JP2001062189A - 洗濯機及び洗濯機の振動検知装置 - Google Patents
洗濯機及び洗濯機の振動検知装置Info
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- JP2001062189A JP2001062189A JP24292999A JP24292999A JP2001062189A JP 2001062189 A JP2001062189 A JP 2001062189A JP 24292999 A JP24292999 A JP 24292999A JP 24292999 A JP24292999 A JP 24292999A JP 2001062189 A JP2001062189 A JP 2001062189A
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- washing machine
- washing
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- Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 脱水立上げ前にはドラムのバランスが調整さ
れていて、脱水の進行に伴って脱水の不均一により偏心
荷重が増加する場合の異常振動の発生を防止する。 【解決手段】 外槽の横揺れ方向に傾斜面を有するケー
シングと、傾斜面上を転動する鋼球と、鋼球が所定位置
まで昇ったときに閉成するスイッチとから成る振動検知
スイッチを外槽上部に設置する。130rpmの回転速
度で偏心量を検知し(S2)、偏心量が許容値以下であ
る場合には、500rpmまで速度を上昇させる(S
3、S5)。該回転速度で軽く脱水を行ったあと、振動
検知スイッチがONしたか否かを判定し(S6、S
7)、ONしている場合には最高脱水回転速度を500
rpmに設定する(S8)。ONしていない場合には、
700rpmまで速度を上昇させ、その過程で振動検知
スイッチがONしたときには最高脱水回転速度を700
rpmに(S11)、ONしない場合には1000rp
mに設定する(S13)。
れていて、脱水の進行に伴って脱水の不均一により偏心
荷重が増加する場合の異常振動の発生を防止する。 【解決手段】 外槽の横揺れ方向に傾斜面を有するケー
シングと、傾斜面上を転動する鋼球と、鋼球が所定位置
まで昇ったときに閉成するスイッチとから成る振動検知
スイッチを外槽上部に設置する。130rpmの回転速
度で偏心量を検知し(S2)、偏心量が許容値以下であ
る場合には、500rpmまで速度を上昇させる(S
3、S5)。該回転速度で軽く脱水を行ったあと、振動
検知スイッチがONしたか否かを判定し(S6、S
7)、ONしている場合には最高脱水回転速度を500
rpmに設定する(S8)。ONしていない場合には、
700rpmまで速度を上昇させ、その過程で振動検知
スイッチがONしたときには最高脱水回転速度を700
rpmに(S11)、ONしない場合には1000rp
mに設定する(S13)。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯機、及び洗濯
機における洗濯脱水槽の振動を検知するための振動検知
装置に関する。
機における洗濯脱水槽の振動を検知するための振動検知
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】水平に延在する回転軸を中心に回転する
ドラムを備えたドラム式洗濯機では、脱水運転時に洗濯
物が回転軸回りにアンバランスに分散していると、ドラ
ムや外槽が大きく振動し異常騒音が発生する。そこで、
一般的なドラム式洗濯機では、異常振動を抑制するため
にドラムを内装する外槽周囲に重錘を取り付けている。
このため、従来のドラム式洗濯機は非常に重く、設置場
所が限られると共に移動や運搬も困難であった。
ドラムを備えたドラム式洗濯機では、脱水運転時に洗濯
物が回転軸回りにアンバランスに分散していると、ドラ
ムや外槽が大きく振動し異常騒音が発生する。そこで、
一般的なドラム式洗濯機では、異常振動を抑制するため
にドラムを内装する外槽周囲に重錘を取り付けている。
このため、従来のドラム式洗濯機は非常に重く、設置場
所が限られると共に移動や運搬も困難であった。
【0003】このような問題を解決するため、従来よ
り、脱水を立ち上げる前に(つまり、実質上脱水が行わ
れるような回転速度までドラムの回転速度を上昇させる
前に)、ドラム内周壁上に洗濯物を適切に分散配置させ
て偏心荷重を減らすようなバランス調整を行い、適切な
バランス調整が成されたあとに高速脱水回転速度まで回
転速度を上昇させる、という運転制御が提案されてい
る。例えば、本出願人は、特開平11−76686号公
報に記載の装置等において、脱水立ち上げ前に適正なバ
ランス調整を行う各種方法を提案している。
り、脱水を立ち上げる前に(つまり、実質上脱水が行わ
れるような回転速度までドラムの回転速度を上昇させる
前に)、ドラム内周壁上に洗濯物を適切に分散配置させ
て偏心荷重を減らすようなバランス調整を行い、適切な
バランス調整が成されたあとに高速脱水回転速度まで回
転速度を上昇させる、という運転制御が提案されてい
る。例えば、本出願人は、特開平11−76686号公
報に記載の装置等において、脱水立ち上げ前に適正なバ
ランス調整を行う各種方法を提案している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】さて、一般家庭におけ
る洗濯の方法を考えると、ポリエステルを始めとする化
学繊維から成る衣類と木綿から成る衣類とを混合した状
態で洗濯が行われることが多い。化学繊維では比較的水
が迅速に抜けてしまうのに対し、木綿では水が抜けにく
い。そのため、このように脱水され易さの大きく相違す
る衣類が混合した状態にあっては、脱水の立ち上げ直前
にバランス調整が適切に実行されていたとしても、脱水
が進行するに伴い一部の洗濯物のみから先に水が抜ける
ことによって脱水途中で偏心荷重が増加してしまい、大
きな振動や騒音を生じる場合があった。
る洗濯の方法を考えると、ポリエステルを始めとする化
学繊維から成る衣類と木綿から成る衣類とを混合した状
態で洗濯が行われることが多い。化学繊維では比較的水
が迅速に抜けてしまうのに対し、木綿では水が抜けにく
い。そのため、このように脱水され易さの大きく相違す
る衣類が混合した状態にあっては、脱水の立ち上げ直前
にバランス調整が適切に実行されていたとしても、脱水
