JP2001053164A - 半導体記憶装置 - Google Patents
半導体記憶装置Info
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- JP2001053164A JP2001053164A JP11221776A JP22177699A JP2001053164A JP 2001053164 A JP2001053164 A JP 2001053164A JP 11221776 A JP11221776 A JP 11221776A JP 22177699 A JP22177699 A JP 22177699A JP 2001053164 A JP2001053164 A JP 2001053164A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】配線層数を低減し、DRAMゲインセルの面積
を縮小する。 【解決手段】一方電極が読み出しワード線RWLに接続
されたキャパシタCAPと、電源電圧の供給線VDDと
ビット線BLとの間に接続され、制御電極がキャパシタ
CAPの他方電極に接続された第1導電型の読み出しト
ランジスタTRと、キャパシタCAPの他方電極とビッ
ト線BLとの間に接続され、制御電極が書き込みワード
線WWLに接続された第1導電型の書き込みトランジス
タTWとをメモリセルMC内に有する。読み出しトラン
ジスタTRおよび書き込みトランジスタTWは、その少
なくとも一方を薄膜トランジスタから構成してよく、ま
た、双方ともバルク型トランジスタから構成してもよ
い。
を縮小する。 【解決手段】一方電極が読み出しワード線RWLに接続
されたキャパシタCAPと、電源電圧の供給線VDDと
ビット線BLとの間に接続され、制御電極がキャパシタ
CAPの他方電極に接続された第1導電型の読み出しト
ランジスタTRと、キャパシタCAPの他方電極とビッ
ト線BLとの間に接続され、制御電極が書き込みワード
線WWLに接続された第1導電型の書き込みトランジス
タTWとをメモリセルMC内に有する。読み出しトラン
ジスタTRおよび書き込みトランジスタTWは、その少
なくとも一方を薄膜トランジスタから構成してよく、ま
た、双方ともバルク型トランジスタから構成してもよ
い。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆるDRAM
ゲインセルの一種である2トランジスタ−1キャパシタ
型のメモリセルを有し、当該セル内で、キャパシタ電極
に保持された記憶データを、読み出しトランジスタによ
り増幅してビット線に読み出す半導体記憶装置に関す
る。
ゲインセルの一種である2トランジスタ−1キャパシタ
型のメモリセルを有し、当該セル内で、キャパシタ電極
に保持された記憶データを、読み出しトランジスタによ
り増幅してビット線に読み出す半導体記憶装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在、高密度、大容量の半導体メモリと
して最も代表的なDRAM(Dynamic Random Access Mem
ory)では、図16に示すように、ビット線BLと共通電
位線SLとの間にワード線WLの電位によりオン/オフ
が制御されるトランジスタTと、メモリキャパシタMC
APとを直列接続させてメモリセルMCが構成されてい
る。この1トランジスタ−1キャパシタ型のメモリセル
MCでは、メモリキャパシタMCAPとトランジスタT
との接続中点が記憶ノードNDとなり、この記憶ノード
に蓄えられた電荷量の差によりデータの“1”と“0”
を判別する。記憶データの読み出しに際して安定動作を
確保するには、ビット線BLに十分な大きさの電位変化
を現出させることが必要であり、この観点からメモリキ
ャパシタMCAPについて、電荷を蓄積可能な容量(キ
ャパシタ容量)が決められる。
して最も代表的なDRAM(Dynamic Random Access Mem
ory)では、図16に示すように、ビット線BLと共通電
位線SLとの間にワード線WLの電位によりオン/オフ
が制御されるトランジスタTと、メモリキャパシタMC
APとを直列接続させてメモリセルMCが構成されてい
る。この1トランジスタ−1キャパシタ型のメモリセル
MCでは、メモリキャパシタMCAPとトランジスタT
との接続中点が記憶ノードNDとなり、この記憶ノード
に蓄えられた電荷量の差によりデータの“1”と“0”
を判別する。記憶データの読み出しに際して安定動作を
確保するには、ビット線BLに十分な大きさの電位変化
を現出させることが必要であり、この観点からメモリキ
ャパシタMCAPについて、電荷を蓄積可能な容量(キ
ャパシタ容量)が決められる。
【0003】ところが、半導体メモリセルの専有面積の
縮小化にともない、キャパシタ容量値そのものが低下し
がちな傾向にあるうえ、大容量化によりビット線容量も
増大するため、ノイズに埋もれることなく読み出し可能
なビット線電位の変化が以前にも増して得にくくなって
いるということが顕著な問題になってきた。
縮小化にともない、キャパシタ容量値そのものが低下し
がちな傾向にあるうえ、大容量化によりビット線容量も
増大するため、ノイズに埋もれることなく読み出し可能
なビット線電位の変化が以前にも増して得にくくなって
いるということが顕著な問題になってきた。
【0004】この問題を解決するための一方策として、
スタック形、フィン形、円筒形など単位面積当たりの表
面積を増大させたキャパシタ電極を有するスタックドキ
ャパシタ、さらにはトレンチキャパシタなど、様々なキ
ャパシタ構造が提案されている。しかしながら、基板に
形成されるトレンチのアスペクト比、スタック電極層の
高さなど加工技術上の限界、あるいは複雑な構造を形成
するためのプロセスステップ数の増加による製造コスト
の増大などが原因で、単位面積当たりのキャパシタ容量
値を増加させることが困難になってきている。
スタック形、フィン形、円筒形など単位面積当たりの表
面積を増大させたキャパシタ電極を有するスタックドキ
ャパシタ、さらにはトレンチキャパシタなど、様々なキ
ャパシタ構造が提案されている。しかしながら、基板に
形成されるトレンチのアスペクト比、スタック電極層の
高さなど加工技術上の限界、あるいは複雑な構造を形成
するためのプロセスステップ数の増加による製造コスト
の増大などが原因で、単位面積当たりのキャパシタ容量
値を増加させることが困難になってきている。
【0005】その一方で、キャパシタ容量は電極間に挟
むキャパシタ絶縁膜の誘電率に比例することから、誘電
率が高いキャパシタ絶縁材料の開発も行われている。と
ころが、誘電体材料の開発自体の難しさにくわえ、誘電
体との相性が良い電極材料の開発、これら新材料の加工
技術の開発など、開発テーマが多岐に渡り開発費用や新
規に導入すべき製造装置などが負担になって、DRAM
製造コストは増加の一途を辿っている。したがって、セ
ル面積を縮小しDRAMの大容量化を進めても、ビット
当たりのコストがなかなか下がらないのが現状である。
むキャパシタ絶縁膜の誘電率に比例することから、誘電
率が高いキャパシタ絶縁材料の開発も行われている。と
ころが、誘電体材料の開発自体の難しさにくわえ、誘電
体との相性が良い電極材料の開発、これら新材料の加工
技術の開発など、開発テーマが多岐に渡り開発費用や新
規に導入すべき製造装置などが負担になって、DRAM
製造コストは増加の一途を辿っている。したがって、セ
ル面積を縮小しDRAMの大容量化を進めても、ビット
当たりのコストがなかなか下がらないのが現状である。
【0006】かかる背景のもと、構造および材料を変更
せずにセル面積の縮小を進めるとした場合、DRAMセ
ルの読み出し信号が小さくなり、ついにはメモリセルに
記憶されたデータを検出することが困難になることが予
想される。
せずにセル面積の縮小を進めるとした場合、DRAMセ
ルの読み出し信号が小さくなり、ついにはメモリセルに
記憶されたデータを検出することが困難になることが予
想される。
【0007】そこで、書き込み用と読み出し用に少なく
とも2つ以上のトランジスタを有し、記憶データを読み
出しトランジスタで増幅してビット線に出力する、いわ
ゆるゲインセルが再び注目を集めている。このゲインセ
ルの一種として、たとえば、文献“A New SOI DRAM Gai
n Cell for Mbit DRAM's, H.Shichijo et al., Extende
d Abstracts of the 16th Conference on Solid State
Device and Materials, A-7-3, 1984, pp.265-268 ”に
は、2トランジスタ−1キャパシタ型のDRAMセル
(以下、従来のDRAMゲインセルという)が記載され
ている。
とも2つ以上のトランジスタを有し、記憶データを読み
出しトランジスタで増幅してビット線に出力する、いわ
ゆるゲインセルが再び注目を集めている。このゲインセ
ルの一種として、たとえば、文献“A New SOI DRAM Gai
n Cell for Mbit DRAM's, H.Shichijo et al., Extende
d Abstracts of the 16th Conference on Solid State
Device and Materials, A-7-3, 1984, pp.265-268 ”に
は、2トランジスタ−1キャパシタ型のDRAMセル
(以下、従来のDRAMゲインセルという)が記載され
ている。
【0008】この従来のDRAMゲインセルについて、
図17に回路図を、図18(A)にメモリセル2個分の
平面図を、図18(B)に図18(A)のA−A’線に
沿った断面図をそれぞれ示す。従来のDRAMゲインセ
ル100は、図17に示すように、書き込みトランジス
タTW、読み出しトランジスタTRおよびキャパシタC
APから構成される。書き込みトランジスタTWは、ゲ
ートが書き込みワード線WWLに接続され、ソース,ド
レインの一方が書き込みビット線WBLに接続されてい
る。読み出しトランジスタTRは、ゲートが書き込みト
ランジスタTWのソース,ドレインの他方に接続され、
ソースが読み出しビット線RBLに接続され、ドレイン
が電源電圧VDDの供給線VDDに接続されている。キャ
パシタCAPは、一方電極が読み出しトランジスタTR
と書き込みトランジスタTWの接続中点に接続され、他
方電極が読み出しワード線RWLに接続されている。こ
のキャパシタCAPの一方電極、および、これに接続さ
れた読み出しトランジスタTRと書き込みトランジスタ
TWの接続中点が、当該メモリセルMCの記憶ノードS
Nをなす。
図17に回路図を、図18(A)にメモリセル2個分の
平面図を、図18(B)に図18(A)のA−A’線に
沿った断面図をそれぞれ示す。従来のDRAMゲインセ
ル100は、図17に示すように、書き込みトランジス
タTW、読み出しトランジスタTRおよびキャパシタC
APから構成される。書き込みトランジスタTWは、ゲ
ートが書き込みワード線WWLに接続され、ソース,ド
レインの一方が書き込みビット線WBLに接続されてい
る。読み出しトランジスタTRは、ゲートが書き込みト
ランジスタTWのソース,ドレインの他方に接続され、
ソースが読み出しビット線RBLに接続され、ドレイン
が電源電圧VDDの供給線VDDに接続されている。キャ
パシタCAPは、一方電極が読み出しトランジスタTR
と書き込みトランジスタTWの接続中点に接続され、他
方電極が読み出しワード線RWLに接続されている。こ
のキャパシタCAPの一方電極、および、これに接続さ
れた読み出しトランジスタTRと書き込みトランジスタ
TWの接続中点が、当該メモリセルMCの記憶ノードS
Nをなす。
【0009】このメモリセルの素子構造において、図1
8に示すように、半導体バルクに形成したトランジスタ
に対し、薄膜トランジスタおよび積層膜構造のキャパシ
タを集積化させている。半導体基板101の表面に、所
定の繰り返しパターンにて形成した素子分離絶縁層10
2の周囲に半導体能動領域が形成されている。半導体能
動領域のパターンは、ビット線方向(図の横方向)に長
く互いに平行な2本の配線部分を有する。これにより、
電源電圧VDDの供給線VDDおよび読み出しビット線R
BLが形成されている。この能動領域の2本の配線部分
は、各セルごとに設けた短い短絡線部103で連結され
ている。この短絡線部103をトランジスタの能動領域
として、半導体バルク型のトランジスタ(読み出しトラ
ンジスタTR)が設けられている。すなわち、読み出し
トランジスタTRのゲート電極となるポリシリコン層1
05が、短絡線部103の能動領域上にゲート絶縁膜1
04を介して積層され、かつ、素子分離絶縁層102上
に延びて配線されることで隣接する2つのセル間で共通
に設けられている。
8に示すように、半導体バルクに形成したトランジスタ
に対し、薄膜トランジスタおよび積層膜構造のキャパシ
タを集積化させている。半導体基板101の表面に、所
定の繰り返しパターンにて形成した素子分離絶縁層10
2の周囲に半導体能動領域が形成されている。半導体能
動領域のパターンは、ビット線方向(図の横方向)に長
く互いに平行な2本の配線部分を有する。これにより、
電源電圧VDDの供給線VDDおよび読み出しビット線R
BLが形成されている。この能動領域の2本の配線部分
は、各セルごとに設けた短い短絡線部103で連結され
ている。この短絡線部103をトランジスタの能動領域
として、半導体バルク型のトランジスタ(読み出しトラ
ンジスタTR)が設けられている。すなわち、読み出し
トランジスタTRのゲート電極となるポリシリコン層1
05が、短絡線部103の能動領域上にゲート絶縁膜1
04を介して積層され、かつ、素子分離絶縁層102上
に延びて配線されることで隣接する2つのセル間で共通
に設けられている。
【0010】この第1の導電層であるポリシリコン層1
05上に、図18に示すように、所定の膜厚の絶縁膜1
06,107を介してそれぞれ、第2、第3の導電層1
08,109が形成されている。第2の導電層108
は、素子分離絶縁層102上でポリシリコン層105と
交差し、ワード線方向(図の縦方向)に配線されてい
