JP2001050427A - 管体用留め具 - Google Patents
管体用留め具Info
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- JP2001050427A JP2001050427A JP11221925A JP22192599A JP2001050427A JP 2001050427 A JP2001050427 A JP 2001050427A JP 11221925 A JP11221925 A JP 11221925A JP 22192599 A JP22192599 A JP 22192599A JP 2001050427 A JP2001050427 A JP 2001050427A
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L3/00—Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets
- F16L3/08—Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets substantially surrounding the pipe, cable or protective tubing
- F16L3/10—Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets substantially surrounding the pipe, cable or protective tubing divided, i.e. with two members engaging the pipe, cable or protective tubing
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L3/00—Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets
- F16L3/24—Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets with special member for attachment to profiled girders
- F16L3/243—Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets with special member for attachment to profiled girders the special member being inserted in the profiled girder
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Supports For Pipes And Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】管体に対する固定作業を容易かつ迅速に行なう
ことができると共に、作業者によらずに、常に一定の挟
持圧で安定した状態で固定でき、しかもその取り外し操
作も容易な管体用留め具を提供することである。 【解決手段】管体用留め具1は、ハンガーレール10
と、このハンガーレール10に下端2a、3aが係止さ
れる2つ一対のハンガーサドル2、3とからなり、一方
のハンガーサドル2上端の連結板2b面に係止突部4が
設けられ、係止突部4の側面部には、係止突部4内に弾
性的に押入変位できる係止爪5が突出状態で備えられて
なり、係止突部4が、他方のハンガーサドル3上端の連
結板3bに有する係止孔7内に挿入されるとき、この係
止孔7縁との当接により係止爪5が押入変位される状態
となり、この挿入過程で、前記当接状態が解消されたと
きに、この押入変位状態が解除されて係止爪5が元の位
置に復帰して、係止爪5が係止孔7縁に係止されるよう
にしたことを特徴とする。
ことができると共に、作業者によらずに、常に一定の挟
持圧で安定した状態で固定でき、しかもその取り外し操
作も容易な管体用留め具を提供することである。 【解決手段】管体用留め具1は、ハンガーレール10
と、このハンガーレール10に下端2a、3aが係止さ
れる2つ一対のハンガーサドル2、3とからなり、一方
