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JP2001050314A - クラッチ - Google Patents

クラッチ

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Publication number
JP2001050314A
JP2001050314A JP2000217874A JP2000217874A JP2001050314A JP 2001050314 A JP2001050314 A JP 2001050314A JP 2000217874 A JP2000217874 A JP 2000217874A JP 2000217874 A JP2000217874 A JP 2000217874A JP 2001050314 A JP2001050314 A JP 2001050314A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
clutch
cylinder
piston
valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000217874A
Other languages
English (en)
Inventor
Robert Dr Fischer
フィッシャー ロベルト
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
LuK Lamellen und Kupplungsbau GmbH
Original Assignee
LuK Lamellen und Kupplungsbau GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by LuK Lamellen und Kupplungsbau GmbH filed Critical LuK Lamellen und Kupplungsbau GmbH
Publication of JP2001050314A publication Critical patent/JP2001050314A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D25/00Fluid-actuated clutches
    • F16D25/06Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch
    • F16D25/062Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces
    • F16D25/063Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces with clutch members exclusively moving axially
    • F16D25/0635Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces with clutch members exclusively moving axially with flat friction surfaces, e.g. discs
    • F16D25/0638Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces with clutch members exclusively moving axially with flat friction surfaces, e.g. discs with more than two discs, e.g. multiple lamellae
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D25/00Fluid-actuated clutches
    • F16D25/12Details not specific to one of the before-mentioned types
    • F16D25/14Fluid pressure control
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D48/00External control of clutches
    • F16D48/02Control by fluid pressure
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D48/00External control of clutches
    • F16D48/02Control by fluid pressure
    • F16D48/04Control by fluid pressure providing power assistance
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D48/00External control of clutches
    • F16D48/02Control by fluid pressure
    • F16D2048/0209Control by fluid pressure characterised by fluid valves having control pistons, e.g. spools

