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JP2001067169A - 情報端末装置及び連続文字入力方法 - Google Patents

情報端末装置及び連続文字入力方法

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Publication number
JP2001067169A
JP2001067169A JP24011899A JP24011899A JP2001067169A JP 2001067169 A JP2001067169 A JP 2001067169A JP 24011899 A JP24011899 A JP 24011899A JP 24011899 A JP24011899 A JP 24011899A JP 2001067169 A JP2001067169 A JP 2001067169A
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key
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character string
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JP24011899A
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Hidenori Nagasaki
秀紀 長崎
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JP2001067169A publication Critical patent/JP2001067169A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】面倒な操作を必要とせずに、入力中の状態で同
じ文字を連続入力する。 【解決手段】キーボード等からなる入力部22に連続入
力を行うためのリピートキー22aを設けておく。入力
部22を通じて文字が入力された際に、入力処理部24
によって、その入力文字を1文字格納メモリ28に上書
きすると共に文字列格納メモリ29に順次格納してい
く。ここで、文字入力中の状態でリピートキー22aが
押下されたときに、リピート処理部25はその直前に入
力された文字を1文字格納メモリ28から読み出して文
字列格納メモリ29にアペンドし、表示処理部27を通
じて上記直前に入力された文字に続けて表示部23に表
示する。これにより、その都度キー操作を行わなくと
も、連続文字を簡単に入力できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワードプロセッ
サ、パーソナルコンピュータ、携帯電話機等の文字を入
力して各種の処理を行う情報端末装置に係り、特に連続
文字を入力する場合に用いて好適な情報端末装置と、同
装置に用いられる連続文字入力方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、電子メールやチャット(cha
t)にてメール文章を作成する場合、「ながぁぁぁ
く」、「すっごぉぉぉい」、「いけぇぇぇ」、「うわぁ
ぁぁ」、「みなさぁぁぁん」、「はしれぇぇぇ」、「え
っっっ」、「あっっっ」、「しゅ、しゅうりょうした」
といったように、話し言葉的に同じ文字を連続させて文
字列を入力する風潮がある。
【0003】従来の情報端末装置では、このような連続
文字を効率的に入力する方法や、連続文字を含んだ文字
列をかな漢字変換する方法はなかった。このため、同じ
文字を何度も繰り返し入力したり、かな漢字変換を必要
とする場合には、変換できる形で文字列を入力した後、
その変換結果に連続文字を加えるなどの編集操作が必要
であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従
来、連続文字を入力するためには、非常に面倒な操作が
必要であり、ユーザに負担がかかる問題があった。この
場合、電話機のように、1つのキーに複数の異なる文字
が割り付けられた機器では、「あ」→「い」→「う」→
「え」→「お」→「ぁ」→「ぃ」→「ぅ」→「ぇ」→
「ぉ」といったように、1つのキーを何度も押下して所
望の文字を得なければならず、入力に手間と時間がかか
ることになる。
【0005】また、従来の機器では、例えば「ながぁぁ
ぁい」といったような連続文字を有する文字列をかな漢
字変換すると、誤変換してしまう可能性がある。このた
め、まず、「ながい」といった文字列を入力して「長
い」といった変換結果を得た後、その変換結果に対して
「長ぁぁぁい」といったように編集を加える必要があ
り、非常に面倒であった。
【0006】なお、従来、入力された文字を特定の操作
により連続させるIME等はあるが、これは入力が確定
された文字を対象として、その文字を連続させる手法で
あって、入力中の文字(未確定の文字)を対象として連
続させることはできない。
【0007】本発明は上記のような点に鑑みなされたも
ので、面倒な操作を必要とせずに、入力中の状態で同じ
文字を連続入力することができ、また、連続文字を有す
る文字列をかな漢字変換することのできる情報端末装置
及び連続文字入力方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の情報端末装置
は、連続入力を行うための特定のキーを入力装置に用意
し、文字入力中の状態で上記特定のキーが操作されたと
きに、その直前に入力された文字と同じ文字を生成し、
この生成された文字を上記直前に入力された文字に続け
て出力するようにしたものである。これにより、特定の
キーを操作するだけで直前の入力文字を連続して得るこ
とができ、連続文字を入力する場合でのキー操作数を削
減することができる。
【0009】また、本発明の情報端末装置は、連続文字
を有する文字列をかな漢字変換する場合に、その文字列
の中で同一文字が連続する部分を削除し、その削除後の
文字列を変換対象としてかな漢字変換し、変換結果とし
て得られた文字列の中に上記削除された連続文字列を加
えて変換結果として出力するようにしたものである。こ
れにより、変換できる形で文字列を入力するなどの面倒
な操作を必要とせずに、連続文字を有する文字列をかな
漢字変換して、所望の変換結果を得ることができる。
【0010】また、本発明の情報端末装置は、かな漢字
変換で用いられる辞書の各単語の読みと見出しに同一文
字が連続する部分を示す連続文字位置情報を登録してお
き、連続文字を有する文字列をかな漢字変換する場合
に、上記連続文字位置情報に基づいて同一文字を派生さ
せた辞書単語と入力文字列とを比較してかな漢字変換
し、その変換結果として得られた文字列を出力するよう
にしたものである。このように、連続文字位置情報を有
する変換用辞書を用いることで、文字を連続して入力し
ても、その入力文字列を変換対象としてかな漢字変換す
ることができる。
【0011】また、本発明の情報端末装置は、各キー毎
に複数の異なる文字が割り当てられた入力装置を用いて
文字入力を行う場合において、各キーに対する各文字の
出力順位を記憶したキーテーブルを参照して、上記入力
装置を通じて入力されたキーに割り付けられた各文字を
当該キーの入力毎に所定の順で出力し、最終的に出力さ
れた文字をメモリに保持しておくことで、前回と同じキ
ーが続けて入力されたときに、そのメモリに保持された
文字を優先して出力するようにしたものである。これに
より、同じ文字を連続して入力する場合に、その文字を
得るために何度もキー入力しなくとも、当該文字を優先
的に得ることができる。
【0012】また、本発明の情報端末装置は、繰返し文
字を派生させるための特定のキーを入力装置に用意し、
文字入力中の状態で上記特定のキーが操作されたとき
に、その直前に入力された文字の母音を拗音化した文字
を所定数生成し、この生成された文字列を上記直前に入
力された文字に続けて出力するようにしたものである。
これにより、母音文字が連続する文字列を入力する場合
でのキー操作数を削減することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0014】(第1の実施形態)図1は本発明の情報端
末装置のハードウェア構成を示すブロック図である。本
装置は、ワードプロセッサ、パーソナルコンピュータま
たは電話機能を備えた小型端末機器等からなる。図1に
示すように、本実施形態における情報端末装置には、C
PU11、ROM12、RAM13、入力装置14、表
示装置15、外部記憶装置16、印刷装置17、通信装
置18などが設けられている。
【0015】CPU11は、本装置全体の制御を行うも
のであり、ROM12やRAM13に記憶されたプログ
ラムを読み込んで、そのプログラムに従った各種処理を
実行する。ROM12およびRAM13には、CPU1
1の動作に必要なプログラムや、各種の情報が記憶され
ている。
【0016】表示装置14は、例えばLCD(Liquid C
rystal Display)やCRT(Cathode-ray tube)などか
らなり、データの表示を行うためのデバイスである。入
力装置15は、例えばキーボードや操作パネルなどから
なり、データの入力や指示を行うためのデバイスであ
る。
【0017】外部記憶装置16は、例えば磁気ディスク
装置(HDD)やフロッピー(登録商標)ディスク装置
(FDD)、CD−ROM装置などであり、各種のプロ
グラムやファイルを保持しておくためのデバイスであ
る。印刷装置17は、データを印刷するためのデバイス
である。この印刷装置17は、ワードプロセッサのよう
に予め標準的に装備されていても良いし、パーソナルコ
ンピュータのように外付けにて接続されるような仕様で
あっても良い。通信装置18は、外部装置とのインタフ
ェースであり、無線または有線にてデータの送受信処理
を行う。
【0018】次に、第1の実施形態を実現するための情
報端末装置の機能構成について説明する。
【0019】第1の実施形態では、例えばキーボード等
の入力装置にリピートキーを用意し、文字入力後にリピ
ートキーが押下されたときに、その直前に入力された文