のハンガーサドル2上端の連結板2b面に係止突部4が
設けられ、係止突部4の側面部には、係止突部4内に弾
性的に押入変位できる係止爪5が突出状態で備えられて
なり、係止突部4が、他方のハンガーサドル3上端の連
結板3bに有する係止孔7内に挿入されるとき、この係
止孔7縁との当接により係止爪5が押入変位される状態
となり、この挿入過程で、前記当接状態が解消されたと
きに、この押入変位状態が解除されて係止爪5が元の位
置に復帰して、係止爪5が係止孔7縁に係止されるよう
にしたことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管体を固定するた
めの留め具に関する。
めの留め具に関する。
【0002】
【従来の技術】電気配線などについて、機器装置等の外
装ケースから露出したところに位置する部分に対して
は、外部環境から保護するために、その外装ケースの外
側に設けられた樹脂製や金属製の管体内に収納されるの
が、一般的である。従来、この管体を安定的かつ効率的
に上記したような外装ケースや建物の壁面に取り付ける
のに、図6に示すように、ハンガーレール26と、この
ハンガーレール26に下端部21c、22cが係止され
る2つ一対のハンガーサドル21、22とからなる留め
具20が利用されてきた。
装ケースから露出したところに位置する部分に対して
は、外部環境から保護するために、その外装ケースの外
側に設けられた樹脂製や金属製の管体内に収納されるの
が、一般的である。従来、この管体を安定的かつ効率的
に上記したような外装ケースや建物の壁面に取り付ける
のに、図6に示すように、ハンガーレール26と、この
ハンガーレール26に下端部21c、22cが係止され
る2つ一対のハンガーサドル21、22とからなる留め
具20が利用されてきた。
【0003】この従来の管体用留め具20では、予め、
外装ケース等に取り付けられたハンガーレール26の凹
溝27内に、ハンガーサドル21、22の下端部21
c、22cをそれぞれ挿入させる。次いで、これらの下
端部21c、22cの両側に有する係止凹部23を、ハ
ンガーレール26の凹溝27の縁部に沿った突条部28
に係止させる。そして、両ハンガーサドル上端の連結板
21b、22b間にボルト24を渡して止め付けること
により、管体29が、両ハンガーサドル本体21a、2
2aにより挟持される状態でハンガーレール26上に固
定される構成であった。
外装ケース等に取り付けられたハンガーレール26の凹
溝27内に、ハンガーサドル21、22の下端部21
c、22cをそれぞれ挿入させる。次いで、これらの下
端部21c、22cの両側に有する係止凹部23を、ハ
ンガーレール26の凹溝27の縁部に沿った突条部28
に係止させる。そして、両ハンガーサドル上端の連結板
21b、22b間にボルト24を渡して止め付けること
により、管体29が、両ハンガーサドル本体21a、2
2aにより挟持される状態でハンガーレール26上に固
定される構成であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の管体用留め具20では、上記したように、両ハンガー
サドル上端の連結板21b、22b間にボルト24を渡
らせて止め付ける構成であるため、ボルト24を、一方
の連結板21b側から、他方の連結板22b面に配した
ナットあるいは連結板22bに予め形成したネジ孔25
に渡らせて止め付ける作業が必要となる。この場合、ボ
ルト24の止め付け作業は、ねじ合わせ操作によること
から、その作業を迅速に行なうことは困難であるし、ま
た、ドライバー等の工具が必須となる。
の管体用留め具20では、上記したように、両ハンガー
サドル上端の連結板21b、22b間にボルト24を渡
らせて止め付ける構成であるため、ボルト24を、一方
の連結板21b側から、他方の連結板22b面に配した
ナットあるいは連結板22bに予め形成したネジ孔25
に渡らせて止め付ける作業が必要となる。この場合、ボ
ルト24の止め付け作業は、ねじ合わせ操作によること
から、その作業を迅速に行なうことは困難であるし、ま
た、ドライバー等の工具が必須となる。
【0005】さらに、固定後における、管体29に対す
るハンガーサドル本体21a、22aによる挟持圧は、
ボルト24のねじ合わせ度合いによって左右される。こ
のため、管体29に対する固定状態は、作業者により違
いが生じ、作業者によっては、その固定状態が不安定と