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧力媒体によって操作可能なクラッチにおい
て、無圧状態からの操作時にもトルクを迅速に伝達する
ことができるクラッチを提供する。 【解決手段】 圧力媒体によって操作可能なクラッチ1
20において、圧力液を充填可能なシリンダ123と負
荷可能なピストン122とを備えたピストンシリンダユ
ニットが、クラッチを操作するために設けられており、
少なくとも1つの弁130,140を備えた圧力媒体供
給ユニットが設けられており、シリンダ123が少なく
ともほぼ無圧の場合には操作の開始時に、シリンダの迅
速な充填が高められた圧力によって行われ、シリンダ内
における圧力の目標値到達後又は所定可能な時間経過後
に、ゆっくりとして充填が行われるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧力媒体によって
操作可能なクラッチ、特に自動車の駆動ストランドにお
ける、圧力媒体操作可能なクラッチに関する。本発明は
さらにこのようなクラッチを操作する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】このような圧力媒体によって操作可能な
クラッチは、例えばドイツ連邦共和国特許第19800
490号明細書に基づいて公知であるように、例えば、
オートマチック伝動装置を備えた自動車における始動エ
レメントとして使用可能である。この場合オートマチッ
ク伝動装置は段階式オートマチック伝動装置であって
も、又は、円錐プーリ巻掛け伝動装置のような無段階に
調節可能な伝動装置つまり無段変速機(CVT)であっ
てもよい。また、クラッチは手動操作可能な伝動装置と
一緒に使用することもできる。
【0003】このような圧力媒体によって操作可能なク
ラッチには一般に次のような欠点がある。すなわちこの
ようなクラッチでは、無圧状態からの操作時に、クラッ
チが係合ポイントにおいて小さなトルクを伝達し始める
まで、比較的長い時間がかかってしまう。それというの
は、シリンダはクラッチを操作するためにまず初め満た
されねばならないからである。そしてこの充填完了まで
の時間中に、臨界的な車両状況又は臨界的な安全状況の
生じる可能性がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ゆえに本発明の課題
は、安全状況に関して改善されたクラッチ及びこのクラ
ッチを操作する方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明によるクラッチの構成では、圧力媒体によって
操作可能なクラッチであって、圧力液を充填可能なシリ
ンダと負荷可能なピストンとを備えたピストンシリンダ
ユニットが、クラッチを操作するために設けられてお
り、少なくとも1つの弁を備えた圧力媒体供給ユニット
が設けられており、シリンダが少なくともほぼ無圧の場
合には操作の開始時に、シリンダの迅速な充填が高めら
れた圧力によって行われ、シリンダ内における圧力の目
標値到達後又は所定可能な時間経過後に、ゆっくりとし
た充填が行われる。
【0006】本発明によるクラッチの別の有利な構成
は、請求項2及び請求項3に記載されている。
【0007】また本発明による方法では、クラッチを操
作するために圧力液を充填可能なシリンダと負荷可能な
ピストンとを備えたピストンシリンダユニットと、少な
くとも1つの弁を備えた圧力媒体供給ユニットとを有す
る、圧力媒体によって操作可能なクラッチにおいて、シ
リンダが少なくともほぼ無圧の場合には操作の開始時
に、シリンダの迅速な充填を高められた圧力によって行
い、シリンダ内における圧力の目標値到達後又は所定可
能な時間経過後に、ゆっくりとした充填を行うようにし
た。
【0008】
【発明の効果】本発明によって、従来技術における欠点
は排除され、無圧状態からの操作時にも、クラッチが迅
速にトルクを伝達することができ、ひいては臨界的な車
両状況又は臨界的な安全状況の発生を回避することがで
きる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に図面を参照しながら本発明の
実施の形態を説明する。
【0010】図1には、多板クラッチ(Lamellenkupplu
ng)1の1実施例が断面図で示されている。多板クラッ
チ1の入力側には、図1に単に部分的に示された軸2が
設けられており、この軸2は、図示されていない遊星歯
車セット(Planetenradsatz)又は円錐ベルト車セット
(Kegelscheibensatz)を受容するためにも形成されて
いる。転がり軸受3と図示されていない別の転がり軸受
とを介して、軸2はケーシング内に回転可能に支承され
ており、図1にはケーシングのうちのカバー4だけが示
されている。多板クラッチは別の後退用クラッチ(Ruec
kwaertsfahrkupplung)を備えていてもよく、この後退
用クラッチはドイツ連邦共和国特許第19800490
号明細書によれば、例えばクラッチ1の半径方向外側に
配置されている。
【0011】転がり軸受3には、軸2を受容するための
孔を備えた円形リング状のフランジ5が、軸方向で支持
されており、このフランジ5はその外周部において、横
断面U字形の金属薄板部材6によって取り囲まれてい