る。この第2の導電層108とポリシリコン層105と
の交差部に薄膜トランジスタ(書き込みトランジスタT
W)が形成されている。第2の導電層108は、書き込
みトランジスタTWのゲート電極を兼ねる書き込みワー
ド線WWLを構成する。ポリシリコン層105は、この
第2の導電層108の直下のみp型不純物が導入され、
他はn型不純物が導入されている。
05上に、図18に示すように、所定の膜厚の絶縁膜1
06,107を介してそれぞれ、第2、第3の導電層1
08,109が形成されている。第2の導電層108
は、素子分離絶縁層102上でポリシリコン層105と
交差し、ワード線方向(図の縦方向)に配線されてい
る。この第2の導電層108とポリシリコン層105と
の交差部に薄膜トランジスタ(書き込みトランジスタT
W)が形成されている。第2の導電層108は、書き込
みトランジスタTWのゲート電極を兼ねる書き込みワー
ド線WWLを構成する。ポリシリコン層105は、この
第2の導電層108の直下のみp型不純物が導入され、
他はn型不純物が導入されている。
【0011】第3の導電層109は、読み出しトランジ
スタTR上を覆うほど広い幅を有し、ワード線方向(図
の縦方向)に配線されている。第3の導電層109は、
ポリシリコン層105に対し薄いキャパシタ絶縁膜10
7を介して容量結合している。第3の導電層109は、
キャパシタCAPの上部電極を兼ねる読み出しワード線
RWLを構成する。
スタTR上を覆うほど広い幅を有し、ワード線方向(図
の縦方向)に配線されている。第3の導電層109は、
ポリシリコン層105に対し薄いキャパシタ絶縁膜10
7を介して容量結合している。第3の導電層109は、
キャパシタCAPの上部電極を兼ねる読み出しワード線
RWLを構成する。
【0012】このようなトランジスタTR,TWおよび
キャパシタCAP上は、比較的厚い層間絶縁膜110で
覆われている。層間絶縁膜110は、その表面が平坦化
され、その2セル間の境界部分中央付近には、コンタク
ト孔が開口されている。コンタクト孔内はタングステン
等の導電材料で埋め込まれ、これによりビットコンタク
トBCが形成されている。図18(A)では図示を省略
しているが、ビットコンタクトBC上を通りビット線方
向に長い書き込みビット線WBLが、層間絶縁膜110
上に配線されている。
キャパシタCAP上は、比較的厚い層間絶縁膜110で
覆われている。層間絶縁膜110は、その表面が平坦化
され、その2セル間の境界部分中央付近には、コンタク
ト孔が開口されている。コンタクト孔内はタングステン
等の導電材料で埋め込まれ、これによりビットコンタク
トBCが形成されている。図18(A)では図示を省略
しているが、ビットコンタクトBC上を通りビット線方
向に長い書き込みビット線WBLが、層間絶縁膜110
上に配線されている。
【0013】このメモリセル100では、記憶ノードS
Nの電荷蓄積量を変えることによって、読み出しトラン
ジスタTRのゲート電極のバイアス値を変化させる。た
とえば、記憶ノードSNの電荷蓄積量がゼロ、または、
読み出し時の所定バイアス条件下で読み出しトランジス
タTRがオンしない程度に少ない状態を記憶データの
“0”に対応させ、読み出しトランジスタTRがオンす
るほど電荷の蓄積がある状態を記憶データの“1”に対
応させる。
Nの電荷蓄積量を変えることによって、読み出しトラン
ジスタTRのゲート電極のバイアス値を変化させる。た
とえば、記憶ノードSNの電荷蓄積量がゼロ、または、
読み出し時の所定バイアス条件下で読み出しトランジス
タTRがオンしない程度に少ない状態を記憶データの
“0”に対応させ、読み出しトランジスタTRがオンす
るほど電荷の蓄積がある状態を記憶データの“1”に対
応させる。
【0014】書き込み時には、書き込みワード線WWL
を活性化して書き込みトランジスタTWをオンさせて、
書き込みビット線WBLの設定電位に応じて、上記した
記憶ノードSNの電荷蓄積量を変更する。
を活性化して書き込みトランジスタTWをオンさせて、
書き込みビット線WBLの設定電位に応じて、上記した
記憶ノードSNの電荷蓄積量を変更する。
【0015】また、読み出し時には、記憶データ“1”
の場合、上記した記憶ノードSNの電荷蓄積量が相対的
に多いので読み出しトランジスタTRがオンして、電荷
が電源電圧VDDの供給線VDDから読み出しビット線R
BLに供給され、その電位が上昇する。一方、記憶デー
タ“0”の場合、記憶ノードSNの電荷蓄積量がゼロま
たは相対的に少ないので読み出しトランジスタTRはオ
フのままとなり、ビット線RBLの電圧は初期状態(プ
リチャージ電圧)を維持する。この記憶データに応じた
読み出しビット線RBLの電位変化を、図示しないセン
スアンプで検出し、記憶データとして判別する。
の場合、上記した記憶ノードSNの電荷蓄積量が相対的
に多いので読み出しトランジスタTRがオンして、電荷
が電源電圧VDDの供給線VDDから読み出しビット線R
BLに供給され、その電位が上昇する。一方、記憶デー
タ“0”の場合、記憶ノードSNの電荷蓄積量がゼロま
たは相対的に少ないので読み出しトランジスタTRはオ
フのままとなり、ビット線RBLの電圧は初期状態(プ
リチャージ電圧)を維持する。この記憶データに応じた
読み出しビット線RBLの電位変化を、図示しないセン
スアンプで検出し、記憶データとして判別する。
【0016】このように、キャパシタCAPの電荷蓄積
は、記憶データに応じて読み出しトランジスタTRのオ
ン/オフが制御できる程度でよい。つまり、このメモリ
セルでは、1トランジスタ−1キャパシタ型DRAMセ
ルのようにキャパシタの蓄積電荷で直接、大きな容量の
ビット線を充放電する必要がないため、キャパシタの電
荷蓄積容量が小さくて済む。この結果、この構造のメモ
リセルでは、とくにキャパシタ構造を工夫して単位面積
当たりの電荷蓄積量を向上させなくてもよく、また、高
い誘電率のキャパシタ誘電体材料を開発する必要がな
い。つまり、構造が複雑でないため作り易いうえ、プロ
セスの煩雑化に伴う製造コストの上昇がないという利点
がある。
は、記憶データに応じて読み出しトランジスタTRのオ
ン/オフが制御できる程度でよい。つまり、このメモリ
セルでは、1トランジスタ−1キャパシタ型DRAMセ
ルのようにキャパシタの蓄積電荷で直接、大きな容量の
ビット線を充放電する必要がないため、キャパシタの電
荷蓄積容量が小さくて済む。この結果、この構造のメモ
リセルでは、とくにキャパシタ構造を工夫して単位面積
当たりの電荷蓄積量を向上させなくてもよく、また、高
い誘電率のキャパシタ誘電体材料を開発する必要がな
い。つまり、構造が複雑でないため作り易いうえ、プロ
セスの煩雑化に伴う製造コストの上昇がないという利点
がある。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この2トラ
ンジスタ−1キャパシタ型のメモリセル100では、書
き込み用と読み出し用の2本のワード線にくわえ、書き
込み用と読み出し用の2本のビット線が必要であり、配
線層が非常に多い。したがって、この配線層の多さがセ
ル面積の縮小化の制限要因となる可能性が高い。
ンジスタ−1キャパシタ型のメモリセル100では、書
き込み用と読み出し用の2本のワード線にくわえ、書き
込み用と読み出し用の2本のビット線が必要であり、配
線層が非常に多い。したがって、この配線層の多さがセ
ル面積の縮小化の制限要因となる可能性が高い。
【0018】とくに、このタイプのメモリセルアレイを
ロジック回路と同一チップ上に集積化したメモリ−ロジ
ック混載ICでは、ロジックプロセスとの整合をとる必
要があるので無闇に配線層の多層化ができず、同じ階層
に異なる配線層を並べて設計せざるを得ない。半導体チ
ップのコストは製造コストのほかに材料コストとのトー
タルで決まることから、セル面積を極力小さくすること
は重要であり、なかでも配線層数の低減はメモリ−ロジ
ック混載を視野に入れると、極めて重要な課題である。
ロジック回路と同一チップ上に集積化したメモリ−ロジ
ック混載ICでは、ロジックプロセスとの整合をとる必
要があるので無闇に配線層の多層化ができず、同じ階層
に異なる配線層を並べて設計せざるを得ない。半導体チ
ップのコストは製造コストのほかに材料コストとのトー
タルで決まることから、セル面積を極力小さくすること
は重要であり、なかでも配線層数の低減はメモリ−ロジ
ック混載を視野に入れると、極めて重要な課題である。
【0019】本発明の目的は、配線層数を低減してセル
面積の縮小が可能な半導体記憶装置を提供することにあ
る。
面積の縮小が可能な半導体記憶装置を提供することにあ
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体記憶
装置は、複数のメモリセルを有し、各メモリセル内に、
一方電極が読み出しワード線に接続されたキャパシタ
と、電源電圧の供給線とビット線との間に接続され、制
御電極が上記キャパシタの他方電極に接続された第1導
電型の読み出しトランジスタと、上記キャパシタの他方
電極と上記ビット線との間に接続され、制御電極が書き
込みワード線に接続された第1導電型の書き込みトラン
ジスタとをメモリセル内に有し、上記読み出しトランジ
スタおよび上記書き込みトランジスタの少なくとも一方
が薄膜トランジスタから構成されている。あるいは、上
記読み出しトランジスタおよび上記書き込みトランジス
タの双方がバルク型のトランジスタから構成されてい
る。
装置は、複数のメモリセルを有し、各メモリセル内に、
一方電極が読み出しワード線に接続されたキャパシタ
と、電源電圧の供給線とビット線との間に接続され、制
御電極が上記キャパシタの他方電極に接続された第1導
電型の読み出しトランジスタと、上記キャパシタの他方
電極と上記ビット線との間に接続され、制御電極が書き
込みワード線に接続された第1導電型の書き込みトラン
ジスタとをメモリセル内に有し、上記読み出しトランジ
スタおよび上記書き込みトランジスタの少なくとも一方
が薄膜トランジスタから構成されている。あるいは、上
記読み出しトランジスタおよび上記書き込みトランジス
タの双方がバルク型のトランジスタから構成されてい
る。
【0021】好適に、上記ビット線に、ラッチ機能を備
えたセンスアンプが接続されている。
えたセンスアンプが接続されている。
【0022】上記メモリセルの動作モードは2つ存在す
る。ビット線を単線化したことにともない、上記読み出
しトランジスタおよび上記書き込みトランジスタのしき
い値は、記憶電荷のリーク防止および読み出しトランジ
スタの正常動作の観点から、最適範囲が存在する。
る。ビット線を単線化したことにともない、上記読み出
しトランジスタおよび上記書き込みトランジスタのしき
い値は、記憶電荷のリーク防止および読み出しトランジ
スタの正常動作の観点から、最適範囲が存在する。
【0023】第1の動作モードにとって好適には、たと
えばチャネル導電型がn型の場合、上記読み出しトラン
ジスタのしきい値は、記憶データの論理に応じて異なる
値をとる記憶ノードの電位より、大きく設定されてい
る。データ保持時の電荷リーク防止のためである。この
場合、上記読み出しトランジスタのしきい値は、上記記
憶ノードのハイレベルの電位と、読み出し時に上記読み
出しワード線に印加される電圧に応じて容量結合により
上昇する記憶ノードの電位上昇分との加算値より小さ
く、かつ、上記記憶ノードのローレベルの電位と上記記
憶ノードの電位上昇分との加算値より大きい値に設定さ
れている。読み出しトランジスタの正常動作のためであ
る。
えばチャネル導電型がn型の場合、上記読み出しトラン
ジスタのしきい値は、記憶データの論理に応じて異なる
値をとる記憶ノードの電位より、大きく設定されてい
る。データ保持時の電荷リーク防止のためである。この
場合、上記読み出しトランジスタのしきい値は、上記記
憶ノードのハイレベルの電位と、読み出し時に上記読み
出しワード線に印加される電圧に応じて容量結合により
上昇する記憶ノードの電位上昇分との加算値より小さ
く、かつ、上記記憶ノードのローレベルの電位と上記記
憶ノードの電位上昇分との加算値より大きい値に設定さ
れている。読み出しトランジスタの正常動作のためであ
る。
【0024】第2の動作モードにとって好適には、たと
えばチャネル導電型がn型の場合、上記書き込みトラン
ジスタのしきい値は、書き込み時に読み出しワード線に
印加される電圧に応じてキャパシタの容量結合により上
昇した上記記憶ノードの電位上昇分から、記憶データの
論理に応じて異なる値をとる記憶ノードの電位を引いた
値より、大きく設定されている。データ保持時の電荷リ
ーク防止のためである。この場合、上記読み出しトラン
ジスタのしきい値は、上記記憶ノードのハイレベルの電
位より小さく、かつ、上記記憶ノードのローレベルの電
位より大きい値に設定されている。読み出しトランジス
タの正常動作のためである。
えばチャネル導電型がn型の場合、上記書き込みトラン
ジスタのしきい値は、書き込み時に読み出しワード線に
印加される電圧に応じてキャパシタの容量結合により上
昇した上記記憶ノードの電位上昇分から、記憶データの
論理に応じて異なる値をとる記憶ノードの電位を引いた
値より、大きく設定されている。データ保持時の電荷リ
ーク防止のためである。この場合、上記読み出しトラン
ジスタのしきい値は、上記記憶ノードのハイレベルの電
位より小さく、かつ、上記記憶ノードのローレベルの電
位より大きい値に設定されている。読み出しトランジス
タの正常動作のためである。
【0025】このような構成の半導体記憶装置では、上
述したしきい値の条件のもと正常動作を保証したうえ
で、ビット線が単線化されている。したがって、その
分、セル面積が小さい。
述したしきい値の条件のもと正常動作を保証したうえ
で、ビット線が単線化されている。したがって、その
分、セル面積が小さい。
【0026】ビット線を単線化したことにともない、た
とえば書き換えの際には、まず、書き込み動作の前に読
み出しを行い元データをビット線にラッチしておく。読
み出しでは、たとえば、ビット線をディスチャージした
後、書き込みワード線電位をローレベルの状態で、読み
出しワード線にハイレベルの電位を設定する。キャパシ