字と同じ文字を生成して出力することを特徴としてい
る。
【0020】図2は本発明の第1の実施形態における情
報端末装置の機能構成を示すブロック図である。図1の
情報端末装置を機能的に示すと、制御部21、入力部2
2、表示部23、各種処理部24〜27、各種メモリ2
8〜31からなる。
【0021】制御部21は、各種処理部24〜27を統
括的に制御するものであり、図1のCPU11に相当す
る。入力部22は、文字の入力や指示を行うものであ
り、図1の入力装置14に相当する。この入力部22に
は、文字を入力するための文字キー、数字を入力するた
めの数字キー等の各種入力キーの他に、ここでは文字の
リピート入力(連続入力)を指示するためのリピートキ
ー22aと、かな漢字変換を指示するための変換キー2
2bが設けられている。表示部23は、入力部22を通
じて入力された文字列等を表示するものであり、図1の
表示装置15に相当する。
【0022】また、各種処理部24〜27は図1のCP
U11にて実行される処理を示したものである。このう
ち、入力処理部24は、入力部22から入力された文字
の入力処理を行う。リピート処理部25は、リピートキ
ー22aの押下によるリピート指示に従って文字のリピ
ート処理を行う。かな漢字変換処理部26は、変換キー
22bの押下による変換指示に従ってかな漢字変換処理
を行う。表示処理部27は、入力された文字列や変換結
果等の表示処理を行う。
【0023】また、各種メモリ28〜31は図1のRA
M13に設けられる。このうち、1文字格納メモリ28
は、文字が入力されたとき、そのときの文字を次の文字
が入力されるまで保持しておくためのメモリである。文
字列格納メモリ29は、入力された文字をその入力順に
保持しておくためのメモリである。かな漢字変換辞書3
0は、各単語の読みと見出しなど、かな漢字変換処理に
必要な情報が予め格納された辞書メモリである。変換結
果格納メモリ31は、かな漢字変換処理部26によって
得られた変換結果を保持しておくためのメモリである。
【0024】このような構成において、例えば本装置が
電話機のような機器であった場合には、図3(a)に示
すように、操作パネル上にリピートキー22aを用意し
ておく。また、ワードプロセッサやパーソナルコンピュ
ータ等のようにキーボードを入力手段として有する機器
であった場合には、図3(b)に示すように、キーボー
ドにリピートキー22aを用意しておく。このリピート
キー22aを用いて、文字入力中の状態での同一文字の
連続入力を実現する。
【0025】図4に具体例を示す。なお、図中のCLは
カーソルであり、現在の入力位置を示している。また、
ULはアンダーラインであり、入力中つまり未確定状態
を示している。
【0026】例えば、「じゃあ!!!」といった文字列
を入力する場合には、図4(a)に示すように、「じ」
→「ゃ」→「あ」→「!」といった文字を順に入力した
後、リピートキー22aを2回押下する。リピートキー
22aを押下すると、その押下毎に直前に入力された文
字(記号)「!」と同じ文字が自動的に生成されて出力
される。これにより、「じゃあ!!!」といった文字列
が得られる。
【0027】また、「うわぁぁ」といった文字列を入力
する場合には、図4(b)に示すように、「う」→
「わ」→「ぁ」といった文字を順に入力した後、リピー
トキー22aを1回押下する。このリピートキー22a
の押下により直前に入力された文字「ぁ」と同じ文字が
自動的に生成されて出力される。これにより、「うわぁ
ぁ」といった文字列が得られる。このようなリピートキ
ー22aを用いた連続入力はすべて文字入力中の状態、
つまり、入力された文字列が確定されていない状態で行
われる。
【0028】次に、第1の実施形態における処理動作に
ついて説明する。
【0029】図5は第1の実施形態における文字入力処
理の動作を示すフローチャートである。
【0030】まず、初期設定として、1文字格納メモリ
28および文字列格納メモリ29をクリアしておく。入
力部22の操作により何らかのキーを入力すると(ステ
ップA11)、入力処理部24により、その入力キーの
種類が判断される。入力キーが文字キーの場合には(ス
テップA13のNo)、入力処理部24はその文字キー
に対応する文字(コードデータ)を1文字格納メモリ2
8にコピーすると共に文字列格納メモリ29にアペンド
する(ステップA14)。この場合、1文字格納メモリ
28には常に入力された1文字のみが上書きされ、文字
列格納メモリ29には入力された文字が順に格納され
る。この文字列格納メモリ29に格納された各文字は表
示処理部27により入力文字列として表示部23に表示
される(ステップA15)。
【0031】ここで、入力部22に設けられたリピート
キー22aの入力があると(ステップA12のYe
s)、リピート処理部25により1文字格納メモリ28
に文字が格納されているか否かが判断される(ステップ
A16)。1文字格納メモリ28に文字が格納されてい
る場合(ステップA16のYes)、リピート処理部2
5はその文字を文字列格納メモリ29にアペンドする
(ステップA17)。これにより、直前に入力された文
字と同じ文字が表示部23に続けて表示されることにな
る(ステップA15)。
【0032】また、入力部22に設けられた変換キー2
2bの入力があると(ステップA13のYes)、かな
漢字変換処理部26が起動される。かな漢字変換処理部
26は文字列格納メモリ29に格納されている文字列を
変換対象として読み出し、その文字列をかな漢字変換辞
書30を参照してかな漢字変換し、その変換結果として
得られた各候補文字を変換結果格納メモリ31に格納す
る(ステップA18)。この変換結果格納メモリ31に
格納された各候補文字は表示処理部27により表示部2
3に表示される(ステップA19)。ユーザは次候補キ
ー等の操作により、その各候補文字の中で所望の文字を
選択する(ステップA20)。
【0033】このように、文字入力中の状態でリピート
キー22aを押下することで、その直前に入力された文
字と同じ文字を得ることができる。したがって、連続文
字を有する文字列を入力する場合に、何度もキー入力す
る操作が不要となる。特に、電話機のように所望の文字
を入力するのに何回かのキー操作を必要とする機器であ
れば、そのキー操作数を大幅に減らすことができ、ユー
ザの負担を軽減することができる。
【0034】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態について説明する。
【0035】上記第1の実施形態では、リピートキー2
2aを押下する毎に同一文字を連続入力する構成とした
が、第2の実施形態では、数字キーを併用することで、
その数字が示す数だけ連続入力することを特徴としてい
る。
【0036】図6は本発明の第2の実施形態における情
報端末装置の機能構成を示すブロック図である。なお、
基本的な構成は図2と同様であるため、ここでは異なる
部分について説明する。
【0037】図2と異なる点はリピート指示格納メモリ
32が設けられていることである。リピート指示格納メ
モリ32は、リピートキー22aの押下によるリピート
指示があったときに、その旨を示すリピートフラグを保
持しておくためのメモリであり、図1のRAM13に設
けられる。このリピート指示格納メモリ32にリピート
フラグがセット(“1”)されている場合には、数字キ
ーは文字情報ではなく、リピート回数を示す情報として
見なされる。
【0038】図7に具体例を示す。なお、図中のCLは
カーソルであり、現在の入力位置を示している。また、
ULはアンダーラインであり、入力中つまり未確定状態
を示している。
【0039】例えば、「う」→「わ」→「ぁ」といった
文字を順に入力した後、リピートキー22aを押下する
と、「うわぁぁ」といった文字列が得られる。ここで、
リピートキー22aを押下した後に数字キーの「5」を
入力すると、「うわぁぁぁぁぁ」といったように、リピ
ート文字である「ぁ」が5つ分連続して入力される。こ
のように、リピートキー22aの押下後に入力された数
字キーはリピート回数を示す情報として見なされ、その
回数分の連続入力がなされる。このときの連続入力もす
べて文字の入力中つまり入力文字が確定されていない状
態で行われている。
【0040】次に、第2の実施形態における処理動作に
ついて説明する。
【0041】図8は第2の実施形態における文字入力処
理の動作を示すフローチャートである。
【0042】まず、初期設定として、1文字格納メモリ
28、文字列格納メモリ29およびリピート指示格納メ
モリ32をクリアしておく。入力部22の操作により何
らかのキーを入力すると(ステップB11)、入力処理
部24により、その入力キーの種類が判断される。入力
キーが文字キーの場合には(ステップB14のNo)、
入力処理部24はその文字キーに対応する文字(コード
データ)を1文字格納メモリ28にコピーすると共に文
字列格納メモリ29にアペンドする(ステップB1
4)。この場合、1文字格納メモリ28には常に入力さ
れた1文字のみが上書きされ、文字列格納メモリ29に
は入力された文字が順に格納される。この文字列格納メ
モリ29に格納された各文字は表示処理部27により入
力文字として表示部23に表示される(ステップB1
6)。
【0043】ここで、入力部22に設けられたリピート
キー22aの入力があると(ステップB12のYe
s)、リピート処理部25により1文字格納メモリ28
に文字が格納されているか否かが判断される(ステップ
B17)。1文字格納メモリ28に文字が格納されてい
る場合(ステップB17のYes)、リピート処理部2
5はリピート指示格納メモリ32にフラグ“1”を格納
した後(ステップB18)、その文字を文字列格納メモ
リ29にアペンドする(ステップB19)。これによ
り、直前に入力された文字と同じ文字が表示部23に続
けて表示されることになる(ステップB16)。
【0044】また、数字キーの入力があると(ステップ
B14のYes)、リピート処理部25はリピート指示
格納メモリ32に格納されたフラグの状態をチェックす
る(ステップB20)。その結果、フラグが“1”であ
れば(ステップB20のYes)、リピート処理部25
はリピート回数が入力されたもの判断し、1文字格納メ