る。符号7で示された球は、回動防止部材として働き、
プレッシャプレート9に対する内側積層板保持体8の軸
方向運動を可能にするが、半径方向運動は阻止する。プ
レッシャプレート9はピストンと呼ぶこともできる。
【0012】多板クラッチはその外側領域においてクラ
ッチベル(Kupplungsglocke)10によって把持されて
おり、このクラッチベル10は内部に内側積層板(Inne
nlamelle)11と外側積層板(Aussenlamelle)12と
を収容しており、かつ外側積層板12の半径方向外側の
領域において同時に、軸方向歯列14を備えた外側積層
板保持体13として形成されている。同様な形式で内側
積層板11は、内側積層板保持体8の、軸方向歯列とし
て形成された外歯列15に、軸方向摺動可能に受容され
ている。
【0013】リング体として形成されたボス16は接触
面(Anlaufflaeche)17を有しており、その結果縁部
積層板(Randlamelle)18の間に配置された内側積層
板11及び外側積層板19には、接触面17とプレッシ
ャプレート9の対応する接触面19との間において、ト
ルク伝達のために垂直力を負荷することができる。
【0014】図1にはさらに、符号20でオイル分配器
が示されており、このオイル分配器20はその半径方向
外側の領域において、符号21で示されたダイヤフラム
ばねを覆っている。支持リング22は、軸2の外周部の
領域において、図2に詳しく示されたダイヤフラム23
を軸方向において固定するために働く。
【0015】図示されていないポンプを介して、軸2内
に配置された又は形成された通路24を介して圧力液が
圧力下でもたらされる。圧力液は通路24を通過した後
で軸2における端部領域25に達し、この端部領域25
からは半径方向通路26が分岐している。圧力液はこの
通路26を介して、フランジ5とダイヤフラム23とに
よって制限された第1の圧力室27に進入し、この圧力
室27においてダイヤフラム23を負荷する。ダイヤフ
ラム23は第1の圧力室27とは反対側に位置する面
で、ピストン28に接触しており、このピストン28
の、ダイヤフラム23とは反対側に位置していてダイヤ
フラムばね21の側における面には、リング状のシール
材料29が接触しており、そしてこのシール材料29
は、ダイヤフラムばね21側の面において、ダイヤフラ
ムばね21によって負荷される。
【0016】圧力室27はピストン9と一緒に、クラッ
チを操作するためのピストンシリンダユニットを形成し
ている。
【0017】第1の圧力室27内にもたらされた圧力液
によって惹起される、圧力室27における圧力上昇によ
って、ダイヤフラム23は図平面において右に向かって
移動させられ、これによってピストン28はダイヤフラ
ムばね21のプレロード(Vorspannkraft)に抗して、
図平面において右に向かって押圧される。したがってプ
レッシャプレート9と一体的に形成されたピストン28
はまた、第1の圧力室27の圧力負荷時に、プレッシャ
プレート9の接触面19を右に向かってシフトさせるた
めに、ひいては積層板11,12,18を負荷するため
に働く。丸い折り目状の環状の2つのエンボス加工部3
0を備えたダイヤフラム30の構成と、ダイヤフラム3
0の薄い構成とに基づいて、第1の圧力室27の圧力負
荷によって、ピストン28はほとんど摩擦無しにひいて
はヒステリシス無しに負荷される。
【0018】このことに基づいて、第1の圧力室27に
おける圧力のわずかな変化によって惹起されるダイヤフ
ラム23の負荷により、ピストン28のほとんど摩擦の
ない軸方向シフトが生ぜしめられ、ひいては積層板1
1,12,18を負荷するプレッシャプレート9の接触
面19の軸方向シフトが生ぜしめられる。なおここで注
意を喚起しておけば、図2において選択された状態では
多板クラッチ1は開放状態で示されており、したがって
接触面19はなお縁部積層板18と接触した位置を占め
ていない。しかしながら容易に分かるように、第1の圧
力室27における圧力上昇時には、ピストン28、ひい
てはプレッシャプレート及び接触面19は相応にシフト
され、その結果相応な垂直力が内側積層板11と外側積
層板12との間において反応力として生ぜしめられる。
多板クラッチ1によって伝達可能なトルクを、積層板1
1,12,18の可能なシフト距離の約1/10の調整
範囲において調整するための、第1の圧力室27におけ
るわずかな圧力変化によって、積層板は積層板保持体
8,13の軸方向歯列14,15に沿って相応にわずか
に軸方向シフトする。
【0019】多板クラッチ1によって伝達されるトルク
のわずかな変化が望まれている場合には、そのために制
御によって、第1の圧力室27に供給される圧力液の圧
力レベルを、わずかに変化させることが可能であり、こ
れによってダイヤフラム23、ピストン28、プレッシ
ャプレート9及び接触面19を介して、内側積層板11
及び外側積層板12の相応に小さな軸方向シフトが調節
される。内側積層板11及び外側積層板12はこの場
合、それぞれの軸方向歯列14,15に対する相補形状
を備えて形成されたばね舌片31,32を介して、内側
積層板保持体8及び外側積層板保持体13の軸方向歯列
14,15と相対回動不能に係合している。第1の圧力
室27における対応するわずかな圧力変化と、これに基
づく積層板のわずかな軸方向シフトとによって、積層板
の間において生じる垂直力が変化し、この際に、軸方向
歯列14,15に係合しているばね舌片31,32が歯
