JP2001032911A - オルタネータ用ローラクラッチ内蔵型プーリ装置 - Google Patents
オルタネータ用ローラクラッチ内蔵型プーリ装置Info
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- JP2001032911A JP2001032911A JP11204197A JP20419799A JP2001032911A JP 2001032911 A JP2001032911 A JP 2001032911A JP 11204197 A JP11204197 A JP 11204197A JP 20419799 A JP20419799 A JP 20419799A JP 2001032911 A JP2001032911 A JP 2001032911A
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Abstract
現する。 【解決手段】 ローラクラッチ10aを構成するクラッ
チ用保持器37の軸方向両端に設ける1対のリム部3
9、39のうちの軸方向外端寄り部分の外周面の直径
を、この部分より軸方向内側部分の外周面の直径よりも
小さくする。この小径部分の外周面と、従動プーリ7b
に内嵌固定したローラクラッチ用外輪33の内周面との
間に、ローラクラッチ10aの潤滑に十分な量のグリー
スを保持自在な、比較的大きな円環状空間44、44を
形成する。又、上記各リム部39、39の軸方向内側部
分の外周面の直径を大きくできるので、クラッチ用保持
器37で十分な強度が必要とされる部分の強度が低下す
る事はない。
Description
ータ用ローラクラッチ内蔵型プーリ装置は、自動車用の
発電機であるオルタネータの回転軸の端部に固定し、エ
ンジンのクランクシャフトの端部に固定した駆動プーリ
との間に無端ベルトを掛け渡す事により、上記オルタネ
ータを駆動する為に利用する。
て、自動車に必要な発電を行なうオルタネータの構造
が、例えば特開平7−139550号公報に記載されて
いる。図4は、この公報に記載されたオルタネータ1を
示している。ハウジング2の内側に回転軸3を、1対の
転がり軸受4、4により、回転自在に支持している。こ
の回転軸3の中間部には、ロータ5と整流子6とを設け
ている。又、この回転軸3の一端部(図4の右端部)で
上記ハウジング2外に突出した部分には、従動プーリ7
を固定している。エンジンへの組み付け状態では、この
従動プーリ7に無端ベルトを掛け渡し、エンジンのクラ
ンクシャフトにより、上記回転軸3を回転駆動自在とす
る。
単に上記回転軸3に固定しただけのものを使用してい
た。これに対して近年、無端ベルトの走行速度が一定若
しくは上昇傾向にある場合には、無端ベルトから回転軸
への動力の伝達を自在とし、無端ベルトの走行速度が低
下傾向にある場合には、プーリと回転軸との相対回転を
自在とする、オルタネータ用ローラクラッチ内蔵型プー
リ装置が各種提案され、一部で使用されている。例え
ば、特開昭56−101353号公報、特開平7−31
7807号公報、同8−61443号公報、同8−22
6462号公報、特公平7−72585号公報、フラン
ス特許公報FR2726059A1等に、上述の様な機
能を有するオルタネータ用ローラクラッチ内蔵型プーリ
装置が記載されている。又、一部ではこの様なオルタネ
ータ用ローラクラッチ内蔵型プーリ装置が、実際に使用
されている。
2号公報に記載されているオルタネータ用ローラクラッ
チ内蔵型プーリ装置を示している。このオルタネータ用
ローラクラッチ内蔵型プーリ装置は、オルタネータ1
(図4)の回転軸3に外嵌固定自在なスリーブ8を有す
る。そして、このスリーブ8の周囲に従動プーリ7a
を、このスリーブ8と同心に配置している。そして、こ
れらスリーブ8の外周面と従動プーリ7aの内周面との