タの容量結合により記憶ノード電位が上昇し、記憶デー
タ(記憶ノードの初期電位)に応じて読み出しトランジ
スタがオンまたはオフする。これによりビット線に記憶
データに応じて電位差が生じる。この電位差は、センス
アンプで増幅されビット線にラッチされる。書き込みで
は、まず、書き換え対象のセル(選択セル)が接続され
たビット線のみ新データを設定する。その後、読み出し
ワード線電位を第1の動作モードではローレベル、第2
の動作モードではハイレベルにした状態で、書き込みワ
ード線電位をローレベルからハイレベルに変化させる。
これにより、選択セルに新データが書き込まれ、他の非
選択セルは元データが再書き込みされる。
とえば書き換えの際には、まず、書き込み動作の前に読
み出しを行い元データをビット線にラッチしておく。読
み出しでは、たとえば、ビット線をディスチャージした
後、書き込みワード線電位をローレベルの状態で、読み
出しワード線にハイレベルの電位を設定する。キャパシ
タの容量結合により記憶ノード電位が上昇し、記憶デー
タ(記憶ノードの初期電位)に応じて読み出しトランジ
スタがオンまたはオフする。これによりビット線に記憶
データに応じて電位差が生じる。この電位差は、センス
アンプで増幅されビット線にラッチされる。書き込みで
は、まず、書き換え対象のセル(選択セル)が接続され
たビット線のみ新データを設定する。その後、読み出し
ワード線電位を第1の動作モードではローレベル、第2
の動作モードではハイレベルにした状態で、書き込みワ
ード線電位をローレベルからハイレベルに変化させる。
これにより、選択セルに新データが書き込まれ、他の非
選択セルは元データが再書き込みされる。
【0027】
【発明の実施の形態】第1実施形態 図1は、本発明の実施形態に係る半導体記憶装置のメモ
リセルアレイおよびその周辺回路の要部を示すブロック
図である。この半導体記憶装置1において、メモリセル
アレイ内にm個×n個(m,n:任意の自然数)のメモ
リセル(DRAMゲインセル)がマトリックス状に配置
されている。また、各列に1つずつ、参照セルRC、セ
ンスアンプSA、ディスチャージ回路DCHおよび列選
択回路が設けられている。
リセルアレイおよびその周辺回路の要部を示すブロック
図である。この半導体記憶装置1において、メモリセル
アレイ内にm個×n個(m,n:任意の自然数)のメモ
リセル(DRAMゲインセル)がマトリックス状に配置
されている。また、各列に1つずつ、参照セルRC、セ
ンスアンプSA、ディスチャージ回路DCHおよび列選
択回路が設けられている。
【0028】図2にDRAMゲインセルを、また図3に
図1の各列の要部構成を、それぞれ回路図で示す。この
DRAMゲンセルMCij(i=1〜m,j=1〜n;
以下、単にMCと表記)は、図2に示すように、従来の
2トランジスタ−1キャパシタ型のセルにおいて、ビッ
ト線BLを書き込み用と読み出し用に分けずに、1本で
共用したものである。なお、メモリセルMC以外につい
ては、参照セルRCがビット線BLと対を成すビット補
線BL_に接続され、センスアンプSA、ディスチャー
ジ回路DCHおよび列選択回路がビット線BLとビット
補線BL_の双方に接続されている。
図1の各列の要部構成を、それぞれ回路図で示す。この
DRAMゲンセルMCij(i=1〜m,j=1〜n;
以下、単にMCと表記)は、図2に示すように、従来の
2トランジスタ−1キャパシタ型のセルにおいて、ビッ
ト線BLを書き込み用と読み出し用に分けずに、1本で
共用したものである。なお、メモリセルMC以外につい
ては、参照セルRCがビット線BLと対を成すビット補
線BL_に接続され、センスアンプSA、ディスチャー
ジ回路DCHおよび列選択回路がビット線BLとビット
補線BL_の双方に接続されている。
【0029】DRAMゲンセルMCは、図2に示すよう
に、書き込みトランジスタTW、読み出しトランジスタ
TRおよびキャパシタCAPから構成される。書き込み
トランジスタTWは、ゲートが書き込みワード線WWL
に接続され、ソース,ドレインの一方がビット線BLに
接続されている。読み出しトランジスタTRは、ゲート
が書き込みトランジスタTWのソース,ドレインの他方
に接続され、ソースがビット線BLに接続され、ドレイ
ンが電源電圧VDDの供給線VDDに接続されている。キ
ャパシタCAPは、一方電極が読み出しトランジスタT
Rと書き込みトランジスタTWの接続中点に接続され、
他方電極が読み出しワード線RWLに接続されている。
このキャパシタCAPの一方電極、および、これに接続
された読み出しトランジスタTRと書き込みトランジス
タTWの接続中点が、当該メモリセルMCの記憶ノード
SNをなす。
に、書き込みトランジスタTW、読み出しトランジスタ
TRおよびキャパシタCAPから構成される。書き込み
トランジスタTWは、ゲートが書き込みワード線WWL
に接続され、ソース,ドレインの一方がビット線BLに
接続されている。読み出しトランジスタTRは、ゲート
が書き込みトランジスタTWのソース,ドレインの他方
に接続され、ソースがビット線BLに接続され、ドレイ
ンが電源電圧VDDの供給線VDDに接続されている。キ
ャパシタCAPは、一方電極が読み出しトランジスタT
Rと書き込みトランジスタTWの接続中点に接続され、
他方電極が読み出しワード線RWLに接続されている。
このキャパシタCAPの一方電極、および、これに接続
された読み出しトランジスタTRと書き込みトランジス
タTWの接続中点が、当該メモリセルMCの記憶ノード
SNをなす。
【0030】参照セルRCは、図3に示すように、参照
書き込みトランジスタRTW、参照読み出しトランジス
タRTRおよび参照キャパシタRCAPから構成され
る。参照書き込みトランジスタRTWは、ゲートが参照
書き込みワード線RWWLに接続され、ソース,ドレイ
ンの一方がビット補線BL_に接続されている。参照読
み出しトランジスタRTRは、ゲートが参照書き込みト
ランジスタRTWのソース,ドレインの他方に接続さ
れ、ソースがビット補線BL_に接続され、ドレインが
電源電圧VDDの供給線VDDに接続されている。参照キ
ャパシタRCAPは、一方電極が参照読み出しトランジ
スタRTRと参照書き込みトランジスタRTWの接続中
点に接続され、他方電極が参照読み出しワード線RRW
Lに接続されている。この参照キャパシタRCAPの一
方電極、および、これに接続された参照読み出しトラン
ジスタRTRと参照書き込みトランジスタRTWの接続
中点が、当該参照セルMCにおける参照電圧の記憶ノー
ドRSNをなす。
書き込みトランジスタRTW、参照読み出しトランジス
タRTRおよび参照キャパシタRCAPから構成され
る。参照書き込みトランジスタRTWは、ゲートが参照
書き込みワード線RWWLに接続され、ソース,ドレイ
ンの一方がビット補線BL_に接続されている。参照読
み出しトランジスタRTRは、ゲートが参照書き込みト
ランジスタRTWのソース,ドレインの他方に接続さ
れ、ソースがビット補線BL_に接続され、ドレインが
電源電圧VDDの供給線VDDに接続されている。参照キ
ャパシタRCAPは、一方電極が参照読み出しトランジ
スタRTRと参照書き込みトランジスタRTWの接続中
点に接続され、他方電極が参照読み出しワード線RRW
Lに接続されている。この参照キャパシタRCAPの一
方電極、および、これに接続された参照読み出しトラン
ジスタRTRと参照書き込みトランジスタRTWの接続
中点が、当該参照セルMCにおける参照電圧の記憶ノー
ドRSNをなす。
【0031】センスアンプSAは、pMOSトランジス
タPS1とnMOSトランジスタNS1により構成され
たCMOSインバータ、および、pMOSトランジスタ
PS2とnMOSトランジスタNS2により構成された
CMOSインバータとにより構成されている。図示のよ
うに、センスアンプSAは、これらのインバータの入力
端子と出力端子が互いに交差して接続されたラッチ回路
である。
タPS1とnMOSトランジスタNS1により構成され
たCMOSインバータ、および、pMOSトランジスタ
PS2とnMOSトランジスタNS2により構成された
CMOSインバータとにより構成されている。図示のよ
うに、センスアンプSAは、これらのインバータの入力
端子と出力端子が互いに交差して接続されたラッチ回路
である。
【0032】センスアンプSAにおいて、pMOSトラ
ンジスタPS1,PS2のソースがともに正側駆動電圧
の供給線SPLに接続され、nMOSトランジスタNS
1,NS2のソースがともに負側駆動電圧の供給線SN
Lに接続されている。pMOSトランジスタPS1とn
MOSトランジスタNS1の各ドレイン、およびpMO
SトランジスタPS2とnMOSトランジスタNS2の
各ゲートがビット線BLに接続されている。同様に、p
MOSトランジスタPS2とnMOSトランジスタNS
2の各ドレイン、およびpMOSトランジスタPS1と
nMOSトランジスタNS1の各ゲートがビット補線B
L_に接続されている。
ンジスタPS1,PS2のソースがともに正側駆動電圧
の供給線SPLに接続され、nMOSトランジスタNS
1,NS2のソースがともに負側駆動電圧の供給線SN
Lに接続されている。pMOSトランジスタPS1とn
MOSトランジスタNS1の各ドレイン、およびpMO
SトランジスタPS2とnMOSトランジスタNS2の
各ゲートがビット線BLに接続されている。同様に、p
MOSトランジスタPS2とnMOSトランジスタNS
2の各ドレイン、およびpMOSトランジスタPS1と
nMOSトランジスタNS1の各ゲートがビット補線B
L_に接続されている。
【0033】ディスチャージ回路DCHは、トランジス
タQ1,Q2,Q3により構成されている。トランジス
タQ1は、電位等価(イコライジイング)用のnMOS
トランジスタであり、ビット線BLとビット補線BL_
との間に接続されている。トランジスタQ2およびQ3
は、接地電位接続(グランディング)用のnMOSトラ
ンジスタであり、ビット線BLとビット補線BL_との
間に直列接続され、その接続中点が接地電位GNDの供
給線(接地線)に接続されている。トランジスタQ1,
Q2,Q3は、ともにディスチャージ制御信号EQの供
給線に接続されている。
タQ1,Q2,Q3により構成されている。トランジス
タQ1は、電位等価(イコライジイング)用のnMOS
トランジスタであり、ビット線BLとビット補線BL_
との間に接続されている。トランジスタQ2およびQ3
は、接地電位接続(グランディング)用のnMOSトラ
ンジスタであり、ビット線BLとビット補線BL_との
間に直列接続され、その接続中点が接地電位GNDの供
給線(接地線)に接続されている。トランジスタQ1,
Q2,Q3は、ともにディスチャージ制御信号EQの供
給線に接続されている。
【0034】列選択回路は、ビット線BLとデータ入出
力線I/Oとの間に接続されたトランジスタQ4と、ビ
ット補線BL_とデータ入出力補線I/O_との間に接
続されたトランジスタQ5とからなる。両トランジスタ
Q4,Q5は、たとえばnMOSトランジスタからな
り、ゲートが相互接続されて図示しない列デコーダに入
力されている。
力線I/Oとの間に接続されたトランジスタQ4と、ビ
ット補線BL_とデータ入出力補線I/O_との間に接
続されたトランジスタQ5とからなる。両トランジスタ
Q4,Q5は、たとえばnMOSトランジスタからな
り、ゲートが相互接続されて図示しない列デコーダに入
力されている。
【0035】つぎに、本発明の実施形態に係る単一ビッ
ト線タイプのメモリセルMCのパターンおよび断面の構
造を3例、図4〜図6を参照しながら説明する。
ト線タイプのメモリセルMCのパターンおよび断面の構
造を3例、図4〜図6を参照しながら説明する。
【0036】図4に示す第1の構造例において、半導体
基板10の表面に所定の繰り返しパターンにて形成した
素子分離絶縁層11の周囲に、p型の半導体能動領域が
形成されている。半導体能動領域のパターンは、ワード
線方向(図の縦方向)に長い配線部分を有し、この配線
部分にn型不純物が高濃度に導入されることにより電源
電圧VDDの供給線VDDをなす高濃度不純物領域12が
形成されている。この能動領域の配線部分(電源電圧供
給線VDD)は、隣接する2セル間で共有されている。
つまり、図4でビット線方向(図の横方向)に一列に連
なる4個のセルA〜Dにおいて、電源電圧供給線VDD
が、セルAとセルB間、セルCとセルD間でそれぞれ共
有されている。p型能動領域は、電源電圧供給線VDD
と直交する左右のそれぞれの方向にセル中央付近まで延
びている。このp型能動領域の延在部分同士の対向間隔
における素子分離絶縁層11の下に、n型不純物が高濃
度に導入されることにより、ビット線に接続される高濃
度不純物領域(ビット線接続不純物領域)13が形成さ
れている。
基板10の表面に所定の繰り返しパターンにて形成した
素子分離絶縁層11の周囲に、p型の半導体能動領域が
形成されている。半導体能動領域のパターンは、ワード
線方向(図の縦方向)に長い配線部分を有し、この配線
部分にn型不純物が高濃度に導入されることにより電源
電圧VDDの供給線VDDをなす高濃度不純物領域12が
形成されている。この能動領域の配線部分(電源電圧供
給線VDD)は、隣接する2セル間で共有されている。
つまり、図4でビット線方向(図の横方向)に一列に連
なる4個のセルA〜Dにおいて、電源電圧供給線VDD
が、セルAとセルB間、セルCとセルD間でそれぞれ共
有されている。p型能動領域は、電源電圧供給線VDD
と直交する左右のそれぞれの方向にセル中央付近まで延
びている。このp型能動領域の延在部分同士の対向間隔
における素子分離絶縁層11の下に、n型不純物が高濃
度に導入されることにより、ビット線に接続される高濃
度不純物領域(ビット線接続不純物領域)13が形成さ
れている。
【0037】p型能動領域の表面には、たとえば10n
m程度の酸化シリコンからなる第1ゲート絶縁膜14が
成膜されている。電源電圧供給線VDDより内側の第1
ゲート絶縁膜14部分上から素子分離絶縁層11上にか
けて、たとえばポリシリコンからなる第1配線層15が
形成されている。第1配線層15は、隣接するセルBと
