JP2002297577A - 中国語入力変換処理装置、中国語入力変換処理方法及びプログラム - Google Patents
中国語入力変換処理装置、中国語入力変換処理方法及びプログラムInfo
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- JP2002297577A JP2002297577A JP2001102048A JP2001102048A JP2002297577A JP 2002297577 A JP2002297577 A JP 2002297577A JP 2001102048 A JP2001102048 A JP 2001102048A JP 2001102048 A JP2001102048 A JP 2001102048A JP 2002297577 A JP2002297577 A JP 2002297577A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】キー数の少ない入力デバイスを用いてピンイン
入力を行う場合に、面倒な入力操作を必要とせずに所望
の漢字を変換結果として簡単に得る。 【解決手段】入力部11は少なくとも2つ以上の異なる
アルファベット文字が割り当てられた複数のキーを有す
る。制御部21は文字生成部23にて入力文字列から同
じキーに割り当てられたアルファベット文字を組み合わ
せた複数の文字列を生成する。そして、ピンイン正誤チ
ェック処理部25にて上記各文字列の中でピンインとし
て成立する文字列のみを入力候補として選出し、辞書検
索部27にて当該入力文字列を上記選出された入力候補
に置き換えて該当する漢字に変換し、表示部12に変換
結果として出力する。これにより、ユーザは同じキーを
何度も押下して意図する文字を引き出しながら入力操作
しなくとも、所望の漢字を変換結果として簡単に得るこ
とができる。
入力を行う場合に、面倒な入力操作を必要とせずに所望
の漢字を変換結果として簡単に得る。 【解決手段】入力部11は少なくとも2つ以上の異なる
アルファベット文字が割り当てられた複数のキーを有す
る。制御部21は文字生成部23にて入力文字列から同
じキーに割り当てられたアルファベット文字を組み合わ
せた複数の文字列を生成する。そして、ピンイン正誤チ
ェック処理部25にて上記各文字列の中でピンインとし
て成立する文字列のみを入力候補として選出し、辞書検
索部27にて当該入力文字列を上記選出された入力候補
に置き換えて該当する漢字に変換し、表示部12に変換
結果として出力する。これにより、ユーザは同じキーを
何度も押下して意図する文字を引き出しながら入力操作
しなくとも、所望の漢字を変換結果として簡単に得るこ
とができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電話機のダ
イヤルキーやテンキーのような入力デバイスを備えた小
型の電子機器に適用される中国語入力変換処理装置、中
国語入力変換処理方法及びプログラムに関する。
イヤルキーやテンキーのような入力デバイスを備えた小
型の電子機器に適用される中国語入力変換処理装置、中
国語入力変換処理方法及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】中国語入力を可能とする装置では、中国
語の漢字とその読みを表す表音記号(ピンイン)とを対
応付けた辞書を用い、中国語の読みをピンインで入力
し、これを漢字に変換して出力する機能を備えている。
これをピンイン漢字変換機能(日本語ワードプロセッサ
のかな漢字変換機能に相当)と呼ぶ。
語の漢字とその読みを表す表音記号(ピンイン)とを対
応付けた辞書を用い、中国語の読みをピンインで入力
し、これを漢字に変換して出力する機能を備えている。
これをピンイン漢字変換機能(日本語ワードプロセッサ
のかな漢字変換機能に相当)と呼ぶ。
【0003】中国語では1つの漢字の発音は必ず1音節
になっている。1つの音節はさらに「声母」と呼ばれる
先頭子音の部分と、「韻母」と呼ばれる「声母」を除い
た部分(母音、二重母音、鼻音化母音などがある)とで
構成されている。また、音節の抑揚を表わす「四声」と
呼ばれる声調(日本語のアクセントに似たようなもの)
があり、1つの音節は声母、韻母と四声の3要素から構
成される。
になっている。1つの音節はさらに「声母」と呼ばれる
先頭子音の部分と、「韻母」と呼ばれる「声母」を除い
た部分(母音、二重母音、鼻音化母音などがある)とで
構成されている。また、音節の抑揚を表わす「四声」と
呼ばれる声調(日本語のアクセントに似たようなもの)
があり、1つの音節は声母、韻母と四声の3要素から構
成される。
【0004】声母の例:b,p,m,f,d,t,n,
l,zh,ch,sh,… 韻母の例:a,o,e,i,u,ai,en,ang,
iong,… 表記上では日本語ローマ字の子音や母音と違い、ピンイ
ン文字列のローマ字母の長さが一定ではないことが特徴
の1つである。
l,zh,ch,sh,… 韻母の例:a,o,e,i,u,ai,en,ang,
iong,… 表記上では日本語ローマ字の子音や母音と違い、ピンイ
ン文字列のローマ字母の長さが一定ではないことが特徴
の1つである。
【0005】中国語漢字のピンイン表記の例を図15に
示す。例えば、ピンイン表記の「ba」は「b」が声
母、「a」が韻母に当たる。このピンイン表記に声調記
号を付加して、「ba1」と入力すれば、第1声に属す
る「八」、「巴」などの漢字が得られる。同様に、「s
han」は「sh」が声母、「an」が韻母であり、
「shan1」といった入力で「山」、「珊」、「煽」
などの漢字が得られる。「huang」は「h」が声
母、「uang」が韻母であり、「huang1」とい
った入力で「荒」、「慌」などの漢字が得られる。
示す。例えば、ピンイン表記の「ba」は「b」が声
母、「a」が韻母に当たる。このピンイン表記に声調記
号を付加して、「ba1」と入力すれば、第1声に属す
る「八」、「巴」などの漢字が得られる。同様に、「s
han」は「sh」が声母、「an」が韻母であり、
「shan1」といった入力で「山」、「珊」、「煽」
などの漢字が得られる。「huang」は「h」が声
母、「uang」が韻母であり、「huang1」とい
った入力で「荒」、「慌」などの漢字が得られる。
【0006】ところで、入力デバイスとしてキーボード
を用いる場合には、そのキーボード上の各文字キーを押
下することで、上述したようなピンイン入力を行うこと
ができるが、例えば電話機のダイヤルキーや、テンキー
のようにキーの数が少ない入力デバイスでは、1つのキ
ーに複数の異なるアルファベット文字が割り当てられて
いるため、ユーザは同じキーを何回か押下して意図する
文字を引き出しながらピンイン入力を行うことになる。
を用いる場合には、そのキーボード上の各文字キーを押
下することで、上述したようなピンイン入力を行うこと
ができるが、例えば電話機のダイヤルキーや、テンキー
のようにキーの数が少ない入力デバイスでは、1つのキ
ーに複数の異なるアルファベット文字が割り当てられて
いるため、ユーザは同じキーを何回か押下して意図する
文字を引き出しながらピンイン入力を行うことになる。
【0007】なお、日本国出願の特願平8−31492
0号公報には、複数の仮名文字が割り当てられたテンキ
ーを用いて、少ないキー入力操作で意図する変換候補を
得るための手法についてが開示されている。しかし、こ
の公報の手法は日本語のかな漢字変換を対象としたもの
であり、中国語のピンイン漢字変換には適用できない。
また、この公報では、入力されたキーに基づいてかな漢
字変換を行った後に、そのときに得られる複数の変換候
補の中から妥当な候補を絞り込むといった方法を用いて
おり、変換前に入力文字列を絞り込むことはしていな
い。
0号公報には、複数の仮名文字が割り当てられたテンキ
ーを用いて、少ないキー入力操作で意図する変換候補を
得るための手法についてが開示されている。しかし、こ
の公報の手法は日本語のかな漢字変換を対象としたもの
であり、中国語のピンイン漢字変換には適用できない。
また、この公報では、入力されたキーに基づいてかな漢
字変換を行った後に、そのときに得られる複数の変換候
補の中から妥当な候補を絞り込むといった方法を用いて
おり、変換前に入力文字列を絞り込むことはしていな
い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、電話
機のダイヤルやテンキーのような入力デバイスでは、1
つのキーに複数の異なるアルファベット文字が割り当て
られている。したがって、このような入力デバイスを用
いてピンイン入力を行う場合には、同じキーを何度も押
下して意図する文字を引き出しながら入力操作を行う必
要があり、入力に手間がかかる問題があった。
機のダイヤルやテンキーのような入力デバイスでは、1
つのキーに複数の異なるアルファベット文字が割り当て
られている。したがって、このような入力デバイスを用
いてピンイン入力を行う場合には、同じキーを何度も押
下して意図する文字を引き出しながら入力操作を行う必
要があり、入力に手間がかかる問題があった。
【0009】本発明は上記のような点に鑑みなされたも
ので、キー数の少ない入力デバイスを用いてピンイン入
力を行う場合に、面倒な入力操作を必要とせずに所望の
漢字を変換結果として簡単に得ることのできる中国語入
力変換処理装置、中国語入力変換処理方法及びプログラ
ムを提供することを目的とする。
ので、キー数の少ない入力デバイスを用いてピンイン入
力を行う場合に、面倒な入力操作を必要とせずに所望の
漢字を変換結果として簡単に得ることのできる中国語入
力変換処理装置、中国語入力変換処理方法及びプログラ
ムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の中国語入力変換
処理装置は、中国語の漢字の読みを示す文字列をピンイ
ン入力方式で入力し、その入力された文字列を該当する
漢字に変換する中国語入力変換処理装置であって、少な
くとも2つ以上の異なるアルファベット文字が割り当て
られた複数のキーを有する入力手段と、この入力手段の
各キーの操作によって入力される文字列に基づいて同じ
キーに割り当てられたアルファベット文字を組み合わせ
た複数の文字列を生成する文字列生成手段と、この文字
列生成手段によって生成された各文字列の中で所定の条
件を満たす文字列のみを入力候補として選出する入力候
補選出手段と、当該入力文字列を上記入力候補選出手段
によって選出された入力候補に置き換えて該当する漢字
に変換する変換手段と、この変換手段によって得られた
漢字を変換結果として出力する変換結果出力手段とを具
備して構成される。
