JP2001064136A - 口腔用組成物 - Google Patents
口腔用組成物Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 甘味を有する基剤を含有する口腔用組成物の
後味を、その基剤に由来するくどい甘味を残さず、さっ
ぱりとしたものとする。 【解決手段】 口腔用組成物に、甘味を有する基剤(成
分(a))と、そのくどい甘味をマスキングするための
成分としてテルペンアルコール系苦味物質(成分
(b))とを含有させる。成分(b)のテルペンアルコ
ール系苦味物質としては、リナロール、リナリルアセテ
ート、ゲラニオール、ゲラニルアセテート、シトロネロ
ール、シトロネリルアセテート等の鎖状テルペンアルコ
ールもしくはその誘導体、又はメントール、プレゴー
ル、メンチルアセテート等の環状テルペンアルコールも
しくはその誘導体を使用できる。
後味を、その基剤に由来するくどい甘味を残さず、さっ
ぱりとしたものとする。 【解決手段】 口腔用組成物に、甘味を有する基剤(成
分(a))と、そのくどい甘味をマスキングするための
成分としてテルペンアルコール系苦味物質(成分
(b))とを含有させる。成分(b)のテルペンアルコ
ール系苦味物質としては、リナロール、リナリルアセテ
ート、ゲラニオール、ゲラニルアセテート、シトロネロ
ール、シトロネリルアセテート等の鎖状テルペンアルコ
ールもしくはその誘導体、又はメントール、プレゴー
ル、メンチルアセテート等の環状テルペンアルコールも
しくはその誘導体を使用できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、口腔用組成物に関
する。
する。
【0002】
【従来の技術】 歯磨剤、洗口剤、歯肉塗布剤等の口腔
用組成物には、その保存安定性、保湿性又は嗜好性等を
向上させるために、ソルビトール、グリセリン、プロピ
レングリコール、サッカリンナトリウム、グリチルリチ
ン、グリチルリチン酸ジカリウム、カンゾウエキスなど
の基剤が添加されている。これらの基剤は、いずれも甘
味を有する。
用組成物には、その保存安定性、保湿性又は嗜好性等を
向上させるために、ソルビトール、グリセリン、プロピ
レングリコール、サッカリンナトリウム、グリチルリチ
ン、グリチルリチン酸ジカリウム、カンゾウエキスなど
の基剤が添加されている。これらの基剤は、いずれも甘
味を有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
な甘味を有する基剤を含有する口腔用組成物を使用した
場合、使用後にうがいをしても、これらの基剤に由来す
るくどい甘味が残り、さっぱり感が得られないという問
題があった。
な甘味を有する基剤を含有する口腔用組成物を使用した
場合、使用後にうがいをしても、これらの基剤に由来す
るくどい甘味が残り、さっぱり感が得られないという問
題があった。
【0004】本発明は、甘味を有する基剤を含有して
も、使用後にくどい甘味を残さず、さっぱりとした後味
を呈する、嗜好性の高い口腔用組成物を提供することを
目的とする。
も、使用後にくどい甘味を残さず、さっぱりとした後味
を呈する、嗜好性の高い口腔用組成物を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明は、以下の成分(a)及び(b) (a)甘味を有する基剤 (b)テルペンアルコール系苦味物質 を含有することを特徴とする口腔用組成物を提供する。
め、本発明は、以下の成分(a)及び(b) (a)甘味を有する基剤 (b)テルペンアルコール系苦味物質 を含有することを特徴とする口腔用組成物を提供する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の口腔用組成物において
は、成分(a)として一般の口腔用組成物に使用されて
いる甘みを有する基剤(以下、甘味基剤)に加えて、成
分(b)としてテルペンアルコール系苦味物質(以下、
苦味物質)を含有する。
は、成分(a)として一般の口腔用組成物に使用されて