が進行するに伴い一部の洗濯物のみから先に水が抜ける
ことによって脱水途中で偏心荷重が増加してしまい、大
きな振動や騒音を生じる場合があった。
【0005】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、脱水途中で偏心荷
重が増加した場合であっても異常振動や騒音の発生を確
実に防止して脱水を遂行することができる洗濯機を提供
することにある。また、本発明の他の目的とするところ
は、洗濯機において遠心脱水時の振動を迅速に且つ確実
に検知することができる振動検知装置を提供することに
ある。
のであり、その目的とするところは、脱水途中で偏心荷
重が増加した場合であっても異常振動や騒音の発生を確
実に防止して脱水を遂行することができる洗濯機を提供
することにある。また、本発明の他の目的とするところ
は、洗濯機において遠心脱水時の振動を迅速に且つ確実
に検知することができる振動検知装置を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】上
記課題を解決するために成された本発明の洗濯機は、機
枠内部に揺動可能に配設された外槽の内側に洗濯脱水槽
が回転自在に設けられ、該洗濯脱水槽を高速回転させる
ことにより洗濯脱水槽内に収容されている洗濯物の遠心
脱水を実行する洗濯機において、 a)前記外槽の振動が所定以上であることを検知する振動
検知手段と、 b)前記洗濯脱水槽の回転速度を検出する速度検出手段
と、 c)前記洗濯脱水槽の回転速度を洗濯物の脱水が可能であ
るような回転速度に上昇させ、前記振動検知手段及び速
度検出手段を用いて、所定以上の振動が検知された時点
での回転速度に応じて最高脱水回転速度を決定する運転
制御手段と、を備えることを特徴としている。
記課題を解決するために成された本発明の洗濯機は、機
枠内部に揺動可能に配設された外槽の内側に洗濯脱水槽
が回転自在に設けられ、該洗濯脱水槽を高速回転させる
ことにより洗濯脱水槽内に収容されている洗濯物の遠心
脱水を実行する洗濯機において、 a)前記外槽の振動が所定以上であることを検知する振動
検知手段と、 b)前記洗濯脱水槽の回転速度を検出する速度検出手段
と、 c)前記洗濯脱水槽の回転速度を洗濯物の脱水が可能であ
るような回転速度に上昇させ、前記振動検知手段及び速
度検出手段を用いて、所定以上の振動が検知された時点
での回転速度に応じて最高脱水回転速度を決定する運転
制御手段と、を備えることを特徴としている。
【0007】即ち、洗濯脱水槽の回転速度を上昇させて
ゆく過程において、通常、回転速度が高くなるほど脱水
の進行速度が急速に高まる。脱水の進行に伴って脱水の
不均一性などの要因により偏心荷重が増加すると、外槽
の振動が大きくなる。そこで、上記運転制御手段は、振
動検知手段により所定以上の振動が検知された時点での
回転速度が低いほど偏心荷重の増加が甚だしいと判断
し、最高脱水回転速度を低く抑える。これにより、脱水
が進行して偏心荷重が更に増加した場合でも、回転速度
が比較的低いため、異常振動の発生を回避することがで
きる。一方、脱水運転の途中で偏心荷重が増加しない場
合又はその増加が小さい場合には、最高脱水回転速度が
高く設定されるので、より高い脱水効率でもって脱水が
行われる。
ゆく過程において、通常、回転速度が高くなるほど脱水
の進行速度が急速に高まる。脱水の進行に伴って脱水の
不均一性などの要因により偏心荷重が増加すると、外槽
の振動が大きくなる。そこで、上記運転制御手段は、振
動検知手段により所定以上の振動が検知された時点での
回転速度が低いほど偏心荷重の増加が甚だしいと判断
し、最高脱水回転速度を低く抑える。これにより、脱水
が進行して偏心荷重が更に増加した場合でも、回転速度
が比較的低いため、異常振動の発生を回避することがで
きる。一方、脱水運転の途中で偏心荷重が増加しない場
合又はその増加が小さい場合には、最高脱水回転速度が
高く設定されるので、より高い脱水効率でもって脱水が
行われる。
【0008】また本発明の洗濯機では、前記運転制御手
段c)は、 c1)前記洗濯脱水槽が所定回転速度で回転しているとき
に前記振動検知手段により所定以上の振動が検知された
か否かを判定する第1の判定手段と、 c2)該第1の判定手段により所定以上の振動が検知され
ていないと判定された場合、前記所定回転速度から回転
速度を徐々に上昇させてゆき、その過程で前記振動検知
手段により所定以上の振動が検知された時点での回転速
度を調べる第2の判定手段と、 c3)第1の判定手段による判定結果及び第2の判定手段
により得られた回転速度に応じて最高脱水回転速度を決
定する速度決定手段と、を含むことを特徴としている。
段c)は、 c1)前記洗濯脱水槽が所定回転速度で回転しているとき
に前記振動検知手段により所定以上の振動が検知された
か否かを判定する第1の判定手段と、 c2)該第1の判定手段により所定以上の振動が検知され
ていないと判定された場合、前記所定回転速度から回転
速度を徐々に上昇させてゆき、その過程で前記振動検知
手段により所定以上の振動が検知された時点での回転速
度を調べる第2の判定手段と、 c3)第1の判定手段による判定結果及び第2の判定手段
により得られた回転速度に応じて最高脱水回転速度を決
定する速度決定手段と、を含むことを特徴としている。
【0009】即ち、まず、洗濯脱水槽の回転速度を所定
回転速度まで上昇させ、そのときに第1の判定手段は振
動検知手段による振動検知を行う。この振動検知の直前
までの時点において、洗濯脱水槽内に収容されている洗
濯物は軽く脱水された状態にある。速度決定手段は、こ
の時点で所定以上の振動が検知されている場合には、更
に回転速度を上昇させて本格的な脱水を行うと異常振動
に至る恐れが高いものと判断し、例えば、脱水の最高回
転速度をその所定回転速度に設定して脱水を行う。一
方、上記所定回転速度において所定以上の振動が検知さ
れていない場合には、更に回転速度を徐々に上昇させて
ゆく。その回転速度の上昇の過程で脱水が進行したこと
により偏心荷重が増加すると、外槽の振動振幅が大きく
なる。そこで、第2の判定手段は、振動検知手段により
所定以上の振動が検知された時点における回転速度を取
得する。速度決定手段は、その回転速度が低いほど異常
振動に至る恐れが高いものと判断し、最高脱水回転速度
を低く設定する。
回転速度まで上昇させ、そのときに第1の判定手段は振
動検知手段による振動検知を行う。この振動検知の直前
までの時点において、洗濯脱水槽内に収容されている洗
濯物は軽く脱水された状態にある。速度決定手段は、こ
の時点で所定以上の振動が検知されている場合には、更