処理装置は、中国語の漢字の読みを示す文字列をピンイ
ン入力方式で入力し、その入力された文字列を該当する
漢字に変換する中国語入力変換処理装置であって、少な
くとも2つ以上の異なるアルファベット文字が割り当て
られた複数のキーを有する入力手段と、この入力手段の
各キーの操作によって入力される文字列に基づいて同じ
キーに割り当てられたアルファベット文字を組み合わせ
た複数の文字列を生成する文字列生成手段と、この文字
列生成手段によって生成された各文字列の中で所定の条
件を満たす文字列のみを入力候補として選出する入力候
補選出手段と、当該入力文字列を上記入力候補選出手段
によって選出された入力候補に置き換えて該当する漢字
に変換する変換手段と、この変換手段によって得られた
漢字を変換結果として出力する変換結果出力手段とを具
備して構成される。
【0011】このような構成によれば、複数の異なるア
ルファベット文字が割り当てられたキーを押下操作して
文字列を入力した場合に、その入力文字列がピンインと
して妥当な文字列(アルファベット)に置き換えられて
変換処理されるため、ユーザは同じキーを何度も押下し
て意図する文字を引き出しながら入力操作を行うといっ
たような面倒な操作をしなくとも、所望の漢字を変換結
果として簡単に得ることができる。
ルファベット文字が割り当てられたキーを押下操作して
文字列を入力した場合に、その入力文字列がピンインと
して妥当な文字列(アルファベット)に置き換えられて
変換処理されるため、ユーザは同じキーを何度も押下し
て意図する文字を引き出しながら入力操作を行うといっ
たような面倒な操作をしなくとも、所望の漢字を変換結
果として簡単に得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
施形態を説明する。
【0013】(第1の実施形態)図1は本発明の中国語
入力変換処理装置の外観構成を示す図である。本装置
は、例えば携帯電話機のように、ユーザが片手で入力操
作を行うことの可能な小型の情報端末機器で構成されて
いる。
入力変換処理装置の外観構成を示す図である。本装置
は、例えば携帯電話機のように、ユーザが片手で入力操
作を行うことの可能な小型の情報端末機器で構成されて
いる。
【0014】図1に示すように、本装置の装置本体10
には、入力部11、表示部12、スピーカ13、マイク
14、アンテナ15などが備えられている。入力部11
は電話機などに適用されているダイヤルキーからなり、
ユーザが押下したキーに対応したデータの入力を行う。
この入力部11には、「0」〜「9」の10個の数字キ
ーと、「*」と「#」の2つの記号キーの他、入力モー
ドの変更や本装置に備えられた各種機能の選択メニュー
の表示指示を行うためのファンクションキー「F」や、
カーソルの左右方向及び上下方向の移動操作を行うため
のカーソルキー11a〜11cなどが設けられている。
には、入力部11、表示部12、スピーカ13、マイク
14、アンテナ15などが備えられている。入力部11
は電話機などに適用されているダイヤルキーからなり、
ユーザが押下したキーに対応したデータの入力を行う。
この入力部11には、「0」〜「9」の10個の数字キ
ーと、「*」と「#」の2つの記号キーの他、入力モー
ドの変更や本装置に備えられた各種機能の選択メニュー
の表示指示を行うためのファンクションキー「F」や、
カーソルの左右方向及び上下方向の移動操作を行うため
のカーソルキー11a〜11cなどが設けられている。
【0015】ここで、上記入力部11の数字キー「1」
〜「9」には、少なくとも2文字以上の異なるアルファ
ベット文字が割り当てられている。図1の例では、数字
キー「1」に「A」,「B」,「C」、数字キー「2」
に「D」,「E」,「F」、数字キー「3」に「G」,
「H」,「I」、数字キー「4」に「J」,「K」,
「L」、数字キー「5」に「M」,「N」,「O」、数
字キー「6」に「P」,「Q」,「R」、数字キー
「7」に「S」,「T」,「U」、数字キー「8」に
「V」,「W」,「X」、数字キー「9」に「Y」,
「Z」といったアルファベット文字が割り当てられてい
る。
〜「9」には、少なくとも2文字以上の異なるアルファ
ベット文字が割り当てられている。図1の例では、数字
キー「1」に「A」,「B」,「C」、数字キー「2」
に「D」,「E」,「F」、数字キー「3」に「G」,
「H」,「I」、数字キー「4」に「J」,「K」,
「L」、数字キー「5」に「M」,「N」,「O」、数
字キー「6」に「P」,「Q」,「R」、数字キー
「7」に「S」,「T」,「U」、数字キー「8」に
「V」,「W」,「X」、数字キー「9」に「Y」,
「Z」といったアルファベット文字が割り当てられてい
る。
【0016】他のキーについては、例えば数字キー
「0」には特定の記号が割り当てられ、記号キー「*」
には変換操作あるいは候補選択操作を行うための「変換
/次候補」キーが割り当てられ、記号キー「#」には確
定指操作を行うための「確定」キーが割り当てられてい
る。
「0」には特定の記号が割り当てられ、記号キー「*」
には変換操作あるいは候補選択操作を行うための「変換
/次候補」キーが割り当てられ、記号キー「#」には確
定指操作を行うための「確定」キーが割り当てられてい
る。
【0017】また、表示部12は、例えばLCD(Liqu
id Crystal Display)からなり、入力部11から入力さ
れたデータの他、メッセージ画面、メニュー画面などの
各種データの表示を行う。スピーカ13及びマイク14
は通話時に用いられ、スピーカ13からは通話相手の音
声データが出力され、マイク14からは本装置の操作者
の音声データが入力される。アンテナ15は無線電波を
送受信するためのものであり、このアンテナ15を通し
て外部端末との間の無線通信が行われる。
id Crystal Display)からなり、入力部11から入力さ
れたデータの他、メッセージ画面、メニュー画面などの
各種データの表示を行う。スピーカ13及びマイク14
は通話時に用いられ、スピーカ13からは通話相手の音
声データが出力され、マイク14からは本装置の操作者
の音声データが入力される。アンテナ15は無線電波を
送受信するためのものであり、このアンテナ15を通し
て外部端末との間の無線通信が行われる。
【0018】図2は本装置の機能構成を示すブロック図
である。なお、図2では、本発明の主要部分つまり中国
語入力変換処理に関する機能構成についてのみ示し、そ
の他の機能(例えば電話機能)については省略してあ
る。
である。なお、図2では、本発明の主要部分つまり中国
語入力変換処理に関する機能構成についてのみ示し、そ
の他の機能(例えば電話機能)については省略してあ
る。
【0019】図2に示すように、本装置には図1の入力
部11及び表示部12の他、制御部21、記憶部22、
文字生成部23、数字・アルファベット対応テーブル2
4、ピンイン正誤チェック処理部25、ピンイン構成規
則テーブル26、辞書検索部27、中国語辞書28が備
えられている。
部11及び表示部12の他、制御部21、記憶部22、
文字生成部23、数字・アルファベット対応テーブル2
4、ピンイン正誤チェック処理部25、ピンイン構成規
則テーブル26、辞書検索部27、中国語辞書28が備
えられている。
【0020】制御部21はCPUからなり、記憶部22
に記憶されたプログラムを読み込むことで、そのプログ
ラムに記述された手順に従って中国語入力変換処理を実
行する。
に記憶されたプログラムを読み込むことで、そのプログ
ラムに記述された手順に従って中国語入力変換処理を実
行する。
【0021】記憶部22はROMやRAMなどからな
り、制御部21に処理動作に必要な各種データを記憶し
ており、ここではプログラム格納部22a、入力バッフ
ァ22b、入力候補バッファ22c、変換候補バッファ
22dを有する。プログラム格納部22aには、本発明
を実現するためのプログラムが記憶されている。なお、
このプログラムを記録媒体に書き込んで他の装置に提供
したり、あるいは、伝送媒体を通じて他の装置に提供す
ることができる。
り、制御部21に処理動作に必要な各種データを記憶し
ており、ここではプログラム格納部22a、入力バッフ
ァ22b、入力候補バッファ22c、変換候補バッファ
22dを有する。プログラム格納部22aには、本発明
を実現するためのプログラムが記憶されている。なお、
このプログラムを記録媒体に書き込んで他の装置に提供
したり、あるいは、伝送媒体を通じて他の装置に提供す
ることができる。
【0022】また、入力バッファ22bには、ユーザが
入力部11の数字キーの操作より入力した文字例(アル
ファベット)が格納される。入力候補バッファ22cに
は、入力文字列から生成される複数の組み合わせ文字列
の中でピンインとして妥当な文字列の候補が格納され
る。変換候補バッファ22dには、ピンイン漢字変換処
理により得られた漢字の候補が格納される。
入力部11の数字キーの操作より入力した文字例(アル
ファベット)が格納される。入力候補バッファ22cに
は、入力文字列から生成される複数の組み合わせ文字列
の中でピンインとして妥当な文字列の候補が格納され
る。変換候補バッファ22dには、ピンイン漢字変換処
理により得られた漢字の候補が格納される。
【0023】文字生成部23は、数字・アルファベット
対応テーブル24を参照して入力部11の各数字キーに
対応したアルファベット文字を生成する処理を行う。数
字・アルファベット対応テーブル24は、図3に示すよ
うに「1」〜「9」の数字キーと当該キーに割り当てら
れたアルファベット文字との対応関係を示したテーブル
である。なお、実際にはアルファベットの大文字と小文
字の両方が数字キーに対応して数字・アルファベット対
応テーブル24に登録されているが、ここでは説明を簡
単にするため、小文字のみが登録されているものとし、
以下ではピンインを小文字のアルファベットで入力する
ものとして説明する。
対応テーブル24を参照して入力部11の各数字キーに
対応したアルファベット文字を生成する処理を行う。数
字・アルファベット対応テーブル24は、図3に示すよ
うに「1」〜「9」の数字キーと当該キーに割り当てら
れたアルファベット文字との対応関係を示したテーブル
である。なお、実際にはアルファベットの大文字と小文
字の両方が数字キーに対応して数字・アルファベット対
応テーブル24に登録されているが、ここでは説明を簡
単にするため、小文字のみが登録されているものとし、
以下ではピンインを小文字のアルファベットで入力する
ものとして説明する。
【0024】ピンイン正誤チェック処理部25は、ピン
イン構成規則テーブル26に格納されたピンイン構成規
則に基づいて、入力された文字列(アルファベット)が