モリ28に格納されている文字を当該数字キーが示す回
数分だけ文字列格納メモリ29にアペンドする(ステッ
プB21)。なお、入力された数字とアペンドする個数
の計算は調整可とする。その後、リピート指示格納メモ
リ32にフラグ“0”を格納しておく(ステップB2
2)。このようにして、直前に入力された文字が数字キ
ーで示される数字の回数分だけ生成されて、表示部23
に続けて表示されることになる。
【0045】また、変換キー22bの入力があると(ス
テップB13のYes)、かな漢字変換処理部26が起
動される。かな漢字変換処理部26は文字列格納メモリ
29に格納されている文字列を変換対象として読み出
し、その文字列をかな漢字変換辞書30を参照してかな
漢字変換し、その変換結果として得られた各候補文字を
変換結果格納メモリ31に格納する(ステップB2
3)。この変換結果格納メモリ31に格納された各候補
文字は表示処理部27により表示部23に表示される
(ステップB24)。ユーザは次候補キー等の操作によ
り、その各候補文字の中で所望の文字を選択する(ステ
ップB25)。
【0046】このように、リピートキー22aと数字キ
ーを併用することで、文字入力中の状態で直前に入力し
た文字を当該数字キーが示す数字の回数分だけ連続して
得ることができる。したがって、連続文字を有する文字
列を入力する場合でのキー操作数をさらに減らすことが
でき、ユーザの負担を軽減することができる。
【0047】(第3の実施形態)次に、本発明の第3の
実施形態について説明する。
【0048】第3の実施形態では、話し言葉で特に末尾
の部分に連続文字がある場合でのかな漢字変換を実現す
る。例えば、「ながぁぁぁい」といった入力文字列に対
してかな漢字変換が指示された場合に、当該入力文字列
の中で同一文字が連続している部分「ぁぁぁ」を削除し
てかな漢字変換し、その変換結果として得られた文字列
「長い」の中に上記削除した連続文字列「ぁぁぁ」を埋
め込む。これにより、「ながぁぁぁい」といった入力文
字列に対して、「長ぁぁぁい」といった変換結果を得る
ことができる。同様に、「みなさぁぁぁん」といった入
力文字列に対しては「皆さぁぁぁん」、「はしれぇぇぇ
ぇ」といった入力文字列に対しては「走れぇぇぇぇ」と
いった変換結果を得ることができる。
【0049】従来のかな漢字変換方法では、入力文字列
のすべてを変換対象とするため、上記のような入力文字
列では誤変換する可能性があったが、本発明の方法によ
り、これをクリアすることができる。
【0050】図9は本発明の第3の実施形態における情
報端末装置の機能構成を示すブロック図である。図1の
情報端末装置を機能的に示すと、制御部41、入力部4
2、表示部43、各種処理部44〜48、各種メモリ4
9〜54からなる。
【0051】制御部41は、各種処理部44〜48を統
括的に制御するものであり、図1のCPU11に相当す
る。入力部42は、文字の入力や指示を行うものであ
り、図1の入力装置14に相当する。この入力部42に
は、文字を入力するための文字キー、数字を入力するた
めの数字キー等の各種入力キーの他に、ここではかな漢
字変換を指示するための変換キー42aが設けられてい
る。表示部43は、入力部42を通じて入力された文字
列等を表示するものであり、図1の表示装置15に相当
する。
【0052】また、各種処理部44〜48は図1のCP
U11にて実行される処理を示したものである。このう
ち、入力処理部44は、入力部42から入力された文字
の入力処理を行う。連続文字列削除処理部45は、入力
文字列の中で同一文字が連続している箇所を検出し、そ
の連続文字列を削除する処理を行う。かな漢字変換処理
部46は、変換キー42aの押下による変換指示に従っ
てかな漢字変換処理を行う。連続文字列挿入処理部47
は、かな漢字変換処理の変換結果として得られた文字列
の中に削除文字列を挿入する処理を行う。表示処理部4
8は、入力された文字列や変換結果等の表示処理を行
う。
【0053】また、各種メモリ49〜54は図1のRA
M13に設けられる。このうち、文字列格納メモリ49
は、入力された文字列を保持しておくためのメモリであ
る。削除文字列格納メモリ50は、入力文字列の中から
削除された文字列を保持しておくためのメモリである。
位置情報格納メモリ51は、連続文字列を削除した位置
を示す位置情報をを保持しておくためのメモリである。
変換対象格納メモリ52は、かな漢字変換の対象として
判断された文字列を保持しておくためのメモリである。
かな漢字変換辞書53は、各単語の読みと見出しなど、
かな漢字変換処理に必要な情報が予め格納された辞書メ
モリである。変換結果格納メモリ54は、かな漢字変換
処理部46によって得られた変換結果を保持しておくた
めのメモリである。
【0054】次に、第3の実施形態における処理動作に
ついて説明する。
【0055】図10は第3の実施形態における文字入力
処理の動作を示すフローチャートである。
【0056】まず、初期設定として、文字列格納メモリ
49、削除文字列格納メモリ50、位置情報格納メモリ
51をクリアしておく。入力部42を通じて文字列が入
力されると(ステップC11)、その入力文字列は入力
処理部44によって文字列格納メモリ49に順に格納さ
れる(ステップC12)。なお、ここでは文字列の入力
方法については特に限定されるものではないが、例えば
上記第1または第2の実施形態で説明したような方法
で、連続文字を有する文字列が入力されるものとする。
【0057】ここで、入力部42に設けられた変換キー
42aの押下によりかな漢字変換が指示されると(ステ
ップC13のYes)、連続文字列削除処理部45によ
って文字列格納メモリ49に格納された入力文字列の中
で同一文字が連続している部分があるか否かが判断され
る(ステップC14)。その結果、入力文字列の中に同
一文字が連続している部分がなければ(ステップC14
のNo)、連続文字列削除処理部45は当該文字列をそ
のまま変換対象として変換対象格納メモリ52に格納す
る(ステップC15)。
【0058】一方、入力文字列の中に同一文字が連続し
ている部分があった場合には(ステップC14のYe
s)、連続文字列削除処理部45は当該文字列の中から
連続文字列を削除し、その残りの文字列を変換対象とし
て変換対象格納メモリ52に格納すると共に(ステップ
C16)、削除した連続文字列とその位置情報を削除文
字列格納メモリ50、位置情報格納メモリ51にそれぞ
れ格納しておく(ステップC17)。
【0059】かな漢字変換処理部46は、変換対象格納
メモリ52に格納された文字列をかな漢字変換辞書53
を参照してかな漢字変換し、その変換結果として得られ
た文字列を変換結果格納メモリ54に格納する(ステッ
プC18)。ここで、連続文字列挿入処理部47は位置
情報格納メモリ51に位置情報が格納されているか否か
をチェックする。その結果、位置情報格納メモリ51に
位置情報が格納されている場合には(ステップC19の
Yes)、連続文字列挿入処理部47は削除文字列格納
メモリ50から削除文字列を読み出し、これを当該位置
情報に基づいて変換結果格納メモリ54内の文字列の中
に挿入する(ステップC20)。表示処理部48は、こ
の変換結果格納メモリ54内の文字列を変換結果として
表示部43に表示する(ステップC21)。
【0060】このように、入力文字列の中に同一文字が
連続する部分があっても、その連続文字列を除いてかな
漢字変換し、変換結果として得られた文字列の中に上記
連続文字列を挿入することで、所望の変換結果を得るこ
とができる。
【0061】この様子を図11を用いて具体的に説明す
る。
【0062】例えば図11(a)に示すように、「なが
ぁぁぁい」といった文字列が入力され、文字列格納メモ
リ49に格納されたとする。この入力文字列の中には、
「ぁぁぁ」といった同一文字が連続する箇所がある。そ
こで、図11(b)に示すように、入力文字列「ながぁ
ぁぁい」の中から連続文字列「ぁぁぁ」を削除した後の
「ながい」といった文字列を変換対象として変換対象格
納メモリ52に格納する。その際、図11(c)および
同図(d)に示すように、削除した連続文字列「ぁぁ
ぁ」とその位置情報「3文字目」を削除文字列格納メモ
リ50および位置情報格納メモリ51にそれぞれ格納し
ておく。
【0063】次に、変換対象格納メモリ52に格納され
た「ながい」をかな漢字変換し、図11(e)に示すよ
うに、その変換結果として得られた「長い」を変換結果
格納メモリ54に格納する。ここで、位置情報格納メモ
リ51に格納された位置情報「3文字目」に基づいて、
削除文字列格納メモリ50に格納された連続文字列「ぁ
ぁぁ」を「長い」に挿入することにより、図11(f)
に示すように、「長ぁぁぁい」といった文字列を得るこ
とができる。
【0064】なお、上記の例は、削除した連続文字列が
かな漢字変換に影響のない文字列であったが、かな漢字
変換に影響する場合のことを考慮すれば、連続文字列の
中の1文字のみ残して削除することが好ましい。この場
合、例えば「えっっっっ」といった入力文字列では「え
っ」となる。
【0065】また、連続文字列をすべて削除して変換対
象文字列を作成する方法と、連続文字列の中の1文字の
み残して削除して変換対象文字列を作成する方法を併用
し、両方の変換対象文字列をかな漢字変換し、変換に失
敗した方を表示しないようにしても良い。両方失敗した
場合には、削除前の入力文字列を変換対象として再度か
な漢字変換することでも良い。
【0066】図12に連続文字列の中の1文字のみ残し
てかな漢字変換する場合での処理動作を示す。基本的な
処理の流れは上記図10と同様である。
【0067】すなわち、入力部42を通じて入力された
文字列は入力処理部44によって文字列格納メモリ49
に順に格納される(ステップD11,D12)。そし
て、変換キー42aの押下によりかな漢字変換が指示さ
れると(ステップD13のYes)、連続文字列削除処
理部45によって文字列格納メモリ49に格納された入
力文字列の中で同一文字が連続している部分があるか否
かが判断される(ステップD14)。その結果、入力文
字列の中に同一文字が連続している部分がなければ(ス
テップD14のNo)、連続文字列削除処理部45は当
該文字列をそのまま変換対象として変換対象格納メモリ
52に格納する(ステップD15)。