セルCで共通に設けられている。第1配線層15上に、
たとえば、10nm程度の酸化シリコンからなる第2ゲ
ート絶縁膜16を介してポリシリコンまたは金属からな
る第2配線層17が直交している。第2配線層17は、
ワード線方向(図の縦方向)に配線された書き込みワー
ド線WWLを構成する。
m程度の酸化シリコンからなる第1ゲート絶縁膜14が
成膜されている。電源電圧供給線VDDより内側の第1
ゲート絶縁膜14部分上から素子分離絶縁層11上にか
けて、たとえばポリシリコンからなる第1配線層15が
形成されている。第1配線層15は、隣接するセルBと
セルCで共通に設けられている。第1配線層15上に、
たとえば、10nm程度の酸化シリコンからなる第2ゲ
ート絶縁膜16を介してポリシリコンまたは金属からな
る第2配線層17が直交している。第2配線層17は、
ワード線方向(図の縦方向)に配線された書き込みワー
ド線WWLを構成する。
【0038】第1配線層15の第2配線層17との交差
部分にp型不純物が添加され、その他の部分はn型不純
物が高濃度に添加され、これにより書き込みトランジス
タTWが形成されている。書き込みトランジスタTWは
TFT(Thin Film Transistor)であり、第1配線層15
のp型不純物領域がチャネル形成不純物領域、その両側
のn型不純物領域がソース・ドレイン不純物領域、チャ
ネル形成不純物領域上に第2ゲート絶縁膜16を介して
交差する第2配線層17(書き込みワード線WWL)が
ゲート電極として、それぞれ機能する。一方、第1配線
層15が素子分離絶縁層11周囲まで延在した箇所に読
み出しトランジスタTRが形成されている。読み出しト
ランジスタTRはバルク型のトランジスタであり、この
第1配線層15の延在箇所がゲート電極、その下に第1
ゲート絶縁膜14を介して対向する半導体基板10のp
型不純物領域がチャネル形成不純物領域、その両側に位
置する電源電圧供給線VDDをなす高濃度不純物領域1
2およびビット線接続不純物領域13がソースおよびド
レインとして、それぞれ機能する。
部分にp型不純物が添加され、その他の部分はn型不純
物が高濃度に添加され、これにより書き込みトランジス
タTWが形成されている。書き込みトランジスタTWは
TFT(Thin Film Transistor)であり、第1配線層15
のp型不純物領域がチャネル形成不純物領域、その両側
のn型不純物領域がソース・ドレイン不純物領域、チャ
ネル形成不純物領域上に第2ゲート絶縁膜16を介して
交差する第2配線層17(書き込みワード線WWL)が
ゲート電極として、それぞれ機能する。一方、第1配線
層15が素子分離絶縁層11周囲まで延在した箇所に読
み出しトランジスタTRが形成されている。読み出しト
ランジスタTRはバルク型のトランジスタであり、この
第1配線層15の延在箇所がゲート電極、その下に第1
ゲート絶縁膜14を介して対向する半導体基板10のp
型不純物領域がチャネル形成不純物領域、その両側に位
置する電源電圧供給線VDDをなす高濃度不純物領域1
2およびビット線接続不純物領域13がソースおよびド
レインとして、それぞれ機能する。
【0039】この読み出しトランジスタTRのゲート電
極上に、キャパシタ絶縁膜18を介して第3配線層19
が形成されている。第3配線層19は、ワード線方向に
配線された読み出しワード線RWLを構成する。第3配
線層19は、その配線抵抗を低減するために幅広のパタ
ーンにて形成され、比較的厚い絶縁膜を介して第2配線
層17(書き込みワード線WWL)上に一部重ねられて
いる。この結果、第3配線層19の第1配線層15との
直交部分に、キャパシタCAPが形成されている。第1
配線層15がキャパシタ下部電極、第3配線層19がキ
ャパシタ上部電極として、それぞれ機能する。
極上に、キャパシタ絶縁膜18を介して第3配線層19
が形成されている。第3配線層19は、ワード線方向に
配線された読み出しワード線RWLを構成する。第3配
線層19は、その配線抵抗を低減するために幅広のパタ
ーンにて形成され、比較的厚い絶縁膜を介して第2配線
層17(書き込みワード線WWL)上に一部重ねられて
いる。この結果、第3配線層19の第1配線層15との
直交部分に、キャパシタCAPが形成されている。第1
配線層15がキャパシタ下部電極、第3配線層19がキ
ャパシタ上部電極として、それぞれ機能する。
【0040】これらキャパシタCAPおよびトランジス
タTR,TWは、厚い層間絶縁膜内に埋め込まれ、層間
絶縁膜の表面が平坦化されている。層間絶縁膜,第1配
線層15,素子分離絶縁層11を貫いてビット線接続不
純物領域13に達するコンタクト孔が開口され、このコ
ンタクト孔内にタングステン等の導電材料が埋め込ま
れ、これによりビットコンタクトBCが形成されてい
る。層間絶縁膜上には、ビットコンタクトCBに接する
ビット線BLが配線されている。ビットコンタクトCB
は、シャアードコンタクトの一種であり、このビット線
BLを第1配線層15,ビット線接続不純物領域13の
双方に電気的に接続している。
タTR,TWは、厚い層間絶縁膜内に埋め込まれ、層間
絶縁膜の表面が平坦化されている。層間絶縁膜,第1配
線層15,素子分離絶縁層11を貫いてビット線接続不
純物領域13に達するコンタクト孔が開口され、このコ
ンタクト孔内にタングステン等の導電材料が埋め込ま
れ、これによりビットコンタクトBCが形成されてい
る。層間絶縁膜上には、ビットコンタクトCBに接する
ビット線BLが配線されている。ビットコンタクトCB
は、シャアードコンタクトの一種であり、このビット線
BLを第1配線層15,ビット線接続不純物領域13の
双方に電気的に接続している。
【0041】図5に示す第2の構造例が上記第1の構造
例(図4)と異なる点は、読み出しワード線RWL(キ
ャパシタCAPの上部電極)が、第3配線層ではなく、
書き込みワード線WWLと同じ第2配線層から同時に形
成されていることである。これにより、ワード線間の平
面上での分離スペース確保のためにビット線方向のセル
サイズが多少大きくなり、またキャパシタ面積に制約が
あるが、その一方で、配線層数が少なくプロセスコスト
が低減でき、またロジックプロセスとの整合性がよくな
るという利点がある。
例(図4)と異なる点は、読み出しワード線RWL(キ
ャパシタCAPの上部電極)が、第3配線層ではなく、
書き込みワード線WWLと同じ第2配線層から同時に形
成されていることである。これにより、ワード線間の平
面上での分離スペース確保のためにビット線方向のセル
サイズが多少大きくなり、またキャパシタ面積に制約が
あるが、その一方で、配線層数が少なくプロセスコスト
が低減でき、またロジックプロセスとの整合性がよくな
るという利点がある。
【0042】第3の構造例を図6に示す。図6(A)は
第2配線層の形成後、図6(B)は完成後の平面パター
ン図である。
第2配線層の形成後、図6(B)は完成後の平面パター
ン図である。
【0043】まず、半導体基板の表面に所定パターンに
て素子分離絶縁層を形成し、これをマスクに周囲の基板
表面にp型不純物を添加する。つぎに、たとえば酸化シ
リコンからなるゲート絶縁膜とポリシリコンからなる第
1配線層を順に成膜し、パターンニングする。これによ
り、図6(A)に示すように、p型不純物領域と直交し
ワード線方向(図の横方向)にセル間を貫く書き込みワ
ード線WWLと、p型不純物領域と直交しセル内で局所
的に設けられた第1局所配線層20とが形成される。こ
の第1配線層のパターン周囲のp型不純物領域に高濃度
のn型不純物を導入してn型不純物領域21を形成す
る。n型不純物領域21は、電源電圧VDDの供給線VD
Dとして、ワード線方向にセル間を貫き、ビット線方向
(図の縦方向)に隣接する2セル間で共有される配線部
分を有する。この配線部分(電源電圧供給線VDD)の
すぐ脇で第1局所配線層20と直交する部分のp型不純
物領域に、読み出しトランジスタTRが形成される。ま
た、書き込みワード線WWLと直交する部分のp型不純
物領域に、書き込みトランジスタTWが形成される。
て素子分離絶縁層を形成し、これをマスクに周囲の基板
表面にp型不純物を添加する。つぎに、たとえば酸化シ
リコンからなるゲート絶縁膜とポリシリコンからなる第
1配線層を順に成膜し、パターンニングする。これによ
り、図6(A)に示すように、p型不純物領域と直交し
ワード線方向(図の横方向)にセル間を貫く書き込みワ
ード線WWLと、p型不純物領域と直交しセル内で局所
的に設けられた第1局所配線層20とが形成される。こ
の第1配線層のパターン周囲のp型不純物領域に高濃度
のn型不純物を導入してn型不純物領域21を形成す
る。n型不純物領域21は、電源電圧VDDの供給線VD
Dとして、ワード線方向にセル間を貫き、ビット線方向
(図の縦方向)に隣接する2セル間で共有される配線部
分を有する。この配線部分(電源電圧供給線VDD)の
すぐ脇で第1局所配線層20と直交する部分のp型不純
物領域に、読み出しトランジスタTRが形成される。ま
た、書き込みワード線WWLと直交する部分のp型不純
物領域に、書き込みトランジスタTWが形成される。
【0044】第1層間絶縁膜を成膜し、第1層間絶縁膜
をパターンニングして、n型不純物領域21上で開口す
るコンタクト孔22,23および第1局所配線層20上
で開口するコンタクト孔24を同時に形成する。このう
ち読み出しトランジスタTRの直ぐ脇でn型不純物領域
21上に開口したコンタクト孔22がビットコンタクト
BCの一部となる。第1層間絶縁膜上に第2局所配線層
25およびパッド層26を形成する。第2局所配線層2
5はコンタクト孔23,24間を接続し、パッド層26
はコンタクト孔22上に重ねられる。
をパターンニングして、n型不純物領域21上で開口す
るコンタクト孔22,23および第1局所配線層20上
で開口するコンタクト孔24を同時に形成する。このう
ち読み出しトランジスタTRの直ぐ脇でn型不純物領域
21上に開口したコンタクト孔22がビットコンタクト
BCの一部となる。第1層間絶縁膜上に第2局所配線層
25およびパッド層26を形成する。第2局所配線層2
5はコンタクト孔23,24間を接続し、パッド層26
はコンタクト孔22上に重ねられる。
【0045】第2層間絶縁膜を成膜し、第2層間絶縁膜
をパターンニングして、図6(B)に示すように、第1
ビアホール27,28を形成する。第1ビアホール27
は、パッド層26上に開口されビットコンタクトBCの
一部となる。第1ビアホール28は第2局所配線層25
上に開口する。第2層間絶縁膜上に、第1ビアホール2
7上に接するビット線BLと、第1ビアホール28上に
接するパッド層29を同時に形成する。
をパターンニングして、図6(B)に示すように、第1
ビアホール27,28を形成する。第1ビアホール27
は、パッド層26上に開口されビットコンタクトBCの
一部となる。第1ビアホール28は第2局所配線層25
上に開口する。第2層間絶縁膜上に、第1ビアホール2
7上に接するビット線BLと、第1ビアホール28上に
接するパッド層29を同時に形成する。
【0046】第3層間絶縁膜を成膜し、第3層間絶縁膜
をパターンニングして、パッド層29上に第2ビアホー
ル30を形成する。第3層間絶縁膜上に、第2ビアホー
ル30に接続する四角形状のキャパシタ下部電極層31
を形成する。キャパシタ誘電体膜を成膜した後、キャパ
シタ誘電体膜上に、ワード線方向のセル間を貫くキャパ
シタ上部電極層32を形成する。
をパターンニングして、パッド層29上に第2ビアホー
ル30を形成する。第3層間絶縁膜上に、第2ビアホー
ル30に接続する四角形状のキャパシタ下部電極層31
を形成する。キャパシタ誘電体膜を成膜した後、キャパ
シタ誘電体膜上に、ワード線方向のセル間を貫くキャパ
シタ上部電極層32を形成する。
【0047】この第3の構造例では、配線層数が多い
が、トランジスタTR,TWがともにバルク型でありト
ランジスタ特性および均一性に優れ、CMOSロジック
プロセスとの整合性がよく、さらに上層配線層でキャパ
シタを形成するためキャパシタ面積を広くできるという
利点がある。
が、トランジスタTR,TWがともにバルク型でありト
ランジスタ特性および均一性に優れ、CMOSロジック
プロセスとの整合性がよく、さらに上層配線層でキャパ
シタを形成するためキャパシタ面積を広くできるという
利点がある。
【0048】つぎに、図2のセルにおいて、正常動作の
ためのトランジスタしきい値の条件を提示する。いま、
書き込みトランジスタTWのしきい値をVthW 、読み出
しトランジスタTRのしきい値をVthR と表記する。ま
た、書き込み時に所定の印加電圧を加えたときの各共通
線の電位は、書き込みワード線WWLの電位がVWWL 、
読み出しワード線の電位が0V、“0”書き込み時のビ
ット線BLの電位がVBL0 、“1”書き込み時のビット
線BLの電位がVBL1 (>VBL0 )、電源電圧供給線V
DDの電位がVDDであるとする。
ためのトランジスタしきい値の条件を提示する。いま、
書き込みトランジスタTWのしきい値をVthW 、読み出
しトランジスタTRのしきい値をVthR と表記する。ま
た、書き込み時に所定の印加電圧を加えたときの各共通
線の電位は、書き込みワード線WWLの電位がVWWL 、
読み出しワード線の電位が0V、“0”書き込み時のビ
ット線BLの電位がVBL0 、“1”書き込み時のビット
線BLの電位がVBL1 (>VBL0 )、電源電圧供給線V
DDの電位がVDDであるとする。
【0049】書き込み時に、ビット線BLに、書き込み
データの論理に応じてVBL0 またはVBL1 が設定され
る。読み出しワード線RWLの電位を0Vとした状態
で、書き込みトランジスタTWをオンさせる。“0”デ
ータ書き込みの場合、ビット線BL電位が低い電圧レベ
ルのVBL0 に予め設定されていることから、書き込みト
ランジスタTWがオンすると、記憶ノードSNから電荷
が引き抜かれ、記憶ノードSNの電位はVBL0 になる。
データの論理に応じてVBL0 またはVBL1 が設定され
る。読み出しワード線RWLの電位を0Vとした状態
で、書き込みトランジスタTWをオンさせる。“0”デ
ータ書き込みの場合、ビット線BL電位が低い電圧レベ