ピンインとして成り立つか否かをチェックする処理を行
う。ピンイン構成規則テーブル26には、ピンインとし
て予め定義されている声母(子音部)と韻母(母音部)
の組み合わせがテーブル形式で格納されている(図7参
照)。
イン構成規則テーブル26に格納されたピンイン構成規
則に基づいて、入力された文字列(アルファベット)が
ピンインとして成り立つか否かをチェックする処理を行
う。ピンイン構成規則テーブル26には、ピンインとし
て予め定義されている声母(子音部)と韻母(母音部)
の組み合わせがテーブル形式で格納されている(図7参
照)。
【0025】辞書検索部27は、中国語の読み表記であ
るピンイン文字列に基づいて中国語辞書28を検索し、
該当する漢字を変換候補として抽出する処理を行う。中
国語辞書28には、中国語の各種漢字に関し、ピンイン
表記で記述された読みと、その読みに対応した漢字の見
出し、さらに品詞などの情報が登録されている(図4参
照)。
るピンイン文字列に基づいて中国語辞書28を検索し、
該当する漢字を変換候補として抽出する処理を行う。中
国語辞書28には、中国語の各種漢字に関し、ピンイン
表記で記述された読みと、その読みに対応した漢字の見
出し、さらに品詞などの情報が登録されている(図4参
照)。
【0026】図4は中国語辞書28の構成を示す図であ
る。
る。
【0027】中国語辞書28には、読みと見出し、品詞
などのピンイン漢字変換処理に必要な情報が登録されて
いる。読みはピンイン表記で登録されており、その読み
を有する漢字が見出しとして登録されている。なお、実
際には、読みと見出しに対応させて品詞や声調などの情
報も登録されている。
などのピンイン漢字変換処理に必要な情報が登録されて
いる。読みはピンイン表記で登録されており、その読み
を有する漢字が見出しとして登録されている。なお、実
際には、読みと見出しに対応させて品詞や声調などの情
報も登録されている。
【0028】ここで、理解を容易にするため、中国語の
ピンインについて簡単に説明しておく。
ピンインについて簡単に説明しておく。
【0029】中国語では、中国音を表わすのにピンイン
と呼ばれる表音記号を使っている。ピンインはアルファ
ベット26文字と特定の2文字を使って中国語すべての
音節を表すものである。1つの音節は、基本的には「声
母」と「韻母」からなる。「声母」とは、音節の先頭に
くる子音のことであり、図5に示すように21種類定義
されている。「韻母」とは、音節中の声母を除いた部分
であり、図6に示すように35種類定義されている(実
際には、その他にer等がある)。
と呼ばれる表音記号を使っている。ピンインはアルファ
ベット26文字と特定の2文字を使って中国語すべての
音節を表すものである。1つの音節は、基本的には「声
母」と「韻母」からなる。「声母」とは、音節の先頭に
くる子音のことであり、図5に示すように21種類定義
されている。「韻母」とは、音節中の声母を除いた部分
であり、図6に示すように35種類定義されている(実
際には、その他にer等がある)。
【0030】中国音では、一般に1音節は1つの声母と
1つの韻母との組み合わせからなるが、実際にはあり得
ない組み合わせもあるため、約400種類となる。図7
に声母と韻母の組み合わせからなる音節の種類の一部を
示す。図中の「○」で示される組み合わせが現代中国語
の標準音として使われているものである。なお、図6に
は一部の組み合わせのみ示すが、実際にはさらに多数の
組み合わせが存在する。上記ピンイン構成規則テーブル
26には、このような声母と韻母の組み合わせがピンイ
ン構成規則として格納されている。
1つの韻母との組み合わせからなるが、実際にはあり得
ない組み合わせもあるため、約400種類となる。図7
に声母と韻母の組み合わせからなる音節の種類の一部を
示す。図中の「○」で示される組み合わせが現代中国語
の標準音として使われているものである。なお、図6に
は一部の組み合わせのみ示すが、実際にはさらに多数の
組み合わせが存在する。上記ピンイン構成規則テーブル
26には、このような声母と韻母の組み合わせがピンイ
ン構成規則として格納されている。
【0031】このような構成の中国語入力変換処理装置
では、ユーザが入力部11に設けられたファンクション
キー「F」の操作により入力モードを英文字入力モード
に設定した状態で、「1」〜「9」の数字キーを押下操
作してピンイン(アルファベット文字列)の入力を行
う。この場合、「1」〜「9」の数字キーには、それぞ
れに2〜3文字のアルファベット文字が割り当てられて
いるため、通常は意図するアルファベット文字が出てく
るまで何度も同じキーを押下する必要があるが、本装置
では1文字に対し、該当する数字キーを1回押下して、
ピンイン入力を行うことができる。
では、ユーザが入力部11に設けられたファンクション
キー「F」の操作により入力モードを英文字入力モード
に設定した状態で、「1」〜「9」の数字キーを押下操
作してピンイン(アルファベット文字列)の入力を行
う。この場合、「1」〜「9」の数字キーには、それぞ
れに2〜3文字のアルファベット文字が割り当てられて
いるため、通常は意図するアルファベット文字が出てく
るまで何度も同じキーを押下する必要があるが、本装置
では1文字に対し、該当する数字キーを1回押下して、
ピンイン入力を行うことができる。
【0032】以下に具体例を挙げて説明する。
【0033】図8(a)乃至(d)は本装置の第1の実
施形態における入力から変換までの処理動作に対応した
画面の変移状態を示している。なお、図中のUBはアン
ダーバーであり、現在の変換対象範囲を示している。ま
た、31はモード表示部であり、“A”とは英文字の入
力モードであることを表している。
施形態における入力から変換までの処理動作に対応した
画面の変移状態を示している。なお、図中のUBはアン
ダーバーであり、現在の変換対象範囲を示している。ま
た、31はモード表示部であり、“A”とは英文字の入
力モードであることを表している。
【0034】今、「bei/jing」(“/”は音節
の切れ目を表し、実際の入力時には必要ない)といった
読みを1音節毎にピンイン入力して変換する場合を想定
する。
の切れ目を表し、実際の入力時には必要ない)といった
読みを1音節毎にピンイン入力して変換する場合を想定
する。
【0035】まず、1音節目のピンイン入力を行うべ
く、入力部11に設けられた「1」の数字キーを押下す
る。「1」の数字キーには「a」,「b」,「c」の3
文字が割り当てられているが、そのうちの先頭文字であ
る「a」が入力文字として図8(a)に示すように画面
上に表示される。
く、入力部11に設けられた「1」の数字キーを押下す
る。「1」の数字キーには「a」,「b」,「c」の3
文字が割り当てられているが、そのうちの先頭文字であ
る「a」が入力文字として図8(a)に示すように画面
上に表示される。
【0036】続いて、「2」と「3」の各数字キーを押
下して、「d」と「g」を入力する。これにより、図8
(b)に示すように「adg」といった文字列が画面上
に表示される。
下して、「d」と「g」を入力する。これにより、図8
(b)に示すように「adg」といった文字列が画面上
に表示される。
【0037】ここで、ユーザが入力部11の変換キー
「*」を押してピンイン漢字変換を指示すると、現在ま
での入力文字列「adg」から各文字毎に同じキーに割
り当てられている複数の文字が抽出されて、これらの文
字を組み合わせた文字列が生成される。そして、上記組
み合わせ文字列の中で所定の条件を満たす文字列、具体
的には図7に示すピンイン構成規則に適合したピンイン
として成り立つ文字列だけが辞書検索のための入力候補
として選出され、ピンインとして成り立たないものは棄
却される。
「*」を押してピンイン漢字変換を指示すると、現在ま
での入力文字列「adg」から各文字毎に同じキーに割
り当てられている複数の文字が抽出されて、これらの文
字を組み合わせた文字列が生成される。そして、上記組
み合わせ文字列の中で所定の条件を満たす文字列、具体
的には図7に示すピンイン構成規則に適合したピンイン
として成り立つ文字列だけが辞書検索のための入力候補
として選出され、ピンインとして成り立たないものは棄
却される。
【0038】図10に示すように、数字キーの「1」、
「2」、「3」の入力では、上記「adg」を含め「a
dh」、「adi」、「aeg」…といったように27
通りの組み合わせ文字列が生成されるが、このうち、ピ
ンインとして成立するものは「bei」だけである。し
たがって、当該入力文字列「adg」は上記組み合わせ
文字列の中の「bei」といった入力候補に置き換えら
れて辞書検索部27に与えられる。これにより、図8
(c)に示すように、「bei」を読みとする漢字の変
換候補が画面の所定の位置に表示されると共に、その中
の第1候補が当該入力文字列「adg」に代わって表示
される。この例では、「bei」に対し、「北」、
「背」、「備」などの漢字が変換候補として挙げられ、
その中の「北」が第1候補として入力文字列「adg」
に代えて反転表示されている。なお、図中のCLはカー
ソルである。
「2」、「3」の入力では、上記「adg」を含め「a
dh」、「adi」、「aeg」…といったように27
通りの組み合わせ文字列が生成されるが、このうち、ピ
ンインとして成立するものは「bei」だけである。し
たがって、当該入力文字列「adg」は上記組み合わせ
文字列の中の「bei」といった入力候補に置き換えら
れて辞書検索部27に与えられる。これにより、図8
(c)に示すように、「bei」を読みとする漢字の変
換候補が画面の所定の位置に表示されると共に、その中
の第1候補が当該入力文字列「adg」に代わって表示
される。この例では、「bei」に対し、「北」、
「背」、「備」などの漢字が変換候補として挙げられ、
その中の「北」が第1候補として入力文字列「adg」
に代えて反転表示されている。なお、図中のCLはカー
ソルである。
【0039】ここで、ユーザがカーソルキー11a、1
1bを操作するか、あるいは、数字キーを操作して所望
の変換候補を選択して確定キー「#」を押下すると、そ
の選択された変換候補が確定される。この例では、目的
とする変換候補「北」は順位「1」にあるため、確定キ
ー「#」または数字キー「1」を押して当該変換候補を
確定する。これにより、図8(d)のようになる。もし
他の変換候補を選ぶ場合には、その変換候補に対応した
数字キーあるいはカーソルキー11a、11bを操作し
て行う。なお、未確定状態で「*」キーを押下すれば、
その押下毎に各変換候補が入力画面上で順に表示され、
所望の変換候補が表示された状態で「#」キーを押下す
るといった選択、確定操作も可能である。