いる甘みを有する基剤(以下、甘味基剤)に加えて、成
分(b)としてテルペンアルコール系苦味物質(以下、
苦味物質)を含有する。
【0007】成分(a)の甘味基剤としては、従来の口
腔用組成物に用いられている甘味を有する基剤と同様の
ものが挙げられる。例えば、口腔用組成物の保存安定
性、保湿性又は嗜好性等を向上させるために従来より使
用されているソルビトール、グリセリン、プロピレング
リコール、サッカリンナトリウム、アスパルテーム、d
−キシロース、グリチルリチン、グリチルリチン酸ジカ
リウム、ステビア、フラクトオリゴ糖、カンゾウエキ
ス、キシリトール等を挙げることができる。これらは、
一種又は二種以上を使用することができる。
腔用組成物に用いられている甘味を有する基剤と同様の
ものが挙げられる。例えば、口腔用組成物の保存安定
性、保湿性又は嗜好性等を向上させるために従来より使
用されているソルビトール、グリセリン、プロピレング
リコール、サッカリンナトリウム、アスパルテーム、d
−キシロース、グリチルリチン、グリチルリチン酸ジカ
リウム、ステビア、フラクトオリゴ糖、カンゾウエキ
ス、キシリトール等を挙げることができる。これらは、
一種又は二種以上を使用することができる。
【0008】成分(a)の甘味基剤の口腔用組成物にお
ける配合割合は、その配合目的に応じて適宜決定され
る。
ける配合割合は、その配合目的に応じて適宜決定され
る。
【0009】成分(b)の苦味物質は、成分(a)の甘
味基剤に由来するくどい甘みをマスキングする成分であ
る。従って、成分(b)の苦味物質が配合された発明の
口腔用組成物によれば、使用後にさわやかな甘みを感じ
られるようになり、口腔用組成物の嗜好性が向上する。
味基剤に由来するくどい甘みをマスキングする成分であ
る。従って、成分(b)の苦味物質が配合された発明の
口腔用組成物によれば、使用後にさわやかな甘みを感じ
られるようになり、口腔用組成物の嗜好性が向上する。
【0010】成分(b)の苦味物質としては、例えば鎖
状もしくは環状テルペンアルコール又はその誘導体が挙
げられる。ここで、鎖状テルペンアルコール又はその誘
導体としては、リナロール、リナリルアセテート、ゲラ
ニオール、ゲラニルアセテート、シトロネロール、シト
ロネリルアセテート等が好ましく挙げられる。また、環
状テルペンアルコール及びその誘導体としては、メント
ール、プレゴール、メンチルアセテート等が好ましく挙
げられる。これらは一種又は二種以上を使用することが
できる。
状もしくは環状テルペンアルコール又はその誘導体が挙
げられる。ここで、鎖状テルペンアルコール又はその誘
導体としては、リナロール、リナリルアセテート、ゲラ
ニオール、ゲラニルアセテート、シトロネロール、シト
ロネリルアセテート等が好ましく挙げられる。また、環
状テルペンアルコール及びその誘導体としては、メント
ール、プレゴール、メンチルアセテート等が好ましく挙
げられる。これらは一種又は二種以上を使用することが
できる。
【0011】成分(b)の苦味物質の口腔用組成物中の
含有量は、成分(a)の甘味基剤のくどい甘みのマスキ
ング剤としての効果を発揮し、且つそれ自体の匂いや味
が口腔用組成物中で目立たない程度の量とすることが好
ましく、例えば、成分(b)の苦味物質が鎖状テルペン
アルコール及びその誘導体からなる場合には、0.00
01〜1重量%とすることが好ましく、0.001〜
0.1重量%とすることがより好ましい。また、成分
(b)の苦味物質が環状テルペンアルコール及びその誘
導体からなる場合には、0.001〜1.0重量%とす
ることが好ましい。
含有量は、成分(a)の甘味基剤のくどい甘みのマスキ
ング剤としての効果を発揮し、且つそれ自体の匂いや味
が口腔用組成物中で目立たない程度の量とすることが好
ましく、例えば、成分(b)の苦味物質が鎖状テルペン
アルコール及びその誘導体からなる場合には、0.00
01〜1重量%とすることが好ましく、0.001〜
0.1重量%とすることがより好ましい。また、成分
(b)の苦味物質が環状テルペンアルコール及びその誘