なることもある、という欠点があった。
るハンガーサドル本体21a、22aによる挟持圧は、
ボルト24のねじ合わせ度合いによって左右される。こ
のため、管体29に対する固定状態は、作業者により違
いが生じ、作業者によっては、その固定状態が不安定と
なることもある、という欠点があった。
【0006】そこで、本発明では、管体に対する固定作
業を容易かつ迅速に行なうことができると共に、作業者
の違いによらずに、常に一定の挟持圧で安定した状態で
固定でき、しかもその取り外し操作も容易な管体用留め
具を提供することを目的とした。
業を容易かつ迅速に行なうことができると共に、作業者
の違いによらずに、常に一定の挟持圧で安定した状態で
固定でき、しかもその取り外し操作も容易な管体用留め
具を提供することを目的とした。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明の管体用留め具は、ハンガーレールと、こ
のハンガーレールに下端が係止される2つ一対のハンガ
ーサドルとからなり、一方のハンガーサドル上端の連結
板面に係止突部が設けられ、この係止突部の側面部に
は、この係止突部内に弾性的に押入変位できる係止爪が
突出状態で備えられてなり、この係止突部が、他方のハ
ンガーサドル上端の連結板に有する係止孔内に挿入され
るとき、この係止孔縁との当接により前記係止爪が押入
変位される状態となり、この挿入過程で、前記当接状態
が解消されたときに、この押入変位状態が解除されて前
記係止爪が元の位置に復帰して、係止爪が前記係止孔縁
に係止されるようにしたことを特徴とする。
ため、本発明の管体用留め具は、ハンガーレールと、こ
のハンガーレールに下端が係止される2つ一対のハンガ
ーサドルとからなり、一方のハンガーサドル上端の連結
板面に係止突部が設けられ、この係止突部の側面部に
は、この係止突部内に弾性的に押入変位できる係止爪が
突出状態で備えられてなり、この係止突部が、他方のハ
ンガーサドル上端の連結板に有する係止孔内に挿入され
るとき、この係止孔縁との当接により前記係止爪が押入
変位される状態となり、この挿入過程で、前記当接状態
が解消されたときに、この押入変位状態が解除されて前
記係止爪が元の位置に復帰して、係止爪が前記係止孔縁
に係止されるようにしたことを特徴とする。
【0008】上記した本発明の管体用留め具によれば、
両ハンガーサドルの連結板間の止め付け作業は、一方の
ハンガーサドルの係止突部が、他方のハンガーサドルの
係止孔内に挿入され、係止突部の係止爪をこの係止孔縁
に係止させることによることができる。この両ハンガー
サドルの連結板間の連結により、これらのハンガーサド
ル間に配された管体がハンガーレールに固定される。こ
の管体に対する固定状態において、両ハンガーサドルの
連結板間、ひいてはハンガーサドル本体間の間隔は、係
止突部における係止爪の形成位置によって定まるから、
常に一定となる。従って、管体に対するハンガーサドル
本体による挟持圧も、常に一定となる。この場合、両ハ
ンガーサドルの連結板間の間隔は、対象とする管体の外
径により異なり一概には定まらないが、挿入作業の容易
性からは、5〜10mmの範囲で設定されることが好ま
しい。
両ハンガーサドルの連結板間の止め付け作業は、一方の
ハンガーサドルの係止突部が、他方のハンガーサドルの
係止孔内に挿入され、係止突部の係止爪をこの係止孔縁
に係止させることによることができる。この両ハンガー
サドルの連結板間の連結により、これらのハンガーサド
ル間に配された管体がハンガーレールに固定される。こ
の管体に対する固定状態において、両ハンガーサドルの
連結板間、ひいてはハンガーサドル本体間の間隔は、係
止突部における係止爪の形成位置によって定まるから、
常に一定となる。従って、管体に対するハンガーサドル
本体による挟持圧も、常に一定となる。この場合、両ハ
ンガーサドルの連結板間の間隔は、対象とする管体の外
径により異なり一概には定まらないが、挿入作業の容易
性からは、5〜10mmの範囲で設定されることが好ま
しい。
【0009】また、一方のハンガーサドルの連結板に設
けられる係止突部の外形状については、上記した作用が
発揮される限り、制限はなく、直方体形状のほか、円柱
形状等多様なものとすることができ、また枠体によって
形成されていてもよい。但し、強度的な点から、箱体状
のものとすることが好ましい。