に回転速度を上昇させて本格的な脱水を行うと異常振動
に至る恐れが高いものと判断し、例えば、脱水の最高回
転速度をその所定回転速度に設定して脱水を行う。一
方、上記所定回転速度において所定以上の振動が検知さ
れていない場合には、更に回転速度を徐々に上昇させて
ゆく。その回転速度の上昇の過程で脱水が進行したこと
により偏心荷重が増加すると、外槽の振動振幅が大きく
なる。そこで、第2の判定手段は、振動検知手段により
所定以上の振動が検知された時点における回転速度を取
得する。速度決定手段は、その回転速度が低いほど異常
振動に至る恐れが高いものと判断し、最高脱水回転速度
を低く設定する。
【0010】また、本発明に係る洗濯機では、前記振動
検知手段は、前記外槽の横揺れ方向に上下に傾斜した面
と、該傾斜面上を転動するように配設された球状体と、
該球状体が傾斜面を上昇して所定位置に達したことを検
知する位置検知手段と、から構成することができる。
検知手段は、前記外槽の横揺れ方向に上下に傾斜した面
と、該傾斜面上を転動するように配設された球状体と、
該球状体が傾斜面を上昇して所定位置に達したことを検
知する位置検知手段と、から構成することができる。
【0011】外槽が横揺れ振動すると、上記球状体に対
して水平方向に力が作用し、その力に応じて球状体は傾
斜面を昇るように転動する。振動の加速度が大きいほど
球状体は高い位置まで昇るから、振動が或る一定の加速
度に達すると球状体は所定位置まで達し、これが位置検
知手段により検知される。ここで位置検知手段は、一例
としては、球状体が所定位置に達したときに該球状体に
押圧されて閉成又は開成する機械的なスイッチとするこ
とができる。また、他の例としては、球状体が所定位置
に達したことを非接触で光学的又は磁気的に検知する方
法とすることができる。
して水平方向に力が作用し、その力に応じて球状体は傾
斜面を昇るように転動する。振動の加速度が大きいほど
球状体は高い位置まで昇るから、振動が或る一定の加速
度に達すると球状体は所定位置まで達し、これが位置検
知手段により検知される。ここで位置検知手段は、一例
としては、球状体が所定位置に達したときに該球状体に
押圧されて閉成又は開成する機械的なスイッチとするこ
とができる。また、他の例としては、球状体が所定位置
に達したことを非接触で光学的又は磁気的に検知する方
法とすることができる。
【0012】このような振動検知手段によれば、外槽の
振動を確実にしかも迅速に検知することができるので、
この振動検知手段を備えた洗濯機では、脱水時に異常振
動の発生を確実に回避することができる。
振動を確実にしかも迅速に検知することができるので、
この振動検知手段を備えた洗濯機では、脱水時に異常振
動の発生を確実に回避することができる。
【0013】また、本発明に係る洗濯機は、洗濯脱水槽
が略水平の軸を中心に回転されるドラムを備えたドラム
式洗濯機とすることができるが、その場合、前記振動検
知手段は、該ドラムを内装する外槽の上部に設置される
ことが好ましい。
が略水平の軸を中心に回転されるドラムを備えたドラム
式洗濯機とすることができるが、その場合、前記振動検
知手段は、該ドラムを内装する外槽の上部に設置される
ことが好ましい。
【0014】また、本発明に係る洗濯機の振動検知装置
は、上記振動検知手段と同一の構成であって、 a)外槽の横揺れ方向に上下に傾斜した面と、 b)該傾斜面上を転動するように配設された球状体と、 c)該球状体が傾斜面を上昇して所定位置に達したことを
検知する位置検知手段と、 を備えることを特徴としている。
は、上記振動検知手段と同一の構成であって、 a)外槽の横揺れ方向に上下に傾斜した面と、 b)該傾斜面上を転動するように配設された球状体と、 c)該球状体が傾斜面を上昇して所定位置に達したことを
検知する位置検知手段と、 を備えることを特徴としている。
【0015】
【発明の効果】本発明に係る洗濯機によれば、脱水の進
行に伴って生じる外槽の振動を把握し、異常振動が生じ
る可能性が高い場合には相対的に低い回転速度でもって
脱水が完遂される。従って、例えば、脱水され易さの大
きく相違する洗濯物が混合した状態で脱水が行われ、脱
水の進行に伴って偏心荷重が増大した場合であっても、
異常振動や異常騒音が発生することを確実に回避するこ
とができ、しかも脱水を滞りなく進めることができる。
一方、脱水の進行に伴っても異常振動の恐れのない場合
には、より高い回転速度でもって脱水を完遂することが
できるので、高い脱水効果を得ることができる。
行に伴って生じる外槽の振動を把握し、異常振動が生じ
る可能性が高い場合には相対的に低い回転速度でもって
脱水が完遂される。従って、例えば、脱水され易さの大
きく相違する洗濯物が混合した状態で脱水が行われ、脱
水の進行に伴って偏心荷重が増大した場合であっても、
異常振動や異常騒音が発生することを確実に回避するこ
とができ、しかも脱水を滞りなく進めることができる。
一方、脱水の進行に伴っても異常振動の恐れのない場合
には、より高い回転速度でもって脱水を完遂することが
できるので、高い脱水効果を得ることができる。
【0016】また、本発明に係る洗濯機の振動検知装置
によれば、外槽の横揺れ振動を確実にしかも時間遅延な
く検知することができるので、上述のような異常振動の
回避を確実に達成し得る。
によれば、外槽の横揺れ振動を確実にしかも時間遅延な
く検知することができるので、上述のような異常振動の
回避を確実に達成し得る。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例であるドラム式洗濯
機を図面を参照して説明する。図1はこのドラム式洗濯
機の側面断面図、図2は図1中のa−a’線断面図であ
る。まず、図1及び図2に基づいて本実施例のドラム式
洗濯機の構成を説明する。
機を図面を参照して説明する。図1はこのドラム式洗濯
機の側面断面図、図2は図1中のa−a’線断面図であ
る。まず、図1及び図2に基づいて本実施例のドラム式
洗濯機の構成を説明する。
【0018】機枠1の内部には外槽2がバネ3及びダン
パ4に吊支され、外槽2内部には洗濯物を収容するため
のドラム5が主軸8に軸支されている。機枠1の前面に
は外槽2の前面開口を開閉するドア7が設けられ、洗濯
物はこのドア7を開放してドラム5内部へと収容され
る。ドラム5の周壁には多数の通水孔6が設けられてお
り、外槽2内に給水された水は通水孔6を通してドラム
5内へ流入し、また逆にドラム5内で洗濯物から脱水さ
れた水は通水孔6を通して外槽2へと飛散される。ドラ
ム5の内周には、回転に伴って洗濯物をかき上げるため
のバッフル9が所定の回転角度を保って配設されてい