間に、1対のサポート軸受9、9とローラクラッチ10
とを設けている。このうちのサポート軸受9、9は、上
記従動プーリ7aに加わるラジアル荷重を支承しつつ、
上記スリーブ8と従動プーリ7aとの相対回転を自在と
する。又、上記ローラクラッチ10は、上記従動プーリ
7aが上記スリーブ8に対して所定方向に相対回転する
傾向となる場合にのみ、この従動プーリ7aからスリー
ブ8への回転力の伝達を自在とする。
リーブ8に外嵌固定した内輪11の中間部外周面には、
ランプ部と呼ばれる複数の凹部12、12を、円周方向
に亙って等間隔に形成し、上記中間部外周面をカム面1
3としている。又、上記内輪11の両端部外周面は、上
記各サポート軸受9、9の為の内輪軌道14、14とし
ている。これに対して、上記ローラクラッチ10を構成
する、上記従動プーリ7aに内嵌固定した外輪15の内
周面は、ほぼ全長に亙り単なる円筒面としている。又、
これら内輪11及び外輪15と共に上記ローラクラッチ
10を構成する複数個のローラ16、16は、クラッチ
用保持器17に、転動及び円周方向に亙る若干の変位自
在に支持している。そして、このクラッチ用保持器17
に設けた柱部と上記各ローラ16との間にばねを設けて
いる。これら各ばねは、上記カム面13の外周面と上記
外輪15の内周面との間に形成される円筒状隙間の寸法
のうち、直径方向に亙る幅が狭くなった部分に向け、上
記各ローラ16、16を弾性的に押圧している。
蔵型プーリ装置を使用する理由は、次の通りである。例
えば、前記走行用エンジンがディーゼルエンジンであっ
た場合、アイドリング時等、低回転時にはクランクシャ
フトの回転角速度の変動が大きくなる。この結果、上記
クランクシャフトの端部に固定した駆動プーリに掛け渡
した図示しない無端ベルトの走行速度も細かく変動する
事になる。一方、この無端ベルトにより従動プーリ7a
を介して回転駆動されるオルタネータ1の回転軸3は、
この回転軸3並びにこの回転軸3に固定したロータ5及
び整流子6(図4)等の慣性質量に基づき、それ程急激
には変動しない。従って、上記従動プーリ7aを回転軸
3に対し単に固定しただけの場合には、ベルトの走行速
度低下時に上記回転軸3の回転速度がそのまま低下し、
オルタネータ1の発電効率が低下する。同時に、クラン
クシャフトの回転角速度の変動に伴い、上記無端ベルト
と従動プーリ7aとが両方向に擦れ合う傾向となる。こ
の結果、この従動プーリ7aと擦れ合う無端ベルトに、
繰り返し異なる方向の応力が作用して、この無端ベルト
と従動プーリ7aとの間に滑りが発生し易くなったり、
或はこの無端ベルトの寿命が短くなったりする原因とな
る。
低下、並びに従動プーリ7aの外周面と無端ベルトの内
周面との摩擦に基づく無端ベルトの寿命低下は、走行時
に加減速を繰り返す事によっても生じる。即ち、加速時
には無端ベルト側から従動プーリ7a側に駆動力が伝達
されるのに対し、減速時には上述の様に慣性に基づいて
回転し続けようとする従動プーリ7aに、上記無端ベル
トから制動力が作用する。この制動力に基づいて発電効
率が低下するだけでなく、この制動力と上記駆動力と
は、上記無端ベルトの内周面に対して逆方向の摩擦力と
して作用するので、やはり上記無端ベルトの寿命低下の
原因となる。特に、トラックの様に排気ブレーキを備え
た車両の場合には、アクセルオフ時に於けるクランクシ
ャフトの回転低下の減速度が著しく、上記制動力に基づ
いて上記無端ベルトの内周面に加わる摩擦力が大きくな
る結果、上記発電効率並びに寿命の低下が著しい。
て、上記オルタネータ用ローラクラッチ内蔵型プーリ装
置を使用する。これにより、上記無端ベルトの走行速度
が一定若しくは上昇傾向にある場合には、ローラクラッ
チ10を構成する各ローラ16、16が、上記内輪11
の外周面と上記外輪15の内周面との間に形成される円
筒状隙間の寸法のうち、直径方向に亙る幅が狭くなった
