる。前記有機物分解光触媒物質は、例えば二酸化
チタン、二酸化亜鉛、三酸化タングステン、三酸化ニオ
ブ、二酸化ケイ素等からなる。前記高温処理は、例えば
450℃〜650℃を使用している。そして、有機物分解光触
媒物質が焼成された片側面には、送風ファン(30)を臨ま
せる。また、片側面の裏面の他の片側面、すなわち有機
物分解光触媒物質が焼成されていない他の片側面には、
ランプ(50)を臨ませている。
【0010】(請求項2)請求項2に記載の発明は、上
記した請求項1に記載の発明の特徴点に加え、次の点を
特徴とする。すなわち、ランプ(50)は、紫外線ランプで
ある。
記した請求項1に記載の発明の特徴点に加え、次の点を
特徴とする。すなわち、ランプ(50)は、紫外線ランプで
ある。
【0011】(請求項3)請求項3に記載の発明は、上
記した請求項1又は請求項2に記載の発明の特徴点に加
え、次の点を特徴とする。第一に、ハウジング(20)の空
気流出口(22)には、例えば図1に示すように、光触媒フ
ィルター(40)に向かって開いた乱反射板(23)を設けてい
る。第二に、乱反射板(23)の中心には、例えば図1に示
すように、ランプ(50)が配置されている。
記した請求項1又は請求項2に記載の発明の特徴点に加
え、次の点を特徴とする。第一に、ハウジング(20)の空
気流出口(22)には、例えば図1に示すように、光触媒フ
ィルター(40)に向かって開いた乱反射板(23)を設けてい
る。第二に、乱反射板(23)の中心には、例えば図1に示
すように、ランプ(50)が配置されている。
【0012】(請求項4)請求項4に記載の発明は、次
の点を特徴とする。第一に、空気清浄機(10)は、例えば
図1に示すように、ハウジング(20)と、送風ファン(30)
と、光触媒フィルター(40)と、紫外線ランプ(50)とを備
える。上記ハウジング(20)は、例えば図1に示すよう
に、空気流入口(31)及び空気流出口(32)を有するもので
ある。前記送風ファン(30)は、例えば図1に示すよう
に、ハウジング(20)内に配置されるものである。前記紫
外線ランプ(50)は、光触媒フィルター(40)に光を照射す
るものである。
の点を特徴とする。第一に、空気清浄機(10)は、例えば
図1に示すように、ハウジング(20)と、送風ファン(30)
と、光触媒フィルター(40)と、紫外線ランプ(50)とを備
える。上記ハウジング(20)は、例えば図1に示すよう
に、空気流入口(31)及び空気流出口(32)を有するもので
ある。前記送風ファン(30)は、例えば図1に示すよう
に、ハウジング(20)内に配置されるものである。前記紫
外線ランプ(50)は、光触媒フィルター(40)に光を照射す
るものである。
【0013】第二に、光触媒フィルターは、透明糸状物
質を織成した織布の片側面に、金属結晶微粒子を塗材を
塗布し、乾燥した後、これを高温処理することで、前記
片面側に有機物分解光触媒物質を焼成してなる。上記透
明糸状物質は、例えば石英ガラス、鉛ガラス、ソーダガ
ラス、パイレックス等からなる。前記金属結晶微粒子
は、例えば酸化チタン、酸化亜鉛、二酸化タングステ
ン、二酸化ニオブ、酸化ケイ素等からなる。前記有機物
分解光触媒物質は、例えば二酸化チタン、二酸化亜鉛、
三酸化タングステン、三酸化ニオブ、二酸化ケイ素等か
らなる。前記高温処理は、例えば450℃〜650℃を使用し
ている。そして、有機物分解光触媒物質が焼成された上
記片側面には、送風ファン(30)を臨ませる。
質を織成した織布の片側面に、金属結晶微粒子を塗材を
塗布し、乾燥した後、これを高温処理することで、前記
片面側に有機物分解光触媒物質を焼成してなる。上記透
明糸状物質は、例えば石英ガラス、鉛ガラス、ソーダガ
ラス、パイレックス等からなる。前記金属結晶微粒子
は、例えば酸化チタン、酸化亜鉛、二酸化タングステ
ン、二酸化ニオブ、酸化ケイ素等からなる。前記有機物
分解光触媒物質は、例えば二酸化チタン、二酸化亜鉛、
三酸化タングステン、三酸化ニオブ、二酸化ケイ素等か
らなる。前記高温処理は、例えば450℃〜650℃を使用し
ている。そして、有機物分解光触媒物質が焼成された上
記片側面には、送風ファン(30)を臨ませる。