る。主軸8は外槽2に装着された軸受10により保持さ
れており、その先端には主プーリ11が取り付けられて
いる。外槽2の下面にはモータ12が配置され、モータ
12の回転駆動力はモータプーリ13、Vベルト14を
介して主プーリ11に伝達される。本実施例では、モー
タ12として直流ブラシレスモータが用いられている。
パ4に吊支され、外槽2内部には洗濯物を収容するため
のドラム5が主軸8に軸支されている。機枠1の前面に
は外槽2の前面開口を開閉するドア7が設けられ、洗濯
物はこのドア7を開放してドラム5内部へと収容され
る。ドラム5の周壁には多数の通水孔6が設けられてお
り、外槽2内に給水された水は通水孔6を通してドラム
5内へ流入し、また逆にドラム5内で洗濯物から脱水さ
れた水は通水孔6を通して外槽2へと飛散される。ドラ
ム5の内周には、回転に伴って洗濯物をかき上げるため
のバッフル9が所定の回転角度を保って配設されてい
る。主軸8は外槽2に装着された軸受10により保持さ
れており、その先端には主プーリ11が取り付けられて
いる。外槽2の下面にはモータ12が配置され、モータ
12の回転駆動力はモータプーリ13、Vベルト14を
介して主プーリ11に伝達される。本実施例では、モー
タ12として直流ブラシレスモータが用いられている。
【0019】主プーリ11のリング体には開口が円周上
に一箇所設けられており、該リング体を挟んで両側に発
光部と受光部とから成る回転センサ19が配置されてい
る。回転センサ19は、発光部から発した光がドラム5
の一回転期間中に一回だけ上記開口を通過して受光部に
到達し、該受光信号に基づいてドラム5の回転に同期し
た検出信号(回転マーカ)を出力する。なお、光学式の
回転センサ19を用いる代わりに、ドラム5側に磁石を
取り付けると共に、機枠1又は外槽2側に磁力により開
閉するリードスイッチを設け、ドラム一回転期間に一回
だけ導通するリードスイッチにより検出信号を出力する
構成としてもよい。
に一箇所設けられており、該リング体を挟んで両側に発
光部と受光部とから成る回転センサ19が配置されてい
る。回転センサ19は、発光部から発した光がドラム5
の一回転期間中に一回だけ上記開口を通過して受光部に
到達し、該受光信号に基づいてドラム5の回転に同期し
た検出信号(回転マーカ)を出力する。なお、光学式の
回転センサ19を用いる代わりに、ドラム5側に磁石を
取り付けると共に、機枠1又は外槽2側に磁力により開
閉するリードスイッチを設け、ドラム一回転期間に一回
だけ導通するリードスイッチにより検出信号を出力する
構成としてもよい。
【0020】外部の水道栓に接続された給水管15は、
給水バルブ16を介して外槽2に接続されている。給水
バルブ16を開放すると、給水管15を通して外槽2に
水が供給される。一方、外槽2底部に連結された排水管
17には排水ポンプ18が設けられ、外槽2内に溜まっ
た水は排水ポンプ18が駆動されることにより外部に排
出される。
給水バルブ16を介して外槽2に接続されている。給水
バルブ16を開放すると、給水管15を通して外槽2に
水が供給される。一方、外槽2底部に連結された排水管
17には排水ポンプ18が設けられ、外槽2内に溜まっ
た水は排水ポンプ18が駆動されることにより外部に排
出される。
【0021】外槽2の上部には、外槽2の振動を検知す
るための振動検知スイッチ20が取り付けられている。
図9はこの振動検知スイッチ20の構造を示す縦断面図
である。振動検知スイッチ20は、外槽2の周面の周方
向に所定の傾斜角αを保って傾斜して取り付けられたケ
ーシング21と、ケーシング21の上面を閉塞するよう
にネジ23で固着された蓋22と、ケーシング21の底
面の傾斜面21a上を転動自在に収納された鋼球24
と、ケーシング21内の上部側に設けられた略平行な二
本の板バネ状の接片を有するスイッチ25と、を含んで
構成される。
るための振動検知スイッチ20が取り付けられている。
図9はこの振動検知スイッチ20の構造を示す縦断面図
である。振動検知スイッチ20は、外槽2の周面の周方
向に所定の傾斜角αを保って傾斜して取り付けられたケ
ーシング21と、ケーシング21の上面を閉塞するよう
にネジ23で固着された蓋22と、ケーシング21の底
面の傾斜面21a上を転動自在に収納された鋼球24
と、ケーシング21内の上部側に設けられた略平行な二
本の板バネ状の接片を有するスイッチ25と、を含んで
構成される。
【0022】図10は、この振動検知スイッチ20の蓋
22を取り外した状態の上面図である。外槽2が静止し
た状態では、図10(a)に示すように、鋼球24は重
力によってケーシング21内の最も低い位置に在り、ス
イッチ25は開成している。後述のように外槽2に主と
して水平方向に振動が発生すると、鋼球24にも水平方
向に加速による力が作用し、その加速度に応じて鋼球2
4は傾斜面21aを昇る。加速度が大きいと、図10
(b)に示すように、傾斜面21aを昇る鋼球24はス
イッチ25の一方の接片を押し、両接片は接触する。こ
れにより、スイッチ25は閉成し、振動による加速度が
或る一定値以上であることが検知される。
22を取り外した状態の上面図である。外槽2が静止し
た状態では、図10(a)に示すように、鋼球24は重
力によってケーシング21内の最も低い位置に在り、ス
イッチ25は開成している。後述のように外槽2に主と
して水平方向に振動が発生すると、鋼球24にも水平方
向に加速による力が作用し、その加速度に応じて鋼球2
4は傾斜面21aを昇る。加速度が大きいと、図10
(b)に示すように、傾斜面21aを昇る鋼球24はス
イッチ25の一方の接片を押し、両接片は接触する。こ
れにより、スイッチ25は閉成し、振動による加速度が
或る一定値以上であることが検知される。
【0023】なお、鋼球24が傾斜面21aを昇ったこ
とを検知するために、板バネ状の接片の機械的接触を利
用する以外に種々の方法を採ることができる。例えば、
光センサ等により鋼球24が所定位置にまで上昇したこ
とを検知するようにしてもよい。
とを検知するために、板バネ状の接片の機械的接触を利
用する以外に種々の方法を採ることができる。例えば、
光センサ等により鋼球24が所定位置にまで上昇したこ
とを検知するようにしてもよい。
【0024】次に、このドラム式洗濯機の要部の電気系
構成を図3を参照して説明する。制御部30はCPU、
ROM、RAM等を含むマイクロコンピュータを中心に
構成されており、機能的に、中央制御部31、PWM制
御部32、偏心荷重検知部33などを含んでいる。中央
制御部31は脱水行程を進めるための運転プログラムが