1bを操作するか、あるいは、数字キーを操作して所望
の変換候補を選択して確定キー「#」を押下すると、そ
の選択された変換候補が確定される。この例では、目的
とする変換候補「北」は順位「1」にあるため、確定キ
ー「#」または数字キー「1」を押して当該変換候補を
確定する。これにより、図8(d)のようになる。もし
他の変換候補を選ぶ場合には、その変換候補に対応した
数字キーあるいはカーソルキー11a、11bを操作し
て行う。なお、未確定状態で「*」キーを押下すれば、
その押下毎に各変換候補が入力画面上で順に表示され、
所望の変換候補が表示された状態で「#」キーを押下す
るといった選択、確定操作も可能である。
【0040】以上の操作により、1音節目の入力変換が
完了する。
完了する。
【0041】次に、2音節目のピンイン入力を上記同様
に数字キーの押下操作により行う。ここでは、「4」、
「3」、「5」、「3」の数字キーを押下する。入力画
面上には、これらの数字キーに割り当てられた各アルフ
ァベット文字のうちの先頭文字である「jgmg」が表
示される。
に数字キーの押下操作により行う。ここでは、「4」、
「3」、「5」、「3」の数字キーを押下する。入力画
面上には、これらの数字キーに割り当てられた各アルフ
ァベット文字のうちの先頭文字である「jgmg」が表
示される。
【0042】ここで、ユーザが変換キー「*」の押下に
よりピンイン漢字変換を指示すると、「jgmg」に対
応した組み合わせ文字列が生成される。図10に示すよ
うに、「jgmg」に対応した組み合わせ文字列のう
ち、ピンインとして成立するものは「jing」、「l
ing」の2つだけであり、それ以外の文字列は棄却さ
れる。したがって、最終的に「jing」と「lin
g」が入力候補として残り、当該入力文字列がこれらの
入力候補に置き換えられて辞書検索部27に与えられ
て、図9に示すような変換候補が得られる。
よりピンイン漢字変換を指示すると、「jgmg」に対
応した組み合わせ文字列が生成される。図10に示すよ
うに、「jgmg」に対応した組み合わせ文字列のう
ち、ピンインとして成立するものは「jing」、「l
ing」の2つだけであり、それ以外の文字列は棄却さ
れる。したがって、最終的に「jing」と「lin
g」が入力候補として残り、当該入力文字列がこれらの
入力候補に置き換えられて辞書検索部27に与えられ
て、図9に示すような変換候補が得られる。
【0043】図9の画面にて変換候補「京」を選択する
場合には、まず、カーソルキー11c、11dの操作に
より入力候補「jing」を選択した後、カーソルキー
11a、11bの操作により「京」の変換候補を選択す
るか、あるいは、「京」に対応した「1」の数字キーを
押下する。最後に、確定キー「#」を押下することによ
り、上記選択された変換候補「京」が確定される。
場合には、まず、カーソルキー11c、11dの操作に
より入力候補「jing」を選択した後、カーソルキー
11a、11bの操作により「京」の変換候補を選択す
るか、あるいは、「京」に対応した「1」の数字キーを
押下する。最後に、確定キー「#」を押下することによ
り、上記選択された変換候補「京」が確定される。
【0044】次に、本装置の第1の実施形態としての処
理動作について詳しく説明する。
理動作について詳しく説明する。
【0045】図11は本装置の第1の実施形態としての
処理動作を示すフローチャートである。
処理動作を示すフローチャートである。
【0046】入力部11に設けられた「1」〜「9」の
いずれかの数字キーが入力されると(ステップA1
1)、制御部21は文字生成部23を通じて当該数字キ
ーに対応したアルファベット文字を取得し(ステップA
12)、記憶部22の入力バッファ22bに格納する
(ステップA13)。この場合、数字キーに割り当てら
れた複数のアルファベット文字のうちの先頭の文字を入
力文字として取得して入力バッファ22bに格納する。
この処理を変換指示があるまで繰り返し行って、数字キ
ーの押下操作に伴って入力される各文字を入力バッファ
22bに順次格納していく。
いずれかの数字キーが入力されると(ステップA1
1)、制御部21は文字生成部23を通じて当該数字キ
ーに対応したアルファベット文字を取得し(ステップA
12)、記憶部22の入力バッファ22bに格納する
(ステップA13)。この場合、数字キーに割り当てら
れた複数のアルファベット文字のうちの先頭の文字を入
力文字として取得して入力バッファ22bに格納する。
この処理を変換指示があるまで繰り返し行って、数字キ
ーの押下操作に伴って入力される各文字を入力バッファ
22bに順次格納していく。
【0047】ここで、入力部11の「*」キーの押下に
より変換指示があると(ステップA14のYes)、制
御部21は上記入力バッファ22bに格納された入力文
字列に基づいてアルファベットの組み合わせ文字列を生
成する(ステップA15)。すなわち、入力文字列を構
成する各文字毎に、その文字と同じ数字キーに割り当て
られている各文字を数字・アルファベット対応テーブル
24から抽出し、これらの文字を組み合わせて複数のア
ルファベット文字列を生成する。例えば、数字キーの
「1」、「2」、「3」の操作により「adg」といっ
た文字列が入力された場合には、図10に示すように
「adg」を含め「adh」、「adi」、「aeg」
…といったように27通りの組み合わせ文字列が生成さ
れることになる。
より変換指示があると(ステップA14のYes)、制
御部21は上記入力バッファ22bに格納された入力文
字列に基づいてアルファベットの組み合わせ文字列を生
成する(ステップA15)。すなわち、入力文字列を構
成する各文字毎に、その文字と同じ数字キーに割り当て
られている各文字を数字・アルファベット対応テーブル
24から抽出し、これらの文字を組み合わせて複数のア
ルファベット文字列を生成する。例えば、数字キーの
「1」、「2」、「3」の操作により「adg」といっ
た文字列が入力された場合には、図10に示すように
「adg」を含め「adh」、「adi」、「aeg」
…といったように27通りの組み合わせ文字列が生成さ
れることになる。
【0048】制御部21は上記組み合わせ文字列として
得られた複数のアルファベット文字列をピンイン正誤チ
ェック処理部25に渡す。ピンイン正誤チェック処理部
25では、これらのアルファベット文字列の1つ1つに
対してピンイン構成規則テーブル26を参照してピンイ
ンとして成り立つか否かをチェックする(ステップA1
6)。つまり、ピンインとして予め定義されている声母
と韻母との関係が正しいか否かをチェックする。そし
て、ピンインとして成立しないものは棄却し、ピンイン
として成立するだけを所定の条件を満たす入力候補とし
て選出して制御部21に返す。上記「adg」に対応し
たアルファベットの組み合わせ文字列の中では、「be
i」のみが入力候補として制御部21に返されることに
なる。
得られた複数のアルファベット文字列をピンイン正誤チ
ェック処理部25に渡す。ピンイン正誤チェック処理部
25では、これらのアルファベット文字列の1つ1つに
対してピンイン構成規則テーブル26を参照してピンイ
ンとして成り立つか否かをチェックする(ステップA1
6)。つまり、ピンインとして予め定義されている声母
と韻母との関係が正しいか否かをチェックする。そし
て、ピンインとして成立しないものは棄却し、ピンイン
として成立するだけを所定の条件を満たす入力候補とし
て選出して制御部21に返す。上記「adg」に対応し
たアルファベットの組み合わせ文字列の中では、「be
i」のみが入力候補として制御部21に返されることに
なる。
【0049】なお、図8の例のように文字列が1音節単
位で入力される場合には、その入力文字列から生成され
る組み合わせ文字列に基づき、これらの声母と韻母の関
係を単純にピンイン構成規則テーブル26に照らして合
わせてピンインとしての妥当性を判断することができ
る。しかし、文字列が複数音節分連続して入力される場
合もあり、その場合には以下のような方法により音節の
区切りを見つけながらピンインチェックを行う必要があ
る。
位で入力される場合には、その入力文字列から生成され
る組み合わせ文字列に基づき、これらの声母と韻母の関
係を単純にピンイン構成規則テーブル26に照らして合
わせてピンインとしての妥当性を判断することができ
る。しかし、文字列が複数音節分連続して入力される場
合もあり、その場合には以下のような方法により音節の
区切りを見つけながらピンインチェックを行う必要があ
る。
【0050】すなわち、図12(a)に示すように、
「adgjgmg…」といったように複数の音節を含ん
だ文字列が連続的に入力されたとする。このような場合
に、図12(b)に示すように、入力文字列「adgj
gmg…」の先頭文字「a」から順に組み合わせ文字列
をツリー式に生成しながらピンイン構成規則テーブル2
6と照らし合わせ、声母と韻母の関係が正しいものだけ
を残す。
「adgjgmg…」といったように複数の音節を含ん
だ文字列が連続的に入力されたとする。このような場合
に、図12(b)に示すように、入力文字列「adgj
gmg…」の先頭文字「a」から順に組み合わせ文字列
をツリー式に生成しながらピンイン構成規則テーブル2
6と照らし合わせ、声母と韻母の関係が正しいものだけ
を残す。
【0051】なお、入力文字列の先頭文字から最終文字
までの全てに対して、このようなチェック方法を適用す
ると、膨大な数の組み合わせ文字列が生成されてしま
う。そこで、声母と韻母で構成される1音節分の最長文
字列(7文字)を限度とし、その範囲内で先頭文字から
順に組み合わせ文字列を生成してチェックを行うように
すれば、1音節としてあり得ない長さに亘って無駄な処
理を行うことを防ぐことができ、また、処理時間を短縮
することもできる。
までの全てに対して、このようなチェック方法を適用す
ると、膨大な数の組み合わせ文字列が生成されてしま
う。そこで、声母と韻母で構成される1音節分の最長文
字列(7文字)を限度とし、その範囲内で先頭文字から
順に組み合わせ文字列を生成してチェックを行うように
すれば、1音節としてあり得ない長さに亘って無駄な処
理を行うことを防ぐことができ、また、処理時間を短縮
することもできる。
【0052】図12(c)は最終的に得られた文字列を
示すものであり、上記入力文字列「adgjgmg…」
では、3文字目が音節の区切り位置であることが判明
し、その3文字目までの組み合わせ文字列の中で「be
i」といった文字列が入力候補として残る。また、それ
に続く入力候補として「jing」と「ling」が残
る。
示すものであり、上記入力文字列「adgjgmg…」
では、3文字目が音節の区切り位置であることが判明