【0014】また、片側面の裏面の他の片側面、すなわ
ち有機物分解光触媒物質が焼成されていない他の片側面
には、紫外線ランプ(50)を臨ませている。
ち有機物分解光触媒物質が焼成されていない他の片側面
には、紫外線ランプ(50)を臨ませている。
【0015】
【発明の実施の形態】(図面の説明)図1は、本発明の
実施の形態の一例を示すものである。図1は、空気清浄
機の概略構成図を示すものである。
実施の形態の一例を示すものである。図1は、空気清浄
機の概略構成図を示すものである。
【0016】(空気清浄機10)図中、10は、空気清浄機
を示すものである。空気清浄機10は、例えば室内の空気
の浄化・除菌・消臭に使用される。空気清浄機10は、図
1に示すように、大別すると、次のパーツを備える。 (1)ハウジング20 (2)送風ファン30 (3)光触媒フィルター40 (4)ランプ50 なお、空気清浄機10は、上記した(1)〜(4)のパー
ツに限定されるものでなく、他のパーツを含んでいても
良い。
を示すものである。空気清浄機10は、例えば室内の空気
の浄化・除菌・消臭に使用される。空気清浄機10は、図
1に示すように、大別すると、次のパーツを備える。 (1)ハウジング20 (2)送風ファン30 (3)光触媒フィルター40 (4)ランプ50 なお、空気清浄機10は、上記した(1)〜(4)のパー
ツに限定されるものでなく、他のパーツを含んでいても
良い。
【0017】(ハウジング20)ハウジング20には、図1
に示すように、空気流入口21と、空気流出口22とを有す
る。上記空気流出口22には、図1に示すように、乱反射
板23を設けている。上記乱反射板23は、図1に示すよう
に、光触媒フィルター40に向かって開いた円錐形を成し
ている。なお、空気流入口21と空気流出口22との間を、
直線的に構成したが、ハウジング20の内部を蛇行させて
も良い。
に示すように、空気流入口21と、空気流出口22とを有す
る。上記空気流出口22には、図1に示すように、乱反射
板23を設けている。上記乱反射板23は、図1に示すよう
に、光触媒フィルター40に向かって開いた円錐形を成し
ている。なお、空気流入口21と空気流出口22との間を、
直線的に構成したが、ハウジング20の内部を蛇行させて
も良い。
【0018】(送風ファン30)送風ファン30は、空気流
入口21から流入した空気を、光触媒フィルター40に向か
って送風するものである。なお、送風ファン30を、空気
流入口21側に配置したが、空気流出口22側に配置しても
良い。
入口21から流入した空気を、光触媒フィルター40に向か
って送風するものである。なお、送風ファン30を、空気
流入口21側に配置したが、空気流出口22側に配置しても
良い。
【0019】(光触媒フィルター40)光触媒フィルター
40には、出願人が先に提案した特願平10−35201
8号や特願平10−372026号に記載した有機物分
解光触媒物質用の織布を使用している。上記織布は、石
英ガラス、鉛ガラス、ソーダガラス、パイレックス等か
らなる透明糸状物質を縦糸、横糸に用いて織成してなる
織布の片面側に、酸化チタン、酸化亜鉛、二酸化タング
ステン、二酸化ニオブ、酸化ケイ素等からなる金属結晶
微粒子を含む塗材を塗布し、乾燥した後、これを高温処
理することで、片面側に二酸化チタン、二酸化亜鉛、三
酸化タングステン、三酸化ニオブ、二酸化ケイ素等から
なる有機物分解光触媒物質を焼成してなる。また、織布
は、透明糸状物質を織成してなる織布の片面側に金属結
晶微粒子を含む塗材を塗布し、乾燥した後、これを高温
処理する工程を少なくとも3回から5回繰り返すと良
い。さらに、織布は、片面側に金属結晶微粒子を含む塗
材を塗布し、乾燥した織布を高温処理する工程にあっ
て、処理温度を450℃〜650℃とすると良い。一方、上記
有機物分解光触媒物質が焼成された片側面には、送風フ
ァン30を臨ませている。また、片側面の裏面の他の片側
面、有機物分解光触媒物質が焼成されていない他の片側
面には、ランプ50を臨ませている。なお、光触媒フィル
ター40の枚数は、1枚に限らず、複数枚使用しても良
い。
40には、出願人が先に提案した特願平10−35201