予め記憶されたROMを含み、この運転プログラムの遂
行の過程において、所望のドラム回転速度に対応したモ
ータ12の目標回転速度をPWM制御部32に指示す
る。
構成を図3を参照して説明する。制御部30はCPU、
ROM、RAM等を含むマイクロコンピュータを中心に
構成されており、機能的に、中央制御部31、PWM制
御部32、偏心荷重検知部33などを含んでいる。中央
制御部31は脱水行程を進めるための運転プログラムが
予め記憶されたROMを含み、この運転プログラムの遂
行の過程において、所望のドラム回転速度に対応したモ
ータ12の目標回転速度をPWM制御部32に指示す
る。
【0025】モータ駆動部40は直流電圧供給部41、
インバータ制御回路42を含んで構成され、PWM制御
部32と共にモータ12の駆動制御手段として機能す
る。モータ12には回転数検出器43が付設され、実際
のモータ12の回転速度に対応した検出信号が制御部3
0にフィードバックされる。具体的には、回転数検出器
43はパルスエンコーダであって、モータ12が所定角
度回転する毎に一個のパルス信号を発生する構成になっ
ており、ドラム5が一回転する期間に12個のパルス信
号(このパルス信号を、以下「回転数パルス信号」とい
う)が出力されるようになっている。図4は、この回転
数パルス信号の一例を示す波形図である。モータ12つ
まりドラム5の回転速度が高いときには回転数パルス信
号の立上り間隔Pは狭くなり、逆にドラム5の回転速度
が低いときには該間隔Pは広がる。このように、間隔
(以下「回転数パルス幅」という)Pはモータ12及び
ドラム5の回転速度に対応したものとなる。
インバータ制御回路42を含んで構成され、PWM制御
部32と共にモータ12の駆動制御手段として機能す
る。モータ12には回転数検出器43が付設され、実際
のモータ12の回転速度に対応した検出信号が制御部3
0にフィードバックされる。具体的には、回転数検出器
43はパルスエンコーダであって、モータ12が所定角
度回転する毎に一個のパルス信号を発生する構成になっ
ており、ドラム5が一回転する期間に12個のパルス信
号(このパルス信号を、以下「回転数パルス信号」とい
う)が出力されるようになっている。図4は、この回転
数パルス信号の一例を示す波形図である。モータ12つ
まりドラム5の回転速度が高いときには回転数パルス信
号の立上り間隔Pは狭くなり、逆にドラム5の回転速度
が低いときには該間隔Pは広がる。このように、間隔
(以下「回転数パルス幅」という)Pはモータ12及び
ドラム5の回転速度に対応したものとなる。
【0026】PWM制御部32は、所定周期を有するパ
ルス信号であるPWM制御信号をインバータ制御回路4
2へ供給し、目標回転速度と実際の回転速度との差に応
じて一周期期間内の「H」レベル時間を変化させること
によりPWM制御を実行する。即ち、実際の回転速度が
目標回転速度よりも低く回転速度を上昇させる必要があ
る場合には「H」レベル時間を長くし、逆に実際の回転
速度が目標回転速度よりも高く回転速度を下降させる必
要がある場合には「H」レベル時間を短くする。PWM
制御部32では、回転数検出器43から回転数パルス信
号を得る毎に実際の回転速度を算出し、必要に応じてP
WM制御信号の「H」レベル時間幅を修正する。このよ
うな制御によりモータ12の各巻線にはそれぞれ方形波
状の電圧が印加される。
ルス信号であるPWM制御信号をインバータ制御回路4
2へ供給し、目標回転速度と実際の回転速度との差に応
じて一周期期間内の「H」レベル時間を変化させること
によりPWM制御を実行する。即ち、実際の回転速度が
目標回転速度よりも低く回転速度を上昇させる必要があ
る場合には「H」レベル時間を長くし、逆に実際の回転
速度が目標回転速度よりも高く回転速度を下降させる必
要がある場合には「H」レベル時間を短くする。PWM
制御部32では、回転数検出器43から回転数パルス信
号を得る毎に実際の回転速度を算出し、必要に応じてP
WM制御信号の「H」レベル時間幅を修正する。このよ
うな制御によりモータ12の各巻線にはそれぞれ方形波
状の電圧が印加される。
【0027】偏心荷重検知部33は次のように偏心荷重
を検知している。ドラム5内に収容された洗濯物に作用
する遠心力と重力とが均衡するような回転速度(以下
「均衡回転速度」という)よりも高い回転速度でもって
ドラム5が回転されていると、洗濯物はドラム5の内周
壁面に押し付けられ、ドラム5の回転に伴って回る。い
ま、洗濯物が偏在して偏心荷重が生じている場合、該偏
心荷重が図5の位置Aに示すようにドラム5最低位置を
通過して上方に持ち上げられようとしているときには、
該偏心荷重に作用する重力は回転方向と反対向きにな
る。このため、該重力はドラム5を減速させるように作
用する。一方、偏心荷重が図5の位置Bに示すようにド
ラム5最高位置を通過して下方に運ばれているときに
は、該偏心荷重に作用する重力は回転方向と同一向きに
なる。このため、該重力はドラム5を加速させるように
作用する。
を検知している。ドラム5内に収容された洗濯物に作用
する遠心力と重力とが均衡するような回転速度(以下
「均衡回転速度」という)よりも高い回転速度でもって
ドラム5が回転されていると、洗濯物はドラム5の内周
壁面に押し付けられ、ドラム5の回転に伴って回る。い
ま、洗濯物が偏在して偏心荷重が生じている場合、該偏
心荷重が図5の位置Aに示すようにドラム5最低位置を
通過して上方に持ち上げられようとしているときには、
該偏心荷重に作用する重力は回転方向と反対向きにな
る。このため、該重力はドラム5を減速させるように作
用する。一方、偏心荷重が図5の位置Bに示すようにド
ラム5最高位置を通過して下方に運ばれているときに
は、該偏心荷重に作用する重力は回転方向と同一向きに
なる。このため、該重力はドラム5を加速させるように
作用する。
【0028】ドラム5の回転速度が一定に維持されるよ
うに一定の目標回転速度が指示されると、PWM制御部
32はPWM制御信号の「H」レベル時間幅(つまりP
WMデューティ比)を変化させてモータ12の回転速度
を一定に維持するように機能する。一方、PWM制御部
32がPWM制御を行わずにPWMデューティ比を一定
に維持すると、モータ12への印加電圧も一定となり上
述のような偏心荷重の影響を受けてドラム5の回転速度
は変動する。実際には主軸8と軸受10との間の摩擦力
の影響などもあり、偏心荷重がドラム5最高位置の手前
付近に達したときに回転速度は最も低くなり、偏心荷重
がドラム5最低位置の手前付近に達したときに最も高く
なる。回転数パルス幅Pを縦軸にとって時間経過に従っ
てプロットすると、図6に示すような関係を示す。図6