部分に食い込んで(ロック状態となって)、上記従動プ
ーリ7aから回転軸3への回転力の伝達を自在とする。
反対に上記無端ベルトの走行速度が低下傾向にある場合
には、上記各ローラ16、16が上記円筒状隙間のうち
の幅が広くなった部分に移動し、これら各ローラ16、
16が当該部分で転動自在となって(オーバラン状態と
なって)、上記従動プーリ7aと回転軸3との相対回転
を自在とする。即ち、上記無端ベルトの走行速度が低下
傾向にある場合には、上記従動プーリ7aの回転角速度
を上記回転軸3の回転角速度よりも遅くして、上記無端
ベルトと従動プーリ7aとの当接部が強く擦れ合う事を
防止する。この様にして、オルタネータの発電効率を確
保すると共に、従動プーリ7aと無端ベルトとの擦れ合
い部に作用する応力の方向を一定にし、この無端ベルト
と従動プーリ7aとの間に滑りが発生したり、或はこの
無端ベルトの寿命が低下する事を防止する。
する従来のオルタネータ用ローラクラッチ内蔵型プーリ
装置の場合、ローラクラッチ10の潤滑性を十分に確保
できない可能性がある。即ち、従来構造の場合、ローラ
クラッチ10の潤滑性を確保する為に、このローラクラ
ッチ10を構成するクラッチ用保持器17の形状に就い
て特に考慮していなかった。従って、従来構造では、こ
のクラッチ用保持器17の外周面と外輪15の内周面と
の間に、ローラクラッチ10を潤滑するのに十分な量の
グリースを保持する為の、十分に大きな空間を形成でき
ない可能性がある。この様に十分に大きな空間を形成で
きないと、上記ローラクラッチ10を構成する各ローラ
16、16の転動面と、これら各ローラ16、16がオ
ーバラン時に滑り接触する部材(外輪15又は内輪11
及びばね)との当接部を潤滑する為のグリースを、十分
に保持できない。この為、オーバラン時に、上記各ロー
ラ16、16の転動面と上記滑り接触する部材との間に
作用する摩擦力が大きくなり、この摩擦力に基づく発熱
が著しくなる可能性がある。この様な場合には、元々少
ないグリースが早期に熱劣化して、オルタネータ用ロー
ラクラッチ内蔵型プーリ装置の耐久性が損なわれる原因
になる。本発明は、上述の様な事情に鑑みて、十分な耐
久性の確保を有効に図るべく発明したものである。
ローラクラッチ内蔵型プーリ装置は、従来から知られて
いるオルタネータ用ローラクラッチ内蔵型プーリ装置と
同様に、オルタネータの回転軸に外嵌固定自在なスリー
ブと、このスリーブの周囲にこのスリーブと同心に配置
した従動プーリと、これらスリーブの外周面の軸方向中
間部と従動プーリの内周面の軸方向中間部との間に設
け、この従動プーリが上記スリーブに対し所定方向に相
対回転する傾向となる場合にのみ、これら従動プーリと
スリーブとの間での回転力の伝達を自在とするローラク
ラッチと、このローラクラッチを軸方向両側から挟む状
態で、上記スリーブの外周面と従動プーリの内周面との
間に設け、この従動プーリに加わるラジアル荷重を支承
しつつこれらスリーブと従動プーリとの相対回転を自在
とするサポート軸受とを備える。
ッチ内蔵型プーリ装置に於いては、上記ローラクラッチ
を構成するクラッチ用保持器の軸方向両端に設ける1対
のリム部のうちの軸方向外端寄り部分の外周面の直径
を、この部分より軸方向内側部分の外周面の直径よりも
小さくしている。
ーラクラッチ内蔵型プーリ装置の場合には、クラッチ用
保持器の軸方向両端寄り部分の外周面と、従動プーリ又
はこの従動プーリの内側に固定した外輪の内周面との間
に、十分な量のグリースを保持自在な、比較的大きな円
環状空間を形成する事ができる。従って、このグリース
により、スリーブと上記従動プーリとが相対回転するオ
ーバラン時に発生する摩擦による発熱を抑えて、上記グ
リースの熱劣化を防止し、十分な耐久性確保を図れる。
ローラクラッチ内蔵型プーリ装置の場合には、ロック時
の回転速度が最大で2万r.p.m.近くになり、オーバラン
時に上記スリーブと従動プーリとの相対回転速度が、最