8号や特願平10−372026号に記載した有機物分
解光触媒物質用の織布を使用している。上記織布は、石
英ガラス、鉛ガラス、ソーダガラス、パイレックス等か
らなる透明糸状物質を縦糸、横糸に用いて織成してなる
織布の片面側に、酸化チタン、酸化亜鉛、二酸化タング
ステン、二酸化ニオブ、酸化ケイ素等からなる金属結晶
微粒子を含む塗材を塗布し、乾燥した後、これを高温処
理することで、片面側に二酸化チタン、二酸化亜鉛、三
酸化タングステン、三酸化ニオブ、二酸化ケイ素等から
なる有機物分解光触媒物質を焼成してなる。また、織布
は、透明糸状物質を織成してなる織布の片面側に金属結
晶微粒子を含む塗材を塗布し、乾燥した後、これを高温
処理する工程を少なくとも3回から5回繰り返すと良
い。さらに、織布は、片面側に金属結晶微粒子を含む塗
材を塗布し、乾燥した織布を高温処理する工程にあっ
て、処理温度を450℃〜650℃とすると良い。一方、上記
有機物分解光触媒物質が焼成された片側面には、送風フ
ァン30を臨ませている。また、片側面の裏面の他の片側
面、有機物分解光触媒物質が焼成されていない他の片側
面には、ランプ50を臨ませている。なお、光触媒フィル
ター40の枚数は、1枚に限らず、複数枚使用しても良
い。
【0020】(ランプ50)ランプ50には、紫外線ランプ
を使用している。上記紫外線ランプは、180nm(ナ
ノメータ)の波長の紫外線を発生する。180nm(ナ
ノメータ)の波長の紫外線は、酸素の結合を切り離す作
用がある。ランプ50は、図1に示すように、乱反射板23
の中心に配置され、ランプ50から照射された光が光触媒
フィルター40に集光するようにしている。なお、ランプ
50は、光触媒フィルター40の光触媒作用の活性化という
意味では、紫外線ランプに限らず、他のランプも使用可
能である。また、ランプ50の個数は、1個に限らず、複
数個使用しても良い。
を使用している。上記紫外線ランプは、180nm(ナ
ノメータ)の波長の紫外線を発生する。180nm(ナ
ノメータ)の波長の紫外線は、酸素の結合を切り離す作
用がある。ランプ50は、図1に示すように、乱反射板23
の中心に配置され、ランプ50から照射された光が光触媒
フィルター40に集光するようにしている。なお、ランプ
50は、光触媒フィルター40の光触媒作用の活性化という
意味では、紫外線ランプに限らず、他のランプも使用可
能である。また、ランプ50の個数は、1個に限らず、複
数個使用しても良い。
【0021】(作用)つぎに、上記した空気清浄機10の
作用について、以下に説明する。送風ファン30により送
風された空気は、光触媒フィルター40の有機物分解光触
媒物質が焼成された片側面の酸化還元作用により分解さ
れ、浄化される。このとき、光触媒フィルター40の有機
物分解光触媒物質が焼成されていない他の片側面には、
ランプ50から紫外線が照射されているため、光触媒作用
が活性化される。また、紫外線の180nmの波長は、
酸素の結合を切り離す作用がある。このため、空気中に
残存するO2が分解され、純粋酸素Oができる。純粋酸
素Oは、周辺にあるO2と結合して、一時的にオゾンO3
となる。上記オゾンは、酸化殺菌作用、消臭作用があ
る。このため、空気流入口21から流入した空気は、光触
媒作により浄化され、更にオゾンにより、殺菌、消臭さ
れて、空気流出口22から排出される。このとき、ハウジ
ング20内で発生したオゾンが一部が、空気流出口22から
排出される。このため、空気清浄機10は、オゾン発生装
置としても機能する。上記排出されたオゾンにより、室
内の空気の殺菌、消臭を行うことができる。
作用について、以下に説明する。送風ファン30により送
風された空気は、光触媒フィルター40の有機物分解光触
媒物質が焼成された片側面の酸化還元作用により分解さ
れ、浄化される。このとき、光触媒フィルター40の有機
物分解光触媒物質が焼成されていない他の片側面には、
ランプ50から紫外線が照射されているため、光触媒作用
が活性化される。また、紫外線の180nmの波長は、
酸素の結合を切り離す作用がある。このため、空気中に
残存するO2が分解され、純粋酸素Oができる。純粋酸