おいて、黒丸のプロット点は実際に得られる回転数パル
ス幅Pのデータであって、Mは回転センサ19により得
られる、ドラム5内周上の特定位置に対応して発生する
回転マーカである。
うに一定の目標回転速度が指示されると、PWM制御部
32はPWM制御信号の「H」レベル時間幅(つまりP
WMデューティ比)を変化させてモータ12の回転速度
を一定に維持するように機能する。一方、PWM制御部
32がPWM制御を行わずにPWMデューティ比を一定
に維持すると、モータ12への印加電圧も一定となり上
述のような偏心荷重の影響を受けてドラム5の回転速度
は変動する。実際には主軸8と軸受10との間の摩擦力
の影響などもあり、偏心荷重がドラム5最高位置の手前
付近に達したときに回転速度は最も低くなり、偏心荷重
がドラム5最低位置の手前付近に達したときに最も高く
なる。回転数パルス幅Pを縦軸にとって時間経過に従っ
てプロットすると、図6に示すような関係を示す。図6
おいて、黒丸のプロット点は実際に得られる回転数パル
ス幅Pのデータであって、Mは回転センサ19により得
られる、ドラム5内周上の特定位置に対応して発生する
回転マーカである。
【0029】図6に示すように、回転数パルス幅Pはド
ラム5の回転に同期して変動する。ここで、ドラム5の
一回転期間内で最大の回転数パルス幅Pmaxと最小の回
転数パルス幅Pminとの差αは偏心量を反映している。
或いは、差をとる代わりにPmaxとPminとの比でも同様
である。そこで、予め多数の実験を行って偏心量と差α
(又は比)との対応関係を調べ、それにより例えばテー
ブルを作成して偏心荷重検知部33内のROMに格納し
ておく。偏心荷重の検知処理時に偏心荷重検知部33
は、回転数検出器43より与えられる回転数パルス幅P
のデータを順次RAMに格納し、少なくともドラム5が
一回転する期間のデータが収集された時点で最大回転数
パルス幅Pmax及び最小回転数パルス幅Pminを見つけ
る。そして差αを算出し、上記テーブルを参照して偏心
量を取得する。
ラム5の回転に同期して変動する。ここで、ドラム5の
一回転期間内で最大の回転数パルス幅Pmaxと最小の回
転数パルス幅Pminとの差αは偏心量を反映している。
或いは、差をとる代わりにPmaxとPminとの比でも同様
である。そこで、予め多数の実験を行って偏心量と差α
(又は比)との対応関係を調べ、それにより例えばテー
ブルを作成して偏心荷重検知部33内のROMに格納し
ておく。偏心荷重の検知処理時に偏心荷重検知部33
は、回転数検出器43より与えられる回転数パルス幅P
のデータを順次RAMに格納し、少なくともドラム5が
一回転する期間のデータが収集された時点で最大回転数
パルス幅Pmax及び最小回転数パルス幅Pminを見つけ
る。そして差αを算出し、上記テーブルを参照して偏心
量を取得する。
【0030】次に、本実施例のドラム式洗濯機における
脱水行程時の特徴的な制御動作を、図7及び図8を参照
して説明する。図7はこの制御動作を示すフローチャー
ト、図8は脱水行程時のドラム5の回転速度の変化の一
例を示すグラフである。なお、以下の説明では、ドラム
5の径を460mmとしたときの数値を例に挙げている
が、ドラム径が相違する場合には各回転速度等の数値を
適宜変更することにより対応可能であることは明白であ
る。
脱水行程時の特徴的な制御動作を、図7及び図8を参照
して説明する。図7はこの制御動作を示すフローチャー
ト、図8は脱水行程時のドラム5の回転速度の変化の一
例を示すグラフである。なお、以下の説明では、ドラム
5の径を460mmとしたときの数値を例に挙げている
が、ドラム径が相違する場合には各回転速度等の数値を
適宜変更することにより対応可能であることは明白であ
る。
【0031】脱水運転の開始直前には、全ての洗濯物は
充分に水を含んだ状態にあり、ドラム5の底部に絡み合
って積み重なっている。まず、PWM制御部32はドラ
ム5の目標回転速度を130rpmとしてPWMデュー
ティ比を制御する(ステップS1)。ドラム5の回転速
度が130rpm近傍に到達したならば、その回転速度
が130rpm程度に維持されるようにPWMデューテ
ィ比を固定し、そのときの回転数検出器43から得られ
る回転数パルス信号により偏心荷重検知部33は上述し
たように偏心量を検知する(ステップS2)。そして、
中央制御部31は、偏心量が予め定めた許容値以下であ
るか否かを判定する(ステップS3)。
充分に水を含んだ状態にあり、ドラム5の底部に絡み合
って積み重なっている。まず、PWM制御部32はドラ
ム5の目標回転速度を130rpmとしてPWMデュー
ティ比を制御する(ステップS1)。ドラム5の回転速
度が130rpm近傍に到達したならば、その回転速度
が130rpm程度に維持されるようにPWMデューテ
ィ比を固定し、そのときの回転数検出器43から得られ
る回転数パルス信号により偏心荷重検知部33は上述し
たように偏心量を検知する(ステップS2)。そして、
中央制御部31は、偏心量が予め定めた許容値以下であ
るか否かを判定する(ステップS3)。
【0032】もし偏心量が許容値を越えていたならば、
そのままドラム5の回転速度を上昇させると異常振動が
生じる可能性が高いから、ドラム5の回転を一旦停止さ
せ、ほぐし運転を実行し(ステップS4)、そのあとス
テップS1に戻ってドラム5の回転速度を再び上昇させ
る。ほぐし運転では、例えば、洗いやすすぎを行う程度
の回転速度(例えば45〜55rpm)でもってドラム
5を回転させ、洗濯物を撹拌することにより一枚一枚の
洗濯物を剥がれ易くする。
そのままドラム5の回転速度を上昇させると異常振動が
生じる可能性が高いから、ドラム5の回転を一旦停止さ
せ、ほぐし運転を実行し(ステップS4)、そのあとス
テップS1に戻ってドラム5の回転速度を再び上昇させ
る。ほぐし運転では、例えば、洗いやすすぎを行う程度
の回転速度(例えば45〜55rpm)でもってドラム
5を回転させ、洗濯物を撹拌することにより一枚一枚の
洗濯物を剥がれ易くする。
【0033】上記ステップS3にて偏心量が許容値以下
であると判定されると、PWM制御部32は目標回転速
度を500rpmに設定し、ドラム5の回転速度を急速
に上昇させる(ステップS5)。ドラム5の振動が非常
に大きくなる共振周波数はそのドラム5の重量などに依
存しているが、通常、200rpm前後である。従っ
て、図8に示すように、偏心量が小さな状態で共振点近
傍の回転速度を素早く通過するので、大きな振動は生じ
ない。
であると判定されると、PWM制御部32は目標回転速
度を500rpmに設定し、ドラム5の回転速度を急速