ルのVBL0 に予め設定されていることから、書き込みト
ランジスタTWがオンすると、記憶ノードSNから電荷
が引き抜かれ、記憶ノードSNの電位はVBL0 になる。
【0050】一方、“1”データ書き込みの場合、ビッ
ト線BL電位が高い電圧レベルのVBL1 に予め設定され
ていることから、書き込みトランジスタTWがオンする
と、記憶ノードSNに電荷が供給される。この場合の記
憶ノードSNの電位は、書き込みトランジスタTWにお
ける、いわゆる“nMOSトランジスタのVth落ち”
により、VBL1 と (VWWL-VthW)のうち何れか小さい方
の電位、即ち、MIN (VBL1,VWWL-VthW)で表される
電位となる。
ト線BL電位が高い電圧レベルのVBL1 に予め設定され
ていることから、書き込みトランジスタTWがオンする
と、記憶ノードSNに電荷が供給される。この場合の記
憶ノードSNの電位は、書き込みトランジスタTWにお
ける、いわゆる“nMOSトランジスタのVth落ち”
により、VBL1 と (VWWL-VthW)のうち何れか小さい方
の電位、即ち、MIN (VBL1,VWWL-VthW)で表される
電位となる。
【0051】このように、書き込み後の記憶ノードSN
の電位は、ビット線BLに設定された書き込みデータに
応じて、ビット線電位と、書き込みトランジスタTWの
ゲート印加電圧およびしきい値とにより決まる。
の電位は、ビット線BLに設定された書き込みデータに
応じて、ビット線電位と、書き込みトランジスタTWの
ゲート印加電圧およびしきい値とにより決まる。
【0052】書き込み後のデータ保持時において、書き
込みワード線WWLと読み出しワード線RWLをともに
0V、電源電圧供給線VDDの電位をVDDとし、ビット
線BLの電位は任意の値に設定されているとする。この
とき、読み出しワード線RWLの電位0Vで読み出しト
ランジスタTRがオフしている必要がある。このため、
読み出しトランジスタTRのしきい値VthR は、記憶ノ
ードSNの保持データが“0”の場合の式(1-1) と、
“1”の場合の式(1-2) を共に満たすことが、データ保
持のための条件となる。
込みワード線WWLと読み出しワード線RWLをともに
0V、電源電圧供給線VDDの電位をVDDとし、ビット
線BLの電位は任意の値に設定されているとする。この
とき、読み出しワード線RWLの電位0Vで読み出しト
ランジスタTRがオフしている必要がある。このため、
読み出しトランジスタTRのしきい値VthR は、記憶ノ
ードSNの保持データが“0”の場合の式(1-1) と、
“1”の場合の式(1-2) を共に満たすことが、データ保
持のための条件となる。
【0053】
【数1】 VBL0 <VthR …(1-1) MIN (VBL1,VWWL-VthW)<VthR …(1-2)
【0054】一方、読み出し時の各共通線における電位
に関しては、書き込みワード線WWLの電位,ビット線
BLのプリチャージ電位がともに0V、読み出しワード
線RWLの電位がVRWL 、電源電圧供給線VDDの電位
がVDDに設定されているとする。
に関しては、書き込みワード線WWLの電位,ビット線
BLのプリチャージ電位がともに0V、読み出しワード
線RWLの電位がVRWL 、電源電圧供給線VDDの電位
がVDDに設定されているとする。
【0055】すなわち、まず、ビット線BLを0Vの状
態に予めプリチャージする。また、書き込みトランジス
タTWをオフしておくため、書き込みワード線WWLの
電位を0Vに設定する。その後、読み出しワード線RW
Lに所定電圧を印加して、その電位をVRWL に設定す
る。これにより、キャパシタCAPを介して読み出しワ
ード線RWLに容量結合した記憶ノードSNの電位が上
昇する。記憶ノードSNの電位上昇の最終値は、データ
保持時の記憶ノードSN電位によって異なり、これによ
り読み出しトランジスタTRのオン/オフが決まる。つ
まり、保持データが“0”の場合に読み出しトランジス
タTRはオフ状態のままであり、保持データが“1”の
場合に読み出しトランジスタTRはオフ状態からオン状
態に移行する。この結果、保持データが“1”の場合に
電源電圧供給線VDDから電荷が供給されてビット線B
Lの電位が上昇する一方で、保持データが“0”の場合
はトランジスタのオフリーク電流程度しか電流の流入は
ないので、ビット線BLの電位は殆ど変化しない。この
ようにして、記憶ノードSNに保持されたデータをビッ
ト線BLの電位変化に変換して読み出すことができる。
態に予めプリチャージする。また、書き込みトランジス
タTWをオフしておくため、書き込みワード線WWLの
電位を0Vに設定する。その後、読み出しワード線RW
Lに所定電圧を印加して、その電位をVRWL に設定す
る。これにより、キャパシタCAPを介して読み出しワ
ード線RWLに容量結合した記憶ノードSNの電位が上
昇する。記憶ノードSNの電位上昇の最終値は、データ
保持時の記憶ノードSN電位によって異なり、これによ
り読み出しトランジスタTRのオン/オフが決まる。つ
まり、保持データが“0”の場合に読み出しトランジス
タTRはオフ状態のままであり、保持データが“1”の
場合に読み出しトランジスタTRはオフ状態からオン状
態に移行する。この結果、保持データが“1”の場合に
電源電圧供給線VDDから電荷が供給されてビット線B
Lの電位が上昇する一方で、保持データが“0”の場合
はトランジスタのオフリーク電流程度しか電流の流入は
ないので、ビット線BLの電位は殆ど変化しない。この
ようにして、記憶ノードSNに保持されたデータをビッ
ト線BLの電位変化に変換して読み出すことができる。
【0056】以上のような読み出し動作が行われるため
には、読み出しトランジスタTRのしきい値VthR が、
“0”データ保持時の記憶ノードSNの電位上昇最終値
より大きく、“1”データ保持時の記憶ノードSNの電
位上昇最終値より小さくなければならない。つまり、読
み出しトランジスタTRのしきい値は、次式(2)を満
足する必要がある。
には、読み出しトランジスタTRのしきい値VthR が、
“0”データ保持時の記憶ノードSNの電位上昇最終値
より大きく、“1”データ保持時の記憶ノードSNの電
位上昇最終値より小さくなければならない。つまり、読
み出しトランジスタTRのしきい値は、次式(2)を満
足する必要がある。
【0057】
【数2】 VBL0 +αVRWL <VthR <MIN (VBL1,VWWL-VthW)+αVRWL …(2)
【0058】ここで、キャパシタCAPの容量をC1,
読み出しトランジスタTRのゲート容量をC2としたと
きに、αはC1/(C1+C2)で与えられ予め決めら
れた定数である。
読み出しトランジスタTRのゲート容量をC2としたと
きに、αはC1/(C1+C2)で与えられ予め決めら
れた定数である。
【0059】上記した式(1-1) ,式(1-2) および式
(2)を全て満足するように書き込み用および読み出し
用のトランジスタTW,TRのしきい値VthW,VthR を
設定し、また、プロセスのバラツキ等を考慮して広いし
きい値の最適範囲が得られるように、各共通線への設定
電圧を決める。ここで、VBL0 =0V、VBL1 =VWWL
=VRWL =VDDとして、上記した3つの式を満足するト
ランジスタしきい値VthW,VthR を設定できれば、当該
メモリセルMCを電源電圧VDDと接地電位0V以外を使
用せずに動作させることが可能となる。したがって、こ
の場合は周辺回路において別の内部電源電圧を発生させ
たり、高電圧用の特別なトランジスタを形成する必要が
ない。すなわち、電源供給の観点で、または高耐圧トラ
ンジスタを不要とするプロセス上の観点で、このメモリ
製造プロセスは、ロジック製造プロセスとの整合性がよ
くなる。したがって、メモリ−ロジック混載ICの製造
が容易になる。
(2)を全て満足するように書き込み用および読み出し
用のトランジスタTW,TRのしきい値VthW,VthR を
設定し、また、プロセスのバラツキ等を考慮して広いし
きい値の最適範囲が得られるように、各共通線への設定
電圧を決める。ここで、VBL0 =0V、VBL1 =VWWL
=VRWL =VDDとして、上記した3つの式を満足するト
ランジスタしきい値VthW,VthR を設定できれば、当該
メモリセルMCを電源電圧VDDと接地電位0V以外を使
用せずに動作させることが可能となる。したがって、こ
の場合は周辺回路において別の内部電源電圧を発生させ
たり、高電圧用の特別なトランジスタを形成する必要が
ない。すなわち、電源供給の観点で、または高耐圧トラ
ンジスタを不要とするプロセス上の観点で、このメモリ
製造プロセスは、ロジック製造プロセスとの整合性がよ
くなる。したがって、メモリ−ロジック混載ICの製造
が容易になる。
【0060】最後に、図3に示す回路の動作を、図7お
よび図8のタイミングチャートを用いて説明する。図7
は読み出しおよびリフレッシュ時、図8は書き換え時
に、それぞれ読み出しワード線RWL、書き込みワード
線WWLおよびビット線BLにおける信号の波形を示し
ている。
よび図8のタイミングチャートを用いて説明する。図7
は読み出しおよびリフレッシュ時、図8は書き換え時
に、それぞれ読み出しワード線RWL、書き込みワード
線WWLおよびビット線BLにおける信号の波形を示し
ている。
【0061】図7の読み出しの前に、ディスチャージ回
路DCHによりビット線BLが接地電位GNDに保持さ
れる。制御信号EQがローレベルからハイレベルに推移
すると、トランジスタQ1がオンしてビット線BLおよ
びビット補線BL_を電気的に接続するとともに、トラ
ンジスタQ2とQ3がオンして、ビット線BLおよびビ
ット補線BL_をともに接地線に接続する。これによ
り、ビット線BLおよびビット補線BL_に短時間で接
地電位0Vが設定される。また、このディスチャージ期
間に、参照書き込みワード線RWWLが活性化されて参
照書き込みトランジスタRTWがオンする。このため、
参照セルRCの記憶ノードRSNの電荷がビット補線B
L_に放出され、この記憶ノードRSNの電位が接地電
位0Vに初期設定される。
路DCHによりビット線BLが接地電位GNDに保持さ
れる。制御信号EQがローレベルからハイレベルに推移
すると、トランジスタQ1がオンしてビット線BLおよ
びビット補線BL_を電気的に接続するとともに、トラ
ンジスタQ2とQ3がオンして、ビット線BLおよびビ
ット補線BL_をともに接地線に接続する。これによ
り、ビット線BLおよびビット補線BL_に短時間で接
地電位0Vが設定される。また、このディスチャージ期
間に、参照書き込みワード線RWWLが活性化されて参
照書き込みトランジスタRTWがオンする。このため、
参照セルRCの記憶ノードRSNの電荷がビット補線B
L_に放出され、この記憶ノードRSNの電位が接地電
位0Vに初期設定される。
【0062】読み出しのとき、図7(B)に示すよう
に、まずローレベルで保持されていた読み出しワード線
RWLにハイレベルの読み出し電圧(たとえば、電源電
圧VDD)が印加される。これにより、図3のメモリセル
MCおよび同一ワード線に接続された全てのメモリセル
において、記憶ノードSN電位、すなわち読み出しトラ
ンジスタTRのゲート電位に応じて読み出しトランジス
タTRがオンまたはオフする。たとえば、“1”データ
保持の場合のみ、読み出しトランジスタTRがオンし
て、ビット線BLが電源電圧VDDにより充電される。
“0”データ保持の場合、読み出しトランジスタTRが
オフのままでビット線BLに電位変化はない。
に、まずローレベルで保持されていた読み出しワード線
RWLにハイレベルの読み出し電圧(たとえば、電源電
圧VDD)が印加される。これにより、図3のメモリセル
MCおよび同一ワード線に接続された全てのメモリセル
において、記憶ノードSN電位、すなわち読み出しトラ
ンジスタTRのゲート電位に応じて読み出しトランジス
タTRがオンまたはオフする。たとえば、“1”データ
保持の場合のみ、読み出しトランジスタTRがオンし
て、ビット線BLが電源電圧VDDにより充電される。
“0”データ保持の場合、読み出しトランジスタTRが
オフのままでビット線BLに電位変化はない。
【0063】また、この読み出しワード線RWLの活性
化と同時に、参照読み出しワード線RRWLにもハイレ
ベルの電圧が設定される。参照セルRCは、その参照キ
ャパシタRCAPの容量値および参照読み出しトランジ
スタRTRのゲート容量の設定値に応じて、参照読み出
しワード線RRWLの活性化による電位上昇幅がメモリ
セル側の半分となるように予め設計されている。したが
って、ビット補線BL_の電位は、ビット線BLの保持
データに応じた変化幅の丁度中間値を維持しながら、ビ
ット線BLとともに上昇する。
化と同時に、参照読み出しワード線RRWLにもハイレ
ベルの電圧が設定される。参照セルRCは、その参照キ
ャパシタRCAPの容量値および参照読み出しトランジ
スタRTRのゲート容量の設定値に応じて、参照読み出
しワード線RRWLの活性化による電位上昇幅がメモリ
セル側の半分となるように予め設計されている。したが
って、ビット補線BL_の電位は、ビット線BLの保持
データに応じた変化幅の丁度中間値を維持しながら、ビ
ット線BLとともに上昇する。
【0064】この保持データに応じたビット線BLの電
位変化がある程度生じた段階で、センスアンプSAが活
性化される。つまり、正側駆動電圧SPLが正の電圧、
たとえば電源電圧VDDになり、続いて負側駆動電圧SN
Lがたとえば接地電位0Vに変化する。これにより、ビ
ット補線BL_の中間値の電圧を参照電圧として、ビッ
ト線BLの電位差が電源電圧VDDの振幅いっぱいまで急
激に開いて信号増幅が行われる。センスアンプSAによ
り読み出されたデータは、列デコーダにより選択された
ものだけが、トランジスタQ4のオンによってデータ入
出力線I/Oに送出され、外部に出力される。
位変化がある程度生じた段階で、センスアンプSAが活
性化される。つまり、正側駆動電圧SPLが正の電圧、
たとえば電源電圧VDDになり、続いて負側駆動電圧SN
Lがたとえば接地電位0Vに変化する。これにより、ビ
ット補線BL_の中間値の電圧を参照電圧として、ビッ