し、その3文字目までの組み合わせ文字列の中で「be
i」といった文字列が入力候補として残る。また、それ
に続く入力候補として「jing」と「ling」が残
る。
【0053】このようにしてピンインの正誤チェックを
行った結果、ピンインとして成立するアルファベット文
字列があった場合には(ステップA17のYes)、制
御部21はそのアルファベット文字列を入力候補として
入力候補バッファ22cに格納すると共に、その入力候
補を辞書検索部27に渡してピンイン漢字変換処理を行
う(ステップA18)。つまり、当該入力文字列を上記
ピンインチェックにて得られた入力候補に置き換えてピ
ンイン漢字変換処理を行うことになる。辞書検索部27
では、上記入力候補として与えられた文字列を読みとす
る漢字を中国語辞書28から検索して制御部21に渡
す。制御部21は辞書検索部27から得られた漢字を当
該入力文字列に対する変換候補として変換候補バッファ
22dに格納し、その変換候補を表示部12に出力して
ユーザに提示する(ステップA19)。
行った結果、ピンインとして成立するアルファベット文
字列があった場合には(ステップA17のYes)、制
御部21はそのアルファベット文字列を入力候補として
入力候補バッファ22cに格納すると共に、その入力候
補を辞書検索部27に渡してピンイン漢字変換処理を行
う(ステップA18)。つまり、当該入力文字列を上記
ピンインチェックにて得られた入力候補に置き換えてピ
ンイン漢字変換処理を行うことになる。辞書検索部27
では、上記入力候補として与えられた文字列を読みとす
る漢字を中国語辞書28から検索して制御部21に渡
す。制御部21は辞書検索部27から得られた漢字を当
該入力文字列に対する変換候補として変換候補バッファ
22dに格納し、その変換候補を表示部12に出力して
ユーザに提示する(ステップA19)。
【0054】また、上記ステップA17において、ピン
インとして成立するアルファベット文字列がなかった場
合にはユーザの入力自体に誤りがあったことである。し
たがって、制御部21は例えば「入力エラーです」とい
ったようなエラーメッセージを表示してユーザに再入力
を促して、ここでの入力変換処理を終える(ステップA
20)。
インとして成立するアルファベット文字列がなかった場
合にはユーザの入力自体に誤りがあったことである。し
たがって、制御部21は例えば「入力エラーです」とい
ったようなエラーメッセージを表示してユーザに再入力
を促して、ここでの入力変換処理を終える(ステップA
20)。
【0055】このように、複数の異なるアルファベット
文字が割り当てられたキーを押下操作して文字列を入力
した場合に、その入力文字列がピンインとして妥当な文
字列(アルファベット)に置き換えられて変換処理され
るため、ユーザは同じキーを何度も押下して意図する文
字を引き出しながら入力操作を行うといったような面倒
な操作をしなくとも、所望の漢字を変換結果として簡単
に得ることができる。
文字が割り当てられたキーを押下操作して文字列を入力
した場合に、その入力文字列がピンインとして妥当な文
字列(アルファベット)に置き換えられて変換処理され
るため、ユーザは同じキーを何度も押下して意図する文
字を引き出しながら入力操作を行うといったような面倒
な操作をしなくとも、所望の漢字を変換結果として簡単
に得ることができる。
【0056】(第2の実施形態)本装置では、入力画面
上に数字キーに割り当てられた各アルファベットのうち
の先頭文字しか表示されてないため、ユーザは変換を指
示するまで、現在入力している文字列がどのようなピン
インに置き換えられて変換されるのかわからず、不安に
思うことがある。そこで、第2の実施形態では、文字列
の入力と同時にピンインチェックによる置き換えを行っ
て、その結果をユーザに提示することで、ユーザの不安
を解消することを特徴とする。
上に数字キーに割り当てられた各アルファベットのうち
の先頭文字しか表示されてないため、ユーザは変換を指
示するまで、現在入力している文字列がどのようなピン
インに置き換えられて変換されるのかわからず、不安に
思うことがある。そこで、第2の実施形態では、文字列
の入力と同時にピンインチェックによる置き換えを行っ
て、その結果をユーザに提示することで、ユーザの不安
を解消することを特徴とする。
【0057】以下に具体例を挙げて説明する。
【0058】図13(a)乃至(d)は本装置の第2の
実施形態における入力から変換までの処理動作に対応し
た画面の変移状態を示している。なお、図中のUBはア
ンダーバーであり、現在の変換対象範囲を示している。
また、31はモード表示部であり、“A”とは英文字の
入力モードであることを表している。
実施形態における入力から変換までの処理動作に対応し
た画面の変移状態を示している。なお、図中のUBはア
ンダーバーであり、現在の変換対象範囲を示している。
また、31はモード表示部であり、“A”とは英文字の
入力モードであることを表している。
【0059】今、「bei」といった読みをピンイン入
力して変換する場合を想定する。
力して変換する場合を想定する。
【0060】まず、入力部11に設けられた「1」の数
字キーを押下する。「1」の数字キーには「a」,
「b」,「c」の3文字が割り当てられているが、その
うちの先頭文字である「a」が入力文字として図13
(a)に示すように画面上に表示される。
字キーを押下する。「1」の数字キーには「a」,
「b」,「c」の3文字が割り当てられているが、その
うちの先頭文字である「a」が入力文字として図13
(a)に示すように画面上に表示される。
【0061】このとき、入力文字「a」に対するピンイ
ンチェックが行われて、その結果が画面の所定の位置に
表示される。すなわち、入力文字「a」を含め、その
「a」と同じ数字キー「1」に割り当てられた「b」,
「c」のそれぞれに対してピンインとして成立するか否
かがチェックされる。この場合、「a」がピンインとし
て成立するため、入力候補として表示される。
ンチェックが行われて、その結果が画面の所定の位置に
表示される。すなわち、入力文字「a」を含め、その
「a」と同じ数字キー「1」に割り当てられた「b」,
「c」のそれぞれに対してピンインとして成立するか否
かがチェックされる。この場合、「a」がピンインとし
て成立するため、入力候補として表示される。
【0062】続いて、図13(b)に示すように、
「2」の数字キーを押下して、「d」を入力すると、表
示は「ad」となる。この場合、「ad」はピンインと
して成立しないが、その組み合わせ文字列「ad、a
e、af、bd、…ce、cf」の中の「ce」がピン
インとして成立するため、「ce」が入力候補として表
示される。
「2」の数字キーを押下して、「d」を入力すると、表
示は「ad」となる。この場合、「ad」はピンインと
して成立しないが、その組み合わせ文字列「ad、a
e、af、bd、…ce、cf」の中の「ce」がピン
インとして成立するため、「ce」が入力候補として表
示される。
【0063】なお、該当する入力候補がなかった場合に
は、当該入力文字列が例えば反転表示や表示色を変更す
るなどの特定の表示形態にて仮の入力候補として入力候
補表示欄に表示される。
は、当該入力文字列が例えば反転表示や表示色を変更す
るなどの特定の表示形態にて仮の入力候補として入力候
補表示欄に表示される。
【0064】また、図13(c)に示すように、「ad
g」といった文字列を入力した場合には、当該文字列
「adg」はピンインとして成立しないが、その組み合
わせ文字列の中の「bei」はピンインとして成立する
ため、「bei」が入力候補として表示される。この時
点で、ユーザは「adg」が「bei」といったピンイ
ンに置き換えられて変換されることを確認できる。
g」といった文字列を入力した場合には、当該文字列
「adg」はピンインとして成立しないが、その組み合
わせ文字列の中の「bei」はピンインとして成立する
ため、「bei」が入力候補として表示される。この時
点で、ユーザは「adg」が「bei」といったピンイ
ンに置き換えられて変換されることを確認できる。
【0065】そこで、変換キー「*」を押してピンイン
漢字変換を指示すると、「bei」を読みとする漢字が
中国語辞書28から検索されて、図8(d)に示すよう
に、その変換候補が画面の所定の位置に表示されると共
に、その中の第1候補が入力文字列と置き換えられて反
転表示される。この例では、「bei」に対し、
「北」、「背」、「備」などの漢字が変換候補として挙
げられ、その中の「北」が第1候補として入力文字列
「adg」に代えて反転表示されている。なお、図中の
CLはカーソルである。
漢字変換を指示すると、「bei」を読みとする漢字が
中国語辞書28から検索されて、図8(d)に示すよう
に、その変換候補が画面の所定の位置に表示されると共
に、その中の第1候補が入力文字列と置き換えられて反
転表示される。この例では、「bei」に対し、
「北」、「背」、「備」などの漢字が変換候補として挙
げられ、その中の「北」が第1候補として入力文字列
「adg」に代えて反転表示されている。なお、図中の
CLはカーソルである。
【0066】ここで、ユーザがカーソルキー11a、1
1bを操作するか、あるいは、数字キーを操作して所望
の変換候補を選択して確定キー「#」を押下すると、そ
の選択された変換候補が確定される。この例では、目的
とする変換候補「北」は順位「1」にあるため、確定キ
ー「#」または数字キー「1」を押して当該変換候補を
確定する。もし他の変換候補を選ぶ場合には、その変換
候補に対応した数字キーあるいはカーソルキー11a、
11bを操作して行う。なお、未確定状態で「*」キー
を押下すれば、その押下毎に各変換候補が入力画面上で
順に表示され、所望の変換候補が表示された状態で
「#」キーを押下するといった選択、確定操作も可能で
ある。
1bを操作するか、あるいは、数字キーを操作して所望
の変換候補を選択して確定キー「#」を押下すると、そ
の選択された変換候補が確定される。この例では、目的
とする変換候補「北」は順位「1」にあるため、確定キ
ー「#」または数字キー「1」を押して当該変換候補を
確定する。もし他の変換候補を選ぶ場合には、その変換
候補に対応した数字キーあるいはカーソルキー11a、
11bを操作して行う。なお、未確定状態で「*」キー
を押下すれば、その押下毎に各変換候補が入力画面上で
順に表示され、所望の変換候補が表示された状態で
「#」キーを押下するといった選択、確定操作も可能で
ある。
【0067】次に、本装置の第2の実施形態としての処
理動作について詳しく説明する。
理動作について詳しく説明する。
【0068】図14は本装置の第2の実施形態としての
処理動作を示すフローチャートである。