に上昇させる(ステップS5)。ドラム5の振動が非常
に大きくなる共振周波数はそのドラム5の重量などに依
存しているが、通常、200rpm前後である。従っ
て、図8に示すように、偏心量が小さな状態で共振点近
傍の回転速度を素早く通過するので、大きな振動は生じ
ない。
【0034】中央制御部31は、回転速度が500rp
mに到達したならばタイマによる計時を開始し、1分が
経過するまで待ったあとに(ステップS6で「Y」)、
振動検知スイッチ20がONしたか否かを判定する(ス
テップS7)。500rpmでドラム5が回転されると
き、洗濯物からの脱水は徐々に進行する。従って、50
0rpmで1分間、ドラム5が回転されたとき、洗濯物
に含まれている水の一部は抜ける。このとき、化学繊維
等、比較的水が抜け易い繊維から成る衣類では脱水が進
んで重量の減少割合が大きいのに対し、木綿等、比較的
水が抜けにくい繊維から成る衣類では脱水が殆ど行われ
ず重量の減少割合が小さい。そのため、先に、つまりス
テップS3の判定において偏心量が小さくなっていたと
しても、脱水の進行により偏心量が増加し、その偏心に
よってドラム5が首振り振動し、外槽2も大きく横揺れ
することがある。その揺れの加速度が或る程度以上大き
くなると、上述したように振動検知スイッチ20がON
する。従って、上記ステップS7で振動検知スイッチ2
0がONしている場合には、ステップS5、S6の過程
で偏心荷重が増加しており、更に回転速度を上昇させて
ゆくと異常振動が発生する恐れが高いものと判断する。
そこで、その場合には、最高脱水回転速度を500rp
mに設定する(ステップS8)。
mに到達したならばタイマによる計時を開始し、1分が
経過するまで待ったあとに(ステップS6で「Y」)、
振動検知スイッチ20がONしたか否かを判定する(ス
テップS7)。500rpmでドラム5が回転されると
き、洗濯物からの脱水は徐々に進行する。従って、50
0rpmで1分間、ドラム5が回転されたとき、洗濯物
に含まれている水の一部は抜ける。このとき、化学繊維
等、比較的水が抜け易い繊維から成る衣類では脱水が進
んで重量の減少割合が大きいのに対し、木綿等、比較的
水が抜けにくい繊維から成る衣類では脱水が殆ど行われ
ず重量の減少割合が小さい。そのため、先に、つまりス
テップS3の判定において偏心量が小さくなっていたと
しても、脱水の進行により偏心量が増加し、その偏心に
よってドラム5が首振り振動し、外槽2も大きく横揺れ
することがある。その揺れの加速度が或る程度以上大き
くなると、上述したように振動検知スイッチ20がON
する。従って、上記ステップS7で振動検知スイッチ2
0がONしている場合には、ステップS5、S6の過程
で偏心荷重が増加しており、更に回転速度を上昇させて
ゆくと異常振動が発生する恐れが高いものと判断する。
そこで、その場合には、最高脱水回転速度を500rp
mに設定する(ステップS8)。
【0035】上記ステップS7で振動検知スイッチ20
がONしていない場合、少なくともその時点では偏心荷
重の増加がないか又はあったとしてもそれほど大きくな
いものと判断できる。そこで、PWM制御部32は回転
速度を500rpmから徐々に上昇させるべく制御を行
う(ステップS9)。そして、回転速度が少し上昇する
毎に、振動検知スイッチ20がONしたか否かを判定す
る(ステップS10)。
がONしていない場合、少なくともその時点では偏心荷
重の増加がないか又はあったとしてもそれほど大きくな
いものと判断できる。そこで、PWM制御部32は回転
速度を500rpmから徐々に上昇させるべく制御を行
う(ステップS9)。そして、回転速度が少し上昇する
毎に、振動検知スイッチ20がONしたか否かを判定す
る(ステップS10)。
【0036】振動検知スイッチ20がONしていない場
合には、その時点での回転速度が700rpmに到達し
たか否かを判定し(ステップS12)、回転速度が70
0rpm未満であればステップS9へと戻る。従って、
回転速度が700rpmに到達するまで振動検知スイッ
チ20がONしなければ、ステップS9→S10→S1
2→S9→…と繰り返したあと、ステップS13に進ん
で、最高脱水回転速度を1000rpmに設定する。
合には、その時点での回転速度が700rpmに到達し
たか否かを判定し(ステップS12)、回転速度が70
0rpm未満であればステップS9へと戻る。従って、
回転速度が700rpmに到達するまで振動検知スイッ
チ20がONしなければ、ステップS9→S10→S1
2→S9→…と繰り返したあと、ステップS13に進ん
で、最高脱水回転速度を1000rpmに設定する。
【0037】回転速度が700rpmに到達するまでの
途中で振動検知スイッチ20がONした場合には、ステ
ップS10からS11に進み、最高脱水回転速度を70
0rpmに設定する。上記ステップS8、S11、S1
3の何れかで最高脱水回転速度が設定されると、その回
転速度で所定時間脱水が実行される(ステップS1
4)。この所定時間は、脱水最高回転速度に応じて、或
いは他のパラメータ、例えば負荷量などに応じて変える
ようにすることができる。
途中で振動検知スイッチ20がONした場合には、ステ
ップS10からS11に進み、最高脱水回転速度を70
0rpmに設定する。上記ステップS8、S11、S1
3の何れかで最高脱水回転速度が設定されると、その回
転速度で所定時間脱水が実行される(ステップS1
4)。この所定時間は、脱水最高回転速度に応じて、或
いは他のパラメータ、例えば負荷量などに応じて変える
ようにすることができる。
【0038】図8に示したL1、L2、L3は、それぞれ
ステップS8、S11、S13で最高脱水回転速度が設
定された場合の脱水運転時の回転速度を示す線である。
回転速度が高いほど脱水効率は高いから、最高脱水回転
速度が500rpm又は700rpmに抑制される場合
には、1000rpmまで上昇される場合よりも脱水効
率は劣る。しかしながら、このような回転速度であって
も適宜の時間、脱水運転を継続することにより、十分な
脱水が可能である。
ステップS8、S11、S13で最高脱水回転速度が設
定された場合の脱水運転時の回転速度を示す線である。
回転速度が高いほど脱水効率は高いから、最高脱水回転
速度が500rpm又は700rpmに抑制される場合
には、1000rpmまで上昇される場合よりも脱水効
率は劣る。しかしながら、このような回転速度であって
も適宜の時間、脱水運転を継続することにより、十分な
脱水が可能である。
【0039】以上の通り、本実施例のドラム式洗濯機で
は、実際に脱水を行い得る回転速度でドラム5を回転さ