けられる係止突部の外形状については、上記した作用が
発揮される限り、制限はなく、直方体形状のほか、円柱
形状等多様なものとすることができ、また枠体によって
形成されていてもよい。但し、強度的な点から、箱体状
のものとすることが好ましい。
【0010】また、係止突部は、一方のハンガーサドル
端部の連結板と一体的に形成されていてもよいが、この
連結板面に係止突部端の突端部を溶接等により固定した
構成であってもよい。
端部の連結板と一体的に形成されていてもよいが、この
連結板面に係止突部端の突端部を溶接等により固定した
構成であってもよい。
【0011】また、この係止突部を固定する構成におい
ては、その連結板面に孔部を形成し、この孔部内に係止
突部を嵌挿して係止突部端の突端部を連結板面に係止さ
せて、この係止状態の突端部を連結板に溶接等した構成
であってもよい。このように固定された係止突部によれ
ば、係止爪が前記した係止孔縁で係止された状態におい
て、両ハンガーサドルの連結板間の離反力に対して、こ
の係止突部はその突端部による係止力が作用するから、
連結板と係止突部との間における固定につき、特別な強
度は必要とはされなくても安定的な係止状態が得られ
る。
ては、その連結板面に孔部を形成し、この孔部内に係止
突部を嵌挿して係止突部端の突端部を連結板面に係止さ
せて、この係止状態の突端部を連結板に溶接等した構成
であってもよい。このように固定された係止突部によれ
ば、係止爪が前記した係止孔縁で係止された状態におい
て、両ハンガーサドルの連結板間の離反力に対して、こ
の係止突部はその突端部による係止力が作用するから、
連結板と係止突部との間における固定につき、特別な強
度は必要とはされなくても安定的な係止状態が得られ
る。
【0012】また、係止突部に備える係止爪の機能構成
についても、特に限定されるものでなく、係止突部にお
いて係止爪が弾性的に押入変位される限り、多様な構成
とすることができる。例えば、この係止突部内に設けた
スプリングにより係止爪が付勢される構成や、係止爪
が、係止突部の先端部に連継した弾性板からなる突片部
を屈曲することにより形成されてなる構成等である。特
に、この屈曲した突片部により係止爪が形成された構成
によれば、構成が極めて簡単となり、経済的に製造でき
る点で有利である。特に、この係止爪による構成では、
係止爪と係止突部との間の連継部での弾性作用により、
係止爪を係止突部内に弾性的に押入変位させることがで
きる。
についても、特に限定されるものでなく、係止突部にお
いて係止爪が弾性的に押入変位される限り、多様な構成
とすることができる。例えば、この係止突部内に設けた
スプリングにより係止爪が付勢される構成や、係止爪
が、係止突部の先端部に連継した弾性板からなる突片部
を屈曲することにより形成されてなる構成等である。特
に、この屈曲した突片部により係止爪が形成された構成
によれば、構成が極めて簡単となり、経済的に製造でき
る点で有利である。特に、この係止爪による構成では、
係止爪と係止突部との間の連継部での弾性作用により、
係止爪を係止突部内に弾性的に押入変位させることがで
きる。
【0013】また、係止爪の外形状は、係止突部を前記
対応する係止孔内に挿入し易いように、係止突部の先端
部への向きに下る斜面乃至曲面で形成されていることが
好ましい。また、係止爪の爪先は、前記した係止孔縁に
対して確実に係止されるように、その角度が鋭角に形成
されていることが好ましい。
対応する係止孔内に挿入し易いように、係止突部の先端
部への向きに下る斜面乃至曲面で形成されていることが
好ましい。また、係止爪の爪先は、前記した係止孔縁に
対して確実に係止されるように、その角度が鋭角に形成
されていることが好ましい。
【0014】また、係止爪は、係止突部の側面部に1つ
以上備えられていれば足りるが、好ましくは、その対向
する側面部に2つ以上設けられていることである。係止
爪が上記したように2つ以上設けられた構成によれば、
前記した係止孔縁に対する係止時に、係止突部の両側で
均等かつ安定的な係止状態が得られる点で有利である。
また、その係止状態の解除操作についても、係止突部に
対して両側から同時に各係止爪を押圧するだけでよいか
ら、容易に行なうことができる。
以上備えられていれば足りるが、好ましくは、その対向
する側面部に2つ以上設けられていることである。係止
爪が上記したように2つ以上設けられた構成によれば、