導体からなる場合には、0.001〜1.0重量%とす
ることが好ましい。
【0012】また、成分(b)の苦味物質の成分(a)
の甘味基剤に対する配合割合としては、成分(a)の甘
味基剤100重量部に対し、成分(b)の苦味物質が、
0.001〜100重量部とすることが好ましい。
の甘味基剤に対する配合割合としては、成分(a)の甘
味基剤100重量部に対し、成分(b)の苦味物質が、
0.001〜100重量部とすることが好ましい。
【0013】本発明の口腔用組成物は、上記のように成
分(a)の甘味基剤及び成分(b)の苦味物質を必須成
分として含有するが、物性や剤型(例えば、練歯磨剤、
液状歯磨剤、粉歯磨剤、洗口剤、歯肉塗布剤等)等には
特に制限はなく、所望の物性や剤型を得るために、適
宜、公知の各種成分を含有することができる。
分(a)の甘味基剤及び成分(b)の苦味物質を必須成
分として含有するが、物性や剤型(例えば、練歯磨剤、
液状歯磨剤、粉歯磨剤、洗口剤、歯肉塗布剤等)等には
特に制限はなく、所望の物性や剤型を得るために、適
宜、公知の各種成分を含有することができる。
【0014】例えば、本発明の口腔用組成物を、練歯磨
剤、液状歯磨剤もしくは粉歯磨剤とする場合には、成分
(a)の甘味基材及び成分(b)の苦味物質の他に、公
知の水不溶性研磨剤、粘結剤、湿潤剤、界面活性剤、香
料、殺菌剤、防腐剤、色素、水、水溶性フッ化物、シリ
コーン等を含有させることができる。
剤、液状歯磨剤もしくは粉歯磨剤とする場合には、成分
(a)の甘味基材及び成分(b)の苦味物質の他に、公
知の水不溶性研磨剤、粘結剤、湿潤剤、界面活性剤、香
料、殺菌剤、防腐剤、色素、水、水溶性フッ化物、シリ
コーン等を含有させることができる。
【0015】例えば、これらの成分を用いて本発明の口
腔用組成物を練歯磨剤などのペースト状組成物に製剤化
する場合の好ましい配合組成としては、水不溶性研磨剤
を1〜75重量%、粘結剤を0.5〜5重量%、湿潤剤
及び水を1〜85重量%で配合する。口腔用組成物を液
状歯磨剤などの液状組成物に製剤化する場合の好ましい
配合組成は、水不溶性研磨剤を10〜30重量%、粘結
剤を0.5〜5重量%、湿潤剤及び水を10〜85重量
%で配合する。また、本発明の口腔用組成物を粉歯磨剤
のような固形組成物に製剤化する場合の好ましい配合組
成は、水不溶性研磨剤を60〜99重量%で配合する。
腔用組成物を練歯磨剤などのペースト状組成物に製剤化
する場合の好ましい配合組成としては、水不溶性研磨剤
を1〜75重量%、粘結剤を0.5〜5重量%、湿潤剤
及び水を1〜85重量%で配合する。口腔用組成物を液
状歯磨剤などの液状組成物に製剤化する場合の好ましい
配合組成は、水不溶性研磨剤を10〜30重量%、粘結
剤を0.5〜5重量%、湿潤剤及び水を10〜85重量
%で配合する。また、本発明の口腔用組成物を粉歯磨剤
のような固形組成物に製剤化する場合の好ましい配合組
成は、水不溶性研磨剤を60〜99重量%で配合する。
【0016】本発明の口腔用組成物を歯肉塗布剤に製剤
化する場合の好ましい配合組成としは、成分(a)の甘
味基剤及び成分(b)の苦味物質の他に、油性成分又は
水溶性高分子、湿潤剤、界面活性剤、香料、甘味料、殺
菌剤、防腐剤、色素、水、水溶性フッ化物、シリコー
ン、生理活性成分等を含有させることができる。
化する場合の好ましい配合組成としは、成分(a)の甘
味基剤及び成分(b)の苦味物質の他に、油性成分又は
水溶性高分子、湿潤剤、界面活性剤、香料、甘味料、殺
菌剤、防腐剤、色素、水、水溶性フッ化物、シリコー
ン、生理活性成分等を含有させることができる。
【0017】本発明の口腔用組成物を歯肉塗布剤に製剤
化する場合の好ましい配合組成としては、油性成分又は
水溶性高分子を10〜50重量%、湿潤剤及び水を20
〜70重量%で配合する。
化する場合の好ましい配合組成としては、油性成分又は
水溶性高分子を10〜50重量%、湿潤剤及び水を20
〜70重量%で配合する。
【0018】本発明の口腔用組成物は、成分(a)の甘