ト線BLの電位差が電源電圧VDDの振幅いっぱいまで急
激に開いて信号増幅が行われる。センスアンプSAによ
り読み出されたデータは、列デコーダにより選択された
ものだけが、トランジスタQ4のオンによってデータ入
出力線I/Oに送出され、外部に出力される。
【0065】図3の回路のセンスアンプSAはラッチ回
路から構成されているので、続いてリフレッシュ動作を
行うことができる。すなわち、トランジスタQ4および
Q5をオフさせた後、図7(A),(B)に示すよう
に、読み出しワード線RWLをローレベルにし、続いて
書き込みワード線WWLをハイレベルにする。すると、
センスアンプSAで増幅されビット線BLにラッチされ
ている信号が、そのまま書き込みデータとして、オン状
態の書き込みトランジスタTWを介して記憶ノードSN
に再書込みされる。なお、前記した読み出しは基本的に
非破壊のデータ読み出しである。すなわち、記憶ノード
SNの電荷はキャパシタに誘起されて増加するが、読み
出し期間中に書き込みトランジスタTWはオフし、読み
出しトランジスタTRは絶縁ゲート型なので、電荷の消
失は書き込みトランジスタTWのオフリーク電流による
ものが主である。したがって、リフレッシュは読み出し
のたびに行う必要はなく、比較的に長い時間ごとに定期
的に行えば足りる。
路から構成されているので、続いてリフレッシュ動作を
行うことができる。すなわち、トランジスタQ4および
Q5をオフさせた後、図7(A),(B)に示すよう
に、読み出しワード線RWLをローレベルにし、続いて
書き込みワード線WWLをハイレベルにする。すると、
センスアンプSAで増幅されビット線BLにラッチされ
ている信号が、そのまま書き込みデータとして、オン状
態の書き込みトランジスタTWを介して記憶ノードSN
に再書込みされる。なお、前記した読み出しは基本的に
非破壊のデータ読み出しである。すなわち、記憶ノード
SNの電荷はキャパシタに誘起されて増加するが、読み
出し期間中に書き込みトランジスタTWはオフし、読み
出しトランジスタTRは絶縁ゲート型なので、電荷の消
失は書き込みトランジスタTWのオフリーク電流による
ものが主である。したがって、リフレッシュは読み出し
のたびに行う必要はなく、比較的に長い時間ごとに定期
的に行えば足りる。
【0066】つぎに、書き換え動作を説明する。書き換
えのためには、書き込みワード線WWLをハイレベルに
して書き込みトランジスタTWをオンさせる必要がある
が、このとき選択セルと同一書き込みワード線WWLに
接続された全てのセル内で書き込みトランジスタTWが
オンしてしまう。したがって、これら選択セルと同一行
の非選択セルの記憶データを再現するには、新しいデー
タを選択セルに書き込む前に、まず同一行のセル全ての
データを読み出す必要がある。この読み出しは上述した
と同様に行い、ビット線BL1本につき1つずつ接続さ
れているラッチ機能があるセンスアンプSAで、ビット
線BL上に元データをラッチする。
えのためには、書き込みワード線WWLをハイレベルに
して書き込みトランジスタTWをオンさせる必要がある
が、このとき選択セルと同一書き込みワード線WWLに
接続された全てのセル内で書き込みトランジスタTWが
オンしてしまう。したがって、これら選択セルと同一行
の非選択セルの記憶データを再現するには、新しいデー
タを選択セルに書き込む前に、まず同一行のセル全ての
データを読み出す必要がある。この読み出しは上述した
と同様に行い、ビット線BL1本につき1つずつ接続さ
れているラッチ機能があるセンスアンプSAで、ビット
線BL上に元データをラッチする。
【0067】読み出し後、図8(A)に示すように、読
み出しワード線RWLをハイレベルからローレベルに推
移させる。その後、図8(C)に示すように、選択セル
が接続されたビット線BLのみ行デコーダで選択して、
図示しない書き込み用のラッチ回路に保持されていた新
データを、強制的に選択ビット線BLに設定してビット
線BLにラッチする。続いて、図8(B)に示すよう
に、書き込みワード線WWLをローレベルからハイレベ
ルに設定して、ビット線BLにラッチされていたデータ
を選択セルと同一行のセル全てに対し一斉に書き込む。
これにより、非選択セルでは元データが再書き込みさ
れ、選択セルは新データに書き換えられる。
み出しワード線RWLをハイレベルからローレベルに推
移させる。その後、図8(C)に示すように、選択セル
が接続されたビット線BLのみ行デコーダで選択して、
図示しない書き込み用のラッチ回路に保持されていた新
データを、強制的に選択ビット線BLに設定してビット
線BLにラッチする。続いて、図8(B)に示すよう
に、書き込みワード線WWLをローレベルからハイレベ
ルに設定して、ビット線BLにラッチされていたデータ
を選択セルと同一行のセル全てに対し一斉に書き込む。
これにより、非選択セルでは元データが再書き込みさ
れ、選択セルは新データに書き換えられる。
【0068】なお、本実施形態では、種々の変更が可能
である。たとえば、図2では読み出しトランジスタTR
がビット線BLと電源電圧供給線VDDとの間に接続さ
れていた。これは、ビット線BLに読み出した後のデー
タをラッチして、そのまま論理反転させずにリフレッシ
ュ時のデータまたは書き換え時の非選択セルデータとし
て用いることができるためである。したがって、ラッチ
データを強制反転させる機能を有する場合、読み出しト
ランジスタTRを電源電圧共通線VDDでなく接地線に
接続させてもよい。
である。たとえば、図2では読み出しトランジスタTR
がビット線BLと電源電圧供給線VDDとの間に接続さ
れていた。これは、ビット線BLに読み出した後のデー
タをラッチして、そのまま論理反転させずにリフレッシ
ュ時のデータまたは書き換え時の非選択セルデータとし
て用いることができるためである。したがって、ラッチ
データを強制反転させる機能を有する場合、読み出しト
ランジスタTRを電源電圧共通線VDDでなく接地線に
接続させてもよい。
【0069】また、図9に示すように、書き込みトラン
ジスタTWおよび読み出しトランジスタTRをともにp
チャネルMOSトランジスタに変更してもよい。この場
合、ラッチデータの論理反転を不要とする観点から、読
み出しトランジスタTRを接地線に接続する構成が望ま
しい。この場合、図3のディスチャージ回路に代えて、
ビット線BLおよびビット補線BL_をハイレベルの電
圧に設定するプリチャージ回路を設ける。プリチャージ
回路は、たとえば、図3におけるディスチャージ回路の
接地線を電源電圧VDDの供給線VDDに置き換えて構成
される。トランジスタをPMOSとしたことにともな
い、信号レベルのハイレベルとローレベルを全て反対に
置き換えれば上述した動作説明をそのまま適用できる。
ジスタTWおよび読み出しトランジスタTRをともにp
チャネルMOSトランジスタに変更してもよい。この場
合、ラッチデータの論理反転を不要とする観点から、読
み出しトランジスタTRを接地線に接続する構成が望ま
しい。この場合、図3のディスチャージ回路に代えて、
ビット線BLおよびビット補線BL_をハイレベルの電
圧に設定するプリチャージ回路を設ける。プリチャージ
回路は、たとえば、図3におけるディスチャージ回路の
接地線を電源電圧VDDの供給線VDDに置き換えて構成
される。トランジスタをPMOSとしたことにともな
い、信号レベルのハイレベルとローレベルを全て反対に
置き換えれば上述した動作説明をそのまま適用できる。
【0070】図10および図11に、このPMOSタイ
プのセル動作例をタイミングチャートで示す。読み出し
の前では、図10に示すように、読み出しワード線RW
Lが電源電圧VDDに初期設定されている。読み出しに際
し、読み出しワード線RWLをハイレベルからローレベ
ルに変化させると、記憶ノードSN電位が下がり、記憶
ノードSNの保持電位に応じて所定のセル内の読み出し
トランジスタTRのみがオンし、ビット線BLのプリチ
ャージ電圧が低下し始める。所定時間の経過後に、参照
セル電圧を基準としてセンスアンプSAを活性化しビッ
ト線BLの電圧差を増幅する。その後、読み出しワード
線RWLを元のハイレベルに戻し、書き込みワード線W
WLをハイレベルからローレベルに設定すると、選択セ
ルと同一行の全てのセルが、ビット線BLに読み出され
ラッチされていた元のデータにより再書き込みされる。
プのセル動作例をタイミングチャートで示す。読み出し
の前では、図10に示すように、読み出しワード線RW
Lが電源電圧VDDに初期設定されている。読み出しに際
し、読み出しワード線RWLをハイレベルからローレベ
ルに変化させると、記憶ノードSN電位が下がり、記憶
ノードSNの保持電位に応じて所定のセル内の読み出し
トランジスタTRのみがオンし、ビット線BLのプリチ
ャージ電圧が低下し始める。所定時間の経過後に、参照
セル電圧を基準としてセンスアンプSAを活性化しビッ
ト線BLの電圧差を増幅する。その後、読み出しワード
線RWLを元のハイレベルに戻し、書き込みワード線W
WLをハイレベルからローレベルに設定すると、選択セ
ルと同一行の全てのセルが、ビット線BLに読み出され
ラッチされていた元のデータにより再書き込みされる。
【0071】書き換えでは、図11に示すように、上記
と同様に読み出しを行った後、選択セルのビット線BL
にラッチされていたデータのみ、必要に応じて強制反転
することにより新データの設定を行う。その後、書き込
みワード線WWLをローレベルに推移させて、新データ
で選択セル内を書き換えるとともに、同一行の非選択セ
ルのデータを再書込みする。
と同様に読み出しを行った後、選択セルのビット線BL
にラッチされていたデータのみ、必要に応じて強制反転
することにより新データの設定を行う。その後、書き込
みワード線WWLをローレベルに推移させて、新データ
で選択セル内を書き換えるとともに、同一行の非選択セ
ルのデータを再書込みする。
【0072】本実施形態に係る半導体記憶装置では、そ
のメモリセルが2トランジスタ−1キャパシタ型であ
る。2トランジスタ−1キャパシタ型のメモリセルで
は、読み出しトランジスタTRのゲート電極が記憶ノー
ドSNとなる。書き込みの際に、予めビット線BLに設
定されたデータが書き込みトランジスタTWを介して記
憶ノードSNに伝達され、そのデータに応じて記憶ノー
ドSNの電位が設定される。読み出しの際には、読み出
しトランジスタTRのオン/オフにより電源電圧供給線
VDDにビット線BLが接続されるか否かで、ビット線
BLに電位変化が生じる。その際、キャパシタCAP
は、読み出しワード線RWLを記憶ノードSNに容量結
合させるために設けてある。キャパシタCAPの一方電
極が接続された読み出しワード線RWLの活性化によ
り、他方電極側の記憶ノードSNの電位が、読み出しト
ランジスタTRが記憶データに応じてオン/オフするこ
とができる電位まで嵩上げされる。したがって、現在主
流である1トランジスタ−1キャパシタ型DRAMセル
のように、キャパシタ容量がビット線の読み出しデータ
の大きさ(振幅)を決める訳ではなく、比較的小さな容
量値ですむ。本実施形態に係るDRAMゲインセルで
は、キャパシタの容量値が小さくても、記憶ノードSN
の電位差を読み出しトランジスタTRで増幅して電源電
圧VDDの振幅で読み出せるため、セル動作が安定してお
り、ノイズに強く、誤動作が少ない。大容量のキャパシ
タを必要とせず、キャパシタの単位面積当たりの蓄積電
荷量を上げるための複雑な電極構造、電極や誘電体膜の
材料を新たに開発する必要がない。
のメモリセルが2トランジスタ−1キャパシタ型であ
る。2トランジスタ−1キャパシタ型のメモリセルで
は、読み出しトランジスタTRのゲート電極が記憶ノー
ドSNとなる。書き込みの際に、予めビット線BLに設
定されたデータが書き込みトランジスタTWを介して記
憶ノードSNに伝達され、そのデータに応じて記憶ノー
ドSNの電位が設定される。読み出しの際には、読み出
しトランジスタTRのオン/オフにより電源電圧供給線
VDDにビット線BLが接続されるか否かで、ビット線
BLに電位変化が生じる。その際、キャパシタCAP
は、読み出しワード線RWLを記憶ノードSNに容量結
合させるために設けてある。キャパシタCAPの一方電
極が接続された読み出しワード線RWLの活性化によ
り、他方電極側の記憶ノードSNの電位が、読み出しト
ランジスタTRが記憶データに応じてオン/オフするこ
とができる電位まで嵩上げされる。したがって、現在主
流である1トランジスタ−1キャパシタ型DRAMセル
のように、キャパシタ容量がビット線の読み出しデータ
の大きさ(振幅)を決める訳ではなく、比較的小さな容
量値ですむ。本実施形態に係るDRAMゲインセルで
は、キャパシタの容量値が小さくても、記憶ノードSN
の電位差を読み出しトランジスタTRで増幅して電源電
圧VDDの振幅で読み出せるため、セル動作が安定してお
り、ノイズに強く、誤動作が少ない。大容量のキャパシ
タを必要とせず、キャパシタの単位面積当たりの蓄積電
荷量を上げるための複雑な電極構造、電極や誘電体膜の
材料を新たに開発する必要がない。
【0073】また、本実施形態に係る半導体記憶装置で
は、メモリセル内のビット線BLが1本であり、このビ
ット線BLに書き込みトランジスタTWと読み出しトラ
ンジスタTRがともに接続されている。したがって、従
来の2トランジスタ−1キャパシタ型DRAMゲインセ
ルよりセル面積を小さくできる。たとえば、図4および
図5に示す構造のメモリセルでは、図17に示す従来の
メモリセル構造より、ビット線が1本少ないぶんセル面
積が小さく、高集積化が可能である。また、図6に示す
構造のメモリセルでは、バルク型トランジスタを用いる
ためCMOSロジックプロセスとの整合性が良く、DR
AM機能を少ない工程でロジックICチップに追加する
ことが可能となる。
は、メモリセル内のビット線BLが1本であり、このビ
ット線BLに書き込みトランジスタTWと読み出しトラ
ンジスタTRがともに接続されている。したがって、従
来の2トランジスタ−1キャパシタ型DRAMゲインセ
ルよりセル面積を小さくできる。たとえば、図4および
図5に示す構造のメモリセルでは、図17に示す従来の
メモリセル構造より、ビット線が1本少ないぶんセル面