処理動作を示すフローチャートである。
【0069】入力部11に設けられた「1」〜「9」の
いずれかの数字キーが入力されると(ステップB1
1)、制御部21は文字生成部23を通じて当該数字キ
ーに対応したアルファベット文字を取得し(ステップB
12)、記憶部22の入力バッファ22bに格納する
(ステップB13)。この場合、数字キーに割り当てら
れた複数のアルファベット文字のうちの先頭の文字を入
力文字として取得して入力バッファ22bに格納する。
いずれかの数字キーが入力されると(ステップB1
1)、制御部21は文字生成部23を通じて当該数字キ
ーに対応したアルファベット文字を取得し(ステップB
12)、記憶部22の入力バッファ22bに格納する
(ステップB13)。この場合、数字キーに割り当てら
れた複数のアルファベット文字のうちの先頭の文字を入
力文字として取得して入力バッファ22bに格納する。
【0070】ここで、制御部21は上記入力バッファ2
2bに格納された入力文字列に基づいてアルファベット
の組み合わせ文字列を生成してピンイン正誤チェック処
理部25に渡す(ステップB14)。すなわち、入力文
字列を構成する各文字毎に、その文字と同じ数字キーに
割り当てられている各文字を数字・アルファベット対応
テーブル24から抽出し、これらの文字を組み合わせて
複数のアルファベット文字列を生成する。
2bに格納された入力文字列に基づいてアルファベット
の組み合わせ文字列を生成してピンイン正誤チェック処
理部25に渡す(ステップB14)。すなわち、入力文
字列を構成する各文字毎に、その文字と同じ数字キーに
割り当てられている各文字を数字・アルファベット対応
テーブル24から抽出し、これらの文字を組み合わせて
複数のアルファベット文字列を生成する。
【0071】ピンイン正誤チェック処理部25では、こ
れらのアルファベット文字列に対してピンイン構成規則
テーブル26を参照してピンインとして成り立つか否か
をチェックする(ステップB15)。つまり、ピンイン
として予め定義されている声母と韻母との関係が正しい
か否かをチェックする。そして、ピンインとして成立し
ないものは棄却し、ピンインとして成立するものだけを
入力候補として選出して制御部21に返す。
れらのアルファベット文字列に対してピンイン構成規則
テーブル26を参照してピンインとして成り立つか否か
をチェックする(ステップB15)。つまり、ピンイン
として予め定義されている声母と韻母との関係が正しい
か否かをチェックする。そして、ピンインとして成立し
ないものは棄却し、ピンインとして成立するものだけを
入力候補として選出して制御部21に返す。
【0072】この場合、図12で説明した方法を用い、
文字が入力される毎に現時点での入力文字列の先頭文字
から順に組み合わせ文字列をツリー式に生成しながらピ
ンイン構成規則テーブル26と照らし合わてピンインと
して成立するか否かをチェックする。例えば、図13
(a)の時点では入力文字列としては「a」のみである
ため、その組み合わせ文字列「a」、「b」、「c」に
ついてピンインチェックを行う。また、図13(b)の
時点では入力文字列「ad」に基づいて、「ad」、
「ae」、「af」、「bd」、「be」、「bf」、
「cd」、「ce」、「cf」といった組み合わせ文字
列を生成して、それらについてピンインチェックを行
う。なお、上述したように、組み合わせ文字列を生成す
る場合には、声母と韻母で構成される1音節分の最長文
字列(7文字)を限度とする。
文字が入力される毎に現時点での入力文字列の先頭文字
から順に組み合わせ文字列をツリー式に生成しながらピ
ンイン構成規則テーブル26と照らし合わてピンインと
して成立するか否かをチェックする。例えば、図13
(a)の時点では入力文字列としては「a」のみである
ため、その組み合わせ文字列「a」、「b」、「c」に
ついてピンインチェックを行う。また、図13(b)の
時点では入力文字列「ad」に基づいて、「ad」、
「ae」、「af」、「bd」、「be」、「bf」、
「cd」、「ce」、「cf」といった組み合わせ文字
列を生成して、それらについてピンインチェックを行
う。なお、上述したように、組み合わせ文字列を生成す
る場合には、声母と韻母で構成される1音節分の最長文
字列(7文字)を限度とする。
【0073】このようにしてピンインの正誤チェックを
行った結果、ピンインとして成立するアルファベット文
字列があった場合には(ステップB16のYes)、制
御部21はそのアルファベット文字列を入力候補として
入力候補バッファ22cに格納すると共に、その入力候
補を当該入力文字列に対応させて表示部12に出力して
ユーザに提示する(ステップB17)。
行った結果、ピンインとして成立するアルファベット文
字列があった場合には(ステップB16のYes)、制
御部21はそのアルファベット文字列を入力候補として
入力候補バッファ22cに格納すると共に、その入力候
補を当該入力文字列に対応させて表示部12に出力して
ユーザに提示する(ステップB17)。
【0074】また、ピンインとして成立するアルファベ
ット文字列がなかった場合には(ステップB16のN
o)、制御部21は当該入力文字列を仮の入力候補とし
て、例えば反転表示や表示色を変更するなどの特定の表
示形態にて表示部12に出力してユーザに提示する(ス
テップB21)。
ット文字列がなかった場合には(ステップB16のN
o)、制御部21は当該入力文字列を仮の入力候補とし
て、例えば反転表示や表示色を変更するなどの特定の表
示形態にて表示部12に出力してユーザに提示する(ス
テップB21)。
【0075】以上のような処理を変換指示があるまで繰
り返し行う。そして、入力部11の「*」キーの押下に
より変換指示があったときに(ステップB18のYe
s)、制御部21は上記入力候補バッファ22cに格納
された入力候補を辞書検索部27に渡してピンイン漢字
変換処理を行う(ステップB19)。つまり、当該入力
文字列を上記ピンインチェックにて得られた入力候補に
置き換えてピンイン漢字変換処理を行うことになる。辞
書検索部27では、上記入力候補として与えられた文字
列を読みとする漢字を中国語辞書28から検索して制御
部21に渡す。制御部21は辞書検索部27から得られ
た漢字を当該入力文字列に対する変換候補として変換候
補バッファ22dに格納し、その変換候補を表示部12
に出力してユーザに提示する(ステップB20)。
り返し行う。そして、入力部11の「*」キーの押下に
より変換指示があったときに(ステップB18のYe
s)、制御部21は上記入力候補バッファ22cに格納
された入力候補を辞書検索部27に渡してピンイン漢字
変換処理を行う(ステップB19)。つまり、当該入力
文字列を上記ピンインチェックにて得られた入力候補に
置き換えてピンイン漢字変換処理を行うことになる。辞
書検索部27では、上記入力候補として与えられた文字
列を読みとする漢字を中国語辞書28から検索して制御
部21に渡す。制御部21は辞書検索部27から得られ
た漢字を当該入力文字列に対する変換候補として変換候
補バッファ22dに格納し、その変換候補を表示部12
に出力してユーザに提示する(ステップB20)。
【0076】なお、上記ステップB18にて変換指示が
あったときに、上記入力候補バッファ22cに入力候補
が格納されていなければ、ピンインとして成立するアル
ファベット文字列がなかったことであり、その場合に
は、制御部21は例えば「入力エラーです」といったよ
うなエラーメッセージを表示してユーザに再入力を促す
ようにしても良い。ただし、この第2の実施形態では、
入力時に常に当該入力文字列に対応した入力候補が提示
されているため、ユーザは入力候補の内容を確認した上
で変換指示を行うことができるので、このようなエラー
表示処理は特に必要としない。
あったときに、上記入力候補バッファ22cに入力候補
が格納されていなければ、ピンインとして成立するアル
ファベット文字列がなかったことであり、その場合に
は、制御部21は例えば「入力エラーです」といったよ
うなエラーメッセージを表示してユーザに再入力を促す
ようにしても良い。ただし、この第2の実施形態では、
入力時に常に当該入力文字列に対応した入力候補が提示
されているため、ユーザは入力候補の内容を確認した上
で変換指示を行うことができるので、このようなエラー
表示処理は特に必要としない。
【0077】このように、複数の異なるアルファベット
文字が割り当てられたキーを押下操作して文字列を入力
した場合に、その入力文字列がピンインとして妥当な文
字列(アルファベット)に置き換えられて変換処理され
るため、ユーザは同じキーを何度も押下して意図する文
字を引き出しながら入力操作を行うといったような面倒
な操作をしなくとも、所望の漢字を変換結果として簡単
に得ることができる。
文字が割り当てられたキーを押下操作して文字列を入力
した場合に、その入力文字列がピンインとして妥当な文
字列(アルファベット)に置き換えられて変換処理され
るため、ユーザは同じキーを何度も押下して意図する文
字を引き出しながら入力操作を行うといったような面倒
な操作をしなくとも、所望の漢字を変換結果として簡単
に得ることができる。
【0078】また、第2の実施形態では、入力時にそれ
までに入力した文字列がどのようなピンインに置き換え
られるのかが分かるため、意図するピンインが入力候補
として出現されたときに変換指示を行って所望の漢字を
変換結果として得ることができる。
までに入力した文字列がどのようなピンインに置き換え
られるのかが分かるため、意図するピンインが入力候補
として出現されたときに変換指示を行って所望の漢字を
変換結果として得ることができる。
【0079】なお、上記各実施形態では、ダイヤルキー
でアルファベット文字を入力する場合を想定した説明し
たが、本発明はこれに限るものではなく、例えばテンキ
ーであっても同様であり、要は複数のアルファベットが
割り当てられたキーを用いて入力操作を行うものであれ
ば、その全てに適用可能である。
でアルファベット文字を入力する場合を想定した説明し
たが、本発明はこれに限るものではなく、例えばテンキ
ーであっても同様であり、要は複数のアルファベットが
割り当てられたキーを用いて入力操作を行うものであれ
ば、その全てに適用可能である。
【0080】また、上記各実施形態では、中国語入力に
限定して説明したが、本発明の手法を日本語入力に適用
することも可能である。
限定して説明したが、本発明の手法を日本語入力に適用
することも可能である。
【0081】すなわち、ダイヤルキーやテンキーなどの
キー数の少ない入力デバイスにおいて、各キーにあ行の
平仮名又はカタカナ文字、か行の平仮名又はカタカナ文
字…といったように複数の異なる文字が割り当てられて