味基剤及び成分(b)の苦味物質、並びに必要に応じて
添加される任意成分を常法に従って均一に混合すること
により製造することができる。
味基剤及び成分(b)の苦味物質、並びに必要に応じて
添加される任意成分を常法に従って均一に混合すること
により製造することができる。
【0019】
【実施例】実施例1-1〜1-9及び比較例1 (i) 練歯磨剤の調製 口腔用組成物として、表1に示す歯磨剤成分(成分
(a)を含む)と表2に示すマスキング剤(成分
(b))とを常法に従って配合することにより練歯磨剤
を調製した。
(a)を含む)と表2に示すマスキング剤(成分
(b))とを常法に従って配合することにより練歯磨剤
を調製した。
【0020】(ii) 評価 専門パネラーに、実施例1-1
〜1-9及び比較例1の練歯磨剤を使用して歯磨をしても
らい、次いで水で十分にうがいをしてもらった後の後味
について、以下の評価基準に従って官能評価を行い、ラ
ンク分けした。この結果を表2に示す。
〜1-9及び比較例1の練歯磨剤を使用して歯磨をしても
らい、次いで水で十分にうがいをしてもらった後の後味
について、以下の評価基準に従って官能評価を行い、ラ
ンク分けした。この結果を表2に示す。
【0021】ランク 評価基準 ◎: くどい甘味が十分にマスキングされ、後味に非常
に良好なさっぱり感があった場合 ○: くどい甘味がマスキングされて、後味にさっぱり
感があった場合 △: くどい甘味がややマスキングされていたが、後味
にさっぱり感が不十分であった場合 ×: くどい甘味がマスキングされておらず、後味にさ
っぱり感が全くなかった場合 XX: 添加成分の匂いや味が強く、使用感が非常に悪か
った場合
に良好なさっぱり感があった場合 ○: くどい甘味がマスキングされて、後味にさっぱり
感があった場合 △: くどい甘味がややマスキングされていたが、後味
にさっぱり感が不十分であった場合 ×: くどい甘味がマスキングされておらず、後味にさ
っぱり感が全くなかった場合 XX: 添加成分の匂いや味が強く、使用感が非常に悪か
った場合
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】 マスキング剤 表1の歯磨剤 後味 成分(b) に対する重量% 評価 実施例1-1 リナロール 0.001 ◎ 1-2 ゲラニオール 0.001 ◎ 1-3 シトロネロール 0.001 ○ 1-4 リナリルアセテート 0.001 ◎ 1-5 ゲラニルアセテート 0.001 ○ 1-6 シトロネリルアセテート 0.001 ○ 1-7 メントール 0.01 ◎ 1-8 プレゴール 0.01 ◎ 1-9 メンチルアセテート 0.01 ◎ 比較例1 なし − ×
【0024】実施例2-1〜2-9及び比較例2 口腔用組成物として、表3に示す歯磨剤成分(成分
(a)を含む)と表2に示すマスキング剤(成分
(b))とを常法に従って配合することにより練歯磨剤
を調製した。
(a)を含む)と表2に示すマスキング剤(成分
(b))とを常法に従って配合することにより練歯磨剤
を調製した。
【0025】また、得られた練歯磨剤の使用後の後味を
実施例1-1〜1-9及び比較例1と同様に官能評価したと
ころ、実施例2-1〜2-9及び比較例2の練歯磨剤は、そ
れぞれ実施例1-1〜1-9及び比較例1の練歯磨剤と同様
の結果が得られた。
実施例1-1〜1-9及び比較例1と同様に官能評価したと
ころ、実施例2-1〜2-9及び比較例2の練歯磨剤は、そ
れぞれ実施例1-1〜1-9及び比較例1の練歯磨剤と同様
の結果が得られた。
【0026】
【表3】
【0027】実施例3-1〜3-9及び比較例3 表1のサッカリンナトリウム(0.1重量%)に代え
て、アスパルテーム(0.1重量%)を使用する以外
は、実施例1-1〜1-9及び比較例1と同様に口腔用組成
物として練歯磨剤を調製した。
て、アスパルテーム(0.1重量%)を使用する以外
は、実施例1-1〜1-9及び比較例1と同様に口腔用組成
物として練歯磨剤を調製した。
【0028】また、得られた練歯磨剤の使用後の後味を