素Oは、周辺にあるO2と結合して、一時的にオゾンO3
となる。上記オゾンは、酸化殺菌作用、消臭作用があ
る。このため、空気流入口21から流入した空気は、光触
媒作により浄化され、更にオゾンにより、殺菌、消臭さ
れて、空気流出口22から排出される。このとき、ハウジ
ング20内で発生したオゾンが一部が、空気流出口22から
排出される。このため、空気清浄機10は、オゾン発生装
置としても機能する。上記排出されたオゾンにより、室
内の空気の殺菌、消臭を行うことができる。
【0022】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。 (請求項1)請求項1に記載の発明によれば、次のよう
な効果を奏する。すなわち、請求項1に記載の発明によ
れば、光触媒フィルターを改良することで、紫外線ラン
プに限らず、一般のランプを使用することができる。 (請求項2)請求項2に記載の発明によれば、上記した
請求項1に記載の発明の効果に加え、次のような効果を
奏する。すなわち、請求項2に記載の発明によれば、紫
外線ランプを使用することにより、オゾンによる殺菌・
消臭効果を有する空気清浄機を提供することができる。 (請求項3)請求項3に記載の発明によれば、上記した
請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加え、次の
ような効果を奏する。すなわち、請求項3に記載の発明
によれば、ランプの光を乱反射板により反射させて、光
媒体フィルターに効率良く照射することができる。 (請求項4)請求項4に記載の発明は、次のような効果
を奏する。すなわち、請求項4に記載の発明によれば、
空気清浄機を用いたオゾン発生装置を提供することがで
きる。
ので、以下に記載されるような効果を奏する。 (請求項1)請求項1に記載の発明によれば、次のよう
な効果を奏する。すなわち、請求項1に記載の発明によ
れば、光触媒フィルターを改良することで、紫外線ラン
プに限らず、一般のランプを使用することができる。 (請求項2)請求項2に記載の発明によれば、上記した
請求項1に記載の発明の効果に加え、次のような効果を
奏する。すなわち、請求項2に記載の発明によれば、紫
外線ランプを使用することにより、オゾンによる殺菌・
消臭効果を有する空気清浄機を提供することができる。 (請求項3)請求項3に記載の発明によれば、上記した
請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加え、次の
ような効果を奏する。すなわち、請求項3に記載の発明
によれば、ランプの光を乱反射板により反射させて、光
媒体フィルターに効率良く照射することができる。 (請求項4)請求項4に記載の発明は、次のような効果
を奏する。すなわち、請求項4に記載の発明によれば、
空気清浄機を用いたオゾン発生装置を提供することがで
きる。
【図1】空気清浄機の概略構成図である。
10 空気清浄機 20 ハウジング 21 空気流入口 22 空気流出口 23 乱反射板 30 送風ファン 40 光触媒フィルター 50 ランプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 599124781 浅見 千裕 インドネシア国 ジャカルタ ウタラ 14350 サンター アグング ポドモーロ ジェーエル ビスマ 11ブロック ビー 7 2号 (72)発明者 岩下 周三郎 兵庫県神戸市北区淡河町淡河13番地 (72)発明者 中嶋 堅 東京都目黒区下目黒3丁目4番6−804号 (72)発明者 浅見 千裕 インドネシア国 ジャカルタ ウタラ 14350 サンター アグング ポドモーロ ジェーエル ビスマ 11ブロック ビー 7 2号 Fターム(参考) 4C080 AA07 AA10 BB02 BB05 HH05 JJ03 KK08 LL10 MM02 MM08 QQ11 QQ17 QQ20 4D048 AA22 AB02 BA06Y BA07Y BA13Y BA16Y BA24Y BA27Y BA41Y BB08 CC10 CC40 EA01
Claims (4)
- 【請求項1】 空気流入口及び空気流出口を有するハウ