いる場合に、これらのキーの操作によって入力される文
字列から当該キーに割り当てられている各文字からなる
組み合わせ文字列を生成し、その組み合わせ文字列の中
で漢字の読みとして妥当な文字列を、例えばかな漢字変
換辞書や日本語の漢字の読みに関する規則を定義したテ
ーブルなどを参照して選出し、変換指示(かな漢字変換
変換キーの押下)があったときに、上記入力候補に基づ
いてかな漢字変換辞書を検索して該当する漢字を変換結
果として出力する、といったものである。
キー数の少ない入力デバイスにおいて、各キーにあ行の
平仮名又はカタカナ文字、か行の平仮名又はカタカナ文
字…といったように複数の異なる文字が割り当てられて
いる場合に、これらのキーの操作によって入力される文
字列から当該キーに割り当てられている各文字からなる
組み合わせ文字列を生成し、その組み合わせ文字列の中
で漢字の読みとして妥当な文字列を、例えばかな漢字変
換辞書や日本語の漢字の読みに関する規則を定義したテ
ーブルなどを参照して選出し、変換指示(かな漢字変換
変換キーの押下)があったときに、上記入力候補に基づ
いてかな漢字変換辞書を検索して該当する漢字を変換結
果として出力する、といったものである。
【0082】このような構成にすれば、変換前に入力文
字列を絞り込んであるので、変換指示があったときに無
駄なかな漢字変換処理を行うことなく、ユーザの意図す
る変換候補を変換結果として出力することができ、上記
第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。ま
た、上記第2の実施形態のように、文字列の入力操作に
伴い、その時点で得られる入力候補を当該入力文字列に
対応させて出力するといったような構成も可能であり、
このような構成により上記第2の実施形態と同様の効果
を得ることができる。
字列を絞り込んであるので、変換指示があったときに無
駄なかな漢字変換処理を行うことなく、ユーザの意図す
る変換候補を変換結果として出力することができ、上記
第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。ま
た、上記第2の実施形態のように、文字列の入力操作に
伴い、その時点で得られる入力候補を当該入力文字列に
対応させて出力するといったような構成も可能であり、
このような構成により上記第2の実施形態と同様の効果
を得ることができる。
【0083】さらに、上述した各実施形態において記載
した手法は、コンピュータに実行させることのできるプ
ログラムとして、例えば磁気ディスク(フロッピー(登
録商標)ディスク、ハードディスク等)、光ディスク
(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリなどの記録
媒体に書き込んで各種装置に適用したり、そのプログラ
ム自体をネットワーク等の伝送媒体により伝送して各種
装置に適用することも可能である。本装置を実現するコ
ンピュータは、記録媒体に記録されたプログラムあるい
は伝送媒体を介して提供されたプログラムを読み込み、
このプログラムによって動作が制御されることにより、
上述した処理を実行する。
した手法は、コンピュータに実行させることのできるプ
ログラムとして、例えば磁気ディスク(フロッピー(登
録商標)ディスク、ハードディスク等)、光ディスク
(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリなどの記録
媒体に書き込んで各種装置に適用したり、そのプログラ
ム自体をネットワーク等の伝送媒体により伝送して各種
装置に適用することも可能である。本装置を実現するコ
ンピュータは、記録媒体に記録されたプログラムあるい
は伝送媒体を介して提供されたプログラムを読み込み、
このプログラムによって動作が制御されることにより、
上述した処理を実行する。
【0084】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、複
数の異なるアルファベット文字が割り当てられたキーを
備えた入力デバイスを用いて中国語のピンイン入力を行
う場合に、ユーザは同じキーを何度も押下して意図する
文字を引き出しながら入力操作を行うといったような面
倒な操作をしなくとも、所望の漢字を変換結果として簡
単に得ることができる。
数の異なるアルファベット文字が割り当てられたキーを
備えた入力デバイスを用いて中国語のピンイン入力を行
う場合に、ユーザは同じキーを何度も押下して意図する
文字を引き出しながら入力操作を行うといったような面
倒な操作をしなくとも、所望の漢字を変換結果として簡
単に得ることができる。
【図1】本発明の中国語入力変換処理装置の外観構成を
示す図。
示す図。
【図2】上記中国語入力変換処理装置の機能構成を示す
ブロック図
ブロック図
【図3】上記中国語入力変換処理装置に備えられた数字
・アルファベット対応テーブルの構成を示す図。
・アルファベット対応テーブルの構成を示す図。
【図4】上記中国語入力変換処理装置に備えられた中国
語辞書の構成を示す図。
語辞書の構成を示す図。
【図5】中国語の声母の種類を示す図。
【図6】中国語の韻母の種類を示す図。
【図7】声母と韻母の組み合わせ(ピンイン構成規則)
の一例を示す図。
の一例を示す図。
【図8】上記中国語入力変換処理装置の第1の実施形態
における入力から変換までの処理動作に対応した画面の
変移状態を示す図。
における入力から変換までの処理動作に対応した画面の
変移状態を示す図。
【図9】上記中国語入力変換処理装置の第1の実施形態
における変換候補の表示画面を示す図。
における変換候補の表示画面を示す図。
【図10】ピンイン構成規則による入力候補の判定結果
を示す図。
を示す図。
【図11】上記中国語入力変換処理装置の第1の実施形
態としての処理動作を示すフローチャート。
態としての処理動作を示すフローチャート。
【図12】複数の音節を有する文字列が連続入力された
場合のピンインチェック方法を説明するための図。
場合のピンインチェック方法を説明するための図。
【図13】上記中国語入力変換処理装置の第2の実施形
態における入力から変換までの処理動作に対応した画面
の変移状態を示す図。
態における入力から変換までの処理動作に対応した画面
の変移状態を示す図。
【図14】上記中国語入力変換処理装置の第2の実施形
態としての処理動作を示すフローチャート。
態としての処理動作を示すフローチャート。
【図15】中国語のピンイン表記を説明するための図。
11…入力部 11a〜11d…カーソルキー 12…表示部 13…スピーカ 14…マイク 15…アンテナ 21…制御部 22…記憶部 22a…プログラム格納部 22b…入力バッファ 22c…入力候補バッファ 22d…変換候補バッファ 23…文字生成部 24…数字・アルファベット対応テーブル 25…ピンイン正誤チェック処理部 26…ピンイン構成規則テーブル 27…辞書検索部 28…中国語辞書
Claims (11)
- 【請求項1】 中国語の漢字の読みを示す文字列をピン
イン入力方式で入力し、その入力された文字列を該当す
る漢字に変換する中国語入力変換処理装置であって、 少なくとも2つ以上の異なるアルファベット文字が割り
当てられた複数のキーを有する入力手段と、 この入力手段の各キーの操作によって入力される文字列
に基づいて同じキーに割り当てられたアルファベット文
字を組み合わせた複数の文字列を生成する文字列生成手
段と、 この文字列生成手段によって生成された各文字列の中で
所定の条件を満たす文字列のみを入力候補として選出す
る入力候補選出手段と、 当該入力文字列を上記入力候補選出手段によって選出さ
れた入力候補に置き換えて該当する漢字に変換する変換
手段と、 この変換手段によって得られた漢字を変換結果として出
力する変換結果出力手段とを具備したことを特徴とする
中国語入力変換処理装置。 - 【請求項2】 中国語の漢字の読みを示す文字列をピン
イン入力方式で入力し、その入力された文字列を該当す
る漢字に変換する中国語入力変換処理装置であって、 少なくとも2つ以上の異なるアルファベット文字が割り
当てられた複数のキーを有する入力手段と、 この入力手段の各キーの操作によって入力される文字列
を記憶する記憶手段と、 変換指示があったときに、上記記憶手段に記憶された入
力文字列に基づいて同じキーに割り当てられたアルファ
ベット文字を組み合わせた複数の文字列を生成する文字
列生成手段と、 この文字列生成手段によって生成された各文字列の中で
所定の条件を満たす文字列のみを入力候補として選出す
る入力候補選出手段と、 当該入力文字列を上記入力候補選出手段によって選出さ
れた入力候補に置き換えて該当する漢字に変換する変換
手段と、 この変換手段によって得られた漢字を変換結果として出
力する変換結果出力手段とを具備したことを特徴とする
中国語入力変換処理装置。 - 【請求項3】 中国語の漢字の読みを示す文字列をピン
イン入力方式で入力し、その入力された文字列を該当す
る漢字に変換する中国語入力変換処理装置であって、 少なくとも2つ以上の異なるアルファベット文字が割り
当てられた複数のキーを有する入力手段と、 上記入力手段の各キーの操作によって入力される文字列
に基づいて同じキーに割り当てられたアルファベット文
字を組み合わせた複数の文字列を生成する文字列生成手
段と、 この文字列生成手段によって生成された各文字列の中で
所定の条件を満たす文字列のみを入力候補として選出す
る入力候補選出手段と、 文字列の入力操作に伴い上記入力候補選出手段によって
選出された入力候補を当該入力文字列に対応させて出力
する入力候補出力手段と、 変換指示があったときに、当該入力文字列を上記入力候
補に置き換えて該当する漢字に変換する変換手段と、 この変換手段によって得られた漢字を変換結果として出
力する変換結果出力手段とを具備したことを特徴とする
中国語入力変換処理装置。 - 【請求項4】 上記入力候補出力手段は、上記入力候補
選出手段によって該当する入力候補が得られなかった場
合に当該入力文字列を仮の入力候補として特定の表示形
態にて出力することを特徴とする請求項3記載の中国語
入力変換処理装置。 - 【請求項5】 ピンインの声母と韻母の組み合わせてか
らなるピンイン構成規則を記憶したテーブル手段を有
し、 上記入力候補選出手段は、上記テーブル手段を参照して
ピンインとして成立する文字列のみを入力候補として選
出することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記
載の中国語入力変換処理装置。 - 【請求項6】 少なくとも2つ以上の異なるアルファベ
ット文字が割り当てられた複数のキーを有する入力デバ
イスを用いて中国語の漢字の読みを示す文字列をピンイ