前記した係止孔縁に対する係止時に、係止突部の両側で
均等かつ安定的な係止状態が得られる点で有利である。
また、その係止状態の解除操作についても、係止突部に
対して両側から同時に各係止爪を押圧するだけでよいか
ら、容易に行なうことができる。
【0015】また、各ハンガーサドルの下端の係止凹部
について、それらの凹部幅は、ハンガーレールの突条部
の幅に対して0.5mm以内の間隔が生ずる範囲に設定
されていることが好ましい。この間隔範囲に設定される
ときには、ハンガーサドルをハンガーレール上に安定状
態で係止させることが可能となる。この結果、前記した
係止爪と係止孔との間の係止作業を容易、迅速に行なう
ことがてきると共に、管体に対する固定状態をより強固
にすることができる。
について、それらの凹部幅は、ハンガーレールの突条部
の幅に対して0.5mm以内の間隔が生ずる範囲に設定
されていることが好ましい。この間隔範囲に設定される
ときには、ハンガーサドルをハンガーレール上に安定状
態で係止させることが可能となる。この結果、前記した
係止爪と係止孔との間の係止作業を容易、迅速に行なう
ことがてきると共に、管体に対する固定状態をより強固
にすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図に基
づいて説明する。実施の形態に係る管体用留め具1は、
図1に示すように、ハンガーレール10と、このハンガ
ーレール10に下端2c、3cが係止される2つ一対の
ハンガーサドル2、3とからなる。
づいて説明する。実施の形態に係る管体用留め具1は、
図1に示すように、ハンガーレール10と、このハンガ
ーレール10に下端2c、3cが係止される2つ一対の
ハンガーサドル2、3とからなる。
【0017】図2及び図3に示すように、一方のハンガ
ーサドル2上端の連結板2b面には係止突部4が設けら
れている。この係止突部4は、直方体形の箱体状を呈
し、その両突端部4bを溶接されることにより連結板2
b面に固定されている。また、その箱体状の対向する両
側面部には、係止爪5が連継部6を介してそれぞれ突出
状態で備えられてなる。これらの係止爪5は、係止突部
4の先端部4aから連継部6を介して設けられた突片部
を爪先5aが形成されるように屈曲することにより形成
されている。従って、その突片部の形成材の弾性に基づ
いて、係止爪5が係止突部4内に弾性的に押入変位する
ようにされている。また、爪先5aは、前記した突片部
を鋭角的に屈曲させることにより形成されている。
ーサドル2上端の連結板2b面には係止突部4が設けら
れている。この係止突部4は、直方体形の箱体状を呈
し、その両突端部4bを溶接されることにより連結板2
b面に固定されている。また、その箱体状の対向する両
側面部には、係止爪5が連継部6を介してそれぞれ突出
状態で備えられてなる。これらの係止爪5は、係止突部
4の先端部4aから連継部6を介して設けられた突片部
を爪先5aが形成されるように屈曲することにより形成
されている。従って、その突片部の形成材の弾性に基づ
いて、係止爪5が係止突部4内に弾性的に押入変位する
ようにされている。また、爪先5aは、前記した突片部
を鋭角的に屈曲させることにより形成されている。
【0018】また、他方のハンガーサドル3上端の連結
板3b面には係止孔7が、係止突部4に対応する形状で
形成されている。従って、係止突部4が、この係止孔7
内に挿入されるとき、当初は、図4に示すように、係止
孔7縁との当接により係止爪5がそれぞれ係止突部4内
に押入変位される。さらに係止突部4が挿入されると
き、上記した当接状態が解消される。このときに、上記
の押入変位状態が解除されて係止爪5が元の位置に復帰
して、図2及び図3に示すように、各係止爪5が係止孔
7縁に係止された状態となる。
板3b面には係止孔7が、係止突部4に対応する形状で
形成されている。従って、係止突部4が、この係止孔7
内に挿入されるとき、当初は、図4に示すように、係止
孔7縁との当接により係止爪5がそれぞれ係止突部4内
に押入変位される。さらに係止突部4が挿入されると
き、上記した当接状態が解消される。このときに、上記
の押入変位状態が解除されて係止爪5が元の位置に復帰
して、図2及び図3に示すように、各係止爪5が係止孔
7縁に係止された状態となる。
【0019】また、ハンガーレール10には、その凹溝
11内にその長手方向に沿って突条部12、12が対向