ジングと、 前記ハウジング内に配置される送風ファンと、 前記ハウジング内に配置される光触媒フィルターと、 前記ハウジング内に配置され、前記光触媒フィルターに
光を照射するランプとを備え、 前記光触媒フィルターは、透明糸状物質を織成した織布
の片側面に、金属結晶微粒子を塗材を塗布し、乾燥した
後、これを高温処理することで、前記片面側に有機物分
解光触媒物質を焼成してなり、 前記片側面には、前記送風ファンを臨ませ、 前記片側面の裏面の他の片側面には、前記ランプを臨ま
せていることを特徴とする空気清浄機。 - 【請求項2】 前記ランプには、紫外線ランプが使用さ
れていることを特徴とする請求項1に記載の空気清浄
機。 - 【請求項3】 前記ハウジングの前記空気流出口には、
前記光触媒フィルターに向かって開いた乱反射板を設
け、 前記乱反射板の中心には、前記ランプが配置されている
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の空気清
浄機。 - 【請求項4】 空気流入口及び空気流出口を有するハウ
ジングと、 前記ハウジング内に配置された送風ファンと、 光触媒フィルターと、 前記光触媒フィルターに紫外線を照射する紫外線ランプ
とを備え、 前記光触媒フィルターは、透明糸状物質を織成した織布
の片側面に、金属結晶微粒子を塗材を塗布し、乾燥した
後、これを高温処理することで、前記片面側に有機物分
解光触媒物質を焼成してなり、 前記片側面には、前記送風ファンに臨ませ、 前記片側面の裏面の他の片側面には、前記紫外線ランプ
を臨ませていることを特徴とするオゾン発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24815399A JP2001070416A (ja) | 1999-09-02 | 1999-09-02 | 空気清浄機及びこれを用いたオゾン発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24815399A JP2001070416A (ja) | 1999-09-02 | 1999-09-02 | 空気清浄機及びこれを用いたオゾン発生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001070416A true JP2001070416A (ja) | 2001-03-21 |
Family
ID=17174018
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24815399A Pending JP2001070416A (ja) | 1999-09-02 | 1999-09-02 | 空気清浄機及びこれを用いたオゾン発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001070416A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018089063A (ja) * | 2016-12-01 | 2018-06-14 | 株式会社日本理工医学研究所 | 小型脱臭器 |
KR101922560B1 (ko) | 2016-12-14 | 2018-11-27 | 한국기계연구원 | 광전 효과에 의한 항균 기능을 구비하는 공기 정화 장치 |
-
1999
- 1999-09-02 JP JP24815399A patent/JP2001070416A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018089063A (ja) * | 2016-12-01 | 2018-06-14 | 株式会社日本理工医学研究所 | 小型脱臭器 |
KR101922560B1 (ko) | 2016-12-14 | 2018-11-27 | 한국기계연구원 | 광전 효과에 의한 항균 기능을 구비하는 공기 정화 장치 |
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