大で数千r.p.m.に達する場合がある。この様な使用状態
となる用途では、従来のローラクラッチの用途では問題
とならなかった発熱が問題となる。即ち、滑り摩擦の程
度を表し発熱量に大きく影響するPV値(接触圧と滑り
速度との積)が、従来のローラクラッチの用途とは比較
にならない程大きくなる。これに対して、本発明の場合
には、ローラクラッチの潤滑に十分な量のグリースを上
記円環状空間内に保持できるので、このグリースによ
り、各ローラの転動面とこれら各ローラと滑り接触する
部材との当接部を十分に潤滑して、上記発熱を抑える事
ができる。特に、本発明の場合には、プーリ装置の使用
時に生じる遠心力に基づき、上記円環状空間内に保持し
たグリースが、上記従動プーリ又は外輪の内周面に振り
飛ばされ、この内周面に均一に広がって、上記各ローラ
と接触する軌道となる部分に移動する為、滑り速度が大
きく、摩擦による発熱が特に問題となる部分である、こ
の内周面と上記各ローラの転動面との当接部を十分に潤
滑できる。
器を構成する1対のリム部の軸方向内側部分の外周面の
直径を、軸方向外端寄り部分の外周面の直径よりも、そ
れぞれ大きくしている為、上記クラッチ用保持器のう
ち、十分な強度が必要とされる部分である、上記各リム
部と、これら両リム部同士を連結する柱部との結合部の
強度が低下する事はない。この結果、本発明によれば、
クラッチ用保持器の耐久性を損なう事なくグリースの寿
命延長を図って、プーリ装置の十分な耐久性の確保を図
れる。
の第1例を示している。本例のオルタネータ用一方向ク
ラッチ内蔵型プーリ装置は、全体を円筒状に形成して、
オルタネータの回転軸3(図4〜5参照)の端部に外嵌
固定するスリーブ8aと、このスリーブ8aの周囲にこ
のスリーブ8aと同心に配置した従動プーリ7bとを備
える。このうちのスリーブ8aは、上記回転軸3と共に
回転自在である。この為に図示の例では、上記スリーブ
8aの中間部内周面に雌ねじ部18を形成し、この雌ね
じ部18と上記回転軸3の端部外周面に形成した雄ねじ
部(図示省略)とを螺合自在としている。尚、上記回転
軸3とスリーブ8aとの相対回転を防止する為の構造
は、ねじに代えて、スプライン、或は非円筒面同士の嵌
合、キー係合等としても良い。又、上記雌ねじ部18と
雄ねじ部との螺合作業を容易にする為に、上記スリーブ
8aの一端部(図1の左端部)内周面には、六角レンチ
等の工具の先端部を係止自在な六角孔部19を形成して
いる。
プーリ7bは、その内側に次述する1対のサポート軸受
20、20及びローラクラッチ10aを装着する。又、
上記従動プーリ7bの片半部(図1の左半部)外周面
は、幅方向に亙る断面形状を波形として、ポリVベルト
と呼ばれる無端ベルトの一部を掛け渡し自在としてい
る。
外周面と上記従動プーリ7bの内周面との間に、それぞ
れが深溝型の玉軸受である、1対のサポート軸受20、
20と、1個のローラクラッチ10aとを設けている。
このうちの各サポート軸受20、20は、それぞれ外周
面に深溝型の内輪軌道21を有する内輪22と、内周面
に深溝型の外輪軌道23を有する外輪24と、上記内輪
軌道21と外輪軌道23との間に転動自在に設けた複数
個の転動体(玉)25とから成る。そして、上記外輪2
4を上記従動プーリ7bの両端寄り部分の内周面に、上
記内輪22を上記スリーブ8aの両端部外周面にそれぞ
れ全周に亙り形成した段部26、26に、それぞれ締り
嵌めにより嵌合固定している。又、この状態で上記各内
輪22は、軸方向片端縁を、上記段部26、26と上記
スリーブ8aの本体部分外周面との間の段差面27、2
7に突き当てる事で、上記各サポート軸受20、20の
上記スリーブ8aに対する軸方向に亙るずれ止めを図っ
ている。
形成した保持器28に設けた複数のポケット29内に、
転動自在に保持している。又、上記各内輪22の両端部
外周面と上記外輪24の両端部内周面との間には、それ