実施例1-1〜1-9及び比較例1と同様に官能評価したと
ころ、実施例3-1〜3-9及び比較例3の練歯磨剤は、そ
れぞれ実施例1-1〜1-9及び比較例1の練歯磨剤と同様
の結果が得られた。
実施例1-1〜1-9及び比較例1と同様に官能評価したと
ころ、実施例3-1〜3-9及び比較例3の練歯磨剤は、そ
れぞれ実施例1-1〜1-9及び比較例1の練歯磨剤と同様
の結果が得られた。
【0029】実施例4-1〜4-9及び比較例4 表3の水酸化アルミニウム(40.0重量%)に代えて
リン酸水素カルシウム(40.0重量%)を使用し、且
つソルビトール(25.0重量%)及びグリセンリン
(5.0重量%)に代えてそれぞれd−キシロース(2
5.0重量%)及びプロピレングリコール(5.0重量
%)を使用する以外は、実施例2-1〜2-9及び比較例2
と同様に口腔用組成物として練歯磨剤を調製した。
リン酸水素カルシウム(40.0重量%)を使用し、且
つソルビトール(25.0重量%)及びグリセンリン
(5.0重量%)に代えてそれぞれd−キシロース(2
5.0重量%)及びプロピレングリコール(5.0重量
%)を使用する以外は、実施例2-1〜2-9及び比較例2
と同様に口腔用組成物として練歯磨剤を調製した。
【0030】また、得られた練歯磨剤の使用後の後味を
実施例1-1〜1-9及び比較例1と同様に官能評価したと
ころ、実施例4-1〜4-9及び比較例4の練歯磨剤は、そ
れぞれ実施例1-1〜1-9及び比較例1の練歯磨剤と同様
の結果が得られた。
実施例1-1〜1-9及び比較例1と同様に官能評価したと
ころ、実施例4-1〜4-9及び比較例4の練歯磨剤は、そ
れぞれ実施例1-1〜1-9及び比較例1の練歯磨剤と同様
の結果が得られた。
【0031】実施例5-1〜5-9及び比較例5 表3のサッカリンナトリウム(0.1重量%)に代えて
グリチルリチン(0.1重量%)を使用する以外は、実
施例2-1〜2-9及び比較例2と同様に口腔用組成物とし
て練歯磨剤を調製した。
グリチルリチン(0.1重量%)を使用する以外は、実
施例2-1〜2-9及び比較例2と同様に口腔用組成物とし
て練歯磨剤を調製した。
【0032】また、得られた練歯磨剤の使用後の後味を
実施例1-1〜1-9及び比較例1と同様に官能評価したと
ころ、実施例5-1〜5-9及び比較例5の練歯磨剤は、そ
れぞれ実施例1-1〜1-9及び比較例1の練歯磨剤と同様
の結果が得られた。
実施例1-1〜1-9及び比較例1と同様に官能評価したと
ころ、実施例5-1〜5-9及び比較例5の練歯磨剤は、そ
れぞれ実施例1-1〜1-9及び比較例1の練歯磨剤と同様
の結果が得られた。
【0033】実施例6-1〜6-9及び比較例6 口腔用組成物として、表4に示す歯磨剤成分(成分
(a)を含む)と表2に示すマスキング剤(成分
(b))とを常法に従って配合することにより練歯磨剤
を調製した。
(a)を含む)と表2に示すマスキング剤(成分
(b))とを常法に従って配合することにより練歯磨剤
を調製した。
【0034】また、得られた練歯磨剤の使用後の後味を
実施例1-1〜1-9及び比較例1と同様に官能評価したと
ころ、実施例6-1〜6-9及び比較例6の練歯磨剤は、そ
れぞれ実施例1-1〜1-9及び比較例1の練歯磨剤と同様
の結果が得られた。
実施例1-1〜1-9及び比較例1と同様に官能評価したと
ころ、実施例6-1〜6-9及び比較例6の練歯磨剤は、そ
れぞれ実施例1-1〜1-9及び比較例1の練歯磨剤と同様
の結果が得られた。
【0035】
【表4】
【0036】実施例7-1〜7-9及び比較例7 表4のリン酸水素カルシウム(35.0重量%)に代え
て水酸化アルミニウム(35.0重量%)を使用し、且
つソルビトール(20.0重量%)及びステビア(0.
1重量%)に代えてそれぞれフラクトオリゴ糖(20.
0重量%)及びサッカリンナトリウム(0.1重量%)
を使用する以外は、実施例6-1〜6-9及び比較例6と同
様に口腔用組成物として練歯磨剤を調製した。
て水酸化アルミニウム(35.0重量%)を使用し、且
つソルビトール(20.0重量%)及びステビア(0.