せている期間に振動検知スイッチ20がONしたか否か
によって外槽2の振動状態を把握し、異常振動が発生す
る恐れが高い場合には、相対的に低い回転速度でもって
脱水を完遂させることにより過剰な振動を未然に回避す
ることができる。
は、実際に脱水を行い得る回転速度でドラム5を回転さ
せている期間に振動検知スイッチ20がONしたか否か
によって外槽2の振動状態を把握し、異常振動が発生す
る恐れが高い場合には、相対的に低い回転速度でもって
脱水を完遂させることにより過剰な振動を未然に回避す
ることができる。
【0040】なお、上記実施例は一例であって、本発明
の趣旨の範囲で適宜変更や修正を行えることは明らかで
ある。例えば、上記実施例は、本発明をドラム式洗濯機
に適用した例であるが、同様の技術を渦巻式洗濯機に適
用できることは明らかである。渦巻式洗濯機の場合、有
底円筒形状の外槽は開口端面を上方に向けて配置されて
いるから、上記振動検知スイッチは外槽の底壁又は側壁
に設置すればよい。
の趣旨の範囲で適宜変更や修正を行えることは明らかで
ある。例えば、上記実施例は、本発明をドラム式洗濯機
に適用した例であるが、同様の技術を渦巻式洗濯機に適
用できることは明らかである。渦巻式洗濯機の場合、有
底円筒形状の外槽は開口端面を上方に向けて配置されて
いるから、上記振動検知スイッチは外槽の底壁又は側壁
に設置すればよい。
【図1】 本発明の一実施例によるドラム式洗濯機の側
面断面図。
面断面図。
【図2】 図1中のa−a’線断面図。
【図3】 本実施例のドラム式洗濯機の要部の電気系構
成図。
成図。
【図4】 回転数検出器から得られる回転数パルス信号
の一例を示す波形図。
の一例を示す波形図。
【図5】 ドラム内の偏心荷重に作用する力の関係を示
す模式図。
す模式図。
【図6】 偏心荷重が存在する場合の回転数パルス幅の
変動を示すグラフ。
変動を示すグラフ。
【図7】 本実施例のドラム式洗濯機における脱水行程
時のフローチャート。
時のフローチャート。
【図8】 本実施例のドラム式洗濯機における脱水行程
時のドラムの回転速度の変化の一例を示すグラフ。
時のドラムの回転速度の変化の一例を示すグラフ。
【図9】 振動検知スイッチの構造を示す縦断面図。
【図10】 振動検知スイッチの蓋を取り外した状態の
上面図。
上面図。
1…機枠 2…外槽 3…バネ 4…ダンパ 5…ドラム 12…モータ 19…回転センサ 20…振動検知スイッチ 21…ケーシング 21a…傾斜面 22…蓋 23…ネジ 24…鋼球 25…スイッチ 30…制御部 31…中央制御部 32…PWM制御部 33…偏心荷重検知部 40…モータ駆動部 41…直流電圧供給部 42…インバータ制
御回路 43…回転数検出器
御回路 43…回転数検出器
Claims (5)
- 【請求項1】 機枠内部に揺動可能に配設された外槽の
内側に洗濯脱水槽が回転自在に設けられ、該洗濯脱水槽
を高速回転させることにより洗濯脱水槽内に収容されて
いる洗濯物の遠心脱水を実行する洗濯機において、 a)前記外槽の振動が所定以上であることを検知する振動
検知手段と、 b)前記洗濯脱水槽の回転速度を検出する速度検出手段
と、 c)前記洗濯脱水槽の回転速度を洗濯物の脱水が可能であ
るような回転速度に上昇させ、前記振動検知手段及び速
度検出手段を用いて、所定以上の振動が検知された時点
での回転速度に応じて最高脱水回転速度を決定する運転
制御手段と、 を備えることを特徴とする洗濯機。 - 【請求項2】 請求項1に記載の洗濯機において、前記
運転制御手段は、 c1)前記洗濯脱水槽が所定回転速度で回転しているとき
に前記振動検知手段により所定以上の振動が検知された
か否かを判定する第1の判定手段と、 c2)該第1の判定手段により所定以上の振動が検知され
ていないと判定された場合、前記所定回転速度から回転
速度を徐々に上昇させてゆき、その過程で前記振動検知
手段により所定以上の振動が検知された時点での回転速
度を調べる第2の判定手段と、 c3)第1の判定手段による判定結果及び第2の判定手段
により得られた回転速度に応じて最高脱水回転速度を決
定する速度決定手段と、 を含むことを特徴とする洗濯機。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の洗濯機におい
て、前記振動検知手段は、前記外槽の横揺れ方向に上下
に傾斜した面と、該傾斜面上を転動するように配設され
た球状体と、該球状体が傾斜面を上昇して所定位置に達
したことを検知する位置検知手段とから成ることを特徴
とする洗濯機。 - 【請求項4】 請求項1乃至3の何れかに記載の洗濯機
において、前記洗濯脱水槽は略水平の軸を中心に回転さ
れるドラムであって、前記振動検知手段は、該ドラムを
内装する外槽の上部に設置されることを特徴とする洗濯
機。 - 【請求項5】 機枠内部に揺動可能に配設された外槽の
内側に洗濯脱水槽が回転自在に設けられ、該洗濯脱水槽
を高速回転させることにより洗濯脱水槽内に収容されて
いる洗濯物の遠心脱水を実行する洗濯機において、前記
外槽の振動を検知するために該外槽に設置される振動検
知装置であって、 a)外槽の横揺れ方向に上下に傾斜した面と、 b)該傾斜面上を転動するように配設された球状体と、 c)該球状体が傾斜面を上昇して所定位置に達したことを
検知する位置検知手段と、 を備えることを特徴とする洗濯機の振動検知装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24292999A JP2001062189A (ja) | 1999-08-30 | 1999-08-30 | 洗濯機及び洗濯機の振動検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24292999A JP2001062189A (ja) | 1999-08-30 | 1999-08-30 | 洗濯機及び洗濯機の振動検知装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001062189A true JP2001062189A (ja) | 2001-03-13 |
Family
ID=17096323
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24292999A Pending JP2001062189A (ja) | 1999-08-30 | 1999-08-30 | 洗濯機及び洗濯機の振動検知装置 |
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