ン入力方式で入力し、その入力された文字列を該当する
漢字に変換する中国語入力変換処理方法であって、 上記入力デバイスの各キーの操作によって入力される文
字列に基づいて同じキーに割り当てられたアルファベッ
ト文字を組み合わせた複数の文字列を生成し、 上記生成された各文字列の中で所定の条件を満たす文字
列のみを入力候補として選出し、 当該入力文字列を上記選出された入力候補に置き換えて
該当する漢字に変換処理し、 この変換処理によって得られた漢字を変換結果として出
力する、 ことを特徴とする中国語入力変換処理方法。 - 【請求項7】 少なくとも2つ以上の異なるアルファベ
ット文字が割り当てられた複数のキーを有する入力デバ
イスを用いて中国語の漢字の読みを示す文字列をピンイ
ン入力方式で入力し、その入力された文字列を該当する
漢字に変換する中国語入力変換処理方法であって、 上記入力デバイスの各キーの操作によって入力される文
字列をメモリに記憶しておき、 変換指示があったときに、上記メモリに記憶された入力
文字列に基づいて同じキーに割り当てられたアルファベ
ット文字を組み合わせた複数の文字列を生成し、 この生成された各文字列の中で所定の条件を満たす文字
列のみを入力候補として選出し、 当該入力文字列を上記選出された入力候補に置き換えて
該当する漢字に変換処理し、 この変換処理によって得られた漢字を変換結果として出
力する、 ことを特徴とする中国語入力変換処理方法。 - 【請求項8】 少なくとも2つ以上の異なるアルファベ
ット文字が割り当てられた複数のキーを有する入力デバ
イスを用いて中国語の漢字の読みを示す文字列をピンイ
ン入力方式で入力し、その入力された文字列を該当する
漢字に変換する中国語入力変換処理方法であって、 上記入力デバイスの各キーの操作によって入力される文
字列に基づいて同じキーに割り当てられたアルファベッ
ト文字を組み合わせた複数の文字列を生成し、 この生成された各文字列の中で所定の条件を満たす文字
列のみを入力候補として選出し、 文字列の入力操作に伴い上記入力候補を当該入力文字列
に対応させて出力し、 変換指示があったときに、当該入力文字列を上記入力候
補に置き換えて該当する漢字に変換処理し、 この変換処理によって得られた漢字を変換結果として出
力する、 ことを特徴とする中国語入力変換処理方法。 - 【請求項9】 少なくとも2つ以上の異なるアルファベ
ット文字が割り当てられた複数のキーを有する入力デバ
イスを備えたコンピュータに用いられ、中国語の漢字の
読みを示す文字列をピンイン入力方式で入力し、その入
力された文字列を該当する漢字に変換するプログラムで
あって、 上記コンピュータを、 上記入力デバイスの各キーの操作によって入力される文
字列に基づいて同じキーに割り当てられたアルファベッ
ト文字を組み合わせた複数の文字列を生成する文字列生
成手段、 この文字列生成手段によって生成された各文字列の中で
所定の条件を満たす文字列のみを入力候補として選出す
る入力候補選出手段、 当該入力文字列を上記入力候補選出手段によって選出さ
れた入力候補に置き換えて該当する漢字に変換する変換
手段、 この変換手段によって得られた漢字を変換結果として出
力する変換結果出力手段、 として機能させるためのプログラム。 - 【請求項10】 少なくとも2つ以上の異なるアルファ
ベット文字が割り当てられた複数のキーを有する入力デ
バイスを備えたコンピュータに用いられ、中国語の漢字
の読みを示す文字列をピンイン入力方式で入力し、その
入力された文字列を該当する漢字に変換するプログラム
であって、 上記コンピュータを、 上記入力デバイスの各キーの操作によって入力される文
字列を記憶する記憶手段、 変換指示があったときに、上記記憶手段に記憶された入
力文字列に基づいて同じキーに割り当てられたアルファ
ベット文字を組み合わせた複数の文字列を生成する文字
列生成手段、 この文字列生成手段によって生成された各文字列の中で
所定の条件を満たす文字列のみを入力候補として選出す
る入力候補選出手段、 当該入力文字列を上記入力候補選出手段によって選出さ
れた入力候補に置き換えて該当する漢字に変換する変換
手段、 この変換手段によって得られた漢字を変換結果として出
力する変換結果出力手段、 として機能させるためのプログラム。 - 【請求項11】 少なくとも2つ以上の異なるアルファ
ベット文字が割り当てられた複数のキーを有する入力デ
バイスを備えたコンピュータに用いられ、中国語の漢字
の読みを示す文字列をピンイン入力方式で入力し、その
入力された文字列を該当する漢字に変換するプログラム
であって、 上記コンピュータを、 上記入力デバイスの各キーの操作によって入力される文
字列に基づいて同じキーに割り当てられたアルファベッ
ト文字を組み合わせた複数の文字列を生成する文字列生
成手段、 この文字列生成手段によって生成された各文字列の中で
所定の条件を満たす文字列のみを入力候補として選出す
る入力候補選出手段、 文字列の入力操作に伴い上記入力候補選出手段によって
選出された入力候補を当該入力文字列に対応させて出力
する入力候補出力手段、 変換指示があったときに、当該入力文字列を上記入力候
補に置き換えて該当する漢字に変換する変換手段、 この変換手段によって得られた漢字を変換結果として出
力する変換結果出力手段、 として機能させるためのプログラム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001102048A JP2002297577A (ja) | 2001-03-30 | 2001-03-30 | 中国語入力変換処理装置、中国語入力変換処理方法及びプログラム |
CN 02103226 CN1379342A (zh) | 2001-03-30 | 2002-01-30 | 汉语输入变换处理装置以及汉语输入变换处理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001102048A JP2002297577A (ja) | 2001-03-30 | 2001-03-30 | 中国語入力変換処理装置、中国語入力変換処理方法及びプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002297577A true JP2002297577A (ja) | 2002-10-11 |
Family
ID=18955292
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001102048A Pending JP2002297577A (ja) | 2001-03-30 | 2001-03-30 | 中国語入力変換処理装置、中国語入力変換処理方法及びプログラム |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
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CN (1) | CN1379342A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005039064A1 (en) * | 2003-10-15 | 2005-04-28 | Yun-Kee Kang | Method of inputting chinese language using mobile terminal |
JP2009059339A (ja) * | 2007-08-31 | 2009-03-19 | Research In Motion Ltd | テキスト曖昧回避環境における音声学的なテキスト入力の提示される文字解釈の生成を可能にするハンドヘルド電子デバイスおよび関連方法 |
JP2009059338A (ja) * | 2007-08-31 | 2009-03-19 | Research In Motion Ltd | テキスト曖昧回避環境における音声学的なテキスト入力および改良されたルックアップウィンドウの出力を可能にするハンドヘルド電子デバイスおよび関連方法 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100371928C (zh) * | 2004-03-31 | 2008-02-27 | 摩托罗拉公司 | 为文语转换合成选取用于确定发音波形的语音标识符 |
JP2007310784A (ja) * | 2006-05-22 | 2007-11-29 | Sharp Corp | 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム |
US8275601B2 (en) | 2008-05-11 | 2012-09-25 | Research In Motion Limited | Mobile electronic device and associated method enabling transliteration of a text input |
-
2001
- 2001-03-30 JP JP2001102048A patent/JP2002297577A/ja active Pending
-
2002
- 2002-01-30 CN CN 02103226 patent/CN1379342A/zh active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005039064A1 (en) * | 2003-10-15 | 2005-04-28 | Yun-Kee Kang | Method of inputting chinese language using mobile terminal |
JP2009059339A (ja) * | 2007-08-31 | 2009-03-19 | Research In Motion Ltd | テキスト曖昧回避環境における音声学的なテキスト入力の提示される文字解釈の生成を可能にするハンドヘルド電子デバイスおよび関連方法 |
JP2009059338A (ja) * | 2007-08-31 | 2009-03-19 | Research In Motion Ltd | テキスト曖昧回避環境における音声学的なテキスト入力および改良されたルックアップウィンドウの出力を可能にするハンドヘルド電子デバイスおよび関連方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1379342A (zh) | 2002-11-13 |
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