列の方向においてシフト運動されることはなく、その結
果所望の小さなトルク変化時には、ばね舌片31,32
の側面33と軸方向歯列14,15との間における相対
運動はもはや生じない。符号35によって軸内における
通路が示されている。
【0020】多板クラッチ1は運転中に、回転運動させ
られるので、通路24を介して第1の圧力室27に導入
された圧力液もまた同様に回転運動させられる。通路2
4に対して同軸的に延びている通路35と、この通路3
5に接続された分岐通路36を通して、液体室37に
は、例えば第1の圧力室27に圧力液が供給される圧力
液回路から、圧力液が導入され、この圧力液は、オイル
分配器20の半径方向内側に位置する領域に設けられた
貫通孔38とボス16における貫通開口39とを介し
て、積層板11,12,18の領域にまで達することが
でき、そこで、積層板間の摩擦係合に基づいて発生する
熱を冷却するために使用されることができる。
【0021】オイル案内路は次のように、すなわちオイ
ル流が孔36を起点として、クラッチの負荷時には多板
クラッチ1に向かって案内され、又はクラッチの無負荷
時には半径方向外側に位置する後退用クラッチに向かっ
て案内されるか又は導出されるように、構成される。相
応にピストン9の図示のピストン位置では、液体は矢印
51で示されているように、部材20,16,13にお
ける孔を通して導出される。部材20はこの場合比較的
小さな孔を有している。
【0022】ピストン9,28が負荷されると、ピスト
ン28と座52との間における貫通孔がの半径方向内側
に向かって開放し、この場合貫通孔は、部材20におけ
る孔38よりも半径方向で見てさらに外側に配置されて
いる。これによって液体は矢印50で示されているよう
にクラッチ1に向かって流れる。
【0023】図3においてクラッチは符号120で示さ
れている。そしてこのクラッチは積層板ユニット121
とピストン122とを有しており、このピストン122
はシリンダ124の室123内において液圧であるクラ
ッチ圧によって始動クラッチ(Anfahrkupplung)120
の係合のために運動可能であり、つまりこの場合ピスト
ン122は室123を増大させながら、積層板ユニット
121の積層板を対応する摩擦フェーシングに押圧す
る。室123におけるクラッチ圧が大きければ大きいほ
ど、始動クラッチ120から伝達されるクラッチモーメ
ントは大きくなる。室123は油圧導管125を介して
手動スプール弁(Handschieber-Ventil)130と接続
されており、この手動スプール弁は安全の理由から位置
P及びNへの切換え時には室123を急激に空にする。
位置Dでは導管125は導管131と接続されており、
この導管131は、さらに手動スプール弁130に後置
された減圧弁140と接続されている。この減圧弁14
0は前制御圧を受容するための入口E1と、ポンプ16
0から導管162を介して準備された全系圧を受容する
ための入口E2と、後で詳しく述べる入口E3と、導管
131に接続されていてクラッチ圧が準備される出口A
とを有している。
【0024】入口E1は導管151を介して、切換え弁
又は比例弁のような電磁弁150に接続されており、こ
の電磁弁150は、図示されていない制御ユニットによ
って、電磁石内を流れる電流を制御することにより、入
口E1における前制御圧を調節するために制御される。
ポンプ160によって生ぜしめられる圧力は、導管16
1を介して減圧弁170に加えられ、この減圧弁170
は導管163に、例えば5バールの一定の圧力を加え、
この圧力から切換え弁150はその制御に相応して入口
E1において前制御圧を生ぜしめる。
【0025】切換え弁150は電流に関連して減圧弁1
70によって準備された圧力(例えば5バール)から入
口E1における前制御圧(例えば0〜5バール)を生ぜ
しめる。この場合電流は、クラッチ圧のための調節量
(Stellgroesse)として、有利にはソフトウエアを用い
て、例えばスロットルバルブ位置などのパラメータに基
づいて調節される。切換え弁150のスプール位置に応
じて、入口E1における一定の圧力は、出口もしくはタ
ンク152への液体放出によって、その都度の調節量に
相応した前制御圧に低下させられる。
【0026】減圧弁140のスプールは符号141で示
されている。このスプール141は本発明によれば、有
利にはコイルばねの形をしたばね装置142によって、
図3において右に向かってプレロードをかけられてい
る。ばね142はこの場合スプール141の端面S1を
押圧している。この場合弁スプール141が終端位置に
達する前に、弁スプール141の制御縁144は入口E
2に向かってシフトされ、その結果系圧は入口E2から
出口Aに向かって接続され、後退用クラッチ分岐部14
5を介して入口E3に達し、そこでばね142に抗して
作用する圧力を制御面S2に加え、これによって弁スプ
ール141は、入口E2への制御縁144の接続が再び
中断されるまで、左に向かってシフトされる。始動クラ
ッチ120においては、ばね142の圧力と入口E1に
おける前制御圧とをプラスした値に相当するクラッチ圧
が生じる。
【0027】以下においては上に述べた制御装置の作業
形式を詳しく述べる。始動クラッチ120のシリンダも
しくは室123が前充填されている場合又は空の場合に
は、クラッチ圧を正確に制御する必要はない。それとい
うのはこのような場合にはトルクが伝達されないからで
ある。減圧弁140はしたがってばね142によって次