して設けられている。また、ハンガーサドル2、3の下
端2c、3cには係止凹部8が対称位置にそれぞれ設け
られており、これらの係止凹部8が対応する突条部12
に係止される。この場合、ハンガーサドル2、3の係止
凹部8を、それぞれハンガーレール10の係止位置で半
回転させる態様で係止させることができる。このとき、
突条部12の幅11.5mmに対して係止凹部8の幅を
12mmとした。従って、これれらの係止時の間隔は
0.5mm以内であって、各ハンガーサドル2、3は、
ハンガーレール10上にガタつきがほとんどない安定状
態でセットされている。
11内にその長手方向に沿って突条部12、12が対向
して設けられている。また、ハンガーサドル2、3の下
端2c、3cには係止凹部8が対称位置にそれぞれ設け
られており、これらの係止凹部8が対応する突条部12
に係止される。この場合、ハンガーサドル2、3の係止
凹部8を、それぞれハンガーレール10の係止位置で半
回転させる態様で係止させることができる。このとき、
突条部12の幅11.5mmに対して係止凹部8の幅を
12mmとした。従って、これれらの係止時の間隔は
0.5mm以内であって、各ハンガーサドル2、3は、
ハンガーレール10上にガタつきがほとんどない安定状
態でセットされている。
【0020】このように下端部2c、3cが係止された
ハンガーサドル2、3間に、対象とする管体13が配さ
れた状態で、前記したように各係止爪5が係止孔7縁に
係止するように操作されると、図1に示すように、連結
板2b、3b間が連結されると共に、ハンガーサドル本
体2a、3a間に管体13が挟持された状態で、ハンガ
ーレール10に固定される。この固定時におけるハンガ
ーサドル本体2a、3aでの挟持圧は、上記した各係止
爪5の係止位置によって規制されるため、作業者の違い
によらず、常に一定の大きさである。
ハンガーサドル2、3間に、対象とする管体13が配さ
れた状態で、前記したように各係止爪5が係止孔7縁に
係止するように操作されると、図1に示すように、連結
板2b、3b間が連結されると共に、ハンガーサドル本
体2a、3a間に管体13が挟持された状態で、ハンガ
ーレール10に固定される。この固定時におけるハンガ
ーサドル本体2a、3aでの挟持圧は、上記した各係止
爪5の係止位置によって規制されるため、作業者の違い
によらず、常に一定の大きさである。
【0021】また、図5には、本発明に係る他の実施の
形態に係る管体用留め具15を示した。この管体用留め
具15は、前記した管体用留め具1について、ハンガー
サドル2に代えて、異なった形状のハンガーサドル16
としたものである。このハンガーサドル16は、そのハ
ンガーサドル本体16a上端の連結板16b面に孔部1
7を設け、この孔部17に係止突部4を挿嵌固定させた
ものである。この場合、係止突部4は、その突端部4b
が、連結板16bの外側面にあたる孔部17の縁部に係
止させた状態とされ、さらに、この突端部4b部分で溶
接されることにより連結板16bに固定されている。
形態に係る管体用留め具15を示した。この管体用留め
具15は、前記した管体用留め具1について、ハンガー
サドル2に代えて、異なった形状のハンガーサドル16
としたものである。このハンガーサドル16は、そのハ
ンガーサドル本体16a上端の連結板16b面に孔部1
7を設け、この孔部17に係止突部4を挿嵌固定させた
ものである。この場合、係止突部4は、その突端部4b
が、連結板16bの外側面にあたる孔部17の縁部に係
止させた状態とされ、さらに、この突端部4b部分で溶
接されることにより連結板16bに固定されている。
【0022】この係止突部16の構成によれば、係止爪
5が係止孔7縁で係止された連結状態において、両ハン
ガーサドル3、16の連結板3b、16b間の離反力に
対して、係止突部16ではその端部の突端部4bでの係
止力が作用することにより、連結板16b面における固
定状態は安定的に保持される。従って、連結板16bと
係止突部4との固定構成について、特別な強度は必要と
されないから、比較的に簡易的な構成とすることができ
る。
5が係止孔7縁で係止された連結状態において、両ハン
ガーサドル3、16の連結板3b、16b間の離反力に
対して、係止突部16ではその端部の突端部4bでの係
止力が作用することにより、連結板16b面における固
定状態は安定的に保持される。従って、連結板16bと