積が小さく、高集積化が可能である。また、図6に示す
構造のメモリセルでは、バルク型トランジスタを用いる
ためCMOSロジックプロセスとの整合性が良く、DR
AM機能を少ない工程でロジックICチップに追加する
ことが可能となる。
【0074】以上より、製造プロセスの簡略化、低コス
ト化でき動作信頼性が高いメモリ−ロジック混載ICが
本発明によって実現可能となる。
ト化でき動作信頼性が高いメモリ−ロジック混載ICが
本発明によって実現可能となる。
【0075】第2実施形態 本実施形態では、上記第1実施形態とメモリセル構成は
同じで、動作モードが異なる。以下、NMOSタイプ
(図2)を例に動作モードを説明する。
同じで、動作モードが異なる。以下、NMOSタイプ
(図2)を例に動作モードを説明する。
【0076】本実施形態では、書き込み時に読み出しワ
ード線RWLの電位をハイレベル、即ちVRWL とする。
他の共通線の電位は、第1実施形態と同様に、書き込み
ワード線WWLの電位がVWWL 、“0”書き込み時のビ
ット線BLの電位がVBL0 、“1”書き込み時のビット
線BLの電位がVBL1 (>VBL0 )、電源電圧供給線V
DDの電位がVDDである。
ード線RWLの電位をハイレベル、即ちVRWL とする。
他の共通線の電位は、第1実施形態と同様に、書き込み
ワード線WWLの電位がVWWL 、“0”書き込み時のビ
ット線BLの電位がVBL0 、“1”書き込み時のビット
線BLの電位がVBL1 (>VBL0 )、電源電圧供給線V
DDの電位がVDDである。
【0077】書き込み時に、ビット線BLに、書き込み
データの論理に応じてVBL0 またはVBL1 が設定され
る。本実施形態では、読み出しワード線RWLの電位を
VRWLとハイレベルにすることにより、キャパシタCA
Pを介した容量結合により記憶ノードSNの電位が上昇
した状態で、書き込みトランジスタTWをオンさせる。
データの論理に応じてVBL0 またはVBL1 が設定され
る。本実施形態では、読み出しワード線RWLの電位を
VRWLとハイレベルにすることにより、キャパシタCA
Pを介した容量結合により記憶ノードSNの電位が上昇
した状態で、書き込みトランジスタTWをオンさせる。
【0078】“0”データ書き込みの場合、ビット線B
L電位が低い電圧レベルのVBL0 に予め設定されている
ことから、書き込みトランジスタTWがオンすると、記
憶ノードSNから電荷が引き抜かれ、記憶ノードSNの
電位はVBL0 になる。一方、“1”データ書き込みの場
合、ビット線BL電位が高い電圧レベルのVBL1 に予め
設定されていることから、書き込みトランジスタTWが
オンすると、記憶ノードSNに電荷が供給される。この
場合の記憶ノードSNの電位は、書き込みトランジスタ
TWにおける、いわゆる“nMOSトランジスタのVt
h落ち”により、VBL1 と (VWWL-VthW)のうち何れか
小さい方の電位、即ち、MIN (VBL1,VWWL-VthW)で
表される電位となる。
L電位が低い電圧レベルのVBL0 に予め設定されている
ことから、書き込みトランジスタTWがオンすると、記
憶ノードSNから電荷が引き抜かれ、記憶ノードSNの
電位はVBL0 になる。一方、“1”データ書き込みの場
合、ビット線BL電位が高い電圧レベルのVBL1 に予め
設定されていることから、書き込みトランジスタTWが
オンすると、記憶ノードSNに電荷が供給される。この
場合の記憶ノードSNの電位は、書き込みトランジスタ
TWにおける、いわゆる“nMOSトランジスタのVt
h落ち”により、VBL1 と (VWWL-VthW)のうち何れか
小さい方の電位、即ち、MIN (VBL1,VWWL-VthW)で
表される電位となる。
【0079】このように、書き込み後の記憶ノードSN
の電位は、ビット線BLに設定された書き込みデータに
応じて、ビット線電位と、書き込みトランジスタTWの
ゲート印加電圧およびしきい値とにより決まる。
の電位は、ビット線BLに設定された書き込みデータに
応じて、ビット線電位と、書き込みトランジスタTWの
ゲート印加電圧およびしきい値とにより決まる。
【0080】書き込み後のデータ保持時において、書き
込みワード線WWLと読み出しワード線RWLをともに
0V、電源電圧供給線VDDの電位をVDDとし、ビット
線BLの電位は任意の値に設定する。このとき、読み出
しワード線RWLの電位が0Vと書き込み時より低いの
で、記憶ノードSNの電位は書き込み時の電位よりも、
容量結合による電位上昇ぶんだけ低下する。すなわち、
キャパシタCAPの容量をC1、読み出しトランジスタ
TRのゲート容量をC2とすると、その容量による電圧
分配比α=C1/(C1+C2)を読み出しワード線R
WLの電位変化量VRWL に掛けただけの電圧降下があ
る。
込みワード線WWLと読み出しワード線RWLをともに
0V、電源電圧供給線VDDの電位をVDDとし、ビット
線BLの電位は任意の値に設定する。このとき、読み出
しワード線RWLの電位が0Vと書き込み時より低いの
で、記憶ノードSNの電位は書き込み時の電位よりも、
容量結合による電位上昇ぶんだけ低下する。すなわち、
キャパシタCAPの容量をC1、読み出しトランジスタ
TRのゲート容量をC2とすると、その容量による電圧
分配比α=C1/(C1+C2)を読み出しワード線R
WLの電位変化量VRWL に掛けただけの電圧降下があ
る。
【0081】この電圧降下は、読み出しトランジスタT
Rにとっては更にオフ状態を強化する方向であることか
ら問題ないが、書き込みトランジスタTWにとってはソ
ース電位を下げるため、書き込みトランジスタTWをオ
ンさせる可能性が出てくる。書き込みトランジスタTW
がオンすると保持電荷がリークすることから、電荷保持
時には書き込みトランジスタTWがオンさせないことが
要件となる。書き込みトランジスタTWのゲート電位は
0Vであることから、これをオンさせないためには、ソ
ース電位が(0−VthW )Vより常に大きいことが必要
となる。このことを式で表すと“0”データ保持の場合
に次の式(3-1) 、“1”データ保持の場合に次の式(3-
2) となり、これらの式を共に満たすことがデータ保持
のための条件となる。
Rにとっては更にオフ状態を強化する方向であることか
ら問題ないが、書き込みトランジスタTWにとってはソ
ース電位を下げるため、書き込みトランジスタTWをオ
ンさせる可能性が出てくる。書き込みトランジスタTW
がオンすると保持電荷がリークすることから、電荷保持
時には書き込みトランジスタTWがオンさせないことが
要件となる。書き込みトランジスタTWのゲート電位は
0Vであることから、これをオンさせないためには、ソ
ース電位が(0−VthW )Vより常に大きいことが必要
となる。このことを式で表すと“0”データ保持の場合
に次の式(3-1) 、“1”データ保持の場合に次の式(3-
2) となり、これらの式を共に満たすことがデータ保持
のための条件となる。
【0082】
【数3】
【0083】一方、読み出し時は、第1実施形態と同様
に、書き込みワード線WWLの電位,ビット線BLのプ
リチャージ電位がともに0V、読み出しワード線RWL
の電位がVRWL 、電源電圧供給線VDDの電位がVDDに
設定される。
に、書き込みワード線WWLの電位,ビット線BLのプ
リチャージ電位がともに0V、読み出しワード線RWL
の電位がVRWL 、電源電圧供給線VDDの電位がVDDに
設定される。
【0084】すなわち、まず、ビット線BLを0Vの状
態に予めプリチャージする。また、書き込みトランジス
タTWをオフしておくため、書き込みワード線WWLの
電位を0Vに設定する。その後、読み出しワード線RW
Lに所定電圧を印加して、その電位をVRWL に設定す
る。これにより、キャパシタCAPを介して読み出しワ
ード線RWLに容量結合した記憶ノードSNの電位が上
昇する。記憶ノードSNの電位上昇の最終値は、データ
保持時の記憶ノードSN電位によって異なり、これによ
り読み出しトランジスタTRのオン/オフが決まる。つ
まり、保持データが“0”の場合に読み出しトランジス
タTRはオフ状態のままであり、保持データが“1”の
場合に読み出しトランジスタTRはオフ状態からオン状
態に移行する。この結果、保持データが“1”の場合に
電源電圧供給線VDDから電荷が供給されてビット線B
Lの電位が上昇する一方で、保持データが“0”の場合
はトランジスタのオフリーク電流程度しか電流の流入は
ないので、ビット線BLの電位は殆ど変化しない。この
ようにして、記憶ノードSNに保持されたデータをビッ
ト線BLの電位変化として読み出すことができる。
態に予めプリチャージする。また、書き込みトランジス
タTWをオフしておくため、書き込みワード線WWLの
電位を0Vに設定する。その後、読み出しワード線RW
Lに所定電圧を印加して、その電位をVRWL に設定す
る。これにより、キャパシタCAPを介して読み出しワ
ード線RWLに容量結合した記憶ノードSNの電位が上
昇する。記憶ノードSNの電位上昇の最終値は、データ
保持時の記憶ノードSN電位によって異なり、これによ
り読み出しトランジスタTRのオン/オフが決まる。つ
まり、保持データが“0”の場合に読み出しトランジス
タTRはオフ状態のままであり、保持データが“1”の
場合に読み出しトランジスタTRはオフ状態からオン状
態に移行する。この結果、保持データが“1”の場合に
電源電圧供給線VDDから電荷が供給されてビット線B
Lの電位が上昇する一方で、保持データが“0”の場合
はトランジスタのオフリーク電流程度しか電流の流入は
ないので、ビット線BLの電位は殆ど変化しない。この
ようにして、記憶ノードSNに保持されたデータをビッ
ト線BLの電位変化として読み出すことができる。
【0085】以上のような読み出し動作が行われるため
には、読み出しトランジスタTRのしきい値VthR が、
“0”データ保持時の記憶ノードSNの電位上昇最終値
より大きく、“1”データ保持時の記憶ノードSNの電
位上昇最終値より小さくなければならない。つまり、読
み出しトランジスタTRのしきい値は、次式(4)を満
足する必要がある。
には、読み出しトランジスタTRのしきい値VthR が、
“0”データ保持時の記憶ノードSNの電位上昇最終値
より大きく、“1”データ保持時の記憶ノードSNの電
位上昇最終値より小さくなければならない。つまり、読
み出しトランジスタTRのしきい値は、次式(4)を満
足する必要がある。
【0086】
【数4】
【0087】上記した式(3-1) ,式(3-2) および式
(4)を全て満足するように書き込み用および読み出し
用のトランジスタTW,TRのしきい値VthW,VthR を
設定し、また、プロセスのバラツキ等を考慮して広いし
きい値の最適範囲が得られるように、各共通線への設定
電圧を決める。ここで、VBL0 =0V、VBL1 =VWWL
=VRWL =VDDとして、上記した3つの式を満足するト
ランジスタしきい値VthW,VthR を設定できれば、当該
メモリセルMCを電源電圧VDDと接地電位0V以外を使
用せずに動作させることが可能となる。したがって、こ
の場合は周辺回路において別の内部電源電圧を発生させ
たり、高電圧用の特別なトランジスタを形成する必要が
ない。すなわち、電源供給の観点で、または高耐圧トラ
ンジスタを不要とするプロセス上の観点で、このメモリ
製造プロセスは、ロジック製造プロセスとの整合性がよ
くなる。したがって、メモリ−ロジック混載ICの製造
が容易になる。
(4)を全て満足するように書き込み用および読み出し
用のトランジスタTW,TRのしきい値VthW,VthR を
設定し、また、プロセスのバラツキ等を考慮して広いし
きい値の最適範囲が得られるように、各共通線への設定
電圧を決める。ここで、VBL0 =0V、VBL1 =VWWL
=VRWL =VDDとして、上記した3つの式を満足するト
ランジスタしきい値VthW,VthR を設定できれば、当該
メモリセルMCを電源電圧VDDと接地電位0V以外を使
用せずに動作させることが可能となる。したがって、こ
の場合は周辺回路において別の内部電源電圧を発生させ
たり、高電圧用の特別なトランジスタを形成する必要が
ない。すなわち、電源供給の観点で、または高耐圧トラ
ンジスタを不要とするプロセス上の観点で、このメモリ
製造プロセスは、ロジック製造プロセスとの整合性がよ
くなる。したがって、メモリ−ロジック混載ICの製造
が容易になる。
【0088】図12および図13はNMOSタイプのメ
モリセルについて、図14および図15はPMOSタイ
プのメモリセルについて、それぞれ本実施形態に係る動
作モードによる読み出し/リフレッシュ時および書き換
え時の各信号のタイミングチャートを示す。読み出し時
の読み出しワード線RWLの電位を、書き込み(リフレ
ッシュ)の際にも維持し、書き込み(リフレッシュ)が
終了してから元の電位に戻すことで、上記動作モードを
実現している。
モリセルについて、図14および図15はPMOSタイ
プのメモリセルについて、それぞれ本実施形態に係る動
作モードによる読み出し/リフレッシュ時および書き換
え時の各信号のタイミングチャートを示す。読み出し時
の読み出しワード線RWLの電位を、書き込み(リフレ
ッシュ)の際にも維持し、書き込み(リフレッシュ)が
終了してから元の電位に戻すことで、上記動作モードを
実現している。
【0089】本実施形態においても、第1実施形態と同
様な効果を奏し、製造プロセスの簡略化、低コスト化で
き動作信頼性が高いメモリ−ロジック混載ICが実現可
能となる。
様な効果を奏し、製造プロセスの簡略化、低コスト化で
き動作信頼性が高いメモリ−ロジック混載ICが実現可
能となる。
【0090】
【発明の効果】本発明に係る半導体記憶装置によれば、
トランジスタのしきい値を所定の範囲内に設定すること
により正常動作を保証しながら、メモリセル内のビット
線を1本化している。したがって、その分、従来の2ト
ランジスタ−1キャパシタ型メモリセルよりセル面積を
小さくできる。このセル面積の縮小は、読み出しトラン
ジスタおよび書き込みトランジスタの少なくとも一方を
薄膜トランジスタとした場合、双方ともバルク型とした
場合に限らず、メモリ装置の高集積化に貢献する。とく