のように、すなわち室123における最小のクラッチ圧
がダイヤフラムばね129によってもたらされる圧力に
相当するように、プレロードをかけられている。切換え
弁150によって調節される前制御圧はこの場合0であ
る。
【0028】通常の走行運転では、切換え弁150の相
応な制御によって始動クラッチ120を係合させるため
に、入口E1における前制御圧は値0から高められ、こ
の場合減圧弁140におけるスプール141は次のよう
に、すなわち入口E2における全系圧がばね142の圧
力に前制御圧をプラスした値に相応してクラッチ120
に伝達されるように、シフトされる。所望のクラッチ圧
が得られるや否や、後退用クラッチ路145を介して制
御面S2に加えられる力によって、入口E2と出口Aと
の間における接続部が中断される。これによって前制御
圧は、トルク伝達のために直ちに利用されることができ
る。したがってクラッチ係合時もしくはガス供給時に、
従来技術において室123を満たすために必要であった
時間を無駄に使うことがなくなる。つまり本発明による
クラッチでは、迅速な作動が可能である。
【0029】通常の走行運転においてクラッチ圧はばね
142の作用に基づいて、ダイヤフラムばねのプレロー
ド(Vorspannkraft)の範囲におけるクリープモーメン
ト(クリープ圧)を伝達する圧力までだけが消滅させら
れる。
【0030】クラッチによって伝達可能なトルクを調節
するために、トルクは目標値(Sollvorgabe)として与
えられる。コンピュータにおいてファイルされた特性線
に相応して、圧力は比例弁150によって調節される。
そのために、目標圧が調節されるように弁を操作する電
流iが、比例弁に与えられる。そこで本発明では、本来
そのために調節されるトルクが必要であるよりも著しく
大きな電流が、初期の時間において調節されるようにな
っている。これによって、絞り199の前における室領
域125は比較的高い圧力によって負荷され、シリンダ
123は早期に満たされる。シリンダ123における目
標圧が少なくともほぼ得られると、比例弁150を制御
するために、目標圧に相当する電流値iへの切換えが再
び行われる。この小さな電流値への切換えは、所定可能
な時間の経過後においても行うことができる。
【0031】迅速充填に対する電流調節の関係は、この
場合例えば温度、伝動装置回転数又は車両速度又はスロ
ットルバルブ位置のような種々様々なパラメータによっ
て規定することができる。
【0032】クラッチ圧はこの場合圧力センサによって
検出することができる。
【0033】なお、本発明は図示の実施例に制限される
ものではなく、本発明の枠内において種々様々な変化実
施形態が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるクラッチを示す断面図である。
【図2】図1に示された多板クラッチの一点鎖線で囲ま
れたBの領域を拡大して示す図である。
【図3】クラッチを操作するための液圧装置を示す回路
図である。
【符号の説明】
1 多板クラッチ、 2 軸、 3 転がり軸受、 4
カバー、 5 フランジ、 6 金属薄板部材、 7
球、 8 内側積層板保持体、 9 プレッシャプレ
ート、 10 クラッチベル、 11 内側積層板、
12 外側積層板、 13 外側積層板保持体、 1
4,15 軸方向歯列、 16 ボス、17,19 接
触面, 18 縁部積層板、 20 オイル分配器、
21 ダイヤフラムばね、 22 支持リング、 23
ダイヤフラム、 24 通路、25 端部領域、 2
6 半径方向通路、 27 圧力室、 28 ピスト
ン、 29 シール材料、 31,32 ばね舌片、
33 側面、 35 通路、 36 分岐通路、 37
液体室、 38 貫通孔、 39 貫通開口、120
クラッチ、 121 積層板ユニット、 122 ピ
ストン、 123室、 130 手動スプール弁、 1
31 導管、 140 減圧弁、 141 スプール、
142 ばね装置、 150 電磁弁、 160 ポ
ンプ、161 導管、 170 減圧弁、 199 絞
フロントページの続き (72)発明者 ロベルト フィッシャー ドイツ連邦共和国 ビュール フィヒテン シュトラーセ 16

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力媒体によって操作可能なクラッチで
    あって、圧力液を充填可能なシリンダと負荷可能なピス
    トンとを備えたピストンシリンダユニットが、クラッチ
    を操作するために設けられており、少なくとも1つの弁
    を備えた圧力媒体供給ユニットが設けられており、シリ
    ンダが少なくともほぼ無圧の場合には操作の開始時に、
    シリンダの迅速な充填が高められた圧力によって行わ
    れ、シリンダ内における圧力の目標値到達後又は所定可
    能な時間経過後に、ゆっくりとして充填が行われること
    を特徴とするクラッチ。
  2. 【請求項2】 高められた圧力が、シリンダの前の圧力
    室において調節され、かつシリンダが絞りを介して圧力
    室と接続されている、請求項1記載のクラッチ。
  3. 【請求項3】 圧力室における圧力が比例弁を用いて調
    節される、請求項2記載のクラッチ。
  4. 【請求項4】 請求項1から3までに記載のクラッチを
    制御する方法。
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