ぞれシールリング30、30を設けている。そして、こ
れら各シールリング30、30により、外部から上記複
数個の転動体25が存在する空間内への異物の進入防止
を図ると共に、上記各サポート軸受20、20内に存在
するグリースが外部に漏洩するのを防止している。
為、上記スリーブ8aの軸方向中間部外周面にローラク
ラッチ用内輪31を、締まり嵌めにより外嵌固定してい
る。このローラクラッチ用内輪31は、軸受鋼等の硬質
金属製の板材又はSCM415等の浸炭鋼の板材により
全体を円筒状に形成し、外周面はカム面32としてい
る。
にはローラクラッチ用外輪33を、締まり嵌めにより内
嵌固定している。やはり軸受鋼等の硬質金属製の板材又
はSCM415等の浸炭鋼の板材にプレス加工を施す等
により、全体を円筒状に形成したローラクラッチ用外輪
33は、軸方向両端部に、それぞれ内向フランジ状の鍔
部34a、34bを形成している。尚、これら両鍔部3
4a、34bのうち、一方(図1の左方)の鍔部34a
は、他の構成各部材と組み合わせる以前に形成する為、
上記ローラクラッチ用外輪33の本体部分と同様の厚さ
寸法を有する。これに対して、他方(図1の右方)の鍔
部34bは、他の構成各部材と組み合わせた後に形成す
る為、薄肉にしている。この様な各鍔部34a、34b
の軸方向外側面は、前記各サポート軸受20、20を構
成する外輪24、24の内端面に、それぞれ当接若しく
は微小隙間を介して近接対向させている。
面の複数個所に、ランプ部と呼ばれ、深さが円周方向に
関して所定方向に向かう程大きくなる凹部35、35
を、それぞれこのローラクラッチ用内輪31の軸方向に
亙り、円周方向に亙り互いに等間隔で形成して、このロ
ーラクラッチ用内輪31の外周面を前記カム面32とし
ている。このローラクラッチ用内輪31の外周面と上記
ローラクラッチ用外輪33の内周面との間には、円筒状
隙間45が形成されるが、この円筒状隙間45の寸法の
うち、上記ローラクラッチ用外輪33の直径方向に関す
る幅寸法は、上記各凹部35に対応する部分ではこの円
筒状隙間45内に設ける複数個のローラ36の外径より
も大きく、これら各凹部35から外れた部分ではこれら
各ローラ36の外径よりも小さい。
ーラクラッチ用外輪33の内周面とローラクラッチ用内
輪31の外周面との間に、合成樹脂により籠型円筒状に
形成したクラッチ用保持器37と、それぞれが複数ずつ
の上記ローラ36及びばね38、38とを設けている。
このうちのクラッチ用保持器37は、それぞれが円環状
である1対のリム部39、39と、これら両リム部3
9、39同士を連結する複数の柱部40、40とから成
る。そして、上記各リム部39、39の内側面と各柱部
40、40の側面とにより四周を囲まれた部分を、上記
各ローラ36を転動並びに円周方向に亙る若干の変位自
在に保持する為の、複数のポケット41、41としてい
る。そして、上記各リム部の内周面複数個所に形成した
凸部42、42を、上記ローラクラッチ用内輪31の外
周面に形成した凹部35、35に係合させる事により、
このローラクラッチ用内輪31に対する相対回転を不能
に装着している。尚、上記クラッチ用保持器37の軸方
向両端面は、上記両鍔部34a、34bの軸方向内側面
に、それぞれ近接対向させている。又、上記各ばね3
8、38は、上述の様なクラッチ用保持器37を構成す
る柱部40、40と、上記各ローラ36との間に設け、
これら各ローラ36を、円周方向に関して同じ方向(図
2の左方向)に、弾性的に押圧している。
保持器37の軸方向両端に設ける1対のリム部39、3
9のうちの軸方向外端寄り部分の外周面の直径を、この
部分より軸方向内側部分の外周面の直径よりも小径にし
ている。従って、上記各リム部39、39の外端寄り部
分の外周面と上記ローラクラッチ10aを構成するロー
ラクラッチ用外輪33の両端部内周面との間には、それ