【0068】ここで、入力文字列の中に同一文字が連続
している部分があった場合には(ステップD14のYe
s)、連続文字列削除処理部45は当該文字列の中から
連続文字列を1文字のみ残して削除し、その残りの文字
列を変換対象として変換対象格納メモリ52に格納する
と共に(ステップD16)、削除した連続文字列とその
位置情報を削除文字列格納メモリ50、位置情報格納メ
モリ51にそれぞれ格納しておく(ステップD17)。
例えば、「えっっっっ」→「えっ」とした場合には、削
除文字列格納メモリ50に「っっっ」といった連続文字
列が格納され、位置情報格納メモリ51に「3文字目」
といった位置情報が格納される。
【0069】以後は図10と同様であり、かな漢字変換
処理部46によって変換対象格納メモリ52に格納され
た文字列がかな漢字変換され、その変換結果として得ら
れた文字列が変換結果格納メモリ54に格納される(ス
テップD18)。ここで、連続文字列挿入処理部47は
位置情報格納メモリ51に位置情報が格納されているか
否かをチェックし、位置情報が格納されている場合には
(ステップD19のYes)、削除文字列格納メモリ5
0内の削除文字列を当該位置情報に基づいて変換結果格
納メモリ54内の文字列の中に挿入する(ステップD2
0)。表示処理部48は、この変換結果格納メモリ54
内の文字列を変換結果として表示部43に表示する(ス
テップD21)。
【0070】このように、連続文字列の1文字のみを残
しておくことで、連続文字列のすべてを削除してかな漢
字変換する場合よりも変換率が高くなり、所望の文字列
を得やすくなる。
【0071】なお、入力文字列の中で連続した同一文字
列を削除してかな漢字変換する/しないを予めユーザモ
ードによりユーザが任意に選択できるようにしても良
い。「する」のモードが選択された場合には、上記図1
0または図12で説明したような連続文字を考慮したか
な漢字変換処理が実行される。「しない」のモードが選
択された場合には、文字列が入力された際に、その入力
文字列をそのまま変換対象としてかな漢字変換する処理
が実行される。
【0072】(第4の実施形態)次に、本発明の第4の
実施形態について説明する。
【0073】第4の実施形態では、かな漢字変換で用い
られる辞書の単語の読みと見出しに連続文字列の情報を
埋め込んでおくことを特徴としている。
【0074】図13は本発明の第4の実施形態における
情報端末装置の機能構成を示すブロック図である。図1
の情報端末装置を機能的に示すと、制御部61、入力部
62、表示部63、各種処理部64〜67、各種メモリ
68〜73からなる。
【0075】制御部61は、各種処理部64〜67を統
括的に制御するものであり、図1のCPU11に相当す
る。入力部62は、文字の入力や指示を行うものであ
り、図1の入力装置14に相当する。この入力部62に
は、文字を入力するための文字キー、数字を入力するた
めの数字キー等の各種入力キーの他に、ここではかな漢
字変換を指示するための変換キー62aが設けられてい
る。表示部63は、入力部62を通じて入力された文字
列等を表示するものであり、図1の表示装置15に相当
する。
【0076】また、各種処理部64〜67は図1のCP
U11にて実行される処理を示したものである。このう
ち、入力処理部64は、入力部62から入力された文字
の入力処理を行う。かな漢字変換処理部65は、変換キ
ー62aの押下による変換指示に従ってかな漢字変換処
理を行う。学習処理部66は、連続文字列をサポートす
るためのユーザ登録語の学習処理を行う。表示処理部6
7は、入力された文字列や変換結果等の表示処理を行
う。
【0077】また、各種メモリ68〜73は図1のRA
M13に設けられる。このうち、文字列格納メモリ68
は、入力された文字列を保持しておくためのメモリであ
る。ユーザ辞書69およびシステム辞書70は共にかな
漢字変換用の辞書であり、各単語の読みと見出しなど、
かな漢字変換処理に必要な情報が予め格納された辞書メ
モリである。ユーザ辞書69はユーザによって登録され
た単語を有し、ここでは図14に示すように登録語の読
みと見出しに連続文字列の情報が埋め込まれている。シ
ステム辞書70は予めメーカ側で用意した標準的な単語
を有する。変換結果格納メモリ71は、かな漢字変換処
理部65によって得られた変換結果を保持しておくため
のメモリである。
【0078】読み情報格納メモリ72は、学習処理部6
6によって作成された登録語の読み文字列と、その読み
文字列に対する連続文字列の位置情報を保持しておくた
めのメモリである。見出し情報格納メモリ73は、学習
処理部66によって作成された登録語の見出し文字列
と、その見出し文字列に対する連続文字列の位置情報を
保持しておくためのメモリである。
【0079】図14は上記ユーザ辞書69の構成を示す
図である。
【0080】ユーザ辞書69には、各単語の読みと見出
しの他に、同一文字が連続する位置を示す情報が登録さ
れている。例えば、読みが「ばいばあい」であり、見出
しが「ばいばぁい」であるユーザ登録語では、その読み
文字列「ばいばあい」の4文字目と、見出し文字列「ば
いばぁい」の4文字目にそれぞれ連続文字位置情報が登
録されている。この連続文字位置情報は、その位置にあ
る文字が連続することを示している。
【0081】同様に、読みが「もしもぉし」、見出しが
「もしもぉし」であるユーザ登録語では、その読み文字
列「もしもぉし」の4文字目と、見出し文字列「もしも
ぉし」の4文字目にそれぞれ連続文字位置情報が登録さ
れている。また、読みが「たかちゃん」、見出しが「高
ちゃん」であるユーザ登録語では、その読み文字列「た
かちゃん」の5文字目と、見出し文字列「高ちゃん」の
4文字目にそれぞれ連続文字位置情報が登録されてい
る。
【0082】このような連続文字位置情報を有するユー
ザ辞書69を用いることにより、図15(a)乃至
(c)に示すように、「たかちゃん」といった文字列が
入力された場合には「高ちゃん」と変換し、「たかちゃ
ぁん」といった文字列が入力された場合には「高ちゃぁ
ん」と変換し、「たかちゃぁぁぁん」といった文字列が
入力された場合には「高ちゃぁぁぁん」と変換すること
ができる。
【0083】すなわち、連続文字として許可する「ぁ」
についてユーザ登録しておくことにより、変換対象とな
る読み文字列の中に同じ文字を何文字連続して入力して
も(無しでも可)、そのときの入力文字列をユーザ辞書
69を用いてかな漢字変換することができるようにな
る。
【0084】次に、第4の実施形態における処理動作に
ついて説明する。
【0085】図16は第4の実施形態における文字入力
処理の動作を示すフローチャートである。
【0086】入力部62を通じて文字列が入力されると
(ステップE11)、その入力文字列は入力処理部64
によって文字列格納メモリ68に順に格納される(ステ
ップE12)。なお、ここでは文字列の入力方法につい
ては特に限定されるものではないが、例えば上記第1ま
たは第2の実施形態で説明したような方法で、連続文字
を有する文字列が入力されるものとする。
【0087】ここで、変換キー62aの押下によりかな
漢字変換が指示されると(ステップE13のYes)、
かな漢字変換処理部65は文字列格納メモリ68に格納
された入力文字列に基づいてユーザ辞書69の中から当
該入力文字列の1文字目と一致する読みを持つユーザ登
録語を検索し(ステップE14)、そのユーザ登録語の
読みに連続文字位置情報が登録されているか否かをチェ
ックする(ステップE15)。
【0088】連続文字位置情報が登録されていない場合
には(ステップE15のNo)、かな漢字変換処理部6
5は通常の辞書検索を行い、ユーザ辞書69から該当す
る見出しを読み出し、これを変換結果として変換結果格
納メモリ71に格納する(ステップE16)。また、か
な漢字変換処理部65は当該入力文字列に基づいてシス
テム辞書70を検索し、該当する見出しがあれば、その
見出し文字列を変換結果として変換結果格納メモリ71
に格納する(ステップE17)。表示処理部67は、こ
の変換結果格納メモリ71に格納された文字列を表示部
63に表示する(ステップE18)。
【0089】一方、上記ステップE15において、連続
文字位置情報が登録されている場合には、かな漢字変換
処理部65はその連続文字位置情報に基づいてユーザ登
録語の読み文字列の連続文字部分を派生させ、その派生
後の読み文字列と入力文字列とを比較する(ステップE
19)。両者が完全に一致した場合には(ステップE2
0のYes)、かな漢字変換処理部65は当該ユーザ登
録語の見出し文字列とその連続文字位置情報に基づいて
変換結果としての見出し文字列を作成し、変換結果格納
メモリ71に格納する(ステップE21)。以後は、当
該入力文字列に基づいてシステム辞書70を検索し、該
当する見出しがあれば、その見出し文字列を変換結果と
して変換結果格納メモリ71に格納する(ステップE1
7)。表示処理部67は、この変換結果格納メモリ71
に格納された文字列を表示部63に表示する(ステップ
E18)。
【0090】このように、連続文字位置情報を有するユ
ーザ辞書69を用いることにより、その連続文字位置情
報で示される文字を何文字連続して入力しても、その入
力文字列をかな漢字変換することができ、図15(c)
に示したように、「たかちゃぁぁぁん」といった入力文
字列に対し、「高ちゃぁぁぁん」といった変換結果を得
ることができる。
【0091】なお、ここではユーザ辞書69に連続文字
位置情報を埋め込んでおくようにした、予めメーカ側が
用意するシステム辞書70に同様の情報を埋め込むよう
にしても良い。
【0092】また、ユーザが入力した文字列から自動的
に学習するようにしても良い。例えば、「とぉぉぉく
に」といった文字列を入力して無変換キーを押下した場
合に、「とぉくに」と「2文字目」といった情報を学習
する。これにより、次回「とぉぉぉぉぉくにいった」と
いった文字列を入力した場合に、「とぉぉぉぉぉくに行
った」と変換することができる。以下に、このような学
習機能を実現するための処理動作について説明する。
【0093】図17は第4の実施形態における学習処理
の動作を示すフローチャートである。
【0094】変換キーまたは無変換キーによって変換結
果が確定されると、図13に示す学習処理部66が起動