係止突部4との固定構成について、特別な強度は必要と
されないから、比較的に簡易的な構成とすることができ
る。
【0023】
【発明の効果】上述したように本発明は構成されるか
ら、次のような効果が発揮される。先ず、ハンガーレー
ルと、このハンガーレールに下端が係止される2つ一対
のハンガーサドルとからなり、一方のハンガーサドル上
端の連結板面に係止突部が設けられ、この係止突部の側
面部には、この係止突部内に弾性的に押入変位できる係
止爪が突出状態で備えられてなり、この係止突部が、他
方のハンガーサドル上端の連結板に有する係止孔内に挿
入されるとき、この係止孔縁との当接により前記係止爪
が押入変位される状態となり、この挿入過程で、前記当
接状態が解消されたときに、この押入変位状態が解除さ
れて前記係止爪が元の位置に復帰して、係止爪が前記係
止孔縁に係止されるようにしたことから、管体に対する
固定作業を迅速に実行することができ、しかも、各ハン
ガーサドル間の連結構成も、係止爪が係止孔縁に係止さ
れる構成によるから、極めて安定的である。
ら、次のような効果が発揮される。先ず、ハンガーレー
ルと、このハンガーレールに下端が係止される2つ一対
のハンガーサドルとからなり、一方のハンガーサドル上
端の連結板面に係止突部が設けられ、この係止突部の側
面部には、この係止突部内に弾性的に押入変位できる係
止爪が突出状態で備えられてなり、この係止突部が、他
方のハンガーサドル上端の連結板に有する係止孔内に挿
入されるとき、この係止孔縁との当接により前記係止爪
が押入変位される状態となり、この挿入過程で、前記当
接状態が解消されたときに、この押入変位状態が解除さ
れて前記係止爪が元の位置に復帰して、係止爪が前記係
止孔縁に係止されるようにしたことから、管体に対する
固定作業を迅速に実行することができ、しかも、各ハン
ガーサドル間の連結構成も、係止爪が係止孔縁に係止さ
れる構成によるから、極めて安定的である。
【0024】また、この管体の固定状態は、ハンガーサ
ドルにより常に一定の圧力で挟持されることによるか
ら、作業者の違いによらず、常に安定したものとなる。
また、この固定状態の解除も、係止突部の係止爪を押入
操作するだけでよいから、簡単である。
ドルにより常に一定の圧力で挟持されることによるか
ら、作業者の違いによらず、常に安定したものとなる。
また、この固定状態の解除も、係止突部の係止爪を押入
操作するだけでよいから、簡単である。
【0025】また、ハンガーサドルにおける構成は、係
止突部と係止孔によるから、簡単な構成で経済的に製造
できる。また、特に、係止突部における係止爪が、係止
突部の先端部から連継部を介する突片部を曲折すること
により形成される場合には、より簡単な構成とすること
ができる。
止突部と係止孔によるから、簡単な構成で経済的に製造
できる。また、特に、係止突部における係止爪が、係止
突部の先端部から連継部を介する突片部を曲折すること
により形成される場合には、より簡単な構成とすること
ができる。
【0026】また、対応するハンガーサドルの連結板に
対して係止突部を固定する構成において、この連結板の
孔部に係止突部を嵌挿し、この係止突部の突端部を孔部
縁に係止した状態で固定する構成によれば、より簡易な
固定構成で足りる。
対して係止突部を固定する構成において、この連結板の
孔部に係止突部を嵌挿し、この係止突部の突端部を孔部
縁に係止した状態で固定する構成によれば、より簡易な
固定構成で足りる。
【0027】また、ハンガーサドル下端の係止凹部とハ
ンガーレールの突条部との係止状態での間隔が、0.5
mmの範囲内であるように構成される場合には、ハンガ
ーレール上でのハンガーサドルの係止状態が、ガタつき
を生じさせることなく安定化され、この結果、上記した
係止突部と係止孔との係止作業を容易、迅速化させるこ
とができると共に、管体に対するより強固な固定状態を
得ることができる。
ンガーレールの突条部との係止状態での間隔が、0.5
mmの範囲内であるように構成される場合には、ハンガ
ーレール上でのハンガーサドルの係止状態が、ガタつき
を生じさせることなく安定化され、この結果、上記した
係止突部と係止孔との係止作業を容易、迅速化させるこ
とができると共に、管体に対するより強固な固定状態を
得ることができる。
【図1】本発明に係る管体用留め具の斜視図である。
【図2】同上の各ハンガーサドルの連結状態を説明する
一部縦断面部分正面図である。