1重量%)に代えてそれぞれフラクトオリゴ糖(20.
0重量%)及びサッカリンナトリウム(0.1重量%)
を使用する以外は、実施例6-1〜6-9及び比較例6と同
様に口腔用組成物として練歯磨剤を調製した。
【0037】また、得られた練歯磨剤の使用後の後味を
実施例1-1〜1-9及び比較例1と同様に官能評価したと
ころ、実施例7-1〜7-9及び比較例7の練歯磨剤は、そ
れぞれ実施例1-1〜1-9及び比較例1の練歯磨剤と同様
の結果が得られた。
実施例1-1〜1-9及び比較例1と同様に官能評価したと
ころ、実施例7-1〜7-9及び比較例7の練歯磨剤は、そ
れぞれ実施例1-1〜1-9及び比較例1の練歯磨剤と同様
の結果が得られた。
【0038】実施例8-1〜8-9及び比較例8 口腔用組成物として、表5に示す歯磨剤成分(成分
(a)を含む)と表2に示すマスキング剤(成分
(b))とを常法に従って配合することにより洗口剤を
調製した。
(a)を含む)と表2に示すマスキング剤(成分
(b))とを常法に従って配合することにより洗口剤を
調製した。
【0039】また、得られた洗口剤の使用後の後味を実
施例1-1〜1-9及び比較例1と同様に官能評価したとこ
ろ、実施例8-1〜8-9及び比較例8の練歯磨剤は、それ
ぞれ実施例1-1〜1-9及び比較例1の練歯磨剤と同様の
結果が得られた。
施例1-1〜1-9及び比較例1と同様に官能評価したとこ
ろ、実施例8-1〜8-9及び比較例8の練歯磨剤は、それ
ぞれ実施例1-1〜1-9及び比較例1の練歯磨剤と同様の
結果が得られた。
【0040】
【表5】
【0041】実施例9-1〜9-9及び比較例9 口腔用組成物として、表6に示す歯磨剤成分(成分
(a)を含む)と表2に示すマスキング剤(成分
(b))とを常法に従って配合することにより練歯磨剤
を調製した。
(a)を含む)と表2に示すマスキング剤(成分
(b))とを常法に従って配合することにより練歯磨剤
を調製した。
【0042】また、得られた練歯磨剤の使用後の後味を
実施例1-1〜1-9及び比較例1と同様に官能評価したと
ころ、実施例9-1〜9-9及び比較例9の練歯磨剤は、そ
れぞれ実施例1-1〜1-9及び比較例1の練歯磨剤と同様
の結果が得られた。
実施例1-1〜1-9及び比較例1と同様に官能評価したと
ころ、実施例9-1〜9-9及び比較例9の練歯磨剤は、そ
れぞれ実施例1-1〜1-9及び比較例1の練歯磨剤と同様
の結果が得られた。
【0043】
【表6】
【0044】実施例10-1〜10-9及び比較例10 口腔用組成物として、表7に示す歯磨剤成分(成分
(a)を含む)と表2に示すマスキング剤(成分
(b))とを常法に従って配合することにより練歯磨剤
を調製した。
(a)を含む)と表2に示すマスキング剤(成分
(b))とを常法に従って配合することにより練歯磨剤
を調製した。
【0045】また、得られた練歯磨剤の使用後の後味を
実施例1-1〜1-9及び比較例1と同様に官能評価したと
ころ、実施例10-1〜10-9及び比較例10の練歯磨剤
は、それぞれ実施例1-1〜1-9及び比較例1の練歯磨剤
と同様の結果が得られた。
実施例1-1〜1-9及び比較例1と同様に官能評価したと
ころ、実施例10-1〜10-9及び比較例10の練歯磨剤
は、それぞれ実施例1-1〜1-9及び比較例1の練歯磨剤
と同様の結果が得られた。
【0046】
【表7】
【0047】以上の結果から、甘みを有する基剤(成分
(a))にテルペンアルコール系苦み物質からなるマス
キング剤(成分(b))を含有させた各実施例の口腔用
組成物の場合、そのマスキング剤を含有していない各比
較例の口腔用組成物に比べ、くどい甘みがマスキングさ
れ、さっぱりした後味が得られていることがわかる。
(a))にテルペンアルコール系苦み物質からなるマス
キング剤(成分(b))を含有させた各実施例の口腔用
組成物の場合、そのマスキング剤を含有していない各比
較例の口腔用組成物に比べ、くどい甘みがマスキングさ
れ、さっぱりした後味が得られていることがわかる。
【0048】なお、口腔用組成物中にマスキング剤を過
剰に含有させると、マスキング剤自体の匂いや味が強く
現れ、反対に少なすぎるとくどい甘みのマスキング効果
が十分に現れないので、当該口腔用組成物の成分内容に
応じて、マスキング剤の含有量は適宜調整することが望
まれる。
剰に含有させると、マスキング剤自体の匂いや味が強く
現れ、反対に少なすぎるとくどい甘みのマスキング効果
が十分に現れないので、当該口腔用組成物の成分内容に
応じて、マスキング剤の含有量は適宜調整することが望
まれる。
【0049】
【発明の効果】本発明の口腔用組成物は、甘味を有する
基剤を含有しているにもかかわらず、使用後にくどい甘
味を残さず、さっぱりとした後味を有するものとなる。
基剤を含有しているにもかかわらず、使用後にくどい甘