に、薄膜トランジスタを用いるとセル面積をより小さく
できる一方、双方ともバルク型の場合は、CMOSロジ
ックプロセスとの整合性が良く、DRAM機能を少ない
工程でロジックICチップに追加することができるとい
う利点がある。以上より、製造プロセスの簡略化、低コ
スト化でき動作信頼性が高いメモリ−ロジック混載IC
が実現可能となる。
トランジスタのしきい値を所定の範囲内に設定すること
により正常動作を保証しながら、メモリセル内のビット
線を1本化している。したがって、その分、従来の2ト
ランジスタ−1キャパシタ型メモリセルよりセル面積を
小さくできる。このセル面積の縮小は、読み出しトラン
ジスタおよび書き込みトランジスタの少なくとも一方を
薄膜トランジスタとした場合、双方ともバルク型とした
場合に限らず、メモリ装置の高集積化に貢献する。とく
に、薄膜トランジスタを用いるとセル面積をより小さく
できる一方、双方ともバルク型の場合は、CMOSロジ
ックプロセスとの整合性が良く、DRAM機能を少ない
工程でロジックICチップに追加することができるとい
う利点がある。以上より、製造プロセスの簡略化、低コ
スト化でき動作信頼性が高いメモリ−ロジック混載IC
が実現可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る半導体記憶装置のメモ
リセルアレイおよびその周辺回路の要部を示すブロック
図である。
リセルアレイおよびその周辺回路の要部を示すブロック
図である。
【図2】本発明の実施形態に係るDRAMゲインセルを
示す回路図である。
示す回路図である。
【図3】本発明の実施形態に係るメモリセルアレイの要
部構成を示す回路図である。
部構成を示す回路図である。
【図4】本発明の実施形態に係るDRAMゲインセルの
第1構造例を示す平面図および断面図である。
第1構造例を示す平面図および断面図である。
【図5】本発明の実施形態に係るDRAMゲインセルの
第2構造例を示す平面図および断面図である。
第2構造例を示す平面図および断面図である。
【図6】本発明の実施形態に係るDRAMゲインセルの
第3構造例を示す平面図である。
第3構造例を示す平面図である。
【図7】本発明の第1実施形態に係る第1動作モードを
用いたDRAMゲインセルの読み出しおよびリフレッシ
ュ時に、読み出しワード線、書き込みワード線およびビ
ット線における信号の波形を示すタイミングチャートで
ある。
用いたDRAMゲインセルの読み出しおよびリフレッシ
ュ時に、読み出しワード線、書き込みワード線およびビ
ット線における信号の波形を示すタイミングチャートで
ある。
【図8】本発明の実施形態に係る第1動作モードを用い
たDRAMゲインセルの書き換え時に、読み出しワード
線、書き込みワード線およびビット線における信号の波
形を示すタイミングチャートである。
たDRAMゲインセルの書き換え時に、読み出しワード
線、書き込みワード線およびビット線における信号の波
形を示すタイミングチャートである。
【図9】本発明の実施形態に係るDRAMゲインセルの
変形例を示す回路図である。
変形例を示す回路図である。
【図10】図9のDRAMゲインセルの第1動作モード
を用いた読み出しおよびリフレッシュ時に、読み出しワ
ード線、書き込みワード線およびビット線における信号
の波形を示すタイミングチャートである。
を用いた読み出しおよびリフレッシュ時に、読み出しワ
ード線、書き込みワード線およびビット線における信号
の波形を示すタイミングチャートである。
【図11】図9のDRAMゲインセルの第1動作モード
を用いた書き換え時に、読み出しワード線、書き込みワ
ード線およびビット線における信号の波形を示すタイミ
ングチャートである。
を用いた書き換え時に、読み出しワード線、書き込みワ
ード線およびビット線における信号の波形を示すタイミ
ングチャートである。
【図12】NMOSタイプのDRAMゲインセルについ
て、本発明の第2実施形態に係る第2動作モードを用い
た読み出しおよびリフレッシュ時に、読み出しワード
線、書き込みワード線およびビット線における信号のタ
イミングチャートである。
て、本発明の第2実施形態に係る第2動作モードを用い
た読み出しおよびリフレッシュ時に、読み出しワード
線、書き込みワード線およびビット線における信号のタ
イミングチャートである。
【図13】NMOSタイプのDRAMゲインセルについ
て、本発明の第2実施形態に係る第2動作モードを用い
た書き換え時に、読み出しワード線、書き込みワード線
およびビット線における信号のタイミングチャートであ
る。
て、本発明の第2実施形態に係る第2動作モードを用い
た書き換え時に、読み出しワード線、書き込みワード線
およびビット線における信号のタイミングチャートであ
る。
【図14】PMOSタイプのDRAMゲインセルについ
て、本発明の第2実施形態に係る第2動作モードを用い
た読み出しおよびリフレッシュ時に、読み出しワード
線、書き込みワード線およびビット線における信号のタ
イミングチャートである。
て、本発明の第2実施形態に係る第2動作モードを用い
た読み出しおよびリフレッシュ時に、読み出しワード
線、書き込みワード線およびビット線における信号のタ
イミングチャートである。
【図15】PMOSタイプのDRAMゲインセルについ
て、本発明の第2実施形態に係る第2動作モードを用い
た書き換え時に、読み出しワード線、書き込みワード線
およびビット線における信号のタイミングチャートであ
る。
て、本発明の第2実施形態に係る第2動作モードを用い
た書き換え時に、読み出しワード線、書き込みワード線
およびビット線における信号のタイミングチャートであ
る。
【図16】従来の1トランジスタ−1キャパシタ型DR
AMセルの回路図である。
AMセルの回路図である。
【図17】従来の2トランジスタ−1キャパシタ型DR
AMセルの回路図である。
AMセルの回路図である。
【図18】図17に示す従来のDRAMセルの平面図お
よび断面図である。
よび断面図である。
10…半導体基板、11…素子分離絶縁層、12…電源
電圧供給線となる不純物領域、13…ビット線接続不純
物領域、14…第1ゲート絶縁膜、15,20…第1配
線層、16…第2ゲート絶縁膜、17,25,26…第
2配線層、18…誘電体膜、19,29…第3配線層、
21…不純物領域、22〜24…コンタクト孔、27,
28…第1ビアホール、30…第2ビアホール、31…
第4配線層、32…第5配線層、MC…DRAMゲイン
セル(メモリセル)、RC…参照セル、SA…センスア
ンプ、DCH…ディスチャージ回路、TW…書き込みト
ランジスタ、TR…読み出しトランジスタ、CAP…キ
ャパシタ、WWL…書き込みワード線、RWL…読み出
しワード線、BL…ビット線、BL_…ビット補線、B
C…ビットコンタクト、VDD…電源電圧の供給線、S
N…記憶ノード。
電圧供給線となる不純物領域、13…ビット線接続不純
物領域、14…第1ゲート絶縁膜、15,20…第1配
線層、16…第2ゲート絶縁膜、17,25,26…第
2配線層、18…誘電体膜、19,29…第3配線層、
21…不純物領域、22〜24…コンタクト孔、27,
28…第1ビアホール、30…第2ビアホール、31…
第4配線層、32…第5配線層、MC…DRAMゲイン
セル(メモリセル)、RC…参照セル、SA…センスア
ンプ、DCH…ディスチャージ回路、TW…書き込みト
ランジスタ、TR…読み出しトランジスタ、CAP…キ
ャパシタ、WWL…書き込みワード線、RWL…読み出
しワード線、BL…ビット線、BL_…ビット補線、B
C…ビットコンタクト、VDD…電源電圧の供給線、S
N…記憶ノード。
Claims (17)
- 【請求項1】一方電極が読み出しワード線に接続された
キャパシタと、 電源電圧の供給線とビット線との間に接続され、制御電
極が上記キャパシタの他方電極に接続された第1導電型
の読み出しトランジスタと、 上記キャパシタの他方電極と上記ビット線との間に接続
され、制御電極が書き込みワード線に接続された第1導
電型の書き込みトランジスタとをメモリセル内に有し、 上記読み出しトランジスタおよび上記書き込みトランジ
スタの少なくとも一方は、チャネル導電型と逆の導電型
を有するシリコン薄膜と、当該シリコン薄膜上にゲート
絶縁膜を介して形成されているゲート電極と、当該ゲー
ト電極両側のシリコン薄膜部分に形成されチャネル導電
型と同じ導電型を有するソース・ドレイン不純物領域と
を有する薄膜トランジスタから構成されている半導体記
憶装置。 - 【請求項2】一方電極が読み出しワード線に接続された
キャパシタと、 電源電圧の供給線とビット線との間に接続され、制御電
極が上記キャパシタの他方電極に接続された第1導電型
の読み出しトランジスタと、 上記キャパシタの他方電極と上記ビット線との間に接続
され、制御電極が書き込みワード線に接続された第1導
電型の書き込みトランジスタとをメモリセル内に有し、 上記読み出しトランジスタおよび上記書き込みトランジ
スタは、双方とも、半導体基板内の不純物領域上にゲー
ト絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、当該ゲート
電極両側の上記不純物領域内の表面に形成され、上記不
純物領域とは逆導電型のソース・ドレイン不純物領域と
を有するバルク型の絶縁ゲート電界効果トランジスタか
ら構成されている半導体記憶装置。 - 【請求項3】上記ビット線に、ラッチ機能を備えたセン
スアンプが接続されている請求項1に記載の半導体記憶
装置。 - 【請求項4】上記書き込みトランジスタが上記薄膜トラ
ンジスタから構成され、 上記書き込みトランジスタのソース・ドレイン不純物領
域の一方が、ビットコンタクトを介して上層のビット配
線層に接続され、他方が上記読み出しトランジスタのゲ
ート電極と上記キャパシタの他方電極を兼用する請求項
1に記載の半導体記憶装置。 - 【請求項5】上記読み出しトランジスタのゲート電極
は、ゲート絶縁膜を介して半導体基板内の不純物領域上
に形成され、 当該不純物領域内表面の上記ゲート電極の両側部分に、
一方が上記ビットコンタクトに接続され他方が電源電圧
の供給線をなすソース不純物領域とドレイン不純物領域
とが形成されている請求項4に記載の半導体記憶装置。 - 【請求項6】上記書き込みトランジスタのゲート電極と
異なる階層の導電層から形成され読み出しワード線を兼
ねる上記キャパシタの一方電極が、上記キャパシタの他
方電極上に誘電体膜を介して形成されている請求項5に
記載の半導体記憶装置。 - 【請求項7】上記書き込みトランジスタのゲート電極と
同じ導電層から形成され読み出しワード線を兼ねる上記
キャパシタの一方電極が、上記キャパシタの他方電極上
に誘電体膜を介して形成されている請求項5に記載の半
導体記憶装置。 - 【請求項8】上記読み出しトランジスタおよび上記書き
込みトランジスタのチャネル導電型はn型である請求項
1に記載の半導体記憶装置。 - 【請求項9】上記キャパシタの他方電極および上記読み
出しトランジスタの制御電極をなす導電層により上記メ
モリセルの記憶ノードが構成され、 上記読み出しトランジスタのしきい値は、記憶データの
論理に応じて異なる値をとる上記記憶ノードの電位よ
り、大きく設定されている請求項8に記載の半導体記憶
装置。 - 【請求項10】上記読み出しトランジスタのしきい値
は、上記記憶ノードのハイレベルの電位と、読み出し時
に上記読み出しワード線に印加される電圧に応じて容量
結合により上昇する記憶ノードの電位上昇分との加算値
より小さく、かつ、上記記憶ノードのローレベルの電位
と上記記憶ノードの電位上昇分との加算値より大きい値
に設定されている請求項9に記載の半導体記憶装置。 - 【請求項11】上記キャパシタの他方電極および上記読
み出しトランジスタの制御電極をなす導電層により上記
メモリセルの記憶ノードが構成され、 上記書き込みトランジスタのしきい値は、書き込み時に
読み出しワード線に印加される電圧に応じてキャパシタ
の容量結合により上昇した上記記憶ノードの電位上昇分
から、記憶データの論理に応じて異なる値をとる記憶ノ
ードの電位を引いた値より、大きく設定されている請求
項8に記載の半導体記憶装置。 - 【請求項12】上記読み出しトランジスタのしきい値
は、上記記憶ノードのハイレベルの電位より小さく、か
つ、上記記憶ノードのローレベルの電位より大きい値に
設定されている請求項11に記載の半導体記憶装置。 - 【請求項13】上記読み出しトランジスタおよび上記書
き込みトランジスタのチャネル導電型はp型である請求
項1に記載の半導体記憶装置。 - 【請求項14】上記キャパシタの他方電極および上記読
み出しトランジスタの制御電極をなす導電層により上記
メモリセルの記憶ノードが構成され、 上記読み出しトランジスタのしきい値の絶対値は、記憶
データの論理に応じて異なる値をとる上記記憶ノードの
電位より、小さく設定されている請求項13に記載の半
導体記憶装置。 - 【請求項15】上記読み出しトランジスタのしきい値の
絶対値は、上記記憶ノードのハイレベルの電位と、読み
出し時に上記読み出しワード線に印加される電圧に応じ
て容量結合により上昇する記憶ノードの電位上昇分との
加算値より大きく、かつ、上記記憶ノードのローレベル
の電位と上記記憶ノードの電位上昇分との加算値より小
さい値に設定されている請求項14に記載の半導体記憶
装置。 - 【請求項16】上記キャパシタの他方電極および上記読
み出しトランジスタの制御電極をなす導電層により上記
メモリセルの記憶ノードが構成され、 上記書き込みトランジスタのしきい値の絶対値は、書き
込み時に読み出しワード線に印加される電圧に応じてキ
ャパシタの容量結合により上昇した上記記憶ノードの電
位上昇分から、記憶データの論理に応じて異なる値をと
る記憶ノードの電位を引いた値より、小さく設定されて
いる請求項13に記載の半導体記憶装置。 - 【請求項17】上記読み出しトランジスタのしきい値の
絶対値は、上記記憶ノードのハイレベルの電位より大き
く、かつ、上記記憶ノードのローレベルの電位より小さ
い値に設定されている請求項16に記載の半導体記憶装
置。
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