一部縦断面部分正面図である。
【図3】同上の各ハンガーサドルの連結状態を説明する
平面図である。
平面図である。
【図4】同上の各ハンガーサドルの連結操作途中の状態
を説明する横断面平面図である。
を説明する横断面平面図である。
【図5】本発明に係る他の管体用留め具の各ハンガーサ
ドルの連結状態を説明する平面図である。
ドルの連結状態を説明する平面図である。
【図6】従来の管体用留め具の連結状態を説明する斜視
図である。
図である。
1 管体用留め具 2 ハンガーサドル 2a ハンガーサドル本体 2b 連結板 2c 下端部 3 ハンガーサドル 3a ハンガーサドル本体 3b 連結板 3c 下端部 4 係止突部 4a 先端部 4b 突端部 5 係止爪 6 連継部 7 係止孔 8 係止凹部 10 ハンガーレール 16 ハンガーサドル 16a ハンガーサドル本体 16b 連結板 16c 下端部 17 孔部
Claims (3)
- 【請求項1】ハンガーレールと、このハンガーレールに
下端が係止される2つ一対のハンガーサドルとからな
り、一方のハンガーサドル上端の連結板面に係止突部が
設けられ、この係止突部の側面部には、この係止突部内
に弾性的に押入変位できる係止爪が突出状態で備えられ
てなり、この係止突部が、他方のハンガーサドル上端の
連結板に有する係止孔内に挿入されるとき、この係止孔
縁との当接により前記係止爪が押入変位される状態とな
り、この挿入過程で、前記当接状態が解消されたとき
に、この押入変位状態が解除されて前記係止爪が元の位
置に復帰して、係止爪が前記係止孔縁に係止されるよう
にしたことを特徴とする管体用留め具。 - 【請求項2】係止突部の係止爪が、この係止突部の先端
部に連継した弾性板材からなる突片部を屈曲することに
より形成されてなる請求項1に記載の管体用留め具。 - 【請求項3】ハンガーサドル下端の係止凹部とハンガー
レールの突条部との係止状態での間隔が、0.5mmの
範囲内である請求項1又は2に記載の管体用留め具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11221925A JP2001050427A (ja) | 1999-08-05 | 1999-08-05 | 管体用留め具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11221925A JP2001050427A (ja) | 1999-08-05 | 1999-08-05 | 管体用留め具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001050427A true JP2001050427A (ja) | 2001-02-23 |
Family
ID=16774316
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11221925A Pending JP2001050427A (ja) | 1999-08-05 | 1999-08-05 | 管体用留め具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001050427A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011052798A (ja) * | 2009-09-04 | 2011-03-17 | Mirai Ind Co Ltd | 配線・配管材固定具 |
JP2016023673A (ja) * | 2014-07-17 | 2016-02-08 | 三菱電機株式会社 | 配管固定クリップ |
-
1999
- 1999-08-05 JP JP11221925A patent/JP2001050427A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011052798A (ja) * | 2009-09-04 | 2011-03-17 | Mirai Ind Co Ltd | 配線・配管材固定具 |
JP2016023673A (ja) * | 2014-07-17 | 2016-02-08 | 三菱電機株式会社 | 配管固定クリップ |
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