される。学習処理部66は文字列格納メモリ68に格納
された入力文字列内に同一文字が連続する部分があるか
否かをチェックする(ステップF11)。入力文字列内
に同一文字が連続する部分があれば(ステップF11の
Yes)、学習処理部66はその連続文字列の1文字の
みを残してユーザ登録語の読み文字列を作成すると共に
(ステップF12)、当該読み文字列に対する連続文字
位置の情報を作成し(ステップF13)、これらを読み
情報格納メモリ72に格納しておく。
【0095】また、学習処理部66は変換結果格納メモ
リ71に格納された変換結果の中でユーザが確定した文
字列を対象として、その確定文字列内の連続文字列の1
文字のみを残してユーザ登録語の見出し文字列を作成す
ると共に(ステップF14)、当該見出し文字列に対す
る連続文字位置の情報を作成し(ステップF15)、こ
れらを見出し情報格納メモリ73に格納しておく。
【0096】ユーザ登録語の読み文字列、見出し文字
列、それらの連続文字位置情報が得られると、学習処理
部66はこれらの情報を読み情報格納メモリ72および
見出し情報格納メモリ73から読み出してユーザ辞書6
9に登録する(ステップF16)。
【0097】このように、ユーザ辞書69にユーザ登録
語を自動登録することで、以後、同様の文字列の中に連
続文字位置情報で示される文字を何文字も連続させて入
力しても、図16で説明したように、ユーザ辞書69を
参照してかな漢字変換を行うことができる。
【0098】(第5の実施形態)次に、本発明の第5の
実施形態について説明する。
【0099】上記第1の実施形態では、入力装置にリピ
ートキーを設けて同一文字の連続入力を実現したが、第
5の実施形態では、リピートキーを必要とせずに同一文
字を連続入力することを特徴としている。
【0100】図18に本発明の第5の実施形態に用いら
れる入力装置の一例を示す。この入力装置には、文字や
記号を入力するための文字キー、かな漢字変換を指示す
るための変換キー等が設けられているが、リピートキー
はない。
【0101】電話機のような機器では、キーを配置する
スペースが限られていることから、図19に示すよう
に、あ行の文字群、か行の文字群、さ行の文字群…とい
ったように、同系列の文字群が1つのキーに割り当てら
れている。
【0102】例えば、「1あ」キーには、「あ」,
「い」,「う」,「え」,「お」,「ぁ」,「ぃ」,
「ぅ」,「ぇ」,「ぉ」といったように、あ行に属する
各文字が割り当てられている。同様に、「2か」キーに
は、「か」,「き」,「く」,「け」,「こ」といった
ように、か行に属する各文字が割り当てられている。
「3さ」キーには、「さ」,「し」,「す」,「せ」,
「そ」といったように、さ行に属する各文字が割り当て
られている。
【0103】したがって、所望の文字を入力するのに、
同じキーを何回か押下する必要がある。例えば「う」の
文字を入力する場合には、「1あ」キーを3回押下する
ことになる。
【0104】ここで、「うわぁぁぁ」といった連続文字
を有する文字列を入力する場合には、図20に示すよう
に、まず、「1あ」キーを3回押下して「う」の文字を
入力し、「0わ」キーを1回押下して「わ」の文字を入
力し、「1あ」キーを6回押下して「ぁ」の文字を入力
する。次に、「ぁ」の文字を連続して入力するために、
「#→」キーを押下した後、再び「1あ」キーを6回押
下して「ぁ」の文字を入力するといった操作を繰り返す
ことになり、合計24回のキー入力操作が必要となる。
なお、「#→」キーは表示位置を1つ進めるためのキー
であり、同系列の文字を続けて入力する場合には、この
「#→」キーを入力して強制的に表示位置を1つ進めて
おく必要がある。
【0105】また、これにより簡易な入力方式として、
所謂ポケベル入力方式がある。これは、子音キーと母音
キーの組合せで文字を入力する方式である。例えば
「う」の文字を入力する場合には、「1あ」キーと「3
さ」キーを押下することになる。これにより、あ行の3
番目の文字として「う」の文字が得られる。
【0106】このポケベル入力方式を用いれば、上記
「うわぁぁぁ」といった連続文字を有する文字列を入力
する場合に、図21に示すように、「1あ」キーと「3
さ」キーを押下して「う」の文字を入力し、「0わ」キ
ーと「1あ」キーを押下して「わ」の文字を入力し、
「1あ」キーと「6は」キーを押下して「ぁ」の文字を
入力するといったように、合計10回のキー入力操作で
済む。しかしながら、同じ文字を連続して入力する場合
でも、その都度、2つキーを組みあわせて入力しなけれ
ばならないため、手間がかかる。
【0107】これに対し、第5の実施形態では、暫定学
習をキー入力自体に持たせ、同じ子音が再度入力された
場合にはリピートキーと見なして前回入力された文字を
入力するというものである。これにより、例えばポケベ
ル入力方式にて上記「うわぁぁぁ」といった連続文字を
有する文字列を入力する場合には、図22に示すよう
に、8回目のキー入力操作で済ますことができる。
【0108】以下に、第5の実施形態を実現するための
具体的な構成について説明する。
【0109】図23は本発明の第5の実施形態における
情報端末装置の機能構成を示すブロック図である。図1
の情報端末装置を機能的に示すと、制御部81、入力部
82、表示部83、入力処理部84、表示処理部85、
各種メモリ86〜89からなる。
【0110】制御部81は、入力処理部84および表示
処理部85を統括的に制御するものであり、図1のCP
U11に相当する。入力部82は、文字の入力や指示を
行うものであり、図1の入力装置14に相当する。この
入力部82には、図18に示すように、「1あ」キー,
「2か」キー,「3さ」キー…といった各文字を入力す
るための文字キーや、「変換」キー、「クリア」キー等
の各種機能キーなどの他に、「#→」キー、「*←」キ
ーが設けられている。「#→」キーは、表示位置を1つ
進める場合に用いられる。「*←」キーは、表示位置を
1つ戻す場合に用いられる。表示部83は、入力部82
を通じて入力された文字列等を表示するものであり、図
1の表示装置15に相当する。
【0111】また、入力処理部84および表示処理部8
5は図1のCPU11にて実行される処理を示したもの
である。このうち、入力処理部84は、入力部82から
入力された文字の入力処理を行う。表示処理部85は、
入力された文字列や変換結果等の表示処理を行う。
【0112】また、各種メモリ86〜89は図1のRA
M13に設けられる。このうち、前キーコードメモリ8
6は、キー入力されたコードを次の入力まで保持してお
くためのメモリである。現表示文字メモリ87は、現在
の表示文字を保持しておくためのメモリである。前表示
文字メモリ88は、前回入力された文字で連続入力の対
象となる文字を保持しておくためのメモリである。キー
テーブル89は、「1あ」キー,「2か」キー,「3
さ」キー等の各文字キーに割り付けられた各文字の出力
順位(表示順位)を記憶したテーブルメモリである。
【0113】図24はキーテーブル89の構成を示す図
である。
【0114】キーテーブル89には、各文字キー毎に各
文字の出力順位が記憶されている。例えば、「1あ」キ
ーには、「あ」→「い」→「う」→「え」→「お」→
「ぁ」→「ぃ」→「ぅ」→「ぇ」→「ぉ」といったよう
に、あ行に属する各文字の入力順位が決められている。
同様に、「2か」キーには、「か」→「き」→「く」→
「け」→「こ」といったように、か行に属する各文字の
入力順位が決められている。「3さ」キーには、「さ」
→「し」→「す」→「せ」→「そ」といったように、さ
行に属する各文字の入力順位が決められている。
【0115】図25は入力コードと各メモリとの関係を
示す図である。
【0116】なお、ここでは通常のキー入力方式(ポケ
ベル入力方式ではない)で、各文字を入力する場合を想
定して説明する。
【0117】例えば、「うわぁぁぁと」といった文字列
を入力する場合、「うわぁ」までは従来と同様に、「1
あ」キーを3回押下して「う」の文字を入力し、「0
わ」キーを1回押下して「わ」の文字を入力し、「1
あ」キーを6回押下して「ぁ」の文字を入力することに
なる。このとき、前キーコードメモリ86および現表示
文字メモリ87には、図25の操作順番1〜10に示す
ように、そのとき入力されたキーコードの情報と、現在
表示されている文字の情報が保持される。
【0118】次に、「ぁ」の文字を連続して入力する場
合に、従来の入力方式では、「#→」キーを押下した
後、再び「1あ」キーを6回押下して「ぁ」の文字を入
力するといった操作を繰り返さなければならない(図2
0参照)。これに対し、本方式では、図25の操作順番
11〜13に示すように、「#→」キーが押下されたと
きに、前回表示されていた文字を連続入力の対象として
前表示文字メモリ88に保持しておき、次に前回と同じ
「1あ」キーが押下されたときに、前表示文字メモリ8
8に保持された文字を優先的に出力する。これにより、
「1あ」キーを押下するだけで「ぁ」の文字を連続して
得ることができる。
【0119】以下に、このような入力方式を実現するた
めの処理動作について説明する。
【0120】図26は第5の実施形態における文字入力
処理の動作を示すフローチャートである。なお、ここで
は図25の操作手順11からの入力処理を想定して説明
する。
【0121】入力部82を通じて1つ進めるキーコード
(「#→」キー)が入力されると(ステップG11→G
12→G13のYes)、入力処理部84は現表示文字
メモリ87内の末尾の文字を読み出し、これを連続入力
の対象として前表示文字メモリ88に格納すると共に
(ステップG14)、現表示文字メモリ87の表示位置
を1つ進めておく(ステップG15)。
【0122】次に、前キーコードメモリ86に格納され
ているキーコードと同じキーコードが入力されると(ス
テップG16のYes)、入力処理部84は前表示文字
メモリ88に文字が格納されているか否かを判断する
(ステップG17)。前表示文字メモリ88に文字が格
納されている場合には(ステップG17のYes)、入
力処理部84はその文字を現表示文字メモリ87の表示
位置にアペンドし、同文字を表示処理部85に渡して表
示部83に表示する(ステップG18)。表示後、入力
処理部84は現表示文字メモリ87の表示位置を1つ進