ぞれ比較的大きな円環状空間44、44が形成される。
用ローラクラッチ内蔵型プーリ装置は、ローラクラッチ
10aが、ローラクラッチ用外輪33を内嵌固定した従
動プーリ7bとスリーブ8aを外嵌固定した回転軸3と
の間で、所定方向の回転力のみを伝達する。例えば、図
2でローラクラッチ用内輪31が固定で、ローラクラッ
チ用外輪33のみが回転すると仮定すれば、このローラ
クラッチ用外輪33が同図の時計方向に回転する場合に
は、各ローラ36がこのローラクラッチ用外輪33の内
周面から受ける力に基づき、各ばね38、38の弾力に
抗して、図2に実線で示す様に、前記各凹部35、35
が深くなった側に変位する傾向になる。そして、上記各
ローラ36が、前記円筒状隙間45内で転動可能な状態
となって、上記ローラクラッチ用外輪33とローラクラ
ッチ用内輪31との間で回転力の伝達が行なわれなくな
る、所謂オーバラン状態となる。反対に、このローラク
ラッチ用外輪33が図2の反時計方向に回転する場合に
は、上記各ローラ36が、上記ローラクラッチ用外輪3
3の内周面から受ける力と上記各ばね38、38の弾力
とに基づき、図2に鎖線で示す様に、上記各凹部35、
35が浅くなった側にくさび状に食い込み、上記ローラ
クラッチ用外輪33とローラクラッチ用内輪31とを一
体的に結合して、これらローラクラッチ用外輪33とロ
ーラクラッチ用内輪31の間で回転力の伝達を自在とす
る、所謂ロック状態となる。
プーリ7bに掛け渡した無端ベルトとこの従動プーリ7
bとの擦れ合い部に作用する応力の方向を一定にして、
この無端ベルトと従動プーリ7bとの間に滑りが発生し
たり、或はこの無端ベルトの寿命が低下する事を防止で
きる。又、エンジンの回転速度が低下し、無端ベルトの
走行速度が低下傾向にある場合に、スリーブ8aと従動
プーリ7bとの相対回転が自在となる(オーバラン状態
となる)為、エンジンの回転速度の変動に拘らず、上記
オルタネータの回転軸3を、この回転軸3自身並びにこ
の回転軸3に固定したロータ5や整流子6(図4)等の
回転慣性力に基づき、或る程度高回転で回転させ続ける
事ができて、このオルタネータの発電効率を向上させる
事ができる。
ッチ内蔵型プーリ装置の場合には、クラッチ用保持器3
7の軸方向両端寄り部分外周面と、従動プーリ7b又は
この従動プーリ7bの内側に固定したローラクラッチ用
外輪33の内周面との間に、十分な量のグリースを保持
自在な、比較的大きな円環状空間44、44を形成する
事ができる。従って、これら各円環状空間44内に保持
したグリースにより、スリーブ8aと上記従動プーリ7
bとが相対回転するオーバラン時に於ける摩擦に基づく
発熱を抑えて、上記グリースの熱劣化を防止し、十分な
耐久性確保を図れる。
10aの潤滑に十分な量のグリースを、上記円環状空間
44、44内に保持できるので、このグリースにより、
上記各ローラ36の転動面と、これら各ローラ36が滑
り接触する部材との当接部を十分に潤滑して、上記発熱
を抑える事ができる。特に、本発明の場合には、プーリ
装置の使用時に生じる遠心力に基づき、上記各円環状空
間44、44内に保持したグリースが、上記ローラクラ
ッチ用外輪33の内周面に振り飛ばされ、この内周面に
均一に広がって、上記各ローラと接触する軌道となる部
分に移動する為、滑り速度が大きく、摩擦による発熱が
特に問題となる部分である、この内周面と上記各ローラ
36の転動面との当接部を十分に潤滑できる。
器37を構成する1対のリム部39、39の軸方向内側
部分の外周面の直径を、軸方向外端寄り部分の外周面の
直径よりも大きくしている為、このクラッチ用保持器3
7のうち、十分な強度が必要とされる部分である、上記
各リム部39、39と、これら各リム部39、39同士
を連結する各柱部40、40との結合部の強度が低下す
る事はない。即ち、オーバラン時には、各ローラ36が
各ばね38、38の弾力に抗して移動する為、上記各柱