味を残さず、さっぱりとした後味を有するものとなる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AB222 AB282 AB292 AB321 AC121 AC122 AC131 AC132 AC482 AC782 AC861 AC862 AD211 AD272 AD352 AD391 AD392 AD531 AD532 CC41 FF05
Claims (4)
- 【請求項1】 以下の成分(a)及び(b) (a)甘味を有する基剤 (b)テルペンアルコール系苦味物質 を含有することを特徴とする口腔用組成物。
- 【請求項2】 成分(a)が、ソルビトール、グリセリ
ン、プロピレングリコール、サッカリンナトリウム、ア
スパルテーム、d−キシロース、グリチルリチン、グリ
チルリチン酸ジカリウム、ステビア、フラクトオリゴ
糖、カンゾウエキス及びキシリトールからなる群より選
択される少なくとも一種である請求項1記載の口腔用組
成物。 - 【請求項3】 成分(b)が、鎖状及び環状テルペンア
ルコール並びにその誘導体から選ばれる請求項1又は2
記載の口腔用組成物。 - 【請求項4】 成分(b)が、リナロール、リナリルア
セテート、ゲラニオール、ゲラニルアセテート、シトロ
ネロール、シトロネリルアセテート、メントール、プレ
ゴール及びメンチルアセテートからなる群より選択され
る少なくとも一種である請求項3記載の口腔用組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23969199A JP2001064136A (ja) | 1999-08-26 | 1999-08-26 | 口腔用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23969199A JP2001064136A (ja) | 1999-08-26 | 1999-08-26 | 口腔用組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001064136A true JP2001064136A (ja) | 2001-03-13 |
Family
ID=17048491
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23969199A Pending JP2001064136A (ja) | 1999-08-26 | 1999-08-26 | 口腔用組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001064136A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007015995A (ja) * | 2005-07-11 | 2007-01-25 | Kao Corp | 液体口腔用組成物 |
JP2014090676A (ja) * | 2012-10-31 | 2014-05-19 | Kirin Beverage Corp | トリテルペンまたはその配糖体の呈味改善剤 |
JP2015518375A (ja) * | 2012-05-04 | 2015-07-02 | シムライズ アーゲー | 物質混合物 |
WO2019194068A1 (ja) * | 2018-04-06 | 2019-10-10 | ライオン株式会社 | 口腔用組成物及びα-オレフィンスルホン酸塩の苦味改善剤 |
JP2022066391A (ja) * | 2017-10-12 | 2022-04-28 | サンスター株式会社 | シリカ含有口腔用組成物 |
US11494492B2 (en) | 2016-04-26 | 2022-11-08 | Nec Corporation | Program analysis system, program analysis method and storage medium |
-
1999
- 1999-08-26 JP JP23969199A patent/JP2001064136A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN111902125A (zh) * | 2018-04-06 | 2020-11-06 | 狮王株式会社 | 口腔用组合物及α-烯烃磺酸盐的苦味改进剂 |
JPWO2019194068A1 (ja) * | 2018-04-06 | 2021-04-08 | ライオン株式会社 | 口腔用組成物及びα−オレフィンスルホン酸塩の苦味改善剤 |
JP7255587B2 (ja) | 2018-04-06 | 2023-04-11 | ライオン株式会社 | 口腔用組成物及びα-オレフィンスルホン酸塩の苦味改善剤 |
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