めておく(ステップG19)。
【0123】一方、上記ステップG17において、前表
示文字メモリ88に文字が格納されていない場合には、
入力処理部84はキーテーブル89を参照して現表示文
字メモリ87の末尾の文字を更新し、その更新後の文字
を表示処理部85に渡して表示部83に表示する(ステ
ップG20)。
【0124】また、上記ステップG16において、前キ
ーコードメモリ86に格納されているキーコードとは異
なるキーコードが入力された場合には(ステップG16
のNo)、入力処理部84は前表示文字メモリ88をク
リアすると共に(ステップG21)、現表示文字メモリ
87の表示位置を1つ進める(ステップG22)。次
に、入力処理部84は入力されたキーコードを前キーコ
ードメモリ86に格納した後(ステップG23)、当該
キーコードに対応する文字を現表示文字メモリ87の表
示位置にアペンドし、同文字を表示処理部85に渡して
表示部83に表示する(ステップG24)。
【0125】このように、1つ前に入力された文字を保
持しておくことで、次のキー入力の際に、何度もキー入
力することなく、前回と同じ文字を連続して得ることが
できる。
【0126】なお、上記第4の実施形態では、前キーコ
ードメモリ86、現表示文字メモリ87、前表示文字メ
モリ88を用いて前回入力された文字を優先的に表示す
るようにしたが、別の方法として、図27に示すよう
に、キーテーブル89にユーザが最後に指定した文字
(つまり、キー入力時に最終的に出力された文字)を最
新の情報として記憶させておき、キーコードが入力され
た際に、その最新情報に基づいて当該文字を優先して表
示するようにすれば、上記同様に、何度もキー操作しな
くとも、前回の同じ文字を連続して得ることが可能とな
る。
【0127】(第6の実施形態)次に、本発明の第6の
実施形態について説明する。
【0128】第6の実施形態では、例えばキーボード等
の入力装置によって文字を入力する場合に、その入力装
置に設けられた繰返しキーが押下されたときに、その直
前に入力された文字の母音を拗音化した文字を予め設定
された数だけ自動的に派生させることを特徴としてい
る。
【0129】例えば、「ながぁぁぁく」、「すっごぉぉ
ぉい」、「いけぇぇぇ」、「うわぁぁぁ」、「みなさぁ
ぁぁん」、「はしれぇぇぇ」…といった話し言葉でよく
使われる文字列に着目すると、「ぁぁぁ」、「ぉぉ
ぉ」、「ぇぇぇ」などの連続文字列はその直前の文字の
母音を拗音化したものが多い。そこで、入力装置に繰返
しキーを用意し、文字の入力後、この繰り返しキーが押
下されたら、直前の文字の母音を拗音化した文字を所定
数派生させる。
【0130】図28に具体例を示す。なお、図中のCL
はカーソルであり、現在の入力位置を示している。ま
た、ULはアンダーラインであり、入力中つまり未確定
状態を示している。
【0131】例えば、「ながぁぁぁく」といった文字列
を入力する場合には、「な」→「が」といった文字を順
に入力した後、繰返しキーを押下する。繰返しキーを押
下すると、その直前に入力された文字「が」の拗音化し
た文字「ぁ」が所定数(ここでは3つ)繰り返し入力さ
れる。その後、「く」といった文字を入力すれば、「な
がぁぁぁく」といった文字列を簡単に得ることができ
る。
【0132】以下に第6の実施形態を実現するための具
体的な構成について説明する。
【0133】図29は第6の実施形態における情報端末
装置の機能構成を示すブロック図である。図1の情報端
末装置を機能的に示すと、制御部91、入力部92、表
示部93、各種処理部94〜96、各種メモリ97〜9
9からなる。
【0134】制御部91は、各種処理部94〜96を統
括的に制御するものであり、図1のCPU11に相当す
る。入力部92は、文字の入力や指示を行うものであ
り、図1の入力装置14に相当する。この入力部92に
は、文字を入力するための文字キー、数字を入力するた
めの数字キー等の各種入力キーの他に、ここでは連続文
字を派生させるための繰返しキー92aが設けられてい
る。表示部93は、入力部92を通じて入力された文字
列等を表示するものであり、図1の表示装置15に相当
する。
【0135】また、各種処理部94〜96は図1のCP
U11にて実行される処理を示したものである。このう
ち、入力処理部94は、入力部92から入力された文字
の入力処理を行う。繰返し処理部95は、繰返しキー9
2aの押下により連続文字派生指示があったときに、直
前に入力された文字の母音を拗音化した文字を所定数派
生させる処理を行う。表示処理部96は、入力された文
字列や変換結果等の表示処理を行う。
【0136】また、各種メモリ97〜99は図1のRA
M13に設けられる。このうち、文字列格納メモリ97
は、入力された文字を順次保持しておくためのメモリで
ある。母音文字格納メモリ98は、入力文字の母音を保
持しておくためのメモリである。派生文字列格納メモリ
99は、繰返し処理部95によって作成された派生文字
列を保持しておくためのメモリである。
【0137】次に、第6の実施形態における処理動作に
ついて説明する。
【0138】図30は第6の実施形態における文字入力
処理の動作を示すフローチャートである。
【0139】まず、初期設定として、文字列格納メモリ
97、母音文字格納メモリ98および派生文字列格納メ
モリ99をクリアしておく。入力部92を通じてキー入
力があると(ステップH11)、そのキー入力の種類を
判断する(ステップH12)。文字入力であれば(ステ
ップH12のNo)、入力処理部94は当該入力文字を
文字列格納メモリ97に格納した後、表示処理部96に
渡して表示部93に表示する(ステップH13)。その
際、入力処理部94は当該入力文字の母音に相当する文
字を抽出し、これを母音文字格納メモリ98に格納(上
書き)しておく(ステップH14)。
【0140】ここで、入力部92に設けられた繰返しキ
ー92aが入力された場合(ステップH12のYe
s)、繰返し処理部95が起動される。繰返し処理部9
5は、まず、母音文字格納メモリ98に文字が格納され
ているか否かをチェックする(ステップH15)。母音
文字格納メモリ98に文字が格納されている場合、つま
り、直前に入力された文字の母音が格納されている場合
には(ステップH15のYes)、繰返し処理部95は
その文字を母音文字格納メモリ98から読み出し、これ
を拗音化する(ステップH16)。そして、繰返し処理
部95はその拗音化した文字を所定数派生させて派生文
字列格納メモリ99に格納すると共に、その派生文字列
を表示処理部96に渡して表示部93に表示する(ステ
ップH17)。
【0141】このように、入力中に繰返しキー92aを
押下することで、その直前に入力された文字の母音を拗
音化した文字を自動的に複数派生させることができる。
したがって、この種の文字が連続した文字列を入力する
場合でのキー操作数を削減して、ユーザの負担を軽減す
ることできる。
【0142】なお、母音文字の派生数は、モード設定等
によりユーザが任意に設定できるものとする。
【0143】(第7の実施形態)次に、本発明の第7の
実施形態について説明する。
【0144】上記第6の実施形態では、直前に入力され
た文字の母音を拗音化した文字を複数派生するにした
が、第7の実施形態では、さらに促音文字や同一文字を
次候補の連続文字として複数派生することを特徴として
いる。
【0145】図31に具体例を示す。まず、「し」と
「ゅ」といった文字を順に入力する。入力後、派生キー
を押下すると、母音派生が指示される。これにより、上
記第6の実施形態と同様に、その直前に入力された文字
「ゅ」の母音「う」を拗音化した文字「ぅ」が所定数
(ここでは3文字)派生され、「しゅぅぅぅ」といった
文字列が表示される。
【0146】また、次候補キーを押下すると、促音派生
が指示される。これにより、促音「っ」が所定数(ここ
では3文字)派生され、「しゅっっっ」といった文字列
が表示される。また、再度次候補キーを押下すると、同
一文字の派生が指示される。これにより、現在入力中
(未確定状態)の文字列「しゅ」と同じ文字列が派生さ
れ、「しゅ、しゅ」といった文字列が表示される。
【0147】なお、ここでは「しゅ、しゅ」といったよ
うに、同一文字を繰り返す場合に、その間に読点「、」
を挿入するようにしたが、読点を挿入せずに「しゅし
ゅ」としても良いし、その両方を次候補として表示して
も良い。さらに、「しゅ…しゅ」といったように、中点
「…」を挿入した候補を加えても良い。
【0148】また、この例では、促音を派生させるキー
と、同一文字を派生させるキーとを次候補キーによって
実現したが、それぞれ独立したキーで行うようにしても
良し、上記母音を派生させるキーを含めて、同一のキー
で行っても良い。
【0149】「しゅ、しゅ」といった文字列を選択した
後は、「う」,「り」,「ょ」,「う」,「し」,
「た」といった文字を順に入力することにより、「し
ゅ、しゅうりょうした」といった文字列を得ることがで
きる。
【0150】以下に第7の実施形態を実現するための具
体的な構成について説明する。
【0151】図32は第7の実施形態における情報端末
装置の機能構成を示すブロック図である。なお、基本的
な構成は上記図29と同様であるため、ここでは異なる
点についてのみ説明する。
【0152】図32において、図29と異なる点は、入
力部92に設けられた繰返しキー92aが母音派生、促
音派生、同一文字派生の3種類のキーを兼ねている。ま
た、この繰返しキー92aの押下回数によって値が更新
される繰返しフラグを格納するための繰返しフラグ格納
メモリ100が設けられており、繰返し処理部95がこ
の繰返しフラグ格納メモリ100に格納された繰返しフ
ラグで示される文字を所定数派生する処理を行う。
【0153】繰返しフラグは“0”、“1”、“2”の
3つの値を有する。繰返しフラグ“0”は母音派生、繰
返しフラグ“1”は促音派生、繰返しフラグ“2”は同
一文字派生を示す。
【0154】次に、第7の実施形態における処理動作に
ついて説明する。
【0155】図33は第7の実施形態における文字入力
処理の動作を示すフローチャートである。
【0156】まず、初期設定として、文字列格納メモリ
97、母音文字格納メモリ98、派生文字列格納メモリ
99および繰返しフラグ格納メモリ100をクリアして