部40、40にはこれら各ばね38、38の弾力に基づ
く荷重が付与される。従って、これら各柱部40、40
と各リム部39、39との結合部には十分な強度を確保
する事が必要とされる。これに対して、本発明の場合に
は、上記各リム部39、39の軸方向内側部分の外周面
の直径を大きくしているので、上記結合部の強度が低下
する事はない。この結果、本発明によれば、クラッチ用
保持器37の耐久性を損なう事なく、プーリ装置の十分
な耐久性の確保を図れる。
端部(図1の左端部)内周面に、サポート軸受20、2
0を構成する外輪24、24の外径よりも大きな直径を
有する大径部46を形成している。そして、1対のサポ
ート軸受20、20のうち、一方(図1の左方)のサポ
ート軸受20を構成する外輪24は、上記従動プーリ7
bの内周面のうち、上記大径部46よりも軸方向内側に
ずれた部分に嵌合固定している。上記一方のサポート軸
受20を構成する外輪24は上記従動プーリ7bの内周
面に、同じく内輪22はスリーブ8aの外周面に、それ
ぞれ締め代を持った締り嵌めにより嵌合固定するが、上
述の様に従動プーリ7bの内周面に大径部46を形成し
た本例の場合には、上記外輪24を締り嵌めにより嵌合
する際に、この外輪24を上記従動プーリ7bに、締め
代を持たせた状態で移動させる長さを短くできる。従っ
て、1対のサポート軸受20、20同士の間で、これら
両サポート軸受20、20に装着したシールリング3
0、30により両端を密に塞がれた、前記ローラクラッ
チ10aが存在する空間内の圧力が、過度に高くなる事
が防止される。この為、上記各サポート軸受20、20
に装着した各シールリング30、30のシールリップが
めくれる事を防止できる。
例を示している。本例の場合には、ローラクラッチ10
aを構成するクラッチ用保持器37aの軸方向一端部
(図3の左端部)内周面に、直径方向内方に向け突出す
る係止突部47を、全周に亙り形成している。一方、こ
のクラッチ用保持器37aの軸方向他端部(図3の右端
部)内周面には、直径方向内方に向け突出する、それぞ
れが鉤形である複数の係止片48を、円周方向に亙り間
欠的に形成している。
ッチ用内輪31の周囲に装着する際には、このクラッチ
用保持器37aを構成する複数の係止片48を、直径方
向外方に向け弾性的に変形させつつ、このクラッチ用保
持器37aを、上記各係止片48を設けた側から上記ロ
ーラクラッチ用内輪31に外嵌する。そして、上記係止
突部47の内側面を上記ローラクラッチ用内輪31の片
端縁(図3の左端縁)に突き当てる。この状態では、上
記各係止片48が弾性的に復元して、これら各係止片4
8と上記ローラクラッチ用内輪31の他端縁(図3の右
端縁)とが係合する。この為、本例の場合には、上記ロ
ーラクラッチ用内輪31の軸方向長さを、上記クラッチ
用保持器37aの自由状態での、上記係止突部47と各
係止片48との内側面同士の間隔とほぼ同じか、この間
隔よりも若干小さくしている。
aを上記ローラクラッチ用内輪31に外嵌すれば、この
クラッチ用保持器37aが上記ローラクラッチ用内輪3
1に対して軸方向にずれ動く事がなくなる。上記ローラ
クラッチ用内輪31はスリーブ8aの中間部外周面に外
嵌固定しているので、このスリーブ8aに対して上記ク
ラッチ用保持器37aが軸方向にずれ動く事もなくな
る。この結果、このクラッチ用保持器37aの軸方向両
端面と、従動プーリ7bに内嵌固定したローラクラッチ
用外輪33の軸方向内側面とが、オーバラン時に摺動接
触する事を防止して、この摺動接触に基づく発熱や、こ
の発熱に基づく上記クラッチ用保持器37aの熱変形を
防止できる。その他の構成及び作用に就いては、上述し
た第1例の場合と同様である為、同等部分には同一符号
を付して重複する説明を省略する。
内蔵型プーリ装置は、以上に述べた通り構成され作用す
るので、十分な耐久性の確保を図れる。
図。
す断面図。