おく。入力部92を通じてキー入力があると(ステップ
I11)、入力処理部94はそのキー入力の種類を判断
する(ステップI12)。文字入力であれば(ステップ
I12のNo)、入力処理部94は当該入力文字を文字
列格納メモリ97に格納した後、表示処理部96に渡し
て表示部93に表示する(ステップI13)。その際、
入力処理部94は当該入力文字の母音に相当する文字を
抽出し、これを母音文字格納メモリ98に格納(上書
き)しておく(ステップI14)。また、繰返し処理部
95を通じて繰返しフラグ格納メモリ100に格納され
た繰返しフラグを“0”にしておく(ステップI1
5)。
【0157】ここで、入力部92に設けられた繰返しキ
ー92aが入力された場合(ステップH12のYe
s)、繰返し処理部95が起動される。繰返し処理部9
5は、まず、繰返しフラグ格納メモリ100に格納され
た繰返しフラグの状態をチェックする。その結果、繰返
しフラグが“0”であった場合には(ステップI16の
Yes)、繰返し処理部95は母音派生が指示されたも
のと判断し、母音文字格納メモリ98に格納された母音
を読み出し、これを拗音化した文字を所定数派生させて
派生文字列格納メモリ99に格納する(ステップI1
7)。そして。この派生文字列を表示処理部96に渡し
て表示部93に表示する(ステップI18)。このと
き、繰返し処理部95は繰返しフラグを“1”にセット
しておく(ステップI19)。
【0158】また、繰返しキー92aが入力されたと
き、繰返しフラグが“1”であった場合、つまり、繰返
しキー92aが2回続けて入力された場合には(ステッ
プI20のYes)、繰返し処理部95は促音派生が指
示されたものと判断し、派生文字列格納メモリ99に現
在格納されている母音拗音化文字列を削除した後、新た
に促音文字「っ」を所定数派生させて派生文字列格納メ
モリ99に格納する(ステップI21)。そして、この
派生文字列を表示処理部96に渡して表示部93に表示
する(ステップI22)。このとき、繰返し処理部95
は繰返しフラグを“2”にセットしておく(ステップI
23)。
【0159】また、繰返しキー92aが入力されたと
き、繰返しフラグが“2”であった場合、つまり、繰返
しキー92aが3回続けて入力された場合には(ステッ
プI20のNo)、繰返し処理部95は促音派生が指示
されたものと判断し、派生文字列格納メモリ99に現在
格納されている促音化文字列を削除した後、新たに文字
列格納メモリ97に現在格納されている文字列と同じ文
字列を所定数派生させて派生文字列格納メモリ99に格
納する(ステップI24)。そして、この派生文字列を
表示処理部96に渡して表示部93に表示する(ステッ
プI25)。このとき、繰返し処理部95は繰返しフラ
グを“0”に戻しておく(ステップI26)。
【0160】このように、入力中に繰返しキー92aを
押下する毎に、その直前に入力された文字の母音を拗音
化した文字を自動的に複数派生させたり、促音文字
「っ」を自動的に複数派生させたり、入力文字列と同じ
文字列を自動的に複数派生させることができる。したが
って、これらの文字が連続した文字列を入力する場合で
のキー操作数を削減して、ユーザの負担を軽減すること
できる。
【0161】なお、ここでは母音文字、促音文字、同一
文字を所定数派生させるためのキーを繰返しキー92a
にて共通化し、繰返しキー92aの押下数に応じて派生
文字列を切り替えるようにしたが、例えば3種類の独立
した派生キーを設け、第1の派生キーが押下された場合
に母音文字、第2の派生キーが押下された場合に促音文
字、第3の派生キーが押下された場合に同一文字といっ
たように、派生キーの種類に応じて派生文字列を切り替
えるようにしても良い。
【0162】また、これらの文字の派生数は、モード設
定等によりユーザが任意に設定できるものとする。
【0163】また、上述した各実施形態において記載し
た手法は、コンピュータに実行させることのできるプロ
グラムとして、例えば磁気ディスク(フロッピーディス
ク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、
DVD等)、半導体メモリなどの記録媒体に書き込んで
各種装置に適用したり、通信媒体により伝送して各種装
置に適用することも可能である。本装置を実現するコン
ピュータは、記録媒体に記録されたプログラムを読み込
み、このプログラムによって動作が制御されることによ
り、上述した処理を実行する。
【0164】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、連
続文字を有する文字列を入力する場合に、その都度、キ
ー操作を行わなくとも、同一文字を連続して得ることが
できる。したがって、連続文字を入力する場合でのキー
操作数を削減して、効率的な文字入力を行うことができ
る。
【0165】また、連続文字を有する文字列をかな漢字
変換することができる。これにより、文字列を変換でき
る形で入力し、後に変換結果に編集を加えるなどの面倒
な操作を不要として効率的な文字入力を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報端末装置のハードウェア構成を示
すブロック図。
【図2】本発明の第1の実施形態における情報端末装置
の機能構成を示すブロック図。
【図3】上記第1の実施形態に用いられる入力装置の一
例を示す図。
【図4】上記第1の実施形態における文字入力方法を説
明するための具体例を示す図。
【図5】上記第1の実施形態における文字入力処理の動
作を説明するためのフローチャート。
【図6】本発明の第2の実施形態における情報端末装置
の機能構成を示すブロック図。
【図7】上記第2の実施形態における文字入力方法を説
明するための具体例を示す図。
【図8】上記第1の実施形態における文字入力処理の動
作を説明するためのフローチャート。
【図9】本発明の第3の実施形態における情報端末装置
の機能構成を示すブロック図。
【図10】上記第3の実施形態における文字入力処理の
動作を説明するためのフローチャート。
【図11】上記第3の実施形態におけるかな漢字変換方
法を説明するための具体例を示す図。
【図12】上記第3の実施形態における文字入力処理で
連続文字列の中の1文字のみ残してかな漢字変換する場
合での処理動作を説明するためのフローチャート。
【図13】本発明の第4の実施形態における情報端末装
置の機能構成を示すブロック図。
【図14】上記第4の実施形態における変換用辞書の構
成を示す図。
【図15】上記変換用辞書を用いたかな漢字変換方法を
説明するための具体例を示す図。
【図16】上記第4の実施形態における文字入力処理の
動作を説明するためのフローチャート。
【図17】上記第4の実施形態における学習処理の動作
を説明するためのフローチャート。
【図18】本発明の第5の実施形態に用いられる入力装
置の一例を示す図。
【図19】従来の文字入力方法を説明するための具体
例。
【図20】従来の文字入力方法を説明するための具体
例。
【図21】従来の文字入力方法を説明するための具体
例。
【図22】本発明の文字入力方法を説明するための具体
例。
【図23】本発明の第5の実施形態における情報端末装
置の機能構成を示すブロック図。
【図24】上記第5の実施形態におけるキーテーブルの
構成を示す図。
【図25】上記第5の実施形態における入力コードと各
メモリとの関係を示す図。
【図26】上記第5の実施形態における文字入力処理の
動作を説明するためのフローチャート。
【図27】上記第5の実施形態におけるキーテーブルに
最新情報を設けた場合の構成を示す図。
【図28】本発明の第6の実施形態における文字入力方
法を説明するための具体例。
【図29】上記第6の実施形態における情報端末装置の
機能構成を示すブロック図。
【図30】上記第6の実施形態における文字入力処理の
動作を説明するためのフローチャート。
【図31】本発明の第7の実施形態における文字入力方
法を説明するための具体例。
【図32】上記第7の実施形態における情報端末装置の
機能構成を示すブロック図。
【図33】上記第7の実施形態における文字入力処理の
動作を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
11…CPU 12…ROM 13…RAM 14…入力装置 15…表示装置 16…外部記憶装置 17…印刷装置 18…通信装置 21…制御部 22…入力部 22a…リピートキー 22b…変換キー 23…表示部 24…入力処理部 25…リピート処理部 26…かな漢字変換処理部 27…表示処理部 28…1文字格納メモリ 29…文字列格納メモリ 30…かな漢字変換辞書 31…変換結果格納メモリ

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字を入力する入力手段と、 この入力手段による文字の入力後にリピート指示を行う
    リピート指示手段と、 このリピート指示手段によるリピート指示があったと
    き、その直前に入力された文字と同じ文字を生成する文
    字生成手段と、 この文字生成手段によって生成された文字を上記直前に
    入力された文字に続けて出力する出力手段とを具備した
    ことを特徴とする情報端末装置。
  2. 【請求項2】 リピート回数を指示するリピート回数指
    示手段を有し、 上記文字生成手段は、上記リピート指示手段によるリピ
    ート指示があったとき、その直前に入力された文字と同
    じ文字を上記リピート回数指示手段によって指示された
    リピート回数分だけ生成することを特徴とする請求項1
    記載の情報端末装置。
  3. 【請求項3】 文字を入力するための入力手段と、 この入力手段によって入力された文字を順次保持する文
    字列保持手段と、 かな漢字変換を指示する変換指示手段と、 この変換指示手段によってかな漢字変換が指示されたと
    きに、上記文字列保持手段に保持された文字列の中で同
    一文字が連続する部分を削除し、その削除後の文字列を
    変換対象としてかな漢字変換する変換手段と、 この変換手段によって得られた文字列の中に上記削除さ
    れた連続文字列を加えて変換結果として出力する変換結
    果出力手段とを具備したことを特徴とする情報端末装
    置。
  4. 【請求項4】 上記変換手段は、上記文字列保持手段に
    保持された文字列の中で同一文字が連続する部分を一部
    のみ残して削除し、その削除後の文字列を変換対象とし
    てかな漢字変換することを特徴とする請求項3記載の情
    報端末装置。
  5. 【請求項5】 文字を入力するための入力手段と、 この入力手段によって入力された文字を順次保持する文
    字列保持手段と、 上記入力手段による文字の入力後にリピート指示を行う
    リピート指示手段と、 このリピート指示手段によるリピート指示があったと
    き、その直前に入力された文字と同じ文字を生成して上
    記文字列保持手段に格納する文字生成手段と、 かな漢字変換を指示する変換指示手段と、 この変換指示手段によってかな漢字変換が指示されたと
    きに、上記文字列保持手段に保持された文字列の中で同
    一文字が連続する部分を削除し、その削除後の文字列を
    変換対象としてかな漢字変換する変換手段と、 この変換手段によって得られた文字列の中に上記削除さ
    れた連続文字列を加えて変換結果として出力する変換結
    果出力手段とを具備したことを特徴とする情報端末装
    置。
  6. 【請求項6】 連続文字列を考慮したかな漢字変換を行
    うモードを設定するモード設定手段を有し、 上記変換手段は、このモード設定手段によって上記モー
    ドが設定されている場合にのみ、入力文字列の中から同
    一文字が連続する部分を削除したかな漢字変換を実行す
    ることを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれかに
    記載の情報端末装置。
  7. 【請求項7】 文字を入力するための入力手段と、 この入力手段によって入力された文字を順次保持する文
    字列保持手段と、各単語の読みと見出しに同一文字が連
    続する部分を示す連続文字位置情報を有する変換用辞書
    と、 かな漢字変換を指示する変換指示手段と、 この変換指示手段によってかな漢字変換が指示されたと
    きに、上記変換用辞書に登録された上記連続文字位置情
    報に基づいて同一文字を派生させた辞書単語と上記文字
    列保持手段に保持された文字列とを比較してかな漢字変
    換する変換手段と、 この変換手段によって得られた文字列を変換結果として
    出力する変換結果出力手段とを具備したことを特徴とす
    る情報端末装置。
  8. 【請求項8】 入力された文字列から同一文字が連続す
    る部分を検出して単語の読みと連続文字位置情報を作成
    すると共に、確定された文字列から同一文字が連続する
    部分を検出して単語の見出しと連続文字位置情報を作成
    し、これらの情報を新語情報として上記変換用辞書に登
    録する辞書登録手段を具備したことを特徴とする請求項
    7記載の情報端末装置。
  9. 【請求項9】 各キー毎に複数の異なる文字が割り当て
    られた入力手段と、 各キーに対する各文字の出力順位を記憶したキーテーブ
    ルと、 上記入力手段によって入力されたキーに割り付けられた
    各文字を当該キーの入力毎に上記キーテーブルを参照し
    て所定の順で出力する出力手段と、 この出力手段によって最終的に出力された文字を保持す
    る文字保持手段と、 前回と同じキーが続けて入力されたときに、上記文字保
    持手段によって保持された文字を優先して出力するよう
    に上記出力手段を制御する出力制御手段とを具備したこ
    とを特徴とする情報端末装置。
  10. 【請求項10】 各キー毎に複数の異なる文字が割り当
    てられた入力手段と、 各キーに対する各文字の出力順位および前回のキー入力
    時に最終的に出力された文字を記憶したキーテーブル
    と、 上記入力手段によって入力されたキーに割り付けられた
    各文字を当該キーの入力毎に上記キーテーブルを参照し
    て所定の順で出力するものであり、上記キーテーブルに
    前回のキー入力時に最終的に出力された文字が記憶され
    ている場合に当該文字を優先して出力する出力手段とを
    具備したことを特徴とする情報端末装置。
  11. 【請求項11】 文字を入力する入力手段と、 この入力手段による文字の入力後に繰返し文字を指示す
    る指示手段と、 この指示手段による繰返し文字の指示があったときに、
    その直前に入力された文字の母音を拗音化した文字を所
    定数生成する文字生成手段と、 この文字生成手段によって生成された文字列を上記直前
    に入力された文字に続けて出力する出力手段とを具備し
    たことを特徴とする情報端末装置。
  12. 【請求項12】 文字を入力する入力手段と、 この入力手段による文字の入力後に繰返し文字を指示す
    る指示手段と、 この指示手段によって繰返し文字の指示があったとき
    に、その直前に入力された文字の母音を拗音化した文字
    または促音文字または同一文字を所定数生成する文字生
    成手段と、 この文字生成手段によって生成された文字列を上記直前
    に入力された文字に続けて出力する出力手段とを具備し
    たことを特徴とする情報端末装置。
  13. 【請求項13】 連続入力を行うための特定のキーを有
    する入力装置を用いた連続文字入力方法であって、 上記入力装置による文字入力中の状態で上記特定のキー
    が操作されたときに、その直前に入力された文字と同じ
    文字を生成し、 この生成された文字を上記直前に入力された文字に続け
    て出力することを特徴とする連続文字入力方法。
  14. 【請求項14】 かな漢字変換を指示するための変換キ
    ーを有する入力装置を用いた連続文字入力方法であっ
    て、 上記入力装置を通じて入力された文字をメモリに順次保
    持しておき、 上記変換キーが操作されたときに、上記メモリに保持さ
    れた文字列の中で同一文字が連続する部分を削除し、そ
    の削除後の文字列を変換対象としてかな漢字変換し、 変換結果として得られた文字列の中に上記削除された連
    続文字列を加えて変換結果として出力することを特徴と
    する連続文字入力方法。
  15. 【請求項15】 連続入力を行うための特定のキーおよ
    びかな漢字変換を指示するための変換キーを有する入力
    装置を用いた連続文字入力方法であって、 上記入力装置を通じて入力された文字をメモリに順次保
    持しておき、 上記入力装置による文字入力中の状態で上記特定のキー
    が操作されたときに、その直前に入力された文字と同じ
    文字を生成し、 この生成された文字を上記直前に入力された文字に続け
    て上記メモリに格納し、 上記変換キーが操作されたときに、上記メモリに保持さ
    れた文字列の中で同一文字が連続する部分を削除し、そ
    の削除後の文字列を変換対象としてかな漢字変換し、 変換結果として得られた文字列の中に上記削除された連
    続文字列を加えて変換結果として出力することを特徴と
    する連続文字入力方法。
  16. 【請求項16】 かな漢字変換を指示するための変換キ
    ーを有する入力装置を用いた連続文字入力方法であっ
    て、 各単語の読みと見出しに同一文字が連続する部分を示す
    連続文字位置情報を有する変換用辞書を備え、 上記入力装置を通じて入力された文字をメモリに順次保
    持しておき、 上記変換キーが操作されたときに、上記変換用辞書に登
    録された上記連続文字位置情報に基づいて同一文字を派
    生させた辞書単語と上記メモリに保持された文字列とを
    比較してかな漢字変換し、 変換結果として得られた文字列を出力することを特徴と
    する連続文字入力方法。
  17. 【請求項17】 各キー毎に複数の異なる文字が割り当
    てられた入力装置を用いた連続文字入力方法であって、 各キーに対する各文字の出力順位を記憶したキーテーブ
    ルを備え、 上記入力装置を通じて入力されたキーに割り付けられた
    各文字を上記キーテーブルを参照して当該キーの入力毎
    に所定の順で出力し最終的に出力された文字をメモリに
    保持しておき、 前回と同じキーが続けて入力されたときに、上記メモリ
    に保持された文字を優先して出力することを特徴とする
    連続文字入力方法。
  18. 【請求項18】 各キー毎に複数の異なる文字が割り当
    てられた入力装置を用いた連続文字入力方法であって、 各キーに対する各文字の出力順位および前回のキー入力
    時に最終的に出力された文字を記憶したキーテーブルを
    備え、 上記入力装置によって入力されたキーに割り付けられた
    各文字を当該キーの入力毎に所定の順で出力するもので
    あり、 上記キーテーブルに前回のキー入力時に最終的に出力さ
    れた文字が記憶されている場合には当該文字を優先して
    出力することを特徴とする連続文字入力方法。
  19. 【請求項19】 繰返し文字を派生させるための特定の
    キーを有する入力装置を用いた連続文字入力方法であっ
    て、 上記入力装置による文字の入力中に上記特定のキーが操
    作されたときに、その直前に入力された文字の母音を拗
    音化した文字を所定数生成し、 この生成された文字列を上記直前に入力された文字に続
    けて出力することを特徴とする連続文字入力方法。
  20. 【請求項20】 繰返し文字を派生させるための特定の
    キーを有する入力装置を用いた連続文字入力方法であっ
    て、 上記入力装置による文字の入力中に上記特定のキーが操
    作されたときに、その直前に入力された文字の母音を拗
    音化した文字または促音文字または同一文字を所定数生
    成し、 この生成された文字列を上記直前に入力された文字に続
    けて出力することを特徴とする連続文字入力方法。
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