ラッチ内蔵型プーリ装置の1例を示す断面図。
Claims (1)
- 【請求項1】 オルタネータの回転軸に外嵌固定自在な
スリーブと、このスリーブの周囲にこのスリーブと同心
に配置した従動プーリと、これらスリーブの外周面の軸
方向中間部と従動プーリの内周面の軸方向中間部との間
に設け、この従動プーリが上記スリーブに対し所定方向
に相対回転する傾向となる場合にのみ、これら従動プー
リとスリーブとの間での回転力の伝達を自在とするロー
ラクラッチと、このローラクラッチを軸方向両側から挟
む状態で、上記スリーブの外周面と従動プーリの内周面
との間に設け、この従動プーリに加わるラジアル荷重を
支承しつつこれらスリーブと従動プーリとの相対回転を
自在とするサポート軸受とを備えたオルタネータ用ロー
ラクラッチ内蔵型プーリ装置に於いて、上記ローラクラ
ッチを構成するクラッチ用保持器の軸方向両端に設ける
1対のリム部のうちの軸方向外端寄り部分の外周面の直
径を、この部分より軸方向内側部分の外周面の直径より
も小さくした事を特徴とするオルタネータ用ローラクラ
ッチ内蔵型プーリ装置。
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Applications Claiming Priority (1)
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Family Applications (1)
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002101256A1 (en) * | 2000-03-28 | 2002-12-19 | Nsk Ltd. | One-way clutch built-in type rotation transmission device |
WO2003027539A1 (fr) * | 2001-09-21 | 2003-04-03 | Nsk Ltd. | Procede d'assemblage d'un dispositif de poulie du type a roue libre incorporee |
WO2003029695A1 (fr) * | 2001-09-17 | 2003-04-10 | Nsk Ltd. | Dispositif de poulie du type roue libre a rouleaux incorporee et procede d'assemblage de celui-ci |
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-
1999
- 1999-07-19 JP JP20419799A patent/JP4269415B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US6957728B2 (en) | 2001-09-17 | 2005-10-25 | Nsk Ltd. | Pulley apparatus with built-in roller clutch and the assembly method thereof |
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EP1429052A4 (en) * | 2001-09-21 | 2005-01-19 | Nsk Ltd | METHOD FOR ASSEMBLING INCORPORATED FREEWHEEL TYPE PULLEY DEVICE |
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---|---|
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